JP2002374203A - 無線通信網中継装置、保守端末 - Google Patents

無線通信網中継装置、保守端末

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JP2002374203A
JP2002374203A JP2001183198A JP2001183198A JP2002374203A JP 2002374203 A JP2002374203 A JP 2002374203A JP 2001183198 A JP2001183198 A JP 2001183198A JP 2001183198 A JP2001183198 A JP 2001183198A JP 2002374203 A JP2002374203 A JP 2002374203A
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wireless communication
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Atsushi Koinuma
敦 鯉沼
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AP(アクセスポイント)またはCL(無線
クライアント)に保持されている無線通信品質やスルー
プットなどの保守や運用管理に関する情報をセキュリテ
ィを確保した上で収集する。 【解決手段】 この無線LANシステムのAP10は、
複数のCL30と無線LANによる無線通信を行う無線
制御部12と、無線LANでのSN比などの無線通信品
質や送受信メッセージ数やエラー等のスループット効率
などの保守・運用管理用のデータを蓄積する記憶領域1
3と、保守端末9とBleuToothによる無線通信を行い、
保守端末9からの要求に応じて記憶領域13に蓄積され
ている保守・運用管理用のデータを保守端末9へ送信す
るBleuToothモジュール15とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば2.4GH
z帯を使用した無線ネットワークの無線通信網中継装
置、保守端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭における情報通信の実現
手段としては、ISN(光)通信、xDSL通信、無線
通信など、さまざまな形態の通信が導入されつつある。
その中でも、2.4GHz帯の無線周波数帯域を使用し
た無線通信ネットワークの一形態である無線LANが脚
光を浴びている。
【0003】以下、図6を参照して従来の無線LANで
構成されるネットワークシステム(以下無線LANシス
テムと称す)について説明する。図6は従来の無線LA
Nシステムの一例を示す図である。
【0004】同図に示すように、従来の無線LANシス
テムは、1つのアクセスポイント側の無線加入者局(以
下AP局)50と、このAP局50と無線LANを介し
て接続された無線クライアント側の複数の無線加入者局
(CL局)60,70,80とから構成されている。無
線LANは、使用周波数帯域として、2.4GHzの帯
域を使用した無線通信ネットワークである。
【0005】AP局50は、この無線LANシステムと
外部のネットワークシステムとを接続するルータ51な
どのネットワーク機器と、このルータ51に10Bas
e−Tなどの有線ネットワークを介して接続された無線
アクセスポイント52(AP52)および複数のユーザ
端末53とを有している。また、CL局60は、AP局
50のAP52と10Base−Tなどの有線ネットワ
ークを介して接続する無線クライアント61(CL6
1)および複数のユーザ端末62とを有している。従っ
て、AP局50およびCL局60などの各無線加入者局
では、AP局50のユーザ端末53とCL局60のユー
ザ端末62間で有線LANを通じたデータ通信が行え
る。なお、他のCL局70,80も同様である。
【0006】通常、このような無線LANシステムを導
入するインターネットサービスプロバイダー(以下IS
Pと称す)などでは、無線LANシステムのスループッ
ト効率を、SNMPプロトコルを用いて集中管理してい
る。
【0007】このような場合、システム外部からのデー
タは、ルータ51を介してAP局50内の有線ネットワ
ークから保守端末90に転送する。また、AP52やC
L61に蓄積されているデータは、AP52やCL61
に有線ネットワークを通じて保守端末90を接続する
か、あるいはシリアルケーブルなどで直接接続するかし
て、保守端末90からAP52やCL61にアクセスす
ることでデータを収集する。
【0008】従って、従来は、上記AP52やCL61
に、SN比などの無線通信品質や送受信メッセージ数や
エラー等のスループット効率などを保持(蓄積)してお
く機能を備えておき、上記いずれかの方法で保守端末9
0をAP52あるいはCL61に接続し、保守端末90
からケーブルを通じてAP52やCL61にアクセス
し、それぞれに保持されていたデータを収集、表示する
ようにしている。
【0009】しかしながら、この種のシステムのAP5
0やCL61は、ビルの屋上や、電柱の上などの見通し
の良い場所に設置されることが多く、保守端末90をシ
リアルケーブルなどで直接ケーブル接続するには困難な
場合が多く、通常、AP50やCL61の保守・点検、
運用管理データの確認などには、各局屋内に設置された
10Base−TなどのLANポートに保守端末90を
接続して各局屋内からAP50やCL61にアクセスす
るようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の無
線LANシステムでは、アクセスポイントまたは無線ク
ライアントに保持されている無線通信品質やスループッ
ト効率といった保守や運用管理に関するデータを保守端
末にて収集する場合、保守端末を、一般のユーザ端末と
同じ通信環境であるLANに接続し、アクセスポイント
または無線クライアントに保持されている無線通信品質
やスループット効率といった保守や運用管理に関するデ
ータを収集するようにしているが、このように一般のユ
ーザが通信するデータと保守端末から送受信されるサー
ビスデータとを同じ通信網を流すことは、データの傍受
など、セキュリティの面で問題がある。
【0011】また、アクセスポイント(または無線クラ
イアント)に保守専用のポートを設けて、保守端末とア
クセスポイント(または無線クライアント)とを直接ケ
ーブル接続することも考えられるが、アクセスポイント
(または無線クライアント)は、通常、見通しの良い、
例えば人が近づけないような場合に設置されることが多
く、保守端末をアクセスポイントに直接接続することが
不可能な場合が多いという問題があった。
【0012】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、アクセスポイント(または無線クライ
アント)が保持している無線通信品質やスループットデ
ータなどの保守や運用管理に関する情報をセキュリティ
を確保した上で収集することのできる無線通信網中継装
置、保守端末を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の無線通信網中継装置は、
所定の無線帯域を利用してアクセスポイント側の無線加
入者局と無線クライアント側の無線加入者局間の回線接
続する無線通信網中継装置において、前記クライアント
側の無線加入者局のユーザ端末が無線クライアントを利
用してアクセスポイント側の無線加入者局のユーザ端末
との間でデータの送受信を行う際に通信相手の無線クラ
イアントと無線通信を行う第1の無線通信手段と、前記
ユーザ端末間で行われたデータ送受信に関する無線通信
品質およびスループットの状況に関する情報を保守用あ
るいは運用管理用の情報として蓄積する情報記憶手段
と、前記情報記憶手段に蓄積されている保守用あるいは
運用管理用の情報を前記無線クライアントとの無線通信
方式とは異なる無線通信方式にて通信する第2の無線通
信手段とを具備したことを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明の無線通信網中継装置
は、所定の無線帯域を利用して無線クライアントと無線
通信する無線通信網中継装置において、前記無線クライ
アントを利用しユーザ端末間で送受信されるデータを無
線通信する第1の無線通信手段と、前記ユーザ端末間で
無線クライアントを介して行われたデータの送受信状況
に関する情報を保守用あるいは運用管理用の情報として
蓄積する情報記憶手段と、前記情報記憶手段に蓄積され
ている保守用あるいは運用管理用の情報を前記無線クラ
イアントとの無線通信方式とは異なる無線通信方式にて
通信する第2の無線通信手段とを具備したことを特徴と
している。
【0015】請求項3記載の発明の保守端末は、所定の
無線帯域を利用して無線クライアントと無線通信する無
線通信網中継装置に蓄積されている前記ユーザ端末と無
線クライアント間で行われたデータの送受信状況に関す
る情報を、保守用あるいは運用管理用の情報として、前
記無線クライアントと前記無線通信網中継装置との無線
通信方式とは異なる無線通信方式にて前記無線通信網中
継装置から収集する無線通信手段を具備したことを特徴
としている。
【0016】本発明は、アクセスポイント(または無線
クライアント)に、通常の無線LANなどの第1無線通
信手段とは異なる第2の無線通信手段、例えばBleuTooth
モジュールおよびこのBleuToothモジュールにてデータ
を通信するためのファームウェアなど備える一方、保守
端末にも、上記BleuToothモジュールと通信するためのB
leuToothモジュールおよびこのBleuToothモジュールに
てデータを通信するための通信ユーティリティソフトウ
ェアとを備える。
【0017】これによって、アクセスポイント(または
無線クライアント)に蓄積されている無線通信品質やス
ループットなどのデータを保守端末にて専用の無線回線
にて収集し、無線通信品質やスループットデータの状況
を管理者であるオペレータが見やすいように保存および
表示する。
【0018】すなわち、本発明では、アクセスポイント
(または無線クライアント)の無線通信品質やスループ
ットデータなどの情報を収集するのに、BleuTooth通信
を行う保守端末を用いる。これによって、一般のユーザ
が利用するのと同じLANなどの通信網を利用すること
なく、無線LANでのデータ通信に関する情報(無線通
信品質やスループットデータなど)を管理側で収集する
ことができるようになり、セキュリティを向上すること
ができる。
【0019】また、BleuToothによる無線通信であるこ
とから、アクセスポイントや無線クライアントの保守・
点検などの際に、アクセスポイントや無線クライアント
からある程度の距離に近づきさえすれば、保守端末にて
情報を収集できるので、アクセスポイントあるいは無線
クライアントをビルの屋上に設置するといった設置形態
での運用が可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一つの
実施形態の無線LANシステムの構成を示す図である。
【0021】同図に示すように、この無線LANシステ
ムは、少なくとも1つのアクセスポイント側の無線加入
者局(以下AP局1)と、このAP局1と無線LAN
(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)を介して接
続された無線クライアント側の複数の無線加入者局3,
4,5(CL局)と、それぞれのAP局1およびCL局
3,4,5などの各無線加入者局に10BASE-T,100BASE-
TなどのLANケーブルを介して有線で接続された多数
のユーザ側端末6a,6b,6c、7a,7b,7c
と、管理者が操作する保守端末9とから構成されてい
る。
【0022】保守端末9は、専用端末でもよく、また、
一般的なコンピュータであっても良く、例えば一般的な
コンピュータの場合、特に保守用としては、移動可能な
携帯型のコンピュータ(ノートパソコンなど)がよく、
例えばキーボード、マウス、などの入力部、CPU、メ
モリなどの制御部、ハードディスク装置などの補助記憶
装置、ディスプレイなどの表示部、LANやUSBなど
の入出力インターフェースなどを備えるものがよい。制
御部は、ROM,RAMなどのメモリと、CPUなどの
中央処理装置とからなる。専用端末の場合、ROMに予
め通信ユーティリティソフトウェア(制御プログラム)
を書き込んでおく。汎用のコンピュータの場合は、ハー
ドディスク装置などにOSと共に予め通信ユーティリテ
ィソフトウェア(制御プログラム)をインストールして
おく。CPUはこの通信ユーティリティソフトを読み込
みRAMに展開して本発明の各機能を実現する。
【0023】つまり、通信ユーティリティソフトは、こ
の保守端末9に、無線LANによる第1の無線通信機能
とBleuToothによる第2の無線通信機能とを実現させるた
めのプログラムである。
【0024】無線LANは、使用周波数帯域として、例
えば2.4GHzの帯域を使用した無線通信ネットワーク
であり、AP局1のユーザ端末6a,6b,6c、とC
L局、例えばCL局3のユーザ端末7a,7b,7c
間、あるいはCL局3,4,5同士のユーザ端末間で無
線LANおよび有線LANを通じたデータ通信が行え
る。
【0025】また、AP局1には、無線LANの親機で
あるアクセスポイント10(AP10)およびルータ8
などの通信網中継装置(ネットワーク機器)が接続され
ている。ルータ8は、この無線LANシステムと外部の
ネットワークシステムとを接続するルーティング装置で
ある。AP10は、複数のCL局3,4,5からの通信
の内容を各ユーザ端末6a,6b,6c、7a,7b,
7cあるいはルータ8へ中継するものである。
【0026】また、CL局、例えばCL局3には、無線
LANの子機である無線クライアント30(CL30)
などの通信網中継装置(ネットワーク機器)が接続され
ている。
【0027】上記AP10やCL30には、SN比など
の無線通信品質や送受信メッセージ数やエラー等のスル
ープット効率などのデータを保持しておく機能と無線L
AN機能とBleuTooth通信機能とが備えられている。ま
た、管理者の保守端末9には、BleuTooth通信機能など
が備えられており、互いのBleuTooth通信機能を使用し
てAP10やCL30に保持されたデータを収集、表示
することができる。
【0028】保守端末9は、BleuTooth通信機能により
AP10(またはCL30)と無線通信を行うことでA
P10(またはCL30)の設置環境(屋上とかの人が
簡単には近づけないような場所など)に影響されること
なくAP10(またはCL30)からデータを収集する
ことができる。
【0029】図2はAP10(またはCL30)と保守
端末9の構成を示すブロック図である。
【0030】同図に示すように、AP10(またはCL
30)は、ローカルエリアネットワーク(LAN)など
の有線ネットワークからのデータや無線通信により送受
信を行うデータを制御するデータ制御部11と、無線L
ANにより通信するデータの変復調を行う無線制御部1
2と、通信メッセージの送受信に関するスループット効
率や無線通信品質等データやファームウェアを保持して
おくためのメモリなどの記憶領域13と、シリアルケー
ブルなどの通信線が接続されるシリアルポートなどの入
出力インターフェース(入出力I/F)14と、保守端
末9とのBleuTooth通信を実現するBleuToothモジュール
15と、これらBleuToothモジュール15およびシリア
ルポートなどのインターフェースを制御するI/F制御
部16とから構成されている。データ制御部11と無線
制御部12は、ユーザ端末6a,6b,6c,7a,7
b,7cから有線ネットワークから送られてきたデータ
を無線ネットワークヘ送信または受信を行う。
【0031】一方、保守端末9は、BleuToothモジュー
ル91と、このBleuToothモジュール91によるAP1
0やCL30との無線通信により収集されたデータやこ
のデータを読み出して処理するデータ加工用ソフトウェ
アを保存するRAM、ハードディスク装置などの記憶領
域92と、この記憶領域92に保存されたデータ加工用
ソフトウェアを読み出して処理および各部の制御を行う
CPUなどの制御部93と、この制御部93により処理
されたデータを表示するディスプレイなどの表示部94
とを有している。
【0032】保守端末9は、BleuTooth通信を行えるパ
ソコンにインストールされているソフトウェアによっ
て、BleuToothによって取得したデータをハードディス
クなどの記憶領域に記憶したり、図6に示すような画面
を表示する。
【0033】ここで、図3を参照して無線LANとBleu
Toothの無線通信方式について説明する。無線LAN
は、有線ケーブルを使わず、電波や光などの無線で通信
を行うLANであり、図3に示すように、IEEE802.11b
にて規格化されている。IEEE802.11bは、アップル社と
ルーセント社が共同で開発した無線LANの規格であ
り、2.4GHz帯の電波を使う。それ以前の規格と比べ最大
伝送速度が11Mbpsと高速になっている他、他社製品との
相互接続性が高く、コンピュータ関連製品として使い勝
手の良いことが特徴である。
【0034】現在、各社から出荷されている製品は、ほ
とんどがコンピュータに接続するPCカードタイプのイン
ターフェイスカード、カードをデスクトップPCのPCIバ
スに接続するための変換アダプタ、有線LANとブリッ
ジであるアクセスポイントなど構成される。既存の有線
LANと接続する場合はアクセスポイントが必要である
が、無線LAN端末だけでネットワークを構成すること
もできる。
【0035】また、光を使った無線LANでは、他社製
品との相互接続性はないものの、実効速度が高いことが
特徴である。IEEE802.11b規格では理論上の最大伝送速
度は11Mbpsであるが、実際は4Mbps前後の速度しか出な
い。しかし、室内で使われる最大伝送速度10Mbpsの光無
線LAN製品であれば、8Mbps以上の実効速度を期待でき、
10BASE-Tとほぼ同等になる。また、光は直進性があるた
め電波のような漏洩がなく、秘匿性も高い。このため、
多くの端末が接続され実効速度の要求されるオフィスで
の利用に向いている。ただし、親機と子機を対向し見通
し範囲内で設置する必要があるため、遮蔽物が多い一般
家庭の屋内での利用にはあまり適さない。
【0036】一方、BleuToothは、上記無線LAN同様
に免許が不要の2.4GHzのISM(Industry Science
Medical)帯を搬送波周波数に使い、約1Mbpsの速度で通
信を行う無線インタフェースであり、周波数ホッピング
方式のスペクトラム拡散技術を使う。1MHz幅のチャ
ネルを79個使い、1秒間に最大1600回チャネルを切り替
える。これによって、他の無線通信に対する干渉を防ぐ
ようにしている。ホッピングを高速に切り替えるためキ
ャリアセンスは行なわない。なお、HomeRFが策定
中のSWAP(Shared Wireless Access Protocol)も
同様に周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散技術を
使うが、チャネルの切り替えは1秒間に最大50回であ
る。
【0037】電波の送信出力には,三つのクラスがあ
る。クラス1が+20dBm(最大伝送距離が100m)、ク
ラス2が+4dBmで、クラス3が0dBm(最大伝送距
離が10m)である。クラス1は外付けのパワー・アンプ
回路が必要なため、今後、商品化されるBleuTooth対応
機器の多くは、クラス2とクラス3の対応製品が多くな
るものと予想される。
【0038】音声チャネルは三つある。最大データ伝送
速度は1Mビット/秒。実効的には非対称伝送時に下り
方向が721kビット/秒で、上り方向が57.6kビット/秒
である。対称伝送時には432.6kビット/秒である。パケ
ットの多重化方式はTDD(Time Division Duplex)で
ある。回線交換とパケット交換の両方式に対応する。非
同期伝送をしながら、64kビット/秒の音声チャネルを
最大三つ同時に確保できる。
【0039】BleuTooth対応機器は、周波数ホッピング
・パターンを決定する「マスタ」と、それに従う最大7
台の「スレーブ」に分かれる。マスタと数台のスレーブ
で構成するサブネットを「ピコネット」と呼ぶ。マスタ
は、同時にほかのビコネットのスレーブになることがで
きるため、ピコネットを数珠つなぎにしたネットワーク
形態が可能である。それを「スカッターネット」と呼
ぶ。ピコネットやスカッターネットでは、8ビットのM
ACアドレスによって、通信の管理や機器の状態を管理
する。
【0040】このようにBleuToothは、無線LANと同
様の周波数帯域である2.4GHz帯を使用している都
合上、干渉の問題があるが、AP局1では、AP10を
屋内に設置し、無線LANアンテナの影響を少なくする
とか、あるいはCL局3,4,5では、無線LANアン
テナに指向性の高いアンテナを使用することで、干渉問
題を避けることができる。
【0041】ここで、図4を参照してAP10(または
CL30)と保守端末9との間の通信動作について説明
する。図4はAP10と保守端末9との間の通信動作を
示すシーケンス図である。
【0042】この無線LANシステムでは、通常、例え
ばCL局3などの各無線加入者局では、AP局1のユー
ザ端末6a,6b,6cとCL局3のユーザ端末7a,
7b,7c間で有線LANおよび無線LANを通じたデ
ータ通信が行える。これらユーザ端末6a,6b,6c
とユーザ端末7a,7b,7cとの間でデータが送受さ
れると、AP10あるいはCL30にてデータ通信状況
のデータが記憶領域13,92などに蓄積される。
【0043】そして、管理者が例えばAP10のデータ
を収集するような保守・運用管理を行う際には、保守端
末9を例えばAP10から10m以内の距離まで持ち運
び、互いを接近させた上で、保守端末9を起動する。
【0044】すると、保守端末9では、通信ユーティリ
ティソフトウェアが起動してAP10とのBleuTooth通
信を開始する。
【0045】この場合、図4に示すように、まず、保守
端末9から接続要求が発行される(S101)。
【0046】この接続要求がAP10に受信されると、
AP10からその応答(接続応答)が返信される(S1
02)。
【0047】保守端末9において、この接続応答を受信
すると、通信ユーティリティソフトウェア(制御部9
3)からデータ要求が発行される(S103)。
【0048】このデータ要求がAP10に受信される
と、AP10はそのデータ要求に含まれる要求内容を解
析して該当するデータを記憶領域13から読み出し、保
守端末9へ送信する(S104)。
【0049】保守端末9において、AP10から送信さ
れたデータを受信すると、通信ユーティリティソフトウ
ェア(制御部93)は、それを記憶領域92に保存する
と共に、表示部94に表示する(S105)。
【0050】そして、このようにしてデータを収集した
後、管理者が保守端末9に対して保守終了の操作を行う
と、保守端末9は、切断要求を発行し(S106)、そ
れが、AP10に受信されると、AP10から切断応答
が返信されて(A107)、互いの間のBleuTooth通信
を終了する。
【0051】すなわち、AP10(またはCL30)と
保守端末9との間におけるデータの転送は、保守端末9
から定期的に要求が行われ、AP10(またはCL3
0)から単位時間ごとの各種データが保守端末9に収集
されて、保守端末9のハードディスクなどの記憶領域9
2に記憶される。
【0052】図5は保守端末9がBleuTooth通信にてA
P10にアクセス中に、保守端末9の通信ユーティリテ
ィソフトウェアにより表示される通信状態を示す画面の
一列であり、現時点でのSN比や送受信メッセージ数な
どが表示される。
【0053】このようにこの実施の形態の無線LANシ
ステムによれば、保守端末9と各無線加入者局のAP1
0(またはCL30)に通常の無線LANとは異なる無
線通信機能であるBleuToothモジュール15,91を持
たせ、無線通信品質やスループット効率といった保守用
あるいは運用管理に関するデータについては、BleuToot
h通信によってAP10(またはCL30)から保守端
末9が収集するので、一般ユーザが使用するLANなど
の通信網を利用することなくAP10からデータを安全
に収集することができる。この結果、セキュリティを向
上することができる。
【0054】また、BleuTooth通信は、ほぼ10m程度
の範囲での無線通信が可能であり、AP10の設置場所
(屋上等の人が簡単には近づけないような場所など)か
ら10m以内に保守端末9を近づければAP10にアク
セスしてデータ収集を行うことができるので、ISPな
どで運用する際の保守作業性も向上することができる。
【0055】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではない。上記実施形態では、第2の無線通信
手段としてBleuToothモジュールを用いたが、これ以外
にも例えばSWAP(Shared Wireless Access Protoco
l)モジュール、IrDAモジュール、シンフォニー通
信モジュールなどのいずれか一つを用いても良い。
【0056】また、保守端末へのBleuToothモジュール
の実装形態は、特に規定していないが、保守端末がノー
ト型のコンピュータの場合、PCMCIAスロットに装
着するカード型の通信モジュールがよく、また、保守端
末に予め内蔵したり、USB接続のものを用いても良
い。
【0057】また、上記実施形態におけるソフトウェア
(保守端末9にインストールされるBleuTooth通信用の
通信ユーティリティソフトウェア、AP10(またはC
L30)にインストールされるファームウェアなど)
は、フレキシブルディスクなどのコンピュータが読み出
し可能な記憶媒体に記憶されていても良く、また、ソフ
トウェア(プログラム)単体として伝送されるものでも
よい。この場合、記憶媒体に記憶されたソフトウェア
(プログラム)をコンピュータが読み出したり、LAN
やインターネッ上のサイト(サーバ)からダウンロード
してインストールすることにより、各実施形態における
処理が可能になる。
【0058】つまり、本発明におけるソフトウェア(プ
ログラム)は、コンピュータと独立した記憶媒体に記憶
されているものだけに限らず、LANやインターネット
などの伝送媒体を介して流通されるものも含まれる。
【0059】なお、記憶媒体としては、上記フレキシブ
ルディスクの他、例えば磁気ディスク、光ディスク(C
D−ROM、CD−R、DVDなど)、光磁気ディスク
(MOなど)、半導体メモリなど、プログラムを記憶で
き、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれ
ば、その記憶形式はいずれの形態であっても良い。
【0060】また、記憶媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づき、コンピュータ
上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)
や、データベース管理ソフト、ネットワークソフトなど
のMW(ミドルウェア)などが本実施形態を実現するた
めの各処理の一部を実行しても良い。
【0061】さらに、記憶媒体は、コンピュータと独立
した媒体に限らず、LANやインターネットなどにより
伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一
時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は一つ
に限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実
行される場合も本発明における記録媒体に含まれ、媒体
構成はいずれの構成であっても良い。
【0062】なお、コンピュータは、記憶媒体に記憶さ
れたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を
実行するものであって、パソコンなどの一つからなる装
置、複数の装置がネットワーク接続されたシステムなど
のいずれの構成であっても良い。
【0063】また、コンピュータとは、パソコンに限ら
ず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコンな
ども含み、プログラムによって本発明の機能を実現する
ことが可能な機器、装置を総称している。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クセスポイントまたは無線クライアントの無線通信品質
やスループットデータなどの情報を収集するために、通
常の無線LANの通信機能との異なる第2の無線通信手
段、つまりBleuTooth通信機能を保守端末とアクセスポ
イントにそれぞれ搭載し、上記情報を収集するときだけ
BleuTooth通信にてアクセスポイントまたは無線クライ
アントにアクセスし情報を収集することができるように
なり、一般のユーザと同じ通信網を利用することなく保
守用あるいは運用管理に関する情報が得られ、セキュリ
ティを向上することができる。
【0065】また、BleuToothによる無線通信を行うの
で、アクセスポイントまたは無線クライアントの設置場
所が例えば屋上などの人が簡単には近づけないような場
所であっても、保守端末をある程度の無線通信範囲内に
近づけさえすればアクセスポイントまたは無線クライア
ントへのアクセスが可能になり、非接触でデータを収集
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の無線LANシステム
の構成を示す図である。
【図2】この無線LANシステムにおいて、APと保守
端末の構成を示す図である。
【図3】BleuToothと無線LANの無線通信方式を説明
するための図である。
【図4】この無線LANシステムの動作を示す通信シー
ケンス図である。
【図5】BleuTooth通信中に保守端末に表示される画面
の一例を示す図である。
【図6】従来の無線LANシステムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…アクセスポイント側の無線加入者局(AP局)、
3,4,5…無線クライアント側の複数の無線加入者
局、8…ルータ、9…保守端末、10…アクセスポイン
ト(AP)、11…データ制御部、12…無線制御部、
13,92…記憶領域、14…入出力I/F、15,9
1…BleuToothモジュール、16…I/F制御部、30
…無線クライアント(CL)、93…制御部、94…表
示部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 DA17 DB12 DB16 DB18 DB20 EA02 EA07 5K067 AA30 AA33 BB21 CC08 CC10 DD53 EE02 EE10 HH23 5K072 AA30 BB02 BB13 BB27 CC20 CC34 DD11 DD16 DD19 GG11 GG14 HH02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の無線帯域を利用してアクセスポイ
    ント側の無線加入者局と無線クライアント側の無線加入
    者局間の回線接続する無線通信網中継装置において、 前記クライアント側の無線加入者局のユーザ端末が無線
    クライアントを利用してアクセスポイント側の無線加入
    者局のユーザ端末との間でデータの送受信を行う際に通
    信相手の無線クライアントと無線通信を行う第1の無線
    通信手段と、 前記ユーザ端末間で行われたデータ送受信に関する無線
    通信品質およびスループットの状況に関する情報を保守
    用あるいは運用管理用の情報として蓄積する情報記憶手
    段と、 前記情報記憶手段に蓄積されている保守用あるいは運用
    管理用の情報を前記無線クライアントとの無線通信方式
    とは異なる無線通信方式にて通信する第2の無線通信手
    段とを具備したことを特徴とする無線通信網中継装置。
  2. 【請求項2】 所定の無線帯域を利用して無線クライア
    ントと無線通信する無線通信網中継装置において、 前記無線クライアントを利用しユーザ端末間で送受信さ
    れるデータを無線通信する第1の無線通信手段と、 前記ユーザ端末間で無線クライアントを介して行われた
    データの送受信状況に関する情報を保守用あるいは運用
    管理用の情報として蓄積する情報記憶手段と、 前記情報記憶手段に蓄積されている保守用あるいは運用
    管理用の情報を前記無線クライアントとの無線通信方式
    とは異なる無線通信方式にて通信する第2の無線通信手
    段とを具備したことを特徴とする無線通信網中継装置。
  3. 【請求項3】 所定の無線帯域を利用して無線クライア
    ントと無線通信する無線通信網中継装置に蓄積されてい
    る前記ユーザ端末と無線クライアント間で行われたデー
    タの送受信に関する情報を、保守用あるいは運用管理用
    の情報として、前記無線クライアントと前記無線通信網
    中継装置との無線通信方式とは異なる無線通信方式にて
    前記無線通信網中継装置から収集する無線通信手段を具
    備したことを特徴とする保守端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020078016A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 フクダ電子株式会社 心電計

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