JP2002373076A - 計算装置及び計算方法 - Google Patents

計算装置及び計算方法

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JP2002373076A
JP2002373076A JP2001178777A JP2001178777A JP2002373076A JP 2002373076 A JP2002373076 A JP 2002373076A JP 2001178777 A JP2001178777 A JP 2001178777A JP 2001178777 A JP2001178777 A JP 2001178777A JP 2002373076 A JP2002373076 A JP 2002373076A
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memory
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JP2001178777A
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Kiwamu Yoda
究 依田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/20Compensating for effects of temperature changes other than those to be measured, e.g. changes in ambient temperature
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/10Aspects relating to interfaces of memory device to external buses
    • G11C2207/104Embedded memory devices, e.g. memories with a processing device on the same die or ASIC memory designs

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Executing Machine-Instructions (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリに格納するテーブルデータの構造を容
易にし,メモリの書込/読出ロジックを容易にすること
の可能な計算装置及び計算方法を提供する。 【解決手段】 計算装置100はメモリ110と計算部
120とを備える。メモリは,変数yの値と解zの値と
を用いて変数xの値を参照するテーブルデータを格納す
る。計算部は,x_inとy_inとを入力し,y_i
nに対応する2つの値y_a,y_bをメモリから読み
出し,y_aに対応する行において,x_inに対応す
る2つの値x_aa,x_abをメモリから読み出し,
y_bに対応する行において,x_inに対応する2つ
の値x_ba,x_bbをメモリから読み出し,x_i
nと,y_inと,読み出された値y_a,y_b,x
_aa,x_ab,x_ba,x_bbとを用いて,補
間法によりx_inとy_inとに対応する解zを計算
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計算装置,計算方
法,及びそれらの周辺技術にかかり,特に,熱電対出力
電位と周囲温度から熱電対入力温度を求めるための計算
装置,計算方法,及びそれらの周辺技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な組み込みマイクロコントローラ
などのように,計算能力が低く,プログラムの書き換え
が困難な計算装置においては,入力変数を2個以上取る
複雑な計算を行う場合に,あらかじめ計算されたサンプ
ル点のデータを格子状のテーブル形式のデータ(以下,
テーブルデータという。)として,EEPROM(El
ectrically Erasable and p
rogramableROM)やフラッシュメモリなど
書き換え可能な記憶素子(以下,メモリという。)に保
存しておき,入力変数を用いてサンプル点データにより
結果を計算する計算方法が従来技術として存在してい
た。
【0003】かかる従来技術について以下に説明する。
以下で説明する計算方法は,テーブルデータが格納され
るメモリと,計算部とを含む計算装置により実現され
る。計算部は,計算方法が格納されるROM(Read
Only Memory)を含んでいる。ROMに
は,後述の式(1)〜式(4)及びこれらを用いた計算
手順が格納されている。
【0004】1.まず,テーブルデータを作成する。テ
ーブルデータは,複数の入力変数から結果を算出する基
本式を基に作成される。入力変数には離散値が与えられ
る。テーブルデータは,計算装置の内部で作成してもよ
く,外部で作成して計算装置に入力するようにしてもよ
い。ここでは基本式の一例として以下の式(1)を示
す。式(1)は,x:熱電対出力[V]及びy:周囲温
度[℃]を入力変数とし,これらからz:熱電対入力温
度[℃]を求める4次式である。
【0005】
【数1】 ここで,定数cは1.0×1011とする。
【0006】図8に示したテーブルデータは,式(1)
の熱電対出力xと周囲温度yに離散値を与え,熱電対入
力温度zの値を算出したものである。熱電対出力xにつ
いては,−0.03V〜0.09Vの範囲で0.01V
ごとの離散値を与え,周囲温度yについては,−20℃
〜160℃の範囲で10℃ごとの離散値を与えている。
【0007】2.そして,作成されたテーブルデータ
を,書き換え可能なメモリに格納する。また,計算手順
(後述)は計算機のROMに格納しておく。
【0008】3.以下の計算手順により入力変数から計
算結果を求める。 .与えられた入力変数の指し示す計算結果テーブル上
の位置から最も近い位置にある4つの計算結果を抽出す
る。 .で抽出した4つの計算結果及び与えられた入力変
数より結果を計算する。
【0009】ここで一例として,x=0.036
[V],y=94[℃]という入力変数が与えられたと
する。図9に示したように,(x,y)が指し示す位置
から,最も近い位置にある4つの計算結果(z1,z
2,z3,z4)を得る。そして,z1,z2,z3,
z4の値及びx,yの値から結果zを算出する。算出手
順を以下に示す。
【0010】図9のx1及びx2から,式(2)に従っ
て,xの増減率ofs_xを求める。
【0011】
【数2】
【0012】同様に図9中のy1及びy2から,式
(3)に従って,yの増減率ofs_yを求める。
【0013】
【数3】
【0014】ここで,計算結果zを,式(4−1),式
(4−2),式(4−3)から得ることができる。
【0015】
【数4】
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで,一般に,計
算を行う際,計算結果のとり得る範囲が仕様として与え
られ,与えられた範囲外の領域においては計算結果は不
要である場合が多い。その場合,上記従来技術において
は,計算結果のとり得る範囲のみを記憶素子に格納する
必要が生じる。その場合,格納するテーブルの構造が複
雑となりがちであり,その複雑さのために記憶素子のテ
ーブル書込/読出ロジックが複雑になるという問題を有
していた。
【0017】ここで一例として,図8において結果zの
とり得る範囲は60〜150という仕様が与えられたと
する。この場合に,メモリに実際に格納される領域を図
10に示す。図10は,図8中のzのうち,仕様範囲
(60〜150)に相当する領域を網掛けしたものであ
る。網掛けされた領域は複雑な形状をしており,メモリ
の書込/読出のロジックが複雑なものとなる。
【0018】本発明は,従来技術が有する上記問題点に
鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,メモリに
格納するテーブルデータの構造を容易にし,メモリの書
込/読出ロジックを容易にするとともに,記憶領域の縮
小を図ることの可能な,新規かつ改良された計算装置,
計算方法,及びそれらの周辺技術を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明の第1の観点によれば,変数xと変数yとを
用いて解zを計算する装置であって,メモリと計算部と
を含む計算装置が提供される。
【0020】メモリは,前記変数yの値と前記解zの値
とを用いて前記変数xの値を参照するテーブル形式のデ
ータを格納する。
【0021】計算部は,前記変数xの所定の値x_in
と前記変数yの所定の値y_inとを入力し,前記入力
された変数yの所定の値y_inに対応する前記格納さ
れた変数yの2つの値y_a,y_bを前記メモリから
読み出し,前記テーブル形式のデータの前記値y_aに
対応する行において,前記入力された変数xの所定の値
x_inに対応する前記格納された変数xの2つの値x
_aa,x_abを前記メモリから読み出し,前記テー
ブル形式のデータの前記値y_bに対応する行におい
て,前記入力された変数xの所定の値x_inに対応す
る前記格納された変数xの2つの値x_ba,x_bb
を前記メモリから読み出し,前記入力された変数xの所
定の値x_inと,前記入力された変数yの所定の値y
_inと,前記読み出された値y_a,y_b,x_a
a,x_ab,x_ba,x_bbとを用いて,補間法
により前記入力された変数xの所定の値x_inと前記
入力された変数yの所定の値y_inとに対応する解z
を計算する。
【0022】かかる計算装置によれば,変数yの値と解
zの値とを用いて変数xの値を参照するテーブル形式の
データをメモリに格納するようにしたので,解zのとり
得る範囲を仕様で与えても,テーブル形式のデータの構
造を簡略化することができる。このようにして,メモリ
の書込/読出ロジックを単純化できる。
【0023】また,前記テーブル形式のデータは,高精
度の計算が要求される領域において,高精度の計算が要
求されない領域よりも前記変数y及び前記解zの間隔が
細かく与えられ,それらに対応する前記変数xが細かく
与えられていることが好ましい。高精度を要求される領
域において,高精度の前記解zを得ることができる。さ
らに,高精度を要求される領域以外の領域については,
粗い設定をすることにより,メモリの容量を節約するこ
とができる。
【0024】また,前記テーブル形式のデータは,実験
結果から直接得られることが好ましい。本発明を一般的
なセンサ応用製品などに応用した場合には,外部回路及
びセンサなどにおける素子の誤差・電源特性・温度特性
など様々な要因により,理論式からだけでは現実の計算
結果を求めることが困難な場合がある。この点,テーブ
ル形式のデータを,実験結果から直接求めるようにすれ
ば,理論式を用いず,実験結果を直接反映させることが
でき,現実に即した解を求めることができる。
【0025】また,本発明の第2の観点によれば,変数
xと変数yとを用いて解zを計算する方法であって,以
下の工程を含む計算方法が提供される。
【0026】前記変数yの値と前記解zの値とを用い
て前記変数xの値を参照するテーブル形式のデータをメ
モリに格納する工程。 前記変数xの所定の値x_inと前記変数yの所定の
値y_inとを入力する工程。 前記入力された変数yの所定の値y_inに対応する
前記格納された変数yの2つの値y_a,y_bを前記
メモリから読み出す工程。 前記テーブルデータの前記値y_aに対応する行にお
いて,前記入力された変数xの所定の値x_inに対応
する前記格納された変数xの2つの値x_aa,x_a
bを前記メモリから読み出す工程。 前記テーブルデータの前記値y_bに対応する行にお
いて,前記入力された変数xの所定の値x_inに対応
する前記格納された変数xの2つの値x_ba,x_b
bを前記メモリから読み出す工程。 前記入力された変数xの所定の値x_inと,前記入
力された変数yの所定の値y_inと,前記読み出され
た値y_a,y_b,x_aa,x_ab,x_ba,
x_bbとを用いて,補間法により前記入力された変数
xの所定の値x_inと前記入力された変数yの所定の
値y_inとに対応する解zを計算する工程。
【0027】かかる計算方法によれば,変数yの値と解
zの値とを用いて変数xの値を参照するテーブル形式の
データをメモリに格納するようにした場合でも,最適な
解zを得ることができる。そして,解zのとり得る範囲
を仕様で与えても,テーブル形式のデータの構造を簡略
化することができる。このようにして,メモリの書込/
読出ロジックを単純化できる。
【0028】また,本発明の他の観点によれば,コンピ
ュータを,上記計算装置として機能させるためのプログ
ラムが提供される。さらにまた,本発明によれば,この
プログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可
能な記録媒体が提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる計算装置,計算方法,及びそれらの周辺
技術の好適な実施の形態について詳細に説明する。な
お,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構
成を有する構成要素については,同一の符号を付するこ
とにより重複説明を省略する。
【0030】(第1の実施の形態)まず,本実施の形態
にかかる計算装置について,図1を参照しながら説明す
る。図1は本実施の形態にかかる計算装置のシステム構
成を示す説明図である。この計算装置は,変数xと変数
yとを用いて解zを計算する装置であるが,本実施の形
態では,具体的に,熱電対出力xと周囲温度yとから熱
電対入力温度zを得る場合について説明する。
【0031】計算装置100は,図1に示したように,
EEPROMやフラッシュメモリなどで構成されるメモ
リ110と,計算部120とを含んで構成されている。
計算部120は,メモリ110に格納される後述のテー
ブル形式のデータを適宜参照することができる。
【0032】(メモリ110)メモリ110には,周囲
温度yと熱電対入力温度zとから熱電対出力xの値を参
照するテーブル形式のデータ(図2参照)が格納されて
いる。以下の式(5)は,周囲温度yの値と熱電対入力
温度zの値とから熱電対出力xの値を計算する式であ
る。なお,この式(5)は,上記従来技術の説明中で示
した式(1)と等価である。
【0033】
【数5】 ここでc=1.0×1011である。
【0034】図2に示したテーブルデータは,式(5)
の周囲温度yと熱電対入力温度zに離散値を与え熱電対
出力xの値を算出したものである。周囲温度yについて
は,−20℃〜160℃の範囲で10℃ごとの離散値を
与え,熱電対入力温度については,60℃〜150℃の
範囲で10℃ごとの離散値を与えている。
【0035】図2に示したテーブルデータは,図10に
示したテーブルデータの軸を(xとy)から(zとy)
に変換したものである。これにより,メモリ110に
は,図10のテーブルデータにおける抜粋領域(網掛け
された領域)ではなく,図2に示したテーブルデータの
全体が格納される。
【0036】図2に示したテーブルデータは,計算装置
100の外部で算出して,メモリ110に格納するよう
にしてもよく,あるいは,計算装置100の内部の計算
部120で算出して,メモリ110に送出するようにし
てもよい。
【0037】(計算部120)計算部120は,熱電対
入力温度zを計算する手順を格納するROM121を含
んで構成されている。このROM121には,以下の式
(6)〜式(11)がプログラム化されて格納されてい
る。
【0038】
【数6】
【0039】
【数7】
【0040】
【数8】
【0041】
【数9】
【0042】
【数10】
【0043】
【数11】
【0044】計算装置100は以上のように構成されて
いる。次いで,本実施の形態にかかる計算方法につい
て,図3〜図5を参照しながら説明する。図3は本実施
の形態にかかる計算方法を示すフローチャートである。
図4及び図5は本発明の実施の形態にかかる計算方法を
示す説明図である。ここでは,具体例として,熱電対出
力0.115[V],周囲温度43[℃]のときの熱電
対入力温度を求める場合,すなわち,x=0.115,
y=43のときのzを求める場合について説明する。
【0045】(ステップS201)まず,計算部102
に,求めるべき熱伝対入力温度zに対応する熱電対出力
電位x(=x_in=0.115)と周囲温度y(=y
_in=43)が入力される。
【0046】(ステップS202)次いで,計算部12
0は,図2に示したテーブルデータが格納されているメ
モリ110から,入力された周囲温度y_inに最も近
い2つの値y_a,y_bを抽出する。すなわち,値y
_aは,y_a≦y_inを満たす最大の値であり,値
y_bは,y_in<y_bを満たす最小の値である。
入力された熱電対出力電位y_inに最も近い2つの値
y_a,y_bを抽出するのは,求めるべき熱電対入力
温度zの誤差を最小にするためである。本具体例では,
計算部120は,メモリ110から,y_aの値として
40を抽出し,y_bの値として50を抽出する。
【0047】次いで,計算部120は,図2に示したテ
ーブルデータのy=y_a=40の行において,入力さ
れた熱電対出力x_inに最も近い2つの値x_aa,
x_abを抽出する。すなわち,値x_aaは,x_a
a≦x_inを満たす最大の値であり,値x_abは,
x_in<x_abを満たす最小の値である。入力され
た熱電対出力x_inに最も近い2つの値x_aa,x
_abを抽出するのは,求めるべき熱電対入力温度zの
誤差を最小にするためである。本具体例では,計算部1
20は,メモリ110から,x_aaの値として0.1
0を抽出し,x_abの値として0.12を抽出する。
【0048】同様にして,計算部120は,図2に示し
たテーブルデータのy=y_b=50の行において,入
力された熱電対出力x_inに最も近い2つの値x_b
a,x_bbを抽出する。すなわち,値x_baは,x
_ba≦x_inを満たす最大の値であり,値x_bb
は,x_in<x_bbを満たす最小の値である。入力
された熱電対出力x_inに最も近い2つの値x_b
a,x_bbを抽出するのは,求めるべき熱電対入力温
度zの誤差を最小にするためである。本具体例では,計
算部120は,メモリ110から,x_baの値として
0.11を抽出し,x_bbの値として0.13を抽出
する。
【0049】(ステップS203)以上の入力された値
x_in,y_in及び抽出された値y_a,y_b,
x_aa,x_ab,x_ba,x_bbから熱電対入
力温度zを算出する。以下の算出手順について,図4を
参照しながら説明する。
【0050】まず,計算部120は,入力された周囲温
度y_in(=43)及び抽出された周囲温度y_a
(=40),y_b(=50)を用いて式(6)を計算
し,周囲温度の増減率ofs_y(=0.3)を求め
る。
【0051】次いで,計算部120は,入力された熱電
対出力x_in(=0.115)及び抽出された熱電対
出力x_aa(=0.10),x_ab(=0.12)
を用いて式(7)を計算し,熱電対出力の増減率ofs
_xa(=0.75)を求める。また,以下の説明にお
いて,図2に示したテーブルデータのx_aaの列を第
i_xa列(=第4列)とする。
【0052】同様にして,計算部120は,入力された
熱電対出力x_in(=0.115)及び抽出された熱
電対出力x_ba(=0.11),x_bb(=0.1
3)を用いて式(8)を計算し,熱電対出力の増減率o
fs_xb(=0.25)を求める。また,以下の説明
において,図2に示したテーブルデータのx_baの列
を第i_xb列(=第5列)とする。
【0053】次いで,計算部120は,熱電対出力の増
減率ofs_xa(=0.75),ofs_sb(=
0.25)及び列番号i_xa(=4),i_xb(=
5)を用いて式(9−1),式(9−2)を計算し,増
減率iofs_xa(=4.75),ifos_xb
(=5.25)を求める。
【0054】続く計算方法を,図5を参照しながら説明
する。計算部120は,増減率iofs_xa(=4.
75),ifos_xb(=5.25),列番号i_x
a(=4),i_xb(=5)を用いて式(10)を計
算し,増減率iofs_x(=4.9)を求める。
【0055】次いで,計算部120は,増減率iofs
_x(=4.9)に最も近い2つの列番号i_x1,i
_x2を抽出する。すなわち,列番号i_x1は,i_
x1≦iofs_xを満たす最大の整数であり,列番号
i_x2は,iofs_x≦i_x2を満たす最小の整
数である。本具体例では,i_x1=4,i_x2=5
となる。
【0056】次いで,計算部120は,第i_x1列,
第i_x2列の熱電対入力温度z_1(=100),z
_2(=110)を用いて式(11−1),式(11−
2)を計算し,熱電対入力温度z(=109)を求め
る。
【0057】以上説明したように,本実施の形態によれ
ば,変数yの値と解zの値とを用いて変数xの値を参照
するテーブル形式のデータ(図2参照)をメモリ110
に格納するようにしたので,解zのとり得る範囲を仕様
で与えても,テーブル形式のデータの構造を簡略化する
ことができる。このようにして,メモリ110の書込/
読出ロジックを単純化できる。
【0058】なお,以上説明した計算装置は,専用のハ
ードウェアとして構成するようにしてもよい。また,コ
ンピュータにプログラムを組み込むことにより,計算装
置の機能を実行させるようにしてもよい。この場合,プ
ログラムを,例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録
させることにより,有体物の形で流通させることが可能
である。
【0059】(第2の実施の形態)図6は,本発明の第
2の実施の形態のテーブルデータを示す説明図である。
本実施の形態でメモリ110に格納されるテーブルデー
タは,図6に示したように,高精度の計算が要求される
領域のみ細かく与えられている。すなわち,高精度の計
算が要求される領域において,構成度の計算が要求され
ない領域よりも周囲温度yと熱電対入力温度zの間隔が
細かく与えられ,それらに対応する熱電対出力xが細か
く与えられている。テーブルデータはかかる形式でメモ
リ110に格納されている。
【0060】本発明の第2の実施の形態によれば,上記
第1の実施の形態において得られる効果に加えて,さら
に,高精度を要求される領域において,高精度の熱電対
入力温度を得ることができる。さらに,高精度を要求さ
れる領域以外の領域については,粗い設定をすることに
より,メモリ110の容量を節約することができる。
【0061】(第3の実施の形態)上記第1,第2の実
施の形態では,理論式である式(5)を用いて,図2あ
るいは図6に示したテーブルデータを作成していたが,
本実施の形態では,テーブルデータを理論式からではな
く,実験結果から直接求めることを特徴としている。
【0062】例えば,図7に示したように,周辺温度y
[℃]及び熱電対入力温度z[℃]を外界から直接与
え,熱電対出力x[V]を測定する実験を行う。そし
て,周辺温度y[℃]及び熱電対入力温度z[℃]の値
を記録することで,実験結果として,図2あるいは図6
に示したテーブルデータと同様のデータを得ることがで
きる。
【0063】一般的なセンサ応用製品などの場合,外部
回路及びセンサなどにおける素子の誤差・電源特性・温
度特性など様々な要因により,理論式からだけでは現実
の計算結果を求めることが困難である。この点,本実施
の形態によれば,理論式を用いず,実験結果をテーブル
に直接反映することで,現実に即した計算結果を求める
ことができる。
【0064】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる計算装置,計算方法,及びそれらの周辺技術の好適
な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限
定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載さ
れた技術的思想の範疇内において各種の変更例または修
正例に想到し得ることは明らかであり,それらについて
も当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解され
る。
【0065】例えば,上記実施の形態では,周囲温度y
と熱電対入力温度zを軸とし,熱電対出力xを計算した
テーブルについて説明したが,本発明はこれに限定され
ない。熱電対出力xと熱電対入力温度zを軸とし,周囲
温度を計算したテーブルを用いても同様の計算方法を行
うことができる。より一般的に言えば,複数の入力変数
を与えて計算結果を得ることを必要とするあらゆる技術
に本発明を適用可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
メモリに格納するテーブルの構造が単純化されるため,
メモリの書込/読出ロジックを単純化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる計算装置のシステ
ム構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の,周囲温度(y)
と熱電対入力温度(z)とから熱電対出力(x)を求め
るテーブルを示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる計算方法を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態にかかる計算方法を示す説
明図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる計算方法を示す説
明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の,周囲温度(y)
と熱電対入力温度(z)とから熱電対出力(x)を求め
るテーブルを示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図8】従来技術の,熱電対出力(x)と周囲温度
(y)とから熱電対入力温度(z)を求めるテーブルを
示す説明図である。
【図9】従来の計算方法を示す説明図である。
【図10】従来技術の,熱電対出力(x)と周囲温度
(y)とから熱電対入力温度(z)を求めるテーブルを
示す説明図である。
【符号の説明】
100 計算装置 110 メモリ 120 計算部 121 ROM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変数xと変数yとを用いて解zを計算す
    る装置であって,前記変数yの値と前記解zの値とを用
    いて前記変数xの値を参照するテーブル形式のデータを
    格納するメモリと,前記変数xの所定の値x_inと前
    記変数yの所定の値y_inとを入力し,前記入力され
    た変数yの所定の値y_inに対応する前記格納された
    変数yの2つの値y_a,y_bを前記メモリから読み
    出し,前記テーブル形式のデータの前記値y_aに対応
    する行において,前記入力された変数xの所定の値x_
    inに対応する前記格納された変数xの2つの値x_a
    a,x_abを前記メモリから読み出し,前記テーブル
    形式のデータの前記値y_bに対応する行において,前
    記入力された変数xの所定の値x_inに対応する前記
    格納された変数xの2つの値x_ba,x_bbを前記
    メモリから読み出し,前記入力された変数xの所定の値
    x_inと,前記入力された変数yの所定の値y_in
    と,前記読み出された値y_a,y_b,x_aa,x
    _ab,x_ba,x_bbとを用いて,補間法により
    前記入力された変数xの所定の値x_inと前記入力さ
    れた変数yの所定の値y_inとに対応する解zを計算
    する計算部と,を含むことを特徴とする計算装置。
  2. 【請求項2】 前記テーブル形式のデータは,高精度の
    計算が要求される領域において,高精度の計算が要求さ
    れない領域よりも前記変数y及び前記解zの間隔が細か
    く与えられ,それらに対応する前記変数xが細かく与え
    られていることを特徴とする,請求項1に記載の計算装
    置。
  3. 【請求項3】 前記テーブル形式のデータは,実験結果
    から直接得られることを特徴とする,請求項1または2
    に記載の計算装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータを,請求項1に記載の計算
    装置として機能させるためのプログラム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプログラムを記録し
    た,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 変数xと変数yとを用いて解zを計算す
    る方法であって,前記変数yの値と前記解zの値とを用
    いて前記変数xの値を参照するテーブル形式のデータを
    メモリに格納し,前記変数xの所定の値x_inと前記
    変数yの所定の値y_inとを入力し,前記入力された
    変数yの所定の値y_inに対応する前記格納された変
    数yの2つの値y_a,y_bを前記メモリから読み出
    し,前記テーブルデータの前記値y_aに対応する行に
    おいて,前記入力された変数xの所定の値x_inに対
    応する前記格納された変数xの2つの値x_aa,x_
    abを前記メモリから読み出し,前記テーブルデータの
    前記値y_bに対応する行において,前記入力された変
    数xの所定の値x_inに対応する前記格納された変数
    xの2つの値x_ba,x_bbを前記メモリから読み
    出し,前記入力された変数xの所定の値x_inと,前
    記入力された変数yの所定の値y_inと,前記読み出
    された値y_a,y_b,x_aa,x_ab,x_b
    a,x_bbとを用いて,補間法により前記入力された
    変数xの所定の値x_inと前記入力された変数yの所
    定の値y_inとに対応する解zを計算することを特徴
    とする,計算方法。
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