JP3191243U - 排尿補助器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】性同一性障害のような患者の精神的ストレスを解消しつつ、溢れ・漏れのない適切な排尿効果を奏する排尿補助器具を提供する。【解決手段】男性の陰茎を模った外形とされ、内部に貯尿空間12を有する排尿具本体11と、排尿具本体11の基端を人体に装着するための装着具と、を備える。装着具は、リング24と、人体の腰及び股に巻き付けられるバンド部と、バンド部と連結されリング24を固定するリング固定部と、を有する。排尿具本体11は、その基端側の外周にリング24に嵌合する環状凹部15が形成され、貯尿空間12の基端側に大径の導入口13が形成されるとともに先端側に小径の排出口14が形成される。貯尿空間12は60〜80cm3の容積とされ、排出口14は長径が6〜8mm、短径が3〜5mmの涙形状孔とされている。【選択図】図6

Description

本考案は、男性性器の機能を有する排尿補助器具に関するものである。
性同一性障害や半陰陽(性分化疾患)のような先天的疾患の女性患者や、病気もしくは事故によって後天的に男性性器を失った男性患者が、排尿時に感じる精神的ストレスを解消するために、男性性器の陰茎及び陰嚢を模った本体に排尿路が形成された男性器代用器が知られている(特許文献1)。しかしながら、この男性器代用器は排尿路が細いので、性器と器具との装着部分から尿が溢れ、漏れてしまうという問題がある。
また、適当な内径で適当な長さの金属製,セラミックス製,プラスチックス製又は紙製の円筒形状であって、その一端を使用時に適当な下向きが保てるように角度を付け、円筒の切り口に角度を保って装着できる中央に穴を開けた鍔を設けた排尿補助器具も知られている(特許文献2)。しかしながら、この排尿補助器具は、単なる円筒形状の本体であるため、排尿補助作用はあっても、上述した性同一性障害等の患者が有する精神的ストレスを解消することはできないという問題がある。
なお、ファルス(疑似男根)とプラグ(はめ込み核)との結合装具も知られているが(特許文献3)、これは勃起不能症患者のための性交器具であって、排尿補助作用はない。
特許第4304380号公報 特開2006−314783号公報 特開平7−31637号公報
本考案が解決しようとする課題は、上記のような疾患の女性又は男性患者の精神的ストレスを解消しつつ、溢れ・漏れのない適切な排尿効果を奏する排尿補助器具を提供することである。
本考案は、排尿補助器具を排尿具本体と装着具とから構成し、排尿具本体は、貯尿空間の基端側に大径の導入口を形成するとともに先端側に小径の排出口を形成し、貯尿空間は60〜80cm3の容積とし、前記排出口は長径が6〜8mm、短径が3〜5mmの涙形状孔とすることにより、上記課題を解決する。
本考案によれば、排尿具本体の貯尿空間の容積を60〜80cm3、排出口を長径が6〜8mm、短径が3〜5mmの涙形状の孔とすることで、排尿量が多くても逆流して溢れることはなく、また実際の排尿と同じようなリアルな放物線を描いた小便をすることができる。したがって、上記のような疾患の女性又は男性患者の精神的ストレスを解消しつつ、溢れ・漏れのない適切な排尿効果を奏する。
本考案に係る排尿補助器具の排尿具本体の一実施の形態を示す斜視図である。 (A)は図1のIIA矢視図、(B)は図1のII-II線に沿う断面図、(C)は図1のIIC矢視図である。 本考案に係る排尿補助器具の装着具の一実施の形態を示す斜視図である。 図3の装着具を装着した状態を示す斜視図である。 本考案に係る排尿補助器具のインナーカップの一実施の形態を示す斜視図である。 図1の排尿具本体を図4の装着具に装着し、図5のインナーカップを人体の尿道口に装着した状態で排尿する様子を示す断面図である。
以下、本考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本例の排尿補助器具1は、性同一性障害や半陰陽(性分化疾患)のような先天的疾患の女性患者や、病気もしくは事故によって後天的に男性性器を失った男性患者が、排尿する際に用いられる器具であり、常時装着してもよいし、排尿時にのみ装着してもよい。
性同一性障害の女性患者は、戸籍変更して男性として社会生活している個人が多く存在し、当たり前の生活習慣として、公衆トイレの男性側トイレに入って立小便をしたいという精神的要求があり、医学的には女性であっても女性側トイレに入って小便することは外見的理由から無理があり、男性用トイレの個室を利用するしかなく、精神的ストレスが大きい。また、後天的に男性性器を失った男性患者にしても、小便をするのに個室に入るのは精神的なストレスを感じることが少なくない。そのため、本例の排尿補助器具1は、ズボンのチャックを開けて立小便をする場合でも、本物の男性の陰茎に見えるような外形・外観とされた排尿具本体11と、この排尿具本体を人体の尿道口の廻りに固定するための装着具21と、必要に応じて尿道口から排出された尿を指向するインナーカップ31と、必要に応じて漏れた尿を吸収及び消臭する吸水消臭パッド41と、を備える。
本例の排尿具本体11は、図1及び図2に示すように、シリコーンなどの柔軟性を有する合成樹脂から構成され、その外観・外形及び色彩は男性の陰茎を模ったものとされ、内部に貯尿空間12を有する。本例の排尿具本体11では、男性性器の陰嚢に相当する部位は設けていないが、これは中空の陰嚢部を設けるとそこに尿が溜るので尿の排出が困難となり、中実の陰嚢部にすると排尿具本体11が重くなって装着具21からの脱落が懸念されるからである。
本例の排尿具本体11は、内部に貯尿空間12を有しているので排尿具本体11自体が折れ曲がり自在であるため排尿時以外は折り曲げて下着内に収めることができる。一方において、排尿時にはズボンのチャックを下して取り出すと、シリコーンの自己弾性によって直立して原形に復元するので排尿機能を奏することができる。
本例の排尿具本体11は、上述したとおりチューブ状に形成され、貯尿空間12の基端側に大径の導入口13が形成されるとともに先端側に小径の排出口14が形成されている。図2(A)に示すように、大径の挿入口13は円形の開口とされ、図2(C)に示すように小径の排出口14は鉛直下側が膨出する涙形状(ティアドロップ形)の開口とされている。そして、貯尿空間12は、60〜80cmの容積とされ、排出口14は長径が6〜8mm、短径が3〜5mmの涙形状孔とされている。成人の1回の平均尿量は200〜400ml(=cm)と言われているが、本例の排尿具本体11は、貯尿空間12を60〜80cmの容積とし、排出口14を長径が6〜8mm、短径が3〜5mmの涙形状孔とすることで7〜10ml/秒の尿を排出することができる。したがって、300mlの尿であれば30〜43秒で排出でき、60〜80cmの貯尿空間12を考慮すれば、溢れて漏れることが防止される。ちなみに、小径の排出口14の開口面積を大きくすれば単位時間当たりの排出量は増加するが、排尿量や排尿の放物線形状にリアル感がなくなるので好ましくない。
本例の排尿具本体11は、その基端がその他の部位に比べて厚肉に形成され、ここに図1及び図2に示すような環状凹部15が形成されている。この環状凹部15は、後述する装着具21に固定されたリング24に嵌合して排尿具本体11を装着具21に固定するためのものである。
本例の装着具21は、上述した排尿具本体11の基端を人体Hに装着するための装着具であって、図3(A)及び図4に示すように、金属製リング24と、人体Hの腰H1及び両足H2間の股に巻き付けられるバンド部22と、このバンド部22と連結されリング24を固定する布製リング固定部23と、を有する。本例のバンド部22は、図4に示すように、人体Hの腰H1に巻き付けることができる帯状ゴムバンドである腰部分22Aと、一端がこの腰部分22Aの前面側に縫製され、他端が人体Hの股間に宛がわれる矩形状のリング固定部23に上端に縫製された2本の第1股間部分22Bと、一端がリング固定部23の下端に縫製され、他端が腰部分22Aの背面側に縫製された2本の第2股間部分22Cとから構成されている。そして図3に示すように、第2股間部分22Cは股間に巻き付ける際の長さが調節可能なように2分割され、その端部に面ファスナ25,25が取り付けられている。このように本例の装着具21では、腰回りの長さは腰部分22Aを伸縮自在のゴムバンドで構成することで人体Hに応じて調節可能とし、股間の長さは第2股間部分22Cを二分割して面ファスナ25を設けることで人体Hに応じて調節可能とされている。
本例の装着具21の第1股間部分22Bと第2股間部分22Cとに縫製されたリング固定部23には、リング24が固定されている、このリング24は、上述した排尿具本体11の基端に形成された環状凹部15に嵌合するものであり、このリング24と環状凹部15との嵌合によって排尿具本体11が装着具21に固定される。なお、排尿具本体11は柔軟性を有するので取り外すこともできるが、装着状態において下着に触れるなどの外力が作用しても容易に外れない嵌合構造とされている。
本例の排尿補助器具1は、必要に応じて図5に示すインナーカップ31と、図3(B)に示す吸水消臭パッド41を用いてもよい。本例のインナーカップ31は、ポリ塩化ビニルなどの柔軟性を有する合成樹脂から構成され、その基端に人体Hの尿道口を覆う第1開口部32が形成され、先端に尿を排出する第2開口部33が形成された中空状の部材である。本例の排尿補助器具1を使用するのが女性である場合、女性性器の尿道口は陰唇の中に隠れているので、排尿具本体11の導入口13を女性性器の尿道口の廻りに押し当てても、実際の尿の出口が定まらないことがある。このため、本例のインナーカップ31を利用することにより、すべての尿排尿具本体11の内部空間12に案内することができ、尿漏れをよりよく防止することができる。そして本例のインナーカップ31は、図6に示すように、基端の第1開口部32が女性性器の陰唇内に挿入される一方で、先端の第2開口部33は排尿具本体11の内部空間12に臨むように介装された状態で使用される。なお、インナーカップの最大外径は排尿具本体11の導入口13の開口径より
大きくされているので、女性性器と排尿具本体11の導入口13との間でインナーカップ31を挟持することとなり、インナーカップ31が女性性器から外れるのを防止することができる。
本例の吸水消臭パッド41は、図3(B)に示すように、厚さ4mm前後、75mm四方の大きさを有し、中央にリング24の径より僅かに小さい径の開口を有する吸水性材料から構成され、消臭剤などが添加されている。本例の吸水消臭パッド41は、装着具21のリング24の周囲に配置され、排尿具本体11をリング24に取り付ける際に、一緒に挟み込むことでリング24と排尿具本体11との間に固定される。この吸水消臭パッド41を装着しておくことで、仮に尿の一部が排尿具本体11の外部に漏れてしまった際に、この吸水消臭パッド41で吸収及び脱臭することができる。
1…排尿補助器具
11…排尿具本体
12…貯尿空間
13…導入口
14…排出口
15…環状凹部
21…装着具
22…バンド部
22A…腰部分
22B…第1股間部分
22C…第2股間部分
23…リング固定部
24…リング
25…面ファスナ
31…インナーカップ
32…第1開口部
33…第2開口部
41…吸水消臭パッド

Claims (3)

  1. 男性の陰茎を模った外形とされ、内部に貯尿空間を有する排尿具本体と、
    前記排尿具本体の基端を人体に装着するための装着具と、を備え、
    前記装着具は、リングと、人体の腰及び股に巻き付けられるバンド部と、前記バンド部と連結され前記リングを固定するリング固定部と、を有し、
    前記排尿具本体は、
    その基端側の外周に前記リングに嵌合する環状凹部が形成され、
    前記貯尿空間の基端側に大径の導入口が形成されるとともに先端側に小径の排出口が形成され、
    前記貯尿空間は60〜80cmの容積とされ、前記排出口は長径が6〜8mm、短径が3〜5mmの涙形状孔とされている排尿補助器具。
  2. 基端に人体の尿道口を覆う第1開口部と、先端に尿を排出する第2開口部とを有し、前記尿道口と前記排尿具本体の基端側との間に介装される中空状のインナーカップをさらに備える請求項1に記載の排尿補助器具。
  3. 前記排尿具本体の基端と前記リングとの間に介装される吸水パッドをさらに備える請求項1又は2に記載の排尿補助器具。
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