JP2002374212A - 赤外線通信装置および赤外線通信方法 - Google Patents

赤外線通信装置および赤外線通信方法

Info

Publication number
JP2002374212A
JP2002374212A JP2001179414A JP2001179414A JP2002374212A JP 2002374212 A JP2002374212 A JP 2002374212A JP 2001179414 A JP2001179414 A JP 2001179414A JP 2001179414 A JP2001179414 A JP 2001179414A JP 2002374212 A JP2002374212 A JP 2002374212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared communication
emission intensity
communication device
light emission
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001179414A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Yamamoto
徹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001179414A priority Critical patent/JP2002374212A/ja
Publication of JP2002374212A publication Critical patent/JP2002374212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信中に赤外線通信装置間の距離が変化した
場合においても、その距離に応じて赤外線の発光強度を
最適化し、赤外線通信装置の低消費電力化を図る。 【解決手段】 第1赤外線通信装置が第2赤外線通信装
置に発信データを送信し、前記第2赤外線通信装置が前
記発信データを正常に受信した場合には、前記第2赤外
線通信装置は前記第1赤外線通信装置に返信データを送
信し、前記第1赤外線通信装置が前記第2赤外線通信装
置より返信データを受信する限り、前記第1赤外線通信
装置は前記発光素子の発光強度を一段階下げて発信デー
タの送信を行い、前記第1赤外線通信装置が前記第2赤
外線通信装置より返信データを受信できない場合、前記
第1赤外線通信装置は前記発光素子の発光強度を一段階
上げて発信データの送信を行い、赤外線通信中に前記最
適化処理が行われた後も、予め設定された時間間隔に基
づいて、前記最適化処理を再度行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線通信装置及
び赤外線通信方法に関し、さらに詳しくは赤外線通信装
置および赤外線通信方法における赤外線の発光強度の最
適化処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】赤外線通信を有する装置には、例えばパ
ーソナルコンピュータ、プリンタ、モデム、ワイヤレス
LAN、携帯型情報装置等があり、赤外線の発光素子と
してはLEDが用いられている。従来、双方向赤外線通
信規格であるIrDA規格(Infrared Data Associatio
n)においては、規格で定められた通信距離内で常に一
定の赤外線の発光強度で通信が行われる。すなわち、規
格により定められた方法では、通信距離が短い場合でも
必要以上の赤外線の発光強度で通信が行われるため、無
駄な電力が消費されていることになる。そこで、赤外線
通信の低消費電力化を図るために、赤外線の発光強度を
可変とし、赤外線の発光強度を最適化する技術として、
特開平7−66780号公報または特開平10−336
109号公報に記載された技術がある。
【0003】特開平7−66780号公報による技術で
は、まず、赤外線の発光強度を最大にして、その後、発
光強度を半分に下げて通信をおこなう。通信相手からの
返信データが戻ってこない場合には、二分検索法に基づ
いて赤外線の発光強度を上げる。このようにして、通信
相手からの返信データに応じて赤外線の発光強度を変化
させて、発光強度の最適化を行う。
【0004】特開平10−336109号公報による技
術では、まず、赤外線の発光強度を最大にし、その後、
発光強度を一段階ずつ下げて通信を行い、通信相手から
の返信データが戻ってくる限り、発光強度を一段階ずつ
下げ、返信データが戻ってこない場合には、発光強度を
一段階あげる。このようにして、通信相手からの返信デ
ータに応じて赤外線の発光強度を変化させて、発光強度
の最適化を行う。
【0005】そして、特開平7−66780号公報と特
開平10−336109号公報による技術では、赤外線
通信装置間の距離が一定の場合には、最終的にその距離
に応じた最適な赤外線の発光強度が設定されて、それ以
降は設定された一定の赤外線の発光強度で通信を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、ある
一定距離において赤外線の発光強度が最適化された場
合、赤外線通信装置間の距離が、赤外線の発光強度が最
適化されたときよりも長くなった場合には、通信相手か
らの返信データが戻ってこないため、最適化処理が実行
されて、最適な発光強度が再度設定されることになる。
しかし、通信中に、赤外線通信装置間の距離が、赤外線
の発光強度が最適化されたときよりも短くなった場合に
は、通信相手からの返信データが戻ってくるため、その
ままでは最適化処理が実行されず、赤外線の発光強度は
最適化されないため、無駄な電力を消費することにな
る。
【0007】本発明の目的は、前記従来技術の課題を解
決し、赤外線通信中に赤外線通信装置間の距離が変化し
た場合においても、その距離に応じて赤外線の発光強度
を最適化し、赤外線通信装置の低消費電力化を図ること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の赤外線通信装置
は、発光素子と、受光素子と、赤外線通信を制御する制
御手段とを有した赤外線通信装置において、前記制御手
段は、前記発光素子の発光強度を変更する発光強度制御
手段と、該発光強度制御手段を制御して前記発光素子の
発光強度を最適化する発光強度最適化手段と、時間管理
手段とを有しており、前記発光強度最適化手段は、赤外
線通信中の前記受光素子からの情報に基づいて前記発光
強度制御手段を制御することにより、前記発光素子の発
光強度を通信距離に応じた発光強度に最適化を行う最適
化処理を実行するものであり、この最適化処理を前記時
間管理手段からの時間信号により開始することを特徴と
する。
【0009】また、本発明の赤外線通信装置は、発光素
子と、受光素子と、赤外線通信を制御する制御手段とを
有した赤外線通信装置において、前記制御手段は、前記
発光素子の発光強度を変更する発光強度制御手段と、該
発光強度制御手段を制御して前記発光素子の発光強度を
最適化する発光強度最適化手段と、時間管理手段とを有
しており、前記発光強度最適化手段は、赤外線通信中の
前記受光素子からの情報に基づいて前記発光強度制御手
段を制御することにより、前記発光素子の発光強度を通
信距離に応じた発光強度に最適化を行う最適化処理を実
行するものであり、当該最適化処理の実行後、前記時間
管理手段からの時間信号により、再度、最適化処理を行
うことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、赤外線通信中に、一旦、
発光素子の発光強度が最適化された後に、赤外線通信装
置間の距離が短くなって、さらに発光強度を小さくでき
る場合において、時間管理手段により、再度最適化処理
が実行されるので、その時の距離に応じた発光素子の発
光強度に再度最適化され、消費電力の削減を図ることが
できる。
【0011】また、本発明の赤外線通信装置は具体的に
以下の構成を有している。すなわち、前記時間管理手段
は、タイマーからなり、前記発光強度最適化手段は、前
記タイマーにより予め設定された周期で、発光強度の最
適化処理を行うことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、赤外線通信中に、タイマ
ーによる予め設定された周期で、発光素子の発光強度の
最適化を繰返すことになるので、その都度、その時の赤
外線通信間の距離に応じた発光素子の発光強度の最適化
を図ることができ、消費電力の削減を図ることができ
る。
【0013】さらに、本発明の赤外線通信装置の前記制
御手段は、前記発光素子から赤外線通信の相手である他
の赤外線通信装置に送信した発信データに基づいて、前
記他の赤外線通信装置から返信される返信データを前記
受光素子が受信する限り、前記発光素子の発光強度を漸
次一段階下げて前記発信データの送信を行い、前記受光
素子が前記他の赤外線通信装置より前記返信データを受
信できない場合、前記発光素子の発光強度を一段階上げ
て前記発信データの送信を行い、発光強度を決定する最
適化処理を行うとともに、前記制御手段は、赤外線通信
中に最適化処理が行われた後も、予め設定された時間間
隔に基づいて、最適化処理を再度行うことを特徴とす
る。
【0014】本発明によれば、赤外線通信中に、一旦、
発光素子の発光強度が最適化された後に、赤外線通信装
置間の距離が短くなって、さらに発光強度を小さくでき
る場合において、時間管理手段により、予め設定された
時間間隔で再度最適化処理が実行されるので、その時の
距離に応じた発光素子の発光強度に再度最適化され、消
費電力の削減を図ることができる。
【0015】また、本発明の赤外線通信方法は、第1赤
外線通信装置が第2赤外線通信装置に発信データを送信
し、前記第2赤外線通信装置が前記発信データを正常に
受信した場合には、前記第2赤外線通信装置は前記第1
赤外線通信装置に返信データを送信し、前記第1赤外線
通信装置が前記第2赤外線通信装置より前記返信データ
を受信する限り、前記第1赤外線通信装置は前記発光素
子の発光強度を一段階下げて前記発信データの送信を行
い、前記第1赤外線通信装置が前記第2赤外線通信装置
より前記返信データを受信できない場合、前記第1赤外
線通信装置は前記発光素子の発光強度を一段階上げて前
記発信データの送信を行い、発光強度を決定する最適化
処理を行う赤外線通信方法であって、赤外線通信中に前
記最適化処理が行われた後も、予め設定された時間間隔
に基づいて、前記最適化処理を再度行うことにより、赤
外線通信中に通信距離が短くなった場合においても前記
発光素子の発光強度の最適化を行うことができることを
特徴とする。
【0016】本発明によれば、赤外線通信中に、一旦、
発光素子の発光強度が最適化された後に、赤外線通信装
置間の距離が短くなって、さらに発光強度を小さくでき
る場合において、予め設定された時間間隔に基づいて、
再度最適化処理が実行されるので、その時の距離に応じ
た発光素子の発光強度に再度最適化され、消費電力の削
減を図ることができる。
【0017】さらに、本発明の赤外線通信方法は、2回
目以降の赤外線通信における前記最適化処理は、その直
前の赤外線通信で行われた前記最適化処理で決定された
発光強度から開始することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、2回目以降の赤外線通信
を行う場合に、赤外線通信装置間の距離の変化が小さい
ときには、一旦赤外線通信が終了した後、待機状態にお
いて発光強度を最大にするよりも早く最適化処理を完了
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1から図3を用いて説明する。図1は本発明の実施形態
に係る赤外線通信装置の概略図である。本実施形態で
は、第1赤外線通信装置1(以下「ペリフェラル」と呼
ぶ)と第2赤外線通信装置2(以下「ホスト」と呼ぶ)
の間で赤外線通信が行われる。ホスト2とペリフェラル
1の赤外線通信装置の構成は同一であり、図1ではホス
ト2の構成を簡略化している。赤外線通信装置は、発光
素子3と受光素子4とを有する赤外線トランシーバ5
と、赤外線通信を制御するマイクロコントローラ6とを
有している。マイクロコントローラ6は、CPU9と、
ROM10と、RAM11と、通信データのシリアル/
パラレル変換およびプロトコル変換を行うIRブロック
8と、赤外線の発光強度をn段階に調整する発光強度制
御手段である出力ポート7と、発光強度の最適化状態を
表すステータスレジスタ12と、発光強度の最適化処理
を周期的に行うための時間管理手段としてのタイマー1
3と、タイマー13の出力(時間信号)に基づいてCP
U9に対して発光強度の最適化を要求するための割り込
みコントローラ14と、を有している。
【0020】図2は本発明の実施形態に係る発光強度制
御手段である出力ポート7と赤外線トランシーバ5との
インターフェイス部分の概略図である。赤外線トランシ
ーバ5の発光素子3をn段階に切り替えるために、n個
のスイッチングトランジスタB(B1,B2,B3,B
4)と、各々のトランジスタのベースには抵抗素子R
(R1,R2,R3,R4)が接続され、各々のトラン
ジスタのコレクタには発光素子3に流れる電流値を制御
し、発光強度を段階的に変化させるための抵抗素子r
(r1,r2,r3,r4)が接続されている。図2で
はn=4としている。この場合、抵抗素子r1〜抵抗素
子r4の値を予め任意に設定することにより、発光素子
3に流れる電流を制御し、発光強度を4段階に変化させ
ることができる。マイクロコントローラ6は、出力ポー
ト7のP1〜P4のいずれか一つを選択することによ
り、それに対応した発光強度が選択されることになる。
【0021】次に、通信方法について説明する。本実施
形態では、双方向赤外線通信規格であるIrDA規格に
よる赤外線通信を行う。IrDA規格においては、赤外
線通信装置はホスト2とペリフェラル1に分けられ、通
信は、通常、ペリフェラル1側から赤外線通信が始まり
発信データを送信する。ペリフェラル1のCPU9はR
OM10に格納されたプログラムに従い、IRブロック
8に対して通信開始要求を行う。IRブロック8はCP
U9から受けた通信開始要求のパラレルデータをシリア
ル変換し、さらにIrDA規格のプロトコルに変換す
る。このデータは予めCPU9で選択された出力ポート
7(P1〜P4のいずれか一つ)を介して、赤外線トラ
ンシーバ5に転送される。このとき、選択された出力ポ
ート7に対応するトランジスタB(B1〜B4のいずれ
か一つ)を介して発光素子3に電流が流れ、この電流値
に応じた発光強度で発光素子3が赤外線を発光する。ホ
スト2が発信データを受信すれば、ホスト2はペリフェ
ラル1に返信データであるACK信号(通信データの受
け取りが正常に終了したことを知らせる信号)を返信す
る。ペリフェラル1の受光素子4で受信されたACK信
号は、電圧信号に変換され、マイクロコントローラ6の
IRブロック8に転送され、パラレルデータに変換され
て、RAM11に保持される。CPU9は、このACK
信号を基にホスト2との間の通信状態を判断し、次に送
信する発信データの発光強度を調整するため、出力ポー
ト7のP1〜P4のいずれか一つを選択する。さらに、
タイマー13は、予め設定された周期に基づいて、割り
込みコントローラ14を介してCPU9に対して発光強
度の再設定を要求する。通常は、前記の手順が繰返さ
れ、ホスト2とペリフェラル1の間で赤外線通信が行わ
れる。
【0022】次に、発光強度の最適化処理の具体的な手
順を図3のフローチャートに基づいて説明する。本実施
形態では、ホスト2の発光強度を最大で固定とし、ペリ
フェラル1の発光強度のみを最適化することとする。さ
らに、発光強度可変手段である出力ポート7の抵抗素子
r1〜r4の抵抗値を、r1<r2<r3<r4とす
る。すなわち、発光強度の大きさは、P1>P2>P3
>P4となる。
【0023】まず、初期状態において、ステップ1(以
下「S1」と呼ぶ)から通信を開始する。初期状態で
は、赤外線の発光強度は最大とする。また、ステータス
レジスタ12は、発光強度の最適化が完了していないの
で”0”とする。
【0024】S2でペリフェラル1がホスト2に対して
通信開始の要求を行う。
【0025】次に、S12でタイマー13による割り込
みが発生していない場合には、ペリフェラル1はホスト
2に対して、赤外線の発光強度を最大にして通信を開始
する。つまり、マイクロコントローラ6はS3で出力ポ
ート7としてP1を選択して発信データを送信する。
【0026】ホスト2はペリフェラル1からの発信デー
タを正常に受信した場合、返信データであるACK信号
を返信する。S4でペリフェラル1がホスト2からのA
CK信号を受信した場合には、ホスト2は発信データを
正常に受信したと判断し、S5でステータスレジスタ1
2の値を確認し、”0”であれば、発光強度の最適化が
完了していないと判断し、S13に進む。
【0027】S4でペリフェラル1がホスト2からのA
CK信号を受信しなかった場合には、ホスト2は発信デ
ータを正常に受信していないと判断し、S7でステータ
スレジスタ12の値を確認し、”0”であれば、発光強
度の最適化が完了していないと判断し、S9に進み、発
光強度を一段階上げてS2に戻る。一方、S7でステー
タスレジスタ12の値を確認し、”1”であれば、ステ
ータスレジスタ12の値を”0”にリセットし、S11
に進み、発光強度を最大にして、S2に戻る。
【0028】次に、S13で発光強度が最小の場合に
は、S14に進み、ステータスレジスタ12の値を”
1”として、最適化処理が完了したとする。S13で発
光強度が最小でない場合には、S6で発光強度を一段階
下げて、出力ポート7でP2を選択し、S2に戻る。
【0029】前記の最適化処理により、S8でステータ
スレジスタ12の値を”1”にし、S9で発光強度を一
段階上げて、S2に戻った場合、S12でタイマー13
による割り込みが発生せず、S4でホスト2からのAC
K信号を受信した場合には、S5でステータスレジスタ
12の値が”1”であるので、最適化処理が完了したと
判断され、ホスト2とペリフェラル1との距離が変化し
なければ、S12において、タイマー13による割り込
みが発生しない限り、S2→S12→S3→S4→S5
を繰返し、発光強度は一定で通信が行われる。
【0030】また、発光強度が最適化された後、ホスト
2とペリフェラル1との距離が変化して、発光強度が最
適化されたときより長くなった場合またはホスト2とペ
リフェラル1との間に障害物が入り通信が遮断した場合
には、S4でホスト2からのACK信号が受信できなく
なるので、S7でステータスレジスタ12の値を確認
し、この場合、値は”1”であるので、S10でステー
タスレジスタ12の値を”0”にリセットし、S11で
発光強度を最大にする。すなわち、発光強度の最適化処
理を初期化して再スタートする。
【0031】次に、発光強度が最適化された後、S12
において、タイマー13による割り込みが発生した場
合、S15でステータスレジスタ12の値は”0”にリ
セットされて、S3へ進み、すでに最適化されている発
光強度で発信データを送信する。ここで、ホスト2とペ
リフェラル1との距離に変化がない場合には、S4でホ
スト2からACK信号を受信し、S5ではステータスレ
ジスタ12の値が”0”であるので、S13に進み、発
光強度が最小でない場合には、発光強度を一段階下げて
通信を行うことになるが、ホスト2とペリフェラル1と
の距離に変化がないので、S4においてACK信号を受
信することができず、S7にてステータスレジスタ12
の値が”0”であるから、S8に進み、ステータスレジ
スタ12の値を”1”に設定した後、S9で発光強度を
一段階上げて通信を行う。このとき、発光強度は、タイ
マー13による割り込みが発生する前の最適化された発
光強度に戻ることになる。一方、ホスト2とペリフェラ
ル1との距離が短くなっている場合には、S4でホスト
2からACK信号を受信し、S5ではステータスレジス
タ12の値が”0”であるので、S13に進み、発光強
度が最小でない場合には、S6で発光強度を一段階下げ
て通信を行い、発光強度の最適化処理が完了するまで発
光強度が一段階ずつ下げられて、最終的にその距離に応
じた発光強度に最適化される。
【0032】最後に、発光強度が最適化される前に、S
12においてタイマー13による割り込みが発生した場
合には、最適化が完了していないのでステータスレジス
タ12の値はもともと”0”であるが、S15でステー
タスレジスタ12の値は”0”にリセットされて、S3
へ進み、最適化処理を引き続き行うことになる。
【0033】ここで、タイマー13による割り込みの周
期は任意に設定することができ、赤外線通信装置の仕様
に応じて変更すれば良い。例えば、赤外線通信装置間の
距離が頻繁に変化することが想定される場合には、周期
を短くすれば良く、逆の場合には周期を長くすれば良
い。
【0034】また、赤外線通信装置間の一連の通信が完
了してS2でペリフェラル1からの通信要求がなくなっ
た場合、ステータスレジスタ12の値を”0”にリセッ
トして、発光強度を最大にして待機状態にしてもよい。
一方、ステータスレジスタ12の値を”0”にリセット
して、最適化された発光強度のままで待機状態にしてお
いてもよい。赤外線通信装置間の距離の変化が小さい場
合には、発光強度を最大にして最適化処理を行う場合よ
りも早く最適化処理を完了することができる。ここで、
待機状態においては、ペリフェラル1からホスト2への
発信データの送信が行われないため、発光素子3は発光
せず、無駄な電力を消費することはない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、通信中に赤外線通信装
置間の距離が変化した場合においても、その距離に応じ
て赤外線の発光強度を最適化し、赤外線通信装置の低消
費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る赤外線通信装置の概略
図である。
【図2】本発明の実施形態に係る出力ポート(発光強度
制御手段)の概略図である。
【図3】本発明の実施形態に係る赤外線通信方法の発光
強度の最適化のフローチャートである。
【符号の説明】 1…第1赤外線通信装置(ペリフェラル) 2…第2赤外線通信装置(ホスト) 3…発光素子 4…受光素子 5…赤外線トランシーバ 6…マイクロコントローラ 7…出力ポート 8…IRブロック 9…CPU 10…ROM 11…RAM 12…ステータスレジスタ 13…タイマー 14…割り込みコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/22 10/26 10/28 H04Q 9/00 331

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、受光素子と、赤外線通信を
    制御する制御手段とを有した赤外線通信装置において、 前記制御手段は、前記発光素子の発光強度を変更する発
    光強度制御手段と、該発光強度制御手段を制御して前記
    発光素子の発光強度を最適化する発光強度最適化手段
    と、時間管理手段とを有しており、 前記発光強度最適化手段は、赤外線通信中の前記受光素
    子からの情報に基づいて前記発光強度制御手段を制御す
    ることにより、前記発光素子の発光強度を通信距離に応
    じた発光強度に最適化を行う最適化処理を実行するもの
    であり、この最適化処理を前記時間管理手段からの時間
    信号により開始することを特徴とする赤外線通信装置。
  2. 【請求項2】 発光素子と、受光素子と、赤外線通信を
    制御する制御手段とを有した赤外線通信装置において、 前記制御手段は、前記発光素子の発光強度を変更する発
    光強度制御手段と、該発光強度制御手段を制御して前記
    発光素子の発光強度を最適化する発光強度最適化手段
    と、時間管理手段とを有しており、 前記発光強度最適化手段は、赤外線通信中の前記受光素
    子からの情報に基づいて前記発光強度制御手段を制御す
    ることにより、前記発光素子の発光強度を通信距離に応
    じた発光強度に最適化を行う最適化処理を実行するもの
    であり、当該最適化処理の実行後、前記時間管理手段か
    らの時間信号により、再度、最適化処理を行うことを特
    徴とする赤外線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記時間管理手段は、タイマーからな
    り、 前記発光強度最適化手段は、前記タイマーにより、予め
    設定された周期で、発光強度の最適化処理を行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の赤外線通信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記発光素子から赤外
    線通信の相手である他の赤外線通信装置に送信した発信
    データに基づいて、前記他の赤外線通信装置から返信さ
    れる返信データを前記受光素子が受信する限り、前記発
    光素子の発光強度を漸次一段階下げて前記発信データの
    送信を行い、 前記受光素子が前記他の赤外線通信装置より前記返信デ
    ータを受信できない場合、前記発光素子の発光強度を一
    段階上げて前記発信データの送信を行い、発光強度を決
    定する最適化処理を行うとともに、 前記制御手段は、赤外線通信中に最適化処理が行われた
    後も、予め設定された時間間隔に基づいて、最適化処理
    を再度行うことを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の赤外線通信装置。
  5. 【請求項5】 第1赤外線通信装置が第2赤外線通信装
    置に発信データを送信し、前記第2赤外線通信装置が前
    記発信データを正常に受信した場合には、前記第2赤外
    線通信装置は前記第1赤外線通信装置に返信データを送
    信し、 前記第1赤外線通信装置が前記第2赤外線通信装置より
    前記返信データを受信する限り、前記第1赤外線通信装
    置は前記発光素子の発光強度を一段階下げて前記発信デ
    ータの送信を行い、 前記第1赤外線通信装置が前記第2赤外線通信装置より
    前記返信データを受信できない場合、前記第1赤外線通
    信装置は前記発光素子の発光強度を一段階上げて前記発
    信データの送信を行い、発光強度を決定する最適化処理
    を行う赤外線通信方法であって、 赤外線通信中に最適化処理が行われた後も、予め設定さ
    れた時間間隔に基づいて、最適化処理を再度行うことを
    特徴とする赤外線通信方法。
  6. 【請求項6】 二回目以降の赤外線通信における前記最
    適化処理は、その直前の赤外線通信で行われた前記最適
    化処理で決定された発光強度から開始することを特徴と
    する請求項5に記載の赤外線通信方法。
JP2001179414A 2001-06-14 2001-06-14 赤外線通信装置および赤外線通信方法 Pending JP2002374212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001179414A JP2002374212A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 赤外線通信装置および赤外線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001179414A JP2002374212A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 赤外線通信装置および赤外線通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002374212A true JP2002374212A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19019973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001179414A Pending JP2002374212A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 赤外線通信装置および赤外線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002374212A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324842A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器制御システムと、そのプログラム
CN113904723A (zh) * 2021-09-23 2022-01-07 追觅创新科技(苏州)有限公司 一种红外通讯方法及装置、存储介质及电子装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324842A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器制御システムと、そのプログラム
CN113904723A (zh) * 2021-09-23 2022-01-07 追觅创新科技(苏州)有限公司 一种红外通讯方法及装置、存储介质及电子装置
WO2023045795A1 (zh) * 2021-09-23 2023-03-30 追觅创新科技(苏州)有限公司 一种红外通讯方法及装置、存储介质及电子装置
CN113904723B (zh) * 2021-09-23 2023-09-01 追觅创新科技(苏州)有限公司 一种红外通讯方法及装置、存储介质及电子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4064084B2 (ja) 無線通信機器及びその制御方法
JP5539510B2 (ja) スリープモード動作更新方法及び装置
US7020467B2 (en) Communication apparatus and control method therefor
JP5145352B2 (ja) 無線ネットワーク、特に無線照明装置のネットワークの各装置を選択する方法及びシステム
US7574615B2 (en) Method of managing power consumption of a network interface
CN107257257B (zh) 根据休眠模式设置发送可见性帧的方法及控制设备
KR101588800B1 (ko) 저속 네트워크 통신을 이용한 단말 간 접속 제어 방법 및 이를 이용한 장치
CN1520062A (zh) 局探索处理方法及无线通信装置
RU2008149251A (ru) Способ управления инициацией режима ожидания подвижной станции в системе широкополосного беспроводного доступа
JPH0779263A (ja) 赤外線利用データ転送装置
US20100077404A1 (en) System and method of controlling sensory devices
MXPA02008916A (es) Acceso de baja energia a una unidad de computacion desde una fuente externa.
KR101568718B1 (ko) 휴대용 단말기에서 버스 인터페이스를 이용한 전력 절감 장치 및 방법
CN111312250A (zh) 基于语音的多设备适配控制方法、装置及系统
US6411813B1 (en) Data communication method and apparatus
JP2002374212A (ja) 赤外線通信装置および赤外線通信方法
TWI577162B (zh) 維持傳輸控制協定連線的方法及電腦系統
US9465565B2 (en) Image forming apparatus and image formation method suitable for changing between the normal mode and sleep mode
JP2001186088A (ja) 光空間伝送装置
CN110136424B (zh) 一种设备控制的方法及设备
US20230345361A1 (en) Power management scheme for wireless devices
JP2000184467A (ja) 赤外線通信装置
JP2000115078A (ja) 赤外線通信システム
CN109345816A (zh) 设备配对方法及系统
JP2014036334A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム