JP2002363957A - 原子力発電所の冷却水補給取水設備 - Google Patents

原子力発電所の冷却水補給取水設備

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JP2002363957A
JP2002363957A JP2001207091A JP2001207091A JP2002363957A JP 2002363957 A JP2002363957 A JP 2002363957A JP 2001207091 A JP2001207091 A JP 2001207091A JP 2001207091 A JP2001207091 A JP 2001207091A JP 2002363957 A JP2002363957 A JP 2002363957A
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Japan
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intake
water
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power plant
cooling water
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JP2001207091A
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Yukio Yoshinaga
行雄 吉永
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子力発電所の冷却水の取水方法において、
津波や暴風、船舶の海難事故による油汚染等の緊急時に
際して、陸上より他の方法をもって効果的、かつ速やか
に取水することができる冷却水の取水設備を提供する。 【解決手段】 原子力発電所1から延長した取水管2に
ポンプ3を介在させた前記取水管2の端部に、ジョイン
ト口5を有する一定の長さと柔軟な取水ホース6を連結
し、かつ、この取水ホース6の取水口7近くに連結具8
を取り付け、その連結具8には、陸上までの長さの引き
上げ紐9を結び付ける。さらに、その引き上げ紐9端部
は、あらかじめ陸上に設けられた係止棒10に留め置
く。加えて前記係止棒10近くには、消火栓等に連結延
長されて成る開閉コック11及びジョイント口5付き給
水管12を位置させて成る補給水取水設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、原子力発電所の冷
却に使用する取水方法において、津波や暴風、船舶の海
難事故による油汚染等の緊急時に際して、陸上より他の
方法をもって効果的、かつ速やかに取水することができ
る冷却水の取水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原子力発電所の運転に際して
は、原子炉の冷却水として海水を用いる方法は、国内外
を問わず一般的に行われている。さらに、地震などによ
る津波や暴風、激浪などにおいても、海水を安定して供
給するための方策も様々な手段が講じられており、その
一例としては、取水パイプの取水口を海の深くまで延長
することで、津波や暴風、激浪などの影響を受けない取
水方法もある。
【0003】また、公知公開される技術においては特開
平9−54190号に示すような技術も提供されてい
る。この特開平9−54190号における技術は、津波
などによる引潮時において、再度潮が上昇するまでの
間、非常系に必要な水量を供給することができる、原子
力発電所の取水設備に関する技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、海水を
安定して供給する方法や技術が提供されており、一定の
冷却効果は得られるが、安定供給でき、かつコストも安
価に抑えることは難しく、次のような不便や欠点があっ
た。
【0005】まず、津波や暴風、激浪に対しても取水で
きるように、取水パイプを海の深くまで延長して取水す
る方法は、深度あるパイプ設営設定を行う必要があるた
めコスト高となり、加えて取水パイプの管理やメンテナ
ンスなどの維持経費も高くなるなどの欠点がある。
【0006】他方、公知公開される特開平9−5419
0号の技術は、津波時における引潮時に、再度潮が上昇
するまでの間、非常系に必要な海水を確保水するため
に、取水口付近に、一定の高さと大きさの堰を設けて成
る貯水部を、静穏水域として確保した海水を冷却水とし
て非常系に送る手段であるが、一定の海水量を確保する
堰を海の中に造るには技術的にも困難であり、またコス
トの面においても膨大な経費と期間を要するので、速や
かに採用できる技術ではない。また震源が近くて、堰そ
のものが破壊されたりした場合は、対処する方策が全く
無いなどの不便や欠点が多い技術である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
従来の方法や技術が持つ不便や欠点を解消し、安価にし
て確実に安定して冷却水を供給できるものであり、その
手段として、津波や暴風などの際に安定して海水を供給
できない非常時には、陸上における給水車や消火栓等か
ら速やかに冷却水を補給することができる設備を備え
た、原子力発電所の冷却水取水設備に関する技術を提供
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における実施例1の取水設
備は、従来一般的に配設されている取水管2に、陸上ま
で届く長さで、かつ柔軟な取水ホース6を連結し、さら
にその取水ホース6には、陸上までの長さの引き上げ紐
9を連結している。加えて陸上には、消火栓に連結延長
された給水管12を位置させた構成であるので、海水A
が油汚染した場合は、図2に示すように前記した引き上
げ紐9を引き上げると、取水ホース6の端部は陸上に引
き上げられるので、後は消火栓に連結された給水管12
にジョイントさせて開閉コック11を開ければ、きれい
な冷却水を陸上か速やかに補給できる取水設備である。
【0009】実施例2においては、図3に示すように、
複数の原子力発電所1の取水管2の間に設けた貯水タン
ク13と取水管2を、分配管14で連結しているので、
海水Aがきれいな場合は、取水管2から取り入れた海水
Aは、通常通りの流れでそのまま原子力発電所1に至る
が、もし海水Aが油汚染された場合は、図4に示すよう
に取水管2の開閉コック11を閉めた上で、分配管14
の開閉コック11を開けるだけで、速やかにきれいな冷
却水を送れる。尚、貯水タンク13で一定量の水は確保
できるが、給水車Bを連結して順次水を供給することも
できるので、海水汚染が長引いてもきれいな冷却水を送
れる取水設備である。
【0010】
【実施例】実施例1 実施例1の冷却水の取水設備を図1に示す構成図と図2
の冷却水の補給操作例図を参照して説明する。まず、陸
上における海の近くに設置される原子力発電所1は、内
部の原子炉の冷却をするために、原子炉から海中の一定
深さまで延長させた取水管2にポンプ3を介在させ、そ
の取水管2から海水Aを取水して原子炉を冷却し、使用
後は別途に配管された放水管4より海に捨てる取水循環
構成において、前記取水管2の端部に、ジョイント口5
を有する一定の長さで柔軟な取水ホース6を連結し、さ
らに、この取水ホース6の取水口7近くに連結具8を取
り付け、その連結具8には、陸上までの長さの引き上げ
紐9を結び付けた端部を、あらかじめ陸上に設けた係止
棒10に結び付けて留め置く。さらに、前記係止棒10
近くには、消火栓等に連結延長されて成る開閉コック1
1及びジョイント口5付きの給水管12を位置させて、
実施例1の冷却水の補給取水設備を構成する。
【0011】以上のように構成された取水設備におい
て、陸上から冷却水を補給する場合は、引き上げ紐9に
よって取水ホース6を陸上に引き上げた後、給水管12
のジョイント口5に連結する。
【0012】実施例2 実施例2の冷却水の取水設備を図3に示す斜視図と図4
の補給水操作例を示す斜視図を参照して説明する。実施
例2における取水設備は、隣接する複数の原子力発電所
に冷却水を補給するものであり、まず、1号原子力発電
所1a及び2号原子力発電所1bから延長して、ポンプ
3を介在した取水管2端部には、一定の深さの海水A中
に位置し、他方には放水管4を備えて成る冷却水の取水
設備において、それぞれの取水管2に介在したポンプ3
近くの取水管2から、中央に位置した貯水タンク13に
二本の分配管14を連結し、さらに前記分配管14には
それぞれ二つの開閉コック11を設け、かつ取水口7寄
りの取水管2にもそれぞれ二つの開閉コック11を備え
て、実施例2の取水設備を構成する。
【0013】実施例2において陸上から冷却水を補給す
る場合は、給水車Bの給水ホースCを貯水タンク13に
連結して補給した水は、分配管14を経てそれぞれの取
水管2から、1号原子力発電所1a及び2号原子力発電
所1bに送られる。
【0014】本発明は以上のような取水設備を構成して
いるが、実施例1における引き上げ紐9は人の手で引き
上げるが、モーター等の駆動力で引き上げる方式でもよ
い。また実施例2においては、給水車Bから一旦貯水タ
ンク13に溜めた水を、分配管14を経て取水管2に補
給水が送られるが、前記の貯水タンク13を設けない
で、直接分配管14に給水ホースCを連結する方式でも
よく、いずれも特に限定するものではない。
【0015】
【発明の効果】この発明による原子力発電所の冷却水の
取水設備は、以上のような構成としているので、従来に
見られない次のような長所や効果を提供する。まず、い
ずれもの取水方法も陸上から行え、かつ取水の切り替え
手段もシンプルにして簡単な方式を採用しているので、
設備を作るにも操作も容易とし、かつ製造及びメンテナ
ンスコストも大幅に軽減することが可能である。
【0016】加えて、給水設備はもとより、給水も陸上
から取水できる方式であるので、津波や暴風などの影響
を最小限に回避することが可能であり、また、例え地震
を受けて一部破壊されても速やかに直したり、他の陸上
給水経路に切り替えられるので、非常時であっても常に
安定して冷却水を供給することができる、従来には見ら
れない原子力発電所用の冷却水取水設備を提供するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の冷却水取水設備を示す構成
図である。
【図2】実施例1の冷却水取水設備の補給操作例図であ
る。
【図3】実施例2の冷却水取水設備を示す斜視図であ
る。
【図4】実施例2の補給水操作例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・原子力発電所 1a・・1号原子力発電所 1b・・2号原子力発電所 2・・・取水管 3・・・ポンプ 4・・・放水管 5・・・ジョイント口 6・・・取水ホース 7・・・取水口 8・・・連結具 9・・・引き上げ紐 10・・係止棒 11・・開閉コック 12・・給水管 13・・貯水タンク 14・・分配管 A・・・海水 B・・・給水車 C・・・給水ホース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電所の冷却水を取水する設備で
    あって、原子炉に配設されて海水を取り入れる取水管
    に、別途に陸上から冷却水を補給できる手段として、給
    水車又は消火栓に連結して成る給水管を備えた構成を特
    徴とする原子力発電所の冷却水補給取水設備。
  2. 【請求項2】 陸上の給水管に連結される取水管端部
    に、引き上げ紐を取り付けた給水ホースを連結した構成
    である、請求項1に記載の原子力発電所の冷却水補給取
    水設備。
  3. 【請求項3】 取水管に介在させたポンプ近くに、開閉
    コック付き分配管を貯水タンクに連結形成した構成であ
    る請求項1に記載の原子力発電所の冷却水補給取水設
    備。
JP2001207091A 2001-06-04 2001-06-04 原子力発電所の冷却水補給取水設備 Pending JP2002363957A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064286A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 中国電力株式会社 冷却水代替送水システム及び冷却水代替送水方法
CN107203172A (zh) * 2017-07-24 2017-09-26 合肥星袖机械科技有限公司 一种水域污染监测环保应急控制处理系统
CN109899616A (zh) * 2019-02-12 2019-06-18 武昌船舶重工集团有限公司 一种通岸转换装置及其使用方法

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