JP2002348061A - エレベータシステム - Google Patents
エレベータシステムInfo
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Abstract
機器を用いて、ビルやマンション内の広い範囲からのエ
レベータシステムそのものの利用とエレベータシステム
を活用した諸サービスを享受できるシステムを構築する
こと。 【解決手段】エレベータの各階ホール端末と通信が可能
な微弱電波を利用した近距離無線送受信機を建屋内の照
明などの電源供給が受けられる付帯装置に組み込み、通
信可能範囲内にある無線送受信機間で電波を授受し、次
々と装置内各端末を乗継いで情報を転送するリレー方式
で等価遠距離伝送を実現する。
Description
ビル内機器または個人機器との間で情報の授受を行うエ
レベータシステムに関する。
ール呼び釦とエレベータかご内に設置されたかご呼び釦
(行先釦とも言う)の要求の下に運行している。また、
エレベータそのものの情報はかご内や、ホールのインジ
ケータや表示器に表示されている。一方、ビルやマンシ
ョンのイベント情報などエレベータそのものの動きなど
に関連しない非エレベータ情報もエレベータの表示装置
を利用して入手、あるいは入力しうる機能を搭載するエ
レベータもあるが、ほとんどは装置の近傍で直接アクセ
スするか、あるいは専用の有線を介して遠隔からアクセ
スすることが前提のシステムである。
する例としては、エレベータ機械室とかごとの間の情報
伝送に無線を用いる提案として特開平6−227766
号,特開平7−97152号及び特開平11−1505
05号公報がある。また、ビルの屋上のエレベータ機械
室の制御盤と各階乗場のインジケータとの間を無線通信
でつなぎ、信号の送受を行うことが特開平3−4697
9号公報に開示されている。また、VIP呼び等も遠隔
からの利用を考慮して、専用線をビル内にはわせて行っ
ている。
定の専用目的のために、複数の特定小電力無線送受信機
又は微弱電波送受信機を用い、これらの間を受渡す形の
リレー式とすることによって、直接送信できない範囲ま
で情報を伝送する技術がある。このような技術は、特開
平5−292577号,特開平6−348999号,特
開平9−66129号及び特開平9−205908号公
報に開示されている。
野における従来技術は、エレベータ装置からの距離に応
じて出力容量の大きな無線装置を用いなければならず普
及していない。また、ビル内のエレベータ、非エレベー
タ関連配線を減らす上で、いずれもまだ不十分である。
い無線送受信機を用いても階床乗場や、かご,エレベー
タ制御装置との間で確実にエレベータ情報やビル内非エ
レベータ情報の授受ができるエレベータシステムを提供
することである。
態様においては、微弱電波の無線送受信機を、階床押し
ボタンや表示器など階床ごとに設置されるエレベータ用
機器に階主端末として、マンションの廊下照明機器のよ
うな商用電源から給電済みの固定機器に階従端末として
それぞれ組み込み、近傍に存在する電池などで給電され
る移動可能の通信機器とを含め、その間で送信元端末の
無線送信機は最終受信先(宛先)と送信情報を含む微弱
電波を発信する。この電波を受信した付近の端末は、通
信可能な範囲にある別の端末に向けて同一情報を含む電
波を発信し、以後これを繰返して最終受信先へ情報を伝
送する。
ーする無線伝送により、直接通信できない距離にある送
信元と受信先間で通信を行うことができ、通信範囲が比
較的狭い無線送受信機を用いて、エレベータ関連情報
や、エレベータが設置されたビルに関連する非エレベー
タ情報をエレベータシステムを介して確実にやり取りで
きる仕掛けを実現する。
エレベータシステムの全体構成図である。エレベータ昇
降路の天井に配置されたプーリ36,10にロープ37
が巻き掛けられ、このロープにエレベータかご34とカ
ウンタウェイト33が重量的に相対抗するように吊下げ
られている。すなわち、ロープ37の一端は天井の固定
部38に固定され、下方に降りてかご34の下側に設け
たプーリ25を通して上方へ転向し、前記プーリ36に
巻き掛けられる。ロープ37は更に、下方に降りて駆動
用モータ35に結合された駆動プーリ30に巻き掛けら
れて上方へ転向し、プーリ10に巻き掛けられて下方へ
転向し、カウンタウェイト33のプーリ11でさらに上
方へ転向し、その他端は再び天井の固定部39に固定さ
れる。
ータ35の回転力によって駆動される。すなわち、電力
変換器31は、制御装置32によって制御され、モータ
35に可変電圧・可変周波数の交流電力を供給する。こ
れに応じてモータ35は駆動プーリ30を回転駆動し、
シーブに巻き掛けられたロープ37を介してカウンタウ
ェイト33及びエレベータかご34を昇降駆動する。
ベータ制御装置32によって制御される。エレベータ制
御装置32は昇降路内に設置され、各階乗場に設けられ
たホール呼び釦141〜14n(141のみ図示し、添
え字nはn階床の対応機器を表す)などと、かご34内
に設けられたかご呼び釦24とによるサービス要求の下
にエレベータの運行を制御する。ホール呼び釦141〜
14n(141のみ図示)とかご呼び釦24の呼び情報
は、階床用の階主端末101〜10n(101のみ図
示)及びかご用端末20にぞれぞれ設けられた無線送受
信機131〜13n(131のみ図示)及び22を介し
て無線(電波)にて送信される。送信された呼び情報を
受信するのは、同じく無線送受信機42を搭載した主端
末40であり、受信した呼び情報は制御装置32へ引き
渡す。ここで用いる無線送受信機は、免許や許可が不要
な、例えば通信可能範囲が10メートル(m)程度の近距
離無線送受信機、例えば電波法で規定された微弱電波、
すなわち、周波数帯が322メガヘルツ(MHz)以
下であり3メートル(m)離れた位置での電界強度が5
00マイクロボルト/メートル(μV/m)以下、周波
数帯が322MHz〜10ギガヘルツ(GHz)であり3
m離れた位置での電界強度が35μV/m以下、周波
数帯が10〜150GHzであり3m離れた位置での電
界強度が500μV/mを越えない範囲で3.5(fμV
/m)以下、又は周波数帯が150GHz以上であり
3m離れた位置での電界強度が500μV/m以下の無
線送受信機である。
設置され、階主端末から離れている信号中継用端末が格
納された固定機器18aや18b、及び移動可能な機器
51に向けて、かご位置情報,遠隔呼び登録完了情報,
かご到着予定時間等のエレベータ関連情報や、エレベー
タの表示機器を利用したビル内のイベント情報やビル近
隣店舗からのタイムサービス宣伝情報などの非エレベー
タ情報を安価な近距離無線を利用してホール端末から離
れた位置に伝えるべく、固定機器18aや18b、及び移
動可能な機器51へと順繰りに情報を伝えて行く。
ータとは直接関係しない廊下の照明や消火設備,火災報
知器などビル内の付帯設備で、その電源は商用電源や電
池,太陽電池などから給電がなされている機器内に設置
され、階従端末10a,10bなど(10aのみ図示)は
固定機器の電源から動作電源を供給されている。そし
て、これら固定機器は伝送距離が10m程度である近距
離無線の信号到達距離を考慮して、その設置間隔は少な
くとも5m程度以上に設置されている必要があるため、
階従端末は複数種類の機器設置され、信号はそこを渡り
歩くことになる。
と無線送受信機51が1階端部に存在することを示して
いる。これは、マンションなどでエレベータ乗り場から
離れた位置にある居室に存在するパソコンと近距離無線
端末のセットを示しており、各階の乗り場にある階主端
末から、離れた位置でも、同一階、あるいは近接階に存
在する階従端末を経由して情報を受発信できることを示
している。移動可能な機器の例としては、同図に示した
パソコンと無線機器の組み合わせのほか、携帯電話では
直接のアクセスが可能であり、近距離無線機を内蔵した
携帯電話では、携帯電話機能の他にこの近距離無線を階
従端末として利用が可能である。
機器に内蔵された階従端末を経由して移動端末に情報が
到着したが、途中に所有者が移動中の移動端末である携
帯電話等が存在したり、階主端末の近傍に存在する居室
内の移動端末が情報伝送の途中に介在してもよい。ま
た、図1では一階の階主端末101と階従端末が組み込
まれた機器の例として照明機器181,18a、移動端
末50,51は図面上は鉛直方向に存在するように示し
ているが、同一階床に存在し、階主端末から水平方向に
離れた位置に存在する。
降路の下部に設置された主端末40を例にとって示す
が、各端末の無線送受信機131〜13n(131のみ
図示),22も同様の構成である。無線送受信機42
は、送信機421と受信機423の両方を備え、送受信
するデータはエンコーダ422又は424にてシリアル
/パラレルデータ間の変換を行い、マイクロコンピュー
タ41とやり取りする。送受信の切換えは制御部425
にて行われ、通常受信状態にあり、制御装置32からの
送信要求(送信割込み:IRQ2)を受けたときだけ送
信状態となる。マイクロコンピュータ41には、無線機
42から送受信データの他に、電波を受信した事を知ら
せる割り込み信号(IRQ1)を入力する。この受信割
り込み信号(IRQ1)をトリガとしてマイクロコンピ
ュータ41は、後述する適切な処理(各端末毎に異な
る)を実行する。
有し、搭載した無線機42を介して階床用の階主端末1
01〜10nを介して、階床設置機器に内蔵された中継
用端末10a,10bなど(10aのみ記載)やかご用
端末20との間で無線にて次のような情報の授受を行
う。
える情報は、ホール呼び釦141〜14n又はかご呼び
釦24の釦の状態(どの釦が押されたか)を示す呼び情
報,かご位置情報,お迎えサービスに関する登録済み情
報,お迎え予定時刻,かご内画像情報などのエレベータ
関連情報,エレベータシステムを情報配信機器として利
用するビル内のイベント情報,広告情報などの非エレベ
ータ情報である。逆に階従端末側からエレベータシステ
ム側に伝える情報は、自室の移動端末からエレベータを
呼び寄せるお迎え呼び登録,停止階の事前登録などのエ
レベータ関連情報のほか、非エレベータ関連情報として
は、中継用の無線端末が格納され、そこで使用される電
力の供給を受ける機器、たとえば照明機器などビル付帯
設備の自己診断情報をエレベータシステムを経由して保
守会社,マンション管理組合に伝達するなどがある。こ
れらの情報は後述のリレー伝送によって伝送を行う。
の階床用端末101を例に採って述べる。他階に設置の
階床用端末102〜10nについても同様の構成であ
る。
ピュータ111と無線送受信機131,階床設定器121及
び蓄電池171を備えている。また、階床用端末101
にはホール呼び釦141とインジケータ151,太陽光
電池パネル161を接続する構成である。マイクロコン
ピュータ111は、I/Oポートを介してホール呼び釦
141の状態を検知でき、また、ホール呼び釦141や
インジケータ151のランプ点灯を行わせることができ
る。従って、階床用端末101では、ホール呼び釦14
1が押された時、あるいは、照明機器に組み込まれた階
従端末181a,181b、移動端末51などを経由し
て届いたその階の離れた位置からの呼び情報などを、無
線送受信機131を介して主端末40へ電波を発信す
る。また、主端末40から送信されるランプ点灯指令情
報又はかご位置情報,サービス情報を受信し、情報種類
に従って近場向けでは、ホール呼び釦141又はインジ
ケータ151のランプの点灯を、遠距離地点には、お迎
え呼び登録応答などの情報を無線と中継器経由で伝え
る。
設置階床(階床値)を設定するもので、ディップ(DI
P)スイッチ等で構成される。設定された階床値はマイ
クロコンピュータ111に取込まれ、電波の宛先(最終
受信先や転送先)の判定時に用いられる。中継用の階従
端末にもID番号設定器12aが存在し、間借りしてい
る電源供給機器の自己診断時の把握などに利用される。
ネル161によって、ホール照明181の光エネルギー
を電気エネルギーに変換し、その電気エネルギーを駆動
電源として利用する例を示した。蓄電池171は電気エ
ネルギーを蓄積する為のものである。これにより、電源
ケーブルが不要となり、情報伝送用ケーブルと合わせて
削減することで階床用端末の据付作業を軽減できる。勿
論、専用電源を配線しても良いことは言うまでもない。
ご34又はカウンタウェイト33の停止時に、太陽光電
池パネル161以外でかご34又はカウンタウェイト3
3内に設置された蓄エネルギー装置から蓄電池171へ
電気エネルギーを供給してもらい、これを階床用端末1
01の駆動用電源としても良い。この場合、太陽光電池
パネル161が不要となることで、ホールの美観上の問
題を回避できるという効果がある。ここで、かご34又
はカウンタウェイト33内に設置された蓄エネルギー装
置への給電については、特に規定しないが所定の階床に
設置された接触/非接触給電装置にて給電を受けるもの
とする。
ご用端末20も同じくマイクロコンピュータ21と無線
送受信機22を備え、インジケータ23とかご呼び釦2
4を接続した構成である。かご用端末20では、かご呼
び釦24の釦の情報を検出し、無線送受信機22を介し
て主端末40へ電波を発信する。また、主端末40から
送信されるランプ点灯指令情報又はかご位置情報を受信
し、情報に従ってかご呼び釦24又はインジケータ23
のランプの点灯を行わせる。
が3つ存在する例を示した。ビル内付帯機器としてエレ
ベータホール近傍を含め、ロビーや廊下などに距離をお
いて設置されている照明装置の中に、情報中継用の端末
を設置した。付帯機器は概ね建屋側から電源供給を受け
るケースが多く、無線端末の電源供給も円滑にここから
受けられる効果があるばかりでなく、設置距離も近距離
無線のリレー伝送には好都合に分散しており、さらに、
機器の自己診断情報をネットワーク上にのせて、エレベ
ータ保守とビル内機器の保守をあわせて行うことができ
るという付加的な効果を生じうる。
末50を設け、各端末で構成された情報伝送網に一端末
として加えている。具体的には移動端末50を、パーソ
ナルコンピュータなどで実現する。この移動端末50を
用い、前記各端末と同様に各端末及び主端末40経由で
制御装置32とアクセスでき、制御装置32の持つ制御
情報や一般情報(サービス情報)を共有することが可能
である。これは、マンションなどの居室でエレベータホ
ールから離れており、直接エレベータシステムに情報介
入するには専用電線をはわせたり、遠距離無線を設置す
るなどの手段を講じなくともリレー伝送でシステムへの
参加を可能とすることができる。また、この端末は、エ
レベータやビル保守員が携帯し、必要な階で階従端末と
してネットワークに参入すれば、機器の機械室へ出向く
ことなしにメンテナンス作業を実行できる効果がある。
移動端末50を情報伝送網の一端末として加える場合、
予め移動端末50及び主端末40に認識コードを与えて
おき、認識コードが一致した場合にのみ情報伝送網への
組み込みを許可することが望ましい。移動端末50の位
置を特定するために、移動端末50のある位置(階床あ
るいはかご内)を位置コードとして入力し、認識コード
と合わせて主端末40(制御装置32)へ送信し、設定
する。移動端末50への電波の送信は、移動端末に対し
て設定された位置コードの端末(階床用又はかご用)に
向けて行う。
ムへの入力と情報の出力を行うので、入力用のキーボー
ドやボタンを有し、結果を出力するための表示器を有す
ることが有効である。
レー伝送について述べる。
無線局(送信元と受信先)間の距離が通信可能範囲以上
離れた場合においても無線局間の通信を可能にする。す
なわち、送信元から見て通信可能範囲にある他の無線局
を乗継いでゆくことで、通信可能範囲外の無線局間でも
通信を可能にする。本実施例は、通信可能範囲が10m
程度の近距離無線を採用している。このリレー伝送方式
を用いれば、エレベータ乗り場から半径5〜10mおき
に存在するであろう機器内の階従端末を中継して信号伝
送を行うので、安価な小容量の近距離無線送受信機を等
価的に遠距離伝送機器として利用できる。また、この近
距離無線の電波到達距離は10m程度であるので、設置
間隔を5mピッチ程度とすれば、無線故障時の冗長性付
与にも効果がある。
リレー伝送を効率的に行う為、本来伝送するデータ30
4のほかに、最終的な受信先となる最終宛先302と、
中継局となる転送先301を付け加えた形で電波を発信
する。転送先301は中継局に指定された端末で次の中
継局となる端末名に変更される。優先度303は伝送す
るデータの優先度を指定する付加情報であり、扱う情報
毎に優先度(高/低レベル)を設定する。すなわち、
お迎え呼び登録や到着時間予測など急ぎの情報は優先度
を高レベルとし、イベント情報や、広告などの非急ぎ
情報は優先度を低レベルに設定する。この優先度303
を用いて次に述べるリレー伝送経路の切換えを行い、急
ぐべき情報を優先的に伝送し高速化を図る。優先度レベ
ルは3以上に分けてもよい。伝送データ304は、最初
の送信元からの情報のほか、転送先において、同一の最
終宛先に伝えたい情報があればこれを付加することもで
きる。
伝送路)を示したもので、中継局(転送先)は隣接する
同一階床用の階従端末とする。無線送受信機の可能な通
信範囲は、マンションなどの建築物の同一階の端から端
までを原則とする。図は主端末40の他、同一階床に水
平方向に設置させた階従端末5台と移動端末1台が示さ
れている。主端末40から直近の無線送受信機13bが
情報を受け、最終宛先を51として情報を階の左右に送
りだす。無線送受信機13bの電波到達範囲内に無線機
13a,13c(略図のみ記載)が存在する。13aは
最終宛先に遠いので更なる転送作業を見送ったり、作業
をしても、さらに転送を受け持ってくれる端末が存在し
ないのでこちらのルートの中継は行き止まりとなる。一
方、左側の13cへ送られた情報は13d,13e,1
3fを介して順繰りに中継され、最終宛先である無線機
51に到達する。
したものである。優先度が高いレベルの場合、実線矢印
で示した様に非隣接階従端末(本実施例では1階従端末
分を飛び越す)の無線機を中継局に設定する。優先度に
よる違いは転送先の設定が異なるだけで、転送自体は低
速伝送路と同様である。図はお迎え呼び釦(優先度:高
レベル)に関する情報を例に示したもので、最終宛先は
移動端末50,51であり、中継局は1端末分飛ばした
階従用端末で設定する。このようにすれば、中継回数が
減るので高速化が図れる効果がある。
内にある場合は、中継局を介さずに送信元と受信先で電
波をやり取りする。例えば、階主端末20と移動端末5
0が近接している場合などは、直接、近接している端末
間で電波のやり取りを行う。
ンピュータにおける処理フローを示したものであり、各
階床の機器内に設置された階従用端末に共通の中継処理
である。1階床の階従用端末10aを例に述べると、階
従用端末10a内のマイクロコンピュータ11aには、
無線送受信機13aから割り込み信号が入力される。割
り込みは無線送受信機13aに階主端末101から、ま
たは階従端末から中継されてきた電波、あるいは他の階
の階主端末や主端末から電波が着信すると発生する割り
込み信号(IRQ2)である。マイクロコンピュータ1
11では、この割り込み信号に対して次の処理をそれぞ
れ実行する。
た電波の宛先(最終宛先,転送先)を確認する。宛先の
判定は、階床設定器121に設定された階床値と比較す
ることで宛先に該当するか否かを判定する。ステップ6
51では、着信した情報の転送の要否(該当時は転送
要)を判定する。例えば、転送先に該当しない場合は、
着信した電波はその階従端末とは関係のないものと判断
し処理を終了する。逆に転送先に該当した場合はステッ
プ652へ進み、最終宛先に該当するかを更に確認す
る。最終宛先に該当しない場合は、ステップ653以降
で着信した電波の転送処理を行う。ステップ653にお
ける転送処理は、転送された情報の最終宛先と優先度に
応じて転送先を決定する必要があり、転送先設定処理に
て転送先を決定し無線送受信機13aより電波を送信す
る。
は、ステップ654に移り、転送された情報の内容を解
析し、対応した処理を実行する。ステップ655では、
エレベータシステムを介してビル管理システムより階従
端末が設置されている照明設備のランプ切れや照度低下
など自己診断のための情報収集を行い、この階従端末が
状況報告をするために自己起動をかけるシーケンスセッ
トを行う。ステップ655では、ビル管理システムより
階従端末が設置されている照明設備の点灯制御などの無
線機が格納されている機器に依存した個別制御が実行さ
れる。ステップ657では表示器付きの機器であれば、
機器に対する動作チェック要望のアラーム発生などの表
示処理を行う。
の中継を行う情報階従端末の動きについて述べたが、移
動端末が中継の途中に入ったり、最終宛先が自分であっ
た移動端末においては、ステップ657では、お迎え呼
びの登録確認済情報やかご到着予定情報等を表示する動
作を行うこととなる。
狭い近距離無線送受信機を中継伝送によって等価的に遠
距離通信化し、ビルやマンション内のほぼすべてのエリ
アからエレベータシステムへのアクセスを可能とし、遠
隔操作,一般サービス利用,ビル管理への活用などを実
現できる。
構成図。
ー。
Claims (12)
- 【請求項1】複数の階床間をかごが昇降するエレベータ
システムにおいて、前記階床にエレベータ情報入出力用
の無線送受信機を備えた階主端末と、同一階床に複数の
中継用の無線送受信機を備えた階従端末を設置するとと
もに、各端末間で他の端末の無線送受信機を中継して信
号の授受を行うことを特徴とするエレベータシステム。 - 【請求項2】複数の階床間をかごが昇降するエレベータ
システムにおいて、前記階床にエレベータ情報入出力用
の無線送受信機を備えた階主端末と、同一階床に複数の
中継用の無線送受信機を備えた階従端末を備え、近傍に
存在する移動可能な無線送受信機とを含めた各端末間で
他の端末の無線送受信機を中継して信号の授受を行うこ
とを特徴とするエレベータシステム。 - 【請求項3】前記階従端末は階に設置され、商用電源か
ら電源が供給される装置の中に設置されることを特徴と
する1項又は2項記載のエレベータシステム。 - 【請求項4】商用電源から電源が供給される前記装置は
照明装置であることを特徴とする3項記載のエレベータ
システム。 - 【請求項5】前記階従端末の設置間隔は5m以上である
ことを特徴とする1項又は2項記載のエレベータシステ
ム。 - 【請求項6】上記移動可能な送受信機能を有する端末
は、携帯電話機または近距離通信機能を有する無線送受
信機であることを特徴とする2項記載のエレベータシス
テム。 - 【請求項7】前記階主端末には、呼び釦とインジケータ
などのエレベータ用の入出力インターフェースを含むこ
とを特徴とする1項または2項記載のエレベータシステ
ム。 - 【請求項8】前記端末はネットワークを構成するための
共有識別子を有することを特徴とする1項又は2項記載
のエレベータシステム。 - 【請求項9】上記各端末間で中継する信号は、エレベー
タの呼び登録要請情報,登録確認情報,かご位置情報,
かご到着予定時刻情報,かご内画像情報,かご内表示の
非エレベータ関連情報,階従端末が設置される機器の状
態情報などのエレベータ情報または非エレベータ情報で
あることを特徴とする1項または2項記載のエレベータ
システム。 - 【請求項10】前記近傍に存在する移動可能な無線送受
信機は、識別子を登録済みの移動端末であることを特徴
とする2項記載のエレベータシステム。 - 【請求項11】前記階従端末,前記移動可能端末は、前
記情報を表示可能な表示機能または、信号入力用の入力
機能を有することを特徴とする8項記載のエレベータシ
ステム。 - 【請求項12】前記情報の授受は有料であり、従量制、
または、定量制で課金することを特徴とする1項または
2項記載のエレベータシステム。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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- 2001-05-25 JP JP2001156281A patent/JP4126886B2/ja not_active Expired - Fee Related
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