JP2002360092A - 畜産用マット - Google Patents

畜産用マット

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JP2002360092A
JP2002360092A JP2001176115A JP2001176115A JP2002360092A JP 2002360092 A JP2002360092 A JP 2002360092A JP 2001176115 A JP2001176115 A JP 2001176115A JP 2001176115 A JP2001176115 A JP 2001176115A JP 2002360092 A JP2002360092 A JP 2002360092A
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mat
ceramic powder
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livestock
ethylene
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JP2001176115A
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Ichiro Kanesaka
一郎 兼坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飼育動物を効果的に保温できるマットを提供
する。 【解決手段】 エチレンプロピレンジエンモノマからな
る合成ゴムに遠赤外線放射効果を有するセラミックス粉
末が混合された上層10と、発泡エチレン酢酸ビニル樹
脂により形成される中層20と、エチレンプロピレンジ
エンモノマからなる合成ゴムと変性セラミックス粉末か
らなる抗菌剤が混合された下層30とを有する。上層1
0のセラミックス粉末により遠赤外線が放射され、中層
20の発泡エチレン酢酸ビニル樹脂は伝導熱吸収性が低
いから熱がマット1の下側に逃げるのを防止できる。下
層30の抗菌剤により腐食に対する耐性も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は畜産用マットに関
し、特に畜産用動物の保温効果の高い畜産用マットに関
する。
【0002】
【従来の技術】畜産現場においては、畜産用動物を所定
の温度で保温することが要求される。たとえば養豚にお
いては、屋舎内で飼育される子豚の保温が非常に重要で
あり、屋舎内を常に所定の温度に保たなければならな
い。
【0003】そこで、従来からガスヒータその他の暖房
手段によって屋舎内を充分に保温するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガスヒータか
ら放射される熱や子豚の体温が屋舎の床面を通して失わ
れるため、充分な暖房効果が得られず、そのため、暖房
設備に多くの負荷がかかるという問題があった。
【0005】本発明は、畜産用動物の保温効果を高める
畜産用マットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、畜産用
屋舎において敷設され、畜産用動物の保温に用いられる
畜産用マットは、エチレンプロピレンジエンモノマから
なる合成ゴムに遠赤外線放射効果を有するセラミックス
粉末が混合された上層と、発泡エチレン酢酸ビニル樹脂
により形成される中層と、エチレンプロピレンジエンモ
ノマからなる合成ゴムと変性セラミックス粉末からなる
抗菌剤が混合された下層とを有することを特徴とするも
のである。
【0007】また、本発明によれば、上層に含まれるセ
ラミックス粉末の含有量が略23%であることを特徴と
するものである。
【0008】さらに、本発明によれば、中層を形成する
発泡エチレン酢酸ビニル樹脂の発泡率が略30%である
ことを特徴とするものである。
【0009】さらに、本発明によれば、下層に含まれる
抗菌剤の含有量が略7%であることを特徴とするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる畜産用マットの実施形態を詳細に説明する。
【0011】図1には、本発明による畜産用マットの一
実施形態の断面が示されている。マット1は、上層10
と中層20、下層30が順次積層されて構成されてい
る。上層10はエチレンプロピレンジエンモノマ(ethy
lene propylen dien monomer)(EPDM)からなる合
成ゴム12を主体とし、遠赤外線放射効果を有するセラ
ミックス粉末14が添加されている。セラミックス粉末
14の添加量はたとえば23%が好ましい。
【0012】遠赤外線放射効果を有するセラミックス粉
末14としては、硅石、アルミナ、マグネシウム、チタ
ン、亜鉛、酸化鉄、角閃石、千枚石、蛇紋石、凝灰石、
電気石、ゼオライト、雲母等の中から選択される1また
は2以上の無機粒子材料である。セラミックス粉末14
は抗菌性または脱臭性、あるいはこれらの双方を有する
ものを使用してもよい。
【0013】中層20は発泡エチレン酢酸ビニル樹脂
(EVA)により形成されている。発泡EVAの発泡率
はたとえば30%が好ましい。下層30はEPDMから
なる合成ゴム32を主体とし、変性セラミックス粉末か
らなる抗菌剤34が添加されている。セラミックス粉末
の材料は上記と同様である。抗菌剤34の添加量はたと
えば7%が好ましい。
【0014】なお、中層20として発泡EVAの層に加
え、伝導熱吸収性の低い層を設けてもよい。たとえば発
砲スチロールや小孔を有するハニカム状の材料を設ける
ことができる。
【0015】本マットはたとえば幅60cm、長さ90
cm、厚さ5mm程度の大きさに形成される。
【0016】本マット1は、使用時には図2に示すよう
に、上層10が上になるようにして屋舎内に敷設され、
敷設されたマット1の上で子豚2が飼育される。
【0017】本マット1を敷設して子豚2を飼育する
と、上層10に含有されたセラミックス粉末14はガス
ヒータ3から放射されてマット1に達した熱や子豚2か
ら発散される熱を吸収して遠赤外線を放射する。したが
って、遠赤外線によって子豚を効果的に保温することが
できる。また、セラミックスの粉末14が抗菌性を有す
る場合には、屋舎内の細菌による腐敗のおそれがない。
さらに、セラミックス粉末14が脱臭性を有する場合に
は、屋舎内を清潔に保ことができる。また、EPDMの
合成ゴムを用いているから、耐候性、耐オゾン性、耐熱
性も良好である。
【0018】また、中層20を形成する発泡EVAは伝
導熱吸収性が低いから、マット1の上面からの熱の下面
側への伝導を抑制し、マット1の下面側の床面へ熱が逃
げるのを防止できる。したがって、マット1の上面側の
温度を高く保つことができる。
【0019】下層30は合成ゴム(EPDM)32を主
体とし、変性セラミックス粉末からなる抗菌剤34が添
加されているから、動物の糞等に含まれるアンモニア等
による腐食に対する耐性を有するから、床面からの影響
によるマットの腐食を防ぐことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明のマットによれば、上層に含まれ
るセラミックス粉末によって遠赤外線が放射され、中層
を形成する発泡EVAは伝導熱吸収性が低いから、マッ
トの上面からの熱の下面側への伝導を抑制し、マットの
下面側の床面へ熱が逃げるのを防止できる。したがっ
て、マットの上面側の温度を高く保つことができ、マッ
ト上で飼育される動物を効果的に保温することができ
る。
【0021】さらに、下層はEPDMを主体とし、変性
セラミックス粉末からなる抗菌剤が添加されているから
腐食に対する耐性を有し、床面からの影響によるマット
の腐食を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による畜産用マットの一実施例を示す断
面図である。
【図2】本発明による畜産用マットの使用状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 マット 2 子豚 3 ガスヒータ 10 上層 14 セラミックス粉末 20 中層 30 下層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畜産用屋舎において敷設され、畜産用動
    物の保温に用いられる畜産用マットにおいて、該マット
    は、 エチレンプロピレンジエンモノマからなる合成ゴムに遠
    赤外線放射効果を有するセラミックス粉末が混合された
    上層と、 発泡エチレン酢酸ビニル樹脂により形成される中層と、 エチレンプロピレンジエンモノマからなる合成ゴムと変
    性セラミックス粉末からなる抗菌剤が混合された下層と
    を有することを特徴とする畜産用マット。
  2. 【請求項2】 前記上層に含まれるセラミックス粉末の
    含有量が略23%であることを特徴とする請求項1記載
    の畜産用マット。
  3. 【請求項3】 前記中層を形成する発泡エチレン酢酸ビ
    ニル樹脂の発泡率が略30%であることを特徴とする請
    求項1または2記載の畜産用マット。
  4. 【請求項4】 前記下層に含まれる抗菌剤の含有量が略
    7%であることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の畜産用マット。
JP2001176115A 2001-06-11 2001-06-11 畜産用マット Withdrawn JP2002360092A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010142186A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Niihara Sangyo:Kk 新生豚保育用床暖房マット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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