JP2002366291A - 情報処理装置および方法 - Google Patents

情報処理装置および方法

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JP2002366291A
JP2002366291A JP2001172373A JP2001172373A JP2002366291A JP 2002366291 A JP2002366291 A JP 2002366291A JP 2001172373 A JP2001172373 A JP 2001172373A JP 2001172373 A JP2001172373 A JP 2001172373A JP 2002366291 A JP2002366291 A JP 2002366291A
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induced voltage
signal
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human body
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JP2001172373A
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Shigeru Tajima
茂 田島
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成の入力装置を実現する。 【解決手段】 人体1が指などで、入力装置2に互いに
絶縁されX方向およびY方向に配置された線状電極群の
いずれかに接触すると、屋内商用電源配線5からの誘導
8が人体1を介して伝送され、人体1が接触した線状電
極に誘導電圧が発生する。入力装置2は、その誘導電圧
を検出し、信号処理部3に出力する。信号処理部3は、
入力装置2より入力された検出信号に基づいて、入力装
置2が誘導電圧を検出した座標を検出し、人体1を介し
て伝送された誘導8の周波数を識別し、それらの情報を
出力端子4より出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法に関し、特に、人体からの誘導電圧を利用して座標
の検出を可能にした情報処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】透明電極を有する、コンピュータ画面上
に重ねられて使用される入力装置は広く使用されてい
る。これらの装置においては、その信号検出は、圧力
や、入力ペンが発生する高周波信号等を利用して行われ
ている。
【0003】また、プロジェクタのスクリーン等の大画
面においては、上述した方法の他に、カメラを使用して
指の画像認識をする方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような方法では、高周波信号を利用する場合、ユーザ
は特殊なペンを用いなければならないという課題があっ
た。
【0005】また、圧力を利用する場合、指示を出して
いるユーザや指の識別は行われないという課題があっ
た。
【0006】さらに、カメラを使用して指の画像認識を
行う場合、カメラの死角に入らないような工夫が必要と
なり、装置が複雑化してしまうという課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、簡単な構成で座標を検出できるようにする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、第1の方向と第2の方向に延在するとともに、近傍
の人体からの誘導電圧を誘導する誘導手段と、誘導手段
により誘導された誘導電圧を検出する誘導電圧検出手段
と、誘導電圧検出手段により検出された誘導電圧に基づ
いて、誘導手段が誘導電圧を誘導した座標を検出する座
標検出手段とを備えることを特徴とする。
【0009】前記誘導電圧の周波数を識別する周波数識
別手段を備えるようにすることができる。
【0010】前記周波数識別手段は、誘導電圧の周波数
として商用電源の周波数を識別するようにすることがで
きる。
【0011】前記周波数識別手段は、誘導電圧の周波数
として人体に装着された他の情報処理装置が出力する信
号の周波数を識別するようにすることができる。
【0012】前記人体に装着された他の情報処理装置か
ら伝送された情報を受信する受信手段を備えるようにす
ることができる。
【0013】前記人体に装着された他の情報処理装置
に、人体を介して、情報を送信する送信手段を備えるよ
うにすることができる。
【0014】本発明の情報処理方法は、第1の方向と第
2の方向に延在するとともに、近傍の人体からの誘導電
圧を誘導する誘導ステップと、誘導ステップの処理によ
り誘導された誘導電圧を検出する誘導電圧検出ステップ
と、誘導電圧検出ステップの処理により検出された誘導
電圧に基づいて、誘導ステップの処理が誘導電圧を誘導
した座標を検出する座標検出ステップとを含むことを特
徴とする。
【0015】本発明の情報処理装置および方法において
は、人体からの誘導電圧が検出され、検出された誘導電
圧に基づいて、誘導電圧が生じた座標が検出される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した情報入力
システムの基本的な構成例を表している。この構成例に
おいて、互いに絶縁されX方向およびY方向に配置され
た線状電極群を有する入力装置2は、人体1により接触
可能とされている。信号処理部3は、入力装置2に接続
され、入力装置2に生じた誘導電圧を検出し、処理し、
出力端子4に出力する。AC/DC(Alternating Current /
Direct Current)変換部6は、屋内商用電源配線5よ
り供給されるAC電圧をDC電圧に変換し、DC電源7に出力
する。DC電源7は、AC/DC変換部6より供給されたDC電
圧を定電圧化し、信号処理部3に供給する。
【0017】屋内商用電源配線5が配線されている場所
(例えばオフィス、家庭、および学校内等)において
は、商用電源による誘導8が人体1に表れる。
【0018】図2は入力装置2および信号処理部3の誘
導電圧検出部の構成例を示す図である。入力装置2に
は、互いに絶縁された線状電極21Xiおよび21Yi
(i=1,2,3,4)が、X方向およびY方向に、こ
の例の場合、4本ずつ配置されている。また、誘導電圧
検出部30は、X方向に延在するように配置された線状
電極群21Xiの誘導電圧を検出するX電極検出部31
と、Y方向に延在するように配置された線状電極群21
Yiの誘導電圧を検出するY電極検出部32により構成
される。
【0019】なお、線状電極21Xiおよび21Yiの
本数は、X方向およびY方向にそれぞれ4本ずつとした
が、4本に限らず何本でもよく、検出座標の細かさに応
じた数とされる。
【0020】図3は、入力装置2の線状電極21X1上
における、X方向の断面の構成例を示す断面図である。
基材61の上面には、線状電極21Y1乃至21Y3
が、Y方向に配置されている。線状電極21Y1乃至2
1Y3は、それぞれ、絶縁体62Y1乃至62Y3で覆
われており、X方向に配置された線状電極21X1と絶
縁されている。絶縁体63は全体を保護するためのもの
で、場合によっては不要である。また、表面は凹凸があ
るように示したが、平面状に形成することも可能であ
る。
【0021】図4は、誘導電圧検出部30を構成する1
本の線状電極21X1の誘導電圧を検出する検出器の構
成を拡大して示している。入力装置2の線状電極21X
1(図2)に誘導された信号は、入力端子41X1を介
して、インバータバッファ42X1に供給される。ま
た、インバータバッファ42X1の入力は、例えば3.
3MΩ(メガオーム)等の高い値の抵抗43X1により接
地されている。LED(Light Emitting Diode)44X1
の一端は、インバータバッファ42X1の出力に接続さ
れ、他端は、基準電圧源46に抵抗45X1を介して接
続されている。インバータバッファ42X1としては、
例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconducto
r)の標準ゲートである14049が用いられる。
【0022】また、入力装置2の線状電極21X2乃至
21X4および21Y1乃至21Y4の誘導電圧を検出
する検出器の構成は、それぞれ、図4に示した線状電極
21X1の誘導電圧を検出する検出器と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0023】図5は、インバータバッファ42X1の動
作波形を示す図である。図5Aにおいて、信号IVはイン
バータバッファ42X1の入力信号を示し、電圧VTはイ
ンバータバッファ42X1のスレショルド電圧を示す。
図5Bにおいて、信号Voutはインバータバッファ42X
1の出力信号を示す。また、電圧VHは出力信号Voutの高
レベル部を示し、電圧VLは出力信号Voutの低レベル部を
示す。
【0024】入力装置2の線状電極21X1に誘導され
た信号IVがインバータバッファ42X1に入力すると、
信号IVの電圧がスレショルド電圧(例えば14049の
場合、電源電圧の概略1/2)VTを超えるか否かによっ
て、出力信号Voutの電圧が高レベルVH、または、低レベ
ルVLに切り換えられる。すなわち、入力信号である誘導
電圧IVがスレショルド電圧VTを超える場合、出力信号Vo
utの電圧は低レベルVLとなり、入力信号である誘導電圧
IVがスレショルド電圧VTより小さい場合、出力信号Vout
の電圧は高レベルVHとなる。
【0025】また、インバータバッファ42X2乃至4
2X4および42Y1乃至42Y4の動作波形は、図5
に示したインバータバッファ42X1と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0026】次に動作について説明する。人体1が入力
装置2に接触していない場合、その線状電極21Xiお
よび21Yiには誘導電圧が生じていない。この場合、
抵抗43X1によりインバータバッファ42X1の入力
は接地されるので、インバータバッファ42X1の誘導
電圧IVはスレショルド電圧VT(図5A)を超えず、その
出力信号Voutの電圧は高レベルVHになる(図5B)。従っ
て、LED44X1は点灯しない。
【0027】人体1が入力装置2の線状電極のうち、例
えば線状電極21X1に接触すると、人体1を介して線
状電極21X1に商用交流電源(関東の場合、50Hz、
関西の場合60Hz)の誘導電圧IVが生じる(図5A)。線
状電極21X1に誘導電圧IVが生じると、その誘導電圧
IVは入力端子41X1を介して、インバータバッファ4
2X1に供給される。誘導電圧IVの値がスレショルド電
圧VTを超え、インバータバッファ42X1の出力信号Vo
utが低レベルVLの状態になる。このときLED44X1が
点灯する。
【0028】また、入力装置2のその他の線状電極21
X2乃至21X4および21Y1乃至21Y4の誘導電
圧を検出する検出器の動作は、線状電極21X1の誘導
電圧を検出する検出器の場合と同様であるので、その説
明は省略する。
【0029】このようにして、人体1が接触した線状電
極に対応するLED44Xiおよび44Yiは、誘導電圧
に同期して、点灯(正確には点滅だが、人間の目にはほ
とんど点灯と認識される)する。
【0030】ユーザは、LED44Xiおよび44Yiの
点灯により、人体1が接触した位置の座標を知ることが
できる。スレショルド電圧VTは検出器の検出感度を設定
するものであり、ユーザは、図4のインバータバッファ
42X1を高入力インピーダンス増幅器に置き換え、そ
のゲインを適当に設定することで、検出感度を自由に選
ぶことができる。
【0031】図6は検出信号を平滑する平滑回路を使用
した検出器の構成例を示す図である。入力装置2の線状
電極に接続される電極81を介して、誘導電圧は高入力
インピーダンスアンプ84に供給される。保護素子82
および83は静電気保護のため、電極81に接続され
る。高入力インピーダンスアンプ84の出力信号は平滑
回路85により平滑され、コンパレータ87に供給され
る。コンパレータ87は、平滑回路85の出力を、基準
電圧発生部86が出力する基準電圧と比較し、比較結果
を出力端子88に出力する。
【0032】この例の場合、人体1が入力装置2の線状
電極に接触しているとき、誘導電圧が平滑回路85によ
り平滑されるため、チャタリング等の発生が抑制され
る。
【0033】図7は検出器の他の構成例を示す図であ
る。入力装置2の線状電極に発生した誘導電圧は、電極
101を介して、高入力インピーダンスアンプ104に
供給される。保護素子102および103は静電気保護
のため、電極101に接続される。高入力インピーダン
スアンプ104で増幅された信号は、Dタイプフリップ
フロップ回路107のデータ端子に供給される。
【0034】誘導電源と同じ商用電源に接続された入力
端子105より入力された商用電源電圧は、周波数検出
回路106でその周波数が検出される。周波数検出回路
106は、検出した周波数に同期したクロック信号をD
タイプフリップフロップ回路107のクロック端子に出
力する。Dタイプフリップフロップ回路107は、この
周波数検出回路106が出力するクロック信号に同期し
て、高入力インピーダンスアンプ104より供給された
信号をラッチし、出力端子108に出力する。この例の
場合においても、人体1が入力装置2の線状電極に接触
しているとき、誘導電圧がDタイプフリップフロップ回
路107によりラッチされるため、ノイズによる誘導電
圧(商用交流電源周波数以外の周波数成分の誘導電圧)
が誤検出されることが防止される。
【0035】図8は入力装置2の他の構成例を表した図
である。入力装置2は放射線状に配置された線状電極2
1Ri(i=1,2,…,8)と同心円状に配置された
線状電極21Ci(i=1,2,3,4)により構成さ
れている。この例において、放射線状の線状電極21R
iは8本配置され、同心円状の線状電極21Ciは4本
配置されている。放射線状に配置された線状電極21R
iは誘導電圧検出部121に接続され、同心円状に配置
された線状電極21Ciは誘導電圧検出部122に接続
される。放射線状の線状電極21Riにおける誘導電圧
を検出した誘導電圧検出部121は、検出結果を出力端
子123に出力する。同心円状の線状電極21Ciにお
ける誘導電圧を検出した誘導電圧検出部122は検出結
果を出力端子124に出力する。
【0036】なお、線状電極の数は、これに限らず、何
本でもよく、検出座標の細かさに応じた数が使用され
る。
【0037】図9は、誘導電圧源として商用電源の代わ
りに送信装置が用いられた構成例を示す図である。ただ
し、入力装置2のその他の線状電極21X2乃至21X
4、および21Y1乃至21Y4に接続されるシステム
の構成については、線状電極21X1の場合と同様であ
るので、図示を省略する。
【0038】送信装置141は人体1に装着されてい
る。同調回路型検出器142は入力装置2の線状電極2
1X1に接続され、線状電極21X1で生じた誘導電圧
を検出し、その周波数を識別し、識別した周波数に対応
する出力端子143‐1乃至143−nに検出信号を出
力する。
【0039】図10は、送信装置141の構成例を示す
外観図である。この例においては、ユーザ(人体1)の
腕1Aに、送信装置141が、バンド161により装着
される。送信装置141の腕1Aと接触する面には、送
信電極162と接地電極163が設けられている。ま
た、この送信装置141は送信状態に対応して点灯され
るLED164を有している。
【0040】図11は送信装置141の内部の構成例を
示す図である。発振器181は発振し、予め設定されて
いる所定の周波数の信号を発生し、バッファアンプ18
2に出力する。発振器181は、信号を出力するとき、
LED164を点灯させる。バッファアンプ182は発振
器181より出力された信号を増幅し、送信電極162
に出力する。
【0041】電池183は、発振器181とバッファア
ンプ182に必要な電力を供給している。発振器18
1、バッファアンプ182、電池183の接地電極は、
接地電極163に接地されている。
【0042】図12は同調回路型検出器142の内部の
構成例を示す図である。入力装置2に接続される入力端
子201は、高入力インピーダンスアンプ204に接続
される。静電気保護のため、保護素子202および20
3が入力端子201に接続される。
【0043】高入力インピーダンスアンプ204の出力
はPLL(Phase Locked Loop)回路205の位相比較器2
21に供給され、PLL回路205のVCO(Voltage Contro
lledOscillator)223の出力と位相を比較される。PL
L回路205のローパスフィルタ222は、位相比較器
221の出力を平滑し、その出力をVCO223および周
波数識別部206のコンパレータ224F1乃至224
Fnの一方の入力端子に供給する。コンパレータ224
F1乃至224Fnの他方の入力端子には、それぞれ異
なる基準電圧V1乃至Vnが供給されている。ただし、
基準電圧V1乃至Vnは以下の式を満たす。
【0044】電源電圧Vcc>V1>V2>・・・>Vn
>0
【0045】基準電圧V1乃至Vnは、送信装置141
より送信される信号の周波数を識別できるように設定す
る。
【0046】コンパレータ224F1の出力は、f1出
力端子143−1およびインバータ225F1に供給さ
れる。コンパレータ224F2の出力は、論理積回路2
26F1、およびインバータ225F2に供給される。
同様に、コンパレータ224F3乃至224F(n−
1)の出力は、それぞれ、論理積回路226F2乃至2
26F(n−2)、およびインバータ225F3乃至2
25F(n−1)に供給される。また、コンパレータ2
24Fnの出力は、論理積回路226F(n−1)に供給
される。
【0047】論理積回路226F1乃至226F(n−
1)は、それぞれ、インバータ225F1乃至225F
(n−1)の出力と、コンパレータ224F2乃至22
4Fnの出力との論理積を出力端子143−2乃至14
3−nに供給する
【0048】次に、その動作について説明する。ユーザ
(人体1)が送信装置141を装着した腕1Aの指で入
力装置2の線状電極21X1に接触する。このとき、送
信装置141の発振器181の出力が、バッファアンプ
182により増幅され、送信電極162から出力され
る。送信電極162より出力された信号は腕1Aを介し
て入力装置2に伝送され、送信した信号の誘導電圧が線
状電極21X1に誘導される。この誘導電圧が同調回路
型検出器142に供給される。
【0049】同調回路型検出器142において、入力端
子201より入力された誘導電圧は、高入力インピーダ
ンスアンプ204に増幅され、PLL回路205の位相比
較器221に供給される。位相比較器221はVCO22
3の出力の位相と、高入力インピーダンスアンプ204
の出力の位相を比較し、比較結果(位相誤差に対応する
信号)をローパスフィルタ222に出力する。ローパス
フィルタ222は、位相比較器221の出力を平滑し、
制御電圧としてVCO223に供給する。VCO223は、供
給された電圧に対応した周波数で発振し、位相比較器2
21に出力する。
【0050】以上のようにして、VCO223の出力は高
入力インピーダンスアンプ204の出力と同調され、ロ
ーパスフィルタ222の出力は高入力インピーダンスア
ンプ204の出力信号の周波数に対応した電圧となる。
このとき、ローパスフィルタ222の出力は、周波数識
別部206のコンパレータ224F1乃至224Fnに
供給される。周波数識別部206は、このローパスフィ
ルタ222の出力を基準電圧V1乃至Vnと比較するこ
とで、入力装置2に生じた誘導電圧の周波数を識別す
る。
【0051】例えば、ローパスフィルタ222の出力電
圧Vpが以下の式を満たすとする。
【0052】V2>Vp>V3
【0053】このとき、ローパスフィルタ222の出力
電圧Vpは基準電圧V3よりも大きいので、コンパレー
タ224F3乃至224Fnの出力信号はHとなり、コ
ンパレータ224F1および224F2の出力信号はL
となる。コンパレータ224F2の出力は、インバータ
225F2により反転される。その結果、H信号を2つ
の入力に供給された論理積回路226F2は、f3出力
端子143−3にH信号を供給する。
【0054】一方、f1出力端子143−1にはコンパ
レータ224F1の出力がそのまま供給されるので、そ
の出力はL信号となる。また、論理積回路226F1
は、コンパレータ224F2のL信号が供給されるの
で、f2出力端子143−2にL信号を供給する。
【0055】さらに、コンパレータ224F3乃至22
4F(n−1)が出力するH信号は、インバータ225
F3乃至225F(n−1)により反転され、L信号と
なり、論理積回路226F3乃至226F(n−1)に
供給される。論理積回路226F3乃至226F(n−
1)は、出力端子143−4乃至143−nにL信号を
出力する。
【0056】以上のように、入力装置で検出された誘導
電圧の周波数は、識別され、周波数ごとに異なる出力端
子に出力される。
【0057】複数のユーザが入力装置2に接触し、入力
装置2で検出された誘導電圧の周波数(送信装置より送
信された信号の周波数)が複数存在する場合、PLL回
路205の出力は変動し、それぞれの周波数に対応する
出力電圧を出力する。PLL回路205の出力は、上述
したように、基準電圧V1乃至Vnと比較され、論理演
算されて、出力端子143−1乃至143−nに出力さ
れる。このとき、入力装置2で検出された誘導電圧の周
波数に対応する出力端子にはH信号が出力され、その他
の出力端子には、L信号が出力される。
【0058】以上のように、ユーザ(人体1)が入力装
置2に接触した座標の検出だけでなく、商用電源の代わ
りの誘導電圧源としてユーザ(人体1)に装着された送
信装置144より送信される信号の周波数によって、ユ
ーザ(送信装置144)の識別が可能となる。
【0059】図13は、誘導電圧源として識別情報を送
信する送信装置を用いた構成例を示す図である。
【0060】送信装置221は人体1に装着されてい
る。送信装置221の外観は図10の送信装置141と
同様であるので、その説明は省略する。送信装置221
は、送信電極162より、人体1の腕1AにFM(Freq
uency Modulation)変調された識別情報を送信する。
【0061】入力装置2の線状電極21Xiおよび21
Yiで発生した誘導電圧は、それぞれ、増幅部231の
高入力インピーダンスアンプ231Xi、および231
Yi(i=1,2,3,4)に供給される。増幅部23
1の高入力インピーダンスアンプ231Xiは、供給さ
れた誘導電圧を増幅し、座標検出器232および復調回
路234に供給する。同様に、増幅部231の高入力イ
ンピーダンスアンプ231Yiは、供給された誘導電圧
を増幅し、座標検出器233および復調回路234に供
給する。
【0062】座標検出器232および233は、入力さ
れた信号から座標(iの値)を検出し、それぞれ、出力
端子235および236に出力する。復調回路234
は、入力信号を復調し、信号に含まれる情報を取得し、
出力端子237に出力する。
【0063】図14は、送信装置221の内部の構成例
を示す図である。信号源251は、例えばマイクロコン
ピュータなどにより構成され、入力装置2に出力する信
号を発生する。この信号は、例えば、送信装置221
(送信装置221を装着しているユーザ)を識別するた
めの識別情報とすることができる。信号源251は、信
号を出力するとき、LED164を点灯させる。
【0064】変調器252は、信号源251より入力さ
れた識別情報である信号に基づき、例えば、所定の周波
数の搬送波をFM方式により変調する。バンドパスフィル
タ253は、変調器252より出力された信号のうち、
伝送すべき周波数帯域の信号成分を抽出し、増幅器25
4に出力する。増幅器254は、入力された信号を増幅
し、送信電極162に出力する。
【0065】電池255は、一端が接地されており、他
端から信号源251、変調器252、バンドパスフィル
タ253、および増幅器254に必要な電力を供給して
いる。接地電極163は、信号源251、変調器25
2、バンドパスフィルタ253、増幅器254、および
電池255の接地点と相互に接続されている。
【0066】図15は、図13の座標検出器232の構
成例を示す図である。
【0067】入力端子271Xi(i=1,2,3,
4)は、図13の増幅部231の高入力インピーダンス
アンプ231Xiに接続されている。ローパスフィルタ
272は、入力端子271Xiを介して、高入力インピ
ーダンスアンプ231Xiの出力を取得し、取得した出
力信号を平滑し、それぞれ、コンパレータ273Xi
(i=1,2,3,4)の一方の入力に出力する。コン
パレータ273Xiの他方の入力には、抵抗275を介
して基準電圧源274が接続されており、所定の基準電
圧が供給されている。
【0068】基準電圧源274より抵抗275を介して
コンパレータ273Xiに供給される所定の基準電圧
は、コンパレータ273Xiがローパスフィルタ272
の出力を2値化するような値(例えば電源電圧の1/
2)に設定されている。コンパレータ273Xiは、そ
の所定の基準電圧とローパスフィルタ272の出力とを
比較し、結果を出力することで、ローパスフィルタ27
2の出力をデジタルデータ化し、信号処理部276に供
給する。
【0069】信号処理部276は、各コンパレータ27
3Xiより供給された信号を、それぞれラッチし、座標
を検出する。検出座標は出力端子235から図示せぬ、
例えばパーソナルコンピュータ等に出力される。
【0070】座標検出器233の構成は、図15の座標
検出器232の構成と同様であるので、その説明は省略
する。
【0071】図16は、図13の復調回路234の構成
例を示す図である。
【0072】入力端子291Xiおよび291Yi(i
=1,2,3,4)は、それぞれ、図13の増幅部23
1の高入力インピーダンスアンプ231Xiおよび23
1Yiに接続されており、高入力インピーダンスアンプ
231Xiおよび231Yiの出力信号を論理和回路2
92に供給する。
【0073】論理和回路292は、入力端子291Xi
および291Yiより供給された信号の論理和を演算
し、演算結果をPLL回路293に供給する。PLL回路29
3は、論理和回路292より供給された信号を復調し、
コンパレータ294の一方の入力に出力する。コンパレ
ータ294の他方の入力は、抵抗296を介して基準電
圧源295に接続されており、所定の基準電圧が供給さ
れている。
【0074】基準電圧源295より抵抗296を介して
コンパレータ294に供給される所定の基準電圧は、コ
ンパレータ294がPLL回路293の出力を2値化する
ような値(例えば電源電圧の1/2)に設定されてい
る。コンパレータ294は、その所定の基準電圧と、復
調されたPLL回路293の出力とを比較し、結果を出力
することで、復調されたPLL回路293の出力をデジタ
ルデータ化し、マイクロプロセッサ297に供給する。
【0075】マイクロプロセッサ297は、供給された
デジタルデータを解析し、デジタルデータにエラー訂正
処理を施し、復調した信号を出力端子237からパーソ
ナルコンピュータ等に出力する。
【0076】次に動作について説明する。送信装置22
1の信号源251は、予め記憶されている識別情報を変
調器252に出力する。変調器252は、信号源251
より入力された識別情報をFM変調し、バンドパスフィル
タ253に出力する。バンドパスフィルタ253は、変
調器252より入力された信号から必要な周波数帯域成
分のみを抽出し、増幅器254に出力する。増幅器25
4は、入力された信号を増幅し、送信電極162から出
力する。
【0077】人体1が入力装置2の線状電極のうち、例
えば線状電極21X1に接触すると、送信装置221よ
り人体1の腕1A(図10)を介して伝送された信号の
誘導電圧が、線状電極21X1に生じる。線状電極21
X1に誘導電圧が生じると、その誘導電圧は、増幅部2
31の高入力インピーダンスアンプ231X1に供給さ
れる。高入力インピーダンスアンプ231X1は、送信
装置221より送信された信号である誘導電圧を増幅
し、座標検出器232の入力端子271X1を介して、
ローパスフィルタ272に供給する。また、高入力イン
ピーダンスアンプ231X1は、その増幅された出力信
号を、復調回路234の入力端子291を介して、論理
和回路292に供給する。
【0078】座標検出器232のローパスフィルタ27
2は、高入力インピーダンスアンプ231X1より、入
力端子271X1を介して、入力された信号を平滑し、
コンパレータ273X1に出力する。コンパレータ27
3X1は、ローパスフィルタ272の出力を所定の基準
電圧と比較することでデジタルデータ化し、信号処理部
276に供給する。信号処理部276は、コンパレータ
273Xiより入力されたデジタル信号をラッチする。
コンパレータ273Xiのうち、人体1が接触した電極
に対応するものだけが他と異なる信号を出力する。従っ
て、それから、人体1が接触した線状電極を特定し、Y
軸の座標iを検出することができる。同様の原理によ
り、座標検出器233によってX座標が検出される。
【0079】一方、増幅部231の高入力インピーダン
スアンプ231Xiより、入力端子291Xiを介し
て、出力信号が供給された復調回路234の論理和回路
292は、入力された各信号の論理和を算出し、PLL回
路293に出力する。PLL回路293は、論理和回路2
92の出力信号を復調し、送信装置221が送信した識
別信号を抽出し、コンパレータ294に出力する。コン
パレータ294は、PLL回路293の出力信号を、所定
の基準電圧と比較し、デジタルデータ化し、マイクロプ
ロセッサ297に出力する。マイクロプロセッサ297
は、入力されたデジタル信号を解析して、識別情報を復
調する。識別情報は出力端子237からパーソナルコン
ピュータ等に出力される。
【0080】以上のようにして、ユーザが接触した入力
装置2の座標の検出だけでなく、腕1Aに装着された送
信装置221より送信される識別信号により、ユーザ
(通信装置221)を識別することができる。
【0081】以上において、送信装置221より送信さ
れる識別信号はFM変調されるように説明したが、これに
限らず、例えばASK(Amplitude Shift Keying)変調さ
れた場合も、図13乃至15と同様のシステムで座標の
検出および送信装置の識別を行うことができる。
【0082】図17は、この場合におけるPLL回路29
3の動作波形を示す図である。図17Aは、送信装置2
21の信号源251より出力される識別情報をASK変調
した信号を表している。識別情報がASK変調されると、
その波形は、搬送波が存在する部分CAと、搬送波が存在
しない部分NCにより構成される。
【0083】図17Aの波形の信号がPLL回路293に
入力すると、搬送波の存在するCA部分において、PLL回
路293の出力電圧は、PLL回路293の内部のVCO(図
示せず)が搬送波と同調する信号を出力する電圧VCとな
る。一方、搬送波の存在しないNC部分において、PLL回
路293の出力電圧は、PLL回路293の内部のVCOが自
走発振する電圧V0となる(図17B)。
【0084】以上のようにして、PLL回路293は、ASK
変調された信号を復調し、送信装置221の識別情報を
抽出することができる。
【0085】また、以上のシステムにおいて、例えば、
異なる識別情報を出力する複数の送信装置を人体1の左
右の腕に装着することにより、ユーザの左右の腕を識別
することが可能である。この場合、送信装置の出力は、
入力装置2に接触した腕に装着された送信装置の出力に
よる誘導電圧が支配的になるように、意識的に抑制され
ている。
【0086】図18は、送信だけでなく、受信も可能な
通信装置を用いた構成例を示す図である。ただし、入力
装置2のその他の線状電極21X2乃至21X4、およ
び21Y1乃至21Y4に接続されるシステムの構成に
ついては、線状電極21X1の場合と同様であるので、
図示を省略する。
【0087】通信装置310は人体1に装着されてい
る。入力装置2の線状電極21X1には、増幅部324
が接続されている。増幅部324は、受信用高入力イン
ピーダンスアンプ331、および送信用高入力インピー
ダンスアンプ332により構成されている。受信用高入
力インピーダンスアンプ331は、線状電極21X1に
発生した誘導電圧を増幅し、座標検出器232および復
調回路234に供給する。座標検出器232は、供給さ
れた信号から座標を検出し、検出座標を出力端子235
に出力する。復調回路234は、増幅部324より供給
された信号を復調し、入出力端子321に出力する。
【0088】入出力端子321は、パーソナルコンピュ
ータ(図示せず)に接続されており、パーソナルコンピ
ュータに出力信号を供給するとともに、パーソナルコン
ピュータより送信された信号を取得し、復調回路234
のマイクロプロセッサ322に供給する。
【0089】マイクロプロセッサ322は、入出力端子
321を介して取得した信号を所定のフォーマットの信
号に変換し、変調器323に出力する。変調器323
は、入力された信号をFM変調し、増幅部324の送信用
高入力インピーダンスアンプ332に出力する。送信用
高入力インピーダンスアンプ332は入力された信号を
増幅し、入力装置2の線状電極21X1に出力する。線
状電極21X1に供給された信号は、人体1を介して、
通信装置310により受信される。
【0090】図19は、通信装置310の構成例を示す
外観図である。この例においては、通信装置310が、
バンド161により、ユーザ(人体1)の腕1Aに装着
される。通信装置310の腕1Aと接触する面には、送
信電極162、接地電極163、および受信電極351
が設けられている。また、この通信装置310は送信状
態に対応して点灯されるLED164を有している。
【0091】図20は通信装置310の内部の構成例を
示す図である。信号源251、変調器252、バンドパ
スフィルタ253、増幅器254、送信電極162、お
よびLED164については、図14に示した送信装置2
21と同様であるので、その説明は省略する。
【0092】受信電極351は、人体1を介して受信し
た信号を増幅器352に出力する。増幅器352は、入
力された信号を増幅し、復調器353に出力する。復調
器353は、増幅器352より供給された信号を復調
し、信号処理部354に供給する。信号処理部354
は、入力された信号に所定の処理を施す。
【0093】電池255は、一端が接地されており、他
端から信号源251、変調器252、バンドパスフィル
タ253、増幅器254および352、復調器353、
並びに信号処理部354に必要な電力を供給している。
接地電極163は、信号源251、変調器252、バン
ドパスフィルタ253、増幅器254および352、電
池255、復調器353、並びに信号処理部354の接
地点と相互に接続されている。
【0094】次に動作を説明するが、通信装置310が
送信する動作は、図13のシステムと同様であるので、
その説明は省略し、以下には受信の動作についてする。
【0095】パーソナルコンピュータより送信された信
号は、入出力端子321を介して、復調回路234のマ
イクロプロセッサ322に供給される。マイクロプロセ
ッサ322は、入力された信号を所定のフォーマットに
変換し、変調器323に出力する。変調器323は、マ
イクロプロセッサ322より入力された信号をFM変調
し、増幅部324の送信用高入力インピーダンスアンプ
332に供給する。送信用高入力インピーダンスアンプ
332は、変調器323により変調された送信信号を増
幅し、入力装置2の線状電極21X1に出力する。
【0096】線状電極21X1に人体1の腕1Aが接触
すると、線状電極21X1により出力された信号が、腕
1Aを介して、通信装置310の受信電極351により
受信される。受信電極351により受信された信号は増
幅器352に供給される。増幅器352は、供給された
信号を増幅し、復調器353に出力する。復調器353
は、増幅器352により増幅された信号を復調し、信号
処理部354に供給する。信号処理部354は、復調器
353により入力された信号を処理する。
【0097】以上のようにして、入力装置2を送受信端
子とする環境側通信装置と、人体1に装着された、ウェ
アラブル側通信装置としての通信装置310との間で、
人体1を介して送受信処理が行われる。
【0098】図21のフローチャートを参照して、図1
8の入力装置2を送受信端子とする環境側通信装置によ
る半二重通信処理を説明する。
【0099】ステップS1において、環境側通信装置
は、入力装置2の線状電極21Xi,21Yiよりマー
カ信号を出力する。このマーカ信号の送信は定期的に行
われ、ユーザ(人体1)が入力装置2に接触しているか
否かの検出が行われる。このマーカ信号を送信する周期
は、このユーザの検出が十分な速さで行われる時間、例
えば10mS(100Hz)とされる。
【0100】環境側通信装置が送信したマーカ信号を受
信した通信装置310は、識別情報としてID(IDenti
fier)を送信する。
【0101】ステップS2において、環境側通信装置
は、通信装置310より送信されたIDを受信する。環
境側通信装置は、受信したIDを識別し、通信装置31
0を認識する。
【0102】通信装置310は、IDを送信すると、必
要なら命令およびデータを送信する。そこで、環境側通
信装置は、ステップS3において、通信装置310より
送信された命令およびデータを受信する。環境側通信装
置は、先に受信したIDにより、受信した命令およびデ
ータの送信元を識別し、命令およびデータを処理する。
【0103】命令およびデータを処理した環境側通信装
置は、ステップS4において、処理結果などのデータを
送信する必要があるか否かを判定する。送信する必要が
あると判定した場合、環境側通信装置は、ステップS5
に進み、送信するデータに送信先IDを附加して、入力
装置2の線状電極より送信し、通信処理を終了する。
【0104】ステップS4において、データを送信する
必要がないと判定した場合、環境側通信装置は、通信処
理を終了する。
【0105】次に、図22のフローチャートを参照し
て、図21の環境側通信装置のフローチャートの処理に
対応して行われる図18の通信装置310(ウェアラブ
ル側通信装置)による半二重通信処理を説明する。
【0106】通信装置310は、初期状態として、受信
モードに設定されており、ステップS11において、環
境側通信装置の送信したマーカ信号を受信する。環境側
通信装置の送信したマーカ信号を受信した通信装置31
0は、送信モードに設定を変更し、ステップS12にお
いて、識別情報としてIDを送信する。
【0107】IDを送信した通信装置310は、ステッ
プS13において、環境側通信装置に命令およびデータ
を送信する必要があるか否かを判定する。送信する必要
があると判定した場合、通信装置310は、ステップS
14に進み、命令およびデータを送信する。
【0108】命令およびデータを送信した通信装置31
0は、ステップS15において、環境側通信装置より送
信された自分のIDと一致する送信先IDを附加された
データを受信し、処理を終了する。
【0109】ステップS13において、命令およびデー
タを送信する必要がないと判定した場合、通信装置31
0は、命令およびデータを送信せずにステップS15に
進む。
【0110】以上のようにして、環境側通信装置および
通信装置310は、半二重通信処理を行う。
【0111】例えば、上述した通信に用いられる通信プ
ロトコルにおいて、マーカは8bitのデータビット数が
割り付けられ、データの誤り訂正に用いるECC(Error C
orrecting Code)を含む通信装置310のIDは16bit
のデータビット数が割り付けられ、通信装置310に送
信される命令およびデータは32bitのデータビット数
が割り付けられ、環境側通信装置により送信される通信
装置310のIDおよびデータは32bitのデータビット
数が割り付けられるとする。このとき、マーカ信号の1
周期で行われる通信のデータ量は88bitとなる。
【0112】通信装置310と環境側通信装置の間で行
われる通信の通信速度が10kbpsに設定された場合、8
8bitを通信する所要時間は8.8mSとなり、マーカ信
号の周期が10mSの場合でも、通信は可能である。ま
た、通信速度が100kbpsに設定された場合、通信エラ
ーをなくすために、エラーコレクションを強化し、フロ
ー制御によるハンドシェイク機能を附加した通信プロト
コルを用いることも可能である。
【0113】図23は、本発明を適用した情報処理シス
テムの他の構成例を示す図である。
【0114】入力装置2と同様に線状電極が設けられた
スクリーン371は、半透明の素材を基材としており、
プロジェクタ374により背後から画像を投影できるよ
うにしてある。ユーザが指などでスクリーン371の線
状電極に接触すると、その線状電極に誘導電圧が発生す
る。スクリーン371は、その誘導電圧を信号処理回路
372に供給する。信号処理回路372は、誘導電圧が
発生したスクリーン371上の座標を算出し、ユーザを
識別し、その処理結果情報をパーソナルコンピュータ3
73に供給する。パーソナルコンピュータ373はその
情報に基づいて、入力を受け付けたり、所定の画像を発
生させ、プロジェクタ374を制御して、スクリーン3
71に投影させる。
【0115】以上のように、パーソナルコンピュータ3
73は、ユーザがスクリーン371に接触した座標等の
情報を、プロジェクタ374を制御して、入力装置であ
るスクリーン371に投影することができる。
【0116】図24は、本発明を適用した情報処理シス
テムのさらに他の構成例を示す図である。
【0117】入力装置2と同様に線状電極が設けられた
スクリーン391は、フレキシブル素材により製作され
ており、壁390に設置されている。スクリーン391
は、例えば、ポリイミド基材上にパターンで電極を形成
させたり、プラスチックに電極を蒸着させたりするなど
して製作される。
【0118】スクリーン391は、ユーザがスクリーン
391に接触することにより生じた誘導電圧を検出し、
信号処理回路372に供給する。信号処理回路372
は、誘導電圧が発生したスクリーン391上の座標を算
出し、ユーザ(通信装置)を識別し、その情報をパーソ
ナルコンピュータ373に供給する。パーソナルコンピ
ュータ373は、プロジェクタ374を制御して、所定
の画像をスクリーン391に投影させるとともに、信号
処理回路372より供給された情報に基づいて、処理を
行う。プロジェクタ374は、パーソナルコンピュータ
373より供給された画像情報をスクリーン391に前
面より投影する。
【0119】スイッチ392は、例えば照明のスイッチ
であり、壁390に設置されている。スクリーン391
は、スイッチ392を覆うように設置されている。ま
た、パーソナルコンピュータ373は、スクリーン39
1上におけるスイッチ392の座標を認識している。
【0120】スイッチ393乃至395はプロジェクタ
374によりスクリーン391に投影された画像であ
り、ユーザが指などでスイッチ393乃至395を操作
した(スイッチ393乃至395の投影された位置の線
状電極に接触した)場合、パーソナルコンピュータ37
3により、それぞれのスイッチに対応する処理が行われ
る。
【0121】次に動作について説明する。ユーザがスイ
ッチ392を操作(スイッチ392の位置の線状電極に
接触)すると、スクリーン391上に生じた誘導電圧
は、信号処理回路372に供給される。信号処理回路3
72は、誘導電圧の発生した座標を検出し、ユーザ(通
信装置)を識別し、その情報をパーソナルコンピュータ
373に供給する。
【0122】パーソナルコンピュータ373は、信号処
理回路372より供給された情報に基づいて、スイッチ
392に接触したユーザを識別する。このとき、パーソ
ナルコンピュータ373は、スクリーン391に特定の
画像を表示するなど、予め設定された処理を行う。
【0123】また、ユーザがスイッチ393乃至395
が投影された位置の線状電極に接触すると、スクリーン
391上に生じた誘導電圧は、信号処理回路372に供
給される。信号処理回路372は、誘導電圧の発生した
座標を検出し、ユーザ(通信装置)を識別し、その情報
をコンピュータ373に供給する。
【0124】パーソナルコンピュータ373は、信号処
理回路372より供給された情報に基づいて、スクリー
ン391に接触したユーザを識別し、ユーザが接触した
スイッチを識別する。このとき、パーソナルコンピュー
タ373は、スクリーン391に特定の画像を表示する
など、予めスイッチごとに設定された処理を行う。
【0125】以上において、プロジェクタ374に投影
されたスイッチは、スイッチ393乃至395の3個で
説明したが、これに限らず、何個でもよい。また、その
位置もプロジェクタ374で投影される範囲であれば、
どこでもよい。さらに、これらのスイッチの位置、個
数、対応する処理等の設定は、ユーザごとに異なり、例
えば、スイッチ392を操作したユーザの設定がスクリ
ーン391に表示されるようにしてもよい。
【0126】また、パーソナルコンピュータ373が、
照明や他の装置(図示せず)等を制御し、ユーザが、ス
イッチ393乃至395を操作することで、それらの装
置を制御できるようにしてもよい。
【0127】以上のように、本発明を用いて、コンピュ
ータの存在を意識させることなく、人間の生活を協力に
バックアップするユビキタスコンピューティング環境の
構築が可能となる。
【0128】図25は、一様に形成された抵抗体で構成
された入力装置を用いた構成例を示す図である。
【0129】入力装置410は一様な抵抗体で形成さ
れ、電極411X1および411X2は、Y軸方向の入
力レベルを検出する検出導体(電極)であり、電極41
1Y1および411Y2は、X軸方向の入力レベルを検
出する検出導体である。
【0130】リニアアンプ412X1は、電極411X
1で検出された信号を増幅し、差動増幅器417Xおよ
びローパスフィルタ413に出力する。
【0131】リニアアンプ412X1と同様に、リニア
アンプ412X2,412Y1、および412Y2は、
それぞれ、電極411X2,411Y1、および411
Y2で検出された信号を増幅する。リニアアンプ412
X2はインバータ416X2およびローパスフィルタ4
13に、リニアアンプ412Y1は差動増幅器417Y
およびローパスフィルタ413に、リニアアンプ412
Y2はインバータ416Y2およびローパスフィルタ4
13に、それぞれ、増幅した信号を出力する。
【0132】ローパスフィルタ413は、リニアアンプ
412X1,412X2,412Y1、および412Y
2の出力を平滑し、A/D変換部414に供給する。A
/D変換部414は、ローパスフィルタ415の出力を
それぞれデジタル化し、座標を検出する。検出座標は、
出力端子417から、例えばパーソナルコンピュータ等
に出力される。
【0133】また、インバータ416X2は、リニアア
ンプ412X2の出力を反転し、差動増幅器417Xに
供給する。同様に、インバータ416Y2は、リニアア
ンプ412Y2の出力を反転し、差動増幅器417Yに
供給する。
【0134】差動増幅器417Xは、リニアアンプ41
2X1の出力と、インバータ416X2の出力との差分
を飽和増幅させ、論理レベル出力とし、加算器418に
出力する。同様に、差動増幅器417Yは、リニアアン
プ412Y1の出力と、インバータ416Y2の出力と
の差分を飽和増幅させ、論理レベル出力とし、加算器4
18に出力する。
【0135】加算器418は、差動増幅器417Xおよ
び417Yの出力を加算し、復調器419に出力する。
復調器419は、加算器418の出力を復調し、出力端
子420から、例えば、パーソナルコンピュータ等に出
力させる。
【0136】次に動作を説明する。ユーザが指などで、
入力装置410の抵抗体に接触すると、ユーザ1に装着
された送信装置221より、識別情報をFM変調した信号
が人体1を介して入力装置410に伝送される。入力装
置410の抵抗体に伝送された信号は、電極411X
1,411X2,411Y1、および411Y2により
検出される。このとき、電極411X1,411X2,
411Y1、および411Y2に検出される信号の大き
さは、ユーザが接触した位置から電極までの距離(抵抗
値)に概略反比例する。
【0137】電極411X1で検出された信号は、リニ
アアンプ412X1により増幅される。同様に電極41
1X2,411Y1、および411Y2で検出された信
号は、それぞれ、リニアアンプ412X2,412Y
1、および411Y2に供給され、増幅される。
【0138】ローパスフィルタ413は、リニアアンプ
412X1,412X2,412Y1、および412Y
2の出力をそれぞれ平滑し、A/D変換部414に出力
する。A/D変換部414は、ローパスフィルタ413
により出力された信号をそれぞれデジタル化し、出力端
子417からパーソナルコンピュータに出力する。パー
ソナルコンピュータは、リニアアンプ412Y1と41
2Y2の出力の比からX座標を検出し、リニアアンプ4
12X1と412X2の出力の比からY座標を検出す
る。
【0139】インバータ416X2は、リニアアンプ4
12X2の出力信号の位相を反転し、差動増幅器417
Xに出力する。同様に、リニアアンプ412Y2の出力
信号は、インバータ416Y2に供給され、位相を反転
され、差動増幅器417Yに出力される。
【0140】差動増幅器417Xは、リニアアンプ41
2X1の出力とインバータ418X2の出力との差分を
飽和増幅させ、論理レベル出力として、加算器418に
出力する。同様に差動増幅器417Yは、リニアアンプ
412Y1の出力とインバータ416Y2の出力との差
分を飽和増幅させ、論理レベル出力として、加算器41
8に出力する。すなわち、差動増幅器417Xおよび4
17Yは、上述したような図17Aに示されるような信
号が入力されると、図17Bに示されるような信号を出
力する。
【0141】加算器418は、差動増幅器417Xおよ
び417Yの出力を加算し、復調器419に出力する。
復調器419は、加算器418の出力信号を復調し、送
信装置221の識別情報(図17Bに示される論理によ
り表される情報)を出力端子422からパーソナルコン
ピュータに出力される。
【0142】以上のように、一様に形成された抵抗体を
有する入力装置410にユーザが接触した座標の検出、
およびそのユーザ(送信装置221)の識別が可能とな
る。
【0143】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0144】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0145】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報処理装置お
よび方法によれば、簡単な構成で座標を検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報入力システムの基本的な
構成例を示す図である。
【図2】図1の入力装置2および信号処理部3の誘導電
圧検出部の構成例を示す図である。
【図3】図2の入力装置2の線状電極21X1上におけ
るX方向の断面の構成例を示す断面図である。
【図4】図2の誘導電圧検出部30を構成する1本の線
状電極21X1の誘導電圧を検出する検出器の構成例を
示す図である。
【図5】図2のインバータバッファ42X1の動作波形
を示す図である。
【図6】検出信号を平滑する平滑回路を使用した検出器
の構成例を示す図である。
【図7】検出器の他の構成例を示す図である。
【図8】図2の入力装置2の他の構成例を表した図であ
る。
【図9】誘導電圧源として商用電源の代わりに送信装置
を用いた構成例を示す図である。
【図10】図9の送信装置141の構成例を示す外観図
である。
【図11】図9の送信装置141の内部の構成例を示す
図である。
【図12】図9の同調回路型検出器142の内部の構成
例を示す図である。
【図13】誘導電圧源として識別情報を送信する送信装
置を用いた構成例を示す図である。
【図14】図13の送信装置221の内部の構成例を示
す図である。
【図15】図13の座標検出器232の構成例を示す図
である。
【図16】図13の復調回路234の構成例を示す図で
ある。
【図17】図16のPLL回路293の動作波形を示す図
である。
【図18】誘導電圧源として、通信装置を用いた構成例
を示す図である。
【図19】図18の通信装置310の構成例を示す外観
図である。
【図20】図18の通信装置310の内部の構成例を示
す図である。
【図21】図18の入力装置2を送受信端子とする環境
側通信装置による半二重通信処理を説明するフローチャ
ートである。
【図22】図18の通信装置310による半二重通信処
理を説明するフローチャートである。
【図23】本発明を適用した情報処理システムの他の構
成例を示す図である
【図24】本発明を適用した情報処理システムのさらに
他の構成例を示す図である。
【図25】一様に形成された抵抗体で構成される入力装
置を用いた構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 人体, 2 入力装置, 3 信号処理部, 4
出力端子, 5 屋内商用電源配線, 6 AC/DC変換
部, 7 DC電源, 8 誘導, 21X1乃至21X
4,21Y1乃至21Y4 線状電極, 30 誘導電
圧検出部, 31 X電極検出部, 32 Y電極検出
部, 42X1乃至42X4,42Y1乃至42Y4
高入力インピーダンスアンプ, 44X1乃至44X
4,44Y1乃至44Y4 LED, 142 同調回路
型検出器, 232,233 座標検出器, 234
復調回路, 322 マイクロプロセッサ, 323
変調器, 324 増幅部, 372 信号処理部,
373 パーソナルコンピュータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向と第2の方向に延在するとと
    もに、近傍の人体からの誘導電圧を誘導する誘導手段
    と、 前記誘導手段により誘導された前記誘導電圧を検出する
    誘導電圧検出手段と、 前記誘導電圧検出手段により検出された前記誘導電圧に
    基づいて、前記誘導手段が前記誘導電圧を誘導した座標
    を検出する座標検出手段とを備えることを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記誘導電圧の周波数を識別する周波数
    識別手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数識別手段は、前記誘導電圧の
    周波数として商用電源の周波数を識別することを特徴と
    する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数識別手段は、前記誘導電圧の
    周波数として前記人体に装着された他の情報処理装置が
    出力する信号の周波数を識別することを特徴とする請求
    項2に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記人体に装着された前記他の情報処理
    装置から伝送された情報を受信する受信手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記人体に装着された前記他の情報処理
    装置に、前記人体を介して、情報を送信する送信手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】 第1の方向と第2の方向に延在するとと
    もに、近傍の人体からの誘導電圧を誘導する誘導ステッ
    プと、 前記誘導ステップの処理により誘導された前記誘導電圧
    を検出する誘導電圧検出ステップと、 前記誘導電圧検出ステップの処理により検出された前記
    誘導電圧に基づいて、前記誘導ステップの処理が前記誘
    導電圧を誘導した座標を検出する座標検出ステップとを
    含むことを特徴とする情報処理方法。
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