JP2002369216A - 色補正方法 - Google Patents

色補正方法

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JP2002369216A
JP2002369216A JP2002104472A JP2002104472A JP2002369216A JP 2002369216 A JP2002369216 A JP 2002369216A JP 2002104472 A JP2002104472 A JP 2002104472A JP 2002104472 A JP2002104472 A JP 2002104472A JP 2002369216 A JP2002369216 A JP 2002369216A
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JP2002104472A
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English (en)
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Michael Schroeder
シュレーダー ミカエル
Stefan Moser
モーザー ステファン
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Gretag Imaging Trading AG
Original Assignee
Gretag Imaging Trading AG
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6072Colour correction or control adapting to different types of images, e.g. characters, graphs, black and white image portions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な異なるタイプまたは種類の画像の色補
正を実施できる新規な方法を提供すること。 【解決手段】 本発明は、画像、特にデジタル・スチル
・カメラ画像の色補正の方法に関し、様々な画像クラス
に割り当てられた特定の特徴に関して画像が分析される
ステップを含み、各クラスが特定の特性を有し、前記分
析が前記画像のイメージ・データと前記画像を特定の画
像クラスに割り当てるためのデータを有するデータベー
スとの比較に基づき、前記特定画像クラスは割り当てら
れた前記画像クラスに関する色補正を実施するように適
応された少なくとも一つの色補正プロセスと関連する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の色補正方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における多くの試みは、あら
ゆる種類の画像に属するデジタル・カラー・データの補
正に集中されてきた。詳細には、走査されたネガティブ
またはポジティブのフィルムはデジタル・データに変換
され、その後、これらのイメージ・カラー・データを補
正するため、いくつかの異なる処理または方法に向けら
れる。
【0003】さらに、デジタル・スチル・カメラを用い
て消費者によって撮影された多くの映像(ピクチャ)は
カメラ自体のソフトウェアによって達成される特定の色
補正の適用に基づく色偏差問題もある。
【0004】スチール・カメラによって撮影されたデジ
タル・イメージ・データに基づいて写真をプリントする
写真仕上げラボラトリでは、これらの画像をプリント・
アウトする以前にイメージの最大50%までの色を手作
業で補正しなければならないことが知られている。そう
しない場合には、これらのプリントの色品質は顧客によ
って十分であるとみなされない。
【0005】従って、色補正は手作業で完成されなけれ
ばならないので、デジタル・スチールカメラによって撮
影された特定画像をプリントするコストはかなり高いも
のとならざるを得ない。
【0006】多くの色補正アルゴリズムが利用可能であ
る。ただし、これらの色補正アルゴリズムまたはプロセ
スのそれぞれは画像の極めて限定された範囲に関しての
み満足な結果を提供するに過ぎない。さらに、既知の色
補正処理は写真撮影には校正されたシステムが使用され
るという前提に基づくが、ただし、これに反して、デジ
タル・スチル・カメラは既に画像のカラー・データの自
動補正または適応を実施している。
【0007】従って、一般的なデジタル・スチル・カメ
ラは、カラー・イメージを当該デジタル・スチル・カメ
ラのプロセッサにおける特定の色空間内に既に変換して
いるので、既知の色補正処理は一般的なデジタル・スチ
ル・カメラによって記録されたカラー・イメージ・デー
タを用いて作業することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】既に概説したように、
通常の色補正処理のそれぞれはある特徴を持った、ある
タイプの画像に対して許容できる結果となるように適用
可能であるに過ぎない。他方において、同じ色補正処理
が別の特性を持つ他のタイプの画像には悪い結果をもた
らす。従って、全てのタイプの画像に対して既知の色補
正処理を使用することは不可能である。さらに、手作業
による色補正に関しては、訓練された経験豊かな、従っ
て非常に高価なオペレータのインタラクションなしには
達成不可能である。
【0009】従って、本発明の目的は、既知の従来技術
および詳細には上述した従来の技術の欠点を解決でき
る、画像、さらに詳細にはデジタル・スチル・カメラの
画像の色補正方法を提供することにある。
【0010】さらに詳細には、本発明の目的は、オペレ
ータのインタラクションなしに、様々な異なるタイプま
たは種類の画像に対する色補正を実施できる新規な方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の利点は、デジタ
ル・スチル・カメラによって撮影された画像にとって特
に有用である方法に基づくことであり、一般に、つぎに
示すステップを含む。画像は、種々様々な画像クラスに
割り当てられた特定の特徴に関して分析され、各クラス
は特定の特性を有する。
【0012】つぎに、前記画像のイメージ・データと前
記画像を特定の画像クラスに割当てるためのデータを含
むデータベースとの比較に基づく分析が実施され、前記
特定の画像クラスは、割当てられた画像クラス、従っ
て、特定の当該クラスに属するものとして識別される前
記画像に関する色補正を実施するように適合された少な
くとも一つの色補正処理と関連する。
【0013】多くの簡単ではあるが、効果的な色補正ア
ルゴリズムまたはプロセスは特定の色欠陥に特化され、
他の色欠陥を処理できないので、デジタル・スチル・カ
メラによって撮影された欠陥のある画像を補正するため
には経験豊かな写真仕上げオペレータの支援を得ること
が必要である。これは時間を浪費し、ひいては高コスト
を招く。
【0014】本発明によれば、この画像が特定の意味論
的または総称的特徴、または、一つまたはいくつかの簡
単ではあるが特化され、極めて効果的な色補正アルゴリ
ズムによって補正可能な特定の画像クラスに属するもの
として特定の画像を識別するための他の特徴を含むかど
うかを識別することが可能であるので、どの色補正処理
がどの画像にとって有望であるかを自動的に決定するこ
とは不可能である。
【0015】本発明によれば、どの画像がどの色補正ア
ルゴリズムまたはプロセスによって処理されるべきかを
階層化方式によって自動的に決定することが可能であ
る。従って、ホワイト・パッチ、グレーワールド、また
は、レチネックスのような周知の色補正アルゴリズム、
および、他の周知の色補正プロセスは写真画像および詳
細にはデジタル・スチル・カメラによって撮影された画
像のデジタル・データに自動的に向けられる。
【0016】換言すれば、本発明は、階層化方式を使用
する色補正の方法を目的としている。本方式によれば、
画像は先ず特定の特徴に関して分析される。これらの特
徴の一つまたは複数が画像内に存在することが決定され
ると、特定の画像が、ある特定の画像クラスに属するか
どうかが決定され、前記クラスは常に一つまたは複数の
特定の画像内に存在するものとして識別される特徴を含
む。
【0017】つぎに、特定画像が所属する一つまたは複
数の画像クラスに割り当てられた一つまたは複数の色補
正プロセスは、画像の色を補正するために特定の画像へ
適用可能である。
【0018】勿論、一旦、特定の画像クラス、従って特
定の一つまたは複数の色補正プロセスが決定されると、
選定された当該画像クラスにとって有用であると思われ
るいくつかの色補正プロセスの中の一つを選択すること
が可能である。また、特定画像の色を補正するために特
定の順序においていくつかの色補正プロセスを適用する
ことも可能である。
【0019】選択された色補正プロセスの中のどれが補
正する特定の画像の色データに適するかどうかの判定
は、確率またはパラメータに依存することができる。た
とえば、特定の色補正アルゴリズムが特定の画像に適用
可能であり、かつ、他の色補正アルゴリズムまたはプロ
セスの適用可能な確率が非常に小さいと思われる場合に
は、先ず、確率が最も小さく、かつ小さいパラメータの
色補正プロセスを使用し、その後で、可能性尤度が大き
く、かつ大きい補正パラメータを適用し、その結果とし
て色を大きく変更するよう勧告する。
【0020】色状況は、確率が大きくかつ変更パラメー
タの大きい色補正アルゴリズムによっては大きく変更さ
れないので、確率が小さくかつ変更パラメータが小さ
く、従って、変更結果も小さい、選定済み色補正プロセ
スが先ず適用されると有用である。ただし、この状況
は、特定の状況における特定の画像に関しては完全に異
なることもあり得る。
【0021】勿論、特定の選定済み画像クラスに属する
特定の画像に関して最も適すると思われる色補正プロセ
スを適用することも有利である。場合によっては、処理
期間中に画像クラスが変更されたかどうか、および、さ
らなる画像クラス分析の後で、他の色欠陥を処理するた
めに、おそらく異なる色補正アルゴリズムまたはプロセ
スをさらに同じ画像に向けることが妥当であるかどうか
を決定するために、さらなる画像クラス分析を前記特定
画像の既に処理された画像データへ導くことは賢明なは
ずである。
【0022】本発明の方法のさらなる変種は、特定の画
像にとって有用であると思われる様々な色補正プロセス
から一つまたは複数の色補正アルゴリズムまたはプロセ
スを選択するために用いられる確率しきい値に関係す
る。
【0023】本発明の、さらなる有用な変種によれば、
画像のデジタルデータを前処理するため、または、一つ
または複数の選定された色補正プロセスを適応させるた
めに、さらなる画像情報を考慮することができる。従っ
て、色補正に方法に関する追加情報を得るために、たと
えば、日付、時刻、カメラのタイプ、特定のデジタル・
スチル・カメラに用いられる補正および記録アルゴリズ
ムのタイプ、フラッシュが用いられたか等々の追加デー
タをデジタル・スチル・カメラのメモリから読取ること
が可能である。
【0024】ベイズデータ分析、従って、ベイズ推論を
本発明の階層化方式へ適用することは非常に重要な本発
明のさらなる態様である。この態様に関して、D.Si
viaの「データ分析―ベイズ指導書」Clarend
on Press、オックスフォード、1996年が参
照され、引用によって本開示に組み込まれる。
【0025】ベイズ推論に基づいて受け入れ可能な色補
正を達成するために、現在既知または未知であるにかか
わらず、あらゆる種類の色補正プロセスを組み合わせる
ことが追加的または代替的に可能である。
【0026】本発明のさらなる態様によれば、特定の画
像クラスに属するものとして識別不可能な画像はオペレ
ータに向けられることが可能である。または時間と経費
を節約できる方法で自動的に進行することが一般に可能
であるように後でバッチにおいて処理されるべきこの種
の画像のイメージ・データを記憶することが可能であ
る。
【0027】画像の色が利用可能な任意の色補正プロセ
スによって補正可能であると思われない場合に限り、色
補正用としてオペレータへ伝送されるためにこれらの補
正不可能画像の画像データが記憶され、または、色補正
のためにオペレータに直接伝送される。
【0028】以上概説したように、本発明は、制御デー
タおよび(または)異なる画像クラスの特徴をもつデー
タベースを担持する物理的データ・キャリアにも向けら
れる。本発明による方法に従ったコンピュータを用いて
コンピュータまたはプリンタを操作することを可能にす
るために、この物理的データ・キャリアから制御データ
およびデータベースを読み取ることが可能である。
【0029】さらに、本発明は上述の方法に従ったコン
ピュータを用いてコンピュータまたはプリンタを操作す
るために、制御データおよび(または)データベースを
サポートする電磁搬送波へも向けられる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の特徴を有する好適な実施
の形態について以下に説明する。いくつかのバリエーシ
ョンも開示する。以下に述べる実施の形態は図面を参照
しながら明らかにする。
【0031】最初に、添付図面を参照することなく本発
明について概説する。本発明によれば、内容に基づく画
像検索の既知原理を利用可能である(CBIR;当該研
究の最近の概観に関しては、A.Smeulders、
M. Worring、S.Santini、A.Gu
pta、およびR.Jainによる「初期年代端におけ
る内容に基づく画像検索」IEEE PAMI、22
(12):1349〜1380(2000年12月)参
照。この内容は本出願に引用によって組み込まれる)。
従って、画像の大型データベースは、大抵の場合、例示
画像を提供し、後続する探索結果からのフィードバック
を受け取ることによって、内容によってアクセス可能と
なる。
【0032】内容に基づく「例による質問」質問に答え
るために、総称信号指向内容インデックスを作成し、ユ
ーザ例と比較しなければならない。類似度を計算するた
めに使用できる大型低レベル特徴ベクトルに帰着する、
たとえば、色、テクスチャ、形状などの低レベルの特徴
を用いて画像を簡単に描写することが可能である。ただ
し、これらの直截な方法は、さらに高い抽象レベルにお
いて内容を表現する能力を示すことができなかった。
【0033】本発明によれば、さらに洗練された階層化
方式も使用可能である。第1の実施の態様において、た
とえば、自己編成化マップまたはベクトル量子化を用い
てコードブックまたは低レベルの特徴に基づく特性クラ
ス集合を決定する階層化方式を適用することが可能であ
る。つぎに、これらのクラスは意味的に有意義なラベル
とリンクされる。
【0034】大部分の簡単な色補正アルゴリズム(ホワ
イト・パッチ/グレーワールド/レチネックス)は幾ら
かの画像には良好に作用し、他の画像には悪く作用す
る。従って、順調に扱うことのできる画像を自動的に検
出することが可能であるならば、簡単なアルゴリズムを
最適な方法において適用することが可能なはずである。
各特性画像クラスに関しては、各アルゴリズムの最適パ
ラメータが選択可能である。どのアルゴリズムまたはア
ルゴリズムのどの組合わせが最もよく作用するかを決定
するかを決定することは可能である。
【0035】特性画像クラスを得るために、M.Sch
roder、H.Rehrauer、K.Seide
l、および、M.Datcuにおいて呈示された階層化
方式の改変バージョン「遠隔感知画像アーカイブにおけ
る対話型学習および確率的検索」IEEE Tran
s.、 Geoscience、およびRemote
Sensing上で、2000(発表のために提出済
み)が用いられる。この引例の開示は引例によって本出
願に組み込まれる。
【0036】この改変によれば、画像内容記述は表1に
描写されているように階層的仕方ににおいて、および、
さらに詳細には図2の方式において実施されている。第
1に、局部的画像の特徴は種々のモデル21(たとえ
ば、色、密度、テクスチャ)によって抽出される。つぎ
に、第1分類ステップにおいて、局部的特徴は特性局部
的クラス22に分類され、これから、ブロック23にお
ける特徴は全画像(たとえば、色の複雑さ、密度の複雑
さ)について計算可能である。元の画像のメタデータ
(たとえば、カメラ・モデル、露出設定)からの追加的
従来知識を組合わせることにより、画像は特性画像クラ
ス24に分類され得る。
【0037】つぎの表1を参照して改変について説明す
る。
【0038】
【表1】
【0039】自動色補正が適用される特定画像Ikに関
する確率である、
【数1】 が得られる。すなわち、所与の画像Ikに関する種々画
像クラスωiの確率である。
【0040】同様に、監視されたシナリオにおいて、
【数2】 が得られる。
【0041】十分な手作業による色正補正グラウンド真
理が利用可能であれば、あるアルゴリズムがいかに良好
にそれを再現することができるかについてモデルが作成
可能である(たとえば、ある特定のパラメータ設定を持
つ「グレーワールド」)。
【0042】数学的には色補正に関するクラス依存モデ
ルは、つぎのように表現できる。
【数3】 ここで、所与画像(Ik);ある特定画像クラス
(ωi);ある特定の色変換(θ)、たとえば、各rg
bチャネルを線形に基準化するならば、θ=(rf
f,bf)。
【0043】特定画像Ikにおいて、色変換θの確率分
布p(θ|Ik)決定に関心が持たれる。この分布か
ら、適用されるべき変換は調査によって得られる。
【0044】確率分布p(θ|Ik)は画像クラス{ω
i,}に関して、つぎのように表現可能である。
【数4】 ここで、i全体に亙る合計が全ての画像クラスωiに亙
って伸延する。この合計のエレメントの個別係数は上述
のようにして得られる。要約すれば、後の画像クラス確
率p(ωi,Ik)は上に概説したように、分類によって
決定可能である。色補正変換p(θ|ωi,Ik)の分布
は、既に詳細に述べたように、手作業による色補正によ
るトレーニング・データから導出され得る。
【0045】要約すれば、あるクラスへの画像の分類を
包含するステップによって一つまたは複数の簡単な色補
正アルゴリズムの適用を先行させ、続いて、特定の画像
クラスに関して最適化された色補正アルゴリズムまたは
プロセスを適用することが提案される。これらの画像ク
ラスは意味論的クラス(ある主題、たとえば「室内の場
面」、「植物場面」、「山岳場面」)、または、信号指
向総称的クラス(たとえば(「高い色複雑性の場面」)
のいずれかであり得る。
【0046】1組の簡単な色補正アルゴリズムのクラス
指定適用の後において、これらアルゴリズムの結果は、
各アルゴリズムまたはプロセスのクラス特定信頼性を考
慮するような方法で組合わされる。これは、さらなる利
用可能な情報(たとえば、カメラモデルまたは露出のメ
タデータ)を考慮することを可能にするベイズ推論を包
含するステップにおいて実施可能である。全体として、
これは、手作業による色補正を必要とする消費者画像の
個数を著しく減少させる自動色補正の階層化システムに
帰着する。
【0047】1組の色補正が選定された後で、結果のベ
イズ融解が起きる。所与のクラスω iに関して、1組の
自動色補正アルゴリズム{Vj}が適用され、それらの
それぞれはある特定の色補正変換θVj(Ik,ωi)を
提供する(表記法A|Bは「所与のBに関するA」を意
味する)。各アルゴリズム/クラス組合わせに関する色
変換の正確度(可視検査によりヒトが「手作業」で決定
する変換と比較して)が決定可能であるので、実際の色
変換θと確率としての各自動色補正の結果との間の関係
をモデル化することが可能である。
【0048】
【数5】 これは、たとえば、ガウスのマルチ変量として与えられ
る。この段階において、決定されなければならないのは
実際の色変換である。
【0049】個別アルゴリズムが独立したものであると
仮定するならば、いくつかのアルゴリズムの結果を組み
合わせるために、個別確率積として与えられる全ての結
果の全体としての確率が使用できる。カラー変換の従来
分布は、つぎのように解釈される。
【数6】
【0050】これに基づいて、色変換の事後分布をつぎ
に示す。
【数7】 ここで、j全体に亙る合計は全てのアルゴリズムVj
亙って伸延する(記号∝は「に比例する」を表す)。つ
ぎに、式(7)を最大限化することによって最終色変換
(この画像クラスに関して)を得ることが可能である。
先のp(θ|ω I,メタデータ)は現在分析された画像
kから独立し、現行画像クラスωiおよび利用可能なメ
タデータに関して予測される色補正をモデル化する。
【0051】本発明は、つぎのとおりに構造化される。
最初に画像分析が実施され、当該画像の内容の信号指向
の記述を提供する。クラス指向の色補正決定の後で、種
々異なる結果がベイズ・フレーム・ワークにおいて処理
され、プリント・アウトされ得る色補正されたイメージ
・データ・ファイルを提供する。
【0052】本発明の階層化システムは、消費者画像、
および、特にデジタル・スチル・カメラによって撮影さ
れた画像の自動色補正が必要とされる、たとえば、デジ
タル写真仕上げシステム(たとえば、Gretag I
magingの全てのデジタル・システム、Photo
CDシステム、自立式または独立式画像強化ツール)
などのあらゆるデバイスへ適用可能である。
【0053】本発明の好ましい実施の形態に従った基礎
的な作業の流れについて図1を参照しながら、つぎに説
明する。上述したように、先ず、CBIRの方法を用い
て画像の内容が分析される。結果として、画像クラスに
関して得られる事後確率をつぎに示す。
【数8】
【0054】本発明の概念は、監視されない信号指向ク
ラスωiに加えて、ある特定の写真の主題に対応するこ
ともあり得る監視された(「意味論的」)クラスAv
使用も可能にすることである。従って、結果は次式で示
される分類である。
【数9】 後のベイズ推論プロセスに関しては、全てのωiは単に
vによって代置されなければならない。
【0055】分類の後で、1組の自動色補正アルゴリズ
ムが適用され、上述したように、個別の結果は一つの最
終結果p(ωi|Ik)に融解される。
【0056】最終的に、各クラスp(ωi|Ik)に関す
る組合わされた色補正結果は、p(θIk)を得るため
に、各クラスの確率p(ωi|Ik)を用いて組合わされ
る。これは調査中の画像に関する色補正の確率分布であ
る。最終色補正はこの分布を最大限化することによって
求められ、この最終ステップは図1には示されていな
い。
【0057】さらに、本発明の基礎的な作業の流れは、
まず分類2を含み、これに色補正アルゴリズム3のクラ
ス従属アプリケーションが後続し、つぎに、結果4のベ
イズ融解が後続する。
【0058】さらに、図2は、階層的画像内容記述を示
す。最初に、局部的画像特徴が種々のモデル21(たと
えば、色、密度、テクスチャ)を用いて抽出される。第
1分類ステップ22において、局部的特徴は特性の局部
的クラスに分類され、それから画像全体の特徴23(た
とえば、色の複雑さ、密度の複雑さ)が算定可能であ
る。元の画像のメタデータから得られる従来の追加的知
識(たとえば、カメラモデル、露出設定)と組合わせる
ことにより、画像は特性画像クラス24に分類され得
る。
【0059】図3において、1組の色補正アルゴリズム
32のクラス従属アプリケーションには結果33の集合
のベイズ融解34が後続する。その結果、最終補正θは
参照番号35において得られる。色補正アルゴリズムの
個数は、3個に限定されない。
【0060】図4において、一般のデジタル・カメラ
(A)および一つの特定モデル(Kodak DC 2
10 Zoom、B)に関する従来の分布p(log
(rf)、log(gf))を比較のために示す。従っ
て、デジタル・スチル・カメラによって撮影された画像
に関する色補正は、本発明の原理に従って適応されなけ
ればならないことが理解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴を示す構成図である。
【図2】 図1に示した構成図の一部の変種またはさら
に詳細なバージョンを示す図である。
【図3】 画像分類を構成図としてさらに詳細に表現す
る図である。
【図4】 (A)は一般のデジタル・カメラに関する分
布を示す図であり、(B)は特定のカメラ(Kodak
DC 210 Zoom)に関する分布を示す図であ
る。
【符号の説明】
v 意味論的画像クラス Ik 画像 ωi 総称的画像クラス θ 色変換 P 確率分布関数 Vj 自動色補正アルゴリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH08 5C066 AA01 BA01 CA05 CA17 EC01 GA01 GB01 KE01 LA02 5C077 LL19 MP08 PP37 PQ08 PQ12 TT09 5C079 LA31 LB01 MA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像、特に、デジタル・スチル・カメラ
    画像の色補正方法であって、 (a)各クラスが特定の特性を有し、様々な画像クラス
    に割り当てられた特定の特徴に関して画像が分析される
    ステップを含み、 (b)前記分析が前記画像のイメージデータと前記画像
    を特定の画像クラスに割り当てるためのデータを有する
    データベースとの比較に基づき、 (c)特定の前記画像クラスが割り当てられた前記画像
    クラスに関する色補正を実施するように適応された少な
    くとも一つの色補正プロセスと関連する、 ことを特徴とする色補正方法。
  2. 【請求項2】 一つまたは複数の確率可能性尤度が、特
    定の画像が一つまたは複数のクラスに属することを決定
    することを特徴とする請求項1に記載の色補正方法。
  3. 【請求項3】 最も確実らしい前記クラスが選定され、
    選定された前記クラスと関連した色補正プロセスが前記
    画像、またはそのデジタル・イメージ・データへ適用さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の色補正方法。
  4. 【請求項4】 いくつかのクラスが前記画像に属しそう
    であって、前記対応する確率が特定の確率しきい値を越
    えるならば、前記クラスに属する前記色補正プロセス
    が、前記画像へ適用されることを特徴とする請求項2に
    記載の色補正方法。
  5. 【請求項5】 一つまたは複数の色補正アルゴリズムま
    たはプロセスが、選定および(または)ベイズ推論の原
    理に従って組合わされることを特徴とする請求項2に記
    載の色補正方法。
  6. 【請求項6】 前記色補正プロセスが、確率上昇または
    確率降下いずれかにおいて適用されることを特徴とする
    請求項2に記載の色補正方法。
  7. 【請求項7】 たとえば、特定のカメラ等に関する記録
    情報のような、さらなる画像情報が考慮されることを特
    徴とする請求項1に記載の色補正方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のステップ(b)、およ
    び(または)、ステップ(c)に対応する前記割当手順
    に従って、前記一つまたは複数の色補正を実施するため
    に一つまたは複数の知られている前記色補正プロセスが
    用いられることを特徴とする請求項1に記載の色補正方
    法。
  9. 【請求項9】 あらゆる前記色補正プロセスによって色
    補正が可能でないと識別された画像が、色補正のために
    オペレータに伝送されることを特徴とする請求項1に記
    載の色補正方法。
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