JP2002355625A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002355625A
JP2002355625A JP2001283344A JP2001283344A JP2002355625A JP 2002355625 A JP2002355625 A JP 2002355625A JP 2001283344 A JP2001283344 A JP 2001283344A JP 2001283344 A JP2001283344 A JP 2001283344A JP 2002355625 A JP2002355625 A JP 2002355625A
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Noriyuki Shibayama
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に超音波振動素子の異常を検出すること
ができる基板処理装置を提供することである。 【解決手段】 複数のPZT素子5は、高周波発振器7
から高周波ケーブル6を介して与えられる高周波電力に
応じて超音波振動を発生する。発生された超音波振動
は、石英槽4、伝播水3および処理槽1を介して処理槽
1内部の洗浄液2に伝達され、基板100が洗浄され
る。複数のPZT素子5の高周波電力を測定する高周波
電力計14は、電力の測定値をパソコン13に与える。
パソコン13は、電力の測定値に基づき、複数のPZT
素子5のいずれかが故障しているか否か判定し、判定結
果に応じて警報出力信号および故障しているPZT素子
5を特定する特定信号を警報出力装置12に送信する。
警報出力装置12は、パソコン13から与えられた警報
出力信号および特定信号に応じて警報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に処理を行う
基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板を洗浄するために、基板洗浄処理装置が用いられ
る。基板洗浄処理装置には、超音波式基板洗浄処理装
置、高圧噴射式基板洗浄処理装置およびブラシ式基板洗
浄処理装置がある。
【0003】超音波式基板洗浄処理には、低周波超音波
洗浄と高周波超音波洗浄とがある。低周波超音波洗浄と
は、20〜50kHzの超音波振動を液中に照射し、キ
ャビテーションにより負圧による衝撃波を生じさせ基板
表面を洗浄する方法であり、高周波超音波洗浄とは、1
MHz前後の超音波を流水に与えて、基板表面に流水を
噴射することにより基板表面を洗浄する方法である。超
音波式基板洗浄処理装置では、超音波振動を発生する振
動素子としてPZT素子(チタン酸ジルコン酸鉛素子)
が用いられている。
【0004】以下、図5を用いて従来の高周波超音波洗
浄を行う超音波式基板洗浄処理装置について説明する。
【0005】図5に示す超音波式基板洗浄処理装置は、
処理槽1、石英槽4、複数のPZT素子5、高周波ケー
ブル6、高周波発振器7および保持部材16を備えてい
る。
【0006】図5に示すように、処理槽1の中には、洗
浄液2が収容され、洗浄液2の中に保持部材16により
保持された基板100が浸漬される。その処理槽1を囲
むように石英槽4が設けられており、石英槽4の中に伝
播水3が収容されている。その石英槽4の外側には、複
数のPZT素子5が取り付けられている。この複数のP
ZT素子5は、高周波ケーブル6を介して高周波発振器
7に接続されている。
【0007】この複数のPZT素子5は、高周波発振器
7から高周波ケーブル6を介して供給される電力に応じ
て超音波振動を発生する。複数のPZT素子5により発
生された超音波振動は、石英槽4、伝播水3および処理
槽1を介して処理槽1内部の洗浄液2に伝達される。
【0008】このようにして、基板100が、処理槽1
内部の洗浄液2の超音波振動により洗浄される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来の超音波式基板洗浄処理装置においては、複数
のPZT素子5のうち1個のPZT素子が故障している
場合、基板100の一部分において洗浄効果が低下す
る。それにより、基板100の表面には部分的に不純物
(パーティクル)が残存し、基板100の表面全体が均
一に洗浄されない。その結果、基板の製造工程における
歩留まりが低下することになる。
【0010】このPZT素子の故障とは、PZT素子が
超音波振動を発生できない状態をいい、例えば、複数の
PZT素子5の各々に取り付けられる電気配線の断線ま
たはPZT素子5の電極の剥離等を含む。
【0011】図6は故障しているPZT素子を特定する
音圧分布測定方式を説明するための模式的斜視図であ
る。
【0012】図6に示すように、音圧分布測定方式と
は、石英等の振動検出棒50を用いて、処理槽1の上方
の音による振動(以下、音圧と呼ぶ)を測定し、複数の
PZT素子5による超音波振動が洗浄液2に伝達されて
いるか否かを確認することにより故障しているPZT素
子を検出する方法である。
【0013】例えば、基板100が直径200mmの大
きさで25枚分スタンダードピッチ(標準間隔)で配置
される場合、通常、超音波振動の有効照射面積は、約
6.35mm×25mmである。この有効照射面積に対
して測定ポイント5mm2 間隔で測定する場合、図6に
示す石英等の振動検出棒50による測定ポイント数は1
440個所となる。音圧分布測定方式によれば、1つの
測定ポイントに対して2〜3分程度、測定するための時
間が必要であることから、合計2880分〜4320
分、すなわち48〜72時間かかることとなる。このよ
うに、音圧分布測定方式では、故障している1個のPZ
T素子を特定するのに膨大な時間を費やすことになる。
【0014】また、音圧分布測定方式では、処理槽1内
の洗浄液2に酸化防止のため溶存されている窒素濃度に
応じて音圧分布の測定結果が変化する場合、または石英
等の有する固有振動数によりノイズが発生し、所定の周
波数域を測定することができない場合がある。そのた
め、故障しているPZT素子の特定を行うことが困難と
なる。
【0015】本発明の目的は、容易に超音波振動素子の
異常を検出することができる基板処理装置を提供するこ
とである。
【0016】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板処理装置は、基板に処理液を用いて基板
に処理を行う処理部と、高周波電力を発生する電力発生
手段と、電力発生手段に並列に接続され、処理部に用い
られる処理液に超音波振動を付与する複数の超音波振動
素子と、複数の超音波振動素子に生じる電気的要素をそ
れぞれ検出する検出手段と、検出手段により検出された
電気的要素に基づいて複数の超音波振動素子のいずれか
の異常の有無を判定する判定手段とを備えたものであ
る。
【0017】第1の発明に係る基板処理装置において
は、電力発生手段により、高周波電力が発生され、並列
に接続される複数の超音波振動素子に高周波電力が与え
られる。それにより、複数の超音波振動素子により超音
波振動が発生され、処理液に超音波振動が付与される。
処理部により、超音波振動が付与された処理液を用いて
基板に処理が行われる。また、検出手段により、複数の
超音波振動素子に生じる電気的要素が検出され、検出手
段により検出された電気的要素に基づいて複数の超音波
振動素子のいずれかの異常の有無が判定手段により判定
される。
【0018】このようにして、容易に超音波振動素子の
異常を検出することができる。そして、検出された超音
波振動素子を交換することにより、基板の処理を確実に
行うことができ、基板の製造工程における歩留まりの低
下を防止することができる。
【0019】第2の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、検出手段は、
複数の超音波振動素子と電力発生手段との間にそれぞれ
介挿され、複数の超音波振動素子に生じる電気的要素を
それぞれ測定する複数の測定器を含むものである。
【0020】この場合、複数の測定器により複数の超音
波振動素子の電気的要素がそれぞれ測定されることによ
り、異常と判定された超音波振動素子の特定を容易に行
うことができる。
【0021】第3の発明に係る基板処理装置は、第1ま
たは第2の発明に係る基板処理装置の構成において、処
理部は、処理液を収容する処理液収容部と、基板を処理
液収容部内で保持する保持手段とを含み、複数の超音波
振動素子は、処理液収容部に設けられたものである。
【0022】この場合、複数の超音波振動素子により、
処理液収容部内の処理液に超音波振動が付加され、保持
手段により処理液内で保持された基板に処理が行われ
る。
【0023】第4の発明に係る基板処理装置は、第1ま
たは第2の発明に係る基板処理装置の構成において、処
理部は、基板を保持する保持手段と、保持手段に保持さ
れた基板に処理液を吐出する処理液吐出部とを含み、複
数の超音波振動素子は、処理液吐出部に設けられたもの
である。
【0024】この場合、複数の超音波振動素子により、
処理液吐出部内の処理液に超音波振動が付加され、その
処理液が保持手段に保持された基板に吐出されることに
より、基板の処理が行われる。
【0025】第5の発明に係る基板処理装置は、第4の
発明に係る基板処理装置の構成において、保持手段に保
持された基板と処理液吐出部とを相対的に移動させる駆
動手段をさらに備えたものである。
【0026】この場合、駆動手段により、保持手段に保
持された基板と処理液吐出部とが相対的に移動される。
これにより、基板表面の全域に対して均一に処理を行う
ことができる。
【0027】第6の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第5のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、電気的要素は、電力、電圧、電流、位相差またはイ
ンピーダンスであるものである。
【0028】この場合、電気的要素として、電力、電
圧、電流、位相差またはインピーダンスの測定が行われ
ることにより、超音波振動素子の異常を検出することが
できる。
【0029】第7の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第6のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、判定手段は、複数の超音波振動素子に生じる電気的
要素の各々の値および複数の超音波振動素子に生じる電
気的要素の平均値に基づいて複数の超音波振動素子の各
々における異常の有無を判定するものである。
【0030】この場合、判定手段により、複数の超音波
振動素子に生じる電気的要素の各々の値および複数の超
音波振動素子の電気的要素の平均値に基づいて複数の超
音波振動素子の各々における異常の有無が判定される。
これにより、異常のある超音波振動素子を容易にかつ正
確に検出することができる。
【0031】第8の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第7のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、判定手段の判定結果に基づいて、超音波振動素子の
異常の通知を出力する出力手段をさらに備えるものであ
る。
【0032】この場合、判定手段の判定結果に基づいて
異常と判定された超音波振動素子の通知が出力手段によ
り出力される。それにより、作業者が超音波振動素子の
異常を迅速に知ることができる。したがって、異常のあ
る超音波振動素子の早期交換が可能となる。
【0033】第9の発明に係る基板処理装置は、第1〜
第8のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成におい
て、判定手段は、電力発生手段により複数の超音波振動
素子に生じる電気的要素の平均値をAveとし、複数の
超音波振動素子に生じる電気的要素の各々の値をNiと
し、超音波振動素子の異常の有無の判断基準値をXとし
た場合に、複数の超音波振動素子の少なくとも1つにつ
いて、 |Ave−(Ni)|/Ave×100≦X を満足しない場合に異常と判定するものである。
【0034】この場合、判定手段により、電気的要素の
平均値と複数の超音波振動素子に生じる電気的要素の各
々の値との差の絶対値が算出され、少なくとも1つの超
音波振動素子について平均値に対する差の絶対値の割合
が判断基準値よりも大きい場合に、異常と判断される。
それにより、複数の超音波振動素子の各々の状態と判定
結果とが、矛盾することなく正確な判断を行うことがで
きる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板処理装置
の一例として基板洗浄処理装置について説明する。
【0036】図1は本発明の一実施の形態における高周
波超音波洗浄を行う基板洗浄処理装置の模式的断面図で
ある。
【0037】図1の基板洗浄処理装置は、処理槽1、石
英槽4、複数のPZT素子5、高周波ケーブル6、高周
波発振器7、警報出力装置12、パーソナルコンピュー
タ13(以下、パソコン13と呼ぶ。)、複数の高周波
電力計14および保持部材16を備えている。
【0038】図1に示すように、処理槽1の中には、洗
浄液2が収容され、洗浄液2の中に保持部材16により
保持された基板100が浸漬される。その処理槽1を囲
むように石英槽4が設けられており、石英槽4の中に伝
播水3が収容されている。その石英槽4の外側には、複
数のPZT素子5が取り付けられている。この複数のP
ZT素子5は、インピーダンスおよび共振周波数等の電
気的特性が近似するように多数のPZT素子の中から選
択されており、それぞれ高周波ケーブル6を介して高周
波発振器7に接続されている。複数のPZT素子5は、
高周波発振器7に並列に接続されている。また、これら
の高周波ケーブル6には、複数のPZT素子5の各々に
与えられる高周波電力を測定する複数の高周波電力計1
4がそれぞれ介挿されている。この複数の高周波電力計
14は、パソコン13に接続されている。パソコン13
には、警報出力装置12が接続されている。
【0039】本実施の形態において、処理槽1が処理液
収容部に相当し、洗浄液2が処理液に相当し、複数のP
ZT素子5が複数の超音波振動素子に相当し、高周波発
振器7が電力発生手段に相当し、警報出力装置12が出
力手段に相当し、パソコン13が判定手段に相当し、高
周波電力計14が検出手段に相当し、保持部材16が保
持手段に相当する。
【0040】次に、図1の基板洗浄処理装置の動作につ
いて説明する。複数のPZT素子5は、高周波発振器7
から高周波ケーブル6を介して与えられる高周波電力に
応じて超音波振動を発生する。そして、複数のPZT素
子5により発生された超音波振動は、石英槽4、伝播水
3および処理槽1を介して処理槽1内部の洗浄液2に伝
達される。
【0041】このようにして、基板100が、処理槽1
内部の洗浄液2の超音波振動により洗浄される。
【0042】一方、超音波振動を発生させるために複数
のPZT素子5に与えられる高周波電力を測定する高周
波電力計14は、所定の時間間隔ごとに電力の測定値を
パソコン13に与える。
【0043】パソコン13は、高周波電力計14から与
えられた複数のPZT素子5に対応する電力の測定値に
基づき、複数のPZT素子5のいずれかが故障している
か否か判定する。この判定については後述する。
【0044】ここで、パソコン13は、判定結果に応じ
て警報出力信号および故障しているPZT素子5を特定
する特定信号を警報出力装置12に送信する。警報出力
装置12は、パソコン13から与えられた警報出力信号
および特定信号に応じて警報を出力する。この警報出力
装置12は、作業者に対して警報を出力して基板洗浄処
理装置に備えられたPZT素子5の故障を通知するもの
であり、アラーム信号出力器、警報ブザー、警報ランプ
または表示器などを含む。
【0045】次いで、パソコン13が高周波電力計14
から与えられた電力の測定値に基づいて、PZT素子5
が故障しているか否かの判定を行う動作について説明す
る。
【0046】図2はパソコン13が行う判定についての
動作を説明するフローチャートである。
【0047】まず、図2に示すように、パソコン13
は、複数のPZT素子5の電力の測定値を初期化する
(ステップS21)。次に、複数のPZT素子5の各々
の電力の測定値を高周波電力計14から読み込む(ステ
ップS22)。そして、複数のPZT素子5の電力の測
定値の和を算出し(ステップS23)、複数のPZT素
子の電力の測定値の平均値を算出する(ステップS2
4)。算出された平均値と複数のPZT素子5の各々の
電力の測定値との差を算出する(ステップS25)。
【0048】続いて、算出された差のうちいずれかが規
定値Xと比較して大きいか否かを判定する(ステップS
26)。パソコン13は、全てのPZT素子5の電力の
測定値と平均値との差が規定値Xよりも小さい場合は、
全てのPZT素子5が故障していないと判定し、複数の
PZT素子5のいずれかの電力の測定値と平均値との差
が規定値Xよりも大きい場合は、そのPZT素子5が故
障していると判定する。そして、故障していると判定し
た場合は、警報出力装置12に警報出力信号および故障
していると判定したPZT素子5を特定する特定信号を
送信する(ステップS27)。それにより、警報出力装
置12は、警報を出力するとともに、例えば故障してい
ると判定したPZT素子5を示す表示を行う。
【0049】次に、図1の複数のPZT素子5のうち1
つのPZT素子5が故障している場合のパソコン13が
行う判定の一例について説明する。ここでは、複数のP
ZT素子5の各々を区別するために、これらのPZT素
子5に符号5a〜5fを付す。全てのPZT素子5a〜
5fが故障していない場合と一つのPZT素子5bのみ
が故障している場合との高周波電力計14による測定結
果例を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】本例では、高周波発振器7によりPZT素
子5a〜5fに与えられる電力の合計が600W(ワッ
ト)であるものとする。PZT素子5a〜5fの個数
は、6個である。そして、全てのPZT素子5a〜5f
が故障していない場合は、600Wの電力が6個のPZ
T素子5a〜5fに分配されるので、高周波電力計14
による電力の測定値が全て100Wとなる。これに対
し、全てのPZT素子5a〜5fのうちPZT素子5b
のみが故障している場合は、600Wの電力が故障して
いない5個のPZT素子5a,5c〜5fに分配される
ので、PZT素子5a,5c〜5fの各々の電力の測定
値が120Wとなり、故障しているPZT素子5bの電
力の測定値が0Wとなる。この場合、電力の合計を全て
のPZT素子5a〜5fの個数で除算し、電力の測定値
の平均値を算出すると100Wとなる。
【0052】表1において、PZT素子5bの電力の測
定値が0Wであることは、PZT素子5bの断線または
電極の剥離等により電力が与えられない状態であること
を示している。そして、本来PZT素子5bに与えられ
るべき電力が、故障していない5個のPZT素子5a,
5c〜5fに分配されている状態を示している。
【0053】そして、算出された平均値と全てのPZT
素子5a〜5fの電力の測定値との差を算出する。続い
て、算出された差が規定値と比較して大きいか否かを判
定する。ここで、規定値を平均値の50%と定める。こ
の場合、PZT素子5a,5c〜5fの電力の測定値の
120Wと算出された平均値の100Wとの差は20W
となり、規定値よりも小さいため、PZT素子5a,5
c〜5fが故障していないと判定される。しかし、PZ
T素子5bの電力の測定値の0Wと複数のPZT素子5
a〜5f全体から算出された平均値の100Wとの差は
100Wとなり、規定値よりも大きいため、PZT素子
5bが故障していると判定される。
【0054】以上のことから、本実施の形態に係る高周
波超音波洗浄を行う基板洗浄処理装置では、高周波電力
計14により得られた全てのPZT素子5それぞれの電
力の測定値に基づいて、いずれかのPZT素子5の故障
の有無を容易にかつ確実に判定し、故障しているPZT
素子5を特定することができる。
【0055】この結果、故障しているPZT素子5を交
換し、基板100の処理を確実に行うことができ、基板
100の製造工程における歩留まりの低下を防止するこ
とができる。
【0056】次に、図3は本発明の他の実施の形態にお
ける高周波超音波洗浄を行う基板洗浄処理装置を示す図
であり、図3(a)は基板洗浄処理装置の一部を示す斜
視図であり、図3(b)は基板洗浄処理装置の一部を示
す模式的平面図である。また、図4は図3の基板洗浄処
理装置を示す模式的正面図である。
【0057】図3および図4の基板洗浄処理装置は、複
数のPZT素子5、高周波ケーブル6、高周波発振器
7、洗浄タンク8、洗浄液ノズル9、洗浄液開閉弁1
0、警報出力装置12、パソコン13、高周波電力計1
4、駆動装置15および保持部材16を備えている。
【0058】図3(a),(b)に示すように、保持部
材16により保持された基板100の上方に洗浄液ノズ
ル9が取り付けられている。洗浄液ノズル9には、複数
の孔11が設けられ、かつ複数のPZT素子5が取り付
けられている。そして、洗浄液ノズル9は、駆動装置1
5により水平方向に移動される(図中矢印参照)。
【0059】図4の洗浄タンク8には、洗浄液が収容さ
れている。洗浄液開閉弁10を開放することにより、洗
浄タンク8の洗浄液が洗浄液ノズル9に供給される。複
数のPZT素子5は、インピーダンスおよび共振周波数
等の電気的特性が近似するように多数のPZT素子の中
から選択されており、それぞれ高周波ケーブル6を介し
て高周波発振器7に接続されている。複数のPZT素子
5は、高周波発振器7に並列に接続されている。また、
これらの高周波ケーブル6には、複数のPZT素子5の
各々に与えられる高周波電力を測定する複数の高周波電
力計14がそれぞれ介挿されている。この複数の高周波
電力計14は、パソコン13に接続されている。パソコ
ン13には、警報出力装置12が接続されている。
【0060】本実施の形態において、洗浄液ノズル9が
処理液吐出部に相当し、複数のPZT素子5が複数の超
音波振動素子に相当し、高周波発振器7が電力発生手段
に相当し、警報出力装置12が出力手段に相当し、パソ
コン13が判定手段に相当し、高周波電力計14が検出
手段に相当し、保持部材16が保持手段に相当する。
【0061】次に、図3および図4の基板洗浄処理装置
の動作について説明する。まず、洗浄タンク8に収容さ
れた洗浄液は、洗浄液開閉弁10が開放されることによ
り洗浄液ノズル9に供給される。この洗浄液ノズル9に
供給された洗浄液に複数のPZT素子5が発生する超音
波振動が伝達され、洗浄液が複数の孔11から吐出され
る。洗浄液を吐出する洗浄液ノズル9が、駆動装置15
により水平方向に移動されることにより、基板100の
表面全体を洗浄することができる。
【0062】一方、複数のPZT素子5に与えられる高
周波電力を測定する高周波電力計14は、所定の時間間
隔ごとに高周波電力の測定値をパソコン13に与える。
【0063】パソコン13は、高周波電力計14から与
えられた複数のPZT素子5に対応する電力の測定値に
基づき、複数のPZT素子5のいずれかが故障している
か否か判定する。この判定については、図2に示したフ
ローチャートに示した判定と同一である。
【0064】ここで、パソコン13は、判定結果に応じ
て警報出力信号および故障しているPZT素子5を特定
する特定信号を警報出力装置12に送信する。警報出力
装置12は、パソコン13から与えられた警報出力信号
および故障しているPZT素子5の特定信号に応じて警
報を出力する。この警報出力装置12は、作業者に対し
て警報を出力して基板洗浄処理装置に備えられたPZT
素子5の故障を通知するものであり、アラーム信号出力
器、警報ブザー、警報ランプまたは表示器などを含む。
【0065】以上のことから、本実施の形態に係る高周
波超音波洗浄を行う基板洗浄処理装置では、高周波電力
計14により得られた全てのPZT素子5それぞれの電
力の測定値に基づいて、PZT素子5の故障の有無を容
易にかつ確実に判定し、故障しているPZT素子5を特
定することができる。
【0066】この結果、故障しているPZT素子5を交
換し、基板100の処理を確実に行うことができ、基板
100の製造工程における歩留まりの低下を防止するこ
とができる。
【0067】なお、上記実施の形態では、パソコン13
が判定に用いる規定値Xを平均値の50%としたが、こ
れに限定されず、任意の値を規定してもよい。さらに、
上記実施の形態では、平均値と各々の電力の測定値との
差を用いているが、平均値と各々の電力の測定値との比
を用いてもよい。さらに、上記実施の形態では、電気的
要素として高周波電力計14を用いて電力を測定するこ
とにより故障の有無を判定したが、これに限定されず、
電気的要素として電圧計、電流計、位相測定器またはイ
ンピーダンス測定器を用いて、電圧、電流、位相差また
はインピーダンスを測定することにより故障の有無を判
定してもよい。また、PZT素子の異常としてPZT素
子の故障を判定する場合について説明を行ったが、これ
に限定されず、過度の電力供給によりPZT素子が異常
な超音波振動を発生する場合等を判定してもよい。
【0068】また、上記実施の形態では、基板処理装置
の一例として基板洗浄処理装置について説明したが、こ
れに限らず、本発明は、複数の超音波振動素子を用いて
基板処理を行う他の基板処理装置にも適用することがで
きる。
【0069】
【実施例】図1の基板処理装置を用いた場合において以
下に示す方法で実施例および比較例のシミュレーション
を行った。
【0070】実施例および比較例のシミュレーションで
は、図1の高周波発振器7により6個のPZT素子5a
〜5fに供給可能な最大電力GKmaxを1200Wと
する。ここで、6個のPZT素子5a〜5fに供給可能
な最大電力をGKmaxとする。また、個々のPZT素
子5a〜5fに実際に供給される電力をそれぞれN1
6とし、6個のPZT素子5a〜5fに実際に供給さ
れる電力の合計をGKとする。
【0071】比較例では、最大電力GKmaxに対する
電力の合計GKの割合が所定値Z(例えば30%)の場
合、すなわち次式を満足する場合に、PZT素子5a〜
5fのいずれかに故障があると判定して警報出力信号を
出力(ON)するものとする。
【0072】 (GK/GKmax)×100≦Z …(1) 一方、実施例では、個々のPZT素子5a〜5fに実際
に供給される電力N1〜N6と6個のPZT素子5a〜5
fに実際に供給される電力の平均値Aveとの差D1
6をそれぞれ算出し、平均値Aveに対する個々の差
1〜D6の割合のうち少なくとも1つが判定基準値X
(例えば50%)以下の場合、すなわち次式を満足する
場合に、PZT素子5a〜5fのいずれかに故障がある
と判定して警報出力信号を出力(ON)するものとす
る。
【0073】 |Di|/Ave×100 =|Ave−Ni|/Ave×100≦X …(2) 式(2)において、i=1,2,…,6である。
【0074】次いで、比較例および実施例におけるシミ
ュレーション条件について説明する。このシミュレーシ
ョンの条件は、後述する表2および表3に示すように、
5通り設定し、それぞれ条件A〜Eとする。
【0075】条件Aは、6個のPZT素子5a〜5fの
全てが正常であり、6個のPZT素子5a〜5fに実際
の供給される電力の合計GKを300Wに設定した場合
である。
【0076】条件Bは、6個のPZT素子5a〜5fの
うち1個のPZT素子5bが故障しており、6個のPZ
T素子5a〜5fに実際に供給される電力の合計GKを
600Wに設定した場合である。
【0077】条件Cは、6個のPZT素子5a〜5fの
全てが正常であり、6個のPZT素子5a〜5fに実際
に供給される電力の合計GKを600Wに設定した場合
である。
【0078】条件Dは、6個のPZT素子5a〜5fの
うち1個のPZT素子5bが故障しており、6個のPZ
T素子5a〜5fに実際に供給される電力の合計GKを
300Wに設定した場合である。
【0079】条件Eは、6個のPZT素子5a〜5fの
うち1個のPZT素子5bのみが故障しかけており、6
個のPZT素子5a〜5fに実際に供給される電力の合
計GKを600Wに設定した場合である。
【0080】ここで、PZT素子が故障しかけている状
態とは、PZT素子を構成する振動板を貼り合わせる接
着剤の劣化により、PZT素子の発振強度が低下してい
る状態をいう。
【0081】[比較例]比較例のシミュレーション結果
を表2に示す。
【0082】
【表2】
【0083】以下、5通りの条件A〜Eのそれぞれにつ
いて評価を行う。 (条件Aの場合)6個のPZT素子5a〜5fに実際に
供給される電力の合計GKが300Wであり、最大電力
Gmax(=1200W)の25%であるため、上式
(1)を満足せず、警報出力信号が出力(ON)され
る。この場合、6個のPZT素子5a〜5fのいずれも
故障していないにもかかわらず、警報出力信号が出力
(ON)され、6個のPZT素子5a〜5fの実際の状
態と警報出力信号の状態との間に矛盾が生じる。
【0084】(条件Bの場合)6個のPZT素子5a〜
5fに実際に供給される電力の合計GKが600Wであ
り、最大電力Gmax(=1200W)の50%である
ため、上式(1)を満足して、警報出力信号が出力され
ない(OFF)。この場合、6個のPZT素子5a〜5
fのうち1個のPZT素子5bが故障しているにもかか
わらず、警報出力信号が出力されず(OFF)、6個の
PZT素子5a〜5fの実際の状態と警報出力信号の状
態との間に矛盾が生じる。
【0085】(条件Cの場合)6個のPZT素子5a〜
5fに実際に供給される電力の合計GKが600Wであ
り、最大電力Gmax(=1200W)の50%である
ため、上式(1)を満足して、警報出力信号が出力され
ない(OFF)。この場合、6個のPZT素子5a〜5
fのいずれも故障しておらず、警報出力信号も出力され
ない(OFF)ため、6個のPZT素子5a〜5fの実
際の状態と警報出力信号の状態との間に矛盾が生じな
い。
【0086】(条件Dの場合)6個のPZT素子5a〜
5fに実際に供給される電力の合計GKが300Wであ
り、最大電力Gmax(=1200W)の25%である
ため、上式(1)を満足せず、警報出力信号が出力(O
N)される。この場合、6個のPZT素子5a〜5fの
うち1個のPZT素子5bが故障しており、警報出力信
号も出力(ON)されるため、6個のPZT素子5a〜
5fの実際の状態と警報出力信号の状態との間に矛盾が
生じない。
【0087】(条件Eの場合)6個のPZT素子5a〜
5fに実際に供給される電力の合計GKが600Wであ
り、最大電力Gmax(=1200W)の50%である
ため、上式(1)を満足して、警報出力信号が出力され
ない(OFF)。この場合、6個のPZT素子5a〜5
fのうち1個のPZT素子5bのみが故障しかけている
にもかかわらず、警報出力信号が出力されず(OF
F)、6個のPZT素子5a〜5fの実際の状態と警報
出力信号の状態との間に矛盾が生じる。
【0088】[実施例]実施例のシミュレーション結果
を表3に示す。
【0089】
【表3】
【0090】以下、5通りの条件A〜Eのそれぞれにつ
いて評価を行う。 (条件Aの場合)個々のPZT素子5a〜5fに実際に
供給される電力N1〜N6は全て50Wであり、6個のP
ZT素子5a〜5fに実際に供給される電力の平均値A
veは50Wであり、それらの差D1〜D6は全て0とな
る。したがって、6個のPZT素子5a〜5fの全てに
ついて上式(2)を満足する。この場合、6個のPZT
素子5a〜5fのいずれも故障しておらず、警報出力信
号も出力されず(OFF)、6個のPZT素子5a〜5
fの実際の状態と警報出力信号の状態との間に矛盾が生
じない。
【0091】(条件Bの場合)個々のPZT素子5a,
5c〜5fに実際に供給される電力N1,N3〜N6は1
20Wであり、PZT素子5bに実際に供給される電力
2は0Wである。6個のPZT素子5a〜5fに実際
に供給される電力の平均値Aveは100Wであり、そ
れらの差D1,D3〜D6は20となり、差D2は100と
なる。したがって、PZT素子5a,5c〜5fについ
ては上式(2)を満足するが、PZT素子5bについて
は上式(2)を満足しない。この場合、PZT素子5b
が故障しており、警報出力信号も出力(ON)され、6
個のPZT素子5a〜5fの実際の状態と警報出力信号
の状態との間に矛盾が生じない。
【0092】(条件Cの場合)個々のPZT素子5a〜
5fに実際に供給される電力N1〜N6は全て100Wで
あり、6個のPZT素子5a〜5fに実際に供給される
電力の平均値Aveは100Wであり、それらの差D1
〜D6は全て0となる。したがって、6個のPZT素子
5a〜5fの全てについて上式(2)を満足する。この
場合、6個のPZT素子5a〜5fのいずれも故障して
おらず、警報出力信号も出力されず(OFF)、6個の
PZT素子5a〜5fの実際の状態と警報出力信号の状
態との間に矛盾が生じない。
【0093】(条件Dの場合)個々のPZT素子5a,
5c〜5fに実際に供給される電力N1,N3〜N6は6
0Wであり、PZT素子5bに実際に供給される電力N
2は0Wである。6個のPZT素子5a〜5fに実際に
供給される電力の平均値Aveは50Wであり、それら
の差D1,D3〜D6は10となり、差D2は50となる。
したがって、PZT素子5a,5c〜5fについては上
式(2)を満足するが、PZT素子5bについては上式
(2)を満足しない。この場合、PZT素子5bが故障
しており、警報出力信号も出力(ON)され、6個のP
ZT素子5a〜5fの実際の状態と警報出力信号の状態
との間に矛盾が生じない。
【0094】(条件Eの場合)個々のPZT素子5a,
5c〜5fに実際に供給される電力N1,N3〜N6は1
16Wであり、PZT素子5bに実際に供給される電力
2は20Wである。6個のPZT素子5a〜5fに実
際に供給される電力の平均値Aveは100Wであり、
それらの差D1,D3〜D6は16となり、差D2は80と
なる。したがって、PZT素子5a,5c〜5fについ
ては上式(2)を満足するが、PZT素子5bについて
は上式(2)を満足しない。この場合、PZT素子5b
が故障しており、警報出力信号も出力(ON)され、6
個のPZT素子5a〜5fの実際の状態と警報出力信号
の状態との間に矛盾が生じない。
【0095】[総合評価]以上の評価により、比較例で
は、条件A,BおよびEの場合に、6個のPZT素子5
a〜5fの実際の状態と警報出力信号の状態との間に矛
盾が生じる。
【0096】一方、実施例では、全ての条件A〜Eの場
合に、6個のPZT素子5a〜5fの実際の状態と警報
出力信号の状態との間に矛盾が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における高周波超音波洗
浄を行う基板洗浄処理装置の模式的断面図である。
【図2】パソコンが行う判定についての動作を説明する
フローチャートである。
【図3】本発明の他の実施の形態における高周波超音波
洗浄を行う基板洗浄処理装置を示す模式図である。
【図4】図3の基板洗浄処理装置を示す模式的正面図で
ある。
【図5】従来の高周波超音波洗浄を行う超音波式基板洗
浄処理装置を示す模式図である。
【図6】故障しているPZT素子を特定する音圧分布測
定方式を説明するための模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 洗浄液 3 伝播水 4 石英槽 5 複数のPZT素子 6 高周波ケーブル 7 高周波発振器 8 洗浄タンク 9 洗浄液ノズル 10 洗浄液開閉弁 11 複数の孔 12 警報出力装置 13 パソコン 14 高周波電力計 100 基板
フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA02 AA03 BB02 BB85 BB92 CD42 CD43 5D107 AA15 BB11 CC02 CC12 CD06 CD07 FF08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に処理を行う基板処理装置であっ
    て、 基板に処理液を用いて基板に処理を行う処理部と、 高周波電力を発生する電力発生手段と、 前記電力発生手段に並列に接続され、前記処理部に用い
    られる処理液に超音波振動を付与する複数の超音波振動
    素子と、 前記複数の超音波振動素子に生じる電気的要素をそれぞ
    れ検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された電気的要素に基づいて前
    記複数の超音波振動素子のいずれかの異常の有無を判定
    する判定手段とを備えたことを特徴とする基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、 前記複数の超音波振動素子と前記電力発生手段との間に
    それぞれ介挿され、前記複数の超音波振動素子に生じる
    電気的要素をそれぞれ測定する複数の測定器を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部は、前記処理液を収容する処
    理液収容部と、基板を前記処理液収容部内で保持する保
    持手段とを含み、 前記複数の超音波振動素子は、前記処理液収容部に設け
    られたことを特徴とする請求項1または2記載の基板処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理部は、基板を保持する保持手段
    と、 前記保持手段に保持された基板に前記処理液を吐出する
    処理液吐出部とを含み、 前記複数の超音波振動素子は、前記処理液吐出部に設け
    られたことを特徴とする請求項1または2記載の基板処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段に保持された基板と前記処
    理液吐出部とを相対的に移動させる駆動手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記電気的要素は、電力、電圧、電流、
    位相差またはインピーダンスであることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、前記複数の超音波振動
    素子に生じる電気的要素の各々の値および前記複数の超
    音波振動素子に生じる電気的要素の平均値に基づいて前
    記複数の超音波振動素子の各々における異常の有無を判
    定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段の判定結果に基づいて、超
    音波振動素子の異常の通知を出力する出力手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記判定手段は、 前記電力発生手段により前記複数の超音波振動素子に生
    じる電気的要素の平均値をAveとし、前記複数の超音
    波振動素子に生じる電気的要素の各々の値をNiとし、
    前記超音波振動素子の異常の有無の判断基準値をXとし
    た場合に、前記複数の超音波振動素子の少なくとも1つ
    について、 |Ave−(Ni)|/Ave×100≦X を満足しない場合に異常と判定することを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20120298631A1 (en) * 2009-11-17 2012-11-29 Vincent Rat Plasma torch and method for stabilizing a plasma torch

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