JP2002347694A - 水難救助装置 - Google Patents

水難救助装置

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JP2002347694A
JP2002347694A JP2001159903A JP2001159903A JP2002347694A JP 2002347694 A JP2002347694 A JP 2002347694A JP 2001159903 A JP2001159903 A JP 2001159903A JP 2001159903 A JP2001159903 A JP 2001159903A JP 2002347694 A JP2002347694 A JP 2002347694A
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ropes
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rope
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Takashi Osuga
隆 大須賀
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】船舶転覆等による水難事故に際し、遭難者に対
する救助がより確実に能率良スピーディーに行われるよ
うにする。 【解決手段】水中に投下される水難救助装置6の上面を
各フロート8を介し、ネットワーク状にロープ7を編み
合わせし、而も、各フロート8からは他のロープ9を垂
下させて、その先端に錘10を装着し、上面の適宜の位
置に発煙灯や救助信号発信器11を配設し、各ロープは
水難発色をすることが出来るようにし、遭難者は水中に
飛び込んでも直ちにロープ9を把握してロープ7又はフ
ロート8を把握して安全ベルトにより、体を装着して救
助を待機備える。 【効果】荒天においても、水難救助装置6は水面におい
てネットワーク状にセットされ、発煙灯や救助信号発信
器11が素早く遭難位置を知らしめ、又、夜間等におい
ても各ロープ7,9は蛍光色を発色するためにその位置
の確認が出来、確実に救助が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、海や湖沼等の遭難事
故に際して遭難者を救助する装置の構造技術分野に属す
る。
【0002】従来、海や湖沼に於ける遭難事故において
は遭難者を救助することは不可欠であり、当該救助に際
しては図2の(イ)に示す様に、救助用巡視船1から遭
難者4に対し、ゴムボート2や浮袋3を投下したり、或
いは、同図2の(ロ)に示す様に、ヘリコプター5を所
定高さの位置にホバリングさせて同じくゴムボート2や
ライフジャケットや浮袋3を該遭難者4に対して投下し
て、該遭難者4は投下されたゴムボート2やライフジャ
ケット、浮袋3まで泳いでこれを把握して救助されるの
を待つのが一般であった。
【0003】而しながら、該種従来技術においては、遭
難者4に対し投下されるゴムボート2やライフジャケッ
トや浮袋3までが正確に遭難者4の辿り着きうる近くま
での距離で正確に投下されるとは限らず、特に激しい豪
雨や台風等で水面が波だっている様な場合には被遭難者
4がゴムボート2やライフジャケットや浮袋3まで泳ぎ
着けない様な場合もあり、又、水中に遭難者4が飛び込
んで当該ゴムボート2やライフジャケットや浮袋3に辿
り着いて把握する中途において、疲労困憊して溺れてし
まい救助は不可能になるという欠点もあった。
【0004】又、病人や婦人や子供などは、当該投下さ
れたゴムボート2やライフジャケットや浮袋3にまでは
到底泳いで辿り着くことが出来ず、救助が行われないと
いう難点もあった。
【0005】而して、このような不幸は状態の場合には
せめて救助用巡視船1やヘリコプター5からゴムボート
2やライフジャケットや浮袋3を再度投下しなければな
らず、その手間隙がかかり、又、費用的にも無視出来な
いという不利点があった。
【0006】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく海や湖沼における水難事故に際し、遭難者を救助
するに際し、当該被遭難者の性別,年齢や病弱の有無を
問わず、又、水面の気候的条件等にも関係無く、確実に
安全に救助が行われるようにして水難救難産業における
救助技術利用分野に益する優れた水難救助装置を提供せ
んとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする手段】上述目的に沿い先述特
許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前
述課題を解決するために、ネット網による水難救助装置
において、各個のフロートに対して行列的にロープが編
み合わせされると共に該各フロートから他のロープが垂
下されていることを基幹とし、而して、上記フロートが
着水時に膨脹するようにしてネットワーク状に拡散し、
上記フロート間の行列的に接続されたロープも着水時に
膨脹するようにし、更に、上記フロートから垂下される
ロープの先端に錘が付設するようにされているように
し、又、上記フロート間の行列状のロープ間隔が子供で
も把握し得る長さにするようにし、上記フロートに着水
時発煙灯や救助信号発信器が作動されるように配設され
るようにもし、上記ロープに安全ベルトをワンタッチで
遭難者にからめ得るようにもし、上記かくロープが夜間
にもその位置の発見がし易いように蛍光発色するように
もした技術的手段を講じたものである。
【0008】
【作用】上述構成において、船舶の転覆等の遭難事故に
際し、巡視船やヘリコプターにより遭難者に可及的に近
接してネット装置を投与し遭難者はネット装置につかま
り、又垂下されるロープをたどって浮上しネット装置に
安全ベルトでからめて溺れたりしないようにし、又ネッ
ト装置では着水時に発煙灯を救助信号発信器が作動して
速やかに救助去れるようにしたものである。
【0009】
【発明が実施しようとする形態】次ぎに、この出願の発
明の実施しようとする形態を実施例の態様として図2を
参照し、図1に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0010】図示態様は海上に於ける船舶の転覆等の海
上遭難に際しての態様であり、6はこの出願の発明の要
旨の中心を成す水難救助装置であり、その上面は比較的
比重の軽いロープ7が行列状に編み合わせされ、該編み
合わせの接合点には着水時において着水と同時に膨脹す
る周公知のフロート8が各々設けられており、各ロープ
7には該フロートと接続する着水時に膨脹する筒状のフ
ロート機能をユニットするカバーがフロート8に連通状
態で接続されており、したがって、該行列状態のロープ
7は救助用の巡視船等から当該場所に投入された時にフ
ロート8の着水時の膨脹と共に膨脹してネットワーク状
に水面上において絡み合うことなく所定の状態で浮設さ
れるようにされている。
【0011】そして、各ユニットの行列のロープ7のス
パンは婦人、子供等でも両手を広げて把握出来る様な所
定の長さに設計されている。
【0012】而して、各フロート8からは比重が大きい
ロープ9,9が垂下されており、その先端には各々錘1
0がセットされており、したがって、水中に於いて溺れ
るような状態の遭難者が該ロープ9を把握して浮き上が
り、ネットワーク状の状態の表面のロープ7又はフロー
ト8を把握することが出来るようにされている。
【0013】而して、ネットワーク状のロープ7又はフ
ロート8の適宜の位置場所には周公知の発煙灯や救助信
号発信器11がセットされており、投入後にはただちに
当該水難救助装置6の存在を救助者に連絡通知すること
が出来る様にされている。
【0014】したがって、船舶の水面に於ける転覆等に
より水中に飛び込んだ遭難者が水中に於いて垂下するロ
ープ9を把握して上面のネットワーク状のロープ7やフ
ロート8までたどりつきこれを把握して水面に浮かんで
救助を待つようにされ、また、ロープ7には所定には遭
難者が安全確保のために体に巻き付ける安全ベルト等が
装着されており、波が荒くても沈むことや溺れることが
防がれるようにされている。
【0015】当該、水難救助装置6は当面のネットワー
ク状の行列状のロープ7の比重が各フロート8から垂下
するロープ9よりも錘10を含めて比重が軽いために具
体的に一種の浮き状態となって該ロープ7やフロート8
を把握している遭難者を水面に浮遊状態にして救助を待
つようにすることが出来る。
【0016】而して、全てのロープ7,9においても、
発煙灯や救助信号発信器11の機能を待つまでもなく、
それ自体が発光する様に蛍光色を発する様に、該ロープ
7、9を蛍光塗料により発色させたり、或いは、その素
材自身に蛍光材を用いるように処理加工することが可能
である。
【0017】したがって、日暮れや夜間においても、水
難救助巡視船が容易に被遭難者を極めて容易に発見、救
助することが出来る。
【0018】又、フロート8から垂下させるロープ9相
互の間隔も上面のネットワーク状のロープ7の長さと同
様の距離間隔にしておくことにより、飛び込んだ状態、
或いは、溺れている状態の被遭難者が該ロープ9に対し
てこれを把握することが出来、又、上方にたぐることに
より上って水面に浮遊させることが出来るものである。
【0019】そして、対象とする遭難者は上面のネット
ワーク状態のロープ7が一か所のフロート8に相互に長
間隔とされて、およそ100名近くの被遭難者がロープ
7を把握して救助を待つことが出来るものである。
【0020】したがって、当該水難救助装置6は各航行
船舶や救助船に常備的に搭載して当該人数に応ずる数だ
けの装置を搭載しておくことが望ましいのものである。
【0021】そして、各フロート8は着水時に遭難者が
把握することが可能であるが、この時、各ロープ7を適
宜のカバーによりフロート8に連通状態にしておくこと
により、水中に装置6を投入すると、周知の如く着水時
に瞬間的に当該フロート8は勿論のことネットワーク状
のロープ7をも行列のネットワーク状態に張設するよう
にすることが出来、遭難者の把握が極めて容易に行わ
れ、救助も極めて効率的に行われるというものである。
【0022】そして、水面に浮上した遭難者は、ロープ
7に適宜にセットされている安全ネットに体を絡ませて
時間的に疲労が生じないように救助を待つことが出来る
ものである。
【0023】又、各フロート8から垂下させるロープ9
の長さは適宜に設定する様にすることが出来る。
【0024】そして、当該装置を搭載するのは、水難巡
視船ばかりでなく、ヘリコプターにも搭載して、該ヘリ
コプターが遭難位置の適宜高さにホバリングして水難救
助装置6を水面に適宜に投下するようにする。
【0025】その、ホバリング高さが水面よりかなり高
くても、該装置6が水面に着水時するに際して、直ちに
膨脹して遭難者が装置6のロープ7を把握して発煙灯や
救助信号発信器が水難信号を発信してそれに救助するこ
とが出来る。
【0026】当該、水難救助装置6の使用時に遭難者は
ライフジャケット2や浮袋3を装着していても何等障害
にはならないことは勿論のことである。
【0027】そして、当該安全ベルトは自動式に遭難者
に装着セットすることが出来るようにされていることも
勿論のことである。
【0028】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に海や湖沼等における水難事故に際し、遭難者を救助す
るに、従来の如くゴムボートやライフジャケット、浮袋
を装着していても夜間や荒天時の水中に飛び込んだり、
或いは、水難救助巡視船に容易に辿り着けないネックに
対し、この出願の発明では、ライフジャケット、浮袋等
を装着していない、或いは、病人や婦人や子供等であっ
ても、水中に飛び込んで直ちに水難救助装置に到達して
これを把握することが出来るためによって、水面下に沈
んだり、或いは、波に流されて溺れたりする等の虞は無
く、確実に装置のロープを把握して救助に待機すること
が出来るという優れた効果が奏される。
【0029】而して、水難救助装置には発煙灯や救助信
号発信器等が装備されており、又、そのロープには蛍光
塗料等が処理してあるために、水難救助装置を介しての
遭難者の発見が容易であり、救助が時間的にも短くて済
むという優れた効果が奏される。
【0030】又、安全ベルトを介して、被遭難者を水難
救助装置のネットに絡み着けておくことが出来るため
に、荒波等によってさらわれて溺れるような心配も無
く、全員の遭難者の救助が行われ、又、その発見も極め
て早く行うことが出来るという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の全体概略斜視図で
ある。
【図2】在来態様の水難救助の態様概略図であり、
(イ)は水難救助巡視船による救助の態様概略図であ
り、(ロ)はヘリコプターによる救助の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
6 ネット体水難救助装置 8 フロート 7 ロープ 9 他のロープ 10 錘 11 発煙灯や救助信号発信器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月5日(2001.6.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネット網による水難救助装置において、該
    ネットの編み目に設けたフロートに対して行列的にロー
    プが編み合わせされると共に該各フロートから他のロー
    プが垂下されていることを特徴とする水難救助装置。
  2. 【請求項2】上記フロートが着水時に膨脹するようにさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の水難救助装
    置。
  3. 【請求項3】上記フロート間の行列的に接続されたロー
    プが着水時に膨脹するようにされていることを特徴とす
    る請求項1記載の水難救助装置。
  4. 【請求項4】上記フロートから垂下されるロープの先端
    に錘が付設するようにされていることを特徴とする請求
    項1記載の水難救助装置。
  5. 【請求項5】上記フロート間の行列状のロープ間隔が子
    供でも把握し得る長さにされていることを特徴とする請
    求項1記載の水難救助装置。
  6. 【請求項6】上記フロートに着水時発煙灯や救助信号発
    信器が作動するように配設されていることを特徴とする
    請求項1記載の水難救助装置。
  7. 【請求項7】上記ロープに安全ベルトをワンタッチで遭
    難者にからめ得るようにされていることを特徴とする請
    求項1記載の水難救助装置。
  8. 【請求項8】上記各ロープが蛍光発色するように処理加
    工されていることを特徴とする請求項1記載の水難救助
    装置。
JP2001159903A 2001-05-29 2001-05-29 水難救助装置 Pending JP2002347694A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2386348A (en) * 2002-03-27 2003-09-17 Joseph Paul Busuttil Buoyant life-saving device
CN101920773A (zh) * 2010-07-28 2010-12-22 赵晓亮 一种快捷充气式救生装置
KR101153364B1 (ko) 2011-11-21 2012-06-27 대한민국 구조용 인양기

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