JP2002361124A - 塗料供給装置 - Google Patents

塗料供給装置

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JP2002361124A
JP2002361124A JP2001171182A JP2001171182A JP2002361124A JP 2002361124 A JP2002361124 A JP 2002361124A JP 2001171182 A JP2001171182 A JP 2001171182A JP 2001171182 A JP2001171182 A JP 2001171182A JP 2002361124 A JP2002361124 A JP 2002361124A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】吐出量が安定するまでの立ち上がり時間を短縮
でき、吐出初期において目的とする膜厚や色目が得ら
れ、捨て吹き或いは補修吹きが不要な塗料供給装置及び
これを用いた塗装装置を提供すること。 【解決手段】圧力センサ6により検出された塗料圧力が
第1の基準圧力に達するまで第1の回転数でサーボモー
タ3を駆動させ、塗料圧力が第1の基準圧力に達したら
第1の回転数より低い第2の回転数でサーボモータ3を
駆動させる制御手段5を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料供給装置およ
びこれを用いた塗装装置に関し、特に吐出量が安定する
までの立ち上がり時間を短縮できる塗料供給装置および
これを用いた塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の上塗りにおいては、光沢感や深
み感の追求から、顔料含有量が少ない塗料を採用して上
塗り塗膜を高彩度化および透明化することが行われてい
る。一方において、こうした上塗り塗料は顔料含有量が
少ないので、隠蔽性が低下し、中塗り塗膜が透けて見え
やすくなるといった問題がある。そこで従来では、上塗
り塗料の明度に応じた明度を有する中塗り塗料を複数種
用意し、上塗り塗料の明度に応じて中塗り塗料を色替え
する、いわゆるセット中塗り法が採用されていた。
【0003】しかしながら、この種のセット中塗り法で
は、上塗り塗料の明度に応じた複数の中塗り塗料が必要
とされ、上塗り塗料に応じて中塗り塗料を色替えする必
要があることから、塗料配管、色替え装置などの設備費
用が嵩むだけでなく、色替え時に中塗り塗料を廃棄しな
ければならないので塗料コストの増加および廃水処理負
荷の増加という問題があった。
【0004】このため、たとえば特開平6−22615
4号公報や特開平10−277436号公報では、塗装
装置のベルカップに白色用と黒色用の2本の塗料フィー
ドチューブを臨ませ、特定の比率で塗料を直接供給する
ことで明度が異なる中塗り塗料を塗布することが提案さ
れている(図5参照)。これにより、中塗り塗料の配管
が2本で足りるとともに、色替え洗浄が不要となるので
廃棄塗料を低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベルカップ
に定量の塗料を供給する圧送装置として、従来よりギヤ
ポンプやシリンダ&ピストンが知られているが、特にシ
リンダ&ピストンからなる定量ポンプを用いると、塗料
のチクソトロピー性の相違や塗料ホースの弾力性の相違
から、ベルカップからの吐出量が安定するまで時間がか
かるといった問題があった。このため、吐出初期におい
て目的とする膜厚や色目を得られず、捨て吹き或いは補
修吹きを行う必要があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、吐出量が安定するまでの立
ち上がり時間を短縮できる塗料供給装置及びこれを用い
た塗装装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、第1の観点による請求項1記載の発明によれ
ば、ボア内に塗料が導入される導入口および前記ボアか
ら塗料が導出される導出口を有するシリンダと、前記シ
リンダ内を進退移動可能に設けられたピストンと、前記
ピストンを進退移動させるサーボモータとを有する塗料
供給装置であって、前記導出口における前記塗料の圧力
を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段により検
出された塗料圧力が第1の基準圧力に達するまでは前記
サーボモータに第1の回転数で駆動するための指令信号
を送出し、前記塗料圧力が前記第1の基準圧力に達した
ら前記サーボモータに前記第1の回転数より低い第2の
回転数で駆動するための指令信号を送出する制御手段
と、を備えた塗料供給装置が提供される。好ましくは、
前記第1の回転数は、前記サーボモータの最大回転数又
は実質的にこれに等しい回転数であり(請求項2)、前
記第2の回転数は、目的とする吐出量に相当するサーボ
モータの回転数である(請求項3)。
【0008】この発明では特徴的な2段階制御を行うこ
とと、塗料のチクソトロピー性及びホースの膨張等の影
響の観点から、供給される塗料の基準圧力を閾値として
サーボモータの回転数を二段階に制御する。本発明にお
ける第1の回転数は、所望する吐出量を吐出する回転数
よりも大なる回転数が好ましく、好ましくはサーボモー
タの最大回転数又は実質的にこれに等しい回転数であ
る。第2の回転数は、第1の回転数よりも小さい回転数
であればよく、目的とする吐出量に相当する回転数であ
ることが好ましい。
【0009】また、本発明における第1の基準圧力は、
実験によって個別に求められることが好ましい。なぜな
ら、本発明は吐出量が安定するまでの時間を短くすると
いう観点から構成されたものであり、この「吐出量が安
定するまでの時間」は、塗料チューブの長さ、塗料チュ
ーブの取りまわし(配管)及び使用する塗料のチクソト
ロピー性から個別に又は複合的に影響を受けるので、第
1の基準圧力を適正に設定するためには、これらの個別
具体的な条件を考慮して設定されることが好ましいから
である。この設定の手段は特に限定されないが、例え
ば、一定の条件の下で複数の基準圧力を設定し、その塗
料供給装置の吐出量を増加又は減少させる過程において
吐出量の変化が大きくないもの、すなわち吐出量を定量
的に増加又は減少させるような基準圧力を設定すること
が好ましい。このように設定された基準圧力は吐出量が
安定するまでの立ち上がり時間のいっそうの短縮に寄与
することが期待できる。
【0010】これにより、吐出量が安定するまでの立ち
上がり時間を短縮できる塗料供給装置を提供することが
できる。
【0011】(2)上記目的を達成するために、第2の
観点による請求項4記載の発明によれば、第1の塗料と
第2の塗料とが所望の割合でベルカップに案内される塗
装装置であって、前記第1の塗料を前記ベルカップに案
内する第1の塗料供給装置と、前記第2の塗料を前記ベ
ルカップに案内する第2の塗料供給装置とを備え、前記
第1の塗料供給装置及び第2の塗料供給装置のそれぞれ
が請求項1〜3の何れかに記載の塗料供給装置から構成
されている塗装装置が提供される。また、特に限定され
ないが、前記第1の塗料および第2の塗料の一方が白色
の中塗り塗料、他方が黒色の中塗り塗料であって、上塗
り塗料の明度に応じて前記白色塗料の供給量と前記黒色
塗料の供給量とが制御される。
【0012】この発明では、上記請求項1〜3記載の塗
料供給装置を介して2つの塗料がベルカップに案内さ
れ、第1の塗料及び第2の塗料は、ともに起動時から短
時間で安定した吐出量を得ることができるため、第1の
塗料及び第2の塗料は所定の混合比で安定した状態で吐
出される。これにより、吐出初期から目的とする膜厚や
色目を得ることができ、捨て吹き或いは補修吹きを行う
必要のない塗装装置を提供することができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1〜3記載の発明によれば、吐出
量が安定するまでの立ち上がり時間を短縮できる塗料供
給装置を提供することができ、請求項4又は5記載の発
明によれば、吐出初期から目的とする膜厚や色目を得る
ことができ、捨て吹き或いは補修吹きを行う必要のない
塗装装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本実施形態に係る塗装装置を
説明する図、図2は制御手段の駆動の制御手順を示すフ
ローチャート図、図3は吐出状態を示すグラフ、図4
(a)及び(b)は第1の基準圧力について説明するた
めの説明図。図5(a)及び(b)は第2の基準圧力に
ついて説明するための説明図、図6は基準圧力を示す図
である。
【0015】図1に示す塗装装置1は、白塗料9を供給
する塗料供給装置2と、黒塗料9’を供給する塗料供給
装置9’とを含む。白塗料9と黒塗料9’のそれぞれか
ら供給される白と黒の各塗料は、制御手段5が制御する
サーボモータ3の回転数に基づき定量の塗料が供給され
る定量ポンプ4へ送り込まれる。それぞれのシリンダ&
ピストン4に接続されたフィードチューブ7の先端はベ
ルカップ3の内面に臨んでいる。ベルカップ3へ連なる
2本のフィードチューブ7には塗料の圧力を検出する圧
力センサ6がそれぞれ設けられている。本例のベルカッ
プ3は、図外の回転駆動装置により15000rpm以
上で回転し、また図外の高圧印加装置によって−90k
V程度の高電圧が印加され、フィードチューブ7を介し
て供給された塗料を微粒化しながら帯電させて逆極性に
印加された被塗物に対して電気的吸引力を利用して塗装
する。
【0016】本例の定量ポンプとしては、例えば、ギア
ポンプやシリンダポンプを用いることができるが、図1
に示したシリンダ&ピストン4からなる定量ポンプを採
用した。図1に示す定量ポンプ4は、シリンダ41とピ
ストン42とからなり、サーボモータ3によりピストン
41の移動量をコントロールすることで、所定量の塗料
をベルカップ8へ向けてへ押し出すものである。こうし
た定量ポンプ4は、各塗料9、9’にそれぞれに設けら
れ、制御手段5によりそれぞれの定量ポンプが独立して
制御されるようになっている。本例の塗装装置1では、
白塗料9と黒塗料9’とを供給し、白塗料9と黒塗料
9’それぞれの吐出量を定量ポンプ4にて制御すること
で所望の明度を有するグレー塗料をベルカップ3から被
塗物へ吐出する。ベルカップ3に案内された白色塗料と
黒色塗料は、このベルカップ3の回転力により微粒化及
び混合され、2色の塗料が同時に被塗物へ噴霧される。
本例の塗装装置1で塗布された塗板の塗装状態を塗装開
始直後に観察してみると、ミクロ的には白色の塗料と黒
色の塗料とがマーブル状になっているが、塗板から20
cm以上離れて見るとこれら2色の塗料が混合された
色、すなわちグレーに見える。これは、塗料の粒径がμ
mのオーダーであり、加えて、塗料供給装置2(白塗
料)からの吐出量及び塗料供給装置2’(黒塗料)から
の吐出量が短時間で安定するため、所定の混合比で塗料
が塗布されるからである。
【0017】なお、圧力センサ6を配置する位置は、塗
料のチクソトロピー性及びチューブ7の膨張等を考慮す
ると、図1に示したように塗料の吐出口に近い位置に設
けることが好ましい。但し、圧力遅れによる圧力補償の
観点からは塗料9、9’の近傍に設けることが好まし
い。圧力遅れを無視できるレベルとするには、塗料9.
9’の取り出し口から10cm程度とすることが好まし
い。
【0018】次に図2のフローチャートを参照して動作
を説明する。まず、吐出開始指令を受けると(ステップ
2)、制御手段5はサーボモータ3を第1の回転数で駆
動する(ステップ3)。この第1の回転数は、塗料供給
装置2が出力し得る最大の回転数又はこれに実質的に等
しい回転数であることが好ましい。第1の回転数で吐出
を開始したら、圧力センサ6は塗料の圧力を検出し、こ
の検出された塗料の圧力Pが第1の基準圧力P1以上と
なったときには(ステップ4)、サーボモータ3の回転
数を第2の回転数V2(第1の回転数よりも低い回転
数)に変更する(ステップ5)。
【0019】このように、本実施形態では圧力を基準と
して回転数を調節することとしているが、これは回転霧
化頭8から吐出される吐出量が当該回転霧化頭8付近の
塗料の圧力と相関していることに着目するものであり、
これにより、通常計測が困難な微小時間の吐出量を、継
時的な塗料圧力の変化として捉えることができ、吐出量
を正確に制御することができることとなる。
【0020】さらに、ここで本実施形態における回転数
と基準圧力と吐出量との関係について説明すると、所定
の塗料を、所定の装置を用い、所定の環境の下で噴霧し
た場合には、回転数と基準圧力と吐出量との間には画一
的な関係を見出すことができるが、実際のところ、塗料
はその粘性、密度等の物理的性質がそれぞれ異なり、装
置は機種や仕様がそれぞれ異なり、さらに環境は温度や
圧力がそれぞれ異なる。これらは上記回転数、基準圧力
及び吐出量に影響を与えることから、結果として画一的
な関係を導くことはできない。このため、本実施形態で
は、それぞれ個別の条件の下で回転数(電圧)と圧力
(回転霧化頭付近)及び吐出量との関係を得て、これら
の関係を個別に扱い、各条件ごとに第1の回転数、第1
の基準圧力、第2の回転数、第2の基準圧力及び基準回
転数、基準圧力を得ることとした。
【0021】再び、図2のフローチャートのステップ5
に戻ると、塗料供給装置1は第2の回転数で駆動されて
いるが、この第2の回転数V2は目的の吐出量に対応す
る回転数であることが望ましく、このときの塗料の圧力
が第2の基準圧力(P2)となる。このように第2の回
転数(V2)で駆動されている塗料供給装置1は、ステ
ップ6において所定の吐出量を保っているか否かが判断
され(ステップ6)、吐出終了指令があるまで第2の回
転数による駆動を継続し、吐出終了指令があったときに
は(ステップ7)終了又は繰り返し(ステップ10)へ
向かう。ここで、所定の吐出量が得られているかどうか
の判断(ステップ6)は、実際の所定時間における吐出
量を計測して判断してもよいし、経験的に求められる吐
出量に対応する塗料圧力から判断してもよい。
【0022】さらに、この過程では吐出量と回転数及び
基準圧力についてのデータ収集が行われ、ステップ6で
吐出量が適当であると判断された場合、すなわち実際の
吐出量が目的の吐出量として安定したとき、これを吐出
量に対応する基準回転数(V0)及び基準圧力(P0)
を記憶する(ステップ9)。この記憶されたデータは、
後に説明する吐出量に対応する第2の回転数及び第2の
基準圧力の修正、書き換え等のフィードバックに利用さ
れる。このため、この吐出量に関するデータ収集及び吐
出量の適正化は常に行うことが好ましく、基準回転数
(V0)及び基準圧力(P0)の記憶は塗料供給装置1
ごと、当該装置の仕様ごと、塗料ごと、環境ごと(気
温、圧力ごと)に整理され、記憶されることがより好ま
しい。
【0023】以上は、第2の回転数(V2)が適当であ
り、目的の吐出量を得られた場合の処理であるが、これ
に続いて、ステップ6で吐出量が不適当であった場合の
処理について説明する。上述したように吐出量と回転数
及び基準圧力は画一的ではなく、塗料のチクソトロピー
性及びホースの膨張等の影響を受け、同じ回転数であっ
ても目的の吐出量を得られない場合がある。このような
場合には、ステップ11で蓄積したデータを用いて回転
数をフィードバック式に修正する。具体的には、ステッ
プ8に示すように、第2の回転数(V2)は、ステップ
9で記憶した所定条件下における目的の吐出量に対応し
た回転数(V0)及び基準圧力(P0)に修正され、そ
の修正は記憶され(ステップ8)、修正後において同じ
条件の下で塗装が行われる場合には塗料供給装置1は当
初から修正された第2の回転数(V0)で駆動されるこ
ととなる。
【0024】このように動作する塗装装置1のサーボモ
ータ制御電圧、圧力及び吐出量の関係を図3に示した。
図3(a)は、従来の塗装装置について示したものであ
り、図3(b)は本例について示したものである。双方
とも 最終的な吐出量が200ml/minとなるように塗
装装置1を起動させた。
【0025】図3(a)では、サーボモータが起動する
と圧力及び吐出量は徐々に上昇し、吐出量が200ml/
minに安定するのは起動から6秒後である。これに対し
て、図3(b)では、1500ml/minの吐出量に相当
する回転数(第1の回転数)で起動した後、圧力センサ
6が検出する圧力がP1(第1の基準圧力)となったと
き、回転数を下げる(第2の回転数)。このように2段
階制御を行った結果、吐出量の立ち上がりは早く、吐出
量が200ml/minに安定するのは起動から2.5秒後
である。
【0026】ところで、上述した吐出量の制御は第1の
基準圧力を閾値として行われるが、この第1の基準圧力
は実験によって個別に求められることが好ましい。とい
うのは、本実施形態に係る塗装装置1は吐出量が安定す
るまでの時間を短くするという観点から構成されたもの
であり、この「吐出量が安定するまでの時間」は、塗料
チューブの長さ、塗料チューブの取りまわし(配管)及
び使用する塗料のチクソトロピー性から個別に又は複合
的に影響を受けるため、第1の基準圧力を適正に設定す
るには、これらの個別具体的な条件の設定が必要となる
からである。このような観点から、本実施形態において
は実験結果に基づき第1の基準圧力を設定することと
し、図4を参照しつつこの設定例を説明する。さて、こ
こで求めようとする第1の基準圧力は、第1の回転数か
ら第2の回転数へ切り替えるタイミングを決定する閾値
となるものである。第1の回転数は最大回転数に相当す
る値であるから、吐出量は電源ONをトリガとし吐出量
は小から大へ急速に増加する。図4は、この吐出初期の
吐出量の推移を示す吐出量波形であり、図4(a)は第
1の基準圧力をP1=50MPaとした場合の吐出量波
形を示し、図4(b)は第1の基準圧力をP1=30M
Paとした場合の吐出量波形である。当然であるが、基
準圧力以外の全ての条件は実質的に同じに設定されてい
る。
【0027】まず、第1の基準圧力をP1=50MPa
とした場合は図4(a)に示すように、第1の回転数で
駆動された塗料供給装置1は圧力が50MPaを超える
と(図中タイミングX)、回転数は第1の回転数よりも
小さい第2の回転数に変更され、これに伴い圧力もP2
又はP0に変更される。この過程における吐出量の変化
は図4(a)に示すとおり、吐出量が段階的に上昇する
にタイミングで一旦上昇してから所定の吐出量に降下し
大きなカーブを描きながら推移する。これは、塗料チュ
ーブ及び塗料のチクソトロピー性において圧力を吸収し
きれないためと考えられ、このように吐出量の変化が大
きいために吐出量の変化が指令されたタイミングから目
的の吐出量に落ち着くまでの時間はa秒だけかかる。
【0028】これに対し、第1の基準圧力をP1=30
MPaとした場合は図4(b)に示すように、第1の回
転数で駆動された塗料供給装置1は圧力が30MPaを
超えると(タイミングY)、回転数は第1の回転数より
も小さい第2の回転数に変更され、これに伴い圧力もP
2又はP0に変更される。この過程における吐出量の変
化は図4(b)に示すとおり、吐出量が段階的に上昇す
るにタイミングにおいても大きな変化を伴うことなく吐
出量は滑らかに推移する。これは、塗料チューブ及び塗
料のチクソトロピー性において圧力が吸収されるためと
考えられ、吐出量の変化が指令されたタイミングから目
的の吐出量に落ち着くまでの時間はb秒だけである。
【0029】ここで、基準圧力が50MPaの場合の吐
出量が安定するまでの時間a秒と、基準圧力が30MP
aの場合の吐出量が安定するまでの時間b秒とを比べる
と、基準圧力が30MPaの場合の方が短く、基準圧力
を30MPaとすることで吐出量の安定までに要する時
間を短縮することができる。発明者らは、このように図
4(a)と図4(b)との比較において、滑らかな吐出
量波形が得られる場合には、吐出量が安定するまでの時
間を短くできることに着目し、この観点から第1の基準
圧力を様々に設定するとともに吐出量を様々に変化させ
(0から100、100から200、200から30
0、0から200、0から300等)、それぞれの吐出
量波形を得て、この中から吐出量波形に山がない、すな
わち吐出量が滑らかに増加する第1の基準圧力を設定す
る。
【0030】次に、第2の基準圧力の設定について説明
をする。この第2の基準圧力は第2の回転数を決定又は
調節するためのバロメータとなる値であり、目的の吐出
量に対して第2の回転数が適当であるか否かを第2の基
準圧力に基づいて判断する。このように吐出量の適正を
図るバロメータとして回転数のみではなく第2の基準圧
力を設けたのは、吐出量は塗料チューブ及び塗料のチク
ソトロピー性によって影響を受け、回転数が同じであれ
ば常に同じ吐出量が得られるとは限らないからである。
よって、第2の基準圧力も第1の基準圧力と同様に塗
料、装置、環境等の諸条件の影響を考えて、各条件に基
づいて設定されることが好ましい。このため、本実施形
態においては実験結果に基づき第2の基準圧力を設定す
ることとし、図5を参照しつつこの設定例を説明する。
ここで求めようとする第2の基準圧力は、第1の回転数
(最大回転数)から切り替えられた第2の回転数におい
て、目的の吐出量が得られている状態での塗料の圧力で
あり、圧力センサ6において検知される。この第1の基
準圧力(第1の回転数)から第2の基準圧力(第2の回
転数)に至る変化は、吐出量大から吐出量小への変化で
ある。図5はこの吐出量の推移を示す吐出量波形であ
り、図5(a)は第2の基準圧力をP2=qMPaとし
た場合の吐出量波形を示し、図5(b)は第2の基準圧
力をP2=rMPaとした場合の吐出量波形である。当
然であるが、基準圧力以外の全ての条件は実質的に同じ
に設定されている。なお、この2つの図で具体的な数値
における実験例ではなくqMPa、rMPaにおける実
験例を示したのは、吐出量ゼロを基準とできる吐出量小
から大への吐出量波形と異なり、基準となる最大回転数
(最大吐出量)は装置によって様々だからである。
【0031】まず、図5(a)に示すように第2の基準
圧力をqMPaとした場合には、吐出量の変化は図5
(a)に示すとおり、吐出量が段階的に減少するにタイ
ミングで一旦下降してから所定の吐出量に上昇し大きな
カーブを描きながら推移する。これは、塗料チューブ及
び塗料のチクソトロピー性において圧力を吸収しきれな
いためと考えられ、このように吐出量の変化が大きいた
めに吐出量の変化が指令されたタイミングから目的の吐
出量に落ち着くまでの時間はc秒だけかかる。
【0032】これに対し、第2の基準圧力をP2=rM
Paとした場合は図5(b)に示すように、吐出量が段
階的に減少するにタイミングにおいても大きな変化を伴
うことなく吐出量は滑らかに推移する。これは、塗料チ
ューブ及び塗料のチクソトロピー性において圧力が吸収
されるためと考えられ、吐出量の変化が指令されたタイ
ミングから目的の吐出量に落ち着くまでの時間はd秒だ
けである。
【0033】ここで、基準圧力がqMPaの場合の吐出
量が安定するまでの時間c秒と、基準圧力がrMPaの
場合の吐出量が安定するまでの時間d秒とを比べると、
基準圧力がrMPaの場合の方が短く、基準圧力をrM
Paとすることで吐出量の安定までに要する時間を短縮
することができる。発明者らは、このように図5(a)
と図5(b)との比較において、滑らかな吐出量波形が
得られる場合には、吐出量が安定するまでの時間が短く
なることに着目し、この観点から第2の基準圧力を様々
に設定するとともに吐出量を様々に変化させ(0から1
00、100から200、200から300、0から2
00、0から300等)、それぞれの吐出量波形を得
て、この中から吐出量波形に下向きの山がない、すなわ
ち吐出量が滑らかに減少する第1の基準圧力を設定す
る。
【0034】図6は、このように設定された第1の基準
圧力(P1)と第2の基準圧力(P2)及び経験的に得
られた目的の吐出量における基準圧力(P0)における
吐出量−圧力グラフである。実験により設定された基準
圧力の下では、塗料の圧力と吐出量は略比例の関係を示
し、このグラフを参照して吐出量に基づき各基準圧力を
求めることができる。なお、図6は様々な観点から設定
された基準圧力P0、P1、P2を例示したものであっ
て、先の図3に示した基準圧力のそれと一致するとは限
らない。
【0035】このように、本例の塗装装置1によれば、
吐出量が安定するまでの立ち上がり時間を短縮でき、吐
出初期において目的とする膜厚や色目が得られ、捨て吹
き或いは補修吹きが不要な塗料供給装置及びこれを用い
た塗装装置を提供することができる。
【0036】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施例に開示された各要素および各数値は、
本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を
も含む趣旨である。
【0037】たとえば、上述した例では中塗り塗装の塗
装装置として用いたが、上塗り塗装にも適用することが
できる。また、上述した例では白色塗料と黒色塗料を例
としたが、上塗りカラー塗料、中塗りグレー塗料を供給
してもよい。塗料はカラーチェンジバルブユニットCC
Vのカラーチェンジバルブに供給されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る塗装装置を説明する図であ
る。
【図2】制御手段の制御手順を示すフローチャート図で
ある。
【図3】吐出状態を示すグラフである。
【図4】図4(a)及び(b)は第1の基準圧力につい
て説明するための説明図である。
【図5】図5(a)及び(b)は第2の基準圧力につい
て説明するための説明図である。
【図6】基準圧力を示す図である。
【図7】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…塗装装置 2…塗料供給装置 3…サーボモータ 4…定量ポンプ、シリンダ&ピストン 5…制御手段 6…圧力センサ(圧力検出手段) 7…チューブ 8…ベルカップ 9、9’…塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 1/04 B05D 1/04 C 3/00 3/00 B D (72)発明者 森川 豊 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 真鍋 敬二 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 株式 会社大氣社内 (72)発明者 奥田 雅晴 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 株式 会社大氣社内 Fターム(参考) 4D075 AA10 AA13 AA71 AA81 AA84 BB93X CA47 DA23 DB02 DC11 EA05 4F033 PA11 PB16 PD01 QA01 QB03X QB18 QC03 QD02 QD08 QD14 QF08X QK04X QK09X QK18X QK23X QK27X 4F034 AA03 BA22 BB04 BB25 4F042 AA09 BA01 BA06 CB02 CB11 CB24 ED05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボア内に塗料が導入される導入口および前
    記ボアから塗料が導出される導出口を有するシリンダ
    と、前記シリンダ内を進退移動可能に設けられたピスト
    ンと、前記ピストンを進退移動させるサーボモータとを
    有する塗料供給装置であって、 前記導出口における前記塗料の圧力を検出する圧力検出
    手段と、 前記圧力検出手段により検出された塗料圧力が第1の基
    準圧力に達するまでは前記サーボモータに第1の回転数
    で駆動するための指令信号を送出し、前記塗料圧力が前
    記第1の基準圧力に達したら前記サーボモータに前記第
    1の回転数より低い第2の回転数で駆動するための指令
    信号を送出する制御手段と、を備えた塗料供給装置。
  2. 【請求項2】前記第1の回転数は、前記サーボモータの
    最大回転数又は実質的にこれに等しい回転数である請求
    項1記載の塗料供給装置。
  3. 【請求項3】前記第2の回転数は、目的とする吐出量に
    相当するサーボモータの回転数である請求項1又は2記
    載の塗料供給装置。
  4. 【請求項4】第1の塗料と第2の塗料とが所望の割合で
    ベルカップに案内される塗装装置であって、前記第1の
    塗料を前記ベルカップに案内する第1の塗料供給装置
    と、前記第2の塗料を前記ベルカップに案内する第2の
    塗料供給装置とを備え、前記第1の塗料供給装置及び第
    2の塗料供給装置のそれぞれが請求項1〜3の何れかに
    記載の塗料供給装置から構成されている塗装装置。
  5. 【請求項5】前記第1の塗料および第2の塗料の一方が
    白色の中塗り塗料、他方が黒色の中塗り塗料であって、
    上塗り塗料の明度に応じて前記白色塗料の供給量と前記
    黒色塗料の供給量とが制御される請求項4記載の塗装装
    置。
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