JP2002358215A - シン・クライアント管理システムおよびシン・クライアント - Google Patents

シン・クライアント管理システムおよびシン・クライアント

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JP2002358215A
JP2002358215A JP2001167304A JP2001167304A JP2002358215A JP 2002358215 A JP2002358215 A JP 2002358215A JP 2001167304 A JP2001167304 A JP 2001167304A JP 2001167304 A JP2001167304 A JP 2001167304A JP 2002358215 A JP2002358215 A JP 2002358215A
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JP2001167304A
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Junichi Kawada
潤一 川田
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シン・クライアントハードウェアを複数ユニッ
トに分割するとともに各分割ユニットをプラグイン交換
可能にしてユーザ保守性を高めるとともに、モジュール
交換の管理を適切に行えるようにし、これにより、交換
モジュールの補充支援などを適正かつ円滑に行えるよう
にする。 【解決手段】(1)モジュールに個別IDを持たせる、
(2)モジュール14の装脱着を検知するセンサ22を
設ける、(3)上記センサによってモジュール交換のイ
ベントを検知するとともに、交換モジュールの個別ID
を読み取る、(4)モジュール交換のイベントが発生し
た場合に、交換モジュールの個別IDを含むモジュール
交換情報をネットワークを介して管理サーバへ送信する
などの手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシン・クライアン
ト管理システムおよびシン・クライアントに関し、とく
に、多数のシン・クライアントをISDNなどの公衆通
信回線を介して集中的に管理し、保守するための支援シ
ステムに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】シン・クライアント(Thin Client)
は、アプリケーションの処理機能をネットワークを介し
てサーバから取得するようにした軽量化クライアントコ
ンピュータであって、小規模な構成で高い処理機能を持
つことができる。このシン・クライアントは、たとえば
セットトップ型情報端末やPOS端末などの内蔵コンピ
ュータに利用される。サーバからクライアントへの機能
提供は通常、トランザクションごとに行われる。サーバ
はシン・クライアントにトランザクション処理を分担さ
せることによって、自身の処理負荷を大幅に軽減させる
ことができる。
【0003】上記シン・クライアントの保守について、
アプリケーションやOSなどのソフトウェア機能はネッ
トワークを介して遠隔から行うことができるが、ハード
ウェア機能は現場での実作業による交換修理が必要とな
る。このハードウェア機能の保守作業をクライアント側
のオペレータが簡単に行えるようにすれば、管理側の保
守負担を大幅に軽減させることができるとともに、保守
の原因発生から作業完了までの待ち期間も大幅に短縮さ
せることができる。現場での保守作業を簡単にするため
には、ハードウェアのモジュール化が有効である。たと
えば、シン・クライアントのハードウェアを、端末本体
やメモリなどの複数ユニットに分割するとともに、各分
割ユニットをそれぞれプラグイン交換可能なモジュール
として構成すれば、ほとんどの保守を単純なモジュール
交換だけで行わせることができるようになる。これによ
り、クライアント側オペレータによるハードウェアの保
守作業が簡単に行えるようになる。つまり、ユーザ保守
性を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、シン
・クライアントはハードウェアのモジュール化によって
ユーザ保守性を向上させることができるが、これを実効
あるものとするためには、シン・クライアントの各設置
現場にそれぞれに交換用の予備モジュールを常時過不足
無く配備し、モジュール交換が行われた場合には、次の
交換に備えた予備モジュールの補給を円滑に行う支援態
勢を整える必要がある。
【0005】しかし、シン・クライアントの設置現場数
が多くなると、各シン・クライアントにおけるモジュー
ル交換の発生を的確に把握することが難しくなり、これ
にともない、予備モジュールの円滑な補給も難しくな
る。また、ハードウェアのモジュール化は、本来はハー
ドウェアの保守性を向上させるためであるが、交換作業
が簡単なモジュールとして構成されたハードウェアユニ
ットは、簡単に取り外されていたずらされやすい。とく
に、ネットワークID(識別情報)等の重要な個別情報
を有するメモリモジュールに対するいたずらは、セキュ
リティ確保の面からも厳重に防止しなければならない
が、上述したユーザ保守性との兼ね合いから、有効な防
止対策を講じることは困難であった。
【0006】この発明は以上のような問題に鑑みてなさ
れたもので、ハードウェアがモジュール化されたシン・
クライアントにおけるモジュール交換の発生を的確に管
理できるようにし、これにより、予備モジュールの補給
支援を適正かつ円滑に行えるようにすることを第1の目
的とする。
【0007】この発明の第2の目的は、シン・クライア
ントのハードウェアをモジュール化することによってユ
ーザ保守性を向上させるとともに、モジュール化による
ハードウェアユニットとくにネットワークID等の重要
な個別情報を有するモジュールのいたずらを効果的に防
止できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題の解決手段
として、本発明は次のようなシン・クライアントおよび
シン・クライアント管理システムを提供する。
【0009】すなわち、本発明によるシン・クライアン
トは、ハードウェアを複数ユニットに分割するとともに
各分割ユニットをプラグイン交換可能なモジュールとし
て構成したシン・クライアントであって、次の(1)〜
(4)によって特定されることを特徴とする。 (1)上記モジュールに個別IDを持たせる。 (2)モジュールの装脱着を検知するセンサを設ける。 (3)上記センサによってモジュール交換のイベントを
検知するとともに、交換モジュールの個別IDを読み取
る手段を有する。 (4)モジュール交換のイベントが発生した場合に、交
換モジュールの個別IDを含むモジュール交換情報をネ
ットワークを介して管理サーバへ送信する手段を備え
る。
【0010】上記手段により、シン・クライアントにお
けるモジュール交換の発生を的確に管理することができ
るようになり、これによって、予備モジュールの補給支
援を適正かつ円滑に行わせることができる。
【0011】上記手段において、モジュール交換時にオ
ペレータに対してパスワード検査を行う手段を有し、こ
のパスワード検査手段の検査に基づいてモジュール交換
の可否を判定し、モジュールの不正交換を禁止させるよ
うにすることにより、ユーザ保守性の向上とセキュリテ
ィの確保とを両立して達成することが可能になる。
【0012】上記不正交換の判定および禁止を行う具体
的手段としては、たとえば、モジュール交換開始が検知
された時点でオペレータに対するパスワード検査を実行
し、このパスワード検査の結果が否の場合に、その後に
行われるモジュールの交換を無効化する手段が有効であ
る。さらに、モジュール交換の可否判定をオペレータに
対するパスワード検査によって行うとともに、オペレー
タによるパスワード入力が設定時間以上待っても行なわ
れなかった場合に、パスワードの入力処理を停止して交
換開始前の状態に復帰する手段を備えれば、モジュール
が単純な過誤によって引き抜かれたような場合、そのモ
ジュールを設定時間内に差し戻すことによって現状回復
ができるようになる。これにより、無用な交換情報が発
信されるのを防止する効果が得られる。
【0013】本発明によるシン・クライアント管理シス
テムは、上述したシン・クライアントからネットワーク
を介してモジュール交換情報を収集するローカル管理サ
ーバと、このローカル管理サーバが収集したモジュール
交換情報を収集してモジュール管理情報データベースを
作成するクライアント管理サーバを備えたことを特徴と
する。
【0014】上記手段によれば、多数の事業所にそれぞ
れ複数台ずつ設置されているシン・クライアントを事業
所別に仕分けて適切に集中管理することができる。これ
により、各事業所に対する予備モジュールの補給支援を
適正かつ円滑に行うことができるようになる。
【0015】上記手段において、次の(1)〜(3)に
よって特定されるシン・クライアント管理サーバを備え
れば、ダイアルアップが同時に起きることによる通信接
続の不成立(ビジー)を未然に防止して、多数のローカ
ル管理サーバからの交換情報を効率良く収集することが
できる。 (1)ローカル管理サーバからシン・クライアント管理
サーバに対するモジュール交換情報の送信を、ダイアル
アップ処理によって通信接続される公衆通信回線よって
行う。 (2)上記ダイアルアップ処理をローカル管理サーバ側
から行わせる。 (3)上記ダイアルアップ処理を、あらかじめローカル
管理サーバごとに時刻をずらせて設定したダイアルアッ
プ時刻テーブルにしたがって行わせる。
【0016】
【発明の実施の形態】<シン・クライアントの第1実施
例>図1〜図3は本発明によるシン・クライアントの第
1実施例を示す。図1はシン・クライアントの構造概略
を示し、図2はそこで使用されているセンサの構成例を
示す。図3は上記センサを使用したシン・クライアント
の処理フローチャートを示す。
【0017】図1に示すように、この実施例のシン・ク
ライアント10は、交換感知装置12と端末本体14の
2つのモジュールによって構成されている。交換感知装
置12は筐体を兼ねている。この交換感知装置12に
は、メモリモジュール16、ネットワーク接続装置1
8、マイクロコントローラ20が設けられている。さら
に、交換感知装置12には、端末本体14の装着を感知
するセンサ22、装着された端末本体14と接続するた
めのコネクタ24、端末本体14を着脱可能にロック
(施錠)固定するロック装置26、このロック装置26
による固定状態を解除操作(解錠)するためのロック解
除装置28などが設けられている。
【0018】端末本体14は、その端末本体に割り当て
られた個別IDを不揮発性メモリによって格納するID
保存装置30、上記交換感知装置12のコネクタ24に
プラグイン接続するコネクタ32、上記ロック装置26
に係合するロック用溝34などが設けられている。この
端末本体14は、交換感知装置12に装着された状態
で、メモリモジュール16とネットワーク接続装置18
に接続することにより、ネットワークを介してサーバか
らトランザクション処理のためのプログラム転送を受け
るシン・クライアントの主要機能を形成する。
【0019】図2は上記センサ22の構成例を示す。上
述したように、端末本体14は、ロック装置26とロッ
ク解除装置28からなるロック機構によって交換感知装
置12へ着脱可能にロック固定されるようになっている
が(図1)、このロック機構に連動して開閉する一対の
スイッチ接触端子22a,22bによって上記センサ2
2が形成されている(図2)。同図において、一方の端
子22aは固定側に設けられ、他方の端子22bは上記
ロック機構の可動側に設けられていて、端末本体14が
交換感知装置12に正しく装着されてロック固定された
状態のときにオン(ON)のセンサ出力状態を形成す
る。
【0020】ここで、上記交換感知装置12内のマイク
ロコントローラ20は、上記センサ22の出力状態と上
記個別IDとによって端末本体14の交換が行われたか
否かを判断し、端末本体14の交換が行われた場合は、
その情報をネットワークを介して管理側のサーバへ送信
するモジュール交換通知処理を実行する。
【0021】図3は上記マイクロコントローラ20によ
って実行されるモジュール交換通知処理のフローチャー
トを示す。同図に示すように、クライアント側ユーザが
交換感知装置12から端末本体14を外すためにロック
固定を解除すると、これが上記センサ22のオフ(OF
F)によって検出される。このセンサ22のオフを受け
てマイクロコントローラ20は端末本体14の動作を終
了させる処理を実行する。
【0022】この後、センサ22のオフが継続していれ
ば、センサ22がオンに復帰するまで端末本体14への
電源供給を停止する。センサ22がオンに復帰したなら
ば、つまり端末本体14が交換感知装置12に装着され
たならば、端末本体14への電源供給を開始し、さらに
その端末本体14を起動する処理を実行する。そして、
その端末本体14から個別IDを読み込む。
【0023】マイクロコントローラ20は、読み込んだ
個別IDが、あらかじめ記憶していた取り外し前の端末
本体14の個別IDと同一か否かを判定する処理を行
う。両IDが同一でなかった場合は、新しい端末本体に
交換されたと判断して、その新しい端末本体の個別ID
を含む端末交換情報をネットワークを介して管理側サー
バへ通知する処理を実行する。他方、両IDが同一であ
った場合は、元の端末本体が再装着された、つまり端末
本体の交換は行われなかったと判断して処理を終了す
る。
【0024】以上のようにして、モジュール化された端
末本体14の交換情報をネットワークを介して管理側サ
ーバへ自動的に通知することができる。これにより、管
理側では、その通知情報に基づいて予備モジュールの補
給支援を適正かつ円滑に行うことができる。
【0025】<シン・クライアント管理システムの第1
実施例>図4〜図9は本発明によるシン・クライアント
管理システムの実施例を示す。図4は同システムの概要
を示すブロック図、図5は同システムにおけるシン・ク
ライアント10の処理フローチャート、図6は同システ
ムにおけるローカル管理サーバ40の処理フローチャー
ト、図7は同システムにて使用するダイアルアップ時刻
テーブルのデータ例、図8は同システムにおけるクライ
アント管理サーバ50の処理フローチャート、図9はク
ライアント管理サーバ50側にて作成される管理情報デ
ータベースのデータ例をそれぞれ示す。
【0026】この実施例のシン・クライアント管理シス
テムは、たとえば店舗等の事業所に複数台ずつ設置され
ているシン・クライアント10のモジュール交換情報を
事業所別に仕分けて管理するシステムに適用されるもの
であって、図4に示すように、シン・クライアント10
から交換情報を収集するローカル管理サーバ40と、こ
のローカル管理サーバ40から交換情報を収集するクラ
イアント管理サーバ50とによって構成される。
【0027】ローカル管理サーバ40とクライアント管
理サーバ50はそれぞれダイアルアップルータ42,5
2を有し、ISDN回線(公衆通信回線)によって互い
に通信接続されるようになっている。ローカル管理サー
バ40はLAN(ローカルネットワーク)を介して複数
のシン・クライアント10からモジュール交換情報を収
集し、交換情報ファイルを作成する。クライアント管理
サーバ50は各ローカル管理サーバ40がそれぞれに作
成した交換情報ファイルをISDN回線を介して収集
し、モジュール補給支援のための管理情報データを作成
し、これをデータベース54化して保存する。
【0028】シン・クライアント10は、図5に示すよ
うに、モジュール交換のイベントが発生すると、その交
換前後のモジュールのIDをローカル管理サーバ40に
通知する。この通知を受けたローカル管理サーバ40は
シン・クライアント10別のモジュール交換情報をファ
イル化して保存する。
【0029】ローカル管理サーバ10は、図6に示すよ
うに、上記モジュール交換情報をファイル化して保存し
た後、あらかじめ作成されたダイアルアップ(DU)時
刻テーブルと現時刻を照合する。現時刻が時刻テーブル
で指定された所定のダイアルアップ時刻になったら、ク
ライアント管理サーバ50にISDN回線で通信接続す
るためのダイアルアップ処理(発呼処理)を行う。ダイ
アルアップ処理が成功したら、保存している交換情報フ
ァイルをクライアント管理サーバ50へ送信する。
【0030】ダイアルアップ時刻テーブルは、図7に示
すように、ローカル管理サーバ(店舗)40ごとに時刻
をずらしてダイアルアップ時刻と通信割り当て時間を指
定するように作成されている。この時刻テーブルはクラ
イアント管理サーバ50側から各ローカル管理サーバ4
0にあらかじめ配信される。
【0031】シン・クライアント管理サーバ50は、図
8に示すように、ISDN回線の着信を受けると、その
着信が上記交換情報ファイルを送信するローカル管理サ
ーバ40からのものかどうかを確認する処理(ダイアル
アップ確認)を行った後、サーバIDおよび交換情報フ
ァイルを受信する。そして、この受信データに基づいて
管理情報データベース54のデータ内容(端末変更情報
等)を更新する。
【0032】シン・クライアント管理サーバ50は、図
9に示すような管理情報をデータベース54化して保存
する。管理情報データベース54のデータ内容は、店舗
ID、店舗名、交換前個別ID(取り外された旧モジュ
ールのID)、交換後個別ID(装着された新モジュー
ルのID)、交換時刻(交換の発生時刻)、交換台数な
どであって、このようなデータベースを作成することに
より、多数の事業所にそれぞれ複数台ずつ設置されてい
るシン・クライアントを事業所別に仕分けて適切に集中
管理することができる。これにより、各事業所に対する
予備モジュールの補給支援を適正かつ円滑に行うことが
できるようになる。
【0033】また、ローカル管理サーバ40がモジュー
ル交換情報をシン・クライアント管理サーバ50へ送信
するときのダイアルアップ処理を、あらかじめ作成され
たダイアルアップ(DU)時刻テーブルにしたがって行
わせることにより、ダイアルアップが同時に起きること
による通信接続の不成立(ビジー)を未然に防止し、多
数のローカル管理サーバ40からの交換情報を効率良く
収集することができる。
【0034】<シン・クライアントの第2実施例>図1
0〜図12は本発明によるシン・クライアントの第2実
施例を示す。図10はシン・クライアントの構造概略、
図11はそのシステムブロック図、図12はその処理フ
ローチャートをそれぞれ示す。
【0035】この実施例のシン・クライアント10は、
図1〜3に示したシン・クライアントにおいて、メモリ
モジュール16をコネクタ62の抜き差しによってプラ
グイン交換可能に構成してある。メモリモジュール16
は、端末本体14と同様、センサ付キーロック64によ
って、着脱可能にロック固定され、かつ装着状態が検知
されるようになっている。センサ付キーロック64はメ
モリモジュール16が装着されるスロットのふた部分6
6に設けられている(図10)。端末本体14とメモリ
モジュール16はそれぞれマイクロコントローラ20の
制御下で動作する。端末本体14とメモリモジュール1
6の動作電源もそれぞれ、マイクロコントローラ20の
制御下にある電源遮断装置66,68によってオン/オ
フ制御される。ネットワーク接続装置18は、ネットワ
ークアドレスを不揮発性メモリに格納して有するアドレ
ス保存装置70、LANコントローラ72、LANトラ
ンシーバ74などによって構成される。
【0036】メモリモジュール16は、端末本体を区別
するためのネットワークアドレスを保存するが、このメ
モリモジュール16をプラグイン交換可能に構成すれ
ば、ネットワークアドレスの変更を容易に行うことがで
きる利点が得られる。しかし、この場合、管理者以外が
ネットワークアドレスを勝手に変更するいたずらも容易
に行えるようになってしまう不都合が生じる。そこで、
この実施例のシン・クライアントでは、図12に示すよ
うな処理によって上記不都合を解消している。
【0037】図12に示す処理では、メモリモジュール
16の交換を上記センサ付キーロック64によって検知
し、メモリモジュール16が交換されると、オペレータ
に対してパスワードの入力を要求し、正規のパスワード
が入力された場合だけ、正規の管理者によるメモリモジ
ュールの交換が行われたと判断してネットワークアドレ
スの変更を可能にする。パスワード入力が所定回数(3
回)以上失敗した場合は、ネットアドレスの変更を許可
せず、警報信号を発信して警告処理を実行する。このよ
うなパスワード検査処理によって正規の管理者以外のア
ドレス変更を禁止する。
【0038】<シン・クライアントの第3実施例>図1
3〜16は本発明によるシン・クライアントの第3実施
例を示す。図13はシン・クライアントの構造概略、図
14はメモリモジュール部分の外観構成をそれぞれ示
す。図15はシン・クライアント内のシステムブロック
図を示し、図16はその処理フローチャートを示す。
【0039】この実施例のシン・クライアント10は、
プラングイン交換可能に構成されたメモリモジュール1
6の外部にタッチセンサ78を設け、このタッチセンサ
78によってメモリモジュール16の交換開始を検知す
るとともに、その後の交換が正規の手順にしたがって行
われたか否かを判断する処理を行い、交換手順が不正だ
った場合は、その旨を示す情報をパケットデータの形で
管理サーバに通知する。
【0040】タッチセンサ78はメモリモジュール16
の抜き差し操作を検出できるように設けられている(図
14)。このタッチセンサ78はタッチセンサ用コント
ローラ80を介してマイクロコントローラ20に接続さ
れている(図15)。マイクロコントローラ20は、上
記タッチセンサ78によってメモリモジュールの交換開
始を検知すると、対話形式の処理によるパスワード検査
を行ってその後の交換手順が適正に行われたかどうかを
判定する。このパスワード検査で不正手順を判定した場
合は、モジュールの交換を無効化する処理を実行すると
ともに、不正交換が行われた旨を管理サーバへパケット
送信する(図16)。
【0041】図16に示すパスワード検査では、タッチ
センサ78によってモジュール交換開始のイベントを検
知したときに、オペレータに対してパスワード入力を要
求する。この入力要求に応える形で正規のパスワードが
入力された場合は、その後に行われるモジュール交換を
適正と判定する。正規のパスワードが入力される前にモ
ジュール交換が行われた場合には、その後のモジュール
交換を不正交換(あるいは強制交換)と判定する。パス
ワード入力が設定時間以上持っても行われなかった場合
(タイムオーバ)には、パスワードの入力処理を停止し
て交換開始前の状態に復帰する。この実施例の処理で
は、モジュールが単純な過誤によって引き抜かれたよう
な場合、そのモジュールを設定時間内に差し戻すことに
よって現状回復ができるため、無用な交換情報が発信さ
れるのを防止する効果が得られる。
【0042】以上のようにして、モジュール化によるハ
ードウェアユニットとくにネットワークID等の重要な
個別情報を有するモジュールのいたずらを効果的に防止
することができる。
【0043】
【発明の効果】この発明によるシン・クライアントは、
ハードウェアを複数ユニットに分割するとともに各分割
ユニットをプラグイン交換可能なモジュールとして構成
するとともに、(1)上記モジュールに個別IDを持た
せる、(2)モジュールの装脱着を検知するセンサを設
ける、(3)上記センサによってモジュール交換のイベ
ントを検知するとともに、交換モジュールの個別IDを
読み取る、(4)モジュール交換のイベントが発生した
場合に、交換モジュールの個別IDを含むモジュール交
換情報をネットワークを介して管理サーバへ送信する、
という手段を備えることにより、シン・クライアントに
おけるモジュール交換の発生を的確に管理することがで
きるようになり、これによって、予備モジュールの補給
支援を適正かつ円滑に行わせることができる。
【0044】さらに、上記手段において、モジュール交
換時にオペレータに対してパスワード検査を行う手段を
有し、このパスワード検査手段の検査に基づいてモジュ
ール交換の可否を判定し、モジュールの不正交換を禁止
させるようにすることにより、ユーザ保守性の向上とセ
キュリティの確保とを両立して達成することが可能にな
る。
【0045】また、この発明によるシン・クライアント
管理システムは、上述したシン・クライアントからネッ
トワークを介してモジュール交換情報を収集するローカ
ル管理サーバと、このローカル管理サーバが収集したモ
ジュール交換情報を収集してモジュール管理情報データ
ベースを作成するクライアント管理サーバを備えたこと
により、多数の事業所にそれぞれ複数台ずつ設置されて
いるシン・クライアントを事業所別に仕分けて適切に集
中管理することができるようになり、これにより、各事
業所に対する予備モジュールの補給支援を適正かつ円滑
に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシン・クライアントの第1実施例
を示す構造概略図である。
【図2】モジュール交換を検出するセンサ部の構成例を
示す図である。
【図3】図1,2に示したシン・クライアントの動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明によるシン・クライアント管理システム
の実施例を示すブロック図である。
【図5】図4のシステムにおけるシン・クライアントの
動作を示すフローチャートである。
【図6】図4のシステムにおけるローカル管理サーバの
動作を示すフローチャートである。
【図7】図4のシステムで使用されるダイアルアップ時
刻テーブルのデータ例を示す図である。
【図8】図4のシステムにおけるクライアント管理サー
バの動作を示すフローチャートである。
【図9】図4のシステムにおいて作成される管理情報デ
ータベース例を示す図である。
【図10】本発明によるシン・クライアントの第2実施
例を示す構造概略図である。
【図11】図10に示したシン・クライアント内のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図12】図10に示したシン・クライアントの動作を
示すフローチャートである。
【図13】本発明によるシン・クライアントの第3実施
例を示す構造概略図である。
【図14】メモリモジュール部分の外観構成を示す斜視
図である。
【図15】図13に示したシン・クライアント内のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図16】図13に示したシン・クライアントの動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 シン・クライアント 12 交換感知装置 14 端末本体 16 メモリモジュール 18 ネットワーク接続装置 20 マイクロコントローラ 22 センサ 22a,22b スイッチ接触端子 24 コネクタ 26 ロック装置 28 ロック解除装置 30 ID保存装置 32 コネクタ 34 ロック用溝 40 ローカル管理サーバ 42 ダイアルアップルータ 50 クライアント管理サーバ 52 ダイアルアップルータ 54 管理情報データベース 62 コネクタ 64 センサ付キーロック 66 ふた部分 66,68 電源遮断装置 70 アドレス保存装置 72 LANコントローラ 74 トランシーバ 78 タッチセンサ 80 タッチセンサ用コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェアを複数ユニットに分割する
    とともに各分割ユニットをプラグイン交換可能なモジュ
    ールとして構成したシン・クライアントであって、次の
    (1)〜(4)によって特定されるシン・クライアン
    ト。 (1)上記モジュールに個別IDを持たせる。 (2)モジュールの装脱着を検知するセンサを設ける。 (3)上記センサによってモジュール交換のイベントを
    検知するとともに、交換モジュールの個別IDを読み取
    る手段を有する。 (4)モジュール交換のイベントが発生した場合に、交
    換モジュールの個別IDを含むモジュール交換情報をネ
    ットワークを介して管理サーバへ送信する手段を備え
    る。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、モジュール交
    換時にオペレータに対してパスワード検査を行う手段を
    有し、このパスワード検査手段の検査に基づいてモジュ
    ール交換の可否を判定し、モジュールの不正交換を禁止
    させるようにしたことを特徴とするシン・クライアン
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の発明において、モジ
    ュール交換開始が検知された時点でオペレータに対する
    パスワード検査を実行し、このパスワード検査の結果が
    否の場合に、その後に行われるモジュールの交換を無効
    化する手段を備えたことを特徴とするシン・クライアン
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかの発明におい
    て、モジュール交換の可否判定をオペレータに対するパ
    スワード検査によって行うとともに、オペレータによる
    パスワード入力が設定時間以上待っても行なわれなかっ
    た場合に、パスワードの入力処理を停止して交換開始前
    の状態に復帰する手段を備えたことを特徴とするシン・
    クライアント。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシン・
    クライアントからネットワークを介してモジュール交換
    情報を収集するローカル管理サーバと、このローカル管
    理サーバが収集したモジュール交換情報を収集してモジ
    ュール管理情報データベースを作成するクライアント管
    理サーバを備えたことを特徴とするシン・クライアント
    管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5の発明において、次の(1)〜
    (3)によって特定されるシン・クライアント管理シス
    テム。 (1)ローカル管理サーバからシン・クライアント管理
    サーバに対するモジュール交換情報の送信を、ダイアル
    アップ処理によって通信接続される公衆通信回線よって
    行う。 (2)上記ダイアルアップ処理をローカル管理サーバ側
    から行わせる。 (3)上記ダイアルアップ処理を、あらかじめローカル
    管理サーバごとに時刻をずらせて設定したダイアルアッ
    プ時刻テーブルにしたがって行わせる。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533583A (ja) * 2005-03-08 2008-08-21 チップ ピーシー イスラエル エルティディー シンクライアントブレードモジュラー方式の装置、方法及びシステム
JP2014013515A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理システムおよびプログラム
CN105074714A (zh) * 2013-03-14 2015-11-18 Nec飞鼎克株式会社 电子系统、控制装置、锁定解除方法以及程序

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