JP2002503321A - ディスクブレーキアッセンブリに関する改良 - Google Patents

ディスクブレーキアッセンブリに関する改良

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JP2002503321A
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Abstract

(57)【要約】 円形のボア内で作動する単一の環状ピストン本体(20)を使用して、一対の環状パッドアッセンブリ(102、103)のうちの第1パッドアッセンブリをロータアッセンブリ(101)に押し付ける、車輛用ブレーキアッセンブリを開示する。ブレーキは、ボール(35)を介して前進プレート(40)に作用する回転プレート(30)含むボール−傾斜部機構を備えている。前進プレート(40)は、ピストン(20)の周壁と螺合した調節リング(50)に作用を及ぼす。調節リング(50)をピストン(20)に対して回転させることによって、制動隙間を調節できる。ブレーキの自動調節が可能になるように調節リング(50)自動的に回転させることができるようにするため、調節装置(60)が設けられている。この調節装置(60)は、好ましくは、ばねクラッチ(67)を介して連結された第1及び第2の嵌め歯(63、65)を含み、回転プレート(30)に設けられた歯と調節プレート(50)に設けられた歯との間に作用を及ぼす。手動式調節装置(70)もまた開示してある。単一のアクチュエータでロータ(101)の周囲に圧力を均等に加える。これには、多数のアクチュエータを同期させる困難を伴わない。

Description

【発明の詳細な説明】 ディスクブレーキアッセンブリに関する改良 本発明は、車輛用ディスクブレーキアッセンブリに関し、このディスクブレー キアッセンブリは、ロータの両面と係合するための摩擦ライニングを備えたパッ ドアッセンブリが、ロータの周縁に亘って延びるキャリヤの両アームに取り付け られており、一方のアームに設けられた作動機構が、一方のパッドアッセンブリ を隣接したロータ表面に押し付けるようになっており、他方のパッドアッセンブ リは、作動機構の反作用により、反対側のロータ表面に押し付けられる種類の、 車輛用ディスクブレーキアッセンブリである。 キャリヤのアームとロータとの間の相対的移動を可能にするため、キャリヤを スライディングピンに取り付けることは周知である。このようなブレーキアッセ ンブリでは、作動機構を適用することによって一方のパッドアッセンブリをロー タに押し付け、これによって発生した反作用力がキャリヤを移動して他方のパッ ドをロータと接触させる。 別の態様では、キャリヤは、ブレーキアッセンブリを支持するハブに対して固 定されているのがよく、ロータは、ハブに対して僅かに移動するようになってい るのがよい。この場合、作動機構を適用すると、一方のパッドが移動してロータ と接触し、これによってロータを他方のパッドアッセンブリに向かって移動し、 このアッセンブリと係合させる。この構成は、本発明で使用するための好ましい 選択である。 ブレーキの作動を滑らかにするため、ブレーキが不作動時のパッドアッセンブ リとロータとの間の制動隙間を小さくしなければならない。摩擦ライニングの摩 耗に従ってこの隙間が大きくなり、この増大した摩耗を補償して一貫したブレー キ作動を確保することが必要である。 高性能ブレーキアッセンブリでは、ブレーキのロータと隙間との間での熱の発 生が過剰になる。ロータ−パッドアッセンブリでカーボン等の材料を使用するこ とにより、このような問題点を緩和できるが、ブレーキの設計を簡単にしながら 良好なレベルの制動力を確保するため、ロータの全体又は部分に亘って作用する 環状パッドアッセンブリを使用することが提案されている。 環状パッドアッセンブリを使用することに伴う主な困難は、簡単に最少の部品 を使用して環状パッドアッセンブリをロータに均等に押し付けられるようにする ことである。 環状パッドアッセンブリを使用した高性能ブレーキアッセンブリを製造する上 での必要条件を満たすため、本発明者は、実質的に均等な制動力をロータの周囲 に亘って発生できる環状ピストンを作動機構として使用することを提案する。 本発明によれば、上文中に言及した種類の車輛用ブレーキアッセンブリにおい て、作動機構は、 同心の内壁及び外壁によって第1アームに画成された環状ボア内で作動し、制 動隙間を決定する引込み位置と前進ブレーキ適用位置との間で移動自在の環状ピ ストンと、 壁間の環状空間内に収容されており、ピストンと第1アームとの間で作用し、 ブレーキ適用位置ではピストンをロータに押圧して制動を加えるボール−傾斜部 アッセンブリと、 壁の一方と螺合した環状調節リングであって、作動機構は、この環状調節リン グを通して作用をピストンに及ぼす、環状調節リングと、 リングをピストンに関して回転させ、ピストンをロータに向かって相対的に前 進させて摩擦ライニングの摩耗を補償することにより、制動隙間が実質的に一定 である引込み位置にピストンを維持するようになった調節装置とを有する。 ロータと実質的に同心に整合したパッドアッセンブリをロータに押し付ける環 状ピストンを提供することによって、パッドアッセンブリがロータ周囲に亘って 均等に押し付けられるようにできる。これにより更に均等に押し付けられるため 、多数のピストンを使用する場合の、各ピストンの前進速度を同期させる何等か の方法が必要であるという潜在的問題点が解決する。部品点数も少なくなり、信 頼性が向上し、価格が下がる。 好ましくは、単一の連続した環状摩擦ライニングを持つ環状パッドアッセンブ リが使用される。勿論、環状パッドアッセンブリは、ロータの周囲に亘って間隔 が隔てられた多数のパッドセグメント(即ち不連続摩擦面)を含んでもよい。 ボール−傾斜部機構は、一つの有利な構成では、少なくとも一つの回転プレート と、環状リングでできた一つの前進プレートとを含む。ボール−傾斜部アッセン ブリの回転作動時に、回転プレートがその軸線を中心として回転することにより 、第1アームによって回転しないようにされた前進プレートを摩擦ライニングに 向かって前進させる。この前進プレートは、調節リングに作用を及ぼし、ピスト ンをロータに向かって前進させるようになっている。ピストンが回転しないよう にするため、ピストンに設けられたラグがキャリヤに設けられたキー溝と協働す るのがよい。 ボール−傾斜部機構の作動により、ピストンをロータに向かって前進させる前 に前進プレートをピストンに向かって前進させることができるということは理解 されよう。次いで、パッドアッセンブリ間で軸線方向に移動させることができる ロータを摩擦ライニングによって移動させる。両摩擦ライニングをロータに押し 付けるのに必要な前進プレートの軸線方向移動量は、制動隙間に応じて決まる。 摩擦ライニングが摩耗するに従って、ブレーキと係合するために必要な移動量が 大きくなり、従って、前進プレートの移動量は小さな隙間におけるよりも大きな 隙間において、大きい値となる。 制動隙間の自動調節を容易にするため、調節リングをピストンに対して回転す るようになった自動式調節装置が設けられている。前進プレートが調節リングを 通してピストンに作用を及ぼすため、前進リングをピストンに対して回転させる ことによってリングと調節プレートとの間の間隔を変化させることができる。こ れにより、調節リングがピストンのねじ山に沿って移動するときにピストンを前 進プレートの所与の位置まで前進させる。 調節リングを自動的に回転させて摩擦材料の摩耗を補償し、制動隙間を一定に 維持するため、最も好ましい実施例では、調節装置は、ばね手段によって連結さ れた軸線方向にずらしてある第1及び第2の嵌め歯を有し、ばね手段により嵌め 歯間でばね力に抗して相対回転でき、第1嵌め歯はボール−傾斜部アッセンブリ の回転プレートとともに作動し、第2嵌め歯は調節リングとともに作動する。 第1及び第2の嵌め歯間の連結装置は、双方向クラッチである。このクラッチ は、制動中に回転プレートの回転によって第1嵌め歯に加えられた駆動方向では 、 調節リングを制動隙間を減少する方向に回転するのに十分なトルクが第2嵌め歯 を介して調節リングに伝達されるがそれでも制動隙間があるように構成されてい る。制動隙間をなくした後、ブレーキの摩擦力は、調節リングを制動隙間を減少 する方向に回転させるのに十分なトルクが第2嵌め歯を介して調節リングにもは や伝達されないレベルまで増大する。かくして、クラッチが滑ることによって第 1及び第2の嵌め歯が調節なしで相対的に回転できる。ブレーキを離していると き、回転プレートの回転方向では、第2嵌め歯を介して調節リングに伝達される トルクは、制動隙間を大きくする方向に調節リングを回転するには不十分であり 、及びかくして調節リングは回転しない。 好ましくは、嵌め歯のいずれか又は両方の歯の噛み合いとその協働部品との間 に回転隙間がある。この隙間は、前進プレートを所期の制動隙間と同じだけ軸線 方向に移動する回転プレートの回転量と等しい。 自動調節装置の作動は以下に説明するように行われる。ブレーキの作動中、回 転プレートがキャリヤに対して回転し、この際、前進プレートをロータに向かっ て前進する。前進プレートが所期の制動隙間と同じだけ前進した後、自動調節装 置が調節リングを積極的に回転駆動する。 別の改良では、ブレーキを手動で再設定できるようにする手動式調節装置が設 けられている。再設定は、例えば、摩耗したパッドを新たなパッドと交換する修 理後に行われる。この場合、調節リングをピストンに沿って再設定する必要があ る。手動式調節装置は、自動式調節装置の第2嵌め歯と協働するか或いは調節リ ングと直接協働する嵌め歯が設けられた軸線方向ボルトを含む。 自動式調節装置の第1嵌め歯は、回転プレートの周囲の少なくとも一部に設け られた歯と協働する。第2嵌め歯は、調節リングの外周又は内周のいずれかの歯 が設けられた部分と協働する。 高温での制動を改良するためには、パッドアッセンブリはカーボン製摩擦ライ ニングを持つのがよい。ロータもまたカーボン製ロータでできているのがよい。 冷却を補助するため、キャリヤの二つのアーム間にベントを設け、ロータ及びパ ッドアッセンブリを横切る空気流を改善できるようにするのがよい。 次に、本発明の二つの実施例を添付図面を参照して単なる例として説明する。 第1(a)図は、本発明の一実施例のキャリヤ、パッドアッセンブリ、ロータ 、及びピストンの引っ込め位置での相対的な位置を示す概略図であり、 第1(b)図は、第1(a)図のブレーキの部分切断斜視図であり、 第2図は、パッドアッセンブリ及びロータを省略した第1(a)図に示すブレ ーキの更に詳細な断面図であり、 第3図は、第2図に示すブレーキアッセンブリの平面図であり、 第4図は、本発明によるブレーキの第2実施例の詳細断面図であり、 第5図は、第2実施例のブレーキの平面図であり、 第6図は、制動隙間の自動調節及び手動調節の両方用の調節装置の可能な構成 を示す概略図である。 本発明による車輛用ブレーキの簡単な概略図を第1(a)図に示す。 ブレーキアッセンブリ1は、第1及び第2の向き合ったアーム11、12を持 つキャリヤ10を含む。ブレーキの作用を受ける車輛のアクスルのハブ100は 、ブレーキディスク101を、ハブに対して軸線方向に移動できるように、スプ ライン104上に支持するか或いはスライディングピン(図示せず)上に支持す る。キャリヤ10は、第1及び第2のアーム11、12がブレーキディスク10 1の両側に配置されるように構成されている。第1ブレーキパッドアッセンブリ 102が第1アーム11に設けられている。第2アーム12に設けられたボア2 1内で作用する環状ピストン20が設けられており、第2ブレーキパッド103 がこのピストン20によって支持されている。ピストンは、内周壁22及び外周 壁23を含み、環状ボア21内で作用する。第1及び第2のパッドアッセンブリ 102、103は、ブレーキの作動時にブレーキディスク101と接触して制動 摩擦力を発生するようになっている。ピストン20は、比較的大きな寸法を持つ ピストンであり、環状ブレーキパッドアッセンブリをブレーキディスクに対して 実質的に同心に支持するようになっている。 使用にあたっては、ブレーキを作動することによって環状ピストン20を第2 アーム12のボア内で前進させ、第2パッド103をブレーキディスク101の 表面と係合させる。その後、アーム12とピストン20との間で発生する反作用 力によりロータ101を軸線方向に第1ブレーキパッド102に向かって変位し 、 ロータ101の両面を二つのパッドアッセンブリ102、103間にクランプす る。環状パッドを使用するため、ブレーキディスク101の全周に亘って均等な 制動圧力を発生できる。 第2図は、本発明によるブレーキアッセンブリの提案された実施例の更に詳細 な図を示す。明瞭化を図るため、ブレーキディスク101及びブレーキパッド1 02、103は示してない。ブレーキアッセンブリの別の平面図が第3図に示し てある。 ピストン20は、ボール−傾斜部アッセンブリの作用を受けて第2アーム12 のボア21内で移動される。レバーアーム31が、回転シャフト32を介してボ ール−傾斜部アッセンブリに連結されている。回転シャフトには、フィンガ33 に作用を及ぼすカム部分が設けられている。フィンガ33は、傾斜部機構に設け られた半径方向に突出したラグ34に作用を及ぼし、ボール−傾斜部アッセンブ リを作動する。ボール−傾斜部アッセンブリは、環状回転プレート30を含む。 レバー31を作動してボール−傾斜部アッセンブリを賦勢すると、回転プレート がその軸線を中心として回転し、離間ボール35を介して前進プレート40をキ ャリヤの第2アーム12に対して軸線方向に移動する。前進賦勢プレート40の 前進は、ピストン20の一方の壁と螺合した調節リング50に作用を及ぼすよう になっている。かくして、前進プレート40が第2アーム12から遠ざかる方向 に軸線方向に移動するとき、ピストン20が前進して、ブレーキ作用を加える。 環状回転プレート30は、ボールベアリング(第4図に示す)を通して前進賦勢 プレート40に作用を及ぼし、プレート30、40間の摩擦を減少する。 使用に当たっては、パッドアッセンブリ102、103とブレーキディスク1 01との間に少量の隙間を提供する必要がある。勿論、パッドアッセンブリの摩 耗に従ってこの隙間は必然的に増大し、そのため、隙間を調節するため、調節手 段60が設けられている。 調節手段60を添付図面の第6図に詳細に示す。調節手段60により、ブレー キのところでの隙間の量を自動的に設定できる。 調節手段60は、周囲に亘って歯63が設けられた環状ホイール62を支持す る円筒形部材61を有する。ホイール62は、部材61を中心として自由に回転 する。歯63は、回転プレート30の周囲部分に設けられた歯31と係合する。 円筒形部材61は、調節リング50の周囲部分に設けられた歯52と係合する周 囲歯66を持つ第2環状ホイール65を支持する。この第2ホイール65は、部 材61に対して回転しないように固定されている。第1及び第2のホイール62 、65は、螺旋状クラッチばね67を介して連結されており、両部材は、ばね6 7の軸線と一致する共通の回転軸線を有する。 ホイール63とホイール65との間の連結手段は、一方の方向で高トルクであ り且つ他方の方向で低トルクであるクラッチばね手段である。このクラッチばね は、ブレーキ作用を加えているとき、調節リングを制動隙間を減少する方向に制 動隙間がなくなるまで回転させるのに十分なトルクが調節リング50に伝達され るように構成されている。制動隙間が無くなった後、ブレーキの摩擦力は、制動 隙間を減少する方向に調節リングを回転するのに十分なトルクがもはや調節リン グ50に伝達されないレベルまで上昇する。かくしてクラッチが滑り、ホイール 65及びホイール63は、調節なしで相対的に回転する。 ブレーキが離してあるときの回転プレートの回転方向では、クラッチばね67 を介して調節リング50にホイール67を介して伝達されるトルクは、調節リン グを制動隙間を増大する方向に回転するには不十分であり、及びかくして、調節 リングは回転しない。 ホイール63、65のいずれか又は両方の歯の噛み合いと、これらのホイール と協働する歯52、31との間には回転隙間がある。この隙間は、前進プレート 40を所期の制動隙間と同じだけ軸線方向に移動する回転プレート30の回転と 等価である。 自動調節装置の作動は以下の通りに行われる。ブレーキの作動時に、回転プレ ート30がキャリヤ12に対して回転し、この際、前進プレート40がロータに 向かって前進する。前進プレートが所期の制動隙間と同じだけ前進した後、自動 調節装置が調節リングを積極的に回転駆動する。制動隙間が大き過ぎる場合には 、調節リング50が回転し、及びかくして制動隙間を、この制動隙間がなくなる まで減少する。幾つかのブレーキの用途では、制動隙間を所望のレベルまで減少 することが必要である。 螺旋状クラッチばねの使用に限定されない上文中に説明した自動調節装置の他 に、手動式調節装置70を設けるのがよい。これを第6図に詳細に示す。 手動式調節装置70は、歯74を持つ嵌め歯73が一端に配置された細長い軸 線方向ロッド71を含む。歯74は、自動調節装置の歯66と係合している。オ ペレータがホイール65を設定し直し、及び従って、調節リング50を後方に戻 すことができるように、六角形ナット72又はソケットが手動式調節装置70の 他端に設けられている。 勿論、第1図乃至第6図に示す車輛用ブレーキアッセンブリに幾つかの可能な 変更を本発明の範疇で行うことができるということは理解されよう。 第2図及び第3図では、調節リング50は、ピストン20の内周壁22の外面 と係合するように示してある。しかしながら、第4図及び第5図に示すように、 調節リングは、ピストン20の外周壁23の内面と係合するようにしてもよい。 更に、調節手段60の入力レバー31に対する位置は、空間上の必要条件に合わ せて変化させることができる。 調節装置60、70は、本発明の範疇で更に変化させることができる。例えば、 螺旋状クラッチばね67の代わりに、その端部に亘って捩じり力が加えられた場 合に双方向で変化する捩じり力を発生する任意の他の装置を使用できる。手動式 調節装置70は、自動式調節装置60のホイール65を通してでなく、調節リン グ50に作動を直接的に及ぼすようになっているのがよく、費用節減が所望であ る場合には、省略できる。別の態様では、調節装置の部分として一体化でき、円 筒形部材61の端部の賦形部分で直接的に駆動できるのがよい。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 周囲に圧力を均等に加える。これには、多数のアクチュ エータを同期させる困難を伴わない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ロータ(101)の両面と係合するための摩擦ライニングを備えたパッドア ッセンブリ(102、103)が、前記ロータ(101)の周縁に亘って延びる キャリヤ(10)の両アーム(11、12)に取り付けられており、前記アーム の一方に設けられた作動機構が、前記パッドアッセンブリ(102、103)一 方を前記ロータの隣接した面に押し付けるようになっており、他方のパッドアッ センブリは前記作動機構の反作用により前記ロータの反対側の面に押し付けられ る、車輛用ディスクブレーキアッセンブリ(1)において、前記作動機構は、 前記アーム(11、12)のうちの一方に同心の内壁及び外壁(22、23) によって画成された環状ボア(21)内で作動し、制動隙間を決定する引込み位 置と前進ブレーキ適用位置との間で移動自在の環状ピストン(20)と、 前記壁(22、23)間の環状空間内に収容されており、前記ピストン(20 )と前記一方のアームとの間で作用し、前記ブレーキ適用位置では、前記ピスト ンを前記ロータ(101)に押圧して制動を加えるボール−傾斜部アッセンブリ と、 前記壁の一方と螺合した環状調節リング(50)であって、前記作動機構は、 この環状調節リングを通して前記ピストン(20)に作用を及ぼす、環状調節リ ング(50)と、 前記リングを前記ピストンに関して回転させ、前記ピストン(20)を前記ロ ータ(101)に向かって相対的に前進させて前記摩擦ライニングの摩耗を補償 することにより、制動隙間が実質的に一定である引込み位置に前記ピストンを維 持する調節装置とを有する、ことを特徴とするディスクブレーキアッセンブリ。 2.前記パッドアッセンブリ(102、103)は、単一の連続した環状摩擦ラ イニングを持つ環状パッドアッセンブリを含む、ことを特徴とする請求項1に記 載のディスクブレーキアッセンブリ。 3.前記ボール−傾斜部機構は、少なくとも一つの回転プレート(30)と、環 状リングでできた一つの前進プレート(40)とを含み、これによって、前記ボ ール−傾斜部アッセンブリの回転作動時に、前記回転プレート(30)がその軸 線を中心として回転することにより、前記第1アームによって回転しないように された前進プレート(40)を前記摩擦ライニングに向かって前進させる、こと を特徴とする請求項1又は2に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 4.前記前進プレートは、前記調節リングに作用を及ぼすようになっている、こ とを特徴とする請求項3に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 5.前記ピストンに設けられたラグが前記キャリヤに設けられたキー溝と協働し 、前記ピストンが回転しないようにする、ことを特徴とする請求項1乃至4のう ちのいずれか一項に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 6.前記調節リングを前記ピストンに対して回転するようになった自動式調節装 置(60)が設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれ か一項に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 7.前記調節装置は、ばね手段によって連結された軸線方向にずらしてある第1 及び第2の嵌め歯(62、65)を有し、前記ばね手段により前記嵌め歯間でば ね力に抗して相対回転でき、第1嵌め歯は前記ボール−傾斜部アッセンブリの前 記回転プレート(30)とともに作動し、前記第2嵌め歯は前記調節リング(5 0)とともに作動する、ことを特徴とする請求項6に記載のディスクブレーキア ッセンブリ。 8.前記第1及び第2の嵌め歯間の連結装置は、双方向クラッチである、ことを 特徴とする請求項7に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 9.前記クラッチは、制動中に前記回転プレートの回転によって第1嵌め歯に加 えられた駆動方向では、前記調節リングを前記制動隙間を減少する方向に回転す るのに十分なトルクが第2嵌め歯を介して前記調節リングに伝達されるが、それ でも制動隙間があるように構成されている、ことを特徴とする請求項8に記載の ディスクブレーキアッセンブリ。 10.前記嵌め歯(62、65)のいずれか又は両方の歯の噛み合いとその協働 部品との間に、前進プレートを所期の制動隙間と同じだけ軸線方向に移動する前 記回転プレートの回転量と等しい回転隙間が提供される、ことを特徴とする請求 項8又は9に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 11.ブレーキを手動で再設定できるようにする手動式調節装置(70)が設け られている、ことを特徴とする請求項7、8、又は9に記載のディスクブレーキ アッセンブリ。 12.前記手動式調節装置(70)は、前記自動式調節装置(60)の前記第2 嵌め歯と協働するか或いは前記調節リング(50)と直接協働する嵌め歯(73 )が設けられた軸線方向ボルト(71)を含む、ことを特徴とする請求項11に 記載のディスクブレーキアッセンブリ。 13.前記自動式調節装置の前記第1嵌め歯は、前記回転プレートの周囲の少な くとも一部に設けられた歯と協働する、ことを特徴とする請求項7乃至12のう ちのいずれか一項に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 14.前記第2嵌め歯は、前記調節リングの外周又は内周のいずれかの歯が設け られた部分と協働する、ことを特徴とする請求項7乃至13のうちのいずれか一 項に記載のディスクブレーキアッセンブリ。 15.前記パッドアッセンブリはカーボン製摩擦ライニングを有し、前記ロータ はカーボン製ロータを含む、ことを特徴とする請求項1乃至14のうちのいずれ か一項に記載のディスクブレーキアッセンブリ。
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