JP2002369475A - 電動アクチュエータ - Google Patents

電動アクチュエータ

Info

Publication number
JP2002369475A
JP2002369475A JP2001177283A JP2001177283A JP2002369475A JP 2002369475 A JP2002369475 A JP 2002369475A JP 2001177283 A JP2001177283 A JP 2001177283A JP 2001177283 A JP2001177283 A JP 2001177283A JP 2002369475 A JP2002369475 A JP 2002369475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
slots
magnetic poles
motor
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001177283A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Okubo
雅通 大久保
Yoshiaki Taniguchi
義章 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2001177283A priority Critical patent/JP2002369475A/ja
Publication of JP2002369475A publication Critical patent/JP2002369475A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コギングや脈動トルクを低減し、音や振動の
発生を抑制する。 【解決手段】 例えば、三相形モータにおいてロータ7
のマグネットの磁極数を8極とし、ステータ8のスロッ
ト数を18とする。各相において、通電対象の各コイル
同士をロータの軸心を通る径方向線に対して線対称に配
置することができる。例えばV相にあっては、L1・L
3・L5とL10・L12・L14とになる。 【効果】 スロット数を相毎に偶数確保することがで
き、かつ磁極数よりも多くすることから、磁極数とスロ
ット数との最小公倍数を大きくすることによりコギング
や脈動トルクを低減できると共に、各相毎に通電対象と
なる各コイルをロータに対して線対称になるよう配置す
ることができるため、音や振動の発生を抑制することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に電動パワース
テアリング装置に好適な電動アクチュエータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のステアリング装置におい
てアシスト力を発生させるパワーステアリング装置があ
り、さらにその動力源として電動モータを用いるように
したものがある。そのような電動パワーステアリング装
置にあっては、その構造上、コギングや脈動トルクが操
舵フィーリングに悪影響を及ぼしたり音や振動を発生し
たりするという問題があった。上記コギングトルクはス
テアリングを戻す時に、脈動トルクはステアリングを切
る時に不快感を与えることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような問題に
対しては、モータとして例えばブラシレスモータを用い
た場合に、モータの磁極数(マグネットの極数)とスロ
ット数(ステータコアのスロット数)との最小公倍数を
大きくとる方法が知られている。例えば図3(a)に示
されるように、ロータ21のマグネットの磁極数を8P
(8磁極数)とし、ステータ22のスロット数を9S
(9スロット数)とすると、その最小公倍数は72とな
り、この場合にはコギングが小さくなる。
【0004】しかしながら、図3(b)に示されるよう
に、U相(L8・L9・L1)・V相(L2・L3・L
4)・W相(L5・L6・L7)の三相形通電におい
て、そのV相の通電対象となる各コイルL2・L3・L
4の位置がロータ21の軸心に対して径方向の一方に偏
っており、モータ全体として不釣り合いになっている。
このように、通電時、ロータ21に対する通電対象のコ
イルの位置が偏っているため、その発生トルクが偏った
位置で発生し、モータ全体としての不釣り合いにより振
動が大きくなってしまうという問題がある。これは、電
動パワーステアリング装置のような微少動作を必要とす
る装置において特に問題となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、電動アクチュエータにおいて、コギングや脈動トル
クを低減し、音や振動の発生を抑制することを実現する
ために、本発明に於いては、ブラシレスモータを用いた
電動アクチュエータであって、コアのスロット数が、マ
グネットの磁極数よりも多く、かつ相数の偶数倍である
ものとした。
【0006】これによれば、例えば3相形通電におい
て、磁極数を8とするとスロット数を18とすることが
でき、このようにすることにより、各相毎に通電対象と
なる各6個のコイルを3個ずつロータに対して線対称に
なるよう配置することができる。
【0007】特に、電動パワーステアリング装置に用い
られることによれば、電動パワーステアリング装置にあ
っては微少角度だけ動作させる場合があり、そのような
微少角度の動作において特に音や振動の発生が抑制され
ることから、その操舵フィーリングを向上することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0009】図1は、本発明が適用された電動アクチュ
エータを用いた電動パワーステアリング装置1の概略を
示す模式図である。図において、ステアリング2の操作
に応じて発生する操舵トルクをトルク検出器3で検出
し、その検出値に応じて制御ユニット4から例えばPW
M制御による駆動制御信号が出力され、その駆動制御信
号に応じて電動アクチュエータ5に駆動力が発生し、電
動パワーステアリング装置1に連結された転舵輪6を転
舵する際の補助操舵力が発生するようになっている。
【0010】次に、上記電動アクチュエータ5に用いら
れた本発明に基づくモータの構造について、その模式的
縦断面を示す図2を参照して以下に示す。
【0011】図2(a)では、ブラシレスモータにおけ
るロータ7とステータ8とが示されている。その図に示
されるように、ロータ7のマグネットの磁極数は8極
(8P)であり、そのN・S極は図のように配置されて
いて良く、またステータ8のスロット数は18スロット
(18S)であり、したがってスロット数と同数のコイ
ルL1〜L18が配設されている。
【0012】また、本モータにあっては三相形であって
良く、その場合の通電要領を図2(b)に示す。図に示
されるように、例えばU相をL4・L6・L8・L13
・L15・L17とし、V相をL1・L3・L5・L1
0・L12・L14とし、W相をL7・L9・L11・
L16・L18・L2とすることができる。なお、正弦
波通電パターンとし、またPWM制御するものであって
良い。また、ステータ8の各突極(各コイル)に発生す
るN・S極が図に示されるようになるように各コイルが
巻回されている。
【0013】このようにすることにより、図の矢印Iに
示されるように電流を流した場合には、例えばV相に着
目すると、そのV相通電の対象となるコイルは上記した
ようにL1・L3・L5・L10・L12・L14であ
り、それらで見ると、3つのコイルL1・L3・L5と
他の3つのコイルL10・L12・L14とがモータの
軸心を通る径方向の線に対して線対称となる。したがっ
て、両グループ間で発生トルクの釣り合いが取れる。こ
れは、U相及びW相においても同様である。
【0014】そして、従来例で述べたように磁極数とス
ロット数との最小公倍数を大きくとることによりコギン
グや脈動トルクが低減され、さらに、上記した発生トル
クの釣り合いにより音や振動の発生が抑制される。この
音や振動の発生の抑制は、電動パワーステアリング装置
のように微少角度の動作を行わせる装置において特に有
効である。
【0015】上記図示例では磁極数とスロット数とを8
Pと18Sとにしたが、本発明によれば、それに限られ
るものではない。磁極数とスロット数との関係は、スロ
ット数をSとし、磁極数をPとし、相数をJとすると、 S=J×2×n …(1) S>P …(2) の両式を満たすスロット数Sとなれば良い。なお、nは
自然数である。
【0016】上記2式を満たす磁極数とスロット数との
組合せは種々あるが、例えば三相形モータにあっては、
上記図示例で示した8P・18Sや16P・18Sが、
形状の簡略さ及び製造し易さなどから適当である。もち
ろん、その他の相数のモータであっても良く、その場合
のスロット数Sは10、20、30、…となり、上記
(2)式を満足しかつ従来例で示した最小公倍数を大き
くする方法により磁極数Pを決めれば良い。また、ブラ
シレスモータに適用した場合には、モータを正弦波や矩
形波のどちらでも駆動することができるため、好適であ
る。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、スロット数
を相毎に偶数確保することができ、かつ磁極数よりも多
くすることから、磁極数とスロット数との最小公倍数を
大きくすることによりコギングや脈動トルクを低減でき
ると共に、各相毎に通電対象となる各コイルをロータに
対して線対称になるよう配置することができるため、音
や振動の発生を抑制することができる。特に、コアのス
ロット数が18で、マグネットの磁極数が8であると、
形状の簡略さ及び製造し易さなどから適当である。ま
た、電動パワーステアリング装置に用いることにより、
電動パワーステアリング装置にあっては微少角度だけ動
作させる場合があり、そのような微少角度の動作におい
て特に音や振動の発生が抑制されることから、その操舵
フィーリングを好適に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電動パワーステアリング装
置の概略を示す模式図。
【図2】(a)は本発明に基づく電動アクチュエータの
モータの模式的縦断面図であり、(b)はその通電要領
を示す説明図である。
【図3】(a)は従来の電動アクチュエータのモータの
模式的縦断面図であり、(b)はその通電要領を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置 2 ステアリング 3 トルク検出器 4 制御ユニット 5 電動アクチュエータ 6 転舵輪 7 ロータ 8 ステータ 21 ロータ 22 ステータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 CA03 CA16 CA21 5H019 AA06 CC03 CC07 DD04 DD10 EE14 5H621 AA04 BB10 GA01 GA04 GA12 GA16 HH01 JK02 JK15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシレスモータを用いた電動アクチュ
    エータであって、 コアのスロット数が、マグネットの磁極数よりも多く、
    かつ相数の偶数倍であることを特徴とする電動アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 前記コアのスロット数が18であり、前
    記マグネットの磁極数が8であることを特徴とする請求
    項1に記載の電動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 電動パワーステアリング装置に用いられ
    ることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の
    電動アクチュエータ。
JP2001177283A 2001-06-12 2001-06-12 電動アクチュエータ Pending JP2002369475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001177283A JP2002369475A (ja) 2001-06-12 2001-06-12 電動アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001177283A JP2002369475A (ja) 2001-06-12 2001-06-12 電動アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002369475A true JP2002369475A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19018144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001177283A Pending JP2002369475A (ja) 2001-06-12 2001-06-12 電動アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002369475A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007024157A1 (fr) * 2005-08-19 2007-03-01 Otkritoe Aktsionernoe Obschestvo 'kaluzskiy Zavod Elektronnix Izdeliy' Amplificateur electromecanique du volant d'une automobile

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007024157A1 (fr) * 2005-08-19 2007-03-01 Otkritoe Aktsionernoe Obschestvo 'kaluzskiy Zavod Elektronnix Izdeliy' Amplificateur electromecanique du volant d'une automobile
KR101205129B1 (ko) 2005-08-19 2012-11-26 오칼리도 아카쉰노 어버세스보 "카르스키 자보다 에레크트로닉스 이즈드리" 차량 조향휠의 전자기계식 부스터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5880793B1 (ja) 電動機、電動パワーステアリング装置および車両
US20080024028A1 (en) Permanent magnet electric motor
JP5930131B2 (ja) 電動機制御装置、電動パワーステアリング装置および車両
JPS61500825A (ja) 直流モ−タ−
JP2008086064A (ja) ブラシレスモータ
JP6044585B2 (ja) 多相交流モータの制御装置
EP1968081A1 (en) Brushless motor and electric power steering device having brushless motor
JP2002272074A (ja) 永久磁石式3相交流回転電気機器
WO2008066061A1 (fr) Moteur sans balai
JP2003309957A (ja) モータ及び電動パワーステアリング装置
JP2008301652A (ja) 永久磁石式回転電機およびそれを用いた電動パワーステアリング装置
JP2019047667A (ja) ステータコア
JP6643980B2 (ja) ハイブリッド車のための改良されたスイッチトリラクタンスモータ及びスイッチトリラクタンス装置
CN109075633B (zh) 马达和电动助力转向装置
US7902709B2 (en) Brush-less motor and electric power steering device having brush-less motor
WO2018110458A1 (ja) 界磁巻線型回転電機
JP2002369475A (ja) 電動アクチュエータ
JP2005051950A (ja) ブラシレスモータ
JP2004159462A (ja) モータ装置
JP5261871B2 (ja) 同期電動機
JP2005045916A (ja) ステアリング装置
JP2008141908A (ja) ブラシレスモータおよびそれを備えた電動パワーステアリング装置
US20230198452A1 (en) Power conversion apparatus, motor, and electric power steering apparatus
JP2008199744A (ja) 電動機の制御装置およびその制御方法
JP2019126139A (ja) ロータ及びモータ