JP2002500917A - 二重パッケージ - Google Patents

二重パッケージ

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JP2002500917A
JP2002500917A JP2000528224A JP2000528224A JP2002500917A JP 2002500917 A JP2002500917 A JP 2002500917A JP 2000528224 A JP2000528224 A JP 2000528224A JP 2000528224 A JP2000528224 A JP 2000528224A JP 2002500917 A JP2002500917 A JP 2002500917A
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container
outer container
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JP2000528224A
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オムステッド,ダニエル
ウェイツナー,バリー
メロ,アントニオ
ホワイト,デスモンド
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キュアリス・インコーポレーテッド
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Publication date
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    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
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Abstract

(57)【要約】 生体物質を無菌的にパッキングし分配する方法および装置が示される。本装置は、内側容器と、内側容器を完全に包囲する外側容器とを有する二重パッケージを提供する。アクセス開口が外側容器を通過し、外側容器の外側から不安定な流体または固体を無菌的に導入するように作動する。内側容器は、接近開口に取り外し可能に接続される。さらに外側容器が取り外し可能である。二重パッケージを殺菌した後、不安定な流体または固体がアクセス開口を介して内側容器に導入される。アクセス開口は密封され、二重パッケージを無菌環境に導入することができる。外側容器は、無菌環境で取り除くことができる。無菌作業者は、内側容器を取り出し、不安定な流体または固体を分配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体物質を収容し使用する分野に関する。さらに詳細には、本発明
は、生体物質を無菌状態で詰め分配する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
手術上の手順において、決まった手順で無菌の手術器具を提供しなければなら
ない。Sawyerに付与された米国特許第4,065,816号において、殺菌した領域に非 生体物質を無菌で導入する装置および方法がこの技術分野で知られている。Sawy
erは、外科的な手術のために補綴装置を詰める方法を示している。この補綴装置
は、詰められパッケージの中で殺菌され、パッケージが開放される無菌の環境に
搬送される。
【0003】 これらの従来の装置および方法は、非生体物質においては成功したが、離れた
場所から無菌の領域に生体物質を移動する場合については成功していない。非生
体物質は、容器に配置した後、殺菌することができるが、生体物質は、殺菌処理
によって悪影響を受けるためそれとは異なるように処理しなければならない。
【0004】 生体物質は無菌の環境に導入することができるが、それは困難である。生体物
質の無菌的な使用の例は輸血バッグである。Waageに付与された米国特許第3,942
,529号に示された輸血バッグを無菌的な環境で使用する装置および方法は、この
技術分野で知られている。Waageは、血液を収容するパッケージおよび収容する 方法を示している。血液バッグはそれらが充填される前には無菌であり、充填し
た後には、もはや無菌ではなく、バッグが無菌の環境に置かれるときには極めて
慎重に使用しなければならない。
【0005】 生体物質を無菌作業室に導入する他の方法は、無菌搬送である。この方法にお
いて、生体物質は、ガラス瓶に無菌状態で詰められる。ガラス瓶の外側は、通常
清浄であるが、無菌状態ではない。したがって、作業室でガラス瓶の生体物質を
使用するために、非無菌の助手がこのガラス瓶を開放し、無菌作業者がそれを保
持しなければならない。無菌作業者は、ストローまたは他の管を介して細胞を無
菌注射器に引く。この生体物質は無菌環境でのみ使用することができる。
【0006】 生体物質を無菌作業室に搬送する現在の方法は煩わしく、生体物質を無菌状で
使用するために人員を必要とする。したがって、従来技術の欠点および不足を克
服する、生体物質を無菌的に詰め、分配する新しい方法および装置のニーズが生
じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の基本的な側面によれば、生体物質を無菌的に収納し分配する方法およ
び装置が示される。本発明の目的は、生体物質を無菌領域に無菌的に導入するこ
とである。
【0008】 本発明の他の目的は、生体物質を無菌的に収納し分配することができる装置を
提供することである。 これらまたは他の目的は、1つまたは複数の次の実施例と合致する。1つの実
施形態によれば、内側容器と前記内側容器を完全に包囲する外側容器を有する二
重パッケージを提供する。アクセス開口が外側容器を通過し、外側容器の完全性
を侵害することなく外側容器の外側から内側容器に不安定な流体または固体を導
入するように作動可能である。アクセス開口は、外側容器を開口することなく不
安定な流体または固体を内側容器に入れることができる。内側容器は、アクセス
開口に着脱可能に接続されることが好ましい。さらに、容器は取り外し可能であ
る。
【0009】 他の実施形態において、本発明は、流体を無菌領域に送る方法を開示する。本
方法は、内側容器を完全に包囲する外側容器と、取り外し可能な前記外側容器を
通過する流体案内導管とを有する二重パッケージを殺菌することを含む。さらに
本方法は、流体が前記外側容器の内側の無菌性を侵害しないように前記流体案内
導管を通って前記外側容器の外側から前記内側容器に流体を挿入することを含む
。流体は、中に含まれる所望の生きた細胞のような殺菌に対して不安定な物質を
有し、前記所望の生きた細胞以外に汚染された細胞がない。本方法は、無菌領域
の近傍で前記外側容器を開放し、内側容器から前記無菌領域に前記流体を分配す
る。この方法によれば、流体が二重パッケージに挿入されると、パッケージは最
終的殺菌がなされない。
【0010】 他の実施形態において、本発明は、不安定な流体または固体を収納する方法を
示す。本方法は、内側容器を完全に包囲する外側容器と、取り外し可能な前記外
側容器を通過する流体案内導管とを有する二重パッケージを殺菌することを含む
。外側容器は、内側容器の周りで取り外し可能に密封される。本方法は、不安定
な流体または固体が前記外側容器の内側の無菌性を侵害しないように前記アクセ
ス開口を通って不安定な流体または固体を前記内側容器に前記外側容器の外側か
ら挿入することとを含む。前記不安定な流体または固体は、不安定な流体または
固体を挿入するステップに続いて殺菌されない。
【0011】 他の実施例によれば、本発明は、不安定な流体または固体を無菌的に分配する
方法を開示する。この方法は、不安定な流体または固体を有する内側容器を完全
に包囲する外側容器を有し、内側容器は、外側容器を通過するアクセス開口に着
脱可能に接続されている二重パッケージを提供することを含む。外側容器は可動
である。またこの方法は、無菌環境に接近して外側容器を開放し、内側容器から
不安定な流体または固体を分配することを含む。
【0012】 本発明の二重パッケージを使用することによって、物質、無菌環境または無菌
作業者が汚染される危険性を回避しながら、無菌環境で生体物質を使用すること
を可能にする。特に本発明の二重管は、移植片および組織工学で使用される細胞
を含む成分を収容し、提出するために特に適している。
【0013】 本発明の他の目的および利点は、詳細な説明において一部が説明され、一部が
本発明の説明からまたは実施の形態が明らかになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。 一般的に、付随的な組織を殺す過酷な条件に生体物質をさらすことによって作
業室のような無菌環境に来る物質のために無菌性が保証される。このような条件
は、殺菌加熱、イオン放射、有毒ガス等を含む。所望の材料が生きた細胞、また
は容易に変成するタンパク質、核酸、または他の有機分子を含むときには、これ
らの不安定な物質を取り扱う他の手順が必要である。
【0015】 本発明は、迅速で容易におよび改良された方法で無菌環境へ生体物質を提供す
る方法および装置を含むものである。この装置は、外側容器によって包囲される
無菌の内側容器を含み、この外側容器は、内側容器の殺菌性を保証して非無菌オ
ペレータまたは補助者によって取り扱うことができる。この装置を使用するため
に、内側容器は、無菌状態で生体物質で充填される。この装置は、非無菌環境に
搬送され、非無菌の補助者によって取り扱うことができる。非無菌の補助者は、
無菌領域の近傍に装置を配置し、外側の容器を取り外すことができ、無菌操作者
は、材料、操作者、領域または内側容器の安定性を侵害するおそれのない無菌の
内側容器を取り扱うことができる。
【0016】 本発明は、不安定な流体または固体、すなわち、殺菌状態で有害な化学的、物
理的、または生物学的な変化または破壊を受ける材料を取り扱うために有利であ
る。ここに示した種々の実施例の流体または固体は多くの種類を有する。例えば
、それは、細胞、細胞を含む成分、血液、リンパ液または水溶液の治療タンパク
質のような熱変性可能材料を含む水懸濁液である。また、不安定材料は、固体、
半固体、液体、シート(薄い、または厚い)、ブロック、他の3次元構造、ジェ
ルまたは特にまたは完全に硬化したアルギン酸のようなヒドロジェルである。好
ましくは、不安定材料は、表面に配分されるか及び/又は材料のすべてまたは一
部を通して分配された細胞を有する。この不安定流体または固体は、生体組織の
ブロックまたはシートのような、それ自身の細胞である。
【0017】 通常、不安定流体または固体は細胞を含む成分である。好ましい態様において
、本発明の二重のパッケージは、ヨーロッパ特許公開、第0299010号および04690
70号、国際特許出願公開WO94/25080、または米国特許第5,667,778号に示され るような移植または組織工学用の細胞を含む成分を収容するために使用される。
さらに、特に図10に示す実施の形態において、使用することができる物質は、
米国特許第5,567,612号に示す成分である。別の例として、このような物質は、 二重パッケージを安定化させるために使用される安定方法に対しては変化しやす
い。さらに、この実施例に示された二重のパッケージは殺菌されるか、または殺
菌されないとにかかわらず使用することができる。
【0018】 本発明およびその利点の実施例をさらに完全に理解することを促進するために
、実施例は図面の図1ないし図10を参照することによってさらに詳細に説明さ
れ、同様の数字は、種々の図面の同様のおよび対応する部品について使用される
【0019】 特に図1Aを参照すると、本発明の第1の実施例による二重のパッケージが示
される。参照符号10によって指示された二重のパッケージは、外側容器22に
よって完全に包囲された内側容器20を有する。外側容器22は、剥離可能部材
32を含む端部を有する。外側容器の他の3つの側面は、密封されたエッジ31
で密封される。流体を案内する導管24は、外側容器22を通過する。外側容器
22を通過することによって、流体案内導管24は、外側容器22を開放するこ
となく、外側容器22の外側から外側容器22の内側に入ることができるように
する。流体を案内する導管24は端部30を有し、この端部30は、取り外し可
能な閉鎖体によって閉鎖される。例えば、端部30での閉鎖体は、ルアコネクタ
(luer connector)、開口、キャプ、または隔壁を有することができる。
【0020】 流体を案内する導管24は、接続点26で内側容器20に取り外し可能に接続
されている。内側容器20は着脱可能に接続されているので、内側容器20は、
流体案内導管24から容易にとり外すことができる。例えば、着脱可能な接続は
、摩擦嵌合またはルアコネクタである。不安定な流体または細胞を含む成分は、
不安定な流体または細胞を含む成分が安定性と妥協する外側の容器22の侵害を
生じないように、流体を案内する導管24の端部30で流体を案内する導管24
に挿入され、外側容器の外側から始まる不安定な流体または細胞を含む成分は、
内側容器20の内側で終結し、内側容器20と外側容器22の内側との間に細胞
を含む流体成分がほとんどか、またはまったくない。したがって、不安定な流体
または細胞を含む成分の導入は、外側容器22の内側の安定性を侵害しない。さ
らに、不安定な流体または細胞を含む成分は、外側容器22を開放することなく
、内側容器に導入される。
【0021】 図1Bを参照すると、二重パッケージの側面図が示されている。外側の容器2
2は、下層34と、上層36とから形成され、上層34および下層36は、3つ
の密封されたエッジおよびはがし易い部材32で密封される。剥離可能部材32
は、内側容器20を露出するために取り外すことができる。剥離可能部材32は
、容易に取り外す材料から形成される。例えば、剥離可能部材32は、Tyvek( フラッシュスパン・フィラメントから形成された100%の高密度ポリエチレン
シート)、紙、ナイロン、またはフォイルからつくることができる。剥離可能部
材32は、吸気可能または吸気不可能な材料である。吸気不可能な材料は、プラ
スティックからつくることができる。吸気不可能な部材は、取り外しを容易にす
るために二層の剥離可能部材の分離に適した接着材でコートされた2つの層であ
る。吸気可能で剥離可能な材料は、コートされているか、コートされていない材
料である。コートされていないはがすことができる材料は強い密封を生じるが、
開放することが難しい。別の例として、剥離可能部材32は、図1Aに示すよう
に、剥離可能な部材32を開けることによって、剥離可能な密封された縁部31
で上層34と下層36を離すように、1つまたは複数の上層34と下層36に一
体的に接続される。さらに剥離可能部材32は、Wilkに付与された米国特許第4,
367,816号に説明されているように破断ストリップである。さらに、剥離可能部 材32は、容易に引き裂くか切断することができる密封縁である。
【0022】 図1Bを参照すると、流体案内導管24は、参照符号38で外側容器の密封を
侵害することなく内側容器に接近することができる。好ましくは、参照符号38
でのシールが内側容器20への接近が流体案内導管24をのぞいて外側容器22
の外側から防止されるように漏れを防止するように流体案内導管24の周りに強
力なシールを形成する。
【0023】 流体案内導管24は、例えば、隔壁ポートまたは管である。通常の実施例にお
いて、流体案内導管24は、ポリエチレンからつくられる。しかしながら、流体
案内導管24は、外側の容器22に密封することができる材料で形成される。例
えば、このような材料は、ポリエチレン、テレフタレート、(Mylarのような) ポリエステル、Sclair(リニヤ低密度ポリエチレン)、Tyvec、紙、ナイロンま たはフォイルであるが、それには制限されない。別の実施例において、流体案内
導管24は、内側容器20への大きな粒子を有する不安定な流体または固体の導
入を容易にするためにアクセス開口によって置換される。
【0024】 図1Cにおいて、二重パッケージ10の端面図が示されている。下層34およ
び上層36は、密封部材32で接続するように示されている。流体案内導管の端
部30が示されており、ここでは、不安定な流体または細胞を含む成分が導入さ
れる。端部30に嵌合されるルア(luer)嵌合部材が不安定な流体または細胞を
含む成分を導入するために注射器またはいくつかの他の装置に容易に接続するこ
とができるように端部30に嵌合される。別の例として、端部30は、不安定な
流体または細胞を含む成分を導入することができる流体案内導管24またはアク
セス導管に針を挿入する隔壁である。
【0025】 流体案内導管24の端部は、内側容器の漏れを防止し、無菌性を維持するため
に通常密封される。流体案内導管24の端部30を密封する手段は、流体案内導
管24と外側容器22の外側の環境との間に障壁が存在するように端部30を密
封する方法を含む。例えば、密封手段は、端部30を完全に密封するために端部
のヒートシールと、閉鎖端部30をクランプする留め金と、端部30のキャップ
と、端部30を密封する流体シールと、端部30をシールする弁とを含む。
【0026】 図1Aないし図1Cに示す実施形態において、内側容器20は注射器であるが
、内側容器20は、他の収納容器であってもよい。内側容器20は、金属、ガラ
ス、ポリプロピレン、ポリカーボネートまたはポリエチレンのような適当な剛性
材料でつくられる。好ましくは、内側容器20は、要求に応じて不安定な流体ま
たは細胞を含む成分を分配することを容易にするように構成される。例えば、内
側容器20は、可撓性材料からつくられたバッグであり、バッグをしぼることに
よって内容が分配される。二重パッケージ10の成分は、中に包囲された他の成
分に関して説明した同様の成分と置換することができる。
【0027】 図2に示すように、複数の内側容器を含む二重パッケージ110が示されてい
る。また第2の内側容器140が外側容器122によって完全に包囲されている
。内側容器120は端部142を有し、内側の容器140は、端部144を有す
る。端部142および144は、流体案内導管122の端部126に別々に接続
されている。さらに、針、カニューレ、分配弁、びん、停止栓のような固定部材
、コネクタ、分配カテーテルおよび機構のような外側容器122内に包囲される
。さらに、不安定な流体または細胞を含む成分の分配を補助するか、外側容器1
22内に容易に組み立てられるか、または嵌合するか、外側容器122内に包囲
される他の部材が包囲される。特に、不安定な流体または細胞を含む成分の投与
と関連して無菌領域で使用することができる部材は、外側の容器内に包囲され、
それらは、無菌状態で維持されると同時に不安定な流体または細胞を含む成分を
分配するために容易に利用可能である。
【0028】 トレイ146は、内側容器120および140を保持するために外側容器12
2の内側のフレームとして使用することができる。トレイ146は、内側容器1
20および140を保持するために内側容器120および140の形状に成形さ
れる。トレイ146の使用は輸送中に内側容器120および140が押し合うこ
とを防止するだけでなく、内側容器120および140を容易に取り外す方法を
提供する。例えば、トレイ146は、外側容器122を取り外すときに内側容器
120および140に直接接触することなく連続的にまたは同時に内側容器12
0および140を押し出すように制御することができる。図示したようにトレイ
146は、1つまたは2つの内側容器を保持することができ、トレイ146の構
造は、多数の内側容器を保持するために変更することができる。トレイ146は
、剛性材料、例えば、ポリエチレン・テレフタレート・グリコール、ポリビニル
・クロライド、ポリスチレン、ポリエチレン・テレフタレートまたはポリエチレ
ンから製造され、トレイ146は、弾性的に曲がることができることが好ましい
。さらに、二重パッケージ110の部品全体は、他の実施形態に関して説明され
る同じ部品と交換することができる。
【0029】 図3において、二重パッケージ210が示されており、二重パッケージ210
は、熱成形トレイ252および剥離可能部材232を有する外側容器を含む。剥
離可能部材232は、内側容器220を露出するために容易に取り除くことがで
きる。剥離可能部材232を取り外すために、熱成形トレイ252を保持し、剥
離可能部材232を外側に引くことのみが必要なだけである。これは、熱成形ト
レイ252から剥離可能部材232を分離し、内側容器220を露出する。さら
に、熱成形トレイ252は、トレイ146に類似したトレイによって内側容器2
20を保持するように成形することができる。熱成形トレイ252は、ポリエチ
レンテレフタレート・グリコール、ポリビニル・クロライド、ポリスチレン、ポ
リエチレン・テレフタレート、またはポリエチレンのような丈夫な材料でつくる
ことができるが、これらの材料には制限されない。剥離可能部材232は、容易
にはがすことができる材料で成形することができる。例えば、剥離可能部材23
2は、Tyvec(商品名)、紙、ナイロン、フォイルでつくることができる。別の 例として、熱成形トレイ252は、外側容器250を形成するために剥離可能部
材232に密封される可撓性材料のシートと置換する。可撓性および剛性材料の
組み合わせを使用したこれらの構造に対する変形例は、当業者に容易に明らかに
なるが、本発明の範囲内にある(図4参照)。
【0030】 密封シール238は、流体案内導管224の周りに強いシールを形成する。端
部230は、外側容器222の外側から流体案内導管224を介して内側容器2
20の内側に材料が入ることができるようにする。例えば、端部230は、チェ
ク弁または停止栓である。さらに二重パッケージ210の部品の各々は、他の実
施例に関して説明される同じ部品と置換することができる。
【0031】 図4に示すように二重パッケージ310は、内側ポーチ364を包囲する選択
的な可撓性パッケージ362を有する。内側ポーチ364は、図1ないし図3の
外側容器22,122,および222に類似しており、内側容器320を包囲す
る。内側容器364は、流体案内導管324を指示する組み込み型剛性部材36
6を有する。可撓性パッケージ362は、内側容器364および内側容器320
を保護する可撓性容器を提供し、内側容器364および内側容器320の無菌性
を維持する。通常、二重パッケージ310は殺菌される。次に、無菌の環境で、
可撓性パッケージ362は除去され、内側容器320は、不安定な流体または細
胞を含む成分で充填される。これは、内側容器364によって包囲された不安定
な流体または細胞を含む成分で充填された無菌の内側容器320を残す。
【0032】 内側ポーチ364は、内側容器320をカバーし、剛性部材366を保持する
。可撓性パッケージ362および内側ポーチ364は、可撓性材料、例えば、ポ
リエチレン、Mylarのようなポリエステル、Sclair、Tyvec、紙、ナイロンまたは
フォイルから製造される。内側ポーチ364および可撓性パッケージ362は、
開放を容易にするために剥離可能部材232を含むことができる。剛性部材36
6は、この明細書で説明した剛性材料を含む。剛性部材366は、流体案内導管
324の周りに強力なシールを形成する際に補助となる。端部330は、内側ポ
ーチ364の外側から流体案内導管324を介して材料が入ることができるよう
にする。端部330は、端部キャップ390または他のキャッピングまたは密封
機構でカバーすることができる。
【0033】 図示するように、内側容器320は、隔壁392を内側容器320に接続する
追加のコネクタ396を有する。ユーザは、針394が隔壁392を貫通するよ
うに針ハウジング398に針を適合するように内側ポーチ364の外側からその
端部で隔壁392によって内側容器320を操作することができる。可撓性パッ
ケージ362を除去した後、不安定で細胞を含む成分は、流体案内導管324を
通して内側容器320に挿入される。内側容器を充填した後、隔壁392は針3
96から取り外すことができ、内側容器320を流体案内導管324から分離す
る。また、内側容器320は、ユーザが必要に応じて内側容器320とコネクタ
を組み立てることができるようにコネクタから全体を分離することができる。さ
らに、めす/おすluerコネクタを有することが好ましい複数のコネクタおよび固 定部材は、内側容器320と流体案内導管324との間の接続を容易にするため
に使用することができる。さらに、二重パッケージ310の部品の各々は、他の
実施例に関して述べた同じ部品と交換することができる。
【0034】 さらに、二重パッケージ310は、図2に示すトレイ146のような剛性の外
側トレイによって包囲され、可撓性パッケージを除去した後、内側容器320を
充填した後、内側容器を包囲する内側ポート364が剛性トレイによって所定の
位置に保持することができる。別の例として、二重パッケージ310は、可撓性
パッケージ362が除去される前、剛性の外側トレイに挿入することができる。
剛性の外側トレイを使用することによって、内側ポーチ364および内側容器3
20の搬送、機械的取り扱い、保護において補助とすることができる。
【0035】 図5において、二重パッケージ410は、二重の外側容器を備えた二重パッケ
ージ410が示されている。第1の外側容器470は、外側容器250と同様で
ある。第1の外側容器470は、熱成形トレイ252および剥離可能部材232
と同様の熱成形トレイ472および剥離可能部材474を含む。第2の外側容器
480が第1の外側容器470を完全に包囲する。第2の外側容器480は、熱
成形トレイ252および剥離可能部材232と同様の熱成形トレイ482および
剥離可能部材484を含む。しかしながら、流体案内導管424は、複数の外側
容器を通って第2の外側容器480の外側に伸び、第2の外側容器480の外側
から内側容器420に不安定な流体または細胞を含む成分を流すことができる。
複数の外側容器を設けることによって保護と無菌性が向上する。二重パッケージ
410は、流体案内導管424が最も外側の容器を通って伸びる限り、多数の外
側容器を有することができる。事実、二重パッケージ410の成分は、他の実施
例に関して説明した同じ部品と置換する。
【0036】 図6において、本発明の他の実施例による二重パッケージ510が示されてい
る。外側容器522は、内側容器520を完全に包囲し、トレイ546は内側容
器520を所定の位置に包囲する。二重パッケージ510は二重パッケージ10
と同様であるが、2つの実施例の間の大きな差異は、外側容器522が外側容器
522の内側に、制御された接近が可能な開口556を有することである。通常
開口556は、内側容器520が不安定な流体または細胞を含む成分で充填され
た前後、密封される。内側容器520の端部542は、充填動作において開口と
整列することができる。端部542は、開口、隔壁、ルア型(luer)コネクタま
たはストッパを含む。例えば、端部542は、コルク、ゴム、またはプラスティ
ックから製造することができる。図示するように、流体案内導管は、注射器59
0の接続された中空の針であり、これは充填装置の一部である。流体案内導管5
24は、充填動作中に内側容器520に着脱可能に接続される。さらに、二重パ
ッケージ510の成分は、他の実施例に関して説明した同じ部品と交換すること
ができる。
【0037】 針524は不安定な流体または細胞を含む成分を内側容器520に挿入した後
、取り外すことができる。外側容器522を密封するために、開口556は、図
7に示すような密封装置558で密封される。例えば、密封装置558は、キャ
ップ、ルア型(luer)コネクタ、弁、流体弁、開口556を閉鎖するクランプま
たは開口556が熱で密封されて閉鎖するような加熱シールである。
【0038】 殺菌および内側容器520を充填する前後に二重パッケージ510の無菌性を
維持するために、図8に示すように、外側の無菌障壁564が外側の容器522
の周囲全体で包囲することができる。外側の無菌障壁564は、例えば、外側容
器522および内側容器520の無菌性を維持することができる材料からつくら
れる。たとえば、ポリエチレン、低密度のポリエチレン、Mylarのようなポリエ ステル、Sclair、Tyvec、紙、ナイロン、フォイルを使用することができる。さ らに、外側の無菌障壁564は、剛性または可撓性であり、例えば、ポリエチレ
ン・テレフタレート・グリコール、ポリビニル・クロライド、ポリスチレン、ま
たはポリエチレン・テレフタレートグリコール、ポリビニル・クロライド、ポリ
ストレン、またはポリエチレン・テレフタレートを使用することができる。通常
、パッケージ510は、所定の位置で障壁564によって殺菌される。障壁56
4は、殺菌に対して不安定な物質で内側容器520を充填する直前に除去される
【0039】 本発明の動作 動作において、すべての実施例の二重パッケージは同様に作動する。二重のパ
ッケージは、公知の殺菌手段によって殺菌される。通常、二重のパッケージは、
好ましくは生物安全キャビネットを含む殺菌充填装置を使用して無菌的に充填さ
れる。不安定な流体または固体は、内側容器を充填するために、外側容器の外側
からアクセス開口を通って内側容器に挿入され、これは流体案内導管である。ア
クセス開口は、外側容器を開放することなく不安定な流体または固体を内側容器
に導入することができる。さらに、不安定な流体または固体は、外側容器の内側
の無菌性を侵害しない。したがって、不安定な流体または固体は、内側容器の外
側と外側容器の内側との間の領域に入らない。不安定な流体または固体は殺菌さ
れない。不安定な固体または流体が所望の数の生きている細胞を含むが、生きて
いる細胞以外の汚れた細胞のない場合には、無菌の二重のパッケージの非無菌の
物質は所望の細胞である。しかしながら、もし、不安定な固体または流体が生体
物質を含まない場合には、非生体物質の不安定な材料でなく、二重パッケージの
全体を殺菌してもよい。
【0040】 内側容器に所望の流体または固体を挿入した後、アクセス開口または流体案内
導管に残った余分の不安定な流体は、余分な不安定な流体または固体を取り外す
ためにいくつかの手段を使用することによって内側容器に押すことができる。余
分な不安定な流体または固体のアクセス開口または流体案内導管を一掃すること
は承認できる。例えば、余分な材料は、空気をアクセス開口または流体案内導管
に力強く吹くことによって、またはアクセス開口または流体案内導管をたたくこ
とによって、またはロッドを使用して押すことができる。その後、アクセス開口
または流体案内導管の端部が閉鎖される。密封手段が内側容器を殺菌する良好な
シールがつくられる限り、密封手段を使用することができる。二重パッケージは
、動作室のような無菌領域に配置される。
【0041】 二重パッケージ、不安定な流体または固体で充填されると、最終的な殺菌が行
われる。最終的な殺菌は、二重パッケージのすべての生体物質を殺す。好ましく
は、不安定な流体または固体が無菌状態で不安定な生体物質または他の生体物質
を含むので、最終的な殺菌は、不安定な流体または固体に悪影響を与える。した
がって、パッケージの全体の殺菌は、不安定な流体または固体の挿入前にのみ行
われる。
【0042】 非無菌の作業者または補助者は、二重パッケージを持ち、作業室かまたは無菌
領域に隣接して配置する。非無菌の補助者は、二重パッケージの外側容器を取り
外すことができる。外側パッケージを取り外すために、非無菌の作業者は、外側
容器の剥離可能部材を単にはがす、外側の容器を破るか開放するか、外側容器を
切断する。外側容器が一端開放されると、無菌作業者は、内側容器(複数ある場
合にはそれらの内の1つ)を把持し、それが取り付けられている場合には、アク
セス開口または流体案内導管から分離する。別の例として、内側容器がトレイに
よって収容されている場合には、非無菌補助者は、内側の容器が無菌領域または
無菌の作業者の手に飛び出すようにトレイを曲げることができる。別の例として
、無菌補助者は、外側容器が開放されると、内側容器を外側容器の外側に配置す
る。もし内側容器がポーチであるとき、無菌作業者はポーチをつかむ。別の例と
して、もし皮膚のサンプルのような生きた物質を使用する場合には、非無菌補助
者は内側容器を開放し、無菌補助者にサンプルをつかませる。別の例として、も
し、内側の容器で所望の形状に硬化されるサンプルを使用する場合、無菌補助者
は、内側容器を開放し、サンプルを取り外すことができる。通常、硬化したサン
プルは、プリフォーム移植片のような細胞を含んだ成分または物質であるが、プ
リフォーム移植片は、治療タンパク質のようなものではあるが細胞ではない殺菌
条件に対して不安定な材料を含む本発明の範囲内である。本発明による外側の容
器は、内側容器が汚れず、内側容器が非無菌表面に露出されないように取り外さ
れるか、または開放することができる。
【0043】 無菌作業者が内側容器を保持するとき、無菌作業者は、不安定な流体または固
体を分配する。内側容器が注射器である場合には、注射器のプランジャは内容液
を分配するために押されることができる。もし内側容器がポーチである場合には
、内側容器は、所望の不安定な流体または固体を放出するために絞ることができ
る。
【0044】 本発明の方法をさらに完全に説明するために、本方法は、図1Aないし図1C
に示した特別の実施形態に関してさらに説明する。しかしながら、以下に示すよ
うな方法は、以下に示した実施形態のいずれかの二重パッケージによって容易に
作動することができる。流体案内導管24の端部30は、密封される。端部30
を密封する手段は、端部、キャップ、流体弁、バリューを加熱密封するか、閉鎖
端部30をクランプすることを含む。密封された端部30を備えた二重パッケー
ジ10は、二重パッケージ10内の組織を汚染するすべてのものを殺すように殺
菌される。好ましくは、残留した汚染物質は、医学装置の良好な製造基準の下で
承認できる水準以下である。二重パッケージ10は、適当な方法、例えば、蒸気
、エチレンオキサイド、ガンマ線放射、電子ビーム放射、または紫外線による適
当な方法で殺菌することができる。
【0045】 適当な方法によって殺菌した後、内側容器は無菌的に充填される。1つの例に
おいて、二重パッケージ10は、クラス100の殺菌食品のような生物学的な研
究において安全なキャビネットの内側において、流体案内導管24の端部30で
除去可能なシールが除去される。不安定な流体または細胞を含む成分は、二重パ
ッケージ10の内側容器20に挿入される。不安定な流体または細胞を含む成分
は、多数の方法のうちのいずれか1つの方法を用いて挿入される。1つの実施形
態において、ルア型(luer)ロックを備えた殺菌充填注射器は、流体案内導管2
4の端部30に接続されている。この充填注射器は、生物学的な研究において安
全なキャビネットの内側の無菌性が侵害されないように手でまたは機械的に接続
される。充填注射器は、流体案内導管24に空にされ、不安定な流体または細胞
を含む成分に開けられ、不安定な流体または細胞を含む成分が内側容器20に押
し出される。内側容器20を充填した後に、充填注射器が取り除かれる。最適に
は、流体案内導管24に残った余分な不安定な流体または細胞を含む成分は、流
体案内導管24の余分な流体を一掃する手段を用いることによって、例えば、余
分な流体を内側容器20に押すようにロッドを使用することによって、または流
体案内導管24に空気を強く吹き込むことによって、または流体案内導管24を
たたくことによって内側容器20に押すことができる。不安定な流体または細胞
を含む成分が内側容器20に挿入された後、流体案内導管24の端部30が上述
した方法で再び密封される。端部30は、加熱によって永久に密封することがで
きる。この点において、二重パッケージ10は、不安定な流体または細胞を含む
成分に作用する最終的な殺菌を受けない。
【0046】 最終的な殺菌は、無菌製品を搬送する前4に生体物質全体を殺す最終的な殺菌
である。したがって、最終的な殺菌は、二重パッケージ10の内側容器20が充
填された後、不安定な流体または細胞を含む成分に悪影響を与える。しかしなが
ら、不安定な流体または細胞を含む成分が所望の細胞以外の汚れのない限り、内
側容器20は不安定な流体または細胞を含む成分を挿入する前に殺菌される。不
安定な流体または細胞を含む成分が無菌的に挿入されると、内側容器20は、内
側容器20に完全に包囲されている所望の細胞を除いて生きた細胞が存在しない
。もちろん、もし流体が非生体物質のみを含むものであれば、二重のパッケージ
10は、非生体物質が最終的な殺菌の条件の下で不安定でない限り、非生体物質
が内側容器20に挿入された後、最終的な殺菌を受ける。
【0047】 二重パッケージ10は、無菌の環境の作業室である使用場所に搬送される。こ
の場所において、外側容器22の内側および容器20の外側は無菌である(すな
わち、汚染生物がいない)。さらに、内側容器20の内側は、所望の不安定な流
体または細胞を含む成分の場合を除いて無菌である。作業室の非無菌の補助者は
、外側の容器をはがして開け、それを汚すことなく内側の容器を露出する。無菌
作業者は、内側の容器20をつかみ、内側容器20をねじり、ルア型(luer)コ
ネクタから外す。別の例として、もしトレイ46が使用される場合、内側容器2
0の外側を汚すことなく圧力を間接的に加えることによって、非無菌補助者が外
側容器22を取り外すトレイから内側容器20を外すようにし、内側容器20が
無菌の環境か、または無菌の作業者の手のいずれかに配置することができる。別
の例として、もし、内側容器が可撓性バッグである場合、内側容器20は、押さ
れ、不安定な流体または細胞を含む成分を絞るかまたは噴出される。
【0048】 外側容器22内に含まれ、無菌環境へ移動されるすべてのものは、無菌の作業
者によって把持されるまで、通常無菌であり、きれいな状態であることに留意し
なければならない。さらに、もし、内側容器20が注射器またはバッグである場
合には、内側容器の外側のみが無菌の作業者によって触られる。針、細胞を含む
成分または流体が通常、作業者によって全体が触られない。したがって、不安定
な流体または細胞を含む成分が無菌領域または患者に無菌的に導入される。
【0049】 無菌環境で不安定な流体または固体を操作するために本発明の他の実施例を使
用する方法は、細胞を含む成分を有する図1の実施の形態を使用する詳細で説明
した方法に類似している。
【0050】 本発明の他の実施の形態 図9に示すように、本発明の他の実施形態による二重パッケージ610が示さ
れている。外側容器622は内側容器620を完全に包囲し、トレイ646が内
側容器620を所定の位置に保持する。二重パッケージ610は二重パッケージ
510と同様であるが、2つの実施形態の間の大きな差はフラップ664を有す
ることである。フラップ664は、アクセス開口624を有する。アクセス開口
624は、内側容器620の端部と整列する。アクセス開口624は、不安定な
流体または固体が外側容器622の外側から内側容器620に入ることができる
ようにする。さらに、二重パッケージ610の部品全体またはいずれかは、他の
実施形態と同じ部品と交換することができる。
【0051】 動作において、二重パッケージ610は、次のように動作する。内側容器62
0の端部642は、最初はアクセス開口624に接続されていないが、内側容器
620は、外側容器622内で自由に浮いている。二重パッケージ610は殺菌
され、充填ステーションに、例えば生物学的研究に安全なキャビネットに搬送さ
れる。生物学的研究に安全なキャビネットにある間、端部642は、アクセス開
口624に接続することができる。端部624は、公知の接続手段を使用して接
続することができる。好ましくは、外側容器622は、アクセス開口624と端
部642を整列するように操作される可撓性材料である。開口624に接近する
ために二重パッケージ610および接続端部642を殺菌した後、外側容器の外
側から内側容器620の内側の不安定な流体または固体が挿入される。不安定な
流体または固体が挿入された後、端部642は、アクセス開口624から外され
、アクセス開口624は閉鎖される。参照符号668で示された領域で外側容器
を加熱することによってアクセス領域624を密封し、アクセス開口624を融
合閉鎖することができる。別の例として、例えば、いくつかの他の手段、キャッ
ップ、弁、流体弁またはストッパでアクセス開口624の端部を溶融することに
よってクランプによって外側容器622の内側の無菌性の汚れに対する障壁を提
供する方法で密封することができる。したがって、内側容器620は、完全に密
封された外側容器622内に自由に浮かぶ。別の例として、端部642の先端は
、アクセス開口624とともに融合され、加熱閉鎖されることができる。この場
合において、内側容器620は、完全に密封された外側容器622に接続される
。それとは無関係に、アクセス開口624は、取り外され、もはや二重パッケー
ジ610ではない。
【0052】 二重パッケージ610は、無菌環境または領域に隣接した場所に移動される。
無菌環境または領域においてまたはその近傍になると、非無菌補助者は外側容器
622を取り外すことができる。このような1つの方法は、点線676に沿って
切断、破り、引き裂き、フラップ部分668を取り外すことができる。しかしな
がら、非無菌補助者が内側の容器620に接触しない限り従来の方法で取り外す
ことができる。外側容器622を除去した後に、無菌作業者が内側容器620を
つかむことができる。もし内側容器620が容易につかむことができる部分を有
する場合には、内側容器を外側容器622から出すことができる。もし内側容器
620が外側容器622に接続されている場合には、内側容器620は、適当な
手段によって無菌的に取り外すことができる。不安定な流体または固体は無菌的
に配分することができる。
【0053】 図10に示すように、本発明の他の実施形態による二重パッケージ710が示
されている。二重パッケージ710は、生きた皮膚のサンプルではあるが、例え
ば、薄いまたは厚いシート、ブロック、または他の3次元構造のような他の不安
定な流体または細胞を含む成分を含む物質によってさらによく機能するサンプル
を含む固体物質を取り扱うために適している。通常、固体材料は、プリフォーム
組織移植片のような細胞を含む物質であるが、治療に使用するタンパク質のよう
な細胞ではない殺菌条件に対して不安定なマトリクス物質であることも本発明の
範囲である。内側容器720は、アクセス開口724が内側容器720に伸びて
いることをのぞいてTuboらに付与された米国特許第5,040,677号に示された皮膚 のドレシング容器の収納および分配用の容器に似ている。通常の例において、内
側容器720は、熱成形トレイ772および剥離可能部材774を有する。外側
容器722は、内側容器を完全に包囲し、アクセス開口724は外側容器722
を通過する。別の例としてアクセス開口724は、図10に示すように内側容器
720および外側容器722の接合点である。外側容器722は、前述したよう
な可撓性材料からつくることもできる。さらに、二重パッケージ710の部品全
体またはいずれかを他の実施形態に関して述べた同じ部品と交換することができ
る。
【0054】 二重パッケージ710を殺菌した後、無菌ファイリングに適した無菌触針また
は他の環境のアクセス開口724を通して内側容器720に無菌的に挿入するこ
とができる。サンプル790を挿入した後、前述した手段を含む密封可能な手段
によって密封される。密封した後、二重パッケージ710は、無菌領域に移送さ
れる。パッケージ710が無菌領域の近傍にあるとき、剥離可能部材784を分
離することを含む前述した手段によって外側容器722を取り外すことができる
。無菌作業者は無菌の剥離可能部材774を除去し、サンプル790を取り外す
ことができる。
【0055】 別の例として、内側容器720は、成形された形状である。一端内側になると
、細胞を含む成分または他の不安定な流体が成形された内側容器720に硬化す
るように細胞を含む成分または他の不安定な流体が内側容器に挿入することがで
きる。使用するために、外側容器722および内側容器720は、取り除くこと
ができ、無菌の操作者によって取り扱うために成形サンプルを露出する。
【0056】 別の例として、二重パッケージ710が殺菌される前か後に剥離可能部材を内
側容器720に配置することができる。もし、二重パッケージ710が殺菌され
る前に基板が内側容器720に配置される場合には、生きた生体物質を内側容器
720に導入する前に二重パッケージ710を殺菌しなければならない。上述し
たように、基板に細胞または細胞を含む成分を植え付けるために細胞または細胞
を含む成分を内側容器に無菌的に導入しなければならない。基板に植え付けられ
た細胞を含む成分を取り外すときに、それらは上述したように除去しなければな
らない。
【0057】 非無菌補助者および無菌作業者によってパッケージが開放され、使用される 本発明の二重無菌パッケージを無菌領域を含む作業室に関して説明したが、当業
者は、この用途のための装置および方法が外部の医院の殺菌製造容易性または無
菌領域を含む同様の要求で他の環境に容易に適用されることを理解するであろう
。非無菌補助者は、殺菌領域に残る他の手の汚れを防止しながら、外側の容器を
開放する機械的な手段と、無菌作業者の一方の手と交換することができる。
【0058】 本発明を詳細な説明によって特に図示し説明したが本発明の範囲および製品か
ら逸脱することなく、他の種々の変更が行われることは当業者に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1Aは、本発明の1つの実施形態による二重パッケージの平面図である。 図1Bは、本発明の1つの実施形態による二重管の側面図である。 図1Cは、本発明の1つの実施形態による二重管の端面図である。
【図2】 本発明の他の実施形態による複数の内側容器を有する二重パッケージの平面図
である。
【図3】 本発明の他の実施の形態による熱成形剛性トレイの外側容器を備えた二重パッ
ケージを示す図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態による内側ポーチの外側の可撓性パッケージを有する
二重パッケージの斜視図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態による複数の外側容器を備えた二重パッケージを示す
図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態による二重パッケージの概略構成図である。
【図7】 使用中の二重パッケージの例を示す図である。
【図8】 使用中の図6の二重パッケージの他の例である。
【図9】 本発明の他の実施の形態による二重パッケージを示す図である。
【図10】 本発明の他の実施の形態による二重パッケージを示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月14日(2000.1.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項15】 前記流体は、血液、リンパ液、熱変性材料を含む水懸濁液
および水溶液中に治療用タンパク質を含むグループから選択される請求項11に
記載の二重パッケージ。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月10日(2001.4.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 メロ,アントニオ アメリカ合衆国マサチューセッツ州01749, ハドソン,エディス・ロード 24 (72)発明者 ホワイト,デスモンド アメリカ合衆国マサチューセッツ州01540, オックスフォード,メイン・ストリート 347 Fターム(参考) 3E067 AA03 AA04 AB89 AC01 BA01B BA01C BA11B BA11C BB14B BB14C BC03B BC03C CA06 EA23 EB32 FA04 FB12 FC01

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側容器と、 前記内側容器を完全に包囲する外側容器と、 前記外側容器を通過するアクセス開口であって、前記外側容器を別途開放する
    ことなく不安定な流体または固体を前記外側容器の外側から前記内側容器に導入
    するように作動し、前記内側容器は、前記アクセス開口に着脱可能に接続される
    アクセス開口と、 前記外側容器を取り外す手段とを有する二重パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記不安定な流体または固体は、前記内側容器内にある請求
    項1に記載の二重パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記外側容器は、内側と外側を有し、前記外側容器の前記内
    側は無菌であり、前記内側容器は、前記不安定な流体または固体に含まれる細胞
    以外に生きた細胞がない請求項2に記載の二重パッケージ。
  4. 【請求項4】 前記外側容器は、作業者が前記外側容器を持ち、前記内側容 器を汚すことなく前記外側容器を取り外すことができるように把持可能部分を有
    する請求項3に記載の二重パッケージ。
  5. 【請求項5】 前記外側容器を取り外す前記手段の動作は、前記内側容器を
    汚さず、前記内側容器を非無菌表面に露出しない請求項3に記載の二重パッケー
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記不安定な流体または固体は、細胞、細胞を含む成分、血
    液、リンパ液、水の懸濁液、固体、半固体、液体、ゲル、ヒドロゲル、及び分配
    される細胞を有する固体マトリクスを含むグループから選択される請求項2に記
    載の二重パッケージ。
  7. 【請求項7】 前記アクセス開口は端部を有し、前記不安定な流体または固
    体は、前記端部を加熱するか、前記端部を留めて閉鎖することによって保持され
    る請求項2に記載の二重パッケージ。
  8. 【請求項8】 前記アクセス開口は、キャップ、流体シールまたは弁を有す
    る密封手段を有する請求項2に記載の二重パッケージ。
  9. 【請求項9】 前記アクセス開口は端部を有し、前記端部は、ルア型固定部
    材を有する請求項1に記載の二重パッケージ。
  10. 【請求項10】 内側容器と、 前記内側容器を完全に包囲する外側容器と、 前記外側容器を通過する流体案内導管であって、前記外側容器を別途開放する
    ことなく不安定な流体または固体を前記外側容器の外側から前記内側容器に導入
    するように作動し、前記内側容器は前記流体案内導管に着脱可能に接続される流
    体案内導管と、 前記外側容器を取り外す手段とを有する二重パッケージ。
  11. 【請求項11】 前記流体は前記内側容器内にある請求項10に記載の二重
    パッケージ。
  12. 【請求項12】 前記外側容器は、内側と外側を有し、前記外側容器の前記
    内側は無菌であり、前記内側容器は、前記不安定な流体または固体に含まれる細
    胞以外に生きた細胞がない請求項11に記載の二重パッケージ。
  13. 【請求項13】 前記外側容器は、作業者が前記外側容器を持ち、前記内側 容器を汚すことなく前記外側容器を取り外すことができるように把持可能部分を
    有する請求項12に記載の二重パッケージ。
  14. 【請求項14】 前記外側容器を取り外す前記手段の動作は、前記内側容器
    を汚さず、前記内側容器を非無菌表面に露出しない請求項12に記載の二重パッ
    ケージ。
  15. 【請求項15】 前記流体は、血液、リンパ液、熱変性材料を含む水懸濁液
    および水溶液中に治療用タンパク質を含むグループから選択される請求項11に
    記載の二重パッケージ。
  16. 【請求項16】 前記流体は、固体、半固体、ジェル、ヒドロジェル、中に
    分配される細胞を有する固体マトリクスを形成する請求項11に記載の二重パッ
    ケージ。
  17. 【請求項17】 前記流体案内導管は端部を含み、前記流体は、前記流体案
    内導管は、端部を有し、前記流体は、前記端部を加熱するか前記端部を留めて閉
    鎖する請求項11に記載の二重パッケージ。
  18. 【請求項18】 前記流体を含む導管は、キャップ、流体シール、または弁
    を有する密封手段を有する請求項11に記載の二重パッケージ。
  19. 【請求項19】 前記流体案内導管は端部を有し、前記端部は、ルア型固定
    部材を有する請求項10に記載の二重パッケージ。
  20. 【請求項20】 前記内側容器は、注射器を有する請求項1または10に記
    載の二重パッケージ。
  21. 【請求項21】 複数の内側容器を有する請求項1または10に記載の二重
    パッケージ。
  22. 【請求項22】 前記内側容器または前記外側容器の少なくとも一方は、可
    撓性材料を有する請求項10に記載の二重パッケージ。
  23. 【請求項23】 前記内側容器または前記外側容器の少なくとも一方は、剛
    性材料を有する請求項10に記載の二重パッケージ。
  24. 【請求項24】 前記外側容器を取り外す前記手段は、剥離可能部材を有す
    る請求項1または10に記載の二重パッケージ。
  25. 【請求項25】 前記内側容器は、フレームまたは剛性トレイによって支持
    されている請求項1または10に記載の二重パッケージ。
  26. 【請求項26】 前記外側容器は、外側無菌障壁によって完全に包囲されて
    いる請求項1または10に記載の二重パッケージ。
  27. 【請求項27】 前記外側無菌障壁を取り外す手段を有する請求項26に記
    載の二重パッケージ。
  28. 【請求項28】 内側容器を完全に包囲する外側容器と、取り外し可能な前
    記外側容器を通過する流体案内導管とを有する二重パッケージを殺菌することと
    、 前記流体が前記外側容器の内側の無菌性を侵害しないように前記流体案内導管
    を通って前記内側容器に前記外側容器の外側から流体を挿入することであって、
    前記流体は、中に含まれる所望の生きた細胞を有し、前記所望の生きた細胞以外
    に汚染された細胞のない流体を挿入することと、 前記無菌領域の近傍で前記外側容器を開放することと、 前記内側容器から前記無菌領域に前記流体を分配することと、を有し、 前記内側容器に前記流体を挿入する前記ステップに続いて、前記二重パッケー
    ジは最終的殺菌がなされない無菌領域に流体を流す方法。
  29. 【請求項29】 前記内側容器は、前記流体案内導管に着脱可能に接続され
    ている請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記外側容器とは独立して前記無菌領域に前記内側容器を
    配置することを含む請求項28に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記外側容器は、内側と外側を有し、前記外側容器の前記
    内側は無菌であり、前記内側容器は、前記流体に含まれる細胞以外に生きた細胞
    がない請求項28に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記二重パッケージは、複数の内側容器を有する請求項2
    8に記載の方法。
  33. 【請求項33】 内側容器を完全に包囲する外側容器と、取り外し可能な前
    記外側容器を通過する流体案内導管とを有する二重パッケージを殺菌することと
    、 前記不安定な流体または固体が前記外側容器の内側の無菌性を侵害しないよう
    に前記流体案内導管を通って前記内側容器に前記外側容器の外側から流体を挿入
    することとを有し、前記不安定な流体または固体は、不安定な流体または固体を
    挿入するステップに続いて殺菌されない不安定な流体または固体を収容する方法
  34. 【請求項34】 前記アクセス開口の余分な不安定な流体または固体を取り
    除くことを含む請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記余分の不安定な流体または固体を取り外すステップは
    、空気、ロッドまたはタッピングを使用する請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記内側容器は、ルア型固定部材を含む手段によって前記
    アクセス開口に接続される請求項33に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記外側容器は把持可能な部分を有し、当該把持可能な部
    分は、操作者が前記外側容器を把持することができるようにし、前記内側容器を
    汚染することなく前記外側容器を取り外す請求項33に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記内側容器は、前記アクセス開口に着脱可能に接続され
    ている請求項33に記載の方法。
  39. 【請求項39】 不安定な流体または固体を有する内側容器を完全に包囲す
    る外側容器と取り外し可能な前記外側容器を通過するアクセス開口とを有する二
    重パッケージを提供することと、 無菌環境の近傍で前記外側容器を開放することと、 前記内側容器から不安定な流体または固体を分配することと、を有する不安定
    な流体または固体を無菌的に分配する方法。
  40. 【請求項40】 前記内側容器は、前記アクセス開口に着脱可能に接続され
    る請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記アクセス開口は、流体案内導管であり、前記方法は、
    前記外側容器を開放する前に前記流体案内導管から前記内側容器を取り外すこと
    を含む請求項39に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記外側容器とは独立して前記無菌領域に前記内側容器を
    配置する請求項39に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記内側容器を配置することは、前記内側容器を把持し、
    前記内側容器を取り除くことを有する請求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記取り外すステップは、前記内側容器を前記アクセス開
    口から外す請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記外側容器は、内側と外側を有し、前記外側容器の前記
    内側は無菌であり、前記内側容器は、前記不安定な流体または固体に含まれる細
    胞以外に生きた細胞がない請求項33または39に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記不安定な流体または固体は、細胞、細胞を含む成分、
    血液、リンパ液、水の懸濁液、固体、半固体、液体、ゲル、ヒドロゲル、及び分
    配される細胞を有する固体マトリクスを含むグループから選択される請求項33
    または39に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記アクセス開口は端部を有し、前記不安定な流体または
    固体は、前記端部を加熱し、前記端部を把持して閉鎖することによって保持され
    る請求項33または39に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記アクセス開口は、キャップ、隔壁、流体シールまたは
    弁を有する密封手段を有する請求項33または39に記載の方法。
  49. 【請求項49】 前記内側容器は、注射器を有する請求項33または39に
    記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記二重パッケージは、複数の内側容器を有する請求項3
    3または39に記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記内側容器または前記外側容器の少なくとも一方は、可
    撓性材料を有する請求項33または39に記載の方法。
  52. 【請求項52】 前記内側容器または前記外側容器の少なくとも一方は、剛
    性材料を有する請求項33または39に記載の二重パッケージ。
  53. 【請求項53】 前記外側容器は、剥離可能部材を有する請求項33または
    39に記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記アクセス開口は、端部を有し、前記端部は、ルア型固
    定部材を有する請求項33または39に記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記内側容器は、フレームまたは剛性トレイによって支持
    されている請求項33または39に記載の方法。
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