JP2002352974A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2002352974A
JP2002352974A JP2001155622A JP2001155622A JP2002352974A JP 2002352974 A JP2002352974 A JP 2002352974A JP 2001155622 A JP2001155622 A JP 2001155622A JP 2001155622 A JP2001155622 A JP 2001155622A JP 2002352974 A JP2002352974 A JP 2002352974A
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lamp lighting
discharge lamp
current
discharge tubes
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JP2001155622A
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Takahiro Bando
孝浩 坂東
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Sharp NEC Display Solutions Ltd
Original Assignee
NEC Mitsubishi Electric Visual Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で、複数の冷陰極放電管それ
ぞれを流れる電流を制御できる放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】冷陰極放電管6、7に流れる電流は、電流
検出用抵抗器10、11により検出され、整流回路1
8、19を介してマイコン1の所定のADC(ADC
1、ADC2)へと入力される。マイコン1は、それに
基づいてPWM出力(PWM2、PWM3)から出力さ
れる信号のデューティ比を調整する。PWM2、PWM
3から出力される信号はそれぞれ整流回路18、19を
介して、トランジスタ12、13のベースに入力され、
冷陰極放電管6、7のそれぞれに流れる電流は所定の値
へと調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置など
に使用される放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、バックライト式液晶(LCD)
表示装置において、画面の大型化に伴い複数の放電管を
点灯させる多灯点灯方式が採用されるようになってきて
いる。
【0003】図5は、特開平6−203983公報に開
示されている従来の放電灯点灯装置の原理を示す回路接
続図である。同図に示されるように、従来例では、トラ
ンス30の1次側の一端は直流電源DCに接続され、他
端は、インバータコントローラ34によって駆動される
ドライバトランジスタ35のコレクタに接続されてい
る。またトランス30の2次側の一端には、コンデンサ
36、ダイオード37を介して複数の冷陰極放電管6、
7、8が並列に接続され、トランス30の2次側の他端
は接地されている。
【0004】複数の冷陰極放電管6、7、8は、一方端
をコンデンサ36、ダイオード37を介してトランス3
0の2次側にそれぞれ接続されると共に、他端はそれぞ
れスイッチング素子であるトランジスタ31、32、3
3を介して接地されている。インバータコントローラ3
4は、ドライバトランジスタ35を駆動するとともにト
ランジスタ31、32、33を順次導通(閉成)させた
り、遮断(開成)させたりする。このインバータコント
ローラ34は、トランジスタ31、32、33を所定の
タイミングで順次交代して閉成せしめる制御手段とな
る。
【0005】図6は従来の複数放電灯の点灯装置の動作
を説明するための図である。図6(a)は、トランジス
タ31、32、33のベースに加えられる電圧VBの波
形図であり、図6の(b)はそれに応じて各冷陰極放電
管6、7、8が点灯するタイミングを示している。同図
に示すように、トランジスタ31、32、33は、イン
バータコントローラ34によって順次閉成され導通制御
される。そして、これらのトランジスタの導通開始時点
Sから導通終了時点までの長さ、すなわちトランジスタ
31、32、33が閉成される時間t1、t2、t3の
間だけ、冷陰極放電管6、7、8は点灯する。その際、
t1、t2、t3の長さは、それぞれのトランジスタに
接続された冷陰極放電管の見かけ上の輝度が互いに等し
くなるように制御される。つまり、各トランジスタは、
そのトランジスタに接続された放電灯の輝度が標準より
低いときには長時間点灯され、また、輝度が標準より高
いときには短時間点灯するように制御される。即ち図6
の例では、冷陰極放電管7は冷陰極放電管6よりも輝度
が高く、冷陰極放電管8はさらに冷陰極放電管7よりも
輝度が高いものである。
【0006】このように、輝度の高い冷陰極放電管を人
間の目にちらつきを感じさせない所定の周期で点滅さ
せ、その点灯時間と消灯時間との比を変化させることで
等価的に冷陰極放電管の輝度を調整している。この手法
はバースト調光方式、またはPWM(Pulse wi
dth Modulation)制御方式として知られ
ている。
【0007】これにより、各放電灯を、本来の輝度のば
らつきや寸法の長短等にかかわらず一定の輝度となるよ
うに制御することができるので、この点灯方式を、例え
ばLCD表示装置の照明装置等に適用した場合には、全
体にわたって均等な輝度の画面を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
放電灯点灯装置においては、輝度の高い冷陰極放電管を
所定の周期で点滅させることで、他の冷陰極放電管の輝
度と同じくするものであって、それぞれの冷陰極放電管
に流れる電流値を制御することはできない。よって、冷
陰極放電管の特性のばらつきにより、それぞれの冷陰極
放電管に流れる電流が同じにならない場合がある。
【0009】そのため、冷陰極放電管によっては該冷陰
極放電管の定格電流以上の電流が流れる恐れがあるの
で、複数の冷陰極放電管を使用する場合、定格電流に対
してかなりのマージンをもって使用する必要がある。そ
の結果、各冷陰極放電管が本来持つ輝度実力による輝度
を得ることができず、冷陰極放電管の本数に比例した明
るさが得られないという問題があった。
【0010】さらに、バースト調光方式における冷陰極
放電管の消灯時に、トランジスタ31、32、33には
トランス30が発生する高電圧の殆どが加わるため、ト
ランジスタ31、32、33には高耐圧特性に優れたも
のが必要であり、それによるコスト上昇が大きくなって
いた。
【0011】また、特開平11−260580公報に、
可変インダクタンスを用いて冷陰極放電管の電流を調整
する技術が開示されているが、可変インダクタンスを用
いた場合、コストが上昇すると共に、装置の構成が複雑
になり、基板占有面積が大きいという問題がある。
【0012】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであって、簡単な回路構成で、複数の冷
陰極放電管それぞれを流れる電流を制御できる放電灯点
灯装置を提供することを第1の目的とし、冷陰極放電管
の電流値や輝度の調整機能を付加することによるコスト
上昇を抑えることのできる放電灯点灯装置を提供するこ
とを第2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の放電灯
点灯装置は、並列接続された複数の放電管を点灯させる
放電灯点灯装置であって、前記複数の放電管のそれぞれ
に直列に接続され、前記複数の放電管のそれぞれを流れ
る電流を調整可能な可変抵抗器を備えることを特徴とす
る。
【0014】請求項2に記載の放電灯点灯装置は、請求
項1に記載の放電灯点灯装置であって、前記複数の放電
管のそれぞれに流れる電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段からの電流検出信号に基づき、前記複
数の放電管のそれぞれに流れる電流が互いに等しくなる
ように前記可変抵抗器のそれぞれを制御する制御信号を
出力する電流制御手段とをさらに備えることを特徴とす
る。
【0015】請求項3に記載の放電灯点灯装置は、請求
項2に記載の放電灯点灯装置であって、前記制御信号
が、パルス幅変調された信号であることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の放電灯点灯装置は、請求
項3に記載の放電灯点灯装置であって、前記パルス幅変
調された制御信号を整流する整流回路をさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の放電灯点灯装置は、請求
項2に記載の放電灯点灯装置であって、前記制御信号
が、前記可変抵抗器の複数を制御する情報を含むディジ
タル信号であり、前記ディジタル信号を前記可変抵抗器
のそれぞれを制御する複数のアナログ信号に変換する信
号変換手段をさらに備えることを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の放電灯点灯装置は、請求
項1から請求項5のいずれかに記載の放電灯点灯装置で
あって、前記可変抵抗器が、前記制御信号に基づき動作
するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に並列
接続した固定抵抗器とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の放電灯点灯装置は、請求
項1に記載の放電灯点灯装置であって、前記複数の放電
管のそれぞれに流れる電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段からの信号に基づき、前記複数の放電
管のそれぞれを流れる電流に対応付けられる値を表示す
る電流値表示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は本発明の
発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成図であ
る。この図において、1はマイコンであり、ADC(ア
ナログ−ディジタル変換器)機能およびPWM出力機能
を内蔵している。2は冷陰極放電管に印加する高電圧を
生成するトランスである。3はトランス2を駆動する駆
動回路であり、マイコン1の所定のPWM出力(PWM
1)により制御されている。4、5はトランス2の高圧
巻線に接続されたコンデンサ、6、7はそれぞれコンデ
ンサ4、5に接続された冷陰極放電管である。10、1
1はそれぞれ冷陰極放電管6、7に流れる電流を検出し
て電圧に変換する電流検出用抵抗器、12、13は冷陰
極放電管6、7と電流検出用抵抗器10、11の間に挿
入されたトランジスタ、14、15はトランジスタ1
2、13に並列接続された固定抵抗器である。16、1
7はダイオードであり、それぞれ接地電位から冷陰極放
電管6、7に流れ込む電流が、電流検出用抵抗器10、
11を流れないようにするためのものである。18〜2
1は整流回路であり、22は入力される映像信号を液晶
パネルを駆動する信号に変換する画素変換IC、23は
画素変換IC22により駆動される液晶パネルである。
【0021】マイコン1のPWM1は、駆動回路3を制
御することでトランス2を駆動して冷陰極放電管6、7
に印加する高電圧を生成する。そして電流検出用抵抗器
10、11により、冷陰極放電管6、7に流れる電流は
電流検出信号となる電圧に変換される。この電圧による
信号は整流回路20、21により整流され、それぞれマ
イコン1の所定のADC(ADC1、ADC2)へと入
力される。
【0022】マイコン1は、ADC1およびADC2に
入力された電圧信号に基づいて冷陰極放電管6、7のそ
れぞれに流れる電流を検出、監視するとともに、PWM
出力(PWM2、PWM3)から出力され信号のパルス
幅を調整することで冷陰極放電管6、7のそれぞれに流
れる電流を所定の値へと調節する機能を有している。つ
まり、ADC1により検出された冷陰極放電管6の電流
値が目標値よりも大きい場合には、PWM2が出力する
パルスのデューティ比を減らす処理を行い、逆に電流値
が目標値よりも小さい場合には、パルスのデューティ比
を増やす処理を行う。
【0023】マイコン1のPWM2およびPWM3の出
力信号は、それぞれ整流回路18、19によって、それ
らのデューティ比に応じた振幅を持つ電圧へと変換さ
れ、それぞれトランジスタ12、13のベースに入力さ
れる。従って、PWM2およびPWM3により出力され
るパルスのデューティ比を調整変更することによりトラ
ンジスタ12、13のコレクタ−エミッタ間に流れる電
流が変化し、それにより冷陰極放電管6、7に流れる電
流が変化することとなる。つまり、トランジスタ12と
固定抵抗器14のペアおよび、トランジスタ13と固定
抵抗器15のペアでそれぞれ、マイコン1に制御され、
冷陰極放電管6、7に流れる電流を調整する可変抵抗器
を形成している。
【0024】よって、この可変抵抗器を調整すること
で、冷陰極放電管6、7のそれぞれに流れる電流値を調
整可能であるので、複数の冷陰極放電管それぞれの特性
にばらつきがある場合においても、それぞれの冷陰極放
電管に流れる電流のばらつきを抑えることができる。
【0025】例えば具体的な動作としては、マイコン1
はまずトランジスタ12、13が完全に導通する状態な
るようPWM2、3を設定した上で、PWM1出力によ
りトランス駆動回路3を制御して冷陰極放電管6、7に
流れる電流を変更する。このとき冷陰極放電管12、1
3のうち一方の冷陰極放電管には設定された値(目標
値)の電流が流れ、他方の冷陰極放電管には設定された
値よりも大きな電流が流れるような状態にPWM1を設
定する。続いて、設定された値よりも大きい電流が流れ
ている冷陰極放電管の電流値が設定した値になるように
PWM2またはPWM3出力を変更する。
【0026】よって、図1の放電灯点灯装置によれば、
冷陰極放電管6、7のそれぞれを流れる電流を設定値、
例えば定格電流へと制御できる。よって、冷陰極放電管
の特性にばらつきがある場合においても、それぞれの冷
陰極放電管に流れる電流のばらつきを抑えることができ
る。
【0027】その結果、複数の冷陰極放電管を使用する
場合においても、定格電流に対して必要以上にマージン
をとる必要が無くなるため、各冷陰極放電管が本来持つ
輝度実力による輝度を得ることができ、冷陰極放電管の
本数に比例した明るさを得ることができる。また、その
制御はマイコンにより自動で調整されるので、製造工程
における作業工数が増えることを抑えることができる。
【0028】また、冷陰極放電管6、7の電流を調整す
るための可変抵抗器を形成するトランジスタ12および
トランジスタ13にはそれぞれ固定抵抗器14、15が
並列に接続されており、冷陰極放電管6、7を流れる電
流がトランジスタ12、13により完全に遮断されるこ
とは無い。つまり、トランジスタ12、13にトランス
2が発生する高電圧の殆どが加わることは無いので、ト
ランジスタ12、13には、図5に示した従来の放電灯
点灯装置に使用されるトランジスタ31、32、33ほ
どの高耐圧特性は必要無い。よって、高耐圧特性に優れ
たトランジスタを使用することによるコストの上昇を抑
えることができる。
【0029】さらに、トランジスタと該トランジスタに
並列に接続された抵抗とのペアによる可変抵抗器は、構
成が簡単であり、基板占有面積を抑えることができる。
【0030】なお、以上の説明においては、可変抵抗器
として動作するものに、トランジスタと固定抵抗器を並
列接続したものを示したが、例えばFET等、他のスイ
ッチング素子と固定抵抗を並列接続したものを使用して
も同様の効果が得られることは明らかである。
【0031】また、ここでは並列接続される冷陰極放電
管が2個の構成について説明したが、さらに多くの冷陰
極放電管が並列接続される放電灯点灯装置にも、容易に
適応可能であることは言うまでも無い。
【0032】ところで、最近の液晶モニタは、マイコン
を使用しているものが多い。そして、マイコンは、AD
C及びPWM機能を内蔵しているものが標準になってい
る。よって、以上のような構成の放電灯点灯装置を備え
る液晶モニタは現状からのコストアップもほとんど無
く、容易に実現可能である。
【0033】<実施の形態2>図2は実施の形態2に係
る放電灯点灯装置の構成図である。なお、この図におい
て、図1と同様の機能を有する要素については同一符号
を付しており、ここでの詳細な説明は省略する。
【0034】実施の形態1では、トランジスタ12、1
3のベース電圧は、マイコン1のPWM2およびPWM
3のパルス出力を、整流回路18、19で整流すること
により生成した。本実施の形態においては、図2に示す
ように、マイコン1のPWM2、PWM3の出力が直接
トランジスタ12、13のベースに接続される。つまり
本実施の形態においては、冷陰極放電管6、7の輝度の
調整をトランジスタ12、13のベース電圧の大きさで
はなく、バースト調光方式と同様に、トランジスタが導
通する時間の長さにより行う。ただし、トランジスタ1
2、13が遮断状態であっても、固定抵抗器14、15
およびダイオード16、17を介して冷陰極放電管6,
7には電流が流れるため、輝度は低下するが完全に消灯
はしない。つまり、マイコン1のPWM出力のデューテ
ィ比に応じた、冷陰極放電管の輝度の高い期間と低い期
間と比によって、輝度の調整を行う点で、バースト調光
方式とは異なる。
【0035】この場合、バースト変更方式と同様に、冷
陰極放電管の定格電流に対してある程度のマージンをと
る必要が生じるが、実施の形態1と同様に、トランジス
タ12、13にトランス2が生成する高電圧の殆どが加
わることは無いので、トランジスタ12、13には、図
5に示した従来の放電灯点灯装置に使用されるトランジ
スタ31、32、33ほどの高耐圧特性は必要無い。よ
って、コストの上昇を抑えることができる。
【0036】また、実施の形態1の放電灯点灯装置に比
べ、明らかに部品点数は削減されており、コストの削減
および装置の小型化に寄与できる。
【0037】<実施の形態3>実施の形態1では、トラ
ンジスタ12、13のベース電圧は、マイコン1のPW
M2およびPWM3のパルス出力を、整流回路18、1
9で整流することにより生成した。つまり、マイコン1
には冷陰極放電管に流れる電流調整用のPWM出力が冷
陰極放電管の数だけ必要となる。逆に言えば、使用でき
る冷陰極放電管の数が、マイコン1が有するPWM出力
端子の数により限られてしまう。
【0038】図3は実施の形態3に係る放電灯点灯装置
の構成図である。なお、この図において、図1と同様の
機能を有する要素については同一符号を付しており、こ
こでの詳細な説明は省略する。マイコン1は、ディジタ
ル信号出力(DOUT)機能を持つものであり、27は
マイコン1のDOUTからのディジタル信号を複数のア
ナログ信号(電圧)に変換し、それらを出力するDAC
(ディジタル−アナログ変換器)である。
【0039】マイコン1は、ADC1およびADC2に
入力された電圧に基づいて冷陰極放電管6、7のそれぞ
れに流れる電流を検出、監視するとともに、冷陰極放電
管6、7のそれぞれに流れる電流を所定の値へと調節す
るための情報を一括して1つのディジタル信号として、
DOUTより出力する。マイコン1のDOUTからのデ
ィジタル信号はDAC27に入力され、冷陰極放電管
6、7の電流を調整するための、トランジスタ12にお
よびトランジスタ13に入力されるアナログ信号(ベー
ス電圧)へと変換され、それぞれを出力する。
【0040】以上の構成によれば、マイコン1は電流を
制御する冷陰極放電管の個数に応じた数の出力端子を必
要とせず、1つ以上のディジタル信号出力を有すればよ
い。よって、本発明に係る放電灯点灯装置におけるマイ
コンに対する汎用性は向上される。
【0041】<実施の形態4>図4は実施の形態4に係
る放電灯点灯装置の構成図である。なお、この図におい
て、図1と同様の機能を有する要素については同一符号
を付しており、ここでの詳細な説明は省略する。同図の
ように、図1のトランジスタ12、13、固定抵抗器1
4、15を可変抵抗器28、29に置き換えており、マ
イコン1のPWM2、3の出力を使用しない。また、本
実施の形態において、マイコン1はADC1およびAD
C2に入力された、冷陰極放電管6、7を流れる電流の
情報を画素変換IC22に送信する。画素変換IC22
は、その情報に基づき液晶パネル23に冷陰極放電管
6、7を流れる電流値(あるいはそれに関連付けられる
情報)を表示させることができる。よって、その表示さ
れた値に基づき、冷陰極放電管6、7を流れる電流が目
標値になるように可変抵抗器28、29を手動で調整す
ることで、冷陰極放電管6、7に流れる電流それぞれ目
標値に設定できる。
【0042】例えば具体的には、まず可変抵抗器28、
29を0Ωにした状態で、マイコン1のPWM1出力に
よりトランス駆動回路3を制御して冷陰極放電管6、7
に流れる電流を変更する。このとき冷陰極放電管6、7
のうち一方の冷陰極放電管には目標値の電流が流れ、他
方の冷陰極放電管は設定された値よりも大きな電流が流
れるような状態にPWM1を設定する。続いて、液晶パ
ネル23に表示される電流値を見ながら、目標値よりも
大きい電流が流れている冷陰極放電管の電流値が目標値
になるように可変抵抗器28、29を調整する。
【0043】よって、図4に示した放電灯点灯装置によ
れば、製造工程における作業工数は増えるものの、冷陰
極放電管6、7のそれぞれを流れる電流を目標値、例え
ば定格電流へと調整できる。よって、冷陰極放電管の特
性にばらつきがある場合においても、それぞれの冷陰極
放電管に流れる電流のばらつきを抑えることができる。
【0044】その結果、複数の冷陰極放電管を使用する
場合においても、定格電流に対して必要以上にマージン
をとる必要が無くなるため、各冷陰極放電管が本来持つ
輝度実力による輝度を得ることができ、冷陰極放電管の
本数に比例した明るさを得ることができる。
【0045】さらに、マイコン1には冷陰極放電管に流
れる電流調整用のPWM出力やディジタル信号出力を特
に有する必要は無い。よって、本発明に係る放電灯点灯
装置のマイコンに対する汎用性をさらに向上することが
できる。
【0046】また、上記した実施の形態1〜3の放電灯
点灯装置に比べ、部品点数は減少するため、コストの削
減および装置の小型化に寄与できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
放電灯点灯装置によれば、並列接続された複数の放電管
を点灯させる放電灯点灯装置において、複数の放電管の
それぞれに直列に接続され、複数の放電管のそれぞれを
流れる電流を調整可能な可変抵抗器を備えるので、複数
の放電管それぞれの特性にばらつきがある場合において
も、それぞれの放電管に流れる電流のばらつきを抑える
ことができる。
【0048】その結果、複数の放電管を使用する場合に
おいても、定格電流に対して必要以上にマージンをとる
必要が無くなるため、放電管が本来持つ輝度実力による
輝度を得ることができ、放電管の本数に比例した明るさ
を得ることができる。
【0049】請求項2に記載の放電灯点灯装置によれ
ば、請求項1に記載の放電灯点灯装置において、複数の
放電管のそれぞれに流れる電流を検出する電流検出手段
と、電流検出手段からの電流検出信号に基づき、複数の
放電管のそれぞれに流れる電流が互いに等しくなるよう
に可変抵抗器のそれぞれを制御する制御信号を出力する
電流制御手段とをさらに備えるので、製造工程における
作業工数が増えることを抑えつつ、複数の放電管それぞ
れの特性にばらつきがある場合においても、それぞれの
放電管に流れる電流のばらつきを抑えることができる。
【0050】請求項3に記載の放電灯点灯装置によれ
ば、請求項2に記載の放電灯点灯装置において、制御信
号が、パルス幅変調された信号であるので、電流制御手
段として、例えば液晶表示装置等に通常使用されるマイ
コンを容易に適応できる。よって、従来の液晶表示装置
等からのコストアップを抑えつつ、容易に実現すること
ができる。
【0051】請求項4に記載の放電灯点灯装置によれ
ば、請求項3に記載の放電灯点灯装置において、パルス
幅変調された制御信号を整流する整流回路をさらに備え
るので、複数の放電管それぞれの特性にばらつきがある
場合においても、それぞれの放電管に流れる電流のばら
つきを抑えることができる。
【0052】請求項5に記載の放電灯点灯装置によれ
ば、請求項2に記載の放電灯点灯装置において、制御信
号が、可変抵抗器の複数を制御する情報を含むディジタ
ル信号であり、ディジタル信号を可変抵抗器のそれぞれ
を制御する複数のアナログ信号に変換する信号変換手段
をさらに備えるので、電流制御手段は、1つ以上のディ
ジタル信号出力端子を有すれば充分であり、電流制御手
段に使用されるマイコン等に対する汎用性を向上するこ
とができる。
【0053】請求項6に記載の放電灯点灯装置によれ
ば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の放電灯点
灯装置において、可変抵抗器が、制御信号に基づき動作
するスイッチング素子と、該スイッチング素子に並列接
続した固定抵抗器とを備えるので、放電管を流れる電流
がスイッチング素子により完全に遮断されることは無
い。よって、スイッチング素子に加わる電圧は抑えられ
るので、スイッチング素子は特に高耐圧特性を有する必
要は無い。よって、コストの上昇を抑えることができ
る。
【0054】また、スイッチング素子と該スイッチング
素子に並列に接続された抵抗とのペアによる可変抵抗器
は、構成が簡単であり、基板占有面積を抑えることがで
きる。
【0055】請求項7に記載の放電灯点灯装置によれ
ば、請求項1に記載の放電灯点灯装置において、複数の
放電管のそれぞれに流れる電流を検出する電流検出手段
と、電流検出手段からの信号に基づき、複数の放電管の
それぞれを流れる電流に対応付けられる値を表示する電
流値表示手段をさらに備えるので、電流値表示手段に表
示により電流値を確認しながら各放電管を流れる電流を
調整できる。よって、複数の放電管それぞれの特性にば
らつきがある場合においても、それぞれの放電管に流れ
る電流のばらつきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成図
である。
【図2】 実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成図
である。
【図3】 実施の形態3に係る放電灯点灯装置の構成図
である。
【図4】 実施の形態4に係る放電灯点灯装置の構成図
である。
【図5】 従来の複数放電灯の点灯装置の原理を示す回
路接続図である。
【図6】 従来の複数放電灯の点灯装置の動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 マイコン、2 トランス、3 駆動回路、6,7
冷陰極放電管、10,11 電流検出用抵抗器、12,
13 トランジスタ、14,15 固定抵抗器、18,
19,20,21 整流回路、22 画素変換IC、2
3 液晶パネル、27 DAC(ディジタル−アナログ
変換器)、28,29 可変抵抗器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA19 AB02 BC04 CA16 EB07 GB01 HA07 HA10 HB02 3K098 CC25 CC41 CC52 CC62 DD01 DD22 DD32 EE17 EE18 EE28 EE31 EE32 EE33 EE37 FF04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列接続された複数の放電管を点灯させ
    る放電灯点灯装置であって、 前記複数の放電管のそれぞれに直列に接続され、前記複
    数の放電管のそれぞれを流れる電流を調整可能な可変抵
    抗器を備える、ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放電灯点灯装置であっ
    て、 前記複数の放電管のそれぞれに流れる電流を検出する電
    流検出手段と、 前記電流検出手段からの電流検出信号に基づき、前記複
    数の放電管のそれぞれに流れる電流が互いに等しくなる
    ように前記可変抵抗器のそれぞれを制御する制御信号を
    出力する電流制御手段とをさらに備える、ことを特徴と
    する放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の放電灯点灯装置であっ
    て、 前記制御信号が、パルス幅変調された信号である、こと
    を特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の放電灯点灯装置であっ
    て、 前記パルス幅変調された制御信号を整流する整流回路を
    さらに備える、ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の放電灯点灯装置であっ
    て、 前記制御信号が、前記可変抵抗器の複数を制御する情報
    を含むディジタル信号であり、 前記ディジタル信号を前記可変抵抗器のそれぞれを制御
    する複数のアナログ信号に変換する信号変換手段をさら
    に備える、ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の放電灯点灯装置であって、 前記可変抵抗器が、 前記制御信号に基づき動作するスイッチング素子と、前
    記スイッチング素子に並列接続した固定抵抗器とを備え
    る、ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の放電灯点灯装置であっ
    て、 前記複数の放電管のそれぞれに流れる電流を検出する電
    流検出手段と、 前記電流検出手段からの信号に基づき、前記複数の放電
    管のそれぞれを流れる電流に対応付けられる値を表示す
    る電流値表示手段をさらに備える、ことを特徴とする放
    電灯点灯装置。
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