JP2002349211A - 波力発電用ターボタービンシステム - Google Patents

波力発電用ターボタービンシステム

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JP2002349211A
JP2002349211A JP2001193708A JP2001193708A JP2002349211A JP 2002349211 A JP2002349211 A JP 2002349211A JP 2001193708 A JP2001193708 A JP 2001193708A JP 2001193708 A JP2001193708 A JP 2001193708A JP 2002349211 A JP2002349211 A JP 2002349211A
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wave power
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Shigeru Taniguchi
茂 谷口
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Wind Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車や航空機のターボチャージャーやジェッ
トタービン、ガスタービンの技術を基にガイドベーン、
軸流タービン、反対対称の角を持つ遠心分離タービン、
スクロール、デフュザー等を利用すると共に、空気の流
れを空気整流装置にて制御し、確立された技術、部品に
より、経済的で効率の保証された波力発電用ターボター
ビンを提供することを目的にしている。 【構成】軸流タービン系第1発明は、通常の中央にある
燃焼室の代わりにベーン又は空気の吹き出し口を持つ環
状の管(3)と、空気を吸引する開口部を持つ環状の管
(4)の二本の管に置き換える。通常のコンプレッサー
部を廃止し、代わりに同様の角をもつタービンインペラ
ー(2)に置き換え、それぞれ空気整流装置の圧縮部
(46)、負圧部(47)と結んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔産業上の利用分野〕この発明は波力発電
に係わり、波力の一次吸収装置によりもたらさせる圧縮
空気又は負圧による吸引空気で、常に一定方向に高速回
転を実現する波力発電用ターボタービンシステムに関す
るものである。
【0002】〔従来の技術〕従来の波力発電タービンに
関しては、2枚弁、4枚弁の開閉により作動する軸流タ
ービン、バビンチェフ式衝動タービン、フィリペンココ
式衝動タービン、二重ボリュート式衝動タービン、フラ
ップ.ノーズ式衝動タービン、マコーミック式衝動ター
ビン、貫流形タービン、二重プロペラ形タービン、二重
渦巻き形タービン、サボニウスタービン、ウェールズタ
ービン等があった。軸流タービンは、弁箱の弁で空気の
流れを制御する際、弁の故障、不良が相次いだ。無弁式
衝動タービン系は、静翼や案内羽等多少構造が複雑であ
り、現在の所、単純な構造で高速回転するウェールズタ
ービンが最も期待されている。複葉式ウェールズタービ
ンや取付け角を有する複葉式タービン、縦型に二枚配置
したダンデムウェールズタービンなど発展を続けてい
る。又、リンク機構で作動する「自己可変ピッチ案内羽
根を有する衝動タービン」の設計法が1995年にほぼ
確立され実験されており、将来最も有望視されている。
現在世界最高の効率を誇るこのタービンも、予備実験結
果によれば、波のパワー100kWに対し、平均パワー
出力は15kW程度とのこと。案内羽根の保守の面でも
不安と耐久性の確認という問題をかかえている。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕本発明
は、そのような欠点を無くす為既に完成、改良を重ね、
機械として実績のある自動車や航空機のターボチャージ
ャーやジェットタービン、ガスタービンの技術を基にし
て、反対対称のタービン翼角を持つ遠心分離インペラ
ー、軸流タービン、スクロール、デフュザー等を利用
し、更に空気の流れを空気整流装置にて制御し、確立さ
れた技術、部品を使用することにより、経済的で効率の
保証された波力発電用ターボタービンシステムを提供す
ることを課題にしている。
【0004】〔課題を解決するための手段〕本発明は、
大きくはジェットタービンやガスタービン等の軸流系タ
ービンを利用したものと自動車等に使用されている遠心
分離系のターボチャージャー系とそしてそれら全てのタ
ービンに必要になる空気整流装置に分類される。又、本
タービンは、波力の中でも一次装置は振動水柱式(OW
C)によってもたらされる圧縮流、負圧流に対応するも
のである。先ず、軸流タービン系第1発明は、通常の中
央にある燃焼室の代わりにベーン又は空気の吹き出し口
を持つ環状の管(3)と、空気を吸引する開口部を持つ
環状の管(4)の二本の管に置き換えた。これは燃焼室
を真ん中で仕切って同様の加工をしても同じである。更
に、通常のコンプレッサー部を廃止し、代わりに同様の
角をもつタービンインペラー(2)に置き換えた。当然
ガイドベーンや周辺もそれに対応したのものになる。そ
して、それらの管を圧縮側配管(8)、負圧側配管
(9)を通じて空気整流装置の圧縮部(46)と負圧部
(47)にそれぞれ配管する。空気整流装置はハウジン
グに直接組み込んでもよい。図1。(請求項1、) 軸流タービン系第2発明(図2、3)は、タービンハウ
ジング又はその延長上の配管に開口部である負圧時大気
の流入口(16)と圧縮時空気の出口(15)を設け、
タービンハウジング両端を配管を通じて空気整流装置に
結び、更にリンク(図4のB)又はそれぞれ単体で左右
にスライドして適時適時に開閉する出口カバー(13)
を取り付けることにより、タービンに対し常に一定方向
の風を送る。(請求項2)図2は圧縮時の空気の流れと
その時の出口カバーの位置を示す。図3は負圧時の空気
の流れとその時の出口カバーの位置。又、この軸流ター
ビン系第2発明については、タービンハウジングに合わ
せた過大な太さの配管及び空気整流装置が必要になるた
め、ハウジングの前後に逆支弁(48)を設置して制御
したほうが良いと思われるので、その作動の様子を図
2、図3の下に示した。この場合はハウジングの両端を
一次吸収装置に配管しても良いし、(15)(16)を
上半分だけに大きく取り、下半分と逆支弁を一次吸収装
置の中に入れ込んだだけでも作動する。図面上では出口
カバーがハウジングを取り巻いてスライドするように書
いたが(中空に設置する場合や縦に設置する場合)実際
に製作設置するにあたっては、ハウジングを下に置く場
合が多いので、ハウジングの両側面と天井にかけて大き
めの開口部とそれに見合った出口カバーを製作すること
になる。したがって下に据え置くことができる。当然タ
ービンも一定回転する。タービンはシングルでもよい
が、多段式であれば一層効率はアップする。出口カバー
作動の動力は、正圧と負圧を使う両圧作動型アクチュエ
ーター(自動車等のベーン制御等で使用されてい
る。)、圧力センサーと組み合わせることで油圧を使う
もの、サーボモーター等による制御、電磁気の極を切り
換えることによって生じる吸引、反発を利用するもので
も可能である。又、出口カバーをモーター類で一部回転
させることによってもなしうる。(図4のC,D) 又本発明は、全体が機械、タービンに関するものなの
で、油潤滑する事は当然であるが既存の技術なので、オ
イルポンプ、オイルパン等は省略する。但し、出口カバ
ーとハウジング又は配管(開口部は配管に設けることも
できる。)の間も油潤滑することで少しの動力で制御す
ることができる。遠心分離系第1発明(図5)は、通常
のターボチャージャーのコンプレッサー部を撤去し、反
対対称のタービン翼角を持つタービンインペラー(2
0)、それにみあった大気流入口(22)を持つスクロ
ール(21)、デフューザー等にし、通常であれば排気
口である部分に吸引ダクト(9)を付けて空気整流装置
の負圧部に結ぶ。他方通常のタービンスクロール部に
は、空気整流装置の圧縮側配管を普通に取り付ける。
(請求項7) 遠心分離系第2発明(図6)は、反対対称のタービン類
を製作することが困難な場合に、通常のターボチャージ
ャーのコンプレッサー(26)とタービン(19)を空
気整流装置に組み合わせ一定方向回転を起こす。通常の
エンジン排気が流れる回路は圧縮部(46)を経てター
ビンスクロールへ、コンプレッサーの送風回路は負圧部
(47)へ配管する。(請求項8)これで圧縮、負圧共
一定回転する。この場合は既製品のターボチャージャー
を使用するため試作が楽で、実験等には手軽であるが、
圧縮空気でタービンを回すと当然ながらコンプレッサー
が空気を吸い込んでしまうため、吸引配管(9)に空気
抜き弁(27)を造る必要がある。遠心分離系第3発明
(図7)は、反対対称のタービン類を製作することが困
難な場合に、通常のタービンを2個使い、一方のタービ
ンの向きを内向きに変え、負圧側タービンスクロールに
大気流入口(22)を設け、通常の空気排出口を吸引ダ
クト(9)で負圧部(47)に結び、内向きにしたター
ビンスクロールと圧縮部(46)を結ぶ。(請求項9)
それぞれ空気整流装置と結んだ結果、圧縮、負圧共一定
方向回転する。又、発電機を中央において摩擦部分を減
らすこともできる。(図7)各種回転を制御するベーン
の技術や効率をあげるデヒューザーの技術は必要に応じ
て設置する。空気整流装置(図8)は、空気流で二枚弁
式の作動を確実にするためワイヤー(35)でリンクす
るようにしたA(請求項14),空気流で作動するボー
ル状の弁(37)を持つものB(請求項15),永久磁
石(43)と電磁石(42)の吸引、反発で作動する一
枚弁(41)式C(請求項16),アクチュエーター
(44)や電磁石等で制御するスライド弁(45)式D
(請求項17)、さらにその組み合わせの請求項18、
請求項19等がある。これらの動力は、中で生じる空気
流の圧力によるもの。負圧圧縮を利用するターボコント
ロールアクチュエーター、磁石と電磁石の極の切り替え
の反発、吸引を利用するものなどがある。又、必要に応
じて配管内に設置した逆支弁で制御しても効果は同じで
ある。これらはいずれにも組み合わせて使用できるが、
方式に会わせて最善な選択をする必要がある。
【0005】〔作用〕本発明は以上の様な物なので、過
去の機械工学的技術を波力発電の実現に向けて最大限に
発揮する事ができる。軸流タービン第1発明にあって
は、一次吸収装置で圧縮された空気が空気整流装置で、
図面1で説明すれば左の圧力側配管を経て、元の燃焼室
部分からガイドベーン、タービンとぶつかり回転を与え
左に抜ける。負圧時は、一次吸収装置の引き込みが、右
側の負圧側配管を経て大気を右側から通常とは逆に引き
込みガイドベーン、タービンとぶつけ回転力を与える。
何方もタービンに対して同じ方向(図面で言えば、右
側。)から空気がぶつかるので同じ回転方向になる。運
転時は働いていない方のタービンは空回りしている事に
なるが、タービン角が空気に対し抵抗にならない角度に
なっているので、強い空気流は起こらない。軸流タービ
ン第2発明にあっては、圧縮時(図2)によって説明す
れば、一次吸収装置で圧縮された空気が空気整流装置で
左側の配管に導かれる。その際、負圧縮時大気流入口が
流入口開閉カバー(13)により閉鎖されているので、
ガイドベーン、タービンとぶつかり回転力を与え圧縮時
空気の出口(15)から外に抜ける。負圧時(図3)に
より説明すれば、一次吸収装置により引き起こされた負
圧は空気整流装置で図面右側負圧用配管を吸引する。そ
の際、流入口開閉カバー(13)が右側にスライドし圧
縮時空気の出口 (15)を塞ぎ、負圧時大気の流入口
(16)を開けるように設計してあるので、大気が負圧
時大気の流入口から流れ込みガイドベーン(7)、ター
ビン(2)とぶつかり回転力を与え一次吸収装置に吸引
される。何れも図面で言えば、左から右に空気が流れる
ので一定方向回転を起こす。逆支弁による制御でも同様
のことになる。流入口開閉カバーとタービンハウジング
に関しては〔0004]で詳細に述べた。図4参照。遠
心分離系タービン発明1に付いては、図5を基に説明す
れば、圧縮時、空気整流装置(30)で左の圧縮側配管
(8)に導かれた圧縮空気がスクロール、デフューザー
で方向性を持たせられタービンに吹き付け外にぬける。
負圧時、空気整流装置で右側の負圧側配管(9)に導か
れた負圧が右のスクロール(21)に設けられた大気流
入口(22)から大気を吸い込み、大気がスクロール、
デフューザー、タービン(20)と抜け回転力を与え
て、一次吸収装置に吸い込まれる。その際右のタービン
(20)、デフューザー、スクロールなどが反対対称に
設計されているので圧縮、負圧時共同一方向に回転す
る。その際一方のタービンは空回りしていることになる
が、やはり、タービン角が空気の抵抗なる角になってい
ないので、少しだけ空気流を生じるが無視できる範囲内
である。これは実験により確認している。遠心分離系タ
ービン発明2に付いては、通常のターボチャージャーを
使い、本来なら空気を吹き出すコンプレッサー(26)
の空気吹き出し口を空気整流装置の負圧側配管(9)に
結び負圧時に吸引する事で同一方向回転させる。タービ
ン部は圧縮側配管(8)を結び、圧縮空気は通常どおり
遠心分離タービン(19)に回転力を与え外に排出され
る。その時コンプレッサーの当然の働きとして空回りし
ながら大量の空気を吸い込んでしまうので、負圧側配管
上に空気抜き弁(27)を設けて排気しなくてはならな
い。負圧時は大気がコンプレッサーを抜けてスクロー
ル、圧縮側配管、空気整流装置を経て、一次吸収装置に
吸引される。コンプレッサーは外から空気を吸い込むこ
とでタービン同様回転力をあたえる。これも実験済であ
る。空回りのタービンが大量の空気を吸い込まないこと
は遠心分離タービン発明1と同じである。遠心分離系タ
ービン発明3に付いては、図7を基に説明すれば、圧縮
時、空気整流装置(30)で左側圧縮側配管(8)に導
かれた圧縮空気はスクロール(21)、デフューザー、
タービン(19)を経て外に排出される。負圧時、空気
整流装置で右の負圧側配管から導かれた負圧が、右スク
ロール部に設けられた大気流入口(22)から大気を吸
い込み、デフューザー(ベーンレスの場合は省略)、タ
ービン(19)と回転力を与える。その際、タービンの
向きを図面のように片方だけ内向にかえてあるので一定
方向回転となる。大気流入口から大気を吸引する方式
は、ターボチャージャーが元来、スクロールに圧縮排気
ガスを送りタービンに回転力を与え排気口からぬけると
いう構造なので、大気圧が外から入りこむことは元々の
設計どうりなので自然で効率が高い作動である。空気整
流装置に関する発明は、図8により説明する。A,図は
負圧時の空気の流れを示している。二枚弁式で圧縮用弁
(32)は下からの負圧で引きつけられストッパー(3
4)で閉鎖している。負圧用弁(33)は、下からの負
圧で下に引きつけられ開放されている。作動をより一層
確実にするためワイヤー(35)でリンクして作動する
ように結んである。これは空気整流装置として弁を一箇
所に集中しているからこそ可能になった。圧縮時は、こ
れと全く反対に、下からの圧縮空気に吹き付けられ圧縮
用弁が開放されて、負圧用弁が開くことになる。実際の
ところワイヤーによるリンクが無くても同様に作動す
る。B,図は圧縮時の空気の流れを示している。ボール
状の弁(37)が下からの空気圧で押されて、左側のボ
ール弁がストッパーの爪(39)で止まり、ボールの周
辺の空気通路(38)から空気が圧力側配管に流れこ
む。右側のボール状の弁は配管の口を塞いでいる。負圧
時は反対に下からの引き込みで左の圧縮用ボール弁が管
の口を塞ぎ、負圧用ボール弁がストッパーの爪で止ま
り、回りの空気通路から大気が一次吸収装置に引き込ま
れる。Cは振り子の様に作動する一枚式弁で、永久磁石
(43)と電磁石(42)の吸引反発を利用し、圧力セ
ンサーの信号で作動する。図は圧縮時の空気の流れを示
し、負圧時は反対に左に振れる。Dは、スライド式の弁
で、負圧、圧縮を利用するターボコントロールアクチュ
エーター(44)を使用する例である。弁(45)を左
右にスライドさせて制御する。これが、磁気制御であっ
てもCがアクチュエーター制御であっても同じである。
圧力センサーや磁石による制御は自動車等では頻繁に利
用されており実施は容易である。又、逆支弁による制御
は圧縮時、弁の両側に掛かった圧力が左の弁を開け、右
の弁は下に引っ掛かりとまる。図2の下。負圧時は、弁
が両側に引かれ、右が開き、左は下に引っかかって止ま
る。図3の下。
【0006】〔実施例〕 本発明は以上述べてきたよう
にOWC振動水柱式一次吸収装置によりもたらされる圧
縮、負圧流をどちらも利用し効率良く発電する為のター
ビンに関するものであって、いずれも空気整流装置で圧
縮流と負圧流を仕分けするものである。軸流系タービン
は本来ジェット機やガスタービンなどで使用され、遠心
分離系タービンも自動車や航空機の補助エンジンとして
使用されるために圧縮機たるコンプレッサーを備え、燃
焼のため何時も高温に晒される。しかしながら本発明
は、自然エネルギーたる波力の為にこれら完成されたタ
ービン技術を利用しようとするものであり、当然高温に
なることは無くタービンやハウジング等の材質の選定は
かなり楽になる。現実にこれらのタービンを製作してい
くにあたっては、塩害に対する備えはもちろんである
が、多段軸流機にあってはタービン・ディスクを貫通ボ
ルトにより固定するとか、動翼端での隙間流れの発生を
防ぐための翼端シュラウドとか翼端シール更に翼の形
状、角度、全体の形式など集積している技術を全て生か
していく事ができる。また元の燃焼筒から空気を吹き付
ける際には直流環状型燃焼筒や逆流環状型燃焼筒等で実
証されているノズルの採用など現在存在する貴重な技術
を大いに取り入れ役立てる事ができる。遠心分離機にあ
ってはベーンレスの場合可変ターボの技術(タービン側
のノズルの絞りを空気量に応じて変化させる。)とか可
変ノズルタービン(ベーンを採用している場合)、バリ
アブルノズル型、可変ウイング式とかの空気量に応じて
制御することのできる技術は大いに役立つ。結果、総
論、各論とも技術、部品とも始めから完成されたものに
できる。オイル潤滑は既存の技術なので省略したが、ベ
アリングなどに関してはフルフローィングベアリングや
近年マイクロタービンで使用されている空気ベアリング
(ジャーナルフォイルベアリング等)の利用も試みられ
るべきである。空気整流装置も鋳鉄、合金ダイキャスト
などで出来るだけ滑らかに抵抗なく空気が出入り出来る
ように設計されるべきで、タービンハウジングと一体に
なってもなんら差し支えない。又、波力は、圧縮時の頂
点、負圧時の最下点で一瞬のタイムラグが起きる場合が
あるので、タービンやシャフトに充分な慣性力がないと
失速する恐れがあるので、排気や吸気の流れを妨げない
軸方向に対してなだらかな円錐状の曲面を持つフライホ
イール(28)も必要になる場合がある。これは排気や
吸気の際に、空気が曲面をなぞるように流れ、直角にぶ
つかって抵抗になることが無いようにという設計であ
る。必要に応じて、軸方向の両面に円錐上のなだらかな
曲線を設けても良い。符号28。請求項17。
【0007】〔発明の効果〕本発明は現在まで人類が獲
得し、しかも長年に渡って改良され、実用化されてきた
実績のあるタービン技術を基に、空気整流装置で空気の
流れを制御し、空気の流れを変えたり、タービンやその
周辺を内向反対にしたりして、本来なら一回毎に反対回
転するタービンを常に一定方向に回転させるようにした
ものである。燃焼ガスのエネルギーと波力のエネルギー
の性格違いがあれば、吹き付けノズルを多少ルーズにす
るなどの改良は必要になるかもしれないが、個々の部品
的精度、システムの堅牢性は初めから完成されたものに
出来る。現在世界一の効率と言われている「自己可変ピ
ッチ案内羽根を有する衝動タービン」に比べてみても効
率の高い多段式に設計しやすく、また静翼も固定で安定
している等の利点がある。流入口開閉カバーを左右にス
ライドさせたり、一部回転させたりして制御するのは、
余分な部品や装置を必要とするが、自己可変ピッチ案内
羽根よりは堅牢である。何よりも既に工業生産されてい
る物の組み合わせだけに価格面でも優位である。特に遠
心分離型は自動車に普通に搭載されるようになっている
ので高価なものではない。これらタービンそのものは、
既にあらゆる面で研究されているので基礎的な研究が大
幅に省略出来るし、各メーカー、大学、研究所等にも風
洞実験室など実験態勢が整っているのも利点である。不
安定と言われる自然エネルギーも、多様化、広範囲に拡
大することで平均的に安定してくるとの報告もある。波
力の場合は海に面していることもあり、消波的利用は前
から言われていたが、他にも水産物を冷蔵する大きな冷
蔵庫のコンプレッサーを直接回したり、海水を電気分解
して次世代の本命エネルギーと言われる水素や酸素とし
て蓄えたり、天然ガスやメタンハイドレート等の採掘の
為の海洋基地の電源に用いるとかの利用法もある。波力
は一次吸収装置に莫大な投資が必要になるので、そのタ
ービンの効率を上げることはそのまま全体の投資効率を
上げることになる。経済的にも電気料金の世界で競走力
をもてるようになれば、もともとクリーンエネルギーで
ある波力発電は一気に普及が進み、結果クリーンエネル
ギーの普及と地球の温暖化防止に役立つ事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軸流タービン発明1の断面図である。
【図2】本発明軸流タービン発明2の圧縮時を示す図で
ある。
【図3】本発明軸流タービン発明2の負圧時を示す図で
ある。
【図4】本発明軸流タービン発明2のハウジングと流入
口開閉カバーの斜視図。
【図5】本発明遠心分離型タービン発明1の断面図であ
る。
【図6】本発明遠心分離型タービン発明2の断面図であ
る。
【図7】本発明遠心分離型タービン発明3の空気の流れ
を示す図である。
【図8】本発明空気整流装置の断面図である。
【符号の説明】
(1)はタービンハウジング (2)は軸流タービン
(3)は噴出口を持つ環状の管 (4)吸引口に当たる
開口部を持つ環状の管 (5)はシャフト (6)は発
電機へ (7)はガイドベーン (8)は圧縮側配管
(9)は負圧側配管、吸引ダクト(10)は圧縮時空気
の流れ (11)は負圧時空気の流れ (12)はアク
チェーター (13)は流入口開閉カバー (14)は
リンクバー(15)は圧縮時空気の出口 (16)は負
圧時大気の流入口 (17)は回転式の時のハウジング
開口部 (18)は回転式流入口開閉カバー (19)
は遠心分離型タービン (20)は反対対称角を持つタ
ービン (21)はスクロール (22)は大気流入口
(23)は逆支弁 (24)は圧縮時 (25)負圧
時 (26)はコンプレッサー (27)は空気抜き弁
(28)は軸方向に対して円錐状のなだらかな曲面を
持つフライホイール (29)は発電機 (30)は空
気整流装置 (31)は二枚弁式空気整流装置 (3
2)は圧縮時用弁 (33)は負圧時用弁 (34)は
ストッパー (35)はワイヤー (36)はボール状
の弁を持つ空気整流装置 (37)ボール弁 (38)
は空気通路 (39)は爪 (40)一枚弁式空気整流
装置 (41)は一枚弁 (42)は電磁石 (43)
は永久磁石 (44)はアクチュエーター (45)は
スライド式弁 (46)は圧縮部 (47)は負圧部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F03D 1/02 F03D 1/02 1/04 1/04 B 1/06 1/06 B 9/00 9/00 B

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピュアージェット系の軸流タービンで、
    コンプレッサーに当たる部分を撤去しタービンにし、タ
    ービンとタービンの通常は燃焼室にあたる部分に、圧縮
    側の噴出口にあたる開口部にガイドベーン又はノズルを
    持ち、負圧側には吸引口にあたる開口部をに持つ二本の
    環状の管を設け、それぞれ圧縮側配管、負圧側配管と別
    けて、空気整流装置の圧縮部、負圧部に配管した波力発
    電用タービンシステム。
  2. 【請求項2】 空気整流装置による圧縮空気と負圧によ
    る吸引空気を利用する軸流タービンで、タービンハウジ
    ングに圧縮時空気の出口と負圧時大気の流入口を設け、
    ターボコントロールアクチュエーターで、流入口開閉カ
    バーが左右にリンクしてスライドし、適時に片方を塞ぐ
    波力用タービンシステム。
  3. 【請求項3】 軸流タービンで多段式にして、タービン
    の前とそれぞれのタービンの間にガイドベーンを設置し
    た請求項1、2の波力タービン。
  4. 【請求項4】 圧力センサーとサーボモーター等によ
    り、適時に流入口開閉カバーが左右にスライドして開閉
    する請求項2の波力用タービン。
  5. 【請求項5】 圧力センサーとサーボモーター等によ
    り、適時に回転式流入口開閉カバーが一部回転して開閉
    する請求項2の波力用タービン
  6. 【請求項6】 圧力センサーの電気信号で適時に作動す
    る油圧装置により、流入口開閉カバーが開閉する請求項
    4、5の波力用タービン
  7. 【請求項7】 遠心分離式のターボチャージャーのコン
    プレッサー部を撤去し反対対称のタービン翼角をもつタ
    ービンインペラー、スクロールにし、大気流入口を設
    け、本来排気口である部分に吸引ダクトを付け、その吸
    引ダクトを空気整流装置の負圧部に配管する。通常のタ
    ービン側スクロールには、空気整流装置の圧縮部を配管
    した波力発電用ターボタービンシステム。
  8. 【請求項8】 遠心分離式のターボチャージャーのコン
    プレッサーの負圧部配管に空気排出弁を設け、タービン
    ハウジングのスクロール部と負圧部配管であるコンプレ
    ッサー吸入空気排出部をそれぞれ空気整流装置の圧縮部
    と負圧部に配管した波力用ターボタービンシステム。
  9. 【請求項9】 単一シャフトで連結された二つの遠心分
    離式タービンを同方向に向けて配置し、負圧側タービン
    の通常の空気排出口に負圧側配管を接続し、負圧側ター
    ビンスクロール部に大気流入口を設ける。圧縮側配管は
    圧縮側タービンスクロール部に配管した求項7の波力発
    電用ターボタービンシステム。
  10. 【請求項10】 単一シャフトにて発電機とタービンが
    連係され、発電機が中央にあることによりタービン部の
    ベアリングが省略され、間に軸方向になだらかな円錐状
    の曲線を持つフライホイールを取り付けたた請求項9の
    波力発電用ターボタービン。
  11. 【請求項11】タービンスクロール内にそれぞれに見合
    ったデフューザーを取り付けた請求項7、8、9、10
    の波力用ターボタービン。
  12. 【請求項12】空気整流装置の代わりに、配管内に設置
    した逆止弁により制御される請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11の波力発電システム。
  13. 【請求項13】上記それぞれのタービンと空気整流装置
    と発電機を組み合わせパッケージされたユニットとして
    構成される請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11の波力タービン発電システム。
  14. 【請求項14】 二枚の弁をワイヤーでリンクして圧縮
    流、負圧流を制御する空気整流装置。
  15. 【請求項15】 二個のボール弁で圧縮流、負圧流を制
    御する空気整流装置。
  16. 【請求項16】 圧力センサーのスイッチと永久磁石付
    き一枚弁と電磁石で、圧縮流と負圧流を制御する空気整
    流装置。
  17. 【請求項17】 弁コントロールアクチュエーターにて
    弁を制御する事により、圧縮流と負圧流を制御するスラ
    イド式空気整流装置。
  18. 【請求項18】 アクチュエーターで制御される請求項
    16の空気整流装置。
  19. 【請求項19】 永久磁石と電磁石で制御される請求項
    17の空気整流装置。
  20. 【請求項20】軸方向になだらかな円錐状の曲線を持つ
    フライホイール。
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