JP2002357610A - 測定対象物質を定量するための標準液もしくは反応指示物質溶液、測定対象物質の定量方法、および検量係数の算出方法 - Google Patents

測定対象物質を定量するための標準液もしくは反応指示物質溶液、測定対象物質の定量方法、および検量係数の算出方法

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JP2002357610A
JP2002357610A JP2001166182A JP2001166182A JP2002357610A JP 2002357610 A JP2002357610 A JP 2002357610A JP 2001166182 A JP2001166182 A JP 2001166182A JP 2001166182 A JP2001166182 A JP 2001166182A JP 2002357610 A JP2002357610 A JP 2002357610A
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Kozo Kawasaki
幸造 川崎
Tatsuhiko Tanaka
龍彦 田中
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Shino Test Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定対象試料の分注量とほぼ等しい分注量を
採取することができる標準液又は反応指示物質溶液の提
供。 【解決手段】 標準液又は反応指示物質溶液の表面張力
を55mN/m以下にすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象物質の量
を測定するために使用される標準液・反応指示物質溶
液、測定対象物質の量を測定するための定量方法、並び
に、検量係数の算出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化学反応を利用して測定対象試料中に含
まれる測定対象物質を測定することがよく行われてい
る。例えば、酵素とその酵素の基質となる物質との反
応、錯体形成反応、抗原抗体反応(免疫学的反応)、核
酸とこれに相補的な核酸との結合反応、疎水結合反応、
又はその他の化学反応等を利用して測定対象物質を測定
することができる。
【0003】測定対象物質の定量においては、通常、標
準物質を使用して校正(キャリブレーション)を行い試
料中に含まれる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物
質活性値)を求めるか、又は反応指示物質により算出し
た検量係数(Kファクター)を使用して試料中に含まれ
る測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)を
求める。標準物質又は反応指示物質は、通常、液状形態
で供給された標準液又は反応指示物質溶液をそのまま用
いるか、又は固体の形態で供給される標準物質又は反応
指示物質を水等の溶媒で溶解して標準液又は反応指示物
質溶液とし、用いる。ところが、標準液又は反応指示物
質溶液の分注量が測定対象試料の分注量と大きく異なる
と、定量された測定対象物質の値も実際の値とは異なっ
てくる。特に、採取される分注量が微量である場合に
は、実際の値とのズレが大きくなるので、深刻な問題で
ある。
【0004】近年、自動分析装置の発達に伴い、臨床検
査等は自動分析装置により行われることが多くなってき
た。自動分析装置での測定においては、測定対象試料の
採取量が少ないため、水溶液を主成分とする標準液又は
反応指示物質溶液の分注量と血清の分注量との間に大き
な差が生じやすく、測定値が実際の値と大きくズレてし
まう。このように分注量が異なってしまうのは、血清等
の検体と標準液又は反応指示物質溶液との組成が異なる
ことによるものであると言われている。
【0005】分注量の差をなくすために、標準液又は反
応指示物質溶液と血清等との組成を類似させる方法が知
られており、例えば標準液又は反応指示物質溶液の粘度
及び/又は比重を血清の粘度や比重と同等にすることが
提案されている。
【0006】特公平7−104344号公報には、平均
分子量が400以下のポリエチレングリコールを用い
て、血清の粘度及び比重と同等になるように粘度及び比
重を調整した臨床検査用標準液又は検量係数設定用反応
指示物質溶液が開示されている。この公報によれば、変
動係数が小さくなり検体採取量精度が良好になると記載
されている。
【0007】また、特開平9−89899号公報には、
エチレングリコールを含有させることにより血清と同等
な粘度及び比重を有するように調整された臨床検査用標
準液又は検量係数設定用反応指示物質溶液が開示されて
おり、やはり変動係数が小さくなり検体採取量精度が良
好になると記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者らは
比重について検討したところ、血清(比重1.023、
粘度1.66cP、表面張力43.5mN/m)の比重と近
似した6%サッカロース溶液(比重1.022、粘度
1.09cP、表面張力72.4mN/m)を用いて定量を
行っても、分注量の差を改善することはできなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(1)は、測定対
象試料の分注量と実質的に同量の分注量を採取できるよ
うな表面張力を有することを特徴とする標準液又は反応
指示物質溶液に関する。
【0010】また、本発明(2)は、表面張力調整剤を
添加することにより表面張力を55mN/m以下としたこ
とを特徴とする標準液又は反応指示物質溶液に関する。
【0011】更に、本発明(3)は、該表面張力が、5
0mN/m以下である、前記標準液又は反応指示物質溶液
(2)に関する。
【0012】また、本発明(4)は、測定対象試料が、
血清、血漿及び尿から選択される、前記標準液又は反応
指示物質溶液(2)又は(3)に関する。
【0013】更に、本発明(5)は、表面張力調整剤
が、界面活性剤及び/又はタンパク質である、前記標準
液又は反応指示物質溶液(2)〜(4)に関する。
【0014】また、本発明(6)は、該タンパク質を1
wt/v%以上含有する、前記標準液又は反応指示物質溶
液(5)に関する。
【0015】更に、本発明(7)は、該タンパク質が、
アルブミン又は変性処理されたアルブミンである、前記
標準液又は反応指示物質溶液(5)又は(6)に関す
る。
【0016】また、本発明(8)は、該界面活性剤を
0.0004wt/v%以上含有する、前記標準液又は反
応指示物質溶液(5)に関する。
【0017】更に、本発明(9)は、測定対象試料中の
測定対象物質を定量する方法において、前記標準液
(1)〜(8)を用いて校正を行う、測定対象物質の定
量方法に関する。
【0018】また、本発明(10)は、自動分析装置を
用いて測定対象試料中の測定対象物質の定量を行う方法
において、前記標準液(1)〜(8)を用いて校正を行
う、測定対象物質の定量方法に関する。
【0019】更に、本発明(11)は、測定対象試料中
の測定対象物質を定量するために用いられる検量係数の
算出において、前記反応指示物質溶液(1)〜(8)を
用いて検量係数の算出を行う、検量係数の算出方法に関
する。
【0020】また、本発明(12)は、自動分析装置を
用いて測定対象試料中の測定対象物質を定量するために
用いられる検量係数の算出において、前記反応指示物質
溶液(1)〜(8)を用いて検量係数の算出を行う、検
量係数の算出方法に関する。
【0021】本発明によれば、測定対象試料と標準液又
は反応指示物質溶液の分注量をほぼ等しくすることがで
きるので、測定対象物質の定量を正確に行うことがで
き、例えば疾患の診断等において、より適切な判断を下
すことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】まず、本明細書において使用され
る用語につき説明する。「測定対象試料」とは、測定対
象物質を含有する疑いのある試料を指し、例えば、血
清、血漿、尿が挙げられるがこれらに限定されない。
「標準液」とは、測定対象物質を測定する際の校正(キ
ャリブレーション)に使用されるものであり、測定対象
物質を所定濃度含有させた溶液のことをいう。「反応指
示物質」とは、測定対象物質を測定する際に使用される
検量係数を算出するために用いられるものをいう。例え
ば、4−ニトロフェノール、4−ニトロアニリン、5−
アミノ−2−ニトロ安息香酸、クロロ−4−ニトロフェ
ノール、D−グルコース等を挙げることができる。「反
応指示物質溶液」とは、反応指示物質を所定濃度含有さ
せた溶液のことをいう。「実質的に同量の」とは、測定
対象試料、標準液又は反応指示物質溶液の分注量が、測
定を行う自動分析装置において、測定対象試料、標準液
又は反応指示物質溶液を少なくとも10回以上連続して
測定した際の測定値の変動係数(CV)〔標準偏差/平
均値×100〕(%)の範囲内に収まることをいう。
「表面張力」とは、ウイルヘルミ法で測定された値を指
す。最後に、本明細書においては、表面張力を調整する
ために標準液や反応指示物質溶液に添加される界面活性
剤やタンパク質等に関し、上限は特に規定されていない
が、当業者であれば、発色反応から測定までの一連の工
程で影響を与えないような量を、適宜設定可能である。
【0023】本発明において、標準液又は反応指示物質
溶液の表面張力を調整する物質(表面張力調整剤)とし
ては、界面活性剤やタンパク質が好適なものとして挙げ
られるが、これに限定されるものではなく、測定系に無
視できない影響を与えない物質であればどのようなもの
でも使用可能である。以下、本発明で使用可能な界面活
性剤及びタンパク質を例示する。
【0024】本発明に使用可能な界面活性剤としては、
特に限定されず、例えば、陰イオン界面活性剤、陽イオ
ン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤の
いずれをも使用することができる。具体例を表1に示
す。
【0025】
【表1】
【0026】界面活性剤は、1種類でも複数種を組み合
わせて用いてもよい。また、後述するタンパク質と組み
合わせて使用してもよい。
【0027】本発明に使用可能なタンパク質としては、
例えば、アルブミン、カゼイン、グロブリン、又はゼラ
チン等が挙げられ、特に、アルブミンが好ましい。アル
ブミンとしては、ヒト血清アルブミン(HSA)、ウシ
血清アルブミン(BSA)、ウマ血清アルブミン、又は
卵白アルブミン等が使用可能である。また、変性処理さ
れたタンパク質を用いてもよい。タンパク質の変性処理
方法としては、タンパク質を変性させることが可能な方
法であれば、特に限定されない。例えば、加熱処理、超
音波処理等の物理的処理方法、有機溶媒処理方法、カオ
トロピックイオン処理方法、又は酸・アルカリ等による
化学的処理方法等を挙げることができるが、特に、酸・
アルカリ等による化学的処理方法が好ましい。化学的処
理を行う場合には、例えば酸性ならばpH3以下が好ま
しく、pH2以下が特に好ましい。変性処理されている
タンパク質の具体例としては、上記したタンパク質を変
性処理したものが該当する。
【0028】タンパク質は、1種類でも複数種を組み合
わせて用いてもよい。
【0029】次に、本発明に用いられる測定対象物質
は、特に限定されず、以下に例示する。酵素反応を利用
して測定する場合における基質、例えば、クレアチニ
ン、クレアチン、尿酸(UA)、尿素窒素(BUN、U
N)、グルコース、総コレステロール、遊離型コレステ
ロール、エステル型コレステロール、HDL−コレステ
ロール、LDL−コレステロール、β−リポタンパク
質、トリグリセライド(TG、中性脂肪)、リン脂質
(PL)、遊離脂肪酸(NEFA、FFA)、グルコー
ス、乳酸、ピルビン酸、ガラクトース、シアル酸、クエ
ン酸、フルクトサミン、1,5−アンヒドロ−D−グル
シトール、グリコーゲン、フコース、総ビリルビン、直
接ビリルビン、間接ビリルビン、抱合型ビリルビン、非
抱合型ビリルビン、ナトリウム、クロール、カリウム、
カルシウム、無機リン、マグネシウム、又は、胆汁酸
等;酵素反応を利用して測定する場合における酵素、例
えば、α−アミラーゼ、酸性ホスファターゼ、クレアチ
ンキナーゼ(CK)、アスパラギン酸アミノトランスフ
ェラーゼ(AST、GOT)、アラニンアミノトランス
フェラーゼ(ALT、GPT)、乳酸脱水素酵素(LD
H、LD)、アルカリ性ホスファターゼ(ALP)、ロ
イシンアミノペプチダーゼ(LAP)、γ−グルタミル
トランスペプチダーゼ(γ−GTP)、コリンエステラ
ーゼ(Ch−E)、リパーゼ、又は、リポタンパク質リ
パーゼ(LPL)等;錯体形成反応を利用して測定する
場合における中心イオンやリガンド、例えば、鉄、不飽
和鉄結合能(UIBC)、総鉄結合能(TIBC)、
銅、アルミニウム、亜鉛、カルシウム、又は、マグネシ
ウム等;抗原抗体反応(免疫学的反応)を利用して測定
する場合における抗原や抗体、例えば、HBs抗原、抗
HBs抗体、HBe抗原、抗HBe抗体、抗HBc抗
体、抗HCV抗体、抗HIV抗体、抗ATLV抗体等の
ウイルス関連の抗原又は抗体、大腸菌O157抗原、抗
トレポネーマ・パリダム(TP)抗体、抗マイコプラズ
マ抗体、抗ストレプトリジンO抗体(ASO)等の細菌
関連の抗原又は抗体、免疫グロブリンG(IgG)、免疫
グロブリンA(IgA)、免疫グロブリンM(IgM)、若し
くは免疫グロブリンE(IgE)等の免疫グロブリン、C
反応性タンパク質(CRP)、α1-酸性糖タンパク質、ハ
プトグロビン、補体C3、補体C4、リウマトイド因子等
の炎症マーカー、α−フェトプロテイン、CEA、CA
19−9等の腫瘍マーカー、ヒト胎盤絨毛性ゴナドトロ
ピン等のホルモン、アレルゲン、アレルゲン特異IgE抗
体等のアレルギー関連の抗原又は抗体、抗トロンビンI
II(ATIII)等の血液凝固系関連物質、フィブリン体
分解物(FDP)、Dダイマー等の線溶系関連物質、A
BO式血液型抗体、不規則抗体等の血液型関連の抗原又
は抗体、リポタンパク質(a)、フェリチン等の他の疾
病に関連した物質、薬物、毒物等;核酸の相補的結合反
応を利用して測定を行う場合における核酸、例えば、病
原性ウイルスなどのウイルスのDNA若しくはRNA、
病原性細菌などの細菌のDNA若しくはRNA、又は、
ヒトなどの動物あるいは植物のDNA若しくはRNA
等、が挙げられる。
【0030】なお、測定対象物質又は反応指示物質は、
1種類の測定対象物質又は反応指示物質のみを標準液又
は反応指示物質溶液に含有させてもよく、または複数種
類の測定対象物質又は反応指示物質を含有させてもよ
い。
【0031】本発明の標準液又は反応指示物質溶液は、
必要に応じて、緩衝剤、有機溶媒、糖類、アミノ酸、ペ
プチド、脂質、補酵素、金属イオンなどの無機物質、安
定化剤、防腐剤、活性化剤、キレート剤、又は他の高分
子物質等を含有していてもよい。
【0032】緩衝剤としては、目的とするpH範囲に緩
衝能がある緩衝剤を適宜使用することができる。このよ
うな緩衝剤としては、例えば、トリス〔ヒドロキシメチ
ル〕アミノメタン(Tris)、リン酸緩衝液、イミダ
ゾール、グリシルグリシン、PIPES、ACES、B
ES、MOPS、TES、HEPES、DIPSO、T
APSO、POPSO、HEPPSO、EPPS、HE
PPS、Tricine、Bicine、TAPS、C
HES、CAPSO、CAPS、MES、Bis−Tr
is、Bis−Trisプロパン、ADA、MOPS
O、等を挙げることができる。
【0033】また、本発明の標準液又は反応指示物質溶
液は、液状形態や凍結形態でもよい。なお、粉末形態、
凍結乾燥形態又は固形形態等のいずれの形態でもよく、
この場合には、使用時に水等の溶媒に溶解させて液体化
する。
【0034】本発明に係る標準液又は反応指示物質溶液
の製造法は、適当な溶媒、例えば、蒸留水若しくは精製
水等の水又は溶液に、測定対象物質や反応指示物質と共
に界面活性剤及び/又はタンパク質等の前記表面張力調
整剤を含有させることにより製造され得る。
【0035】以下に、標準液を用いて校正を行い、測定
対象物質を求める方法を説明するが、測定対象試料が血
清である場合を例示して具体的に説明する。測定対象物
質であるクレアチニンを含む血清4μLに、クレアチニ
ン測定試薬である第1試薬(クレアチナーゼ、ザルコシ
ンオキシダーゼ、及びアニリン誘導体を含む溶液)の1
50μLを添加し、温度37℃で5分間放置して反応さ
せる。
【0036】次に、これにクレアチニン測定試薬である
第2試薬(クレアチニナーゼ、4−アミノアンチピリ
ン、及びペルオキシダーゼを含む溶液)の50μLを更
に添加し、37℃で放置して反応させる。第2試薬を添
加してから約5分後に、主波長546nm、副波長700
nmでの吸光度(As)を測定する。
【0037】血清の代わりに水を試料として同様の測定
を行い、吸光度(Arb)を測定し、その値を試薬盲検値
とする。吸光度(As)から試薬盲検値を減じて、吸光
度(ΔAs=As−Arb)を求める。
【0038】次いで、血清に替えて、界面活性剤または
タンパク質及び濃度5.00mg/dLのクレアチニンを含
有するクレアチニン水溶液を標準液とし、前記の吸光度
(As)の測定と同様にして、吸光度(Astd)を測定
する。
【0039】また、クレアチニン水溶液の代わりに水を
試料として試薬盲検値を求め、吸光度(As)から試薬
盲検値を減じて吸光度(ΔAstd=Astd−Arb)を求め
る。
【0040】その後、得られた吸光度(ΔAs及びΔAs
td)を下記の式に代入して校正(キャリブレーション)
を行い、血清試料中に含まれていたクレアチニン濃度を
求める。
【0041】血清中に含まれていたクレアチニン濃度
(mg/dL)=〔ΔAs÷ΔAstd〕×5.00(mg/dL)
【0042】測定対象物質の定量は自動分析装置を用い
て行うことができる。自動分析装置により定量を行う方
法を、図1を用いて以下に説明する。
【0043】図1は自動分析装置の原理を概略的に示す
模式図であり、サンプルディスク2上に配置されたサン
プル容器から血清用ピペッタ1により採取された血清等
の測定対象試料は、反応ディスク3上に配置された反応
容器4に注入される。この反応容器4には、まず第1試
薬ディスク5上に配置された第1試薬容器から第1試薬
が添加され、一定時間後に第2試薬ディスク6上に配置
された第2試薬容器から第2試薬が添加される。なお、
第1試薬及び第2試薬は試薬用ピペッタを用いて所定量
が採取されてある。反応ディスク3には温度調節手段が
設けられていて恒温槽となっている。また、反応ディス
ク3は所定速度で回転するように設計されており、反応
容器中で反応が行われ、この反応後の溶液が多波長光度
計に供せられて測定対象物質の量が測定される。
【0044】検量係数を使用して測定対象試料中に含ま
れる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)
を求める方法を以下に説明するが、血清試料中のアルカ
リ性ホスファターゼ活性値の測定を行う場合を例示す
る。
【0045】 吸光度変化量の測定 測定対象物質であるアルカリ性ホスファターゼを含む血
清の4μLに、アルカリ性ホスファターゼ測定試薬であ
る第1試薬(2−エチルアミノエタノールを含む溶液)
の240μLを添加し、温度37℃で5分間放置する。
これにアルカリ性ホスファターゼ測定試薬である第2試
薬(4−ニトロフェニルリン酸二ナトリウムを含む溶
液)の60μLを更に添加し、温度37℃で放置する。
【0046】アルカリ性ホスファターゼが4−ニトロフ
ェニルリン酸二ナトリウムに作用し、4−ニトロフェノ
ールが遊離してくる。この遊離してきた4-ニトロフェ
ノールの量を測定する。すなわち、主波長405nm、副
波長505nmにおける、第2試薬添加後の約1分30秒
から約5分の間の吸光度変化量を測定し、1分間当たり
の吸光度変化量(As)を求める。
【0047】前記血清試料の代わりに水を試料として同
様に測定を行い、1分間当たりの吸光度変化量(Arb)
を求め、この値を試薬盲検値とする。吸光度変化量(A
s)から試薬盲検値を減じた1分間当たりの吸光度変化
量(ΔAs=As−Arb)を求める。
【0048】 検量係数の算出 血清試料中のアルカリ性ホスファターゼ活性値を求める
前に予め検量係数を算出しておく。すなわち、反応指示
物質である4−ニトロフェノールを含む溶液を用いて検
量係数を算出する。
【0049】まず、反応指示物質である4−ニトロフェ
ノール(BmM(mmol/L)を含む反応指示物質溶液の4
μLに、アルカリ性ホスファターゼ測定試薬である第1
試薬の240μLを添加し、37℃で5分間放置する。
これにアルカリ性ホスファターゼ測定試薬である第2試
薬の60μLを更に添加し、37℃で5分間放置する。
その後、主波長405nm、副波長505nmで、第2試薬
を添加した後、約5分後の吸光度(Ak)を求める。
【0050】反応指示物質溶液の代わりに水を試料とし
て同様に測定を行い、吸光度(Akrb)を測定し、その
値を試薬盲検値とする。吸光度(Ak)から試薬盲検値
を減じて吸光度(ΔAk=Ak−Akrb)を求める。
【0051】反応指示物質の量BmM(mmol/L)及び吸
光度(ΔAk)を下記式に代入して、実測の検量係数を
算出する。
【0052】検量係数(K)=(B÷ΔAk)×103
【0053】 測定対象物質活性値の算出 で求めた1分間当たりの吸光度変化量(ΔAs)と
で求めた検量係数(K)を下記式に代入して、試料中に
含まれていたアルカリ性ホスファターゼの活性値を算出
する。
【0054】試料中に含まれていたアルカリ性ホスファ
ターゼの活性値〔国際単位(IU)〕=ΔAs×K
【0055】なお、自動分析装置を用いて定量を行う場
合には、採取する標準液や反応指示物質溶液が微量であ
るので、採取される分注量の誤差が測定対象物質の定量
に大きな影響を与える。従って、測定対象試料の分注量
とほぼ同量の標準液又は反応指示物質溶液を採取可能と
した本発明は、自動分析装置を用いて量を測定する場合
には極めて有用である。
【0056】
【実施例】クレアチニン標準液の調製 測定対象物質としてクレアチニン約50mgを含有し、更
に、表4−1、表4−2、表5及び表6に示すように、
下記の界面活性剤又はタンパク質のいずれかを含むクレ
アチニン標準液1,000mLを調製した。すなわち、ク
レアチニン約50mgを秤量して、0.1N HCl水溶
液を加えて1,000mLとして標準液を作成した。この
標準液のクレアチニン濃度(mg/dL)を「秤量濃度」と
した。但し、クレアチニン約50mgの秤量は0.01mg
の単位まで秤量値を正確に記録した。
【0057】なお、この各標準液の調製に使用したメス
フラスコ及びホールピペットは、全て規格に従い容積補
正を行ってある。
【0058】標準液の作成において使用された界面活性
剤とタンパク質 ・界面活性剤:エマルゲン507(非イオン性界面活性
剤) トライトンX100(非イオン性界面活性剤) タンパク質:0.1N塩酸に含有させて変性処理したウ
シ血清アルブミン(BSA)
【0059】表面張力の測定 得られた標準液の各々について、FACE表面張力計
「CBVP-A3型(ウイルヘルミ法;協和界面科学社
製)」を使用して表面張力測定した。
【0060】その結果を表2、表3及び図2〜図4に示
す。表2及び図2と図3から、濃度が0.0004wt/
v%以上の界面活性剤は表面張力が55.0mN/m以下で
あることが分かった。
【0061】なお、ヒトの血清、尿及び純水の表面張力
を下記に示す。 ヒト血清の測定結果=43.5mN/m(24.8℃) 尿の測定結果=53.0mN/m(24.8℃) 純水の測定結果=71.5mN/m(24.8℃)
【0062】測定対象試料と標準液との分注量差の検討 上記のようにして調製された各クレアチニン標準液を試
料とし、クレアチニン測定試薬を用いて測定を行った際
の分注量が血清の分注量とほぼ同量になるか否かの検討
を行った。
【0063】なお、本測定における校正(キャリブレー
ション)は、クレアチニン濃度を正確に測定し値を求め
たヒト血清を用いて行った。
【0064】クレアチニン標準液の比重、粘度の測定 ・各クレアチニン標準液について、ゲーリュサック型比
重瓶を使用して比重の測定を行った。その結果を表4−
1、4−2、5及び6に示す。また、ヒト血清の比重は
1.022(24.8℃)であった。
【0065】・各クレアチニン標準液について、粘度計
VM−100A プローブPR−101(振動式;山一
電機社製)を使用して、粘度を測定した。その結果を表
4−1、4−2、5及び6に示す。また、ヒト血清の粘
度は1.66cP(24.8℃)、尿の粘度は1.07cP
(24.8℃)、純水の粘度は0.90cP(24.8
℃)であった。
【0066】クレアチニン測定試薬の調製 ・第1試薬 試薬成分が下記記載の濃度となるように、下記試薬成分
を純水に溶解し、pH7.4(20℃)に調整してクレ
アチニン測定試薬(第1試薬)を調製した。
【0067】 クレアチンアミジノヒドロラーゼ(微生物由来) 40,000U/L ザルコシンオキシダーゼ(微生物由来) 10,500U/L カタラーゼ(微生物由来) 200,000U/L N−(2−カルボキシエチル)−N−エチル−m−トルイジン塩酸塩 1.5mM アスコルビン酸オキシダーゼ 4,000U/L グッド緩衝剤 20mM
【0068】・第2試薬 試薬成分が下記記載の濃度となるように、下記試薬成分
を純水に溶解し、pH7.8(20℃)に調整してクレ
アチニン測定試薬(第2試薬)を調製した。
【0069】 クレアチニンアミドヒドロラーゼ(微生物由来) 400,000U/L 4−アミノアンチピリン 4mM ペルオキシダーゼ(西洋ワサビ由来) 15,000U/L グッド緩衝剤 20mM アジ化ナトリウム 0.15%
【0070】クレアチニンの測定 上記で作製した各クレアチニン標準液を分注量が2μ
L、3μL、4μL、5μL、6μLとなるように採取し、
クレアチニン測定試薬を用いてクレアチニンの濃度を測
定した。すなわち、前記分注量の各試料にクレアチニン
測定用第1試薬150μLを添加して、混和後37℃で
5分間反応させた後、クレアチニン測定用第2試薬50
μLを添加し、37℃で5分間反応させ、主波長546n
m及び副波長700nmにおける吸光度(As)を測定し
た。また、前記試料の代わりに濃度既知の血清を用いて
同様に吸光度(Astd)の測定を行い、純水を試料と
した時の吸光度(Arb)を試薬盲検値として下記の式
によりクレアチニン値を求めた。
【0071】クレアチニン値(測定濃度) = 〔(A
s−Arb)/(Astd−Arb)〕×濃度既知の血
清濃度
【0072】また同様にして、ヒト血清についても分注
量が2μL、3μL、4μL、5μL、6μLとなるように
採取し、クレアチニン測定試薬を用いて同様にクレアチ
ニン値を求めた。
【0073】ただし、分析装置は日立製作所社製の71
70S形自動分析装置を用いた。 分注誤差の確認 で求めた秤量濃度の値からで求めた測定濃度の値を
減ずることにより秤量濃度と測定濃度との差、すなわち
実際の濃度との誤差(分注誤差)を求めた。その結果を
表4−1、4−2、5、6および図5〜12に示す。
【0074】図5〜図12から明らかなように、分注量
が小さくなればなるほど分注誤差は大きくなることが分
かる。また、図5および図6から、界面活性剤としてエ
マルゲン507を含有させた場合には、エマルゲン50
7の濃度が0.001wt/v%以上であれば、分注量2
μL〜6μLで分注誤差を±0.10mg/dL以内にするこ
とができることが分かった。また、図7および図8か
ら、界面活性剤としてトライトンX100を含有させた
場合には、トライトンX100の濃度が0.001wt/
v%以上であれば、分注量2μm〜6μmで分注誤差を±
0.05mg/dL以内にすることができることが分かっ
た。また、図9からタンパク質を含有させた場合には、
タンパク質の濃度が1wt/v%以上であれば、分注誤差
を±0.05mg/dL以内にすることができることが分か
った。
【0075】図10から明らかなように、エマルゲン5
07を添加した場合には、分注量が3μL以上であれ
ば、表面張力が55mN/m以下の標準液により分注誤差
を±0.1mg/dL以内にすることができることが分かっ
た。また、図11から明らかなように、トライトンX1
00を用いた場合には、表面張力が55mN/m以下の標
準液を使用することにより、分注誤差を±0.05mg/
dL以内にすることができることが分かった。
【0076】更に、図12から明らかなように、タンパ
ク質を含有させた場合には、表面張力が55mN/m以下
の標準液を使用することにより、分注誤差を±0.10
mg/dL以内にできることが分かった。
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】
【表5】
【0081】
【表6】
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、測定対象試料の分注量
と標準液又は反応指示物質溶液の分注量をほぼ同量とす
ることができるので、測定対象物質の量を正確に測定す
ることができる。また、表面張力が55mN/m以下の標
準液を用いて校正を行うことにより、正確な測定対象物
質濃度を得ることができる。更にまた、表面張力が55
mN/m以下の反応指示物質溶液により算出された検量係
数を用いることにより、正確な測定対象物質濃度(又は
測定対象物質活性値)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動分析装置の原理を示す概略模式図である。
【図2】界面活性剤の濃度と表面張力との関係を示した
グラフである。
【図3】界面活性剤の濃度と表面張力との関係を示した
グラフである。
【図4】タンパク質の濃度と表面張力との関係を示した
グラフである。
【図5】界面活性剤の濃度と分注誤差との関係を示すグ
ラフである。
【図6】界面活性剤の濃度と分注誤差との関係を示すグ
ラフである。
【図7】界面活性剤の濃度と分注誤差との関係を示すグ
ラフである。
【図8】界面活性剤の濃度と分注誤差との関係を示すグ
ラフである。
【図9】タンパク質の濃度と分注誤差との関係を示すグ
ラフである。
【図10】表面張力と分注誤差との関係を示すグラフで
ある。
【図11】表面張力と分注誤差との関係を示すグラフで
ある。
【図12】表面張力と分注誤差との関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1.血清用ピペッタ 2.サンプルディスク 3.反応ディスク 4.反応容器 5.第1試薬ディスク 6.第2試薬ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01N 21/31 G01N 21/31 Fターム(参考) 2G045 AA01 AA15 AA19 AA20 BA11 BB29 BB32 BB54 CA25 CB03 GC30 JA01 JA02 2G052 AA30 AA32 AB16 AB27 AC11 AD06 AD26 AD46 BA02 BA14 CA03 CA04 CA18 EB12 ED05 FD02 FD04 GA12 HB07 HB08 HC27 HC41 JA09 2G058 AA05 AA09 BB11 CB04 CD04 EB01 GA01 GD02 GE06 2G059 AA01 BB04 BB13 CC16 HH02 HH06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象試料の分注量と実質的に同量の
    分注量を採取できるような表面張力を有することを特徴
    とする標準液又は反応指示物質溶液。
  2. 【請求項2】 表面張力調整剤を添加することにより表
    面張力を55mN/m以下としたことを特徴とする標準液
    又は反応指示物質溶液。
  3. 【請求項3】 該表面張力が、50mN/m以下である、
    請求項2記載の標準液又は反応指示物質溶液。
  4. 【請求項4】 測定対象試料が、血清、血漿及び尿から
    選択される、請求項2又は3記載の標準液又は反応指示
    物質溶液。
  5. 【請求項5】 表面張力調整剤が、界面活性剤及び/又
    はタンパク質である、請求項2〜4のいずれか一項記載
    の標準液又は反応指示物質溶液。
  6. 【請求項6】 該タンパク質を1wt/v%以上含有す
    る、請求項5記載の標準液又は反応指示物質溶液。
  7. 【請求項7】該タンパク質が、アルブミン又は変性処理
    されたアルブミンである、請求項5又は6記載の標準液
    又は反応指示物質溶液。
  8. 【請求項8】 該界面活性剤を0.0004wt/v%以
    上含有する、請求項5記載の標準液又は反応指示物質溶
    液。
  9. 【請求項9】 測定対象試料中の測定対象物質を定量す
    る方法において、請求項1〜8のいずれか一項記載の標
    準液を用いて校正を行う、測定対象物質の定量方法。
  10. 【請求項10】 自動分析装置を用いて測定対象試料中
    の測定対象物質の定量を行う方法において、請求項1〜
    8のいずれか一項記載の標準液を用いて校正を行う、測
    定対象物質の定量方法。
  11. 【請求項11】 測定対象試料中の測定対象物質を定量
    するために用いられる検量係数の算出において、請求項
    1〜8のいずれか一項記載の反応指示物質溶液を用いて
    検量係数の算出を行う、検量係数の算出方法。
  12. 【請求項12】 自動分析装置を用いて測定対象試料中
    の測定対象物質を定量するために用いられる検量係数の
    算出において、請求項1〜8のいずれか一項記載の反応
    指示物質溶液を用いて検量係数の算出を行う、検量係数
    の算出方法。
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