JP2002359663A - ネットワーク機器試験方法およびネットワーク機器試験システム - Google Patents

ネットワーク機器試験方法およびネットワーク機器試験システム

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JP2002359663A
JP2002359663A JP2001126142A JP2001126142A JP2002359663A JP 2002359663 A JP2002359663 A JP 2002359663A JP 2001126142 A JP2001126142 A JP 2001126142A JP 2001126142 A JP2001126142 A JP 2001126142A JP 2002359663 A JP2002359663 A JP 2002359663A
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terminal
test
packet
special
network
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JP2001126142A
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English (en)
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Hajime Ishikawa
肇 石川
Masaya Takahashi
正也 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上のパケットに影響を与
えることなく遠隔地にあるネットワーク機器を運用中に
試験し、その正常性を確認すること。 【解決手段】 特殊パケット生成部114は特殊パケ
ットを生成して被試験側ネットワーク端末102へ送信
する。被試験側ネットワーク端末102では、特殊パケ
ット監視部117が特殊パケットを検知したならば、特
殊パケット判断部118が返信パケット生成部119に
返信パケットの生成を指示する。返信パケット生成部1
19が生成した返信パケットはパケット送信部108が
試験側ネットワーク端末101へ送信する。試験側ネッ
トワーク端末101では、返信パケット監視部115が
返信パケットを検知したならば、返信パケット判断部1
16が被試験側ネットワーク端末102およびネットワ
ーク103の正常性を判断し、その結果を監視制御部1
13に知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク機器
試験方法およびネットワーク機器試験システムに関す
る。本発明は、また、ネットワーク機器監視方法および
ネットワーク機器監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、あるネットワーク端末(以下、試
験側端末という)から、ネットワークと、このネットワ
ークを介して接続された遠隔地にある他のネットワーク
端末(被試験側端末という)の正常性を確認するため
に、エラーパケットを用いた試験方法が行われている。
この試験方法では、試験側端末で例えばイーサーネット
(R)規格でネットワーク上でエラーと規定されるエラ
ーパケットを意図的に生成し、被試験側端末に宛てて送
信する。一方、被試験側端末は、エラーパケットを常時
監視し、これを検知したならば返信パケットを生成し、
送信端末に返すようにしておく。これにより、被試験側
端末が正常に動作していればこのエラーパケットを検知
し、返信パケットを試験側端末に送信するので、試験側
端末はこの返信パケットを受信したならば被試験端末お
よびネットワークは正常であると判定することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
試験方法は、エラーパケットのようにネットワーク上に
規定に反する不正なパケットを積極的に送出してしまう
ので、ネットワーク上のトラヒックが増大してしまった
り、ネットワーク機器の処理性能に影響してしまうよう
な不都合が起こりやすい問題がある。
【0004】また、通常のパケットに対する送信制御機
能を備えていないために、被試験側端末において、通常
のパケットと返信パケットの競合制御を行う必要があ
り、このため競合パケットバッファが必要となり、ネッ
トワーク端末のハードウエア規模が大きくなる要因とな
る問題がある。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、ネットワーク上のパケットに影響を与えること
なく遠隔地にあるネットワーク機器を運用中に試験し、
その正常性を確認することができるネットワーク機器試
験方法およびネットワーク機器試験システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワーク機
器試験方法は、試験側端末、被試験側端末およびこれら
を接続するネットワークで構成されるシステムにおい
て、前記試験側端末で特殊信号を生成し前記特殊信号を
前記ネットワーク上に送出するステップと、前記被試験
側端末で前記ネットワークから受信する信号を監視し前
記特殊信号を受信した場合前記特殊信号に対する返信信
号を生成し、前記ネットワーク上に送出するステップ
と、前記試験側端末で前記ネットワークから受信する信
号を監視し前記返信信号を受信した場合前記返信信号に
よって前記被試験側端末の正常性を確認するステップ
と、を具備する。
【0007】これにより、特殊信号はエラーパケットの
ようにネットワーク上で不正なものではないので、不正
なパケットを積極的に送出したときのようにネットワー
ク機器の性能劣化という不都合が生じるおそれがない。
この結果、ネットワーク上のパケット信号に影響を与え
ることなく、遠隔にある試験側端末から被試験側端末を
運用中に試験し、その正常性を確認することができる。
【0008】また、本発明のネットワーク機器試験方法
は、試験側端末、被試験側端末およびこれらを接続する
ネットワークで構成されるシステムにおいて、前記試験
側端末で特殊信号を生成し前記特殊信号を前記ネットワ
ーク上に送出するステップと、前記被試験側端末で前記
ネットワークから受信する信号を監視し前記特殊信号を
受信した場合前記特殊信号から折り返し信号を生成し、
前記ネットワーク上に送出するステップと、前記試験側
端末で前記ネットワークから受信する信号を監視し前記
折り返し信号を受信した場合前記折り返し信号によって
前記被試験側端末の正常性を確認するステップと、を具
備する。
【0009】これにより、従来のように、エラーパケッ
トのような不正なパケットを積極的に送出したときのよ
うにネットワーク機器の性能劣化という不都合が生じる
おそれがない。この結果、ネットワーク上のパケットに
影響を与えることなく、遠隔にある試験側端末から被試
験側端末を運用中に試験し、その正常性を確認すること
ができる。
【0010】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、試験側端末は試験制御機能を持つネッ
トワーク端末であり、被試験側端末は試験応答機能を持
つネットワーク端末であることとした。
【0011】これにより、試験側のネットワーク端末か
ら被試験側のネットワーク端末に特殊信号を送信し、こ
の特殊信号を被試験側のネットワーク端末で検出し、こ
れに対する返信信号を生成、送信し、返信信号を試験側
のネットワーク端末で受信して、被試験側の正常性を判
断できる。
【0012】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、試験側端末は試験制御機能を持つネッ
トワーク端末であり、被試験側端末が試験応答機能を持
つリピータ端末であることとした。
【0013】これにより、試験側のネットワーク端末か
ら被試験側のリピータ端末に特殊信号を送信でき、リピ
ータ端末はこの特殊信号を検出し、これに対する返信信
号を生成、送信できる。そして、この返信信号を試験側
のネットワーク端末で受信して、リピータ端末の正常性
を判断できる。
【0014】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、試験側端末は試験制御機能を持つリピ
ータ端末であり、被試験側端末が試験応答機能を持つリ
ピータ端末であることとした。
【0015】これにより、試験側のリピータ端末から被
試験側のリピータ端末に特殊信号を送信し、この特殊信
号をリピータ端末で検出し、これに対する返信信号を生
成、送信し、返信信号を試験側のリピータ端末で受信し
て、被試験側のリピータ端末の正常性を判断できる。
【0016】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
ソースアドレスフィールドに通常と異なる特殊なアドレ
スを挿入したパケットであることとした。
【0017】これにより、特殊信号としてポーズパケッ
トを使用できるので、エラーパケットのように信号競合
が発生する可能性がないように制御できる。これによ
り、被試験側端末において、通常の送信パケットと返信
パケットの競合制御を行う必要がない。これにより、競
合パケットバッファが不必要となり、被試験側端末のハ
ードウエア規模を小さくすることができる。また、ソー
スアドレスフィールドを固定のユニークなアドレスにす
ることで、被試験側端末で特殊信号をソースアドレスが
固定のユニークなアドレスか否かに基づいて通常のポー
ズパケットと区別し、返信パケットまたは折り返しパケ
ットを生成し、送信することができる。
【0018】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
TYPEフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入
したパケットであることとした。
【0019】このように、TYPEフィールドに通常用
いられる8808以外の特殊コードを挿入することで、
被試験側端末で特殊信号をTYPEが特殊コードか否か
に基づいて通常のポーズパケットと区別し、返信パケッ
トまたは折り返しパケットを生成し、送信することがで
きる。
【0020】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
MACコントロールパラメータフィールドに通常と異な
る特殊なコードを挿入したパケットであることとした。
【0021】このように、MACコントロールオペコー
ドフィールドを通常用いられる0001以外の特殊コー
ドにすることで、被試験側端末で特殊信号をMACコン
トロールオペコードが特殊コードか否かに基づいて通常
のポーズパケットと区別し、返信パケットまたは折り返
しパケットを生成し、送信することができる。
【0022】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
‘0’パディング領域にコントロールパラメータフィー
ルドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパケットで
あることとした。
【0023】このように、0’パディングフィールド5
04を通常用いられる0以外の特殊コードにすること
で、被試験側端末で特殊信号を‘0’パディングが特定
コードか否かに基づいて通常のポーズパケットと区別
し、返信パケットまたは折り返しパケットを生成し、送
信することができる。
【0024】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
一般コードの少なくとも1つとの組み合わせであること
とした。
【0025】これにより、イーサーネット(R)規格で
規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特殊コ
ードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは特殊
コードと0000〜1111およびIDLEを示す一般
コードの少なくとも1つとの組み合わせを特殊信号とし
て用いることができる。
【0026】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し、試験側
端末は前記ポーズパケットフレーム中のポーズタイム値
を所定の値に設定し、被試験側端末は特殊信号に対する
応答を行うタイミングを前記所定の値以内である一定時
間後に制御する。
【0027】これにより、試験用の返信パケットと通常
パケットが競合しないように一定時間通常パケットの送
信を止めるようにできる。
【0028】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、被試験側端末は、試験側端末からみて
遠端側のネットワークインターフェイス部に折り返し設
定部を設けて特殊信号に対する折り返し信号を生成し、
送信する。
【0029】これにより、折り返し設定部で折り返し信
号を生成し、送信できるので、試験側端末で折り返し信
号を受信して折り返し信号判断部が被試験側の正常性を
判断できる。これにより、被試験側端末のハードウエア
全体の試験を行うことができる。
【0030】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験方法において、返信信号を用いて被試験側端末の各種
状態を試験側端末装置に通知する。
【0031】これにより、試験側端末装置は返信信号か
ら被試験側端末の各種状態を認識し、これを考慮に入れ
て被試験側端末の正常性を判断することができる。
【0032】本発明のネットワーク機器監視方法は、監
視側端末、被監視側端末およびこれらを接続するネット
ワークで構成されるシステムにおいて、前記被監視端末
での障害を監視するステップと、監視結果に応じて特殊
信号を生成し、前記ネットワークに送出するステップ
と、前記監視側端末で前記ネットワークから受信する信
号を監視し前記特殊信号を検出し、検出した特殊信号か
ら前記被試験側端末の障害を判断するステップと、を具
備する。
【0033】これにより、特殊信号はエラーパケットの
ようにネットワーク上で不正なものではないので、不正
なパケットを積極的に送出したときのようにネットワー
ク機器の性能劣化という不都合が生じるおそれがない。
この結果、ネットワーク上のパケット信号に影響を与え
ることなく、遠隔にある被監視側端末から監視側端末を
運用中に障害を通知することができる。
【0034】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、監視側端末は監視制御機能を持つネッ
トワーク端末であり、被監視側端末は自己監視機能を持
つネットワーク端末であることとした。
【0035】これにより、被監視側のネットワーク端末
から監視側のネットワーク端末に特殊信号を送信し、こ
の特殊信号を監視側のネットワーク端末で受信して、被
監視側での障害を認識できる。
【0036】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、監視側端末は監視制御機能を持つネッ
トワーク端末であり、被監視側端末が自己監視機能を持
つリピータ端末であることとした。
【0037】これにより、被監視側のリピータ端末から
監視側のネットワーク端末に特殊信号を送信し、この特
殊信号を監視側のネットワーク端末で受信して、被監視
側での障害を認識できる。
【0038】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、監視側端末は監視制御機能を持つリピ
ータ端末であり、被監視側端末が自己監視機能を持つリ
ピータ端末であることとした。
【0039】これにより、被監視側のリピータ端末から
監視側のリピータ端末に特殊信号を送信し、この特殊信
号を監視側のリピータ端末で受信して、被監視側での障
害を認識できる。
【0040】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
ソースアドレスフィールドに通常と異なる特殊なアドレ
スを挿入したパケットであることとした。
【0041】これにより、特殊信号としてポーズパケッ
トを使用できるので、エラーパケットのように信号競合
が発生する可能性がないように制御できる。これによ
り、被監視側端末において、通常の送信パケットと特殊
信号の競合制御を行う必要がない。これにより、競合パ
ケットバッファが不必要となり、被試験側端末のハード
ウエア規模を小さくすることができる。また、ソースア
ドレスフィールドを固定のユニークなアドレスにするこ
とで、監視側端末で特殊信号をソースアドレスが固定の
ユニークなアドレスか否かに基づいて通常のポーズパケ
ットと区別し、障害の通知か否か判断することができ
る。
【0042】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
TYPEフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入
したパケットであることとした。
【0043】このように、TYPEフィールドに通常用
いられる8808以外の特殊コードを挿入することで、
監視側端末で特殊信号をTYPEが特殊コードか否かに
基づいて通常のポーズパケットと区別し、障害の通知か
否か判断することができる。
【0044】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
MACコントロールパラメータフィールドに通常と異な
る特殊なコードを挿入したパケットであることとした。
【0045】このように、MACコントロールオペコー
ドフィールドを通常用いられる0001以外の特殊コー
ドにすることで、監視側端末で特殊信号をMACコント
ロールオペコードが特殊コードか否かに基づいて通常の
ポーズパケットと区別し、障害の通知か否か判断するこ
とができる。
【0046】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
‘0’パディング領域にコントロールパラメータフィー
ルドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパケットで
あることとした。
【0047】このように、0’パディングフィールド5
04を通常用いられる0以外の特殊コードにすること
で、監視側端末で特殊信号を‘0’パディングが特定コ
ードか否かに基づいて通常のポーズパケットと区別し、
障害の通知か否か判断することができる。
【0048】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視方法において、特殊信号は、イーサーネット(R)規
格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
一般コードの少なくとも1つとの組み合わせであること
とした。これにより、イーサーネット(R)規格で規定
されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特殊コード
またはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは特殊コー
ドと0000〜1111およびIDLEを示す一般コー
ドの少なくとも1つとの組み合わせを特殊信号として用
いることができる。
【0049】また、本発明のネットワーク機器試験シス
テムは、試験側端末、被試験側端末およびこれらを接続
するネットワークで構成されるネットワーク機器試験シ
ステムであって、前記試験側端末は、特殊信号を生成し
前記特殊信号を前記ネットワーク上に送出する手段と、
ネットワークから受信する信号を監視し前記特殊信号に
対する返信信号を受信した場合前記返信信号の内容によ
って前記被試験側端末の正常性を確認する手段とを具備
し、かつ、前記被試験側端末は、前記ネットワークから
受信する信号を監視し前記特殊信号を受信した場合前記
返信信号を生成し、前記ネットワーク上に送出する手段
を具備する構成を採る。
【0050】特殊信号はエラーパケットのようにネット
ワーク上で不正なものではないので、不正なパケットを
積極的に送出したときのようにネットワーク機器の性能
劣化という不都合が生じるおそれがない。この結果、ネ
ットワーク上のパケット信号に影響を与えることなく、
遠隔にある試験側端末から被試験側端末を運用中に試験
し、その正常性を確認することができる。
【0051】また、本発明のネットワーク機器試験シス
テムは、試験側端末、被試験側端末およびこれらを接続
するネットワークで構成されるネットワーク機器試験シ
ステムであって、前記試験側端末は、特殊信号を生成し
前記特殊信号を前記ネットワーク上に送出する手段と、
前記ネットワークから受信する信号を監視し前記特殊信
号の折り返し信号を受信した場合前記折り返し信号の内
容によって前記被試験側端末の正常性を確認する手段を
具備し、かつ、前記被試験側端末で前記ネットワークか
ら受信する信号を監視し前記特殊信号を受信した場合前
記折り返し信号を生成し、前記ネットワーク上に送出す
る手段を具備する構成を採る。
【0052】この構成により、従来のように、エラーパ
ケットのような不正なパケットを積極的に送出したとき
のようにネットワーク機器の性能劣化という不都合が生
じるおそれがない。この結果、ネットワーク上のパケッ
ト信号に影響を与えることなく、遠隔にある試験側端末
から被試験側端末を運用中に試験し、その正常性を確認
することができる。
【0053】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、試験側端末は試験制御機能を持つ
ネットワーク端末であり、被試験側端末は試験応答機能
を持つネットワーク端末であるという構成を採る。
【0054】この構成により、試験側のネットワーク端
末から被試験側のネットワーク端末に特殊信号を送信
し、この特殊信号を被試験側のネットワーク端末で検出
し、これに対する返信信号を生成、送信し、返信信号を
試験側のネットワーク端末で受信して、被試験側の正常
性を判断できる。
【0055】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、試験側端末は試験制御機能を持つ
ネットワーク端末であり、被試験側端末が試験応答機能
を持つリピータ端末であるという構成を採る。
【0056】この構成により、試験側のネットワーク端
末から被試験側のリピータ端末に特殊信号を送信でき、
リピータ端末はこの特殊信号を検出し、これに対する返
信信号を生成、送信できる。そして、この返信信号を試
験側のネットワーク端末で受信して、リピータ端末の正
常性を判断できる。
【0057】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、試験側端末は試験制御機能を持つ
リピータ端末であり、被試験側端末が試験応答機能を持
つリピータ端末であるという構成を採る。
【0058】この構成により、試験側のリピータ端末か
ら被試験側のリピータ端末に特殊信号を送信し、この特
殊信号をリピータ端末で検出し、これに対する返信信号
を生成、送信し、返信信号を試験側のリピータ端末で受
信して、被試験側のリピータ端末の正常性を判断でき
る。
【0059】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つそのソースアドレスフィールドに通常と異なる特殊
なアドレスを挿入したパケットであるという構成を採
る。
【0060】この構成により、特殊信号としてポーズパ
ケットを使用できるので、エラーパケットのように信号
競合が発生する可能性がないように制御できる。これに
より、被試験側端末において、通常の送信パケットと返
信パケットの競合制御を行う必要がない。これにより、
競合パケットバッファが不必要となり、被試験側端末の
ハードウエア規模を小さくすることができる。また、ソ
ースアドレスフィールドを固定のユニークなアドレスに
することで、被試験側端末で特殊信号をソースアドレス
が固定のユニークなアドレスか否かに基づいて通常のポ
ーズパケットと区別し、返信信号または折り返し信号を
生成し、送信することができる。
【0061】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つそのTYPEフィールドに通常と異なる特殊なコー
ドを挿入したパケットであるという構成を採る。
【0062】このように、TYPEフィールドに通常用
いられる8808以外の特殊コードを挿入することで、
被試験側端末で特殊信号をTYPEが特殊コードか否か
に基づいて通常のポーズパケットと区別し、返信信号ま
たは折り返し信号を生成し、送信することができる。
【0063】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つそのMACコントロールパラメータフィールドに通
常と異なる特殊なコードを挿入したパケットであるとい
う構成を採る。
【0064】このように、MACコントロールオペコー
ドフィールドを通常用いられる0001以外の特殊コー
ドにすることがで、被試験側端末で特殊信号をMACコ
ントロールオペコードが特殊コードか否かに基づいて通
常のポーズパケットと区別し、返信パケットまたは折り
返しパケットを生成し、送信することができる。
【0065】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つその‘0’パディング領域にコントロールパラメー
タフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパ
ケットであるという構成を採る。
【0066】このように、0’パディングフィールド5
04を通常用いられる0以外の特殊コードにすること
で、被試験側端末で特殊信号を‘0’パディングが特定
コードか否かに基づいて通常のポーズパケットと区別
し、返信信号または折り返し信号を生成し、送信するこ
とができる。
【0067】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれか
を示す特殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わ
せ或いは特殊コードと0000〜1111およびIDL
Eを示す一般コードの少なくとも1つとの組み合わせで
あるという構成を採る。
【0068】この構成により、イーサーネット(R)規
格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
一般コードの少なくとも1つとの組み合わせを特殊信号
として用いることができる。
【0069】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有
し、試験側端末は前記ポーズパケットフレーム中のポー
ズタイム値を所定の値に設定し、被試験側端末は特殊信
号に対する応答を行うタイミングを前記所定の値以内で
ある一定時間後に制御する。
【0070】これにより、試験用の返信パケットと通常
パケットが競合しないように一定時間通常パケットの送
信を止めるようにできる。
【0071】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、被試験側端末は、試験側端末から
みて遠端側のネットワークインターフェイス部に折り返
し設定部を設けて特殊信号に対する折り返し信号を生成
し、送信する構成を採る。
【0072】これにより、折り返し設定部で折り返し信
号を生成し、送信できるので、試験側端末で折り返し信
号を受信して折り返し信号判断部が被試験側の正常性を
判断できる。これにより、被試験側端末のハードウエア
全体の試験を行うことができる。
【0073】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムにおいて、被試験側端末は、返信信号を用い
てその各種状態を通知する手段を具備し、かつ、試験側
端末は、前記返信信号から前記被試験側端末状態情報を
認識する手段を具備する構成を採る。この構成により、
試験側端末装置は返信信号から被試験側端末の各種状態
を認識し、これを考慮に入れて被試験側端末の正常性を
判断することができる。
【0074】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムに使用される試験側端末である。
【0075】また、本発明は、上記ネットワーク機器試
験システムに使用される被試験側端末である。
【0076】本発明のネットワーク機器監視システム
は、監視側端末、被監視側端末およびこれらを接続する
ネットワークで構成されるネットワーク機器監視システ
ムであって、前記被監視側端末は、そこでの障害を監視
する手段と、監視結果に応じて特殊信号を生成し、前記
ネットワークに送出する手段と、を具備し、かつ、前記
監視側端末は、前記ネットワークから受信する信号を監
視し、前記特殊信号を検出し、検出した特殊信号から前
記被試験側端末の障害を判断する手段と、を具備する構
成を採る。
【0077】この構成により、特殊信号はエラーパケッ
トのようにネットワーク上で不正なものではないので、
不正なパケットを積極的に送出したときのようにネット
ワーク機器の性能劣化という不都合が生じるおそれがな
い。この結果、ネットワーク上のパケット信号に影響を
与えることなく、遠隔にある被監視側端末から監視側端
末を運用中に障害を通知することができる。
【0078】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、監視側端末は監視制御機能を持つ
ネットワーク端末であり、被監視側端末は自己監視機能
を持つネットワーク端末である構成を採る。
【0079】この構成により、被監視側のネットワーク
端末から監視側のネットワーク端末に特殊信号を送信
し、この特殊信号を監視側のネットワーク端末で受信し
て、被監視側での障害を認識できる。
【0080】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、監視側端末は監視制御機能を持つ
ネットワーク端末であり、被監視側端末が自己監視機能
を持つリピータ端末である構成を採る。
【0081】この構成により、被監視側のリピータ端末
から監視側のネットワーク端末に特殊信号を送信し、こ
の特殊信号を監視側のネットワーク端末で受信して、被
監視側での障害を認識できる。
【0082】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、監視側端末は監視制御機能を持つ
リピータ端末であり、被監視側端末が自己監視機能を持
つリピータ端末である構成を採る。
【0083】この構成により、被監視側のリピータ端末
から監視側のリピータ端末に特殊信号を送信し、この特
殊信号を監視側のリピータ端末で受信して、被監視側で
の障害を認識できる。
【0084】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つそのソースアドレスフィールドに通常と異なる特殊
なアドレスを挿入したパケットであることとした。
【0085】これにより、特殊信号としてポーズパケッ
トを使用できるので、エラーパケットのように信号競合
が発生する可能性がないように制御できる。これによ
り、被監視側端末において、通常の送信パケットと特殊
信号の競合制御を行う必要がない。これにより、競合パ
ケットバッファが不必要となり、被試験側端末のハード
ウエア規模を小さくすることができる。また、ソースア
ドレスフィールドを固定のユニークなアドレスにするこ
とで、監視側端末で特殊信号をソースアドレスが固定の
ユニークなアドレスか否かに基づいて通常のポーズパケ
ットと区別し、障害の通知か否か判断することができ
る。
【0086】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つそのTYPEフィールドに通常と異なる特殊なコー
ドを挿入したパケットであることとした。
【0087】このように、TYPEフィールドに通常用
いられる8808以外の特殊コードを挿入することで、
監視側端末で特殊信号をTYPEが特殊コードか否かに
基づいて通常のポーズパケットと区別し、障害の通知か
否か判断することができる。
【0088】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つそのMACコントロールパラメータフィールドに通
常と異なる特殊なコードを挿入したパケットであること
とした。
【0089】このように、MACコントロールオペコー
ドフィールドを通常用いられる0001以外の特殊コー
ドにすることで、監視側端末で特殊信号をMACコント
ロールオペコードが特殊コードか否かに基づいて通常の
ポーズパケットと区別し、障害の通知か否か判断するこ
とができる。
【0090】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されたポーズパケットフレームを有し
且つその‘0’パディング領域にコントロールパラメー
タフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパ
ケットであることとした。
【0091】このように、0’パディングフィールド5
04を通常用いられる0以外の特殊コードにすること
で、監視側端末で特殊信号を‘0’パディングが特定コ
ードか否かに基づいて通常のポーズパケットと区別し、
障害の通知か否か判断することができる。
【0092】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムにおいて、特殊信号は、イーサーネット
(R)規格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれか
を示す特殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わ
せ或いは特殊コードと0000〜1111およびIDL
Eを示す一般コードの少なくとも1つとの組み合わせで
あることとした。これにより、イーサーネット(R)規
格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
一般コードの少なくとも1つとの組み合わせを特殊信号
として用いることができる。
【0093】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムに使用される監視側端末である。
【0094】また、本発明は、上記ネットワーク機器監
視システムに使用される被監視側端末である。
【0095】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0096】(実施の形態1)本実施の形態1では、特
殊信号としてパケットを用いる場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るネットワーク機器
試験システムを示すブロック図である。
【0097】図1に示すネットワーク機器試験システム
100は、試験側ネットワーク端末101と、被試験側
ネットワーク端末102と、これらを接続するネットワ
ーク103と、試験側ネットワーク端末102に接続さ
れネットワーク103内を監視制御する監視制御端末1
04と、により構成されている。
【0098】ここでネットワーク103は、例えば、L
AN、WAN、等であるが、特に限定されない。
【0099】試験側ネットワーク端末101および被試
験側ネットワーク端末102は、いずれもユーザインタ
ーフェイス(I/F)部105、106を備えている。
これらのユーザインターフェイス部105、106はパ
ケット送信部107、108にパケットを出力する。パ
ケット送信部107、108は、ネットワークインター
フェイス(I/F)部111、112を介してパケット
をネットワーク103上に送信する。反対に、パケット
受信部109、110はネットワーク103からパケッ
トを受信し、ユーザインターフェイス部105、106
に渡す。
【0100】試験側ネットワーク端末101は、監視制
御部113を備えている。この監視制御部113は、監
視制御端末104からの指示を受信し、その指示内容を
解析し、解析結果に応じて特殊パケット生成部114に
特殊パケットの生成を指示する。また、監視制御部11
3は試験結果を監視制御端末104に通知する。
【0101】特殊パケット生成部114は試験用の特殊
パケットを生成し、パケット送信部107へ出力する。
ここで生成する特殊パケットは、ネットワーク上で正常
と判定されるパケットに被試験側端末で通常のパケット
と区別がつくように変更を加えたもの、もしくはネット
ワーク上規定されているものの通常使用されない特殊符
号である。特殊パケットの具体例については下記の実施
の形態5、6で説明する。
【0102】パケット受信部109に接続された返信パ
ケット監視部115は、パケット受信部109で受信し
たパケットを監視し、後述の返信パケットを検出する。
返信パケット判断部116は、返信パケット監視部11
5が返信パケットを検出したことを確認したならば、被
試験側ネットワーク端末102およびネットワーク10
3の正常性の判断を行い、その結果を監視制御部113
に知らせる。
【0103】一方、被試験側ネットワーク端末102
は、パケット受信部110で受信したパケットを監視
し、試験側ネットワーク端末101から送信された特殊
パケットを検出する特殊パケット監視部117を備えて
いる。特殊パケット監視部117は特殊パケットを検出
したことを特殊パケット判断部118に通知する。特殊
パケット判断部118は、特殊パケット監視部117が
特殊パケットを検知したことを確認したならば返信パケ
ット生成部119に返信パケットの生成を指示する。
【0104】返信パケット生成部119は、試験側ネッ
トワーク端末101に特殊パケットを受信したことを知
らせるための返信パケットを生成し、パケット送信部1
08へ出力する。パケット送信部108は、この返信パ
ケットを、ネットワークインターフェイス部112を介
して試験側ネットワーク端末101に宛てて送信する。
【0105】上述の構成からなるネットワーク機器試験
システム100におけるネットワーク機器の試験方法に
ついて説明する。
【0106】監視制御端末104からの指示により、監
視制御部113は、特殊パケット生成部114に特殊パ
ケットの生成を指示する。特殊パケット生成部114は
特殊パケットを生成し、パケット送信部107へ出力す
る。パケット送信部107は、ネットワークインターフ
ェイス部111およびネットワーク103を介して特殊
パケットを被試験側ネットワーク端末102に送信す
る。
【0107】被試験側ネットワーク端末102では、特
殊パケット監視部117がこの特殊パケットを検知した
ならば、特殊パケット判断部118が返信パケット生成
部119に返信パケットの生成を指示する。返信パケッ
ト生成部119が生成した返信パケットは、パケット送
信部108がネットワークインターフェイス部112お
よびネットワーク103を介して試験側ネットワーク端
末101に送信する。
【0108】試験側ネットワーク端末101では、返信
パケット監視部115が返信パケットを検知したなら
ば、返信パケット判断部116が被試験側ネットワーク
端末102およびネットワーク103の正常性を判断
し、その結果を監視制御部113に知らせる。ここでの
判断は、規定された返信パケットを一定時間内に受信し
た場合、被試験側ネットワーク端末102およびネット
ワーク103が正常であると判断する。反対に、返信パ
ケットを一定時間内に受信しない場合、被試験側ネット
ワーク端末102およびネットワーク103が異常であ
ると判断する。
【0109】このように、本実施の形態1に係るネット
ワーク機器試験システムでは、試験側ネットワーク端末
101から被試験側ネットワーク端末102に特殊パケ
ットを送信し、この特殊パケットを被試験側ネットワー
ク端末102で検出し、これに対する返信パケットを生
成、送信し、返信パケットを試験側ネットワーク端末1
01で受信して、返信パケット判断部115が被試験側
ネットワーク端末102およびネットワーク103の正
常性を判断している。特殊パケットはネットワーク上で
不正なパケットではないので、従来の、エラーパケット
のような不正なパケットを積極的に送出したときのよう
に、ネットワーク機器の性能劣化という不都合が生じる
おそれがない。この結果、ネットワーク103上のパケ
ットに影響を与えることなく、遠隔にある試験側ネット
ワーク端末101から被試験側ネットワーク端末102
を運用中に試験し、その正常性を確認することができ
る。
【0110】また、特殊パケットとしてポーズパケット
を使用した場合は、エラーパケットのようにパケット競
合が発生する可能性がないように制御できるので、被試
験側ネットワーク端末102において、通常の送信パケ
ットと返信パケットの競合制御を行う必要がない。これ
により、競合パケットバッファが不必要となり、被試験
側ネットワーク端末102のハードウエア規模を小さく
することができる。
【0111】(実施の形態2)本発明の実施の形態2で
は、本発明に係るネットワーク機器試験方法をリピータ
端末の試験に採用した場合について説明する。
【0112】図2は、本発明の実施の形態2に係るネッ
トワーク機器試験システムを示すブロック図である。上
記実施の形態1と同一の構成については同一の番号を付
し、説明を省略する。
【0113】本実施の形態2に係るネットワーク機器試
験システム200は、試験側ネットワーク端末101
と、試験側ネットワーク端末101に第1ネットワーク
201を介して接続されたリピータ端末202と、この
リピータ端末202に第2ネットワーク203を介して
接続されたネットワーク端末204と、試験側ネットワ
ーク端末101に接続され、第1ネットワーク201お
よび第2ネットワーク203内を監視制御する監視制御
端末104と、により構成されている。
【0114】リピータ端末202において、パケット受
信部205は、第1ネットワーク201に接続された、
試験側ネットワーク端末101から見て近端側の第1ネ
ットワークインターフェイス部206を介して通常のパ
ケットを受信し、試験側ネットワーク端末101から見
て遠端側の第2ネットワークインターフェイス部207
を介して第2ネットワーク203へパケットを送出す
る。一方、パケット送信部208は、第2ネットワーク
インターフェイス部207を介して第2ネットワーク2
03から受信した通常のパケットを、第1ネットワーク
インターフェイス部206を介して第1ネットワーク2
01へ送出する。
【0115】このリピータ端末202に、上記実施の形
態1の被試験側ネットワーク端末102と同様に、特殊
パケット監視部117、特殊パケット判断部118およ
び返信パケット生成部119が設けられ、試験を受けら
れるようになっている。
【0116】上述の構成からなるネットワーク機器試験
システム200におけるネットワーク機器の試験方法に
ついて説明する。
【0117】監視制御端末104からの指示により、監
視制御部113は、特殊パケット生成部114に特殊パ
ケットの生成を指示する。特殊パケット生成部114は
特殊パケットを生成し、パケット送信部107へ出力す
る。パケット送信部107は、ネットワークインターフ
ェイス部111および第2ネットワーク203を介して
特殊パケットを被試験側のリピータ端末202に送信す
る。
【0118】被試験側のリピータ端末202では、特殊
パケット監視部117がこの特殊パケットを検知したな
らば、特殊パケット判断部118が返信パケット生成部
119に返信パケットの生成を指示する。返信パケット
生成部119が生成した返信パケットは、パケット送信
部208が第1ネットワークインターフェイス部206
および第1ネットワーク201を介して試験側ネットワ
ーク端末10に送信する。
【0119】試験側ネットワーク端末101では、返信
パケット監視部115が返信パケットを検知したなら
ば、返信パケット判断部116がリピータ端末202お
よび第1ネットワーク201の正常性を判断し、その結
果を監視制御部113に知らせる。
【0120】このように、本実施の形態2に係るネット
ワーク機器試験システム200では、上記実施の形態1
と同様に、試験側ネットワーク端末101から被試験側
のリピータ端末202に特殊パケットを送信する。リピ
ータ端末202は、この特殊パケットを検出し、これに
対する返信パケットを生成、送信する。この返信パケッ
トを試験側ネットワーク端末101で受信して、返信パ
ケット判断部116がリピータ端末202および第1ネ
ットワーク201の正常性を判断している。従って、従
来の、エラーパケットのような不正なパケットを積極的
に送出したときのようにネットワーク機器の性能劣化と
いう不都合が生じるおそれがない。この結果、第1ネッ
トワーク201上のパケットに影響を与えることなく、
遠隔にある試験側ネットワーク端末101からリピータ
端末202を運用中に試験し、その正常性を確認するこ
とができる。
【0121】また、特殊パケットとしてポーズパケット
を使用した場合は、エラーパケットのようにパケット競
合が発生する可能性がないように制御できるので、リピ
ータ端末202において、通常の送信パケットと返信パ
ケットの競合制御を行う必要がない。これにより、競合
パケットバッファが不必要となり、被試験側のリピータ
端末202のハードウエア規模を小さくすることができ
る。
【0122】(実施の形態3)本発明の実施の形態3で
は、試験側の端末がリピータ端末である点で上記実施の
形態2と相違する。
【0123】図3は、本発明の実施の形態3に係るネッ
トワーク機器試験システムを示すブロック図である。上
記実施の形態2と同一の構成については同一の番号を付
し、説明を省略する。
【0124】本実施の形態3に係るネットワーク機器試
験システム300は、第1ネットワーク端末301と、
これに第1ネットワーク302を介して接続された試験
側リピータ端末303と、これに第2ネットワーク30
4を介して接続された被試験側リピータ端末305と、
これに第3ネットワーク306を介して接続された第2
ネットワーク端末307と、試験側リピータ端末303
に接続され、第1から第3ネットワーク302〜306
内を監視制御する監視制御端末104と、により構成さ
れている。
【0125】試験側リピータ端末303において、パケ
ット送信部308は、第1ネットワーク302に接続さ
れた第1ネットワークインターフェイス部309を介し
て、第1ネットワーク端末301から通常のパケットを
受信し、第2ネットワークインターフェイス部310を
介して第2ネットワーク304へ通常のパケットを送出
する。一方、パケット受信部311は、第2ネットワー
クインターフェイス部310を介して被試験側リピータ
端末305から受信した通常のパケットを、第1ネット
ワークインターフェイス部309を介して第1ネットワ
ーク302へ送出する。
【0126】さらに、試験側リピータ端末303には、
上記実施の形態1、2の試験側ネットワーク端末101
と同様に、監視制御部113、特殊パケット生成部11
4、返信パケット監視部115および返信パケット判断
部116が設けられている。一方、被試験側リピータ端
末305も、上記実施の形態2における被試験側のリピ
ータ端末202と同様の構成である。
【0127】上述の構成からなるネットワーク機器試験
システム300におけるネットワーク機器の試験方法に
ついて説明する。
【0128】監視制御端末104からの指示により、試
験側リピータ端末303の監視制御部113は、特殊パ
ケット生成部114に特殊パケットの生成を指示する。
特殊パケット生成部114は特殊パケットを生成し、パ
ケット送信部208へ出力する。パケット送信部208
は、第1ネットワークインターフェイス部206および
第2ネットワーク304を介して特殊パケットを被試験
側リピータ端末305に送信する。
【0129】被試験側リピータ端末305では、特殊パ
ケット監視部117がこの特殊パケットを検知したなら
ば、特殊パケット判断部118が返信パケット生成部1
19に返信パケットの生成を指示する。返信パケット生
成部119が生成した返信パケットは、パケット送信部
208が第1ネットワークインターフェイス部206お
よび第2ネットワーク304を介して試験側リピータ端
末303に送信する。
【0130】試験側リピータ端末303では、返信パケ
ット監視部115が返信パケットを検知したならば、返
信パケット判断部116が被試験側リピータ端末305
および第2ネットワーク304の正常性を判断し、その
結果を監視制御部113に知らせる。
【0131】このように、本実施の形態3に係るネット
ワーク機器試験システムでは、上記実施の形態1、2と
同様に、試験側リピータ端末303から被試験側リピー
タ端末305に特殊パケットを送信し、この特殊パケッ
トをリピータ端末305で検出し、これに対する返信パ
ケットを生成、送信し、返信パケットを試験側リピータ
端末303で受信してその返信パケット判断部116が
被試験側リピータ端末305および第2ネットワーク3
04の正常性を判断している。従って、従来の、エラー
パケットのようなネットワーク上で不正なパケットを積
極的に送出したときのように、ネットワーク機器の性能
劣化という不都合が生じるおそれがない。この結果、第
2ネットワーク304上のパケットに影響を与えること
なく、遠隔にある試験側リピータ端末303から被試験
側リピータ端末305を運用中に試験し、その正常性を
確認することができる。
【0132】また、特殊パケットとしてポーズパケット
を使用した場合は、エラーパケットのようにパケット競
合が発生する可能性がないように制御できるので、被試
験側リピータ端末305において、通常の送信パケット
と返信パケットの競合制御を行う必要がない。これによ
り、競合パケットバッファが不必要となり、被試験側リ
ピータ端末305のハードウエア規模を小さくすること
ができる。
【0133】(実施の形態4)本発明の実施の形態4で
は、上記実施の形態3において被試験側端末において、
特殊パケットを受信した場合に返信パケットを返信する
のに代えて、受信した特殊パケットから折り返しパケッ
トを生成し、試験側端末へ送信する場合について説明す
る。
【0134】図4は、本発明の実施の形態4に係るネッ
トワーク機器試験システムを示すブロック図である。上
記実施の形態3と同一の構成については同一の番号を付
し、説明を省略する。
【0135】この実施の形態4に係るネットワーク機器
試験システム400では、被試験側リピータ端末401
において、上記実施の形態3での返信パケット生成部1
19に代わって折り返しパケット生成部402を備えて
いる。この折り返しパケット生成部402は、受信パケ
ット(特殊パケット)と同様のパケット(以下、折り返
しパケットという)を生成し、パケット送信部208へ
出力する。パケット送信部208は、第1ネットワーク
インターフェイス部206を介して試験側リピータ端末
403に送信する。
【0136】試験側リピータ端末403において、上記
実施の形態3で説明した返信パケット監視部115に代
わって、パケット受信部311で受信したパケットを監
視し、折り返しパケットを検出する折り返しパケット監
視部404を設ける。さらに、返信パケット判断部11
6に代わって折り返しパケット判断部405を設ける。
この折り返しパケット判断部405は、折り返しパケッ
ト監視部404が折り返しパケットを検出したことを確
認したならば、被試験側リピータ端末401および第1
ネットワーク304の正常性の判断を行う。
【0137】上述の構成からなるネットワーク機器試験
システム400におけるネットワーク機器の試験方法に
ついて説明する。
【0138】被試験側リピータ端末401では、特殊パ
ケット監視部117が特殊パケットを検知したならば、
特殊パケット判断部118が折り返しパケット生成部4
02に折り返しパケットの生成を指示する。折り返しパ
ケット生成部402が生成した折り返しパケットは、パ
ケット送信部208が第1ネットワークインターフェイ
ス部206および第2ネットワーク304を介して試験
側リピータ端末403に送信する。
【0139】試験側リピータ端末403では、折り返し
パケット監視部404が折り返しパケットを検知したな
らば、折り返しパケット判断部405が被試験側リピー
タ端末401および第2ネットワーク304の正常性を
判断し、その結果を監視制御部113に知らせる。
【0140】このように、本実施の形態4に係るネット
ワーク機器試験システム400では、試験側リピータ端
末403から被試験側リピータ端末401に特殊パケッ
トを送信し、この特殊パケットを被試験側リピータ端末
401で検出し、これに対する折り返しパケットを生
成、送信し、折り返しパケットを試験側リピータ端末4
03で受信してその折り返しパケット判断部405が被
試験側リピータ端末401および第2ネットワーク30
4の正常性を判断している。従って、従来のように、エ
ラーパケットのような不正なパケットを積極的に送出し
たときのようにネットワーク機器の性能劣化という不都
合が生じるおそれがない。この結果、第2ネットワーク
304上のパケットに影響を与えることなく、遠隔にあ
る試験側リピータ端末403から被試験側リピータ端末
401を運用中に試験し、その正常性を確認することが
できる。
【0141】また、特殊パケットとしてポーズパケット
を使用した場合は、エラーパケットのようにパケット競
合が発生する可能性がないように制御できるので、被試
験側リピータ端末401において、通常の送信パケット
と折り返しパケットの競合制御を行う必要がない。これ
により、競合パケットバッファが不必要となり、被試験
側リピータ端末401のハードウエア規模を小さくする
ことができる。
【0142】なお、上記実施の形態1、2においても被
試験側の端末装置において、特殊パケットを検出した場
合に返信パケットに代えて折り返しパケットを返すよう
にしても良いことは言うまでもない。
【0143】(実施の形態5)この実施の形態では、特
殊パケットとして、イーサーネット(R)規格(IEE
E802.3等)で規定されているポーズパケットフォ
ーマットを採用し、これに特定の変更を加えて試験用で
あることを区別できるようにしたものを用いた場合につ
いて説明する。
【0144】図5は、本発明の実施の形態5に係るポー
ズパケットフォーマットを示す図である。ポーズパケッ
トは、フロー制御で用いられる。フロー制御は、データ
を効率よく通信するための技術であり、米国電気電子技
術者協会のIEEE802.3ワーキング・グループの
中に設立されたタスクフォース「IEEE802.3
x」で規定されている。LANスイッチと端末間のよう
に1対1で接続するポートでの全2重通信時に適用す
る。ふくそうを検知したLANスイッチなどは、端末に
対し「pause」(ポーズ)フレームを送信する。同
フレームを受信した端末は、一定時間だけフレームの送
出を中止し,イーサーネット(R)・フレームがLAN
スイッチのバッファ・メモリーからあふれるのを防ぐこ
とができる。本実施の形態では、このポーズパケットフ
ォーマットを特殊パケットに採用する。
【0145】特殊パケットの第1の例として、図5に示
すポーズパケットフォーマットにおいて、ソースアドレ
スフィールド501を固定のユニークなMACアドレス
にすることができる。これにより、被試験側端末で特殊
パケットをソースアドレスが固定のユニークなMACア
ドレスか否かに基づいて通常のポーズパケットと区別
し、返信パケットまたは折り返しパケットを生成し、送
信することができる。
【0146】特殊パケットの第2の例として、図5に示
すポーズパケットフォーマットにおいて、TYPEフィ
ールド502に通常用いられる8808以外の特殊コー
ドを挿入することができる。これにより、被試験側端末
で特殊パケットをTYPEが特殊コードか否かに基づい
て通常のポーズパケットと区別し、返信パケットまたは
折り返しパケットを生成し、送信することができる。
【0147】特殊パケットの第3の例として、図5に示
すポーズパケットフォーマットにおいて、MACコント
ロールオペコードフィールド503を通常用いられる0
001以外の特殊コードにすることができる。これによ
り、被試験側端末で特殊パケットをMACコントロール
オペコードが特殊コードか否かに基づいて通常のポーズ
パケットと区別し、返信パケットまたは折り返しパケッ
トを生成し、送信することができる。
【0148】特殊パケットの第4の例として、図5に示
すポーズパケットフォーマットにおいて、‘0’パディ
ングフィールド504を通常用いられる0以外の特殊コ
ードにすることができる。これにより、被試験側端末で
特殊パケットを‘0’パディングが特定コードか否かに
基づいて通常のポーズパケットと区別し、返信パケット
または折り返しパケットを生成し、送信することができ
る。
【0149】以上、特殊パケットとしてポーズパケット
を用いる場合について説明したが、この他にもネットワ
ーク内で特別に規定したフォーマットのパケット等を同
様に使用することができる。
【0150】(実施の形態6)実施の形態1〜5では、
特殊信号としてパケットを用いる場合について説明した
が、本実施の形態6では、特殊信号にビット列を用いた
場合について説明する。本実施の形態6では、イーサー
ネット(R)規格、IEEE802.3で規定された意
味を有する一般コード以外の特殊コード、若しくは、特
殊コード(H,J,K,T,R)の組み合わせ、或い
は、0000〜1111およびIDLE(11111)
を示す一般コードの少なくともの1つと特殊コードの組
み合わせを特殊信号として用いる。
【0151】図6は、本発明の実施の形態6にかかる特
殊信号に用いられる特殊コードを示す図である。例え
ば、試験側端末装置より、特殊信号として、特殊コード
<H>のビット列を連続してまたは断続的に送信する。
被試験側端末装置は、このビット列を被試験側端末装置
で特殊信号として検知し、返信信号として特殊コード<
H>のビット列を返信する。試験側端末装置は、この特
殊コード<H>を検出し、被試験端末装置およびネット
ワークの正常性の判断を行う。
【0152】図7(a)は、上記実施の形態6にかかる
特殊信号に用いられる特殊コードの組み合わせの一例を
示す図である。図7(a)に示すように、試験側端末装
置は、特殊信号として、例えば、特殊コード<H>、<
J>、<H>の組み合わせからなる特殊コードパターン
を有するビット列を送信する。被試験側端末装置は、こ
のビット列から特殊コードパターンを認識し、特殊信号
であることを確認したならば、返信信号として特殊コー
ド<H>、<T>、<H>の組み合わせからなる返信特
殊コードパターンを有するビット列を返信する。試験側
端末装置は、このビット列を受信し返信特殊コードパタ
ーンを認識し、返信信号であることを確認したならば、
被試験端末装置およびネットワークの正常性の判断を行
う。
【0153】図7(b)は、上記実施の形態6にかかる
特殊信号に用いられる特殊コードと一般コードの組み合
わせの一例を示す図である。図7(b)に示すように、
試験側端末装置は、特殊信号として、例えば、特殊コー
ド<H>および一般コード(例えばIDLE(1111
1))からなる繰り返しパターンを送信する。被試験側
端末装置は、受信信号から繰り返しパターンを認識し、
特殊信号であることを確認したならば、返信信号とし
て、特殊コード<H>および一般コード(例えばIDL
E(11111))からなる、特殊信号と異なる、繰り
返しパターンを返信する。試験側端末装置は、受信信号
から繰り返しパターンを認識し、返信信号であることを
確認したならば、被試験端末装置およびネットワークの
正常性の判断を行う。
【0154】このように、特殊信号または返信信号とし
て、特殊コード、特殊コードの組み合わせ、および、特
殊コードと一般コードとの組み合わせを用いた場合、ビ
ット列の監視制御のため、特殊パケットを用いた場合に
比べて特殊信号生成部または返信信号生成部のハードウ
エア規模を特殊パケット生成部または返信パケット生成
部よりも大幅に小さくできるという利点がある。
【0155】(実施の形態7)本実施の形態7では、特
殊パケットとして、上記実施の形態5で説明したポーズ
パケットフレームを採用し、そこで指定されるポーズタ
イムを適当な所定の値に設定し、試験用の返信パケット
と通常パケットが競合しないように一定時間通常パケッ
トの送信を止めるようにしたものを用いた場合について
説明する。
【0156】図8は、本発明の実施の形態7に係るネッ
トワーク機器試験システムを示すブロック図である。上
記実施の形態3と同一の構成については同一の番号を付
し、説明を省略する。
【0157】本実施の形態7では、試験側リピータ端末
701において、特殊パケット生成部114は、ポーズ
パケットフレームにおいてポーズタイムの値を(以下、
ポーズタイム値という)を適当な所定の値にマッピング
した特殊パケットを生成するようになっている。
【0158】一方、被試験側リピータ端末702では、
特殊パケット判断部118は、ポーズパケットフレーム
においてポーズタイム値を適当な所定の値に設定した特
殊パケットを検出すると、特殊パケットにマッピングさ
れたポーズタイム値を認識し、タイマ制御部703に渡
す。タイマ制御部703は、ポーズタイム値から返信タ
イミングをポーズタイミング値以内のある一定時間後に
する制御を行い、返信タイミングになったならば、返信
パケット生成部119に通知し、返信パケットを生成、
送信させる。
【0159】このような本実施の形態7によれば、試験
側リピータ端末701でポーズタイム値を適当な所定の
値に設定することにより、被試験側リピータ端末702
で、特殊パケットと通常のパケットを区別することを可
能とし、これに対する返信パケットを生成、送信し、返
信パケットを試験側リピータ端末701で受信してその
返信パケット判断部116が被試験側リピータ端末70
2および第2ネットワーク304の正常性を判断してい
る。従って、従来のように、エラーパケットのような不
正なパケットを積極的に送出したときのようにネットワ
ーク機器の性能劣化という不都合が生じるおそれがな
い。この結果、第2ネットワーク304上のパケットに
影響を与えることなく、遠隔にある試験側リピータ端末
701から被試験側リピータ端末702を運用中に試験
し、その正常性を確認することができる。
【0160】また、特殊パケットとしてポーズパケット
を使用した場合は、エラーパケットのようにパケット競
合が発生する可能性がないように制御できるので、被試
験側リピータ端末702において、通常の送信パケット
と折り返しパケットの競合制御を行う必要がない。これ
により、競合パケットバッファが不必要となり、被試験
側リピータ端末702のハードウエア規模を小さくする
ことができる。
【0161】さらに、被試験側リピータ端末702で
は、タイマ制御部703は、ポーズタイム値から返信タ
イミングをポーズタイミング値以内のある一定時間後に
する制御を行い、返信タイミングになったならば、返信
パケット生成部119に通知し、返信パケットを生成、
送信させる。これにより、返信パケットとユーザI/F
部207から送信される通常パケットとの競合をなくす
ことができるので、パケット競合用のバッファを無くし
ハード規模を小さくすることができる。
【0162】なお、上記実施の形態1、2のネットワー
ク機器試験システムにおいて、送信側の端末で特殊パケ
ットとしてポーズパケットフレームを採用し、そのポー
ズタイム値を適当な所定の値に設定することにより、被
試験側の端末で特殊パケットと通常のパケットを区別す
ることを可能すると共に、被試験側の端末にタイマ制御
部703を設けて返信タイミングを制御することによ
り、本実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
【0163】また、本実施の形態7において、返信パケ
ットの送信のタイミングを制御しているが、特殊パケッ
トを検出した場合に返信パケットに代えて折り返しパケ
ットを返すようにし、この折り返しパケットの送信のタ
イミングを同様に制御しても良いことは言うまでもな
い。
【0164】(実施の形態8)本実施の形態8は、上記
実施の形態4の変形例である。図9は、本発明の実施の
形態8に係るネットワーク機器試験システムを示すブロ
ック図である。図4に示す上記実施の形態4と同一の構
成については同一の番号を付し、説明を省略する。
【0165】本実施の形態8では、被試験側リピータ端
末801において、特殊パケット判断部118で試験側
リピータ端末403から送信した特殊パケットを受信し
たと判断したならば、第2ネットワークインターフェイ
ス部207に設けられた折り返し設定部802に通知す
る。折り返し設定部802は、受信パケットと同様の折
り返しパケットを生成し、パケット送信部208および
第1ネットワークインターフェイス部206を介して第
2ネットワーク304へ送出する。
【0166】このように、被試験側リピータ端末403
の第2ネットワークインターフェイス部207内に設け
た折り返し設定部802で折り返しパケットを生成し、
送信しているので、試験側リピータ端末403で折り返
しパケットを受信して折り返しパケット判断部405が
被試験側リピータ端末403および第2ネットワーク3
04の正常性を判断している。これにより、被試験側リ
ピータ端末801のハードウエア全体の試験を行うこと
ができる点で上記実施の形態4よりも優れている。
【0167】なお、上記実施の形態2のネットワーク機
器試験システムにおいて、被試験側のリピータ端末の遠
端側の第2ネットワークインターフェイス部207に折
り返し設定部を設けることにより、本実施の形態8と同
様の効果を得ることができる。
【0168】(実施の形態9)上記実施の形態1に係る
ネットワーク機器試験システムにおいて、返信信号(返
信パケット)により被試験側端末装置の状態を試験側端
末装置に通知する例について説明する。
【0169】図10は、本発明の実施の形態9に係るネ
ットワーク機器試験システムを示すブロック図である。
上記実施の形態1と同一の構成については同一の番号を
付し、説明を省略する。
【0170】このネットワーク機器試験システム100
0では、被試験側ネットワーク端末1001に、その各
種状態を検出する端末状態検出部1002が設けられて
いる。端末状態検出部1002は、パケット受信部11
0がネットワークインターフェィス部112を介して受
信した特殊パケットを、特殊パケット監視部117が検
出したことを特殊パケット判断部118が確認したなら
ば、端末の各種状態を検出する。端末状態検出部100
2は、例えば、電源1003のON/OFF状態、ユー
ザインターフェイス部106のリンク断/回復、およ
び、ユーザインターフェイス部106の故障/復旧など
を検出する。
【0171】端末状態検出部1002は、検出結果を返
信パケット生成部119に送信する。返信パケット生成
部119は、信号/状態テーブル1004を参照して、
検出結果に対応する状態を示す返信パケットを生成す
る。返信パケットを使った状態の通知については、後述
の実施の形態13〜15で詳細に説明する。
【0172】試験側ネットワーク端末101は、返信パ
ケットから被試験側ネットワーク端末の状態を判断する
ために、返信パケット判断部116が参照するための信
号/状態テーブル1004を備えている。
【0173】このような構成からなるネットワーク機器
試験システム1000の動作について図11を参照して
説明する。図11は、上記実施の形態9に係るネットワ
ーク機器試験システムの動作を示すフロー図である。
【0174】試験側ネットワーク端末101では、監視
制御端末104からの指示(ST1101)により、監
視制御部113は、特殊パケット生成部114に特殊パ
ケットの生成および送信を指示する(ST1102)。
特殊パケット生成部114は特殊パケットを生成し、パ
ケット送信部107へ出力する(ST1103)。パケ
ット送信部107は、ネットワークインターフェイス部
111およびネットワーク103を介して特殊パケット
を被試験側ネットワーク端末1001に送信する(ST
1104)。
【0175】被試験側ネットワーク端末1001では、
特殊パケット監視部117がこの特殊パケットを検知
し、特殊パケット判断部118がこれを確認したならば
(ST1105)、端末状態検出部1002に端末状態
を検知するよう指示し、端末状態検出部1002は、端
末本体の電源1003およびユーザインターフェイス部
106に対して状態を問い合わせて、例えば、電源のO
N/OFF状態、並びに、ユーザインターフェイス部1
06での障害およびリンク断を検出する(ST110
6)。
【0176】次いで、端末状態検出部1002は、検出
結果を返信パケット生成部119に送る。返信パケット
生成部119は、信号/状態テーブル1004を参照し
て、検出結果を通知する返信パケットを生成する(ST
1107)。次いで、パケット送信部108は、生成さ
れた返信パケットを試験側ネットワーク端末101へ送
信する(ST1108)。
【0177】試験側ネットワーク端末101では、返信
パケット監視部115が返信パケットを検知したか否か
判定する(ST1109)。返信パケットを検知したな
らば、返信パケット判断部116は、信号/状態テーブ
ル1004を参照して、返信パケットから被試験側ネッ
トワーク端末の状態を認識し(ST1110)、正常か
否か判定する(ST1111)。正常であれば、返信パ
ケット判断部116は、被試験側ネットワーク端末10
01およびネットワーク103の正常性を判断し(ST
1112)、その結果を監視制御部113に知らせる
(ST1113)。異常であれば、被試験側ネットワー
ク端末1001およびネットワーク103が異常である
と判断し(ST1114)、その結果を監視制御部11
3に知らせる(ST1113)。
【0178】一方、ST1109で返信パケットを検知
しない場合、特殊パケット送信から一定時間が経過した
か否か判断し(ST1115)、一定時間が経過してい
なければST1109に戻る。一定時間経過しても特殊
パケットを検知しなかったならば、被試験側ネットワー
ク端末1001およびネットワーク103が異常である
と判断し(ST1114)、その結果を監視制御部11
3に知らせる(ST1113)。
【0179】このように、本実施の形態9によれば、被
試験側ネットワーク端末1001は、試験側ネットワー
ク端末101から特殊パケットを受信したならば、端末
各部の状態を検知し、その結果を返信パケットにより通
知するので、試験側ネットワーク端末101は、被試験
側ネットワーク端末1001の正常性を判断するに当た
り、その端末各部の状態を考慮することができる点で、
上記実施の形態1に比べて優れている。
【0180】(実施の形態10)上記実施の形態2に係
るネットワーク機器試験システムにおいて、上記実施の
形態9と同様に、返信信号(返信パケット)により被試
験側端末装置の状態を試験側端末装置に通知する例につ
いて説明する。
【0181】図12は、本発明の実施の形態10に係る
ネットワーク機器試験システムを示すブロック図であ
る。上記実施の形態2,9と同一の構成については同一
の番号を付し、説明を省略する。
【0182】このネットワーク機器試験システム120
0では、被試験側のリピータ端末1201に、その各種
状態を検出する端末状態検出部1002が設けられてい
る。端末状態検出部1002は、パケット受信部110
がネットワークインターフェイス部112を介して受信
した特殊パケットを、特殊パケット監視部117が検出
したことを特殊パケット判断部118が確認したなら
ば、端末の各種状態を検出する。端末状態検出部100
2は、例えば、電源1003のON/OFF状態、第2
インターフェイス部207のリンク断/回復、および、
ユーザインターフェイス部207の故障/復旧などを検
出する。
【0183】端末状態検出部1002は、検出結果を返
信パケット生成部119に送信する。返信パケット生成
部119は、信号/状態テーブル1004を参照して、
検出結果に対応する状態を示す返信パケットを生成す
る。返信パケットを使った状態の通知については、後述
の実施の形態13〜15で詳細に説明する。
【0184】試験側ネットワーク端末101は、返信パ
ケットから被試験側ネットワーク端末の状態を判断する
ために、返信パケット判断部116が参照するための信
号/状態テーブル1004を備えている。
【0185】このように、本実施の形態10によれば、
被試験側のリピータ端末1201は、試験側ネットワー
ク端末101から特殊パケットを受信したならば、端末
各部の状態を検知し、その結果を返信パケットにより通
知するので、試験側ネットワーク端末101は、リピー
タ端末1201の正常性を判断するに当たり、その端末
各部の状態を考慮することができる点で、上記実施の形
態2に比べて優れている。
【0186】なお、上記実施の形態3においても被試験
側の被試験側リピータ端末において、端末状態検出部1
002を設けて、端末各部の状態を返信パケットにより
通知するようにしても良いことは言うまでもない。
【0187】(実施の形態11)上記実施の形態1〜1
0では、試験側端末からの信号に応じた被試験側端末の
応答に基づいて被試験側端末の正常性を確認するネット
ワーク機器の試験システムについて説明した。本実施の
形態11では、被監視側端末で端末各部の状態を監視
し、障害が発生したならば特殊信号を監視側端末に送信
し、監視側端末では特殊信号から被監視端末での障害を
判断する例について説明する。
【0188】図13は、本発明の実施の形態11に係る
ネットワーク機器監視システムを示すブロック図であ
る。上記実施の形態1と同一の構成については同一の番
号を付し、説明を省略する。
【0189】監視側ネットワーク端末1301は、上記
実施の形態1の試験側ネットワーク端末と比べて、ま
ず、試験を行う特殊パケット生成部114を持たない点
で相違する。また、返信パケット監視部115および返
信パケット判断部116に代えて、特殊信号監視部13
02および特殊信号判断部1303を備えている点で相
違する。
【0190】一方、被監視側ネットワーク端末1304
は、上記実施の形態1の試験側ネットワーク端末102
と比べて、まず、特殊パケット監視部117および特殊
パケット判断部118を持たない点で相違する。また、
端末各部の状態を監視する端末状態監視部1305を備
えている点で相違する。さらに、返信パケット生成部1
19に代えて監視結果を通知する特殊信号生成部130
6を備えている点で相違する。
【0191】被監視側ネットワーク端末1304におい
て、端末状態監視部1305は、常にまたは定期的に端
末の各種状態を監視する。端末状態監視部1305は、
例えば、電源1003のON/OFF状態、ユーザイン
ターフェイス部106のリンク断/回復、および、ユー
ザインターフェイス部207の故障/復旧などの障害の
発生および回復を監視する。
【0192】端末状態監視部1305は、障害が発生し
たならば、返信信号生成部119に送信する。特殊信号
生成部1306は、信号/障害テーブル1307を参照
して、検出結果に対応する障害を示す特殊信号(特殊信
号および特殊コードを含む)を生成し、出力する。
【0193】監視側ネットワーク端末1301におい
て、特殊信号監視部1302は、被監視側ネットワーク
端末1304からの特殊信号を監視し、特殊信号を検出
したならば、特殊信号判断部1303に送信する。特殊
信号判断部1303は、信号/障害テーブル1307を
参照して障害の種類を認識し、障害の種類と障害発生ま
たは回復を監視制御部113に知らせる。特殊信号を使
った障害の通知方法については、後述の実施の形態13
〜15で詳細に説明する。
【0194】このような構成からなるネットワーク機器
監視システム1300の動作について図14を参照し
て説明する。図14は、上記実施の形態11に係るネッ
トワーク機器監視システムの動作を示すフロー図であ
る。
【0195】被監視側ネットワーク端末1304は、立
ち上げを行うと(ST1401)、端末状態監視部13
05は、端末各部の状態、具体的には、端末のメイン電
源のOFF状態、ユーザインターフェイス部106での
故障、ユーザインターフェイス部106のリンク断の障
害発生を監視する(ST1402)。そして、端末状態
監視部1305は、障害が発生したか否か判定を行い
(ST1403)、障害が発生していないならば、ST
1402に戻って監視を続ける。障害が発生したなら
ば、特殊信号生成部1306に障害発生を通知する。特
殊信号生成部1306は、信号/障害テーブル1307
を参照して障害を通知する特殊信号を生成する(ST1
404)。次いで、特殊信号生成部1306は特殊信号
を出力し、監視側ネットワーク端末1301への送信を
開始する(ST1405)。
【0196】監視側ネットワーク端末1301は、特殊
信号監視部1302が特殊信号を検知したか否か判定す
る(ST1406)。特殊信号を検知したならば、特殊
信号判断部116は、信号/障害テーブル1307を参
照して、特殊信号から被試験側ネットワーク端末130
4での障害種別を判定する(ST1407)。そして、
判定した障害を監視制御部113に知らせる(ST14
08)。
【0197】一方、被試験側ネットワーク端末1304
では、特殊信号の送信を開始した後、端末状態監視部1
305にて、端末電源のON状態や、ユーザインターフ
ェイス部106のリンク回復などの監視を継続し、障害
が回復したか否か判定する(ST1409)。障害が回
復したならば、特殊信号生成部1306は特殊信号の出
力を停止して特殊信号の送信を停止する。(ST141
0)。これにより、監視側ネットワーク端末1301で
は、障害通知後(ST1408)、特殊信号が停止した
か否か判定し(ST1411)、停止したならば、障害
回復の通知を行う(ST1412)。
【0198】このように、本実施の形態11に係るネッ
トワーク機器監視システム1300では、被監視側ネッ
トワーク端末1304で端末状態監視部1305の監視
により障害が発生したことを検知したならば、それを通
知する特殊信号を生成し、監視側ネットワーク端末13
01に送信する。特殊信号は、ネットワーク上で不正な
パケットではないので、従来の、エラーパケットのよう
な不正なパケットを積極的に送出したときのように、ネ
ットワーク機器の性能劣化という不都合が生じるおそれ
がない。この結果、ネットワーク103上のパケットに
影響を与えることなく、遠隔にある被試験側ネットワー
ク端末1001から監視側ネットワーク端末1301に
障害の発生/回復を知らせることができる。
【0199】また、特殊信号を使用した場合は、リアル
タイムに信号レベルで監視制御できるため、被監視側ネ
ットワーク端末1304および監視側ネットワーク端末
1301の双方でハードウエア構成を小さくできる。さ
らに、エラーパケットのようにパケット競合が発生する
可能性がないように制御できるので、被試験側ネットワ
ーク端末1001において、通常の送信パケットと返信
パケットの競合制御を行う必要がない。これにより、競
合パケットバッファが不必要となり、被試験側ネットワ
ーク端末1001のハードウエア規模をより小さくする
ことができる。
【0200】(実施の形態12)本発明の実施の形態1
2では、上記実施の形態11で説明したネットワーク機
器監視方法をリピータ端末の監視に採用した場合につい
て説明する。
【0201】図15は、本発明の実施の形態12に係る
ネットワーク機器監視システムを示すブロック図であ
る。上記実施の形態2、11と同一の構成については同
一の番号を付し、説明を省略する。
【0202】本実施の形態12では、被監視側のリピー
タ端末1401には、上記実施の形態11と同様に、端
末状態監視部1305、特殊信号生成部1306、およ
び、信号/障害テーブル1307を備えている。
【0203】このようなリピータ端末1401の監視シ
ステム1400において、リピータ端末1401の端末
状態監視部1305は、端末各部の状態、具体的には、
端末のメイン電源のOFF状態、第2ネットワークイン
ターフェイス部207での故障、第2ネットワークイン
ターフェイス部207のリンク断の障害発生および回復
を監視する。そして、端末状態監視部1305は障害が
発生したならば、特殊信号生成部1306に障害発生を
通知する。特殊信号生成部1306は、信号/障害テー
ブル1307を参照して障害を通知する特殊信号を生
成、出力し、監視側ネットワーク端末1301へ送信す
る。
【0204】監視側ネットワーク端末1301では、特
殊信号監視部1302が特殊信号を検知したならば、特
殊信号判断部116は、信号/障害テーブル1307を
参照して、特殊信号から被試験側ネットワーク端末10
01での障害種別を判定する。そして、判定した障害発
生または回復を監視制御部113に知らせる。
【0205】このように、本実施の形態12に係るネッ
トワーク機器監視システム1400では、上記実施の形
態11と同様に、被監視側のリピータ端末1401で端
末状態監視部1305の監視により障害が発生したこと
を検知したならば、それを通知する特殊信号を生成し、
監視側ネットワーク端末1301に送信する。監視側ネ
ットワーク端末1301では、特殊信号判断部1303
が障害を判定し、監視制御端末104に通知する。特殊
信号は、ネットワーク上で不正なパケットではないの
で、従来の、エラーパケットのような不正なパケットを
積極的に送出したときのように、ネットワーク機器の性
能劣化という不都合が生じるおそれがない。この結果、
ネットワーク103上のパケットに影響を与えることな
く、遠隔にある被試験側のリピータ端末1401から監
視側ネットワーク端末1301に障害の発生/回復を知
らせることができる。
【0206】また、特殊信号を使用した場合は、エラー
パケットのようにパケット競合が発生する可能性がない
ように制御できるので、被試験側のリピータ端末140
1において、通常の送信パケットと返信パケットの競合
制御を行う必要がない。これにより、競合パケットバッ
ファが不必要となり、リピータ端末1401のハードウ
エア規模を小さくすることができる。
【0207】なお、上記実施の形態3においても被試験
側リピータ端末において、端末状態監視部1305、特
殊信号生成部1306、および、信号/障害テーブル1
307をを設けて、被試験側リピータ端末での障害の発
生/回復を通知するようにしても良いことは言うまでも
ない。
【0208】(実施の形態13)以下の実施の形態13
〜15において、上記実施の形態9、10で説明したネ
ットワーク機器試験システムでの装置状態通知方法およ
び上記実施の形態11、22で説明したネットワーク機
器監視システムでの障害通知通知方法について説明す
る。
【0209】本実施の形態13では、上記実施の形態5
で説明したポーズパケットを特殊パケットとして用いる
場合について説明する。図16は、本発明の実施の形態
13に係る特殊パケットパターンと状態(障害)とを対
応付けた信号/状態(障害)テーブルを示す図である。
【0210】例えば、特殊パケットとして、ソースアド
レスフィールドを固定のユニークなMACアドレスにす
る場合、ユニークなMACアドレス(特定MACアドレ
ス)を図16に示すように状態(障害)の種類によって
変更する。これにより、試験側端末(監視側端末)で状
態(障害)の内容を区別することができる。
【0211】同様に、特殊パケットとして、TYPEフ
ィールドに通常用いられる8808以外の特殊コードを
挿入する場合、特殊コードを図16に示すように状態
(障害)の種類によって変更する。これにより、試験側
端末(監視側端末)で状態(障害)の内容を区別するこ
とができる。
【0212】同様に、特殊パケットとして、MACコン
トロール・オペコードを通常用いられる0001以外の
特殊コードを挿入する場合、特殊コードを図16に示す
ように状態(障害)の種類によって変更する。これによ
り、試験側端末(監視側端末)で状態(障害)の内容を
区別することができる。
【0213】特殊パケットとして、‘0’パディングフ
ィールドを通常用いられる0以外の特殊コードにする場
合、特殊コードを図16に示すように状態(障害)の種
類によって変更する。これにより、試験側端末(監視側
端末)で状態(障害)の内容を区別することができる。
【0214】(実施の形態14)本実施の形態14で
は、上記実施の形態6で説明した特殊コードを特殊信号
として用いる場合について説明する。図17(a)〜
(e)は、本発明の実施の形態14に係るネットワーク
機器試験/監視システムにおける状態または障害通知に
用いられる特殊コードを示す図である。
【0215】ネットワーク機器試験システムでは、図1
7(a)に示すように、試験側端末から試験側端末に対
して試験を実施を指示する特殊信号(試験実施指示信
号)として、特殊コード<H>を送信する。これに対し
て、被試験側端末は、試験側端末に対して信号を返す
が、端末各部の状態を通知する場合は、信号/状態テー
ブル1004を参照して、図17(b)、(c)、
(d)に示すように、異なる特殊コード<J>、<K
>、<H>を送信する。すなわち、状態1を通知する場
合は、状態1通知信号として、特殊コード<J>を送信
する。状態2を通知する場合は、状態2通知信号とし
て、特殊コード<K>を送信する。また、状態を通知し
ないで応答する場合は、試験応答信号として、特殊コー
ド<H>を送信する。試験側端末は、これらの特殊コー
ドを認識することにより被試験側端末の各部状態を認識
することができる。
【0216】また、ネットワーク監視システムにおいて
障害の通知を行う場合も、状態の通知と全く同様であ
る。この場合、図17(e)に示すように、障害が発生
したならば、図17(b)または(c)に示す障害1通
知信号または障害2通知信号として特殊コード<J>ま
たは<K>を通常パケットの伝送に代えて送信し、障害
が回復したらならば送信を停止して、通常パケットの伝
送を再開する。これにより、監視側端末は、被監視側端
末での障害の発生/回復およびその種類を認識すること
ができる。
【0217】このように、特殊コードを使用して被試験
側端末の各部の状態を通知したり、被監視側端末での障
害の発生/回復を通知することができる。
【0218】(実施の形態15)本実施の形態15で
は、上記実施の形態6で説明した特殊コードと一般コー
ドの組み合わせからなる特殊コードパターンを特殊信号
として用いる場合について説明する。図18(a)〜
(e)は、本発明の実施の形態15に係るネットワーク
機器試験/監視システムにおける状態または障害通知に
用いられる特殊コードパターンを示す図である。
【0219】ネットワーク機器試験システムでは、図1
8(a)に示すように、試験実施指示信号として、特殊
コード<H>と一般コード(例えば、IDLE(111
1))からなる繰り返しパターンを送信する。これに対
して、被試験側端末は、試験側端末に対して信号を返
す。端末各部の状態を通知する場合は、信号/状態テー
ブル1004を参照して、図18(b)、(c)、
(d)に示すように、異なる特殊コードパターンを送信
する。試験側端末は、これらの特殊コードパターンを認
識することにより被試験側端末の各部状態を認識するこ
とができる。
【0220】また、ネットワーク監視システムにおいて
障害の通知を行う場合も、状態の通知と全く同様であ
る。この場合、図18(e)に示すように、障害が発生
したならば、図18(b)または(c)に示す障害1通
知信号または障害2通知信号として特殊コードコードパ
ターンを通常パケットの伝送に代えて送信し、障害が回
復したらならば送信を停止して、通常パケットの伝送を
再開する。これにより、監視側端末は、被監視側端末で
の障害の発生/回復およびその種類を認識することがで
きる。
【0221】このように、特殊コードパターンを使用し
て被試験側端末の各部の状態を通知したり、被監視側端
末での障害の発生/回復を通知することができる。
【0222】なお、特殊コードのみの組み合わせを使用
して状態や障害の通知を行うことができることは言うま
でもない。
【0223】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワーク上で正常と判定されるパケットに通常のパ
ケットと区別がつくように変更を加えた特殊信号を生成
し、被試験端末に宛てて送信する一方、この特殊信号を
被試験端末で監視し、特殊パケットを検知したならば返
信パケットを送信するかその特殊パケットを折り返すこ
とにより応答を行い、試験側端末でこの応答から被試験
端末の正常性を判断することとした。これにより、特殊
信号はエラーパケットのようにネットワーク上で不正な
ものではなく、不正なパケットを積極的に送出したとき
のようにネットワーク機器の性能劣化という不都合が生
じるおそれがない。また、特殊パケットとしてポーズパ
ケットを使用した場合は、エラーパケットのようにパケ
ット競合が発生する可能性がないように制御できるの
で、被試験側端末において、通常の送信パケットと返信
パケットの競合制御を行う必要がないので、競合パケッ
トバッファが不必要となり、ネットワーク端末のハード
ウエア規模を小さくすることができる等効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るネットワーク機器
試験システムを示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係るネットワーク機器
試験システムを示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係るネットワーク機器
試験システムを示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係るネットワーク機器
試験システムを示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5に係るポーズパケットフ
ォーマットを示す図
【図6】本発明の実施の形態6にかかる特殊信号で用い
られる特殊コードを示す図
【図7】上記実施の形態6にかかる特殊信号に用いられ
る特殊コードまたは特殊コードと一般コードとの組み合
わせの一例を示す図
【図8】本発明の実施の形態7に係るネットワーク機器
試験システムを示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態8に係るネットワーク機器
試験システムを示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態9に係るネットワーク機
器試験システムを示すブロック図
【図11】上記実施の形態9に係るネットワーク機器試
験システムの動作を示すフロー図
【図12】本発明の実施の形態10に係るネットワーク
機器試験システムを示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態11に係るネットワーク
機器監視システムを示すブロック図
【図14】図14は、上記実施の形態11に係るネット
ワーク機器監視システムの動作を示すフロー図
【図15】本発明の実施の形態12に係るネットワーク
機器監視システムを示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態13に係る特殊パケット
パターンと状態(障害)とを対応付けた信号/状態(障
害)テーブルを示す図
【図17】本発明の実施の形態14に係るネットワーク
機器試験/監視システムにおける状態または障害通知に
用いられる特殊コードを示す図
【図18】本発明の実施の形態15に係るネットワーク
機器試験/監視システムにおける状態または障害通知に
用いられる特殊コードパターンを示す図
【符号の説明】
100 ネットワーク機器試験システム 101 試験側ネットワーク端末 102 被試験側ネットワーク端末 103 ネットワーク 104 監視制御端末 105 ユーザインターフェイス部 107、108 パケット送信部 109、110 パケット受信部 111 ネットワークインターフェイス部 112 ネットワークインターフェイス部 113 監視制御部 114 特殊パケット生成部 115 返信パケット監視部 116 返信パケット判断部 117 特殊パケット監視部 118 特殊パケット判断部 119 返信パケット生成部 200 ネットワーク機器試験システム 201 第1ネットワーク 202 リピータ端末 203 第2ネットワーク 204 ネットワーク端末 205 パケット受信部 206 第1ネットワークインターフェイス部 207 第2ネットワークインターフェイス部 208 パケット送信部 300 ネットワーク機器試験システム 301 第1ネットワーク端末 302 第1ネットワーク 303 試験側リピータ端末 304 第2ネットワーク 305 被試験側リピータ端末 305 被試験側リピータ端末 306 第3ネットワーク 307 第2ネットワーク端末 308 パケット送信部 309 第1ネットワークインターフェイス部 310 第2ネットワークインターフェイス部 311 パケット受信部 400 ネットワーク機器試験システム 401 被試験側リピータ端末 402 パケット生成部 403 試験側リピータ端末 403 被試験側リピータ端末 404 折り返しパケット監視部 405 折り返しパケット判断部 701 試験側リピータ端末 702 被試験側リピータ端末 703 タイマ制御部 801 被試験側リピータ端末 802 折り返し設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA02 EA00 GA03 GA05 HA05 5K030 GA05 HA08 JT03 KA01 KA13 MB04 MC03 5K035 AA04 CC10 DD01 EE02 FF04 GG01 GG09 MM02 MM06

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験側端末、被試験側端末およびこれら
    を接続するネットワークで構成されるシステムにおい
    て、 前記試験側端末で特殊信号を生成し前記特殊信号を前記
    ネットワーク上に送出するステップと、 前記被試験側端末で前記ネットワークから受信するパケ
    ットを監視し前記特殊信号を受信した場合前記特殊信号
    に対する返信信号を生成し、前記ネットワーク上に送出
    するステップと、 前記試験側端末で前記ネットワークから受信する信号を
    監視し前記返信信号を受信した場合前記返信信号によっ
    て前記被試験側端末の正常性を確認するステップと、 を具備することを特徴とするネットワーク機器試験方
    法。
  2. 【請求項2】 試験側端末、被試験側端末およびこれら
    を接続するネットワークで構成されるシステムにおい
    て、 前記試験側端末で特殊信号を生成し前記特殊信号を前記
    ネットワーク上に送出するステップと、 前記被試験側端末で前記ネットワークから受信する信号
    を監視し前記特殊信号を受信した場合前記特殊信号から
    折り返し信号を生成し、前記ネットワーク上に送出する
    ステップと、 前記試験側端末で前記ネットワークから受信する信号を
    監視し前記折り返し信号を受信した場合前記折り返し信
    号によって前記被試験側端末の正常性を確認するステッ
    プと、 を具備することを特徴とするネットワーク機器試験方
    法。
  3. 【請求項3】 試験側端末は試験制御機能を持つネット
    ワーク端末であり、被試験側端末は試験応答機能を持つ
    ネットワーク端末である請求項1または請求項2記載の
    ネットワーク機器試験方法。
  4. 【請求項4】 試験側端末は試験制御機能を持つネット
    ワーク端末であり、被試験側端末が試験応答機能を持つ
    リピータ端末である請求項1または請求項2記載のネッ
    トワーク機器試験方法。
  5. 【請求項5】 試験側端末は試験制御機能を持つリピー
    タ端末であり、被試験側端末が試験応答機能を持つリピ
    ータ端末である請求項1または請求項2記載のネットワ
    ーク機器試験方法。
  6. 【請求項6】 特殊信号は、イーサーネット(R)規格
    で規定されたポーズパケットフレームを有し且つそのソ
    ースアドレスフィールドに通常と異なる特殊なアドレス
    を挿入したパケットである請求項1から請求項5のいず
    れか記載のネットワーク機器試験方法。
  7. 【請求項7】 特殊信号は、イーサーネット(R)規格
    で規定されたポーズパケットフレームを有し且つそのT
    YPEフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入し
    たパケットである請求項1から請求項5のいずれか記載
    のネットワーク機器試験方法。
  8. 【請求項8】 特殊信号は、イーサーネット(R)規格
    で規定されたポーズパケットフレームを有し且つそのM
    ACコントロールパラメータフィールドに通常と異なる
    特殊なコードを挿入したパケットである請求項1から請
    求項5のいずれか記載のネットワーク機器試験方法。
  9. 【請求項9】 特殊信号は、イーサーネット(R)規格
    で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    ‘0’パディング領域にコントロールパラメータフィー
    ルドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパケットで
    ある請求項1から請求項5のいずれか記載のネットワー
    ク機器試験方法。
  10. 【請求項10】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
    殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
    特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
    一般コードの少なくとも1つとの組み合わせである請求
    項1から請求項5のいずれか記載のネットワーク機器試
    験方法。
  11. 【請求項11】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有するパケッ
    トであり、試験側端末は前記ポーズパケットフレーム中
    のポーズタイム値を所定の値に設定し、被試験側端末は
    前記パケットに対する応答を行うタイミングを前記所定
    の値以内である一定時間後に制御する請求項1から請求
    項9のいずれか記載のネットワーク機器試験方法。
  12. 【請求項12】 被試験側端末は、試験側端末からみて
    遠端側のネットワークインターフェイス部に折り返し設
    定部を設けて特殊信号に対する折り返し信号を生成し、
    送信する請求項2記載のネットワーク機器試験方法。
  13. 【請求項13】 返信信号を用いて被試験側端末の各種
    状態を試験側端末装置に通知することを特徴とする請求
    項1記載のネットワーク機器試験方法。
  14. 【請求項14】 監視側端末、被監視側端末およびこれ
    らを接続するネットワークで構成されるシステムにおい
    て、 前記被監視端末での障害を監視するステップと、 監視結果に応じて特殊信号を生成し、前記ネットワーク
    に送出するステップと、 前記監視側端末で前記ネットワークから受信する信号を
    監視し前記特殊信号を検出し、検出した特殊信号から前
    記被試験側端末の障害を判断するステップと、 を具備することを特徴とするネットワーク機器監視方
    法。
  15. 【請求項15】 監視側端末は監視制御機能を持つネッ
    トワーク端末であり、被監視側端末は自己監視機能を持
    つネットワーク端末である請求項14記載のネットワー
    ク機器監視方法。
  16. 【請求項16】 監視側端末は監視制御機能を持つネッ
    トワーク端末であり、被監視側端末が自己監視機能を持
    つリピータ端末である請求項14記載のネットワーク機
    器監視方法。
  17. 【請求項17】 監視側端末は監視制御機能を持つリピ
    ータ端末であり、被監視側端末が自己監視機能を持つリ
    ピータ端末である請求項14記載のネットワーク機器監
    視方法。
  18. 【請求項18】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    ソースアドレスフィールドに通常と異なる特殊なアドレ
    スを挿入したパケットである請求項14から請求項17
    のいずれか記載のネットワーク機器監視方法。
  19. 【請求項19】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    TYPEフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入
    したパケットである請求項14から請求項17のいずれ
    か記載のネットワーク機器監視方法。
  20. 【請求項20】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    MACコントロールパラメータフィールドに通常と異な
    る特殊なコードを挿入したパケットである請求項14か
    ら請求項17のいずれか記載のネットワーク機器監視方
    法。
  21. 【請求項21】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    ‘0’パディング領域にコントロールパラメータフィー
    ルドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパケットで
    ある請求項14から請求項17のいずれか記載のネット
    ワーク機器監視方法。
  22. 【請求項22】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
    殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
    特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
    一般コードの少なくとも1つとの組み合わせである請求
    項14から請求項17のいずれか記載のネットワーク機
    器監視方法。
  23. 【請求項23】 試験側端末、被試験側端末およびこれ
    らを接続するネットワークで構成されるネットワーク機
    器試験システムであって、 前記試験側端末は、特殊信号を生成し前記特殊信号を前
    記ネットワーク上に送出する手段と、ネットワークから
    受信する信号を監視し前記特殊信号に対する返信信号を
    受信した場合前記返信信号によって前記被試験側端末の
    正常性を確認する手段とを具備し、かつ、 前記被試験側端末は、前記ネットワークから受信する信
    号を監視する手段と、前記特殊信号を受信した場合前記
    返信信号を生成し、前記ネットワーク上に送出する手段
    と、を具備することを特徴とするネットワーク機器試験
    システム。
  24. 【請求項24】 試験側端末、被試験側端末およびこれ
    らを接続するネットワークで構成されるネットワーク機
    器試験システムであって、 前記試験側端末は、特殊信号を生成し前記特殊信号を前
    記ネットワーク上に送出する手段と、前記ネットワーク
    から受信する信号を監視し前記特殊信号の折り返し信号
    を受信した場合前記折り返し信号によって前記被試験側
    端末の正常性を確認する手段を具備し、かつ、 前記被試験側端末では、前記ネットワークから受信する
    信号を監視する手段と、前記特殊信号を受信した場合前
    記折り返し信号を生成し、前記ネットワーク上に送出す
    る手段と、を具備することを特徴とするネットワーク機
    器試験システム。
  25. 【請求項25】 試験側端末は試験制御機能を持つネッ
    トワーク端末であり、被試験側端末は試験応答機能を持
    つネットワーク端末である請求項23または請求項24
    記載のネットワーク機器試験システム。
  26. 【請求項26】 試験側端末は試験制御機能を持つネッ
    トワーク端末であり、被試験側端末が試験応答機能を持
    つリピータ端末である請求項23または請求項24記載
    のネットワーク機器試験システム。
  27. 【請求項27】 試験側端末は試験制御機能を持つリピ
    ータ端末であり、被試験側端末が試験応答機能を持つリ
    ピータ端末である請求項23または請求項24記載のネ
    ットワーク機器試験システム。
  28. 【請求項28】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    ソースアドレスフィールドに通常と異なる特殊なアドレ
    スを挿入したパケットである請求項23から請求項27
    のいずれか記載のネットワーク機器試験システム。
  29. 【請求項29】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    TYPEフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入
    したパケットである請求項23から請求項27のいずれ
    か記載のネットワーク機器試験システム。
  30. 【請求項30】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    MACコントロールパラメータフィールドに通常と異な
    る特殊なコードを挿入したパケットである請求項23か
    ら請求項27のいずれか記載のネットワーク機器試験シ
    ステム。
  31. 【請求項31】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    ‘0’パディング領域にコントロールパラメータフィー
    ルドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパケットで
    ある請求項23から請求項27のいずれか記載のネット
    ワーク機器試験システム。
  32. 【請求項32】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
    殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
    特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
    一般コードの少なくとも1つとの組み合わせである請求
    項23から請求項27のいずれか記載のネットワーク機
    器試験システム。
  33. 【請求項33】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有するパケッ
    トであって、試験側端末は前記ポーズパケットフレーム
    中のポーズタイム値を所定の値に設定し、被試験側端末
    は前記パケットに対する応答を行うタイミングを前記所
    定の値以内である一定時間後に制御する請求項23から
    請求項32のいずれか記載のネットワーク機器試験シス
    テム。
  34. 【請求項34】 被試験側端末は、試験側端末からみて
    遠端側のネットワークインターフェイス部に折り返し設
    定部を設けて特殊信号に対する折り返し信号を生成し、
    送信する請求項24記載のネットワーク機器試験システ
    ム。
  35. 【請求項35】 被試験側端末は、返信信号を用いてそ
    の各種状態を通知する手段を具備し、かつ、試験側端末
    は、前記返信信号から前記被試験側端末状態情報を認識
    する手段を具備することを特徴とする請求項23記載の
    ネットワーク機器試験システム。
  36. 【請求項36】 請求項23から請求項35のいずれか
    記載のネットワーク機器試験システムに使用される試験
    側端末。
  37. 【請求項37】 請求項23から請求項35のいずれか
    記載のネットワーク機器試験システムに使用される被試
    験側端末。
  38. 【請求項38】 監視側端末、被監視側端末およびこれ
    らを接続するネットワークで構成されるネットワーク機
    器監視システムであって、 前記被監視側端末は、そこでの障害を監視する手段と、
    監視結果に応じて特殊信号を生成し、前記ネットワーク
    に送出する手段と、を具備し、かつ、 前記監視側端末は、前記ネットワークから受信する信号
    を監視し、前記特殊信号を検出し、検出した特殊信号か
    ら前記被試験側端末の障害を判断する手段と、を具備す
    ることを特徴とするネットワーク機器監視システム。
  39. 【請求項39】 監視側端末は監視制御機能を持つネッ
    トワーク端末であり、被監視側端末は自己監視機能を持
    つネットワーク端末である請求項38記載のネットワー
    ク機器監視システム。
  40. 【請求項40】 監視側端末は監視制御機能を持つネッ
    トワーク端末であり、被監視側端末が自己監視機能を持
    つリピータ端末である請求項38記載のネットワーク機
    器監視システム。
  41. 【請求項41】 監視側端末は監視制御機能を持つリピ
    ータ端末であり、被監視側端末が自己監視機能を持つリ
    ピータ端末である請求項38記載のネットワーク機器監
    視システム。
  42. 【請求項42】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    ソースアドレスフィールドに通常と異なる特殊なアドレ
    スを挿入したパケットである請求項38から請求項41
    のいずれか記載のネットワーク機器監視システム。
  43. 【請求項43】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    TYPEフィールドに通常と異なる特殊なコードを挿入
    したパケットである請求項38から請求項41のいずれ
    か記載のネットワーク機器監視システム。
  44. 【請求項44】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    MACコントロールパラメータフィールドに通常と異な
    る特殊なコードを挿入したパケットである請求項38か
    ら請求項41のいずれか記載のネットワーク機器監視シ
    ステム。
  45. 【請求項45】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されたポーズパケットフレームを有し且つその
    ‘0’パディング領域にコントロールパラメータフィー
    ルドに通常と異なる特殊なコードを挿入したパケットで
    ある請求項38から請求項41のいずれか記載のネット
    ワーク機器監視システム。
  46. 【請求項46】 特殊信号は、イーサーネット(R)規
    格で規定されるJ/K/T/R/Hのいずれかを示す特
    殊コードまたはこれらのうち2以上の組み合わせ或いは
    特殊コードと0000〜1111およびIDLEを示す
    一般コードの少なくとも1つとの組み合わせである請求
    項38から請求項41のいずれか記載のネットワーク機
    器監視システム。
  47. 【請求項47】 請求項38から請求項46のいずれか
    記載のネットワーク機器監視システムに使用される監視
    側端末。
  48. 【請求項48】 請求項38から請求項46のいずれか
    記載のネットワーク機器監視システムに使用される被監
    視側端末。
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JP2001126142A Pending JP2002359663A (ja) 2001-03-30 2001-04-24 ネットワーク機器試験方法およびネットワーク機器試験システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006140761A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Yokogawa Electric Corp イーサネット負荷試験器
JP2009296188A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Yokogawa Electric Corp 光パケットネットワークシステム

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