JP2002368776A - 情報処理装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム

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JP2002368776A
JP2002368776A JP2001171925A JP2001171925A JP2002368776A JP 2002368776 A JP2002368776 A JP 2002368776A JP 2001171925 A JP2001171925 A JP 2001171925A JP 2001171925 A JP2001171925 A JP 2001171925A JP 2002368776 A JP2002368776 A JP 2002368776A
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packet
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network address
address
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JP2001171925A
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Takeshi Ozawa
武史 小澤
Kenji Fujisawa
謙二 藤澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394ネットワーク41とEthernet
(R)ネットワーク42とを接続するブリッジ32のメモ
リの容量が少なくて済むようにする。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ101は、IEEE
1394ネットワーク41−1を介してブリッジ32−
1に、パーソナルコンピュータ111のIPアドレスを格
納したARPリクエストパケットをブロードキャストす
る。ブリッジ32−1は、IEEE1394ARPリクエスト
パケットをEthernet(R) ARPリクエストパケットに変換
し、Ethernet(R)ネットワーク42にブロードキャスト
する。ブリッジ32−1は、パーソナルコンピュータ1
11からARPレスポンスパケットが返信されてきたと
き、そこに含まれるパーソナルコンピュータ111のMA
Cアドレスを1394オフセットアドレスとする。そし
て、そのオフセットアドレスを付加したARPレスポンス
パケットをパーソナルコンピュータ101に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラ
ムに関し、特に、異なる2つのネットワークの間におい
て、パケットを簡単な構成で、迅速に、転送できるよう
にした情報処理装置および方法、情報処理システム、記
録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開2001−53778
5公報として、イーサネット(登録商標)(Ethernet
(R))とIEEE(Institute Of Electrical and Electroni
c Engineers)1394高速シリアルバスを用いたネッ
トワーク(以下、IEEE1394ネットワークと称する)
の間を接続するブリッジにより、パケットを転送するシ
ステムについて、先に提案した。
【0003】すなわち、先の提案においては、図1に示
されるように、パーソナルコンピュータ(PC)1−1が、
イーサネット(登録商標)(Ethernet(R))を用いたネ
ットワーク(以下、Ethernet(R)ネットワークと称す
る)に接続されており、PC1−2がIEEE1394高速シ
リアルバスによるIEEE1394ネットワーク3に接続さ
れている。そして、Ethernet(R)ネットワーク2と、IEE
E1394ネットワーク3は、ブリッジ4により相互に
接続されている。
【0004】ブリッジ4は、PC1−1から転送されてき
たパケットをPC1−2に転送し、または逆に、PC1−2
から転送されてきたパケットをPC1−1に転送する。こ
の場合の動作について、次に説明する。
【0005】図2は、PC1−1がPC1−2にパケットを
転送する場合の処理を表している。
【0006】ステップS11において、PC1−1は、Et
hernet(R)ヘッダを付したARP(Address Resolution Prot
ocol)のパケットに、リクエストを示すコードを格納す
るとともに、PC1−2に対応するIPアドレスを格納し
て、Ethernet(R)ネットワーク2にブロードキャストす
る。
【0007】ステップS21において、ブリッジ4は、
Ethernet(R)ネットワーク2を介して、PC1−1が送信
したARPのリクエストのパケットを受信する。ブリッジ
4は、ARPのリクエストのパケットに格納されているPC
1−1のMAC(Media Access Control)アドレスに対応
する代理オフセットを生成して、内蔵するEthernet(R)
1394変換テーブルに、PC1−1のMACアドレス、お
よび対応する代理オフセットを格納する。
【0008】図3は、Ethernet(R)1394変換テーブ
ルの例を表している。この例では、MACアドレスはA
1,A2,A3,・・・として表され、代理オフセット
は、a1,a2,a3,・・・として表されている。
【0009】ブリッジ4は、ARPのリクエストのパケッ
トを生成して、IEEE1394を基に構成されたIEEE13
94ネットワーク3にブロードキャストする。
【0010】ステップS31において、PC1−2は、ブ
リッジ4がIEEE1394ネットワーク3を介してブロー
ドキャストしたARPのリクエストのパケットを受信す
る。
【0011】ステップS32において、PC1−2はPC1
−2のノードIDおよびオフセットを格納した、ARPの
レスポンスのパケットを生成し、IEEE1394ネットワ
ーク3を介して返送する。
【0012】ステップS22において、ブリッジ4は、
PC1−2から送信された、ARPのレスポンスのパケット
を受信する。ブリッジ4は、ARPのレスポンスのパケッ
トに格納されているノードIDおよびオフセットに対応
した、代理MACアドレス(例えば、代理MACアドレスMAC
−B)を生成して、1394Ethernet(R)変換テーブル
に、PC1−2のノードIDおよびおよびオフセット、並
びに対応する代理MACアドレスを格納する。ブリッジ4
は、ARPのレスポンスのパケットを生成して、Ethernet
(R)を基に構成されたEthernet(R)ネットワーク2を介し
て、PC1−1に送信する。
【0013】ステップS12において、PC1−1は、ブ
リッジ4から、ARPのレスポンスのパケットを受信す
る。ステップS13において、PC1−1は、受信したAR
PのレスポンスのパケットからPC1−2に対応するMACア
ドレス(ブリッジ4が生成した代理MACアドレスであるM
AC−B)を取り出す。
【0014】ステップS14において、PC1−1は、ス
テップS13で取り出したMACアドレスに宛てて、IP
パケットを送信する。ステップS23において、ブリッ
ジ4は、PC1−1が送信したIPパケットを受信する
と、Ethernet(R)1394変換テーブルに記憶されてい
るデータを基に1394ヘッダを生成して、PC1−2に
送信する。
【0015】ステップS33において、PC1−2は、ブ
リッジ4が送信したIPパケットを受信する。
【0016】このように、ブリッジ4は、複雑な設定な
どを必要とせず、PC1−1からのARPのリクエストに対
応して、PC1−1が送信するパケットを受信して変換
し、PC1−1から、PC1−2にデータを送信させること
ができる。
【0017】次に、図4のフローチャートを参照して、
IEEE1394ネットワーク3に接続されているPC1−2
が、Ethernet(R)ネットワーク2に接続されているPC1
−1にデータを送信する手順を説明する。
【0018】ステップS41において、PC1−2は、ブ
ロードキャストされるパケットの1394ヘッダを付し
たARPのパケットに、リクエストを示すコードを格納す
るとともに、PC1−1に対応するIPアドレスを格納し
て、IEEE1394ネットワーク3にブロードキャストす
る。
【0019】ステップS51において、ブリッジ4は、
IEEE1394ネットワーク3を介して、PC1−2が送信
したARPのリクエストのパケットを受信する。ブリッジ
4は、ARPのリクエストのパケットに格納されているPC
1−2のノードIDおよびオフセットに対応する代理MA
Cアドレスを生成して、1394Ethernet(R)変換テーブ
ルに、PC1−2のノードIDおよびオフセット、および
対応する代理MACアドレスを格納させる。ブリッジ4
は、ARPのリクエストのパケットを生成して、Ethernet
(R)ネットワーク2にブロードキャストする。
【0020】ステップS61において、PC1−1は、ブ
リッジ4がEthernet(R)ネットワーク2を介して、ブロ
ードキャストしたARPのリクエストのパケットを受信す
る。
【0021】ステップS62において、PC1−1はPC1
−1のMACアドレスを格納した、ARPのレスポンスのパケ
ットを生成し、Ethernet(R)ネットワーク2を介して返
送する。
【0022】ステップS52において、ブリッジ4は、
PC1−1から送信された、ARPのレスポンスのパケット
を受信する。ブリッジ4は、ARPのレスポンスのパケッ
トに格納されているMACアドレスに対応した、代理オフ
セットを生成して、Ethernet(R)1394変換テーブル
に、PC1−1のMACアドレス、および対応する代理オフ
セットを格納する。ブリッジ4は、ARPのレスポンスの
パケットを生成して、IEEE1394ネットワーク3を介
して、PC1−2に送信する。
【0023】ステップS42において、PC1−2は、ブ
リッジ4から、ARPのレスポンスのパケットを受信す
る。ステップS43において、PC1−2は、受信したAR
Pのレスポンスのパケットから代理オフセット(ブリッ
ジ4が生成したPC1−1に対応する代理オフセット)を
取り出す。
【0024】ステップS44において、PC1−2は、ス
テップS43で取り出した代理オフセットに宛てて、I
Pパケットを送信する。ステップS53において、ブリ
ッジ4は、PC1−2が送信したIPパケットを受信す
る。ブリッジ4は、1394Ethernet(R)変換テーブル
に記憶されているデータを基にEthernet(R)ヘッダを生
成して、PC1−1に送信する。
【0025】ステップS63において、PC1−1は、ブ
リッジ4が送信したIPパケットを受信する。
【0026】以上のように、ブリッジ4は、複雑な設定
などを必要とせず、PC1−2からのARPのリクエストに
対応して、PC1−1が送信するパケットを受信して変換
し、PC1−2から、PC1−1にデータを送信させること
ができる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先の提
案においては、MACアドレスと代理オフセットアドレス
の変換テーブルを用意する必要があるため、ブリッジ4
は、大きな容量のメモリを必要とし、構成が複雑になる
ばかりでなく、装置が高価となる課題があった。
【0028】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成で、迅速に、パケットの変換
処理を行うことができるようにするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報処理
装置は、第1のネットワークを介して第1の他の情報処
理装置から転送されてくる第1のパケットを取得する第
1の取得手段と、第1の取得手段により取得された第1
のパケットに含まれる第1の他の情報処理装置の第1の
ネットワークアドレスを抽出し、転送元としての第2の
ネットワークアドレスに格納した第2のパケットを生成
する第1の生成手段と、第1の生成手段により生成され
た第2のパケットを、第2のネットワークに転送する第
1の転送手段と、第2のネットワークを介して第2の他
の情報処理装置から転送されてくる第3のパケットを取
得する第2の取得手段と、第2の取得手段により取得さ
れた第3のパケットに、転送先の第1のネットワークア
ドレスとして含まれる、第1の他の情報処理装置の第1
のネットワークアドレスを抽出し、転送先の第1のネッ
トワークアドレスとして格納した第4のパケットを生成
する第2の生成手段と、第2の生成手段により生成され
た第4のパケットを、第1のネットワークに転送する第
2の転送手段とを備えることを特徴とする。
【0030】前記第1のネットワークと第2のネットワ
ークの一方はイーサネット(登録商標)によるネットワ
ークであり、他方はIEEE1394高速シリアルバスによ
るネットワークであるようにすることができる。
【0031】前記第1のネットワークアドレスは、MAC
アドレスであり、第2のネットワークアドレスは、オフ
セットアドレスであるようにすることができる。
【0032】前記第1および第2のパケットは、ARPレ
スポンスのパケットであり、第3および第4のパケット
は、IPパケットであるようにすることができる。
【0033】前記第1の転送手段は、第2のパケット
を、第2の転送手段は、第4のパケットを、それぞれユ
ニキャストすることができる。
【0034】前記第2の他の情報処理装置が第2のネッ
トワークを介してブロードキャストした第5のパケット
を取得する第3の取得手段と、第3の取得手段により取
得された第5のパケットに基づいて、第6のパケットを
生成する第3の生成手段と、第3の生成手段により生成
された第6のパケットを、第1のネットワークにブロー
ドキャストする第3の転送手段とをさらに備えるように
することができる。
【0035】本発明の第1の情報処理方法は、第1のネ
ットワークを介して第1の他の情報処理装置から転送さ
れてくる第1のパケットを取得する第1の取得ステップ
と、第1の取得ステップの処理により取得された第1の
パケットに含まれる第1の他の情報処理装置の第1のネ
ットワークアドレスを抽出し、転送元としての第2のネ
ットワークアドレスに格納した第2のパケットを生成す
る第1の生成ステップと、第1の生成ステップの処理に
より生成された第2のパケットを、第2のネットワーク
に転送する第1の転送ステップと、第2のネットワーク
を介して第2の他の情報処理装置から転送されてくる第
3のパケットを取得する第2の取得ステップと、第2の
取得ステップの処理により取得された第3のパケット
に、転送先の第1のネットワークアドレスとして含まれ
る、第1の他の情報処理装置の第1のネットワークアド
レスを抽出し、転送先の第1のネットワークアドレスと
して格納した第4のパケットを生成する第2の生成ステ
ップと、第2の生成ステップの処理により生成された第
4のパケットを、第1のネットワークに転送する第2の
転送ステップとを含むことを特徴とする。
【0036】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
第1のネットワークを介して第1の他の情報処理装置か
ら転送されてくる第1のパケットを取得する第1の取得
ステップと、第1の取得ステップの処理により取得され
た第1のパケットに含まれる第1の他の情報処理装置の
第1のネットワークアドレスを抽出し、転送元としての
第2のネットワークアドレスに格納した第2のパケット
を生成する第1の生成ステップと、第1の生成ステップ
の処理により生成された第2のパケットを、第2のネッ
トワークに転送する第1の転送ステップと、第2のネッ
トワークを介して第2の他の情報処理装置から転送され
てくる第3のパケットを取得する第2の取得ステップ
と、第2の取得ステップの処理により取得された第3の
パケットに、転送先の第1のネットワークアドレスとし
て含まれる、第1の他の情報処理装置の第1のネットワ
ークアドレスを抽出し、転送先の第1のネットワークア
ドレスとして格納した第4のパケットを生成する第2の
生成ステップと、第2の生成ステップの処理により生成
された第4のパケットを、第1のネットワークに転送す
る第2の転送ステップとを含むことを特徴とする。
【0037】本発明の第1のプログラムは、第1のネッ
トワークアドレスに基づいてデータを授受する第1のネ
ットワークと、第2のネットワークアドレスに基づいて
データを授受する第2のネットワークとの間でデータを
授受する情報処理装置を制御するコンピュータに、第1
のネットワークを介して第1の他の情報処理装置から転
送されてくる第1のパケットを取得する第1の取得ステ
ップと、第1の取得ステップの処理により取得された第
1のパケットに含まれる第1の他の情報処理装置の第1
のネットワークアドレスを抽出し、転送元としての第2
のネットワークアドレスに格納した第2のパケットを生
成する第1の生成ステップと、第1の生成ステップの処
理により生成された第2のパケットを、第2のネットワ
ークに転送する第1の転送ステップと、第2のネットワ
ークを介して第2の他の情報処理装置から転送されてく
る第3のパケットを取得する第2の取得ステップと、第
2の取得ステップの処理により取得された第3のパケッ
トに、転送先の第1のネットワークアドレスとして含ま
れる、第1の他の情報処理装置の第1のネットワークア
ドレスを抽出し、転送先の第1のネットワークアドレス
として格納した第4のパケットを生成する第2の生成ス
テップと、第2の生成ステップの処理により生成された
第4のパケットを、第1のネットワークに転送する第2
の転送ステップとを実行させる。
【0038】本発明の第2の情報処理装置は、他の情報
処理装置のIPアドレスを格納したARPリクエストパケッ
トを第1のネットワークを介してブロードキャストし、
ブリッジを介して他の情報処理装置に送信する第1の送
信手段と、他の情報処理装置からブリッジを介して転送
されてくる、ARPリクエストパケットに対応するARPレス
ポンスパケットを受信する受信手段と、受信手段により
受信されたARPレスポンスパケットに含まれる、他の情
報処理装置の第2のネットワークアドレスを抽出する抽
出手段と、抽出手段により抽出された第2のネットワー
クアドレスを、送信先の第1のネットワークアドレスと
して格納したIPパケットを、ブリッジに送信する第2の
送信手段とを備えることを特徴とする。
【0039】前記第1のネットワークと第2のネットワ
ークの一方はイーサネット(登録商標)によるネットワ
ークであり、他方はIEEE1394高速シリアルバスによ
るネットワークであるようにすることができる。
【0040】前記第1のネットワークアドレスは、オフ
セットアドレスであり、第2のネットワークアドレス
は、MACアドレスであるようにすることができる。
【0041】前記第2の送信手段は、IPパケットをユニ
キャストすることができる。
【0042】本発明の第2の情報処理方法は、他の情報
処理装置のIPアドレスを格納したARPリクエストパケッ
トを第1のネットワークを介してブロードキャストし、
ブリッジを介して他の情報処理装置に送信する第1の送
信ステップと、他の情報処理装置からブリッジを介して
転送されてくる、ARPリクエストパケットに対応するARP
レスポンスパケットを受信する受信ステップと、受信ス
テップにより受信されたARPレスポンスパケットに含ま
れる、他の情報処理装置の第2のネットワークアドレス
を抽出する抽出ステップと、抽出ステップにより抽出さ
れた第2のネットワークアドレスを、送信先の第1のネ
ットワークアドレスとして格納したIPパケットを、ブリ
ッジに送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴
とする。
【0043】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
他の情報処理装置のIPアドレスを格納したARPリクエス
トパケットを第1のネットワークを介してブロードキャ
ストし、ブリッジを介して他の情報処理装置に送信する
第1の送信ステップと、他の情報処理装置からブリッジ
を介して転送されてくる、ARPリクエストパケットに対
応するARPレスポンスパケットを受信する受信ステップ
と、受信ステップにより受信されたARPレスポンスパケ
ットに含まれる、他の情報処理装置の第2のネットワー
クアドレスを抽出する抽出ステップと、抽出ステップに
より抽出された第2のネットワークアドレスを、送信先
の第1のネットワークアドレスとして格納したIPパケッ
トを、ブリッジに送信する第2の送信ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0044】本発明の第2のプログラムは、第1のネッ
トワークに接続されるとともに、第1のネットワークア
ドレスを有し、ブリッジを介して、第2のネットワーク
アドレスを有する第2のネットワークに接続されている
他の情報処理装置とデータを授受する情報処理装置を制
御するコンピュータに、他の情報処理装置のIPアドレス
を格納したARPリクエストパケットを第1のネットワー
クを介してブロードキャストし、ブリッジを介して他の
情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、他の情
報処理装置からブリッジを介して転送されてくる、ARP
リクエストパケットに対応するARPレスポンスパケット
を受信する受信ステップと、受信ステップにより受信さ
れたARPレスポンスパケットに含まれる、他の情報処理
装置の第2のネットワークアドレスを抽出する抽出ステ
ップと、抽出ステップにより抽出された第2のネットワ
ークアドレスを、送信先の第1のネットワークアドレス
として格納したIPパケットを、ブリッジに送信する第2
の送信ステップとを実行させる。
【0045】本発明の第3の情報処理装置は、他の情報
処理装置からブリッジを介して転送されてくるARPリク
エストパケットを受信する第1の受信手段と、第1の受
信手段により受信されたARPリクエストパケットに対応
するARPレスポンスパケットを生成し、自分自身の第1
のネットワークアドレスを格納して、ブリッジに送信す
る送信手段と、送信手段により送信されたARPレスポン
スパケットに含まれる、第1のネットワークアドレスが
宛先とされたIPパケットを、ブリッジを介して受信する
第2の受信手段とを備えることを特徴とする。
【0046】前記第1のネットワークと第2のネットワ
ークの一方はイーサネット(登録商標)によるネットワ
ークであり、他方はIEEE1394高速シリアルバスによ
るネットワークであるようにすることができる。
【0047】前記第1のネットワークアドレスは、MAC
アドレスであり、第2のネットワークアドレスは、オフ
セットアドレスであるようにすることができる。
【0048】本発明の第3の情報処理方法は、他の情報
処理装置からブリッジを介して転送されてくるARPリク
エストパケットを受信する第1の受信ステップと、第1
の受信ステップの処理により受信されたARPリクエスト
パケットに対応するARPレスポンスパケットを生成し、
自分自身の第1のネットワークアドレスを格納して、ブ
リッジに送信する送信ステップと、送信ステップの処理
により送信されたARPレスポンスパケットに含まれる、
第1のネットワークアドレスが宛先とされたIPパケット
を、ブリッジを介して受信する第2の受信ステップとを
含むことを特徴とする。
【0049】本発明の第3の記録媒体のプログラムは、
他の情報処理装置からブリッジを介して転送されてくる
ARPリクエストパケットを受信する第1の受信ステップ
と、第1の受信ステップの処理により受信されたARPリ
クエストパケットに対応するARPレスポンスパケットを
生成し、自分自身の第1のネットワークアドレスを格納
して、ブリッジに送信する送信ステップと、送信ステッ
プの処理により送信されたARPレスポンスパケットに含
まれる、第1のネットワークアドレスが宛先とされたIP
パケットを、ブリッジを介して受信する第2の受信ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0050】本発明の第3のプログラムは、第1のネッ
トワークに接続されるとともに、第1のネットワークア
ドレスを有し、ブリッジを介して、第2のネットワーク
アドレスを有する第2のネットワークに接続されている
他の情報処理装置とデータを授受する情報処理装置を制
御するコンピュータに、他の情報処理装置からブリッジ
を介して転送されてくるARPリクエストパケットを受信
する第1の受信ステップと、第1の受信ステップの処理
により受信されたARPリクエストパケットに対応するARP
レスポンスパケットを生成し、自分自身の第1のネット
ワークアドレスを格納して、ブリッジに送信する送信ス
テップと、送信ステップの処理により送信されたARPレ
スポンスパケットに含まれる、第1のネットワークアド
レスが宛先とされたIPパケットを、ブリッジを介して受
信する第2の受信ステップとを実行させる。
【0051】本発明の情報処理システムは、第1の情報
処理装置は、第2の情報処理装置のIPアドレスを格納し
たARPリクエストパケットを第1のネットワークを介し
てブロードキャストし、第3の情報処理装置を介して第
2の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、第2の
情報処理装置から第3の情報処理装置を介して転送され
てくる、ARPリクエストパケットに対応するARPレスポン
スパケットを受信する第1の受信手段と、第1の受信手
段により受信されたARPレスポンスパケットに含まれ
る、第2の情報処理装置の第2のネットワークアドレス
を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された第2
のネットワークアドレスを、送信先の第1のネットワー
クアドレスとして格納したIPパケットを、第3の情報処
理装置を介して第2の情報処理装置に送信する第2の送
信手段とを備え、第2の情報処理装置は、第1の情報処
理装置から第3の情報処理装置を介して転送されてくる
ARPリクエストパケットを受信する第2の受信手段と、
第2の受信手段により受信されたARPリクエストパケッ
トに対応するARPレスポンスパケットを生成し、自分自
身の第2のネットワークアドレスを格納して、第3の情
報処理装置を介して第1の情報主処理装置に送信する第
3の送信手段と、第3の送信手段により送信されたARP
レスポンスパケットに含まれる、第1のネットワークア
ドレスが宛先とされたIPパケットを、第3の情報処理装
置を介して受信する第3の受信手段とを備え、第3の情
報処理装置は、第1のネットワークを介して第1の情報
処理装置から転送されてくるARPリクエストパケットを
第1のARPリクエストパケットとして取得する第1の取
得手段と、第1の取得手段により取得された第1のARP
リクエストパケットに含まれる第1の情報処理装置の第
1のネットワークアドレスを抽出し、転送元としての第
2のネットワークアドレスに格納した第2のARPリクエ
ストパケットを生成する第1の生成手段と、第1の生成
手段により生成された第2のARPリクエストパケット
を、第2のネットワークに転送する第1の転送手段と、
第2のネットワークを介して第2の情報処理装置から転
送されてくるARPレスポンスパケットを第1のARPレスポ
ンスパケットとして取得する第2の取得手段と、第2の
取得手段により取得された第1のARPレスポンスパケッ
トに、転送先の第1のネットワークアドレスとして含ま
れる、第1の情報処理装置の第1のネットワークアドレ
スを抽出し、転送先の第1のネットワークアドレスとし
て格納した第2のARPレスポンスパケットを生成する第
2の生成手段と、第2の生成手段により生成された第2
のARPレスポンスパケットを、第1のネットワークに転
送する第2の転送手段とを備えることを特徴とする。
【0052】本発明の情報処理装置および方法、記録媒
体、情報処理システム、並びにプログラムにおいては、
取得された第1のパケットに含まれる第1のネットワー
クアドレスが抽出され、第2のパケットに転送元として
の第2のネットワークアドレスに格納される。
【0053】
【発明の実施の形態】図5は、本発明を適用したネット
ワークシステムの構成を表している。このシステムにお
いては、IEEE1394ネットワーク41に、DVCR(Digi
tal Video Cassette Recorder)31が接続されてい
る。また、Ethernet(R)ネットワーク42には、パーソ
ナルコンピュータ33とルータ34が接続されている。
ルータ34は、WAN(Wide Area Network)43にさらに
接続されている。ブリッジ32は、IEEE1394ネット
ワーク41とEthernet(R)ネットワーク42とを相互に
接続している。
【0054】ブリッジ32は、2つのネットワーク間の
パケットの変換処理を行う。その結果、図6に模式的に
示されるように、パーソナルコンピュータ33またはル
ータ34から見た場合、DVCR31は、ブリッジ32とと
もに、擬似的に一体化されたEthernet(R)デバイスとし
て機能する。
【0055】図7は、ブリッジ32の構成を表してい
る。同図に示されるように、ブリッジ32は、変換処理
を実行するCPU(Central Processing Unit)71と、各
種のパラメータ等を適宜記憶するメモリ72を有してい
る。IEEEインタフェース74は、IEEE1394ネットワ
ーク41に接続されているデバイス(図5の例の場合、
DVCR31)とのインタフェース処理を実行する。同様
に、Ethernet(R)インタフェース75は、Ethernet(R)ネ
ットワーク42とのインタフェース処理を実行する。CP
U71、メモリ72、IEEE1394インタフェース7
4、およびEthernet(R)インタフェース75は、それぞ
れバス73により相互に接続されている。
【0056】図8は、図7に示されるブリッジ32の等
価回路を表している。同図に示されるように、CPU71
により実行されるプログラムにより、Ethernet(R) IEEE
変換処理81が形成され、これにより、IEEE1394イ
ンタフェース74とEthernet(R)インタフェース75が
相互に接続される。
【0057】すなわち、このブリッジ32は、図9に示
されるように、IEEE1394ネットワーク41とEthern
et(R)ネットワーク42との間でのブリッジング処理を
行うものであり、OSI(Open System Interconnection開
放型システム間相互接続)参照モデルにおけるプロトコ
ルの変換処理を行うものである。
【0058】すなわち、OSI参照モデルでは、プロトコ
ルが図9に示されるように、7つの層に区分される。物
理層(physical)は、Ethernet(R)やIEEE1394等の
物理的な媒体の電気的なインタフェース、および基本的
なデータの変調方法等について規定する。データリンク
層(data link)は、データのパケット化の方法と、送
受信プロトコルに関する項目を規定する。これにより、
同一LAN媒体に接続された2つのノード間でのデータ転
送のためのプロトコルが規定される。
【0059】ネットワーク層(network)は、ネットワ
ーク上に接続された任意の2つのノード間でのデータ転
送のプロトコルを規定する。トランスポート層(transp
ort)は、プロセス間でのデータ転送についてのプロト
コルである。セッション層(session)は、セッション
(通信の開始から終了までの一連の手順)レベルでのプ
ロトコルである。
【0060】プレゼンテーション層(presentation)
は、やりとりするデータの表現方法についてのプロトコ
ルであり、マシーンのエンディアン(バイトオーダ)や
構造体の順序に依存しないデータの表現方法について規
定する。
【0061】アプリケーション層(application)は、
アプリケーションレベルでの通信プロトコルである。
【0062】ブリッジ32は、このようなプロトコルに
依存せずに、変換処理を行うものである。
【0063】次に、図10のネットワークシステムを参
照して、一方のネットワークのデバイスから他方のネッ
トワークのデバイスに、パケットを転送する場合の処理
について説明する。
【0064】図10のネットワークシステムにおいて
は、Ethernet(R)ネットワーク42に、パーソナルコン
ピュータ(PC)111とテレビジョン受像機(TV)112
が接続されている。また、Ethernet(R)ネットワーク4
2には、ブリッジ32−1を介して、IEEE1394ネッ
トワーク41−1が接続されており、このIEEE1394
ネットワーク41−1には、パーソナルコンピュータ1
01が接続されている。また、Ethernet(R)ネットワー
ク42には、ブリッジ32−2を介して、IEEE1394
ネットワーク41−2が接続されており、このIEEE13
94ネットワーク41−2には、DVCR102が接続され
ている。すなわち、このネットワークシステムにおいて
は、IEEE1394ネットワーク41−1,41−2に
は、それぞれ1台のデバイスのみが接続された構成とさ
れている。
【0065】次に、図11のフローチャートを参照し
て、IEEE1394ネットワーク41−1に接続されてい
るパーソナルコンピュータ101が、Ethernet(R)ネッ
トワーク42に接続されているパーソナルコンピュータ
111に対して、パケットを送信する場合の処理につい
て、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0066】なお、以下の図において、IEEE1394ネ
ットワーク41−1に接続されているパーソナルコンピ
ュータは、PC−1394とも称し、Ethernet(R)ネット
ワーク42に接続されているパーソナルコンピュータ
は、PC−Etherとも称する。
【0067】最初に、ステップS411において、パー
ソナルコンピュータ101(PC−1394)は、相手先
のパーソナルコンピュータ111(PC−Ether)のIPア
ドレスを格納したIEEE1394ARPリクエストパケット
を生成し、IEEE1394ネットワーク41−1にブロー
ドキャストする。
【0068】図12は、この場合にPC−1394により
ブロードキャストされるパケットP11の構成を表して
いる。同図に示されるように、IEEE1394ARPの上
に、IPv4 over 1394カプセル化ヘッダが付加さ
れ、その上に、GASP(Global Asynchronous Stream Pack
et)のヘッダが配置され、さらにその上に、IEEE139
4ヘッダが配置されている。
【0069】IEEE1394ARPパケットのハードウエア
タイプフィールドには、ハードウエアタイプを示すデー
タが格納される。図12の例においては、IEEE1394
であることを表す0x0018が格納されている。
【0070】プロトコルタイプフィールドには、プロト
コルタイプを示すデータが配置される。この例の場合、
Ipv4であることを表す0x0800が格納されてい
る。
【0071】送信元ユニークIDフィールドには、このパ
ケットを送信するデバイスのGUID(Global Unique Iden
tifier)が格納させる。
【0072】発信元ユニキャストFIFO(First-In First
−Out)フィールドには、PC-1394としてのパーソナ
ルコンピュータ101のオフセットアドレス(48ビッ
トのアドレス)が格納される。
【0073】送信元IPアドレスには、PC−1394とし
てのパーソナルコンピュータ101のIPアドレスが格納
され、ターゲットIPアドレスフィールドには、PC−Ethe
rとしてのパーソナルコンピュータ111のIPアドレス
が格納される。
【0074】カプセル化ヘッダのlink fragmentフィー
ルドには、フラグメントとして分割された状態を表すデ
ータが格納される。この例の場合、0(分割なし)が格
納されている。
【0075】ether_typeには、パケットの処理を表すデ
ータが配置される。この例においては、ARPパケットで
あることを表す値0x0806が格納されている。
【0076】GASPヘッダは、IEEE1394の拡張である
P1394aで規定されたものである。
【0077】GASPヘッダの送信元ノードには、このパケ
ットを送信する送信元としてのPC−1394(パーソナ
ルコンピュータ101)のノードID(16ビット)が格
納される。
【0078】specifier_IDフィールドには、IEEE Regis
tration Authorityによりアサインされる24ビットのO
UI(Organizationally Unique Identifier)が格納され
る。
【0079】versionフィールドに格納される24ビッ
トの値は、OUIに対応する組織により、その内容が決定
され、この例の場合、RFC2734を表す値1とされ
る。
【0080】IEEE1394ヘッダのagフィールドには、
パケットの種類を表す値が配置され、この例の場合、GA
SPであることを表す値3が格納されている。チャネルフ
ィールドには、このパケットが転送されるチャネルが格
納される。この例の場合、31チャネルとされている。
この31チャネルは、ブロードキャストに用いられるチ
ャネルである。
【0081】tcodeフィールドには、パケットの種類お
よびトランズアクションタイプを指定するデータが格納
される。この例の場合、ストリームであることを表す0
xAが格納されている。
【0082】ブリッジ32−1のIEEE1394インタフ
ェース74は、ステップS421において、図12に示
されるようなパケットP11を受信すると、これをEthe
rnet(R) IEEE1394変換処理部81に供給する。変換
処理部81は、ステップS422において、代理MACア
ドレスを生成し、PC−1394(PC101)の1394
アドレス情報とセットで記憶する。
【0083】次に、ステップS423において、変換処
理部81は、図12に示されるIEEE1394ARPリクエ
ストを、Ethernet(R) ARPリクエストに変換する処理を
実行する。
【0084】図13は、このようにして生成されるEthe
rnet(R) ARPリクエストのパケットP12の構成を表し
ている。同図に示されるように、このパケットP12
は、Ethernet(R) ARPの上に、Ethernet(R)ヘッダを付加
した構成とされている。
【0085】Ethernet(R) ARPのハードウエアタイプフ
ィールドには、ハードウエアタイプを示すデータが格納
される。この例の場合、Ethernet(R)であることを示す
0x0001が格納される。プロトコルタイプフィール
ドには、16ビットのARPのプロトコルタイプを示すデ
ータが格納される。この例の場合、Ipv4であることを
表す値0x0800が格納される。
【0086】送信元MACアドレスフィールドには、この
パケットを送信する送信元としてのPC−1394(PC1
01)の代理MACアドレスが格納される。この代理MACア
ドレスは、ステップS422において生成されたもので
ある。
【0087】送信元IPアドレスフィールドには、このパ
ケットの送信元としてのPC−1394(PC101)のIP
アドレスが格納される。ターゲットMACアドレスフィー
ルドには、このパケットの送信元のデバイスのMACアド
レスが格納される。この例の場合、このパケットは、ブ
ロードキャストされるものであり、送信先のMACアドレ
スは、まだ不明であるため、0が格納されている。
【0088】ターゲットIPアドレスフィールドには、こ
のパケットの送信先のデバイスとしてのPC−ether(パ
ーソナルコンピュータ111)のIPアドレスが格納され
る。
【0089】Ethernet(R)ヘッダの宛先MACアドレスフィ
ールドには、ブロードキャストであることを表す値0xf
fffffffが格納される。送信元MACアドレスフィールドに
は、このパケットを送信するデバイスとしてのPC−13
94(パーソナルコンピュータ101)の代理MACアド
レスが格納される。この代理MACアドレスは、ステップ
S422の処理において、生成されたものである。ethe
r_typeフィールドには、ARPパケットであることを表す
値0x0806が格納される。
【0090】ステップS424において、変換処理部8
1は、ステップS423の処理で生成した図13に示さ
れるパケットP12を、Ethernet(R)ネットワーク42
にブロードキャストする。
【0091】パーソナルコンピュータ111は、ステッ
プS451において、ブリッジ32−1より送信されて
きたARPリクエストパケットを受信すると、ステップS
452において、Ethernet(R) ARPレスポンスパケット
を生成する。このパケットには、自分自身(パーソナル
コンピュータ101)のMACアドレスが格納される。そ
して、このパケットは、ステップS451で受信したAR
Pリクエストパケットに含まれていた代理MACアドレス宛
にユニキャストされる。
【0092】図14は、この場合に生成されるARPレス
ポンスパケットの構成例を表している。このパケット
は、Ethernet(R) ARPとEthernet(R)ヘッダにより構成さ
れる。
【0093】Ethernet(R) ARPのハードウエアタイプフ
ィールドとプロトコルタイプフィールドには、図13に
示されるパケットP12に含まれていたハードウエアタ
イプとプロトコルタイプがそのまま格納される。
【0094】送信元MACアドレスには、PC−Etherとして
のパーソナルコンピュータ111の(自分自身の)MAC
アドレスが格納される。送信元IPアドレスには、同様
に、自分自身のIPアドレスが格納される。
【0095】ターゲットMACアドレスには、図13に示
されるパケットP12の送信元MACアドレスフィールド
に含まれていたPC−1394の代理MACアドレスが格納
される。ターゲットIPアドレスフィールドには、図13
に示されるパケットP12の送信元IPアドレスフィール
ドに格納されていたPC−1394のIPアドレスが格納さ
れる。
【0096】Ethernet(R)ヘッダの宛先MACアドレスに
は、図13に示されるパケットP12を送信してきた送
信元MACアドレスフィールドに格納されていたPC−13
94の代理MACアドレスが格納される。送信元MACアドレ
スフィールドには、自分自身の(PC−Etherとしてのパー
ソナルコンピュータ111の)MACアドレスが配置され
る。ether_typeフィールドには、図13のパケットP1
2の対応するフィールドに格納されていたARPパケット
を表す0x0806がそのまま格納される。
【0097】ステップS425において、ブリッジ32
−1は、パーソナルコンピュータ111から送られてき
たARPレスポンスパケットを受信すると、ステップS4
26において、そのパケットを送信してきたPC−ether
(パーソナルコンピュータ111)のMACアドレス(図
14のパケットP13の送信元MACアドレスフィールド
に格納されていたアドレス)を、1394オフセットア
ドレスとする。
【0098】次に、ステップS427において、ブリッ
ジ32−1の変換処理部81は、図14に示されるパケ
ットP13の宛先MACアドレスフィールドに格納されて
いる代理MACアドレスに対応するPC−1394の139
4アドレスを、ステップS422で生成記憶したテーブ
ルから調べる。すなわち、ステップS422の処理にお
いて、変換処理部81は、パケットP11を送信してき
たPC−1394(パーソナルコンピュータ101)の1
394アドレス情報に対応して代理MACアドレスを生成
しているので、その代理MACアドレスに対応するPC−1
394の1394アドレス情報を取得する。
【0099】ステップS428において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、図14に示されるEthernet
(R) ARPレスポンスを、IEEE1394ARPレスポンスに変
換する。そして、ステップS429において、変換処理
部81は、IEEE1394インタフェース74を介して、
ステップS428の処理で生成したARPレスポンスパケ
ットを、IEEE1394ネットワーク41−1を介して、
PC−1394としてのパーソナルコンピュータ101に
ユニキャストする。
【0100】図15は、この場合のARPレスポンスパケ
ットの構成例を表している。このパケットは、IEEE13
94ARP、IPv4over1394カプセル化ヘッダ、並びに
IEEE1394ヘッダにより構成されている。
【0101】IEEE1394ARPのハードウエアタイプに
は、IEEE1394であることを示す値0x0018が指
定される。プロトコルタイプフィールドには、図14の
パケットP13のプロトコルタイプフィールドに格納さ
れていた値(いまの場合、0x0800)がそのまま使
用される。
【0102】送信元ユニークIDフィールドには、ブリッ
ジ32−1のGUIDが格納される。送信元ユニキャストFI
FOフィールドには、PC−Etherとしてのパーソナルコン
ピュータ111のMACアドレスが格納される。送信元IP
アドレスには、同様に、パーソナルコンピュータ111
のIPアドレスが格納される。ターゲットIPアドレスフィ
ールドには、このパケットを送信するPC−1394とし
てのパーソナルコンピュータ101のIPアドレスが(図
14のパケットP13のターゲットIPアドレスフィール
ドに格納されていたもの)が格納される。
【0103】カプセル化ヘッダのlink fragmentフィー
ルドとether_typeフィールドには、図12のパケットP
11における場合と同様のデータが格納される。
【0104】IEEE1394ヘッダの宛先ノードIDフィー
ルドには、PC−1394(パーソナルコンピュータ10
1)のノードIDが格納される。このノードIDは、図12
のパケットP11の送信元ノードフィールドに格納され
ていたものである。
【0105】tcodeフィールドには、非同期ブロック書
き込みを表す値0x1が格納される。送信元ノードフィ
ールドには、ブリッジ32−1のノードIDが格納され
る。宛先オフセットフィールドには、PC−1394とし
てのパーソナルコンピュータ101のオフセットアドレ
スが格納される。このオフセットアドレスは、図12の
パケットP11の送信元ユニキャストFIFOフィールドに
格納されていた値である。
【0106】ステップS412において、パーソナルコ
ンピュータ101は、ブリッジ32−1から送信された
(ユニキャストされた)ARPレスポンスパケットを受信
すると、ステップS413において、そのパケットP1
4からブリッジ32−1のノードID(送信元ノードフィ
ールドに格納されている)と、送信元ユニキャストFIFO
(sender_unicast_FIFO)フィールドに格納されていた
データを取り出す。図15に示されるように、送信元ユ
ニキャストFIFOには、PC−Etherとしてのパーソナルコ
ンピュータ111のMACアドレスが格納されている。
【0107】次に、ステップS414において、PC−1
394は、ステップS413の処理で取り出したノード
IDに向けて、IPパケットを、ユニキャストにより送信す
る。
【0108】図16は、このようにして生成されるパケ
ットP15の構成を表している。このパケットは、IPパ
ケット、カプセル化ヘッダ、並びにIEEE1394ヘッダ
により構成されている。IPパケットには、それを構成す
るデータが格納される。
【0109】カプセル化ヘッダのlink fragmentフィー
ルドには、フラグメントへの分割な状態を示すデータが
格納され、ether_typeには、IPパケットであることを表
す値0x0800が格納される。
【0110】IEEE1394ヘッダの宛先ノードIDフィー
ルドには、このパケットを転送する転送先としてのブリ
ッジ32−1のノードIDが格納される。tcodeフィール
ドには、非同期ブロック書き込みを表す値0x1が格納
される。送信元ノードフィールドには、PC−1394の
ノードIDが格納される。宛先オフセットフィールドに
は、このパケットを転送する最終的な宛先としてのPC−
Ether(パーソナルコンピュータ111)のMACアドレス
が格納される。このMACアドレスは、ステップS413
の処理により、図15の送信元ユニキャストFIFOより抽
出されたものである。
【0111】ブリッジ32−1の変換処理部81は、IE
EE1394インタフェース74を介して、パーソナルコ
ンピュータ101より転送されてきたIPパケットをステ
ップS430において受信すると、ステップS431に
おいて、受信したパケットP15の宛先オフセットフィ
ールドに格納されていたPC−EtherのMACアドレスを、宛
先MACアドレスとする。ステップS432において、変
換処理部81は、ステップS431において、設定した
宛先MACアドレスに対応するPC−1394の1394ア
ドレスを、ステップS422の処理で生成した変換テー
ブルから調べる。
【0112】この点、図4に示される従来の例では、図
11のステップS422の処理に対応するステップS5
1の処理で代理MACアドレスを生成する他、図11のス
テップS426の処理に対応するステップS52の処理
で、代理オフセットアドレスを生成していたが、図11
のステップS426においては、代理オフセットアドレ
スは生成されず、PC−Etherのアドレスがそのまま13
94オフセットアドレスとして使用される。従って、ス
テップS431の処理において、宛先オフセットアドレ
スをそのまま宛先MACアドレスとして設定することがで
きる。換言すれば、この設定のためには、代理オフセッ
トアドレスとMACアドレスの変換テーブルを設ける必要
がない。
【0113】ステップS432において、変換処理部8
1は、ステップS431で設定した宛先MACアドレスに
対応するPC−1394(パーソナルコンピュータ10
1)のアドレスを調べる。このとき、ステップS422
で生成されたテーブルが使用される。
【0114】次に、ステップS433において、変換処
理部81は、IEEE1394パケットのヘッダをEthernet
(R)のヘッダに変換する。そして、ステップS434に
おいて、変換処理部81は、Ethernet(R)インタフェー
ス75を介して、Ethernet(R)ネットワーク42からPC
−Etherとしてのパーソナルコンピュータ111のMACア
ドレスに向けてIPパケットを送信させる。
【0115】図17は、この場合のパケットP16の構
成を表している。同図に示されるように、このパケット
は、IPパケットとEthernet(R)ヘッダにより構成されて
いる。IPパケットには、図16のパケットP15のIPパ
ケットに含まれていたデータがそのまま使用される。
【0116】Ethernet(R)ヘッダの宛先MACアドレスフィ
ールドには、ステップS431で設定されたPC−Ether
としてのパーソナルコンピュータ111のMACアドレス
が(図16のパケットP15の宛先オフセットフィール
ドに格納されていたアドレス)が格納される。
【0117】送信元MACアドレスフィールドには、PC−
1394の代理MACアドレスが格納される。この代理MAC
アドレスは、ステップS422の処理で生成されたもの
である。
【0118】ether_typeには、IPパケットであることを
表す値0x0800が格納される。
【0119】ステップS453において、PC−Ether
は、ブリッジ32−1を介して送信れてきたIPパケット
を受信する。
【0120】次に、図18のフローチャートを参照し
て、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュータ111
から、PC−1394としてのパーソナルコンピュータ1
01にパケットを送信する場合の処理について説明す
る。
【0121】ステップS471において、パーソナルコ
ンピュータ111は、PC−1394としてのパーソナル
コンピュータ101のIPアドレスを格納したEther ARP
リクエストパケットを生成し、Ethernet(R)ネットワー
ク42を介してブロードキャストする。
【0122】図19は、このようにして、ブロードキャ
ストされるARPリスエストパケットP31の構成例を表
している。その基本的構成は、図13に示したパケット
P12と同様である。すなわち、このパケットP31
も、Ethernet(R) ARPとEthernet(R)ヘッダとにより構成
される。但し、Ethernet(R) ARPの送信元MACアドレスフ
ィールドには、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュ
ータ111のMACアドレスが格納され、送信元IPアドレ
スフィールドには、そのIPアドレスが格納される。ま
た、ターゲットIPアドレスフィールドには、PC−139
4としてのパーソナルコンピュータ101のIPアドレス
が格納される。
【0123】Ethernet(R)ヘッダの宛先MACアドレスフィ
ールドには、ブロードキャストであることを表す値0x
ffffffffが配置されるが、送信元MACアドレスフィール
ドには、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュータ1
11のMACアドレスが格納される。
【0124】ステップS491において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、Ethernet(R)インタフェース
75を介して、パーソナルコンピュータ111からのAR
Pリクエストパケットを受信すると、ステップS492
において、パケットP31に含まれるPC−EtherのMACア
ドレス(送信元MACアドレスフィールドに格納されてい
るアドレス)を1394オフセットアドレスとする。次
に、ステップS493において、変換処理部81は、Et
hernet(R) ARPリクエストパケットをIEEE1394ARPリ
スエストパケットに変換する処理を実行する。そして、
ステップS494において、変換処理部81は、変換し
たEther ARPリスエストパケットを、IEEE1394イン
タフェース74からIEEE1394ネットワーク41−1
にブロードキャストする。
【0125】図20は、このようにして、ブロードキャ
ストされるARPリクエストパケットP32の構成を表し
ている。その基本的構成は、図12に示した場合と同様
である。
【0126】但し、IEEE1394ARPの送信元ユニークI
Dフィールドには、ブリッジ32−1のGUIDが格納さ
れ、送信元ユニキャストFIFOフィールドには、PC−Ethe
rとしてのパーソナルコンピュータ111のMACアドレス
が配置される。送信元IPアドレスフィールドにも、パー
ソナルコンピュータ111のIPアドレスが配置される。
ターゲットIPアドレスフィールドには、PC−1394と
してのパーソナルコンピュータ101のIPアドレスが格
納される。
【0127】GASPヘッダの送信元ノードフィールドに
は、ブリッジ32−1のノードIDが格納される。
【0128】PC−1394としてのパーソナルコンピュ
ータ101は、ステップS521において、ブリッジ3
2−1よりブロードキャストされたパケットP32を受
信すると、ステップS522において、自分自身のIEEE
1394アドレスを格納したIEEE1394ARPレスポン
スパケットを生成し、ブリッジ32−1の代理オフセッ
トアドレス宛にユニキャストする。
【0129】図21は、このようにして、ユニキャスト
されるARPレスポンスパケットのP33の構成を表して
いる。その基本的構成は、図15に示されるパケットP
14と同様である。但し、IEEE1394ARPの送信元ユ
ニークIDフィールドには、PC−1394としてのパーソ
ナルコンピュータ101のGUIDが格納され、送信元ユニ
キャストFIFOフィールドには、パーソナルコンピュータ
101のオフセットアドレスが格納され、送信元IPアド
レスフィールドには、そのIPアドレスが格納される。タ
ーゲットIPアドレスフィールドには、PC−Etherとして
のパーソナルコンピュータ111のIPアドレスが格納さ
れる。
【0130】IEEE1394ヘッダの宛先ノードIDフィー
ルドには、ブリッジ32−1のノードIDが格納される。
送信元ノードフィールドには、PC−1394としてのパ
ーソナルコンピュータ101の自分自身のノードIDが格
納される。宛先オフセットフィールドには、PC−Ether
としてのパーソナルコンピュータ111のMACアドレス
が格納される。このアドレスは、図20のパケットP3
2の送信元ユニキャストFIFOフィールドに格納されてい
たアドレスである。
【0131】ステップS495において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、IEEE1394インタフェース
74を介して、パーソナルコンピュータ101より転送
されてきたARPレスポンスパケットを受信すると、ステ
ップS496において、パーソナルコンピュータ101
の代理MACアドレスを生成し、パーソナルコンピュータ
101の1394アドレス情報とセットで記憶する。次
に、ステップS497において、変換処理部81は、宛
先オフセットアドレスを宛先MACアドレスとする。
【0132】次に、ステップS498において、ブリッ
ジ32−1の変換処理部81は、IEEE1394ARPレス
ポンスをEthernet(R) ARPレスポンスに変換し、ステッ
プS499において、このARPレスポンスパケットをPC
−Etherにユニキャストする。
【0133】図22は、このようにして、PC−Etherと
してのパーソナルコンピュータ111にユニキャストさ
れるARPレスポンスパケットの構成を表している。
【0134】その基本的構成は、図14に示したパケッ
トP13と同様であるが、Ethernet(R) ARPの送信元MAC
アドレスフィールドには、PC−1394としてのパーソ
ナルコンピュータ111の代理MACアドレスが格納され
る。この代理MACアドレスは、ステップS496におい
て生成されたものである。送信元IPアドレスフィールド
には、パーソナルコンピュータ101のIPアドレスが格
納される。また、ターゲットMACアドレスとターゲットI
Pアドレスには、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュ
ータ111のMACアドレスとIPアドレスがそれぞれ格納
される。
【0135】Ethernet(R)ヘッダの宛先読み出しアドレ
スフィールドには、PC−EtherのMACアドレスが格納され
る。このアドレスは、ステップS497において設定さ
れたアドレスである。
【0136】送信元MACアドレスフィールドには、PC−
1394としてのパーソナルコンピュータ101の代理
MACアドレス(ステップS496で生成されたアドレ
ス)が格納される。
【0137】ステップS472において、パーソナルコ
ンピュータ111は、ブリッジ32−1から送信されて
きたARPレスポンスパケットP34を受信すると、ステ
ップS473において、パケットP34からPC−139
4の代理MACアドレス(図22のパケットP34の送信
元MACアドレスフィールドに書き込まれているアドレ
ス)を抽出する。そして、ステップS474において、
パーソナルコンピュータ111は、ステップS473の
処理で抽出されたPC−1394の代理MACアドレス宛にI
Pパケットをユニキャストする。
【0138】図23のパケットP35は、このようにユ
ニキャストされるIPパケットの構成を表している。その
基本的構成は、図17に示されるパケットP16の場合
と同様であるが、Ethernet(R)ヘッダの宛先MACフィール
ドには、PC−1394の代理MACアドレス(ステップS
473の処理で抽出されたアドレス)が格納され、送信
元MACアドレスフィールドには、自分自身のMACアドレス
が格納される。
【0139】ブリッジ32−1の変換処理部81は、Et
hernet(R)インタフェース75を介して、ステップS5
00において、IPパケットを受信すると、ステップS5
01において、受信した図23に示されるパケットP3
5の宛先MACアドレスフィールドのアドレスから、PC−
1394としてのパーソナルコンピュータ101の13
94アドレスを調べる。これには、ステップS496の
処理で生成された、代理MACアドレスとPC−1394の
1394アドレス情報との変換テーブルが使用される。
【0140】ステップS502において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、Ethernet(R)パケットのヘッ
ダをIEEE1394のヘッダに変換する。そして、ステッ
プS503において、変換処理部81は、IEEE1394
インタフェース74を介して、PC−1394のアドレス
に向けてIPパケットを送信させる。
【0141】図24は、このようにして、ユニキャスト
されるIPパケットの構成を表している。その基本的構成
は、図16に示されるパケットP15の場合と同様であ
るが、IEEE1394ヘッダの宛先の代理フィールドに
は、PC−1394としてのパーソナルコンピュータ10
1のノードIDが格納される。このノードIDは、図21の
パケットP33の送信元ノードフィールドに格納されて
いたものである。送信元ノードフィールドには、ブリッ
ジ32−1のノードIDが格納される。そして、宛先オフ
セットフィールドには、PC−1394としてのパーソナ
ルコンピュータ101のオフセットアドレスが格納され
る。このオフセットアドレスは、図21のパケットP3
3の送信元ユニキャストFIFOフィールドに格納されてい
たアドレスである。
【0142】パーソナルコンピュータ101は、ステッ
プS523において、ブリッジ32−1から送信されて
きたIPパケットP36を受信する。
【0143】48ビットのEthernet(R)のデバイスのMAC
アドレスを、同じ48ビットのIEEE1394のオフセッ
トアドレスとしてそのまま利用すると、MACアドレスに
該当するIEEE1394オフセットが既に別のプロトコル
で予約されていると、そのプロトコルで異なる動作が実
行されてしまう恐れがある。
【0144】しかしながら、図25に示されるように、
48バイトのMACアドレスのうち、ベンダIDを構成する
最初の3バイトのうちの先頭の1バイトの最下位ビット
は、I(Individual)/G(Group)ビットとされる。A
RPパケットの場合、ここはIndividualとなるので、常に
0となる。
【0145】なお、1バイト目の下から2ビット目は、
G(Global)/L(Local)フラグとされる。
【0146】図26は、IEEE1394の64ビットで構
成されるアドレスの構成を表している。64ビット中の
上位16ビットは、ノードIDとされ、そのうちの上位1
0ビットは、バスIDを表す。バスIDの値のうちの、0x
3FFは、機器が直接接続されているバスを表し、それを
除くと、これにより1023個のバスをアドレスするこ
とができる。
【0147】ノードIDの後の6ビットは、ノード番号を
表す。そのうちの0x3Fは、バスに接続されている機
器全て(ブロードキャスト)を表し、それを除くと1つ
のバスに63台のノードを接続することができることに
なる。結局、バス番号とノード番号を合わせたノードID
により、最大64449台の機器の接続が可能となる。
【0148】ノードIDに続く48ビットは、機器内のア
ドレスとされる。48ビット中の上位20ビットのレジ
スタスペースにより、初期メモリ空間、プライベート空
間、初期レジスタ空間に大別される。
【0149】続く28ビットのレジスタアドレスによ
り、初期レジスタは、CSRアーキテクチャ、シリアルバ
ス、ROM、初期ユニットに分けられる。
【0150】従って、MACアドレスをオフセットアドレ
スとして使用した場合、IEEE1394のアドレスマップ
では、常に、初期メモリ空間に割り当てが行われること
になり、別のプロトコルで誤動作する恐れはない。
【0151】以上においては、ARPレスポンスパケット
をユニキャストするようにしたが、ブロードキャストす
るようにすることも可能である。この場合の処理につい
て、図27と図28のフローチャートを参照して説明す
る。
【0152】図27は、図11のフローチャートに対応
する処理であり、PC−1394としてのパーソナルコン
ピュータ101からPC−Etherとしてのパーソナルコン
ピュータ111にパケットを送信する場合の処理を表
し、図28は、図18に対応するフローチャートであ
り、パーソナルコンピュータ111からパーソナルコン
ピュータ101にパケットを送信する場合の処理を表し
ている。
【0153】ステップS601において、PC−1394
としてのパーソナルコンピュータ101は、PC−ether
としてのパーソナルコンピュータ111のIPアドレスを
格納したIEEE1394ARPリクエストパケットP41
(図12のパケットP11に対応する)を生成し、IEEE
1394ネットワーク41−1にブロードキャストす
る。
【0154】ステップS621において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、IEEE1394インタフェース
74を介してARPリクエストパケットP41を受信する
と、ステップS622において、PC−1394としての
パーソナルコンピュータ101のARP情報を記憶する。
【0155】次に、ステップS623において、変換処
理部81は、IEEE1394ARPリクエストをEthernet(R)
ARPリクエストに変換する処理を実行する。このとき、
送信元MACアドレス(sender_MAC_address)フィールド
(図13)には、ブリッジ32−1のMACアドレスが格
納される。ステップS624において、変換処理部81
は、ステップS623の処理で生成したEthernet(R) AR
PリクエストパケットP42(図13のパケットP12
に対応する)をEthernet(R)インタフェース75からEth
ernet(R)ネットワーク42にブロードキャストする。
【0156】PC−Etherとしてのパーソナルコンピュー
タ111は、ステップS651において、ARPリクエス
トパケットP42を受信すると、ステップS652にお
いて、自分自身のMACアドレスを格納したEthernet(R) A
RPレスポンスパケットP43(図14のパケットP13
に対応する)を生成し、Ethernet(R)ネットワーク42
にブロードキャストする。
【0157】ステップS625において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、Ethernet(R)インタフェース
75を介してARPレスポンスパケットP43を受信する
と、ステップS626において、受信したEthernet(R)
ARPレスポンスパケットをIEEE1394ARPレスポンスパ
ケットに変換する処理を実行する。送信元ノードフィー
ルドには、ブリッジ32−1のノードIDが格納される。
また、送信元ユニキャストFIFOには、PC−Etherとして
のパーソナルコンピュータ111のMACアドレスが格納
される。
【0158】ステップS627において、変換処理部8
1は、ステップS626で生成したARPレスポンスパケ
ットP44(図15のパケットP14に対応する)を、
IEEE1394インタフェース74を介して、IEEE139
4ネットワーク41−1にブロードキャストする。
【0159】ステップS602において、パーソナルコ
ンピュータ101は、ARPレスポンスパケットP44を
受信すると、ステップS603において、そのパケット
P44から、送信元ノードに格納されているブリッジ3
2−1のノードIDと、送信元ユニキャストFIFOに格納さ
れているPC−Etherとしてのパーソナルコンピュータ1
11のMACアドレスを抽出する。そして、ステップS6
04において、パーソナルコンピュータ101は、ブリ
ッジ32−1のノードIDに向けてIPパケットP45(図
16のパケットP15に対応する)を送信する。
【0160】ブリッジ32−1の変換処理部81は、IE
EE1394インタフェース74を介して、このIPパケッ
トP45をステップS628において受信すると、ステ
ップS629において、そのパケットP45の宛先オフ
セットから、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュー
タ111のMACアドレスを抽出する。ステップS630
において、変換処理部81は、ステップS629の処理
で抽出したPC−Etherとしてのパーソナルコンピュータ
111のMACアドレスに向けて、IPパケットP46(図
17のパケットP16に対応する)を送信する。
【0161】ステップS653において、PC−Etherと
してのパーソナルコンピュータ111は、IPパケットP
46を受信する。
【0162】次に、図28のフローチャートを参照し
て、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュータ111
が、PC−1394としてのパーソナルコンピュータ10
1にパケットを転送する場合の処理について説明する。
【0163】ステップS661において、PC−Etherと
してのパーソナルコンピュータ111は、PC−1394
としてのパーソナルコンピュータ101のIPアドレスを
格納したEthernet(R) ARPリクエストパケットP51
(図19のパケットP31に対応する)を生成し、Ethe
rnet(R)ネットワーク42にブロードキャストする。
【0164】ブリッジ32−1の変換処理部81は、ス
テップS671において、ARPリクエストパケットを受
信すると、ステップS672において、Ethernet(R) AR
PリクエストパケットP51をIEEE1394ARPリクスト
パケットに変換する。送信元ノードには、ブリッジ32
−1のノードIDが格納される。また、送信元ユニキャス
トFIFOには、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュー
タ111のMACアドレスが格納される。
【0165】ステップS673において、変換処理部8
1は、ステップS672の処理で生成したIEEE1394
ARPリクエストパケットP52(図20のパケットP3
2に対応する)を、IEEE1394インタフェース74か
らIEEE1394ネットワーク41−1にブロードキャス
トする。
【0166】ステップS691において、パーソナルコ
ンピュータ101は、ARPリクエストパケットP52を
受信すると、ステップS692において、PC−1394
としてのパーソナルコンピュータ111のノードIDを格
納したIEEE1394ARPレスポンスパケットP53(図
21のパケットP33に対応する)を生成し、IEEE13
94ネットワーク41−1にブロードキャストする。
【0167】ステップS674において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、IEEE1394インタフェース
74を介してARPレスポンスパケットP53を受信する
と、ステップS675において、そこに含まれるPC−1
394としてのパーソナルコンピュータ101のARP情
報を記憶する。
【0168】ステップS676において、変換処理部8
1は、IEEE1394ARPレスポンスをEthernet(R) ARPレ
スポンスに変換する。送信元MACアドレスには、ブリッ
ジ32−1のMACアドレスが格納される。
【0169】ステップS677において、変換処理部8
1は、ステップS676の処理で生成したARPレスポン
スパケットP54(図22のパケットP34に対応す
る)をEthernet(R)インタフェース75からEthernet(R)
ネットワーク42にブロードキャストする。
【0170】なお、PC−EtherのMACアドレスは、宛先オ
フセットにマップされているため、ブロードキャストで
送信されるARPレスポンスパケットからは相手のMACアド
レスを取得することができない。そこで、宛先MACアド
レスの値は、「0」とされる。
【0171】さもなくば、図18の例のように、PC−1
394には、PC−Etherに対して、ARPレスポンスを、常
にユニキャストさせる。
【0172】ステップS662において、パーソナルコ
ンピュータ111は、ARPレスポンスパケットP54を
受信すると、ステップS663において、ブリッジ32
−1のMACアドレスを抽出する。ステップS664にお
いて、パーソナルコンピュータ111は、ブリッジ32
−1のMACアドレスに向けて生成したIPパケットP55
(図23のパケットP35に対応する)をユニキャスト
する。
【0173】ステップS678において、ブリッジ32
−1の変換処理部81は、IPパケットP55を受信する
と、ステップS679において、PC−1394としての
パーソナルコンピュータ101のノードIDに向けて、P
56(図24のパケットP36に対応する)IPパケット
を送信する。
【0174】ステップS693において、パーソナルコ
ンピュータ101は、IPパケットP56を受信する。
【0175】いま、図29に示されるように、PC−13
94としてのパーソナルコンピュータ101のIEEE13
94ネットワーク41−1に対するインタフェースをIF
1、ブリッジ32−1のIEEE1394ネットワーク41
に対するインタフェースをIF2、ブリッジ32−1のEt
hernet(R)ネットワーク42に対するインタフェースをI
F3、PC−Etherとしてのパーソナルコンピュータ111
のEthernet(R)ネットワーク42に対するインタフェー
スをIF4、ルータ34のEthernet(R)ネットワーク42
に対するインタフェースをIF5とすると、各インタフェ
ースから見た情報は、図30に示されるようになる。
【0176】すなわち、例えば、インタフェースIF1の
実際のARP情報は、IPアドレスが168.192.1.c
とされ、ノードIDが1とされ、ユニキャストFIFOが0xf
fffecccccccとされる。IEEE1394の転送速度を規定
するデータsspdは、S400とされる。パケットの受け
取り値の最大サイズを示すmax_recは、2048バイト
とされる。また、GUIDは、0x080046cc ccccccc
cとされる。
【0177】インタフェースIF1からみたPC−Etherと
してのパーソナルコンピュータ111のARP情報は、IP
アドレスが168.192.1.cとされ、MACアドレスが
08:00:46:bb:bb:bbとされる。
【0178】インタフェースIF2のARP情報は、IPアド
レスはなしとされ、ノードIDは0とされ、ユニキャスト
FIFOはなしとされる。また、sspdは、S400Rとさ
れ、max_RECは、2048バイトとされ、GUIDは、0x
080046bb bbbbbbbbとされる。
【0179】インタフェースIF2からパーソナルコンピ
ュータ101またはパーソナルコンピュータ111のAR
P情報は見ることができない。
【0180】次に、ブリッジ32の通信の処理を図31
のフローチャートを参照して、説明する。ステップS7
31において、ブリッジ32は、そのEthernet(R)イン
タフェース75が、Ethernet(R)ネットワーク42を介
して送信されてきたパケットを受信するか、または、IE
EE1394インタフェース74が、IEEE1394ネット
ワーク41を介して送信されてきたパケットを受信す
る。
【0181】ステップS732において、ブリッジ32
の変換処理部81は、Ethernet(R)インタフェース75
またはIEEE1394インタフェース74からの信号に基
づき、ステップS731で受信したパケットが、Ethern
et(R)インタフェース75が受信したEthernet(R)のパケ
ットであるのか否かを判定し、Ethernet(R)インタフェ
ース75が受信したEthernet(R)のパケットであると判
定された場合、ステップS733に進み、宛先MACアド
レスフィールドに格納されているMACアドレスが、自分
自身(ブリッジ32)のMACアドレスと同じであるか否
かを判定する。
【0182】宛先MACアドレスの値が自分自身のMACアド
レスと同じでない場合には、ステップS734に進み、
変換処理部81は、宛先MACアドレスの値がブロードキ
ャストか否かを判定する。その値がブロードキャストで
はない場合には、ステップS735に進み、宛先MACア
ドレスの値がマルチキャストか否かを判定する。その値
がマルチキャストでもない場合には、ステップS731
に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0183】ステップS733乃至ステップS735の
処理で、宛先MACアドレスの値が自分自身のMACアドレス
と同じであると判定されるか、ブロードキャストである
と判定されるか、またはマルチキャストであると判定さ
れた場合、ステップS736に進み、変換処理部81
は、ether_typeの値が0x0806であるか否かを判定
する。すなわち、ARPパケットであるか否かが判定され
る。その値が0x0806であると判定された場合(AR
Pパケットであると判定された場合)、ステップS73
7に進み、変換処理部81は、Ethernet(R) ARPからIEE
E1394ARPへの変換処理を行う。そして、ステップS
738において、変換処理部81は、1394ヘッダを
生成し、そのヘッダを付加して、そのパケットをIEEE1
394ネットワーク41に送信する。その後、処理はス
テップS731に戻る。
【0184】ステップS736において、ether_typeの
値が0x0806ではないと判定された場合、変換処理
部81は、ステップS739に進み、その値が0x08
00であるか否かを判定する。すなわち、IPパケットで
あるか否かが判定される。ether_typeの値が0x080
0である場合には、ステップS738に進み、1394
ヘッダを生成して、そのヘッダを付加してパケットがIE
EE1394ネットワーク41に送信される。その後、処
理はステップS731に戻る。
【0185】ステップS739において、ether_typeの
値が0x0800ではないと判定された場合、処理はス
テップS731に戻る。
【0186】ステップS732において、受信されたパ
ケットがEthernet(R)インタフェース75から受信した
ものでないと判定された場合(IEEE1394インタフェ
ース74を介して受信されたものであると判定された場
合)、ステップS740に進み、変換処理部81は、As
ynchronous Write Blockリクエストパケットであるか否
かを判定する。このパケットであるか否かは、IEEE13
94ヘッダのtcodeから判定することができる。
【0187】パケットが、Asynchronous Write Blockリ
クエストパケットである場合には、ステップS744に
進み、変換処理部81は、宛先オフセットがブリッジ内
部で処理すべき値である(ブリッジ32−1宛のパケッ
トである)か否かを判定する。この判定は、図25のI
/Gビットから判定される。I/Gビットが「I」のと
き、そのパケットはブリッジ32宛のパケットと判定さ
れ、「0」のとき、ブリッジすべき(他に転送すべき)
パケットと判定される。その値がブリッジ32−1の内
部で処理すべき値であると判定された場合には、ステッ
プS743に進み、変換処理部81は、自分自身宛の1
394パケット処理を実行する。その後、処理はステッ
プS731に戻る。
【0188】ステップS744において、宛先オフセッ
トの値がブリッジ32の内部で処理すべき値ではない
(ブリッジ32−1宛のパケットではない)と判定され
た場合、処理はステップS745に進む。
【0189】ステップS740において、パケットは、
Asynchronous Write Blockリクエストパケットではない
と判定された場合、ステップS741に進み、そのパケ
ットは、Asynchronous streamパケットであるか否かが
判定される。パケットが、Asynchronous streamパケッ
トではないと判定された場合、ステップS743に進
み、自分自身宛の1394パケット処理が実行される。
【0190】ステップS741において、パケットがAs
ynchronous streamパケットであると判定された場合、
ステップS742に進み、変換処理部81は、specifie
r_IDが0x00005E、かつversionが「1」である
か否かを判定する。2つの条件の一方または両方が満足
されない場合には、ステップS743に進み、自分宛の
1394パケット処理が実行される。
【0191】ステップS742において、2つの条件が
両方とも満足されたと判定された場合、処理はステップ
S745に進む。
【0192】ステップS745において、変換処理部8
1は、ether_typeの値が0x0806であるか否かを判
定する。すなわち、パケットがARPパケットであるか否
かが判定される。パケットがARPパケットである場合に
は、ステップS747に進み、変換処理部81は、IEEE
1394ARPからEthernet(R) ARPへの変換処理を行う。
ステップS748において、変換処理部81は、受信し
たパケットに含まれるARP情報を記憶する。そして、ス
テップS749において、変換処理部81は、Ethernet
(R)ヘッダを生成し、生成したヘッダを付加したパケッ
トを、Ethernet(R)ネットワーク42に送信する。その
後、処理はステップS731に戻る。
【0193】ステップS745において、ether_typeの
値が0x0806ではないと判定された場合、処理はス
テップS746に進み、その値が0x0800であるか
否かが判定される。すなわち、パケットがIPパケットで
あるか否かが判定される。パケットがIPパケットである
場合には、ステップS749に進み、変換処理部81
は、Ethernet(R)ヘッダを生成し、そのヘッダを付加し
たパケットEthernet(R)ネットワーク42に送信する。
【0194】ステップS746において、ether_typeの
値が0x0800でもないと判定された場合には、処理
はステップS731に戻る。
【0195】このように、ブリッジ32は、IPアドレ
スを利用しなくとも、IEEE1394のパケットをEthern
et(R)のパケットに書き換えて、送信するとともに、Eth
ernet(R)のパケットをIEEE1394のパケットに書き換
えて、送信することができる。
【0196】図32はパーソナルコンピュータ101の
構成を表している(図示は省略するが、パーソナルコン
ピュータ111も同様に構成される)。図32におい
て、CPU(Central Processing Unit)221は、ROM
(Read Only Memory)222に記憶されているプログ
ラム、または記憶部228からRAM(RandoMACcess Mem
ory)223にロードされたプログラムに従って各種の
処理を実行する。RAM223にはまた、CPU221が各種
の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記
憶される。
【0197】CPU221、ROM222、およびRAM223
は、バス224を介して相互に接続されている。このバ
ス224にはまた、入出力インタフェース225も接続
されている。
【0198】入出力インタフェース225には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部226、CRT、LCDなど
よりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出
力部227、ハードディスクなどより構成される記憶部
228、モデム、ターミナルアダプタなどより構成され
る通信部229が接続されている。通信部229は、Et
hernet(R)ネットワーク42またはIEEE1394ネット
ワーク41を介しての通信処理を行う。
【0199】入出力インタフェース225にはまた、必
要に応じてドライブ230が接続され、磁気ディスク2
41、光ディスク242、光磁気ディスク243、或い
は半導体メモリ244などが適宜装着され、それらから
読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて
記憶部228にインストールされる。
【0200】図示は省略するが、DVCR102やテレビジ
ョン受像機112も、同様にその基本的な機能を実行す
る処理部を有する他、それぞれネットワークを介して通
信を行う通信部を有している。
【0201】以上においては、IEEE1394ネットワー
ク42にそれぞれ1台のデバイスのみが接続されるよう
にした。このように構成することで、保持するリストの
量を少なくし、メモリの容量をより少なくすることが可
能である。しかしながら、例えば、図33に示されるよ
うに、IEEE1394ネットワーク41に複数の機器を接
続した場合にも、本発明を適用することが可能である。
図33の例においては、IEEE1394ネットワーク41
にパーソナルコンピュータ101とDVCR102が接続さ
れている。そして、IEEE1394ネットワーク41とEt
hernet(R)ネットワーク42は、ルータ261を介して
相互に接続されている。
【0202】この場合、図34に示されるように、ルー
タ261は、IEEE1394ネットワーク41とEthernet
(R)ネットワーク42との間でルーティング処理を行
う。
【0203】図33のネットワークシステムにおける異
なるネットワーク間の処理は、上述した場合と同様であ
るので省略する。
【0204】そこで、以下に、図33のネットワークシ
ステムにおける同一のネットワーク間での処理について
説明する。
【0205】図35は、パーソナルコンピュータ111
とテレビジョン受像機112が、Ethernet(R)ネットワ
ーク42内において、データを授受する場合の処理を表
している。ステップS801において、パーソナルコン
ピュータ101は、テレビジョン受像機112のIPアド
レスを格納したEthernet(R) ARPリクエストパケットを
生成し、Ethernet(R)ネットワーク42にブロードキャ
ストする。
【0206】ステップS821において、テレビジョン
受像機112は、ARPリクエストパケットを受信する
と、ステップS822において、テレビジョン受像機1
12のMACアドレスを格納したEthernet(R) ARPレスポン
スパケットを生成し、パーソナルコンピュータ101に
ユニキャストする。
【0207】ステップS802において、パーソナルコ
ンピュータ111は、ARPレスポンスパケットを受信す
ると、ステップS803において、テレビジョン受像機
112のMACアドレスをそのパケットから取り出す。そ
して、ステップS804において、パーソナルコンピュ
ータ111は、テレビジョン受像機112のMACアドレ
スに向けてIPパケットを送信する。
【0208】ステップS823において、テレビジョン
受像機112は、そのIPパケットを受信する。
【0209】図36は、パーソナルコンピュータ101
とDVCR102との間で、IEEE1394ネットワーク41
を介してデータを授受する場合の処理を表している。
【0210】ステップS841において、パーソナルコ
ンピュータ101は、DCVR102のIPアドレスを格納し
たIEEE1394ARPリクエストパケットを生成し、IEEE
1394ネットワーク41にブロードキャストする。
【0211】ステップS861において、DVCR102
は、ARPリクエストパケットを受信すると、ステップS
862において、DVCR102のノードIDとオフセットを
格納したIEEE1394ARPレスポンスパケットを生成
し、これをIEEE1394ARPネットワーク41を介して
返信する。
【0212】ステップS842において、パーソナルコ
ンピュータ101は、ARPレスポンスパケットを受信す
ると、ステップS843において、DVCR102のノード
IDとオフセットアドレスを、受信したパケットから取り
出す。そして、ステップS844において、パーソナル
コンピュータ101は、DVCR102のノードIDとオフセ
ットに向けて、IPパケットをユニキャストする。
【0213】ステップS863において、DVCR102
は、このIPパケットを受信する。
【0214】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより
実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや
記録媒体からインストールされる。
【0215】この記録媒体は、図32に示されるよう
に、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供する
ために配布される、プログラムが記録されている磁気デ
ィスク241(フロッピディスクを含む)、光ディスク
242(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD
(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク2
43(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メ
モリ244などよりなるパッケージメディアにより構成
されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で
ユーザに提供される、プログラムが記録されているROM
222や、記憶部228に含まれるハードディスクなど
で構成される。
【0216】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0217】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0218】
【発明の効果】以上の如く、本発明の第1の情報処理装
置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプ
ログラムによれば、第1のネットワークアドレスを、転
送元としての第2のネットワークアドレスに格納するよ
うにした。
【0219】また、本発明の第2の情報処理装置および
方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム
によれば、ARPレスポンスパケットに含まれる他の情報
処理装置の第2のネットワークアドレスを抽出し、送信
先の第1のネットワークアドレスとして格納するように
した。
【0220】本発明の第3の情報処理装置および方法、
情報処理システム、記録媒体、並びにプログラムによれ
ば、ARPレスポンスパケットに、自分自身の第1のネッ
トワークアドレスを格納して送信し、その第1のネット
ワークアドレスが、宛先とされたIPパケットを受信する
ようにした。
【0221】本発明の情報処理システムによれば、第1
の情報処理装置から送信されたARPリクエストパケット
に含まれる第1のネットワークアドレスを転送元とし
て、第2のネットワークアドレスに格納した第2のARP
リクエストパケットを第3の情報処理装置から第2の情
報処理装置に転送し、第2の情報処理装置が転送してき
た第1のARPレスポンスパケットに、転送先の第1のネ
ットワークアドレスとして含まれる第1のネットワーク
アドレスを抽出し、それを格納した第2のARPレスポン
スパケットを第3の情報処理装置により生成し、第1の
情報処理装置に転送するようにした。
【0222】従って、ブリッジとして機能する装置のメ
モリの容量を少なくしたシステムを実現することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のネットワークシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のネットワークシステムにおける処理を説
明するフローチャートである。
【図3】MACアドレスと代理オフセットアドレスのテー
ブルの例を示す図である。
【図4】図1のネットワークシステムの他の処理を説明
するフローチャートである。
【図5】本発明を適用するネットワークシステムの構成
を示すブロック図である。
【図6】図5のネットワークシステムの等価的構成を示
す図である。
【図7】図5のブリッジの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図7のブリッジの等価的構成を示す図である。
【図9】ブリッジングを説明する図である。
【図10】本発明を適用するネットワークシステムの他
の構成を示すブロック図である。
【図11】図10のネットワークシステムにおける処理
を説明するフローチャートである。
【図12】図11のステップS411において生成され
るパケットP11の構成を示す図である。
【図13】図11のステップS424の処理で生成され
るパケットP12の構成を示す図である。
【図14】図11のステップS452の処理で生成され
るパケットP13の構成を示す図である。
【図15】図11のステップS429の処理で生成され
るパケットP14の構成を示す図である。
【図16】図11のステップS414の処理で生成され
るパケットP15の構成を示す図である。
【図17】図11のステップS434の処理で生成され
るパケットP16の構成を示す図である。
【図18】図10のネットワークシステムの他の動作を
説明するフローチャートである。
【図19】図18のステップS471で生成されるパケ
ットP31の構成を示す図である。
【図20】図18のステップS494で生成されるパケ
ットP32の構成を示す図である。
【図21】図18のステップS522で生成されるパケ
ットP33の構成を示す図である。
【図22】図18のステップS499で生成されるパケ
ットP34の構成を示す図である。
【図23】図18のステップS474で生成されるパケ
ットP35の構成を示す図である。
【図24】図18のステップS503で生成されるパケ
ットP36の構成を示す図である。
【図25】MACアドレスを説明する図である。
【図26】IEEE1394における64ビットのアドレス
を説明する図である。
【図27】図10のネットワークシステムの他の処理を
説明するフローチャートである。
【図28】図10のネットワークシステムのさらに他の
処理を説明するフローチャートである。
【図29】ネットワークシステムのインタフェースを説
明する図である。
【図30】図29のインタフェースにおけるARP情報を
説明する図である。
【図31】図10のネットワークシステムにおけるブリ
ッジの処理を説明するフローチャートである。
【図32】図10のパーソナルコンピュータの構成を示
すブロック図である。
【図33】本発明を適用する他のネットワークシステム
の構成を示すブロック図である。
【図34】図33のネットワークシステムのルーティン
グ処理を説明する図である。
【図35】図33のネットワークシステムの動作を説明
するフローチャートである。
【図36】図33のネットワークシステムの他の動作を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
31 DVCR, 32 ブリッジ, 33 パーソナルコ
ンピュータ, 34ルータ, 41 IEEE1394ネッ
トワーク, 42 Ethernet(R)ネットワーク, 43
WAN, 71 CPU, 72 メモリ, 74 IEEE1
394インタフェース, 75 Ethernet(R)インタフ
ェース, 81 Ethernet(R) IEEE変換処理部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のネットワークアドレスに基づいて
    データを授受する第1のネットワークと、第2のネット
    ワークアドレスに基づいてデータを授受する第2のネッ
    トワークとの間でデータを授受する情報処理装置におい
    て、 前記第1のネットワークを介して第1の他の情報処理装
    置から転送されてくる第1のパケットを取得する第1の
    取得手段と、 前記第1の取得手段により取得された前記第1のパケッ
    トに含まれる前記第1の他の情報処理装置の前記第1の
    ネットワークアドレスを抽出し、転送元としての前記第
    2のネットワークアドレスに格納した第2のパケットを
    生成する第1の生成手段と、 前記第1の生成手段により生成された前記第2のパケッ
    トを、前記第2のネットワークに転送する第1の転送手
    段と、 前記第2のネットワークを介して第2の他の情報処理装
    置から転送されてくる第3のパケットを取得する第2の
    取得手段と、 前記第2の取得手段により取得された前記第3のパケッ
    トに、転送先の前記第1のネットワークアドレスとして
    含まれる、前記第1の他の情報処理装置の前記第1のネ
    ットワークアドレスを抽出し、転送先の前記第1のネッ
    トワークアドレスとして格納した第4のパケットを生成
    する第2の生成手段と、 前記第2の生成手段により生成された前記第4のパケッ
    トを、前記第1のネットワークに転送する第2の転送手
    段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のネットワークと第2のネット
    ワークの一方はイーサネット(登録商標)によるネット
    ワークであり、他方はIEEE1394高速シリアルバスに
    よるネットワークであることを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のネットワークアドレスは、MA
    Cアドレスであり、 前記第2のネットワークアドレスは、オフセットアドレ
    スであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のパケットは、ARP
    レスポンスのパケットであり、 前記第3および第4のパケットは、IPパケットであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の転送手段は、前記第2のパケ
    ットを、前記第2の転送手段は、前記第4のパケット
    を、それぞれユニキャストすることを特徴とする請求項
    2に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の他の情報処理装置が前記第2
    のネットワークを介してブロードキャストした第5のパ
    ケットを取得する第3の取得手段と、 前記第3の取得手段により取得された前記第5のパケッ
    トに基づいて、第6のパケットを生成する第3の生成手
    段と、 前記第3の生成手段により生成された前記第6のパケッ
    トを、前記第1のネットワークにブロードキャストする
    第3の転送手段とをさらに備えることを特徴とする請求
    項2に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 第1のネットワークアドレスに基づいて
    データを授受する第1のネットワークと、第2のネット
    ワークアドレスに基づいてデータを授受する第2のネッ
    トワークとの間でデータを授受する情報処理装置の情報
    処理方法において、 前記第1のネットワークを介して第1の他の情報処理装
    置から転送されてくる第1のパケットを取得する第1の
    取得ステップと、 前記第1の取得ステップの処理により取得された前記第
    1のパケットに含まれる前記第1の他の情報処理装置の
    前記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送元とし
    ての前記第2のネットワークアドレスに格納した第2の
    パケットを生成する第1の生成ステップと、 前記第1の生成ステップの処理により生成された前記第
    2のパケットを、前記第2のネットワークに転送する第
    1の転送ステップと、 前記第2のネットワークを介して第2の他の情報処理装
    置から転送されてくる第3のパケットを取得する第2の
    取得ステップと、 前記第2の取得ステップの処理により取得された前記第
    3のパケットに、転送先の前記第1のネットワークアド
    レスとして含まれる、前記第1の他の情報処理装置の前
    記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送先の前記
    第1のネットワークアドレスとして格納した第4のパケ
    ットを生成する第2の生成ステップと、 前記第2の生成ステップの処理により生成された前記第
    4のパケットを、前記第1のネットワークに転送する第
    2の転送ステップとを含むことを特徴とする情報処理方
    法。
  8. 【請求項8】 第1のネットワークアドレスに基づいて
    データを授受する第1のネットワークと、第2のネット
    ワークアドレスに基づいてデータを授受する第2のネッ
    トワークとの間でデータを授受する情報処理装置のプロ
    グラムにおいて、 前記第1のネットワークを介して第1の他の情報処理装
    置から転送されてくる第1のパケットを取得する第1の
    取得ステップと、 前記第1の取得ステップの処理により取得された前記第
    1のパケットに含まれる前記第1の他の情報処理装置の
    前記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送元とし
    ての前記第2のネットワークアドレスに格納した第2の
    パケットを生成する第1の生成ステップと、 前記第1の生成ステップの処理により生成された前記第
    2のパケットを、前記第2のネットワークに転送する第
    1の転送ステップと、 前記第2のネットワークを介して第2の他の情報処理装
    置から転送されてくる第3のパケットを取得する第2の
    取得ステップと、 前記第2の取得ステップの処理により取得された前記第
    3のパケットに、転送先の前記第1のネットワークアド
    レスとして含まれる、前記第1の他の情報処理装置の前
    記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送先の前記
    第1のネットワークアドレスとして格納した第4のパケ
    ットを生成する第2の生成ステップと、 前記第2の生成ステップの処理により生成された前記第
    4のパケットを、前記第1のネットワークに転送する第
    2の転送ステップとを含むことを特徴とするコンピュー
    タが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒
    体。
  9. 【請求項9】 第1のネットワークアドレスに基づいて
    データを授受する第1のネットワークと、第2のネット
    ワークアドレスに基づいてデータを授受する第2のネッ
    トワークとの間でデータを授受する情報処理装置を制御
    するコンピュータに、 前記第1のネットワークを介して第1の他の情報処理装
    置から転送されてくる第1のパケットを取得する第1の
    取得ステップと、 前記第1の取得ステップの処理により取得された前記第
    1のパケットに含まれる前記第1の他の情報処理装置の
    前記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送元とし
    ての前記第2のネットワークアドレスに格納した第2の
    パケットを生成する第1の生成ステップと、 前記第1の生成ステップの処理により生成された前記第
    2のパケットを、前記第2のネットワークに転送する第
    1の転送ステップと、 前記第2のネットワークを介して第2の他の情報処理装
    置から転送されてくる第3のパケットを取得する第2の
    取得ステップと、 前記第2の取得ステップの処理により取得された前記第
    3のパケットに、転送先の前記第1のネットワークアド
    レスとして含まれる、前記第1の他の情報処理装置の前
    記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送先の前記
    第1のネットワークアドレスとして格納した第4のパケ
    ットを生成する第2の生成ステップと、 前記第2の生成ステップの処理により生成された前記第
    4のパケットを、前記第1のネットワークに転送する第
    2の転送ステップとを実行させるプログラム。
  10. 【請求項10】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置において、 前記他の情報処理装置のIPアドレスを格納したARPリク
    エストパケットを前記第1のネットワークを介してブロ
    ードキャストし、前記ブリッジを介して前記他の情報処
    理装置に送信する第1の送信手段と、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくる、前記ARPリクエストパケットに対応するARPレ
    スポンスパケットを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記ARPレスポンスパケ
    ットに含まれる、前記他の情報処理装置の前記第2のネ
    ットワークアドレスを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記第2のネットワーク
    アドレスを、送信先の前記第1のネットワークアドレス
    として格納したIPパケットを、前記ブリッジに送信する
    第2の送信手段とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1のネットワークと第2のネッ
    トワークの一方はイーサネット(登録商標)によるネッ
    トワークであり、他方はIEEE1394高速シリアルバス
    によるネットワークであることを特徴とする請求項10
    に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のネットワークアドレスは、
    オフセットアドレスであり、 前記第2のネットワークアドレスは、MACアドレスであ
    ることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の送信手段は、前記IPパケッ
    トをユニキャストすることを特徴とする請求項10に記
    載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置の情報処理方法において、 前記他の情報処理装置のIPアドレスを格納したARPリク
    エストパケットを前記第1のネットワークを介してブロ
    ードキャストし、前記ブリッジを介して前記他の情報処
    理装置に送信する第1の送信ステップと、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくる、前記ARPリクエストパケットに対応するARPレ
    スポンスパケットを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された前記ARPレスポンス
    パケットに含まれる、前記他の情報処理装置の前記第2
    のネットワークアドレスを抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップにより抽出された前記第2のネットワ
    ークアドレスを、送信先の前記第1のネットワークアド
    レスとして格納したIPパケットを、前記ブリッジに送信
    する第2の送信ステップとを含むことを特徴とする情報
    処理方法。
  15. 【請求項15】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置のプログラムにおいて、 前記他の情報処理装置のIPアドレスを格納したARPリク
    エストパケットを前記第1のネットワークを介してブロ
    ードキャストし、前記ブリッジを介して前記他の情報処
    理装置に送信する第1の送信ステップと、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくる、前記ARPリクエストパケットに対応するARPレ
    スポンスパケットを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された前記ARPレスポンス
    パケットに含まれる、前記他の情報処理装置の前記第2
    のネットワークアドレスを抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップにより抽出された前記第2のネットワ
    ークアドレスを、送信先の前記第1のネットワークアド
    レスとして格納したIPパケットを、前記ブリッジに送信
    する第2の送信ステップとを含むことを特徴とするコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    記録媒体。
  16. 【請求項16】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置を制御するコンピュータに、 前記他の情報処理装置のIPアドレスを格納したARPリク
    エストパケットを前記第1のネットワークを介してブロ
    ードキャストし、前記ブリッジを介して前記他の情報処
    理装置に送信する第1の送信ステップと、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくる、前記ARPリクエストパケットに対応するARPレ
    スポンスパケットを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された前記ARPレスポンス
    パケットに含まれる、前記他の情報処理装置の前記第2
    のネットワークアドレスを抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップにより抽出された前記第2のネットワ
    ークアドレスを、送信先の前記第1のネットワークアド
    レスとして格納したIPパケットを、前記ブリッジに送信
    する第2の送信ステップとを実行させるプログラム。
  17. 【請求項17】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置において、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくるARPリクエストパケットを受信する第1の受信
    手段と、 前記第1の受信手段により受信された前記ARPリクエス
    トパケットに対応するARPレスポンスパケットを生成
    し、自分自身の前記第1のネットワークアドレスを格納
    して、前記ブリッジに送信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記ARPレスポンスパケ
    ットに含まれる、前記第1のネットワークアドレスが宛
    先とされたIPパケットを、前記ブリッジを介して受信す
    る第2の受信手段とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記第1のネットワークと第2のネッ
    トワークの一方はイーサネット(登録商標)によるネッ
    トワークであり、他方はIEEE1394高速シリアルバス
    によるネットワークであることを特徴とする請求項17
    に記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記第1のネットワークアドレスは、
    MACアドレスであり、 前記第2のネットワークアドレスは、オフセットアドレ
    スであることを特徴とする請求項17に記載の情報処理
    装置。
  20. 【請求項20】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置の情報処理方法において、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくるARPリクエストパケットを受信する第1の受信
    ステップと、 前記第1の受信ステップの処理により受信された前記AR
    Pリクエストパケットに対応するARPレスポンスパケット
    を生成し、自分自身の前記第1のネットワークアドレス
    を格納して、前記ブリッジに送信する送信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記ARPレス
    ポンスパケットに含まれる、前記第1のネットワークア
    ドレスが宛先とされたIPパケットを、前記ブリッジを介
    して受信する第2の受信ステップとを含むことを特徴と
    する情報処理方法。
  21. 【請求項21】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置のプログラムにおいて、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくるARPリクエストパケットを受信する第1の受信
    ステップと、 前記第1の受信ステップの処理により受信された前記AR
    Pリクエストパケットに対応するARPレスポンスパケット
    を生成し、自分自身の前記第1のネットワークアドレス
    を格納して、前記ブリッジに送信する送信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記ARPレス
    ポンスパケットに含まれる、前記第1のネットワークア
    ドレスが宛先とされたIPパケットを、前記ブリッジを介
    して受信する第2の受信ステップとを含むことを特徴と
    するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録さ
    れている記録媒体。
  22. 【請求項22】 第1のネットワークに接続されるとと
    もに、第1のネットワークアドレスを有し、ブリッジを
    介して、第2のネットワークアドレスを有する第2のネ
    ットワークに接続されている他の情報処理装置とデータ
    を授受する情報処理装置を制御するコンピュータに、 前記他の情報処理装置から前記ブリッジを介して転送さ
    れてくるARPリクエストパケットを受信する第1の受信
    ステップと、 前記第1の受信ステップの処理により受信された前記AR
    Pリクエストパケットに対応するARPレスポンスパケット
    を生成し、自分自身の前記第1のネットワークアドレス
    を格納して、前記ブリッジに送信する送信ステップと、 前記送信ステップの処理により送信された前記ARPレス
    ポンスパケットに含まれる、前記第1のネットワークア
    ドレスが宛先とされたIPパケットを、前記ブリッジを介
    して受信する第2の受信ステップとを実行させるプログ
    ラム。
  23. 【請求項23】 第1のネットワークアドレスを有し、
    第1のネットワークに接続されている第1の情報処理装
    置と、第2のネットワークアドレスを有し、第2のネッ
    トワークに接続されている第2の情報処理装置と、前記
    第1のネットワークと前記第2のネットワークの間に接
    続され、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理
    装置との間でデータを授受する第3の情報処理装置とか
    らなる情報処理システムにおいて、 前記第1の情報処理装置は、 前記第2の情報処理装置のIPアドレスを格納したARPリ
    クエストパケットを前記第1のネットワークを介してブ
    ロードキャストし、前記第3の情報処理装置を介して前
    記第2の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、 前記第2の情報処理装置から前記第3の情報処理装置を
    介して転送されてくる、前記ARPリクエストパケットに
    対応するARPレスポンスパケットを受信する第1の受信
    手段と、 前記第1の受信手段により受信された前記ARPレスポン
    スパケットに含まれる、前記第2の情報処理装置の前記
    第2のネットワークアドレスを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記第2のネットワーク
    アドレスを、送信先の前記第1のネットワークアドレス
    として格納したIPパケットを、前記第3の情報処理装置
    を介して前記第2の情報処理装置に送信する第2の送信
    手段とを備え、 前記第2の情報処理装置は、 前記第1の情報処理装置から前記第3の情報処理装置を
    介して転送されてくる前記ARPリクエストパケットを受
    信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段により受信された前記ARPリクエス
    トパケットに対応する前記ARPレスポンスパケットを生
    成し、自分自身の前記第2のネットワークアドレスを格
    納して、前記第3の情報処理装置を介して前記第1の情
    報主処理装置に送信する第3の送信手段と、 前記第3の送信手段により送信された前記ARPレスポン
    スパケットに含まれる、前記第1のネットワークアドレ
    スが宛先とされたIPパケットを、前記第3の情報処理装
    置を介して受信する第3の受信手段とを備え、 前記第3の情報処理装置は、 前記第1のネットワークを介して前記第1の情報処理装
    置から転送されてくる前記ARPリクエストパケットを第
    1のARPリクエストパケットとして取得する第1の取得
    手段と、 前記第1の取得手段により取得された前記第1のARPリ
    クエストパケットに含まれる前記第1の情報処理装置の
    前記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送元とし
    ての前記第2のネットワークアドレスに格納した第2の
    ARPリクエストパケットを生成する第1の生成手段と、 前記第1の生成手段により生成された前記第2のARPリ
    クエストパケットを、前記第2のネットワークに転送す
    る第1の転送手段と、 前記第2のネットワークを介して前記第2の情報処理装
    置から転送されてくる前記ARPレスポンスパケットを第
    1のARPレスポンスパケットとして取得する第2の取得
    手段と、 前記第2の取得手段により取得された前記第1のARPレ
    スポンスパケットに、転送先の前記第1のネットワーク
    アドレスとして含まれる、前記第1の情報処理装置の前
    記第1のネットワークアドレスを抽出し、転送先の前記
    第1のネットワークアドレスとして格納した第2のARP
    レスポンスパケットを生成する第2の生成手段と、 前記第2の生成手段により生成された前記第2のARPレ
    スポンスパケットを、前記第1のネットワークに転送す
    る第2の転送手段とを備えることを特徴とする情報処理
    システム。
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