JP2002369950A - 遊技機用基板ボックス封印ユニット - Google Patents

遊技機用基板ボックス封印ユニット

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JP2002369950A
JP2002369950A JP2002130218A JP2002130218A JP2002369950A JP 2002369950 A JP2002369950 A JP 2002369950A JP 2002130218 A JP2002130218 A JP 2002130218A JP 2002130218 A JP2002130218 A JP 2002130218A JP 2002369950 A JP2002369950 A JP 2002369950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機用基板ボックスを確実に封印して遊技
内容を変更する不正行為を防止し、一方、かかる不正行
為が行われた場合には、その不正行為を早期に発見する
ことができる遊技機用基板ボックス封印ユニットを提供
すること。 【解決手段】 ボックス本体41およびボックス蓋体4
2にユニット部材20,30を取り付け、ボックス本体
41にボックス蓋体42を被せる。封印ねじ11を封印
部材21内のナット12に完全にねじ込むと、封印ねじ
11が封印部材21内にて抜き取り不可能な状態で保持
され、頭部11bが係合穴31a内に係合される。ボッ
クス本体51とボックス蓋体52とが開封不可能に連結
され、基板ボックス40が封印される。一方、基板ボッ
クス40が封印されると、予備ねじ保持穴24aに保持
された各予備用封印ねじ111は、各予備ねじ係止部材
34により確実に係止され、各予備ねじ保持穴24a内
に抜き取り不可能な状態で保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機等の制御回
路基板を収納する遊技機用基板ボックスの封印具である
遊技機用基板ボックス封印ユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 近年、パチンコ機およびスロットマシ
ーン等の遊技機は、遊技盤に設けられる入賞装置および
表示装置等を制御して遊技の興趣を盛り上げるものが主
流となっている。この入賞装置および表示装置の制御は
IC,LSI等の多数の電子部品を配設したロジック制
御回路基板またはマイクロコンピュータを有する制御回
路基板等により行われる。これらの制御回路基板は、遊
技盤の裏面に配設される入賞球集合カバーまたは機構板
に取り付けられる遊技機用基板ボックス内に収納されて
遊技機に付設されている。この遊技機用基板ボックスは
制御回路基板を被包して収納するためのボックスベース
とボックスカバーとを備えている。
【0003】ところで、かかる遊技用基板ボックス内に
収納された制御回路基板から遊技内容に関する制御情報
が記憶されたROMを取り外し交換して、遊技機の遊技
内容を変更する不正行為が近年問題になっている。この
ような不正行為の防止対策として、遊技機用基板ボック
ス内からROMを取り外すことができないように遊技機
用基板ボックスのボックスベースとボックスカバーとを
封印ねじ等の特殊ねじを用いて接合し、遊技機用基板ボ
ックスを封印する方法が用いられている。
【0004】例えば、この封印ねじは、スクリュードラ
イバ等のねじ回し工具が締め付け方向(ねじ込み方向)
にのみ係合される十字溝をねじ頭部に形成したものであ
り、ねじを緩める方向にねじ回し工具を回転させると、
ねじ回し工具が空回りすることにより外すことができな
い特殊ねじである。よって、この封印ねじを用いて遊技
機用基板ボックスのボックスベースおよびボックスカバ
ーを接合した場合、遊技機用基板ボックスを容易に開封
することができないので、遊技機用基板ボックス内の制
御回路基板から遊技内容に関する制御情報の記憶された
ROMを取り外して交換するという不正行為が防止され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
る封印ねじは、そのねじ頭部に形成された十字溝にスク
リュードライバ等のねじ回し工具を強く押しつけて、当
該封印ねじの緩み方向(反ねじ込み方向)に回転させる
ことにより、取り外すことが可能な場合がある。また、
かかる封印ねじをねじ込み方向に強くねじ込むと、遊技
機用基板ボックスに穿設されたねじ穴のねじ山が破壊さ
れ、封印ねじが取り外し(抜き取り)可能となる。よっ
て、上記封印ねじを用いた方式では、遊技機用基板ボッ
クス内に制御回路基板を確実に封印することができない
という問題点があった。このため、遊技機用基板ボック
ス内に収納された制御回路基板からROMを取り外して
交換し遊技内容を変更する不正行為を防止することがで
きないという問題点があった。
【0006】また、遊技機用基板ボックスを開封して、
上述したROMを交換した後、ねじ穴に接着剤等を注入
し、かかる封印ねじを用いてボックスベースおよびボッ
クスカバーを再度接合すると、ROMを交換した痕跡を
残すことなく不正行為を行うことができる。よって、上
記封印ねじを用いた方式では、かかる不正行為を早期に
発見することもできなという問題点があった。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、遊技機用基板ボックスを確実に封
印して遊技内容を変更する不正行為を防止し、一方、か
かる不正行為が行われた場合には、その不正行為を早期
に発見することができる遊技機用基板ボックス封印ユニ
ットを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機用基板ボックス封印ユニット
は、ボックスベースとボックスカバーとを備えた遊技機
用基板ボックス内に回路基板を被包して封印するため、
前記ボックスベースまたはボックスカバーの一方に配設
され、複数の第1封印部材を有する第1封印具と、前記
ボックスベースまたはボックスカバーの他方に配設さ
れ、複数の第2封印部材を有する第2封印具と、前記第
1封印部材および第2封印部材を連結して前記遊技機用
基板ボックスを封印する連結封印部材と、その連結封印
部材の予備用の部材である予備用連結封印部材と、前記
第1封印具または第2封印具の一方に配設され、前記予
備用連結封印部材が取り外し可能に保持される予備用部
材保持部と、前記第1封印具または第2封印具の他方に
配設され、前記第1封印部材および第2封印部材が前記
連結封印部材により連結されている場合に、前記予備用
部材保持部に保持された前記予備用連結封印部材を、前
記予備用部材保持部から取り外し不可能に係止する予備
用部材係止部とを備えている。
【0009】請求項1記載の遊技機用基板ボックス封印
ユニットによれば、回路基板をボックスベースまたはボ
ックスカバー内に収納し、ボックスベースまたはボック
スカバーの一方に配設された第1封印具の第1封印部材
と、ボックスベースまたはボックスカバーの他方に配設
された第2封印具の第2封印部材とを対向させて、第1
封印具および第2封印具を合致させることにより、回路
基板が遊技機用基板ボックス内に被包される。回路基板
を被包した後、連結封印部材により、第1封印部材およ
び第2封印部材が連結され、遊技機用基板ボックス内に
被包された回路基板が確実に封印される。回路基板が封
印されると、第1封印具または第2封印具の一方に配設
された予備用部材保持部によって取り外し可能に保持さ
れた予備用連結封印部材は、予備用部材係止部により、
予備用部材保持部から取り外し不可能に係止される。よ
って、遊技機用基板ボックスが封印された場合には、予
備用部材保持部に保持された予備用連結封印部材の紛失
を確実に防止することができる。また、予備用部材保持
部に保持された予備用連結封印部材の不正な抜き取りを
確実に防止することができる。
【0010】この封印された遊技機用基板ボックスを開
封する場合、その封印に用いられた第1封印部材または
第2封印部材がボックスベースおよびボックスカバーの
いずれかから切断されると、遊技機用基板ボックスが開
封される。また、遊技機用基板ボックスが開封される
と、予備用連結封印部材は、予備用部材係止部による取
り外し不可能な係止が解かれ、予備用部材保持部から取
り外し可能となる。よって、この予備用連結封印部材を
用いて、未使用の第1封印具と第2封印具とを連結して
遊技機用基板ボックスを再度封印することができる。従
って、遊技機用基板ボックスを開封して封印する場合
に、検査者等が、連結封印部材を所持している必要がな
く、容易に遊技機用基板ボックスを再度封印することが
できる。
【0011】更に、第1封印具および第2封印具は、複
数の第1封印部材および第2封印部材を有しているの
で、遊技機用基板ボックスを複数回に渡り、開封して封
印することができる。従って、遊技機用基板ボックスを
開封した後に、新たに別の第1封印部材および第2封印
部材を遊技機用基板ボックスに配設することが不要とな
り、遊技機用基板ボックス内に封印された回路基板の検
査およびメンテナンスをした場合、直ちに遊技機用基板
ボックスを再度封印することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の遊技機用基板ボックス封印ユニットの一実施例であ
る封印ユニット1を有する基板ボックス40の配設され
たパチンコ機50の裏面図である。図2は、封印ユニッ
ト1の配設された基板ボックス40が開封された状態を
示す斜視図である。
【0013】図1および図2を参照して、封印ユニット
1が配設される基板ボックス40について説明する。ま
ず、図1に示すように、基板ボックス40は、例えば遊
技機の一種であるパチンコ機50の裏側に設けられた入
賞球集合カバー51に取り付けられている。基板ボック
ス40は、パチンコ機50の遊技内容に関する制御情報
を記憶した制御用ROM等の電子部品により構成された
制御回路基板(図示せず)を被包するためのものであ
り、ボックス本体41と、そのボックス本体41に覆設
されるボックス蓋体42とを備えている(図2参照)。
【0014】図2に示すように、ボックス本体41は、
金属材料から構成され中空状の箱状体に形成されてお
り、その上方はボックス本体41内に制御回路基板を配
設するために開放されている。また、ボックス本体41
の側壁41aには、後述する封印ユニット1のユニット
部材20が取り付けられている。更に、ボックス本体4
1の内側壁には薄板状のガイド板43が設けられてお
り、ボックス本体41にボックス蓋体42を被せる場
合、ボックス蓋体42の位置ズレを防止して、容易に被
せることができる。
【0015】ボックス蓋体42は、ボックス本体41と
同様に、金属製の中空箱状体に形成されており、その側
壁42aには後述する封印ユニット1のユニット部材3
0が取り付けられている。ボックス蓋体42の上部壁面
には、透明な合成樹脂から構成された覗き窓42dが設
けられており、基板ボックス40内の制御回路基板上に
設けられた制御用ROMの型番号を容易に確認すること
ができる。このため、制御用ROMを交換してパチンコ
機50の遊技内容を変更する不正行為が行われた場合、
これを容易に発見することができる。
【0016】また、ボックス蓋体42の上面には、基板
ボックス40内に配設された制御回路基板を管理するた
めの基板管理番号シール61が貼付される。図8は、基
板ボックス40に貼付する基板管理番号シール61の平
面図である。
【0017】図8に示すように、未使用の基板管理番号
シール61は、台紙62に計4枚貼付されている。この
基板管理番号シール61をボックス蓋体42に貼付する
場合には、台紙62から基板管理番号シール61を1枚
ずつ剥がして貼り付ければ良い。この基板番号管理シー
ル61は、特殊シールで構成されており、その表面に
は、基板管理番号61aと、製造業者コード61bと、
枠部61cと、検査履歴61dとが表示されている。基
板管理番号61aは、基板ボックス40に被包される制
御回路基板のシリアル番号である。また、制御回路基板
の製造業者は、枠部61cの色彩と製造業者コード61
bとにより特定される。更に、この基板管理番号シール
61は、制御回路基板の検査履歴書でもあり、検査履歴
61dには、検査毎に「」から「」の欄に検査年月
日(開封年月日)、検査者名(開封者名)および検査印
等が記録される。
【0018】尚、基板管理番号シール61を構成する特
殊シールは、剥がされると破損してしまう性質を有する
ものであるので、基板管理番号シール61が不正に剥が
された場合には、かかる不正行為を容易に発見すること
ができる。
【0019】次に、図3から図7を参照して、封印ユニ
ット1を構成する各部材について説明する。図3は、封
印ユニット1を構成する各部材の分解斜視図であり、図
4は、封印ユニット1のユニット部材20の下面図であ
り、図5は、基板ボックス40を封印した状態における
封印ユニット1の部分断面図であり、図6は、予備用封
印ねじ111を保持した状態を示した封印ユニット1の
部分断面図であり、図7は、基板ボックス40の分解斜
視図である。
【0020】まず、図3に示すように、封印ユニット1
は、基板ボックス40を封印するための封印ねじ11
と、その封印ねじ11が螺入されるナット12と、封印
ねじ11を係止するためのストッパ部材(抜け止め手
段)13と、ナット12およびストッパ部材13が配設
されるとともにボックス本体41に配設されるユニット
部材20と、そのユニット部材20に対向してボックス
蓋体42に配設され封印ねじ11が係合されるユニット
部材30と、封印ねじ11の予備用の部材である予備用
封印ねじ111とを備えている。
【0021】尚、図1に示すように、封印ユニット1は
基板ボックス40の2箇所にそれぞれ配設されている。
【0022】封印ねじ11は、後述するユニット部材2
0,30における各封印部材21,31を連結するため
のものであり、ステンレス鋼材等の金属材料から構成さ
れている。この封印ねじ11は、封印部材21に挿入さ
れる軸部11aと、その軸部11aの一端に一体形成さ
れるとともに後述する封印部材31に係合される頭部1
1bとを備えている。
【0023】図3に示すように、封印ねじ11の軸部1
1aは、先端部11cと、おねじが螺刻されたおねじ部
11dと、おねじが螺刻されていない非おねじ部11e
とを備えている。先端部11cは、軸部11aの下端部
に形成されており、その先端部分に形成されたテーパ部
T1と、後述するストッパ部材13により係止される係
止溝11fとを有している。図5に示すように、封印ね
じ11の先端部11cは、テーパ部T1を介して後述す
るストッパ部材13の内孔13bへ容易に挿入すること
ができる。即ち、封印ねじ11の先端部11cがストッ
パ部材13の内孔13bに挿入されると、テーパ部T1
により、ストッパ部材13の内孔13bが徐々に押し広
げられるからである。この封印ねじ11の挿入を更に続
けると、係止溝11fがストッパ部材13により係止さ
れ、封印ねじ11は、ストッパ部材13から取り外し不
可能な状態となる。
【0024】おねじ部11dは、後述するナット12の
めねじ部12cと螺合可能に形成されており、非おねじ
部11eの外径は、ナット12のめねじ部12cの内径
より小さく形成されている。よって、封印ねじ11がナ
ット12のめねじ部12cに螺入されて基板ボックス4
0が封印された場合、封印ねじ11の非おねじ部11e
をナット12のめねじ部12c内に挿設することができ
る(図5参照)。
【0025】頭部11bは、軸部11aと比較して外径
が大きく形成されており、後述する封印部材31の係合
穴31aに係合可能となっている。よって、封印ねじ1
1の係止溝11fがストッパ部材13に係止され、その
頭部11bが封印部材31の係合穴31aに係合された
場合、封印部材21,31は、封印ねじ11により連結
されるとともに、その封印ねじ11は、封印部材21,
31から取り外し不可能となる。その結果、基板ボック
ス40は開封不可能な状態にて封印される。また、頭部
11bの上面には、スクリュードライバ等のねじ回し工
具が係合可能な上面視略十字状の係合溝11gが凹設さ
れている。よって、この係合溝11gにスクリュードラ
イバ等のねじ回し工具を係合させることにより、封印ね
じ11をねじ込み方向および反ねじ込み方向の双方に回
転することができる。
【0026】尚、封印ねじ11と予備用封印ねじ111
は略同一形状に形成されているので、予備用封印ねじ1
11の説明は省略する。
【0027】図3および図5に示すように、ナット12
は、封印ねじ11および後述するストッパ部材13を封
印部材21内に保持するためのものであり、後述する封
印部材21に内嵌される。このナット12は、真鍮等の
金属材料から構成されており、略円盤状に形成されたナ
ット頭部12aと、そのナット頭部12aと比較して外
径が小さく形成された略円柱状の円筒部12bと、封印
ねじ11のおねじ部11dに螺合可能なめねじ部12c
と、そのめねじ部12cに連通して穿設された保持穴1
2dとを備えている。
【0028】ナット12のナット頭部12aは、後述す
る封印部材21の嵌合穴21aに内嵌され、円筒部12
bは、後述する封印部材21の嵌合穴21bに内嵌され
る。この円筒部12bの外周面にはローレット切りが施
されており、嵌合穴21aに内嵌されたナット頭部12
aの外周面は嵌合穴21aの内壁に引っ掛かり、ナット
12は嵌合穴21a内に確実に保持される(図5参
照)。また、円筒部12bの下方には後述するストッパ
部材13が配置されている。
【0029】めねじ部12cの内径は、封印ねじ11の
非おねじ部11eの外径と比較して大きく形成されてお
り、めねじ部12c内に非おねじ部11eを挿設するこ
とができる。また、保持穴12dは、めねじ部12cと
連通して穿設されており、その内径は封印ねじ11のお
ねじ部11dの外径と比較して大きく形成されている。
よって、封印ねじ11がナット12のめねじ部12cに
螺入されて基板ボックス40が封印された場合、封印ね
じ11のおねじ部11dを保持穴12d内に挿設するこ
とができる。
【0030】図3および図5に示すように、ストッパ部
材13は、封印ねじ11における先端部11cの係止溝
11fを介して、封印ねじ11を後述する封印部材21
内に係止するためのものであり、バネ鋼材等を用いて上
面視略O字形に形成されたプッシュナットである。この
ストッパ部材13は、後述する封印部材21の嵌合穴2
1b内であって、ナット12の下方に配置されている。
このストッパ部材13は、その略中央部分に略すり鉢状
に凹設された受け部13aを有しており、この受け部1
3aの略中央部分には、略円形状の内孔13bが穿設さ
れている。また、このストッパ部材13の受け部13a
は、封印ねじ11の先端部11cを、内孔13bへと案
内することができる。
【0031】また、この受け部13aには、複数の切り
欠きが略等配分で設けられており、このストッパ部材1
3の内孔13bに封印ねじ11の先端部11cが挿入さ
れると、封印ねじ11のテーパ部T1を介して、受け部
13aが弾性変形しストッパ部材13の内孔13bが押
し広げられる。その後、封印ねじ11が更に螺入され、
封印ねじ11の係止溝11fがストッパ部材13の内孔
13bに挿設されると、受け部13aが弾性変形して内
孔13bが収縮する。その結果、封印ねじ11の係止溝
11fがストッパ部材13の内孔13bにより係止され
る。
【0032】図3に示すように、ユニット部材20は、
基板ボックス40を封印するためにボックス本体41に
配設されるものであり、ポリカーボネート樹脂等の耐衝
撃性を有する合成樹脂材料で形成されている。このユニ
ット部材20は、ナット12およびストッパ部材13が
配置される複数の封印部材21と、ユニット部材20を
ボックス本体41に取り付けるための取付部材22と、
各封印部材21と取付部材22とを互いに連結するため
の連結部材23と、封印ねじ11の予備用の部材である
予備用封印ねじ111を保持するために設けられた予備
ねじ保持部材24とを備えている。尚、各封印部材21
はそれぞれ略同一に構成されているので、以下、同一の
部分には同一の番号を付してその説明は省略する。
【0033】図3に示すように、封印部材21は、略円
柱状に形成されており、その一部には連結部材23が固
着され取付部材22に連結されている。この封印部材2
1は、略等間隔で取付部材22に計4個連結されてお
り、各封印部材21には、内径の異なる複数の同心状の
嵌合穴21a,21b,21cが連通してそれぞれ形成
されている。また、嵌合穴21a,21b,21cの内
径はそれぞれ嵌合穴21a,21b,21cの順に大き
くされている(図5参照)。
【0034】嵌合穴21aは、図5に示すように、封印
部材21の上面に形成されており、ナット12のナット
頭部12aが内嵌可能に形成されている。この嵌合穴2
1aの深さ、即ち、封印部材21の上面から嵌合穴21
aの底面までの長さはナット12のナット頭部12aの
長さと略同一に形成されている。よって、嵌合穴21a
に内嵌されたナット12の上端部が封印部材21の上面
から突出することを防止することができる。従って、後
述するユニット部材30の封印部材31の下面を封印部
材21の上面に当接して配置することができる。
【0035】嵌合穴21bは、嵌合穴21aに連通して
形成されており、ナット12の円筒部12bが内嵌可能
に形成されている。この嵌合穴21bの深さ、即ち、嵌
合穴21aの底面から嵌合穴21bの底面までの長さ
は、ナット12の円筒部12bの長さと比較して大きく
形成されており、円筒部12bの下面と嵌合穴21bの
底面との間にはストッパ部材13を保持する空間が形成
されている。また、嵌合穴21bと嵌合穴21cとの連
結部分には、面取り部Cが形成されており、ストッパ部
材13の受け部13aが嵌合される。よって、ストッパ
部材13は、面取り部Cを介して嵌合穴21bの底面に
位置決めされるとともに、封印部材21の嵌合穴21b
内において、ナット12の円筒部12b下面により押さ
え付けられることがない。従って、ストッパ部材13の
内孔13b内に封印ねじ11の先端部11cを容易に挿
入することができるとともに、ストッパ部材13を容易
に弾性変形させることができる。
【0036】嵌合穴21cは、嵌合穴21bに連通して
形成されており、封印ねじ11の先端部11cが内嵌可
能に形成されている。この嵌合穴21cの深さ、即ち、
嵌合穴21bの底面から嵌合穴21cの底面までの長さ
は、封印ねじ11の先端部11cの長さと比較して大き
く形成されており、嵌合穴21cの底面に封印ねじ11
の先端部11c下面を当接させてしまうことがない。
【0037】取付部材22は、封印ユニット1のユニッ
ト部材20をボックス本体41に取り付けるためのもの
であり、対向して配設された一対の板状体22a,22
bと、その一対の板状体22a,22bを互いに連結す
る複数の連結部材22cと、板状体22bに配設された
補強部材22dとを備えている。
【0038】図4に示すように、各板状体22a,22
bは複数の連結部材22cにより連結されており、この
複数の連結部材22cは計6箇所に配設されている。各
連結部材22cのうち、板状体22a,22bの長手方
向中央付近の4箇所を連結する各連結部材22cは、板
状体22aの長手方向に略等間隔で配設された後述する
複数の連結部材23に対応して配設されている。よっ
て、取付部材22のうち、連結部材23が固着されてい
る部分の厚みは大きく形成され、その強度は強化されて
いる。従って、連結部材23を切断して封印部材21を
除去する場合、取付部材22の板状体22a,22bに
損傷を与えることなく連結部材23を切断することがで
きる。また、取付部材22における一対の板状体22
a,22bの間には所定幅の間隙W1が形成されており
(図3および図4参照)、この一対の板状体22a,2
2bの間に形成された間隙W1は、ボックス本体41の
側壁41aの板厚より大きく形成されている。
【0039】図7に示すように、ボックス本体41の側
壁41aには、取付部材22の各連結部材22cに対応
した略矩形状の係合溝41bが略等間隔で計6箇所に形
成されている。この各係合溝41bには、各連結部材2
2cをそれぞれ係合させることができる。かかる係合に
より、ボックス本体41の側壁41aはユニット部材2
0の取付部材22における板状体22a,22bの間に
挟み込まれ、図2に示すように、ユニット部材20がボ
ックス本体41に取り付けられる。その結果、板状体2
2a,22bの間に挟み込まれた側壁41a部分の剛性
を向上させることができるとともに、ボックス本体41
の側壁41aに取り付けられたユニット部材20を外れ
難くすることができる。
【0040】また、取付部材22の長手方向の両端部分
には一対の取付孔22eが板状体22a,22bのそれ
ぞれを貫通して穿設されている(図3および図4参
照)。ボックス本体41の側壁41aには、この取付部
材22の一対の取付孔22eに対応して、一対の係合穴
41cが穿設されている(図7参照)。よって、ユニッ
ト部材20の板状体22a,22bの間にボックス本体
41の側壁41aを挟み込みつつ、ユニット部材20の
取付部材22をボックス本体41の側壁41aに「かし
め」またはネジ止めにより固定することができる(図2
および図5参照)。
【0041】図4に示すように、取付部材22の板状体
22bの長手方向略中央付近には、略矩形状の係止穴2
2fが穿設されている。図5および図6に示すように、
この係止穴22fには、ボックス本体41の側壁41a
内側面に突設された係止爪41eが係止されており、ユ
ニット部材20をボックス本体41の側壁41aに「仮
止め」することができる。よって、ユニット部材20は
ボックス本体41に「仮止め」されているので、「かし
め」またはネジ止めによるユニット部材20の固定作業
を容易に行うことができる。
【0042】補強部材22dは、封印ユニット1が配設
された基板ボックス40の強度を補強するためのもので
ある。この補強部材22dは、略平板状に形成されてお
り、取付部材22の板状体22bにおける上部側面に一
体に形成されている(図5および図6中、右側)。この
補強部材22dの長手方向両端部分には、段差がそれぞ
れ設けられており、補強部材22dの曲げ剛性および捻
り剛性が強化されている。その結果、基板ボックス40
に配設された封印ユニット1の剛性が強化される。
【0043】図3および図4に示すように、連結部材2
3は、封印部材21と取付部材22とをそれぞれ連結す
るためのものである。この連結部材23は、取付部材2
2の板状体22aの一側面に略等間隔で計4個配設され
ており、各連結部材23には封印部材21がそれぞれ固
着されている。即ち、計4個の各封印部材21が略等間
隔で隣接して取付部材22と連結され、ユニット部材2
0が一体に形成されている。また、連結部材23により
連結された封印部材21と取付部材22との間には、ニ
ッパ等の工具の刃先が入り込むことが可能な間隔が形成
されている。よって、封印部材21を切断して除去する
場合に、ニッパ等の工具を用いて連結部材23を容易に
切断することができる。
【0044】予備ねじ保持部材24は、予備用封印ねじ
111を保持するためのものであり、図3に示すよう
に、各封印部材21の外周面左側に一体に形成されてい
る。この予備ねじ保持部材24の一端には、予備ねじ保
持部材24の上端面から下端面へ貫通する予備ねじ保持
穴24aが穿設されており、この予備ねじ保持穴24a
に予備用封印ねじ111が保持される(図6参照)。図
4に示すように、予備ねじ保持穴24aは下面視略C字
形に形成されており、その一部には切り欠き24bが設
けられている。よって、予備ねじ保持穴24a内への予
備用封印ねじ111の挿入に伴って、予備ねじ保持穴2
4aの内径を拡大することができる。
【0045】また、予備ねじ保持穴24aは、予備ねじ
保持部材24の上端面側の内径(上端側内径)より、予
備ねじ保持部材24の下端面側の内径(下端側内径)を
小さくしたテーパ部T2を有しており(図6参照)、そ
の上端側内径は、予備用封印ねじ111のおねじ部11
dの外径と比較して大きく形成されている。よって、こ
のテーパ部T2を介して、予備用封印ねじ111を予備
ねじ保持穴24a内へ容易に挿入することができる。ま
た、予備ねじ保持穴24aの下端側内径は、予備用封印
ねじ111のおねじ部11dの外径と比較して小さく形
成されている。よって、予備用封印ねじ111を予備ね
じ保持穴24aへ挿入した場合、予備用封印ねじ111
の頭部11bの下端面と予備ねじ保持部材24の上端面
とが当接するまで、予備用封印ねじ111が押し込まれ
ると、予備ねじ保持穴24aの下端部分と予備用封印ね
じ111のおねじ部11dとが係合して、予備用封印ね
じ111が予備ねじ保持穴24a内に取り外し可能な状
態で保持される。
【0046】図2に示すように、封印ユニット1には、
計4個の封印部材21,31がそれぞれ配設されてい
る。これらの封印部材21,31を封印するためには、
封印ねじ11の他に3本の予備用封印ねじ111が必要
となる。ところで、本実施例の封印ユニット1はの各封
印部材21には、それぞれ予備ねじ保持部材24が設け
られており、その各予備ねじ保持部材24には、それぞ
れ予備用封印ねじ111が保持される。即ち、本実施例
の封印ユニット1には、計4本の予備用封印ねじ111
が保持されている。よって、予備用封印ねじ111が3
本以上保持されているので、基板ボックス40を開封し
た際に、予備用封印ねじ111を誤って1本紛失した場
合、予備用封印ねじ111の不足を防止することができ
る。
【0047】ユニット部材30は、封印ねじ11とユニ
ット部材20とを介して、基板ボックス40を封印する
ためのものである。ユニット部材30は、ポリカーボネ
ート樹脂等の耐衝撃性を有する合成樹脂材料で形成され
ており、基板ボックス40のボックス蓋体42の側壁4
2aに取り付けられている。このユニット部材30は、
封印ねじ11が係合される封印部材31と、ユニット部
材30をボックス蓋体42に取り付けるための取付部材
32と、各封印部材31と取付部材32とを互いに連結
するための連結部材33と、予備用封印ねじ111の頭
部11bを係止するための予備ねじ係止部材34とを備
えている。尚、各封印部材31はそれぞれ略同一に構成
されているので、以下、同一の部分には同一の番号を付
してその説明は省略する。
【0048】図5に示すように、封印部材31は、略円
柱状に形成されており、その一部には連結部材33が固
着され取付部材32に連結されている。この封印部材3
1は、略等間隔で取付部材32に計4個連結されてお
り、各封印部材31はユニット部材20の各封印部材2
1のそれぞれと対向する位置に取付部材32と一体に形
成されている(図2参照)。また、各封印部材31は、
封印ねじ11の頭部11bと係合される係合穴31a
と、その係合穴31aに連通して穿設された挿入穴31
bとを備えている。
【0049】この係合穴31aの内径は、封印ねじ11
の頭部11bの外径と比較して大きく形成されており、
その深さ、即ち、封印部材31の上面から係合穴31a
の底面までの長さは、封印ねじ11の頭部11bの長さ
と比較して長く形成されている。よって、封印ねじ11
の頭部11bを封印部材31の上面から突出させること
なく、封印部材31の係合穴31a内に係合させること
ができる。
【0050】挿入穴31bの内径は、封印ねじ11の頭
部11bの外径と比較して小さく形成されるとともに、
封印ねじ11のおねじ部11dの外径と比較して大きく
形成されている(図5参照)。よって、封印ねじ11の
おねじ部11dを挿入穴31bを貫通させて、ナット1
2のめねじ部12cに螺合させることができる。また、
封印ねじ11の係止溝11fがストッパ部材13により
係止されて封印ねじ11が封印部材21内に取り外し不
可能な状態で保持された場合、封印ねじ11の頭部11
bは係合穴31a内に係合される。従って、封印部材2
1,31は封印ねじ11により分離不可能に連結され、
基板ボックス40は開封不可能な状態で封印される。
【0051】取付部材32は、封印ユニット1のユニッ
ト部材30をボックス蓋体42に取り付けるためのもの
であり、対向して配設された一対の板状体32a,32
bと、その一対の板状体32a,32bを互いに連結す
る複数の連結部材32cとを備えている。
【0052】図3に示すように、各板状体32a,32
bは複数の連結部材32cにより連結されており、この
複数の連結部材32cは計6箇所に配設されている。各
連結部材32cのうち、板状体32a,32bの長手方
向略中央付近の4箇所を連結する各連結部材32cは、
板状体32aの長手方向に略等間隔で配設された後述す
る複数の連結部材33に対応して配設されている。よっ
て、取付部材32のうち、連結部材33が固着されてい
る部分の厚みは大きく形成され、その強度は強化されて
いる。従って、連結部材33を切断して封印部材31を
除去する場合、取付部材32の板状体32a,32bに
損傷を与えることなく連結部材33を切断することがで
きる。また、取付部材32における一対の板状体32
a,32bの間には所定幅の間隙W2が形成されてお
り、この一対の板状体32a,32bの間に形成された
間隙W2は、ボックス蓋体42の側壁42aの板厚より
大きく形成されている。
【0053】図7に示すように、ボックス蓋体42の側
壁42aには、取付部材32の各連結部材32cに対応
した略矩形状の係合溝42bが略等間隔で計6箇所に形
成されている。この各係合溝42bには、各連結部材3
2cをそれぞれ係合させることができる。かかる係合に
より、ボックス蓋体42の側壁42aはユニット部材3
0の取付部材32における板状体32a,32bの間に
挟み込まれ、図2に示すように、ユニット部材30がボ
ックス蓋体42に取り付けられる。その結果、板状体3
2a,32bの間に挟み込まれた側壁42a部分の剛性
を向上させることができるとともに、ボックス蓋体42
の側壁42aに取り付けられたユニット部材30を外れ
難くすることができる。
【0054】また、取付部材32の長手方向の両端部分
には一対の取付孔32eが板状体32a,32bのそれ
ぞれを貫通して穿設されている(図3および図5参
照)。ボックス蓋体42の側壁42aには、この取付部
材32の一対の取付孔32eに対応して、一対の係合穴
42cが穿設されている(図7参照)。よって、ユニッ
ト部材30の板状体32a,32bの間にボックス蓋体
42の側壁42aを挟み込みつつ、ユニット部材30の
取付部材32をボックス蓋体42の側壁42aに「かし
め」またはネジ止めにより固定することができる(図2
および図5参照)。
【0055】図6に示すように、取付部材32の板状体
32bの長手方向略中央付近には、略矩形状の係止穴3
2fが穿設されている。この係止穴32fには、ボック
ス蓋体42の側壁42a内側面に突設された係止爪42
eが係止されており、ユニット部材30をボックス蓋体
42の側壁42aに「仮止め」することができる。よっ
て、ユニット部材30はボックス蓋体42に「仮止め」
されているので、「かしめ」またはネジ止めによるユニ
ット部材30の固定作業を容易に行うことができる。
【0056】図3に示すように、連結部材33は、各封
印部材31と取付部材32とをそれぞれ連結するための
ものである。この連結部材33は、取付部材32の板状
体32aの一側面に略等間隔で計4個配設されており、
各連結部材33には封印部材31がそれぞれ固着されて
いる。よって、計4個の各封印部材31が略等間隔で隣
接して取付部材32と連結され、ユニット部材30が一
体に形成されている。また、連結部材33により連結さ
れた封印部材31と取付部材32との間には、ニッパ等
の工具の刃先が入り込むことが可能な間隔が形成されて
いる。よって、封印部材31を切断して除去する場合
に、ニッパ等の工具を用いて連結部材33を容易に切断
することができる。
【0057】尚、ボックス本体41とユニット20およ
びボックス蓋体42とユニット30は、それぞれ合成樹
脂材料を使用して一体成形しても良い。また、各封印部
材31の下面にナット12のナット頭部12aの上面を
それぞれ固着して、各封印部材31と各ナット12とを
一体に形成しても良い。
【0058】図3に示すように、各封印部材31のう
ち、取付部材32の長手方向右側部分に固着された封印
部材31の外周面右側には、突起部材35が突出して固
着されており、その上面には「1」の番号表示Kが付さ
れている。この突起部材35は、取付部材32の長手方
向右端部分に固着された封印部材31から突出して設け
られているので、その破損防止のため厚板状に形成され
ている。また、突起部材35は、後述する予備ねじ係止
部材34のように、後述する突起部34aを有していな
い。
【0059】予備ねじ係止部材34は、予備ねじ保持部
材24に保持された予備用封印ねじ111の頭部11b
を係止するためのものである。図3に示すように、各予
備ねじ係止部材34の上面には、「2」から「5」まで
の番号表示Kがそれぞれ表示されている。これらの各予
備ねじ係止部材34のうち、「2」から「4」までの番
号表示Kが付されたものは、各封印部材31の外周面右
側にそれぞれ固着されており、「5」の番号表示Kが付
された予備ねじ係止部材34は、板状体32aの側面に
固着されている。
【0060】各番号表示Kは、ユニット部材30の成形
と同時に型枠を用いて形成されており、各一対の封印部
材21,31が封印される順番を表している。よって、
各封印部材21とそれに対向する各封印部材31とを
「1」から「4」の各番号表示Kの順に封印ねじ11を
用いて封印するとともに、「1」から「4」の番号表示
Kの順に封印された一対の封印部材21,31をニッパ
等の工具を用いて切断して除去することができる。
【0061】尚、この各番号表示Kを付す方法として
は、「1」から「5」の数字を印刷した合成樹脂等のシ
ート等を各予備ねじ係止部材34の上面に貼付等したり
しても良い。
【0062】図3に示すように、各予備ねじ係止部材3
4はそれぞれ薄板状に形成されており、その下面には後
述する突起部34aが設けられている(図6参照)。ま
た、図6に示すように、予備ねじ係止部材34は、予備
ねじ保持部材24に保持された予備用封印ねじ111の
頭部11bの上方に覆設されており、予備ねじ係止部材
34の下面と予備用封印ねじ111の頭部11bの頂部
とは当接している。よって、予備ねじ保持部材24に保
持された予備用封印ねじ111の頭部11bは、予備ね
じ係止部材34により押さえられているので、予備用封
印ねじ111の抜け落ちが防止され、予備用封印ねじ1
11の紛失を防止することができる。また、予備ねじ保
持部材24に保持された予備用封印ねじ111の頭部1
1bを掴んで、予備用封印ねじ111を上方へ抜き取る
不正行為等を防止することができる。
【0063】この予備ねじ係止部材34の下面には、突
起部34aが下側方向へ突設されている。この突起部3
4aは、略円柱状に形成されており、予備用封印ねじ1
11の頭部11bに凹設された係合溝11gに係合可能
に形成されている。よって、予備用封印ねじ111の係
合溝11gに突起部34aを係合させることにより、予
備用封印ねじ111の頭部11bが確実に係止され、予
備用封印ねじ111をテーパ部T2を有する予備ねじ保
持部材24内で確実に保持することができる。
【0064】各予備ねじ係止部材34のうち、「2」か
ら「4」の番号表示Kが付された計3個の予備ねじ係止
部材34は、それらが固着されている各封印部材31に
対向する封印部材21の右側に隣接する封印部材21の
予備ねじ保持部材24に保持されている予備用封印部材
111を係止することができる。例えば、「2」の番号
表示Kが付された予備ねじ係止部材34は、その右側に
隣接する(「1」の番号表示Kが付された突起部材35
が固着された)封印部材31と対向する封印部材21の
予備ねじ保持部材24に保持された予備用封印ねじ11
1を突起部34aにより係止することができる。
【0065】また、予備ねじ係止部材34を介して予備
ねじ保持部材24に保持された予備用封印ねじ111を
取り出す場合には、連結部材23または連結部材33の
いずれかを切断すると、予備ねじ係止部材34の突起部
34aと予備用封印ねじ111の係合溝11gとの係合
が解除される。その結果、予備用封印ねじ111を予備
ねじ保持穴24aから容易に取り外すことができるとと
もに、かかる予備用封印ねじ111を用いて、封印部材
21,31を連結して、基板ボックス40を再度封印す
ることができる。
【0066】次に、上述した基板ボックス40に取り付
けられた封印ユニット1の使用方法について説明する。
まず、ユニット部材20の各封印部材21に形成された
嵌合穴21b内にストッパ部材13をそれぞれ挿入し、
その上方からナット12を嵌合穴21a,21b内にそ
れぞれ内嵌させる。次に、ユニット部材20の各連結部
材22cをボックス本体41の各係合溝41bに対応さ
せて係合し、取付部材22の一対の板状体22a,22
bの間にボックス本体41の側壁41aを挟み込むよう
にして、取付部材22を側壁41aに填め込む。その
後、取付部材22の板状体22bに設けられた係止穴2
2fがボックス本体41の係止爪41eにより係止され
るまで填め込み、ユニット部材20をボックス本体41
に「仮止め」して、取付孔22eおよび係合穴41cを
「かしめ」またはネジ止めにより固定する。このように
して、ユニット部材20をボックス本体41の2箇所に
固定する(図1参照)。
【0067】また、同様に、ボックス蓋体42の各係合
溝42bにユニット部材30の各連結部材32cを対応
させて係合し、取付部材32の一対の板状体32a,3
2bの間にボックス蓋体42の側壁42aを挟み込むよ
うにして、取付部材32を側壁42aに填め込む。その
後、取付部材32の板状体32bに設けられた係止穴3
2fがボックス蓋体42の係止爪42eにより係止され
るまで填め込み、ユニット部材30をボックス蓋体42
に「仮止め」して、取付孔32eおよび係合穴42cを
「かしめ」またはネジ止めにより固定する。このように
して、ユニット部材30をユニット部材20に対向させ
てボックス蓋体42の2箇所に固定する(図1参照)。
【0068】その後、ユニット部材20の各封印部材2
1に設けられた予備ねじ保持穴24a内に予備用封印ね
じ111をそれぞれ挿入する。各予備用封印ねじ111
を各予備ねじ保持穴24a内に完全に挿入した後、ユニ
ット部材20,30の各封印部材21,31を対向させ
て、ボックス本体41にボックス蓋体42を被せる。ボ
ックス蓋体42をボックス本体41に被せると、封印部
材31の下面が封印部材21の上面に当接されるととも
に、各予備ねじ係止部材34の突起部34aが各予備用
封印ねじ111の頭部11bに凹設された係合溝11g
に係合される。
【0069】次に、各封印ユニット1の封印部材31の
うち、「1」の番号表示Kが付された突起部材35が固
着されているものの挿入穴31b内に封印ねじ11の先
端部11cをそれぞれ挿入する。挿入穴31bへ挿入さ
れた封印ねじ11の係合溝11gにスクリュードライバ
等のねじ回し工具を係合し、封印ねじ11をナット12
にねじ込む。封印ねじ11がねじ込まれると、封印ねじ
11のおねじ部11dは、ナット12のめねじ部12c
に螺入される。それと同時に、封印ねじ11の先端部1
1cは、ナット12の下方に配置されたストッパ部材1
3の受け部13aに到達し、内孔13bへと案内され
る。封印ねじ11の先端部11cが内孔13bへ案内さ
れ挿入されると、先端部11cに形成されたテーパ部T
1により、ストッパ部材13の内孔13aが押し広げら
れ、ストッパ部材13の受け部13aが弾性変形する。
【0070】更に、封印ねじ11がねじ込まれると、封
印ねじ11のおねじ部11dとナット12のめねじ部1
2cとの螺合が解除され、おねじ部11dおよび非おね
じ部11eはそれぞれ保持穴12dおよびめねじ部12
c内に挿設され、封印ねじ11の係止溝11fがストッ
パ部材13により係止され、封印ねじ11が封印部材2
1内にて抜き取り不可能な状態で保持される。一方、封
印ねじ11の頭部11bは、封印部材31の係合穴31
a内に係合される。
【0071】その結果、封印ねじ11を反ねじ込み方向
へ回転させた場合、封印ねじ11のおねじ部11dは、
ナット12の保持穴12d内にて空回し、封印ねじ11
を封印部材21内から抜き取り不可能にすることができ
る。更に、封印ねじ11の頭部11bは、封印部材31
の係合穴31aに係合されているので、基板ボックス4
0のボックス本体41とボックス蓋体42とが開封不可
能に連結され、基板ボックス40を確実に封印すること
ができる(図5参照)。よって、基板ボックス40に被
包された制御回路基板上の制御用ROM等を不適法に取
り外して、パチンコ機50の遊技内容を変更する不正行
為を防止することができる。また、封印部材21,31
を破壊、切断等すれば基板ボックス40を開封すること
ができるが、その場合には、基板ボックス40が開封さ
れた痕跡を確実に残すことができる。即ち、不正行為が
行われたか否かを即座に発見することができる。
【0072】また、このようにして基板ボックス40が
封印されると、各予備ねじ保持穴24aに保持された各
予備用封印ねじ111は、各予備ねじ係止部材34によ
り、確実に係止され、各予備ねじ保持穴24a内に抜き
取り不可能な状態で保持される。よって、予備用封印ね
じ111が予備ねじ保持穴24aから抜け落ちることが
防止されるので、予備用封印ねじ111の紛失を防止す
ることができる。また、予備用封印ねじ111の不正な
抜き取りを防止することができる。
【0073】次に、この封印状態にある基板ボックス4
0から制御回路基板上の制御用ROM等を取り外して検
査する方法について説明する。封印ねじ11の頭部11
bは封印部材31の係合穴31aに係合され、封印ねじ
11の軸部11aは封印部材21内に抜き取り不可能な
状態で保持されているので、基板ボックス40内の制御
回路基板を適法に検査する場合、ボックス本体41から
ボックス蓋体42を外して、基板ボックス40を開封す
ることができない。かかる場合、各封印ユニット1のう
ち、封印ねじ11により封印されている各封印部材3
1、例えば、「1」の番号表示Kが付されている突起部
材35が固着された封印部材31と取付部材32とを連
結している連結部材32がニッパ等の工具を用いて切断
されると、基板ボックス40が開封される。また、同様
に、「1」の番号表示Kが付されている突起部材35が
固着された封印部材31と対向する封印部材21と取付
部材22とを連結している連結部材22がニッパ等の工
具を用いて切断されると、基板ボックス40が開封され
る。
【0074】このようにして、連結部材23または連結
部材33のいずれかが切断されると、基板ボックス40
が開封可能となり、予備ねじ係止部材34の突起部34
aと予備用封印ねじ111との係合が解除され、予備用
封印ねじ111が予備ねじ保持穴24aから抜き取り可
能となる。よって、かかる予備用封印ねじ111を用い
て、「2」の番号表示Kが付された予備ねじ係止部材3
4が固着された封印部材31とそれに対向する封印部材
21とを連結して、基板ボックス40を再度封印するこ
とができる。また、例えば、基板ボックス40の開封時
に、「2」から「4」の番号表示が付された予備ねじ係
止部材34により係止されていた予備用封印ねじ111
を紛失した場合には、「5」の番号表示が付された予備
ねじ係止部材34に係止された予備用封印ねじ111を
用いて封印部材21,31を連結して基板ボックス40
を封印しても良い。
【0075】尚、「5」の番号表示が付された予備ねじ
係止部材34に係止された予備用封印ねじ111を取り
出す場合には、その予備ねじ係止部材34を切断するこ
とによって、予備ねじ係止部材34の突起部34aと予
備用封印ねじ111との係合を解除して、予備用封印ね
じ111を予備ねじ保持穴24aから抜き取ることも可
能である。
【0076】また、「2」から「4」の番号表示Kが付
された予備ねじ係止部材34が固着された各封印部材3
1のいずれかが切断された場合にも、各予備用封印ねじ
111を各予備ねじ保持穴24aから容易に取り外すこ
とができる。
【0077】尚、本実施例では、各封印ユニット1に封
印部材21,31が各4個ずつ計4組設けられているの
で、最大3回まで基板ボックス40の封印を解除して開
封することができる。また、止むを得ず全ての封印部材
21,31を切断して排除した場合には、ユニット部材
20,30をボックス本体41およびボックス蓋体42
に固定する「かしめ」またはねじ止めを取り付り外し、
新たなに封印ユニット1のユニット部材20,30をボ
ックス本体41およびボックス蓋体42に取り付ければ
よい。
【0078】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0079】例えば、本実施例では、封印ねじ11およ
び予備用封印ねじ111の頭部11b上面には、スクリ
ュードライバ等のねじ回し工具が係合可能な上面視略十
字状の係合溝11gを凹設した。しかし、スクリュード
ライバ等のねじ回し工具を係合させる係合溝はこれに限
られるものではなく、封印ねじ11および予備用封印ね
じ111をねじ込み方向に回転させる場合、ねじ回し工
具と係合可能となり、逆に封印ねじ11および予備用封
印ねじ111を反ねじ込み方向に回転させる場合には、
ねじ回し工具を空回りさせる係合溝、いわゆるワンウェ
イ十字溝を凹設しても良い。その結果、封印ねじ11を
反ねじ込み方向に回転させることができないので、ナッ
ト12に挿入された封印ねじ11の抜き取り行為を防止
することができる。
【0080】また、本実施例では、基板ボックス40に
封印ユニット1と基板ボックス40とを別部材として形
成した。しかし、かかる封印方法はこれに限られるもの
ではなく、基板ボックスのボックス本体およびボックス
蓋体のそれぞれと封印ユニットの各ユニット部材とを一
体に形成しても良い。
【0081】また、本実施例では、「2」から「4」の
番号表示Kが付された各予備ねじ係止部材34を各封印
部材31の外周側面に設けた。しかし、かかる予備ねじ
係止部材34の配設位置はこれに限られるものではな
く、「5」の番号表示Kが付された予備ねじ係止部材3
4のように、取付部材32の板状体32aの側面に設け
て、予備ねじ保持部材の予備ねじ保持穴に保持される予
備用封印部材を係止しても良い。
【0082】ボックスベースとボックスカバーとを備え
た遊技機用基板ボックス内に回路基板を被包して封印す
るため、前記ボックスベースまたはボックスカバーの一
方に配設され、複数の第1封印部材を有する第1封印具
と、前記ボックスベースまたはボックスカバーの他方に
配設され、複数の第2封印部材を有する第2封印具と、
前記複数の第1封印部材にそれぞれ設けられるストッパ
部材と、そのストッパ部材に係止される係止部及び前記
第2封印部材に係合される係合部を有する連結封印部材
とを備え、その連結封印部材の係合部を前記第2封印部
材に係合させるとともに、前記第1封印部材内に設けら
れたストッパ部材によって前記連結封印部材の係止部を
係止して、前記第1封印部材および第2封印部材を連結
し前記遊技機用基板ボックスを封印するものであって、
前記連結封印部材の予備用の部材である予備用連結封印
部材と、前記第1封印具または第2封印具の一方に配設
され、前記予備用連結封印部材が取り外し可能に保持さ
れる予備用部材保持部と、前記第1封印具または第2封
印具の他方に配設され、前記第1封印部材および第2封
印部材が前記連結封印部材により連結されている場合
に、前記予備用部材保持部に保持された前記予備用連結
封印部材を、前記予備用部材保持部から取り外し不可能
に係止する予備用部材係止部とを備えている遊技機用基
板ボックス封印ユニット。
【0083】この遊技機用基板ボックス封印ユニットに
よれば、回路基板をボックスベースまたはボックスカバ
ー内に収納し、ボックスベースまたはボックスカバーの
一方に配設された第1封印具の第1封印部材と、ボック
スベースまたはボックスカバーの他方に配設された第2
封印具の第2封印部材とを対向させて、第1封印具およ
び第2封印具を合致させることにより、回路基板が遊技
機用基板ボックス内に被包される。回路基板を被包した
後、第2封印部材のいずれかに連結封印部材の係合部を
係合させるとともに、その第2封印部材に対向する第1
封印部材内のストッパ部材に連結封印部材の係止部を係
止することにより、第1封印部材および第2封印部材が
連結される。よって、回路基板を遊技機用基板ボックス
内に被包しつつ、遊技機用基板ボックスを確実に封印す
ることができる。
【0084】前記予備用部材保持部は前記複数の第1封
印部材または第2封印部材と同数以上設けられるととも
に、前記予備用部材保持部には前記予備用連結封印部材
がそれぞれ保持されている遊技機用基板ボックス封印ユ
ニット。この遊技機用基板ボックス封印ユニットによれ
ば、第1封印部材または第2封印部材の配設個数以上の
予備用連結封印部材が、予備用部材保持部によって保持
されているので、予備用連結封印部材を誤って紛失した
場合に、別の予備用連結封印部材を使用して第1封印部
材および第2封印部材を連結しても、各第1封印部材お
よび第2封印部材を連結するための連結封印部材の不足
を防止することができる。
【0085】
【発明の効果】 本発明の遊技機用基板ボックス封印ユ
ニットによれば、連結封印部材により、第1封印部材お
よび第2封印部材を連結することができるので、遊技機
用基板ボックス内に回路基板を確実に封印することがで
きる。よって、遊技機用基板ボックスは、第1封印部材
または第2封印部材を切断等により除去しなければ開放
できないので、遊技内容に関する制御情報が記憶された
ROMを制御回路基板からを取り外して交換し、遊技内
容を変更する不正行為を防止することができるという効
果がある。従って、遊技機用基板ボックスが開封された
場合には、その開封の痕跡を確実に残こすことができる
ので、かかる不正行為を早期に発見することができると
いう効果がある。
【0086】また、連結封印部材により第1封印部材お
よび第2封印部材が連結された場合、即ち、遊技機用基
板ボックスが封印された場合、予備用部材保持部によっ
て取り外し可能に保持された予備用連結封印部材は、予
備用部材係止部により、予備用部材保持部から取り外し
不可能な状態で係止される。よって、予備用部材保持部
に保持された予備用連結封印部材の紛失を確実に防止す
ることができるという効果がある。
【0087】更に、遊技機用基板ボックスの封印に用い
られた第1封印部材または第2封印部材を切断して除去
すると、遊技機用基板ボックスが開封されるとともに、
予備用部材係止部による予備用連結封印部材の取り外し
不可能な係止が解かれ、予備用連結封印部材を予備用部
材保持部から容易に取り外し可能となる。よって、この
予備用連結封印部材を用いて、未使用の第1封印具と第
2封印具とを連結して遊技機用基板ボックスを再度封印
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である封印ユニットを有す
る基板ボックスの配設されたパチンコ機の裏面図であ
る。
【図2】 封印ユニットが配設された基板ボックスが開
封された状態を示す斜視図である
【図3】 封印ユニットを構成する各部材の分解斜視図
である。
【図4】 ボックス本体に配設されるユニット部材の下
面図である。
【図5】 基板ボックスを封印した状態における封印ユ
ニットの部分断面図である。
【図6】 予備用封印ねじを保持した状態における封印
ユニットの部分断面図である。
【図7】 基板ボックスの分解斜視図である。
【図8】 基板管理番号シールの平面図である。
【符号の説明】
1 封印ユニット(遊技機
用基板ボックス封印ユニット) 11 封印ねじ(連結封印部
材) 111 予備用封印ねじ(予備
用連結封印部材) 11b 頭部(係合部) 11d おねじ部 11f 係止溝(係止部) 12 ナット(保持部材) 12c めねじ部 13 ストッパ部材(抜け止
め手段) 20,30 ユニット部材(第1封
印具、第2封印具) 21,31 封印部材(第1封印部
材、第2封印部材) 22,32 取付部材 22c,32c 連結部材 24 予備ねじ保持部材(予
備部材保持部) 24a 予備ねじ保持穴 24b 切り欠き 34 予備ねじ係止部材(予
備部材係止部) 34a 突起部 40 基板ボックス(遊技機
用基板ボックス) 41 ボックス本体(ボック
スベース) 42 ボックス蓋体(ボック
スカバー)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックスベースとボックスカバーとを備
    えた遊技機用基板ボックス内に回路基板を被包して封印
    するための遊技機用基板ボックス封印ユニットにおい
    て、 前記ボックスベースまたはボックスカバーの一方に配設
    され、複数の第1封印部材を有する第1封印具と、 前記ボックスベースまたはボックスカバーの他方に配設
    され、複数の第2封印部材を有する第2封印具と、 前記第1封印部材および第2封印部材を連結して前記遊
    技機用基板ボックスを封印する連結封印部材と、 その連結封印部材の予備用の部材である予備用連結封印
    部材と、 前記第1封印具または第2封印具の一方に配設され、前
    記予備用連結封印部材が取り外し可能に保持される予備
    用部材保持部と、 前記第1封印具または第2封印具の他方に配設され、前
    記第1封印部材および第2封印部材が前記連結封印部材
    により連結されている場合に、前記予備用部材保持部に
    保持された前記予備用連結封印部材を、前記予備用部材
    保持部から取り外し不可能に係止する予備用部材係止部
    とを備えていることを特徴とする遊技機用基板ボックス
    封印ユニット。
  2. 【請求項2】 前記予備用部材保持部は前記複数の第1
    封印部材または第2封印部材と同数以上設けられるとと
    もに、前記予備用部材保持部には前記予備用連結封印部
    材がそれぞれ保持されていることを特徴とする請求項1
    記載の遊技機用基板ボックス封印ユニット。
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