JP2002354543A - 位置登録同期広告情報送信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話端末の位置登録と同期して、通信路
を確保して、交信の空き時間に大量の広告情報を送信す
る。 【解決手段】 位置登録要求時に広告情報受信可信号Ｊ
１を送信し、広告情報を受信すると広告情報を表示する
携帯電話１と、携帯電話からの広告情報受信可信号Ｊ１
を受信すると、データベースに広告情報通知問合せ信号
Ｊ２を送信し、データベースから広告通知可信号Ｊ３を
受信すると、データベースからの広告情報Ｊ５を携帯電
話へ送信する基地局２と、基地局から広告情報通知問合
せ信号Ｊ２を受信すると、携帯電話毎の広告情報受信可
否のデータベースを調べて、可であれば広告通知可信号
Ｊ３を基地局に送信し、広告情報を送信する電話事業者
データベース５とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話端末を
利用して広告情報を多数の利用者に通知することを目的
とした通信システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、携帯電話端末の普及率は非常に高
くなっており、それに伴い、その利用者が携帯電話端末
の表示画面を見る機会も増加している。また、携帯電話
端末の機能の向上により、その操作画面にはより多くの
情報を表示できるようになった。この多くの利用者が目
にする、かつ、多くの情報が表示できる携帯電話端末は
広告の媒介としても、高い効果が期待できる。さらに通
信システムの技術の向上により、携帯電話端末は音声通
信のみではなく、ひろくさまざまな機能を扱えるように
なった。これらの機能のうち、メール等いくつかのもの
は、その情報を送受するときだけ通話路を使用し、メー
ルを作成するなどの機能を利用している間は通話路を使
用しない。したがって、携帯電話端末としては、音声の
みを利用している場合に比べて、通話路が空いている時
間の割合はむしろ増加している。したがって、メール作
成中などの通話路が空いている時間を利用すれば、利用
者の使用に支障をきたすことなく、携帯電話端末との基
地局間との情報の送受が可能となる。すなわち、利用者
が情報の送受を意識的に行っていない間に、一方的に情
報を通知することが可能となり、広告として効果が期待
できる。

【０００３】図１２は例えば、第１の従来例として特開
平１０−２７１２２６号公報に示された情報システムを
示すシーケンス図である。図によれば、携帯電話にて通
話を開始する前に広告情報等のアナウンスを通知する情
報システムが開示されている。図１２に基づき、動作に
ついて説明する。携帯電話端末から発信が行われた場
合、携帯電話網が携帯事業者データベースにて携帯電話
端末の加入者情報を検索し、アナウンス要否を判定す
る。アナウンス要の場合は、加入者情報に基づきアナウ
ンス送出装置に特定のアナウンスの送出が通知され、携
帯電話端末と相手端末と通話接続する前の一定時間アナ
ウンス送出装置から広告情報などのアナウンスが携帯電
話端末に送信される。

【０００４】また、図１３、図１４は例えば第２の従来
例として特開平９−２６１１６９号公報に示された情報
システムを示すシーケンス図である。この第２の従来例
では、通信の際に基地局に保有している情報を通知また
は、携帯電話からの操作により基地局に保有している広
告などの情報を入手できる通信システムが開示されてい
る。この基地局に保有している情報は音声および音声以
外の文字や図形などの情報が定義されている。まず、図
１３に基づき、通信の際に基地局に保有している情報を
通知する動作について説明する。携帯電話端末から発信
が行われた場合、基地局は携帯電話端末が基地局保有の
情報送出が登録されているかどうかを識別番号にて判定
する。情報送出が登録されていれば、通話の前の一定の
タイミングの間、基地局保有の広告などの情報を携帯電
話端末に送出する。次に、図１４は、携帯電話からの操
作により基地局保有の情報を入手する動作を示してい
る。即ち、携帯電話端末の情報記憶スイッチをオンする
ことにより、情報送出を促すメッセージが基地局に通知
され、携帯電話端末と基地局との間に通話路が設定され
る。そして、基地局から携帯電話端末に基地局保有の広
告などの情報が送出される。携帯電話端末は情報を記憶
し、必要に応じて情報を読み出し出力する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】これらの第１の従来
例、及び第２の従来例に示されている音声を利用したア
ナウンスによる広告では、広告としての情報量にとぼし
く、かつアナウンスが一時的なものであるため、利用者
に与える広告効果は小さいという課題があり、また、図
１２、および図１３で示される通常の通話時に情報を通
知する方法においては、通話の前に時間が必要なため、
利用者にの通信を阻害するという課題がある。また、第
１の従来例では、音声以外の情報入手方法も示されてい
るが、携帯電話端末が情報を入手するためには、図１３
に示す通常の通信の実施、または、図１３Ｂに示す利用
者による情報入手操作の実施が必要であった。そのた
め、情報を入手できるのは、能動的に入手しようとする
利用者に限られ、広告としての効果が小さい。

【０００６】本発明は、上記の課題を解消するためにな
されたもので、携帯電話端末が行う基地局との位置登録
と同期して広告情報の通知を行うことで、より多数の利
用者に広告情報を通知すること、および、広告通知に通
話路を利用し多量の情報を送信して、携帯電話端末の画
面に表示させるようにすること、および、この通話路を
確保することが携帯電話端末の利用に影響を与えないよ
うにするシステムを得る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明に係る位置登録
同期広告情報送信システムは、広告情報記憶部を備え
て、位置登録要求時に広告情報受信可信号を送信し、広
告情報を受信すると広告情報記憶部に記憶し、他の電話
間と交信する通常の受信に先立って広告情報を表示する
携帯電話と、携帯電話からの位置登録要求に伴う広告情
報受信可信号を受信すると、データベースに広告情報通
知問合せ信号を送信し、データベースから広告通知可信
号を受信すると、携帯電話との間に通話路を設定し、こ
の設定した通話路を介してデータベースからの広告情報
を携帯電話へ送信する基地局と、広告と、携帯電話毎の
広告情報受信可否を記憶するデータベースを備えて、基
地局から広告情報通知問合せ信号を受信すると、携帯電
話毎の広告情報受信可否のデータベースを調べて、可で
あれば広告通知可信号を基地局に送信し、広告情報を送
信する電話事業者データベースとで構成する。

【０００８】また更に、基地局は、複数の携帯電話から
位置登録完了までに同時に広告情報受信可信号を受信す
ると、これを電話事業者データベースに複数の広告情報
通知問合せ信号として送信し、データベースから広告通
知可信号を受信すると、携帯電話との間に複数の通話路
を設定し、広告情報を上記複数の携帯電話へ同時に送信
するようにした。

【０００９】また更に、基地局は、広告情報を携帯電話
へ送信中に携帯電話から他の電話への発信要求を受信す
るか、または他の電話からの上記携帯電話への着信要求
を受信すると、送信中の広告情報の送信を止めるように
した。

【００１０】

【発明の実施の形態】実施の形態１．携帯電話端末が移
動時に行う一登録に同期して広告情報を送信する形態を
説明する。以下、この発明の実施の形態１を図に基づい
て説明する。携帯電話端末は公衆網を経由して絶えず相
手と交信するために、使用している基地局もしくは基地
局群のエリアが変わる毎に基地局に対して位置登録動作
を行う。基地局は位置登録が行えるように、位置情報を
通知している。これらの位置登録動作は、意識的な利用
者の操作によってではなく、携帯電話端末と基地局およ
び携帯電話網の間で自動的に行われる。本実施の形態に
おいては、この位置登録動作と同期して、基地局保有の
広告情報を通知する。携帯電話端末１の構成を図２に、
基地局２の構成および携帯電話網４と携帯電話事業者デ
ータベース５によるシステム構成を図３に示す。図にお
いて、１は携帯電話端末、２は基地局、３は基地局の交
信エリアである。１１は携帯電話端末１の操作画面、１
２は同じく制御部、１３は同じく広告情報記憶部、１４
は同じく通常の記憶部、１５は基地局と交信する無線部
である。更に２１は基地局内の制御部、２２は同じく広
告情報記憶部、２３はメモリ、２４は携帯電話端末１と
交信する無線部、２５は電話網と接続する電話網接続
部、４は電話網、５は電話網４に接続された電話網事業
者データベースで、データベースには電話網４を介して
基地局２と交信する機能を含んでいる。

【００１１】本実施の形態における広告伝送動作を図に
よって説明する。図４は携帯電話端末１と基地局２と電
話事業者データベース５間の通信シーケンスを示す図で
あり、図５と図６は携帯電話端末１の動作フロー図であ
り、図７は基地局２の動作フロー図である。携帯電話端
末１は、ステップ（以後ＳＴと略記する）５０１で、常
に適当な基地局エリア３内に居るかを監視している。例
えば図１において、携帯電話端末１が隣の基地局エリア
から新しい基地局エリア３に入ってくると、ＳＴ５０１
でＹｅｓとなり、ＳＴ５０２で位置登録要求信号を基地
局に対して送信する。

【００１２】このとき、携帯電話端末１は、基地局に通
知する位置登録要求信号に広告受信可能情報Ｊ１を付与
する。この広告受信可能情報Ｊ１は、携帯電話端末１が
広告情報を受信可能な端末であることを示す情報であ
る。基地局２は位置登録要求信号を受信すると（ＳＴ７
０１）、広告受信可能情報が付与されているかどうかを
判定し（ＳＴ７０２）、広告受信可能情報が付与されて
いる場合は、メモリに携帯電話端末の識別番号を記憶し
（ＳＴ７０３）、携帯電話網に対して位置登録要求信号
を送出する（ＳＴ７０４）。携帯電話網４が携帯電話端
末１の位置情報の変更を記憶し、基地局２経由で携帯電
話端末１に位置登録応答信号を通知すること（ＳＴ７０
４，７０５，７０６，５０３）により、位置登録動作は
完了する。

【００１３】基地局２は、ＳＴ７０３にて記憶した識別
番号を携帯電話事業者データベース５に広告情報通知問
合せＪ２として問い合わせ、携帯電話端末１が広告情報
通知可否を確認する（ＳＴ７０７）。携帯電話事業者デ
ータベース５上には、識別番号毎の広告情報通知の可否
が記録されており、識別番号に対して広告情報通知可否
Ｊ３結果を基地局２に通知する。基地局２は広告情報通
知が可であると通知された場合（ＳＴ７０８）、識別番
号を元に、携帯電話端末１へ広告着信情報Ｊ４を付与し
た着信要求信号を送信する（ＳＴ７１０）。この広告着
信情報Ｊ４は、着信要求している情報が広告情報である
ことを示す情報である。また、基地局２はこれと同時
に、携帯電話網からの着信要求信号の監視（ＳＴ７０
９）を開始する。

【００１４】携帯電話端末１は、着信要求信号を受信す
ると（ＳＴ６０１）、着信受付が可能か否かを判定し
（ＳＴ６０２）、着信可能であれば、この着信信号に対
して着信動作を実施する。携帯電話端末１は、着信要求
信号に広告着信情報が付与されていることで広告情報の
着信かどうかを判定し（ＳＴ６０３）、広告情報であれ
ば着信音の鳴動、着信画面の表示などの通常の着信時に
利用者に通知する着信動作を実施しない（ＳＴ６０
４）。携帯電話端末１は、基地局への応答信号を送出す
る（ＳＴ６０５）とともに、利用者からの発信操作の監
視と、基地局からの広告情報送信中断信号の監視を開始
する（ＳＴ６０７，６０８）。ここで、携帯電話端末１
と基地局２間にて、網への認証などの通常の着信動作時
に行う手順のいくつかを省略した説明をしている。な
お、ＳＴ６０３にて広告情報でないと判定された場合
は、通常の着信動作を実施する（ＳＴ６１４）。基地局
２が携帯電話端末１からの応答信号を受信して（ＳＴ７
１１）、基地局２と携帯電話端末１間の通話路が形成さ
れる（ＳＴ７１２）。このとき、基地局２は携帯電話端
末１からの広告情報送信中断信号の監視を開始する（Ｓ
Ｔ７１３）。このとき広帯域通話路を用いて、基地局２
は広告情報記憶部２２に記憶された広告情報を携帯電話
端末１へ大量の広告情報Ｊ５として送信する（ＳＴ６０
９，７１４）。通知する情報量の大きい通話路を用いる
ことで、広告情報を携帯電話端末１の操作画面１１に映
像情報として表示することができる。

【００１５】広告情報送信が終了すると（ＳＴ７１
５）、基地局２は広告情報終了信号を携帯電話端末１へ
送信する（ＳＴ７１６）。そして、携帯電話端末１との
通話路を解放（ＳＴ７１７）し、記憶していた携帯電話
端末１の識別番号を消去し（ＳＴ７１８）、携帯電話端
末１に対する着信要求信号の監視と携帯電話端末１から
の広告情報中断信号の監視を終了する（ＳＴ７１９）。
このとき、本通信は公衆網を利用せず、かつ広告情報の
送信であるので、課金情報は発生させない。その後、基
地局２は携帯電話端末１に対して、通常通りの発着信処
理を実施する。携帯電話端末１は基地局２からの広告情
報終了信号を受信すると（ＳＴ６１０）、基地局Ｂとの
通話路を解放し、利用者からの発信操作の監視と、基地
局からの広告情報中断信号の監視を終了する（ＳＴ６１
２）。そして、受信した広告情報を広告情報記憶部１３
に保存する（ＳＴ６１３）。即ち広告情報記憶部１３
は、広告情報を記憶することを目的とした記憶部であ
る。その後、基地局２との間で通常通りの発着信処理を
実施する。

【００１６】携帯電話端末１は、ＳＴ６１３により記憶
した広告情報を、図１（ｂ）のように着信待ち受け時
等、必要に応じて携帯電話端末の操作画面に表示させ、
利用者に対して広告活動を行う。広告情報記憶部１３
は、広告情報の記憶専用に使用され、広告情報の受信の
たびに上書きされる。これにより、利用者が通常利用す
る、通常の記憶部１４の空き状況に関わらず、広告情報
を受信することが可能となる。利用者は必要に応じて広
告情報記憶部１３に記憶された広告映像情報を同じ携帯
電話端末内の通常の記憶部１４へ移してもよいし、広告
情報記憶部１３を通常の記憶部１４内に設け、これに受
信するようにしてもよい。

【００１７】また、広告情報の通知可否については、携
帯電話端末の利用者が事業者に対して、広告情報通知可
否の契約を行うか否かで判定される。携帯電話事業者は
契約の内容に従い、携帯電話事業者データベース５に携
帯電話端末の識別番号毎に広告情報通知可否を記憶させ
る。なお、広告情報通知可を選択した利用者に対して
は、通信料金の削減などが行われる。基地局内の広告情
報については、広告の依頼者が携帯電話事業者に対し
て、通知する広告の映像情報を提供する。このとき広告
の依頼者は、広告を通知したい基地局の指定も行う。事
業者は広告情報を指定の基地局内の広告情報記憶部２２
に記憶させる。基地局に広告情報を記憶させることで、
基地局のエリアに基づく地域を特定した広告が提供でき
る。また、広告情報の通知を基地局と携帯電話端末間と
の通信に限定することが可能となり、携帯電話網４への
負荷を増やすことなく情報の提供が可能になる。

【００１８】実施の形態２．本実施の形態における広告
情報の通知は、通常の通信の空き時間を利用する。した
がって、携帯電話端末１の利用者による発信時に、広告
情報の通知により発信を阻害することを避ける必要があ
る。図８は、本実施の形態におけるシステムの通信シー
ケンスを示す図であり、広告情報受信中の発信動作につ
いて示す。なお、携帯電話端末１システムと基地局２、
の構成は図２、図３と同じである。動作フローが以下の
ように少し異なる。前述の通り、携帯電話端末１は、広
告情報の応答時に、利用者からの発信キー押下などの発
信操作の監視を開始する（ＳＴ６０７）。また、基地局
２は広告情報送信時に携帯電話端末１からの広告情報中
断信号受信の監視を開始する（ＳＴ７１３）。携帯電話
端末１による発信操作の監視中に発信操作が行われた場
合、携帯電話端末１は広告情報の受信を中断し、基地局
２に広告情報中断信号Ｊ６を送信する。同時に、基地局
２との通信路を解放し、発信動作のための通信路を準備
する。基地局２は携帯電話端末からの広告情報中断信号
を受信すると広告情報の送信を停止し、携帯電話端末１
との通信路を解放する。携帯電話端末１は、途中まで受
信した広告情報を広告情報記憶部１３へは保存しない。

【００１９】発信時と同様に、携帯電話網からの着信時
にも、広告情報の通知による着信の阻害を避ける必要が
ある。図９は本実施の形態における他の通信シーケンス
を示す図であり、広告情報受信中の着信動作を示す。前
述の通り、基地局２は広告情報の着信信号要求時に、携
帯電話網からの着信要求の監視を開始し（ＳＴ７０
９）、携帯電話端末１は、広告情報の応答時に、基地局
Ｂからの広告情報中断信号受信の監視を開始する（ＳＴ
６０８）。基地局２による着信要求の監視中に携帯電話
網から該当携帯電話端末への他の電話による着信要求信
号Ｊ７を受信した場合、基地局２は広告情報の送信を中
断し、携帯電話端末１に広告情報中断信号を通知する。
同時に携帯電話端末１との通話路を解放する。そして、
携帯電話端末１へ携帯電話網から受信した着信要求信号
を送出する。携帯電話端末１は基地局２からの広告情報
中断情報を受信すると、広告情報の受信を終了し、基地
局２との通信路を解放する。そして、基地局２からの着
信要求信号に対して、通常の着信動作を実施する。携帯
電話端末１は、途中まで受信した広告情報を広告情報記
憶部１３へは保存しない。

【００２０】実施の形態３．図１に示す携帯電話の通信
システムにおいては、基地局１台に対して、複数の携帯
電話端末が存在し、従って、複数の携帯電話端末が同時
に位置登録を実施する場合が発生する。この場合の広告
情報通信シーケンスの一例を図１０に示す。図１０にお
いて、基地局２に対して同時に位置登録動作を実施する
携帯電話端末をそれぞれ１Ａ，１Ｂ，１Ｃとし、それぞ
れの識別番号をＩＤ１Ａ，ＩＤ１Ｂ，ＩＤ１Ｃとする。
携帯電話端末１Ａ，１Ｂ，１Ｃは広告情報受信可能な端
末であり、携帯電話事業者データベース５上にＩＤ１
Ａ，ＩＤ１Ｃは広告情報通知可、ＩＤ１Ｂは広告情報通
知不可と記録されている場合について示す。

【００２１】基地局２は携帯電話端末１Ａ，１Ｂ，１Ｃ
から位置登録動作が実施された場合、それぞれの位置登
録要求信号に対して広告受信可能情報が付与されている
か否かを判定し、それぞれの識別番号ＩＤ１Ａ，ＩＤ１
Ｂ，ＩＤ１Ｃを記憶する。そして、それぞれの携帯電話
端末に対して位置登録動作を完了させた後、携帯電話事
業者データベース５に対して、記憶した識別番号のう
ち、まずＩＤ１Ａについて広告情報通知可否の問合せを
実施する。携帯電話事業者データベース５から広告情報
通知可の報告を受け、識別信号ＩＤ１Ａに対して広告着
信情報を付与した着信要求信号を送出する。携帯電話端
末１Ａから応答信号が送信されることにより、携帯電話
端末１Ａへ広告情報の送信を実施する。携帯電話端末１
Ａに対する広告情報送出終了すると、識別番号ＩＤ１Ａ
を消去し、次に記憶していた識別番号ＩＤ１Ｂに対し
て、携帯電話事業者データベース５へ広告情報通知可否
の問合せを実施する。携帯電話事業者データベース５か
ら広告情報通知不可の報告を受け、識別番号ＩＤ１Ｂを
消去し、次に記憶していた識別番号ＩＤ１Ｃに対して、
広告情報通知可否の問合せを実施する。そして、識別番
号ＩＤ１Ａと同様に携帯電話端末１Ｃへの広告情報通知
を実施する。

【００２２】基地局２が、ｎチャンネルの複数の通話路
を使用可能な場合においては、同時に複数の携帯電話端
末から位置登録が実施された場合、通話路数ｎまで同時
に広告情報の通知を実施することができる。この通話路
数ｎには、基地局が使用できる全通話路数に対して十分
に小さく、通常の通信の利用に影響しない程度の数字が
設定される。この場合の広告情報通信シーケンスの一例
を図１１に示す。基地局２は携帯電話端末１Ａ，１Ｂ，
１Ｃから位置登録動作が実施された場合、それぞれの位
置登録要求信号に対して広告受信可能情報が付与されて
いるか否かを判定し、それぞれの識別番号ＩＤ１Ａ，Ｉ
Ｄ１Ｂ，ＩＤ１Ｃを記憶する。そして、それぞれの携帯
電話端末に対して位置登録動作を完了させた後、携帯電
話事業者データベース５に対して、記憶した識別番号Ｉ
Ｄ１Ａ，ＩＤ１Ｂ，ＩＤ１Ｃについて広告情報通知可否
の問合せを実施する。携帯電話事業者データベース５か
ら識別番号ＩＤ１Ａ，ＩＤ１Ｃへ広告情報通知可の、識
別番号ＩＤ１Ｂへ広告情報通知不可の報告を受け、識別
番号ＩＤ１Ｂを消去し、識別信号ＩＤ１ＡとＩＤ１Ｃに
対して広告着信情報を付与した着信要求信号を送出す
る。携帯電話端末１Ａおよび、ＩＣから応答信号が送信
されることにより、携帯電話端末１Ａと携帯電話端末１
Ｃに対して、別々の通話路を利用して広告情報の送信を
行う。携帯電話端末１Ａ，ＩＣに対する広告情報送出終
了すると、識別番号ＩＤ１ＡとＩＤ１Ｃを消去する。

【００２３】

【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、携帯電
話は、位置登録要求時に広告情報受信可信号を送信し、
広告情報を受信する広告情報記憶部を備え、基地局は、
対応してデータベースとの間に介在して広告情報を中継
し、電話事業者データベースは、携帯電話毎に広告情報
受信可であれば広告情報を携帯電話へ送信するようにし
たので、他の電話との通信確立までの時間を利用して通
常の交信を妨げずに多量の広告情報を利用できる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施の形態における位置登録同期
広告情報送信システムの位置登録を説明する図である。

【図２】 この発明の各実施の形態における携帯電話端
末の構成図である。

【図３】 この発明の各実施の形態における基地局の内
部構成と基地局電話網と電話事業者データベースのシス
テム構成を示す図である。

【図４】 この発明の実施の形態おけるデータベース基
地局携帯電話端末間の広告情報を通知する通信シーケン
ス図である。

【図５】 各実施の形態における携帯電話端末による位
置登録動作フロー図である。

【図６】 各実施の形態における携帯電話端末による位
置登録動作フロー図である。

【図７】 各実施の形態における基地局による広告情報
通知動作フロー図である。

【図８】 この発明の実施の形態２における広告情報の
通知中に発信操作がある場合の通信シーケンス図であ
る。

【図９】 実施の形態２における広告情報の通知中に携
帯電話網からの着信がある場合の通信シーケンス図であ
る。

【図１０】 この発明の実施の形態３における同時に複
数の携帯電話端末からの位置登録がある場合の通信シー
ケンス図である。

【図１１】 実施の形態３における同時に複数の携帯電
話端末からの位置登録がある場合の通信シーケンス図で
ある。

【図１２】 第１の従来技術における情報通知システム
の通信シーケンスを示す図である。

【図１３】 第２の従来技術における情報通知システム
の通信シーケンスを示す図である。

【図１４】 第２の従来技術における情報通知システム
の通信シーケンスを示す図である。

【符号の説明】

１ 携帯電話端末、２ 基地局、３ 基地局エリア、４
携帯電話網、５ 携帯電話事業者データベース。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K015 AB01 AF08 GA06 GA07 GA09 5K024 AA02 AA77 CC11 DD02 DD04 FF03 FF04 GG05 5K067 AA13 AA21 BB04 BB21 DD23 DD24 DD52 DD53 EE02 EE10 FF02 FF23 HH21 HH23 JJ66 5K101 KK16 LL12 NN02 NN18 NN21

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 広告情報記憶部を備えて、位置登録要求
   時に広告情報受信可信号を送信し、広告情報を受信する
   と上記広告情報記憶部に記憶し、他の電話間と交信する
   通常の受信に先立って該広告情報を表示する携帯電話
   と、 上記携帯電話からの位置登録要求に伴う広告情報受信可
   信号を受信すると、データベースに広告情報通知問合せ
   信号を送信し、上記データベースから広告通知可信号を
   受信すると、上記携帯電話との間に通話路を設定し、該
   設定した通話路を介して上記データベースからの広告情
   報を上記携帯電話へ送信する基地局と、 広告と、携帯電話毎の広告情報受信可否を記憶するデー
   タベースを備えて、基地局から上記広告情報通知問合せ
   信号を受信すると、上記携帯電話毎の広告情報受信可否
   のデータベースを調べて、可であれば上記広告通知可信
   号を基地局に送信し、広告情報を送信する電話事業者デ
   ータベースとで構成される位置登録同期広告情報送信シ
   ステム。
2. 【請求項２】 基地局は、複数の携帯電話から位置登録
   完了までに同時に広告情報受信可信号を受信すると、こ
   れを電話事業者データベースに複数の広告情報通知問合
   せ信号として送信し、上記データベースから広告通知可
   信号を受信すると、上記携帯電話との間に複数の通話路
   を設定し、広告情報を上記複数の携帯電話へ同時に送信
   するようにしたことを特徴とする請求項１記載の位置登
   録同期広告情報送信システム。
3. 【請求項３】 基地局は、広告情報を携帯電話へ送信中
   に携帯電話から他の電話への発信要求を受信するか、ま
   たは他の電話からの上記携帯電話への着信要求を受信す
   ると、上記送信中の広告情報の送信を止めるようにした
   ことを特徴とする請求項１記載の位置登録同期広告情報
   送信システム。