JP2002365346A - テスト刺激コンパクション装置および方法 - Google Patents

テスト刺激コンパクション装置および方法

Info

Publication number
JP2002365346A
JP2002365346A JP2001168951A JP2001168951A JP2002365346A JP 2002365346 A JP2002365346 A JP 2002365346A JP 2001168951 A JP2001168951 A JP 2001168951A JP 2001168951 A JP2001168951 A JP 2001168951A JP 2002365346 A JP2002365346 A JP 2002365346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
subset
stimuli
test stimuli
essential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001168951A
Other languages
English (en)
Inventor
Osei Boateng Kwame
オセイ ボアテン クァメ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001168951A priority Critical patent/JP2002365346A/ja
Priority to US09/985,768 priority patent/US7260793B2/en
Priority to DE10200833A priority patent/DE10200833A1/de
Publication of JP2002365346A publication Critical patent/JP2002365346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/26Functional testing
    • G06F11/263Generation of test inputs, e.g. test vectors, patterns or sequences ; with adaptation of the tested hardware for testability with external testers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3183Generation of test inputs, e.g. test vectors, patterns or sequences
    • G01R31/318335Test pattern compression or decompression
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31917Stimuli generation or application of test patterns to the device under test [DUT]
    • G01R31/31919Storing and outputting test patterns
    • G01R31/31921Storing and outputting test patterns using compression techniques, e.g. patterns sequencer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的なデジタル回路に対して適用可能なテ
スト刺激コンパクションを提供することが課題である。 【解決手段】 テストベクトルの集合は故障の集合にマ
ップされ、各故障には、それを検出可能なテストベクト
ルの数を表すカウンタが設けられる。カウンタが1であ
る故障にマップされたテストベクトルt3 ,t5 ,t
6 ,t7 は、エッセンシャルベクトルとして選択され、
残りのテストベクトルについてマッピングが更新され
る。そして、次に、t2 がエッセンシャルベクトルとし
て選択され、残りの冗長なテストベクトルt1 およびt
4 は廃棄される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル回路のテ
ストに係り、さらに詳しくはテスト刺激のコンパクショ
ンを行う装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】信頼
できるデジタル/コンピュータシステムの製造を保証す
るために、システムをテストするテスト刺激(test sti
muli)が生成される。デジタル回路の場合、1つのテス
ト刺激が単一の入力パターンのときもあり、初期化サブ
シーケンス(initializing subsequence)、鋭敏化サブ
シーケンス(sensitizing subsequence )、および伝播
サブシーケンス(propagation subsequence )のような
複数の入力パターンの列のときもある。また、鋭敏化サ
ブシーケンスが伝播サブシーケンスと同じ場合もある。
【0003】以下では、デジタル回路のテスト刺激を表
す用語として、「テストベクトル」が用いられることも
ある。また、テストベクトルの集合を表す用語として
は、「テスト集合」が用いられる。
【0004】テスト生成の重要な目的は、被テスト回路
(circuit under test)のために生成されたテストベク
トルによる高い故障カバー率(故障検出率)を達成する
ことである。このため、生成アルゴリズムは、必然的に
故障カバー率を重視し、冗長性のあるテストベクトルの
集合を生成することになる。この冗長性は簡単には検出
することができず、結果として大規模なテストベクトル
の集合が得られる。
【0005】テスト機器のコストはそのメモリ容量に関
係しているため、このような大規模なテストベクトルの
集合を用いると、その印加コストが増大する。したがっ
て、テストベクトルの数がテストのコストに強く影響
し、信頼できるデジタル/コンピュータシステムの製造
と保守のためにそのコストは不可欠となる。メモリ容量
は、テスト機器のコストを決定する重要な要素の1つで
あり、大きなメモリ容量は高いコストにつながる。
【0006】利用可能なテスト機器がすべてのテストベ
クトルをロードするのに必要なメモリ容量を持っていな
ければ、被テスト回路へのテスト印加中にテスト機器へ
のロードを2回以上行う必要がある。つまり、テスト機
器のメモリに収容可能な数を超えるテストベクトルの場
合、テスト印加中にメモリの更新(テストベクトルの部
分集合の再ローディング)が発生する。
【0007】テスト中のテスト機器への再ローディング
は、テスト印加時間(test application time ,TA
T)を著しく増大させ、1回のメモリ更新でもテスト印
加時間の大幅な増大を招くことになる。長いテスト印加
時間は、製造されたIC(integrated circuit)製品の
出荷所要時間(time-to-market)に強い影響を与える。
【0008】以上の説明から明らかなように、テストコ
ストを削減し、信頼できるシステムの出荷所要時間を短
縮するためには、小規模なテスト集合を用いることが望
ましい。したがって、テストベクトルの数を少なくする
必要がある。故障カバー率を損なうことなくテストベク
トルの数を削減する技術は、テストコンパクション(テ
スト簡単化)と呼ばれる。テストコンパクションのアル
ゴリズムは、故障カバー率を低下させることなく小さな
テスト集合を得る方法を見つけなければならない。言い
換えれば、なるべく高い故障カバー率を保ちながら、テ
ストベクトルの数を少なくしなければならない。
【0009】コンパクション技術としては、動的コンパ
クションと静的コンパクションの2種類がある。動的コ
ンパクションは、テストベクトルの生成中にそれらの数
を削減する技術であり、しばしば、テスト生成器の変更
を必要とする。一方、静的コンパクションは、既に生成
されたテストベクトルの数を削減する技術であり、テス
ト生成の後処理ステップとなる。したがって、静的コン
パクションはテスト生成に依存せず、生成アルゴリズム
のいかなる変更も必要としない。
【0010】また、テスト生成で動的コンパクションが
用いられたとしても、生成されたテスト集合の大きさを
静的コンパクションによりさらに削減することが可能で
ある。このことは、テスト集合の大きさおよび後続テス
トのコストの削減において、静的コンパクションがより
効果的であることを示唆している。
【0011】Hsiao らは、以下の文献において、順序回
路に対するテストシーケンスコンパクションの方法に関
する成果について報告している。 (1)M. S. Hsiao and S. T. Chakradhar, “Partitio
ning and reordering techniques for static test seq
uence compaction of sequential circuits,”Proc. of
the 7th IEEE Asian Test Symposium, pp.452-457, 19
98. (2)M. S. Hsiao and S. T. Chakradhar, “State re
laxation based subsequence removal for fast static
compaction in sequential circuits, ”Proc.of Desi
gn, Automation, and Test in Europe Conf., pp.577-5
82, 1998. (3)M. S. Hsiao, E. M. Rudnick and J. H. Patel,
“Fast algorithms forstatic compaction of sequenti
al circuit test vectors, ”Proc. of IEEE VLSI Test
Symposium, pp.188-195, 1997. 彼らの方法は、シーケンスを短くする方法である。一
方、Pomeranzらは、以下の文献において、テスト応答の
効率的な格納方法を提案している。 (4)I. Pomeranz and S. M. Reddy,“On test compac
tion objectives for combinational and sequential c
ircuits,”Proc. of IEEE International Conference o
n VLSI Design, pp.279-284, 1998. また、KajiharaらとHamzaoglu らは、以下の文献におい
て、組み合わせ回路に対するテストパターンコンパクシ
ョンに関する成果について報告している。 (5)S. Kajihara and K. Saluja,“On test pattern
compaction using random pattern fault simulation,
”Proc. Of IEEE International Conference onVLSI D
esign, pp.464-469, 1998. (6)I. Hamzaoglu and J. H. Patel, “Test set com
paction algorithms forcombinational circuits,”Pro
c. of ACM International Conference on CAD,pp.283-2
89, 1997. 彼らは、以前に提案されたコンパクトテスト生成方法に
適合する静的コンパクションの方法を開発した。
【0012】しかし、デジタルシステムには順序回路と
組み合わせ回路の両方が含まれ、異なるテストパッケー
ジには異なるテスト生成アルゴリズムが含まれる。した
がって、一般的なデジタル回路に対しては、いかなるテ
スト生成アルゴリズムにもまったく依存しない、一般的
な静的テストコンパクションの方法が必要となる。
【0013】本発明の課題は、一般的なデジタル回路に
対して適用可能なテスト刺激コンパクションのための装
置および方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のテスト
刺激コンパクション装置の原理図である。図1のコンパ
クション装置は、選択手段D1、削除手段D2、および
出力手段D3を備え、デジタル回路のテスト刺激の集合
のコンパクションを行う。
【0015】選択手段D1は、上記テスト刺激の集合の
部分集合から、その部分集合内の他のテスト刺激により
検出不可能な少なくとも1つの故障を検出する、エッセ
ンシャルテスト刺激を選択する。削除手段D2は、部分
集合からエッセンシャルテスト刺激を選択した後のテス
ト刺激の部分集合から、冗長なテスト刺激を削除する。
出力手段D3は、選択されたエッセンシャルテスト刺激
からなる簡単化された集合を出力する。
【0016】テスト刺激の集合(または、削除手段D2
からの部分集合)が与えられると、選択手段D1は、そ
のテスト刺激の集合から現在特定可能なエッセンシャル
テスト刺激の集合を選択して、出力手段D3に渡し、残
りのテスト刺激を削除手段D2に渡す。削除手段D2
は、選択手段D1から受け取ったテスト刺激の部分集合
に含まれる、現在特定可能な冗長なテスト刺激の集合を
削除して、残ったテスト刺激を選択手段D1に返す。出
力手段D3は、選択手段D1から受け取ったエッセンシ
ャルテスト刺激を、簡単化された集合として出力する。
【0017】このようなコンパクション装置によれば、
元のテスト集合により検出可能なすべての故障の検出に
不可欠となる、様々な階層のエッセンシャルテスト刺激
が、与えられたテスト集合から抽出される。このコンパ
クション方法は、テスト生成アルゴリズムにまったく依
存しないため、いかなる生成アルゴリズムにより生成さ
れたテスト刺激の静的コンパクションに対しても有効で
ある。
【0018】図1の選択手段D1および削除手段D2
は、例えば、後述する図16のCPU(中央処理装置)
51とメモリ52の組み合わせに対応し、図1の出力手
段D3は、例えば、図16のCPU51とメモリ52の
組み合わせ、出力装置54、またはネットワーク接続装
置57に対応する。また、エッセンシャルテスト刺激
は、後述するエッセンシャルテストベクトルに対応す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。本実施形態において
は、テスト刺激(テストベクトル)の静的コンパクショ
ンのタスクを、最小カバー問題(最小被覆問題)として
定式化する。実際には、コンパクション装置は、元のテ
スト集合により検出可能な対象回路中のすべての故障
を、どのテストベクトルも変更することなく検出(カバ
ー)できるような、元のテスト集合の最小部分集合を求
める。コンパクション装置が用いる方法は、情報処理の
2つのメインプロシージャの組み合わせで表される。1
つはエッセンシャルテストベクトルの選択であり、もう
1つは冗長なテストベクトルの削除である。
【0020】また、コンパクション装置は、効率的な実
行時間を保証するために、最小カバーの概念に伴うメモ
リ消費の多い行列の使用を回避できるようなデータ構造
を用いる。さらに、最小化問題の解が最小テスト集合で
あることを保証するために、冗長なテストベクトルを削
除する際、ソートアルゴリズムが用いられる。この静的
コンパクションの基本概念は、以下の通りである。定義
1:回路Cにおいて、テストベクトルの集合Tset によ
り検出可能なすべての故障の集合Fset は、Tset のカ
バーを形成する。Tset によるFset のカバー状況を表
すテーブルは、カバーテーブルと呼ばれる。定義2:回
路Cの故障fがテスト集合Tset のテストベクトルtep
により検出可能であり、Tset の他のテストベクトルが
fを検出できないとき、tepはTsetのエッセンシャル
ベクトルであり、故障fはTset に関する回路Cのエッ
センシャル故障である。
【0021】最小カバーの概念は、論理最適化において
しばしば用いられるよく知られたアルゴリズムである。
このアルゴリズムには、大きなメモリ容量を必要とする
という欠点がある。
【0022】ここで、テストベクトルの集合T={t
1 ,t2 ,t3 ,t4 ,t5 ,t6 ,t7 }が、回路C
の一部を形成する信号線L1 ,L2 ,L3 ,L4 ,L
5 ,L6上のすべてのスタック故障(stuck-at fault)
をカバーする場合を考える。対応する故障集合をF=
{f1 ,f2 ,f3 ,f4 ,...,f11,f12}と
し、図2に示すようなカバーテーブルをTのカバーテー
ブルとする。
【0023】このカバーテーブルにおいて、ti の行と
j の列の交点の“×”印は、単一故障仮定(single f
ault assumption )の下で、テストベクトルti が故障
(fault )fj を検出することを表している。この単一
故障仮定は、fj が被テスト回路内の唯一の故障である
という仮定に相当する。このテーブルからは、t3 ,t
5 ,t6 ,t7 が、エッセンシャル故障f9 ,f10,f
11,f12に対応するTのエッセンシャルベクトルである
ことが分かる。
【0024】t3 ,t5 ,t6 ,t7 をTから取り除
き、それらがカバーするすべての故障を元のカバーFか
ら取り除くと、図3に示すような部分カバーテーブルが
得られる。このテーブルでは、故障f1 およびf3 のい
ずれも、更新されたテスト集合T={t1 ,t2 ,t
4 }に関してエッセンシャルではない。
【0025】Tに残されたテストベクトルt1 ,t2
4 を、残りの故障のカバー状況についてこの順にチェ
ックすると、t4 が冗長であることが判明する。この冗
長なテストベクトルt4 を廃棄すると、f3 がT={t
1 ,t2 }に関するエッセンシャル故障となり、t2
対応するエッセンシャルベクトルとなる。
【0026】そこで、Tからエッセンシャルベクトルt
2 を選択し、それにより検出可能な故障をF={f1
3 }から取り除くと、Fは空になる。したがって、T
に残されたテストベクトルt1 も廃棄される。こうし
て、t1 およびt4 を含まない、簡単化されたテスト集
合CT={t2 ,t3 ,t5 ,t6 ,t7 }が得られ
る。
【0027】一般に、エッセンシャルベクトルの選択と
冗長なベクトルの廃棄を数回繰り返すことで、静的コン
パクションが効率よく行われる。このコンパクション方
法の利点は以下の通りである。レンマ1:回路Cの与え
られた故障集合に対して、エッセンシャルベクトルを持
たないいかなるテスト集合Tも、集合Ta =T\{t}
に関して冗長な少なくとも1つのテストベクトルtを有
する。証明:繰り返しのあるサイクルで、テストベクト
ルτ1 ,τ2 ,...,τi ,...,τN が残された
とする。これらのテストベクトルの中にエッセンシャル
ベクトルがなければ、これらのテストベクトルの集合の
カバーに含まれ、ベクトルτj により検出可能ないかな
る故障も、同じ集合内の他のベクトルτk (k≠j)に
より検出可能である。したがって、少なくともτj は冗
長である。
【0028】Q.E.D.レンマ1は、エッセンシャル
ベクトルの選択と冗長なベクトルの廃棄を繰り返し適用
する処理において、エッセンシャルベクトルと冗長なベ
クトルのいずれも存在しない行き詰まりの状況は生じな
いことを示している。
【0029】ところで、図3に示した残りのデータを処
理すると、非最小解に到達する場合も想定される。例え
ば、t2 がf3 のみを検出し、t4 がf3 に加えてさら
にf 1 を検出するような場合、t1 とt2 がエッセンシ
ャルベクトルとして選択され、t4 が冗長なベクトルと
なってしまう。この場合、t4 だけしか削除されない。
このような観点から静的コンパクション問題の最小解を
保証するために、次のような処理が用いられる。
【0030】まず、与えられた故障の集合を最適にカバ
ーするテスト刺激の部分集合を求める。そして、得られ
たテスト刺激以外の1つ以上のテスト刺激を、冗長なテ
スト刺激として削除する。
【0031】具体的には、エッセンシャルベクトルの集
合を選択する度に、残りのn個のテストベクトルのう
ち、集合F内の残りの故障を最も多く検出するものを最
初に取り置きする。次に、取り置きされたベクトルによ
り検出可能なF内の故障の集合をC1 として、集合S=
F\C1 内の故障を最も多く検出するテストベクトルを
取り置きする。一般には、j番目に取り置きされたベク
トルにより検出可能なF内の故障の集合をCj とし、
外1 とすると、i番目に取り置きされるテストベクト
ルは、
【0032】
【外1】
【0033】集合S=F\Γ内の故障を最も多く検出す
るものである。このような処理は、k番目のテストベク
トルが取り置きされてΓ=Fとなるまで続けられる。そ
して、この時点で残りの(n−k)個のベクトルは廃棄
されて、エッセンシャルベクトルの次の階層を選択する
新たなサイクルが開始される。
【0034】また、最小カバーアルゴリズムを直接適用
すると、テストベクトルのカバーテーブルを表す行列が
必要となる。このため、実用上の回路では、現存しない
大容量のメモリが要求されることになり、コンパクショ
ン方法の実用上の回路への適用が制限される。この問題
を回避するため、行列の2次元データ空間を、以下の方
法で、より扱いやすい1次元データ空間に変換する。
【0035】まず、各々の故障に付随して、その故障を
検出可能なテストベクトルの数を表すカウンタを設け、
元のテスト集合を用いて対象回路のシミュレーションを
行う。このとき、各テストベクトルについて、検出可能
な故障をプライマリ出力から逆方向にトレースし、故障
がトレースされる度に、その故障に付随するカウンタを
インクリメントする。また、テストベクトルを故障にマ
ップ(写像)する。
【0036】このようなシミュレーションとしては、以
下の文献に示された方法を適用することができる。この
方法によれば、故障シミュレーションを何度も繰り返す
ことなく、元のテスト集合によりカバーされる故障の情
報を、容易に抽出することができる。 (7)K. O. Boateng, H. Takahashi and Y. Takamats
u, “Diagnosing delay faults in combinational circ
uits under the ambiguous delay model,”IEICETransa
ction on Information and Systems, Vol.E82-D, No.1
2, pp.1563-1571,Dec. 1999. (8)K. O. Boateng, H. Takahashi and Y. Takamats
u, “Multiple gate delay fault diagnosis using tes
t-pairs for marginal delays,” IEICE Transaction o
n Information and Systems, Vol.E81-D, No.7, pp.706
-715, July 1998. (9)N. Yanagida, H. Takahashi and Y. Takamatsu,
“Multiple fault diagnosis by sensitizing input pa
irs,”IEEE Design & Test of Computers, Vol.12, No.
3, pp.44-52, Sept. 1995. ここで、カウンタの値が1であるようなすべての故障は
エッセンシャル故障となり、それらにマップされたそれ
ぞれのテストベクトルはエッセンシャルベクトルとな
る。そして、エッセンシャルベクトルが選択される度
に、そのベクトルが検出するすべての故障が故障集合か
ら取り除かれる。また、冗長なテストベクトルが特定さ
れる度に、更新された故障集合内でそのベクトルがマッ
プされた各故障のカウンタがデクリメントされる。
【0037】図4は、このようなコンパクション装置に
より行われる静的コンパクション処理のフローチャート
である。この処理は2つのフェーズに分けられる。第1
フェーズにおいて、コンパクション装置は、シミュレー
ションを行って故障をトレースし、ベクトル−故障マッ
ピングを確立する(ステップS1)。故障トレース中に
は、故障カウンタがインクリメントされる。また、第2
フェーズでは、エッセンシャルベクトルの選択処理と冗
長なベクトルの廃棄処理を行う(ステップS2)。
【0038】図5は、第1フェーズの処理のフローチャ
ートである。コンパクション装置は、まず、ベクトル−
故障マッピングを確立するためのシミュレーションを行
い、故障がトレースされると、それに付随するカウンタ
をインクリメントする(ステップS11)。次に、すべ
てのテストベクトルを集合T_set に入れ、トレースさ
れたすべての故障を集合F_set に入れる(ステップS
12)。そして、集合CT_set 、T1_set 、および
F1_set を空集合{ }に設定する(ステップS1
3)。ステップS11の処理結果と同様のものがテスト
生成により得られている場合、このステップの処理は不
要である。
【0039】図6および図7は、第2フェーズの処理の
フローチャートである。コンパクション装置は、まず、
現在のすべてのエッセンシャル故障を求め(図6のステ
ップS21)、それらに対応するエッセンシャルベクト
ルを特定する(ステップS22)。次に、それらのエッ
センシャルベクトルにより検出可能なすべての故障をF
_set から削除し(ステップS23)、それらのエッセ
ンシャルベクトルをT_set からCT_set に移す(ス
テップS24)。そして、F_set が空か否かをチェッ
クする(ステップS25)。
【0040】F_set が空であれば、T_set 内のテス
トベクトルをすべて冗長なテストベクトルとして廃棄
し、処理を終了する。F_set が空でなければ、次に、
F_set 内の故障を最も多くカバーするT_set 内のテ
ストベクトルrtを求め(ステップS26)、rtをC
T_set に入れる(ステップS27)。そして、rtに
より検出可能な(カバーされる)F_set 内のすべての
故障をF1_set に移し、再びF_set が空か否かをチ
ェックする(ステップS29)。
【0041】F_set が空でなければ、ステップS26
以降の処理を繰り返す。F_set が空であれば、次に、
T_set 内にまだ残っている各テストベクトルτについ
て、τにより検出可能なF1_set 内のすべての故障の
カウンタをデクリメントし(図7のステップS30)、
T_set 内に残っているすべてのテストベクトルを冗長
なテストベクトルとして廃棄する(ステップS31)。
そして、F1_setをF_set に移して空にし(ステッ
プS32)、T1_set をT_set に移して空にして
(ステップS33)、図6のステップS21以降の処理
を繰り返す。
【0042】このようなコンパクション処理によれば、
コンパクションの終了時には、CT_set 内に簡単化さ
れたテスト集合が格納される。第1フェーズの処理の
後、図2のカバーテーブルのデータは、図8に示すよう
な構成となる。このデータ構造において、T_set =
{t1 ,t2 ,t3 ,t4,t5 ,t6 ,t7 }、F_s
et ={f1 ,f2 ,f3 ,f4 ,...,f11
12}であり、T_set 内の各テストベクトルからF_
set 内の故障へと向かう矢印は、そのベクトルがそれら
の故障をカバーすることを表している。Counter
=1は、エッセンシャル故障およびエッセンシャルベク
トルを特定する基準となる。エッセンシャルベクトルか
らの矢印は太線で記されている。
【0043】例えば、T_set 、F_set 、およびカウ
ンタはそれぞれ1次元配列に格納され、テストベクトル
から故障へと向かう矢印は、F_set の配列の対応する
インデックスのようなポインティング情報により表され
る。これにより、テストベクトルが故障に関係付けられ
る。
【0044】現在のエッセンシャルベクトルを選択し、
それらがカバーするすべての故障を削除して、T_set
とF_set を更新すると、図9に示すような新たなマッ
ピングが得られる。残りのテストベクトルは、各ベクト
ルが残りの故障をいくつ検出可能であるかを調査するた
めに、t1 →t2 →t4 の順にチェックされる。その結
果、t2 が最大カバーのテストベクトルとして特定され
る。
【0045】そこで、t2 をT1_set に移し、f1
3 をF1_set に移すと、F_set が空となる。した
がって、t1 とt4 が廃棄され、t1 とt4 により検出
可能な故障であるf1 とf3 のカウンタがデクリメント
される。更新されたT_setとF_set は、図10に示
すような構成となり、t2 は、次に選択されるべきエッ
センシャルベクトルとして残される。そして、t2 を選
択し、t2 により検出可能なF_set 内の故障を削除す
ると、F_set は空となる。こうして、簡単化されたテ
スト集合は、CT_set ={t2 ,t3 ,t5 ,t6
7 }となる。
【0046】図11は、被テスト回路の具体例を示して
おり、図12は、この回路のテスト集合を示している。
図12において、16個のテストベクトルのパターンは
3値論理で表されており、“2”は未知論理を表す。テ
ストベクトルti (i=1,2,...,16)により
検出される故障の集合をFtiと記し、信号線L(=1,
2,3,...,36,37,38)が論理α(=0,
1)にスタックする故障( stuck-at-α fault)をL/
αと記すことにすると、各ti に対するFtiは以下のよ
うになる。 Ft1={1/1;2/0;5/0;6/1;9/0;1
3/1;15/0;16/0;17/0;18/1;1
9/0;24/1;25/0;26/0;27/0;2
9/1;30/1;32/1;33/1;34/1;3
6/1;38/0} Ft2={1/0;5/0;6/0;13/0;14/
0;15/0;16/0;17/1;18/1;19/
1;21/1;24/1;25/1;29/0;32/
0} Ft3={2/1;4/1;10/1;15/1;18/
0;24/0;25/0;29/1;32/1} Ft4={2/0;5/0;10/0;15/0;16/
0;18/1;24/1} Ft5={2/1;3/1;4/0;5/0;8/1;9
/1;11/1;14/1;15/0;16/0;17
/0;18/1;19/0;22/1;24/1;25
/0;27/1;29/1;30/0;32/1;34
/0;35/0;36/0;37/0;38/1} Ft6={1/0;2/1;3/0;4/0;5/0;6
/0;9/1;11/0;13/0;14/0;15/
0;16/0;17/1;18/1;19/1;21/
1;22/1;24/1;25/1;27/1;29/
0;30/0;32/0;35/0;36/0;37/
0;38/1} Ft7={4/0;5/0;15/0;16/0;18/
1;24/1;36/0;37/0;38/1} Ft8={5/1;16/1;18/0;24/0;25
/0;29/1;32/1} Ft9={5/0;15/0;16/0;18/1;24
/1} Ft10 ={5/1;16/1;18/0;24/0;2
5/0;29/1;32/1;38/0} Ft11 ={1/0;2/0;3/1;5/0;6/0;
8/0;12/1;13/0;14/0;15/0;1
6/0;17/1;18/1;19/1;20/1;2
1/1;24/1;25/1;26/1;29/0;3
0/0;32/0;35/0;36/0;37/0;3
8/1} Ft12 ={1/1;2/1;4/0;5/0;6/1;
9/1;13/1;15/0;16/0;17/0;1
8/1;19/0;22/1;24/1;25/0;2
7/1;29/1;30/0;32/1;34/0;3
6/0;37/0;38/1} Ft13 ={1/1;2/0;5/0;6/1;9/0;
13/1;15/0;16/0;17/0;18/1;
19/0;24/1;25/0;26/0;27/0;
29/1;30/1;32/1;33/1;34/1;
36/1;38/0} Ft14 ={1/0;2/0;3/1;5/0;6/0;
8/0;12/1;13/0;14/0;15/0;1
6/0;17/1;18/1;19/1;20/1;2
1/1;24/1;25/1;26/1;29/0;3
0/0;32/0;35/0;36/0;37/0;3
8/1} Ft15 ={1/0;2/0;3/0;5/0;6/0;
7/0;9/0;12/0;13/0;14/0;15
/0;16/0;17/1;18/1;19/1;21
/1;24/1;25/1;26/0;27/0;28
/0;29/0;30/1;31/1;32/0;35
/1;37/1;38/0} Ft16 ={5/1;16/1;18/0;24/0;2
5/0;29/1;32/1;38/0}図6に示した
第2フェーズの初期段階では、t3 ,t4 ,t5 ,t
6 ,t15がエッセンシャルベクトルとなる。これらのエ
ッセンシャルベクトルを選択し、それらが検出する故障
を削除すると、残りのデータは図13のようになる。冗
長なベクトルの削除処理の初めには、F_set ={1/
1;5/1;6/1;8/0;12/1;13/1;1
6/1;20/1;26/1;33/1;34/1;3
6/1}となり、ベクトルt1 ,t2 ,t7 ,t8 ,t
9 ,t10,t11,t12,t13,t14,t16は、それぞ
れ、残りの故障のうち6,0,0,2,0,2,4,
3,6,4,2個を検出する。
【0047】まず、t1 がrt1 として選択され、それ
により検出される故障の集合は、C 1 ={1/1;6/
1;13/1;33/1;34/1;36/1}とな
る。このとき、F_set \C1 ={5/1;8/0;1
2/1;16/1;20/1;26/1}となり、ベク
トルt2 ,t7 ,t8 ,t9 ,t10,t11,t12
13,t14,t16は、それぞれ、残りの故障のうち0,
0,2,0,2,4,0,0,4,2個を検出する。
【0048】次に、t11がrt2 として選択され、C2
={8/0;12/1;20/1;26/1}となる。
このとき、F_set \(C1 ∪C2 )={5/1;16
/1}となり、ベクトルt2 ,t7 ,t8 ,t9
10,t12,t13,t14,t16は、それぞれ、残りの故
障のうち0,0,2,0,2,0,0,0,2個を検出
する。
【0049】さらに、t8 がrt3 として選択され、C
3 ={5/1;16/1}となる。この段階で、F_se
t \(C1 ∪C2 ∪C3 )={ }となるので、C1
2∪C3 =F_set となる。残りのベクトルt2 ,t7
,t9 ,t10,t12,t13,t14,t16の各々につい
て、それがカバーするすべての故障のカウンタをデクリ
メントした後、これらのベクトルは廃棄される。そし
て、現在の冗長なベクトルの削除処理が終了する。
【0050】こうして、F_set ={1/1;5/1;
6/1;8/0;12/1;13/1;16/1;20
/1;26/1;33/1;34/1;36/1}のす
べての故障はエッセンシャルとなり、それゆえrt1
1 、rt2 =t11、およびrt3 =t8 はエッセンシ
ャルベクトルの2番目の階層を形成する。
【0051】これらの3つのベクトルを最初のエッセン
シャルベクトルの集合に加えると、元の16個のベクト
ルのテスト集合により検出可能なすべての故障をカバー
する8個のベクトルの集合{t1 ,t3 ,t4 ,t5
6 ,t8 ,t11,t15}が生成される。こうして、コ
ンパクション処理により、故障カバー率を変更すること
なく、テスト集合は半分の大きさになった。
【0052】以上説明した例では、スタック故障モデル
が用いられているが、本発明のコンパクション処理は他
の故障モデルにも適用できる。また、組み合わせ回路の
テスト刺激の大きさはテストモデルに依存する。そこ
で、次に、スタック故障モデルと遅延故障(delay faul
t )モデルの違いについて説明する。
【0053】図14は、スタック故障モデルの例を示し
ている。ANDゲートG1の出力が0にスタックする故
障は、入力パターンにかかわらず出力値を0に設定して
しまう。この故障を検出するには、出力を論理1に設定
する単一の入力パターン“1,1”が印加される。もし
予想される論理1が出力として観測されれば、故障は存
在せず、逆に出力値が0になれば、故障の存在が確認さ
れる。このように、スタック故障をテストするには、1
つの入力パターンのテスト刺激が必要である。
【0054】図15は、遅延故障モデルの例を示してい
る。遅延故障とは、ゲートの入力に発生した変化が出力
に伝わるのに、予想より長い時間を要するような状況に
相当する。遷移遅延故障(transition delay fault)モ
デルでは、遅延故障は遷移と時間の組み合わせで表され
る。この場合、ゲート出力には、立ち下がり遅延(slow
-to-fall)と立ち上がり遅延(slow-to-rise)の2つの
故障が起こり得る。
【0055】ANDゲートG2の出力の立ち上がり遅延
故障を検出するには、まず、“0,1”のような第1の
パターンにより出力を論理“LOW”(論理0)に設定
する。次に、第2のパターン“1,1”を印加した後に
所定時間(δユニット)経過したところで、出力論理を
“HIGH”に変更する(0から1に立ち上がらせる)
ことを試みる。
【0056】もし第2のパターンの印加からδユニット
経過した後に出力論理が1に変われば、故障は存在せ
ず、そうならなければ、遅延故障が検出されることにな
る。このように、単一の遅延故障をテストするには、2
つの入力パターンからなるテスト刺激が必要となる。
【0057】また、コンパクション方法を順序回路に適
用するには、初期化サブシーケンス、鋭敏化サブシーケ
ンス、および伝播サブシーケンスの列を単一のテスト刺
激として扱えばよい。
【0058】ところで、本実施形態のコンパクション装
置は、例えば、図16に示すような情報処理装置(コン
ピュータ)を用いて構成することができる。図16の情
報処理装置は、CPU(中央処理装置)51、メモリ5
2、入力装置53、出力装置54、外部記憶装置55、
媒体駆動装置56、およびネットワーク接続装置57を
備え、それらはバス58により互いに接続されている。
【0059】メモリ52は、例えば、ROM(read onl
y memory)、RAM(random access memory)等を含
み、コンパクション処理に用いられるプログラムとデー
タを格納する。CPU51は、メモリ52を利用してプ
ログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
【0060】入力装置53は、例えば、キーボード、ポ
インティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザ
からの指示や情報の入力に用いられる。出力装置54
は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であ
り、ユーザへの問い合わせや処理結果の出力に用いられ
る。
【0061】外部記憶装置55は、例えば、磁気ディス
ク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ
装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置55
に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に
応じて、それらをメモリ52にロードして使用する。
【0062】媒体駆動装置56は、可搬記録媒体59を
駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体5
9としては、メモリカード、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、CD−ROM(compact disk read only memor
y )、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、
この可搬記録媒体59に上述のプログラムとデータを格
納しておき、必要に応じて、それらをメモリ52にロー
ドして使用する。
【0063】ネットワーク接続装置57は、LAN(lo
cal area network)等の任意の通信ネットワークに接続
され、通信に伴うデータ変換を行う。また、情報処理装
置は、上述のプログラムとデータをネットワーク接続装
置57を介して他の装置から受け取り、必要に応じて、
それらをメモリ52にロードして使用する。
【0064】図17は、図16の情報処理装置にプログ
ラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体59や
サーバ60のデータベース61に保存されたプログラム
とデータは、メモリ52にロードされる。このとき、サ
ーバ60は、プログラムとデータを搬送する搬送信号を
生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報
処理装置に送信する。そして、CPU51は、そのデー
タを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行
う。
【0065】(付記1) デジタル回路のテスト刺激の
集合のコンパクションを行うコンパクション装置であっ
て、前記テスト刺激の集合の部分集合から、該部分集合
内の他のテスト刺激により検出不可能な少なくとも1つ
の故障を検出する、エッセンシャルテスト刺激を選択す
る選択手段と、各部分集合からエッセンシャルテスト刺
激を選択した後のテスト刺激の部分集合から、冗長なテ
スト刺激を削除する削除手段と、選択されたエッセンシ
ャルテスト刺激からなる簡単化された集合を出力する出
力手段とを備えることを特徴とするコンパクション装
置。 (付記2) 前記出力手段は、前記テスト刺激の集合に
より検出可能な故障を、テスト刺激を変更することなく
カバーするような、該テスト刺激の集合の最小の部分集
合を、前記簡単化された集合として出力することを特徴
とする付記1記載のコンパクション装置。 (付記3) 前記選択手段は、前記部分集合から冗長な
テスト刺激を削除した後のテスト刺激の部分集合からエ
ッセンシャルテスト刺激を選択することを階層的に繰り
返し、前記出力手段は、選択されたエッセンシャルテス
ト刺激からなる簡単化された集合を出力することを特徴
とする付記1記載のコンパクション装置。 (付記4) 前記削除手段は、与えられた故障の集合を
最適にカバーするテスト刺激の部分集合を求め、得られ
たテスト刺激以外の1つ以上のテスト刺激を、前記冗長
なテスト刺激として削除することを特徴とする付記1記
載のコンパクション装置。 (付記5) 前記テスト刺激の集合の情報と、該テスト
刺激の集合がカバーする故障の情報と、各テスト刺激を
該テスト刺激により検出可能な故障に関係付けるポイン
ティング情報とを格納する格納手段をさらに備え、前記
選択手段および削除手段は、それぞれ該格納手段に格納
された情報を参照して、選択および削除を行うことを特
徴とする付記1記載のコンパクション装置。 (付記6) 前記テスト刺激の集合を用いて前記デジタ
ル回路のシミュレーションを行い、前記テスト刺激の集
合がカバーする故障をトレースするシミュレーション手
段をさらに備え、前記格納手段は、各故障に付随して、
対応する故障を検出可能なテスト刺激の数を表すカウン
タ情報を格納し、前記シミュレーション手段は、前記シ
ミュレーション中に該対応する故障がトレースされたと
きに該カウンタ情報をインクリメントし、前記選択手段
は、該カウンタ情報が1であるような故障をカバーする
テスト刺激を、前記エッセンシャルテスト刺激として選
択することを特徴とする付記5記載のコンパクション装
置。 (付記7) スタック故障モデルの故障を検出可能なテ
スト刺激の集合のコンパクションを行うことを特徴とす
る付記1記載のコンパクション装置。 (付記8) 遅延故障モデルの故障を検出可能なテスト
刺激の集合のコンパクションを行うことを特徴とする付
記1記載のコンパクション装置。 (付記9) 初期化サブシーケンス、鋭敏化サブシーケ
ンス、および伝播サブシーケンスの列を単一のテスト刺
激とみなして、前記テスト刺激の集合のコンパクション
を行うことを特徴とする付記1記載のコンパクション装
置。 (付記10) デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
パクションを行うコンピュータのためのプログラムを記
録した記録媒体であって、該プログラムは、前記テスト
刺激の集合の部分集合から、該部分集合内の他のテスト
刺激により検出不可能な少なくとも1つの故障を検出す
る、エッセンシャルテスト刺激を選択し、各部分集合か
らエッセンシャルテスト刺激を選択した後のテスト刺激
の部分集合から、冗長なテスト刺激を削除し、選択され
たエッセンシャルテスト刺激からなる簡単化された集合
を出力する処理を前記コンピュータに実行させることを
特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記11) デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
パクションを行うコンピュータのためのプログラムであ
って、前記テスト刺激の集合の部分集合から、該部分集
合内の他のテスト刺激により検出不可能な少なくとも1
つの故障を検出する、エッセンシャルテスト刺激を選択
し、各部分集合からエッセンシャルテスト刺激を選択し
た後のテスト刺激の部分集合から、冗長なテスト刺激を
削除し、選択されたエッセンシャルテスト刺激からなる
簡単化された集合を出力する処理を前記コンピュータに
実行させるためのプログラム。 (付記12) デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
パクションを行うコンピュータにプログラムを搬送する
搬送信号であって、該プログラムは、前記テスト刺激の
集合の部分集合から、該部分集合内の他のテスト刺激に
より検出不可能な少なくとも1つの故障を検出する、エ
ッセンシャルテスト刺激を選択し、各部分集合からエッ
センシャルテスト刺激を選択した後のテスト刺激の部分
集合から、冗長なテスト刺激を削除し、選択されたエッ
センシャルテスト刺激からなる簡単化された集合を出力
する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴と
する搬送信号。 (付記13) デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
パクションを行うコンパクション方法であって、前記テ
スト刺激の集合の部分集合から、該部分集合内の他のテ
スト刺激により検出不可能な少なくとも1つの故障を検
出する、エッセンシャルテスト刺激を選択し、各部分集
合からエッセンシャルテスト刺激を選択した後のテスト
刺激の部分集合から、冗長なテスト刺激を削除し、選択
されたエッセンシャルテスト刺激からなる簡単化された
集合を生成することを特徴とするコンパクション方法。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、テスト刺激の静的コン
パクションを最小カバー問題として扱うことで、テスト
生成アルゴリズムに依存しないテスト刺激コンパクショ
ンが実現される。このコンパクションは、一般的なデジ
タル回路の任意のテスト生成アルゴリズムにより生成さ
れたテスト刺激に対して有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテスト刺激コンパクション装置の原理
図である。
【図2】テスト集合のカバーテーブルを示す図である。
【図3】テスト集合の部分カバーテーブルを示す図であ
る。
【図4】コンパクション処理のフローチャートである。
【図5】第1フェーズの処理のフローチャートである。
【図6】第2フェーズの処理のフローチャート(その
1)である。
【図7】第2フェーズの処理のフローチャート(その
2)である。
【図8】最初のベクトル−故障マッピングを示す図であ
る。
【図9】更新されたベクトル−故障マッピングを示す図
である。
【図10】さらに更新されたベクトル−故障マッピング
を示す図である。
【図11】デジタル回路の例を示す図である。
【図12】デジタル回路のテスト集合を示す図である。
【図13】部分カバーテーブルの概要を示す図である。
【図14】スタック故障モデルを示す図である。
【図15】遅延故障モデルを示す図である。
【図16】情報処理装置の構成図である。
【図17】記録媒体を示す図である。
【符号の説明】
1〜41 信号線 51 CPU 52 メモリ 53 入力装置 54 出力装置 55 外部記憶装置 56 媒体駆動装置 57 ネットワーク接続装置 58 バス 59 可搬記録媒体 60 サーバ 61 データベース D1 選択手段 D2 削除手段 D3 出力手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
    パクションを行うコンパクション装置であって、 前記テスト刺激の集合の部分集合から、該部分集合内の
    他のテスト刺激により検出不可能な少なくとも1つの故
    障を検出する、エッセンシャルテスト刺激を選択する選
    択手段と、 各部分集合からエッセンシャルテスト刺激を選択した後
    のテスト刺激の部分集合から、冗長なテスト刺激を削除
    する削除手段と、 選択されたエッセンシャルテスト刺激からなる簡単化さ
    れた集合を出力する出力手段とを備えることを特徴とす
    るコンパクション装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、前記テスト刺激の集合
    により検出可能な故障を、テスト刺激を変更することな
    くカバーするような、該テスト刺激の集合の最小の部分
    集合を、前記簡単化された集合として出力することを特
    徴とする請求項1記載のコンパクション装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記部分集合から冗長
    なテスト刺激を削除した後のテスト刺激の部分集合から
    エッセンシャルテスト刺激を選択することを階層的に繰
    り返し、前記出力手段は、選択されたエッセンシャルテ
    スト刺激からなる簡単化された集合を出力することを特
    徴とする請求項1記載のコンパクション装置。
  4. 【請求項4】 前記削除手段は、与えられた故障の集合
    を最適にカバーするテスト刺激の部分集合を求め、得ら
    れたテスト刺激以外の1つ以上のテスト刺激を、前記冗
    長なテスト刺激として削除することを特徴とする請求項
    1記載のコンパクション装置。
  5. 【請求項5】 前記テスト刺激の集合の情報と、該テス
    ト刺激の集合がカバーする故障の情報と、各テスト刺激
    を該テスト刺激により検出可能な故障に関係付けるポイ
    ンティング情報とを格納する格納手段をさらに備え、前
    記選択手段および削除手段は、それぞれ該格納手段に格
    納された情報を参照して、選択および削除を行うことを
    特徴とする請求項1記載のコンパクション装置。
  6. 【請求項6】 前記テスト刺激の集合を用いて前記デジ
    タル回路のシミュレーションを行い、前記テスト刺激の
    集合がカバーする故障をトレースするシミュレーション
    手段をさらに備え、前記格納手段は、各故障に付随し
    て、対応する故障を検出可能なテスト刺激の数を表すカ
    ウンタ情報を格納し、前記シミュレーション手段は、前
    記シミュレーション中に該対応する故障がトレースされ
    たときに該カウンタ情報をインクリメントし、前記選択
    手段は、該カウンタ情報が1であるような故障をカバー
    するテスト刺激を、前記エッセンシャルテスト刺激とし
    て選択することを特徴とする請求項5記載のコンパクシ
    ョン装置。
  7. 【請求項7】 デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
    パクションを行うコンピュータのためのプログラムを記
    録した記録媒体であって、該プログラムは、 前記テスト刺激の集合の部分集合から、該部分集合内の
    他のテスト刺激により検出不可能な少なくとも1つの故
    障を検出する、エッセンシャルテスト刺激を選択し、 各部分集合からエッセンシャルテスト刺激を選択した後
    のテスト刺激の部分集合から、冗長なテスト刺激を削除
    し、 選択されたエッセンシャルテスト刺激からなる簡単化さ
    れた集合を出力する処理を前記コンピュータに実行させ
    ることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
    パクションを行うコンピュータのためのプログラムであ
    って、 前記テスト刺激の集合の部分集合から、該部分集合内の
    他のテスト刺激により検出不可能な少なくとも1つの故
    障を検出する、エッセンシャルテスト刺激を選択し、 各部分集合からエッセンシャルテスト刺激を選択した後
    のテスト刺激の部分集合から、冗長なテスト刺激を削除
    し、 選択されたエッセンシャルテスト刺激からなる簡単化さ
    れた集合を出力する処理を前記コンピュータに実行させ
    るためのプログラム。
  9. 【請求項9】 デジタル回路のテスト刺激の集合のコン
    パクションを行うコンパクション方法であって、 前記テスト刺激の集合の部分集合から、該部分集合内の
    他のテスト刺激により検出不可能な少なくとも1つの故
    障を検出する、エッセンシャルテスト刺激を選択し、 各部分集合からエッセンシャルテスト刺激を選択した後
    のテスト刺激の部分集合から、冗長なテスト刺激を削除
    し、 選択されたエッセンシャルテスト刺激からなる簡単化さ
    れた集合を生成することを特徴とするコンパクション方
    法。
JP2001168951A 2001-06-05 2001-06-05 テスト刺激コンパクション装置および方法 Pending JP2002365346A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168951A JP2002365346A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 テスト刺激コンパクション装置および方法
US09/985,768 US7260793B2 (en) 2001-06-05 2001-11-06 Apparatus and method for test-stimuli compaction
DE10200833A DE10200833A1 (de) 2001-06-05 2002-01-10 Gerät und Verfahren für eine Teststimuliverdichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168951A JP2002365346A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 テスト刺激コンパクション装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002365346A true JP2002365346A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19011085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001168951A Pending JP2002365346A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 テスト刺激コンパクション装置および方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7260793B2 (ja)
JP (1) JP2002365346A (ja)
DE (1) DE10200833A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7000141B1 (en) * 2001-11-14 2006-02-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Data placement for fault tolerance
US8769361B2 (en) * 2003-10-07 2014-07-01 Advantest (Singapore) Pte Ltd Cost estimation for device testing
US7137083B2 (en) * 2004-04-01 2006-11-14 Verigy Ipco Verification of integrated circuit tests using test simulation and integrated circuit simulation with simulated failure
US7970594B2 (en) * 2005-06-30 2011-06-28 The Mathworks, Inc. System and method for using model analysis to generate directed test vectors
US20070260926A1 (en) * 2006-04-13 2007-11-08 International Business Machines Corporation Static and dynamic learning test generation method
US8180142B2 (en) * 2008-12-02 2012-05-15 International Business Machines Corporation Test fail analysis on VLSI chips
US9401222B1 (en) 2015-11-23 2016-07-26 International Business Machines Corporation Determining categories for memory fail conditions
CN115184055B (zh) * 2022-06-28 2023-05-12 中国人民解放军海军航空大学 一种分级测试性优化的测试集确定方法及系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5340644A (en) * 1990-10-05 1994-08-23 Hercules Incorporated Organosilicon compositions
US5523374A (en) * 1992-12-03 1996-06-04 Hercules Incorporated Curable and cured organosilicon compositions
DE19530095A1 (de) 1995-08-16 1997-02-20 Martin Engwicht Zugriff-Überwachendes-Hilfsmittel auf Speichereinheiten
US5726996A (en) 1995-09-18 1998-03-10 Nec Usa, Inc. Process for dynamic composition and test cycles reduction
US5762996A (en) * 1996-04-15 1998-06-09 Lucas; Daniel R. Silicone balloon catheter
US5771243A (en) * 1997-02-07 1998-06-23 Etron Technology, Inc. Method of identifying redundant test patterns
US6223316B1 (en) 1998-05-27 2001-04-24 Nec Usa, Inc. Vector restoration using accelerated validation and refinement
US6256505B1 (en) * 1998-05-28 2001-07-03 Ericsson Lnc. GSM transceiver unit equipped for time of arrival measurements
US6212667B1 (en) * 1998-07-30 2001-04-03 International Business Machines Corporation Integrated circuit test coverage evaluation and adjustment mechanism and method
US6467058B1 (en) 1999-01-20 2002-10-15 Nec Usa, Inc. Segmented compaction with pruning and critical fault elimination
US6810372B1 (en) * 1999-12-07 2004-10-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Multimodal optimization technique in test generation
US6782501B2 (en) * 2001-01-23 2004-08-24 Cadence Design Systems, Inc. System for reducing test data volume in the testing of logic products
US7103816B2 (en) * 2001-01-23 2006-09-05 Cadence Design Systems, Inc. Method and system for reducing test data volume in the testing of logic products

Also Published As

Publication number Publication date
US20020184587A1 (en) 2002-12-05
DE10200833A1 (de) 2002-12-12
US7260793B2 (en) 2007-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4074738B2 (ja) イベントベース半導体試験システム及びlsiデバイス設計試験システム
Ghosh et al. Automatic test pattern generation for functional register-transfer level circuits using assignment decision diagrams
EP1374103A2 (en) System and method for test generation with dynamic constraints using static analysis
US6339837B1 (en) Hybrid method for design verification
Nicolici et al. Multiple scan chains for power minimization during test application in sequential circuits
Gaur et al. Efficient hardware verification using machine learning approach
JP2002365346A (ja) テスト刺激コンパクション装置および方法
CN110637235B (zh) 集成电路测试设备和方法
KR100966010B1 (ko) 하나 이상의 중복 테스트 제거 및 하나 이상의 비효율적테스트 재배열 방법
Eggersglüß et al. Robust algorithms for high quality test pattern generation using Boolean satisfiability
Nowick et al. Synthesis of asynchronous circuits for stuck-at and robust path delay fault testability
Chakradhar et al. Finite state machine synthesis with fault tolerant test function
Westerman et al. Discrete event system approach for delay fault analysis in digital circuits
Chen et al. A new framework for static timing analysis, incremental timing refinement, and timing simulation
CN112861455B (zh) Fpga建模验证系统及方法
US20080235640A1 (en) Method and apparatus for performing static analysis optimization in a design verification system
US5515526A (en) Apparatus for detecting redundant circuit included in logic circuit and method therefor
US6854102B1 (en) System and method of acquiring delay, setup and hold values for integrated circuit cells
Huang et al. Using embedded infrastructure IP for SOC post-silicon verification
Miyase et al. On improving defect coverage of stuck-at fault tests
Jacob et al. Functional test generation for sequential circuits
JP3863423B2 (ja) 論理回路の故障箇所推定方法、および、論理回路の故障箇所推定プログラム
Lingappan et al. Unsatisfiability based efficient design for testability solution for register-transfer level circuits
Kocan et al. Dynamic fault diagnosis of combinational and sequential circuits on reconfigurable hardware
CN116593876A (zh) 一种测试方法、现场可编程门阵列、上位机和测试系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090729

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006