JP2002358688A - 光ピックアップ及び情報記録再生装置 - Google Patents
光ピックアップ及び情報記録再生装置Info
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- JP2002358688A JP2002358688A JP2001160156A JP2001160156A JP2002358688A JP 2002358688 A JP2002358688 A JP 2002358688A JP 2001160156 A JP2001160156 A JP 2001160156A JP 2001160156 A JP2001160156 A JP 2001160156A JP 2002358688 A JP2002358688 A JP 2002358688A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】対物レンズによって形成される集光スポットと
光プローブとの位置ずれを精度良く検出して位置ずれに
よる影響を補正し、良好な記録と再生を行う。 【解決手段】光プローブ4の散乱体8の中心線を挟んで
配置した光検出器17a,17bで光プローブ4の散乱
体8で反射及び散乱した光の強度を検出し、検出した光
強度信号の差を演算して、対物レンズ13の光軸に対す
る光プローブ4の散乱体8の中心の位置ずれ量を検出し
て、対物レンズ13の光軸に対する光プローブ4の散乱
体8の中心の位置ずれ量を補正する。
光プローブとの位置ずれを精度良く検出して位置ずれに
よる影響を補正し、良好な記録と再生を行う。 【解決手段】光プローブ4の散乱体8の中心線を挟んで
配置した光検出器17a,17bで光プローブ4の散乱
体8で反射及び散乱した光の強度を検出し、検出した光
強度信号の差を演算して、対物レンズ13の光軸に対す
る光プローブ4の散乱体8の中心の位置ずれ量を検出し
て、対物レンズ13の光軸に対する光プローブ4の散乱
体8の中心の位置ずれ量を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、近接場光を利用
して情報を記録し再生する光ピックアップと情報記録再
生装置、特に良好な記録と再生の実現に関するものであ
る。
して情報を記録し再生する光ピックアップと情報記録再
生装置、特に良好な記録と再生の実現に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の光メモリに対する情報の
記録や再生に使用するため現在実用化されている光ピッ
クアップは、光の波長と対物レンズの開口数で定まる光
の回折限界にまで集光したレーザ光を記録媒体へ照射し
て記録層に熱的・磁気的変調を与えて情報を記録し、情
報を記録した記録ピットによって変調される反射光強度
および偏光を検出して情報の再生を行っている。この光
ピックアップを使用した場合、光メモリの記録密度は光
の回折限界で決定されてしまい、近年のコンピュータ等
の情報機器を取り巻く情報量の増大に対応していくため
には限度があり、光の回折限界を超えるような記録密度
を達成する大容量光メモリが要求されている。
記録や再生に使用するため現在実用化されている光ピッ
クアップは、光の波長と対物レンズの開口数で定まる光
の回折限界にまで集光したレーザ光を記録媒体へ照射し
て記録層に熱的・磁気的変調を与えて情報を記録し、情
報を記録した記録ピットによって変調される反射光強度
および偏光を検出して情報の再生を行っている。この光
ピックアップを使用した場合、光メモリの記録密度は光
の回折限界で決定されてしまい、近年のコンピュータ等
の情報機器を取り巻く情報量の増大に対応していくため
には限度があり、光の回折限界を超えるような記録密度
を達成する大容量光メモリが要求されている。
【0003】このような大容量光メモリとして有望視さ
れているものとして、近接場光を用いて情報の記録と再
生を行ういわゆる近接場光を利用した光ピックアップ
が、例えば特開平5−250708号公報や特開平11
−259902号公報,特開平11−265520号公
報等に提案されている。近接場とは、屈折率の異なる2
つの媒体の一方から全反射条件以上で入射した光が、反
射境界面ですべて反射されるが、一部境界面を越え非伝
播の電磁場成分のみが染み出した領域ができ、この非伝
播の電磁場領域のことをいう。この近接場は、入射する
光の波長よりも微小な開口近傍にのみ染み出し、開口寸
法とほぼ同じ程度しか横方向の広がりを持たないといわ
れている。そのため、開口寸法を小さくすることによ
り、光の回折限界を超えた解像度を得ることができる。
れているものとして、近接場光を用いて情報の記録と再
生を行ういわゆる近接場光を利用した光ピックアップ
が、例えば特開平5−250708号公報や特開平11
−259902号公報,特開平11−265520号公
報等に提案されている。近接場とは、屈折率の異なる2
つの媒体の一方から全反射条件以上で入射した光が、反
射境界面ですべて反射されるが、一部境界面を越え非伝
播の電磁場成分のみが染み出した領域ができ、この非伝
播の電磁場領域のことをいう。この近接場は、入射する
光の波長よりも微小な開口近傍にのみ染み出し、開口寸
法とほぼ同じ程度しか横方向の広がりを持たないといわ
れている。そのため、開口寸法を小さくすることによ
り、光の回折限界を超えた解像度を得ることができる。
【0004】この近接場を発生させる手段としては、光
ファイバを用いたものや金属膜に微小な開口部を形成さ
せたものなどが考案されているが、その中で、装置の構
成が比較的簡単であって反射型の光学系が可能であり、
さらには相変化記録などのように記録マークの形成に大
きなエネルギを必要とする場合に有利な方法として反射
型の光プローブが使用されている。
ファイバを用いたものや金属膜に微小な開口部を形成さ
せたものなどが考案されているが、その中で、装置の構
成が比較的簡単であって反射型の光学系が可能であり、
さらには相変化記録などのように記録マークの形成に大
きなエネルギを必要とする場合に有利な方法として反射
型の光プローブが使用されている。
【0005】この反射型の光プローブを使用した光ピッ
クアップは、図21に示すように半導体レーザ素子(L
D)9から出射されたレーザ光はコリメータレンズ10
により平行光となり、この光は偏光ビームスプリッタ1
1と1/4波長板12を透過した後、対物レンズ13で
集光され、記録媒体1を挟んで反対側で記録媒体1の記
録層2に近接して設けた光プローブ1に照射される。光
プローブ1は、金や銀あるいはアルミなどの金属やシリ
コンなどの半導体で形成され微小な散乱体8を透光性基
板7上に設け、この散乱体8は光が照射されると、反射
光と散乱光が生じ、反射光と散乱光の一部が再び対物レ
ンズ13と1/4波長板12を通り、偏光ビームスプリ
ッタ11で反射し、集光レンズ14により光検出器15
に集光され、光検出器15により光強度が検出される。
このとき記録媒体1の記録層2に透過率によって制御さ
れた記録マークが存在すると、光検出器15に入射する
光は記録情報を反映した強度変調を受ける。したがって
記録媒体1を動かしながら光検出器15から出力する信
号を調べることによって、散乱体8の大きさ程度の微小
な記録マークで形成された記録情報を読み出すことがで
きる。また、記録媒体1に情報を記録するときは、光プ
ローブ4の散乱体8に近接する記録層2には、散乱体8
に照射される光と散乱体8で反射,散乱される光の両方
が照射され、散乱体8程度の大きさの領域に光のエネル
ギを集中させることができ、対物レンズ13で集光させ
ただけの場合より高密度な記録を実現することができ
る。
クアップは、図21に示すように半導体レーザ素子(L
D)9から出射されたレーザ光はコリメータレンズ10
により平行光となり、この光は偏光ビームスプリッタ1
1と1/4波長板12を透過した後、対物レンズ13で
集光され、記録媒体1を挟んで反対側で記録媒体1の記
録層2に近接して設けた光プローブ1に照射される。光
プローブ1は、金や銀あるいはアルミなどの金属やシリ
コンなどの半導体で形成され微小な散乱体8を透光性基
板7上に設け、この散乱体8は光が照射されると、反射
光と散乱光が生じ、反射光と散乱光の一部が再び対物レ
ンズ13と1/4波長板12を通り、偏光ビームスプリ
ッタ11で反射し、集光レンズ14により光検出器15
に集光され、光検出器15により光強度が検出される。
このとき記録媒体1の記録層2に透過率によって制御さ
れた記録マークが存在すると、光検出器15に入射する
光は記録情報を反映した強度変調を受ける。したがって
記録媒体1を動かしながら光検出器15から出力する信
号を調べることによって、散乱体8の大きさ程度の微小
な記録マークで形成された記録情報を読み出すことがで
きる。また、記録媒体1に情報を記録するときは、光プ
ローブ4の散乱体8に近接する記録層2には、散乱体8
に照射される光と散乱体8で反射,散乱される光の両方
が照射され、散乱体8程度の大きさの領域に光のエネル
ギを集中させることができ、対物レンズ13で集光させ
ただけの場合より高密度な記録を実現することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この近接場光を使用し
た光ピックアップにおいて、対物レンズ13によって集
光される集光スポットと光プローブ4上の散乱体8の位
置合わせが正確に行われていると、図22に示すよう
に、集光した光の強度は散乱体8の位置にピークを有す
る強度分布23をするが、この集光スポットと光プロー
ブ4上の散乱体8の位置合わせが不十分であると、記録
層2に照射される光強度の分布が広がったり、記録媒体
1に照射される光強度が弱くなるなどして、良好な記録
動作と再生動作が実現できなくなるという短所がある。
た光ピックアップにおいて、対物レンズ13によって集
光される集光スポットと光プローブ4上の散乱体8の位
置合わせが正確に行われていると、図22に示すよう
に、集光した光の強度は散乱体8の位置にピークを有す
る強度分布23をするが、この集光スポットと光プロー
ブ4上の散乱体8の位置合わせが不十分であると、記録
層2に照射される光強度の分布が広がったり、記録媒体
1に照射される光強度が弱くなるなどして、良好な記録
動作と再生動作が実現できなくなるという短所がある。
【0007】この発明はかかる短所を改善し、対物レン
ズによって形成される集光スポットと光プローブとの位
置ずれを精度良く検出して位置ずれによる影響を補正
し、良好な記録と再生を行うことができる光ピックアッ
プと情報記録再生装置を提供することを目的とするもの
である。
ズによって形成される集光スポットと光プローブとの位
置ずれを精度良く検出して位置ずれによる影響を補正
し、良好な記録と再生を行うことができる光ピックアッ
プと情報記録再生装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ピック
アップは、透光性基板の表面に、照射された光を反射及
び散乱させる微小な散乱体を有し、該散乱体を記録媒体
の記録層に近接して配置した光プローブと、記録媒体の
記録層とは反対側に設けられ、光プローブの散乱体に光
を集光して照射するとともに記録媒体からの光を入射す
る対物レンズを有する記録・再生用の光学系と、記録媒
体から対物レンズに入射した光を入射して光強度信号を
出力する再生光検出器とを有する光ピックアップにおい
て、光プローブの散乱体の中心線を挟んで配置し、光プ
ローブの散乱体で反射及び散乱した光の強度を検出する
少なくとも2つの光検出器と、該光検出器から出力する
光強度信号の差を演算して、対物レンズの光軸に対する
光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量を検出する位置
ずれ演算手段を有し、対物レンズの光軸に対する光プロ
ーブの散乱体の中心の位置ずれ量を精度良く検出して記
録媒体に対する情報の記録と再生を良好にする。
アップは、透光性基板の表面に、照射された光を反射及
び散乱させる微小な散乱体を有し、該散乱体を記録媒体
の記録層に近接して配置した光プローブと、記録媒体の
記録層とは反対側に設けられ、光プローブの散乱体に光
を集光して照射するとともに記録媒体からの光を入射す
る対物レンズを有する記録・再生用の光学系と、記録媒
体から対物レンズに入射した光を入射して光強度信号を
出力する再生光検出器とを有する光ピックアップにおい
て、光プローブの散乱体の中心線を挟んで配置し、光プ
ローブの散乱体で反射及び散乱した光の強度を検出する
少なくとも2つの光検出器と、該光検出器から出力する
光強度信号の差を演算して、対物レンズの光軸に対する
光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量を検出する位置
ずれ演算手段を有し、対物レンズの光軸に対する光プロ
ーブの散乱体の中心の位置ずれ量を精度良く検出して記
録媒体に対する情報の記録と再生を良好にする。
【0009】上記位置ずれ演算手段で検出した対物レン
ズの光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ずれ
量に応じて再生光検出器で出力する光強度信号を補正し
て、安定した読取信号を出力する。
ズの光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ずれ
量に応じて再生光検出器で出力する光強度信号を補正し
て、安定した読取信号を出力する。
【0010】また、光プローブの透光性基板に位置微調
整手段を有し、位置ずれ演算手段で検出した対物レンズ
の光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量
に応じて位置微調整手段を駆動して光プローブの位置を
微調整して光プローブの散乱体の中心位置を対物レンズ
の光軸と一致させ、記録媒体に対する良好な記録と再生
を実現する。
整手段を有し、位置ずれ演算手段で検出した対物レンズ
の光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量
に応じて位置微調整手段を駆動して光プローブの位置を
微調整して光プローブの散乱体の中心位置を対物レンズ
の光軸と一致させ、記録媒体に対する良好な記録と再生
を実現する。
【0011】さらに、光プローブの透光性基板の記録媒
体と対向する面に、散乱体を中心にした段差形状を設
け、少なくとも2つの光検出器は光プローブの散乱体で
反射及び散乱した光と段差により回折された光の強度を
検出して、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱
体の中心の位置ずれ量の検出精度を高める。
体と対向する面に、散乱体を中心にした段差形状を設
け、少なくとも2つの光検出器は光プローブの散乱体で
反射及び散乱した光と段差により回折された光の強度を
検出して、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱
体の中心の位置ずれ量の検出精度を高める。
【0012】また、光プローブの透光性基板の段差形状
は、反射回折光が対物レンズに入射しないように形成
し、記録媒体に記録された情報を再生するときのS/N
を高める。
は、反射回折光が対物レンズに入射しないように形成
し、記録媒体に記録された情報を再生するときのS/N
を高める。
【0013】この反射回折光が対物レンズに入射するこ
とを防ぐために、光プローブの透光性基板の段差形状を
設けた面に散乱体を除いて反射防止膜を形成すると良
い。
とを防ぐために、光プローブの透光性基板の段差形状を
設けた面に散乱体を除いて反射防止膜を形成すると良
い。
【0014】また、光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光と段差により回折された光を検出する4つの光検
出器を、散乱体を中心にして等間隔で配置することによ
り、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱体の中
心の位置ずれ量を精度良く検出して補正することができ
る。
した光と段差により回折された光を検出する4つの光検
出器を、散乱体を中心にして等間隔で配置することによ
り、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱体の中
心の位置ずれ量を精度良く検出して補正することができ
る。
【0015】また、光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器と光プローブの間に光プ
ローブからの光を平行光にするレンズを有することが望
ましい。
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器と光プローブの間に光プ
ローブからの光を平行光にするレンズを有することが望
ましい。
【0016】このレンズを光プローブの透光性基板と一
体にしたり、光プローブを保持する支持体に設けて、装
置全体を小型化すると良い。
体にしたり、光プローブを保持する支持体に設けて、装
置全体を小型化すると良い。
【0017】また、光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器を光プローブを保持する
支持体に設けたり、光プローブの透光性基板に設けて、
装置全体を小型化しても良い。
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器を光プローブを保持する
支持体に設けたり、光プローブの透光性基板に設けて、
装置全体を小型化しても良い。
【0018】この発明に係る情報記録再生装置は、上記
光ピックアップを有し、記録媒体に良好な記録をすると
ともに記録媒体に記録された情報を安定して再生する。
光ピックアップを有し、記録媒体に良好な記録をすると
ともに記録媒体に記録された情報を安定して再生する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の光ピックアップ
の構成図である。図に示すように、光ディスク等の記録
媒体1の記録層2に情報を記録したり、記録層2に記録
された情報を読み取り再生する情報記録再生装置の光ピ
ックアップ3は、近接場を発生する反射型の光プローブ
4と記録・再生用の光学系5及び参照光学系6を有す
る。光プローブ4は、透光性基板7と透光性基板7の表
面に、例えば金や銀,アルミなどの金属やシリコンなど
の半導体により例えば円形パターンで形成された微小な
散乱体8を有する。この光プローブ4は、散乱体8を記
録媒体1の記録層2に対して光の波長以下の距離まで近
接して配置されている。記録・再生用の光学系5は、記
録媒体1に対して光プローブ4と反対側に配置され、半
導体レーザ素子(以下、LDという)9とコリメータレ
ンズ10と偏光ビームスプリッタ11と1/4波長板1
2と対物レンズ13と集光レンズ14と光検出器15を
有する。参照光学系6は光プローブ4の散乱体8とは反
対側に配置され、レンズ16と2組の参照光検出器17
a,17bを有する。2組の参照光検出器17a,17
bは、光プローブ4の散乱体8の中心線を挟んで配置し
てある。
の構成図である。図に示すように、光ディスク等の記録
媒体1の記録層2に情報を記録したり、記録層2に記録
された情報を読み取り再生する情報記録再生装置の光ピ
ックアップ3は、近接場を発生する反射型の光プローブ
4と記録・再生用の光学系5及び参照光学系6を有す
る。光プローブ4は、透光性基板7と透光性基板7の表
面に、例えば金や銀,アルミなどの金属やシリコンなど
の半導体により例えば円形パターンで形成された微小な
散乱体8を有する。この光プローブ4は、散乱体8を記
録媒体1の記録層2に対して光の波長以下の距離まで近
接して配置されている。記録・再生用の光学系5は、記
録媒体1に対して光プローブ4と反対側に配置され、半
導体レーザ素子(以下、LDという)9とコリメータレ
ンズ10と偏光ビームスプリッタ11と1/4波長板1
2と対物レンズ13と集光レンズ14と光検出器15を
有する。参照光学系6は光プローブ4の散乱体8とは反
対側に配置され、レンズ16と2組の参照光検出器17
a,17bを有する。2組の参照光検出器17a,17
bは、光プローブ4の散乱体8の中心線を挟んで配置し
てある。
【0020】この参照光検出器17a,17bの出力側
は、図2の位置ずれ補正部のブロック図に示すように、
差動増幅器18の入力側に接続され、差動増幅器18の
出力側は、光検出器15から出力する信号を補正する信
号強度補正部19に接続されている。
は、図2の位置ずれ補正部のブロック図に示すように、
差動増幅器18の入力側に接続され、差動増幅器18の
出力側は、光検出器15から出力する信号を補正する信
号強度補正部19に接続されている。
【0021】上記のように構成した光ピックアップ3で
記録媒体1の記録層2に記録された情報を読み出すとき
は、LD9からレーザ光を出射すると、出射されたレー
ザ光はコリメータレンズ10により平行光となり、偏光
ビームスプリッタ11と1/4波長板12を透過した
後、対物レンズ13により記録媒体1の記録層2に近接
して設けた光プローブ4の散乱体8に集光される。散乱
体8に集光された光20は、図3に示すように、散乱体
8により反射及び散乱され、その一部21は再び記録媒
体1を透過して対物レンズ13と1/4波長板12を通
り、偏光ビームスプリッタ11で反射し、集光レンズ1
4により光検出器15に集光され、光検出器15により
光強度が検出される。このとき光プローブ4は、光の波
長以下の距離まで記録媒体4に近接して配置されてお
り、光検出器15で検出される光強度信号を用いること
によって、記録層2の透過率分布の情報、すなわち記録
データを散乱体8程度の大きさの分解能で読み出すこと
ができる。
記録媒体1の記録層2に記録された情報を読み出すとき
は、LD9からレーザ光を出射すると、出射されたレー
ザ光はコリメータレンズ10により平行光となり、偏光
ビームスプリッタ11と1/4波長板12を透過した
後、対物レンズ13により記録媒体1の記録層2に近接
して設けた光プローブ4の散乱体8に集光される。散乱
体8に集光された光20は、図3に示すように、散乱体
8により反射及び散乱され、その一部21は再び記録媒
体1を透過して対物レンズ13と1/4波長板12を通
り、偏光ビームスプリッタ11で反射し、集光レンズ1
4により光検出器15に集光され、光検出器15により
光強度が検出される。このとき光プローブ4は、光の波
長以下の距離まで記録媒体4に近接して配置されてお
り、光検出器15で検出される光強度信号を用いること
によって、記録層2の透過率分布の情報、すなわち記録
データを散乱体8程度の大きさの分解能で読み出すこと
ができる。
【0022】また、散乱体8で散乱され透光性基板7を
透過した光22はレンズ16で屈折された後、参照光検
出器17a,17bに入射し、参照光検出器17a,1
7bでそれぞれ光の強度が検出される。この参照光検出
器17a,17bに入射する散乱光22は、対物レンズ
13で集光した光20と散乱体8の位置関係に応じて空
間的な強度分布が変化する。すなわち図3に示すよう
に、対物レンズ13の光軸と散乱体8の中心位置が一致
していると、散乱体8に入射する光の強度分布23は散
乱体8の中心にピークを有し、対物レンズ13の光軸と
散乱体8の中心位置がずれるにしたがって散乱体8に入
射する光の強度分布23のピーク位置がずれ、参照光検
出器17a,17bに入射する散乱光22の光強度に差
が生じる。この参照光検出器17a,17bに入射する
散乱光22の光強度の差を検出することにより、対物レ
ンズ13で集光した光20と散乱体8の位置関係のずれ
の有無とずれ量を検知することができる。そこで参照光
検出器17a,17bで検出した散乱光22の光強度信
号を差動増幅器18に入力して2つの光強度信号の差分
を演算し、演算した差分信号Eを信号強度補正部19に
出力する。信号強度増幅部19には、あらかじめ図4に
示すように光検出器15で検出した光強度信号Iと差動
増幅器18から出力する差分信号Eとの対応関係を調べ
て格納してあり、差動増幅器18から差分信号Eを入力
すると、光強度信号Iと差分信号Eとの対応関係から差
分信号Eが「0」、すなわち対物レンズ13の光軸と散
乱体8の中心位置が一致しているときの光強度信号Io
と差分信号Eのときの光強度信号Ieとの差ΔIを算出
してI=(Ie+ΔI)を読取信号として出力する。この
ようにして常に位置ずれのない状態での光強度を示す読
出信号を得ることができる。
透過した光22はレンズ16で屈折された後、参照光検
出器17a,17bに入射し、参照光検出器17a,1
7bでそれぞれ光の強度が検出される。この参照光検出
器17a,17bに入射する散乱光22は、対物レンズ
13で集光した光20と散乱体8の位置関係に応じて空
間的な強度分布が変化する。すなわち図3に示すよう
に、対物レンズ13の光軸と散乱体8の中心位置が一致
していると、散乱体8に入射する光の強度分布23は散
乱体8の中心にピークを有し、対物レンズ13の光軸と
散乱体8の中心位置がずれるにしたがって散乱体8に入
射する光の強度分布23のピーク位置がずれ、参照光検
出器17a,17bに入射する散乱光22の光強度に差
が生じる。この参照光検出器17a,17bに入射する
散乱光22の光強度の差を検出することにより、対物レ
ンズ13で集光した光20と散乱体8の位置関係のずれ
の有無とずれ量を検知することができる。そこで参照光
検出器17a,17bで検出した散乱光22の光強度信
号を差動増幅器18に入力して2つの光強度信号の差分
を演算し、演算した差分信号Eを信号強度補正部19に
出力する。信号強度増幅部19には、あらかじめ図4に
示すように光検出器15で検出した光強度信号Iと差動
増幅器18から出力する差分信号Eとの対応関係を調べ
て格納してあり、差動増幅器18から差分信号Eを入力
すると、光強度信号Iと差分信号Eとの対応関係から差
分信号Eが「0」、すなわち対物レンズ13の光軸と散
乱体8の中心位置が一致しているときの光強度信号Io
と差分信号Eのときの光強度信号Ieとの差ΔIを算出
してI=(Ie+ΔI)を読取信号として出力する。この
ようにして常に位置ずれのない状態での光強度を示す読
出信号を得ることができる。
【0023】上記説明では2つの参照光検出器17a,
17bで検出した散乱光22の光強度信号に応じて光検
出器15で検出した光強度信号を補正した場合について
説明したが、図5に示すように、2つの参照光検出器1
7a,17bと平行に参照光検出器17c,17dを設
け、4つの参照光検出器17a〜17dで検出した光強
度信号により光検出器15で検出した光強度信号を補正
しても良い。例えば参照光検出器17a,17cで検出
した光強度信号を加算し、参照光検出器17b,17d
で検出した光強度信号を加算し、加算した2つの光強度
信号の差を取ることにより、X方向の位置ずれを検出す
ることができる。また、参照光検出器17a,17bで
検出した光強度信号を加算し、参照光検出器17c,1
7dで検出した光強度信号を加算し、加算した2つの光
強度信号の差を取ることにより、Y方向の位置ずれを検
出することができる。この検出した位置ずれ信号により
光検出器15で検出した光強度信号を補正することによ
り、X方向の位置ずれあるいはY方向に位置ずれ又はX
方向とY方向の両方に位置ずれを補正した光強度信号を
得ることができる。
17bで検出した散乱光22の光強度信号に応じて光検
出器15で検出した光強度信号を補正した場合について
説明したが、図5に示すように、2つの参照光検出器1
7a,17bと平行に参照光検出器17c,17dを設
け、4つの参照光検出器17a〜17dで検出した光強
度信号により光検出器15で検出した光強度信号を補正
しても良い。例えば参照光検出器17a,17cで検出
した光強度信号を加算し、参照光検出器17b,17d
で検出した光強度信号を加算し、加算した2つの光強度
信号の差を取ることにより、X方向の位置ずれを検出す
ることができる。また、参照光検出器17a,17bで
検出した光強度信号を加算し、参照光検出器17c,1
7dで検出した光強度信号を加算し、加算した2つの光
強度信号の差を取ることにより、Y方向の位置ずれを検
出することができる。この検出した位置ずれ信号により
光検出器15で検出した光強度信号を補正することによ
り、X方向の位置ずれあるいはY方向に位置ずれ又はX
方向とY方向の両方に位置ずれを補正した光強度信号を
得ることができる。
【0024】また、上記光ピックアップ3は2つの参照
光検出器17a,17b又は4つの参照光検出器17a
〜17で検出した散乱光22の光強度信号に応じて光検
出器15で検出した光強度信号を補正した場合について
説明したが、検出した散乱光22の光強度信号に応じて
光プローブ4の位置を可変して対物レンズ13の光軸と
散乱体8の中心位置を一致させても良い。この場合、図
6の構成図に示すように、光プローブ4の透光性基板7
には位置微調整手段、例えば圧電素子23が設けられ、
この圧電素子23は光プローブ4の支持体であるアーム
24にサスペンション25を介して取り付けられてい
る。そして参照光検出器17a,17bの出力側は、図
7のブロック図に示すように、差動増幅器18の入力側
に接続され、差動増幅器18の出力側は比例制御部26
と積分制御部27の入力側に接続され、比例制御部26
と積分制御部27の出力側は増幅器28を介して圧電素
子23に接続されている。そして、参照光検出器17
a,17bで検出した散乱光22の光強度信号を差動増
幅器18に入力して2つの光強度信号の差分を演算す
る。この演算した差分信号に基づき比例制御部26と積
分制御部27によりフィードバック制御を行い、制御信
号を増幅器28で増幅して圧電素子23に電圧信号を加
え、図6において紙面の横方向であるX方向に光プロー
ブ4の位置を変位させて散乱体8の中心位置を微調整し
て対物レンズ13の光軸と一致させる。このようにして
常に位置ずれのない状態での光強度を示す読出信号を得
ることができる。
光検出器17a,17b又は4つの参照光検出器17a
〜17で検出した散乱光22の光強度信号に応じて光検
出器15で検出した光強度信号を補正した場合について
説明したが、検出した散乱光22の光強度信号に応じて
光プローブ4の位置を可変して対物レンズ13の光軸と
散乱体8の中心位置を一致させても良い。この場合、図
6の構成図に示すように、光プローブ4の透光性基板7
には位置微調整手段、例えば圧電素子23が設けられ、
この圧電素子23は光プローブ4の支持体であるアーム
24にサスペンション25を介して取り付けられてい
る。そして参照光検出器17a,17bの出力側は、図
7のブロック図に示すように、差動増幅器18の入力側
に接続され、差動増幅器18の出力側は比例制御部26
と積分制御部27の入力側に接続され、比例制御部26
と積分制御部27の出力側は増幅器28を介して圧電素
子23に接続されている。そして、参照光検出器17
a,17bで検出した散乱光22の光強度信号を差動増
幅器18に入力して2つの光強度信号の差分を演算す
る。この演算した差分信号に基づき比例制御部26と積
分制御部27によりフィードバック制御を行い、制御信
号を増幅器28で増幅して圧電素子23に電圧信号を加
え、図6において紙面の横方向であるX方向に光プロー
ブ4の位置を変位させて散乱体8の中心位置を微調整し
て対物レンズ13の光軸と一致させる。このようにして
常に位置ずれのない状態での光強度を示す読出信号を得
ることができる。
【0025】上記説明では光プローブ4の位置微調整手
段として圧電素子23を使用した場合について説明した
が、電磁コイルなどを用いた他の駆動機構を用いても良
い。また、フィードバック制御により光プローブ4の位
置を制御する場合について説明したが、フィードフォワ
ード制御やニューラルネットワーク制御等を利用したり
複数の制御方法を組み合わせても良い。
段として圧電素子23を使用した場合について説明した
が、電磁コイルなどを用いた他の駆動機構を用いても良
い。また、フィードバック制御により光プローブ4の位
置を制御する場合について説明したが、フィードフォワ
ード制御やニューラルネットワーク制御等を利用したり
複数の制御方法を組み合わせても良い。
【0026】また、図5に示すように、2つの参照光検
出器17a,17bと平行に参照光検出器17c,17
dを設け、4つの参照光検出器17a〜17dで検出し
た光強度信号により圧電素子23を紙面上の横方向であ
るX方向と紙面の垂直方向であるY方向に変位させて散
乱体8の中心位置を対物レンズ13の光軸と一致させる
ようにしても良い。この場合、光プローブ4に、図8に
示すように、光プローブ4をX方向に移動する圧電素子
23Xと、Y方向に移動する圧電素子23Yを設け、参
照光検出器17a,17cで検出した光強度信号を加算
し、参照光検出器17b,17dで検出した光強度信号
を加算し、加算した2つの光強度信号の差を取りX方向
の位置ずれを検出し、参照光検出器17a,17bで検
出した光強度信号を加算し、参照光検出器17c,17
dで検出した光強度信号を加算し、加算した2つの光強
度信号の差を取りY方向の位置ずれを検出し、検出した
X方向とY方向の位置ずれ信号に基づき圧電素子23
X,23Yに電圧信号を加えて光プローブ4をX方向と
Y方向に移動する。このようにして散乱体8の中心位置
を対物レンズ13の光軸と常に一致させることができ、
光検出器15から安定した光検出信号を出力することが
できる。
出器17a,17bと平行に参照光検出器17c,17
dを設け、4つの参照光検出器17a〜17dで検出し
た光強度信号により圧電素子23を紙面上の横方向であ
るX方向と紙面の垂直方向であるY方向に変位させて散
乱体8の中心位置を対物レンズ13の光軸と一致させる
ようにしても良い。この場合、光プローブ4に、図8に
示すように、光プローブ4をX方向に移動する圧電素子
23Xと、Y方向に移動する圧電素子23Yを設け、参
照光検出器17a,17cで検出した光強度信号を加算
し、参照光検出器17b,17dで検出した光強度信号
を加算し、加算した2つの光強度信号の差を取りX方向
の位置ずれを検出し、参照光検出器17a,17bで検
出した光強度信号を加算し、参照光検出器17c,17
dで検出した光強度信号を加算し、加算した2つの光強
度信号の差を取りY方向の位置ずれを検出し、検出した
X方向とY方向の位置ずれ信号に基づき圧電素子23
X,23Yに電圧信号を加えて光プローブ4をX方向と
Y方向に移動する。このようにして散乱体8の中心位置
を対物レンズ13の光軸と常に一致させることができ、
光検出器15から安定した光検出信号を出力することが
できる。
【0027】前記光ピックアップ3は参照光学系6のレ
ンズ16を光プローブ4とは別に設けた場合について説
明したが、図9に示すように、光プローブ4の透光性基
板7にレンズ形状71を持たせ、透光性基板7で散乱光
22を平行光とすることによりレンズ16を省略するこ
とができ、装置全体を小型化することができる。
ンズ16を光プローブ4とは別に設けた場合について説
明したが、図9に示すように、光プローブ4の透光性基
板7にレンズ形状71を持たせ、透光性基板7で散乱光
22を平行光とすることによりレンズ16を省略するこ
とができ、装置全体を小型化することができる。
【0028】また、図10に示すように、参照光検出器
17a,17b又は参照光検出器17a〜17dを光プ
ローブ4を支持するアーム24に設けたり、図11に示
すように、レンズ16と参照光検出器17a,17b又
は参照光検出器17a〜17dを光プローブ4を支持す
るアーム24に設けたり、図12に示すように、レンズ
16を設けずに、光プローブ4の透光性基板7の散乱体8
とは反対側の面に参照光検出器17a,17b又は参照
光検出器17a〜17dを設けることにより、装置全体
を小型化することができる。
17a,17b又は参照光検出器17a〜17dを光プ
ローブ4を支持するアーム24に設けたり、図11に示
すように、レンズ16と参照光検出器17a,17b又
は参照光検出器17a〜17dを光プローブ4を支持す
るアーム24に設けたり、図12に示すように、レンズ
16を設けずに、光プローブ4の透光性基板7の散乱体8
とは反対側の面に参照光検出器17a,17b又は参照
光検出器17a〜17dを設けることにより、装置全体
を小型化することができる。
【0029】また、前記各説明では光プローブ4の散乱
体8による散乱光を参照光検出器17a,17b又は参
照光検出器17a〜17dで検出し、検出した散乱光の
光強度信号に基づいて光検出器15で検出した光強度信
号を補正したり、光プローブ4の位置を微調整する場合
について説明したが、散乱体8による散乱光と光プロー
ブ4による回折光を検出し、光検出器15で検出した光
強度信号を補正したり、光プローブ4の位置を微調整す
る場合について説明する。
体8による散乱光を参照光検出器17a,17b又は参
照光検出器17a〜17dで検出し、検出した散乱光の
光強度信号に基づいて光検出器15で検出した光強度信
号を補正したり、光プローブ4の位置を微調整する場合
について説明したが、散乱体8による散乱光と光プロー
ブ4による回折光を検出し、光検出器15で検出した光
強度信号を補正したり、光プローブ4の位置を微調整す
る場合について説明する。
【0030】この場合、光プローブ4には、図13に示
すように、透光性基板7の散乱体8を有する表面に微小
な幅を有する溝30がX方向に沿って設けられ、この溝
30に散乱体8が設けられている。この微小な段差を有
する溝30を有する光プローブ4に、図14,図15に
示すように、LD9からレーザ光を出射してコリメータ
レンズ10と偏光ビームスプリッタ11と1/4波長板
12を透過して対物レンズ13により集光された光を照
射すると、光プローブ4から散乱体8による散乱光と透
光性基板7の溝30の段差、すなわち屈折率の相違によ
り生じる回折光が参照光学系6に出射される。この散乱
光と回折光をレンズ16を介して参照光検出器17a,
17bで検出し、検出した散乱光と回折光の光強度信号
に基づいて光検出器15で検出した光強度信号を補正し
たり、光プローブ4の位置を微調整する。また、図16
に示すように、透光性基板7の散乱体8を有する表面
に、それぞれX方向とY方向に対して角度が45度異な
る微小な段差を有する窪み31を設け、この窪み31内
に散乱体8を設け、散乱体8による散乱光と窪み31の
各段差により生じる回折光を、図5に示すように、4つ
の参照光検出器17a〜17dで検出し、検出した散乱
光と回折光の光強度信号に基づいて光プローブ4の位置
を微調整したり、光検出器15で検出した光強度信号を
補正する。このようにして光検出器15から安定した光
検出信号を出力することができる。
すように、透光性基板7の散乱体8を有する表面に微小
な幅を有する溝30がX方向に沿って設けられ、この溝
30に散乱体8が設けられている。この微小な段差を有
する溝30を有する光プローブ4に、図14,図15に
示すように、LD9からレーザ光を出射してコリメータ
レンズ10と偏光ビームスプリッタ11と1/4波長板
12を透過して対物レンズ13により集光された光を照
射すると、光プローブ4から散乱体8による散乱光と透
光性基板7の溝30の段差、すなわち屈折率の相違によ
り生じる回折光が参照光学系6に出射される。この散乱
光と回折光をレンズ16を介して参照光検出器17a,
17bで検出し、検出した散乱光と回折光の光強度信号
に基づいて光検出器15で検出した光強度信号を補正し
たり、光プローブ4の位置を微調整する。また、図16
に示すように、透光性基板7の散乱体8を有する表面
に、それぞれX方向とY方向に対して角度が45度異な
る微小な段差を有する窪み31を設け、この窪み31内
に散乱体8を設け、散乱体8による散乱光と窪み31の
各段差により生じる回折光を、図5に示すように、4つ
の参照光検出器17a〜17dで検出し、検出した散乱
光と回折光の光強度信号に基づいて光プローブ4の位置
を微調整したり、光検出器15で検出した光強度信号を
補正する。このようにして光検出器15から安定した光
検出信号を出力することができる。
【0031】上記のように光プローブ4の透光性基板7
に溝30や窪み31を設けると、溝30や窪み31の段
差による回折光は透光性基板7の透過光だけでなく反射
光にも発生する。この反射光に含まれる回折光が対物レ
ンズ13から1/4波長板12とビームスプリッタ11
を通り集光レンズ14により光検出器15に集光する
と、光検出器15は記録媒体1の記録層2の情報を有す
る光だけでなく溝30や窪み31による回折光の強度も
検出してしまい、光検出器15から出力する光強度信号
のS/Nが低下してしまう。そこで、図17に示すよう
に、集光レンズ14に対する光検出器15の位置を集光
レンズ14の焦点距離よりも集光レンズ14に近い位置
に配置すると良い。このようにして光検出器15は対物
レンズ13の周辺部に入射する回折光の成分を含まず中
心部分に入射する記録層2の情報を有する光の光強度を
検出することができ、回折光の強度変化に影響されない
良好な読出信号を得ることができる。
に溝30や窪み31を設けると、溝30や窪み31の段
差による回折光は透光性基板7の透過光だけでなく反射
光にも発生する。この反射光に含まれる回折光が対物レ
ンズ13から1/4波長板12とビームスプリッタ11
を通り集光レンズ14により光検出器15に集光する
と、光検出器15は記録媒体1の記録層2の情報を有す
る光だけでなく溝30や窪み31による回折光の強度も
検出してしまい、光検出器15から出力する光強度信号
のS/Nが低下してしまう。そこで、図17に示すよう
に、集光レンズ14に対する光検出器15の位置を集光
レンズ14の焦点距離よりも集光レンズ14に近い位置
に配置すると良い。このようにして光検出器15は対物
レンズ13の周辺部に入射する回折光の成分を含まず中
心部分に入射する記録層2の情報を有する光の光強度を
検出することができ、回折光の強度変化に影響されない
良好な読出信号を得ることができる。
【0032】また、光検出器15に溝30や窪み31に
よる回折光が入射することを防ぐために、例えば図18
に示すように、溝30や窪み31による回折光32が対
物レンズ13に入射しないように対物レンズ13の開口
数と溝30や窪み31の段差形状を定めても良い。この
場合、図19に示すように、対物レンズ13で集光され
る入射光33の、対物レンズ13の光軸に対する角度を
ωとし、記録媒体1の屈折率をnとすると、対物レンズ
13の開口数(NA)は、NA=nsinωで表せる。ま
た、対物レンズ13の光軸に対する反射回折光34の回
折角θと、光プローブ4に設けられた例えば溝30の幅
dと、対物レンズ13で集光する光の波長λとは、2d
nsinθ=λの関係にあり、d≦λ/(4NAsinθ)を
満たすように溝30の幅dを定めることにより、光プロ
ーブ4の反射光に含まれる回折光が対物レンズ13に入
射することを防ぎ、光検出器15から反射回折光に影響
されない良好な読出信号を得ることができる。
よる回折光が入射することを防ぐために、例えば図18
に示すように、溝30や窪み31による回折光32が対
物レンズ13に入射しないように対物レンズ13の開口
数と溝30や窪み31の段差形状を定めても良い。この
場合、図19に示すように、対物レンズ13で集光され
る入射光33の、対物レンズ13の光軸に対する角度を
ωとし、記録媒体1の屈折率をnとすると、対物レンズ
13の開口数(NA)は、NA=nsinωで表せる。ま
た、対物レンズ13の光軸に対する反射回折光34の回
折角θと、光プローブ4に設けられた例えば溝30の幅
dと、対物レンズ13で集光する光の波長λとは、2d
nsinθ=λの関係にあり、d≦λ/(4NAsinθ)を
満たすように溝30の幅dを定めることにより、光プロ
ーブ4の反射光に含まれる回折光が対物レンズ13に入
射することを防ぎ、光検出器15から反射回折光に影響
されない良好な読出信号を得ることができる。
【0033】また、図20に示すように、光プローブ4
の散乱体8以外の記録媒体1に対向する面に反射防止膜
35を設けて反射回折光の発生を防止するようにしても
良い。例えば光プローブ4の透光性基板7にガラスを使
用した場合、フッ化マグネシウム(MgF2)を用い、
集光させる光の波長λの1/4の厚さで堆積させること
により反射防止膜35を形成することができる。この反
射防止膜35を設けることにより光プローブ4の透過側
にだけ溝30や窪み31による回折光を出射し、反射光
には回折光を含まないようにすることができる。また、
透光性基板7としてガラス以外の材料を用いた場合に
は、その材料の屈折率の平方根の値に近い屈折率を有
し、集光させる光の波長λに対して透明な材料を用い、
集光させる光の波長λの1/4の厚さで堆積させれば良
い。
の散乱体8以外の記録媒体1に対向する面に反射防止膜
35を設けて反射回折光の発生を防止するようにしても
良い。例えば光プローブ4の透光性基板7にガラスを使
用した場合、フッ化マグネシウム(MgF2)を用い、
集光させる光の波長λの1/4の厚さで堆積させること
により反射防止膜35を形成することができる。この反
射防止膜35を設けることにより光プローブ4の透過側
にだけ溝30や窪み31による回折光を出射し、反射光
には回折光を含まないようにすることができる。また、
透光性基板7としてガラス以外の材料を用いた場合に
は、その材料の屈折率の平方根の値に近い屈折率を有
し、集光させる光の波長λに対して透明な材料を用い、
集光させる光の波長λの1/4の厚さで堆積させれば良
い。
【0034】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、光ピッ
クアップの光プローブの散乱体で反射及び散乱した光の
強度を少なくとも2つの光検出器で検出し、各光検出器
から出力する光強度信号の差を演算して、対物レンズの
光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量を
精度良く検出することにより、記録媒体に対して良好な
情報の記録と再生を行うことができる。
クアップの光プローブの散乱体で反射及び散乱した光の
強度を少なくとも2つの光検出器で検出し、各光検出器
から出力する光強度信号の差を演算して、対物レンズの
光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量を
精度良く検出することにより、記録媒体に対して良好な
情報の記録と再生を行うことができる。
【0035】また、検出した対物レンズの光軸に対する
光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量に応じて再生光
を検出する光検出器で出力する光強度信号を補正するこ
とによりして、安定した読取信号を出力することがで
き、情報を安定して再生することができる。
光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量に応じて再生光
を検出する光検出器で出力する光強度信号を補正するこ
とによりして、安定した読取信号を出力することがで
き、情報を安定して再生することができる。
【0036】また、光プローブの透光性基板に位置微調
整手段を設け、検出した対物レンズの光軸に対する光プ
ローブの散乱体の中心の位置ずれ量に応じて位置微調整
手段を駆動して光プローブの位置を微調整して光プロー
ブの散乱体の中心位置を対物レンズの光軸と一致させる
ことにより、記録媒体に対する良好な記録と再生を実現
することができる。
整手段を設け、検出した対物レンズの光軸に対する光プ
ローブの散乱体の中心の位置ずれ量に応じて位置微調整
手段を駆動して光プローブの位置を微調整して光プロー
ブの散乱体の中心位置を対物レンズの光軸と一致させる
ことにより、記録媒体に対する良好な記録と再生を実現
することができる。
【0037】さらに、光プローブの透光性基板の記録媒
体と対向する面に、散乱体を中心にした段差形状を設
け、少なくとも2つの光検出器は光プローブの散乱体で
反射及び散乱した光と段差により回折された光の強度を
検出して、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱
体の中心の位置ずれ量の検出精度を高めることができ
る。
体と対向する面に、散乱体を中心にした段差形状を設
け、少なくとも2つの光検出器は光プローブの散乱体で
反射及び散乱した光と段差により回折された光の強度を
検出して、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱
体の中心の位置ずれ量の検出精度を高めることができ
る。
【0038】また、光プローブの透光性基板の段差形状
は、反射回折光が対物レンズに入射しないように形成
し、記録媒体に記録された情報を再生するときのS/N
を高めることができ、安定した再生を行うことができ
る。
は、反射回折光が対物レンズに入射しないように形成
し、記録媒体に記録された情報を再生するときのS/N
を高めることができ、安定した再生を行うことができ
る。
【0039】この反射回折光が対物レンズに入射するこ
とを防ぐために、光プローブの透光性基板の段差形状を
設けた面に散乱体を除いて反射防止膜を形成することに
より、簡単な構成で記録媒体に記録された情報を再生す
るときのS/Nを高めることができる。
とを防ぐために、光プローブの透光性基板の段差形状を
設けた面に散乱体を除いて反射防止膜を形成することに
より、簡単な構成で記録媒体に記録された情報を再生す
るときのS/Nを高めることができる。
【0040】また、光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光と段差により回折された光を検出する4つの光検
出器を、散乱体を中心にして等間隔で配置することによ
り、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱体の中
心の位置ずれ量を精度良く検出して補正することができ
る。
した光と段差により回折された光を検出する4つの光検
出器を、散乱体を中心にして等間隔で配置することによ
り、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱体の中
心の位置ずれ量を精度良く検出して補正することができ
る。
【0041】また、光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器と光プローブの間に光プ
ローブからの光を平行光にするレンズを設けることによ
り、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱体の中
心の位置ずれ量の検出精度を高めることができる。
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器と光プローブの間に光プ
ローブからの光を平行光にするレンズを設けることによ
り、対物レンズの光軸に対する光プローブの散乱体の中
心の位置ずれ量の検出精度を高めることができる。
【0042】このレンズを光プローブの透光性基板と一
体にしたり、光プローブを保持する支持体に設けて、装
置全体を小型化することができる。
体にしたり、光プローブを保持する支持体に設けて、装
置全体を小型化することができる。
【0043】また、光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器を光プローブを保持する
支持体に設けたり、光プローブの透光性基板に設けて、
装置全体を小型化することができる。
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器を光プローブを保持する
支持体に設けたり、光プローブの透光性基板に設けて、
装置全体を小型化することができる。
【0044】さらに、情報記録再生装置に上記光ピック
アップを使用することにより、記録媒体に良好な記録を
するとともに記録媒体に記録された情報を安定して再生
することができる。
アップを使用することにより、記録媒体に良好な記録を
するとともに記録媒体に記録された情報を安定して再生
することができる。
【図1】この発明の光ピックアップの構成図である。
【図2】位置ずれ補正部の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】光プローブに入射する光の光強度分布と散乱光
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】光強度信号の補正特性図である。
【図5】4つの光検出器の配置図である。
【図6】第2の光ピックアップの構成図である。
【図7】第2の光ピックアップの位置ずれ補正部の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図8】圧電素子を有する光プローブの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図9】第3の光ピックアップの構成図である。
【図10】第4の光ピックアップの構成図である。
【図11】第5の光ピックアップの構成図である。
【図12】第6の光ピックアップの構成図である。
【図13】溝を有する光プローブの構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図14】第7の光ピックアップの構成図である。
【図15】第8の光ピックアップの構成図である。
【図16】窪みを有する光プローブの構成を示す斜視図
である。
である。
【図17】第9の光ピックアップの構成図である。
【図18】光プローブからの反射回折光が対物レンズに
入射することを防いだ状態を示す説明図である。
入射することを防いだ状態を示す説明図である。
【図19】光プローブからの反射回折光が対物レンズに
入射すること防ぐ溝形状の説明図である。
入射すること防ぐ溝形状の説明図である。
【図20】反射防止膜を有する光プローブの構成図であ
る。
る。
【図21】従来例の構成図である。
【図22】従来例の光プローブに入射する光の光強度分
布図である。
布図である。
1;記録媒体、2;記録層、3;光ピックアップ、4;
光プローブ、5;記録・再生用の光学系、6;参照光学
系、7;透光性基板、8;散乱体、9;半導体レーザ素
子(LD)、10;コリメータレンズ、11;偏光ビー
ムスプリッタ、12;1/4波長板、13;対物レン
ズ、14;集光レンズ、15;光検出器、16;レン
ズ、17;参照光検出器、18;差動増幅器、19;信
号強度補正部、23;圧電素子、24;アーム、25;
サスペンション、26;比例制御部、27;積分制御
部、28;増幅器。
光プローブ、5;記録・再生用の光学系、6;参照光学
系、7;透光性基板、8;散乱体、9;半導体レーザ素
子(LD)、10;コリメータレンズ、11;偏光ビー
ムスプリッタ、12;1/4波長板、13;対物レン
ズ、14;集光レンズ、15;光検出器、16;レン
ズ、17;参照光検出器、18;差動増幅器、19;信
号強度補正部、23;圧電素子、24;アーム、25;
サスペンション、26;比例制御部、27;積分制御
部、28;増幅器。
Claims (13)
- 【請求項1】 透光性基板の表面に、照射された光を反
射及び散乱させる微小な散乱体を有し、該散乱体を記録
媒体の記録層に近接して配置した光プローブと、記録媒
体の記録層とは反対側に設けられ、光プローブの散乱体
に光を集光して照射するとともに記録媒体からの光を入
射する対物レンズを有する記録・再生用の光学系と、記
録媒体から対物レンズに入射した光を入射して光強度信
号を出力する再生光検出器とを有する光ピックアップに
おいて、 光プローブの散乱体の中心線を挟んで配置し、光プロー
ブの散乱体で反射及び散乱した光の強度を検出する少な
くとも2つの光検出器と、該光検出器から出力する光強
度信号の差を演算して、対物レンズの光軸に対する光プ
ローブの散乱体の中心の位置ずれ量を検出する位置ずれ
演算手段を有することを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項2】 上記位置ずれ演算手段で検出した対物レ
ンズの光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ず
れ量に応じて再生光検出器で出力する光強度信号を補正
する請求項1記載の光ピックアップ。 - 【請求項3】 上記光プローブの透光性基板に位置微調
整手段を有し、位置ずれ演算手段で検出した対物レンズ
の光軸に対する光プローブの散乱体の中心の位置ずれ量
に応じて位置微調整手段を駆動して光プローブの位置を
微調整して光プローブの散乱体の中心位置を対物レンズ
の光軸と一致させる請求項1記載の光ピックアップ。 - 【請求項4】 上記光プローブの透光性基板の記録媒体
と対向する面に、散乱体を中心にした段差形状を設け、
少なくとも2つの光検出器は光プローブの散乱体で反射
及び散乱した光と段差により回折された光の強度を検出
する請求項1乃至3のいずれかに記載の光ピックアッ
プ。 - 【請求項5】 上記光プローブの透光性基板の段差形状
は、反射回折光を対物レンズに入射しないように形成さ
れている請求項4記載の光ピックアップ。 - 【請求項6】 上記光プローブの透光性基板の段差形状
を設けた面に散乱体を除いて反射防止膜を形成し、反射
回折光の出射を防止する請求項1記載の光ピックアッ
プ。 - 【請求項7】 上記光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光と段差により回折された光を検出する4つの光検
出器を、散乱体を中心にして等間隔で配置した請求項1
乃至6のいずれかに記載の光ピックアップ。 - 【請求項8】 上記光プローブの散乱体で反射及び散乱
した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により回
折された光を検出する光検出器と光プローブの間に光プ
ローブからの光を平行光にするレンズを有する請求項1
乃至7のいずれかに記載の光ピックアップ。 - 【請求項9】 上記レンズを光プローブの透光性基板と
一体にした請求項8記載の光ピックアップ。 - 【請求項10】 上記レンズを光プローブを保持する支
持体に設けた請求項8記載の光ピックアップ。 - 【請求項11】 上記光プローブの散乱体で反射及び散
乱した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により
回折された光を検出する光検出器を光プローブを保持す
る支持体に設けた請求項1乃至10のいずれかに記載の
光ピックアップ。 - 【請求項12】 上記光プローブの散乱体で反射及び散
乱した光又は散乱体で反射及び散乱した光と段差により
回折された光を検出する光検出器を光プローブの透光性
基板に設けた請求項1乃至7のいずれかに記載の光ピッ
クアップ。 - 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
光ピックアップを有することを特徴とする情報記録再生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001160156A JP2002358688A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | 光ピックアップ及び情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001160156A JP2002358688A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | 光ピックアップ及び情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002358688A true JP2002358688A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19003616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001160156A Pending JP2002358688A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | 光ピックアップ及び情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002358688A (ja) |
-
2001
- 2001-05-29 JP JP2001160156A patent/JP2002358688A/ja active Pending
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