JP2002371465A - 多機能性伸縮織編物二次製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】マイナスイオンの多量放出と、同時に放射する
遠赤外線並びに静電気の中和減衰の多機能性を図った伸
縮織編物二次製品を提供する。 【解決手段】伸縮性の織編物地に対し、シリコンゴム等
から選ばれた静電気に帯電しにくい高分子基材と、希土
類を含む鉱物と、トルマリン若しく遠赤外線セラミック
粉体を含む樹脂組成物により、コ−ティング等の加工を
施した多機能性の二次製品の構成とする。 【効果】多量のマイナスイオンの放出と、同時に放射す
る遠赤外線並びに静電気の中和減衰の多機能性により、
人体の治癒的作用等の効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多機能性伸縮織編物二
次製品に関し、さらに詳しくは特にマイナスイオン発生
放出の改善と、同時に放射する遠赤外線の利用並びに静
電気中和減衰の多機能性を図った伸縮性織編物加工品に
関する。

【０００２】

【従来の技術】伸縮織編物素材を用いた加工品で、例え
ばサポ−タ−の一般的な機能として、本来ささえるもの
の語義上からも、各関節部の締付けによる筋肉の保持、
痛感部の温熱による緩和、外部の衝撃を緩和して、痛み
等を和らげるものとして用いられており、くつ下どめ、
ガ−タ−等の他、ゴムの入った下着やスポ−ツをすると
きに関節等を保護する包帯、ゴムの入ったベルトのこと
もいう二次製品である。最近では、その一般的な機能に
加えて、繊維素材に遠赤外線セラミックを練り込んだも
のや繊維生地に遠赤外線セラミックを部分プリント加工
したもの等、遠赤外線放射による温熱強制予防用のサポ
−タ−が市販されている。

【０００３】また、ソックスでは、その一般的な機能と
して、足部の保護、足ムレの吸湿、足部の温熱、別とし
てファッション性が挙げられる。特殊な用途として、繊
維素材に遠赤外線セラミックを練り込んだものや繊維生
地に遠赤外線セラミックを足裏部等の一部にプリント加
工した温熱予防ソックスや、繊維による緑茶カテキンで
染色した健康ソックスや、トウガラシ組成物をプリント
加工した刺激による温熱ソックスが市販されている。ソ
ックス類としては、一般的ソックス、ストッキング、パ
ンティストッキング等が挙げられる。特に女性用のスト
ッキングやパンティストッキングの場合、ポリアミド素
材製品であるため静電気による肌の悪影響が近年指摘さ
れてきている。最近、一部で、ミルク繊維を使ったスト
ッキングが市販され、肌にやさしく、プラス静電気が集
束しないストッキングとして市販されている。

【０００４】肌着の一般的な機能として、体の汗の吸
湿、汗等の臭いの抑制、体温の温熱保護、体型の保持等
が挙げられる。特殊な機能として、繊維に遠赤外線セラ
ミックや炭を練り込んだ温熱効果を狙った肌着が市販さ
れている。肌着類としては、シャツ、パンティ、プラジ
ャ−等が挙げられる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような現在市販されているいわゆる伸縮性の織編物及び
加工品においては、それぞれの伸縮性の織編物及び加工
品の持つ本来の性能ないしはその属性の範囲といったも
のが主流であり、これら織編物地或いは加工品のいずれ
においても、さらに要求される性能を満たすか、少なく
とも複合的或いは多機能性を併せ発揮し得るものが見当
たらない。さらに種々の機能性を付与せしめる時合、そ
の機能性を長期間にわたり持続せしめるには制約や限界
があり困難である場合が少なくない。また、衣服分野で
は、衣服造形において衣服の骨組みの役割を果たし、衣
服の形くずれを防ぎ、また、着装者の体型を整えて衣服
の造形美を形作ることが要求されるため、この点からも
伸縮性を持つ織編物及び加工品での基本性能を充足する
必要がある。このように、従来の市販品についてみる
と、伸縮性を持つ織編物及び加工品に或る機能を付与せ
しめる提案もみられるが、それらはいわば単一機能に止
まる場合が殆どであり、しかもその効果を長期間にわた
り持続し難いと共に、期待される程顕著なものとはいえ
ない難点があった。

【０００６】例えば、特開平６−１８４８０８号公報に
は、微粉末化した電気石粉末を再生繊維や合成繊維に配
合すると共に、電気石結晶を繊維表面に高度に配向分布
させた永久電極繊維或いは特開平７−８５８６１号公報
には、衣類等、特に肌着を着ることによって体質改善、
健康増進できる衣類などのコ−ティング布地、さらに実
開平５−２２５７９号公報には、微粉化された電気石の
結晶体を多数含んだ人造繊維の材料として構成された繊
維製品、或いは実開平７−３１３５号公報には、衣類等
のコ−ティング布地、実用新案登録第３０１７４４４号
公報には、自発・誘電電極を持つ機能性繊維製品などが
提案されている。しかし、元来、電気石自体が発するマ
イナスイオンは微弱である為、その効果それほど期待で
きない問題点があった。さらに、特開平７−１４９９５
６号公報には、特定の体積固有抵抗を持つゴム弾性体に
電気石微粉末を練り込み均一に分散させた電極反応を示
す電気石担持ゴム組成物が開示されているが、少なくと
も単一機能に止まる場合が殆どであり、複合的或いは多
機能性の記載はもとより、集束或いは相応する効果につ
いても全く示唆もみられない。

【０００７】また、特開平１０−１９５７６４号公報に
は、布帛を構成する繊維の表面に、空気中にマイナスイ
オンを発生させるエネルギ−を発生させるエネルギ−を
放射する無機物の微粒子を、バインダ−樹脂を用いて付
着加工処理した加工布帛及びその方法が開示されてい
る。さらに特開平１０−２１２４５６号公報には、繊維
材料用コ−ティング組成物に、遠赤外線放射セラミック
及び／又は天然放射性稀有元素含有鉱石の微粉体が混入
された繊維材料用コ−ティング組成物が記載されてい
る。しかしながら、上記公報での無機微粒子粉体が属性
としてマイナスイオンを発生することは知られているも
のの、この種の鉱石の一種であるトルマリン天然鉱石の
場合も、そのマイナスイオン発生放出量は僅少で実用上
も期待した効果を望み難い欠点があり、その増幅励起に
ついての知見は全くない。そして、ことごとくバインダ
−樹脂も単なる付着用バインダ−としての役割しか考慮
されておらず、特にマイナスイオンの集束ないし増幅励
起による発生放出の改善については何ら記載も示唆もな
い。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明では上記の問題点を解消す
るため、次のような構成とするものである。本発明にお
いて請求項１の発明は、伸縮性織編物地に対し、シリコ
ンゴム、ラテックスゴム組成物、合成ゴムラテックス等
から選ばれた静電気に帯電しにくい高分子基材１００重
量部に、希土類を含む鉱物の単一粉体１〜１００重量
部、或いは希土類を含む鉱物とトルマリン若しくは遠赤
外線セラミック粉体のいずれか一方を含む混合体１〜１
００重量部を混合してなる樹脂組成物を、溶液状で、コ
−ティング加工、プリント加工或いはディッピング加工
してなり、マイナスイオン放出が改善されたことを特徴
とする多機能性伸縮織編物二次製品、また請求項２記載
の発明は、前記二次製品が、サポ−タ−、ソックス、肌
着である多機能性伸縮織編物二次製品、さらに請求項３
記載の発明は、マイナスイオン測定値が平均イオン数１
８５個／ｃｃ／秒であることを特徴とする多機能性伸縮
織編物二次製品を提供するものである。

【０００９】本発明においては、伸縮性の織編物、いわ
ゆるニット織物に対し、静電気に帯電しにくい高分子基
材と、希土類を含む鉱物の単一粉体、或いは希土類を含
む鉱物とトルマリン若しくは遠赤外線セラミックのいず
れかは一方を含む混合粉体を混合してなる樹脂組成物
を、表面又はドット、ストライプ、或いはメッシュのい
ずれかのコ−ティング加工、プリント加工、あるいはデ
ィッピング加工処理してなる多機能性の伸縮織編物、或
いはニット織編機で織編みされたソックス、サポ−タ
−、肌着形状にプリント加工した多機能性のソックス、
サポ−タ−、肌着の構成とする。

【００１０】伸縮性の織編物として、木綿、麻、毛、ス
パンレ−ヨン、ポリアミド、ポリエステル等があり、そ
れぞれの繊維を単独で用いたり、混紡、交織して用いた
りした織編物ニット地が使用できる。また、織編機で織
編されたニット地のサポ−タ−、ソックス、肌着形状を
したものが使用できる。

【００１１】帯電しにくい高分子基材として、難帯電性
高分子基材、すなわち少なくとも静電気に帯電しにくい
高分子を使用することができる。例えば、シリコンゴ
ム、シリコンゴム変性体、フッソ樹脂、フッソ樹脂変性
体等を挙げることができる。また、ラテックスゴム組成
物として、スチレンブタジエンラテックス，天然ゴムラ
テックス、スチレンブタジエンラテックスと天然ゴムラ
テックスの混合物。合成ゴムラテックスとして、イソプ
レンラテックスクロロプレンラテックス、アクリロニト
リルブタジエンラテックス、ポリウレタンラテックス、
エチレンプロピレンジエン共重合ラテックス等を用いる
ことができる。上記のうち、最も静電気に帯電しにくい
高分子材料として、最も好ましくはシリコンゴム、スチ
レンブタジエンラテックス、スチレンブタジエンラテッ
クスと天然ゴムラテックスの混合物である。

【００１２】希土類を含む天然鉱石として、モナズ石、
バストネサイト、ゼノタイム、ベタホ石、フェルグソン
石、サマルスキ−石、ユ−クセン石、コルンブ石、タン
タル石などが使用できる。上記希土類化合物に必要に応
じて、その他の天然、或いは合成のセラミックを充填材
として混合して用いることができる。最も好ましくは、
モナズ石及びモナズ石混合体がイオンを多量に放出する
うえで有利である。その他の混合充填材として、カオリ
ン、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等を混
合することができる。上記希土類を含む鉱物の粉体とし
て、０．１ｍｍの粒径に粉砕したものを使用できる。最
も好ましくは、１０μｍ〜１ｍｍの粒径に粉砕したもの
を使用する方が混合するうえで有利である。上記配合部
数として、高分子基材１００重量部がマイナスイオン放
出を安定化するうえで有利である。

【００１３】遠赤外線セラミックとして、常温体温域
で、２〜５０μｍの波長をもつ遠赤外線を放射率５０％
以上放射している遠赤外線セラミックを用いることがで
きる。遠赤外線セラミックの成分として、アルミナ、シ
リカ、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化鉄等の混合
物を用いることができる。上記成分が含有された市販品
の遠赤外線セラミックスとして、商品名「セラジッ
ト」，ＯＫトレ−ディング社製があり、マイナスイオン
を増幅し、同時に遠赤外線を高放射するうえで有利であ
る。上記配合部数として、高分子基材１００重量部に対
し、５００重量部以下配合することができる。最も好ま
しくは１０〜５０重量部が高分子基材と一体化するうえ
で有利である。

【００１４】トルマリンとして、ショ−ルトルマリン、
リチウムトルマリン、ドラバイトトルマリン、ルベライ
トトルマリン、ピンクトルマリン、インデコライト、バ
ライバトルマリン、ウォ−タ−メロン等を用いることが
でき、特に黒トルマリンと呼ばれるショ−ルトルマリン
が好ましい。粉体の粒径として、１０μｍ前後の粉体を
使用する方が混合するうえで有利である。上記配合部数
として、高分子基材１００重量部以下配合することがで
きる。最も好ましくは、１０〜５０重量部がマイナスイ
オン放出を安定化するうえで有利である。

【００１５】伸縮性の織編物地に対する加工方法とし
て、表面加工、ドット又はストライプ或いはメッシュの
コ−ティング加工を使用することができる。最も好まし
くは、ドットコ−ティング加工の方が、風合いが柔らか
く、伸縮性が保たれるので有利である。織編機で織り編
みした伸縮性のサポ−タ−、ソックス、肌着形状の加工
方法として、プリント加工、ディッピング加工を使用す
ることができる。最も好ましくは、ドットプリント加工
及び点絵柄プリント加工が、風合いが柔らかく、伸縮性
が保たれ、ファッション性がえられるため有利である。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。

【００１７】１．本発明において、実施例Ａ〜Ｄの配合
処方は表１に示すとおりである。

【００１８】

【表１】

【００１９】表１において、使用する材料について説明
する。 ＳＥ１９８０：水性シリコンゴム固形分４５％，商品名
「ＳＥ１９８０」，ト−レダウコ−ニングシリコン社製
である。 ＳＢＲラテックス：スチレンブタジエンラテックス固形
分６０％，商品名「ニポ−ル」，日本ゼオン社製であ
る。 天然ゴムラテックス：固形分６５％

【００２０】２．試料の作成 （１）樹脂組成物の作成 実施例Ａ〜Ｄの所定量を配合した混合物を、５Ｌボ−ル
ミルに仕込み、１時間拡販混合した実施例Ａ〜Ｄの樹脂
組成物を作成した。 （２）実施例試料の作成 〔腰サポ−タ−〕直径１５ｃｍ，長さ２０ｃｍの筒状の
伸縮性サポ−タ−（綿１００％）の片面内側に、実施例
Ａ〜Ｄの樹脂組成物を、楕円状にドットプリント加工を
施した腰サポ−タ−を作成した。図１は本発明に係る腰
サポ−タ−の裏返し状態で、腰サポ−タ−本体１の着用
用者の背面側のドットプリント加工を施した箇所５を示
す斜視説明図である。４は本発明に係る伸縮性織編物地
である。 〔ソックス〕綿１００％の標準ソックスの足裏部の全面
に、実施例Ａ〜Ｄの樹脂組成物を、ドットプリント加工
を施しソックスを作成した。図２は本発明に係るソック
スの裏返し状態で、足裏に接する側にドットプリント加
工を施した箇所を示す斜視説明図である。図２は本発明
に係るソックス本体２の裏返し状態で、足裏に接する側
のドットプリント加工を施した箇所５を示す斜視説明図
である。 〔シャツ肌着〕綿１００％のニットシャツ肌着の肩腱甲
骨部に、実施例Ａ〜Ｄの樹脂組成物をドットプリント加
工を施しシャツ肌着を作成した。図３は本発明に係るシ
ャツ肌着３の裏返し状態で、背面側のドットプリント加
工を施した箇所５を示す斜視説明図である。 （３）比較例 比較例は、上記作成したドット加工を施さない腰サポ−
タ−、ソックス、シャツ肌着を使用した。

【００２１】上記実施例試料につき測定した結果は、表
２〜４に示すとおりである。

【００２２】

【表２】

【００２３】

【表３】

【００２４】

【表４】

【００２５】測定条件は下記のとおりである。 （１）マイナスイオン測定：イオンテスタ−ＫＳＴ−９
００（神戸電波社製）により、室温２５℃で測定した。 （２）遠赤外線測定：赤外分光光度計により、測定温度
３５℃、４〜２０μｍの波長範囲の放射率で測定した。 （３）サ−モグラフィ−温度測定：ブランク品（ドット
加工無し）と、実施例１〜４の実施例試料品との試着１
時間後の体表面温度の差を、体温度上昇とした。 （４）人体帯電位測定：床研式静電気測定装置にて、室
温２５℃、湿度６５％、モルタル床の条件で試着前と試
着３０分後の人体の静電気の人体の静電気帯電位を測定
した。

【００２６】上記実施例Ａ〜Ｄの樹脂組成物により加工
した実施例試料品の試着結果の考察は下記のとおりであ
る。 １．実施例試料品の試着結果 （１）マイナスイオン測定では、実施例１〜１２とも、
毎秒１８５個／ｃｃのマイナスイオンを放出した。 （２）遠赤外線測定では、実施例１〜１２とも、常温体
温域で、遠赤外線放射率が、８８〜９４％放射した。 （３）サ−モグラフィ−温度測定では、試着１時間後、
比較例と対比すると、実施例１〜１２ともに、比較例よ
りも体表面温度が、１．５〜１．９℃上昇した。 （４）人体帯電電位測定では、実施例１〜１２とも、人
体に帯電しているプラス静電気を大幅に減衰していた。
この作用は、プラス静電気がマイナスイオンに吸着或い
は調和して減衰する作用であることが判明した。

【００２７】 ２．人体の治癒効果試着試験 （１）試着品：実施例１，２，３，４ 腰サポ−タ− 各１０着 実施例５，６，７，８ ソックス 各１０着 実施例９，１０，１１，１２ シャツ肌着 各１０着 （２）試着者及び試着期間および試着結果 実施例１，２，３，４の腰サポ−タ−は、特に腰痛のひ
どい人を選定して、各１０名、１カ月間試着した結果、
アンケ−トを総合すると、着用後、数１０分で腰が温ま
ってきて、腰が始めだるくなる様な感じになりつつ、腰
が楽になって、１日着用していると痛みが緩和してき
た。１ケ月着用した結果、着用しなくても腰の痛みを感
じないように緩和してきた。また、試着者のアンケ−ト
の中には該サポ−タ−ではツボ箇所の刺激効果がみられ
るのではないかとの見解であった。実施例５，６，７の
ソックスは、作業現場の荷物運搬作業者各１１名に、１
ケ月着用してもらい着用方法は、１日着用後、洗濯し、
次の日着用の繰り返しで、１ケ月着用した結果、アンケ
−トを総合すると、着用数１０分で、足元が暖まってき
て、気持ちがよくなってきて、１ケ月着用していると、
運搬作業で、足元が疲れにくくなっていた。実施例９，
１０，１１，１２のシャツ肌着は、特に肩凝りのひどい
人を選定して、各１０名、１ケ月着用してもらった結
果、アンケ−トを総合すると、着用後数１０分で肩が暖
まってきて、始め肩と腕がだるくなるような感じになり
つつ、肩と腕が楽になってきて、１ケ月着用した結果、
着用しなくても、肩凝りがしなくなり緩和してきた。

【００２８】３．作用考察 上記の実施例品のサポ−タ−、ソックス、シャツ肌着で
試着試験の結果、以上のような人体の治癒的効果が得ら
れた作用は、マイナスイオンの放出と、遠赤外線の放
射、ならびに静電気の中和減衰の三要因の相乗効果を奏
する多機能性を備えた部材であることを実証するもので
ある。

【００２９】以上のとおり本発明に係る一実施例を説明
したが、本発明は上述の構成に限定されるものではな
く、たとえば手袋、スキ−帽、パジャマ、トレ−ナ−、
腹巻、レオタ−ド、マフラ−、サスペンダ−等において
もその多機能性を発揮し得るものであり、さらに本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。

【００３０】

【発明の効果】本発明によれば、改善された多量のマイ
ナスイオンの放出と、同時に放射する遠赤外線と静電気
中和減衰を図った樹脂組成物による加工により、人体の
治癒的作用等の効果を奏する多機能性伸縮織編物二次製
品を提供する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る腰サポ−タ−の裏返し状態の加工
箇所を示す斜視説明図である。

【図２】ソックスの裏返し状態の加工箇所を示す斜視説
明図である。

【図３】シャツ肌着の裏返し状態の加工箇所を示す斜視
説明図である。

【符号の説明】

１ 腰サポ−タ−本体 ２ ソックス本体 ３ シャツ肌着本体 ４ 伸縮性織編物地 ５ ドット加工箇所

フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B018 AC00 AD07 3B029 HB05 4L031 AA01 AA18 AA20 AB32 AB33 BA19 BA23 BA24 BA32 BA33 DA14 4L033 AA01 AA07 AA08 AB05 AB06 AC06 AC15 CA68 DA03

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 伸縮性織編物地に対し、静電気に帯電し
   にくい高分子基材１００重量部に、希土類を含む鉱物の
   単一粉体１〜１００重量部、或いは希土類を含む鉱物と
   トルマリン若しくは遠赤外線セラミック粉体のいずれか
   一方を含む混合体１〜１００重量部を混合してなる樹脂
   組成物を、溶液状で、コ−ティング加工、プリント加工
   或いはディッピング加工してなり、マイナスイオン放出
   が改善されたことを特徴とする多機能性伸縮織編物二次
   製品。
2. 【請求項２】 前記請求項１記載の二次製品が、サポ−
   タ−、ソックス、肌着である多機能性伸縮織編物二次製
   品。
3. 【請求項３】 前記二次製品のマイナスイオン測定値が
   少なくとも平均イオン数１８５個／ｃｃ／秒以上である
   項１〜２記載の多機能性伸縮織編物二次製品。