JP2002355277A - 排泄補助装置 - Google Patents

排泄補助装置

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JP2002355277A
JP2002355277A JP2001164588A JP2001164588A JP2002355277A JP 2002355277 A JP2002355277 A JP 2002355277A JP 2001164588 A JP2001164588 A JP 2001164588A JP 2001164588 A JP2001164588 A JP 2001164588A JP 2002355277 A JP2002355277 A JP 2002355277A
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processing tank
stirrer
chair
excrement
assisting device
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JP2001164588A
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Tsuneo Kawai
常雄 川合
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内での使用に、より適したものとなす。 【解決手段】 椅子1の座部3の下方に処理槽31を設
け、この処理槽31の内部に微生物と共に収容した基材
69の中に排泄物が落ち、この排泄物を含む処理槽31
内の収容物を撹拌体34にて撹拌し、微生物にて分解処
理する。撹拌体34は、少なくとも、回転により回転の
中心に近い側の前記収容物を処理槽31の周側部側へ押
し出す第1の撹拌翼39と、回転により処理槽31の周
側部側の前記収容物をその処理槽31の周側部に沿って
押し上げる第2の撹拌翼40とを有し、処理槽31内の
収容物を効率良く撹拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者や身体の不
自由な人、もしくは既設のトイレ以外に新たにトイレを
欲する家庭等のために、室内での使用を可能とした排泄
補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高齢者や身体の不自由な人等
のために、便所以外の室内での使用を可能とした排泄補
助装置としては、手軽でシンプルなポータブルトイレ
や、このポータブルトイレを椅子に組込んだもの、更に
は、それに消臭機を付加したものが供されている。その
ほか、高価なものでは、水を溜めるタンクを具え、排泄
後にそのタンクから水を出して洗浄する洗浄式のポータ
ブルトイレが供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、いずれも、排泄後に毎回、あるいは数回ごとに、
排泄物を廃棄しなければならないという問題点があり、
これが、排泄をした本人、並びに家族等の悩みとなって
いた。しかも、その場合、数回ごとしか排泄物を廃棄し
ない場合には、排泄物の発した臭気が室内にこもり、こ
れが大きな問題となっていた。もちろん、それらの問題
は洗浄式のポータブルトイレでも同様であり、加えて、
この洗浄式のポータブルトイレでは、タンクに逐一水を
溜める必要まであって、それが面倒であるという問題点
を有していた。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、排泄後の排泄物の廃棄の面
倒がなく、且つ、排泄物の発する臭気が室内にこもるこ
ともなくて、更に、タンクに逐一水を溜めるような面倒
もなく使用でき、そのほか、微生物による排泄物の分解
処理を効率良く行い得、併せて、排泄された排泄物を素
早く基材中に取込んで、早々に見えなくしたり、臭いを
封じ込めたりすることができることにより、室内での使
用に、より適したものとなし得る排泄補助装置を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の排泄補助装置は、座部に開口部を有する椅
子と、この椅子の座部の下方に組込まれ、内部が前記座
部の開口部に臨んだ処理槽と、この処理槽の内部に微生
物と共に収容された基材と、前記処理槽の内部に設けら
れ、前記基材中に収容された排泄物を含む処理槽内の収
容物を撹拌する撹拌体と、この撹拌体を回転駆動する撹
拌体駆動装置とを具備し、その撹拌体を、少なくとも、
前記回転により該回転の中心に近い側の前記収容物を処
理槽の周側部側へ押し出す作用をする第1の撹拌翼と、
前記回転により前記処理槽の周側部側の前記収容物をそ
の処理槽の周側部に沿って押し上げる作用をする第2の
撹拌翼とを有する構成としたことを特徴とする(請求項
1の発明)。
【0006】このものによれば、撹拌体を回転駆動させ
た状態で、使用者が椅子の座部に座り排泄をすると、そ
の排泄物が処理槽内の基材及び微生物と共に撹拌され、
微生物によって徐々に分解処理されるようになる。この
とき、撹拌体が少なくとも上述の押し出しと押し上げの
作用をする第1及び第2の撹拌翼を有する構成であるこ
とにより、処理槽内の排泄物を含む収容物の撹拌が効率
良く行われ、排泄物と微生物との接触が盛んになる。こ
れにより、微生物による排泄物の分解処理も効率良く行
われるようになり、そのほか、排泄された排泄物を素早
く基材中に取込んで、早々に見えなくしたり、臭いを封
じ込めたりすることができる。
【0007】この場合、処理槽は椅子から取外し可能と
すると良い(請求項2の発明)。このものでは、基材の
交換等のための処理槽からの取出しが、処理槽を椅子か
ら取外した状態で容易にできる。又、微生物は家畜の腸
内菌と土壌菌から成るものであると良い(請求項3の発
明)。このものでは、排泄物の分解処理時の臭いの発生
を効果的に抑制できる。
【0008】更に、基材は籾殻を含んで構成されている
と良い(請求項4の発明)。このものでは、籾殻が水分
の発散性に優れるものであることにより、基材が水分で
固まるのを防ぎ、排泄物との接触の多い良い状態に基材
を維持できる。又、籾殻は硬く、撹拌されてもほこりが
出にくいから、室内へのほこりの排出を少なく抑制でき
る。
【0009】撹拌体駆動装置は撹拌体と同心状に設ける
と良い(請求項5の発明)。このものでは、撹拌体をベ
ルト伝動機構を用いずに駆動できるので、ベルト伝動機
構特有の騒音が出ず、静かに使用できる。椅子には、処
理槽内から排出される空気を清浄化する空気清浄機を組
込むと良い(請求項6の発明)。このものでは、処理槽
内から排出される空気を空気清浄機により清浄化して室
内に排出できる。
【0010】この場合、室内の空気を処理槽を通さずに
空気清浄機に通して室内に戻すように切換える切換機構
を有するのも良い(請求項7の発明)。このものでは、
排泄補助装置を置いた室内の空気の清浄化が、排泄補助
装置に組込まれた空気清浄機を利用してできる。そのほ
か、椅子には、処理槽内から排出される空気から異物を
捕獲するフィルタを組込み、このフィルタには脱臭剤を
混入していると良い(請求項8の発明)。このもので
は、処理槽内から排出される空気に含まれるほこり等の
異物をフィルタで捕獲でき、しかも、そのフィルタに混
入された脱臭剤で脱臭までできる。
【0011】一方、処理槽内の水分率を検知する水分率
検知手段を具えると共に、その検知した処理槽内の水分
率が35〔%〕以下であるときに、少なくとも撹拌体の
回転についての運転率を下げる制御をするようにすると
良い(請求項9の発明)。このものでは、基材が乾燥し
てほこりや雑菌が出やすくなる状況で、運転率を下げる
ことにより、そのほこりや雑菌の発生を少なくできる。
【0012】又、上記水分率検知手段により検知した処
理槽内の水分率が35〔%〕以下であるときには、水分
補給のための警告をするようにすると良い(請求項10
の発明)。このものでは、基材が乾燥してほこりや雑菌
が出やすくなる状況で、水分補給のための警告をするこ
とにより、使用者にて基材を湿らせ、ほこりや雑菌の発
生を少なくできる。
【0013】そして、本発明の排泄補助装置は、座部に
開口部を有する椅子と、この椅子の座部の下方に組込ま
れ、内部が前記座部の開口部に臨んだ処理槽と、この処
理槽の内部に微生物と共に収容された基材と、前記処理
槽の内部に設けられ、前記基材中に収容された排泄物を
含む処理槽内の収容物を撹拌する撹拌体と、この撹拌体
を回転駆動する撹拌体駆動装置とを具備すると共に、通
常の運転コースに対し、少なくとも前記撹拌体の回転を
休止する時間を長くする就寝コースを実行する制御手段
を具備したことをも特徴とする(請求項11の発明)。
【0014】このものによれば、就寝コースを実行した
ときに、少なくとも撹拌を休止する時間が長くされるこ
とで、就寝時に耳障りと感じられる可能性が少なくな
り、室内に置いての使用、特に就寝時の使用に好適する
ものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図面を参照して説明する。まず、図2には、排泄補助装
置の本体を成す椅子1を示している。この椅子1は、直
方体のボックス状を成す基体部2の上面部に座部3を有
し、この座部3の後側上部に背もたれ部4を、座部3の
左右の両側の上部に手掛け部5を、それぞれ有してい
る。座部3は、ほゞ中央部にほゞ円形の開口部6を有し
ており、この開口部6を例えば二つ折りの蓋7により開
閉するようにしている。
【0016】上記蓋7は、図1に示すように、後端部を
軸8によって座部3に上下回動可能に枢支しており、座
部3も、基体部2とは別体にて、後端部を軸9によって
基体部2に開閉可能(上下回動可能)に枢支している。
基体部2内及び背もたれ部4内は中空状を成しており、
そのうちの基体部2内に、座部3の下方に位置して受け
器10を配設している。この受け器10は有底の円筒形
を成しており、基体部2の上部から吊持機構11により
吊持している。
【0017】上記吊持機構11は、詳細には、基体部2
内の4つある隅部に1組ずつ、計4組存し、その1組を
図1及び図3に示している。以下、この1組で代表し
て、吊持機構11の構成を述べる。図1に示すように、
基体部2の隅部の上部には支持部12を設けており、こ
の支持部12は、下半球形の凹状を成している。これに
対して、受け器10の下部外周の等間隔を置いた4か所
には被支持部13を突設しており、この被支持部13は
上半球形の凹状を成している。
【0018】上記支持部12と被支持部13との間には
吊り棒14を渡して、その上端部を支持部12上に挿通
し、下端部を被支持部13下に挿通している。図3に示
すように、この吊り棒14の下端部側には、上から順
に、下部受け部材15と、この下部受け部材15に結合
するダンパ部材16、ダンパ部材16の下部を包囲する
ダンパケース17、ダンパケース17を囲繞して更にそ
の下方に存在する振動吸収部材としてのスプリング(圧
縮コイルスプリング)18、スプリング18の下部を囲
繞する外筒19、外筒19の下端に当接する受け板2
0、受け板20の下面に当接するワッシャ21を装着し
ており、それらの抜止めをする抜止め部22を吊り棒1
4の下端部に形成している。
【0019】このうち、特に下部受け部材15は、上側
に球面部15aを有しており、この球面部15aを被支
持部13の球面13aに摺動可能に当接させている。一
方、吊り棒14の上端部側には、図1に示すように、上
部受け部材23を装着しており、それの抜止めをする抜
止め部41を吊り棒14の上端部に形成している。上部
受け部材23は、下側に球面部(符号省略)を有してお
り、この球面部を前記支持部12の球面(これも符号省
略)に摺動可能に当接させている。
【0020】かくして、支持部12、被支持部13、吊
り棒14、下部受け部材15、ダンパ部材16、ダンパ
ケース17、スプリング18、外筒19、受け板20、
ワッシャ21、及び上部受け部材23を有して成る吊持
機構11により、受け器10を基体部2、ひいては椅子
1に吊持している。なお、吊持機構11の、支持部12
の球面と上部受け部材23の球面部との間や、被支持部
13の球面13aと下部受け部材15の球面部15aと
の間を初めとした、各摺動部にはグリス(潤滑剤)を介
在させている。
【0021】受け器10の周側部10aには、図1に示
すように、外方よりヒータ24を取付けると共に、水分
センサ25を取付けている。このうち、ヒータ24は例
えば面状ヒータから成っており、受け器10を加熱する
ことによって、該受け器10内に後述のごとく収容され
る処理槽を加熱し、ひいては処理槽の内部を加熱するよ
うになっている。
【0022】水分センサ25は、処理槽の内部の水分率
を検知するもので、ひいては処理槽の内部に後述のごと
く収容される基材の水分率を検知する水分率検知手段と
して機能するようになっている。このほか、受け器10
の周側部10aには、図中、水分センサ25と対称的な
位置に、温度センサ26を取付けている。この温度セン
サ26は、処理槽の温度を検知するもので、ひいては処
理槽の内部に収容される上述の基材の温度を検知する温
度検知手段として機能するようになっている。
【0023】更に、受け器10の底部のほゞ中心部に
は、駆動軸27を回転可能に挿通して取付けている。こ
の駆動軸27の下端部には、例えば遊星歯車機構等の歯
車機構から成る減速機構28を設けており、その下方部
は、音質面で静かな例えば直流のブラシレスモータから
成るモータ29を設けて、これを取付板30により受け
器10に取付けている。
【0024】一方、受け器10の内部には処理槽31を
収容している。この処理槽31は、例えば軽量なプラス
チックにより形成したもので、特には後述する微生物、
中でも家畜の腸内菌と土壌菌とから成る微生物の性能を
劣化させない種類の抗菌剤を混入したプラスチックによ
り形成したものであり、受け器10より一回り小さな有
底の円筒状を成している。又、この処理槽31は、受け
器10内に収容した状態で、内部が前記椅子1の座部2
の開口部6に臨んでおり、その受け器10内に収容した
状態から、前述の蓋7を開け、更に座部3を開けること
によって、受け器10内から、ひいては椅子1の基体部
2内から処理槽31を取外して出し得るようになってい
る。そして、受け器10内への収容装着状態では、該処
理槽31は受け器10と密接一体化され回転しないよう
になっている。
【0025】処理槽31の底部のほゞ中心部には、従動
軸32を回転可能に挿通して取付けている。この従動軸
32は、下部に連結部32aを有しており、これに対し
て前記駆動軸27は上端部に連結部27aを有してい
る。これらの連結部32a、27aは、例えば噛み合い
クラッチの接離可能な一方側と他方側であり、前記受け
器10の内部に処理槽31を収容したとき、それらが噛
み合って連結されるようになっている(受け器10内か
ら処理槽31を取出したときには、それらは解離され
る)。又、前記モータ29及び減速機構28は、撹拌体
駆動装置33を構成するもので、モータ29の回転動力
が減速機構28に減速されてトルクを増した上で駆動軸
27に伝わり、この駆動軸27から上述の連結部27
a、32aの連結構造を介して従動軸32に伝わるよう
になっている。
【0026】しかして、従動軸32には、処理槽31内
の下部に位置して撹拌体34を着脱可能に取付けてお
り、これが従動軸32と共に回転するようになってい
る。この撹拌体34は、例えば金属製で、図4及び図5
に示すように、従動軸32への取付けに供したボス35
の周囲に、第1、第2、及び第3のアーム36,37,
38をほゞ均等間隔置き(ほゞ等分配置)で放射状に突
設したものであり、この各アーム36〜38に、それぞ
れ、第1、第2、及び第3の撹拌翼39,40,41を
例えば溶接により取付けて一体化している。
【0027】このうち、第1の撹拌翼39は、第1のア
ーム36の長さに応じて、撹拌体34の回転中心である
ボス35の近くに位置し、撹拌体34の回転方向である
矢印A方向に向かって下方に約45度傾斜している。こ
れに対して、第2の撹拌翼40は、第2のアーム37の
長さに応じて、第1の撹拌翼39より遠くの処理槽31
の周側部31aの近くに位置し、第1の撹拌翼39同様
に、撹拌体34の回転方向(矢印A方向)に向かって下
方に約45度傾斜している。そして、第3の撹拌翼41
は、第3のアーム38の長さに応じて、第1の撹拌翼3
9と同様な位置を占め、撹拌体34の回転方向(矢印A
方向)に向かって山状(V字状)を成している。
【0028】なお、第3の撹拌翼41は、第1及び第2
の撹拌翼39,40よりも高い位置を占めるものであ
り、これの2つの翼片41a,41bによる山形状の角
度αはほゞ90度としている。又、第1〜第3の撹拌翼
39〜41は、撹拌体34の回転方向(矢印A方向)
に、第1の撹拌翼39、第2の撹拌翼40、第3の撹拌
翼41の順に位置している。
【0029】又、前記撹拌体駆動装置33は、その出力
軸(減速機構28の出力軸)が、駆動軸27、従動軸3
2、及び撹拌体34の中心軸(ボス)35と一直線状に
並ぶ構成で、撹拌体34と同心状に設けており、この構
成で、撹拌体34を上述の矢印A方向に約10〔rp
m〕前後の回転速度で回転駆動するようになっている。
【0030】以上に対して、基体部2内には、図1に示
すように仕切板42を設けている。この仕切板42は、
前記背もたれ部4を含む椅子1の内部を上述の受け器1
0等が位置した第1のスペース43と、それより後方の
第2のスペース44とに仕切るもので、該仕切板42に
は、上部に連通口45を形成し、この連通口45に第1
のフィルタ46を設け、連通口45を覆っている。この
第1のフィルタ46は、この場合、比較的目の粗いのも
のである。
【0031】これに対して、第2のスペース44には、
空気清浄機47を組込んでいる。この空気清浄機47
は、上記第1のフィルタ46に次ぐ第2のフィルタであ
るフィルタ48と、これの後方部に配設したファン49
とから成っている。このうち、フィルタ48は、第1の
フィルタ46より目が細かく、通過する空気の中から第
1のフィルタ46で捕獲できないほこりなどの異物を捕
獲するようになっている。又、このフィルタ48には抗
菌剤及び脱臭剤(例えば活性炭)が混入され、抗菌及び
脱臭性能を有している。
【0032】ファン49は、モータ50と、これにより
回転駆動される送風羽根51、及び送風羽根51に臨む
吸気枠52、送風羽根51が排出する風を案内するケー
シング53を有しており、そのケーシング53の先端部
が臨む椅子1の後面部には排気口54を形成している。
【0033】そして、図2に示すように、椅子1の基体
部2の側面部には、第1の吸気口55と第2の吸気口5
6とを、ともに異物の侵入を防止するフィルタ(符号省
略)を張設して形成している。このうち、第1の吸気口
55は前記第1のスペース43に連通し、第2の吸気口
56は第2のスペース44の特に空気清浄機47より第
1のスペース43側の部分に連通するもので、基体部2
内には、それらの開閉するシャッタ57を設けている。
【0034】このシャッタ57は、操作子であるつまみ
部57aを基体部2外に有し、このつまみ部57aを、
基体部2に形成したガイド溝58に沿って図中矢印B1
、B2 で示すように動かすことにより、上記第1の吸
気口55と第2の吸気口56とを選択的に開閉するもの
で、それら第1の吸気口55及び第2の吸気口56と共
に空気清浄機47による通風の切換えを後述のごとく行
う切換機構59を構成している。
【0035】図6は排泄補助装置の運転操作用の操作部
60の構成を示している。この操作部60は、例えば図
2に示すように、一方側の前記手掛け部5の上面に設け
たもので、それを図6に詳細に示している。すなわち、
この操作部60は、切換スイッチ61を有すると共に、
この切換スイッチ61で使用者により選択される、「自
動」、「おやすみ」、及び「室内クリーン」の各運転コ
ースを表示する表示部62,63,64を有し、更に、
「乾燥検知」を表示する表示部65を有している。この
表示部62〜65は、例えばLEDなど発光体の発光に
よりそれぞれの表示作動をするようになっている。
【0036】図7には、制御装置66を示している。こ
の制御装置66は、本実施例の排泄補助装置の運転全般
を制御する制御手段として機能するもので、例えばマイ
クロコンピュータから成っている。この制御装置66に
は、上記切換スイッチ61から選択信号が入力されると
共に、前記水分センサ25から水分率検知信号が入力さ
れ、更に、温度センサ26から温度検知信号が入力さ
れ、前記蓋7の開閉を検知するように設けた蓋スイッチ
67からは蓋開閉検知信号が入力されるようにしてい
る。
【0037】そして、制御装置66は、それらの入力並
びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、
上記表示部62〜65と、前記ヒータ24、撹拌体駆動
装置33のモータ29、空気清浄機47のファン49
(モータ50)、を駆動するための駆動回路68に駆動
制御信号を与えるようにしている。
【0038】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、処理槽31内には、有機物を分解する微生物を含ん
だ基材69を図1に示すように収容し、もって処理槽3
1の内部に基材69と微生物とが収容された状態にして
いる。
【0039】この場合、基材69には、おがくずや、木
のチップ、ピートモスといった多孔質のものを用い、そ
れに特には籾殻を加えたものを用いる。籾殻の添加率は
30〔%〕以下、特には約10〜15〔%〕とする。
又、微生物には、家畜(例えば豚)の腸内菌と土壌菌と
から成るものを用いる。なお、微生物は、基材69にあ
らかじめ含ませるのではなく、基材69とは別に処理槽
31内に投入するようにしても良い。
【0040】この状態で、排泄補助装置の図示しない電
源プラグを給電コンセントに差込み接続することによ
り、排泄補助装置に電源を投入する。すると、制御装置
66が図8に示すように作動を開始(スタート)して、
最初に、運転コースの選択があったか否かの判断をする
(ステップS1)。このステップS1で、運転コースの
選択がなかった(NO)と判断されれば、表示部62を
表示作動させて(ステップS2)、通常の運転コースで
ある「自動コース」を開始する(ステップS3)。
【0041】この「自動コース」では、基本的に、撹拌
体駆動装置33を、撹拌体34を交互に正転、逆転させ
ることを2〜4分行い、該撹拌体34の回転を休止させ
ることを30分〜1時間行うパターンの繰返しで、間欠
運転させる。この状態で、使用者が、椅子1の蓋7を開
けると、それを蓋スイッチ67が検知することにより、
撹拌体34がこのとき回転していれば、該撹拌体34の
回転が停止される。そして、座部3に座って排泄をし、
その後、蓋7を閉じれば、それを蓋スイッチ67が検知
することにより、撹拌体34の回転が再開される。
【0042】これにより、処理槽31内に収容された排
泄物及びトイレットペーパー等は、基材69及び微生物
と共に撹拌されて、それらの中に取込まれて分散され、
微生物に接触される。よって、処理槽31内に収容され
た排泄物は、微生物により徐々に分解処理されるように
なる。又、撹拌により、微生物には排泄物の分解に必要
な酸素が供給され、且つ排泄物の分解により発生した水
分が排出される。
【0043】ここで、本実施例の、排泄物と基材69及
び微生物の撹拌について詳述する。まず、処理槽31内
の収容した基材69の量は、撹拌体34が基材69の全
量の1/3ぐらいの高さ領域に位置する程度とする。
【0044】撹拌体34は、第1の撹拌翼39が、処理
槽31内の底部においてその中心部寄りに位置している
と共に、回転方向(矢印A方向)に向かって下方に傾斜
しているので、回転により、処理槽31内の底部付近の
収容物(排泄物と基材69及び微生物)をすくい上げる
と共に、その収容物を処理槽31の周側部31a側へ押
し出すように作用する。
【0045】第2の撹拌翼40は、撹拌体34の回転方
向で第1の撹拌翼39の次に位置している。この第2の
撹拌翼40は、第1の撹拌翼39よりも処理槽31の周
側部31aに近い側に位置していると共に、回転方向
(矢印A方向)に向かって下方に傾斜しているので、回
転により、処理槽31内の周側部31aに近い底部付近
の収容物をすくい上げる。そのすくい上げられた収容物
は、処理槽31の周側部31aに沿って持ち上げられる
ようになる。
【0046】第3の撹拌翼41は、撹拌体34の回転方
向で第2の撹拌翼40の次に位置している。この第3の
撹拌翼41は、第1の撹拌翼39と同様に処理槽31内
の底部においてその中心部と処理槽31の周側部31a
とのほゞ中央に位置していると共に、回転方向に向かっ
て山状をなしているので、回転により、処理槽31内の
下部の収容物を処理槽31の周側部31a側と中心部側
とに押し分けるように作用する。これにより、該第3の
撹拌翼41の背部41c(図3及び図4参照)に空間部
が形成されるようになり、この空間部に、上記第2の撹
拌翼40によって持ち上げられた収容物が落ちるように
なる。
【0047】このような第1〜第3の撹拌翼39〜41
の作用により、処理槽31内の収容物は、底部側のもの
がすくい上げられて処理槽31の周側部31a側(撹拌
体34の回転中心から遠い周囲部側)へ押しやられ、そ
の処理槽31の周側部31a側のものが上部側へ持ち上
げられ、その持ち上げられたものが、処理槽31内の中
央部側(撹拌体34の回転中心側)へ落ちるというよう
に、処理槽31内において収容物が、図1に矢印C1 ,
C2 で示すように、下から上へ、又、上から下へと対流
するようにして、渦を巻くように三次元的に撹拌される
ようになる。従って、処理槽31内の底部に配設された
撹拌体34の撹拌翼39〜19により、処理槽31内の
収容物全体を効率良く撹拌することができる。
【0048】基材69に含まれた微生物で排泄物を分解
処理するには、微生物と排泄物とを効率良く接触させる
必要があり、そのほか、投入した排泄物を早く見えなく
したり、排泄物が発せられる臭気を早く感じなくするた
めにも、投入後、排泄物を基材69中に早く取込んで分
散させる必要がある。これに対して、基材69を上述の
ように撹拌することにより、排泄物の取込み分散はきわ
めて早いものとなる。実験的には、例えば10秒前後
で、排泄物が見えなくなり、分散される。しかも、この
場合、撹拌体34としては、処理槽31内の底部に低く
位置するもので足る特長をも有している。
【0049】一方、微生物で排泄物を分解処理すると
き、その分解を効率良く行い、且つ臭気の発生を少なく
抑えるためには、基材69は、湿度を約35〜60
〔%〕に保つ必要がある。しかしながら、排泄物の排泄
量や排泄回数が少ない場合、基材69の湿度は上述の約
35〜60〔%〕を下回ることがある。
【0050】これに対し、本実施例の「自動コース」で
は、水分センサ25により処理槽31内の水分率を検知
する(ステップS4)。そして、その検知結果に基づ
き、運転のモードを、「高湿度モード」(ステップS
5)、「中湿度モード」(ステップS6)、及び「低湿
度モード」(ステップS7)のいずれかに設定して実行
する。
【0051】「高湿度モード」は、検知した処理槽31
内の水分率が高いとき(例えば55〔%〕超であると
き)に設定し実行するもので、撹拌体駆動装置33の前
述のような間欠運転に加えて、このときには、空気清浄
機47のファン49を、例えば30秒運転し、30秒休
止するパターンの繰返しで、間欠運転させる。又、この
ときには、ヒータ24を、温度センサ26で検知する処
理槽31内の温度が約38〔℃〕となるように発熱させ
る。
【0052】「中湿度モード」は、検知した処理槽31
内の水分率が中程度であるとき(例えば55〔%〕以
下、45〔%〕超であるとき)に設定し実行するもの
で、撹拌体駆動装置33の前述のような間欠運転に加え
て、このときには、空気清浄機47のファン49を、例
えば30秒運転し、60秒休止するパターンの繰返し
で、間欠運転させると共に、ヒータ24を、温度センサ
26で検知する処理槽31内の温度が約31〔℃〕とな
るように発熱させる。
【0053】「低湿度モード」は、検知した処理槽31
内の水分率が低いとき(例えば45〔%〕以下、35
〔%〕超であるとき)に設定し実行するもので、撹拌体
駆動装置33の前述のような間欠運転に加えて、このと
きには、空気清浄機47のファン49を、例えば15秒
運転し、120秒休止するパターンで、間欠運転させる
と共に、ヒータ24を、温度センサ26で検知する処理
槽31内の温度が約21〔℃〕となるように発熱させ
る。
【0054】この後、ステップS4から例えば2時間が
経過したか否かの判断をし(ステップS8)、経過して
いない(NO)と判断されるうちは、ステップS5〜S
7中の実行中のステップに戻る。又、2時間が経過した
(YES)と判断されれば、ステップS1に戻り、この
ステップS1以降の動作を繰返す。図9はこのような
「自動コース」における動作内容を表しており、こうし
た「自動コース」における動作により、処理槽31内の
湿度、ひいては該処理槽31内の基材69の湿度は、約
35〜60〔%〕の適正なレベルに維持される。
【0055】又、このときには、使用者が、切換機構5
9のつまみ部57aを持ってシャッタ57を矢印B1 方
向に動かすことにより、第1の吸気口55を開放させ
て、第2の吸気口56を閉鎖させる。こうした状態で
の、上記空気清浄機47のファン49の運転により、機
外の空気が第1の吸気口55から第1のスペース43内
に吸入されつつ、処理槽31内の空気が、排泄物の分解
により発生した水分を伴って、図1に矢印Dで示すよう
に、排気口54から機外に排出される。
【0056】この排出される空気は、処理槽31の存し
た第1のスペース43から第2のスペース44に移ると
きに第1のフィルタ46を通り、従って、このときに、
その排出空気に大きな異物が含まれていれば、それが該
第1のフィルタ46に捕獲される。
【0057】そして、第1のフィルタ46を通った空気
が空気清浄機47のフィルタ48(第2のフィルタ)を
通り、従って、このときに、基材69の前述の撹拌によ
る徐々の破砕等によって該基材69から発生した細かな
ほこりなど、処理槽31の内部で発生して該排出空気に
含まれたほこりが、該フィルタ48に捕獲される。又、
このとき、フィルタ48は抗菌及び脱臭性能を有してお
り、従って、上述の基材69から発生した細かなほこり
等のほかに、排泄物から出る雑菌や臭いも、該フィルタ
48により捕ることができる。
【0058】なお、この抗菌及び脱臭性能については、
フィルタ48でなく、第1のフィルタ46が有していて
も、排泄物から出る雑菌や臭いを上述同様に捕ることが
でき、又、それらの両フィルタ46,42が有していれ
ば、上述以上に雑菌や臭いを捕ることができる。更に、
それらのフィルタ46,42は、抗菌及び脱臭のいずれ
か一方の性能のみを有していても良い。
【0059】以上に対して、先のステップS4で検知し
た処理槽31内の水分率が35〔%〕以下であったと
き、制御装置66は、表示部65を連続点灯もしくは点
滅により表示作動させ(ステップS9)、「乾燥検知モ
ード」を設定して実行する(ステップS10)。
【0060】この「乾燥検知モード」では、撹拌体駆動
装置33の休止時間を上述の他のモードの30分〜1時
間より長くして、運転率を下げる。場合によっては、撹
拌体駆動装置33をまったく運転させなくても良い。
又、運転させる場合、撹拌体駆動装置33は、空気清浄
機47のファン49の運転とは同時に運転しないように
している。更に、この場合、ファン49の運転モード
は、15秒運転し、10分ほど休止するパターンで、間
欠運転させるもので、上述の他のモードにおけるファン
49の運転率より運転率を下げる。
【0061】これらは、基材69が乾燥状態に近いと
き、排泄物の分解処理が完了している可能性が高いから
であり、又、基材69からはほこりが発生しやすいから
であって、つまり、できる限り、基材69からほこりを
発生させず、且つ発生したほこりを出させないようにす
るためである。
【0062】又、このときのステップS9における表示
部65の表示作動は、使用者に水分補給のための警告を
したものであり、使用者がそれに気付いて蓋7を開け、
その後に蓋7が閉じられれば、それを蓋スイッチ67に
より検知し(ステップS11)、その蓋7の開放と閉鎖
との間に処理槽31内に必要な水分が補給されたと見
て、ステップS3に戻る(「乾燥検知モード」解除)。
【0063】図10はこのような「乾燥検知モード」に
おける動作内容を表しており、こうした「乾燥検知モー
ド」における動作により、処理槽31内の湿度のそれ以
上の低下を極力防ぐことができる。なお、このときに
も、切換機構59については、第1の吸気口55を開放
させて、第2の吸気口56を閉鎖させる。
【0064】そして、制御装置66は、先のステップS
1で、運転コースの選択があった(YES)と判断され
れば、それは「おやすみ」コースの選択であるか否かの
判断をする(ステップS12)。このステップS12
で、「おやすみ」コースの選択である(YES)と判断
されれば、表示部63を表示作動させて(ステップS1
3)、「おやすみコース」(就寝コース)を開始する
(ステップS14)。
【0065】この「おやすみコース」は、静かに就寝し
たいときに選択されるものであって、図11に示すよう
に、撹拌体駆動装置33の休止時間を4〜8時間と長く
するものであり、それ以外は、「自動コース」における
乾燥検知モード以外の他のモードと内容を同じにしてい
る。これにより、就寝時に耳障りと感じられる可能性の
ある撹拌体駆動装置33の駆動音の発生を抑える。又、
この場合、空気清浄機47のファン49は、「自動コー
ス」における上記他のモードのパターンと同じに運転す
るが、これも、その休止時間を撹拌体駆動装置33の休
止時間と同程度に長くしても良く、もしくはまったく運
転させないようにしても良い。
【0066】又、この場合も、所定時間ごとに、水分セ
ンサ25による処理槽31内の水分率の検知をし、その
検知結果で、ファン49の運転率を変えることにより、
処理槽31内の湿度、ひいては該処理槽31内の基材6
9の湿度を、例えば35〜60〔%〕の適正なレベルに
維持するようにする。更に、この場合、ヒータ24によ
る処理槽31内の加熱温度も、水分センサ25による処
理槽31内の水分率の検知結果で変える(ステップS1
5)。
【0067】更に、この場合、ステップS15の後に
は、所定時間(例えば8時間)が経過したか否かの判断
をし(ステップS16)、経過した(YES)と判断さ
れたところで、ステップS3に進む。なお、このときに
も、切換機構59については、第1の吸気口55を開放
させて、第2の吸気口56を閉鎖させる。
【0068】制御装置66は、ステップS12で、選択
されたコースが「おやすみ」コースではない(NO)判
断されれば、選択されたコースは「室内クリーン」コー
スであるか否かの判断をする(ステップS17)。この
ステップS17で、選択されたコースが「室内クリー
ン」コースである(YES)と判断されれば、表示部6
4を表示作動させて(ステップS18)、「室内クリー
ンコース」を開始する(ステップS19)。
【0069】この「室内クリーンコース」は、排泄補助
装置が置かれた室の空気を清浄化するものであって、図
12に示すように、空気清浄機47のファン49を連続
運転させるものであり、それ以外は、「自動コース」に
おける乾燥検知モード以外の他のモードと内容を同じに
している。又、この場合には、使用者が、切換機構59
のつまみ部57aを持ってシャッタ57を矢印B2 方向
に動かすことにより、第1の吸気口55の閉鎖させて、
第2の吸気口56を開放させる。これにより、機外の空
気(排泄補助装置が置かれた室の空気)が第2の吸気口
56から第2のスペース44内に吸入され、従って処理
槽31部分を通らずに、空気清浄機47のフィルタ48
を通り、排気口54から機外に排出される。
【0070】従って、このときに、排泄補助装置が置か
れた室の空気にほこりが含まれていれば、それがフィル
タ48に捕獲される。又、このときにも、抗菌及び脱臭
性能を有したフィルタ48は、排泄補助装置が置かれた
室の空気に雑菌や臭いが含まれでいれば、それを捕るこ
とができる。又、この場合も、所定時間ごとに、水分セ
ンサ25による処理槽31内の水分率の検知をし、その
検知結果で、ヒータ24による処理槽31内の加熱温度
を変える(ステップS20)。
【0071】更に、この場合、ステップS20の後に
は、所定時間(例えば30分〜1時間中の1時間)が経
過したか否かの判断をし(ステップS21)、経過した
(YES)と判断されたところで、ステップS3に進
む。なお、制御装置66は、ステップS17で、選択さ
れたコースが「室内クリーンコースではない(NO)と
判断されれば、選択されたコースは「自動コースである
から、ステップS2に進む。
【0072】このように本構成のものでは、処理槽31
内の撹拌体34を回転駆動させた状態で、使用者が椅子
1の座部3に座り排泄をすることによって、その排泄物
が処理槽31内の基材及び微生物と共に撹拌され、微生
物によって徐々に分解処理される。従って、従来のもの
のような排泄後毎回、あるいは数回ごとに、排泄物を廃
棄する面倒がなく、排泄をした本人、並びに家族等の悩
みを解決できる。又、こうした微生物による排泄物の分
解処理によれば、臭気が出ることがきわめて少なく、そ
れが室内にこもることのないようにできる。更に、従来
の洗浄式のポータブルトイレに比しては、タンクに逐一
水を溜めるような面倒をなくすことができる。
【0073】しかも、撹拌体34は、処理槽31内の排
泄物を含む収容物の押し出しと押し上げ及び押し分けの
作用をする第1ないし第3の撹拌翼39〜41を有する
構成であり、これによって、処理槽31内の収容物の撹
拌が前述のように効率良く行われ、排泄物と微生物との
接触を盛んにできる。もって、微生物による排泄物の分
解処理も効率良く行われるようになり、そのほか、排泄
された排泄物を素早く基材中に取込んで、早々に見えな
くしたり、臭いを封じ込めたりすることができるので、
室内での使用に、より適したものとなすことができる。
【0074】なお、この場合、撹拌体34は、第1及び
第2の撹拌翼39,40を有するのみであっても、処理
槽31内の収容物を、押し出しと押し上げの作用によ
り、下から上へ、又、上から下へと対流させるようにし
て、渦を巻くように三次元的に撹拌でき、もって効率良
く撹拌し得る。従って、第3の撹拌翼41は、それを有
すれば、これによる押し分けの作用により一層効率良く
撹拌し得るものであるが、必ずしも有する必要はない。
【0075】加えて、処理槽31は椅子1から取外し可
能としており、これによって、基材69の交換等のため
の処理槽31からの取出しが、処理槽31を椅子1から
取外した状態で容易にできる。なお、この場合、処理槽
31を軽量なプラスチックにより形成していることで、
椅子1からの処理槽31の取出しが一層容易にでき、取
出した処理槽31の洗浄等も容易にできる。
【0076】又、微生物は家畜の腸内菌と土壌菌から成
るものとしており、これによって、排泄物の分解処理時
の臭いの発生をより効果的に抑制できる。これは、図1
3及び図14からも明らかである。
【0077】図13及び図14は、本発明の微生物(家
畜の腸内菌と土壌菌から成るもの)を含んだ基材69
と、従来の基材とをそれぞれ使用して、それぞれ排泄物
の分解処理をしたときの、発生臭気成分とその濃度の変
化とをガスクロマト質量分析計で測定した結果を示して
いる。測定条件は、1〔g〕の基材を10〔ml〕の純
水に溶解させて溶出成分を分析すると共に、ベースライ
ンからのピーク面積で成分量を測定した。なお、ここで
使用した従来の基材は、一般的に使用されている杉のお
がくずのみを用いたものである。
【0078】この図13に示した数値結果、及び図14
の(a),(b)に示したクロマトグラムから明らかな
ように、本発明の微生物(家畜の腸内菌と土壌菌から成
るもの)を含んだ基材69によれば、n酪酸や、iso
酪酸、そして吉草酸は検出されず(ND)、従来に比
し、酢酸(酸臭)における約1/8から吉草酸(動物
臭)の約1/220強の減少効果が確認され、嫌な臭い
が少ない快適な排泄物処理を実行できることが確認され
た。
【0079】更に、基材69は籾殻を含んで構成してい
る。籾殻は水分の発散性に優れるものであり、それによ
って、基材69が水分で固まるのを防ぎ、排泄物との接
触の多い良い状態に基材69を維持できる。又、籾殻は
硬く、撹拌されてもほこりが出にくいから、室内へのほ
こりの排出を少なく抑制できて、室内での使用に一段と
適したものとなすことができる。
【0080】又、撹拌体駆動装置33は撹拌体34と同
心状に設けており、これによって、撹拌体34をベルト
伝動機構を用いずに駆動できるので、ベルト伝動機構特
有の騒音が出ず、静かに使用できる。よって、これにて
も室内での使用に一段と適したものとなすことができ
る。更に、椅子1には、処理槽31内から排出する空気
を清浄化する空気清浄機47を組込んでおり、これによ
って、処理槽31内から排出する空気を空気清浄機47
により清浄化して室内に排出できる。よって、これにて
も室内での使用に一段と適したものとなすことができ
る。
【0081】この場合、排泄補助装置を置いた室内の空
気を処理槽31内を通さずに空気清浄機47に通して室
内に戻すように切換える切換機構59を有するようにも
しており、これによって、排泄補助装置を置いた室内の
空気の清浄化が、排泄補助装置に組込まれた空気清浄機
47を利用してでき、臭気等が室内にこもることの一層
ないようにできるので、これにても室内での使用に一段
と適したものとなすことができる。なお、切換機構59
は、手動のものに限られず、電磁石やモータ等の駆動源
を有するものとして、その切換えを自動で行うようにし
ても良い。
【0082】そのほか、椅子1には、処理槽31内から
排出する空気から異物を捕獲するフィルタとしてフィル
タ46,48を組込み、このフィルタのうち、フィルタ
48には脱臭剤を混入している。これにより、処理槽3
1内から排出される空気に含まれるほこり等の異物をフ
ィルタ48で捕獲でき、しかも、そのフィルタ48に混
入された脱臭剤で脱臭までできるので、これにても室内
での使用に一段と適したものとなすことができる。な
お、この脱臭剤は、フィルタ46に混入させても良い。
【0083】一方、処理槽31内の水分率を検知する水
分率検知手段として水分センサ25を具え、その検知し
た処理槽31内の水分率が35〔%〕以下であるときに
は、撹拌体34の回転についての運転率を下げると共
に、空気清浄機47のファン49の運転についても運転
率を下げるようにしている(乾燥検知モード)。
【0084】図15は、基材69の水分率と粉塵(ほこ
り)の発生量との関係を示しており、基材69の水分率
が35〔%〕以下となると、該基材69が撹拌されるこ
とにより発生する粉塵の量は、「ビル管理法による規制
値」を超えるほどに増える。
【0085】すなわち、基材69は乾燥するとほこりが
出やすくなるもので、水分率が35〔%〕以下となるま
で乾燥すると、出るほこりの量は「ビル管理法による規
制値」を超えるほどにまでなってしまう。このような状
況で、上述のごとく撹拌体34の回転及び空気清浄機4
7のファン49の運転についての運転率を下げることに
より、基材69の撹拌や排気が減じられ、ほこりを出に
くくすることができる。
【0086】又、基材69が乾燥してほこりが出やすく
なった状況では、それに伴い雑菌も出やすくなるが、撹
拌体34の回転及び空気清浄機47のファン49の運転
についての運転率を下げることにより、雑菌も出にくく
できる。なお、この場合、運転率を下げるのは、撹拌体
34の回転についてのみであっても良い。
【0087】又、上記水分センサ25にて検知した処理
槽31内の水分率が35〔%〕以下であるときには、表
示部65を表示作動させることにより、水分補給のため
の警告をするようにもしている(図8のステップS
9)。これにより、上述の基材69が乾燥してほこりが
出やすくなった状況で、使用者がそれに気付き、処理槽
31内に水分を補給できるので、基材69を湿らせ、ほ
こりを出にくくできる。なお、この警告は、表示部65
の表示作動に代えて、あるいはそれと共に、ブザーを鳴
動させることにより行うようにしても良く、それらが警
告手段として機能するものである。
【0088】そして、通常の運転コース(自動コース)
に対し、少なくとも撹拌(撹拌体34の回転)を休止す
る時間を長くする就寝コース(おやすみコース)を実行
するようにしている。これにより、就寝コースを実行し
たときには、少なくとも撹拌を休止する時間が長くされ
ることで、就寝時に耳障りと感じられる可能性が少なく
なり、室内に置いての使用、特に就寝時の使用に好適す
るものとなる。
【0089】このほか、処理槽31を、受け器10を介
して椅子1に吊持機構11により吊持していることによ
って、減速機構28で生じる振動や騒音、並びに処理槽
31に対する大形の生ごみのぶつかり等で生じる騒音
は、処理槽31や吊持機構11を揺らすことで費やされ
るものであり、それによって、それらの振動や騒音が処
理槽31から椅子1に伝わることがなくされる。
【0090】又、上記構成のものの場合、モータ29を
受け器10に取付けていることで、モータ29の回転動
力が減速機構28を経て撹拌体34に与えられたとき、
基材69及び生ごみという大きな負荷による反動が撹拌
体34から減速機構28及びモータ29を経て受け器1
0に生じるものの、その反動も、椅子1に吊持機構11
によって吊持された受け器10や吊持機構11を揺らす
ことで費やされ、該反動の振動が受け器10から椅子1
に伝わることがなくされる。
【0091】かくして、室内での排泄補助装置の使用に
際し、振動、騒音にも悩まされず、快適に使用できる。
加えて、この場合、吊持機構11は、振動吸収部材とし
てスプリング18を有しているので、振動、騒音が椅子
1に一層伝わらないようにでき、一段と快適に使用でき
る。なお、処理槽31は、受け器10を介さず、直接吊
持機構11によって吊持するようにしても良い。又、モ
ータ29は、受け器10にではなく、処理槽31に取付
けるようにしても良い。
【0092】更に、以上の実施例に対して、撹拌体34
は前述以外のもの、例えば横軸回転するもの等に変えて
実施するようにしても良い。又、モータ29に直流モー
タを使用した上記実施例のものの場合、撹拌体34を起
動時には低速で回転させ、その後にその回転速度を上昇
させる駆動をするようにしても良い。更に、椅子1は座
部2のみ有する(背もたれ部4や手掛け部5を有しな
い)ものであっても良い。そのほか、本発明は上記し且
つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排泄補助
装置によれば、排泄後の排泄物の廃棄の面倒がなく、且
つ、排泄物の発する臭気が室内にこもることもなくて、
更に、タンクに逐一水を溜めるような面倒もなく使用で
きる上、微生物による排泄物の分解処理を効率良く行い
得、併せて、排泄された排泄物を素早く基材中に取込ん
で、早々に見えなくしたり、臭いを封じ込めたりするこ
とができることにより、室内での使用に、より適したも
のとなすことができる。又、室内での就寝時の使用も、
騒音の問題なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の縦断側面図
【図2】全体の斜視図
【図3】吊持機構の部分拡大縦断面図
【図4】処理槽及び撹拌体部分の平面図
【図5】撹拌体単体の拡大斜視図
【図6】操作部の拡大平面図
【図7】電気的構成のブロック図
【図8】作用を説明するためのフローチャート
【図9】自動コースの動作内容を示す図
【図10】乾燥検知モードの動作内容を示す図
【図11】おやすみコースの動作内容を示す図
【図12】室内クリーンコースの動作内容を示す図
【図13】臭気成分の測定数値を表した図
【図14】臭気成分の測定濃度変化を表したクロマトグ
ラム
【図15】基材の水分率と粉塵の発生量との関係を示す
【符号の説明】
1は椅子、3は座部、6は開口部、25は水分センサ
(水分率検知手段)、31は処理槽、33は撹拌体駆動
装置、34は撹拌体、39は第1の撹拌翼、40は第2
の撹拌翼、41は第3の撹拌翼、46は第1のフィルタ
(フィルタ)、47は空気清浄機、48はフィルタ、5
9は切換機構、65は表示部(警告手段)、66は制御
装置(制御手段)、69は基材を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 7/16 A61G 9/00 A 4G078 B09B 3/00 ZAB B09B 3/00 ZABA C12M 1/00 A61G 9/00 C Fターム(参考) 2D036 CB03 CB05 HA07 HA12 HA28 HA32 4B029 AA03 AA21 BB02 BB06 CC02 CC07 CC10 CC13 EA09 EA18 EA20 4C341 JJ01 JK08 JL01 4D004 AA46 CA15 CA18 CA48 CB21 DA01 DA02 DA03 DA09 4G035 AB46 4G078 AA10 AA20 AB20 BA05 CA13 DA01 DA28 EA20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部に開口部を有する椅子と、 この椅子の座部の下方に組込まれ、内部が前記座部の開
    口部に臨んだ処理槽と、 この処理槽の内部に微生物と共に収容された基材と、 前記処理槽の内部に設けられ、前記基材中に収容された
    排泄物を含む処理槽内の収容物を撹拌する撹拌体と、 この撹拌体を回転駆動する撹拌体駆動装置とを具備し、 その撹拌体を、少なくとも、 前記回転により該回転の中心に近い側の前記収容物を処
    理槽の周側部側へ押し出す作用をする第1の撹拌翼と、 前記回転により前記処理槽の周側部側の前記収容物をそ
    の処理槽の周側部に沿って押し上げる作用をする第2の
    撹拌翼とを有する構成としたことを特徴とする排泄補助
    装置。
  2. 【請求項2】 処理槽を椅子から取外し可能としたこと
    を特徴とする請求項1記載の排泄補助装置。
  3. 【請求項3】 微生物を家畜の腸内菌と土壌菌から成る
    ものとしたことを特徴とする請求項1記載の排泄補助装
    置。
  4. 【請求項4】 基材が籾殻を含んで構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の排泄補助装置。
  5. 【請求項5】 撹拌体駆動装置を撹拌体と同心状に設け
    たことを特徴とする請求項1記載の排泄補助装置。
  6. 【請求項6】 椅子に、処理槽内から排出される空気を
    清浄化する空気清浄機を組込んだことを特徴とする請求
    項1記載の排泄補助装置。
  7. 【請求項7】 室内の空気を処理槽を通さずに空気清浄
    機に通して室内に戻すように切換える切換機構を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の排泄補助装置。
  8. 【請求項8】 椅子に、処理槽内から排出される空気か
    ら異物を捕獲するフィルタを組込むと共に、このフィル
    タに脱臭剤を混入したことを特徴とする請求項1記載の
    排泄補助装置。
  9. 【請求項9】 処理槽内の水分率を検知する水分率検知
    手段を具えると共に、その検知した処理槽内の水分率が
    35〔%〕以下であるときに、少なくとも撹拌体の回転
    についての運転率を下げる制御をする制御手段を具えた
    ことを特徴とする請求項1記載の排泄補助装置。
  10. 【請求項10】 処理槽内の水分率を検知する水分率検
    知手段を具えると共に、その検知した処理槽内の水分率
    が35〔%〕以下であるときに、水分補給のための警告
    をする制御手段を具えたことを特徴とする請求項1記載
    の排泄補助装置。
  11. 【請求項11】 座部に開口部を有する椅子と、 この椅子の座部の下方に組込まれ、内部が前記座部の開
    口部に臨んだ処理槽と、 この処理槽の内部に微生物と共に収容された基材と、 前記処理槽の内部に設けられ、前記基材中に収容された
    排泄物を含む処理槽内の収容物を撹拌する撹拌体と、 この撹拌体を回転駆動する撹拌体駆動装置とを具備する
    と共に、 通常の運転コースに対し、少なくとも前記撹拌体の回転
    を休止する時間を長くする就寝コースを実行する制御手
    段を具備したことを特徴とする請求項1記載の排泄補助
    装置。
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