JP2002361031A - 排ガス浄化システム、浄化方法および排ガス浄化装置が付されたエンジンマフラー - Google Patents

排ガス浄化システム、浄化方法および排ガス浄化装置が付されたエンジンマフラー

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JP2002361031A
JP2002361031A JP2001211376A JP2001211376A JP2002361031A JP 2002361031 A JP2002361031 A JP 2002361031A JP 2001211376 A JP2001211376 A JP 2001211376A JP 2001211376 A JP2001211376 A JP 2001211376A JP 2002361031 A JP2002361031 A JP 2002361031A
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exhaust gas
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enzyme
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Keijiro Nakamura
啓次郎 中村
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  • Treating Waste Gases (AREA)
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ガソリン、ディーゼル等の石油系燃料を内燃
機関により燃焼させこれを動力源とした内燃機関からの
排出ガス中の有害物質を低減するための装置、方法を提
供する。 【解決手段】 石油系燃料駆動の内燃機関からの排ガス
を浄化するための排ガス浄化システムであって、(a)
好気性微生物群、(b)嫌気性微生物群、(c)少なく
とも1種のヒタラケ科に属する担子菌類とが共生し、か
つこれらの代謝物由来の酵素を含む微生物および酵素複
合溶液であって、動物の蛋白質を主成分とする蛋白質を
破砕し、前記破砕物と穀物および酵母と混合して好気性
発酵させ、前記好気性微生物群および前記担子菌類とを
培養した後、この培養液中で前記嫌気性微生物群を培養
することによって得られた微生物および酵素の複合溶液
中に、炭素を浸漬して前記複合溶液中の有効成分が担持
された吸着材料を、排ガス浄化フィルタとして用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス浄化システ
ム、浄化方法および排ガス浄化装置が付されたエンジン
マフラーに関する。より詳しく述べると、ガソリンやデ
ィーゼル油を燃料源として用いたエンジンから排出され
る排出ガス中の有害物質を除去するための酵素を用いた
排ガス浄化システム、浄化方法および排ガス浄化装置が
付されたエンジンマフラーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガソリン、ディーゼル油等の石油
系燃料から排出される炭化水素、窒素酸化物(N
)、硫黄酸化物(SO)、浮遊粒子(PS)等の
有害物質が人体のみならず、地球環境を破壊することが
問題視され、我が国を初めとして世界各国でこれらの有
害物質の排出基準が規定されている。
【0003】特にトラック、バス等の比較的大型車両の
場合には、燃料が比較的安価であることからディーゼル
油を燃料としたエンジンを搭載するものが多くあるが、
これらの大型車両からの排出ガスが問題となっている。
そのために、内燃機関からの排ガスを低減するために、
一般には白金−ルテニウム−ロジウム系の三元触媒をハ
ニカム構造体中に充填して用いられているが、これらの
三元触媒は、有害物質の除去能力が低く、また約300
℃を超える排ガス温度で耐久性の点で問題がある。
【0004】例えば車両に搭載する場合に排ガス除去触
媒や排ガス除去フィルタの交換を行うまでの期間所定の
有害物質除去能力を有する必要があることおよび内燃機
関から比較的速い流速で排出される排ガス中から有害物
質を除去するために比較的短期間でかつ限られたスペー
スで処理するための高い活性を有することが要求され
る。しかしながら、このような高い活性を有するフィル
タ部材は、現在の所存在しないのが現状である。
【0005】また、一方の動きとして燃料電池を搭載し
た車両の開発、ハイブリッドカーの開発が進められてい
るが、これらの新規技術は非常に不安定であり、実用化
のためのインフラも整備がされていないのが現状であ
る。特に、燃料電池システムは、車両等に用いた際に水
素を用いた発電所を内蔵していると考えられるので、車
両事故が発生した際に、どのような参時が引き起こされ
るか想像がつかない。
【0006】また、車両以外にも、ガソリン、ディーゼ
ル油等を燃料として使用するエンジンを動力源とする種
々の装置があり、これらの装置を直ちに新規技術に代替
することは不可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、このようなガソリン、ディーゼル等の石油系燃
料を内燃機関により燃焼させこれを動力源とした内燃機
関からの排出ガス中の有害物質を低減するための装置、
方法を提供することである。本発明の別の課題は、ガソ
リン、ディーゼル等の石油系燃料を内燃機関により燃焼
することによって比較的高い温度条件下で、速い流速に
対しても対応可能な、すなわち高温ガス中の有害成分を
即座に処理可能なフィルタ部材を提供することである。
【0008】本発明者は、上記実情に鑑み鋭意検討した
結果、(a)好気性微生物群、(b)嫌気性微生物群、
(c)少なくとも1種のヒタラケ科に属する担子菌類と
が共生し、かつこれらの代謝物由来の酵素を含む微生物
および酵素複合溶液であって、動物の蛋白質を主成分と
する蛋白質を破砕し、前記破砕物と穀物および酵母と混
合して発酵させ、前記発酵物を加熱し、該加熱生成物を
破砕し、上記段階により得られた破砕物に乳酸菌培養液
または枯草菌培養液を添加して好気的条件下で発酵を行
うことによって調製された溶液中で培養された培養液中
で(a)好気性微生物群および(c)少なくとも1種の
ヒタラケ科に属する担子菌類とを培養した後、この培養
液中で(b)嫌気性微生物群を培養することによって得
られた微生物および酵素の複合溶液(以下、OMEと言
う)中に炭素を浸漬してOME中の有効成分が担持され
た吸着材料(以下、RCSと言う)を内燃機関からの排
ガス中の有害成分を除去するフィルタ部材として使用す
ると前記課題を解決することができることを見出して、
本発明を創作するに至った。
【0009】また、前記OME複合溶液を活性炭または
炭で処理して得られた溶液から微生物を除去した酵素溶
液(以下、OME酵素と言う)を石油系燃料に所定量添
加すると、燃料の燃費が向上すると同時に有害物質の発
生率が減少することを見出して、本発明を創作するに至
った。
【0010】すなわち、本発明は、石油系燃料駆動の内
燃機関からの排ガスを浄化するための排ガス浄化システ
ムであって、RCSを、排ガス浄化フィルタとして用い
たことを特徴とするものである(請求項1)。
【0011】このように構成することによって、比較的
高温雰囲気下において短期間でNO、SO、PS、
CH、CO等の有害物質を除去することが可能となる。
【0012】また、本発明による排ガス浄化システムに
おいて、前記内燃機関が車両用のエンジンであって、エ
ンジンのマフラーにフィルタ部として前記吸着材料の層
を有することを特徴とするものである(請求項2)。車
両は、最も排ガス中からの有害物質の除去処理が望まれ
ている内燃機関である。本発明による排ガス浄化システ
ムを車両に搭載することによって、排ガスが効率的に除
去することが可能となる。
【0013】また、本発明は、排ガスを排出する煙道部
と、消音を行なう消音部を備えたエンジンマフラーであ
って、RCSから構成されるフィルタ部をエンジンマフ
ラーの煙道部に備えたエンジンマフラーに関する(請求
項3)。車両におけるエンジンマフラーの煙道部にRC
Sから構成されるフィルタ部を搭載することによって、
例えば半年毎に定期点検においてRCSフィルタ部を交
換することが可能となり、長期間にわたって安定した有
害物質の除去効果を奏することが可能となる。なお、こ
の際のRCSの充填率は、煙道部の体積の40〜60容
量%程度であることがフィルタへの負荷、有害物質の除
去の両方の観点から好ましい。
【0014】また、本発明の石油系燃料を燃料源として
用いた内燃機関からの排ガスの処理方法は、前記内燃機
関からの排ガスをRCSから構成されるフィルタ部に通
過させることを特徴とするものである(請求項4)。こ
のように構成することによって、比較的高温雰囲気下で
短期間でNO、SO、PS、CH、CO等の有害物
質を除去することが可能となる。
【0015】また、本発明の石油系燃料を燃料源として
用いた内燃機関からの排ガスの処理方法は、さらに、燃
料100L当たり、1LまでのOME酵素を添加して燃
費を向上させるとともに燃料中の有害物質の放出率を低
減させることを特徴とするものである(請求項5)。こ
のように構成することによって、前記RCSから構成さ
れるフィルタ部による有害物質の除去効果に加えて、O
ME酵素の作用により内燃機関の燃焼効率が向上すると
ともに、かつ有害物質の放出率が低減する。
【0016】本発明の内燃機関用燃料さらに、燃料10
0L当たり、1LまでのOME酵素を含むことを特徴と
するものである。このように構成することによって、燃
料の燃焼効率を向上でき、なおかつ有害物質の放出率を
低減することができる内燃機関の燃料が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。 (RCS)本発明で使用されるRCSは、本願出願人が
先に国際特許出願したPCT/JP99/02346号
に記載されたものであり、(a)好気性微生物群、
(b)嫌気性微生物群、(c)少なくとも1種のヒタラ
ケ科に属する担子菌類とが共生し、かつこれらの代謝物
由来の酵素を含む微生物および酵素複合溶液であって、
動物の蛋白質を主成分とする蛋白質を破砕し、前記破砕
物と穀物および酵母と混合して発酵させ、前記発酵物を
加熱し、該加熱生成物を破砕し、上記段階により得られ
た破砕物に乳酸菌培養液または枯草菌培養液を添加して
好気的条件下で発酵を行うことによって調製された溶液
中で培養された培養液中で(a)好気性微生物群および
(c)少なくとも1種のヒタラケ科に属する担子菌類と
を培養した後、この培養液中で(b)嫌気性微生物群を
培養することによって得られた微生物および酵素の複合
溶液中に炭素を浸漬して前記複合溶液中の有効成分が担
持された吸着材料である。
【0018】RCSには、NO、SO、HC、C
O、PS、特に多量の鉛を含む浮遊粒子等の内燃機関か
ら排出される各種有害物質を吸収・吸着・分解により除
去する能力を有することは前記特許出願で確認済である
が、一般に、燃焼ガスから排出される比較的高温の条件
下(例えば約300℃)で微生物・酵素系のフィルタが
高い効果を発揮することが考えられず、このような作用
を示すことは驚くべきことである。
【0019】本発明は、予備的にRCSの高温下での活
性に関する評価を行い、その結果約1600℃の高温下
でもNO、SO、HC、CO、PS等の有害物質に
対する優れた除去能力をなおも発揮することができると
いう知見に基づくものである。このことは、RCSの基
礎となる活性炭中にOMEの微生物および酵素が吸着さ
れると活性炭の表面に何らかの作用を及ぼすために高温
下で処理可能となることが推測される。また、約160
0℃の高温下でも作用することは、OME中の微生物の
作用というよりもその代謝物と基材である活性炭との相
互作用であるものと推察される。いずれにせよ、本発明
者による繰り返しの実験の結果、RCSは約1600℃
の高温下でも十分に速いNO、SO、HC、CO、
PSの除去能力を有するものである。
【0020】(内燃機関)本発明において、対象となる
内燃機関は、ガソリン、ディーゼル油、軽油等の石油系
燃料を燃焼して、この燃焼エネルギーを動力として用い
るものであれば特に限定されず、例えば車両用のエンジ
ン(ディーゼル車、ガソリン車、オートバイを含む)、
船舶用、ヘリコプタ用のエンジン、チェーンソー、刈払
い機、噴霧機等の2サイクルエンジンまたは4サイクル
エンジンを用いたものも含むことを意味する。
【0021】また、これらの内燃機関のうち、車両搭載
用のエンジンは、通常白金−ルテニウム−ロジウム系の
三元触媒をハニカム構造体中に充填して排ガス中の有害
物質、例えばNOやCOを触媒作用にして無害化して
いるが、本発明においては、かかる触媒の代替品とし
て、RCSを用いることによって、高い効果を発揮する
ことができる。
【0023】この際の、RCSの基礎のなる活性炭の空
隙率は、排ガスに対して目詰まりを起こさなければ特に
限定されるものではない。
【0024】本発明の特定の実施の形態において、RC
Sを車両用のマフラーに充填して使用する。すなわち、
車両用のマフラー、すなわちエンジンマフラーは、車両
エンジンからの排出ガスを系外に放出する際に発生する
音を消す消音部と排ガスを系外に放出する煙道部とから
主として構成されている。本発明において、RCSをエ
ンジンマフラーに搭載する際には、この煙道部に充填す
るのが好ましい。その充填率は、使用するRCSの空隙
率、燃料ガスの種類、エンジンの種類、排ガスによるR
CSの基材となる活性炭に対する負荷、RCSによる有
害物質の除去効果等を勘案して適宜選択されるが、一般
的には煙道部の容積に対して、約20〜80容量部、好
ましくは30〜70容量部、最も好ましくは約40〜6
0容量部である。
【0026】このようにして、ディーゼル車用のエンジ
ンマフラーにRCSを約40〜60容量部程度充填して
NO分、SO分を測定したところ、NO分、SO
分は検出されなかった。また、ディーゼルエンジン車
両の始動時に見られる黒鉛に基づく黒い煙の発生がほと
んど観察されなかった。
【0027】(OME酵素の添加)本発明者は、上記の
RCSの知見に基づいて、OME中の酵素が石油系燃料
の有害物質の除去に優れた効果を有するという観点から
さらに鋭意検討を行った。その結果、OME酵素、すな
わち(a)好気性微生物群、(b)嫌気性微生物群、
(c)少なくとも1種のヒタラケ科に属する担子菌類と
が共生し、かつこれらの代謝物由来の酵素を含む微生物
および酵素複合溶液であって、動物の蛋白質を主成分と
する蛋白質を破砕し、前記破砕物と穀物および酵母と混
合して発酵させ、前記発酵物を加熱し、該加熱生成物を
破砕し、上記段階により得られた破砕物に乳酸菌培養液
または枯草菌培養液を添加して好気的条件下で発酵を行
うことによって調製された溶液中で培養された培養液中
で(a)好気性微生物群および(c)少なくとも1種の
ヒタラケ科に属する担子菌類とを培養した後、この培養
液中で(b)嫌気性微生物群を培養することによって得
られた微生物および酵素の複合溶液を活性炭または炭で
処理して得られた溶液から微生物を除去した酵素溶液を
含む燃費が向上し、かつ有害物質の放出率が低減するこ
とを見出した。
【0028】なお、この際にOMEは、水または水性媒
体の溶液であり、このOMEから微生物をファイナルフ
ィルタを介して除去した際に得られるOME酵素溶液
は、水中に有効成分である酵素が分散した溶液である。
【0029】このような水溶液をガソリン、ディーゼル
油、軽油等の燃料に混合すると、OME酵素の乳化作用
によりエマルジョンを形成する。この際のOME酵素の
添加量は、100L当たり、OME酵素1Lまで、好ま
しくは500CCまでの範囲が好ましい。OME酵素の
添加量が上記範囲より上記の範囲より多いと燃料中に水
性成分が多くなり燃費が悪化する等の可能性があるばか
りか、燃料事態の経費がOME酵素の添加量に見合った
ものではなくなる。
【0030】例えば、ディーゼルエンジン70Lに対し
て約500ccのOME酵素を入れて同一車両で走行距
離を測定したところ、約10〜20%の走行距離の延長
が確認された。また、走行感についても、エンジンの出
力が増加した印象が得られた(5人のパネルテストによ
る全員の回答)。さらに、エンジンの始動時における黒
煙の排出は見られなかった。
【0031】以上説明した通り、本発明は、次の優れた
効果を奏するものである。請求項1の発明によると、比
較的高温雰囲気下において短時間でNO、SO、P
S、CH、CO等の有害物質を除去することが可能とな
る。すなわち、内燃機関から送られてくる有害物質を含
む排ガスから即座に有害物質を除去することが可能とな
る。請求項2の発明によると、車両は、最も排ガス中か
らの有害物質の除去処理が望まれている内燃機関であ
り、本発明による排ガス浄化システムを車両に搭載する
ことによって、排ガスが効率的に除去することが可能と
なる。
【0032】請求項3の発明によると、車両におけるエ
ンジンマフラーの煙道部にRCSを搭載することによっ
て、例えば半年毎に定期点検においてRCSフィルタ部
を交換することが可能となり、長期間にわたって安定し
た有害物質の除去効果を奏することが可能となる。さら
に、何ら特別の装置を加えることなしに排ガスからの有
害物質を除去可能となる。また、請求項4の発明による
と、比較的高温雰囲気下において短時間でNO、SO
、PS、CH、CO等の有害物質を除去することが可
能となる。すなわち、内燃機関から送られてくる有害物
質を含む排ガスから即座に有害物質を除去することが可
能となる。
【0033】請求項5の発明によると、前記RCSから
構成されるフィルタ部に加えて、OME酵素の作用によ
り内燃機関の燃料の燃費が向上するとともに、かつ有害
物質の放出率が低減する。請求項6の発明によると、燃
料の燃焼効率を向上することができ、しかも有害物質の
放出率を低減することが内燃機関の燃料が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/81 F01N 3/24 J 4G066 ZAB 3/28 N 4H013 B01J 20/20 B01F 17/00 C10L 1/32 C12N 1/00 Q F01N 3/02 301 1/14 E 3/08 1/20 A 3/10 B01D 53/34 ZABB 3/24 120D 3/28 122Z // B01F 17/00 129A C12N 1/00 135A 1/14 1/20 Fターム(参考) 3G090 AA03 3G091 AA02 AA17 AA18 AB08 BA01 GB19Y HA05 4B065 AA01X AA71X AC20 BB23 BB28 BB29 BD50 CA55 4D002 AA02 AA08 AA12 AA33 AA34 AC10 BA03 BA04 BA17 CA07 DA59 GA01 GB08 4D077 AA10 AB09 AC01 DA02Y 4G066 AA04A AA04B CA23 CA28 CA35 CA51 DA02 EA20 FA14 4H013 DC00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石油系燃料駆動の内燃機関からの排ガス
    を浄化するための排ガス浄化システムであって、(a)
    好気性微生物群、(b)嫌気性微生物群、(c)少なく
    とも1種のヒタラケ科に属する担子菌類とが共生し、か
    つこれらの代謝物由来の酵素を含む微生物および酵素複
    合溶液であって、動物の蛋白質を主成分とする蛋白質を
    破砕し、前記破砕物と穀物および酵母と混合して発酵さ
    せ、前記発酵物を加熱し、該加熱生成物を破砕し、上記
    段階により得られた破砕物に乳酸菌培養液または枯草菌
    培養液を添加して好気的条件下で発酵を行うことによっ
    て調製された溶液中で培養された培養液中で(a)好気
    性微生物群および(c)少なくとも1種のヒタラケ科に
    属する担子菌類とを培養した後、この培養液中で(b)
    嫌気性微生物群を培養することによって得られた微生物
    および酵素の複合溶液中に炭素を浸漬して前記複合溶液
    中の有効成分が担持された吸着材料を、排ガス浄化フィ
    ルタとして用いたことを特徴とする排ガス浄化システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記内燃機関が車両用のエンジンであっ
    て、エンジンのマフラーにフィルタ部として前記吸着材
    料の層を有することを特徴とする請求項1に記載の排ガ
    ス浄化システム。
  3. 【請求項3】 排ガスを排出する煙道部と、消音を行な
    う消音部を備えたエンジンマフラーであって、(a)好
    気性微生物群、(b)嫌気性微生物群、(c)少なくと
    も1種のヒタラケ科に属する担子菌類とが共生し、かつ
    これらの代謝物由来の酵素を含む微生物および酵素複合
    溶液であって、動物の蛋白質を主成分とする蛋白質を破
    砕し、前記破砕物と穀物および酵母と混合して発酵さ
    せ、前記発酵物を加熱し、該加熱生成物を破砕し、上記
    段階により得られた破砕物に乳酸菌培養液または枯草菌
    培養液を添加して好気的条件下で発酵を行うことによっ
    て調製された溶液中で培養された培養液中で(a)好気
    性微生物群および(c)少なくとも1種のヒタラケ科に
    属する担子菌類とを培養した後、この培養液中で(b)
    嫌気性微生物群を培養することによって得られた微生物
    および酵素の複合溶液中に炭素を浸漬して前記複合溶液
    中の有効成分が担持された吸着材料から構成されるフィ
    ルタ部をエンジンマフラーの煙道部に備えたエンジンマ
    フラー。
  4. 【請求項4】 石油系燃料を燃料源として用いた内燃機
    関からの排ガスの処理方法であって、前記内燃機関から
    の排ガスを(a)好気性微生物群、(b)嫌気性微生物
    群、(c)少なくとも1種のヒタラケ科に属する担子菌
    類とが共生し、かつこれらの代謝物由来の酵素を含む微
    生物および酵素複合溶液であって、動物の蛋白質を主成
    分とする蛋白質を破砕し、前記破砕物と穀物および酵母
    と混合して発酵させ、前記発酵物を加熱し、該加熱生成
    物を破砕し、上記段階により得られた破砕物に乳酸菌培
    養液または枯草菌培養液を添加して好気的条件下で発酵
    を行うことによって調製された溶液中で培養された培養
    液中で(a)好気性微生物群および(c)少なくとも1
    種のヒタラケ科に属する担子菌類とを培養した後、この
    培養液中で(b)嫌気性微生物群を培養することによっ
    て得られた微生物および酵素の複合溶液中に炭素を浸漬
    して前記複合溶液中の有効成分が担持された吸着材料か
    ら構成されるフィルタ部に通過させることを特徴とする
    内燃機関からの排ガス処理方法。
  5. 【請求項5】 さらに、燃料100L当たり、0.00
    3から5Lの(a)好気性微生物群、(b)嫌気性微生
    物群、(c)少なくとも1種のヒタラケ科に属する担子
    菌類とが共生し、かつこれらの代謝物由来の酵素を含む
    微生物および酵素複合溶液であって、動物の蛋白質を主
    成分とする蛋白質を破砕し、前記破砕物と穀物および酵
    母と混合して発酵させ、前記発酵物を加熱し、該加熱生
    成物を破砕し、上記段階により得られた破砕物に乳酸菌
    培養液または枯草菌培養液を添加して好気的条件下で発
    酵を行うことによって調製された溶液中で培養された培
    養液中で(a)好気性微生物群および(c)少なくとも
    1種のヒタラケ科に属する担子菌類とを培養した後、こ
    の培養液中で(b)嫌気性微生物群を培養することによ
    って得られた微生物および酵素の複合溶液を活性炭また
    は炭で処理して得られた溶液から微生物を除去した酵素
    溶液を添加して燃費を向上させるとともに燃料中の有害
    物質の放出率を低減させることを特徴とする請求項4に
    記載の内燃機関からの排ガスの処理方法。
  6. 【請求項6】 燃料100L当たり、1Lまでの(a)
    好気性微生物群、(b)嫌気性微生物群、(c)少なく
    とも1種のヒタラケ科に属する担子菌類とが共生し、か
    つこれらの代謝物由来の酵素を含む微生物および酵素複
    合溶液であって、動物の蛋白質を主成分とする蛋白質を
    破砕し、前記破砕物と穀物および酵母と混合して発酵さ
    せ、前記発酵物を加熱し、該加熱生成物を破砕し、上記
    段階により得られた破砕物に乳酸菌培養液または枯草菌
    培養液を添加して好気的条件下で発酵を行うことによっ
    て調製された溶液中で培養された培養液中で(a)好気
    性微生物群および(c)少なくとも1種のヒタラケ科に
    属する担子菌類とを培養した後、この培養液中で(b)
    嫌気性微生物群を培養することによって得られた微生物
    および酵素の複合溶液を活性炭または炭で処理して得ら
    れた溶液から微生物を除去した酵素溶液を含む内燃機関
    の燃料。
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