JP2002500381A - 複合ホログラフィック多焦点レンズ - Google Patents

複合ホログラフィック多焦点レンズ

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JP2002500381A JP2000526842A JP2000526842A JP2002500381A JP 2002500381 A JP2002500381 A JP 2002500381A JP 2000526842 A JP2000526842 A JP 2000526842A JP 2000526842 A JP2000526842 A JP 2000526842A JP 2002500381 A JP2002500381 A JP 2002500381A
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フォークト,ユルゲン
スウィーニー,ドナルド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、回折屈折率を提供する、組み合わせ体積ホログラフィック光学素子を提供する。光学レンズは、プログラムされた活性化角度(そこで、ホログラフィック光学素子が回折屈折率を提供する)を有する。本発明は、また光学レンズに適切な多層ホログラフィック素子を製造するための方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ホログラフィック素子を含み、そして少なくとも二つの屈折率を提
供する多焦点レンズに関する。
【0002】 眼用レンズ(それらは視覚欠陥を矯正するために眼の上又は中に配置される)
のための種々の二焦点レンズの意図された製品、例えばコンタクトレンズ及び眼
内レンズが入手し得る。一つの慣用の二焦点眼用レンズのデザインは、同心の同
時視覚タイプである。別の慣用の二焦点眼用レンズのデザインは、回折同時視覚
タイプである。
【0003】 更に、別の慣用の二焦点眼用レンズのデザインは、転移タイプである。転移レ
ンズは、異なる屈折率をを有する二つの明確な局在化された視覚区画を有する。
眼の上での二焦点レンズの位置は、装着者が、現時点での焦点から異なる距離に
位置している対象を見たいと所望したとき、一つの区画から他へ移動しなければ
ならない。
【0004】 最近、眼用レンズでの二焦点機能を提供するための有効に制御し得る試みが提
案されている。別々に塗布された熱着色被覆を有する同時二焦点レンズは、一つ
の例である。
【0005】 先行技術の多焦点レンズの欠点を無くした多焦点機能を確実に提供する眼用レ
ンズに対する必要性がまだ残っている。更に、ホログラフィック光学素子を製造
するために容易に加工することができる光学材料に対する必要性がまだ残ってい
る。
【0006】 本発明により、体積ホログラフィック光学素子(それは、屈折率を提供する)
を有する光学レンズが提供され、そしてこの体積ホログラフィック光学素子は、
組み合わせ又は複合ホログラフィック素子である。光学レンズは、ホログラフィ
ック光学素子がその中で光学回折を提供するプログラムされた活性化角度を有す
る。本発明は、光学レンズのために適切な多層ホログラフィック素子を製造する
ための方法もまた提供する。この方法は、第一の光源を準備する工程;第一の光
源ビームを第一及び第二の光ビームへ分割する工程;逆に配置された第一及び第
二の表面(ここで、表面は平面、凹面又は凸面である)を有する記録し得るホロ
グラフィック素子を準備する工程;第一及び第二の光ビームを、記録し得るホロ
グラフィック素子の、それぞれ第一及び第二の表面へ向ける工程;第二の光源ビ
ームを準備する工程;第二の光源ビームを、第三及び第四光ビームへ分割する工
程;及び第三及び第四の光ビームを、記録し得るホログラフィック素子の、第一
及び第二の表面へ向ける工程を有し、該第一及び第三光ビーム並びに第二及び第
四光ビームが、記録し得るホログラフィック素子中に、回折格子構造、望ましく
は体積回折格子構造を記録するために適切な層の関連を有する。本発明は、更に
、複合ホログラフィック素子を製造するための方法を提供する。この連続的方法
は、第一の成形用型中に第一の重合性又は架橋性流体材料を準備する工程;第一
の体積回折格子構造を光学材料中に記録し、それにより第一の非−流体HOE層
を形成させる工程;第二の成形用型(ここで、第二の成形用型は、第一のHOE
層より大きなキャビティ容量を有し、一つの表面に第一のHOE層を保持する)
を準備する工程;第一のHOE層を覆い第二の成形用型中第二の重合性又は架橋
性流体材料を準備する工程;及び第二の光学材料中に第二の回折格子構造を記録
する工程を有し、それにより第二の非−流体HOE層を形成させ、ここで、第一
及び第二のHOE層は、可干渉的に結合している。
【0007】 本発明は、組み合わせ体積ホログラフィック光学素子を有する活性化し得る多
焦点光学レンズを提供する。この組み合わせ体積ホログラフィック光学素子は、
光学素子を、活性化された状態と不活性化状態の間で小さな角度変化を有するよ
うにし、回折及び色収差を減少させる。
【0008】 本発明は、有効な多焦点眼用レンズを提供する。更に、本発明は、眼鏡のため
の有効な多焦点眼用レンズを提供する。これ以後、用語「眼用レンズ」は、別に
断らない限り、眼用及び眼鏡用レンズの両方を示すために用いられる。本発明の
有効な光学レンズは、一つ以上の屈折率を提供する。更に詳細には、このレンズ
は、少なくとも一つの屈折率及び活性化されることができる少なくとも一つの更
なる屈折率を有する。慣用の二焦点レンズとは異なり、本発明の有効な多焦点レ
ンズは、レンズの他の屈折率からの光学的干渉なしにか又は実質的な干渉なしに
同時に一つの所望の屈折率を提供するように、有効に、かつ選択的に制御するこ
とができる。
【0009】 有効な光学レンズは、ホログラフィック光学素子(HOE)を含み、そして有
効な光学レンズのための適切なHOEは、透過体積HOEである。体積HOEは
、光学材料の屈折率での周期的変化としてプログラム又は記録される、干渉縞模
様を含む。屈折率でのこの周期的変化は、光学材料の内部にピーク屈折率の平面
、すなわち体積回折格子構造を創造する。HOE中の干渉縞模様の平面は、以下
で更に議論される。
【0010】 図1に戻ると、この図は、典型的な本発明の有効二焦点レンズ10を示してい
る。本発明の有効な光学レンズは、二つ以上の屈折率を有することができるけれ
ども、説明のために二焦点レンズが参照として開示されていることに注意すべき
である。レンズ10は、第一の素子12及びHOE14を有するコンタクトレン
ズである。HOE14は、第一の光学素子12に埋め込まれるか、又は包み込ま
れて、HOEがレンズ10と組み合わせて移動するような、複合レンズ10を形
成する。第一の光学素子12は、第一の屈折率を提供し、それは非正視状態、例
えば近視を矯正する。別の方法として、第一の光学素子12は、HOE14の担
体として作用する平面レンズであることができる。HOEのために、光学素子は
、光がHOEに予めプログラムされた角度又は予めプログラムされた角度範囲の
内側、すなわち活性化角度(それは、光学素子を活性化する)で入るときにのみ
、光の経路を改変するように設計される。したがって、活性化角度の外側である
角度で、光が入るとき、HOE14は、光の経路を改変又は実質的に改変するこ
となく完全にか又は実質的に完全に、入射光を透過させる。言い換えると、HO
E14は、入射光のその角度が、予めプログラムされた角度の内側にあるときを
除いて、平面レンズとして働くことができる。HOEが活性化されたとき、HO
E中でプログラムされた、縞模様又は体積回折格子構造が光の経路を改変し、レ
ンズ10の第一の屈折率から異なる屈折率を提供する。活性化し得る屈折率に加
えて、HOEは、HOE14の形状及びHOE14の組成物の屈折率からの屈折
率を提供する。そのような付加的な屈折率は、入射光がHOEを活性化しない角
度でレンズ10に入るときに、第一の光学材料を補充し有効なレンズ10の第一
屈折率を提供する。ここで用いる用語「活性化角度」は、入射光の投射角(それ
は、入射光の進む方向により形成される角度、及びHOE表面に垂直の軸により
決められ、入射光は、HOEの干渉縞回折格子構造により回折されるように、ブ
ラッグの条件を満足させ、以下に更に議論される)を示す。励起化角度は、単一
の値であるべきではなく、角度の範囲であることができることが注意されるべき
である。ブラッグ条件に一致したとき、入射光の100%までが可干渉的に回折
される。
【0011】 図2は、図1の二焦点レンズ10のHOE14の機能を更に説明している。Z
−軸、それは、HOEの表面に垂直であり、そして入射光Rの進む方向が屈折角
σを形成する。入射光Rが、HOE14の活性化角度の内側である投射角でHO
Eに入るとき、光Rは、HOEの予めプログラムされた干渉縞模様、すなわち体
積回折格子構造により回折され、投射角σと異なる射出角ρを有する退出光Sと
してHOEを出る。
【0012】 図3は、本発明の有効な二焦点レンズの別の実施態様を示している。二焦点の
有効なレンズ16は、第一の光学レンズ17及びHOEレンズ18(それは、第
一の光学レンズ17を完全に覆っている)を有する複合レンズである。別のもの
として、HOEレンズ18は、眼の瞳のみを覆う寸法であることもできる。第一
の光学レンズ17及びHOEレンズ18は、別々に製造され、例えば接着的又は
熱的に接合されることができる。別の方法として、第一の光学レンズ17及びH
OEレンズ18は、複合レンズが製造されるように他を覆う一つを連続的に又は
同時に製造することができる。この連続的又は同時的な方法は、第一の光学レン
ズ及びHOEレンズが一つの基本材料からか、又は二つの化学的に相溶し得る材
料から製造されるときに、特に適切である。有効なレンズ16が内側の半分の第
一の光学レンズ及び外側の半分のHOEレンズを有するレンズとして示されてい
るが、種々の屈折率の他の組合せを、本発明により製造することができる。
【0013】 有効な二焦点レンズの更に別の実施態様は、非−複合の有効なHOE二焦点レ
ンズである。この実施態様において、有効なHOE二焦点の有効なレンズは、H
OEを形成する光学材料から製造される。有効なレンズの形状及びHOE材料の
屈折率の組合せは、第一の屈折率を提供し、そしてHOEレンズ中のプログラム
された体積回折格子構造は、第二の屈折率を提供する。この非−複合の有効HO
Eレンズの実施態様は、用いられるHOE材料が生物学的に適合し得る材料(し
たがって、眼の組織に不利な相互作用をしない)であるとき、特に適切である。
ここで用いられる用語「生物学的に適合し得る材料」は、患者の生物組織に隣接
して埋め込まれるか、又は置かれるときに、認められるほどに崩壊せず、顕著な
免疫応答又は有害な組織反応、例えば毒性反応又は顕著な刺激を誘導しない重合
性材料に与えられる。本発明のHOEを製造するために特に適切である典型的な
生物学的に適合し得る材料は、MullerのU.S. Pat. No. 5,508,317 及びMuhlebac
hの国際特許出願 No. PCT/EP96/00246 に開示されており、ここで、参照として 組み込まれている特許及び出願は、以下に更に議論される。適切な生物学的に適
合し得る材料は、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、又はポリビニル
アミンの誘導体及び共重合体を含む高度に光架橋性又は光重合性材料である。
【0014】 本発明のHOEは、一つの活性化角度又は活性化角度の範囲を有するように設
計又はプログラムされ、そしてそのHOEは、入射光を所望の位置に光を焦点さ
せるために入射光を回折させる。図4及び5は、複合の有効レンズ20(これは
、近くの距離から発生する光を焦点するようにプログラムされているHOEレン
ズ素子を含む)のHOE21の機能を示している。遠い対象からの光22が、H
OE21を活性化しない角度でレンズに入るとき、光22は、レンズ20の第一
の光学素子の屈折率にしたがい、眼の水晶体(これは示していない)の屈折率と
の組み合わせで、眼の網膜、更に特定的にはくぼみ上の焦点24に集まる。例え
ば、第一の光学素子23は、+20ジオプタ〜−20ジオプタの矯正屈折率を有
することができる。HOEレンズ21は、HOEレンズ21の形状及びHOE組
成物の屈折率からの固有の屈折率を有することに注意されるべきである。結果と
して、HOEレンズ21は、有効なレンズ20の屈折率に寄与することができる
。それにもかかわらず、固有の屈折率は、本発明の教示中で容易に因数化できる
ので、以後、本発明のHOEレンズの回折機能の説明を簡単にするために、HO
Eレンズ21の固有の屈折率は無視される。HOEレンズ21が活性化されない
とき、HOEレンズ21は、第一の光学レンズ素子23によりもたらされる通常
の屈折経路を通ることからの光22と干渉しない。しかしながら、光がHOEレ
ンズ21を活性化する角度でHOEレンズに入る(すなわち、活性化角度の内側
で入る)とき、光は、HOEレンズ21により回折される。図5に示したように
、入射光がHOEレンズ26を活性化する角度で有効なレンズ25に入るとき、
レンズは、第一の光学レンズ27及び眼の水晶体レンズと関連して、光を網膜、
更に特定的にはくぼみに集める。例えば、近くの対象29から発生する光28は
、その光がプログラムされた活性化角度の内側である角度でHOEレンズに入る
とき、像30をくぼみの上に形成する。
【0015】 有効な二焦点レンズ、更に特定的には有効レンズのHOE部分に関して、入射
光の投射角は、種々な手段で変えることができる。例えば、有効なレンズは、入
射光の投射角を変えるために傾けることができ、すなわちレンズの装着者は、頭
の位置を保持して下を見ることにより光の投射角を変えることができる。別の方
法として、有効なレンズは、レンズの装着者により眼の一つ以上の筋肉で有効に
制御することができる位置制御機構を有することができる。例えば、有効なレン
ズは、レンズの動きを下まぶたで制御することができるような、きちんとしたバ
ラストをもつように形状化することができる。図5で示される有効なレンズ25
の活性化角度が、本発明をより容易に説明するため過大に評価され、それにより
有効レンズの活性化角度は、図5で示されている傾斜角度ほど大きくないことに
注意すべきである。事実、本発明に適切なHOEは、ホログラフィック技術で知
られているHOEプログラム化方法により、異なる活性化角度の広い範囲を有す
るようにプログラムすることができる。したがって、一つの屈折率から他の屈折
率への切り替えるための有効レンズのために必要な動きの程度は、設計の基準及
びそれぞれのレンズの装着者の必要性により容易に変えることができる。
【0016】 本発明の有効なレンズは、一つ以上の屈折率を提供するけれども、有効レンズ
は、一度に一つの屈折率により焦点される明瞭に認め得る像を形成する。結果と
して、有効レンズは、同心の同時の二焦点レンズのような慣用の二焦点レンズと
は異なり、にじみかつかぶった像を生成しない。図5に戻ると、有効レンズ25
が、近くの対象29を見るために位置したとき(すなわち、対象29から発生す
る光の投射角が、HOEレンズ26の活性化角度の内側である)、対象29から
の光は、第一の光学レンズ27及び眼の水晶体のレンズと関連して、HOEレン
ズ26によりくぼみ30の上に焦点される。同時に、遠くの対象から発生する光
の投射角は、有効レンズ25の活性化角度の内側ではない。したがって、遠くの
対象からの入射光の経路は、HOEレンズ26により改変されないが、遠くの対
象からの入射光の経路は、第一の光学レンズ27及び眼の水晶体のレンズにより
、改変、すなわち屈折される。遠くの対象からの入射光は、したがって、くぼみ
の外側である区画31に像を焦点させる。結果として、近く及び遠くの対象の焦
点された像は、同心的又は軸に沿っていない。像(くぼみ31の外側に形成され
ている)は、有効レンズ25の装着者により明瞭に認められず、周辺の視覚とし
て容易に無視される。結果として、有効レンズ25の装着者は、遠くの対象から
発生する光からの汚される干渉なしに近くの対象を明瞭に見ることができる。
【0017】 同様に、有効レンズが遠くの対象(例えば、図4に示したように)を見る位置
であるとき、遠くの像からの光22は、HOE21の活性化角度の外側の角度で
レンズに入る。したがって、光の経路は、HOE21により影響されず、第一の
光学素子27及び眼の水晶体レンズにのみ影響され、それによりくぼみ24の上
又は近くに遠くの対象からの像を焦点させる。同時に、近くの対象から発生する
光は、回折され、HOEにより焦点され、そしてくぼみの外側の区画上に投影さ
れる。したがって、有効レンズの装着者は、顕著な干渉なしに遠くの対象を明瞭
に見る。
【0018】 本発明の有効レンズの非−にじみの利点は、眼の固有の解剖学を用いた、有効
レンズの設計の結果である。くぼみの外側での網膜受容体の濃度は、くぼみでの
それよりも劇的に低いことが知られている。結果として、像は周辺の像として網
膜により認識されず、装着者の脳により容易に無視されるので、くぼみの外側に
実質的に焦点したどのような像も明瞭に認識されない。事実、ヒトの眼の視覚の
鋭敏さは、視線の外、たった8°で約20/100に低下することが見出されて
いる。上記の有効な制御方法において、本発明の有効なレンズは、眼の固有の解
剖学を用いることにより一時に一つの屈折率からの明瞭な像を提供する。眼の固
有の網膜受容体の解剖学及びHOEレンズでの活性化角度の異なる範囲を、プロ
グラム能力を用いることにより、本発明の有効なレンズは、独自にかつ選択的に
、異なる距離に位置する対象の明瞭な像を提供する。種々な同時二焦点レンズに
比べて、この有効なレンズは、障害のない明瞭な像を提供し、そして転移二焦点
レンズに比べて、この有効なレンズは、異なる距離からの像を選択的に提供する
ために、レンズの少しの動きのみを必要とするように、容易に設計することがで
きる。
【0019】 本発明に適切なHOEは、例えば重合性又は架橋性材料、特に流体の光学材料
から製造することができる。適切な重合性又は架橋性HOEは、更に以下に議論
される。説明のために、以後、用語重合性材料は、特に断らない限り、重合性又
は架橋性材料のために用いられる。本発明のHOEを製造するための方法の例は
、図6に示されている。点−源対象光32は、対象光32の電磁波及び参照光3
4が干渉縞模様(これは、重合性材料中に記録され、それによりレンズ33中に
体積回折格子構造を形成させる)を形成するように、光重合性光学材料33(す
なわち、光重合性HOE)に投影され、そして同時に平行化された参照光34が
、光重合性HOEに投影される。光重合性HOE33は、対象光及び参照光の両
方により重合される光重合性材料である。好適には、対象光及び参照光は、ビー
ム分割機(beamsplitter)を用いて、一つの光源から発生させる。光の二つの分
割部分は、HOEに投影され、そこで分割光の対象光の経路は、点光源32を形
成するように改変される。点光源対象光32は、例えば慣用の凸面レンズを、光
がHOEから離れた距離、すなわち点光源位置32に焦点するように、光重合性
HOE33からいくらか離して配置することにより提供することができる。好適
な光源は、レーザー源であり、UVレーザー源は更に好適である。光源の適切な
波長は、用いられるHOEのタイプに依存するが、好適な波長範囲は、300nm
〜600nmである。光重合性HOE33が、充分に暴露され、重合されたとき、
得られたHOEは、屈折率変調の模様、すなわち体積回折格子構造35を含む。
更に、流体の重合性光学材料がHOEを製造するために用いられるとき、光源は
、体積回折格子構造を形成しながら流体の光学材料を非−流体又は固体HOEへ
転換する。ここで用いる用語「流体」は、材料が流体のように流れることができ
ることを示す。
【0020】 図7に戻り、重合されたHOE36は、光39が焦点の反対側からHOEに入
り図6の平行にされた参照光34の逆の経路に一致又は実質的に一致するとき、
図6の点光源対象光32の位置に相当する焦点38を有する。図6及び7は、正
の矯正屈折率を有するHOEを製造するための方法の例を提供する。認められる
ように、負の矯正屈折率を有するHOEは、また、少し改変した上述のHOE製
造装置で製造することができる。例えば、光源から離れてHOEの他の側に焦点
を形成する収束性の対象光源を、負の矯正屈折率を有するHOEを製造するため
に、点光源対象光に置き換えて用いることができる。本発明により、種々の矯正
屈折率を有する有効な多焦点レンズは、容易にかつ簡単に、種々の非正視状態、
例えば近視、遠視、老眼、規則性乱視、不規則性乱視及びそれらの組合せを矯正
するために、容易にかつ簡単に製造することができる。例えば、HOEの矯正屈
折率は、対象光の距離、位置及び/又は経路を変えることにより変えることがで
き、そしてHOEの活性化角度は、対象光及び参照光の位置を変えることにより
変えることができる。
【0021】 本発明により、適切なHOEは、比較的急速に光重合又は光架橋することがで
きる重合性又は架橋性光材料から製造することができる。急速に重合性の光学材
料は、光学材料中に創造される屈折率に周期的変化をさせ、それにより光学材料
が重合され、固体の光学材料を形成する間に体積回折格子構造を形成させる。本
発明に適切な生物学的に適合し得る重合性材料の例は、Mullerの U.S. Pat. No.
5,508,317 に開示されている。重合性光学材料の好適な群は、 U.S. Patent No
. 5,508,31 7に記載されているように、1,3−ジオールの基本構造を有し、そ
こで1,3−ジオール単位の一定の割合が2−位に、重合性であるが、重合され
ていない基を有する1,3−ジオキサンへ改質されているそれらである。重合性
光学材料は、好適には、ポリビニルアルコールのヒドロキシ基の数に基づいて、
式(I):
【0022】
【化1】
【0023】 (式中、 Rは、8個までの炭素原子を有する低級アルキレンであり、 R1は、水素又は低級アルキルであり、そして R2は、好適には25までの炭素原子を有するオレフィン性不飽和の、電子吸 引性の共重合性基である)の単位約0.5%〜約80%を有し、少なくとも約2
,000の重量平均分子量、Mwを有するポリビニルアルコールの誘導体である 。R2は、例えば、式R3−CO−(ここで、R3は、炭素原子2〜24個、好適 には2〜8個、特に好適には2〜4個を有するオレフィン性不飽和の、共重合性
基である)のオレフィン性不飽和のアシル基である。
【0024】 別の実施態様において、基R2は、式(II):
【0025】
【化2】
【0026】 (式中、 pは、0又は1、好ましくは0であり; qは、0又は1、好ましくは0であり; R4及びR5は、それぞれ独立して、2〜8個の炭素原子を有する低級アルキレ
ン、6〜12個の炭素原子を有するアリーレン、6〜10個の炭素原子を有する
低級飽和二価脂環式基、7〜14個の炭素原子を有するアリーレンアルキレン若
しくはアルキレンアリーレン、又は13〜16個の炭素原子を有するアリーレン
アルキレンアリーレンであり、そして R3は、上記と同義である)の基である。
【0027】 低級アルキレンRは、好適には8個までの炭素原子を有し、直鎖若しくは分岐
であってよい。適切な例は、オクチレン、ヘキシレン、ペンチレン、ブチレン、
プロピレン、エチレン、メチレン、2−プロピレン、2−ブチレン、及び3−ペ
ンチレンを含む。好適には、低級アルキレンRは、6個までの炭素原子を有し、
特に好適には4個までの炭素原子を有する。メチレン及びブチレンが特に好適で
ある。R1は、好適には、水素又は7個まで、特に4個までの炭素原子を有する 低級アルキル、特に水素である。
【0028】 R4及びR5として、低級アルキレンR4又はR5は、好適には2〜6個の炭素原
子を有し、特に直鎖である。適切な例は、プロピレン、ブチレン、ヘキシレン、
ジメチルエチレン、そして特に好適には、エチレンを含む。アリーレンR4又は R5は、好適には、フェニレン(それは、非置換又は低級アルキル若しくは低級 アルコキシにより置換されている)、特に1,3−フェニレン若しくは1,4−
フェニレン又はメチル−1,4−フェニレンである。飽和二価脂環式基R4又は R5は、好適には、シクロヘキシレン又はシクロヘキシレン-低級アルキレン、例
えばシクロヘキシレンメチレン(それは、非置換又はメチル基の1個以上により
置換されている)、例えばトリメチルシクロヘキシレンメチレン、例えば二価イ
ソホロン基である。アルキレンアリーレン又はアリーレンアルキレンのアリーレ
ン単位R4又はR5は、好適には、フェニレン(これは、非置換又は低級アルキル
若しくは低級アルコキシにより置換されている)であり、そしてそのアルキレン
単位は、好適には低級アルキレン、例えばメチレン又はエチレン、特にメチレン
である。そのような基R4又はR5は、したがって、好適にはフェニレンメチレン
又はメチレンフェニレンである。アリーレンアルキレンアリーレンR4又はR5
、好適には、アルキレン単位に4個までの炭素原子を有するフェニレン−低級ア
ルキレン−フェニレン、例えばフェニレンエチレンフェニレンである。基R4及 びR5は、それぞれ独立して、好適には2〜6個の炭素原子を有する低級アルキ レン、フェニレン(これは、非置換又は低級アルキルにより置換されている)、
シクロヘキシレン又はシクロヘキシレン−低級アルキレン(これは、非置換又は
低級アルキルにより置換されている)、フェニレン−低級アルキレン、低級アル
キレン−フェニレン又はフェニレン−低級アルキレン−フェニレンである。
【0029】 式(I)の重合性光学材料は、例えばポリビニルアルコールを、式(III):
【0030】
【化3】
【0031】 (式中、 R、R1及びR2は、上記と同義であり、そして R′及びR″は、それぞれ独立して、水素、低級アルキル又は低級アルカノイ
ル、例えばアセチル若しくはプロピオニルである)の化合物と反応させることに
より製造される。得られた重合性光学材料の、望ましくは約0.5〜約80%が
、化合物IIIにより置きかえられる。
【0032】 本発明のために適切な重合性の光学材料の別の群は、Muhlebachの国際特許出 願 No. PCT/EP96/00246 に記載されている。そこに開示されている適切な光学材
料は、ポリビニルアルコールのヒドロキシ基の数又はポリエチレンイミン若しく
はポリビニルアミン中のイミン若しくはアミン基の数に基づいて、式(IV)及び
(V):
【0033】
【化4】
【0034】 (式中、 R1及びR2は、互いに独立して、水素、C1−C8アルキル基、アリール基、又
はシクロへキシル基であり、ここで、これらの基は、非置換又は置換されており
; R3は、水素又はC1−C8アルキル基、好適にはメチルであり;そして R4は、−O−又は−NH−橋、好適には−O−である)の単位の、約0.5 %〜約80%を含むポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン又はポリビニル
イミンの誘導体を含む。本発明に適切なポリビニルアルコール、ポリエチレンイ
ミン及びポリビニルアミンは、約2,000〜1,000,000、好適には1
0,000〜300,000、更に好適には10,000〜100,000、最
も好適には10,000〜50,000の数平均分子量を有する。特に適切な重
合性光学材料は、ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、R1 及びR2のためにメチル基であり、R3のために水素であり、R4のために−O− (すなわち、エステル結合)である式(IV)の約0.5〜約80%、好適には約
1〜約25%、更に好適には約1.5〜約12%を含むポリビニルアルコールの
水溶性誘導体である。
【0035】 式(IV)及び(V)の重合性光学材料は、例えば式(VI):
【0036】
【化5】
【0037】 (式中、 R1、R2及びR3は、上記と同義である)のアザラクトンを、ポリビニルアルコ ール、ポリエチレンイミン又はポリビニルアミンと、上昇した温度、約55℃〜
75℃で、適切な溶媒中、場合により適切な触媒の存在下に反応させて製造する
ことができる。適切な溶媒は、ポリマー主鎖を溶解するものであり、非プロトン
性溶媒、例えばホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチレンホスホル
トリアミド、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ニトロメタン、アセトニトリル
、ニトロベンゼン、クロロベンゼン、トリクロロメタン及びジオキサンを含むそ
れらである。適切な触媒は、第三アミン、例えばトリエチルアミン及び有機スズ
塩、例えばジブチルスズジラウラートを含む。
【0038】 本発明に適切なHOEの別の群は、慣用の体積透過ホログラフィック光学素子
記録媒体から製造することができる。HOEのための上述の重合性材料として、
対象光及び平行にされた参照光は、対象及び参照光の電磁波が干渉縞模様を形成
するように、HOE記録媒体上に同時に投影される。干渉縞模様、すなわち体積
回折格子構造が、HOE媒体中に記録される。HOE記録媒体が充分に暴露され
るとき、記録されたHOE媒体は、既知のHOE現像方法により現像される。適
切な体積透過ホログラフィック光学素子記録媒体は、商業的に入手し得るホログ
ラフィック写真記録材料又はプレート、例えば二色性ゼラチンを含む。ホログラ
フィック写真記録材料は、Polaroid Corp.を含む種々の製造者から入手し得る。
写真記録材料がHOEとして用いられるとき、しかしながら、眼の環境での材料
の毒性の影響が考慮されるべきである。したがって、慣用の写真用HOE材料が
用いられるとき、HOEが生物学的に適合し得る材料で包まれれることが好適で
ある。HOEを包むための有用な生物学的に適合し得る光学材料は、本発明の有
効なレンズの第一の光学素子に適切である光学材料を含み、そのような適切な材
料は、以下に更に議論される。
【0039】 眼の技術において知られているように、眼用レンズは、装着者の快適さのため
に、薄い寸法厚さを有すべきである。したがって、寸法的に薄いHOEが、本発
明で好適である。しかしながら、高度な回折効率を有するHOEを提供するため
に、このHOEは、光学的に厚く、すなわち光が干渉縞模様の面の一つ以上で回
折されねばならない。光学的に厚く、かつ寸法的に薄いHOEを提供する一つの
方法は、HOEの長さ方向に傾けられた方向に干渉縞模様をプログラムすること
である。そのような傾いた体積回折格子構造は、HOEに、入射光の投射角と退
出光の退出角の間に大きな角度偏差を有するようにする。しかしながら、大きな
角度偏差を有するHOEは、特に眼用レンズとして適切ではない。例えば、その
ようなHOEが眼用レンズとして用いられ、HOEが活性化されるとき、視覚の
有効な線は、視覚の正常な直線から顕著に曲げられる。本発明の好適な実施態様
として、HOEレンズの設計においてのこの角度制限は、多層の組合せHOE、
特に二層HOEを用いることにより対処される。図8は、本発明の典型的な多層
HOE40を示している。より小さい角度偏差を有する寸法的に薄いHOEを提
供するために、大きな角度偏差を有する二つの寸法的に薄いHOEが、組合せH
OEとして組み立てられる。この組合せHOE40は、寸法的に薄い第一のHO
E42及び第二のHOE44を有する。第一のHOE42は、光が活性化角度α
でHOEに入るとき、光退出HOEが退出角度β(それは、図8Aで示されるよ
うに投影角度αより大きい)を形成するように、入射光を回折するようにプログ
ラムされている。第一のHOEは、好適には約10μm〜約100μm 、更に好 適には約20μm〜約90μm 、最も好適には30μm〜約50μm の厚さを有す
る。第二のHOE44は、第一のHOE42の退出角度βに合致する活性化投射
角度βを有するようにプログラムされる。更に、第二のHOE44は、光が活性
化角度βの内側で入るとき、入射光を焦点46に焦点するようにプログラムされ
る。図8Bは、第二のHOE44を示している。第二のHOEは、好適には約1
0μm〜約100μm 、更に好適には約20μm〜約90μm 、最も好適には30
μm〜約50μm の厚さを有する。
【0040】 第一のHOE42が第二のHOEに隣接して配置され、入射光が第一のHOE
の活性化角度αに相当する角度に向けられているとき、多層HOEでの退出光は
、光を焦点46に焦点させる。多層組合せHOEを用いることにより、高度な回
折効率及び小さな偏差角度を有する寸法的に薄いHOEを製造することができる
。高い回折効率及び小さな角度偏差に加えて、多層HOEを用いることが、他の
更なる利点(これは、分散収差及び色収差の矯正を含む)を提供する。可視光は
異なる波長を有する電磁波のスペクトルからなり、そして波長での差がHOEに
より電磁波を異なって回折するので、単一のHOEは、分散及び色収差を含む画
像を提供する。多層、特に二層のHOEは、反対に働き、単層のHOEにより生
成されることができるそれらの収差を矯正することができることが見出されてい
る。したがって、多層組合せHOEは、有効なレンズのHOEの要素として好適
である。
【0041】 多層組合せHOEは、別々に製造されたHOE層から製造することができる。
組合せHOEの層が製造され、次いで可干渉性接触を有するように接着的又は熱
的に永久に接合される。別の方法として、組合せHOEは、光学材料上のHOE
の一つ以上に記録することにより製造することができる。好適には、HOEの多
層は、同時に記録される。好適な実施態様として、図10は、組合せHOEを製
造するための同時記録方法を示している。同時記録の配置60は、第一の光区画
及び第二の光区画を有する。第一の光区画は、第一の光源62、ビーム分割機6
4、第一のミラー66、第二のミラー68及び光学材料ホルダー70(それは、
重合性光学材料を保持する)を有する。光源62、好適にはレーザー光源は、ビ
ーム分割機64への光のビーム63を提供し、そしてビーム分割機64は、ビー
ム63を二つの部分、好適には二つの同じ部分に分ける。二つの鏡66及び68
は、ビーム分割機64の逆側の二つに配置され、光ビームの一つの分割部分(そ
れは、光ビームのはじめの経路63に延びている)は、第一のミラー66に導か
れ、そして反射された部分は、第二のミラーに導かれている。この二つのミラー
は、適当な相の光学材料に入り、光学材料ホルダー70の一つの側(すなわち、
第一の平面表面)から体積回折格子構造を記録するように、二つの光ビームを導
く。
【0042】 第二の光区画は、第一の光区画と同じ要素、すなわち光源72、ビーム分割機
74、第三のミラー76、第四のミラー78及び光学材料ホルダー70(これは
、第一の光区画と共通である)を有する。第二の光区画の要素は、分割された光
ビームが、光学材料(それは、光学材料ホルダー70により保持されている)に
、第一の光区画の逆側から入り、そして適切な記録相に、第二の表面から体積回
折格子構造を記録するように配置されている。得られた重合された光学素子は、
二つのHOE相を有する。
【0043】 別の好適な実施態様として、図11は、組合せHOEを製造するための第二の
同時記録方法を示している。第二の同時記録配置80は、また第一の光区画及び
第二の光区画を有する。二方向発光光源71は、二つ光方向へ可干渉性光ビーム
を提供する。第一の光方向のために、光源81からの光ビーム83は、ミラー8
2によりビーム分割機84へ反射される。光ビーム83は、二つのビーム、好適
には二つの等しい部分、85及び87に分割される。第一のビーム85は、はじ
めの光ビーム83の経路を進行し、第二の光ビーム87は、第一の光ビーム85
の逆方向へ導かれる。両方のビーム85及び87は、ミラー86及び88により
それぞれ反射され、そして光学材料ホルダー90へ導かれる。光学材料ホルダー
90(それは、重合性光学材料を保持し、二つの平面又は比較的に平面の表面を
有する成形用型である)は、二つの光ビーム85及び87が、光学材料ホルダー
に、逆の平面の表面から入るように位置している。図11の描画に基づいて、第
一の光ビーム85は、光学材料ホルダー90に、右側平面の表面から入り、そし
て第二の光ビーム87は、光学材料ホルダー90に、左側平面の表面から入る。
【0044】 第二の光区画は、また第一の光区画と同じ要素−ミラー92、ビーム分割機9
4、ミラー96と98の一組、及び光学材料ホルダー90(それは、二つの光区
画で共通である)を有する。第二の光区画のビーム分割機94は、二つの光ビー
ム、すなわち第三の光ビーム95及び第四の光ビーム97を提供し、ミラー96
と98の一組は、光ビームを、光学材料ホルダー90に二つの平面の表面から入
るように導く。第一の光ビーム85及び第三の光ビーム95は、可干渉性であり
、光学材料ホルダーへ適切な相で入り、ホルダー90で保持されている光学材料
中に、入り口の平面の表面の近くに位置している光学材料から始めて体積回折格
子構造を記録する。第二の光ビーム87及び第四の光ビーム97は、また可干渉
性であり、光学材料ホルダー90へ、別の平面の表面から入る。二つの光ビーム
は、適切な相に、光学材料中に入り口の平面の表面の近くに位置している光学材
料から始めて体積回折格子構造を記録する。好適には、記録用配置80は、光の
ビームの一組が互いに干渉しないように、第一と第三の光ビームを一つの可干渉
性かつ偏光された方向へ、そして第二と第四の光ビームを別の可干渉性かつ偏光
された方向へ偏光する光偏光子を、更に有する。更に、上記の同時記録方法の両
方のために、光ビームのそれぞれの組は、光学材料ホルダー(これは、入り口の
平面の表面に近くに位置している)中の光学材料の半分のみに、充分な重合化効
果を有し、それにより二つの明確なHOE層を効果的に形成させることが好適で
ある。本発明は、記録用光ビームを受光する二つの平面の表面を有する光学材料
ホルダー又は成形用型で上記に説明されているが、この表面は、凸面及び凹面の
表面、並びにその組合せを含む他の形態を有することができることに注意すべき
である。
【0045】 同時記録方法は、上に開示された重合性又は架橋性光学材料からHOEを製造
するために、特に適切である。重合性又は架橋性光学材料は、光−透過性の閉じ
られた光学材料ホルダー、すなわち成形用型中に配置される。同時記録の装置の
ための適切な成形用型は、コンタクトレンズを製造するための慣用のレンズ成形
用型を含む。典型的なレンズ成形用型は、透明又はUV透過性の熱可塑性プラス
チックから製造され、二つの型半分、すなわちレンズの第一の表面を有する一つ
の型半分及びレンズの第二の表面を有する他の形半分を有する。
【0046】 光学材料が成形用型中に置かれたとき、記録装置は、活性化され、光学材料を
重合し、二つの体積回折格子構造を、二つの型半分により画定されている二つの
逆の表面から光学材料中に同時に記録する。場合により、光学素子が体積回折格
子構造を形成した後、この記録用光装置を消灯し、そして光学素子を後−硬化工
程に付し、成形用型中の流体の光学材料のすべてを十分に重合させる。例えば、
光学材料を後−硬化させるために、参照光のみ点灯する。
【0047】 同時記録方法により、組み合わせHOEは、比較的簡単に製造することができ
、異なる活性化角度を有する種々のHOEを、装置でのミラー及びビーム分割機
の位置及び角度を変えることにより製造することができる。好適には、光吸収性
化合物(例えば、UVレーザーが用いられるとき、UV吸収剤材料)の有効量が
、成形用型の一つの側(すなわち、成形用型により画定される第一の表面)から
入射する光ビームが、成形用型の第二の側に近接して配置されている光学材料上
で強力な重合作用を持たないように、成形用型中で重合性光学材料に加えられる
。光吸収剤の添加は、HOEの明瞭な層が形成され、そして成形用型の一つの側
から入る重合光が、他の側から入る重合光で干渉されないことを保証する。光吸
収剤の有効量は、光吸収剤の効率に依存して変わり、そして光吸収剤の量は、光
学材料の適切な重合で顕著に妨害されるほど高くあるべきではない。好適な光吸
収剤は、生物学的に適合し得る光吸収剤であるが、特に本発明が眼用レンズを製
造するために用いられるとき、生物学的に非−適合の光吸収剤も用いることがで
きる。生物学的に非−適合の光吸収剤が用いられるとき、得られたHOEは、H
OEが充分に形成された後に、光吸収剤を除くために抽出されることができる。
【0048】 光学材料のために適切なUV吸収剤の例は、o−ヒドロキシベンゾフェノンの
誘導体、o−ヒドロキシフェニルサリシラート類及び2−(o−ヒドロキシフェ
ニル)ベンゾトリアゾール類、ベンゼンスルホン酸及びヒンダードアミンを含む
。特に適切なUV吸収剤は、局所的に許容し得るUV吸収剤、例えば2,4−ジ
ヒドロベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4−ジメトキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどである。典型的な実
施態様は、UV吸収剤、好適にはベンゼンスルホン酸誘導体、例えばベンゼンス
ルホン酸、2,2′−(〔1,1′−ビフェニル〕−4,4′−ジイルジ2,1
−エテンジイル)ビス−ナトリウム塩の0.05〜0.2重量%を用いる。
【0049】 本発明の別の実施態様として、組み合わせHOEは、連続的記録方法により製
造することができる。重合性又は架橋性光学材料を含む閉じられた成形用型の部
品(それは、二つの成形用型の形半分の一組を有する)を、体積回折格子構造記
録工程に付し、次いで一つの型半分の光学的表面に付着している形成されたHO
Eを離しながら、成形用型部品を開く。
【0050】 重合性光学材料又は化学的に適合し得る第二の重合性光学材料が、第一のHO
E層の上に置かれる。次いで、新規なペアーの形半分(それは、既に取除かれた
形半分よりもより大きなキャビティ容量を有している)を、第一のHOE層を有
する成形用型の型半分に合わせる。新規な成形用型の部品を、第二の体積回折格
子構造記録工程に付し、第二のHOE層を第一のHOE層の上に形成させる。得
られたHOEは、二つの、連続的に形成され、結合されたHOE層を有する組み
合わせHOEである。
【0051】 本発明により、本発明のHOEは、光の可視スペクトルのうちの全波長又は実
質に全波長の、好適には少なくとも約70%、更に好適には少なくとも約80%
、最も好適には少なくとも95%の回折効率を有する。本発明に特に適切なHO
Eは、可視光のスペクトルの全波長の100%の回折効率を有する。しかしなが
ら、上記に特定されたよりも低い回折効率を有するHOEも、本発明のために用
いることができる。したがって、本発明に好適なHOEは、活性化角度と非−活
性化角度に間に鋭い移行角度を有し、漸進的移行角度を有せず、それによりHO
Eの活性化及び脱活性化は、有効レンズの少しの移動により達成することができ
、活性化及び脱活性化段階の間の動きの間にHOEにより形成される一時的映像
は存在しないか又は最小である。
【0052】 有効レンズの第一の光学材料のために、ハードレンズ、ガス透過性レンズ又は
ヒドロゲルレンズに適切な光学材料を用いることができる。有効な眼用レンズの
第一の光学素子に適切な重合性材料は、ヒドロゲル材料、ガス透過性硬質材料、
及び眼用レンズ例えばコンタクトレンズを製造するに有用であると知られている
硬質材料を含む。適切なヒドロゲル材料は、典型的には、架橋された親水性の網
目組織を有し、ヒドロゲル材料の全重量に基づいて、水約35%〜約75%を保
持している。適切なヒドロゲル材料の例は、2−ドロキシエチルメタクリラート
及び1種以上のコモノマー、例えば2−ヒドロキシアクリラート、エチルアクリ
ラート、メチルメタクリラート、ビニルピロリドン、N−ビニルアクリルアミド
、ヒドロキシプロピルメタクリラート、イソブチルメタクリラート、スチレン、
エトキシエチルメタクリラート、メトキシトリエチレングリコールメタクリラー
ト、グリシジルメタクリラート、ジアセトンアクリルアミド、ビニルアセタート
、アクリルアミド、ヒドロキシトリメチレンアクリラート、メトキシメチルメタ
クリラート、アクリル酸、メタクリル酸、グリセリルメタクリラート及びジメチ
ルアミノエチルアクリラートのコポリマーを含む。他の適切なヒドロゲル材料は
、メチルビニルカルバゾール又はジメチルアミノエチルメタクリラートを有する
コポリマーを含む。適切なヒドロゲルの他の群は、重合性材料、例えば、改質ポ
リビニルアルコール、ポリエチレンイミン及びポリビニルアミン、(例えば U.S
. Patent No. 5,508,317(Beat Mallerに発行されている)及び国際特許出願No.
PCT/EP96/01265に開示されている)を含む。非常に適切なヒドロゲル材料の更 に別の群は、シリコーンコポリマー(国際特許出願 No. PCT/EP96/01265に記載 されている)を含む。本発明のための適切なガス透過性硬質材料は、架橋された
シロキサンポリマーを含む。そのようなポリマーの網目組織は、適切な架橋剤、
例えばN,N′−ジメチルビスアクリルアミド、エチレングリコールジアクリラ
ート、トリヒドロキシプロパントリアクリラート、ペンタエリスリトールテトラ
アクリラート、及び他の同様の多官能性アクリラート又はメタクリラート、ある
いはビニル化合物、例えばN−メチルアミノジビニルカルバゾールを組み入れて
いる。適切な硬質材料は、アクリラート、例えばメタクリラート、ジアクリラー
ト及びジメタクリラート、ピロリドン、スチレン、アミド、アクリルアミド、カ
ーボナート、ビニル、アクリロニトリル、ニトリル、スルホンなどを含む。適切
な材料のうち、ヒドロゲル材料は、本発明に特に適切である。
【0053】 本発明により、第一の光学素子及びHOEは、複合有効レンズ実施態様の一つ
が実施されるとき、薄層に分けられるか、又はHOEは、第一の光学素子中に埋
め込まれ、有効レンズを形成する。更に、眼用の有効レンズが非−生物学的に適
合性HOEを用いて製造されるとき、HOEは、好適には第一の光学素子中に埋
め込まれ、HOEは長期の角膜の健康に悪影響を与えるかも知れないので、HO
Eは、好適には直接に眼の環境と接触しない。別の方法として、上記に議論した
ように、この有効なレンズは、生物学的に適合し得るHOEを製造することがで
き、HOEは、有効レンズの回折及び屈折作用の両方を提供することができる。
【0054】 図9は、本発明の別の実施態様を示している。二焦点眼鏡レンズ50は、第一
の屈折率52(これは屈折率を提供する)を有する第一の光学材料の層及びHO
E54(それは、第二の屈折率を提供する)の層を薄層に分けることにより形成
される。二つの層は、別々に作られ、次いで例えば、熱的に又は接着で接合され
る。複合レンズは、引き続いて眼鏡フレームに機械的に合わせ、一組の二焦点メ
ガネを提供する。第一の光学材料52は、眼のガラス、例えばガラス、ポリカー
ボナート、ポリメチルメタクリラートなどを製造するための慣用の光学材料であ
り、そしてHOEは、前述したように、入射光を焦点するようにプログラムされ
ることができるいかなるホログラム光学材料でもある。別の方法として、二焦点
眼鏡レンズは、形状化されたHOEから製造することができ、HOEの光学形状
は、HOEが活性化されないときに屈折率を提供し、HOEの体積回折格子構造
が、それが活性化されるとき、回折能を提供する。
【0055】 本発明の多焦点光学レンズは、有効にかつ選択的に制御され、慣用の二焦点レ
ンズと異なり、レンズの他の屈折率から光学干渉なしか又は実質的になしに一時
に一つの所望の屈折率を提供する。更に、有効レンズのHOEのプログラムし得
る特性は、レンズを、慣用の矯正光学レンズにより容易に調節できない非正視状
態を矯正するために高度に適切にする。例えば、有効レンズは、対象光及び参照
光の相関位置を特定的に設計することにより、不規則な乱視状態の不均一かつ曲
げられた角膜曲率のための矯正手段を有するようにプログラムされるこことがで
きる。
【0056】 本発明は、以下の実施例で更に説明される。しかしながら、この実施例は、そ
れに加えて、本発明を制限するものとして考えられない。
【0057】
【実施例】
実施例1:Nelfilcon A レンズモノマー組成物約0.06mlを、成形用型の雌型
の型半分の中心部分に置き、対応する成形用型の雄型の型半分を雌型の型半分の
上に置きレンズの成形品の部品を形成した。成形用型の雄型の型半分は、雌型の
型半分に接触しておらず、それらは約0.1mmで分離されている。レンズの型半
分は、石英から調製され、直径約15mmの中心の円形レンズ部分を除いて、クロ
ムで遮蔽されている。簡単には、Nelfilcon A は、アクリルアミド架橋剤約0.
48mmol/gを含む架橋性の改質されたポリビニルアルコールの生成物である。ポ
リビニルアルコールは、約7.5mol%のアセタート含量を有する。Nelfilcon A
は、約31%の固形含量を有し、光開始剤、Durocure(登録商標)1173の約0 .1%を含む。閉じられたレンズ成形用型部品を、レーザー装置の下に置いた。
レーザー装置は、351nmの波長を有する二つの可干渉性の平行にされたUVレ
ーザービームを提供し、一つのビームは、光学凸レンズを通りそれにより焦点は
、レンズ成形用型部品から500mm離れて形成される。焦点を結んだ光は、点源
対象光として形成される。対象光と参照光の間に形成される角度は、約7°であ
る。この装置は、2ジオプターの加えられた矯正屈折率を有するHOEを提供す
る。このレンズモノマー組成物は、約0.2ワットを有するレーザービームに約
2分間曝露し、完全に組成物を重合させ、かつ干渉縞模様を形成させた。レンズ
の成形用型は、中心部分を除いて遮蔽されているので、成形用型の円形の中心部
分で暴露されたレンズモノマーは、対象光と参照光に付され、重合される。成形
用型の部品は、開かれ、成形用型の雄型半分に付着しているレンズを分割する。
Nelfilcon A レンズモノマー組成物約0.06mlを、再び、成形用型の雌型の型
半分の中心部分に置き、対応する成形用型の雄型の型半分を雌型の型半分の上に
置いた。成形用型の雄型半分と雌型半分は、約0.2mmで分離されている。閉じ
られた成形用型の部品を、光学凸面レンズが対象光装置から移動されることを除
いて、再びレーザー装置に暴露した。このモノマー組成物は、再び約2分間レー
ザービームに暴露し、この組成物を完全に重合させ、かつ干渉縞模様の第二の層
を形成させた。 得られた複合レンズは、レンズの形状及びレンズ材料の屈折率に基づく屈折率
、並びに活性化し得る+2ジオプターの更なる矯正屈折率を有する。
【0058】 実施例2:第二の層のためのレーザー方法を改変したことを除いて実施例1を繰
り返した。第二の層のために、第一の層のための格子構造記録方法を繰り返した
。得られたHOEは、組み合わせHOEであり、体積格子構造の二つの層を有し
ている。HOEの交差部分が電子顕微鏡で研究されたとき、体積格子構造の二つ
の明確な層が明瞭に観察された。
【0059】 実施例3:図11に関連して上記に議論したHOEプログラム装置を、組み合わ
せHOEを製造するために用いた。このプログラム装置は、対象光及び参照光区
画で等しく設計されている。この光源は、351nmの波長を有する平行化された
UVレーザービームを提供し、かつこの光源は、それぞれの光ビームが光学材料
ホルダーに入るときに1〜2mW/cm2を与えるに十分なエネルギーを提供する。二
つの平面の石英スライド(それらは、約50imで分離している)は、光学材料ホ
ルダーとして用いられ、架橋性光学材料の十分な量が、光学材料中に置かれ、1
4mmの直径を有する円形の円筒を形成する。用いられる架橋性光学材料は、UV
吸収剤−改質のNelfilcon Aである。Nelfilcon A は、Stilbene (登録商標)42
0(これは、Exitronから入手し得、そしてベンゼンスルホン酸、2,2(〔1,
1′−ビフェニル〕−4,4′−ジイルジ−2,1−エチレンジイル)ビス、ジ
ナトリウム塩である)の0.1重量%を加えることにより改質される。成形用型
中の光学材料が、両方の側から対象及び参照レーザービームにより4分間照射さ
れ、成形用型の両方の平面の表面から体積格子構造の二つの層を記録する。得ら
れた組み合わせHOEは、二つの明確なHOEの層を有する柔軟なヒドロゲルH
OEである。二つのHOE層のそれぞれは、ヒドロゲルHOEの厚さの約半分を
占める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の有効な眼用レンズを示している。
【図2】 図2は、本発明の有効なレンズのためのホログラフィック光学素子の回折機能
を示している。
【図3】 図3は、本発明の有効な眼用レンズを示している。
【図4】 図4は、ホログラフィック光学素子の透過機能を示している。
【図5】 図5は、素子が活性されたとき、ホログラフィック光学素子の回折機能を示し
ている。
【図6】 図6は、ホログラフィック光学素子を製造するための典型的方法を示している
【図7】 図7は、ホログラフィック光学素子の屈折率を示している。
【図8】 図8は、本発明の組合せホログラフィック光学素子を示している。
【図8A】 図8Aは、本発明の組合せホログラフィック光学素子を示している。
【図8B】 図8Bは、本発明の組合せホログラフィック光学素子を示している。
【図9】 図9は、本発明の眼鏡複合レンズを示している。
【図10】 図10は、組み合わせHOEを製造するための典型的な方法を示している。
【図11】 図11は、組み合わせHOEを製造するための別の典型的な方法を示している
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03H 1/04 G03H 1/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バンヤイ,ウィリアム チャールズ アメリカ合衆国 カリフォニルア 44303 イー パロ アルト クーリー アベニ ュー 1914 アパートメント 2 (72)発明者 フォークト,ユルゲン スイス国 ツェーハー−4112 フリュー ウンテラー ラントスクローンヴェーク 1 (72)発明者 スウィーニー,ドナルド アメリカ合衆国 カリフォルニア 94551 リバーモア ピーオーボックス 808 ローレンス リバーモア ナショナル ラ ボラトリー (72)発明者 ツァン,シャオシャオ アメリカ合衆国 ジョージア 30174 ス ワニー ハント リバー ウェイ 470 Fターム(参考) 2H006 BC03 BC04 BC07 2H049 CA06 CA09 CA15 CA17 CA28 2K008 AA09 BB03 DD12 EE07 FF17 HH01 HH06 HH18 HH19

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の光学素子及び透過体積ホログラフィック光学素子を含
    む光学レンズであって、 該第一の光学素子が第一の焦点で第一の屈折率を提供し、そして該ホログラフィ
    ック光学素子が第二の焦点で第二の屈折率を提供し、該ホログラフィック光学素
    子が組み合わせのホログラフィック光学素子であり、そしてブラッグ条件に一致
    したとき、入射光の100%までを回折する光学レンズ。
  2. 【請求項2】 該組み合わせホログラフィック光学素子が、ホログラフィッ
    ク素子の二つの層を有する、請求項1記載の光学レンズ。
  3. 【請求項3】 ホログラフィック素子の該二つの層が、別々に製造される層
    である、請求項2記載の光学レンズ。
  4. 【請求項4】 ホログラフィック素子の該二つの層が、同時に記録される層
    である、請求項2記載の光学レンズ。
  5. 【請求項5】 生物学的に適合し得る、請求項1記載の光学レンズ。
  6. 【請求項6】 コンタクトレンズである、請求項1記載の光学レンズ。
  7. 【請求項7】 眼鏡のレンズである、請求項1記載の光学レンズ。
  8. 【請求項8】 二層ホログラフィック素子を製造する方法であって、 h)第一の光源ビームを準備する工程、 i)該第一の光源ビームを、第一及び第二の光ビームへ分割する工程、 j)逆に置かれた第一及び第二の表面(該表面は、平面、凹面又は凸面である)
    を有する、記録し得るホログラフィック素子を準備する工程、 k)該第一及び第二の光ビームを、該記録し得るホログラフィック素子の該第一
    及び第二の表面へそれぞれ導く工程、 l)第二の光源ビームを準備する工程、 m)該第二の光源ビームを、第三及び第四の光ビームに分割する工程、及び n)該第三及び第四の光ビームを、該記録し得るホログラフィック素子の該第一
    及び第二の表面へそれぞれ導く工程を含み、ここで該第一及び第三の光ビームが
    、該記録し得るホログラフィック素子の該第一の表面から回折格子構造を記録す
    るための適当な相の関連を有し、該第二及び第四の光ビームが、該記録し得るホ
    ログラフィック素子の該第二の表面から回折格子構造を記録するための適当な相
    の関連を有する方法。
  9. 【請求項9】 該記録し得るホログラフィック素子が、架橋性又は重合性光
    学材料を含む、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 該記録し得るホログラフィック素子が、該光ビームに曝露
    したとき、非−流体光学材料を形成する流体光学材料である、請求項9記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 該記録し得るホログラフィック素子が、UV吸収剤を更に
    含む、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 該方法が、該参照ビームで記録された素子を後硬化する工
    程を更に含む、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 透過体積ホログラフィック光学素子を含む光学レンズであ
    って、 該光学素子が、プログラムされた励起化角度を有し、ここで該光学素子が、該励
    起化角度の外側の角度で該光素子に入射する光のための第一の屈折率を提供し、
    そして該励起化角度の内側の角度で該光素子に入射する光のための第二の屈折率
    を提供し、ここで該ホログラフィック光学素子が、組み合わせのホログラフィッ
    ク光学素子である光学レンズ。
  14. 【請求項14】 該光学レンズが、眼用レンズである、請求項13記載の光
    学レンズ。
  15. 【請求項15】 該光学レンズが、コンタクトレンズである、請求項13記
    載の光学レンズ。
  16. 【請求項16】 該組み合わせのホログラフィック光学素子が、ホログラフ
    ィック素子の少なくとも二つの層を有する、請求項13記載の光学レンズ。
  17. 【請求項17】 複合ホログラフィック素子を製造するための方法であって
    、 q)第一の成形用型中に第一の重合性又は架橋性の流体の光学材料を準備する工
    程; r)第一の体積回折格子構造を該光学材料中に記録し、それにより第一の非−流
    体HOE層を形成させる工程; s)第二の成形用型(該第二の成形用型は、該第一のHOE層より大きいキャビ
    ティ容量を有する)を準備し、その一つの表面上に該第一のHOE層を保持する
    工程; t)該第一のHOE層の上に該第二の成形用型中の第二の重合性又は架橋性流体
    光学材料を準備する工程;及び u)第二の体積回折格子構造を該第二の光学材料中に記録し、それにより第二の
    非−流体HOEを形成させる工程を含み、ここで該第一及び第二のHOE層が、
    可干渉性的に接合されている方法。
  18. 【請求項18】 該第一及び第二の流体光学材料が、同じ流体光学材料であ
    る請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 該第一及び第二の流体光学材料が、化学的に適合し得る光
    学材料である、請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 二層ホログラフィック素子を製造するための方法であって
    、 t)逆に配置されている第一及び第二の表面を有する記録し得るホログラフィッ
    ク素子を準備する工程; u)第一の光源ビームを準備する工程; v)該第一の光源ビームを、第一及び第二の光ビームに分割する工程; w)該第一及び第二の光ビームを、該記録し得るホログラフィック素子の該第一
    の表面へ導く工程; x)第二の光源ビームを準備する工程; y)該第二の光源ビームを、第三及び第四の光ビームに分割する工程;及び z)該第三及び第四の光ビームを、該記録し得るホログラフィック素子の該第二
    の表面へ導く工程を含み、ここで該第一及び第二の光ビームが、該記録し得るホ
    ログラフィック素子の該第一の表面から回折格子構造を記録するための適当な相
    の関連を有し、該第三及び第四の光ビームが、該記録し得るホログラフィック素
    子の該第二の表面から回折格子構造を記録するための適当な相の関連を有する方
    法。
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