JP2002358422A - 保険商品販売システム、保険商品販売支援方法、及び、プログラム - Google Patents

保険商品販売システム、保険商品販売支援方法、及び、プログラム

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JP2002358422A
JP2002358422A JP2002090491A JP2002090491A JP2002358422A JP 2002358422 A JP2002358422 A JP 2002358422A JP 2002090491 A JP2002090491 A JP 2002090491A JP 2002090491 A JP2002090491 A JP 2002090491A JP 2002358422 A JP2002358422 A JP 2002358422A
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loan
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insured
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JP2002090491A
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Satoshi Akiike
聡 秋池
Tomoo Kinoshita
智雄 木下
Tadanori Kawamura
忠範 川村
Mitsufumi Namita
充史 波田
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Tokio Marine and Fire Insurance Co Ltd
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Tokio Marine and Fire Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅ローンなどのローンを設定する金融機関
と住宅ローンの利用者に共に利便性の高い保険商品、そ
の効率的な販売システムを提供する。 【解決手段】 保険商品は、保険金額の合計額が、ロー
ン対象物件の価額で一定となるように設定された第一保
険と第二保険で構成される。この保険商品を販売するた
めの保険会社システム21は、ローンの債権者である金
融機関が使用する金融機関システム11に接続され、金
融機関システム11からローンに関するデータを受信す
る受信手段と、ローンの債務者を被保険者として受け付
け記録する第一記録手段と、ローンの債権者を被保険者
として受け付け記録する第二記録手段と、ローン対象物
件の価額を受け付け、第一保険および第二保険の最大保
険金額として記録する最大保険金額記録手段と、平準化
した保険金額を第二保険の平準保険金額として算出する
第二保険平準保険金額算出手段と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険商品の販売方
法に関し、例えば、住宅などを購入した際に、住宅ロー
ンなどのローンに対して設定される債権保全保険と、ロ
ーン対象物件に対する損害補償保険をセットにした保険
商品の販売システムと販売方法に関する。
【0002】
【従来の技術】債務者が住宅などを購入し、銀行などの
金融機関(本発明でいう金融機関とは、民間の金融機関
に限らず、公的金融機関なども含む)においてローンの
契約を行った場合、金融機関は債権を保全するため、ロ
ーン利用者の死亡等について自らを被保険者とする債権
保全のための生命保険に加入している。また、建築物な
どのローン対象物件について、火災などの損害に備える
ため、ローンの利用者(ローンを利用して建築物などを
購入したローンの債務者などをいう)は、建築物などを
対象として、火災保険などの損害補償保険に加入し、こ
の保険の上に銀行が質権を設定して、債務を保全してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ローン対
象物件の損害については、金融機関が債権保全するため
の手段がなく、こうした質権設定方式による保全が成さ
れて来た。そのため、質権を設定するなどの煩雑な処理
を行わなければならない。また、ローン対象物件の損害
について金融機関の債権保全と損害補償の両方の手当を
するとすれば、ひとつの物件にいわば二重に保険手当が
なされることになり、保険料負担がかさむことになる。
【0004】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、住宅ローンなどのローンを設定する金融機関
とローンの利用者双方に利便性の高い保険商品、その効
率的な販売システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる保険商品販売システ
ムは、保険金額の合計額が(例えば、ローン対象物件の
価額で)一定となるように設定された第一保険と第二保
険で構成された保険商品の販売に関するシステムであ
り、ローンの債務者を被保険者として受け付け記録する
第一保険被保険者記録手段と、ローンの債権者を被保険
者として受け付け記録する第二保険被保険者記録手段
と、ローン対象物件の価額を受け付け、第一保険および
第二保険の最大保険金額として記録する最大保険金額記
録手段と、を有することを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、最大保険金額を
ローン対象物件の価額とした保険料を設定でき、債務者
の保険料負担を抑えることができる。また、債権者は、
第二保険の保険金額を受け取ることができ、債権をロー
ン対象物件の価額の範囲内で保全することができる。
【0007】第一保険は、例えば、ローン対象物件に関
する損害補償保険であり、火災、破損、盗難、機械的な
故障などに対して、ローン対象物件を補償する保険であ
る。第二保険は、例えば、債権保全保険であり、第一の
保険と同様に火災、破損、盗難、機械的な故障などによ
ってローン対象物件が損壊したときに、ローンによる債
権を保全するための保険である。なお、ローン対象物件
とは、例えば、ローンを受けて購入した物件もしくはロ
ーンの担保物件を意味し、例えば、住宅ローンを例にす
れば建物がこれに該当する。また、保険金とは、事故の
際の損害に対して支払われる保険会社からの支払金を意
味する。また、保険金額とは、保険期間中のある時点に
おける補償限度額をいい、債権保全保険の場合、最大保
険金額を限度とする残債額で表される。また、ローン対
象物件に関する損害補償保険の場合、債権保全保険が発
動する場合は最大保険金額から残債額を控除した金額と
なる。ただし、例えば、債権保全保険が発動しない(債
権保全保険の補償対象外の事故であるケースをいい、た
とえば半損以上の事故のみ補償としていた場合に半損未
満の事故が発生した場合、あらかじめ設定した免責金額
以下の事故が発生した場合、その他一定の条件に該当す
る事故の発生に際し債権者が債務の弁済を求めない場合
などに、債権保全保険は発動しないことになる)場合
は、債権保全保険が発動した場合の債権保全保険の保険
金額と損害補償保険の保険金額の合計額が損害補償保険
の保険金額となる。また、ローン対象物件の価額は、ロ
ーン対象物件の再調達価額、保険を付ける時点における
時価額、その他ローン対象物件の評価額を示す値などを
参考として設定される。
【0008】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点にかかる保険商品販売システムは、保険金額の合
計額が、例えばローン対象物件の価額で一定となるよう
に設定された第一保険と第二保険で構成された保険商品
の販売に関する保険会社のシステムであり、ローンの債
権者である金融機関が使用する金融機関システムに接続
され、金融機関システムからローンに関するデータを受
信する金融機関データ受信手段と、ローンの債務者を被
保険者として受け付け記録する第一保険被保険者記録手
段と、ローンの債権者を被保険者として受け付け記録す
る第二保険被保険者記録手段と、ローン対象物件の価額
を受け付け、第一保険および第二保険の最大保険金額と
して記録する最大保険金額記録手段と、を有することを
特徴とする。
【0009】前記保険金額の合計額は、例えば、ローン
の担保物件の価額で一定となるように設定される。
【0010】上記保険商品販売システムは、ローンに関
するデータを受け付け、これらデータから平準化した値
を第二保険の平準保険金額、平準保険料率、もしくは平
準保険料のいずれかとして算出する第二保険平準値算出
手段を、有することが望ましい。前記ローンに関するデ
ータは、例えば、少なくともローン金額とローン期間と
金利を含む。
【0011】前記平準値算出手段は、例えば、ローン金
額、ローン期間、もしくは金利と、時間の関数から基礎
値を求める手段を備え、少なくとも、繰り上げ弁済に
よる効果に基づいた第一の修正値と、返済遅延による
効果に基づいた第二の修正値と、ローンの残債額が前
記最大保険金額を超えることによる効果に基づいた第三
の修正値、のいずれかを含む修正要素で基礎値を修正し
て、前記平準値を算出する。
【0012】上記目的を達成するため、この発明の第3
の観点にかかる保険商品販売システムは、保険金額の合
計額が例えば、ローン対象物件の価額で一定となるよう
に設定された第一保険と第二保険で構成された保険商品
の販売に関するシステムであり、ローンの債務者を被保
険者として受け付け記録する第一保険被保険者記録手段
と、ローンの債権者を被保険者として受け付け記録する
第二保険被保険者記録手段と、ローン対象物件の価額を
受け付け、第一保険および第二保険の最大保険金額とし
て記録する最大保険金額記録手段と、ローンに関するデ
ータを受け付け、これらデータから平準化した値を第二
保険の平準保険金額、平準保険料率、もしくは平準保険
料のいずれかとして算出する第二保険平準値算出手段
を、有することを特徴とする。
【0013】罹災情報を受け付けて記録する罹災情報記
録手段と、罹災情報に基づいて、第一保険と第二保険の
保険金を求めて記録する手段と、を更に配置してもよ
い。
【0014】上記目的を達成するため、この発明の第4
の観点にかかる保険商品の販売支援方法は、保険金額の
合計額が(例えば、ローン対象物件の価額で)一定となる
ように設定された第一保険と第二保険で構成された保険
商品を、コンピュータを用いて販売支援する方法であ
り、ローンの債務者を被保険者として受け付けて記録
し、ローンの債権者を被保険者として受け付けて記録
し、ローン対象物件の価額を受け付け、第一保険および
第二保険の最大保険金額として記録する、ことを有す
る。
【0015】罹災情報を受け付け、罹災情報とローン情
報とに基づいて、第二の保険の保険金を求めて金融機関
に支払い、前記所定額と第二の保険の保険金との差分を
第一の保険の被保険者であるローン利用者に支払うよう
にしてもよい。
【0016】コンピュータ又はコンピュータ群を、上述
のシステムとして機能させ、或いは、上述の方法を実行
させるために必要なプログラムの全部又は一部を、記録
媒体(ROM、フレキシブルディスク、ハードディス
ク、CD−ROM、MO、CD−R、フラッシュメモ
リ)などに記録して、或いは、通信を介して配布・流通
させもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる保険商品とその販売方法及び販売システムについ
て、住宅ローンの場合を例として説明する。この実施の
形態の保険商品は、表1に示す契約関係を有し、例え
ば、建物の火災事故をカバーする債権保全保険と火災保
険とをセットにした構成を有する。
【表1】
【0018】このセット商品の特徴は、図1に模式的に
示すように、保険金額の合計が、住宅の価額(以下、再
調達価額を例とするが、ある時点における時価額、その
他任意に設定される価額でもよい)で一定であり、債権
保全保険の保険金額が住宅ローンの返済に伴って徐々に
減少し、建物の再調達価額と債権保全保険の保険金額と
の差分が火災保険の保険金額となる点である。
【0019】図示するように、債権保全保険では、契約
者及び被保険者が金融機関(債権者)などであり、保険
料徴収方法は通知・精算方式(金利上乗せ方式)であ
り、保険金額は金融機関の債権残高(残債額)であり、
保険金の支払要件は、例えば、半損以上などであり、保
険金支払額は債権残高又は損害額のいずれか低い額であ
る。
【0020】一方、火災保険では、契約者、被保険者及
び保険料負担者は債務者(住宅ローン利用者)であり、
保険料徴収方法は長期一括払方式であり、保険金額は住
宅建物の再調達価額と残債額との差額(債権保全保険が
発動する場合)であり、保険金の支払い要件は住宅建物
に関する全てのリスクであり、保険金の支払い額は債権
保全保険の発動がない場合は、損害額であり、債権保全
保険の発動がある場合は、損害額と債権保全保険の保険
金額である。つまり、債権保全保険が発動しない場合、
債権保全保険から支払われることになったであろう保険
金が、火災保険の保険金に含めてローン債務者(住宅の
購入者)に支払われることになる。なお、保険金の支払
いを満たす事故要件は、いずれの保険とも、火災などの
建物を損壊させる各種災害の発生である。
【0021】具体的に、例えば、Aさんが、自己資金2
00万円、住宅金融公庫からの借り入れ400万円、B
銀行からの返済期間15年1400万円の住宅ローン
で、1000万円の住宅と1000万円の土地を購入し
たとする。なお、以下では住宅金融公庫からの融資を自
己資金と同様に取り扱って説明しているが、住宅金融公
庫をローンの債権者として金融機関(つまり、第二保険
の被保険者)とみなすことも有り得る。
【0022】すると、返済当初は、住宅ローンの残額
(1400万円)が火災保険の保険金1000万円より
も、多いため、債権保全保険の保険金額は、住宅の再調
達価額である1000万円(最大保険金額)となる。一
方、ローンの返済が進み、ローンの残高が1000万円
を切ると、そのローンの残債額がそのまま債権保全保険
の保険金額となり、住宅の再調達価額1000万円と債
権保全保険の保険金額(残債額)との差分が火災保険の
保険金額となる。
【0023】このような保険構成とすることにより、B
銀行は、建物が火災により消失した場合でも、住宅の再
調達価額の範囲内で、債権を保全することができる。
【0024】上記保険構成の保険商品を実現するために
は、住宅ローンと保険との連携及び罹災時の保険金の支
払処理を適切に行う必要がある。
【0025】そこで、以下、このような保険商品の流通
を可能とするシステムについて説明する。
【0026】図2は、保険システムを処理するためのシ
ステム構成を示す。複数の金融機関に、金融機関システ
ム11(11〜11)が配置されている。一方、上
記保険商品を提供する保険会社(損害保険会社)には、
金融機関システム11にネットワークを介して接続され
て、保険会社システム21が配置されている。
【0027】各金融機関システム11は、図3(a)に
示すように、通信制御部111と、処理制御部112
と、データ記憶部113と、入力処理部114と、出力
処理部115と融資データベース(DB)116とを備
えている。
【0028】通信制御部111は、保険会社システム2
1との間で通信処理を行うためのものである。
【0029】処理制御部112は、入力処理部114か
ら入力された指示に従って、住宅ローンの申し込み手続
きや、返済の続き、残債の管理などの処理を行うと共に
この保険商品に関する情報を処理する。また、処理制御
部112は画像情報を作成し、出力処理部115に供給
する。
【0030】データ記憶部113は、半導体メモリ、磁
気ディスク記録装置などから構成され、各種の情報やプ
ログラムを記録する。
【0031】入力処理部114は、キーボード、ポイン
ティングデバイスなどから構成され、指示やデータを入
力するためのものである。
【0032】出力処理部115は、ディスプレイ装置、
印刷装置などから構成され、処理制御部112から供給
された画像情報に従った帳票、請求書、報告書を出力し
て、情報などを提示(出力)する。
【0033】融資DB116は、融資情報(住宅ローン
に関する様々なデータと保険に関する情報)を蓄積す
る。図4に融資DB116のテーブル構成例を示す。図
示するように、ローン契約の契約番号、ローン申込者、
住所・連絡先、建物の所在地、建物の面積及び構造、当
初ローン金額、金利の履歴、毎月の返済額、残債(元本
分及び金利分)...などの、住宅ローン自体に関する
情報と、保険金額、保険料などの保険に関する情報が設
定されている。なお、保険とは、表1に示す契約関係を
有する保険である。
【0034】保険会社システム21は、図3(b)に示
すように、通信制御部211と、処理制御部212と、
データ記憶部213と、入力処理部214と、出力処理
部215と保険DB216とを備えている。
【0035】通信制御部211は、金融機関システム1
1との間で通信処理を行うためのものである。
【0036】処理制御部212は、金融機関から通知さ
れた情報に従って保険金額や保険料、を算出し、金融機
関システム11に通知する。
【0037】データ記憶部213は、半導体メモリ、磁
気ディスク記録装置などから構成され、各種の情報やプ
ログラムを記録する。
【0038】入力処理部214は、キーボード、ポイン
ティングデバイスなどから構成され、指示やデータを入
力するためのものである。
【0039】出力処理部215は、ディスプレイ装置、
印刷装置から構成され、処理制御部212から供給され
た画像情報に従った帳票などを出力する。
【0040】保険DB216は、保険に関する情報を蓄
積する。図5に保険DB216のテーブル構成例を示
す。図示するように、ローン契約の契約番号、契約者、
住所・連絡先、建物の所在地、建物の面積及び構造、保
険契約の契約番号、契約者、被保険者、保険料負担者、
保険金額、...などの情報が登録されている。
【0041】次に、上記構成のシステムの動作について
説明する。まず、住宅購入時(保険販売時)の動作を図
7を用いて説明する。住宅ローンを利用して住宅を購入
しようとする人(以下、ユーザAとする)は、所定の申
し込み用紙に必要事項を記入して、金融機関(以下、銀
行Bとする)に申し込む(ステップS11)。なお、申
し込みは保険会社やその代理店などに行い、保険会社な
どを経由して申し込みデータが銀行Bに送信されるよう
にしてもよい。また、銀行B自体が代理店の場合もあ
る。
【0042】銀行Bは、自己の端末装置11の入力処理
部114よりに融資情報を入力し、融資DB116に図
4に示すように登録する(ステップS12)。その一
方、銀行Bは融資情報に基づいて、審査を行い、融資を
行うか否かを判断する(ステップS13)。審査により
融資が認められた場合(ステップS14,YES)、金
融機関端末11は、融資決定情報(融資を認めること、
融資額、金利、返済条件、諸条件など)を入力制御部1
14より入力し、融資DB116に登録する(ステップ
S15)。
【0043】融資決定情報に応答して、金融機関システ
ム11は、保険会社システム21に融資情報(物件情報
を含む)を通信部111を介して通知する(ステップS
16)。保険会社システム21の処理制御部212は、
通知された融資情報を通信制御部211を介して受信
し、保険DB216に新規データとして登録する(ステ
ップS17)。続いて、保険会社システム21は、保険
金額と保険料とを算出する(ステップS18)。
【0044】まず、図1を参照して説明したように、合
計保険金額(火災保険と債権保全保険の保険金額の合
計)は、建物の再調達価額となる。従って、住宅の面
積、構造などの情報から同一物件を建築するための再調
達価額を求め、これが合計保険金額となる。なお、合計
保険金額は再調達価額に限られず、保険を付ける時点に
おける時価額、その他ローン対象物件の別の評価額など
であってもよい。
【0045】次に、債権保全保険の保険料を決定する。
この債権保全保険の保険金額は、ユーザAが銀行Bから
融資された住宅ローンの返済を担保するためのものであ
り、基本的に、融資の残債額に一致する額であり、融資
元本U、返済期間n(月数)、貸付利率i、融資からの
経過月数tをパラメータとする関数F(U,n,i,
t)となる。従って、債権保全保険に関しては、基本的
には、数1に示す住宅ローンの残債額が保険金額にな
る。
【0046】
【数1】 F(U,n,i,t)= Ut/12 Σ{hs×(1+i)(t-s)/12} s=1−t U:融資元本、 t:経過月数 n:返済期間(月数) hs:sヶ月目の返済額、 i:住宅ローンの金利
【0047】但し、保険金額が住宅の再調達価額よりも
高くなることはない。
【0048】現実には、返済開始後繰り上弁済や返済遅
延が発生したりする。また、ローン契約によってはロー
ン残額が、住宅の再調達価額、つまり最大保険金額を上
回ることなどがある。そこで、繰り上げ弁済による効果
と、返済遅延による効果と、再調達価額による効果を考
慮する必要がある。
【0049】例えば、図6(a)、に示すラインL1が
住宅ローンの残債の基本的な変化を示すラインである場
合に、繰り上げ返済が発生すると、破線Lαに示すよう
に、残債が減少してしまう。
【0050】また、例えば、図6(b)、に示すライン
L2が住宅ローンの残債の基本的な変化を示すラインで
ある場合に、返済の遅延が発生すると、破線Lβに示す
ように、残債が増加してしまう。
【0051】また、残債が再調達価額よりも大きい場合
には、再調達価額Vが保険金額の上限となる(図1参
照)。
【0052】これらの点を考慮して、数1に示すF
(U,n,i,t)を、数2に示すように、補正係数
α、β、γで補正する。
【数2】F(U,n,i,t,V)=∫{F(U,n,
i,t)×α×β×γ}dt なお、上記の補正式中のα、β、γについては、乗算だ
けに限らず、加減算、乗除、もしくはそれらの組み合わ
せによっても補正を行うことができる。以下では、乗算
によることを前提に説明をする。
【0053】ここで、係数αは、繰上弁済による債権保
全保険の保険金額の減少効果を示しており、1より小さ
い値である。この係数αの値は、市中金利の低下に伴う
借り換え需要の予測、例えば、(元利合計額+繰上返済
手数料−借り換え後の元利合計額)の値に対する債務者
の行動パターン、将来金利の予想(フォアードレート、
ボラティリティ)による繰上弁済額の発生分布、退職金
などの一時金の予想(債務者の年齢などにより、経過期
間における一時金の発生率などに基づいて算出する)な
どに基づいて定められる。
【0054】また、βは、失業率、信用リスクなどから
経過期間毎の返済遅延発生率を予想し、これらから、求
められる係数である。
【0055】さらに、γは、債権残高が再調達価額を上
回るケースを予想する値であり、∫{F(U,n,i,
t)−V}dtに比例係数などを乗算して得られる値で
ある。これらのデータは、セグメント(住宅ローン申込
者群)毎に、統計的手法を用いてモデリングにより求め
られる。従って、例えば、金融機関や、顧客グループ毎
にα、β、γが異なる場合がある。
【0056】処理制御部212は、金融機関システム2
1から提供された物件及びローン利用者などに関する情
報、予め求めてデータ記憶部213に記憶しておいた係
数α、β、γなどに基づいて、数2の積分式が示す債権
保全保険の累積保険金額を求める。
【0057】次に、処理制御部212は、図1に示すよ
うに保険金額が一定となるように平準化する。すなわ
ち、数2で求められる保険金額の時間積分値を返済期間
で割って平準保険金額を求める。次に、この平準保険金
額に料率を乗じて保険料を算出する。
【0058】以上では、債権保全保険の保険金額を平準
化して保険料を求めたが、この方式に代えて、累積保険
金額を求めて、それに保険料率を乗じて保険料を求めた
上で、その保険料を上記のα、β、γを意味する修正要
素を加味させて平準保険料を求めてもよい。また、保険
料率自体にα、β、γを意味する修正要素を加味させて
平準保険料率を求めて、累積保険金額に乗じてもよい。
これら、平準保険金額、平準保険料率、平準保険料をま
とめて平準値という。
【0059】一方、火災保険の保険金額は、図1に示す
ように、住宅の再調達価額から債権保全保険の保険金額
を減算した値である。そして、この保険金額に保険料率
を乗算して、保険料を求める。但し、前述のように、債
務返済の遅延や一括弁済が発生した場合に、債権保全保
険で支払われる部分が変動することから、それらの発生
率を見込んで保険金額を調整して算出する。あるいは、
債権保全保険と同様に、累積保険金額に平準保険料率を
乗じたり、算出された保険料を修正して平準保険料を算
出するような仕組みにしてもよい。
【0060】さらに、ここでは、α、β、γなどの要素
を用いて平準保険金額を算出し、それに料率を乗じるな
どして保険料を求める例を示したが、これらの要素を求
め、それに最大保険金額などを乗じて保険料を求めても
よい。平準化するための方法は、さまざまな方式を採用
することができる。
【0061】保険会社システム21は、以上のようにし
て求めた、債権保全保険及び火災保険の保険金額及び保
険料を、図5に示すように、保険DB216に登録し
(ステップS19)、さらに、金融機関システム11に
通知する(ステップS20)。金融機関システム11
は、通知された保険金額及び保険料をローン情報などと
対応付けて融資DB116に登録する(ステップS2
1)。
【0062】金融機関システム11の処理制御部112
は、通知された債権保全保険の保険料(月々発生する保
険料)を金利に加算して、月々の返済額を決定する(ス
テップS22)。
【0063】さらに、処理制御部112は、融資DB1
16に登録されている内容に基づいて、決定した融資内
容(保険関係も含む)を通知する所定書式の通知書と火
災保険の申込書を作成し、出力処理部115より印刷し
て出力する(ステップS23)。続いて、これらの書類
をユーザAに発送する(ステップS24)。
【0064】ユーザAは、例えば、自動振込の手続によ
り、銀行Bに、例えば、毎月、支払の手続を取る(ステ
ップS25)。この支払は、住宅ローンの返済と債権保
全保険の保険料の支払の意味がある。銀行Bは、ユーザ
Aからの支払を受けて、融資DB116に支払の事実を
登録し、さらに、残債額を更新するなどの返済処理を行
う(ステップS26)。また、銀行Bは、返済があった
旨を保険会社システム21に通知する。保険会社システ
ム21は、適当なタイミングで、この保険会社の代理店
として働いた銀行Bに対して手数料を支払うなどの精算
処理を行う(ステップS27)。
【0065】ユーザAは、火災保険の申込書に必要事項
を記入して銀行Bに送付し、保険料を支払う(ステップ
S28)。銀行Bは、ユーザAからの申し込みと支払を
受けて、融資DB116に保険契約の成立したことなど
を登録する(ステップS29)。また、銀行Bは、契約
が成立した旨を保険会社システム21に通知する。保険
会社システム21は、契約内容を保険DB216に登録
すると共に、この保険会社の代理店として働いた銀行B
に対して手数料を支払うなどの精算処理を行う(ステッ
プS30)。
【0066】次に、この実施の形態の保険商品販売シス
テムの保険金支払時の動作を図8を参照して説明する。
住宅ローンを利用して、住宅を購入又は建築したユーザ
Aが、罹災した場合、ユーザAは、銀行Bに、罹災した
こと及び罹災内容を銀行Bに通知する(ステップS11
1)。ユーザAは罹災の通知を保険会社や代理店に行
い、保険会社などから銀行Bに罹災情報を通知してもよ
い。
【0067】銀行Bは、自己の端末装置11の入力制御
部114より罹災情報を入力し、融資DB116に登録
する(ステップS112)。さらに、銀行システム11
は、残債情報を取得し(ステップS113)、罹災情報
を、保険会社システム21に通信制御部111を介して
通知する(ステップS114)。この罹災情報には、ロ
ーンの残債額に関する情報が含まれる。また、債権保全
保険の発動の有無に関する情報などが含まれる場合もあ
る。保険会社システム21の処理制御部212は、通知
された罹災情報を通信部211を介して受信し(ステッ
プS115)、保険DB216に追加登録する。
【0068】次に、保険会社システム21は、罹災情報
に基づいて、債権保全保険の保険金と火災保険の保険金
とを算出する(ステップS116)。保険会社は、必要
ならば、実地の検証作業などを行う場合もある。
【0069】続いて、保険会社システム21は、ステッ
プS115で受信した情報に基づいて、住宅ローンの残
債があり、かつ、債権保全保険の発動があるか否かを判
別する(ステップS117)。残債があり、かつ、債権
保全保険の発動がある場合(ステップS117,YE
S)には、債権保全保険の保険金を銀行Bに支払う(ス
テップS118)。銀行Bは、この保険金を受領し、債
権の保全にあてる(ステップS120)。次に、住宅の
損害額から債権保全保険の保険金を減額した額を、ユー
ザAに支払う(ステップS119)。ユーザAは、保険
金を受領し、住宅の修理や再築資金の一部などに充当す
る(ステップS121)。
【0070】一方、ステップS117で、残債がない、
又は、債権保全保険の発動がないと判別された場合(ス
テップS117,NO)には、火災保険の保険金をユー
ザAに支払う(ステップS122)。ユーザAは、保険
金を受領し、住宅の修理、再築資金の一部などにする。
ここで、債権保全保険が「発動しない」とは、住宅が半
壊以下である場合や、損害額が一定値額に達しない場合
など、金融機関が債権保全として保険金を受け取ること
を要請しない場合をいい、この場合、債権保全保険から
のが保険金が支払われない。こうした債権保全保険を発
動させない条件は、あらかじめ債権保全保険の契約前に
設定しておくことができる。なお、債権保全保険が発動
しない場合、その代わりに火災保険から代わって保険金
が支払われることになる。このため、債権保全保険と火
災保険との間で、債権保全保険の不発動に伴う保険料の
調整を行う必要がある。この調整は債権保全保険を発動
させない条件に応じて、平準保険金額を調整することで
対応しても良いし、それぞれの保険の保険料で調整して
もよい。
【0071】たとえば、前記の事例で示したように、再
調達価額1000万円の建物と1000万円の土地を、
銀行Bから1400万円の住宅ローンを利用して購入し
たユーザAがローンの返済開始後、ある時点で罹災にあ
ったとする。その時点でのローンの残債が600万円
で、罹災による損害額が300万円であったとする。こ
の場合、最大保険金額は1000万円で、債権保全保険
の保険金額が600万円、火災保険の保険金額が400
万円となる。債権保全保険が発動される場合、保険会社
から銀行Bに300万円の保険金が支払われ、銀行Bは
残債の内の一部を保険金として回収できることになる
が、ユーザAは損害部分を自ら支出してなおさらにロー
ンの残債300万円(600万円−300万円)を返済す
ることが必要になる。
【0072】そのため、銀行Bとしては、たとえば半損
以下など一定レベルに満たない損害については、ユーザ
Aに保険金を支払うこととし、住宅の復旧を促進するこ
とでローン返済のインセンティブを高める方が得策とな
る場合もある。そこで、半損以下の損害の場合は債権保
全保険を発動させないこととしていた場合、このケース
では損害額300万円に対する保険金は建物の購入者
(ローンの利用者)であるユーザAに支払われることにな
る。
【0073】また、上のケースで建物に全損の損害が発
生した場合、1000万円が損害額となる。この場合、
債権保全保険が発動されて、ローンの残債額である60
0万円が銀行Bに支払われ、火災保険の保険金として4
00万円がユーザAに支払われることになる。ユーザA
は、受け取った400万円と、別途の自己資金や新たな
住宅ローンを利用して、新たに住宅を取得することにな
る。なお、以上の例では債権保全保険の保険金を全額支
払った後の残額を火災保険の保険金として求めたが、保
険金の支払方法はこれに限定されない。たとえば、債権
保全保険と火災保険それぞれの保険金額で按分して各保
険金を算出することもできる。
【0074】このように、この保険システムによれば、
融資を行った金融機関は、火災などの不慮の事故から、
自己の債権を保全することができる。一方、ユーザは、
住宅の再調価額でフルに火災保険に加入する場合に比べ
て、比較的安価な保険料でありながら、火災保険の保険
金を取得することができる。
【0075】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記
実施の形態においては、火災保険と債権保全保険とを1
セットとして販売する例を示したが、保険の種類は上記
実施の形態に限定されない。例えば、ローンの対象物
は、自動車、美術品、貴金属など任意である。ローンを
受けて購入した任意の物件もしくはローンの担保物件が
ローン対象物件となる。
【0076】さらに、上記実施の形態においては、金融
機関に配置された金融機関システムと保険会社に配置さ
れた保険会社システムとから構成される販売システムの
例を示したが、システム構成は任意であり、例えば、ス
タンドアロン型でもよい。この場合は、スタンドアロン
型のシステムは、例えば、入力された保険金額(平準保
険金額)に所定の料率を乗算して、保険料を求める機能
と、住宅の面積、構造に関する情報など、ローン対象物
件情報から再調達価額を求める機能とを少なくとも備え
ていればよい。
【0077】また、上記実施の形態では、第二保険の保
険金額を平準化して、保険料(いわば平準保険料)を求め
たが、料率を平準化してそれに最大保険金額などを乗じ
るようにしてもよい。上記実施の形態では、基本的な保
険金額に、係数α、β、γを乗算することにより、保険
金額を修正したが、係数の種類や修正の仕方は任意であ
り、所定の定数や変数を、基本的な保険金額や料率に演
算(加減乗除)したり、さらに別途の算出方法にて算出
することも可能である。例えば、任意の変換関数に代入
することにより、値を変化させてもよい。
【0078】コンピュータ又はコンピュータ群を、上述
のシステムとして機能させ、或いは、上述の工程を実行
させるために必要なプログラムの全部又は一部を、記録
媒体(ROM、フレキシブルディスク、ハードディス
ク、CD−ROM、MO、CD−R、フラッシュメモ
リ)などに記録して配布・流通させてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利便性の高い保険商品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る保険商品を構成する
2つの保険の構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる保険販売システム
の構成図である。
【図3】(a)は、金融機関システムの構成を示す図で
あり、(b)は、保険会社システムの構成を示す図であ
る。
【図4】図3(a)に示す融資DBに格納される融資情
報の一例を示す図である。
【図5】図3(b)に示す保険DBに格納される保険情
報の一例を示す図である。
【図6】住宅ローンの残債が、繰上返済と、返済遅延に
よりどのような影響を受けるかを示す図である。
【図7】図1乃至図6に示す構成の保険商品販売システ
ムの、保険加入時の動作を説明するための図である。
【図8】図1乃至図6に示す構成の保険商品販売システ
ムの、保険金支払手続のための処理を説明するための図
である。
【符号の説明】
11 金融機関システム 21 保険会社システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 忠範 東京都千代田区丸の内1丁目2番1号 東 京海上火災保険株式会社内 (72)発明者 波田 充史 東京都千代田区丸の内1丁目2番1号 東 京海上火災保険株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保険金額の合計額が一定となるように設定
    された第一保険と第二保険で構成された保険商品の販売
    に関するシステムであり、 ローンの債務者を被保険者として受け付け記録する第一
    保険被保険者記録手段と、 ローンの債権者を被保険者として受け付け記録する第二
    保険被保険者記録手段と、 ローン対象物件の価額を受け付け、第一保険および第二
    保険の最大保険金額として記録する最大保険金額記録手
    段と、を有する保険商品販売システム。
  2. 【請求項2】保険金額の合計額が一定となるように設定
    された第一保険と第二保険で構成された保険商品の販売
    に関する保険会社のシステムであり、 ローンの債権者である金融機関が使用する金融機関シス
    テムに接続され、 金融機関システムからローンに関するデータを受信する
    金融機関データ受信手段と、 ローンの債務者を被保険者として受け付け記録する第一
    保険被保険者記録手段と、 ローンの債権者を被保険者として受け付け記録する第二
    保険被保険者記録手段と、 ローン対象物件の価額を受け付け、第一保険および第二
    保険の最大保険金額として記録する最大保険金額記録手
    段と、を有する保険商品販売システム。
  3. 【請求項3】前記保険金額の合計額が、ローン対象物件
    の価額で一定となるように設定される、ことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の保険商品販売システム。
  4. 【請求項4】ローンに関するデータを受け付け、これら
    データから平準化した値を、第二保険の平準保険金額、
    平準保険料率、もしくは平準保険料のいずれかとして算
    出する平準値算出手段を、さらに有することを特徴とす
    る請求項1、2又は3に記載の保険商品販売システム。
  5. 【請求項5】前記ローンに関するデータが、少なくとも
    ローン金額とローン期間と金利を含む、ことを特徴とす
    る請求項2乃至4のいずれか1項に記載の保険商品販売
    システム。
  6. 【請求項6】前記平準値算出手段は、 ローン金額、ローン期間、もしくは金利と、時間の関数
    から基礎値を求める手段を備え、 少なくとも、繰り上げ弁済による効果に基づいた第一の
    修正値と、返済遅延による効果に基づいた第二の修正値
    と、ローンの残債額が前記最大保険金額を超えることに
    よる効果に基づいた第三の修正値、のいずれかを含む修
    正要素で基礎値を修正して、前記平準値を算出する、こ
    とを特徴とする請求項4乃至5のいずれか1項に記載の
    保険商品販売システム。
  7. 【請求項7】保険金額の合計額が一定となるように設定
    された第一保険と第二保険で構成された保険商品の販売
    に関するシステムであり、 ローンの債務者を被保険者として受け付け記録する第一
    保険被保険者記録手段と、 ローンの債権者を被保険者として受け付け記録する第二
    保険被保険者記録手段と、 ローン対象物件の価額を受け付け、第一保険および第二
    保険の最大保険金額として記録する最大保険金額記録手
    段と、 ローンに関するデータを受け付け、これらデータから平
    準化した値を第二保険の平準保険金額、平準保険料率、
    もしくは平準保険料のいずれかとして算出する第二保険
    平準値算出手段を、有することを特徴とする保険商品販
    売システム。
  8. 【請求項8】罹災情報を受け付けて記録する罹災情報記
    録手段と、 罹災情報に基づいて、第一保険と第二保険の保険金を求
    めて記録する手段と、を更に備える、ことを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の保険商品販売シ
    ステム。
  9. 【請求項9】保険金額の合計額が一定となるように設定
    された第一保険と第二保険で構成された保険商品を、コ
    ンピュータを用いて販売支援する方法であり、 ローンの債務者を被保険者として受け付けて記録し、 ローンの債権者を被保険者として受け付けて記録し、 ローン対象物件の価額を受け付け、第一保険および第二
    保険の最大保険金額として記録する、ことを有する保険
    商品販売支援方法。
  10. 【請求項10】罹災情報を受け付け、 罹災情報とローン情報とに基づいて、第二保険の保険金
    を求めて金融機関に支払い、所定額と第二保険の保険金
    との差分をローン利用者に支払う、ことを特徴とする請
    求項9に記載の保険商品販売支援方法。
  11. 【請求項11】コンピュータ又はコンピュータ群を、 保険金額の合計額が一定となるように設定された第一保
    険と第二保険で構成された保険商品の販売に関するシス
    テムであり、 ローンの債務者を被保険者として受け付け記録する第一
    保険被保険者記録手段と、 ローンの債権者を被保険者として受け付け記録する第二
    保険被保険者記録手段と、 ローン対象物件の価額を受け付け、第一保険および第二
    保険の最大保険金額として記録する最大保険金額記録手
    段と、を有する保険商品販売システムとして動作させる
    ためのプログラム。
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