JP2002354009A - ネットワークノード装置とパケット処理方法およびプログラム - Google Patents

ネットワークノード装置とパケット処理方法およびプログラム

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JP2002354009A
JP2002354009A JP2001161826A JP2001161826A JP2002354009A JP 2002354009 A JP2002354009 A JP 2002354009A JP 2001161826 A JP2001161826 A JP 2001161826A JP 2001161826 A JP2001161826 A JP 2001161826A JP 2002354009 A JP2002354009 A JP 2002354009A
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packet
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processing
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network node
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Application number
JP2001161826A
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Inventor
Takahiro Murooka
孝宏 室岡
Toshiaki Miyazaki
敏明 宮崎
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種のパケットに対応した処理を、処理負荷
状態を自律的かつ動的に変更しながら実行する。 【解決手段】 受信パケットの転送等を行なう処理部5
a〜5cを複数用意し、パケット情報読み出し部7で
受信パケットの種別をキーに、読み出し情報管理テーブ
ル2を検索し、このテーブル2において予め当該パケッ
ト種別に対応付けられたパケット位置を特定し、この位
置にある受信パケットの情報を抽出し、タグ添付部8
において、抽出した情報をキーに、予め抽出対象の各情
報と当該パケットへの処理内容を示す付帯情報とを対応
付けた処理管理テーブル3を検索し、当該付帯情報を抽
出し、タグを使用したパケットスイッチ部4により、
抽出した付帯情報の処理内容に対応する処理部に受信パ
ケットを渡し処理させ、その処理結果や当該処理部の
負荷状態の変化などをテーブル2,3に反映させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットや
WAN(Wide Area Network)、パケット交換網等のパ
ケット通信ネットワークを構成するルータやゲートウェ
イあるいはパケット交換機等のネットワークノード装置
に係わり、特に、高速かつ複雑なパケット処理を行なう
のに好適なネットワークノード装置とパケット処理方法
およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネット等、ネットワークに接続
された複数の計算機(コンピュータ)間のデータ通信に
はパケット(「フレーム」ともいう)による通信が使用
されており、このパケットに対する処理として、例えば
ルータによるパケット転送などがある。
【0003】このようなパケットの処理を行なうルータ
等のネットワークノード装置においては、多数のパケッ
トを所定の出力回線を選択して出力する等、膨大なパケ
ット処理負荷が発生する。
【0004】このようなパケットの処理負荷を軽減する
従来技術としては、例えば、特開平09−289523
号公報や特開2000−349770号公報に示される
ものがある。
【0005】特開平09−289523号公報に記載の
技術は、ハードウェアで負荷分散を行なうものであり、
1つのパケットの入力口に対して準備された複数の出力
口を、複数のグループに分割し、各グループ毎に処理手
段を予め準備することで、出力口グループ単位の分散処
理による負荷低減を実現している。
【0006】しかしながら、この技術では、各出力口グ
ループ毎に、処理手段が固定的に割り当てられるため、
他のグループに割り当てられた処理手段を、別のグルー
プの処理のために動的に流用することはできない。
【0007】これに対して、特開2000−34977
0号公報に記載の技術は、ATM(Asynchronous Trans
fer Mode)ネットワークでのIP(Internet Protoco
l)パケットのルーティング(転送)処理を行なうAT
M交換機において、ATM通信処理の負荷に応じて、転
送処理を行なう処理手段の数を動的に変更可能にするこ
とにより、パケットの処理の負荷分散を行なうことがで
きる。
【0008】しかし、この技術では、全ての処理手段が
同一の処理情報/機能を有している必要があり、かつ、
処理手段の負荷状態に応じて、自律的かつ動的に制御手
段へ分散処理の分散度を変更する機構は有していない。
また、処理の対象はATM上のIPプロトコルのみであ
り、異なるプロトコルへの対応は考慮されていない。
【0009】このように、従来の技術では、パケットの
転送処理を分散し、装置としての処理能力を向上させる
ことができるが、特定のパケットを高速転送することの
みを目的としているので、パケットの単純転送を高速実
行するには適していたが、多種のパケット、ならびに、
パケット内の情報に応じた多様な処理を高速実行するこ
とは困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、全ての処理手段が同一の処理情
報/機能を有した構成であり、多種のプロトコルに対応
できない点と、各処理手段の負荷状態に応じて自律的か
つ動的に分散処理の分散度を変更することができない点
である。
【0011】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、多種のパケットならびにパケット内の情報(ユ
ーザデータ等)に応じた多様で複雑なパケット処理を高
速実行することが可能なネットワークノード装置とパケ
ット処理方法およびプログラムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のネットワークノード装置とパケット処理方
法は、受信したパケットのヘッダ情報に基づき当該パケ
ットの転送を含む処理をそれぞれ行なう処理部を複数具
備し、受信したパケットの種別を判別し、判別した種別
に基づき、予めパケットの種別と当該種別のパケットに
おける読み取り対象位置情報とが対応付けて登録されて
いる読み出し情報管理テーブルを検索して当該受信パケ
ットの種別に対応付けられた当該受信パケットの位置を
特定し、当該受信パケットからその位置にある情報を抽
出し、そして、予め抽出対象の各情報と当該パケットに
対する処理内容を示す付帯情報とを対応付けて登録した
処理管理テーブルを参照して、抽出した情報に対応する
付帯情報を抽出し、抽出した付帯情報で示される処理内
容に対応する処理部に受信パケットを渡し、当該処理部
で受信パケットに対する処理を行ない、その処理結果お
よびこの処理に伴う当該処理部の負荷状態の変化の少な
くともいずれか一方を、読み出し情報管理テーブルと処
理管理テーブルの少なくともいずれか一方の登録内容に
反映させる構成とすることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明に係わるネッ
トワークノード装置の第1の構成例を示すブロック図で
ある。
【0014】図1におけるネットワークノード装置10
0は、ネットワークインタフェースカード(図中、「ネ
ットワークIFカード」と記載)1a〜1dと、読み出
し情報管理テーブル2、処理管理テーブル3、タグを使
用したパケットスイッチ4、処理部5a〜5c、テーブ
ル管理部10からなり、パケット通信を行なうネットワ
ーク200に接続されている。
【0015】ネットワークインタフェースカード1a〜
1dは、ネットワークノード装置100に複数枚実装す
ることが可能であり、その構成要素として複数の機能要
素、すなわち、回線接続部6、パケット情報読み出し部
7、タグ添付部8、タグ削除部9を有する。
【0016】このような構成とすることにより、本例の
ネットワークノード装置100では、多種のプロトコル
に対応し、また、それぞれパケットの転送等の種々の処
理を行う各処理部5a〜5cの負荷状態に応じて自律的
かつ動的に分散処理の分散度を変更し、多種のパケット
ならびにパケット内の情報(ユーザデータ等)に応じた
多様で複雑なパケット処理を高速実行することができ
る。
【0017】例えば、多種のバケットへの対応に関して
言えば、通常、パケットはOSI(Open System Interc
onnection)参照モデルに基づく階層(レイヤ)構造を
有しており、各階層に独立に処理が施される。この処理
は、パケットから読み出される情報に基づいて行なわれ
る。読み出される情報は、パケットの種類に依存し、そ
のパケット内で格納位置が異なる。そこで、本例のネッ
トワークノード装置100においては、パケットに対す
る処理の決定に対して以下の二段階の検索処理を行な
う。
【0018】第一段階では、下位の階層の情報を格納す
るパケットの特定位置の情報から、処理の決定に必要な
上位階層の情報の格納位置を得るために、読み出し情報
管理テーブル2を検索する。
【0019】第二段階では、読み出し情報管理テーブル
2から得られる位置情報を基に、当該パケットから情報
を新たに抽出し、その情報に基づき次に処理管理テーブ
ル3を検索し、処理の種類と、処理に必要な付帯情報を
確定する。
【0020】また、処理部5a〜5cの各負荷状態に基
づく負荷分散、すなわち、各処理部5a〜5cの使用効
率の向上については、多種のパケットへの対応の第二段
階での検索に用いる処理管理テーブル3において、処理
の種類と必要な情報に加え、ネットワークノード装置1
00に実装された複数の処理部5a〜5cの負荷状態
と、即座に実行可能な処理機能の二つを意味する情報を
用いることにより、各処理部5a〜5cの負荷分散の動
的制御を実現する。
【0021】このように、本例のネットワークノード装
置100では、パケットの処理を、装置内の複数の処理
部5a〜5cに対し動的に分散化すると共に、各処理部
5a〜5cが能動的に分散規則を変更することで、高速
かつ複雑なパケット処理を実現することができる。
【0022】以下、このような動作に係わるネットワー
クノード装置100の各構成要素の説明を行なう。
【0023】ネットワークノード装置100におけるネ
ットワークインタフェースカード1a〜1dでは、回線
接続部6により、ネットワーク200の物理信号からパ
ケットを抽出し、このパケットに基づきパケット情報読
み出し部7により、読み出し情報管理テーブル2の検索
に用いる鍵情報(検索鍵)を作成する。
【0024】この読み出し情報管理テーブル2には、パ
ケット内における、ハードウェアの論理回路の設計時に
指定される固定位置における情報、例えば、後述の図4
において具体例を示すように、OSI(Open System In
terconnection)参照モデルの第3,4層(レイヤ)に
おけるプロトコル種別(IPやTCP(Transfer Contr
ol Protocol)など)情報に対応して、処理管理テーブ
ル3(当該パケットの処理を決定する場合に必要となる
情報が格納されている)の検索に用いる鍵情報が在る当
該パケット内の位置情報(読み出し位置情報)が格納さ
れている。
【0025】後述の図4の内容に従えば、パケット情報
読み出し部7は、抽出したパケットにおける第3層と第
4層に固定的に決められた位置にある情報(ヘッダ)が
IPやTCP等であるかを判別し、この判別結果を鍵情
報とし、この鍵情報を検索鍵として読み出し情報管理テ
ーブル2を検索し、当該検索鍵に対応付けられた、読み
出し位置情報を取得する。
【0026】このように、パケットにおける固定された
位置(第3,4層のヘッダ位置)に格納された情報(I
P、TCP等)を鍵情報として、読み出し情報管理テー
ブル2を検索し、読み出し位置情報を取得すると、パケ
ット情報読み出し部7は、この読み出し位置情報を基
に、再度、パケットから、当該位置に在る、処理管理テ
ーブル3の検索用の鍵情報を抽出し、その鍵情報をタグ
添付部8に渡す。
【0027】尚、読み出し情報管理テーブル2の登録内
容は、後述の図4において説明するような、IPの送出
元アドレスやIPの宛先アドレス、TCPの相手先ポー
ト番号等の規定のものに限るものではなく、例えば、処
理管理テーブル3の検索用の検索鍵となる情報がパケッ
トにおけるユーザデータ領域に置かれる場合には、当該
ユーザデータ領域における当該情報の格納位置が、読み
出し情報管理テーブル2において、その検索結果の出力
側情報として登録される。
【0028】処理管理テーブル3には、例えば、パケッ
ト情報読み出し部7で鍵情報を作成した元のパケットに
対する処理を決定する場合に必要となる情報等(当該パ
ケットに対し施す処理の種類や、処理を施すのに必要な
固有情報、処理を実行する処理部5a〜5cの固有番号
など)が、パケット情報読み出し部7が情報管理テーブ
ル2を検索しその検索結果に基づき当該パケットから抽
出した鍵情報に対応付けて格納されている。
【0029】また、読み出し情報管理テーブル2におけ
る情報の対応付けは、随時任意に変更可能であり、例え
ば、処理管理テーブル3において、この読み出し情報管
理テーブル2における情報の対応付けを変更処理させる
ための情報を格納しておくことにより、読み出し情報管
理テーブル2における情報の対応付けを動的に変更させ
ることもできる。
【0030】パケット情報読み出し部7から処理管理テ
ーブル3の検索用の鍵情報を受け取ったタグ添付部8で
は、受け取った鍵情報を検索鍵として処理管理テーブル
3を検索し、処理管理テーブル3において当該検索鍵に
対応付けられた情報(当該パケットに対し施す処理の種
類や、処理を施すのに必要な固有情報、処理を実行する
処理部5a〜5cの固有番号など)を取得し、取得した
情報を、当該パケットの先頭にタグとして添付し、タグ
を使用したパケットスイッチ部4に送出する。
【0031】このタグが添付されたパケットを受け取っ
た、タグを使用したパケットスイッチ部4では、タグ内
容(当該パケットに対し施す処理の種類や、処理を施す
のに必要な固有情報、処理を実行する処理部5a〜5c
の固有番号など)に基づき、タグが添付された当該パケ
ットを、例えば、処理部5a〜5cに転送する。
【0032】当該パケットを受信した処理部5a〜5c
では、添付されているタグと当該パケット内のヘッダ情
報、および、当該パケット内のユーザデータに基づい
て、当該パケットに対する処理を行なう。
【0033】このようにして当該パケットを処理した処
理部5a〜5cは、その処理に伴い副作用的に発生した
変化を示す情報(副作用情報)を蓄積しておき、あるパ
ケットを処理した結果を、他のパケットの処理に反映す
る。
【0034】さらに、処理部5a〜5cは、テーブル管
理部10を介して、読み出し情報管理テーブル2および
処理管理テーブル3の内容を随時かつ任意に変更するこ
とができ、パケットの処理に伴い副作用的に発生した変
化を、読み出し情報管理テーブル2および処理管理テー
ブル3にも反映させる。
【0035】例えば、処理部5a〜5cの一つ(処理部
5a)が、あるパケットを処理中であり、新たなパケッ
トの処理を受け付けることが不可能な場合、その処理部
5aは、処理管理テーブル3の登録内容をテーブル管理
部10を介して変更することで、以降、ネットワークノ
ード装置100に到着する当該処理部5aで処理される
べき新たなパケットを、別の処理部5b,5cで処理さ
せるようにする。
【0036】また、処理部5a〜5cは、パケットの処
理を終了した後、当該パケットにタグ添付部8で添付さ
れたタグを変更し、新たなタグを有するパケットとして
タグを使用したパケットスイッチ部4へ送り出す。
【0037】当然ながら、一つの処理部5a〜5cは、
あるパケットの処理を終了した場合、再度、テーブル管
理部10を介して、処理管理テーブル3を変更すること
で、再び、処理部5a〜5c向けのパケットを受け取
り、処理を施すことができる。
【0038】テーブル管理部10は、ネットワークノー
ド装置100に複数個実装された各処理部5a〜5cか
らの指示に基づき、各処理部5a〜5cの処理内容と読
み出し情報管理テーブル2および処理管理テーブル3の
登録内容の変更を行なうものであるが、さらに、ネット
ワークノード装置100に実装したネットワークインタ
フェースカード1を介さずに、ネットワークノード装置
100の外部から、処理部5a〜5cの処理内容と読み
出し情報管理テーブル2および処理管理テーブル3の登
録内容を変更することもできる。
【0039】このようにして、処理部5a〜5cで処理
され新たなタグが添付されたパケットは、タグに示され
た転送先情報に基づき、タグを使用したパケットスイッ
チ部4により、複数搭載された処理部5a〜5cのいず
れかに、もしくは、複数搭載されたネットワークインタ
フェースカード1a〜1dのいずれかに転送される。
【0040】尚、処理部5a〜5cの処理結果によって
は、新たに複数のパケットが生成される場合と、処理部
5a〜5cがパケットを出力しない場合がある。
【0041】処理部5a〜5cからタグを使用したパケ
ットスイッチ部4を介して、ネットワークインタフェー
スカード1に到着したタグ情報を添付されたパケット
は、タグ削除部9により、タグを削除され、回線接続部
6を介してネットワークへ送出される。
【0042】この際、削除対象のタグの情報によって
は、タグが削除されたパケットを、再度、パケット情報
読み出し部7へ入力することにより、ネットワークイン
タフェースカード1a〜1dにおいて、再び、当該パケ
ットに新たなタグを添付し、再び処理部5a〜5cで処
理を施すことができる。
【0043】これにより、ある特定のパケットを、ネッ
トワークノード装置100内で循環させることが可能に
なり、複数回にわたり、処理部5a〜5cで、当該パケ
ットに処理を施すことが可能となり、当該パケットへの
複雑な処理をネットワークノード装置100内で施すこ
とができる。
【0044】図2は、本発明に係わるネットワークノー
ド装置の第2の構成例を示すブロック図である。
【0045】本例のネットワークノード装置100a
は、ネットワークインタフェースカード11a〜11d
内に、図1で示したネットワークノード装置100では
ネットワークインタフェースカード1a〜1d外に設け
ていた読み出し情報管理テーブル2aと処理管理テーブ
ル3aを搭載した構成である。
【0046】このように、図2に示す構成のネットワー
クノード装置100aでは、読みだし情報管理テーブル
2aと、処理管理テーブル3aは、各ネットワークイン
タフェースカード11a〜11d毎に搭載され、各カー
ド固有に情報を保持することにより、図1で示した構成
のネットワークノード装置100に比べて、より複雑な
処理が可能になる。
【0047】図3は、本発明に係わるネットワークノー
ド装置の第3の構成例を示すブロック図であり、図4
は、図3における読み出し位置情報管理テーブルの構成
例を示す説明図、図5は、図3における処理情報管理テ
ーブルの構成例を示す説明図である。
【0048】本図3に示すネットワークノード装置10
0bは、図2におけるネットワークノード装置100a
をイーサネット(Ethernet(商標登録))(I
EEE803.X)の使用に適応させた構成となってい
ます。
【0049】図3において、12a〜12bはネットワ
ークインタフェースカード(図中、「ネットワークIF
カード」と記載)であり、27はタグを使用したパケッ
トスイッチ、28a〜28c,29a〜29c,30a
〜30c,31a〜31cのそれぞれは処理部としての
第三〜五層処理プロセッサおよびユーザアプリケーショ
ン処理プロセッサ、32はテーブル管理部としてのシス
テム管理モジュールであり、33はネットワークノード
装置100bを使用してサービスを提供する目的ネット
ワークとしてのサービスネットワークであり、34はネ
ットワークノード装置100bを制御するために使用す
る制御ネットワークである。
【0050】ネットワークインタフェースカード12a
〜12dには、イーサネットインタフェース回路13
と、固定位置情報読み出し回路14、読み出し位置情報
管理テーブル15、可変位置読み出し回路16、処理情
報管理テーブル17、タグ情報生成回路18、テーブル
検索待ち合わせ回路19、タグ添付回路20、バックプ
レーンインタフェース回路21、タグ削除回路22、再
処理選択回路23、セレクタ24、テーブルメンテナン
ス回路25、テーブルメンテナンス用のバックプレーン
インタフェース回路26が設けられている。
【0051】このような構成のネットワークノード装置
100bにおいては、まず、サービスネットワーク33
から到着した電気もしくは光によるイーサネットデータ
フレーム(イーサネットはOSI参照モデルの第2層で
あり、パケットの代わりにフレークともいう)が、イー
サネットインタフェース回路13により、エラー検証等
の処理が施された後、電気的な論理信号に変換される。
【0052】固定位置情報読み出し回路14では、論理
回路を使用して、イーサネットインタフェース回路13
からのイーサネットデータフレームから、論理回路の設
計時に指定された位置に格納された情報として、イーサ
ーネットデータフレームのペイロードに格納されるデー
タの種類を示す第三層のプロトコル情報と、第三層がI
P(インターネットプロトコル)の場合に、IPのデー
タフレームのペイロードに格納されるプロトコルの種類
を示す第四層のプロトコル情報を読み出し、読み出し位
置情報管理テーブル15を検索する。
【0053】この読み出し位置情報管理テーブル15の
検索では、固定位置情報読み出し回路14で抽出した情
報を鍵情報として、次に可変位置情報読み出し回路16
を使用して抽出する情報のイーサネットデータフレーム
中での位置が検索され出力される。
【0054】図4に示すように、読み出し位置情報管理
テーブル15の検索においては、検索鍵として、固定位
置情報の第三層のプロトコルの種類と第四層のプロトコ
ルの種類とを使用し、それに対する出力として、可変位
置情報読み出し回路16を使用してイーサネットデータ
フレーム内から情報を読み出す場合に必要となる当該イ
ーサネットデータフレーム中の読み出し開始位置と読み
出す長さをビット単位で出力する。
【0055】例えば、図4に示す読み出し位置情報管理
テーブル15における最初の行では、第三層がIPで、
第四層がTCPとなっており、この場合、読み出す情報
の位置として、「位置1」に208ビット目から32ビ
ット(IPの送出元アドレス)、「位置2」に240ビ
ット目から32ビット(IPの宛先アドレス)、「位置
3」に288ビット目から16ビット(TCPの相手先
ポート番号)を出力する内容となっている。
【0056】図3における可変位置情報読み出し回路1
6は、図4に示す読み出し位置情報管理テーブル15の
検索出力結果を基に、イーサネットフレームから情報を
抽出し、処理情報管理テーブル17を検索する鍵情報を
作成する。
【0057】この処理情報管理テーブル17の検索で
は、可変位置情報読み出し回路16で作成された検索鍵
情報を元に、タグ情報生成回路18で作成するイーサネ
ットデータフレームに添付するタグの内容情報が出力さ
れる。
【0058】図5に示す処理情報管理テーブル17で
は、鍵情報を入力として、テーブル中に、この鍵情報に
一致する読み出し情報が存在する場合、タグ情報とし
て、当該イーサネットフレームに処理を施すプロセッ
サ、例えば、図3における第三〜五層処理プロセッサ2
8a〜28c,29a〜29c,30a〜30c、ユー
ザアプリケーション処理プロセッサ31a〜31cの固
有番号と、施す処理の種類、および、処理終了後の転送
先が出力される。
【0059】この処理情報管理テーブル17におけるタ
グ情報としてのプロセッサ固有番号を、第三〜五層処理
プロセッサ28a〜28c,29a〜29c,30a〜
30c、およびユーザアプリケーション処理プロセッサ
31a〜31cのそれぞれの負荷状態に応じて変更する
ことで、他のプロセッサに処理を分散することができ
る。
【0060】例えば、第三〜五層処理プロセッサ28a
〜28c,29a〜29c,30a〜30c、およびユ
ーザアプリケーション処理プロセッサ31a〜31cの
それぞれの負荷状態は、当該処理に伴い副作用的に変化
し、この負荷状態の変化に従って、図5に示す処理情報
管理テーブル17におけるタグ情報としてのプロセッサ
固有番号を変更する。
【0061】同様に、第三〜五層処理プロセッサ28a
〜28c,29a〜29c,30a〜30c、およびユ
ーザアプリケーション処理プロセッサ31a〜31cの
それぞれの処理に伴う副作用的変化に従って、図5に示
す処理情報管理テーブル17におけるタグ情報としての
「処理の種類」を変更する。
【0062】また、第三〜五層処理プロセッサ28a〜
28c,29a〜29c,30a〜30c、および、ユ
ーザアプリケーション処理プロセッサ31a〜31cの
それぞれの処理に伴う副作用的変化に従って、図5に示
す処理情報管理テーブル17におけるタグ情報としての
「転送先インタフェース」を変更することも可能であ
る。
【0063】この場合、さらに、バックプレーンインタ
フェース回路21を介して、同一イーサネットデータフ
レームを再度、ネットワークノード装置100b内の固
定位置情報読み出し回路14に入力することで繰り返し
処理を行なうことができる。
【0064】タグ情報生成回路18では、処理情報管理
テーブル17の検索結果の出力情報を基に、バックプレ
ーンインタフェース回路21による当該イーサネットデ
ータフレームの転送先の選定に必要なタグを生成する。
【0065】テーブル検索待ち合わせ回路19は、処理
情報管理テーブル17での検索処理とタグ情報生成回路
18でのタグ生成処理が終了するまで、一時的に当該イ
ーサネットデータフレームを蓄積し、当該イーサネット
データフレームに対する処理の時間的な待ち合わせを行
なう。
【0066】タグ添付回路20では、テーブル検索待ち
合わせ回路19からの当該イーサネットデータフレーム
の先頭に、タグ情報生成回路18で生成されたタグを添
付し、バックプレーンインタフェース回路21へ送り出
す。
【0067】バックプレーンインタフェース回路21
は、タグ添付回路20から送られてきたイーサネットデ
ータフレームを、当該イーサネットデータフレームの先
頭に付与されたタグの内容に基づき、当該イーサネット
データフレームの転送先を判断して転送する。
【0068】例えば、タグの内容が、図5に示した処理
情報管理テーブル17におけるタグ情報の「プロセッサ
ID」および「転送先インタフェース」としての「1
2」および「5」となっていれば、当該タグを先頭に添
付されたイーサネットデータフレームをタグを使用した
パケットスイッチバックプレーン27に送出する。
【0069】また、タグの内容が、図5の処理情報管理
テーブル17検索結果により「転送先インタフェース」
としてネットワークインタフェースカード12a〜12
dが指定されたものであれば、当該タグを先頭に添付さ
れたイーサネットデータフレームを、タグ削除回路22
と再処理選択回路23にバックプレーンインタフェース
回路21を介して送出する。
【0070】タグ削除回路22では、タグが添付された
イーサネットデータフレームのタグを削除することで、
イーサネットインタフェース回路13、もしくは、固定
位置情報読み出し回路14で取り扱うイーサネットデー
タフレームとする。
【0071】再処理選択回路23は、バックプレーンイ
ンタフェース回路21より受け取った、タグが添付され
たイーサネットデータフレームのタグ情報に基づき、セ
レクタ24を制御して、タグ削除回路22でタグが削除
されたイーサネットデータフレームの転送先を変える。
【0072】例えば、セレクタ24からイーサネットイ
ンタフェース回路13に渡されたイーサネットフレーム
は、サービスネットワーク33へ送出され、また、セレ
クタ24から固定位置情報読み出し回路14に渡された
イーサネットデータフレームは、再び、ネットワークノ
ード装置装置100b内で処理される。
【0073】第三層処理プロセッサ28a〜28cは、
IP、ARP(Address ResolutionProtocol:TCP/
IPネットワークにおいて、IPアドレスからイーサネ
ットの物理アドレス(MACアドレス)を求めるのに使わ
れるプロトコル)、IXP(Internetwork Packet eXch
ange Protocol:Novell社のNetwareが使
用するプロトコル)といったネットワークのOSI参照
モデルの第三層に相当するプロトコルの処理を行なうも
のであり、例えば、パケット転送やアドレスの変更等を
行なう。
【0074】第四層処理プロセッサ29a〜29cは、
UDP(User Datagram Protocol)、TCP、ICMP
(Internet Control Message Protocol:IPのエラー
メッセージや制御メッセージを転送するプロトコルであ
り、TCP/IPで接続されたコンピュータやネットワ
ーク機器間で、互いの状態を確認するために用いられ、
ネットワーク診断プログラムpingが使う)といっ
た、ネットワークのOSI参照モデルの第四層に相当す
るプロトコルの処理を行なうものであり、例えば、ポー
ト別の転送先の振り分けやポート番号の変更等を行な
う。
【0075】第五層処理プロセッサ30a〜30cは、
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のアプリ
ケーションレベルのプロトコル処理を行なうものであ
り、例えば、HTTPの代理転送やペイロードデータに
搭載されたプログラムコードの抽出処理等を行なう。
【0076】ユーザアプリケーション処理プロセッサ3
1a〜31cは、ネットワークもしくはユーザの要求に
応じて、アプリケーションプログラムを実行する。
【0077】システム管理モジュール32は、ネットワ
ークノード装置全体の管理と、第三層処理プロセッサ2
8a〜28c、第四層処理プロセッサ29a〜29c、
第五層処理プロセッサ30a〜30c、および、ユーザ
アプリケーション処理プロセッサ31a〜31cそれぞ
れからの要求に応じて、テーブルメンテナンス回路25
を介して、ネットワークインタフェースカード12a〜
12d内の読み出し位置情報管理テーブル15と処理情
報管理テーブル17のそれぞれのテーブル変更を行な
う。
【0078】第三層処理プロセッサ28a〜28cと第
四層処理プロセッサ29a〜29c、第五層処理プロセ
ッサ30a〜30c、および、ユーザアプリケーション
処理プロセッサ31a〜31cのそれぞれは、システム
管理モジュール32を介することなく、タグを使用した
パケットスイッチバックプレーン27と、ネットワーク
インタフェースカード12a〜12d中のバックプレー
ンインタフェース回路26およびテーブルメンテナンス
回路25を介して、読み出し位置情報管理テーブル15
と処理情報管理テーブル17のそれぞれのテーブル変更
を行なう。
【0079】図6は、図1から図3のいずれかにおける
ネットワークノード装置のハードウェア構成例を示すブ
ロック図である。
【0080】図6において、61はCRT(Cathode Ra
y Tube)やLCD(Liquid CrystalDisplay)等からなる
表示装置、62はキーボードやマウス等からなる入力装
置、63はHDD(Hard Disk Drive)等からなる外部
記憶装置、64はCPU(Central Processing Unit)
64aや主メモリ64bおよび入出力インタフェース6
4c等を具備してコンピュータ処理を行なう情報処理装
置、65は本発明に係わるプログラムやデータを記録し
たCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)も
しくはDVD(Digital Video Disc/Digital Versatile
Disc)等からなる光ディスク、66は光ディスク65
に記録されたプログラムおよびデータを読み出すための
駆動装置、67はLAN(Local Area Network)カード
やモデム等からなる通信装置である。
【0081】光ディスク65に格納されたプログラムお
よびデータを情報処理装置64により駆動装置66を介
して外部記憶装置63内にインストールした後、外部記
憶装置63から主メモリ64bに読み込みCPU64a
で処理することにより、情報処理装置64内に図1から
図3のいずれかに示すネットワークノード装置(10
0,100a,100b)の各機能が構成される。
【0082】図7は、図1におけるネットワークノード
装置による本発明に係わるパケット処理方法の動作手順
例を示すフローチャートである。
【0083】図1に示す構成のネットワークノード装置
100は、回線接続部6により、ネットワーク200か
らパケットを受信すると(ステップ701)、まず、パ
ケット情報読み出し部7により、読み出し情報管理テー
ブル2を参照して、当該パケットの種別に応じて予め固
定的に定められた位置情報を読み出す(ステップ70
2)。
【0084】例えば、受信したパケットが、TCPを上
位の通信プロトコルとするIPパケットであれば、20
8ビット目から32ビットまでの固定位置にはIPの送
出元アドレスが、また、240ビット目から32ビット
までの固定位置にはIPの宛先アドレスが、そして、2
88ビット目から16ビットまでの固定位置にはTCP
の相手先ポート番号が格納されており、図4に示すよう
に、読み出し情報管理テーブル2においては、このよう
なIPとTCPの組合せや、IPとUDPの組合せ等に
対応付けて、それぞれの固定的に定められている位置情
報が登録されており、この読み出し情報管理テーブル2
を参照して、パケット情報読み出し部7は、当該パケッ
トの種別に応じた位置情報を読み出すことができる。
【0085】パケット情報読み出し部7は、さらに、こ
のようにして読み出した位置情報に基づき、再度、受信
パケットにおける当該位置にある情報、例えば、IPの
送出元アドレスやIPの宛先アドレス、TCPの相手先
ポート番号等を読み出す(ステップ703)。
【0086】このようにしてパケット情報読み出し部7
が読み出した情報を検索鍵として、次に、タグ添付部8
により、処理管理テーブル3を検索して、当該情報を有
する受信パケットに対してどのような処理を施すかを示
す情報を読み出す(ステップ704)。すなわち、処理
管理テーブル3には、図5に示すように、読み出し情報
管理テーブル2で示される位置の受信パケットにおける
情報(IPの送出元アドレス、IPの宛先アドレス、T
CPの相手先ポート番号等)に対応付けて、当該パケッ
トに対する処理を行なう処理部を特定する「プロセッサ
ID」や、その処理の種類(ICMP等)、および、当
該パケットの転送先等からなるタグ情報が登録されてお
り、タグ添付部8は、当該タグ情報を読み出す。
【0087】タグ添付部8は、読み出したタグ情報を当
該パケットの先頭に付与し(ステップ705)、そし
て、このタグ情報に基づき、タグを使用したパケットス
イッチ部4により、当該パケットを、当該処理部に渡す
(ステップ706)。
【0088】パケットを渡された処理部5a〜5cで
は、当該パケットに対する所定の処理を行ない(ステッ
プ707)、テーブル管理部10では、その処理部5a
〜5cでの処理結果と、その処理により副作用的に発生
した処理部5a〜5cの負荷状態の変化等を、読み出し
情報管理テーブル2や処理管理テーブル3の登録内容に
反映させる(ステップ708)。
【0089】このようにして、各処理部5a〜5cの処
理結果に基づき、読み出し情報管理テーブル2の内容を
変更することにより、ネットワークノード装置100内
で処理可能なパケットの種類を動的に変更することがで
きる。
【0090】また、各処理部5a〜5cの処理後の負荷
状態の変化に対応して、動的に、処理管理テーブル3の
内容を変更することができ、次のパケットの処理を、最
も処理負荷の少ない処理部に振分けること等が可能とな
る。
【0091】尚、読み出し情報管理テーブル2、およ
び、処理管理テーブル3のそれぞれの内容の変更は、各
処理部5a〜5cの処理結果に基づくだけでなく、外部
からの制御にも応じて動的に変更することでも良く、こ
の場合、ネットワークノード装置100の処理を、その
外部から直接的に制御することができる。
【0092】以上、図1〜図7を用いて説明したよう
に、本例のネットワークノード装置,100a,100
bとそのパケット制御方法では、ネットワーク200に
接続された複数の計算機(コンピュータ)間のデータ通
信に使用されるパケットの処理を、ネットワークノード
装置100,100a,100b内の複数の処理部(5
a〜5c,28〜31)に対し動的に分散化すると共
に、各処理部(5a〜5c,28〜31)が能動的に分
散規則を変更することで、高速かつ複雑なパケット処理
を実現することができる。
【0093】これにより、通信に使用されるパケットに
対して、その種類、搭載しているユーザデータに応じ
て、複雑な処理を施すことが可能となり、かつ、高速の
ネットワークに接続可能となる。
【0094】尚、本発明は、図1〜図7を用いて説明し
た例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、
図3〜図5において、パケット構成の一つとしてLAN
等で用いられるイーサネットを例に説明したが、PPP
(Point to Point Protocol)など、他のデータリンク
層におけるプロトコルであっても適用することができ
る。
【0095】また、本例では、ネットワークノード装置
の具体的な機能に関して特に説明していないが、ルータ
やパケット交換機等が具体的な製品として該当する。
【0096】また、図3に示す例のネットワークノード
装置100bは、ハードウェアによる回路構成としてい
るが、これらの各回路をソフトウェアにより構成するこ
とでも良い。
【0097】また、本例では、ネットワークノード装置
のハードウェア構成として図6のコンピュータ構成例を
示したが、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコ
ンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディ
スクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible D
isk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、
コンピュータに本発明に係わる処理手順を実行させ、ネ
ットワークノード装置の各機能を実現するためのプログ
ラムのインストールに関しても、通信装置を介してネッ
トワーク経由でプログラムをダウンロードしてインスト
ールすることでも良い。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、多種のパケットに対応
した処理ができ、かつ、複数設けられた処理手段のそれ
ぞれの処理負荷状態の変化に応じて自律的かつ動的に分
散処理の分散度を変更することができ、多様で複雑なパ
ケット処理を高速実行することが可能となり、高速なネ
ットワークとの接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるネットワークノード装置の第1
の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わるネットワークノード装置の第2
の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係わるネットワークノード装置の第3
の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3における読み出し位置情報管理テーブルの
構成例を示す説明図である。
【図5】図3における処理情報管理テーブルの構成例を
示す説明図である。
【図6】図1から図3のいずれかにおけるネットワーク
ノード装置のハードウェア構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】図1におけるネットワークノード装置による本
発明に係わるパケット処理方法の動作手順例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1a〜1d,11a〜11d,12a〜12b:ネット
ワークインタフェースカード(「ネットワークIFカー
ド」)、2,2a:読み出し情報管理テーブル、3,3
a:処理管理テーブル、4:タグを使用したパケットス
イッチ、5a〜5c:処理部、6:回線接続部、7:パ
ケット情報読み出し部、8:タグ添付部、9:タグ削除
部9、10:テーブル管理部、13:イーサネットイン
タフェース回路、14:固定位置情報読み出し回路、1
5:読み出し位置情報管理テーブル、16:可変位置読
み出し回路、17:処理情報管理テーブル、18:タグ
情報生成回路、19:テーブル検索待ち合わせ回路、2
0:タグ添付回路、21:バックプレーンインタフェー
ス回路、22:タグ削除回路、23:再処理選択回路、
24:セレクタ、25:テーブルメンテナンス回路、2
6:バックプレーンインタフェース回路、27:タグを
使用したパケットスイッチ、28a〜28c:第三層処
理プロセッサ、29a〜29c:第四層処理プロセッ
サ、30a〜30c:第五層処理プロセッサ、31a〜
31c:ユーザアプリケーション処理プロセッサ、3
2:システム管理モジュール、33:サービスネットワ
ーク、34:制御ネットワーク、61:表示装置、6
2:入力装置、63:外部記憶装置、64:情報処理装
置、64a:CPU、64b:主メモリ、64c:入出
力インタフェース、65:光ディスク、66:駆動装
置、67:通信装置、100,100a,100b:ネ
ットワークノード装置、200:ネットワーク。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット通信を行なうネットワークの構
    成要素であり、受信したパケットのヘッダ情報に基づき
    当該パケットの転送を含む処理を行なうネットワークノ
    ード装置であって、上記パケットの転送を含む処理をそ
    れぞれ行なう複数の処理手段と、受信したパケットの種
    別を判別し、該受信したパケットから、判別した該パケ
    ットの種別に対応して予め定められた位置にある情報を
    抽出する情報読み出し手段と、該情報読み出し手段で抽
    出する対象の各情報に対応付けて、当該パケットに対す
    る処理内容を示す付帯情報を処理管理テーブルとして登
    録する手段と、上記情報読み出し手段で抽出した情報に
    対応する付帯情報を、上記処理管理テーブルを検索して
    抽出し、抽出した付帯情報で示される処理内容に対応す
    る上記処理手段に上記パケットを渡すパケット配信手段
    とを有することを特徴とするネットワークノード装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワークノード装
    置であって、上記パケット配信手段から渡された上記パ
    ケットに対する上記処理手段の処理結果と該処理に伴う
    処理手段の負荷状態の変化の少なくともいずれか一方
    を、上記処理管理テーブルの登録内容に反映するテーブ
    ル管理手段を有することを特徴とするネットワークノー
    ド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載のネットワークノード装置であって、上記処理
    管理テーブルの登録内容を、外部インタフェースを介し
    て変更する手段を有することを特徴とするネットワーク
    ノード装置。
  4. 【請求項4】 パケット通信を行なうネットワークの構
    成要素であり、受信したパケットのヘッダ情報に基づき
    当該パケットの転送を含む処理を行なうネットワークノ
    ード装置であって、上記パケットの転送を含む処理をそ
    れぞれ行なう複数の処理手段と、上記パケットの種別と
    当該種別のパケットにおける読み取り対象位置情報とを
    対応付けて登録する読み出し情報管理テーブルと、受信
    したパケットの種別を判別し、該判別したパケットの種
    別に基づき上記読み出し情報管理テーブルを検索して当
    該受信パケットの種別に対応付けられた当該受信パケッ
    トの位置を判別し、当該受信パケットの当該位置にある
    情報を抽出する情報読み出し手段と、該情報読み出し手
    段で抽出する対象の各情報に対応付けて、当該パケット
    に対する処理内容を示す付帯情報を登録する処理管理テ
    ーブルと、上記情報読み出し手段で抽出した情報に対応
    する付帯情報を、上記処理管理テーブルを検索して抽出
    し、抽出した付帯情報で示される処理内容に対応する上
    記処理手段に上記パケットを渡すパケット配信手段とを
    有し、複数の種別のパケットに応じた処理を行なうこと
    を特徴とするネットワークノード装置。
  5. 【請求項5】 パケット通信を行なうネットワークの構
    成要素であり、受信したパケットのヘッダ情報に基づき
    当該パケットの転送を含む処理を行なうネットワークノ
    ード装置であって、上記パケットの転送を含む処理をそ
    れぞれ行なう複数の処理手段と、上記パケットの種別と
    当該種別のパケットにおける読み取り対象位置情報とを
    対応付けて登録する読み出し情報管理テーブルと、受信
    したパケットの種別を判別し、該判別したパケットの種
    別に基づき上記読み出し情報管理テーブルを検索して当
    該受信パケットの種別に対応付けられた当該受信パケッ
    トの位置を判別し、当該受信パケットの当該位置にある
    情報を抽出する情報読み出し手段と、該情報読み出し手
    段で抽出する対象の各情報に対応付けて、当該パケット
    に対する処理内容を示す付帯情報を登録する処理管理テ
    ーブルと、上記情報読み出し手段で抽出した情報に対応
    する付帯情報を、上記処理管理テーブルを検索して抽出
    し、抽出した付帯情報で示される処理内容に対応する上
    記処理手段に上記パケットを渡すパケット配信手段と、
    該パケット配信手段から渡された上記パケットに対する
    上記処理手段の処理結果と該処理に伴う処理手段の負荷
    状態の変化の少なくともいずれか一方を、上記読み出し
    情報管理テーブルと上記処理管理テーブルの少なくとも
    いずれか一方の登録内容に反映するテーブル管理手段と
    を有することを特徴とするネットワークノード装置。
  6. 【請求項6】 請求項4、もしくは、請求項5のいずれ
    かに記載のネットワークノード装置であって、上記処理
    管理テーブルおよび上記処理管理テーブルの少なくとも
    いずれか一方の登録内容を、外部インタフェースを介し
    て変更する手段を有することを特徴とするネットワーク
    ノード装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、請求項1から請求項6
    のいずれかに記載のネットワークノード装置における各
    手段として機能させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 パケット通信を行なうネットワークの構
    成要素であり、受信したパケットのヘッダ情報に基づき
    当該パケットの転送を含む処理を行なう処理手段を複数
    具備したネットワークノード装置のパケット制御方法で
    あって、上記パケットの種別と当該種別のパケットにお
    ける読み取り対象位置情報とを対応付けて情報管理テー
    ブルとして予め登録する第1のステップと、受信したパ
    ケットの種別を判別し、該判別したパケットの種別に基
    づき上記読み出し情報管理テーブルを検索して当該受信
    パケットの種別に対応付けられた当該受信パケットの位
    置を判別し、当該受信パケットの当該位置にある情報を
    抽出する第2のステップと、該第2のステップで抽出す
    る対象の各情報に対応付けて、当該パケットに対する処
    理内容を示す付帯情報を処理管理テーブルとして予め登
    録する第3のステップと、上記第2のステップで抽出し
    た情報に対応する付帯情報を、上記処理管理テーブルを
    検索して抽出し、抽出した付帯情報で示される処理内容
    に対応する上記処理手段に上記パケットを渡す第4のス
    テップと、該第4のステップで渡された上記パケットに
    対する上記処理手段の処理結果と該処理に伴う処理手段
    の負荷状態の変化の少なくともいずれか一方を、上記読
    み出し情報管理テーブルと上記処理管理テーブルの少な
    くともいずれか一方の登録内容に反映する第5のステッ
    プとを有することを特徴とするネットワークノード装置
    のパケット制御方法。
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