JP2002502981A - 蓄圧タンクおよび加圧流体の準備方法 - Google Patents

蓄圧タンクおよび加圧流体の準備方法

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Abstract

(57)【要約】 蓄圧タンク内の流体に運転圧力を発生するため、蓄圧タンクの上部に加熱装置を配置する。この加熱装置は、蒸気クッションおよび運転圧力を発生させる。流体が流出し、流体の充填レベル高さが所定値を下まわると、蒸気が大きな蓄熱容量の冷たい断熱装置において凝縮し、蓄圧タンク内の圧力が自動的に低下する。この蓄圧タンクは、原子力設備の緊急停止用アキュムレータあるいは非常用冷却水貯蔵タンクとして利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、タンク中心軸線に沿ってタンク下部からタンク上部まで延びている
密閉タンクと、タンク上部にある加熱装置とを備えた流体に対する蓄圧タンクに
関する。本発明はまた、流体が蓄圧タンクのタンク上部内への流入熱によって加
熱されるようにして、後置接続された設備、例えば原子力設備に構成要素に送る
ために、蓄圧タンク内に加圧流体を準備する方法に関する。
【0002】 原子力設備において、蓄圧タンクは、例えば安全装置として利用される。この
蓄圧タンクは、例えば事故が起きた際に、後置接続された構成要素に送る加圧流
体を準備する働きをする。その後置接続された構成要素とは、例えば原子力設備
の沸騰水形原子炉の制御棒駆動装置、あるいは原子炉圧力容器である。
【0003】 1981年8月にドイツで発行されたクラフトベルク ウニオン社(シーメン
ス社)の小冊子、整理番号K/10567−01から、炉心を非常冷却するため
にホウ素含有水を準備した加圧水形原子炉用の蓄圧タンクが知られている。その
蓄圧タンク内の圧力は、窒素クッションによって用意されている。そのために、
特別な窒素供給系が必要である。蓄圧タンクの課題は、所定量の流体を数年にわ
たり常時準備していることにある。この蓄圧タンクは、必要な場合にだけ作動す
る受動式安全装置である。
【0004】 この場合、一方では窒素クッションが大きな体積を必要とする、即ち蓄圧タン
クの総容積の4分の3にまで達するという欠点がある。他方、窒素は時間の経過
に伴って(一般に数年で)、部分的に水に溶解してしまう。事故が起きた際、例
えば非常冷却するために、水が蓄圧タンクからその中に溶解した窒素と共に、原
子炉に供給される。即ち、この窒素と共に、必要な場合には、非凝縮性ガスが原
子炉の中に入れられる。この非凝縮性ガスは、殊に、蒸気の凝縮性を害し、従っ
て復水器あるいは非常用復水器の作用を害する結果となる。
【0005】 上述の小冊子により、原子炉冷却系における冷却材の運転圧力を所望の値に設
定し維持する加圧水形原子炉用の加圧器が知られている。この加圧器は、冷却材
の温度変化および体積変化を補償し、従って、常に平衡配管を介して原子炉冷却
系に接続されている。加圧器は、運転圧力を調整するために、加熱装置並びに冷
却装置を有している。その加熱装置は加圧器の下部に配置され、加圧器内に存在
する全ての水を加熱する。
【0006】 窒素クッションに伴う欠点を除去するために、1996年、米国で発行の文献
「トランザクションズ オブ ジ アメリカン ニュークリア ソサイアティ」
、第74巻、第258〜259頁に掲載の山口氏等著の論文“改良形ホウ素注入
タンクの開発”により、ホウ素注入タンクとして形成された蓄圧タンクが知られ
ている。その蓄圧タンクはホウ素溶液で完全に満たされ、そのタンク上部に、そ
の中に存在するホウ素溶液を加熱するための加熱装置を有する。この蓄圧タンク
には圧力が加わっている。必要な場合に、ホウ素溶液が蓄圧タンクから原子炉冷
却系に供給される。その場合、最初、蓄圧タンク内の圧力が低下し、この圧力低
下により、タンク上部内に存在する高温ホウ素溶液が蒸発する。従って、ホウ素
溶液が流出する際、圧力はゆっくりとしか低下しない。
【0007】 流体が流出した際、タンク下部の低温流体と、タンク上部の高温流体との大き
な温度差のために、蓄圧タンクに大きな熱歪みが生ずる。このため一般には、蓄
圧タンクが完全に空になることを防止すべく、高価な閉鎖装置を設けている。こ
れによって、蓄圧タンクからこの蓄圧タンクに接続された配管に高温流体が到達
しないようにできる。この閉鎖装置は、それが最短時間で配管をしゃ断しなけれ
ばならず、考え得る圧力差のために、非常に大きな閉鎖力を用意しなければなら
ないので、著しく高価なものとなる。
【0008】 本発明の課題は、上述した公知の蓄圧タンクの欠点を除去し、高い運転確実性
を保証する蓄圧タンクおよび加圧流体の準備方法を提供することにある。
【0009】 蓄圧タンクに向けられた課題は、本発明に基づいて、冒頭に述べた形式の蓄圧
タンクにおいて、予備運転中に既にタンク上部内において流体が蒸発し、そこに
形成された蒸気室内に所定の圧力が維持されるように加熱装置の加熱出力を設計
することによって解決される。その圧力は加熱装置によって調整可能である。
【0010】 蓄圧タンクの始動時、このタンクは流体で完全に充填されていないので、蒸気
室が生じている。通常運転中(予備運転中)、流体の一部が加熱装置により加熱
されて蒸発する。その際、蒸気室内に蒸気クッションが形成される。その流体は
、特に水あるいはホウ素含有水である。圧力を発生するための窒素クッションは
不要である。タンク下部における流体は冷たいままであり、必要な場合に、後置
接続された機器を制御するために使用される。その際、タンク下部内に存在する
いわゆる低温流体が、蓄圧タンクからこれに接続された配管に流入し、そして上
述の高温流体が、タンク上部からタンク下部に到達する。即ち、流体が流出する
際、はじめ低温流体だけが配管に流入するので、この配管は熱負荷から保護され
る。というのは、沸騰温度に近い温度の高温流体が配管に流入すると、その配管
は衝撃的な熱応力を受けてしまうからである。高温流体が配管に流入した際、そ
の一部が蒸発し、これによって二相流が生ずる。そのような二相流は、単相流よ
りも流体技術的に取り扱い難い。
【0011】 利点は、運転圧力を非常に簡単に所望の値に、例えば水蒸気の飽和圧力に設定
し、かつ維持できることにある。蒸気は圧縮性を有するので、僅かな温度上昇に
よって、非圧縮性液体で完全に満たされた蓄圧タンクにおいて必然的に生ずるよ
うな過剰比例的な圧力上昇が生ずることはない。
【0012】 蒸気クッションのもう1つの利点は、蒸気クッションが必要とする体積が小さ
いことにある。この体積は全容積の約10分の1でしかない。これによって、蓄
圧タンクは著しくコンパクトに、かつ安価に作れる。
【0013】 蒸気クッションを形成するのに適当な容積を用意するために、充填過程中並び
に予備運転中にタンク内における流体の充填レベル高さを監視する液面計を設け
るのがよい。
【0014】 本発明の有利な実施態様においては、タンク下部においてタンクの外側壁、特
にその内側面に、少なくとも部分的に断熱装置を設ける。
【0015】 断熱装置の主たる利点は、これが高温流体と冷たい外側壁との直接接触を防止
し、これによってその熱応力を低く抑えることにある。この断熱装置は原理的に
は、従来公知の蓄圧タンクにも、どのような方式で圧力が発生され維持されるか
に無関係に、組み合わせて設けることができる。
【0016】 特に有利な実施態様において、断熱装置は、大きな蓄熱容量の絶縁媒体を収容
すべく形成されている。これによって、高温流体および蒸気は、これらがタンク
下部において断熱装置と接触するとき、その熱の一部を絶縁媒体に放出する。
【0017】 この結果、蓄熱容量が十分大きく設計されている場合、配管用の非常に高価な
閉鎖装置が省けるという大きな利点が得られる。その絶縁媒体は、蒸気から十分
熱を吸収する働きをし、これによって、蒸気が凝縮し、蓄圧タンク内の圧力が自
動的に低下する。その場合、蓄圧タンク内の圧力は、好適には、それが後置接続
された構成要素にかかっている圧力と同じになるほどに低下する。そして、配管
および後置接続された構成要素への高温流体の流出は、圧力差が不足することに
よって、広く防止される。点検作業のためにしゃ断装置が必要であるが、それは
単純なすべり形止め弁として形成できる。
【0018】 特に目的に適った実施形態において、断熱装置は隔壁を有し、この隔壁によっ
て、隔壁とタンク外側壁との間に外側室を形成する。この外側室内に、絶縁媒体
を入れる。特に、この絶縁媒体は、蓄圧タンク内に充填した流体である。好適に
は、流体を蓄圧タンクに充填する際に、この流体が自動的に外側室に侵入する。
【0019】 外側室に流体を自動的に充填するため、好適には、外側室は、その上端にある
開口を介してタンクの残りの内室と連通し、さもなければ密閉空間を形成する。
【0020】 外側室の中に、流体の代わりに、特に大きな蓄熱容量を有する他の適当な絶縁
媒体、例えば特殊な液体あるいは固形物を入れてもよい。外側室は、場合によっ
ては完全な密閉空間を形成する。絶縁媒体は、タンクの外側壁に断熱装置として
直接取り付けることもできる。
【0021】 大きな圧力低下、そしてこれに伴なう高温流体の流出を防止するため、外側室
の容積は、タンクの総容積の約15〜25%、特に18%の大きさとする。タン
ク上部の容積は、タンク総容積の約10〜30%、特に18%とするのがよい。
これは、必要な圧力の発生および維持にとって十分である。同時にこの容積の割
当てによって、流体が流出した際、後置接続された構成要素に十分な量の流体を
導入できるようにするために、蓄圧タンク内の圧力が最初ほんの僅かしか低下し
ないようにできる。構成要素に対して用意された量の流体が蓄圧タンクから流出
した後で初めて、蓄圧タンク内の圧力が、蒸気の凝縮によって低下する。
【0022】 温度分布を形成するために、加熱装置を、タンク中心軸線に対して直角に延び
る平面内に配置するのが有利である。これによって、タンク上部において広い面
積にわたり一様に加熱できる。この加熱装置は、特に電気的なヒータである。
【0023】 本発明の有利な実施態様において、蓄圧タンクは、50バールを越える運転圧
力、特に150バールの運転圧力に対して設計されている。これは、エネルギ発
生設備における配置に対して有効である。
【0024】 必要な加熱エネルギをできるだけ少なくするために、蓄圧タンクを少なくとも
タンク上部において外側に向けて熱絶縁する。この結果、熱損失が低減する。
【0025】 方法に向けられた課題は、本発明に基づき、冒頭に述べた方法において、蓄圧
タンク内に部分的にのみ充填された流体を、予備運転中に、圧力を発生して維持
するために部分的に加熱し、蒸発させて、蒸気クッションを発生させることによ
って解決される。
【0026】 必要な場合、例えば原子力設備において冷却材喪失事故が起きた際には、流体
を蓄圧タンクから原子炉圧力容器に送る。しかしまた、この流体を、沸騰水形原
子炉の原子炉圧力容器の中に制御棒を挿入するための駆動流体としても利用でき
る。既に述べたように、蒸気クッションが存在する場合、完全に液体が充填され
たタンクに比べて、所望の圧力値の設定および維持が、非常に簡単になる。
【0027】 後置接続された構成要素に十分な量の液体を供給し、蓄圧タンク内の圧力が早
期に低下しないようにするため、予備運転中の高温流体の量は、好適には、後置
接続された構成要素において必要な流体量にほぼ相当する。これに伴ない、その
構成要素の制御により、蓄圧タンク内の流体体積は、当初高温流体の体積量だけ
しか減少しない。この結果、タンク上部内に存在する蒸気が、最初は、高温流体
で加熱された外側壁にのみ接触し、凝縮しないようにできる。
【0028】 流体に非凝縮性ガスを混入させるとよい。これによって、非凝縮性ガスが冷た
い壁面に集中し、そこで高温流体と配管壁との間の熱伝達を大きく遅らせるので
、配管の熱応力が減少する。これはいわば断熱層を形成する。しかし非凝縮性ガ
スは、蓄圧タンク内における非凝縮性ガスの分圧が例えば2バールを超過しない
ように、流体に少量しか混入しないようにする。非凝縮性ガスの量が多過ぎると
、復水器ないし非常用復水器の効率が悪化する。
【0029】 本発明に基づく方法の有利な実施形態は、従属請求項に記載されている。蓄圧
タンクに関する上述の利点は、本発明に基づく方法に対しても当てはまる。
【0030】 好適には、沸騰水形原子力設備の原子炉の制御棒は、蓄圧タンクからの加圧流
体によって制御される。即ち、蓄圧タンクは、好適には、沸騰水形原子力設備の
いわゆる緊急停止用アキュムレータとして利用される。
【0031】 あるいはまた、流体は、加圧水形原子力設備の非常冷却系に非常用冷却水とし
て送られる。従って蓄圧タンクは、加圧水形原子力設備の非常用冷却水に対する
貯蔵タンクとして利用するのに好適である。
【0032】 以下図を参照して、本発明の実施例、他の利点および詳細を説明する。
【0033】 図1において、蓄圧タンク1は直立した密閉タンク2を有している。このタン
ク2は、タンク上部3と、タンク全容積の約3分の2を占めるタンク下部4とか
らなっている。タンク2は充填レベル高さhまで流体fで充填される。蓄圧タン
ク1に流体fを充填する際に充填レベル高さhを精確に設定するため、および予
備運転中に充填レベル高さhを監視するために、液面計13を備えている。図1
においてこの液面計13は、所望の充填レベル高さhが保たれているか否かを測
定するセンサとして構成されている。あるいはまた、この液面計13は、例えば
連通管の形で、蓄圧タンク1に連通している立ち管としても形成できる。これに
よって、充填レベル高さhを全充填範囲にわたり検出することができる。
【0034】 流体fは例えば水、あるいはまたホウ素含有水である。タンク2はその下端に
出口5を有している。この出口5は、必要な場合、例えば始動前、あるいはまた
蓄圧タンク1から流体fを排出した後に、流体fを蓄圧タンク1に入れる充填開
口としても利用される。蓄圧タンク1の通常運転中(予備運転中)、出口5は弁
(図示せず)で閉じられている。
【0035】 充填レベル高さhの上側に、蒸気を収容する蒸気室6が形成されている。この
蒸気室6は、タンク2に冷水を充填する際、空気あるいは窒素が大気圧で充填さ
れ、少なくとも充填過程の終了後に弁7を閉鎖することで、周囲に対して閉じら
れる。この結果、窒素のような非凝縮性ガスの分圧が運転中に2バールを超過し
ないようにできる。流体fは、好適にはタンク容積の大部分を占め、これに対し
て、蒸気室6はタンク2の全容積の例えば約10分の1しか必要としない。
【0036】 蒸気室6は弁7を介して周囲に接続され、これによって、蒸気が放出され、蓄
圧タンク1内の圧力が低下する。通常、原子力設備における蓄圧タンクは、原子
力設備を始動する際、最大圧力に設定されている。この最大圧力は必ずしも定格
運転圧力に相当しない。蓄圧タンク1内の圧力は、原子力設備の始動中、加熱装
置8の加熱出力を適当に選定することによって、ないしは蒸気を放出することに
よって、容易に変化させられる。
【0037】 液面計13は、例えば連通管の形で、蓄圧タンク1に連通している立ち管とし
ても形成できる。これによって、充填レベル高さhを全充填範囲にわたって検出
することができる。
【0038】 加熱装置8は蓄圧タンク1の上部3内に設けられている。この加熱装置8は、
原理的には、蓄圧タンク1の内部あるいは外部に配置できる。加熱装置8が外部
に配置されている場合、例えば電磁放射線あるいは輻射熱によって流体fにエネ
ルギが供給される。この場合、蓄圧タンク内にエネルギ供給用導線を引き入れる
必要はない。好適には、加熱装置8は、流体fについて物質移動が行われず、蓄
圧タンク1内の流体fの量が一定しているように構成される。
【0039】 図1の実施例において、加熱装置8はタンク2の内部に、特にタンク中心軸線
9に対して直角に延びる平面内に配置されている。即ち、加熱装置8は水平に、
流体fの液面に対して平行に配置され、例えば電気的に加熱される棒状ヒータで
形成されている。加熱装置8は、これが上向きにしか放熱しないように形成する
のが望ましい。加熱装置8はまた、例えば高温蒸気が貫流する加熱管を備えた熱
交換器でも形成できる。
【0040】 加熱装置8および蒸気室6が配置されているタンク2のタンク上部3は、外に
向けて絶縁外被10によって熱絶縁されている。この絶縁外被10はタンク上部
3に必ずしも限定されない。
【0041】 タンク下部4の、タンク2の外側壁の内側面11に、断熱装置12が設けられ
ている。この装置12は、タンク2の外側壁から間隔を隔てられ、その外側壁と
共に外側室14を形成する隔壁16によって形成されている。この隔壁16は、
外側室14が下側を閉鎖されるように、下端がタンク2の壁に結合されている。
外側室14は上端が開き、流体fに開口17を介して連通しているので、蓄圧タ
ンク1の運転中、外側室14は、絶縁媒体として作用する流体fで充填される。
隔壁16は上向きに開いた環状ブランケット(覆い胴)と見なせる。この断熱装
置12によって、タンク内側面11は熱負荷から保護される。断熱装置12は原
理的にはタンク2全体に対して設けることもできる。
【0042】 加熱装置8がタンク上部3内の流体fを加熱し、部分的に蒸発させることによ
って、蓄圧タンク1内に圧力が発生する。タンク上部3内において、流体fは高
温流体hfとして存在し、蒸気室6内に蒸気クッションpが生じている。タンク
下部4内において、流体fは低温流体kfとして存在し、加熱流体hfへの移行
部は流動性を有している。タンク中心軸線9に沿って、温度は下向きに低下し、
定常的な温度勾配が生じている。
【0043】 蓄圧タンク1内の所望の運転圧力は、好適には、高温流体hfの飽和圧力とし
て設定されている。高温流体hfは特に飽和水である。飽和圧力は加熱装置8に
よる熱エネルギの供給量に応じて調整される。運転圧力が得られたとき、適当な
流入熱、例えば放射熱によって、熱損失を補償するだけでよい。その熱損失は絶
縁外被10によって小さくされている。圧力を調整するために、測定・制御装置
(図示せず)が設けられる。
【0044】 図1は、流体が所望の運転圧力、例えば130バールに保たれた蓄圧タンク1
の通常運転状態を示している。
【0045】 図2および図3は、必要な場合に、流体f、特に低温流体kfが既に蓄圧タン
ク1から流出し、後置接続された構成要素に送られてしまっている運転状態を示
している。その後置接続された構成要素とは、例えば沸騰水形原子炉の制御棒駆
動装置27である(図4参照)。
【0046】 流体fの全量は、蓄圧タンク1の空運転を防止するために、後置接続された構
成要素に対して流体fの一部しか必要でないように決められている。流体fが流
出することによって、蓄圧タンク1内の圧力が低下し、これに伴ない、追加的に
高温流体hfが蒸発する。この作用は、過度に急速な圧力低下を防止する。
【0047】 更に、例えば制御棒26を挿入するのに必要な流体体積は、好適には、高温流
体hfの体積にほぼ相当する。即ち、制御棒26の挿入後に、制御棒駆動装置2
7に対しそれ以上流体fが必要でなくなったとき、充填レベル高さhは、断熱装
置12の上端迄しか低下しない。即ち、蒸気クッションpは、予め高温流体hf
で加熱されていた外側壁の部位にしか接触しない。これによって、蒸気が冷たい
壁で凝縮し、不所望の早期の圧力低下が起こるのを防止できる。圧力は、例えば
130バールから100バールまでしか低下しない。これは、制御棒を確実にそ
の終端位置まで挿入するのに十分な正圧であることを意味する(図2参照)。
【0048】 制御棒26の挿入後、当初から引き続いて存在する圧力差により、流体fは、
制御棒26のそばを通って漏洩開口を通過し、原子炉圧力容器20aに流入する
。従って、蓄圧タンク1内の充填レベルhは、図3に示すように、蓄圧タンク1
の内室において一層低下する。これに反し隔壁16で形成された外側室14は、
絶縁媒体としての流体fで充填されたままである。蒸気クッションpは、絶縁媒
体mで冷却された隔壁16と接触し、そこで凝縮する。従って、蓄圧タンク内の
圧力は低下する。絶縁媒体mの量は、蒸気が十分に凝縮するように決められてい
る。この結果、蓄圧タンク1からのそれ以上の流体の流出が防止されるように、
大きな圧力低下が達成される。特に、高温流体hfの流出が防止される。
【0049】 このために外側室14の容積は、例えば蓄圧タンク1の全容積の約20%の大
きさとされる。同時に加熱装置8は、次のように配置され、その加熱出力が決め
られる。即ち、加熱流体hfの体積および蒸気クッションpの体積が通常運転状
態において共に蓄圧タンク1の全容積の約20%を占め、高温流体hfが蒸気ク
ッションpの二倍の体積を必要とするように決められる。この実施例において、
図3の運転状態における圧力は、例えば約70バールでしかなく、従って、原子
炉圧力容器20a内の圧力に相当しているので、蓄圧タンク1からそれ以上流体
fは流出しない。蓄圧タンク1は、その中の圧力が例えば約20バールまで自動
的に低下するようにも設計できる。これは、原子炉圧力容器20a内の圧力が、
例えば冷却材喪失事故によって低下した場合に価値がある。上述の体積比は、沸
騰水形原子炉を緊急停止する事態に対し特に有利である。他の用途に対しては、
上述と異なった体積比がより有効であろう。
【0050】 図4は、沸騰水形原子力設備の一部を概略的に示す。格納容器18a内に、炉
心22を備えた上述の原子炉圧力容器20aが配置されている。原子炉圧力容器
20aは部分的に冷却液cで充填されている。冷却液cの上に蒸気vが存在する
。この蒸気vは蒸気管24を介して格納容器18aから導き出され、蒸気タービ
ン(図示せず)に送られる。そして冷却された冷却液cは、冷却液c用配管25
を介して原子炉圧力容器20aに戻される。原子炉の出力は、制御棒26の炉心
22への挿入ないしそこからの引抜きによって調整される。制御棒26は上述し
た制御棒駆動装置27によって動かされる。
【0051】 制御棒駆動装置27は、制御配管30を介して、例えば格納容器18aの外に
配置した緊急停止用アキュムレータ32に接続されている。緊急停止用アキュム
レータ32は、図1〜図3で述べた蓄圧タンク1に広く相当している。なお緊急
停止のために、複数の緊急停止用アキュムレータ32を設けることができる。
【0052】 原子力設備の大きな運転障害のため、原子炉の緊急停止が必要と判断されると
、弁34が開けられる。緊急停止用アキュムレータ32内に存在する加圧流体f
は、制御配管30を介して制御棒駆動装置27に作用し、これにより、制御棒2
6が炉心22内に挿入される。このような事故の場合、制御配管30を介して非
凝縮性ガスが原子炉圧力容器20aにできるだけ少量しか侵入しないようにする
ことが重要である。即ち、原子炉圧力容器20a内における非凝縮性ガス量が増
加するにつれて、供給された冷たい非常用冷却水の凝縮性が悪化する。
【0053】 図5は、加圧水形原子力設備の一部を概略的に示す。格納容器18b内に原子
炉圧力容器20bが配置されている。原子炉圧力容器20b内で加熱された冷却
液cは、一次回路36内に導かれる。この冷却液cは原子炉圧力容器20bから
出て、蒸気発生器38に送られ、そこで冷却され、そして冷却材循環ポンプ40
を介して原子炉圧力容器20bに戻される。
【0054】 一次回路36に、非常冷却配管42を介して、非常用冷却水貯蔵タンク44が
接続されている。このタンク44は図1〜図3における蓄圧タンク1にほぼ相当
している。タンク44内に、流体fとして例えばホウ素含有水が存在している。
冷却材喪失事故の際、加圧流体fは、非常冷却配管42を介して直接、一次回路
36に供給され、これに伴ない、原子炉圧力容器20b内に供給される。
【0055】 本発明に基づく蓄圧タンク1および本発明に基づく方法によれば、特に原子力
設備の分野において事故が起きた際、設備部分に流体fを確実に供給することが
でき、安価な経費および単純な手段しか必要ないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく蓄圧タンクの断面図。
【図2】 図1における蓄圧タンクの異なった運転状態の断面図。
【図3】 図1における蓄圧タンクの更に異なった運転状態の断面図。
【図4】 蓄圧タンクを緊急停止用アキュムレータとして設けた沸騰水形原子力設備の一
部の概略図。
【図5】 蓄圧タンクを非常冷却水用貯蔵タンクとして設けた加圧水形原子力設備の一部
の概略図。
【符号の説明】
1 蓄圧タンク(圧力タンク) 2 タンク 3 タンク上部 4 タンク下部 6 蒸気室 9 タンク中心軸線 12 断熱装置 13 液面計 14 外側室 32 緊急停止用アキュムレータ 44 非常用アキュムレータ f 流体 h 充填レベル高さ
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Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク中心軸線(9)に沿ってタンク下部(4)からタンク
    上部(3)まで延びている密閉タンク(2)と、タンク上部における加熱装置(
    8)とを備えた流体(f)に対する蓄圧タンク(1)において、加熱装置の加熱
    出力が、予備運転中に既にタンク上部内において流体が蒸発され、そこに形成さ
    れている蒸気室(6)内に所定の圧力が維持されるように設定されていることを
    特徴とする蓄圧タンク。
  2. 【請求項2】 タンク(2)内における流体(f)の充填レベル高さ(h)
    を監視するために、液面計(13)を備えることを特徴とする請求項1記載の蓄
    圧タンク。
  3. 【請求項3】 タンク下部(4)におけるタンク(2)の外側壁、特にその
    内側面(11)に、少なくとも部分的に断熱装置(12)が設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の蓄圧タンク。
  4. 【請求項4】 断熱装置(12)が、蓄熱体として使用する絶縁媒体(m)
    を収容するために形成されている、ことを特徴とする請求項3記載の蓄圧タンク
  5. 【請求項5】 断熱装置(12)がタンク下部(4)内に配置された隔壁(
    16)を有し、この隔壁によって、この隔壁とタンク外側壁との間に外側室(1
    4)が形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の蓄圧タンク。
  6. 【請求項6】 外側室(14)が、その上端にある開口(17)を介して、
    タンク(2)の残りの内室に連通していることを特徴とする請求項5記載の蓄圧
    タンク。
  7. 【請求項7】 外側室(14)の容積が、タンク(2)の総容積の約15〜
    25%、特に18%であることを特徴とする請求項5又は6記載の蓄圧タンク。
  8. 【請求項8】 タンク上部(3)の容積が、タンク(2)の総容積の約10
    〜30%、特に18%であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つ
    に記載の蓄圧タンク。
  9. 【請求項9】 加熱装置(8)が、タンク中心軸線(9)に対して直角に延
    びる平面内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つ
    に記載の蓄圧タンク。
  10. 【請求項10】 蓄圧タンク(1)が、50バールを越える運転圧力、特に
    150バールの運転圧力に対して設計されていることを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれか1つに記載の蓄圧タンク。
  11. 【請求項11】後置接続された設備構成要素に送るために、蓄圧タンク(1
    )内に加圧流体(f)を準備する方法であって、前記流体(f)が蓄圧タンク(
    1)のタンク上部(3)内へ流入する熱によって加熱されるものにおいて、蓄圧
    タンク(1)内に部分的にのみ充填された流体(f)を、予備運転中に、圧力を
    発生して維持するために部分的に蒸発させ、蒸気クッション(p)を発生させる
    ことを特徴とする加圧流体の準備方法。
  12. 【請求項12】 蒸気クッション(p)に高温流体(hf)の領域が続き、
    この高温流体領域に低温流体(kf)の領域が続き、その高温流体領域と蒸気ク
    ッションとの体積比が約2:1であり、これらの両体積の合計が、蓄圧タンク(
    1)の容積の約10〜30%、特に18%となるように流入熱量が決められてい
    ることを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 高温流体(hf)の量が、後置接続された構成要素(27
    、20b)によって必要とされる流体量にほぼ相当していることを特徴とする請
    求項11又は12記載の方法。
  14. 【請求項14】 流体(f)を送っている間、蓄圧タンク(1)内の充填レ
    ベル高さ(h)が低下し、高温流体(hf)と、蒸気クッション(p)の蒸気と
    が、タンク下部(4)において断熱装置(12)への放熱によって冷却され、こ
    れによって、蓄圧タンク(1)内の圧力が低下されることを特徴とする請求項1
    1ないし13のいずれか1つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 流体(f)に非凝縮性ガスを混入させることを特徴とする
    請求項11ないし14のいずれか1つに記載の方法。
  16. 【請求項16】 流体(f)を、沸騰水形原子力設備の原子炉の制御棒駆動
    装置(27)に送ることを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1つに記
    載の方法。
  17. 【請求項17】 流体(f)を、加圧水形原子力設備の非常冷却系に非常用
    冷却水として送ることを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1つに記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 沸騰水形原子力設備の緊急停止用アキュムレータ(32)
    として利用することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の蓄
    圧タンクの利用。
  19. 【請求項19】 加圧水形原子力設備の非常用冷却水に対する貯蔵タンクと
    して利用することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の蓄圧
    タンクの利用。
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