JP2002349208A - タービン高圧車室 - Google Patents
タービン高圧車室Info
- Publication number
- JP2002349208A JP2002349208A JP2001152786A JP2001152786A JP2002349208A JP 2002349208 A JP2002349208 A JP 2002349208A JP 2001152786 A JP2001152786 A JP 2001152786A JP 2001152786 A JP2001152786 A JP 2001152786A JP 2002349208 A JP2002349208 A JP 2002349208A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- turbine
- casing
- labyrinth seal
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、シール性能の優れたタービン高圧
車室を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明によるタービン高圧車室は、高圧
媒体調整弁室から高圧媒体供給室を経て供給される圧力
媒体により回転駆動されるタービンロータを回動自在に
内装すると共に、ラビリンスシールを介して内部圧力を
封止するタービン高圧車室において、前記ラビリンスシ
ールのうちの高圧側ラビリンスシールを前記タービン高
圧車室の内壁面に直接固着した構成である。
車室を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明によるタービン高圧車室は、高圧
媒体調整弁室から高圧媒体供給室を経て供給される圧力
媒体により回転駆動されるタービンロータを回動自在に
内装すると共に、ラビリンスシールを介して内部圧力を
封止するタービン高圧車室において、前記ラビリンスシ
ールのうちの高圧側ラビリンスシールを前記タービン高
圧車室の内壁面に直接固着した構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンや蒸
気タービンに用いられるタービン高圧車室に関し、特
に、シール性能を向上させるための新規な改良に関す
る。
気タービンに用いられるタービン高圧車室に関し、特
に、シール性能を向上させるための新規な改良に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来の抽気弁付き蒸気タービン
を概略的に示す縦断面図である。図６は、図５における
VI〜VI矢視断面を示す図である。図７は、図６における
VII部の構造を詳細に示す図である。図５において、１
はタービンロータ、２はタービンロータ１を内装するタ
ービン高圧車室である。タービンロータ１はラジアル軸
受３、４及びスラストディスク６に係合するスラスト軸
受５によって支持されており、多段の動翼７Ａ〜７Ｄが
組込まれている。そして、タービンロータ１の回転軸部
シールとして、動翼７の入側、出側にラビリンスシール
８Ａ〜８Ｆがタービン高圧車室２内に組み込み配置され
ている。タービン高圧車室２は、水平面で上下に分割さ
れた上車室部分２ａと、下車室部分２ｂで構成され、図
６に示すように水平フランジ部分９に形成されたボルト
孔９Ａを介してボルト１０で結合することにより、ター
ビン高圧車室２内に前記タービンロータ１を回動自在に
軸止している。
を概略的に示す縦断面図である。図６は、図５における
VI〜VI矢視断面を示す図である。図７は、図６における
VII部の構造を詳細に示す図である。図５において、１
はタービンロータ、２はタービンロータ１を内装するタ
ービン高圧車室である。タービンロータ１はラジアル軸
受３、４及びスラストディスク６に係合するスラスト軸
受５によって支持されており、多段の動翼７Ａ〜７Ｄが
組込まれている。そして、タービンロータ１の回転軸部
シールとして、動翼７の入側、出側にラビリンスシール
８Ａ〜８Ｆがタービン高圧車室２内に組み込み配置され
ている。タービン高圧車室２は、水平面で上下に分割さ
れた上車室部分２ａと、下車室部分２ｂで構成され、図
６に示すように水平フランジ部分９に形成されたボルト
孔９Ａを介してボルト１０で結合することにより、ター
ビン高圧車室２内に前記タービンロータ１を回動自在に
軸止している。
【０００３】図５において、１１はタービン高圧車室２
に接続された蒸気調整弁室、１２は抽気弁室、１３はタ
ービン翼室、１４は蒸気調整弁室１１から通じるタービ
ン高圧車室２内の高圧蒸気供給室、１５は抽気弁室１２
から通じるタービン高圧車室２内の低圧蒸気供給室であ
る。上記のような抽気弁付き蒸気タービンは、蒸気調整
弁室１１から蒸気供給室１４を経て圧力１００ｋｇ／ｃ
ｍ2・温度５００℃レベルの高圧・高温の蒸気が供給さ
れ、抽気弁室１２における抽気操作で圧力を約４０ｋｇ
／ｃｍ2レベルに調節維持しながら、動翼７Ａ〜７Ｄを
回転させることによりタービンロータ１を回転駆動して
いる。
に接続された蒸気調整弁室、１２は抽気弁室、１３はタ
ービン翼室、１４は蒸気調整弁室１１から通じるタービ
ン高圧車室２内の高圧蒸気供給室、１５は抽気弁室１２
から通じるタービン高圧車室２内の低圧蒸気供給室であ
る。上記のような抽気弁付き蒸気タービンは、蒸気調整
弁室１１から蒸気供給室１４を経て圧力１００ｋｇ／ｃ
ｍ2・温度５００℃レベルの高圧・高温の蒸気が供給さ
れ、抽気弁室１２における抽気操作で圧力を約４０ｋｇ
／ｃｍ2レベルに調節維持しながら、動翼７Ａ〜７Ｄを
回転させることによりタービンロータ１を回転駆動して
いる。
【０００４】図７は、図５及び図６の蒸気タービンの高
圧側（図の左側）の従来構造を示している。ラビリンス
シール８Ａ〜８Ｆは、上車室部分２ａと下車室部分２ｂ
内に設置される半円環状の複数列のパッキン環１６Ａ、
１６Ｂの内周面に装着されており、タービン高圧車室２
内に複数段に装備されている。
圧側（図の左側）の従来構造を示している。ラビリンス
シール８Ａ〜８Ｆは、上車室部分２ａと下車室部分２ｂ
内に設置される半円環状の複数列のパッキン環１６Ａ、
１６Ｂの内周面に装着されており、タービン高圧車室２
内に複数段に装備されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の抽気弁付き蒸気
タービンは以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、図７に示す従来のラ
ビリンスシール８Ａ〜８Ｆまわりの構成では、タービン
高圧車室２本体とラビリンスシール８Ａ〜８Ｆの間にパ
ッキン環１６が設けられているため、ラビリンスシール
８Ａ〜８Ｆと蒸気供給室１４とに最も近い上下車室結合
ボルト１０ａとタービンロータ１中心との間の距離Ｌ１
が長くなってしまい、車室結合ボルト１０ａの締付力が
不十分となるため、ラビリンスシール８Ａ〜８Ｆ及びパ
ッキン環１６が十分に締め付けられず、タービン上車室
２ａ、下車室２ｂ間の継手面内におけるシール性能の低
下が生じるという課題があった。
タービンは以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、図７に示す従来のラ
ビリンスシール８Ａ〜８Ｆまわりの構成では、タービン
高圧車室２本体とラビリンスシール８Ａ〜８Ｆの間にパ
ッキン環１６が設けられているため、ラビリンスシール
８Ａ〜８Ｆと蒸気供給室１４とに最も近い上下車室結合
ボルト１０ａとタービンロータ１中心との間の距離Ｌ１
が長くなってしまい、車室結合ボルト１０ａの締付力が
不十分となるため、ラビリンスシール８Ａ〜８Ｆ及びパ
ッキン環１６が十分に締め付けられず、タービン上車室
２ａ、下車室２ｂ間の継手面内におけるシール性能の低
下が生じるという課題があった。
【０００６】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、シール性能の優れたタービ
ン高圧車室を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、シール性能の優れたタービ
ン高圧車室を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のタービン高圧車
室は、高圧媒体調整弁室から高圧媒体供給室を経て供給
される圧力媒体により回転駆動されるタービンロータを
回動自在に内装すると共に、ラビリンスシールを介して
内部圧力を封止するタービン高圧車室において、前記ラ
ビリンスシールのうちの高圧側ラビリンスシールを前記
タービン高圧車室の内壁面に直接固着した構成であり、
また、前記高圧側ラビリンスシールは、前記タービンロ
ータの回転方向に沿って前記内壁面に形成された溝に半
埋込式に固着されている構成であり、さらに、前記ター
ビン高圧車室は、前記タービンロータの回転軸方向に沿
って分割された複数個の車室部材から構成されており、
前記高圧媒体供給室と前記高圧側ラビリンスシールとの
間の前記各車室部材の隔壁間には、前記各車室部材間の
符合面における圧力漏れを防止するために、前記符合面
を跨ぐように、かつ、相対向する前記車室部材のそれぞ
れの隔壁内に半埋め込み式に埋設された圧力漏れ防止壁
を備える構成である。
室は、高圧媒体調整弁室から高圧媒体供給室を経て供給
される圧力媒体により回転駆動されるタービンロータを
回動自在に内装すると共に、ラビリンスシールを介して
内部圧力を封止するタービン高圧車室において、前記ラ
ビリンスシールのうちの高圧側ラビリンスシールを前記
タービン高圧車室の内壁面に直接固着した構成であり、
また、前記高圧側ラビリンスシールは、前記タービンロ
ータの回転方向に沿って前記内壁面に形成された溝に半
埋込式に固着されている構成であり、さらに、前記ター
ビン高圧車室は、前記タービンロータの回転軸方向に沿
って分割された複数個の車室部材から構成されており、
前記高圧媒体供給室と前記高圧側ラビリンスシールとの
間の前記各車室部材の隔壁間には、前記各車室部材間の
符合面における圧力漏れを防止するために、前記符合面
を跨ぐように、かつ、相対向する前記車室部材のそれぞ
れの隔壁内に半埋め込み式に埋設された圧力漏れ防止壁
を備える構成である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるタ
ービン高圧車室の好適な実施の形態について詳細に説明
する。なお、従来装置と同一または同等部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。また、前述した蒸気調
整弁室１１は高圧媒体調整弁室として、高圧蒸気供給室
１４は高圧媒体供給室としてそれぞれ機能するものであ
り、ここでは圧力媒体として蒸気を用いる場合について
説明する。
ービン高圧車室の好適な実施の形態について詳細に説明
する。なお、従来装置と同一または同等部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。また、前述した蒸気調
整弁室１１は高圧媒体調整弁室として、高圧蒸気供給室
１４は高圧媒体供給室としてそれぞれ機能するものであ
り、ここでは圧力媒体として蒸気を用いる場合について
説明する。
【０００９】実施の形態１．図１は、本発明の実施の形
態１に係るタービン高圧車室の要部を示す平面図であ
り、図７に示す従来装置の要部に対応する部分を示して
いる。図１において、符号２０で示されるものは、本発
明の実施の形態１によるタービン高圧車室であり、２０
ａはタービンの上車室部分、２０ｂはタービンの下車室
部分、２１は下車室部分２０ｂの水平フランジ、２２Ａ
及び２２Ｂは水平フランジ２１の内面に直接固着してタ
ービンロータ１のシール面と対向させた複数段のラビリ
ンスシール、２３は下車室部分２０ｂの水平フランジ２
１上に配置したボルト孔、２３ａはボルト孔２３のう
ち、ラビリンスシール２２Ａ及び２２Ｂと蒸気供給室１
４とに最も近い位置のボルト孔である。なお、上車室２
０ａ及び下車室部分２０ｂは、車室部材として機能する
ものである。
態１に係るタービン高圧車室の要部を示す平面図であ
り、図７に示す従来装置の要部に対応する部分を示して
いる。図１において、符号２０で示されるものは、本発
明の実施の形態１によるタービン高圧車室であり、２０
ａはタービンの上車室部分、２０ｂはタービンの下車室
部分、２１は下車室部分２０ｂの水平フランジ、２２Ａ
及び２２Ｂは水平フランジ２１の内面に直接固着してタ
ービンロータ１のシール面と対向させた複数段のラビリ
ンスシール、２３は下車室部分２０ｂの水平フランジ２
１上に配置したボルト孔、２３ａはボルト孔２３のう
ち、ラビリンスシール２２Ａ及び２２Ｂと蒸気供給室１
４とに最も近い位置のボルト孔である。なお、上車室２
０ａ及び下車室部分２０ｂは、車室部材として機能する
ものである。
【００１０】ラビリンスシール２２Ａ及び２２Ｂは、タ
ービンロータ１の回転方向に沿って車室部分２０ａ、２
０ｂの内壁面２０Ａ、２０Ｂに形成された浅い溝２４内
に半埋込み式に嵌め込んで固定装着している。タービン
の上車室部分２０ａは、図示を省略するが、同様の構成
で下車室部分２０ｂと一致するように構成されるもので
ある。なお、以上の構成は、同様な構造のガスタービン
にも適用できるものである。
ービンロータ１の回転方向に沿って車室部分２０ａ、２
０ｂの内壁面２０Ａ、２０Ｂに形成された浅い溝２４内
に半埋込み式に嵌め込んで固定装着している。タービン
の上車室部分２０ａは、図示を省略するが、同様の構成
で下車室部分２０ｂと一致するように構成されるもので
ある。なお、以上の構成は、同様な構造のガスタービン
にも適用できるものである。
【００１１】この実施の形態１によるタービン高圧車室
では、従来のパッキン環を使用せず、タービン高圧車室
２０の内壁面２０Ａにラビリンスシール２２を直接装着
しているので、タービン高圧車室２０の高圧側の端部を
従来のタービン高圧車室より小径化することができる。
では、従来のパッキン環を使用せず、タービン高圧車室
２０の内壁面２０Ａにラビリンスシール２２を直接装着
しているので、タービン高圧車室２０の高圧側の端部を
従来のタービン高圧車室より小径化することができる。
【００１２】また、ラビリンスシール２２を、タービン
高圧車室２０の内壁面２０Ａ、２０Ｂにおける周方向に
沿って形成した浅い溝２４に半埋込み式に嵌合させて固
着したことによって、ラビリンスシール２２とタービン
高圧車室２０の内壁面２０Ａ、２０Ｂとの間の隙間が埋
められ、この隙間からの蒸気漏れを抑制することができ
る。同時に、タービン高圧車室２０に設ける最寄りの結
合用ボルト２３ａとタービンロータ１中心との距離Ｌ２
を従来のタービン高圧車室より著しく短く（例えば従来
よりも約３０％程度短縮）することができる。
高圧車室２０の内壁面２０Ａ、２０Ｂにおける周方向に
沿って形成した浅い溝２４に半埋込み式に嵌合させて固
着したことによって、ラビリンスシール２２とタービン
高圧車室２０の内壁面２０Ａ、２０Ｂとの間の隙間が埋
められ、この隙間からの蒸気漏れを抑制することができ
る。同時に、タービン高圧車室２０に設ける最寄りの結
合用ボルト２３ａとタービンロータ１中心との距離Ｌ２
を従来のタービン高圧車室より著しく短く（例えば従来
よりも約３０％程度短縮）することができる。
【００１３】特に結合用ボルト２３ａとラビリンスシー
ル２２Ａ、２２Ｂとの水平距離を短くすることによっ
て、結合用ボルト１０ａの締付力が前記各車室部分２０
ａ、２０ｂ間に伝達され易くなり、シール性能を著しく
向上させることができる。
ル２２Ａ、２２Ｂとの水平距離を短くすることによっ
て、結合用ボルト１０ａの締付力が前記各車室部分２０
ａ、２０ｂ間に伝達され易くなり、シール性能を著しく
向上させることができる。
【００１４】実施の形態２．図２は、本発明の実施の形
態２に係るタービン高圧車室の要部を示す平面図であ
り、図３は、図２のIII〜III矢視断面を示す図であり、
図４は、図３のIV〜IV矢視断面を示す図である。
態２に係るタービン高圧車室の要部を示す平面図であ
り、図３は、図２のIII〜III矢視断面を示す図であり、
図４は、図３のIV〜IV矢視断面を示す図である。
【００１５】図２ないし図４において、２５は上車室部
分２０ａの水平フランジ２１ａと、図示しない下車室部
分２０ｂの水平フランジ２１ｂとの対向面に跨がり、タ
ービン高圧車室２０内の蒸気供給室１４を遮るように埋
設して設けられた金属製で板状の蒸気漏れ防止手段であ
る。
分２０ａの水平フランジ２１ａと、図示しない下車室部
分２０ｂの水平フランジ２１ｂとの対向面に跨がり、タ
ービン高圧車室２０内の蒸気供給室１４を遮るように埋
設して設けられた金属製で板状の蒸気漏れ防止手段であ
る。
【００１６】この蒸気漏れ防止手段２５は、圧力漏れ防
止壁として機能するものであり、図３及び図４に示すよ
うに、水平フランジ２１ａ、２１ｂの対向面を跨ぐよう
に、かつ、上車室２０ａ及び下車室２０ｂのそれぞれの
隔壁内に半埋め込み式に埋設されることにより、特に前
記ボルト１０ａの周辺の隙間や蒸気供給室１４の周囲の
うちボルト１０、１０ａで締め付けられていない前記各
車室部分２０ａ、２０ｂ間の隙間を塞ぐように設けられ
ている。
止壁として機能するものであり、図３及び図４に示すよ
うに、水平フランジ２１ａ、２１ｂの対向面を跨ぐよう
に、かつ、上車室２０ａ及び下車室２０ｂのそれぞれの
隔壁内に半埋め込み式に埋設されることにより、特に前
記ボルト１０ａの周辺の隙間や蒸気供給室１４の周囲の
うちボルト１０、１０ａで締め付けられていない前記各
車室部分２０ａ、２０ｂ間の隙間を塞ぐように設けられ
ている。
【００１７】また、この蒸気漏れ防止手段２５は、金属
製に限らず他の材料で設計されていても良く、また、タ
ービン高圧車室２０の構造に合わせて適当な大きさで構
成されることが好ましい。さらに、図２に示すような断
面板状に限らず、断面弧状で構成されていても良い。そ
の他の構成は実施の形態１のタービン高圧車室２０に準
ずる。
製に限らず他の材料で設計されていても良く、また、タ
ービン高圧車室２０の構造に合わせて適当な大きさで構
成されることが好ましい。さらに、図２に示すような断
面板状に限らず、断面弧状で構成されていても良い。そ
の他の構成は実施の形態１のタービン高圧車室２０に準
ずる。
【００１８】本発明の実施の形態２に係るタービン高圧
車室では、蒸気漏れ防止手段２５が上車室部分２０ａと
下車室部分２０ｂ間に跨って、特に前記ボルト１０ａの
周辺の隙間や蒸気供給室１４の周囲のうちボルト１０、
１０ａで締め付けられていない前記各車室部分２０ａ、
２０ｂ間の隙間を塞ぐように設けられることにより、前
記各車室部分２０ａ、２０ｂの水平フランジ２１結合面
の間隙を通る蒸気漏れも抑制され、高圧蒸気車室２０の
高圧部分側への蒸気漏れ防止をより確実なものとしたタ
ービン高圧車室を提供することができる。
車室では、蒸気漏れ防止手段２５が上車室部分２０ａと
下車室部分２０ｂ間に跨って、特に前記ボルト１０ａの
周辺の隙間や蒸気供給室１４の周囲のうちボルト１０、
１０ａで締め付けられていない前記各車室部分２０ａ、
２０ｂ間の隙間を塞ぐように設けられることにより、前
記各車室部分２０ａ、２０ｂの水平フランジ２１結合面
の間隙を通る蒸気漏れも抑制され、高圧蒸気車室２０の
高圧部分側への蒸気漏れ防止をより確実なものとしたタ
ービン高圧車室を提供することができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明のタービン高圧車室は、高圧側ラ
ビリンスシールを前記タービン高圧車室の内壁面に直接
固着したので、ビリンスシールとタービン高圧車室の内
壁面との間の隙間からの蒸気漏れを抑制することができ
る。また、本発明のタービン高圧車室は、高圧媒体供給
室と高圧側ラビリンスシールとの間の各車室部材の隔壁
間に、各車室部材間の符合面を跨ぐように、かつ、相対
向する車室部材のそれぞれの隔壁内に半埋め込み式に埋
設された圧力漏れ防止壁を備えるので、高圧蒸気車室の
高圧部分側への蒸気漏れ防止をより確実なものとしたタ
ービン高圧車室を提供することができる。
ビリンスシールを前記タービン高圧車室の内壁面に直接
固着したので、ビリンスシールとタービン高圧車室の内
壁面との間の隙間からの蒸気漏れを抑制することができ
る。また、本発明のタービン高圧車室は、高圧媒体供給
室と高圧側ラビリンスシールとの間の各車室部材の隔壁
間に、各車室部材間の符合面を跨ぐように、かつ、相対
向する車室部材のそれぞれの隔壁内に半埋め込み式に埋
設された圧力漏れ防止壁を備えるので、高圧蒸気車室の
高圧部分側への蒸気漏れ防止をより確実なものとしたタ
ービン高圧車室を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１に係るタービン高圧車室
の要部を概略的に示す構成図である。
の要部を概略的に示す構成図である。
【図２】本発明の実施の形態２に係るタービン高圧車室
の要部を示す平面図である。
の要部を示す平面図である。
【図３】図２のIII〜III矢視断面を示す図である。
【図４】図３のIV〜IV矢視断面を示す図である。
【図５】従来の抽気弁付き蒸気タービンを概略的に示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図６】図５におけるVI〜VI矢視断面を示す図である。
【図７】図６におけるVII部の構造を詳細に示す図であ
る。
る。
１ タービンロータ ２ タービン高圧車室 ３、４ ラジアル軸受３ ５ スラスト軸受 ６ スラストディスク ７Ａ〜７Ｄ 動翼 １０、１０ａ ボルト １１ 蒸気調整弁室 １２ 抽気弁室 １３ タービン翼室 １４ 高圧蒸気供給室 １５ 低圧蒸気供給室 １６ パッキン環 ２０ タービン高圧車室 ２０ａ 上車室部分 ２０ｂ 下車室部分、 ２１ａ、２１ｂ 水平フランジ ２２Ａ、２２Ｂ ラビリンスシール ２３、２３ａ ボルト孔 ２５ 蒸気漏れ防止手段
Claims (3)
- 【請求項１】 高圧媒体調整弁室から高圧媒体供給室を
経て供給される圧力媒体により回転駆動されるタービン
ロータを回動自在に内装すると共に、ラビリンスシール
を介して内部圧力を封止するタービン高圧車室におい
て、前記ラビリンスシールのうちの高圧側ラビリンスシ
ールを前記タービン高圧車室の内壁面に直接固着したこ
とを特徴とするタービン高圧車室。 - 【請求項２】 前記高圧側ラビリンスシールは、前記タ
ービンロータの回転方向に沿って前記内壁面に形成され
た溝に半埋込式に固着されていることを特徴とする請求
項１記載のタービン高圧車室。 - 【請求項３】 前記タービン高圧車室は、前記タービン
ロータの回転軸方向に沿って分割された複数個の車室部
材から構成されており、前記高圧媒体供給室と前記高圧
側ラビリンスシールとの間の前記各車室部材の隔壁間に
は、前記各車室部材間の符合面における圧力漏れを防止
するために、前記符合面を跨ぐように、かつ、相対向す
る前記車室部材のそれぞれの隔壁内に半埋め込み式に埋
設された圧力漏れ防止壁を備えることを特徴とする請求
項１又は２記載のタービン高圧車室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001152786A JP2002349208A (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | タービン高圧車室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001152786A JP2002349208A (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | タービン高圧車室 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002349208A true JP2002349208A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18997405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001152786A Pending JP2002349208A (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | タービン高圧車室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002349208A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004245187A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-02 | Toshiba Corp | ターボ機械の非接触シール装置およびこれを用いた蒸気タービン設備 |
| JP2012132380A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 舶用低圧タービン車室 |
-
2001
- 2001-05-22 JP JP2001152786A patent/JP2002349208A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004245187A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-02 | Toshiba Corp | ターボ機械の非接触シール装置およびこれを用いた蒸気タービン設備 |
| JP2012132380A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 舶用低圧タービン車室 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0941431B1 (en) | Pressure balanced turbocharger rotating seal | |
| US7549836B2 (en) | Bearing seal with backup device | |
| US4744721A (en) | Turbopump sealing device | |
| EP3244027B1 (en) | Turbocharger assembly | |
| JP5125684B2 (ja) | 過給機 | |
| US6966746B2 (en) | Bearing pressure balance apparatus | |
| US5415478A (en) | Annular bearing compartment | |
| CN105745415B (zh) | 可变容量型增压器 | |
| JP2000179357A (ja) | ガスタ―ビンエンジンのインタ―シャフトシ―ル用シ―ルアッセンブリ | |
| CN101815853A (zh) | 涡轮增压器轴承组件及其润滑 | |
| JPH01501808A (ja) | ターボマシンのロータ用ブレード間のシール | |
| KR20150013683A (ko) | 플린저 오일 씰 및 이를 포함하는 터보차저 | |
| EP3441577B1 (en) | Turbocharger with gas and liquid flow paths | |
| JP7306878B2 (ja) | 真空ポンプ、及び、真空ポンプ構成部品 | |
| EP3470648B1 (en) | Turbocharger | |
| JP2000508040A (ja) | タービン機械におけるスラストの補償方法及び装置 | |
| JP2002349208A (ja) | タービン高圧車室 | |
| JPS60204997A (ja) | 複合真空ポンプ | |
| JP3006295B2 (ja) | 蒸気タービンのグランドシール部蓋 | |
| JPH0752339Y2 (ja) | 過給機 | |
| KR102471025B1 (ko) | 플로팅 링 실 | |
| US20230296048A1 (en) | Electric turbocharger | |
| JP5364426B2 (ja) | ターボ機械 | |
| JP4088367B2 (ja) | 回転機械の軸端シール装置 | |
| JPS6316134A (ja) | 軸封装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040312 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060808 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061024 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061107 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070109 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070314 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070606 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070810 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071113 |