JP2002352518A - 記録方法、記録装置および記録媒体 - Google Patents
記録方法、記録装置および記録媒体Info
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- JP2002352518A JP2002352518A JP2001155856A JP2001155856A JP2002352518A JP 2002352518 A JP2002352518 A JP 2002352518A JP 2001155856 A JP2001155856 A JP 2001155856A JP 2001155856 A JP2001155856 A JP 2001155856A JP 2002352518 A JP2002352518 A JP 2002352518A
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Abstract
を追記した場合でも高速にファイル構造をドライブ装置
が認識することができる記録方法、記録装置および記録
媒体に関する。 【解決手段】 本発明では、階層的なファイルシステム
に基づきデータをディスク状記録媒体10に記録する記
録方法において、ファイルシステムの階層構造を管理す
る管理情報をディスク状記録媒体の特定領域16に記録
するようにし、特定領域16中の未使用領域を特別なフ
ァイルとして扱いようにし、特別なファイルにおける初
期の場所と大きさに関する情報および特別なファイルに
おける現在の場所と大きさに関する情報を特定領域16
中に記録するようにしたことで構成される。
Description
録媒体にデータを記録する記録方法に関し、特に、デー
タを追記した場合でも高速にファイル構造をドライブ装
置が認識することができる記録方法に関する。そして、
該記録方法を利用する記録装置と、該記録方法でデータ
が記録された記録媒体に関する。
に代表される、高密度光ディスクの開発が進み、規格の
標準化が進められている。これにより、UDF(Univers
al Disk Format)が策定された。書き換え可能であるD
VD−RAM(DVD-Random Access Memory)は、このUD
Fに従った論理フォーマットが用いられる。そして、書
き込み可能なCD−Rや、書き換え可能なCD−RW
も、このUDFを適用することができる。
って構成され、ルート・ディレクトリに格納された情報
からサブ・ディレクトリや実体的なファイルが参照され
る。そして、UDFは、サブ・ディレクトリに格納され
た情報から、さらに別のサブ・ディレクトリの参照や、
実体的なファイルの参照がなされる。以下、ディレクト
リを「Dir.」と略記する。
タを最小単位としてアクセスされ、例えば、DVD−R
AMでは、ディスクの内側から外側へとアクセスがなさ
れる。最内周側から、リードイン領域に続けてボリュー
ム情報が書き込まれるシステム領域が配され、ここに、
VRS(Volume Recognition Sequence)、MVDS(Main
Volume Descriptor Sequence)、LVIS(Logical Vol
ume Integrity Sequence)およびAVDP(Anchor Volu
me Descriptor Pointer)が書き込まれる。
ile Entry、以下、「FE」と略記する。)が書き込まれ
る記録領域の位置は、AVDPからMVDSおよびFS
Dを順に参照することで認識される。FEは、ファイル
やディレクトリの属性情報およびアロケーション・ディ
スクリプタ(Allocation Descriptor、以下、「AD」と
略記する。)からなる。ADは、ファイルやディレクト
リの論理アドレスと大きさとの情報である。
よって実体としてのルート・Dir.の論理アドレスと
大きさとが示される。ルート・Dir.は、1または複
数のファイル識別記述子(File Identifier Descripto
r、以下、「FID」と略記する。)を含み、FIDによ
って、ルート・Dir.下にあるサブ・Dir.のFE
やファイルのFEが参照される。これらのFEによっ
て、それぞれ対応するサブ・Dir.やファイルの実体
がそれぞれのADによって参照される。また、サブ・D
ir.の実体は、さらに1または複数のFIDを含むこ
とができる。すなわち、UDFにおいて、ルート・Di
r.以外は、FIDおよびFEをポインタとして、FI
D、FEおよび実体の順にアクセスが行われる。UDF
では、このFID、FEおよび実体は、記録可能な領域
のどこに書き込んでも良い。
域が配され、このリードイン領域の外周にシステム領域
が配される。ルート・Dir.の実体は、例えば、この
システム領域の外側に配される。
してファイルにアクセスする場合について説明すると、
以下のようになる。つまり、ルート・Dir.の実体の
FIDに基づき、ルート・Dir.の実体から物理的に
離れたアドレスにあるサブ・Dir.のFEが参照され
る。さらに、サブ・Dir.のFEのADに基づき、サ
ブ・Dir.のFEから離れたアドレスにあるサブ・D
ir.の実体が参照される。同様にして、サブ・Di
r.の実体のFIDが参照されてサブ・Dir.の実体
から離れたアドレスにあるファイルのFEが参照され、
このファイルのFEのADにより、ファイルのFEから
離れたアドレスにあるファイルの実体が参照される。
レクトリやファイルの情報が点在すると、その情報を読
みとるのに時間がかかってしまう。そこで、例えば、F
IDやFEなどのポインタ情報を、ディスクの所定領域
にまとめて記録することも考えられる。
合でも、ディスク上において例えばファイルの削除が行
われるのに伴い対応するFEなどが削除された際に生じ
た空きアドレスに対して、次にファイルが書き込まれて
しまうことがある。このようなことが生じると、当初ま
とめて記録されていたポインタ情報などが分断され、デ
ィレクトリやファイルの情報を読みとるのに時間がかか
ってしまうという問題点があった。
クセスの際のポインタ情報が分断せず常に高速なアクセ
スが可能で、そして、該ポインタ情報が記録されている
領域が認識可能な記録方法および装置、ならびに、記録
媒体を提供することにある。
ァイルシステムに基づきデータをディスク状記録媒体に
記録する記録方法において、ファイルシステムの階層構
造を管理する管理情報をディスク状記録媒体の特定領域
に記録するようにし、前記特定領域中の未使用領域を特
別なファイルとして扱いようにし、前記特別なファイル
における初期の場所と大きさに関する情報および前記特
別なファイルにおける現在の場所と大きさに関する情報
を前記特定領域中に記録するようにしたことで構成され
る。
ステムに基づきデータをディスク状記録媒体に記録する
記録装置において、ファイルシステムの階層構造を管理
する管理情報をディスク状記録媒体の特定領域に記録す
る手段と、前記特定領域中の未使用領域を特別なファイ
ルとして扱われるようにする手段と、前記特別なファイ
ルにおける初期の場所と大きさに関する情報および前記
特別なファイルにおける現在の場所と大きさに関する情
報を前記特定領域中に記録する手段とを備えて構成され
る。
テムに基づきデータをディスク状記録媒体に記録する記
録媒体において、ファイルシステムの階層構造を管理す
る管理情報がディスク状記録媒体の特定領域に記録さ
れ、前記特定領域中の未使用領域を特別なファイルとし
て扱われるようにし、前記特別なファイルにおける初期
の場所と大きさに関する情報および前記特別なファイル
における現在の場所と大きさに関する情報が前記特定領
域中に記録されたことで構成される。
システムに基づきデータをディスク状記録媒体に記録す
る際に、ファイルシステムの階層構造を管理する管理情
報をディスク状記録媒体の特定領域に記録するように
し、特定領域中の未使用領域を特別なファイルとして扱
いようにしているので、ファイルシステムの階層構造を
管理する管理情報を追加する領域が特定領域中に確実に
確保される。このため、ファイルシステムの階層構造を
高速に読み出すことができ、再生開始時間を従来に較べ
て短縮することができる。
ける初期の場所と大きさに関する情報およびこの特別な
ファイルにおける現在の場所と大きさに関する情報を特
定領域中に記録するようにしたので、特定領域の場所お
よび大きさを確実に認識することができる。
図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一の
構成については、同一の符号を付す。
マットをディスクの形状に対応付けて示す略線図であ
る。
作成方法について説明するための略線図である。
論理フォーマットは、UDF(Universal Disk Format)
に準ずる。ディスク状記録媒体10において、最内周に
リードイン領域11が配される。リードイン領域11の
外側から論理セクタ番号(Logical Sector Number、以
下「LSN」と略記する。)が割り当てられ、順に、ボ
リューム情報領域12、SMA(Space management are
a)−1領域15、SMA−2領域16、SMA−3領域
17およびボリューム情報領域13が配され、最外周に
リードアウト領域14が配される。SMA−1領域15
〜SMA−3領域17には、論理ブロック番号(Logica
l Broke Number、以下「LBN」と略記する。)が割り
当てられる。
定に基づき、VRS、MVDSおよびLVISが書き込
まれる。ボリューム情報領域12内のLSN256に
は、AVDPが置かれる。さらに、AVDPは、最終論
理セクタ番号のセクタおよび(最終論理セクタ番号−2
56)のセクタにも書き込まれる。また、MVDSの内
容は、リードアウト領域14の内側のボリューム情報領
域13にRVDS(Reserve Volume Descriptor Sequenc
e)として2度書きされる。
クタ番号−272)の間には、パーティション領域が設
けられる。SMA−1領域15〜SMA−3領域17
は、このパーティション領域に配される。パーティショ
ン領域の最内周側に設けられるSMA−1領域15は、
UDFの規定に基づき、FSDS(File Set Descriptor
Sequence)とSBD(Space Bitmap Descriptor)とからな
り、FSDSは、FSD(File Set Descriptor)とTD
(Terminating Descriptor)とからなる。SBDは、デ
ィスク状記録媒体10の全体の空きエリアを示す情報が
格納され、セクタ毎にフラグを立てることでこれを表現
する。FSDは、ファイルシステムの階層構造における
ルート・Dir.に対するFE(File Entry)の論理アド
レスと大きさとが示される。
16は、ルート・Dir.のFE、ルート・Dir.の
実体、SMF(Space management File)のFEおよびS
MFの実体とが置かれる領域であり、後述するように、
SMFの実体を必要に応じて必要量を削減することで、
サブ・Dir.のFE、ファイルを指すFIDを含むサ
ブ・Dir.の実体がSMA−2領域16に置かれる。
すなわち、FIDとディレクトリのFEとは、SMA−
2領域16にまとめて記録されることになる。
FのFE中のAD−0およびAD−1によってそれぞれ
指し示される。SMFの第1の実体は、SMFの第2の
実体として初期に確保された領域の場所(論理アドレ
ス)および大きさの情報を記述するために確保される領
域である。図2では、AD−0によって指し示される領
域である。SMFの第2の実体は、後述するように、フ
ォーマット処理後にディスク状記録媒体10にデータを
記録する間に作成されるFIDやディレクトリのFEに
対して使用するために確保される領域である。図2で
は、AD−1によって指し示される領域である。
2の実体における初期の場所と大きさに関する情報を第
1の実体に記述することで、SMFのFEが記録された
場所やルート・Dir.のFEが記録された場所に因ら
ず、SMA−2領域を定義することができる。さらに、
後述するように、サブ・Dir.の削除やルート・Di
r.下のファイルの削除などに柔軟に対応することがで
きる。
たファイルとしてSMA−2領域16の未使用領域がフ
ォーマット時に予め所定の容量で確保される。未使用領
域をSMFとしてファイル化して扱うことによって、上
述のSBDにおいて、この未使用領域が空きエリアとし
て認識されないようにすることができる。
・Dir.の実体およびSMFのFEをそれぞれ格納す
るセクタは、SMA−2領域16の何れの場所でもよい
が、これらへのアクセスを高速に行う観点から、図1に
示すように、連続的に記録されることが望ましい。な
お、ディスク状記録媒体10に記録されている情報が何
れのセクタに格納されているかを高速にドライブ装置が
認識するという本発明の一目的は、もちろん、SMFを
設けることで達成されている。
やディレクトリの実体の場所および大きさを示す。FE
中のADによって、これらの情報が記される。また、F
IDは、ファイルやディレクトリの名前と、FID中の
ICB(Information ControlBlock)によってFEの場所
および大きさを示す。
とファイルのデータとが置かれる領域である。SMA−
3領域17において、ファイルのFEとそのFEに対応
したファイルのデータは、アドレス的に連続して配置さ
れることが好ましい。ファイルを追加する際には、既存
のファイルに対してアドレス的に連続的に、追加される
ファイルのFEが配置され、さらに、アドレス的に連続
してファイルのデータが配置されることが好ましい。こ
のように、ファイルのFEおよびファイルのデータをア
ドレス的に連続して配置することにより、ファイルへの
アクセスを高速に行うことができる。
ーマット方法について、一例を説明する。なお、リード
イン領域11およびリードアウト領域14は、例えば、
ディスク状記録媒体10の製造行程におけるプレス行程
の際に予め作成されるなどして、フォーマット処理以前
から既に存在するものとする。フォーマット処理は、デ
ィスク状記録媒体10の内周側から外周側にかけて進め
られる。
に、 AVDPが書き込まれ、上述したVRS、MVD
SおよびLVISがリードイン領域11の外側から書き
込まれる。
ティションにおいて、先ず、SMA−1領域15が作成
され、FSDが書き込まれ、ルート・Dir.の位置が
決められる。そして、SBDが作成される。このとき
に、上述したSMFの領域をSBDにおいて使用済み領
域とすることで、SMFの領域が確保される。
成されると、次に、SMA−1領域15の外側からSM
A−2領域16が作成される。
ず、SMA−1領域15で書き込まれたFSDに基づ
き、所定のアドレスにルート・Dir.のFEを記述す
るセクタおよびルート・Dir.の実体を記述するセク
タが連続的に確保され、それぞれにルート・Dir.の
FEおよび実体が書き込まれる。
FIDおよびSMFのFIDから構成される。このSM
FのFIDにおいて、SMFのFEの場所が指定され
る。
される。指定されるSMFの属性は、SMFが他の機器
やOS(Operating System)によって消去、書き換え、移
動などが行われないようにするためのものである。例え
ば、「隠しファイル属性」が、SMFの属性として指定
される。「隠しファイル属性」は、この属性が設定され
たファイルを通常の方法では閲覧することができなくす
る属性である。
のFEは、フォーマット処理の際には、第1の実体のフ
ァイルにおけるアドレスと大きさとを指定するAD−0
と第2の実体のファイルにおけるアドレスと大きさとを
指定するAD−1とを備えて構成される。したがって、
FEを指定するだけで、当該ファイルが存在することに
なり、ダミーファイルとして用いることができる。SM
FのFEには、「読み出し専用ファイル属性」および
「システムファイル属性」が指定される。
性が設定されたファイルが読み出し専用であって、変更
や消去がシステムによって禁止されることを示す属性で
ある。「システムファイル属性」は、この属性が設定さ
れたファイルがシステムのために必要なファイルである
ことを示す属性である。これら3つの属性を共にSMF
に指定することで、意図的な操作以外では、SMFに対
する消去、書き換え、移動などの処理を行うことができ
なくすることができる。なお、これらの属性は、周知の
所定の方法で解除することができる。
セクタに連続するようにSMFの第1の実体が作成さ
れ、SMFの第2の実体における初期の場所および大き
さがこれに記述される。すなわち、ファーマット処理時
に確保されたSMFの第2の実体における場所および大
きさがSMFの第1の実体に記述される。この記述の形
式は、UDFに倣ってADの形式で記述され、本明細書
ではこの擬似的なADを[AD]で表現する。図2で
は、[AD−SMA2]である。そして、後述するよう
に、SMFの第2の実体が拡張され[AD]が複数存在
する可能性があることから、この個数を示すために、U
DFに倣ってAED(Allocation ExtendedDescripto
r)の形式で記述される。この擬似的なAEDを本明細
書では[AED]と表現する。
Fを存在させることで、SMA−2領域16の空きエリ
アをSMFによって確保することができる。フォーマッ
ト処理後に、サブ・Dir.のFEおよび実体が書き込
まれる場合には、SMFの第2の実体における領域を削
って、これらサブ・Dir.のFEおよび実体がSMA
−2領域16に作成される。
される。SMA−2領域16の外側は、SMA−3領域
17であるが、SMA−3領域17は、特に何も処理が
行われない。すなわち、SMA−3領域17は、未使用
の領域であり、フォーマット処理後にファイルのデータ
などが記録される。そして、SMA−3領域17として
指定される領域を飛び越して、RVDSが作成される。
これは、上述したように、先に作成されたMVDSの情
報が2度書きされる。RVDSが作成されて、ディスク
状記録媒体10のフォーマット処理が完了される。
r.を追加する方法について説明する。
クトリを追加する方法を説明するための略線図である。
図2の状態に対して、サブ・Dir.(新Dir.)の
追加を行う場合について説明する。
新Dir.を示すFIDの追加が行われる。このとき、
ルート・Dir.の実体が格納されているセクタに空き
がある場合には、図3に示すように、当該セクタに追加
が行われる。一方、図に示さないが、当該セクタに空き
がない場合には、SMFの第2の実体におけるエリアの
大きさ(サイズ)を小さくした後に、小さくされたこと
によって空いたエリアに新Dir.のFIDが追加され
る。
SMFの第2の実体におけるエリアの大きさを小さくす
る。空いたエリアに新Dir.のFEが追加される。
r.のFID)を追加するために、SMFの第2の実体
における大きさをさらに小さくする。空いたエリアに新
Dir.の実体が追加される。
ける大きさの変更を反映するために、SMFのFEにお
けるAD−1の情報が更新される。
6は、図3に示すようになり、サブ・Dir.が追加さ
れ、しかも、追加されたサブ・Dir.に関する情報が
既に記録されているディレクトリに関する情報と共にS
MA−2領域16にまとめて記録されることになる。
を追加する処理について説明する。
レクトリに対してファイルを追加する処理を説明するた
めの略線図(その1)である。
レクトリに対してファイルを追加する処理を説明するた
めの略線図(その2)である。
ファイル(新Dir.)の追加を行う場合について説明
する。
新ファイルを示すFIDの追加が行われる。このとき、
ルート・Dir.の実体が格納されているセクタに空き
がある場合には、図4に示すように、当該セクタに追加
が行われる。
図5に示すように、SMFの第2の実体におけるエリア
の大きさを小さくした後に、小さくされたことによって
空いたエリアに新ファイルのFIDが追加される。この
場合においては、SMFの第2の実体における大きさが
変更されたので、SMFのFEにおけるAD−1の情報
が更新される。
17のエリアに追加される。次に、新ファイルの実体
(図4および図5では親ファイルのデータ)がSMF−
3領域17のエリアに追加される。このようにファイル
のFEおよび実体は、SMA−3領域17に配置され
る。
6は、図4または図5に示すようになり、新ファイルが
ルート・Dir.下が追加され、しかも、追加された新
ファイルに関する情報が既に記録されているディレクト
リに関する情報と共にSMA−2領域16にまとめて記
録されることになる。
おいて、連続的なアクセスと高速アクセスとを可能にす
る観点から、ファイルのFEの直後に当該ファイルの実
体を配置し、このような組で順次に連続的に各ファイル
を配置することが好ましい。
れたFIDに示されるアドレスに、追加されるファイル
(ファイルAとする)のFEが作成される。ファイルA
の実体は、このファイルAのFEに対し、アドレス的に
連続して書き込まれる。さらにファイルB、ファイル
C、・・・と書き込む場合には、直前に書き込まれたフ
ァイルAの実体の後端に、アドレス的に連続してファイ
ルBのFEが作成され、このFEに対し、アドレス的に
連続してファイルBの実体が書き込まれる。次のファイ
ルCについても同様に、ファイルCのFEが直前のファ
イルBの後端から、アドレス的に連続して作成され、フ
ァイルCのFEに対し、ファイルCの実体がアドレス的
に連続的に書き込まれる。
置かれたルート・Dir.下に多くのサブ・Dir.や
新ファイルを追加したような場合、ルート・Dir.の
実体中のFIDや、サブ・Dir.のFE、サブ・Di
r.の実体中の新ファイルのFIDが多数、追加される
ことになる。この結果、追加されたFEやFIDによっ
て、SMA−2領域16が一杯になってしまうことが考
えられる。このような状態を図6に示す。
状態を説明するための略線図である。
てしまったために、SMFのFEにおいて、SMFの第
2の実体を指し示していたAD−1が無くなっている。
ここで、SMFの第1の実体に、SMFの第2の実体に
関する情報が記述されているために、ドライブ装置は、
SMA−2領域16の場所と大きさを認識することがで
き、ディスク状記録媒体10に記録されているディレク
トリやファイルの相互位置関係などを高速に認識するこ
とができる。
量に空きがある場合には、当該空きを利用して、SMA
−3領域17をさらに複数のSMA領域に分割すること
によって、SMA−2領域16を拡張した領域であるS
MA−4領域と、データを記録するSMA−3領域に相
当するSMA−5領域とをSMA−3領域17における
ファイルが存在する位置の外側に新たに作成する。これ
を図7に示す。
理を説明するための略線図である。
によって、SMFのAD−0が指し示す実体には、SM
A−4領域の初期における場所と大きさに関する情報が
ADの形式で[AD−SMA4]として追加され、この
テーブルの追加に伴い[AED]が更新される。SMF
のFEには、新たに確保されたSMA−4領域を指し示
す場所と大きさがAD−2として追加される。
r.やファイルが追加される場合には、図3ないし図5
を用いて上述で説明した動作と同様な動作がAD−2に
よって指し示されるSMFの第2の実体に対して行われ
る。
いて説明する。
ブ・ディレクトリを削除する方法を説明するための略線
図(その1)である。
ブ・ディレクトリを削除する方法を説明するための略線
図(その2)である。
けるSMA−2領域16の状態を示し、図9は、サブ・
Dir.を削除した後におけるSMA−2領域16の状
態を示している。
3を用いて説明したように、フォーマット処理後にサブ
・Dir.を複数個追加したために、ルート・Dir.
の実体には、追加された各サブ・Dir.のFIDが新
Dir.1のFID、新Dir.2のFID、新Di
r.3のFID、……のように追加され、これに伴い、
SMFの第2の実体が減縮されて空いたエリアには、追
加された各サブ・Dir.のFEと実体が新Dir.1
のFEと実体、新Dir.2のFEと実体、新Dir.
3のFEと実体、……のように追加されている。
れる場合について説明する。
D−0が指し示すSMFの第1の実体を参照し、[A
D]が指し示す場所と大きさからSMFの第2の実体に
おける初期の範囲を認識する。
サブ・Dir.のFID、FEおよび実体を削除する。
この削除を反映するために、削除するFIDが記述され
ている実体は、更新される。
ir.のFEおよび実体が当該初期の範囲内であるか否
かを判断する。
る場合には、削除されたサブ・Dir.のFEおよび実
体のエリアが未使用領域となるから、これを指し示すA
DをSMFのFEに追加する。
るサブ・Dir.が新Dir.2であった場合には、図
9に示すように、ルート・Dir.の実体から新Di
r.2のFIDが削除・更新され、新Dir.2のFE
および実体が格納されていたセクタを指し示すADがS
MFのFEにAD−12として追加される。
期の場所および大きさの情報がSMFの第1の実体に記
述されているので、削除しようとするサブ・Dir.が
SMFの第2の実体における初期の範囲内にあるか否か
を識別することができる。そして、範囲内である場合に
は、削除したサブ・Dir.のFEおよび実体が格納さ
れていたセクタをSMFのFEに追加することで、当該
セクタをSMFの第2の実体として再び取り扱うことが
できる。このため、当該セクタがSMFとして扱われる
からファイルの一部と認識されるにも拘わらず、新たに
サブ・Dir.を追加する場合に、当該セクタを当てる
ことができ、ディレクトリに関する情報をまとめること
ができる。
の場合について説明したが、ファイルを削除する場合
や、FIDを削除することによって空きセクタ発生する
場合も、SMFの第2の実体における初期の範囲内に当
該空きセクタはあるか否かが判断され、同様に処理され
る。
イブ装置について説明する。
す図である。
0は、記録層に相変化金属材料を用いた記録媒体とし、
ドライブ装置50は、レーザの出力を調節することによ
って記録層に加える温度を制御して結晶/非結晶に状態
を変えさせる相変化技術により、ディスク状記録媒体1
0にデータの記録を行う。
ピンドルモータ51、光学ピックアップ52、レーザド
ライバ53、記録イコライザ54、バッファ用のメモリ
55、エンコーダ/デコーダ回路56(以下、「ENC
/DEC回路」と略記する。)56、スレッド機構5
7、RF信号処理回路58、アドレス抽出59、ドライ
ブ制御マイコン60、インターフェース(以下、「I/
F」と略記する。)61、サーボ回路62およびメモリ
63を備えて構成される。
ディスク状記録媒体10を回転駆動し、回転速度は、サ
ーボ回路62によってサーボ制御される。
記録また再生は、光学ピックアップ52によって行われ
る。光学ピックアップ52は、スレッド機構57によっ
てディスク状記録媒体10の径方向にスレッド移送され
る。
は、I/F61、例えば、SCSI(Small Computer Sy
stem Interface)を介してドライブ装置50に供給され
る。ここで、ディジタル機器71は、ディジタル信号の
入出力を行いインターフェイスが適合していれば、どの
ようなディジタル機器で良く、例えば、パーソナルコン
ピュータやカメラ付き携帯用ディジタルビデオレコーダ
などであり、さらに、これら機器に内蔵されるものとし
ても良い。
およびドライブ制御マイコンが接続され、ENC/DE
C回路56には、バッファ用のメモリ55、記録イコラ
イザ54、RF信号処理回路58、サーボ回路62およ
びドライブ制御マイコン60が接続される。
データを保持するバッファ用のメモリである。ライトデ
ータは、I/F61を介してディジタル機器71からE
NC/DEC回路56に供給される。ENC/DEC回
路56は、記録時には上述したフォーマットのデータを
生成し、その後にそのフォーマットに従ってデータをエ
ンコードする。そして、ENC/DEC回路56は、再
生時にはデコード処理を行い、ディジタルデータをI/
F61を介してディジタル機器71に出力する。
56において、サブコードとして付加され、また、デー
タ中のヘッダに対しても付加される。
イコライザ54を介してレーザドライバ53に供給され
る。レーザドライバ53は、ディスク状記録媒体10に
対してデータを記録するために必要な所定のレベルを有
するドライブ波形が生成される。レーザドライバ53の
出力が光学ピックアップ52内のレーザに対して供給さ
れ、当該出力に応じた強度のレーザ光がディスク状記録
媒体10に照射され、データが記録される。また、レー
ザドライバ53は、RF信号処理回路58内のAPC(A
utomatic Power Control) によって、上述したように、
レーザ光の強度が適切に制御される。
光により光学ピックアップ52で発生した信号は、RF
信号処理回路58に供給される。アドレス抽出回路59
は、RF信号処理回路58から供給された当該信号に基
づき、アドレス情報の抽出を行う。抽出されたアドレス
情報は、ドライブ制御マイコン60に供給される。
クスアンプが光学ピックアップ52内のフォトディテク
タの検出信号を演算することによって、トラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEを生成する。
トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号F
Eがサーボ回路62に供給される。
用してシーク動作を制御し、また、制御信号を使用して
レーザパワーの制御等を行う。ドライブ制御マイコン6
0は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Rand
om Access Memory)およびROM(Read Only Memory)な
どからなり、I/F61、ENC/DEC回路56、R
F信号処理回路58およびサーボ回路62等、ドライブ
全体を制御する。よって、ドライブ制御マイコン60
は、サブ・Dir.の追加・削除およびファイルの追加
・削除の際に上述した各種の処理を行う。また、ドライ
ブ制御マイコン60に対してメモリ63を接続すること
もできる。
ることで得られるRF信号がENC/DEC回路56に
供給され、ENC/DEC回路56では、記録時に施さ
れた変調処理の復調、エラー訂正符号の復号(すなわ
ち、エラー訂正)等の所定のフォーマットに準ずるデコ
ードを行う。ENC/DEC回路56は、再生データを
バッファ用のメモリ55に格納し、ディジタル機器71
からのリードコマンドを受け付けると、リードデータが
I/F61を介してディジタル機器に対して転送され
る。
信号、トラッキングエラー信号TEおよびフォーカスエ
ラー信号FE、および、アドレス抽出回路59からのア
ドレス情報がサーボ回路62に供給される。サーボ回路
62は、光学ピックアップ52に対するトラッキングサ
ーボおよびフォーカスサーボと、スピンドルモータ51
に対するスピンドルサーボと、スレッド機構57に対す
るスレッドサーボとを行う。
に対するフォーマットデータをENC/DEC回路56
で生成するように説明したが、これはこの例に限定され
ない。フォーマットデータは、ドライブ制御マイコン6
0で生成することができる。また、フォーマットデータ
は、ディジタル機器71から供給するようにしても良
い。
ク状記録媒体上で管理されるDir.やファイルなどの
名前やアドレス、長さなどが、ディスク状記録媒体上の
所定の領域(SMA−2領域)にまとめて記録される。
そのため、これらの管理情報を高速に読み出すことがで
きるという効果がある。
に追記されるサブ・Dir.やルート・Dir.下のフ
ァイルに関する情報を格納する領域(SMFの第2の実
体)における初期の範囲の情報をディスク状記録媒体に
記録しておくので、ルート・DirのFEやSMFのF
Eの場所に拘わらず、SMA−2領域を画定することが
できる。
領域がファイルとして管理される。さらに、フォーマッ
ト処理後にサブ・Dir.やファイルを追加した後にサ
ブ・Dir.やファイルを削除したことにより生じた空
き領域もファイルの一部として再び管理される。そのた
め、このSMA−2領域に対する、例えば、他のOSか
らの書き込みを制限することができるという効果があ
る。
理の際に確保されたSMA−2領域が一杯になった場合
には、SMA−2領域の空き領域として管理されるファ
イルの情報を書き換えるだけで、SMA−2領域を拡張
することができるという効果がある。
空き領域として管理されるファイルに対して、特別な属
性が設定されるため、他のOSなどからこの空き領域と
して管理されるファイルが消去されることが未然に防が
れるという効果がある。
スクの形状に対応付けて示す略線図である。
いて説明するための略線図である。
する方法を説明するための略線図である。
してファイルを追加する処理を説明するための略線図
(その1)である。
してファイルを追加する処理を説明するための略線図
(その2)である。
るための略線図である。
ための略線図である。
トリを削除する方法を説明するための略線図(その1)
である。
トリを削除する方法を説明するための略線図(その2)
である。
である。
エントリ
Claims (7)
- 【請求項1】 階層的なファイルシステムに基づきデー
タをディスク状記録媒体に記録する記録方法において、 ファイルシステムの階層構造を管理する管理情報をディ
スク状記録媒体の特定領域に記録するようにし、 前記特定領域中の未使用領域を特別なファイルとして扱
うようにし、 前記特別なファイルにおける初期の場所と大きさに関す
る情報および前記特別なファイルにおける現在の場所と
大きさに関する情報を前記特定領域中に記録するように
したことを特徴とする記録方法。 - 【請求項2】 前記特定領域に前記管理情報を追加する
場合に、追加される管理情報に応じて前記特別なファイ
ルの大きさを小さくし、 小さくされることで上記特定領域に空いた部分に前記追
加される管理情報を記録するようにしたことを特徴とす
る請求項1に記載の記録方法。 - 【請求項3】 前記特定領域に新たに前記管理情報を追
加する領域が無くなった場合に、新たな特別なファイル
をディスク状記録媒体の未使用領域に設定し、前記新た
な特別なファイルにおける初期の場所と大きさに関する
情報および前記新たな特別なファイルにおける現在の場
所と大きさに関する情報を前記特定領域中に記録するよ
うにして、特別なファイルの領域を拡大するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の記録方法。 - 【請求項4】 追加された管理情報を削除する際に、削
除される管理情報が前記特別なファイルの初期の領域に
ある場合には、削除されることによって空いた部分の場
所と大きさに関する情報を前記特定領域中に記録するよ
うにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録方法。 - 【請求項5】 前記特別なファイルに対して、隠しファ
イル属性、システムファイル属性および読み出し専用フ
ァイル属性を設定するようにしたことを特徴とする請求
項1に記載の記録方法。 - 【請求項6】 階層的なファイルシステムに基づきデー
タをディスク状記録媒体に記録する記録装置において、 ファイルシステムの階層構造を管理する管理情報をディ
スク状記録媒体の特定領域に記録する手段と、 前記特定領域中の未使用領域を特別なファイルとして扱
われるようにする手段と、 前記特別なファイルにおける初期の場所と大きさに関す
る情報および前記特別なファイルにおける現在の場所と
大きさに関する情報を前記特定領域中に記録する手段と
を備えることを特徴とする記録装置。 - 【請求項7】 階層的なファイルシステムに基づきデー
タをディスク状記録媒体に記録する記録媒体において、 ファイルシステムの階層構造を管理する管理情報がディ
スク状記録媒体の特定領域に記録され、 前記特定領域中の未使用領域を特別なファイルとして扱
われるようにし、 前記特別なファイルにおける初期の場所と大きさに関す
る情報および前記特別なファイルにおける現在の場所と
大きさに関する情報が前記特定領域中に記録されたこと
を特徴とする記録媒体。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
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EP02726461A EP1391892A4 (en) | 2001-05-24 | 2002-05-23 | RECORDING PROCEDURE, RECORDING DEVICE AND RECORDING DEVICE |
KR1020037001004A KR100927282B1 (ko) | 2001-05-24 | 2002-05-23 | 기록 방법, 기록 장치 및 기록 매체 |
PCT/JP2002/004993 WO2002095751A1 (fr) | 2001-05-24 | 2002-05-23 | Procede d'enregistrement, appareil d'enregistrement et support d'enregistrement |
US10/333,553 US7363333B2 (en) | 2001-05-24 | 2002-05-23 | Recording method, recording apparatus, and recording medium |
CNB028023080A CN100474431C (zh) | 2001-05-24 | 2002-05-23 | 记录方法、记录装置和记录介质 |
US12/072,068 US7974954B2 (en) | 2001-05-24 | 2008-02-22 | Recording method, recording apparatus, and record medium |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP3562486B2 (ja) |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001155856A patent/JP3562486B2/ja not_active Expired - Fee Related
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