JP2002372449A - 水位計測装置 - Google Patents
水位計測装置Info
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- JP2002372449A JP2002372449A JP2001178595A JP2001178595A JP2002372449A JP 2002372449 A JP2002372449 A JP 2002372449A JP 2001178595 A JP2001178595 A JP 2001178595A JP 2001178595 A JP2001178595 A JP 2001178595A JP 2002372449 A JP2002372449 A JP 2002372449A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 捲装方向を誤ってプーリに索条を捲装して
も、水位表示手段に正しい水位が表示できる水位計測装
置を提供する。 【解決手段】 ダム3や河川2などの水面に浮上された
フロート8と、水面の水位変化に伴い、フロート8に接
続された索条7を介して回転される主軸5と、主軸5の
回転より水位を計測する水位計測手段14と、主軸5の
回転より機械的に水位を表示する水位表示手段15とか
らなる水位計測装置の主軸5と水位表示手段15の間
に、主軸5の回転方向を変換して水位表示手段15へ伝
達する回転方向変換手段16を設置したことから、水位
計測装置1を設置した際、捲装方向を誤ってプーリ6に
索条7を捲装しても、主軸5と水位計測手段15の間に
設けた回転方向変換手段16により主軸5の回転を逆転
させて水位表示手段15へ入力するだけで水位表示手段
15に正しい水位を表示することができ。
も、水位表示手段に正しい水位が表示できる水位計測装
置を提供する。 【解決手段】 ダム3や河川2などの水面に浮上された
フロート8と、水面の水位変化に伴い、フロート8に接
続された索条7を介して回転される主軸5と、主軸5の
回転より水位を計測する水位計測手段14と、主軸5の
回転より機械的に水位を表示する水位表示手段15とか
らなる水位計測装置の主軸5と水位表示手段15の間
に、主軸5の回転方向を変換して水位表示手段15へ伝
達する回転方向変換手段16を設置したことから、水位
計測装置1を設置した際、捲装方向を誤ってプーリ6に
索条7を捲装しても、主軸5と水位計測手段15の間に
設けた回転方向変換手段16により主軸5の回転を逆転
させて水位表示手段15へ入力するだけで水位表示手段
15に正しい水位を表示することができ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダムや河川の水位を
計測する水位計測装置に関する。
計測する水位計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ダムや河川の水位を管理する場合、
水位計測装置によりダムや河川の水位を計測している
が、水位を計測する場所が山間部のように人による計測
が容易でない場合、無人により水位の計測が可能な水位
計測装置を計測地に設置して、水位計測装置が計測した
水位データを、ダムや河川を管理する監視制御局などへ
無線や有線で送ることにより、水位データを取得してい
る。
水位計測装置によりダムや河川の水位を計測している
が、水位を計測する場所が山間部のように人による計測
が容易でない場合、無人により水位の計測が可能な水位
計測装置を計測地に設置して、水位計測装置が計測した
水位データを、ダムや河川を管理する監視制御局などへ
無線や有線で送ることにより、水位データを取得してい
る。
【0003】また無人により水位の計測が可能な従来の
水位計測装置は、回転自在に設けられた主軸の一端側に
プーリが取付けられていて、このプーリに玉付きワイヤ
などの索条が捲装されており、索条の一端側には、水面
に浮上させるフロートが取付けられ、他端側には索条を
緊張させて索条がプーリより外れるのを防止する重錘が
取付けられている。
水位計測装置は、回転自在に設けられた主軸の一端側に
プーリが取付けられていて、このプーリに玉付きワイヤ
などの索条が捲装されており、索条の一端側には、水面
に浮上させるフロートが取付けられ、他端側には索条を
緊張させて索条がプーリより外れるのを防止する重錘が
取付けられている。
【0004】また水位計測装置内には、主軸の回転を電
気信号に変換して水位データを得る水位計測手段と、波
や風などの影響により水位が細かく変化したり、水位が
急激に変化した場合に、水位計測手段より送られる水位
データが絶えず変化するのを防止する回転速度調整手段
と、主軸の回転を機械的に水位データに変換して表示す
るカウンタよりなる水位表示手段が設けられている。
気信号に変換して水位データを得る水位計測手段と、波
や風などの影響により水位が細かく変化したり、水位が
急激に変化した場合に、水位計測手段より送られる水位
データが絶えず変化するのを防止する回転速度調整手段
と、主軸の回転を機械的に水位データに変換して表示す
るカウンタよりなる水位表示手段が設けられている。
【0005】前記水位表示手段と主軸の間は、互いに噛
合する一対のギヤにより連動されていて、主軸が正転す
ると水位が上昇するように表示し、主軸が逆転すると水
位が減少するように水位表示手段が予めセットされてい
る。
合する一対のギヤにより連動されていて、主軸が正転す
ると水位が上昇するように表示し、主軸が逆転すると水
位が減少するように水位表示手段が予めセットされてい
る。
【0006】一方従来の水位計測装置においては、ダム
や河川の水位計測場所に水位計測装置を設置したら、一
端側にフロートが、そして他端側に重錘の結着された索
条を主軸に取付けられたプーリに捲装して、フロートを
ダムや河川の水面に浮上させた後、フロートや索条に浮
遊物などが引っ掛かるのを防止するため、フロートや索
条の周囲に保護管を設置している。
や河川の水位計測場所に水位計測装置を設置したら、一
端側にフロートが、そして他端側に重錘の結着された索
条を主軸に取付けられたプーリに捲装して、フロートを
ダムや河川の水面に浮上させた後、フロートや索条に浮
遊物などが引っ掛かるのを防止するため、フロートや索
条の周囲に保護管を設置している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の水位
計測装置のように、主軸が正転すると水位が上昇するよ
うに表示し、主軸が逆転すると水位が減少するように水
位表示手段が予めセットされたものでは、水位計測装置
を設置した際、捲装方向を誤ってプーリに索条を捲装し
た場合、主軸が正転すると水位が下降するように表示
し、主軸が逆転すると水位が上昇するように水位表示手
段が水位を表示してしまう。
計測装置のように、主軸が正転すると水位が上昇するよ
うに表示し、主軸が逆転すると水位が減少するように水
位表示手段が予めセットされたものでは、水位計測装置
を設置した際、捲装方向を誤ってプーリに索条を捲装し
た場合、主軸が正転すると水位が下降するように表示
し、主軸が逆転すると水位が上昇するように水位表示手
段が水位を表示してしまう。
【0008】このため従来では、捲装方向を誤ってプー
リに索条を捲装した場合、保護管を外してプーリに捲装
された索条の掛け替え作業をしなければならず、作業に
多くの時間と労力を必要とするなどの問題があった。
リに索条を捲装した場合、保護管を外してプーリに捲装
された索条の掛け替え作業をしなければならず、作業に
多くの時間と労力を必要とするなどの問題があった。
【0009】本発明はかかる従来の問題転を改善するた
めになされたもので、捲装方向を誤ってプーリに索条を
捲装しても、索条の掛け替え作業をせずに水位表示手段
に正しい水位が表示できるようにした水位計測装置を提
供することを目的とするものである。
めになされたもので、捲装方向を誤ってプーリに索条を
捲装しても、索条の掛け替え作業をせずに水位表示手段
に正しい水位が表示できるようにした水位計測装置を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の水位計測は、ダムや河川などの水面に浮上され
たフロートと、水面の水位変化に伴い、フロートに接続
された索条を介して回転される主軸と、主軸の回転より
水位を計測する水位計測手段と、主軸の回転より機械的
に水位を表示する水位表示手段とからなる水位計測装置
であって、主軸と水位表示手段の間に、主軸の回転を変
換して水位表示手段へ伝達する回転方向変換手段を設置
したものである。
本発明の水位計測は、ダムや河川などの水面に浮上され
たフロートと、水面の水位変化に伴い、フロートに接続
された索条を介して回転される主軸と、主軸の回転より
水位を計測する水位計測手段と、主軸の回転より機械的
に水位を表示する水位表示手段とからなる水位計測装置
であって、主軸と水位表示手段の間に、主軸の回転を変
換して水位表示手段へ伝達する回転方向変換手段を設置
したものである。
【0011】前記構成により、水位計測装置を設置した
際、捲装方向を誤ってプーリに索条を捲装しても、主軸
と水位計測手段の間に設けた回転方向変換手段により主
軸の回転を逆転させて水位表示手段へ入力するだけで水
位表示手段に正しい水位を表示することができ、これに
よって保護管を外してプーリに捲装された索条の掛け替
え作業を行う必要がないため、掛け替え作業に要する時
間と労力の削減が図れるようになる。
際、捲装方向を誤ってプーリに索条を捲装しても、主軸
と水位計測手段の間に設けた回転方向変換手段により主
軸の回転を逆転させて水位表示手段へ入力するだけで水
位表示手段に正しい水位を表示することができ、これに
よって保護管を外してプーリに捲装された索条の掛け替
え作業を行う必要がないため、掛け替え作業に要する時
間と労力の削減が図れるようになる。
【0012】前記目的を達成するため本発明の水位計測
装置は、回転方向変換手段を、主軸に連動された回転軸
と、回転軸と水位表示手段の間を連動する少なくとも一
対のべベルギヤとから構成したものである。
装置は、回転方向変換手段を、主軸に連動された回転軸
と、回転軸と水位表示手段の間を連動する少なくとも一
対のべベルギヤとから構成したものである。
【0013】前記構成により、主軸の回転を逆転させて
水位表示手段へ入力する場合、回転軸を外してべベルギ
ヤの向きを変えるだけで水位表示手段に正しい水位を表
示することができるため、変換作業が容易であると共
に、回転軸やべベルギヤなどの少ない部品点数で回転方
向変換手段が構成できるため、回転方向変換手段が安価
に得られるようになる。
水位表示手段へ入力する場合、回転軸を外してべベルギ
ヤの向きを変えるだけで水位表示手段に正しい水位を表
示することができるため、変換作業が容易であると共
に、回転軸やべベルギヤなどの少ない部品点数で回転方
向変換手段が構成できるため、回転方向変換手段が安価
に得られるようになる。
【0014】前記目的を達成するため本発明の水位計測
装置は、回転軸にべベルギヤを向かい合わせて設けると
共に、水位計測手段側に設けたべベルギヤを、回転軸側
のべベルギヤに選択的に噛合させることにより、回転方
向を変換するようにしたものである。
装置は、回転軸にべベルギヤを向かい合わせて設けると
共に、水位計測手段側に設けたべベルギヤを、回転軸側
のべベルギヤに選択的に噛合させることにより、回転方
向を変換するようにしたものである。
【0015】前記構成により、主軸の回転を逆転させて
水位表示手段へ入力する場合、回転軸に設けられたべベ
ルギヤを選択するだけで水位表示手段に正しい水位を表
示することができるため、変換作業がさらに容易になる
と共に、回転軸やべベルギヤなどの少ない部品点数で回
転方向変換手段が構成できるため、回転方向変換手段が
安価に得られるようになる。
水位表示手段へ入力する場合、回転軸に設けられたべベ
ルギヤを選択するだけで水位表示手段に正しい水位を表
示することができるため、変換作業がさらに容易になる
と共に、回転軸やべベルギヤなどの少ない部品点数で回
転方向変換手段が構成できるため、回転方向変換手段が
安価に得られるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は水位計測装置の全体的な構
成図、図2は水位計測装置の斜視図、図3は水位計測装
置のカバーを外した状態の平面図、図4は水位計測装置
に設けられた回転方向変換手段の拡大図、図5ないし図
9は回転方向変換手段の作用説明図である。
成図、図2は水位計測装置の斜視図、図3は水位計測装
置のカバーを外した状態の平面図、図4は水位計測装置
に設けられた回転方向変換手段の拡大図、図5ないし図
9は回転方向変換手段の作用説明図である。
【0017】水位計測装置1は、河川2に構築されたダ
ム3の上流側と下流側にそれぞれ設置されていて、ダム
3の上流側に設置された水位計測装置1はダム水位を、
そしてダム3の下流側に設置された水位計測装置1は河
川水位を計測するようになっており、各水位計測装置1
により計測された水位データは、ダム3より離れた場所
に設置された監視制御局4へ無線や有線により送られる
ようになっている。
ム3の上流側と下流側にそれぞれ設置されていて、ダム
3の上流側に設置された水位計測装置1はダム水位を、
そしてダム3の下流側に設置された水位計測装置1は河
川水位を計測するようになっており、各水位計測装置1
により計測された水位データは、ダム3より離れた場所
に設置された監視制御局4へ無線や有線により送られる
ようになっている。
【0018】水位計測装置1は図2に示すように、基板
1aと、この基板1aの上面を覆うように設けられた着
脱自在なカバー1bを有していて、カバー1bの端面よ
り突設された主軸5の端部にプーリ6が固着されてい
る。
1aと、この基板1aの上面を覆うように設けられた着
脱自在なカバー1bを有していて、カバー1bの端面よ
り突設された主軸5の端部にプーリ6が固着されてい
る。
【0019】プーリ6には玉付きワイヤなどの索条7が
捲装されていて、索条7の一端側に、ダム3の水面や河
川2の水面に浮上させる円盤状のフロート8が結着され
ており、索条7の他端側には索条7を緊張させて、索条
7がプーリ6より外されるのを防止する重錘9が結着さ
れている。
捲装されていて、索条7の一端側に、ダム3の水面や河
川2の水面に浮上させる円盤状のフロート8が結着され
ており、索条7の他端側には索条7を緊張させて、索条
7がプーリ6より外されるのを防止する重錘9が結着さ
れている。
【0020】カバー1b内には、基板1a上に固着され
た複数の支持部材10が設置されていて、これら支持部
材10に軸受け(図示せず)を介して主軸5が水平かつ
回転自在に支承されており、主軸5のほぼ中間部には減
速手段12を介して回転速度調整手段13が、そして主
軸5の他端側には、主軸5の回転を電気信号に変換して
水位データを得る水位計測手段14と、主軸5の回転を
機械的に水位に変換して、水位データとして表示するカ
ウンタよりなる水位表示手段15が接続されており、水
位表示手段15と主軸の間には、主軸5の回転方向を変
換して水位表示手段15の入力軸15aへ伝達する回転
方向変換手段16が設置されている。
た複数の支持部材10が設置されていて、これら支持部
材10に軸受け(図示せず)を介して主軸5が水平かつ
回転自在に支承されており、主軸5のほぼ中間部には減
速手段12を介して回転速度調整手段13が、そして主
軸5の他端側には、主軸5の回転を電気信号に変換して
水位データを得る水位計測手段14と、主軸5の回転を
機械的に水位に変換して、水位データとして表示するカ
ウンタよりなる水位表示手段15が接続されており、水
位表示手段15と主軸の間には、主軸5の回転方向を変
換して水位表示手段15の入力軸15aへ伝達する回転
方向変換手段16が設置されている。
【0021】回転速度調整手段13は、波や風などの影
響により水位が細かく変化したり、水位が急激に変化し
た際、主軸5が急激に回転するのを抑制して、水位計測手
段14より監視制御局4へ送られる水位データが絶えず
変化するのを防止するもので、図3に示すように減速手
段12の出力軸12dに取付けられたカムギヤ13aを
有している。
響により水位が細かく変化したり、水位が急激に変化し
た際、主軸5が急激に回転するのを抑制して、水位計測手
段14より監視制御局4へ送られる水位データが絶えず
変化するのを防止するもので、図3に示すように減速手
段12の出力軸12dに取付けられたカムギヤ13aを
有している。
【0022】減速手段12は、主軸5に取付けられた入
力ギヤ12aと、出力軸12dに取付けられた出力ギヤ
12c及び入力ギヤ12aと出力ギヤ12cの間に設け
られた複数の中間ギヤ12bより構成されていて、主軸
5の回転を減速して出力軸12dへ出力するようになっ
ており、出力軸12d及び中間ギヤ12bは、支持部材
10に取付けられた支持板12eと支持部材10の間に
回転自在に支承されている。
力ギヤ12aと、出力軸12dに取付けられた出力ギヤ
12c及び入力ギヤ12aと出力ギヤ12cの間に設け
られた複数の中間ギヤ12bより構成されていて、主軸
5の回転を減速して出力軸12dへ出力するようになっ
ており、出力軸12d及び中間ギヤ12bは、支持部材
10に取付けられた支持板12eと支持部材10の間に
回転自在に支承されている。
【0023】回転速度調整手段13を構成するカムギヤ
13aの下方には、図示しない回転抑制部材が設けられ
ていて、この回転抑制部材によりカムギヤ13aの急激
な回転を抑制することにより、主軸5が急激に回転する
のを抑制するようになっている。
13aの下方には、図示しない回転抑制部材が設けられ
ていて、この回転抑制部材によりカムギヤ13aの急激
な回転を抑制することにより、主軸5が急激に回転する
のを抑制するようになっている。
【0024】一方主軸5の回転より水位を計測する水位
計測手段14は、主軸5のアナログ回転変化量をデジタ
ル変化量に変換する例えばA/Dコンバータより構成さ
れていて、互いに噛合するギヤ20,21を介して主軸
5に接続されており、水位計測手段14により計測され
た水位データは、無線または有線などの通信手段(図示
せず)により監視制御局4へ送られるようになってい
る。
計測手段14は、主軸5のアナログ回転変化量をデジタ
ル変化量に変換する例えばA/Dコンバータより構成さ
れていて、互いに噛合するギヤ20,21を介して主軸
5に接続されており、水位計測手段14により計測され
た水位データは、無線または有線などの通信手段(図示
せず)により監視制御局4へ送られるようになってい
る。
【0025】また回転方向変換手段16は図5に示すよ
うに、主軸5を支承する支持部材10の上部に開放端を
上向きにして取付けられたほぼコ字形の軸受け部材16
aを有していて、この軸受け部材16aに主軸5と平行
するよう回転軸16bが回転自在に支承されている。
うに、主軸5を支承する支持部材10の上部に開放端を
上向きにして取付けられたほぼコ字形の軸受け部材16
aを有していて、この軸受け部材16aに主軸5と平行
するよう回転軸16bが回転自在に支承されている。
【0026】回転軸16bの一端は支持部材10の上方
に突出されていて、先端部に取付けられたギヤ18が主
軸5に取付けられたギヤ19に噛合されて、主軸5とと
もに回転軸16bが回転されるようになっていると共
に、回転軸16bには図4に示すようにビスなどの固定
手段16cによりべベルギヤ16dが固定されている。
に突出されていて、先端部に取付けられたギヤ18が主
軸5に取付けられたギヤ19に噛合されて、主軸5とと
もに回転軸16bが回転されるようになっていると共
に、回転軸16bには図4に示すようにビスなどの固定
手段16cによりべベルギヤ16dが固定されている。
【0027】回転方向変換手段16の近傍には、支持部
材10の上部より水平方向に突設された張出部10b上
に、入力軸15aが回転軸16bと直交するよう水位表
示手段15が取付けられていて、この水位表示手段15
の入力軸15aに取付けられたべベルギヤ16eが回転
軸16bのべベルギヤ16dに噛合されている。
材10の上部より水平方向に突設された張出部10b上
に、入力軸15aが回転軸16bと直交するよう水位表
示手段15が取付けられていて、この水位表示手段15
の入力軸15aに取付けられたべベルギヤ16eが回転
軸16bのべベルギヤ16dに噛合されている。
【0028】次に前記構成された水位計測装置1の作用
を、図5ないし図9に示す作用説明図も交えて説明す
る。
を、図5ないし図9に示す作用説明図も交えて説明す
る。
【0029】ダム水位の計測に当っては、ダム3の上流
側に設置した水位計測装置1のフロート8をダム3より
上流の水面に浮上させ、河川水位の計測に当っては、ダ
ム3より下流の河川2の水面にフロート8を浮上させ
て、図5に示すように水位計測装置1を設置する。
側に設置した水位計測装置1のフロート8をダム3より
上流の水面に浮上させ、河川水位の計測に当っては、ダ
ム3より下流の河川2の水面にフロート8を浮上させ
て、図5に示すように水位計測装置1を設置する。
【0030】またこの状態でダム水位及び河川水位の基
準値(水位零)の状態となるよう主軸5を回転させて、
水位計測手段14及び水位表示手段15をリセットす
る。
準値(水位零)の状態となるよう主軸5を回転させて、
水位計測手段14及び水位表示手段15をリセットす
る。
【0031】以上のようにして水位計測装置1の設置を
完了したら、索条7に吊り下げられたフロート8と重錘
9の周囲を図示しない保護管により包囲して、風や波に
よる影響を少なくしたり、フロート8や索条7に浮遊物
などが引っ掛かるのを防止する対策を施すが、水位計測
装置1を設置した際、図9に示すように捲装方向を誤っ
てプーリ6に索条7を捲装してしまうことがよくある。
完了したら、索条7に吊り下げられたフロート8と重錘
9の周囲を図示しない保護管により包囲して、風や波に
よる影響を少なくしたり、フロート8や索条7に浮遊物
などが引っ掛かるのを防止する対策を施すが、水位計測
装置1を設置した際、図9に示すように捲装方向を誤っ
てプーリ6に索条7を捲装してしまうことがよくある。
【0032】この場合、フロート8が上昇すると主軸5
が逆転するため、水位表示手段15は水位が下降したよ
うに表示し、フロート8が下降すると主軸5が正転する
ため、水位表示手段15は水位が上昇したように表示し
てしまうことから、従来では捲装方向を誤ってプーリ6
に索条7を捲装した場合、保護管を外してプーリ6に捲
装された索条7の掛け替え作業をしなければならず、作
業に多くの時間と労力を必要とするなどの問題があっ
た。
が逆転するため、水位表示手段15は水位が下降したよ
うに表示し、フロート8が下降すると主軸5が正転する
ため、水位表示手段15は水位が上昇したように表示し
てしまうことから、従来では捲装方向を誤ってプーリ6
に索条7を捲装した場合、保護管を外してプーリ6に捲
装された索条7の掛け替え作業をしなければならず、作
業に多くの時間と労力を必要とするなどの問題があっ
た。
【0033】しかし本発明では、捲装方向を誤ってプー
リ6に索条7を捲装した場合でも、回転方向変換手段1
6により次の方法で主軸5の回転方向を変換して水位表
示手段15の入力軸15aに伝達することにより、保護
管を外してプーリに捲装された索条の掛け替え作業をせ
ずに、水位表示手段15に正しい水位を表示することが
できるようになる。
リ6に索条7を捲装した場合でも、回転方向変換手段1
6により次の方法で主軸5の回転方向を変換して水位表
示手段15の入力軸15aに伝達することにより、保護
管を外してプーリに捲装された索条の掛け替え作業をせ
ずに、水位表示手段15に正しい水位を表示することが
できるようになる。
【0034】すなわち捲装方向を誤ってプーリ6に索条
7を捲装した場合、回転軸16bのべべルギヤ16dを
固定している固定手段16cを緩めて、軸受け部材16
aより図6に示すように回転軸16bを取り外し、図7
に示すようにべベルギヤ16dの向きを逆にして回転軸
16bに取付けた後、回転軸16bを再び軸受け部材1
6aに取付ける。
7を捲装した場合、回転軸16bのべべルギヤ16dを
固定している固定手段16cを緩めて、軸受け部材16
aより図6に示すように回転軸16bを取り外し、図7
に示すようにべベルギヤ16dの向きを逆にして回転軸
16bに取付けた後、回転軸16bを再び軸受け部材1
6aに取付ける。
【0035】これによって主軸5の回転が逆転されて水
位表示手段15の入力軸15aへ伝達されるため、保護
管を外してプーリ6に捲装された索条7の掛け替え作業
をせずに、水位表示手段15に正しい水位を表示するこ
とができるようになる。
位表示手段15の入力軸15aへ伝達されるため、保護
管を外してプーリ6に捲装された索条7の掛け替え作業
をせずに、水位表示手段15に正しい水位を表示するこ
とができるようになる。
【0036】以上のようにして主軸5の回転方向を変換
することにより、水位表示手段15に正しく水位が表示
されるようなったら、塵埃などの侵入を防止するためカ
バー1bにより基板1a上面を覆って水位計測装置1の
設置を完了するが、カバー1bの上面には、水位表示手段
15の上方に覗き窓1cが設けられているため、カバー
1bで覆った状態でも、水位表示手段15に表示される
水位を直接見ることができる。
することにより、水位表示手段15に正しく水位が表示
されるようなったら、塵埃などの侵入を防止するためカ
バー1bにより基板1a上面を覆って水位計測装置1の
設置を完了するが、カバー1bの上面には、水位表示手段
15の上方に覗き窓1cが設けられているため、カバー
1bで覆った状態でも、水位表示手段15に表示される
水位を直接見ることができる。
【0037】一方水位計測装置1による計測を開始する
と、ダム水位や河川水位の変化に伴い図5または図9に
示すようにフロート8が上下して、フロート8に結着さ
れた索条7及びプーリ6を介して主軸5が正逆回転され
る。
と、ダム水位や河川水位の変化に伴い図5または図9に
示すようにフロート8が上下して、フロート8に結着さ
れた索条7及びプーリ6を介して主軸5が正逆回転され
る。
【0038】また主軸5の回転は水位計測手段14によ
り電気信号に変換されて、水位データとして監視制御局
4へ送られ、監視制御局4に設置された図示しない水位
表示手段に表示されるため、ダム3より離れた場所に設
置された監視制御局4でも、ダムの水位データや河川の
水位データをリアルタイムで取得できるようになる。
り電気信号に変換されて、水位データとして監視制御局
4へ送られ、監視制御局4に設置された図示しない水位
表示手段に表示されるため、ダム3より離れた場所に設
置された監視制御局4でも、ダムの水位データや河川の
水位データをリアルタイムで取得できるようになる。
【0039】なお図10は回転方向変換手段16の変形
例を示すもので、この変形例では図10の(イ)に示す
ように、回転軸16bに予め一対のべベルギヤ16d,
16fを向きを逆にして取付けておき、水位計測装置1
を設置した際、捲装方向を誤ってプーリ6に索条7を捲
装した場合、水位表示手段15の入力軸15aに取付け
られたべベルギヤ16eに、図10の(ロ)に示すよう
に回転軸16bのべベルギヤ16fを噛合させることに
より、主軸5の回転が逆転されて水位表示手段15の入
力軸15aへ伝達されるため、回転軸16bを取り外す
ことなく回転方向の変換が行えるようになる。
例を示すもので、この変形例では図10の(イ)に示す
ように、回転軸16bに予め一対のべベルギヤ16d,
16fを向きを逆にして取付けておき、水位計測装置1
を設置した際、捲装方向を誤ってプーリ6に索条7を捲
装した場合、水位表示手段15の入力軸15aに取付け
られたべベルギヤ16eに、図10の(ロ)に示すよう
に回転軸16bのべベルギヤ16fを噛合させることに
より、主軸5の回転が逆転されて水位表示手段15の入
力軸15aへ伝達されるため、回転軸16bを取り外す
ことなく回転方向の変換が行えるようになる。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、ダムや河
川などの水面に浮上されたフロートと、水面の水位変化
に伴い、フロートに接続された索条を介して回転される
主軸と、主軸の回転より水位を計測する水位計測手段
と、主軸の回転より機械的に水位を表示する水位表示手
段とからなる水位計測装置の主軸と水位表示手段の間
に、主軸の回転方向を変換して水位表示手段へ伝達する
回転方向変換手段を設置したことから、水位計測装置を
設置した際、捲装方向を誤ってプーリに索条を捲装して
も、主軸と水位計測手段の間に設けた回転方向変換手段
により主軸の回転を逆転させて水位表示手段へ入力する
だけで水位表示手段に正しい水位を表示することがで
き、これによって保護管を外してプーリに捲装された索
条の掛け替え作業を行う必要がないため、掛け替え作業
に要する時間と労力の削減が図れるようになる。
川などの水面に浮上されたフロートと、水面の水位変化
に伴い、フロートに接続された索条を介して回転される
主軸と、主軸の回転より水位を計測する水位計測手段
と、主軸の回転より機械的に水位を表示する水位表示手
段とからなる水位計測装置の主軸と水位表示手段の間
に、主軸の回転方向を変換して水位表示手段へ伝達する
回転方向変換手段を設置したことから、水位計測装置を
設置した際、捲装方向を誤ってプーリに索条を捲装して
も、主軸と水位計測手段の間に設けた回転方向変換手段
により主軸の回転を逆転させて水位表示手段へ入力する
だけで水位表示手段に正しい水位を表示することがで
き、これによって保護管を外してプーリに捲装された索
条の掛け替え作業を行う必要がないため、掛け替え作業
に要する時間と労力の削減が図れるようになる。
【図1】本発明の実施の形態になる水位計測装置の全体
的な構成図
的な構成図
【図2】本発明の実施の形態になる水位計測装置の斜視
図
図
【図3】本発明の実施の形態になる水位計測装置のカバ
ーを取り外した状態の平面図
ーを取り外した状態の平面図
【図4】本発明の実施の形態になる水位計測装置に設け
られた回転方向変換手段の拡大図
られた回転方向変換手段の拡大図
【図5】本発明の実施の形態になる水位計測装置に設け
られた回転方向変換手段の作用説明図
られた回転方向変換手段の作用説明図
【図6】本発明の実施の形態になる水位計測装置に設け
られた回転方向変換手段の作用説明図
られた回転方向変換手段の作用説明図
【図7】本発明の実施の形態になる水位計測装置に設け
られた回転方向変換手段の作用説明図
られた回転方向変換手段の作用説明図
【図8】本発明の実施の形態になる水位計測装置に設け
られた回転方向変換手段の作用説明図
られた回転方向変換手段の作用説明図
【図9】本発明の実施の形態になる水位計測装置に設け
られた回転方向変換手段の作用説明図
られた回転方向変換手段の作用説明図
【図10】(イ)及び(ロ)は本発明の実施の形態にな
る水位計測装置に設けられた回転方向変換手段の変形例
を示す説明図
る水位計測装置に設けられた回転方向変換手段の変形例
を示す説明図
【符号の説明】 1 水位計測装置 2 河川 3 ダム 5 主軸 6 プーリ 7 索条 8 フロート 14 水位計測手段 15 水位表示手段 16 回転方向変換手段 16b 回転軸 16d べベルギヤ 16e べベルギヤ 16f べベルギヤ
Claims (3)
- 【請求項1】 ダムや河川などの水面に浮上されたフロ
ートと、前記水面の水位変化に伴い、前記フロートに接
続された索条を介して回転される主軸と、前記主軸の回
転より水位を計測する水位計測手段と、前記主軸の回転
より機械的に水位を表示する水位表示手段とからなる水
位計測装置であって、前記主軸と前記水位表示手段の間
に、前記主軸の回転方向を変換して前記水位表示手段へ
伝達する回転方向変換手段を設置したことを特徴とする
水位計測装置。 - 【請求項2】 前記回転方向変換手段を、前記主軸に連
動された回転軸と、前記回転軸と前記水位表示手段の間
を連動する少なくとも一対のべベルギヤとから構成して
なる請求項1に記載の水位計測装置。 - 【請求項3】 前記回転軸に前記べベルギヤを向かい合
わせて設けると共に、前記水位表示手段側に設けたべベ
ルギヤを、前記回転軸側のべベルギヤに選択的に噛合さ
せることにより、回転方向を変換するようにしてなる請
求項2に記載の水位計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001178595A JP2002372449A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 水位計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001178595A JP2002372449A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 水位計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002372449A true JP2002372449A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19019269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001178595A Withdrawn JP2002372449A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 水位計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002372449A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017191085A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 財團法人國家實驗研究院National Applied Research Laboratories | 複合式水文監視システム |
CN112302064A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-02 | 中铁大桥局第七工程有限公司 | 一种钢管桩冲刷或淤积状态测量装置及测量方法 |
-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001178595A patent/JP2002372449A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017191085A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 財團法人國家實驗研究院National Applied Research Laboratories | 複合式水文監視システム |
CN112302064A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-02 | 中铁大桥局第七工程有限公司 | 一种钢管桩冲刷或淤积状态测量装置及测量方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090625 |