JP2002352720A - 陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置 - Google Patents

陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置

Info

Publication number
JP2002352720A
JP2002352720A JP2001154838A JP2001154838A JP2002352720A JP 2002352720 A JP2002352720 A JP 2002352720A JP 2001154838 A JP2001154838 A JP 2001154838A JP 2001154838 A JP2001154838 A JP 2001154838A JP 2002352720 A JP2002352720 A JP 2002352720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
anode terminal
ray tube
funnel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001154838A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyasu Nakagawa
重保 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001154838A priority Critical patent/JP2002352720A/ja
Publication of JP2002352720A publication Critical patent/JP2002352720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アノード端子に印加する電圧を従来と同じ上
限値にしながら、測定範囲を実質的に広げることのでき
る陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測
定装置を提供し、V−I測定の評価能力を向上させる。 【解決手段】 内部から導出されたアノード端子3がフ
ァンネル1aに設けられ、ファンネル1aに連設された
ネック部1dの後端から電子銃のステムピン7が導出さ
れ、且つアノード端子3を包囲する非塗布部1bを除い
たファンネル1aの外面に、導電性塗膜1cが被着され
た陰極線管1の放電開始電圧を測定する放電開始電圧測
定方法において、ステムピン7にマイナス電圧を印加
し、アノード端子3にプラス電圧を印加する。そして、
ステムピン7とマイナス高電圧電源19との間に流れる
電流値が所定値となったときの印加電圧の絶対値を放電
開始電圧値として得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管の放電開
始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置に関し、さら
に詳しくは、アノード端子にプラス高電圧を印加し、ス
テムピンとアースとの間に流れる所定電流を検出して、
そのときの印加電圧を放電開始電圧として得る測定技術
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】製造の完了した陰極線管は、その耐電圧
特性の評価を行うために、アノード端子に高電圧を印加
し、ステムピンとアースとの間に所定の電流が流れたと
きの印加電圧をその陰極線管の放電開始電圧として得る
放電開始電圧測定(所謂、V−I測定)が行われる。
【0003】従来、この種の測定は、図2に示すよう
に、陰極線管1のアノード端子3に、0〜40kVの電
圧をプラス高電圧電源5によって徐々に高めながら印加
し、ステムピン7とアース回路との間に流れる電流値が
所定の値(3nA)となったことを電流検出器10によ
って検知し、そのときの印加電圧を放電開始電圧として
得ることにより行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
電子銃の耐圧が向上してきており、40kV以上でのV
−I測定が要求される場合が多いことから、従来、40
kV前後であった印加電圧の上限値を引き上げなければ
ならない状況となっている。ところが、一般的に、陰極
線管1は、ファンネル1aにコンデンサ機能を付与する
ために、その内外面に導電性塗膜であるカーボン1c等
が被着されている。この導電性塗膜は、アノード端子の
近傍では非塗布部1bとなっているものの、通常の印加
電圧より高電圧を印加するV−I測定においては、アノ
ード端子に40〜50kVの高電圧が印加されると、フ
ァンネル外面のものにアノード端子から漏洩電流の流れ
る場合があった。このため、40kV以上の電圧印加が
要求される陰極線管では、電子銃耐圧特性の十分な評価
が行えない不都合があった。本発明は上記状況に鑑みて
なされたもので、アノード端子に印加する電圧を従来と
同じ上限値にしながら、測定範囲を実質的に広げること
のできる陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用
いる測定装置を提供し、もって、V−I測定の評価能力
向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載の陰極線管の放電開始電圧
測定方法は、内部から導出されたアノード端子がファン
ネルに設けられ、該ファンネルに連設されたネック部の
後端から電子銃のステムピンが導出され、且つ前記アノ
ード端子を包囲する非塗布部を除いた前記ファンネルの
外面に、導電性塗膜が被着された陰極線管の放電開始電
圧を測定する放電開始電圧測定方法であって、前記ステ
ムピンにマイナス電圧を印加し、前記アノード端子にプ
ラス電圧を印加し、前記ステムピンとマイナス高電圧電
源との間に流れる電流値が所定値となったときの前記印
加電圧の絶対値を放電開始電圧値として得ることを特徴
とする。
【0006】この陰極線管の放電開始電圧測定方法で
は、従来と同じ高電圧値がアノード端子に印加され、ア
ノード端子と導電性塗膜との間に漏洩電流の流れること
がない。一方、ステムピンにはマイナスの高電圧が印加
されることで、アノード端子とステムピンとの間の電位
差が、このマイナス電圧の絶対値分、従来に対し大きく
なる。すなわち、アノード端子と導電性塗膜との間で漏
洩電流が流れるためにそれ以上高めることのできなかっ
たアノード端子への印加電圧値はそのままにして、従来
に比べて広い電位差の範囲で放電開始電圧が測定可能に
なる。
【0007】請求項2記載の陰極線管の放電開始電圧測
定方法は、前記マイナス電圧を印加した後、該マイナス
電圧の絶対値より大きい絶対値の前記プラス電圧を徐々
に印加し、前記電流値が所定値となったときに前記放電
開始電圧値を得ることを特徴とする。
【0008】この陰極線管の放電開始電圧測定方法で
は、まず、ステムピンに、マイナス電圧が印加され、そ
の後、このマイナス電圧の絶対値より大きい絶対値のプ
ラス高電圧がアノード端子に徐々に印加される。すなわ
ち、ステムピンに印加されるマイナス電圧は電位差を広
げるために作用し、アノード端子に印加されるプラス電
圧は放電を発生させるために作用する。そして、アノー
ド端子に印加されるプラス電圧がマイナス電圧より大き
い絶対値を有することにより、放電開始電圧の検出がほ
ぼプラス高電圧印加時に行えるようになり、電圧増減調
整時の電源が一方(プラス高電圧電源)に特定されて検
出作業が簡単になる。
【0009】請求項3記載の陰極線管の放電開始電圧測
定装置は、内部から導出されたアノード端子がファンネ
ルに設けられ、該ファンネルに連設されたネック部の後
端から電子銃のステムピンが導出され、且つ前記アノー
ド端子を包囲する非塗布部を除いた前記ファンネルの外
面に、導電性塗膜が被着された陰極線管の放電開始電圧
を測定する放電開始電圧測定装置であって、前記アノー
ド端子に電圧を印加するプラス高電圧電源と、前記ステ
ムピンに電圧を印加するマイナス高電圧電源と、前記プ
ラス高電圧電源の電圧値を検出する第一電圧検出器と、
前記マイナス高電圧電源の電圧値を検出する第二電圧検
出器と、前記ステムピンと前記マイナス高電圧電源との
間に流れる電流を検出する電流検出器とを具備したこと
を特徴とする。
【0010】この陰極線管の放電開始電圧測定装置で
は、ステムピンにマイナス高電圧が印加されることで、
アノード端子への印加電圧の上限値は従来と同じにし
て、アノード端子とステムピンとの間の電位差が従来に
比べて大きくなる。従って、アノード端子のみに電圧を
印加する従来装置では測定が不可能であったより広い高
電圧領域での放電開始電流が測定可能になる。
【0011】請求項4記載の陰極線管の放電開始電圧測
定装置は、前記プラス高電圧電源が0〜40kVの変圧
範囲を有し、前記マイナス高電圧電源が0〜マイナス2
0kVの変圧範囲を有することを特徴とする。
【0012】この陰極線管の放電開始電圧測定装置で
は、電位差を広げるために作用するマイナス高電圧電源
が0〜マイナス20kVの変圧範囲となり、放電を発生
させるために作用するプラス高電圧電源が0〜40kV
の変圧範囲となる。アノード端子が低融点ガラスで絶縁
され、ファンネルの内外面にカーボン等の導電性塗膜が
被着される陰極線管では、その放電開始電圧が30〜6
0kVの範囲に集中する。従って、マイナス高電圧電源
とプラス高電圧電源とに、上記変圧範囲が設定されるこ
とにより、放電開始電圧の検出がほぼプラス高電圧電源
の第一電圧検出器で行われるようになり、電圧増減調整
時の電源が一方に特定されて検出作業が容易になるとと
もに、その測定範囲が実用的なもの(すなわち、20〜
60kV)になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る陰極線管の放
電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置の好適な
実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明に係る陰極線管の放電開始電圧測定装置の構成図で
ある。
【0014】被測定対象となる陰極線管1のファンネル
1aには、アノード端子3の近傍に形成された非塗布部
1bを除いた内外面に、コンデンサ機能を付与するため
の導電性塗膜(カーボン)1cが被着されている。ま
た、アノード端子3は、金属からなり、ファンネル1a
を貫通してアノードボタンとなって表出している。ファ
ンネル1aの後部に連設されたネック部1dには図示し
ない電子銃が内蔵され、電子銃は複数のステムピン7を
ネック部1dの後端を貫通して外部へ突出させている。
【0015】本実施の形態による放電開始電圧測定装置
(以下、「V−I測定機」と称す)15は、プラス高電
圧電源17と、マイナス高電圧電源19と、第一電圧検
出器(V1)21と、第二電圧検出器(V2)23と、電
流検出器25とを主な構成部材として有している。
【0016】プラス高電圧電源17は、アース回路とア
ノード端子3との間に設けられ、アノード端子3に0〜
40kVのプラスの直流高電圧を可変しながら印加でき
るようになっている。マイナス高電圧電源19は、ステ
ムピン7とアース回路との間に設けられ、ステムピン7
に0〜マイナス20kVのマイナスの直流高電圧を可変
しながら印加できるようになっている。
【0017】電流検出器25は、一端がステムピン7、
他端がマイナス高電圧電源19に接続され、ステムピン
7とマイナス高電圧電源19との間に直列接続されてい
る。電流検出器25は、ステムピン7からアース回路に
流れる微量漏洩電流を測定できるようになっている。ス
テムピン7は、単独でマイナス高電圧電源19に接続さ
れるものと、複数が同時にマイナス高電圧電源19に接
続されるものとに分けられる。これらは、図示しない接
続治具によってマイナス高電圧電源19に切り替え接続
される。従って、測定は、この切り替えの数だけ行われ
ることになる。
【0018】第一電圧検出器21は、一端がプラス高電
圧電源17とアノード端子3との間、他端がプラス高電
圧電源17とアース回路との間に接続され、プラス高電
圧電源17の電圧値を検出可能にしている。第二電圧検
出器23は、一端が電流検出器25とマイナス高電圧電
源19との間、他端がマイナス高電圧電源19とアース
回路との間に接続され、マイナス高電圧電源19の電圧
値を検出可能にしている。
【0019】このように構成されたV−I測定15を用
いての陰極線管1の放電開始電圧測定方法を説明する。
先ず、測定対象となる陰極線管1を絶縁した状態で支持
し、アノード端子3にプラス高電圧電源17を接続する
とともに、ステムピン7にマイナス高電圧電源19を接
続する。
【0020】次に、ステムピン7にマイナス高電圧電源
19からマイナスの高電圧を印加する。この際の印加
は、0〜マイナス20kVを徐々に印加して行くことが
好ましい。一般的な陰極線管1において、電位差20k
V以下でアノード端子3とステムピン7との間に漏洩電
流の流れることはないが、この際、同時に電流検出器2
5の検出値を確認しておくことで、特に耐電特性の低い
製品の抽出が可能になる。
【0021】マイナス高電圧電源19によりマイナス2
0kVの電圧が印加されたなら、今度は、プラス高電圧
電源17によって、アノード端子3へ0〜40kVの高
圧プラス高電圧を徐々に印加して行く。この際、ステム
ピン7には既にマイナス20kVの電圧が印加されてい
ることから、プラス高電圧電源17によって0kVから
電圧が印加される場合であっても、アノード端子3とス
テムピン7との間には、20kVkの電位差が生じてい
る。つまり、プラス高電圧電源17は、20kVから上
の電圧を印加して行くことになる。
【0022】プラス高電圧電源17の電圧を0〜40k
Vに徐々に上昇させながら、同時に電流検出器25を確
認する。そして、アノード端子3とステムピン7との間
に漏洩電流が流れると、その値が電流検出器25によっ
て表示される。つまり、ステムピン7とマイナス高電圧
電源19との間に流れる電流値として検出される。この
電流検出器25の検出値が所定の値となったとき、すな
わち、漏洩電流の大きさが所定の大きさとなったとき、
第一電圧検出器21と第二電圧検出器23とに検出され
た電圧の絶対値の合計が放電開始電圧値となる。この電
流値は、例えば3nA程度とされる。
【0023】より具体的には、プラス高電圧電源17の
電圧を徐々に上昇させ、電流検出器25が3nAを示し
たとき、第二電圧検出器23がマイナス20kVを示
し、且つ第一電圧検出器21がプラス28kVを示して
いたなら、その陰極線管1における放電開始電圧は、4
8kVということになる。
【0024】このように、上記のV−I測定15を用い
た陰極線管の放電開始電圧測定方法によれば、従来と同
じ40kV以下の高電圧値をアノード端子3に印加する
ので、アノード端子3とカーボン1cとの間に漏洩電流
の流れることがない。一方、ステムピン7にはマイナス
20kVの高電圧が印加されるので、アノード端子3と
ステムピン7との間の電位差は、このマイナス電圧の絶
対値分(すなわち20kV分)、従来の電位差(40k
V)に対し大きくなり、60kVになる。これにより、
アノード端子3とカーボン1cとの間で漏洩電流が流れ
るためにそれ以上高めることのできなかったアノード端
子3への印加電圧値はそのままにして、従来に比べて広
い電位差の範囲で放電開始電圧が測定できるようにな
る。
【0025】また、この実施の形態による放電開始電圧
測定方法では、ステムピン7に、マイナス電圧が印加さ
れ、その後、このマイナス電圧の絶対値より大きい絶対
値のプラス高電圧がアノード端子3に徐々に印加され
る。すなわち、ステムピン7に印加されるマイナス電圧
は電位差を広げるために作用し、アノード端子3に印加
されるプラス電圧は放電を発生させるために作用するよ
うになる。そして、アノード端子3に印加されるプラス
電圧がマイナス電圧より大きい絶対値であることによ
り、放電開始電圧の検出がほぼプラス高電圧印加時に行
われるようになる。これによって、電圧増減調整時の電
源が一方(プラス高電圧電源17)に特定されて検出作
業が簡単になる。つまり、電流検出器25を確認しなが
ら、プラス高電圧電源17のみを調整すればよくなる。
【0026】さらに、上記したV−I測定15では、マ
イナス高電圧電源19を0〜マイナス20kVの変圧範
囲とし、プラス高電圧電源17を0〜40kVの変圧範
囲とし、その全体での測定範囲を0〜60kVとした。
アノード端子3が低融点ガラスで絶縁され、ファンネル
1aの内外面にカーボン1cが被着される陰極線管1で
は、その放電開始電圧が一般的に30〜60kVの範囲
に集中する。
【0027】従って、マイナス高電圧電源19とプラス
高電圧電源17とに、上記変圧範囲が設定されることに
より、放電開始電圧の検出が、実用範囲における陰極線
管1のほとんどについて行えるようになる。つまり、0
〜60kVの測定範囲は、無駄のない実用的な範囲であ
り、プラス高電圧電源17の0〜40kVの測定範囲
は、検出作業を行う電源を一方に特定するのに好適な範
囲となる。
【0028】なお、上記の実施の形態では、マイナス高
電圧電源19によって0〜マイナス20kVの電圧印加
が行える場合を例に説明したが、マイナス高電圧電源
は、それ以上の電圧、例えば0〜マイナス30kV程度
までの電圧が印加できるものであってもよく、この場合
には、測定範囲が0〜70kVとなる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る陰極線管の放電開始電圧測定方法によれば、ステムピ
ンにマイナス電圧を印加し、アノード端子にプラス電圧
を印加するので、従来と同じ高電圧値をアノード端子に
印加しながら、アノード端子とステムピンとの間の電位
差をマイナス電圧の絶対値分、従来に対し大きくするこ
とができる。これにより、アノード端子と導電性塗膜と
の間で漏洩電流が流れるためにそれ以上高めることので
きなかったアノード端子への印加電圧値はそのままにし
て、従来に比べて広い電位差の範囲で放電開始電圧を測
定することができる。この結果、従来行うことのできな
かった高電圧領域における電子銃耐圧特性の評価を行う
ことができるようになる。
【0030】また、本発明に係る陰極線管の放電開始電
圧測定装置によれば、アノード端子に電圧を印加するプ
ラス高電圧電源と、ステムピンに電圧を印加するマイナ
ス高電圧電源と、ステムピンとマイナス高電圧電源との
間に流れる電流を検出する電流検出器とを主要な構成部
材として備えたので、ステムピンにマイナス高電圧を印
加することで、アノード端子への印加電圧は従来と同じ
にして、アノード端子とステムピンとの間に従来に比べ
て大きい電位差の電圧を印加することができ、従来、ア
ノード端子に漏洩電流が発生するために測定が不可能で
あったより高い高電圧領域での放電開始電流が測定でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管の放電開始電圧測定装置
の構成図である
【図2】従来の陰極線管の放電開始電圧測定装置の構成
図である。
【符号の説明】
1…陰極線管、1a…ファンネル、1b…非塗布部、1
c…カーボン(導電性塗膜)、1d…ネック部、3…ア
ノード端子、7…ステムピン、15…V−I測定機(放
電開始電圧測定装置)、17…プラス高電圧電源、19
…マイナス高電圧電源、1…第一電圧検出器、23…第
二電圧検出器、25…電流検出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部から導出されたアノード端子がファ
    ンネルに設けられ、該ファンネルに連設されたネック部
    の後端から電子銃のステムピンが導出され、且つ前記ア
    ノード端子を包囲する非塗布部を除いた前記ファンネル
    の外面に、導電性塗膜が被着された陰極線管の放電開始
    電圧を測定する放電開始電圧測定方法であって、 前記ステムピンにマイナス電圧を印加し、前記アノード
    端子にプラス電圧を印加し、前記ステムピンとマイナス
    高電圧電源との間に流れる電流値が所定値となったとき
    の前記印加電圧の絶対値を放電開始電圧値として得るこ
    とを特徴とする陰極線管の放電開始電圧測定方法。
  2. 【請求項2】 前記マイナス電圧を印加した後、該マイ
    ナス電圧の絶対値より大きい絶対値の前記プラス電圧を
    徐々に印加し、前記電流値が所定値となったときに前記
    放電開始電圧値を得ることを特徴とする請求項1記載の
    陰極線管の放電開始電圧測定方法。
  3. 【請求項3】 内部から導出されたアノード端子がファ
    ンネルに設けられ、該ファンネルに連設されたネック部
    の後端から電子銃のステムピンが導出され、且つ前記ア
    ノード端子を包囲する非塗布部を除いた前記ファンネル
    の外面に、導電性塗膜が被着された陰極線管の放電開始
    電圧を測定する放電開始電圧測定装置であって、 前記アノード端子に電圧を印加するプラス高電圧電源
    と、前記ステムピンに電圧を印加するマイナス高電圧電
    源と、前記プラス高電圧電源の電圧値を検出する第一電
    圧検出器と、前記マイナス高電圧電源の電圧値を検出す
    る第二電圧検出器と、前記ステムピンと前記マイナス高
    電圧電源との間に流れる電流を検出する電流検出器とを
    具備したことを特徴とする陰極線管の放電開始電圧測定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記プラス高電圧電源が0〜40kVの
    変圧範囲を有し、前記マイナス高電圧電源が0〜マイナ
    ス20kVの変圧範囲を有することを特徴とする請求項
    3記載の陰極線管の放電開始電圧測定装置。
JP2001154838A 2001-05-24 2001-05-24 陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置 Pending JP2002352720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154838A JP2002352720A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001154838A JP2002352720A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002352720A true JP2002352720A (ja) 2002-12-06

Family

ID=18999118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001154838A Pending JP2002352720A (ja) 2001-05-24 2001-05-24 陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002352720A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7408760B2 (en) Charged particle beam application system
US8115166B2 (en) Method of controlling mass spectrometer and mass spectrometer
US8674300B2 (en) Feedback loop for emitter flashing
TW201741639A (zh) 具備多個陰極之冷陰極離子化真空計
JP2002352720A (ja) 陰極線管の放電開始電圧測定方法及びそれに用いる測定装置
US7800376B2 (en) Method and device for measuring ultrahigh vacuum
Marić et al. Spatiotemporal Development of Low-Pressure Gas Discharges
Knapp et al. Investigations of the transition from field electron emission to stable plasma discharge in a micro electron source at vacuum pressure
JPH10115651A (ja) コンデンサ漏れ電流特性の検査方法
US5083957A (en) Method of selecting television display tubes in which the vacuum is too low
US4101823A (en) Method and apparatus for measuring cathode emission slump
US6495978B2 (en) CRT display device and cutoff adjustment method
JP2000277015A (ja) カラーブラウン管の清浄化方法及び清浄化装置
JPH10334808A (ja) 陰極線管のリーク電流測定方法
JPH11306984A (ja) カラー陰極線管の耐電圧試験方法および加速評価試験方法
JPH0325832A (ja) 放電制御抵抗付き陰極線管の検査方法
JP2633592B2 (ja) カラーブラウン管の耐電圧試験方法
KR100326800B1 (ko) 브라운관에서 셀프바이어스에 의한 컷오프 전압 검사장치 및 그 방법
US6475050B1 (en) Manufacturing method of image-forming apparatus
JPS58201237A (ja) 電界放射形電子銃
TW578193B (en) Apparatus for assembling and inspecting electron gun of cathode ray tube
JPH02152149A (ja) 電子銃電源装置
JP2001125532A (ja) 電界電子放出装置の駆動方法
JP3660772B2 (ja) カラー受像管装置
Nakanishi et al. Creeping discharge in color picture tubes