JP2002501019A - ストレス、不安及び攻撃性を低減するブタ鎮静フェロモン - Google Patents
ストレス、不安及び攻撃性を低減するブタ鎮静フェロモンInfo
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Abstract
Description
を含有してなる組成物に関する。本組成物は、哺乳動物におけるストレス、不安
及び攻撃性を低下させるために利用することが可能である。
感染及び種々の異常な状態に対する生体反応である。
変化させることで応答する。これらの生物学的機能の活性化は、動物がストレス
に上手く対処するために必要不可欠であり、故にその動物のホメオスタシスに襲
いかかる脅威に対して、適切な生物学的防御を提供できるであろう主な供給源で
ある(Moberg,G.P.Animal Stress,pp27−49(
1985)、Vogel,W.H.Neuropsychobiology,1
3 pp.1290135(1985))。
調節する副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の放出を刺激する。
題を引き起こし得るのである。新生児溶血性疾患、炎症性大腸炎、心筋発作及び
虚血は、ストレスにより誘導される。実際に、物理的ストレス又は精神的ストレ
ス及び不安が、顕在性(overt)虚血性心疾患及び突然死の促進に関連して
いるということには、確かな医学的な認識が存在する(Harrison‘s
Prenciples of internal Medicine,McGr
aw−Hill Inc.,12版を参照のこと(1991))。
ける。動物をそれらの環境から外へ連れ出し、共に群にして輸送すると、該動物
にストレスを与えることになる。その結果として、病理学的異常、大量死、成長
遅延及び行動上の異常が、ストレスに関連した状態においてしばしば起こる。動
物を混在させるとき、多くの場合、行動上の異常が攻撃的な争いを引き起こす。
良く知られている。この社会的ストレスは、しばしば集団からの孤立と、新しい
環境への移動と、未知なる若者との混在の結果として生じる。動物を扱う農業の
分野では、大抵は子ブタにおいて、この社会的のストレスが生じる。
からなる、敵対的な行動を引き起こす。例えば、子ブタは、誕生の数時間以内で
争いを始め、またどの年齢のブタが出会った時でも、恐らく格闘は起こるであろ
う(McGlone,J.J.,Journal of Animal Sci
ence,68:11 pgs.86−97(1990)を参照されたい)。
つきあわせるという独特な姿勢をとる。この姿勢の目的は、相手ブタの耳に咬傷
を付けることである。その勝者は、敗者よりも約3倍も多くの咬傷を相手の耳に
付ける。ブタは、稀に互いに殺し合うこともあるが、戦闘の過程において、しば
しばその攻撃は、頭部、耳、首及び肩に大きな傷を与える。McGloneの上
記の出版物では、フェロモンが戦闘の終盤に放出され、それにより服従が示され
るということが示唆されている。
専門家は、抗精神病薬又は神経遮断薬(neuroleptic drugs)
で治療することで、これらの問題を治療又は予防する方法を探索している。スト
レスに関する問題に対して使用される薬物の種類の中でも、アンぺラザイド(a
mperazide)、クロルプロマジン、アザペロン、ハロペリドール、プロ
パーシアジン、プロクロペラジン、ジアゼパム、メプロバメート、フェノバルビ
タール、フェノチアジン及びブチロフェノン類について、言及しておくべきであ
ろう。
Science Communications、1 pgs.161−169
(1977))は、生産高を改善するために屠殺用に太らせている動物に神経遮
断薬を使用すること、同様に、ストレスの問題を減少させるためにトランキライ
ザーを使用することについて概説している。
t.Pharmacol.Therap.、12、pgs232−236(19
89))は、社会的な行動を緩和し、消耗性ブタ症候群を治療するためにアンペ
ロザイド(amperozide)を使用するということを開示している。消耗
性ブタ症候群とは、ストレスを受けた子ブタが消耗して死亡する現象である。
合、これらの薬物の長期に亘る影響を知る者はいない。実際のところ、多くの場
合、神経遮断薬の肥育動物への混餌投与は、生産高を直接的に改善せず、また体
重のより緩慢な増加、乳牛の場合の乳生産高の減少、家禽の場合の産み落とされ
る卵の数の減少のような不都合な影響がある。幾つかの場合では、性的な成熟の
遅延が観察されてもいる(上記のDantzerによる文献を参照されたい)。
体に特定の予期される反応を起こさせる原因となる物質のことである。
、フェロモンを産生していることで知られている。
ークするために使われる。これらの腺の分泌物が、雄ブタにおいては敵対的な行
動を引き起こす。これらの分泌物は、アンドロステノール及びアンドロステロン
の混合物を含んでいることが知られいる。
フ等(Komonov st al.、Russia application
No.1720640 A1)による実施例の中で記述されており、ここで、
前記生殖ブタフェロモンは、ブチル酸、酢酸、及びカプリン酸を含んでなると書
かれている。この引用文献には、ストレス及び不安を減少させるために生殖フェ
ロモンを使用することについては記載されていない。
いて、重要な役割を果たしていることが知られている。子ブタが、母ブタの排泄
物を摂取すること、そしてこの物質によって誘引されていることが知られている
(Tesch and McGlone(J.Anim.Sci.68,pgs
2563−357(1990))。このように、誘引物質の産生を通して、母ブ
タと彼女の子ブタとの間には、嗅覚のコミュニケーションが生じる。
ス関連行動をしばしば起こし、これが格闘の増加を引き起こし、ストレスに関連
した体重の減少を引き起こす。
の母親から引き離されたときに、不安が引き起こされるのである。
ストレスに関連した症状を治療するということは、未だに達成されてはいない。
治療薬を提供することである。
トレスの治療を可能にする新規組成物を提供することである。
提供することである。
供することである。
罹患率を減少させることである。
重増加)の割合を低下させることである。
形態の記述及び特許請求の範囲により明らかにされた本発明により達成される。
るフェロモン分泌物を含んでなる組成物を提供する。
ノール酸及びその誘導体を含んでなり、全ての哺乳類における鎮静効果を有する
、基本的なフェロモン組成物を提供する。
、パルミトレイン酸、リノール酸及びその誘導体を含んでなり、また、全ての哺
乳類における鎮静作用をも有する基本的なフェロモン組成物を提供する。
リスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸及びそ
の誘導体を含んでなる組成物を提供する。
パルミチン酸、約34.3%から47.2%(W%/W%)のリノール酸、約2
8.7から42.8%(W%/W%)のオレイン酸及びその誘導体を含んでなる
組成物を提供する。
W%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(W%/W%)のリ
ノール酸、約8.7%から16%(W%/W%)のパルミトレイン酸、約15.
7%から30.7%(W%/W%)のオレイン酸及びその誘導体を含んでなる組
成物を提供する。
W%)のカプリン酸、2.8%から8.7%(W%/W%)のラウリン酸、3.
9%から9.6%(W%/W%)のミリスチン酸、7.5%から13.8%(W
%/W%)のパルミトレイン酸、15.5%から26.8%のパルミチン酸、2
9.5%から40.6%(W%/W%)のリノール酸、13.5%から26.4
%(W%/W%)のオレイン酸及びその誘導体を含んでなる溶液を提供する。
(W%/W%)のオレイン酸、15.5%から31.4%(W%/W%)のパル
ミチン酸、20.2%から40.6%(W%/W%)のリノール酸及び2%から
10.1%(W%/W%)のミリスチン酸及びその誘導体を含んでなる組成物又
は溶液を提供する。
)のオレイン酸、19.2%から31.4%(W%/W%)のパルミチン酸、2
0.2%から30.1%(W%/W%)のリノール酸及び2%から10.1%(
W%/W%)のミリスチン酸及びその誘導体を含んでなる組成物又は溶液を提供
する。
、該方法は、哺乳類の乳腺周辺の皮膚に由来する分泌物を含んでなるフェロモン
組成物を、そのような治療を必要とする哺乳類に対して投与するステップを含ん
でなる。
り除くために治療する方法に関し、該方法は、哺乳類の乳腺周辺の皮膚に由来す
る分泌物を含んでなるフェロモン組成物を、そのような治療を必要とする哺乳類
に対して投与するステップを含んでなる。
を治療する方法に関し、該方法は、哺乳類の乳腺周辺の皮膚に由来する分泌物を
含んでなるフェロモン組成物をそのような治療を必要とする哺乳類に投与するス
テップを含んでなる。
減少させるための方法に関し、該方法は、哺乳類の乳腺周辺の皮膚に由来する分
泌物を含んでなるフェロモン組成物を、そのような治療を必要とする哺乳類に投
与するステップを含んでなる。
めの方法に関し、該方法は、哺乳類の乳腺周辺の皮膚に由来する分泌物を含んで
なるフェロモン組成物を、そのような治療を必要とする哺乳類に投与するステッ
プを含んでなる。
含む如何なる脊椎動物群も包含する。哺乳類の例には、イヌ、ブタ、ラット、ウ
シ、ウマ、サル、チンパンジー等が含まれるが、これに制限されるものではない
。
様々な異常な状態に対する、動物の生体反応を意味する。
、これは高い確率で、恐怖に対する行動的な反応及び情動的な反応を引き起こし
、これにより特徴付けられる防御反応を示す状態である。神経生理学的な用語の
中では、この不安状態は、ノルアドレナリン系及びセロトニン系の活性亢進に伴
うものであるとされる。
なる個体により予想される反応を引き起こして、例えば、特定の誘引、社会的な
コミュニケーション、性的な刺激等を与える物質を意味する。
防御的な、社会的相互関係を意味し、又はこれに関連するものであり、或いはこ
のような関係にあるものを言う。
何なる疾患も意味する。
残るためのよりよい機会を持つために、死亡及び罹患した状態が減少されている
ことを意味する。
を意味する。
中に分散させた固体を意味する。
肉体的な影響を減少させる効果である。このストレスに関連する行動的な影響に
は、身震い、発声、恐れ、攻撃性、逃避活動等が含まれる。ストレスに関連する
該肉体的な影響には、心拍数の変化、エピネフリン、ノルエピネフリン、ACT
H、コルチゾール、グルコース等のレベルの変化が含まれる。食物源として用い
られる動物においては、この定義に、体重増加効率及び飼料変換効率のような酪
農畜産のパラメーターも含まれる。
とが可能なフェロモン組成物を意味し、少なくとも3つの脂肪酸を主要活性成分
として含有するフェロモン組成物を意味する。
し、これは、上記基本的フェロモン組成物と相乗的に作用して、特定の種におけ
る該「基本的な組成物」の効果を増強するために使用することが可能である。
娠している又は乳児を持つ雌ブタの分泌物に由来する、基本的フェロモン組成物
の同定に関する。
らの分子の必須成分は、インドール誘導体からのアミン類及び脂肪酸類、並びに
これらアミン類及び脂肪酸類のエステルである)で構成されている。
パルミチン酸、リノール酸、オレイン酸の混合物を、全組成物の約65%から9
5%(W%/W%)で含有し、残りの成分は脂肪酸、アルコール、アミン類、ス
クアレン及びグリセロール等の毒性のない充填剤化合物である。特に、カプロン
酸、アゼラン酸、プロピオン酸、ゲラニオール、オクタデカトリアノール、ヘキ
サコサノール、トリメチルアミン、メチルアミン等である。
的な担体に結合することも可能である。そのような担体分子には、リジン類、リ
ポソーム類、クラウン化合物類、担体タンパク質類等が含まれるが、これに限定
されるものではない。
また、脂肪酸のエステル又は脂肪酸塩、並びに脂肪酸のアルコール、脂肪酸のケ
トン、脂肪酸のエーテルおよび脂肪酸のアミドのような誘導体の形態で使用する
ことも可能である。これら脂肪酸誘導体は、本発明の組成物における脂肪酸の一
つ又はそれ以上または全てと置き換えることが可能であり、同様の効果を有する
ことができる。
明らかとされており、上記で述べた通りに、ストレス、不安を緩和させ、攻撃的
な行動を減少させるために使用することが出来る。
のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(W%/W%)のリノール酸、及
び約28.7%から42.8%(W%/W%)のオレイン酸を使用することが好
ましく、更に、約18%から31.2%(W%/W%)のパルミチン酸、約34
.3%から47.2%(W%/W%)のリノール酸、8.7%から16%(W%
/W%)のパルミトレイン酸、及び約15.7%から30.7%のオレイン酸を
使用することがより好ましい。
が可能であり、また、様々な形態で使用することも可能である。
り、該基本的なフェロモン組成物に添加することが可能である。この増強組成物
は、揮発性の有機化合物とその混合物を含んでなる。この増強組成物は、その性
質において種特異性であってもよく、本発明に使用するために選ばれた哺乳類種
に従って変更してもよい。
アミン類及び脂肪酸類、これらのアミン類及び脂肪酸類のエステル類、アセトン
のようなケトン類、アルコール類、ステロール類等が含まれるがこれに限定され
るものではない。
は、カプリン酸のようなデカン酸、ラウリン酸のようなドデカン酸、ミリスチン
酸のようなテトラデカン酸、パルミチン酸のようなヘキサデカン酸、オレイン酸
、リノール酸及びパルミトレイン酸のようなシス−9−オクタデカン酸を含む遊
離脂肪酸を含んでなる組成物にも関連する。これらの脂肪酸の誘導体を、本発明
に使用することが可能である。更に詳細には、これらの誘導体は、該脂肪酸のエ
ステル又は脂肪酸塩である。
、マイクロカプセル製品等の形態にしてもよい。
い。しかしながら、利用することが可能な特定の脂肪酸の濃度は、本発明におい
て、上記に述べた方法で確認し、試験することが出来る。
W%)のカプリン酸、2.8%から8.7%(W%/W%)のラウリン酸、3.
9%から9.6%(W%/W%)のミリスチン酸、7.5%から13.8%(W
%/W%)のパルミトレイン酸、15.5%から26.8%(W%/W%)のパ
ルミチン酸、29.5%から40.6%(W%/W%)のリノール酸及び13.
5%から26.4%(W%/W%)のオレイン酸を含んでなる溶液を含む。
5%(W%/W%)のカプリン酸、2.8%から8.7%(W%/W%)のラウ
リン酸、3.9%から9.6%(W%/W%)のミリスチン酸、15.5%から
26.8%(W%/W%)のパルミチン酸、29.5%から40.6%(W%/
W%)のリノール酸及び24.7%から36.8%(W%/W%)のオレイン酸
を含有する。
酸、5.3%(W%/W%)のラウリン酸、6.2%(W%/W%)のミリスチ
ン酸、11.2%(W%/W%)のパルミトレイン酸、20.5%(W%/W%
)のパルミチン酸、35.2%(W%/W%)のリノール酸、19.6%(W%
/W%)のオレイン酸を含有する。
/W%)のカプリン酸、5.3%(W%/W%)のラウリン酸、6.2%(W%
/W%)のミリスチン酸、20.5%(W%/W%)のパルミチン酸、35.2
%(W%/W%)のリノール酸及び19.6%のオレイン酸を含有する。
効果を有し、又、例えば、ストレスの低減、不安の低減、体重減少の低減、伝染
病の発症における死亡率および罹患率の低下および食品転換率の改善が可能であ
るが、これら組成物はブタの治療での使用に非常に好ましい。
%/W%)のオレイン酸、15.5%から31.4%(W%/W%)のパルミチ
ン酸、20.2%から40.6%(W%/W%)のリノール酸及び2%から10
.1%(W%/W%)のミリスチン酸及びその誘導体を含んでなる組成物又は溶
液を提供する。
)のオレイン酸、19.2%から31.4%(W%/W%)のパルミチン酸、2
0.2%から30.1%(W%/W%)のリノール酸及び2%から10.1%(
W%/W%)のミリスチン酸及びその誘導体を含んでなる組成物又は溶液を提供
する。
のオレイン酸、19.2%から23.1%(W%/W%)のパルミチン酸、20
.5%から24.3%(W%/W%)のリノール酸、1.9%から4.2%(W
%/W%)のラウリン酸、3.2%から5.6%(W%/W%)のミリスチン酸
及び18.4%から22.8%(W%/W%)の1−ドコサノール及びその誘導
体を含んでなる組成物又は溶液を提供する。この組成物又は溶液は、如何なる哺
乳類において使用可能であるが、乳牛(雌ウシ)の治療に非常に好ましい。
(W%/W%)のオレイン酸、21.6%から25.9%(W%/W%)のパル
ミチン酸、21.2%から25.7%(W%/W%)のリノール酸、3.4%か
ら5.9%(W%/W%)のミリスチン酸、2.6%から4.4%(W%/W%
)のペンタデカン酸及び7.4%から9.7%(W%/W%)のスクワレン及び
その誘導体を含んでなる組成物又は溶液を提供する。この組成物又は溶液は、如
何なる哺乳類において使用可能であるが、ヒツジの治療に非常に好ましい。
(W%/W%)のオレイン酸、28.7%から31.4%(W%/W%)のパル
ミチン酸、27.5%から30.1%(W%/W%)のリノール酸、2.8%か
ら4.3%(W%/W%)のミリスチン酸、0.8%から1.9%(W%/W%
)のペンタデカン酸及び4.3%から6.8%(W%/W%)のステアリン酸及
びその誘導体を含んでなる組成物又は溶液を提供する。この組成物又は溶液は、
如何なる哺乳類において使用可能であるが、ヒトの治療に非常に好ましい。
(W%/W%)のオレイン酸、22.3%から26.8%(W%/W%)のパル
ミチン酸、20.2%から22.5%(W%/W%)のリノール酸、11.4%
から14.8%(W%/W%)のラウリン酸、8.5%から10.1%(W%/
W%)のミリスチン酸及び9.5%から11.2%(W%/W%)のスクワレン
及びその誘導体を含んでなる組成物又は溶液を提供する。この組成物又は溶液は
、如何なる哺乳類において使用可能であるが、ヤギの治療に非常に好ましい。
(W%/W%)のオレイン酸、20.8%から24.9%(W%/W%)のパル
ミチン酸、20.5%から25.4%(W%/W%)のリノール酸、2.2%か
ら3.9%(W%/W%)のミリスチン酸、1.8%から3.1%(W%/W%
)のペンタデカン酸、10.2%から18.6%(W%/W%)のコレステロー
ル及び0.4%から1.8%(W%/W%)のラウリン酸及びその誘導体を含ん
でなる組成物又は溶液を提供する。この組成物又は溶液は、如何なる哺乳類にお
いて使用可能であるが、イヌの治療に非常に好ましい。
(W%/W%)のオレイン酸、22.8%から26.7%(W%/W%)のパル
ミチン酸、22.1%から27.1%(W%/W%)のリノール酸、2.3%か
ら3.7%(W%/W%)のラウリン酸、2%から2.8%(W%/W%)のミ
リスチン酸及び4.4%から6.7%(W%/W%)の2,2−ジメチル 1,
3 ジオキソラン−4−メタノール及びその誘導体を含んでなる組成物又は溶液
を提供する。この組成物又は溶液は、如何なる哺乳類において使用可能であるが
、ウマの治療に非常に好ましい。
発明の溶液を形成することが可能である。特にプロピレングリコール、アルコー
ル、エーテル、クロロホルム、エタノール、ベンゼン、二硫化炭素、プロピルア
ルコール、イソプロパノール、2−プロパノール、凝固油(fixed oil
)および揮発油等の溶媒である。又、これらの溶媒を組み合わせたものを使用す
ることも可能である。
使用することが好ましい。90%から98%の間のプロピレングリコール及び2
%から10%の間の無水アルコールを使用することがより好ましく、94%のプ
ロピレングリコール及び6%の無水アルコール、又は5%から40%のイソプロ
パノール及び60%から95%のプロピレングリコールが最も好ましい。
することが可能である。
出来る。シャンプーの主要な成分は、当業者に公知である。
である。しかしながら、脂肪酸は難溶解性であることから、該脂肪酸は、一般的
には連続的な振動の下で、37℃から38℃の間で、より好ましくは約37.5
℃の温度で、該溶媒に添加する。
を試験することが可能である。例えば、文献中に明確に且つ詳細に記載されてい
るストレス要因(stressor)は、哺乳動物の離乳、哺乳動物の移動等で
ある。スプレー、エアロゾル等の形態をとる本発明の組成物を、ストレス行為を
負荷する周囲環境に適用することは、結果として、体重の増え方、他の哺乳類に
対する社会的な行動、体(特に耳)の傷、唾液中のコルチゾール、心拍数等の種
々の因子により示されるようなストレスの減少を引き起こした。
対象に対して適用することが可能である。更に、本組成物は、哺乳類の皮膚に適
用することが可能である。
る分泌物の化学的組成を、詳細に分析することにより発見されたものである。
、及び質量分光分析法又はガスクロマトグラフィー/質量分光分析法により分泌
物の化学組成物を分析することが含まれる。
が存在すること、そしてそれぞれの各画分が多数の成分で構成されていることが
明らかになった。そして、これらの画分を、各々の画分の組成を決定するために
、更に古典的な統計学的解析により分析した。
びに異なったシクロペンタン及びシクロヘキサンプロプリオニン酸類(cycl
ohexane proprionic acids)で構成されていた。画分
ファイApc2は、エルゴスタノール、γシトステロール及びデルモステロール
等の懐胎又は妊娠の状態に特に類似させるような分子を含んでいた。ファイAp
c3と称す画分3は、主に脂肪酸並びにアルコール、グリセロール及びグリセロ
ールのジエステルで構成され、これは乳児を持つ雌ブタに特有であった。ファイ
Apc4と命名された画分4は、パルミチン酸及びバクシニン酸のメチルエステ
ルを含有していた。この最後の画分は、乳児を持つ雌ブタ及び妊娠中の雌ブタの
両方において存在する組成を有している。
3を、子ブタのストレス及び攻撃性におけるその効果を試験するために用いた。
基本的な組成物又は同じような起源のものが、例えばイヌやネコから得ることが
でき、そしてそれらを獣医に連れて行く時等、慣れ親しんだ環境から見知らぬ場
所に移したときに生じる不安を鎮静するために使用することも可能である。
離されたり、又は見知らぬ環境に置かれたりした場合等に、幼児に生じる不安を
抑制するために用いることが可能である。
これはあくまでも例示であり、これにより何等限定されないことは理解されると
ころであろう。
国種及びヨーロッパ種の混合飼育したものを、本実施例に使用した。
に亘り拭いた。それから、該圧縮綿を、メタノール又はアセトニトリルの溶媒中
に入れた。
の7サンプルは乳児を持つ雌ブタから得られた。
で分析した。
クトルグラフは、組合わせたサンプルから得た。
けることが可能であることが決定された。これらの4画分は、異なる化合物の組
合せにより構成されていた。これらの画分はファイApc1、ファイApc2、
ファイApc3及びファイApc4と名付けられ、全体としては38の異なる成
分で構成されていた。
査結果を表している。
る分析は、該成分についての更に緻密な同定を明らかにした。これらの結果を、
下記の表5に示す。
GC/MS)を用いて確認した。
アトロ(Quattro)質量分光分析器を該分析に利用した。該検出は、18
0℃で70eVのエネルギーで(El+)を用いたインパクトで行われた。1/
20スプリット/スプリットレス5秒でJWカラムDB1型を使用した。
雌ブタから2つ)。これらのサンプルをメタノールかアセトニトリルのどちらか
一方に希釈した。メタノール又はアセトニトリルの10mLを、前記拭き取った
綿を入れたフラスコに添加し、窒素存在下で蒸発させた。それから、1.0mL
のメタノール又はアセトニトリルを該サンプルに添加し、1μLをGC/MSに
注入した。
タのサンプルで得たものである。
た。
によっては、質量スペクトル実験において存在したデータが確認された。
約することが可能である。これらの表には、各々の成分の百分率を記載する。
画分と見なされた。
、グリセロール及びグリセロールのジエステルを含む11の異なる成分を含んで
なる。
、しかし、濃度は、乳児を持つ雌ブタにおいて非常に高い。
ン酸、11.2重量%のパルミトレイン酸、20.5重量%のパルミチン酸、3
5.2重量%のリノール酸、及び19.6重量%のオレイン酸を、94%のプロ
ピレングリコール及び6%の無水アルコールの成分からなる溶媒と混合した。こ
の混合物を、37.5℃に加熱し、完全に結晶が溶解するまで継続して攪拌した
。
。また、プラセボとして使用するプロピレングリコールの400gを含む8つの
フラスコ、更に上記の処方を5%濃度で含む4つのフラスコも用意した。
て与えた。赤群のフラスコは、小型の子ブタに、黒郡で標識したフラスコは大型
の子ブタに、そして緑郡で標識したフラスコは中型の子ブタに割り当てた。どち
らの豚舎で行ったプロトコールが、本発明のフェロモンで処置したものであるの
か、又はプラセボによる処置であるのかは分からないような試験、即ちシンプル
ブラインド試験を行った。
たフラスコとの間での実質的な違いを示さなかった。
5腹から産出された子ブタから、一方で該黒群は4腹より出産された子ブタから
なる。また、子ブタには、それらの体重に従って適切な色で標識し、そして1か
ら23までの番号を付した。
め、続いて黒群、最後に緑群というように適用した。
の咬傷数を数えた。その結果を以下の表に示す。
を45分間に亘り観察した。最初の実験を収録した後、子ブタの行動を記録する
ために4つのパラメーターを利用した。
った事象の詳細な結果を得た。
、攻撃する相手の体(耳、肩等)に1以上の咬傷を与え、逃げ去る。
理できた。その格闘が、多くの復讐とそれに対する復讐との連鎖により長引くと
きは、これを一つの攻撃と判定する。この測定は、撮影されたフィルムの45分
間の総計として得られた。
最初に3秒の休止があった時までを測定した。この格闘の時間は、秒単位で示し
た。
の回数を基礎とした。この遊びの連鎖は、1頭からn頭の子ブタを巻き込んだ。
2つの亜項目を、独り遊び、グループ遊びとして同定した。
測定も同様に行った。2頭の子ブタの間での直接的な体の接触があったときに、
この接触を記録した。又、記録には、接触の性質、即ち、受け身的であるのか、
攻撃的であるのかの何れかを併記した。
得られた。
トを用いて解析した。
新しい咬傷と古い咬傷の結果において、それらの傷は、中間の大きさの子ブタに
おいて顕著であったことが導き出された。この結果により、該解析の過程におい
て、咬傷の数の総数は使用することができなくなった。
平均値を、スチューデントt検定によって比較した。
傷について) 群の変数 赤群と緑群 赤群と黒群 緑群と黒群 平均偏差 13.522 −24.739 −38.261 自由度(DDL) 44 44 44 t 4.518 −3.807 −6.327 p <.0001 .0004 <.0001。
ボ処理を受けた子ブタ群の方が、本発明のフェロモン処理を受けた子ブタ群に比
べ、数多くの咬傷を持つことが明らかとなった。
用して行った。
ボの処理を受けた子ブタに比べ、傷の数が少ないことが明らかとなった。
の結果を示すグラフである。フェロモン処理群の子ブタの方が、プラセボ処理群
の子ブタに比べて、幾つかの格闘はあったものの、攻撃性が顕著に低下し、持続
時間に関しても、より短時間であったことがこの解析から明らかになった。その
上、フェロモン処理の子ブタの方が、プラセボ処理群よりも社交的であり、より
多くの接触を持ち、より多く遊んでいたことが観察された。
方のプラセボ処理群と比較して、より穏やかであり、攻撃性も低下し、更に、よ
り社交的であると結論付けることが出来る。実際に、プラセボ処理を受けた子ブ
タは、86%がより攻撃的であり、従ってフェロモン処理したもう一方の群より
も大きなストレスを受けていた。
変換効率が低下することが明らかになった。これは結果として、薬物処理群と比
較し、薬物の処理をしていないプラセボ群で、体重の減少を招く。
ェロモンの効果の評価 これらの実験には、体重が6から9kgの子ブタで使用した。これらの子ブタ
は、ナイマ(Naima)と交配した種々のペナーラン(penarlan)で
ある。該実験では、5から7頭の雌ブタを使用した。出生後48時間、該子ブタ
は歯と尾を持たない。この時、それらに焼き印を入れた。雄の子ブタを15日目
に虚勢した。22日目に離乳させ、その離乳後26日目に、別々の雌から生まれ
た子ブタを群分けした。体重に従ってクラス分けした3つの群を置いた。軽量群
、中量群及び重量群が、本実験にて用いた分類であった。
より開始した。
酸、5.3重量%のラウリン酸、6.2重量%のミリスチン酸、11.2重量%
のパルミトレイン酸、20.5重量%のパルミチン酸、35.2重量%のリノー
ル酸及び19.6重量%のオレイン酸を含んでなる。
酸、5.3重量%のラウリン酸、6.2重量%のミリスチン酸、20.5重量%
のパルミチン酸、35.2重量%のリノール酸及び30.8重量%のオレイン酸
を含んでなる。
cmのところに噴霧することにより適用した。
を行った。次に、子ブタの体重を測定し、その体重によってクラス分けし、3体
重の群(軽量、中量、重量)に分けた。そして、予めPAP1若しくはPAP2
又はプラセボを噴霧した豚舎に、子ブタを納めた。
、4日目の同時刻に繰り返し適用した。実験の最終日である4日目に、各群とも
同様に傷を評価した。
り付けた。それらの最初の群分け後、子ブタを45分間に亘り観察した。該フィ
ルムは、前述したように、格闘の持続時間、格闘の回数及び平和的な接触の回数
を得るために分析した。
或いは耳の表面又は耳の外部若しくは内部(external or inte
rnal parts)の何れに該当するのかを記録した。 (2)他の傷との関連性のない全ての傷を1つの傷と見なした。 (3)5mmよりも大きい傷のみを数えた。 (4)新しい傷と接触する皮の堅い傷は、二つ(2)の傷として数えた。
り統計学的に比較した。変数は、傷の数の違いの有効な無作為化(valid
randomization)の場合における5時間目の傷の数と、有効な無作
為化をしていない(non−valid randomization)場合に
おける0時間目と5時間目での傷の数についての調査である。
、PAP1で処理した子ブタにおいては7.8の咬傷、PAP2で処理した子ブ
タでは1.3の咬傷であったことが明らかになった。正規分布でないときには、
結果は、マン−ホイットニーにより記述されたノンパラメトリック検定により解
析した。それにより、3つの処理群の間に非常に有意な差が示された。ここでは
PAP2での処理の効果を示した。
加(DWG)を比較した。以下の統計学的解析が得られた。
U 42.000 Uプライム 183.000 zの値 ―2.924 pの値 .0035 同順位について補正後のz ―2.947 同順位について補正後のp .0032 同順位番号(#) 8。
表している。全ての場合において、PAP1又はPAP2の処理に支配された子
ブタの成長は、21日目でプラセボより優位であった。
目に体重を測定した後も、まだ体重が増加していた。
重い方の平均体重に届くほどの体重の増加が当然観察された。
影響を示さない10頭のイヌの1群を試験のために選択した。
のイヌ5頭のケージには、本発明の組成物PAP1を噴霧した。
た。
く捕食し、よりリラックスしているように見えた。
影響を示さない10頭のイヌの1群を試験のために選択した。
のイヌ5頭のケージには、10%のプロピレングリコール中に、24.3重量%
のオレイン酸、22.8重量%のパルミチン酸、22.9重量%のリノール酸、
3.0重量%のミリスチン酸、14.4重量%のコレステロール及び1.1重量
%のラウリン酸を含んでなる組成物を噴霧した。
た。
く捕食し、よりリラックスしているように見えた。実施例6と比較すると、特定
の組成物の使用により、イヌにおいてより大きな効果を生じた;すなわち、より
多く捕食し、イヌはよりリラックスしているように見えた。
択した。
。他の若い子ウシ3頭の畜舎には、10%のプロピレングリコール中に、26.
7重量%のオレイン酸、21.1重量%のパルミチン酸、22.4重量%のリノ
ール酸、3.0重量%のラウリン酸、4.4重量%のミリスチン酸及び20.6
重量%の1−ドコサノールを含んでなる組成物を噴霧した。
全てに餌と水を与えた。
く捕食し、よりリラックスしているように見えた。
選択した。
た。他の若い子ヒツジ3頭の畜舎には、10%のプロピレングリコール中に、3
5.8重量%のオレイン酸、23.7重量%のパルミチン酸、23.5重量%の
リノール酸、4.6重量%のミリスチン酸、3.5重量%のペンタデカン酸及び
8.6重量%のスクワレンを含んでなる組成物を噴霧した。
舎の全てに餌と水を与えた。
り多く捕食し、よりリラックスしているように見えた。
択した。
。他の若い子ヤギ3頭の畜舎には、10%のプロピレングリコール中に、21.
2重量%のオレイン酸、24.5重量%のパルミチン酸、21.3重量%のリノ
ール酸、13.1重量%のラウリン酸、9.3重量%のミリスチン酸及び10.
3重量%のスクワレンを含んでなる組成物を噴霧した。
全てに餌と水を与えた。
く捕食し、よりリラックスしているように見えた。
影響を示さない6頭の子ウマの1群を試験のために選択した。
の子ウマ3頭の馬屋には、10%のプロピレングリコール中に、37.7重量%
のオレイン酸、24.7重量%のパルミチン酸、24.6重量%のリノール酸、
3.0重量%のラウリン酸、2.4重量%のミリスチン酸及び5.6重量%の2
,2 ジメチル 1,3 ジオキソラン−4−メタノールを含んでなる組成物を
噴霧した。
。
多く捕食し、よりリラックスしているように見えた。
壁に、対照物のポリプロピレングリコールを噴霧した。第2群では、教室の壁に
、本発明のPAP1を噴霧した。
は、彼らの両親が去った後の小児は、泣く、及び互いに喧嘩をするというような
症状を示し、より不安であることが観察された。
スに満ちた態度で振る舞うことがより少ないように見えた。
壁に、対照物のポリプロピレングリコールを噴霧した。第2群では、教室の壁に
、10%のプロピレングリコール中に、30.8重量%のオレイン酸、30.0
重量%のパルミチン酸、28.8重量%のリノール酸、3.6重量%のミリスチ
ン酸、1.3重量%のペンタデカン酸及び5.6重量%のステアリン酸を含んで
なる組成物を噴霧した。
は、彼らの両親が去った後の小児は、泣く、及び互いに喧嘩をするというような
症状を示し、より不安であることが観察された。
トレスに満ちた態度で振る舞うことがより少ないように見えるということが観察
された。
を観察した。
。3人の第2群では、保育器に、10%のプロピレングリコール中に、30.8
重量%のオレイン酸、30.0重量%のパルミチン酸、28.8重量%のリノー
ル酸、3.6重量%のミリスチン酸、1.3重量%のペンタデカン酸及び5.6
重量%のステアリン酸を含んでなる組成物を噴霧した。
た後により多く栄養物をとり、よりリラックスしているように見えた。
換え、省略及び改変を、その範囲から逸脱することなく行えることが、当業者に
は理解されるであろう。それ故、本発明の領域は、冒頭に記載の特許請求の範囲
により限定されると同時に、その均等物をも含むことを意図するものである。
ー/質量分光分析法のスペクトルプロフィール。
/質量分光分析法のスペクトルプロフィール。
タの耳に与えられた新しい傷を示すグラフ。
ブタの耳に与えられた新しい傷を示すグラフ。
続時間を示すグラフ。
成長曲線である。
曲線である。
る。
Claims (70)
- 【請求項1】 哺乳類の乳腺周辺の皮膚に由来する分泌物を含有する組成物
。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組成物であって、前記分泌物が乳房間溝に
由来する組成物。 - 【請求項3】 パルミチン酸、オレイン酸及びリノール酸を含んでなる組成
物。 - 【請求項4】 請求項3に記載の組成物であって、溶液中に存在する組成物
。 - 【請求項5】 パルミチン酸、オレイン酸及びリノール酸の誘導体を含んで
なる組成物。 - 【請求項6】 請求項5に記載の組成物であって、前記誘導体がパルミチン
酸、オレイン酸及びリノール酸のエステル又は塩である組成物。 - 【請求項7】 請求項3に記載の組成物であって、約18%から31.2%
(W%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(W%/w%)の
リノール酸及び28.7%から31.2%(w%/w%)のオレイン酸及びその
誘導体を含んでなる組成物。 - 【請求項8】 請求項7に記載の組成物であって、前記誘導体がパルミチン
酸、オレイン酸及びリノール酸のエステル又は塩である組成物。 - 【請求項9】 請求項3に記載の組成物であって、更に、毒性のない充填剤
化合物を含んでなる組成物。 - 【請求項10】 請求項9に記載の組成物であって、前記毒性のない充填剤
化合物が、脂肪酸、アルコール、アミン、スクワレン及びグリセロールからなる
群から選択される組成物。 - 【請求項11】 請求項3に記載の組成物であって、約18%から31.2
%(w%/w%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(w%/w%)
のリノール酸、約8.7%から16%(w%/w%)のパルミトレイン酸及び約
15.7%から30.7%(w%/w%)のオレイン酸及びその誘導体を含んで
なる組成物。 - 【請求項12】 請求項11に記載の組成物であって、前記誘導体が、パル
ミチン酸、オレイン酸、パルミトレイン酸及びリノール酸のエステル又は塩であ
る組成物。 - 【請求項13】 請求項11又は12の何れか一項に記載の組成物であって
、更に、毒性のない充填剤化合物を含んでなる組成物。 - 【請求項14】 請求項13に記載の組成物であって、前記毒性のない充填
剤化合物が脂肪酸、アルコール、アミン、スクワレン及びグリセロールからなる
群から選択される組成物。 - 【請求項15】 約18%から31.2%(w%/w%)のパルミチン酸、
約34.3%から47.2%のリノール酸、及び約28.7%から31.2%(
w%/w%)のオレイン酸を含んでなる組成物。 - 【請求項16】 約18%から31.2%(w%/w%)のパルミチン酸、
約34.3%から47.2%(w%/w%)のリノール酸及び8.7%から16
%(w%/w%)のパルミトレイン酸を含んでなる組成物。 - 【請求項17】 請求項15又は16に記載の組成物を含んでなる溶液。
- 【請求項18】 請求項17に記載の溶液であって、前記溶液が、噴霧剤、
エアロゾルの形態であり、マイクロカプセル化した、徐放性の基質中に存在又は
シャンプー中に存在する溶液。 - 【請求項19】 カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミトレイン
酸、オレイン酸、パルミチン酸及びリノール酸及び溶媒を含んでなる溶液。 - 【請求項20】 請求項19に記載の溶液であって、更にカルボン酸類、ア
ミン類、アルコール又はステロール類を含んでなる溶液。 - 【請求項21】 0.5%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7
%のラウリン酸;3.9%から9.6%のミリスチン酸;7.5%から13.8
%パルミトレイン酸;15.5%から26.8%のパルミチン酸;29.5%か
ら40.6%のリノール酸;13.5%から26.4%のオレイン酸;及び溶媒
;を含有してなる溶液。 - 【請求項22】 0.5%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7
%のラウリン酸;3.9%から9.6%のミリスチン酸;15.5%から26.
8%のパルミチン酸;29.5%から40.6%のリノール酸;24.7%から
36.8%のオレイン酸;及び溶媒;を含んでなる溶液。 - 【請求項23】 請求項19から20の何れか一項に記載の溶液であって、
前記溶媒が、アルコール及びポリプロピレングリコールである溶液。 - 【請求項24】 請求項19から20の何れか一項に記載の溶液であって、
前記溶液が、スプレー、シャンプー、エアロゾルの形態である溶液、若しくはマ
イクロカプセル化されている溶液、又は徐放性の基質である溶液。 - 【請求項25】 哺乳類におけるストレスの治療の方法であって、 −哺乳動物の乳腺からの分泌物を含んでなる組成物を、そのような治療を必要と
する哺乳類に投与するステップ を具備する方法。 - 【請求項26】 請求項25に記載の方法であって、前記分泌物がカルボン
酸類、アミン類、アルコール又はステロール類を含んでなる方法。 - 【請求項27】 請求項25に記載の方法であって、前記分泌物が;0.5
%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7%のラウリン酸;3.9%か
ら9.6%のミリスチン酸;15.5%から26.8%のパルミチン酸;29.
5%から40.6%のリノール酸;24.7%から36.8%のオレイン酸;を
含んでなる方法。 - 【請求項28】 請求項25に記載の方法であって、前記分泌物が;0.5
%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7%のラウリン酸;3.9%か
ら9.6%のミリスチン酸;15.5%から26.8%のパルミチン酸;29.
5%から40.6%のリノール酸;及び24.7%から36.8%のオレイン酸
;を含んでなる方法。 - 【請求項29】 請求項25から28の何れか一項に記載の方法であって、
前記組成物が溶液中に存在し、且つ前記溶液を壁、哺乳類の皮膚、空中、又は玩
具に適用することにより投与する方法。 - 【請求項30】 哺乳類における体重減少を治療するための方法であって、
哺乳動物の乳腺に由来する分泌物を含んでなる組成物を、そのような治療を必要
とする哺乳類に投与するステップを具備する方法。 - 【請求項31】 請求項30に記載の方法であって、前記分泌物がカルボン
酸類、アミン類、アルコール又はステロール類を含んでなる方法。 - 【請求項32】 請求項30に記載の方法であって、前記分泌物が;0.5
%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7%のラウリン酸;3.9%か
ら9.6%のミリスチン酸;15.5%から26.8%のパルミチン酸;29.
5%から40.6%のリノール酸;及び24.7%から36.8%のオレイン酸
;を含んでなる方法。 - 【請求項33】 請求項30に記載の方法であって、前記分泌物が;0.5
%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7%のラウリン酸;3.9%か
ら9.6%のミリスチン酸;15.5%から26.8%のパルミチン酸;29.
5%から40.6%のリノール酸;24.7%から36.8%のオレイン酸;を
含んでなる方法。 - 【請求項34】 請求項30から33の何れか一項に記載の方法であって、
前記組成物が溶液中に存在し、且つ前記溶液を壁、哺乳類の皮膚、空中又は玩具
に適用することにより投与される方法。 - 【請求項35】 輸送中の家畜用哺乳類における不安の治療の方法であって
、哺乳類の乳腺由来の分泌物による治療を必要とする家畜用哺乳類に投与するこ
とを具備する方法。 - 【請求項36】 請求項35に記載の方法であって、前記分泌物が、カルボ
ン酸類、アミン類、アルコール又はステロール類を含んでなる方法。 - 【請求項37】 請求項35に記載の方法であって、前記分泌物が;0.5
%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7%のラウリン酸;3.9%か
ら9.6%のミリスチン酸;15.5%から26.8%のパルミチン酸;29.
5%から40.6%のリノール酸;及び24.7%から36.8%のオレイン酸
;を含んでなる方法。 - 【請求項38】 請求項23に記載の方法であって、前記分泌物が;0.5
%から3.5%のカプリン酸;2.8%から8.7%のラウリン酸;3.9%か
ら9.6%のミリスチン酸;15.5%から26.8%のパルミチン酸;29.
5%から40.6%のリノール酸;24.7%から36.8%のオレイン酸;を
含んでなる方法。 - 【請求項39】 請求項35から38に記載の方法であって、前記組成物が
溶液中に存在し、且つ前記溶液を壁、哺乳類の皮膚、空中及び玩具に適用するこ
とにより投与する方法。 - 【請求項40】 パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸及びその誘導体を
含有する溶液を、そのような治療を必要とする哺乳類に投与するステップを具備
する、哺乳類のストレスを治療する方法。 - 【請求項41】 請求項40に記載の方法であって、前記溶液が18%から
31.2%(W%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(W%
/W%)のリノール酸、約28.7%から42.8%(W%/W%)のオレイン
酸及びその誘導体を含んでなる溶液である方法。 - 【請求項42】 請求項40に記載の方法であって、前記溶液が約18%か
ら31.2%(w%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(W
%/W%)のリノール酸、約8.7%から約16%のパルミトレイン酸、約15
.7%から30%(W%/W%)のオレイン酸及びその誘導体を含んでなる溶液
である方法。 - 【請求項43】 請求項40から42の何れか一項に記載の方法であって、
前記溶液がスプレー、シャンプー、エアロゾルの形態を取り、マイクロカプセル
化され、又は徐放性の基質である溶液である方法。 - 【請求項44】 請求項40から42に記載の方法であって、前記溶液を、
壁、哺乳類の皮膚、空中又は玩具に適用することにより投与する方法。 - 【請求項45】 哺乳類における伝染病の死亡率及び罹患率を減少させるた
めの方法であって、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸及びその誘導体を含
んでなる溶液を、そのような治療を必要とする哺乳類に投与することを具備する
方法。 - 【請求項46】 請求項45に記載の方法であって、前記溶液が、約18%
から31.2%(W%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(
W%/W%)のリノール酸、約28.7%から42.8%(W%/W%)のオレ
イン酸及びその誘導体を含んでなる方法。 - 【請求項47】 請求項46に記載の方法であって、前記溶液が、約18%
から31.2%(W%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(
W%/W%)のリノール酸、約8.7%から16%(W%/W%)のパルミトレ
イン酸、15.7%から30.7%(W%/W%)のオレイン酸及びその誘導体
を含んでなる方法。 - 【請求項48】 請求項45から47の何れか一項に記載の方法であって、
前記溶液がスプレー、エアロゾル若しくはシャンプーの形態を取り、マイクロカ
プセル化され、又は徐放性の基質である方法。 - 【請求項49】 請求項45から47の何れか一項に記載の方法であって、
前記溶液を、壁、哺乳類の皮膚、空中又は玩具に適用することにより投与する方
法。 - 【請求項50】 哺乳類における食物変換率を改善するための方法であって
、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸及びその誘導体を含んでなる溶液を、
そのような治療を必要とする哺乳類に投与することを具備してなる方法。 - 【請求項51】 請求項50に記載の方法であって、前記溶液が、約18%
から31.2%(W%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(
W%/W%)のリノール酸、約28.7%から42.8%(W%/W%)のオレ
イン酸及びその誘導体を含んでなる方法。 - 【請求項52】 請求項51に記載の方法であって、前記溶液が、約18%
から31.2%(W%/W%)のパルミチン酸、約34.3%から47.2%(
W%/W%)のリノール酸、約8.7%から16%(W%/W%)のパルミトレ
イン酸、約15.7%から30.7%(W%/W%)のオレイン酸及びその誘導
体を含んでなる方法。 - 【請求項53】 請求項50から52の何れか一項に記載の方法であって、
前記溶液がスプレー、シャンプー、若しくはエアロゾルの形態を取り、マイクロ
カプセル化され、又は徐放性の基質である方法。 - 【請求項54】 請求項50から53の何れか一項に記載の方法であって、
前記溶液を、壁、哺乳類の皮膚、空中又は玩具に適用することにより投与する方
法。 - 【請求項55】 13.5%から40.3%(W%/W%)のオレイン酸、
15.5%から31.4%(W%/W%)のパルミチン酸、20.2%から40
.6%(W%/W%)のリノール酸及び2%から10.1%(W%/W%)のミ
リスチン酸及びその誘導体を含んでなる組成物。 - 【請求項56】 20.1%から40.3%(W%/W%)のオレイン酸、
19.2%から31.4%(W%/W%)のパルミチン酸、20.2%から30
.1%(W%/W%)のリノール酸及び2%から10.1%(W%/W%)のミ
リスチン酸及びその誘導体を含んでなる組成物。 - 【請求項57】 24.9%から28.6%(W%/W%)のオレイン酸、
19.2%から23.1%(W%/W%)のパルミチン酸、20.5%から24
.3%(W%/W%)のリノール酸、1.9%から4.2%(W%/W%)のラ
ウリン酸、3.2%から5.6%(W%/W%)のミリスチン酸及び18.4%
から22.8%(W%/W%)の1−ドコサノール及びその誘導体を含んでなる
組成物。 - 【請求項58】 32.8%から38.8%(W%/W%)のオレイン酸、
21.6%から25.9%(W%/W%)のパルミチン酸、21.2%から25
.7%(W%/W%)のリノール酸、3.4%から5.9%(W%/W%)のミ
リスチン酸、2.6%から4.4%(W%/W%)のペンタデカン酸及び7.4
%から9.7%(W%/W%)のスクワレン及びその誘導体を含んでなる組成物
。 - 【請求項59】 29.8%から31.9%(W%/W%)のオレイン酸、
28.7%から31.4%(W%/W%)のパルミチン酸、27.5%から30
.1%(W%/W%)のリノール酸、2.8%から4.3%(W%/W%)のミ
リスチン酸、0.8%から1.9%(W%/W%)のペンタデカン酸及び4.3
%から6.8%(W%/W%)のステアリン酸及びその誘導体を含んでなる組成
物。 - 【請求項60】 20.1%から22.3%(W%/W%)のオレイン酸、
22.3%から26.8%(W%/W%)のパルミチン酸、20.2%から22
.5%(W%/W%)のリノール酸、11.4%から14.8%(W%/W%)
のラウリン酸、8.5%から10.1%(W%/W%)のミリスチン酸及び9.
5%から11.2%(W%/W%)のスクワレン及びその誘導体を含んでなる組
成物。 - 【請求項61】 21.5%から27.2%(W%/W%)のオレイン酸、
20.8%から24.9%(W%/W%)のパルミチン酸、20.5%から25
.4%(W%/W%)のリノール酸、2.2%から3.9%(W%/W%)のミ
リスチン酸、1.8%から3.1%(W%/W%)のペンタデカン酸、10.2
%から18.6%(W%/W%)のコレステロール及び0.4%から1.8%(
W%/W%)のラウリン酸及びその誘導体を含んでなる組成物。 - 【請求項62】 35.2%から40.3%(W%/W%)のオレイン酸、
22.8%から26.7%(W%/W%)のパルミチン酸、22.1%から27
.1%(W%/W%)のリノール酸、2.3%から3.7%(W%/W%)のラ
ウリン酸、2%から2.8%(W%/W%)のミリスチン酸及び4.4%から6
.7%(W%/W%)の2,2−ジメチル 1,3 ジオキソラン−4−メタノ
ール及びその誘導体を含んでなる組成物。 - 【請求項63】 請求項55又は56の何れか一項に記載の組成物であって
、前記誘導体がオレイン酸、パルミチン酸、リノール酸及びミリスチン酸のエス
テル又は塩又はアルコール又はケトン又はエーテル又はアミドである組成物。 - 【請求項64】 請求項63に記載の組成物であって、更に、毒性のない充
填剤を含んでなる組成物。 - 【請求項65】 請求項64に記載の組成物であって、前記毒性のない充填
剤化合物が、脂肪酸、アルコール、アミン、スクワレン及びグリセロールからな
る群から選択される組成物。 - 【請求項66】 13.5%から40.3%(W%/W%)のオレイン酸、
15.5%から31.4%(W%/W%)のパルミチン酸、20.2%から40
.6%(W%/W%)のリノール酸及び2%から10.1%(W%/W%)のミ
リスチン酸及びその誘導体及び溶媒を含んでなる溶液。 - 【請求項67】 20.1%から40.3%(W%/W%)のオレイン酸、
19.2%から31.4%(W%/W%)のパルミチン酸、20.2%から30
.1%(W%/W%)のリノール酸及び2%から10.1%(W%/W%)のミ
リスチン酸及びその誘導体及び溶媒を含んでなる溶液。 - 【請求項68】 請求項57から62の何れか一項に記載の組成物および溶
媒を含んでなる溶液。 - 【請求項69】 請求項66又は67の何れか一項に記載の溶液であって、
前記溶媒が、アルコール又はポリプロピレングリコールである溶液。 - 【請求項70】 請求項69に記載の溶液であって、前記溶液が、スプレー
、シャンプー、エアロゾルの形態である溶液、若しくはマイクロカプセル化され
ている溶液、又は徐放性の基質である溶液。
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