JP2002351498A - 音声データ出力装置、ディジタル放送装置及びその方法 - Google Patents

音声データ出力装置、ディジタル放送装置及びその方法

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JP2002351498A
JP2002351498A JP2001158579A JP2001158579A JP2002351498A JP 2002351498 A JP2002351498 A JP 2002351498A JP 2001158579 A JP2001158579 A JP 2001158579A JP 2001158579 A JP2001158579 A JP 2001158579A JP 2002351498 A JP2002351498 A JP 2002351498A
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JP2001158579A
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Hidekatsu Ozeki
英克 尾関
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声データの再生に伴なって表示する関連デ
ータが、時間の経過とともに有効性を失いにくい音声デ
ータ再生装置を提供する。 【解決手段】 ストリームデータを受信し、これに含ま
れる関連データを音声データの出力に伴なって出力する
音声データ出力装置であって、音声データとストリーム
データにおける関連データの場所を特定する取得データ
とを記憶している音声データ記憶部205及び取得デー
タ記憶部206と、音声データの再生指示を受付ける受
付部207と、再生指示が受付けられる毎に、ストリー
ムデータを受信し、ストリームデータにおける再生指示
がなされた音声データに対応する取得データにより特定
される場所から関連データを抽出する受信部202、サ
ブチャネル抽出部203及びパケット抽出デコード部2
04と、抽出された関連データと再生指示がなされた音
声データとを並行して出力させる再生制御部210とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送に
より送信される音声データを受信して記憶し、再生する
音声データ再生装置に関し、特に記憶した音声データの
再生に伴なって、視覚的に認識可能な情報を表示する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルラジオ放送が開始さ
れ、ディジタル放送の利点の1つである多チャネル化に
より、これまでのような音声のみの放送に限らず、ニュ
ース、道路情報、天気予報などを文字や絵などで表示す
るサービスなどに加え、歌謡曲の新譜などの電子音楽配
信サービス(以下、「EMD」という。)が提供され始
めており、このようなEMDにより配信される音声デー
タを受信して記憶し、再生する装置として音声データ再
生装置がある。
【0003】この音声データ再生装置の操作者は、音楽
配信サービス用のサブチャネルを選択し、メニューを表
示させ、目的とする曲をダウンロードすることができ
る。このとき、音声データ再生装置は、歌謡曲などの音
声データと共に、この曲に関連づけられた、例えば、ア
ルバムのジャケットの写真、リサイタルの日程等が記載
されたコマーシャル、歌手からのメッセージの画像など
のデータ(以下、「関連データ」という。)をダウンロ
ードし、これら関連データを音声データの再生時に並行
して画面に表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、曲のダ
ウンロードを行なった日から数日が過ぎて再生したと
き、例えば、画面に表示された関連データの内容が、リ
サイタルの案内であった場合、関連データの内容は、曲
のダウンロードを行なった時点のものであるため、表示
されたときには、既に、リサイタルが終了している場合
もあり、せっかくダウンロードしたにもかかわらず、関
連データを有効に活用できない恐れがある。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、音声データの再生に伴なって表示する
関連データの有効性が時間の経過と共に喪失することを
軽減可能な音声データ再生装置と、このような関連デー
タの有効性が喪失することを軽減可能な音声データの配
信を行なうディジタル放送装置と、これら音声データ再
生装置及びディジタル放送装置からなり、関連データの
有効性が時間の経過と共に喪失することを軽減可能な音
声データの配信を行なうデータ配信システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】また、音声データの再生に伴なって表示す
る関連データの有効性が時間の経過と共に喪失すること
を軽減しつつ、音声データを出力する音声データ出力方
法及音声データ配信のための放送を行なう放送方法を提
供することを目的とする。さらに、音声データ再生装置
において、音声データの再生に伴なって表示する関連デ
ータの有効性が時間の経過と共に喪失することを軽減
し、音声データを出力するプログラムが記録されている
記録媒体を提供し、また、ディジタル放送装置におい
て、音声データの再生に伴なって表示する関連データの
有効性が時間の経過と共に喪失することを軽減し、音声
データの配信を行なうプログラムが記録されている記録
媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る音声データ出力装置は、繰り返し送
信されるディジタル放送のストリームデータを受信し
て、当該ストリームデータに含まれる関連データを音声
データの出力に伴なって出力する音声データ出力装置で
あって、前記音声データと前記ストリームデータにおけ
る前記関連データの場所を特定する取得データとの組を
記憶している記憶手段と、操作者からの音声データの再
生指示を受付ける受付手段と、前記再生指示が受付けら
れる毎に、前記ストリームデータを受信し、当該ストリ
ームデータにおける前記再生指示がなされた音声データ
に対応する取得データにより特定される前記場所から関
連データを抽出する受信抽出手段と、抽出された関連デ
ータと再生指示がなされた音声データとを並行して出力
する出力手段とを備えること特徴とする。
【0008】また、本発明に係るディジタル放送装置
は、ディジタル放送により音声データを配信するディジ
タル放送装置であって、前記音声データを記憶している
音声データ記憶手段と、前記音声データと共に視聴する
関連データの取得先が示された取得データを生成する取
得データ生成手段と、前記音声データと前記取得データ
との組を送信する音声データ送信手段とを備えることを
特徴とする。
【0009】また、本発明に係るデータ配信システム
は、上述の音声データ出力装置と、上述のディジタル放
送装置の各手段に加え、前記関連データを記憶している
関連データ記憶手段と、前記関連データを繰り返し送信
する関連データ送信手段とを備えたものとからなること
を特徴とする。また、本発明に係る音声データ出力方法
は、繰り返し送信されるディジタル放送のストリームデ
ータを受信し、音声データと前記ストリームデータに含
まれる関連データの場所を特定する取得データとの組を
記憶している記憶手段を備える音声データ出力装置おい
て、当該ストリームデータに含まれる関連データを音声
データの出力に伴なって出力する音声データ出力方法で
あって、操作者からの音声データの再生指示を受付ける
受付ステップと、前記再生指示が受付けられる毎に、前
記ストリームデータを受信し、当該ストリームデータに
おける前記再生指示がなされた音声データに対応する取
得データにより特定される前記場所から関連データを抽
出する受信抽出ステップと、抽出された関連データと再
生指示がなされた音声データとを並行して出力する出力
ステップとを含むことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るディジタル放送方法
は、音声データを記憶している音声データ記憶手段を備
えるディジタル放送装置において、ディジタル放送によ
り音声データを配信するディジタル放送方法であって、
前記音声データと共に視聴する関連データの取得先が示
された取得データを生成する取得データ生成ステップ
と、前記音声データと前記取得データとの組を送信する
音声データ送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る音声データを出力する
ためのプログラムが記録されているコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、繰り返し送信されるディジタル放
送のストリームデータを受信し、音声データと前記スト
リームデータに含まれる関連データの場所を特定する取
得データとの組を記憶している記憶手段を備える音声デ
ータ出力装置おいて、当該ストリームデータに含まれる
関連データを音声データの出力に伴なって出力するため
のプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、操作者からの音声データの再生
指示を受付ける受付ステップと、前記再生指示が受付け
られる毎に、前記ストリームデータを受信し、当該スト
リームデータにおける前記再生指示がなされた音声デー
タに対応する取得データにより特定される前記場所から
関連データを抽出する受信抽出ステップと、抽出された
関連データと再生指示がなされた音声データとを並行し
て出力する出力ステップとを実行させるプログラムが記
録されていることを特徴とするまた、本発明に係るディ
ジタル放送を行なうためのプログラムが記録されている
コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、音声データを
記憶している音声データ記憶手段を備えるディジタル放
送装置において、ディジタル放送により音声データを配
信するためのプログラムが記録されているコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、前記音声データと共
に視聴する関連データの取得先が示された取得データを
生成する取得データ生成ステップと、前記音声データと
前記取得データとの組を送信する音声データ送信ステッ
プとを実行させるプログラムが記録されていることを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態におけるデータ配信システム100を示す概略
図である。データ配信システム100は、送信装置10
1と音声データ再生装置201と課金装置301とを含
む。
【0013】図2は、送信装置101の機能ブロック図
である。送信装置101は、ディジタル放送局などに設
置され、音声データ及び関連データなどを地上波により
送信することによって、電子音楽配信、即ち、EMDを
実施する装置であり、音声データ記憶部102と、表示
データ記憶部103と、受付部104と、送信データ生
成部105と、送信データ記憶部106と、送信データ
抽出部107と、ストリーム化部108と、多重化送信
部109とを含む。
【0014】音声データ記憶部102は、ハードディス
ク等の記録媒体であって、MPEGI レイヤ IIなど
を用いて圧縮された歌謡曲などの配信用コンテンツが含
まれる音声データを複数記憶している。表示データ記憶
部103は、ハードディスク等の記録媒体であって、上
述の音声データに対応するアルバムのジャケットの写
真、歌詞、歌手のメッセージ画像、及びCM画像など
(以下、「表示データ」という。)が圧縮されたものを
記憶している。
【0015】これら表示データは、音声データの再生に
伴なって、表示するためのものである。受付部104
は、キーボード及びマウス等の入力装置であって、操作
者からの指示を受付ける。送信データ生成部105は、
CPU及びROM等の記録媒体などからなり、配信する
音声データを音声データ記憶部102より抽出し、この
音声データの再生時に表示するためのコンテンツとして
の表示データ(以下、「関連データ」という。)を表示
データ記憶部103より抽出する。
【0016】そして、送信データ生成部105は、音声
データ再生時に表示する関連データのストリームデータ
中の所在を示したテーブル(以下、「取得データ」とい
う。)を、抽出した音声データ毎に生成する。また、送
信データ生成部105は、音声データと取得データとを
対応づけるテーブル(以下、「ダウンロード音声データ
リスト」という。)を生成する。
【0017】そして、送信データ生成部105は、抽出
した音声データ及び関連データ、生成した取得データ及
びダウンロード音声データリストを送信データ記憶部1
06に格納する。送信データ抽出部107は、受付部1
04からの信号に従い、送信データ記憶部106内の音
声データ、関連データ、取得データ及びダウンロード音
声データリストを取得する。
【0018】ストリーム化部108は、送信データ抽出
部107より受取ったデータのうち、音声データ、取得
データ及び関連データをパケット化し、これにヘッダ及
びペイロードなどのパケット構造を有しないダウンロー
ド音声データリストを加えたこれらデータ(以下、これ
らデータを「EMDデータ」という。)を多重化送信部
109に出力する。 多重化送信部109は、多重化回
路及び高周波信号処理IC等を有し、複数のデータを1
つのストリームデータに多重化して、放送電波を搬送波
として送信する装置である。
【0019】なお、上述のダウンロード音声データリス
トは、上述のストリームデータにおいて分割されたもの
が連続的に送信されることとなる。 より具体的には、
多重化送信部109は、ストリーム化部108よりパケ
ット化されたEMDデータを受取り、さらに、図示しな
い外部装置よりパケット化されたEMDデータ以外のデ
ータ(以下、「NEMDデータ」という。)を受取る。
【0020】このNEMDデータは、EMD以外のサー
ビスを提供するために用意される情報であり、例えば、
生放送のラジオ番組、天気予報及びニュースなどのデー
タ放送などを提供するためのデータである。なお、送信
装置101における発明の特徴が、EMDデータの生成
及び送信に特徴があるため、NEMDデータの詳細な説
明については省略する。
【0021】さらに、多重化送信部109は、送信する
EMDデータ及びNEMDデータにより提供されるサー
ビスの種別と、各サービスを利用するにために必要とな
るEMDデータ及びNEMDデータの上述のストリーム
データにおける場所を示す情報(以下、「構成情報」と
いう。)を上述の外部装置から受取る。なお、この構成
情報は、パケット化されておらず、後述の構成情報格納
領域においても、パケット化がなされないままとなって
いる。
【0022】多重化送信部109は、上述の構成情報に
示されたストリームデータ中の場所にダウンロード音声
データリスト、音声データ及び取得データを多重化し、
また、取得データに示されたストリームデータ中の位置
に関連データを多重化し、さらに、上述のNEMDデー
タを多重化して、固定長のストリームデータを生成す
る。
【0023】このとき、多重化送信部109は、上述の
ストリームデータの先頭ビットから決められた或るビッ
ト数までを上述の構成情報の格納場所(以下、「構成情
報格納領域」という。)として確保し、この中に構成情
報のみを格納する。そして、多重化送信部109は、多
重化したストリームデータを、例えば、欧州のデジタル
オーディオ放送規格(DAB)にしたがって前記ストリ
ームデータをDAB信号に変換し、決められた周波数に
おいて、24msec周期でカルーセル送信する。
【0024】なお、EMDデータ以外の一部のデータ、
例えば、生放送のラジオ番組用のデータなどは、データ
は絶えず変化、即ち、更新されるものであるから、厳密
には、このようなデータは、カルーセル送信がなされて
いる訳ではない。図3は、送信装置101から放送電波
を受信し、音声データを取得して再生する音声データ再
生装置201の機能ブロック図である。
【0025】本実施の形態における音声データ再生装置
201は、EMDデータの受信及び再生に発明の特徴が
あるため、NEMDデータの再生については説明を省略
する。音声データ再生装置201は、受信部202と、
サブチャネル抽出部203と、パケット抽出デコード部
204と、音声データ記憶部205と、取得データ記憶
部206と、受付部207と、制御部208と、通信部
209と、再生制御部210と、音声デコード部211
と、音声出力部212と、表示部213と、課金情報記
憶部214とを有する。
【0026】受付部207は、操作ボタンなどのスイッ
チであり、ユーザからの指示、指定、受信周波数及びク
レジットカード番号などの個人IDの入力などを受付
け、制御部208に出力する。受信部202は、受信回
路やバッファ等からなり、制御部208より受信周波数
が指示されると、その受信周波数に同調して放送電波、
即ち、DAB信号を受信し、DAB信号をストリームデ
ータに変換する。
【0027】そして、受信部202は、変換したストリ
ームデータの構成情報格納領域から構成情報を抽出して
制御部208に出力すると共に、このストリームデータ
をサブチャネル抽出部203に出力する。サブチャネル
抽出部203は、制御部208より抽出指示を受取り、
これにもとづいて、受信部202より受取ったストリー
ムデータから抽出を指示されたサブチャネルのストリー
ムデータ(以下、「抽出データ」という。)を分離して
抽出し、パケット抽出デコード部204に出力する。
【0028】より具体的には、上述の抽出指示としてサ
ブチャネル抽出部203に入力されるものは、利用する
サービスに対応するサブチャネルのID、スタートアド
レス及びデータレングスである。このサブチャネルのI
Dは、ディジタル放送により提供されるサービスに対応
付けられたデータ群を識別するためのIDであり、スタ
ートアドレスは、ストリームデータにおける前記データ
群の先頭位置を、ストリームデータの先頭から最後尾ま
での間に0から863までの数値を決められたビット数
毎に割り当てたアドレスにより示したものであり、ま
た、データレングスは、前記データ群の長を示す数値で
ある。
【0029】つまり、スタートアドレスとデータレング
スにより1つサブチャネルに割り当てられているデータ
のストリームデータ上の位置と大きさが示され、この単
位で抽出が行なわれることとなる。なお、本発明は、音
声データのダウンロード、即ち、EMDデータの取得に
おいて有効であるため、以下、制御部208又は再生制
御部210より音声データダウンロードサービスに対応
する抽出指示を受取った場合のみについて説明し、その
他のサービス、例えば、ラジオ番組及びニュースなどの
サービスに対応する抽出指示を受取った場合の説明は省
略する。
【0030】パケット抽出デコード部204は、サブチ
ャネル抽出部203より抽出される抽出データのうちダ
ウンロード音声データリストについて、分割されている
ものを繋ぎ合わせるなどのデコードを実施した後に制御
部208に出力する。また、パケット抽出デコード部2
04は、制御部208から受取ったサブチャネルとパケ
ットアドレスの番号との組を受け取り、これらに対応す
るパケットをサブチャネル抽出部203より受取った抽
出データから抽出する、そして、パケット抽出デコード
部204は、これらパケットのうち暗号化されていない
もの、つまり、関連データが含まれる抽出データについ
てはサブチャネル抽出部203より受取った後に、受取
った抽出データ内の各パケットを組立てる。
【0031】一方、サブチャネル抽出部203より受取
った抽出データのうち暗号化されているもの、つまり、
音声データ及び取得データが含まれる抽出データについ
て、パケット抽出デコード部204は、制御部208よ
り鍵を受取り、この鍵を用いて暗号を解いた後に、受取
った抽出データ内の各パケットを組立て、符号化されて
いる関連データ、音声データ及び取得データに変換す
る。
【0032】パケット抽出デコード部204は、変換が
なされたデータの種別毎に各データを異なった機能部に
出力又は格納する。即ち、パケット抽出デコード部20
4は、関連データを再生制御部210に出力し、また、
音声データを音声データ記憶部205へ、取得データを
取得データ記憶部206へ、音声データの曲名をこれら
データのパス名に含ませるなどして、それぞれ曲名と対
応付けて格納する。
【0033】制御部208は、CPU、ROM及びEE
PROMなどの記録媒体などを含み、受付部207より
受信周波数を受取ると、この受信周波数で受信する指示
を受信部202に出力する。また、制御部208は、受
信部202より構成情報を受取ると、構成情報を表示す
るための信号を表示部213に出力する。
【0034】制御部208は、受付部207より構成情
報に示された音声データをダウンロードするサービスの
指定を受取ると、このサービスに対応するサブチャネル
のID、スタートアドレス及びデータレングス、即ち、
抽出指示をサブチャネル抽出部203に出力する。そし
て、制御部208は、パケット抽出デコード部204よ
りダウンロード音声データリストを受取ると、このダウ
ンロード音声データリストの内容、即ち、ダウンロード
できる曲名とその曲をダウンロードするために必要な料
金と各曲に付された固有の番号との組(以下、「料金情
報」という。)が示されたテーブルを表示するための信
号を表示部213に出力する。
【0035】そして、受付部207により、上述のテー
ブル中のいずれか1つの料金情報の指定、例えば、曲名
「○×行進曲」と、料金「100」と、番号「1」とが
示されている料金情報の指定、即ち、ダウンロードする
曲名などの指定及び個人IDの受付けがなされると、制
御部208は、課金情報を通信部209に出力すると共
に、受付部207より指定がなされた曲に対応するサブ
チャネルのIDとパケットアドレスの番号との各組をパ
ケット抽出デコード部204に出力することにより、抽
出するパケットの指定を行なう。
【0036】以下、料金情報及び個人IDを合わせたも
のを課金情報という。通信部209より鍵を受取ると、
制御部208は、この鍵をパケット抽出デコード部20
4に出力し、また、上述の課金情報に、例えば、パス名
「○×行進曲.KAKIN」を対応づけ、曲名から対応
する課金情報を検索できるようにして課金情報記憶部2
14に格納する。 通信部209は、制御部208より
課金情報を受取ると、外部の課金装置301に対してイ
ンターネットを介してこの課金情報を送信する。
【0037】これにより、外部の課金装置301は、後
日、曲のダウンロード料金を徴収することとなる。ま
た、再生制御部210より関連データに対応するサブチ
ャネルのIDとパケットアドレスの番号との組を受け取
った場合、即ち、関連データの抽出が指示されると、制
御部208は、受け取ったサブチャネルのIDに対応す
るスタートアドレス及びデータレングスを構成情報の中
から検索し、これらサブチャネルのID、スタートアド
レス及びデータレングスをサブチャネル抽出部203に
出力して、ストリームデータから関連データが含まれて
いる抽出データを抽出するための指示、即ち、抽出指示
を行なう。
【0038】そして、制御部208は、パケット抽出デ
コード部204に、関連データに対応するサブチャネル
のIDとパケットアドレスの番号との組を出力して、目
的とする関連データのパケットの抽出及びデコードを指
示する。通信部209は、外部の課金装置301から鍵
を受取ると、この鍵を制御部208に出力する。
【0039】また、再生制御部210より、後述のスポ
ンサーID及び割引額(以下、「割引情報」という。)
を受取ると、通信部209は、外部の課金装置301に
対してインターネットを介してこの割引情報を送信す
る。再生制御部210は、CPU、ROM等の記録媒体
及びクロックなどを含み、受付部207より再生する曲
名が指定されると、この曲名に対応する取得データを取
得データ記憶部206より取得する。
【0040】この取得データは、音声データの再生と並
行して表示する1以上の関連データのデータ名、各関連
データの受信周波数、各関連データの受信するストリー
ムデータにおける抽出場所を特定するためのサブチャネ
ルのID及びパケットアドレスの番号、複数の関連デー
タそれぞれについての表示時間及びこれら情報の有効性
が保証される期限を示した有効期限を内容とする。
【0041】以下、現在時刻がこの有効期限を経過して
いない場合について説明する。再生制御部210は、現
在時刻が上述の有効期限を経過していないことを認識
し、この取得データに従って受信する周波数を受信部2
02に通知し、取得した取得データに示されているサブ
チャネルのIDとパケットアドレスの番号との組を制御
部208に出力して関連データの抽出を指示する。
【0042】そして、パケット抽出デコード部204よ
り関連データを受取ると、再生制御部210は、再生す
る音声データのパス名を通知して、音声デコード部21
1に再生を指示すると共に、関連データをデコードして
解凍し、音声デコード部211から音声出力部への音声
データの出力に伴なって、取得データに示された関連デ
ータの順番及び表示時間にもとづいて関連データを表示
するための信号を表示部213に出力する。
【0043】より具体的には、再生制御部210は、取
得データに示された表示時間報が経過するまでこの表示
時間対応する関連データの表示を維持し、この表示時間
が経過したときに表示の対象を次の関連データに変更す
る。なお、表示部213により表示される表示物には、
クイズ又はアンケートが付随したCMなど含まれ、ユー
ザはこのようなクイズやアンケートに答えることによ
り、既に取得済みの音声データのダウンロード料金が割
引かれるしくみとなっている。
【0044】受付部207からこのようなクイズ又はア
ンケートの答えが入力された場合、再生制御部210
は、クイズ又はアンケートが付随したCM等が含まれて
いる関連データからスポンサーID及び割引額、即ち、
割引情報を読出し、この割引情報と音声データ取得時に
課金装置301に対して送信した課金情報とを通信部2
09に出力すると共に、音声データのダウンロード料金
が割引かれる旨を表示するための信号を表示部213に
出力する。
【0045】このような場合、取得データには、クイズ
やアンケートの内容を表示する関連データについて、表
示時間の値の代わりにSTOPコードが示されおり、そ
の場合、再生制御部210は、受付部207が、クイズ
の答え又はアンケートなどを受付けか、又は、次画面を
表示する指示を受付けるまで、その関連データの表示を
維持する。
【0046】続いて、現在時刻が上述の有効期限を経過
している場合について説明する。再生制御部210は、
再生する音声データのパス名を通知するなどして、音声
デコード部211に再生指示を出力するのみで、関連デ
ータを表示しない。これは、音声データの取得時期と再
生時期とが時間的にあまりにもかけ離れた場合、これに
対応する関連データがもはや放送されていない場合が生
じ、このような場合に、関連データを取得しようとして
も無意味となるためである。
【0047】音声デコード部211は、MPEG I
レイヤ IIなどの符号化により圧縮された音声データを
デコードして解凍し、音声データを再生するための信号
を音声出力部212に出力する。音声出力部212は、
圧電素子などからなるスピーカであって、音声デコード
部211から受取った信号にしたがって音声を出力す
る。
【0048】表示部213は、液晶モニターなどからな
り、再生制御部210から受取った信号にしたがって画
像を出力する。なお、この画像は、テキストなどの文
字、静止画及び動画などを含むものとする。以上のよう
に構成された送信装置101及び音声データ再生装置2
01において用いられるデータについて説明する。
【0049】<データ>図4は、送信装置101から2
4mSECの周期でカルーセル送信されているストリー
ムデータの論理的構成を示す図である。このストリーム
データは、固定長であって、ストリームデータの先頭に
位置する1つの構成情報とサブチャネルのIDが割り当
てられたデータ(以下、「サブチャネルデータ」とい
う。)群からなる。
【0050】ストリームデータ内には、この構成情報を
格納するための固定容量の領域、即ち、構成情報格納領
域がある。また、ストリームデータの先頭から最後尾ま
でにかけて、ある決められたビット数毎に0から863
までの整数値、即ち、アドレスが対応づけられており、
サブチャネルデータは、このアドレスが対応づけられた
いずれかのビットを境にして仕切られている。
【0051】なお、構成情報におけるスタートアドレス
には、このアドレスが示されている。そして、各サブチ
ャネルデータは、複数のパケットから構成されおり、サ
ブチャネルデータのパケットヘッダには、パケットを識
別するためのパケットアドレスの番号が格納されてい
る。
【0052】各サブチャネルデータは、NEMDデータ
及びEMDデータ、即ち、音声データ、取得データ、関
連データ及びダウンロード音声データリストのいずれで
ある。図5は、取得データ、即ち、テーブル501の論
理的なデータ構成を示す図である。
【0053】データ名列502は、関連データ名を示し
ており、周波数列503は、既に取得済みの音声データ
の再生に伴なって、関連データが含まれているストリー
ムデータの受信周波数、例えば、80.0MHzを示し
ており、サブチャネル列504は、このストリームデー
タにおいて、関連データが含まれているサブチャネルの
IDを示しており、パケットアドレス列505は、関連
データを格納しているパケットヘッダに示されたパケッ
トアドレスの番号を示している。
【0054】また、表示時間列506は、関連データの
表示時間が秒単位で示されているか、又は、ユーザから
の入力がなされるまで、表示を維持するためのSTOP
コード507を示している。そして、有効期限欄508
は、このテーブル501のデータの有効期限である年月
日及び時分秒、例えば、2001/04/01/03/
00/00を示している。
【0055】図6は、ダウンロード音声データリスト、
即ち、テーブル601の論理的なデータ構成を示す図で
ある。番号列602は、固有の番号を示し、曲名列60
3は、「○×行進曲」等のダウンロード可能な曲名を示
し、サブチャネル列604は、音声データが含まれてい
るサブチャネルのIDを示しており、パケットアドレス
列605は、音声データが含まれているパケットのパケ
ットヘッダに示されているパケットアドレスの番号を示
し、サブチャネル列606は、取得データが含まれてい
るサブチャネルのIDを示しており、パケットアドレス
列607は、取得データが含まれているパケットのパケ
ットヘッダに示されているパケットアドレスの番号を示
し、料金列608は、曲名列603に示されている曲名
の曲をダウンロードするための必要な料金が円単位で示
している。
【0056】このダウンロード音声データリストは、サ
ブチャネル用のデータのうち先頭に格納されており、ス
タートアドレスは0から始まっている。 図7は、構成
情報、即ち、テーブル701の論理的なデータ構成を示
す図である。サービス名列702は、提供されるサービ
スの名称、例えば、「音声データダウンロード」、「ラ
ジオ」及び「ニュース」などを示している。
【0057】サブチャネル列703は、受信するストリ
ームデータにおいて、上述のサービスの利用に伴ない取
得が必要なデータを含んでいるサブチャネルのIDを示
している。例えば、サブチャネル0にはダウンロード音
声データリストが格納され、サブチャネル1及び2には
音声データが格納され、また、サブチャネル5には関連
データが格納されている。
【0058】受信する固定長のストリームデータは、そ
の先頭から最後尾にかけて、ある決められたビット数毎
に0から863までの整数値、即ち、アドレスが対応づ
けられている。スタートアドレス列704は、このアド
レスにより、サブチャネルの先頭データが含まれている
位置に対応する上述のアドレス、即ち、スタートアドレ
スを示している。
【0059】データレングス列705は、サブチャネル
の先頭データから最後尾データまでのデータサイズを数
値で示したもの、即ち、データレングスを示している。
これらスタートアドレス及びデータレングスにより、サ
ブチャネルを構成するデータのストリームデータ内の所
在が特定されることとなる。図8は、表示部213によ
り、上述のダウンロード音声データリストの内容が表示
された画面801の一例を示したものである。
【0060】番号列802は、図6におけるダウンロー
ド音声データリスト中の番号列602の番号を示し、曲
名列803は、ダウンロード音声データリストにおける
曲名列603の曲名を示し、料金列804は、ダウンロ
ード音声データリストにおける料金列608の料金を示
している。続いて、音声データ再生装置201において
実施される処理について説明する。 <動作>図9は、音声データ再生装置201における音
声データを取得するための処理を示すフローチャートで
ある。
【0061】受付部207は、ユーザから受信する放送
電波の受信周波数の指定を受付け(ステップS90
0)、この受信周波数を制御部208に出力する。受信
部202は、制御部208より受取った受信周波数に同
調し、ストリームデータが含まれている放送電波を受信
する(ステップS901)。そして、受信部202は、
受信したストリーム内の構成情報格納領域から構成情報
を抽出し(ステップS902)、この構成情報を制御部
208に出力する。
【0062】制御部208は、受取った構成情報を表示
部213に表示させる(ステップS903)。そして、
受付部207は、種々のサービスのうち、音声データの
ダウンロード指示を受付け(ステップS904)、その
旨を制御部208に通知する。なお、音声データのダウ
ンロード以外のサービスについての受付けに関しては、
本発明とは無関係であるため説明を省略する。
【0063】制御部208は、構成情報に示された音声
データのダウンロードサービスに対応づけられたサブチ
ャネルのID、スタートアドレス及びデータレングスを
サブチャネル抽出部203に出力する。サブチャネル抽
出部203は、このサブチャネル、スタートアドレス及
びデータレングスにもとづいてストリームデータからデ
ータを抽出し、抽出したデータ、即ち、抽出データをパ
ケット抽出デコード部204に出力する(ステップS9
05)。
【0064】パケット抽出デコード部204は、ダウン
ロード音声データリストをデコードし(ステップS90
6)、デコードしたダウンロード音声データリストを制
御部208に出力する。制御部208は、受取ったダウ
ンロード音声データリストの内容を表示部213に表示
させる(ステップS907)。
【0065】受付部207において、ダウンロードする
曲の指定が受付けられると(ステップS908)、制御
部208は、ダウンロード音声データリストにもとづい
て、指定された曲に対応する音声データ及び取得データ
それぞれの抽出データにおける格納位置を示すサブチャ
ネルのIDとパケットアドレスの番号との組をパケット
抽出デコード部204に出力する。
【0066】そして、パケット抽出デコード部204
は、上述のサブチャネルのIDとパケットアドレスの番
号との組により示される音声データ及び取得データを抽
出データから抽出する(ステップS909)。また、制
御部208は、受付部207から入力されたクレジット
カード番号などの個人ID及びダウンロードする曲の料
金、即ち、課金情報を通信部209に出力し、また、パ
ス名「○×行進曲.KAKIN」を課金情報に対応づ
け、つまり、課金情報を曲名に対応づけて課金情報記憶
部214に格納する。
【0067】そして、通信部209は、インターネット
を介して接続している課金装置301に対し、上述の課
金情報を送信する(ステップS910)。この結果、通
信部209は、課金装置301から音声データの暗号化
に用いられた鍵を受信し(ステップS911)、この鍵
を制御部208に出力する。制御部208からこの鍵を
受取ったパケット抽出デコード部204は、ステップS
909において抽出した音声データ及び取得データに対
して実施された暗号化を、この鍵を用いて解き、音声デ
ータ及び取得データそれぞれについて、パケットを組立
ててデコードする(ステップS912)。
【0068】そして、パケット抽出デコード部204
は、例えば、パス名「○×行進曲.ONSEI」などの
曲名との関連を示すパスを音声データに対応づけて音声
データ記憶部205に格納し(ステップS913)、ま
た、例えば、パス名「○×行進曲.SYUTOKU」な
どの曲名との関連を示すパスを取得データに対応づけて
取得データ記憶部206に格納し(ステップS91
4)、処理を終了する。
【0069】図10は、音声データ再生装置201にお
ける音声データを再生するための処理を示すフローチャ
ートである。受付部207は、ユーザによる曲名の入力
などにより、再生する音声データの指定を受付け(ステ
ップS1001)、その旨を再生制御部210に通知す
る。再生制御部210は、受付部207より通知された
内容にもとづいて、再生する音声データに対応する取得
データを取得データ記憶部206から読出し(ステップ
S1003)、その取得データに示されている有効期限
が現時点において、経過していないかどうかを判断する
(ステップS1004)。
【0070】上述の有効期限が経過していない場合、再
生制御部210は、取得データに示されている周波数の
値及びサブチャネルのIDとパケットアドレスの番号の
組をそれぞれ受信部202及び制御部208に出力す
る。受信部202は、再生制御部210より受取った周
波数の値に同調し(ステップS1005)、この周波数
のストリームデータが含まれている放送電波を受信して
(ステップS1006)、構成情報を抽出して制御部2
08に出力する。
【0071】制御部208は、この構成情報を参照し、
再生制御部210から受取ったサブチャネルのIDに対
応するスタートアドレス及びデータレングスをサブチャ
ネル抽出部203に出力することにより、関連データの
存在するサブチャネルの抽出を指示する。サブチャネル
抽出部203は、制御部208からの指示に基づいて、
サブチャネルデータを抽出し、パケット抽出デコード部
204に出力する。
【0072】そして、制御部208は、パケット抽出デ
コード部204に受け取ったサブチャネルのIDとパケ
ットアドレスの番号との組を出力して、これに対応する
関連データのパケットの抽出及びデコードを指示する
(ステップS1008)。これにより、パケット抽出デ
コード部204は、関連データを構成するパケットを組
立ててデコードし(ステップS1009)、再生制御部
210に出力する。
【0073】一方、再生制御部210により、取得デー
タに示されている有効期限が現時点において、経過して
いないかどうかを判断するステップS1004おいて、
有効期限が、既に経過している場合には、上述のステッ
プS1005から1009までの処理は実施しない。そ
して、再生制御部210は、音声デコード部211に対
し、パス名を通知するなどして、指定された音声データ
の音声データ記憶部205からの読出しを指示する。
【0074】音声デコード部211は、この指示にもと
づいて、音声データを読出し(ステップS1011)、
MPEG I レイヤ IIなどで圧縮されたデータを伸
張、即ち、デコードして、音声出力部212に出力を開
始する。この音声デコード部211による音声出力部2
12への音声データの出力の開始に伴なって、再生制御
部210は、表示部213への関連データの出力を開始
する(ステップS1012)。
【0075】以降、再生制御部210は、取得データに
示された内容にもとづき、表示制御を実施しつつ、関連
データを表示部213に出力する(ステップS101
3)。音声デコード部211は、音声データを音声出力
部212に全て出力すると、その出力を停止し、その旨
を再生制御部210に通知する。この通知を受けると、
再生制御部210は、関連データの表示部213への出
力を直ちに停止し(ステップS1014)、処理を終了
する。
【0076】図11は、図10のステップS1013に
おける表示制御の詳細を示すフローチャートである。再
生制御部210は、関連データについて、取得データの
テーブル501の最上行に示されているものから下方向
に順に、同行の表示時間列506に示されている表示時
間分だけ表示するように制御する。
【0077】即ち、再生制御部210は、表示部213
に出力する関連データに対応する表示時間列506の値
がSTOPコードかどうかを判断し(ステップS110
1)、表示時間列506の値がSTOPコードである場
合には、出力する関連データに含まれている割引情報を
抽出すると共に、この関連データに対応する音声データ
及び取得データの取得の際に用いた課金情報を、曲名が
対応づけられたパス名をキーとして課金情報記憶部21
4から取得する(ステップS1102)。
【0078】表示時間列506の値がSTOPコードの
場合における、出力される関連データの内容は、ユーザ
からの入力を期待するクイズ又はアンケートなどであ
る。再生制御部210は、受付部207からこのような
クイズ又はアンケートの回答が入力なされたかどうか判
断し(ステップS1103)、このような回答が入力さ
れた場合、課金情報及び割引情報を通信部209に出力
し、通信部209に課金情報及び割引情報を課金装置3
01に送信させ(ステップS1104)、表示対象を次
の関連データに更新する(ステップS1106)。
【0079】一方、受付部207において、上述のよう
な回答が入力されず次画面の表示指示が受付けられたな
どの場合、直ちに表示対象を次の関連データに更新する
(ステップS1106)。また、再生制御部210は、
表示部213に出力する関連データに対応する表示時間
列506の値がSTOPコードかどうかを判断するステ
ップS1101において、表示時間列506の値がST
OPコードでない場合、表示時間が経過するまで表示を
維持し(ステップS1107)、表示時間が経過した時
点で、表示対象を次の関連データに更新する(ステップ
S1106)。
【0080】そして、再生制御部210は、音声データ
の再生が終了したかどうかを判断し(ステップS110
8)、終了している場合、再生制御部210により、関
連データの表示部213への出力を直ちに停止するステ
ップS1014を実施する。一方、音声データの再生が
終了していない場合、再生制御部210による、表示部
213に出力する関連データに対応する表示時間列50
6の値がSTOPコードかどうかを判断するステップS
1101に戻る。
【0081】以上のように、本実施形態によれば、音声
データの取得時から時間が経過して音声データを再生し
たとしても、このとき、音声データの再生に伴なって表
示する関連データが放送されている場合には、この関連
データ、即ち、画像が、音声データの再生時に放送電波
のストリームデータからリアルタイムに取得されるた
め、その内容は再生される時点で最新の情報であるた
め、時間の経過と共に関連データの有効性が喪失するこ
とを軽減することができる。
【0082】なお、本実施の形態では、受付部207か
らクイズ又はアンケートの答えが入力された場合、再生
制御部210は、このようなクイズ又はアンケートが付
随するCM等が含まれている関連データから割引情報を
読出し、この割引情報と課金情報とを通信部209に出
力するとしたが、クイズの場合には、クイズの答えを関
連データ内に非表示の情報として含ませておき、この答
えと、受付部207から受取った内容とを照合して、正
解の場合にのみ割引情報と課金情報とを通信部209に
出力するとしてもよい。
【0083】また、本実施の形態では、同じクイズやア
ンケートに複数回答えた場合について触れていないが、
曲名毎に割引情報と課金情報の通信部209への出力回
数をカウントし、1回送信した場合、それ以降送信しな
いとしてもよい。つまり、2回目以降は、鍵の取得費用
を割引かなくてもよく、また、回数分だけ割引いてもよ
く、さらに、前記出力回数が増えるにつれ、割引額を減
少又は増加させても構わない。
【0084】また、本実施の形態では、取得データは、
音声データの再生と並行して表示する1以上の関連デー
タのデータ名、各関連データの受信周波数、各関連デー
タの受信するストリームデータにおける抽出場所を特定
するためのサブチャネルのIDとパケットアドレスの番
号との組、複数の関連データそれぞれについての表示時
間及びこれら情報の有効性が保証される期限を示した有
効期限を内容とするテーブルであるとしたが、テーブル
に限定されず、例えば、これらと同様の情報を含み、関
連データが含まれるストリームデータを受信するための
プログラムであっても構わない。
【0085】また、本実施の形態では、音声データ記憶
部205に格納されている音声データと、取得データ記
憶部206に格納されている取得データと、課金情報記
憶部214に格納されている課金情報との関連付けは、
「○×行進曲.KAKIN」などのパス名により行なっ
ているが、これに限定されず、例えば、これらに共通す
る統一的な番号又は文字などを対応づけて記憶すること
により、相互の関連付けを行なってもよい。
【0086】また、本実施の形態における送信装置10
1は、関連データを、音声データ、取得データ及びダウ
ンロード音声データリスト等と共に送信していたが、関
連データだけを独立させて1つのストリームデータに含
めて送信してもよい。このとき、送信装置101は、関
連データが含まれる放送電波の周波数を、音声データ、
取得データ及びダウンロード音声データリストなどが含
まれる放送電波の周波数と一致させなくてもよい。
【0087】その場合、取得データには、取得データが
含まれていた放送電波の周波数以外の周波数であって、
関連データが含まれている放送電波の周波数を示してい
ることとなる。また、このように関連データと、音声デ
ータ、取得データ及びダウンロード音声データリストな
どのデータとを異なる周波数の放送電波で送信する場
合、両者の放送電波を送信する放送局は、同一でなくて
もよい。
【0088】このような場合、関連データの放送が、他
のデータの放送スケジュールによる制約を受けないた
め、関連データの作成及び送信における自由度が拡大す
る。また、本実施の形態における送信装置101は、イ
ンターネットに接続されていないが、インターネットに
接続して課金装置301から必要な情報を取得するとし
てもよい。
【0089】例えば、送信装置101、即ち、ディジタ
ル放送局により、関連データについての視聴率などの情
報を、インターネットを介して課金装置301から取得
することにより、視聴者の反応を捕らえ、EMD及び放
送番組の制作などに役立てることが可能となる。また、
本実施形態では、音声データの再生時に、音声データの
再生に伴なって表示する関連データが放送されている場
合にのみ言及しているが、音声データの再生時に、音声
データに対応する関連データが放送されない場合、過去
に受信した関連データを記憶しておき、この関連データ
を読み出し、音声データの再生と並行して表示するとし
ても構わない。
【0090】また、本実施形態では、受付部207によ
り、再生する音声データの指定が受付けられると、再生
制御部210は、外部より関連データを取得した後に、
音声データを再生する指示を行なっているが、再生する
音声データの指定が受付けられたら、直ちに、音声デー
タを再生する指示を行なっても構わない。その場合、関
連データを取得する時間分、音声データが関連データよ
りも先行して再生されることとなる。
【0091】なお、本実施の形態では、ダウンロード音
声データリストは、ストリームデータにおいて分割され
たものが連続的に送信されることとなるとしたが、デー
タ量が少ない時は、それ1つが送信単位となり、また、
データ量が多い時は、分割されたものが連続的に送信さ
れることとなるとしてもよい。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る音声データ出力装置は、繰り返し送信されるディ
ジタル放送のストリームデータを受信して、当該ストリ
ームデータに含まれる関連データを音声データの出力に
伴なって出力する音声データ出力装置であって、前記音
声データと前記ストリームデータにおける前記関連デー
タの場所を特定する取得データとの組を記憶している記
憶手段と、操作者からの音声データの再生指示を受付け
る受付手段と、前記再生指示が受付けられる毎に、前記
ストリームデータを受信し、当該ストリームデータにお
ける前記再生指示がなされた音声データに対応する取得
データにより特定される前記場所から関連データを抽出
する受信抽出手段と、抽出された関連データと再生指示
がなされた音声データとを並行して出力する出力手段と
を備えることを特徴とし、また、本発明に係る音声デー
タ出力方法は、繰り返し送信されるディジタル放送のス
トリームデータを受信し、音声データと前記ストリーム
データに含まれる関連データの場所を特定する取得デー
タとの組を記憶している記憶手段を備える音声データ出
力装置おいて、当該ストリームデータに含まれる関連デ
ータを音声データの出力に伴なって出力する音声データ
出力方法であって、操作者からの音声データの再生指示
を受付ける受付ステップと、前記再生指示が受付けられ
る毎に、前記ストリームデータを受信し、当該ストリー
ムデータにおける前記再生指示がなされた音声データに
対応する取得データにより特定される前記場所から関連
データを抽出する受信抽出ステップと、抽出された関連
データと再生指示がなされた音声データとを並行して出
力する出力ステップとを含むことを特徴とし、また、本
発明に係るプログラムを記憶した記録媒体は、繰り返し
送信されるディジタル放送のストリームデータを受信
し、音声データと前記ストリームデータに含まれる関連
データの場所を特定する取得データとの組を記憶してい
る記憶手段を備える音声データ出力装置おいて、当該ス
トリームデータに含まれる関連データを音声データの出
力に伴なって出力するためのプログラムが記録されてい
るコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、操作
者からの音声データの再生指示を受付ける受付ステップ
と、前記再生指示が受付けられる毎に、前記ストリーム
データを受信し、当該ストリームデータにおける前記再
生指示がなされた音声データに対応する取得データによ
り特定される前記場所から関連データを抽出する受信抽
出ステップと、抽出された関連データと再生指示がなさ
れた音声データとを並行して出力する出力ステップとを
実行させるためのプログラムが記録されていることを特
徴とする。
【0093】これにより、音声データが出力される際
に、関連データが含まれているストリームデータを受信
して、関連データを取得するため、つまり、関連データ
については、現在送信中のものが取得されるため、関連
データの有効性が時間の経過と共に喪失することが軽減
される。また、前記音声データ出力装置は、さらに、前
記出力手段から出力された音声データにもとづいて音声
を出力する音声出力手段と、前記出力手段から出力され
た関連データにもとづいて画像を表示する表示手段とを
備えるとしてもよい。
【0094】これにより、音声が再生される際に表示さ
れる画像の有効性が時間の経過と共に喪失することが軽
減される。また、前記音声データ出力装置は、さらに、
前記音声データと前記取得データとの組を受信する音声
取得データ受信手段を備え、前記記憶手段に記憶されて
いる前記音声データと前記取得データとの組は、前記音
声取得データ受信手段により受信されたものであるとし
てもよい。
【0095】これにより、音声データ及び取得データ
は、放送を受信することにより容易に取得される。ま
た、前記取得データは、受信する前記ストリームデータ
の搬送波の周波数を含み、前記受信抽出手段は、前記周
波数に同調させて前記ストリームデータの受信を行なう
としてもよい。
【0096】これにより、関連データが含まれるストリ
ームデータを搬送する放送電波の周波数と音声データ及
び取得データが含まれるストリームデータを搬送する放
送電波の周波数とが異なる場合であっても、関連データ
が受信される。また、前記音声取得データ受信手段は、
前記音声データと前記取得データとの複数の組を逐次受
信し、前記受付手段は、前記記憶手段に格納する組の指
定を受付け、前記音声データ出力装置は、さらに、受信
した音声データと取得データとの複数の組のうち、前記
指定がなされた組について、前記記憶手段に格納する格
納手段を備えるとしてもよい。
【0097】これにより、複数の音声データ及び取得デ
ータの中から取得するものを選ぶことができ、音声デー
タについて選択の自由度が拡大される。また、前記取得
データは、複数の関連データの前記ストリームデータに
おける場所を特定し、各関連データに対応する順序を示
し、前記出力手段は、当該順序にもとづいて、順次関連
データを出力するとしてもよい。
【0098】これにより、音声データの出力時に、バリ
エーションに富んだ関連データの出力がなされる。ま
た、前記取得データは、各関連データを出力する出力期
間を示し、前記出力手段は、前記出力期間中、前記関連
データを出力するとしてもよい。これにより、各関連デ
ータに応じて、関連データの出力期間が変更され得る。
【0099】つまり、理解に時間がかかる内容の関連デ
ータについては、より表示時間を長くするなどの調節が
可能となる。また、前記取得データは、有効期限が示さ
れた有効期限情報を含み、前記受信抽出手段は、前記有
効期限情報の前記有効期限が到来していない場合に限
り、前記ストリームデータを受信し、前記出力手段は、
前記有効期限情報の前記有効期限が到来していない場合
に限り、前記関連データを出力するとしてもよい。
【0100】これにより、取得データの有効性が消失す
る場合、例えば、音声データの取得時期と再生時期がか
け離れている場合など、もはや放送されていない表示デ
ータを受信しようとしてエラーが生じることが防止され
る。また、前記音声取得データ受信手段により受信され
る音声データは、鍵を用いて暗号化されており、前記出
力手段は、音声データを出力するとき、当該音声データ
の鍵を外部の鍵提供装置より取得し、当該音声データの
暗号を解いて出力するとしてもよい。
【0101】これにより、暗号化された音声データが取
得される。また、前記音声取得データ受信手段により受
信される音声データは、鍵を用いて暗号化されており、
前記出力手段は、前記組の指定がなされたとき、当該音
声データの鍵を外部の鍵提供装置より取得し、当該音声
データの暗号を解いて出力するとしてもよい。
【0102】これにより、外部の鍵提供装置より鍵を入
手した場合にのみ暗号化された音声データが取得され
る。また、前記鍵の取得は有料であって、前記音声デー
タは、当該音声データの鍵の取得に要する費用が示され
た費用情報が対応づけられており、前記入力手段は、前
記費用精算のために必要な個人情報を受付け、前記音声
データ出力装置は、さらに、前記鍵の取得の際、前記費
用を精算するために前記個人情報及び前記費用情報を前
記鍵提供装置に送信する精算情報送信手段を備えるとし
てもよい。
【0103】これにより、費用を支払うことにより、音
声データが取得される。つまり、有料の電子音楽配信サ
ービスが利用可能となる。また、前記関連データは、当
該関連データの前記場所を特定する取得データに対応す
る音声データの鍵の取得費用を割引くための割引情報が
含まれており、前記精算情報送信手段は、前記画像の表
示中に、前記受付手段から当該画像を見たことを示す情
報の入力がなされたとき、前記割引情報と、当該割引情
報により割引かれる費用が示されている費用情報と、前
記個人情報との組を前記鍵提供装置に送信することによ
り前記費用を割引くとしてもよい。
【0104】これにより、音声の出力と共に表示される
画像を見たことを入力することにより、音声データ、即
ち、曲の取得費用が割引かれる。つまり、操作者、即
ち、視聴者にとって興味のない画像、即ち、情報が表示
される場合であっても、曲の取得費用を割引くというサ
ービスを実施することにより、視聴者の画像を視聴する
意欲が掻き立てられる。
【0105】また、前記画像は、広告であるとしてもよ
い。これにより、操作者、即ち、視聴者の広告に対する
視聴意欲が掻き立てられる。また、本発明に係るディジ
タル放送装置は、ディジタル放送により音声データを配
信するディジタル放送装置であって、前記音声データを
記憶している音声データ記憶手段と、前記音声データと
共に視聴する関連データの取得先が示された取得データ
を生成する取得データ生成手段と、前記音声データと前
記取得データとの組を送信する音声データ送信手段とを
備えることを特徴とし、また、本発明に係るディジタル
放送方法は、音声データを記憶している音声データ記憶
手段を備えるディジタル放送装置において、ディジタル
放送により音声データを配信するディジタル放送方法で
あって、前記音声データと共に視聴する関連データの取
得先が示された取得データを生成する取得データ生成ス
テップと、前記音声データと前記取得データとの組を送
信する音声データ送信ステップとを含むことを特徴と
し、また、本発明に係るプログラムを記憶した記録媒体
は、音声データを記憶している音声データ記憶手段を備
えるディジタル放送装置において、ディジタル放送によ
り音声データを配信するためのプログラムが記録されて
いるコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前
記音声データと共に視聴する関連データの取得先が示さ
れた取得データを生成する取得データ生成ステップと、
前記音声データと前記取得データとの組を送信する音声
データ送信ステップとを実行させるためのプログラムが
記録されていることを特徴とする。
【0106】関連データが入手可能な環境であれば、こ
れにより、音声データを受信した外部装置は、取得デー
タを用いて、音声データに関連する関連データの取得先
を認識して、関連データを取得することができる。ま
た、前記ディジタル放送装置は、さらに、前記関連デー
タを記憶している関連データ記憶手段と、前記関連デー
タを繰り返し送信する関連データ送信手段とを備えると
してもよい。
【0107】これにより、音声データを受信した外部装
置は、取得データを用いて、音声データに関連する関連
データの取得先を認識して、関連データを取得すること
ができる。また、前記音声データ送信手段は、第1の周
波数により前記送信を実施し、前記関連データ送信手段
は、前記第1の周波数とは異なる第2の周波数により前
記送信を実施するとしてもよい。
【0108】これにより、音声データと関連データが独
立した周波数で送信されるため、相互の送信スケジュー
ル制約されることなくその内容が変更できるなどのデー
タ作成及び送信における自由度が拡大する。また、前記
音声データは、鍵により暗号化されており、関連データ
送信手段は、関連データに当該関連データに対応する音
声データの前記鍵の取得費用を割引くための割引情報を
含ませて前記送信を実施するとしてもよい。
【0109】これにより、外部装置は、関連データを取
得することにより、音声データの取得費用が割引かれ得
る。また、前記関連データ送信手段は、前記関連データ
をストリームデータに含めて前記送信を実施し、前記取
得先は、前記ストリームデータにおける場所であるとし
てもよい。
【0110】これにより、ストリームデータから関連デ
ータが取得され得る。また、前記関連データ送信手段
は、前記関連データをストリームデータに含めて前記送
信を実施し、前記取得先は、第2の周波数及び前記スト
リームデータにおける場所であるとしてもよい。これに
より、音声データと取得データとの組が送信される周波
数と、関連データが送信される周波数とがことなってい
る場合であっても、関連データが取得され得る。
【0111】また、本発明に係るデータ配信システム
は、発明の効果において最初に記載される音声データ出
力装置及びディジタル放送装置の組み合わせからなると
してもよい。これにより、音声データが再生される際
に、関連データが含まれているストリームデータを受信
して、放送中の関連データを取得することになるので、
関連データ、即ち、画像が、時間の経過に伴なって、そ
の有効性が喪失することが軽減される。
【0112】なお、本実施の形態では、欧州のデジタル
オーディオ放送規格であるDABにしたがって前記スト
リームデータをDAB信号に変換して送信する例を示し
たが、これに限らず、国内で実施されるディジタル放送
においても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデータ配信システ
ムを示す概略図である。
【図2】送信装置の機能ブロック図である。
【図3】音声データ再生装置の機能ブロック図である。
【図4】送信装置からカルーセル送信されているストリ
ームデータの構成を示す図である。
【図5】取得データの論理的なデータ構成を示す図であ
る。
【図6】ダウンロード音声データリストの論理的なデー
タ構成を示す図である。
【図7】構成情報の論理的なデータ構成を示す図であ
る。
【図8】ダウンロード音声データリストの内容を制御部
が表示部に表示させた場合における画面の一例を示した
ものである。
【図9】音声データ再生装置における音声データを取得
するための処理を示すフローチャートである。
【図10】音声データ再生装置における音声データを再
生するための処理を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップS1013における表示制
御の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 データ配信システム 101 送信装置 102 音声データ記憶部 103 表示データ記憶部 104 受付部 105 送信データ生成部 106 送信データ記憶部 107 送信データ抽出部 108 ストリーム化部 109 多重化送信部 201 音声データ再生装置 202 受信部 203 サブチャネル抽出部 204 パケット抽出デコード部 205 音声データ記憶部 206 取得データ記憶部 207 受付部 208 制御部 209 通信部 210 再生制御部 211 音声デコード部 212 音声出力部 213 表示部 214 課金情報記憶部 301 課金装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 21/06 H04H 1/00 C G11B 20/10 F 1/02 F H04H 1/00 H04N 7/173 620A G10L 9/00 N 1/02 3/00 S H04N 7/173 620 Fターム(参考) 5C064 BA07 BB10 BC01 BC06 BC20 BD04 BD07 5D044 AB05 AB08 AB09 BC01 CC05 DE25 DE50 FG18 GK08 GK12 GK17 HL02 HL11 5D045 AB21 AB26

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し送信されるディジタル放送のス
    トリームデータを受信して、当該ストリームデータに含
    まれる関連データを音声データの出力に伴なって出力す
    る音声データ出力装置であって、 前記音声データと前記ストリームデータにおける前記関
    連データの場所を特定する取得データとの組を記憶して
    いる記憶手段と、 操作者からの音声データの再生指示を受付ける受付手段
    と、 前記再生指示が受付けられる毎に、前記ストリームデー
    タを受信し、当該ストリームデータにおける前記再生指
    示がなされた音声データに対応する取得データにより特
    定される前記場所から関連データを抽出する受信抽出手
    段と、 抽出された関連データと再生指示がなされた音声データ
    とを並行して出力する出力手段とを備えることを特徴と
    する音声データ出力装置。
  2. 【請求項2】 前記音声データ出力装置は、さらに、 前記出力手段から出力された音声データにもとづいて音
    声を出力する音声出力手段と、 前記出力手段から出力された関連データにもとづいて画
    像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする請求
    項1記載の音声データ出力装置。
  3. 【請求項3】 前記音声データ出力装置は、さらに、 前記音声データと前記取得データとの組を受信する音声
    取得データ受信手段を備え、 前記記憶手段に記憶されている前記音声データと前記取
    得データとの組は、前記音声取得データ受信手段により
    受信されたものであることを特徴とする請求項2記載の
    音声データ出力装置。
  4. 【請求項4】 前記取得データは、受信する前記ストリ
    ームデータの搬送波の周波数を含み、 前記受信抽出手段は、前記周波数に同調させて前記スト
    リームデータの受信を行なうことを特徴とする請求項3
    記載の音声データ出力装置。
  5. 【請求項5】 前記音声取得データ受信手段は、前記音
    声データと前記取得データとの複数の組を逐次受信し、 前記受付手段は、前記記憶手段に格納する組の指定を受
    付け、 前記音声データ出力装置は、さらに、受信した音声デー
    タと取得データとの複数の組のうち、前記指定がなされ
    た組について、前記記憶手段に格納する格納手段を備え
    ることを特徴とする請求項3記載の音声データ出力装
    置。
  6. 【請求項6】 前記取得データは、複数の関連データの
    前記ストリームデータにおける場所を特定し、各関連デ
    ータに対応する順序を示し、 前記出力手段は、当該順序にもとづいて、順次関連デー
    タを出力することを特徴とする請求項1記載の音声デー
    タ出力装置。
  7. 【請求項7】 前記取得データは、各関連データを出力
    する出力期間を示し、 前記出力手段は、前記出力期間中、前記関連データを出
    力することを特徴とする請求項6記載の音声データ出力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記取得データは、有効期限が示された
    有効期限情報を含み、 前記受信抽出手段は、前記有効期限情報の前記有効期限
    が到来していない場合に限り、前記ストリームデータを
    受信し、 前記出力手段は、前記有効期限情報の前記有効期限が到
    来していない場合に限り、前記関連データを出力するこ
    とを特徴とする請求項6記載の音声データ出力装置。
  9. 【請求項9】 前記音声取得データ受信手段により受信
    される音声データは、鍵を用いて暗号化されており、 前記出力手段は、音声データを出力するとき、当該音声
    データの鍵を外部の鍵提供装置より取得し、当該音声デ
    ータの暗号を解いて出力することを特徴とする請求項3
    記載の音声データ出力装置。
  10. 【請求項10】 前記音声取得データ受信手段により受
    信される音声データは、鍵を用いて暗号化されており、 前記出力手段は、前記組の指定がなされたとき、当該音
    声データの鍵を外部の鍵提供装置より取得し、当該音声
    データの暗号を解いて出力することを特徴とする請求項
    5記載の音声データ出力装置。
  11. 【請求項11】 前記鍵の取得は有料であって、 前記音声データは、当該音声データの鍵の取得に要する
    費用が示された費用情報が対応づけられており、 前記入力手段は、前記費用精算のために必要な個人情報
    を受付け、 前記音声データ出力装置は、さらに、 前記鍵の取得の際、前記費用を精算するために前記個人
    情報及び前記費用情報を前記鍵提供装置に送信する精算
    情報送信手段を備えることを特徴とする請求項9又は1
    0記載の音声データ出力装置。
  12. 【請求項12】 前記関連データは、当該関連データの
    前記場所を特定する取得データに対応する音声データの
    鍵の取得費用を割引くための割引情報が含まれており、 前記精算情報送信手段は、前記画像の表示中に、前記受
    付手段から当該画像を見たことを示す情報の入力がなさ
    れたとき、前記割引情報と、当該割引情報により割引か
    れる費用が示されている費用情報と、前記個人情報との
    組を前記鍵提供装置に送信することにより前記費用を割
    引くことを特徴とする請求項11記載の音声データ出力
    装置。
  13. 【請求項13】 前記画像は、広告であることを特徴と
    する請求項12記載の音声データ出力装置。
  14. 【請求項14】 ディジタル放送により音声データを配
    信するディジタル放送装置であって、 前記音声データを記憶している音声データ記憶手段と、 前記音声データと共に視聴する関連データの取得先が示
    された取得データを生成する取得データ生成手段と、 前記音声データと前記取得データとの組を送信する音声
    データ送信手段とを備えることを特徴とするディジタル
    放送装置。
  15. 【請求項15】 前記ディジタル放送装置は、さらに、 前記関連データを記憶している関連データ記憶手段と、 前記関連データを繰り返し送信する関連データ送信手段
    とを備えることを特徴とする請求項14記載のディジタ
    ル放送装置。
  16. 【請求項16】 前記音声データ送信手段は、第1の周
    波数により前記送信を実施し、 前記関連データ送信手段は、前記第1の周波数とは異な
    る第2の周波数により前記送信を実施することを特徴と
    する請求項15記載のディジタル放送装置。
  17. 【請求項17】 前記音声データは、鍵により暗号化さ
    れており、 関連データ送信手段は、関連データに当該関連データに
    対応する音声データの前記鍵の取得費用を割引くための
    割引情報を含ませて前記送信を実施することを特徴とす
    る請求項15記載のディジタル放送装置。
  18. 【請求項18】 前記関連データ送信手段は、前記関連
    データをストリームデータに含めて前記送信を実施し、 前記取得先は、前記ストリームデータにおける場所であ
    ることを特徴とする請求項15記載のディジタル放送装
    置。
  19. 【請求項19】 前記関連データ送信手段は、前記関連
    データをストリームデータに含めて前記送信を実施し、 前記取得先は、第2の周波数及び前記ストリームデータ
    における場所であることを特徴とする請求項16記載の
    ディジタル放送装置。
  20. 【請求項20】 請求項1記載の音声データ出力装置と
    請求項15記載のディジタル放送装置からなるデータ配
    信システム。
  21. 【請求項21】 繰り返し送信されるディジタル放送の
    ストリームデータを受信し、音声データと前記ストリー
    ムデータに含まれる関連データの場所を特定する取得デ
    ータとの組を記憶している記憶手段を備える音声データ
    出力装置おいて、当該ストリームデータに含まれる関連
    データを音声データの出力に伴なって出力する音声デー
    タ出力方法であって、 操作者からの音声データの再生指示を受付ける受付ステ
    ップと、 前記再生指示が受付けられる毎に、前記ストリームデー
    タを受信し、当該ストリームデータにおける前記再生指
    示がなされた音声データに対応する取得データにより特
    定される前記場所から関連データを抽出する受信抽出ス
    テップと、 抽出された関連データと再生指示がなされた音声データ
    とを並行して出力する出力ステップとを含むことを特徴
    とする音声データ出力方法。
  22. 【請求項22】 音声データを記憶している音声データ
    記憶手段を備えるディジタル放送装置において、ディジ
    タル放送により音声データを配信するディジタル放送方
    法であって、 前記音声データと共に視聴する関連データの取得先が示
    された取得データを生成する取得データ生成ステップ
    と、 前記音声データと前記取得データとの組を送信する音声
    データ送信ステップとを含むことを特徴とするディジタ
    ル放送方法。
  23. 【請求項23】 繰り返し送信されるディジタル放送の
    ストリームデータを受信し、音声データと前記ストリー
    ムデータに含まれる関連データの場所を特定する取得デ
    ータとの組を記憶している記憶手段を備える音声データ
    出力装置おいて、当該ストリームデータに含まれる関連
    データを音声データの出力に伴なって出力するためのプ
    ログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体であって、 操作者からの音声データの再生指示を受付ける受付ステ
    ップと、 前記再生指示が受付けられる毎に、前記ストリームデー
    タを受信し、当該ストリームデータにおける前記再生指
    示がなされた音声データに対応する取得データにより特
    定される前記場所から関連データを抽出する受信抽出ス
    テップと、 抽出された関連データと再生指示がなされた音声データ
    とを並行して出力する出力ステップとを実行させるため
    のプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 音声データを記憶している音声データ
    記憶手段を備えるディジタル放送装置において、ディジ
    タル放送により音声データを配信するするためのプログ
    ラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体であって、 前記音声データと共に視聴する関連データの取得先が示
    された取得データを生成する取得データ生成ステップ
    と、 前記音声データと前記取得データとの組を送信する音声
    データ送信ステップとを実行させるためのプログラムが
    記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004072946A1 (ja) * 2003-02-17 2004-08-26 Sanyo Electric Co., Ltd. コンテンツ取り込み装置
JPWO2005033957A1 (ja) * 2003-09-30 2006-12-14 ソニー株式会社 コンテンツ取得方法

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