JP2002366829A - 車両情報提供方法およびシステム - Google Patents

車両情報提供方法およびシステム

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JP2002366829A
JP2002366829A JP2001168731A JP2001168731A JP2002366829A JP 2002366829 A JP2002366829 A JP 2002366829A JP 2001168731 A JP2001168731 A JP 2001168731A JP 2001168731 A JP2001168731 A JP 2001168731A JP 2002366829 A JP2002366829 A JP 2002366829A
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Rika Shiyoji
里佳 所司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の使用後の価値についての客観的な情報を
提供する。 【解決手段】車両情報提供システム1000は、車両1
002に車載装置1004により求めた走行データを収
集し、前オーナーの運転状況に対応する運転状況データ
を決定する。車両情報提供システム1000は、運転状
況データに基づいて決定した内的価値データと、車両の
仕様等に基づいて決定した外的価値データとに基づい
て、車両の中古車としての総合的な価値を示す総合価値
データを求め、インターネット等を介して利用者に提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の使用後の価
値についての情報を提供する方法およびシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、中古車市場において中古車の販
売価格を設定する際には、その中古車の仕様(車種、年
式、色、オプション等)だけでなく、走行距離や事故歴
等の過去の運転状況も考慮される。中古車の場合には、
新車の場合と異なり、過去の運転による走行性能の低下
(償却)を考慮しなければならないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中古車の購
入者にとって、中古車の仕様(車種等)を知ることは比
較的容易だが、過去の運転状況を知ることは必ずしも容
易ではない。走行メータの調節(巻き戻し)により走行
距離が変えられてしまったり、前所有者が意図的に事故
歴を隠している可能性があるからである。従って、購入
者は、中古車の販売価格が妥当か否かを正確に判断する
ことができないという問題がある。また、中古車販売以
外の場面でも、車両の過去の運転状況を加味した情報が
必要となることは多いが、実際には、前所有者の自己申
告等に頼らざるを得ないため、客観的な情報を得ること
は難しいという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、車両の過去の運
転状況を加味した、使用後の価値についての客観的な情
報を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、車両に搭載された、該車両の走行状態を
検知する車載装置を利用して、前記車両の使用後の価値
を評価するための価値情報を提供する方法であって、前
記車載装置により検知した前記車両の走行状態を表す走
行データを収集する工程と、収集した前記走行データに
基づき、前記車両の過去の運転状況に対応する運転状況
データを求める工程と、求めた前記運転状況データに基
づいて、前記車両の使用後の価値を評価するための価値
情報を求める工程と、求めた前記価値情報を、情報提供
対象者に対して提供する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0006】この場合、情報提供対象者(購入予定者
等)は、車両の運転状況データに基づいた価値情報を得
ることができるので、その車両の過去の運転状況を加味
した客観的な価値を知ることが可能になる。
【0007】本発明の好ましい態様では、運転状況デー
タを求める前記工程において、前記走行データと、前記
車両に事故又は故障が発生した可能性との間のルールを
用いて運転状況データを決定することが好ましい。
【0008】また、本発明では、価値情報を求める前記
工程において、少なくとも、前記運転状況データと、該
運転状況データ以外の前記車両の属性とに基づいて、前
記価値情報を決定することが好ましい。
【0009】更に、本発明では、価値情報を提供する前
記工程は、車両を特定するためのデータを受け付ける工
程と、受け付けた前記データに基づいて、前記車両の前
記価値情報を検索する工程とを含むことが好ましい。加
えて、価値情報を提供する前記工程において、ネットワ
ークを介して、前記情報提供対象者に前記価値情報を配
信することが好ましい。
【0010】本発明は、また、車両に搭載された、該車
両の走行状態を検知する車載装置と共に用いられ、前記
車両の使用後の価値を評価するための価値情報を提供す
るシステムであって、前記車載装置により検知した前記
車両の走行状態を表す走行データを収集する手段と、収
集した前記走行データに基づき、前記車両の過去の運転
状況に対応する運転状況データを求める手段と、求めた
前記運転状況データに基づいて、前記車両の使用後の価
値を評価するための価値情報を求める手段と、求めた前
記価値情報を、情報提供対象者に対して提供する手段
と、を備えて構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施形態に基い
て本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の
形態に係る車両情報提供システム1000および情報収
集対象である車両1002を含むシステム構成を示す図
である。本実施の形態においては、中古車販売業者等が
車両1002を販売する際に、その車両1002に、走
行状態をモニターして所定の出力を行う車載装置100
4を取り付けるものとする。この車載装置1004は、
車両1002の運転状況を分析する上での基礎となる走
行データを得るためのものである。尚、中古車販売業者
等には、中古車販売業者のほか、リース業者、メーカー
代理店及び保険会社等も含まれるものとする。
【0012】車両情報提供システム1000は、車載装
置1004から送信されたデータを受信する受信サーバ
システム1006と、この受信サーバシステム1006
により受信したデータに基づいて運転状況の分析を行う
内的価値分析サーバシステム1008と、車両1002
の仕様(属性)等に基づく価値を分析する外的価値分析
サーバシステム1010とを備えている。この車両情報
提供システム1000は、さらに、内的価値分析サーバ
システム1008および外的価値分析サーバシステム1
010における分析結果に基づいて、車両1002の中
古車としての総合的な価値を算出し、ランク付けを行う
総合価値分析サーバシステム1012と、この総合価値
分析サーバシステム1012により算出した総合価値お
よびランク付けをインターネットを通じて配信する配信
サーバシステム1014とを有している。受信サーバシ
ステム1006、内的価値分析サーバシステム100
8、外的価値分析サーバシステム1010、総合価値分
析サーバシステム1012および配信サーバシステム1
014は、LANやWAN等のネットワークを介して互
いに通信可能に接続されている。
【0013】以下、車載装置1004および車両情報提
供システム1000の各サーバシステム1006〜10
12について順に説明する。
【0014】車載装置1004は、車両1002の駆動
軸の回転数等に基づき車両の走行データを出力するタコ
メータ1016と、走行データを受信サーバシステム1
006に送信する送信装置1018とを備えている。タ
コメータ1016は、車両コード、累積走行距離、最高
速度、速度オーバー回数並びに時間、速度ヒストグラ
ム、速度帯別走行距離、急加速回数、急減速回数、エン
ジン最高回転数、エンジン過回転数、累積エンジン回転
数を検出し、送信装置1018に出力するよう構成され
ている。なお、車両コードは、予め各車両1002に付
与されているものとする。速度オーバー回数は、速度が
所定の閾値を超えた回数およびその累積時間をカウント
したものであり、急加速回数および急減速回数は、速度
の増加率および減少率が閾値を越えた回数をそれぞれカ
ウントしたものである。エンジン過回転数は、エンジン
の回転数が所定の閾値を超えた回数をカウントしたもの
である。送信装置1018は、タコメータ1016から
出力されたこれらのデータ(以下、総称して走行データ
とする。)を、受信サーバシステム1006に送信する
よう構成されている。ここでは、リアルタイムでデータ
を送信するようにしてもよいし、一定期間蓄えたデータ
を一まとめにして(すなわちバッチ処理で)送信するよ
うにしてもよい。また、データ送信の方法は、無線通信
であってもよいし、他の方法であってもよい。
【0015】受信サーバシステム1006は、CPU1
020と、ハードディスク等のデータ格納装置1022
と、車載装置1004から送信されたデータを受信する
受信装置1024と、ネットワークインターフェース1
026と、ROMやRAM等のメモリ1028とを有し
ている。データ格納装置1022は、車両1002の走
行データを蓄積した走行データベース1022Aを含ん
でいる。CPU1020は、プログラムに従い、受信装
置1024を介して受信した走行データを、データ格納
装置1022の走行データベース1022Aに格納する
処理を実行する。図2は、走行データベース1022A
のテーブル構造の一例を示している。走行データベース
1022Aは、車両コード、累積走行距離、最高速度、
速度オーバー回数、速度オーバー時間、速度ヒストグラ
ム、速度帯別走行距離、急加速回数、急減速回数、エン
ジン最高回転数、エンジン過回転数および累積エンジン
回転数がそれぞれ格納されるフィールドを含んでいる。
この走行データベース1022Aに格納された各データ
は、「運転の粗雑さ」を表す指標であり、次に説明する
ように事故歴を推定するための基礎データとして用いら
れる。
【0016】内的価値分析サーバシステム1008は、
CPU1030と、ハードディスク等のデータ格納装置
1032と、ネットワークインターフェース1036
と、ROMやRAM等のメモリ1038とを有してい
る。CPU1030は、プログラムに従い、上述した受
信サーバシステム1006の走行データベース1022
Aに格納された走行データに基づいて運転状況を分析す
る処理を実行する。CPU1030は、走行データベー
ス1022Aに格納された車両1002の走行データ
が、所定のルール(例えば、最高速度130km/h以
上で速度オーバー回数が10回以上)に該当するか否か
をチェックし、該当する場合には「事故を起こしている
可能性がある」ものと推定し、該当しない場合には「事
故を起こしている可能性は無い」ものと推定する。な
お、「事故」には、車両故障も含まれるものとする。
【0017】ここで、この事故歴の推定に用いるルール
を決定する方法について、ごく簡単な例を用いて説明す
る。データ格納装置1032は、図3に一例を示したよ
うに、多数の車両についての走行データに、実際に事故
を起こしたか否かについてのデータ(事故歴の有無でも
よいし、事故回数でもよい)を付加した事故歴推定用デ
ータベース1032Aを有している。この事故歴推定用
データベース1032Aを用いてデータマイニングを行
ない、検索対象のデータフィールドを「事故歴」とし、
検索条件を「0でない」とすることにより、例えば図4
に示したようなレコードを抽出する。この抽出したレコ
ードに基づき、事故歴があるレコードの共通項として、
例えば、最高速度が130km/h以上で、速度オーバ
ー回数が10回以上というルールを得る。このルール
を、走行データベース1022Aの走行データに適用す
ることにより、車両1002の事故歴を推定することが
できる。なお、ここでは、簡単な例を用いて説明した
が、他のデータフィールド(急加速回数や急減速回数
等)を利用して、より緻密なルールを得ることができ
る。また、事故歴のほかに、エンジン最高回転数やブレ
ーキ回数等に基づいて、駆動系の磨耗・消耗状況を推定
するようにしてもよい。
【0018】内的価値分析サーバシステム1008のC
PU1030は、さらに、推定事故歴(有無又は回数)
をデータ格納装置1032の運転状況データベース10
32Bに格納する処理を実行する。図5は、運転状況デ
ータベース1032Bのテーブル構造の一例を示す。運
転状況データベース1032Bは、車両コード、累積走
行距離および推定事故歴がそれぞれ格納されるフィール
ドを含んでいる。
【0019】CPU1030は、さらに、運転状況デー
タベース1032Bに蓄積した各データに基づいて車両
1002の内的価値を決定する処理と、この内的価値
を、内的価値データベース1032Cに格納する処理と
を実行する。なお、内的価値とは、車両の走行性能面に
おける価値であって、走行性能の低下(償却)分を考慮
したものである。ここでは、累積走行距離と推定事故歴
等(上記の磨耗・消耗状況を含む)とをそれぞれ重み付
けして合計することにより、内的価値を決定する。この
場合、例えば、1回の事故が、何kmの走行と同等の走
行性能の低下をもたらすかという仮定のもとに重み付け
を行うことができる。なお、内的価値は、数値(例えば
1〜10)で表してもよいし、一定の幅を有するランク
(Aランク、Bランク等)で表してもよい。図6は、内
的価値データベース1032Cのテーブル構造の一例を
示す。内的価値データベース1032Cは、車両コード
および内的価値がそれぞれ格納されるフィールドを含ん
でいる。
【0020】外的価値分析サーバシステム1010は、
CPU1040と、ハードディスク等のデータ格納装置
1042と、ネットワークインターフェース1046
と、ROMやRAM等のメモリ1048とを有してい
る。データ格納装置1042は、属性データベース10
42Aと、市場情報データベース1042Bと、外的価
値データベース1042Cとを有している。図7〜9
は、属性データベース1042A、市場情報データベー
ス1042Bおよび外的価値データベース1042Cの
テーブル構造の一例をそれぞれ示している。図7に示す
ように、属性データベース1042Aは、車両コード、
車種、色、年式およびオプションがそれぞれ格納される
フィールドを含んでいる。図8に示すように、市場情報
データベース1042Bは、流行色および人気車種がそ
れぞれ格納されるフィールドを含んでいる。これら属性
データベース1042Aおよび市場情報データベース1
042Bに格納される各データは、例えば、車両情報提
供システム1000の運営者等が予め入力するものとす
る。
【0021】外的価値分析サーバシステム1010のC
PU1040は、プログラムに従い、属性データベース
1042Aに格納された属性情報および市場情報データ
ベース1042Bに格納された市場情報に基づいて外的
価値を決定する処理と、この外的価値を外的価値データ
ベース1042Cに格納する処理とを実行する。外的価
値は、例えば、車種毎に設定された基準値に対し、色、
年式およびオプション毎に設定された係数を掛け、さら
に市場の流行色や人気車種に対して設定された係数を掛
けることによって決定することができる。図9に示すよ
うに、外的価値データベース1042Cは、車両コード
および外的価値がそれぞれ格納されるフィールドを含ん
でいる。
【0022】総合価値分析サーバシステム1012は、
CPU1050と、ハードディスク等のデータ格納装置
1052と、ネットワークインターフェース1056
と、ROMやRAM等のメモリ1058とを有してい
る。CPU1050は、プログラムに従い、上述した内
的価値データベース1032Cおよび外的価値データベ
ース1042Cに蓄積された各データに基づき、その車
両1002の中古車としての総合的な価値(総合価値)
を分析する処理と、その総合価値をデータ格納装置10
52中の総合価値データベース1052Aに格納する処
理とを実行する。総合価値は、例えば、内的価値データ
ベース1032Cに格納された内的価値(例えば数値
7.2)と、外的価値データベース1042Cに格納さ
れた外的価値(例えば数値5.4)とを、それぞれ重み
付けをして合計することにより決定することができる。
内的価値と外的価値とをどのように重み付けするかは、
予め設定しておいてもよいし、利用者の要望に合わせて
変更するようにしてもよい。
【0023】CPU1050は、さらに、車両1002
の総合価値を、総合価値データベース1052Aに蓄積
された他の車両の総合価値と対比し、車両1002の相
対的なランクを決定する処理と、その相対的なランクを
相対ランクデータベース1052Bに格納する処理とを
実行する。ここでは、例えば、同じ属性(車種・年式・
色が全て同じ)の車両の中での相対的なランクや、同じ
カテゴリー(車種が類似)に属する車両の中での相対的
なランクを決定する。図10に示すように、総合価値デ
ータベース1052Aは、車両コード、総合価値および
相対ランクがそれぞれ格納されるフィールドを含んでい
る。
【0024】配信サーバシステム1014は、CPU1
060と、ハードディスク等のデータ格納装置1062
と、ネットワークインターフェース1066と、ROM
やRAM等のメモリ1068とを有している。データ格
納装置1062は、WEBページ1064を格納してお
り、利用者がブラウザ機能を有するコンピュータや携帯
電話等からインターネットを介してWEBページ106
4にアクセスできるようになっている。CPU1060
は、プログラムに従い、利用者から入力された利用者I
Dおよびパスワードに基づく認証処理と、車両1002
の総合価値データ等を検索する処理と、検索した総合価
値データ等を表示する処理とを実行する。ここで、CP
U1060は、特定の車両コードの入力に応じて総合価
値データ等を検索して表示する処理(特定の車両につい
てのデータ表示)と、一定の条件に基づいて総合価値デ
ータ等を検索して表示する処理(データ検索・表示)と
を行うことができるようになっている。つまり、利用者
は、車両コード入力により特定の車両1002のデータ
表示を要求する方法と、一定条件を満足する複数の車両
についてのデータの検索・表示を要求する方法とを選択
できるようになっている。
【0025】図11は、特定の車両についてのデータ提
供を要求する場合の入力画面の一例を示す。この入力画
面には、利用者(情報提供対象者)のIDおよびパスワ
ードを入力するための利用者ID等入力部2000と、
情報提供を求める車両の車両コードを入力するための車
両コード入力部2002と、入力内容の確認のためのボ
タンオブジェクト2004と、入力内容の修正のための
ボタンオブジェクト2006とが設けられている。図1
2は、一定の条件に基づくデータの検索・表示を要求す
る場合の入力画面の一例を示す。この入力画面には、利
用者のIDおよびパスワードを入力するための利用者I
D等入力部3000と、検索条件として車種等を入力す
る条件入力部3002と、入力内容の確認のためのボタ
ンオブジェクト3004と、入力内容の修正のためのボ
タンオブジェクト3006とが設けられている。
【0026】図13は、利用者からの入力に応じて表示
される表示画面の一例を示す。この表示画面には、入力
された車両コード(又は検索条件)に合致した車両10
02についての総合的価値、相対ランク、内的価値およ
び外的価値を表示する主表示部4000と、累積走行距
離および推定事故歴を表示する運転状況表示部4002
と、属性情報を表示する仕様表示部4004とが設けら
れている。さらに、この表示画面には、他の車両につい
てのデータ表示を要求する際に操作するボタンオブジェ
クト4006が設けられている。検索条件に合致した車
両が複数ある場合には、このボタンオブジェクト400
6を操作することにより、各車両についての総合価値デ
ータ等を順位表示させることができる。
【0027】次に、このように構成された車両情報提供
システム1000におけるデータ処理の流れについて、
図14に示す流れ図に沿って説明する。なお、図14
は、車両情報提供システム1000の全体の流れを説明
するものであり、その動作主体は、各サーバシステムの
CPU等である。
【0028】中古車販売業者等(リース業者、メーカー
代理店及び保険会社等も含む)は、ある利用者Aに車両
1002を納品する際、その車両1002に車載装置1
004を取り付ける(S500)。車載装置1004
は、車両1002の走行データを定期的に又はリアルタ
イムに受信サーバシステム1006に送信する。受信サ
ーバシステム1006では、CPU1020が、車載装
置1004から送信されたデータを走行データベース1
022Aに格納する(S502)。
【0029】利用者Aが中古車販売業者等に車両100
2を売却又は返却すると、内的価値分析サーバシステム
1008では、CPU1030が、受信サーバシステム
1006の走行データベース1022Aに格納された、
車両1002の走行データをもとに、運転状況データお
よび内的価値を算出し、運転状況データベース1032
Bおよび内的価値データベース1032Cに保存する
(S504)。一方、外的価値分析サーバシステム10
10では、CPU1040が、属性データベース104
2Aおよび市場情報データベース1042Bに基づき、
外的価値を決定し、外的価値データベース1042Cに
格納する(S506)。次に、総合価値分析サーバシス
テム1012では、CPU1050が、内的価値分析サ
ーバシステム1008の出力と、外的価値分析サーバシ
ステム1010の出力とに基づき、総合価値および相対
ランクを決定し、総合価値データベース1052Aおよ
び相対ランクデータベース1052Bに保存する(S5
08)。
【0030】利用者は、自らのコンピュータ端末又は携
帯端末を介して、配信サーバシステム1014のWEB
ページ1064にアクセスし、図11に示した入力画面
(又は図12に示した検索画面)において、利用者ID
並びにパスワードおよび車両コード(又は検索条件)を
入力する(S510)。配信サーバシステム1014の
CPU1060は、利用者の認証を行ったのち(S51
2)、入力された車両コード(又は検索条件)に基づい
て各データベース(総合価値データベース1052A、
外的価値データベース1042C、属性データベース1
042A、内的価値データベース1032Cおよび運転
状況データベース1032B)を検索し(S514)、
それぞれのデータを図13に示した表示画面に表示する
(S516)。これにより、利用者は、車両1002の
運転状況を加味した客観的な価値情報を入手することが
できる。
【0031】以上説明したように、本実施の形態では、
車両1002の運転状況を加味した価値情報を提供する
ようにしたので、車両1002の客観的な価値を知るこ
とができる。これにより、車両を購入しようとする者
は、車両同士を比較したり、車両の販売価格が妥当か否
かの判断をすることが可能になる。すなわち、顧客サー
ビスを向上することができる。
【0032】特に、車載装置1004により検出した走
行データに基づいて事故歴を推定するようにしたので、
前オーナーが事故歴を隠していた場合でも、事故車の可
能性があることを知ることができる。
【0033】更に、運転状況データに基づく内的価値の
ほか、外的価値(車両の仕様や市場の人気車種等)を考
慮して総合価値を決定するようにしたので、販売価格が
妥当か否かの判断基準として利用しやすくなる。
【0034】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明は前記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。
【0035】例えば、上述した実施の形態では、配信サ
ーバシステム1014がインターネットを介して価値情
報を配信するようにしたが、インターネット以外のネッ
トワークを介して価値情報を配信するようにしてもよ
い。また、総合価値分析サーバ1012において、内的
価値と外的価値とに基づいて総合価値を決定する際、内
的価値および外的価値の重み付けを利用者が選択できる
ようにしてもよい。この場合、例えば、走行性能をあま
り問わない利用者の場合には、主として外的価値に基づ
いた総合価値を設定するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、車両の走行
データに基づいて運転状況データを求め、この運転状況
データに基づいて価値情報を求めるようにしたので、車
両の走行性能の低下を正確に反映した客観的な価値を、
利用者に提供することが可能になる。これにより、利用
者が、客観的な価値情報に基づいて、車両同士の比較を
行なったり販売価格等が妥当か否かを判断することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両情報提供シス
テムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示した車両情報提供システムの走行デー
タベースのテーブル構造の一例を示す図である。
【図3】事故歴の推定に用いる推定用データベースの一
例を示す図である。
【図4】図3の推定用データベースを用いたデータマイ
ニングを説明するための図である。
【図5】運行状況データベースのテーブル構造の一例を
示す図である。
【図6】内的価値データベースのテーブル構造の一例を
示す図である。
【図7】属性データベースのテーブル構造の一例を示す
図である。
【図8】市場情報データベースのテーブル構造の一例を
示す図である。
【図9】外的価値データベースのテーブル構造の一例を
示す図である。
【図10】総合価値データベースのテーブル構造の一例
を示す図である。
【図11】車両コードの入力画面の一例を示す図であ
る。
【図12】検索条件の入力画面の一例を示す図である。
【図13】データ表示画面の一例を示す図である。
【図14】本実施の形態に係る車両情報提供システムの
動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1000 車両情報提供システム 1002 車両 1004 車載装置 1006 受信サーバシステム 1008 内的価値分析サーバシステム 1010 外的価値分析サーバシステム 1012 総合価値分析サーバシステム 1014 配信サーバシステム 1016 タコメータ 1018 送信装置 1020 CPU 1022A 走行データベース 1024 受信装置 1030 CPU 1032A 事故歴推定用データベース 1032B 運転状況データベース 1032C 内的価値データベース 1040 CPU 1042A 属性データベース 1042B 市場情報データベース 1042C 外的価値データベース 1050 CPU 1052A 総合価値データベース 1052B 相対ランクデータベース 1060 CPU 1062 データ格納装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された、該車両の走行状態を
    検知する車載装置を利用して、前記車両の使用後の価値
    を評価するための価値情報を提供する方法であって、 前記車載装置により検知した前記車両の走行状態を表す
    走行データを収集する工程と、 収集した前記走行データに基づき、前記車両の過去の運
    転状況に対応する運転状況データを求める工程と、 求めた前記運転状況データに基づいて、前記車両の使用
    後の価値を評価するための価値情報を求める工程と、 求めた前記価値情報を、情報提供対象者に対して提供す
    る工程と、を含むことを特徴とする車両情報提供方法。
  2. 【請求項2】 運転状況データを求める前記工程は、前
    記走行データと、前記車両に事故又は故障が発生した可
    能性との間のルールを利用して、前記運転状況データを
    決定することを含む請求項1に記載の車両情報提供方
    法。
  3. 【請求項3】 価値情報を求める前記工程は、少なくと
    も、前記運転状況データと、該運転状況データ以外の前
    記車両の属性とに基づいて、前記価値情報を決定するこ
    とを含む請求項1又は請求項2に記載の車両情報提供方
    法。
  4. 【請求項4】 価値情報を提供する前記工程は、 前記車両を特定するためのデータを受け付ける工程と、 受け付けた前記データに基づいて前記車両の前記価値情
    報を検索する工程と、を含む請求項1〜3のいずれかに
    記載の車両情報提供方法。
  5. 【請求項5】 価値情報を提供する前記工程は、ネット
    ワークを介して、前記情報提供対象者に前記価値情報を
    配信することを含む請求項1〜4のいずれかに記載の車
    両情報提供方法。
  6. 【請求項6】 車両に搭載された、該車両の走行状態を
    検知する車載装置と共に用いられ、前記車両の使用後の
    価値を評価するための価値情報を提供するシステムであ
    って、 前記車載装置により検知した前記車両の走行状態を表す
    走行データを収集する手段と、 収集した前記走行データに基づき、前記車両の過去の運
    転状況に対応する運転状況データを求める手段と、 求めた前記運転状況データに基づいて、前記車両の使用
    後の価値を評価するための価値情報を求める手段と、 求めた前記価値情報を、情報提供対象者に対して提供す
    る手段と、を備えたことを特徴とする車両情報提供シス
    テム。
  7. 【請求項7】 運転状況データを求める前記手段が、前
    記走行データと、前記車両に事故又は故障が発生した可
    能性との間のルールを利用して、前記運転状況データを
    決定するものである請求項6に記載の車両情報提供シス
    テム。
  8. 【請求項8】 価値情報を求める前記手段が、少なくと
    も、前記運転状況データと、該運転状況データ以外の前
    記車両の属性とに基づいて、前記価値情報を決定するも
    のである請求項6又は請求項7に記載の車両情報提供シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 価値情報を提供する前記手段は、 車両を特定するためのデータを受け付ける手段と、 受け付けた前記データに基づいて前記車両の前記価値情
    報を検索する手段と、を有することを特徴とする請求項
    6〜8のいずれかに記載の車両情報提供システム。
  10. 【請求項10】 価値情報を提供する前記手段が、ネッ
    トワークを介して、前記情報提供対象者に前記価値情報
    を配信するものである請求項6〜9のいずれかに記載の
    車両情報提供システム。
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