JP2002500291A - ケーブル業界で用いられる機械用のリアルタイムデータサンプリング機能付き監視・制御デバイス - Google Patents

ケーブル業界で用いられる機械用のリアルタイムデータサンプリング機能付き監視・制御デバイス

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JP2002500291A
JP2002500291A JP2000527704A JP2000527704A JP2002500291A JP 2002500291 A JP2002500291 A JP 2002500291A JP 2000527704 A JP2000527704 A JP 2000527704A JP 2000527704 A JP2000527704 A JP 2000527704A JP 2002500291 A JP2002500291 A JP 2002500291A
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イズ、ミシュニク
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イノカーブル、ソシエテ、アノニム
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B7/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
    • D07B7/02Machine details; Auxiliary devices
    • D07B7/14Machine details; Auxiliary devices for coating or wrapping ropes, cables, or component strands thereof

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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明によるリアルタイムデータサンプリング機能を持つ監視・制御デバイスは、光学測定装置と、マイクロプロセッサ付き処理回路と、外部制御手段と、を備えている。このマイクロプロセッサはこの光学測定装置からのデータを受信してサンプリングし、これによって、ワイヤエレメントの位置とその機械的振動特性をそれが主ケーブルに巻かれる以前に知る。ワイヤエレメントの位置と振動のデータがドリフトしたら自己補正機能を発生するように、EPROMメモリーをプログラムする。第1のモーター、第2のモーターおよび機械的テンショニング手段を制御して、組立機械の最適動作を再確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は主ケーブルに少なくとも1つのワイヤエレメントを巻いて巻きケーブ
ルを形成するように設計された組立機械用の監視・制御デバイスに関し、前記組
立機械は: −少なくとも1つのフィーダコイルに巻かれた前記ワイヤエレメントを誘導する
巻き線ヘッドと; −この巻き線ヘッドを回転駆動する第1のヘッドモーターと; −前記巻きケーブルが巻かれる受信機のコイルを回転駆動する第2のモーターと
; −巻き線位相が発生したときにワイヤエレメントを機械的にテンショニングする
手段とを備え、 前記監視・制御デバイスは: −ワイヤエレメントに光線を投射する少なくとも1つの光放出器と、反射光線を
感知して測定信号を発生する受信機とを含む光学測定装置と; −前記測定信号を受信し制御信号および/または調整信号を前記アクチュエータ
に送るように設計されたマイクロプロセッサ付きの処理回路と; −処理回路の所定のプログラムにしたがって組み立て機械の自動動作パラメータ
を入力する特にマイクロコンピュータを含む外部制御手段とを備えている。
【0002】 本発明は一般に、少なくとも1つのワイヤエレメントを巻くように設計された
組立機械に関する。
【0003】 より特定的には、本発明は、このような組立機械用のリアルタイムデータサン
プリング機能付きの監視・制御デバイスに関する。
【0004】 本発明は、例えば、複数のワイヤエレメントを上にまたは互いに一緒に巻くよ
うに設計された組立機械に応用でき、また、1つ又はそれ以上の周辺ワイヤを中
心ケーブルに巻くように設計された組立機械に応用可能である。これらのエレメ
ントは金属製でもよいし、他の材料製でもよい。
【0005】 以降本文では、ワイヤエレメントという用語は、何らかの断面形状を持つが、
たいていの場合、その全長にわたって一定であると認め得るほどに円形である一
般的な形状の、ケーブルまたはワイヤという形状を持ったなんらかの物体を言及
するものとする(ワイヤエレメントは薄い細片でもよい)。このようなワイヤエ
レメントは、本質的に機械的な機能を実行する簡単なワイヤ物体(例えば、強化
用ワイヤまたは絶縁用もしくは保護用細片)を構築したり、1つ以上のワイヤを
含むケーブルを構築して、エネルギや信号を電気的、時期的、光学的または他の
何らかの形態で伝達することができる。
【0006】 以降本文では、中心ケーブルという用語は、上記で定義されたなんらかのワイ
ヤエレメントであり、その剛性または引っ張り強度が一般的に高く、これによっ
て、この中心ワイヤエレメントの周りに別のワイヤエレメントを巻くことを可能
とするものを言及するものとする。
【0007】 以降本文では、「周辺ワイヤエレメント」という用語は、上記で定義されたな
んらかのワイヤエレメントであり、その剛性が一般的に中心ワイヤエレメントよ
り低く、これによって周辺ワイヤを中心ケーブルの周りに巻くことができるよう
なものを言及するものとする。
【0008】 しかしながら、周辺ワイヤエレメントより剛性の低い中心ケーブルもまた、本
発明の範囲から逸脱することなく考察可能であるが、この場合、周辺ワイヤエレ
メントを中心ケーブルの周りに巻くことが可能であるためには、中心ケーブルは
十分に高い張力で保持される。
【0009】 以降本文では、「巻き動作」という用語は、少なくとも1つのワイヤエレメン
トを少なくとも1つの別のワイヤエレメント上にまたはこれと一緒にまたは中心
ケーブルに巻くように設計された本発明によるデバイスによって実行されるなん
らかの動作を言及するものとする。
【0010】 このような考えられる巻き動作の中には、次の例が挙げられる: −ラッピング、すなわち、中心ケーブルに接合されたりされなかったりするがワ
イヤエレメントを何回も巻くこと、 −撚り合わせる、すなわち、事前に定められた巻きピッチ(巻き線の最初と最後
間を中心ケーブル上で測定した距離であり、ケーブルの周辺部の最初と最後のと
ころに同じ基準を有している)にしたがって複数のワイヤエレメントを巻くこと
、 −1つ以上の細片で中心ケーブルをテーピングしたり、コーティングしたりする
こと、 −中心ケーブルの周りに編組を生成することであり、この編組は、複数の平坦細
片から形成されるが、平坦細片は、中心ケーブルの周りに巻かれた複数のワイヤ
エレメントまたは個々のワイヤエレメントから成っていて互い違いになっていて
、中心ケーブルの周りに1つ以上の編組層、特に同軸ケーブルを形成する。この
編組動作によって、複数のワイヤエレメントによって形成された複数の平坦細片
がメッシュ構造化される。このような編組は、例えば、中心ケーブルのシールド
または他の何らかの保護を形成する、 −自身を編組すること、すなわち中心ケーブルの周りに付着されることなく、固
体の編組または中空の編組を形成すること。
【0011】 以降本文では、「組立機械」という用語は、このような可能性のある巻き動作
の実行を可能とする何らかの機械―たとえこのような機械が、本来の組立ではな
く、編組、テーピング、ラッピング、撚り合わせまたはこれらに類似の動作を実
行する場合でも―を言及するものとする。
【0012】 先行技術の説明 文献WO 93/07330号と文献FR−A 2,739,701号に、巻
き動作中に次の測定を可能とする光学手段を含む少なくとも1つのワイヤエレメ
ントを巻くデバイスが記載されている: −巻き線ヘッドと巻き線自身の位置との間で引かれるトートワイヤエレメント上
での入射光線の反射強度の測定; −巻き線ヘッドと巻き線自身の位置との間で引かれるトートワイヤエレメント上
での入射光線の鏡面反射の発振振幅の測定であり、この発振振幅は巻き動作での
ワイヤエレメントの張力を表している; −巻き線ヘッドと巻き線自身の位置との間で引かれるトートワイヤエレメント上
での、巻き線ヘッドの角度位置の連続手段によって定められる時間ウインドウの
間だけ上記の測定の内の1つを実現して、この測定を受けることになっている1
つの特定のワイヤエレメントを選択する; −巻き線ヘッドと巻き線自身の位置との間で引かれるトートワイヤエレメント上
での、巻き線ヘッドの角度位置の連続測定中の入射光線の反射強度の存在/不在
の測定。
【0013】 この先行技術においては、光線をワイヤエレメントに送り、また、反射光に対
して対応する測定を実行するように設計された光学アセンブリを利用したり、光
学アセンブリからの信号と他の測定エレメントからの補助信号を受信する電子手
段を利用して、機械の動作に対して必要なデータを送出したり、機械の動作パラ
メータを自動的に調整したりする。
【0014】 先行技術によるこのタイプの組立機械では、自動動作の場合には、次の動作を
必要とするある問題が発生する: −用いられるワイヤエレメントのタイプと適合する特徴を持つ特定のタイプの光
学測定デバイスを選択して機械に適応させること; −後出の機械によって自動的に制御される機能装置のタイプと適合する特徴を持
つ特定のタイプの出力通信コンポーネントを選択して機械に適応させること; −出力通信コンポーネントを動作可能とする特定のデバイスを選択して機械に、
その動作中に適応させ、一方、このコンポーネントが自動的に制御しなければな
らない対象である組立機械の機能装置の初期手動制御を起動解除し、また、この
機能装置を自動制御ではなく手動制御することを使用者が希望する場合に初期手
動制御動作をしながらこのコンポーネントを起動解除すること。
【0015】 この処理条件は以下の理由によってかなり変動し得る: −既存の組立機械は全体的に機械類の比較的大きい比率で存在するが、多量の多
様なタイプの機械を含んでいる(例えば、縦軸もしくは水平軸の機械、単一素線
巻き用機械、多数素線巻き用機械、自動/手動制御機械など); −特定のタイプの機械の場合、別々のタイプの巻き動作を実行することがある(
例えば、撚り合わせ、ラッピング、テーピング、編組); −特定の巻き動作の場合、非常に異なった性質のワイヤエレメントを処理するこ
とがある(例えば、ある種のワイヤは非常に反射性が高く他のものは反射性が低
いとか、ある種のワイヤは厚く他のものは非常に薄い、例えば数ミクロンである
とか)。
【0016】 機械の周辺の照明条件は1日にかなりの比率で変動することがあり(例えば、
機械は夜間での通常の人工照明から日中の窓を通しての直接態様光線に切り替わ
る場合)、また、循環的にもかなりの比率で変動することがある(例えば、職場
の人工照明がオン/オフする場合)。
【0017】 これらの観察の結果、なんらかの動作サイクルを持つ組立機械に装備可能なリ
アルタイムデータサンプリング機能付きの監視・制御デバイスを実現する必要性
が生じる。
【0018】 発明の目的 本発明の目的は、複数の動作タイプと様々な巻き線モードで使用可能な、普遍
的な組立機械用のリアルタイム監視・制御デバイスを達成することである。
【0019】 本発明による監視・制御デバイスの特徴として: −処理回路のマイクロプロセッサが光学測定装置からのデータを受信してサンプ
リングし、これによって、ワイヤエレメントが主ケーブルに巻かれる以前のワイ
ヤエレメントの位置と機械的振動におけるその特性を把握する; −記憶装置、特にEPROMメモリーを、ワイヤエレメントの位置と振動に関す
るデータがドリフトした場合に、自己補正機能が発生するようにプログラムする
; −第1のモーターという電気的制御手段、第2のモーターという電気的制御手段
および機械的テンショニング手段を配置して、組立機械の最適な動作を再確立す
る。
【0020】 ある好ましい実施形態によれば、上記の電気的制御手段をマイクロプロセッサ
でリアルタイムで制御して、巻き線ヘッドの第1のモーターと主ケーブルを引い
ている受信機のコイルの第2のモーター間の同期を調整し、また、少なくとも1
つの電磁ブレーキによってワイヤエレメントに事前設定された機械的張力を設定
するようになっている。この処理回路は、サンプリング後にワイヤエレメントの
振動の最大値と最小値と平均値を記憶して、このワイヤエレメントの振動特性と
位置付けをリアルタイムでマイクロコンピュータの画面ページ上で観察するよう
になっており、EPROMメモリーの常駐プログラムによって組立機械を、主ケ
ーブルに対するワイヤエレメントの位置と振動に対してループロックさせること
ができる。
【0021】 本発明の1つの特徴によれば、補助的な周辺温度および/または湿度センサー
を処理回路に接続して、変動する環境に関連してワイヤエレメントがドリフトし
た場合に情報提供するようになっている。
【0022】 本発明の別の特徴によれば、光学測定装置の放射器と受信機は、ワイヤエレメ
ントと協働する光線の放射と受光の視野を調整する傾斜調整手段を備えている。
【0023】 本発明の他の利点および特徴は次の添付図面に表す非制限的な例として与えら
れている本発明の実施形態に関する以下の説明を読めばより明瞭に分かるだろう
【0024】
【発明の実施の形態】
好ましい具体例の説明 図1において組立機械15は、電磁ブレーキ53Fおよび53Aによってそれ
ぞれ減速される第1フィーダコイル52または第2フィーダコイル52A上に巻
かれたワイヤエレメント4または4Aを誘導する偏心滑車51を備えた巻き線ヘ
ッド50を含む。第3フィーダコイル54は巻かれた主ケーブル6を支持し、主
ケーブルの自由端素線6Aはコイル54から受信機コイル55へ延びて、同軸上
に置かれた巻き線ヘッド50内をトート状態で通過してモーター56Mによって
駆動される。ワイヤエレメント4または4Aの自由端素線4Bは滑車51から巻
き線ヘッド50と受信機コイル55の間のケーブル素線6Aのゾーン8に延びる
。ヘッドモーター57Mは適切なトランスミッション58を通じて巻き線ヘッド
50を回転駆動する。このような機械が文献FR−A−2,739,701号に
詳述されている。
【0025】 速度及び角度位置エンコーダ59は巻き線ヘッド50の速度および角度位置を
測定する。動作中、ワイヤエレメント4または4A、は中心ケーブル6上に巻か
れて、巻かれ、組み込まれ、撚られたケーブル6Bを形成し、そしてさらに、受
信機コイル55上に巻かれる。(破線で囲まれた)リアルタイムデータサンプリ
ング機能付き監視・制御デバイス15は: −端の素線4Bに面し光学測定信号を送信するように配置された光学測定装置1
6と; −ケーブル18を経由して光学測定装置16から測定信号を受信するデータ処理
回路17と; −ケーブル21を通じてデータ処理回路17のプログラミングされた動作を制御
することによって、使用者による組立機械の1つ以上の自動動作パラメータの制
御を可能にする、例えばマイクロコンピュータのような、外部制御手段20と;
を備える。
【0026】 回路17の1つの出力は分岐ケーブル64Aを経由してモーター56Mのバリ
エータ(Variator)56Vに接続し、回路17の1つの入力は分岐ケーブル64
Bを経由して対応する制御装置63に接続する。
【0027】 回路17の別の出力は分岐ケーブル66Aを経由してブレーキ53Fの電源5
3Cに接続し、入力はケーブル66Bを経由して制御機65に接続して第1フィ
ーダコイル52のモーター53Gのトルクを制御する。
【0028】 回路17の別の出力は、分岐ケーブル62A経由でモーター57Mのバリエー
タ57Vに接続し、入力は分岐ケーブル62B経由で対応する制御機61に接続
する。
【0029】 回路17の入力は分岐ケーブル68A経由でエンコーダ59に接続し、出力は
分岐ケーブル68B経由で対応する表示手段67に接続する。
【0030】 次に、コンピュータ20は一般的な制御機として機能して: −バリエータ56Vおよび57V経由でモーター56Mおよび57Mを制御し; −ブレーキ53A、53Fまたはトルクを与えるモータ53Gを制御し; −エンコーダ59を通じて巻き線ヘッド50の速度および角度位置を点検し; −光学測定装置16の値を表示し; −および/または他のデータ、計算または表示処理を行う。
【0031】 図2において、光学測定装置16は、赤外線26A、37Aによる光線を投射
するための投射手段、周辺光センサー28および光受信機35を含む光学ハウジ
ング25を備える。
【0032】 投射手段は、デパーチャαおよびα1の正確な角度原点を持ち一定の距離で交
差点41を作る2つの光線36、38を投射する第1赤外線放射器26Aおよび
第2赤外線放射器37Aを備える。
【0033】 赤外光受信機35はチューブ35Aの内部に配置され、ワイヤエレメント4B
によって反射された光を測定する。受信機35は反射光が非鏡面的(non-specul
ar)に測定されることを可能にし、従って: −ワイヤの存在/不在の検出器として; −ワイヤの品質を連続的に点検するための、(例えばワイヤの輝度変化またはワ
イヤの色の変化等の)ワイヤの反射性の連続的なアナログ測定として; −ワイヤが極端に細いまたは非常に暗い場合に、赤外線36および38の領域に
ワイヤエレメント4Bが現れるまさにその時点で正確に検出するための、非常に
素早く反応する高感度センサーとして; 機能することができる。
【0034】 ハウジング25内部において放射器26A、37Aに接続するワイヤ32、4
0、受信機35に接続するワイヤ39、及び、センサー28に接続するワイヤ3
4は、全て一緒にケーブル18のシース内に収容されている。
【0035】 光学測定装置16の光10の放射器26A、37Aは、異なる放射波長および
異なる放射出力を有することができる。放射器26A、37Aの傾斜の角度α、
α1は、交差ゾーン41からの距離を増大または減少するように調整することが
可能である。また、光受信機35の傾斜角α2は、受信ゾーンを変更することに
より調整することが可能である。
【0036】 放射器26A、37Aおよび光受信機35のタイプの選択は、ワイヤエレメン
ト4の反射特性および実行される測定のタイプによって決まる。
【0037】 図3にはテーピングプロセスのリアルタイム監視ゾーンが拡大して示されてい
る。光学測定装置16によって、ワイヤエレメントが主ケーブル6の素線6A上
に巻かれる前に、ワイヤエレメント4Bのテーピングされる細片の振動73の程
度を点検することが可能となる。データ処理回路17による振動の解析によって
、ブレーキ53Fにより細片上に及ぼされた機械的張力が調節可能になる。また
ゾーン8内での巻きポイントが光学測定装置16によって監視されて、細片の巻
きのオーバーラップおよびピッチに関する設定の最適な精度を得て、細片の全て
の折り重なり(folding)または回転(turning)が検出される。
【0038】 図4において、電子処理回路17は、センサー16からリアルタイムにデータ
を受信するように設計されかつ必要な動作条件に従ってデータおよびパラメータ
を入力するために外部制御手段20のマイクロコンピュータと連動して動作する
マイクロプロセッサ75を備える。マイクロプロセッサ75はまたROMメモリ
77、RAMメモリ78およびEPROMメモリ80に接続しており、それは、
(ワイヤエレメント4Aのブレーキ53A、モーター56M、57Mの同期等の
)能動的構成要素に働きかけることによって観測されたドリフト(ワイヤエレメ
ントの位置および振動)の自己補正機能を生成する常駐プログラムを有している
【0039】 センサー16によるリアルタイムデータサンプリングによって、ワイヤエレメ
ント4の位置および最大振動に関するその特性を知ることができる。
【0040】 図5および図6の線図において、ワイヤエレメント4の特性がブレーキ53F
によって決定される機械的張力の値に応じて表示されている。
【0041】 グラフAの名称SV−22Gはワイヤエレメント4に加えられる22グラムの
張力に対応する。処理回路17によって実行されたサンプリング後の、最大振動
値を図5に示し、最小値を図6に示す。
【0042】 他のグラフB、C、D、E、およびFは、より高い機械的張力に対応し、特に
名称SV−52Gは52グラム、名称SV−111Gは111グラム、名称SV
−148Gは148グラム、名称SV−157Gは157グラム、および名称S
V−209は209グラムの張力に対応する。
【0043】 図7において、22グラム(SV−22G)の張力を受けるワイヤエレメント
4上で観測された振動の平均値は260ポイントである。最大値と最小値の差は
、張力が増大するにつれて減少し、148グラムと209グラムとの間ではほと
んど一定になる。
【0044】 ワイヤエレメント4の特性のこのリアルタイムの観測によって、組立機械の動
作の非常に迅速な補正が可能となる。またワイヤエレメント4の主ケーブル6に
対する位置を常に知ることができる。
【0045】 2つの別々のモードに従って組立機械の動作が可能である。
【0046】 1/手動モード それによって組立機械を調整してワイヤエレメント4を主ケーブル6のサポー
ト上の正確な場所に置くことが可能となる。その調整は: −ワイヤエレメント4の巻き線ヘッド50と主ケーブル6を引っぱる受信機コイ
ル55との間の同期と; −電磁ブレーキ53Aによってワイヤエレメント4に加えられる張力と; になされる。
【0047】 組立機械への監視・制御デバイス15のこの手動調整の後で、ワイヤエレメン
トの特性、即ち: −ワイヤエレメントの振動(図7の平均値、図5の最大値、図6の最小値)と; −ワイヤエレメントの位置(振動の平均値、図7)と; をマイクロコンピュータ20の画面上で観察することが可能となる。
【0048】 使用者はいつでも上記の設定と組立機械の設定を調整できる。
【0049】 例えば、壊れやすい材料(例えばPTFE)の場合、周辺温度や周辺湿度が直
接にワイヤエレメント4の特性に影響する。ワイヤエレメント(ガイドローラー
、ガイドなど)がとる経路は突然または進行的に困難さを生じることがあり(ガ
イドローラーのジャミングや汚染など)、その結果、ワイヤエレメント4の張力
を増し、前に調整された主ケーブル6に対するワイヤエレメント4の位置付けを
妨害する。他のパラメータも、特にディメンジョン(幅や直径)に欠陥がある場
合、ワイヤエレメント4の位置決めに影響することがある。
【0050】2/自動モードで使用するモード 手動モードから自動モードに切り替わるとき、ワイヤエレメント4の位置決め
の平均値と同様に、ワイヤエレメント4の振動値はサンプリングの後で記憶され
る。したがって、これらの値は自動モードにおける機械の動作の基準値として働
く。
【0051】 EPROMメモリー80の常駐プログラムによって、組立機械は、主ケーブル
6Aに対するワイヤエレメント4の位置値振動に対してループロックされる。こ
の常駐プログラムによって、デバイス15の能動コンポーネントを制御して、E
PROMメモリー80に前もってプログラムされている優先順位にしたがって観
察されたドリフト(ワイヤエレメントの位置や振動)を補償することができる。
【0052】 記憶されている初期位置に対するワイヤエレメント4のドリフトが発生すると
、このプログラムによって、巻き線ヘッド50の回転設定値が調整され、これに
よって、巻き線ヘッド50の速度を増減させたり、受信機コイル55の引き設定
値を調整したりして、ケーブル6Bに対する引き速度を増減したり、これまたワ
イヤエレメントの位置に影響するワイヤエレメントに印加される機械的張力を調
整したりできる。
【0053】 能動コンポーネントに対する干渉の優先順位はいつでも組立機械の使用者によ
って修正して、主ケーブル6に対するワイヤエレメント4の最適な位置決め/ま
たはワイヤエレメント4の振動の最小化または増加に寄与することができる。
【0054】 観察されたドリフトが大きすぎて自己補正できない場合には、EPROMメモ
リー80の常駐プログラムが組立機械を停止するように設計されている。
【0055】 ワイヤエレメント4の取付とその振動のリアルタイム観察は、観察されたドリ
フトを使用者に通知することを可能とするトレーサビリティと関連しており、こ
れによって、所与の製造者での結果としての品質レベルを知り、また、製造時間
、製造速度(巻き線ヘッド回転数など)や発生したなんらかの停止(例えばワイ
ヤエレメントの変更)などに関する製造プロセスを知るようにする。このワイヤ
エレメントの監視によってまた、組立機械の外部のパラメータ(周辺温度、湿度
など)によって発生し得るドリフトを知ることができる。この目的のために、補
助センサー82は温度と湿度の測定値をマイクロプロセッサ75に伝送する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるリアルタイムデータサンプリング機能付き監視・制御デバイスを
装備した組立機械の略平面図である。
【図2】 図1のデバイスのエレメントの内の1つを構成する光学測定用センサーの断面
図である。
【図3】 巻きプロセスの監視ゾーンの拡大図である。
【図4】 監視・制御デバイスの電子処理回路のブロック図である。
【図5】 様々な機械的張力値に対するワイヤエレメントの振動の最大値の測定図である
【図6】 様々な機械的張力値に対するワイヤエレメントの振動の最小値の測定図である
【図7】 ワイヤエレメントに印加される機械的張力による振動の最大値と最小値の平均
値を表す2つの曲線1と2である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年8月3日(1999.8.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ケーブルに少なくとも1つのワイヤエレメントを巻いて巻きケーブルを形成
    するように設計された組立機械用の監視・制御デバイスにおいて、前記組立機械
    が: 前記巻かれたワイヤエレメントを少なくとも1つのフィーダコイル上に誘導す
    る巻き線ヘッドと; 前記巻き線ヘッドを回転駆動する第1のヘッドモーターと; 前記巻きケーブルが巻かれる受信機コイルを回転駆動する第2のモーターと; 巻き位相が発生する場合に、前記ワイヤエレメントを機械的にテンショニング
    する手段とを備えたアクチュエータを装備し、 前記監視・制御デバイスが: 光線を前記ワイヤエレメントに投射する少なくとも1つの光放射器と、反射し
    た光線を感知して測定信号を生成する受信機とを含む光学測定装置と; 前記測定信号を受信して制御信号および/または調整信号を前記アクチュエー
    タに送るように設計されたマイクロプロセッサ付きの処理回路と; 特に前記処理回路の所定のプログラムにしたがって前記組立機械の自動動作パ
    ラメータを入力するためにマイクロコンピュータを含む外部制御手段とを備え、 前記処理回路の前記マイクロプロセッサが、前記光学測定装置からのデータを
    受信してサンプリングして、前記ワイヤエレメントの位置と機械的振動特性を、
    前記ワイヤエレメントが前記主ケーブルに巻かれる以前に知り; 記憶手段、特にEPROMメモリーを、前記ワイヤエレメントの前記位置およ
    び振動データがドリフトした場合に自己補正機能を発生するようにプログラムし
    ; 前記第1のモーター、前記第2のモーターおよび前記機械的テンショニング手
    段の電気的制御手段が、前記組立機械の最適動作を再確立するように配置される
    ;監視・制御デバイス。
  2. 【請求項2】 前記電気的制御手段が、前記マイクロプロセッサによってリアルタイムで制御
    されて、前記巻き線ヘッドの前記第1のモーターと前記主ケーブルを引く前記受
    信機コイルの前記第2のモーターとの間の同期を調整し、且つ少なくとも1つの
    電磁気ブレーキによって前記ワイヤエレメントに所定の機械的張力を設定する、
    請求項1に記載の監視・制御デバイス。
  3. 【請求項3】 前記処理回路が、サンプリング後の前記ワイヤエレメントの振動の最大値、最
    小値および平均値を記憶して、前記ワイヤエレメントの振動特性と位置付けをリ
    アルタイムで前記マイクロコンピュータの画面ページ上で観察し、前記EPRO
    Mメモリーの常駐プログラムによって、前記組立機械を、前記主ケーブルに対す
    る前記ワイヤエレメントの位置と振動に対してループロックすることを可能とす
    る、請求項1に記載の監視・制御デバイス。
  4. 【請求項4】 補助の周辺温度センサーおよび/または湿度センサーを前記処理回路に接続し
    て、変動する環境にリンクされて前記ワイヤエレメントがドリフトした場合に通
    知する、請求項3に記載の監視・制御デバイス。
  5. 【請求項5】 前記光学測定装置の前記放射器と前記受信機が傾斜調整手段を備え、前記ワイ
    ヤエレメントと協働して光線の放射と受光の視野を調整する、請求項1に記載の
    監視・制御デバイス。
  6. 【請求項6】 前記第1のモーターが、前記巻き線ヘッドの速度および角度位置のデータをチ
    ェックするために前記処理回路に接続された速度/角度位置エンコーダを装備し
    、前記データが表示手段上に表示される、請求項1に記載の監視・制御デバイス
  7. 【請求項7】 前記光学測定装置が、前記中央受信機の周りに周辺光センサーと2つの赤外線
    放射器を装備し、前記アセンブリが前記ワイヤエレメントに近接して配置された
    ハウジング内に配置されている、請求項5に記載の監視・制御デバイス。
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