JP2002360618A - 脱肛防止補助具 - Google Patents

脱肛防止補助具

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JP2002360618A
JP2002360618A JP2001168723A JP2001168723A JP2002360618A JP 2002360618 A JP2002360618 A JP 2002360618A JP 2001168723 A JP2001168723 A JP 2001168723A JP 2001168723 A JP2001168723 A JP 2001168723A JP 2002360618 A JP2002360618 A JP 2002360618A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着及び離脱が容易で且つ、装着中に違和感
を生じることなく日常生活が行え、腸内に発生したガス
を装着状態で放出することができる脱肛防止補助具の提
供。 【解決手段】 肛門内に挿入される小頭部(1) と、その
小頭部(1) の一端に連設され、肛門外に達する程度以上
長く且つ、柔軟で剛性のない皮膜部(2) と、を具備する
脱肛防止補助具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肛門の外部に飛び
出し易い内痔核を肛門内部に保持して、痔の治療効果を
維持する脱肛防止補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】直腸及びその下端の肛門は、図4(A)
の如く形成されている。即ち、直腸5の下端に肛門10が
存在し、その肛門10と直腸5との間に歯状線6が存在す
る。また、歯状線6の直腸5側には、所謂クッション8
が存在している。さらにこれらの外周には、内括約筋7
及び図示しない外括約筋が取り巻いている。このクッシ
ョン8において、図4(A)の如く内痔核9が突出して
くることがある。この内痔核9は、日常生活の中で肛門
に様々な負担がかかり、直腸5のクッション8を支える
組織が弛んだり切れることにより、そのクッション8自
体が鬱血して大きくなるものである。
【0003】内痔核9が次第に大きくなるなると、図4
(B)の如く排便時にその内痔核9が脱出し、その後自
然にそれが肛門内に戻っていく。ところがこの内痔核9
がさらに大きくなり、図4(C)の状態になると、肛門
外に脱出したままとなり、指で押し込まないと元に戻ら
ない。このような状態を脱肛という。このような脱肛
は、その上部側が肛門の不随意筋によって締め付けられ
ている。そして、その内痔核9が外に出た状態のままに
しておくと、さらに悪化し痔が進行する原因となる(岩
垂純一著・痔と上手につきあう本・株式会社講談社発行
より)。
【0004】従来の脱肛防止補助具はゴムの成形体等か
らなり、肛門の内部に挿入される頭部と肛門の外部に保
持されるストッパ部と両者間に位置する首部とを有す
る。そのうちストッパ部は、頭部及び首部の軸線に直交
してワイングラスの台座状に形成されている。その使用
には、先ず脱肛を指で肛門内に戻し、次いで従来の脱肛
防止補助具の頭部を肛門内に挿入する。すると、肛門が
首部を締め付けストッパ部が肛門の外に位置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のゴム等による一
体形成型の脱肛防止補助具は、首部及びストッパ部があ
る程度変形し得るとしても剛性を有するため、それを装
着すると肛門に違和感を常に感じる。それと共に、肛門
の締め付け部の長さは体格や体型によって異なるため、
頭部を挿入したときストッパ部が肛門からより長く出過
ぎたり、頭部がより奥に入り過ぎたりし、その個人差を
吸収することができない。
【0006】また、ストッパ部等が肛門の外に突出して
いるため、着座したり歩行する度にそれが肛門を刺激し
て痛みを生じ易い。さらに、剛性のあるストッパ部が尻
の外面に出ているため、いわゆるパンティーラインにス
トッパ部の形が表れ、体裁が悪い欠点がある。また、そ
の補助具の装着状態では、直腸内のガスを外部に容易に
放出でき難い欠点がある。そこで本発明者は、各種実験
研究の結果、違和感がなく確実に脱肛を防止し得る理想
的な脱肛防止補助具を開発した。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、肛門内に挿入される小頭部(1) と、その小頭部(1)
の一端に連設され、肛門外に達する程度以上長く且つ、
柔軟で剛性のない皮膜部(2) と、を具備する脱肛防止補
助具である。
【0008】請求項2に記載の本発明は、一端開放の所
定以上長い風船状のゴム皮膜(2a)を有し、そのゴム皮膜
(2a)の閉塞端部に小頭部(1) 形成用の詰物(3) が挿入さ
れると共に、その詰物(3) を含む閉塞端部が首状に閉塞
されて、そこに首部(4) を有し、その首部を介し小頭部
(1) の反対側にゴム皮膜(2a)による皮膜部(2) が延在さ
れた脱肛防止補助具である。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項2にお
いて、前記詰物(3) がスポンジ体または綿を丸めたもの
からなる脱肛防止補助具である。請求項4に記載の本発
明は、請求項2において、前記詰物(3) が気体または液
体あるいはゼリー状体からなる脱肛防止補助具である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のいず
れかにおいて、前記小頭部(1) の断面が円形または楕円
形に形成され、その最大直径が5mm〜25mmであり、前
記皮膜部(2) の厚みが1mm以下である脱肛防止補助具で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図1は本発明の脱肛防止補助
具の実施の形態の一例を示す縦断面図である。この例
は、断面楕円状の小頭部1とその長軸側の一端に連接さ
れた皮膜部2とを有する。小頭部1は、一端が開放され
た所定以上長い風船状のゴム皮膜2aの閉塞端部に詰物
3を挿入し、その詰物3を含む閉塞端部が首状に閉塞さ
れて、そこに首部4を有するものである。そして、その
首部4に対し小頭部1の反対側にゴム皮膜2aによる皮
膜部2が延在されている。
【0011】このゴム皮膜2aの厚みは、好ましくは1
mm以下とする。このゴム皮膜2aは柔軟で剛性が全く
ないものであり、一例としてその厚みは厚くても手術用
の手袋の厚みであり、薄くはコンドーム等の厚みでもよ
い。次に、詰物3は独立発泡体からなるスポンジ体また
は綿を丸めたもの、さらには水その他の液体あるいは空
気や酸素等の気体、さらにはゼリー状体とすることがで
きる。気体や液体あるいはゼリー状体の場合は、首部4
を気密または液密構造となるようにゴム風船の端部を溶
着または接着あるいは締結することが好ましい。
【0012】
【使用方法】先ず、脱肛した痔核を指で肛門内に挿入す
ると共に、その内部に痔薬を施す。次いで、図3の如く
本脱肛防止補助具のゴム皮膜2a内に指11を挿入し、そ
の先端を首部4に付き当てた状態でゴム皮膜2aを保持
して指11ごと肛門10内に挿入する。すると、小頭部1が
図2の如く肛門10の内奥部に装着される。そして皮膜部
2が肛門10に挟持され、その摩擦抵抗によって皮膜部2
が外部に戻ることはない。実験によれば歩行や着座さら
にはスポーツ等を行っても、本補助具の小頭部1が外部
にでることはなく、それによって痔核は肛門の内部に保
持される。これは小頭部1が脱肛する痔核を腸壁内部に
閉じ込める作用によるものである。
【0013】また、腸内に発生したガスはその圧力の上
昇により、肛門10と皮膜部2との隙間から容易に放出さ
れる。そのとき小頭部1が肛門10から外部に飛び出すこ
とはなかった。次に、排便時には皮膜部2の先端部を引
っ張ることにより、本脱肛防止補助具を肛門から引き抜
くことが容易にできる。
【0014】上記実施の形態において、小頭部1の断面
における長径L1は15mm程度とし、短径L2は12
mm程度とし、L3は50〜100mm程度とした。な
お、皮膜部2は上記実施の形態に限定されるものでは勿
論なく、紐状または帯状のものであってもよく、要は柔
軟で剛性のないものであり、肛門の締め付けによって違
和感を生じないものであればよい。また、皮膜部2の長
さは小頭部1を肛門内に挿入したとき、肛門が締め付け
る長さプラスそれから外部に飛び出て、それを摘むこと
ができる程度のものであればよい。さらに小頭部1の最
大直径は5〜25mm程度が好ましいと共に、皮膜部2
の厚みは1mm以下でかつ違和感を生じない可能な限り
薄いものが好ましい。
【0015】
【発明の作用・効果】本発明の脱肛防止補助具は、小頭
部1が肛門内に挿入されるとそれに連設された柔軟で剛
性のない皮膜部2が肛門の不随意筋によって締め付けら
れる。それにより小頭部1自体が外部へ飛び出すことを
阻止し、それに基づいて痔核が肛門外に飛び出ることを
有効に防止できる。しかも、肛門に締め付けられる皮膜
部2は柔軟で剛性のないものからなるため、肛門に違和
感を感じることがない。それと共に、肛門外に出た皮膜
部2部分はパンツ等の布地に馴染み、いわゆるパンティ
ーラインを変形することがない。
【0016】そして、肛門で締め付けられる皮膜部2は
柔軟で剛性がないため、直腸内のガスを本補助具を装着
した状態で外部に放出することができる。そのため、健
康を害さない補助具となり得る。また、皮膜部2は肛門
外に達する程度以上の長さであるから、その肛門外の部
分を引っ張ることにより本脱肛防止補助具を外部に容易
に取り出すことができる。
【0017】請求項2に記載の本発明は、一端開放の所
定以上長い風船状のゴム皮膜2aを有し、その閉塞端部
に小頭部1形成用の詰物3が挿入されると共に、その詰
物3を含む閉塞端部が首状に閉塞された首部4を有する
のであるから、製造が容易で且つ小頭部1の表面と皮膜
部2とを一体に形成でき、丈夫で肛門への装着性の良い
脱肛防止補助具を提供できる。また、ゴム皮膜2aは一
端が開放された所定以上長い風船状のものであるから、
その開放端から指を内部に挿入し、その先端が小頭部1
に突き当たるようにして指を肛門内に挿入することによ
り、小頭部1を肛門内部に容易に挿入することが可能と
なり且つ、衛生的で指を汚すことがない。
【0018】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2において詰物3がスポンジ体または綿を丸めたものか
らなるため、本補助具を肛門に挿入及び取り出す際に容
易に変形し、苦痛の伴わない脱肛防止補助具を提供でき
る。請求項4に記載の本発明は、詰物3が気体または液
体あるいはゼリー状体からなるため、本補助具の肛門へ
の挿脱がより容易になる。即ち、挿脱の際により肛門に
馴染んで挿脱することが可能となる。請求項5に記載の
本発明によれば、本脱肛防止補助具を肛門へ挿脱するこ
とが容易で且つその際に痛みを伴うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱肛防止補助具の縦断面図。
【図2】同脱肛防止補助具の装着状態を示す説明図。
【図3】同脱肛防止補助具の装着手順を示す説明図。
【図4】直腸5及び歯状線6における内痔核9の説明
図。
【符号の説明】 1 小頭部 2 皮膜部 2a ゴム皮膜 3 詰物 4 首部 5 直腸 6 歯状線 7 内括約筋 8 クッション 9 内痔核 10 肛門 11 指

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肛門内に挿入される小頭部(1) と、 その小頭部(1) の一端に連設され、肛門外に達する程度
    以上長く且つ、柔軟で剛性のない皮膜部(2) と、 を具備する脱肛防止補助具。
  2. 【請求項2】 一端開放の所定以上長い風船状のゴム皮
    膜(2a)を有し、そのゴム皮膜(2a)の閉塞端部に小頭部
    (1) 形成用の詰物(3) が挿入されると共に、その詰物
    (3) を含む閉塞端部が首状に閉塞されて、その付根部に
    首部(4) を有し、その首部を介し小頭部(1) の反対側に
    ゴム皮膜(2a)による皮膜部(2) が延在された脱肛防止補
    助具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記詰物(3) がスポンジ体または綿を丸めたものからな
    る脱肛防止補助具。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記詰物(3) が気体または液体あるいはゼリー状体から
    なる脱肛防止補助具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
    て、 前記小頭部(1) の断面が円形または楕円形に形成され、
    その最大直径が5mm〜25mmであり、前記皮膜部(2) の
    厚みが1mm以下である脱肛防止補助具。
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