JP2002372965A - アコースティック系ギター - Google Patents

アコースティック系ギター

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JP2002372965A
JP2002372965A JP2001182432A JP2001182432A JP2002372965A JP 2002372965 A JP2002372965 A JP 2002372965A JP 2001182432 A JP2001182432 A JP 2001182432A JP 2001182432 A JP2001182432 A JP 2001182432A JP 2002372965 A JP2002372965 A JP 2002372965A
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JP
Japan
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rod
neck
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female screw
fingerboard
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Application number
JP2001182432A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yairi
一男 矢入
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YAIRI GUITAR KK
Original Assignee
YAIRI GUITAR KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴体と棹とを自由に組み合わせることがで
き、低コストで楽器選択の幅が広げられようにするとと
もに、胴体と棹との相対的位置関係を専門技術を要さず
調節でき、演奏家が弦を張ったままで弦高を容易に調節
できるようにする。 【解決手段】 表面に指板3が貼着された棹2の基部4
に棹裏側に開口する雌ネジ部材5を設け、胴体1に該基
部が遊嵌される凹部11を形成し、該凹部に胴体の裏側
から締付ネジ14を貫通させ前記雌ネジ部材に螺合する
ことで胴体と棹とをねじ止めするとともに、該基部に棹
幅方向に並ぶ一対の調整ネジ6を指板表面から貫通させ
て螺合し、該各調整ネジの先端を前記凹部の内底面に当
接させ該各調整ネジのねじ込み量を調節することにより
該棹の幅方向の傾斜が微調整されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラシックギター,
フォークギターのようなアコースティック系のギターに
おける胴体と棹との連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にクラシックギター,フォークギタ
ーのようなアコースティック系のギターは、棹の基部が
ハイヒールのかかと部分のような形状に加工され、そこ
を胴体に形成された蟻溝部に嵌合して接着剤で該胴体と
棹とを一体的に固着したものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ギター
では、湿度変化によって胴体と棹との相対的位置関係に
狂いが生じることが避けられないものであり、これによ
って弦の指板からの浮上高さ(一般に、弦高という)が
不適切になり演奏性を損ねるおそれがあるため、従来で
は弦を支持している胴体側の枕の高さを削ってこの弦高
を調節することを要するものであった。このためその調
整のための専門技術による技巧的作業にコストが掛かる
欠点があった。また、演奏家が自由に弦高を調節するこ
とは困難であった。
【0004】また、近時は、大きさ,デザイン,音色等
の様々の商品が製作されているが、従来のアコースティ
ック系ギターは上記のように胴体と棹とが予め一体的に
固着されたものであったので、販売時に演奏家が胴体と
棹との組み合わせを選択することは困難であって、楽器
選択の幅を狭くするものであった。また、購入後に演奏
家が棹を付け替えたり、胴体を交換したりすることも困
難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述に鑑みて
なされたもので、胴体と棹とが自由に組み合わせられる
とともに、演奏者が弦高を自由に調節できるようにし、
上記課題を解消しようとするものである。そのために、
本発明のアコースティック系ギターは、表面に指板が貼
着された棹の基部に棹裏側に開口する雌ネジ部材を設
け、胴体に該基部が遊嵌される凹部を形成し、該凹部に
胴体の裏側から締付ネジを貫通させ前記雌ネジ部材に螺
合することで胴体と棹とをねじ止めするとともに、該基
部に調整ネジを指板表面から貫通させて螺合し、該調整
ネジの先端を前記凹部の内底面に当接させてなることを
特徴とする。また本発明のアコースティック系ギター
は、表面に指板が貼着された棹の基部に棹裏側に開口す
る雌ネジ部材を設け、胴体に該基部が遊嵌される凹部を
形成し、該凹部に胴体の裏側から締付ネジを貫通させ前
記雌ネジ部材に螺合することで胴体と棹とをねじ止めす
るとともに、該基部に棹幅方向に並ぶ一対の調整ネジを
指板表面から貫通させて螺合し、該各調整ネジの先端を
前記凹部の内底面に当接させ該各調整ネジのねじ込み量
を調節することにより該棹の幅方向の傾斜が微調整され
るようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明に係るアコ
ースティック系ギターの実施の形態を説明する。図1は
銘木から中空状に形成された胴体1と、表面に指板3を
貼着することにより形成された棹2との分解斜視図で、
該棹2についてはヘッド部の形状が違うものを2本示し
ている。該棹2の基部4には図2,図3に示されるよう
に棹裏側に開口する金属製の雌ネジ部材5を一対埋設し
ている。また、6は雌ネジ部材5よりもさらに基端部寄
りにて棹幅方向に所定間隔を置いて並ぶように雌ネジ部
材7を埋設し、指板3に開設された貫通孔8を貫通する
ことにより該雌ネジ部材7に螺合される一対の調整ネジ
で、該調整ネジ6は頭部9に六角レンチを係合し得る六
角孔が形成されたものである。
【0007】一方、胴体1には図4に示したように内部
に木ブロック10が接着され、該木ブロック10の表面
に上記基部4を遊嵌し得る凹部11を形成するととも
に、該木ブロックの内底面より胴体1裏側に貫通する貫
通孔12が形成されている。なお、該貫通孔12は内径
が段部13にて胴体裏側が拡径したものとなっていて、
該貫通孔に胴体裏側から貫挿される締付ネジ14の頭部
15が該段部13にワッシャ18を介して係合し得るも
のとなっている。16は該貫通孔12の胴体裏側端に嵌
着させるゴム製のキャップである。また、17は該凹部
の内底面で前記調整ネジ6の先端が当接する部分に該内
底面を保護するために貼付した金属板を示す。
【0008】胴体1と棹2とは、図6に示したように、
貫通孔12に胴体の裏側から貫通した締付ネジ14を雌
ネジ部材5に螺合することでねじ止めされる。そして、
図7に示したように、六角レンチ20を貫通孔8に差し
込んで、2本の調整ネジ6のねじ込み量を夫々調節し、
該調整ネジの先端を前記金属板17を介して凹部11の
内底面に当接させ該先端が該凹部11を押圧する加減を
夫々調整し、その反力で棹2を幅方向に所望に傾斜さ
せ、その傾斜具合を微調整することができる。
【0009】この微調整は弦19を張った状態にて行う
ことができ、演奏家は演奏具合を確かめながら高音部
(第1弦)の弦高と低音部(第6弦)の弦高を望みどお
り自由に設定することができる。また、キャップ16を
外しねじ回しを貫通孔12を差し込んで締付ネジ14,
14の締め付け具合を同時に調整することで、胴体1と
棹2との相対的位置関係をより微細に調節することが可
能となる。
【0010】このように構成したギターでは、胴体1の
凹部11と棹2の基部4を予め同一構造,寸法,形状に
規格統一しておけば、その他の部分は種々の大きさ,デ
ザインのものが自由に組み合わせられ、演奏家の要望に
容易に応じられるとともに、その交換も自由にできる。
【0011】なお、この実施形態では締付ネジ14を2
本設けた例を示したが、1本の締付ネジによって胴体1
と棹2とをねじ止めしてもよい。また、調整ネジ6につ
いてもその本数は2本に限るものではない。
【0012】
【発明の効果】このように本発明に係るアコースティッ
ク系ギターは、表面に指板が貼着された棹の基部に棹裏
側に開口する雌ネジ部材を設け、胴体に該基部が遊嵌さ
れる凹部を形成し、該凹部に胴体の裏側から締付ネジを
貫通させ前記雌ネジ部材に螺合することで胴体と棹とを
ねじ止めするとともに、該基部に調整ネジを指板表面か
ら貫通させて螺合し、該調整ネジの先端を前記凹部の内
底面に当接させてなるので、所望の胴体と棹とを自由に
組み合わせることができ、低コストで楽器選択の幅が広
げられるとともに、胴体と棹との相対的位置関係を専門
技術を要さず弦を張ったままで調節できるので、演奏家
により弦高が自由に微細に調節できるようになるなど顕
著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示したギターの分解斜視
図。
【図2】図1のギターの棹の裏面の斜視図。
【図3】図1のA−A線拡大断面図。
【図4】図1のB−B線拡大断面図。
【図5】本発明の実施形態を示したギターの斜視図。
【図6】図5のC−C線拡大断面図。
【図7】図5のD−D線拡大断面図。
【図8】図6のE−E線断面図。
【符号の説明】
1 胴体 2 棹 3 指板 4 基部 5 雌ネジ部材 6 調整ネジ 8 貫通孔 10 木ブロック 11 凹部 12 貫通孔 14 締付ネジ 19 弦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に指板が貼着された棹の基部に棹裏
    側に開口する雌ネジ部材を設け、胴体に該基部が遊嵌さ
    れる凹部を形成し、該凹部に胴体の裏側から締付ネジを
    貫通させ前記雌ネジ部材に螺合することで胴体と棹とを
    ねじ止めするとともに、該基部に調整ネジを指板表面か
    ら貫通させて螺合し、該調整ネジの先端を前記凹部の内
    底面に当接させてなることを特徴としたアコースティッ
    ク系ギター。
  2. 【請求項2】 表面に指板が貼着された棹の基部に棹裏
    側に開口する雌ネジ部材を設け、胴体に該基部が遊嵌さ
    れる凹部を形成し、該凹部に胴体の裏側から締付ネジを
    貫通させ前記雌ネジ部材に螺合することで胴体と棹とを
    ねじ止めするとともに、該基部に棹幅方向に並ぶ一対の
    調整ネジを指板表面から貫通させて螺合し、該各調整ネ
    ジの先端を前記凹部の内底面に当接させ該各調整ネジの
    ねじ込み量を調節することにより該棹の幅方向の傾斜が
    微調整されるようにしたことを特徴とするアコースティ
    ック系ギター。
JP2001182432A 2001-06-15 2001-06-15 アコースティック系ギター Pending JP2002372965A (ja)

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JPH08123404A (ja) * 1994-10-21 1996-05-17 Fujigen Kk 弦楽器におけるネック連結構造

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