JP2002346956A - レーザ式け書き針 - Google Patents

レーザ式け書き針

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JP2002346956A
JP2002346956A JP2001159347A JP2001159347A JP2002346956A JP 2002346956 A JP2002346956 A JP 2002346956A JP 2001159347 A JP2001159347 A JP 2001159347A JP 2001159347 A JP2001159347 A JP 2001159347A JP 2002346956 A JP2002346956 A JP 2002346956A
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needle
hole
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smoke
needle element
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Yoichi Komatsuzaki
洋一 小松▲崎▼
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 レーザ式け書き針23は、針状材42の
中心に通孔を開け、この通孔にレーザビームを通して針
状材の先端から発射させ、このレーザビームでワークW
にけ書き線を入れるもので、針状材に、通孔に連通する
排煙孔を設け、通孔に溜まる煙を排煙孔を通じて排出で
きるようにした。また、針状材に脆弱部53を設け、先
端がワークに接触するなどして針状材の先端に一定以上
の曲げ力が作用したときに、針状材を破断させるように
した。 【効果】 排煙孔で通孔に煙や塵が詰るのを防止するの
で、高速でけ書き線を入れることができ、け書き作業の
効率化を図ることができる。また、脆弱部の破断で損傷
を最小限に抑えることができる。針状材のみを交換する
だけでよく、生産コストを削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワークにけ書き線を
入れるけ書き針に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークにけ書き線を入れるけ書き針に
は、例えば、特開平10−244478号公報「インク
付きけがき針」に示されたものがある。このインク付き
けがき針は、同公報の図2によれば、インク付きけがき
針1(符号は公報記載のものを流用した。以下同様。)
を回転させ、樹脂製のワーク29を深さH1だけ削り込
むと同時に、インク流出口28からインクを流出させ、
墨入れを行うものである。
【0003】このように、インク付きけがき針1を用い
ることで、溝状にけ書き線を刻むと同時に、溝に墨を入
れたけ書き線を引くことができる。溝形成と墨入れとを
別々に行うのに対して、上記公報の発明によれば、一工
程でけ書けるので、生産効率の向上を図ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報のイ
ンク付きけがき針1は、ワーク29を削り、深さH1の
け書き線を入れるため、削った際の微粉がインク流出口
28に詰る心配があるとともに、速度を上げると、切削
抵抗で針先が曲がる心配がある。従って、送りの高速化
は図り難い。また、ワーク29を削ると、インク付きけ
がき針1の先端が摩耗するため、針先(口金14、芯材
15)を交換する必要があり、生産コストが嵩む。
【0005】そこで、本発明の目的は、け書き作業の効
率化を図ることができ、生産コストを削減することがで
きるレーザ式け書き針を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、針状材の中心に通孔を開け、この通孔に
レーザビームを通して針状材の先端から発射させ、この
レーザビームでワークにけ書き線を入れるレーザ式け書
き針において、針状材に、通孔に連通する排煙孔を設
け、通孔に溜まる煙を排煙孔を通じて排出できるように
したことを特徴とする。ワークにレーザビームで線状に
溶かした溝を形成する際に、煙や塵が発生するが、針状
材に設けた排煙孔を通じて排出できるので、針状材の通
孔内に煙や塵が滞留するのを防止することができるとと
もに、通孔の詰りを防止することができる。従って、高
速でけ書き線を書くことができ、け書きの作業効率は向
上する。
【0007】請求項2は、針状材に脆弱部を設け、先端
がワークに接触するなどして針状材の先端に一定以上の
曲げ力が作用したときに、針状材を破断させるようにし
たことを特徴とする。針状材は、ワークに強く接触す
と、脆弱部から破断する。その結果、レーザ式け書き針
の損傷を最小限に抑えることができるとともに、針状材
の交換のみで修復することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るレーザ式け書き針を取
り付ける工作機械の斜視図である。図左上に示すXはテ
ーブルの移動方向、YはXに直交する軸、ZはX,Yに
直交する鉛直軸である。
【0009】工作機械であるところのマシニングセンタ
10は、ベース11と、このベース11にX軸方向に移
動自在に取付けたテーブル12と、このテーブル12の
両側から上部に配置したコラム13と、このコラム13
に固定したクロスレール14と、このクロスレール14
にY軸方向に移動自在に取付けた主軸部15と、この主
軸部15にZ軸方向に移動自在に設けた主軸16と、X
軸,Y軸,Z軸の3軸の移動(切削条件)を制御する制
御盤17及び操作盤18と、複数の切削工具21・・・(・
・・は複数を示す。以下同様。)を交換する自動工具交換
装置(ATC)22とからなる。23は主軸16に取り
付けたレーザ式け書き針、24はレーザ装置、Wはテー
ブル12上に取付けたワークである。
【0010】自動工具交換装置22は、ツールマガジン
25とチェンジャアーム26とからなり、ツールマガジ
ン25は複数の切削工具21・・・を予め納めておくもの
である。なお、予めツールマガジン25に切削工具21
・・・及びレーザ式け書き針23用のホルダ31を収納
し、制御部に作成済のNCプログラムを入力(オンライ
ン又はFD等)する。レーザ装置24は、例えば、固体
レーザで、出力40W程度である。27,28は光ファ
イバーケーブルを示す。
【0011】図2は本発明に係るレーザ式け書き針の斜
視図であり、レーザ式け書き針23をホルダ31に取り
付けた状態を示す。ホルダ31は、テーパ状(例えば、
JIS−B6101)のシャンク部32と、このシャン
ク部32の端に取り付けたスタッド33と、シャンク部
32に隣接して形成したフランジ部34と、このフラン
ジ部34に隣接して形成したロック部35と、からな
る。
【0012】レーザ式け書き針23は、ホルダ31に着
脱可能なシャンク部36と、このシャンク部36に嵌合
した管状材41と、この管状材41内に通した光ファイ
バーケーブル27と、管状材41に取り付けた針状材4
2と、からなり、光ファイバーケーブル27で導いたレ
ーザビームを先端43から発射する。次にレーザ式け書
き針23を詳しく説明する。
【0013】図3は本発明に係るレーザ式け書き針の断
面図であり、レーザ式け書き針23の管状材41に光フ
ァイバーケーブル27を通し、光ファイバーケーブル2
7の端を管状材41の端にセットし、管状材41の端に
集束平凸レンズ44を取り付けたことを示す。Lfは集
束平凸レンズ44の焦点距離、Fは焦点を示す。
【0014】ここで、簡単にレーザ式け書き針23の組
付け要領を説明する。まず、レーザ式け書き針23をシ
ャンク部36に嵌合し、光ファイバーケーブル27を管
状材41内に通すとともに、シャンク部36の切り欠き
部36aに掛ける。その次に、図1に示すマシニングセ
ンタ10の自動工具交換装置22で主軸16に図3のホ
ルダ31を取り付ける。引き続き、ホルダ31にシャン
ク部36を嵌め込みつつ、ホルダ31のスリット35a
に光ファイバーケーブル27を収納する。最後に、止め
ねじ36b,36bを捩じ込み、光ファイバーケーブル
27をケーブル連結部材27aで止め、レーザ式け書き
針23の組付けは完了する。次にレーザ式け書き針23
の先端側をより詳しく説明する。
【0015】図4は図3の4部詳細図である。管状材4
1は、端におねじ45並びに収納部46を形成し、この
収納部46に第1リング材47を嵌めるととともに、第
1リング材47で光ファイバーケーブル27を中心に保
持し、収納部46に順に第2リング材48、集束平凸レ
ンズ44及び第3リング材49を嵌め込んだものであ
り、第3リング材49を針状材42で押えた。
【0016】針状材42は、中心にレーザビーム51を
通す通孔52を開け、中央に脆弱部53を設け、端に次
図に示すように通孔52に連通する排煙孔54を設けた
ものである。脆弱部53は、肉厚をtに設定するととも
に、外周に深さdのV字状の溝55を環状に形成した部
位である。
【0017】図5は図3の5部詳細図である。排煙孔5
4は、先端43から距離L1の位置に孔54a,54a
を通孔52に直交するように形成し、先端43から距離
L2の位置で且つ、孔54a,54a間に孔54b,5
4b(図に示していない)を通孔52に直交するように
形成したものである。このように軸方向の距離をL1,
L2に設定し、且つ90°のピッチで4個の孔を段違い
に形成することで、所定の強度を確保することができ
る。
【0018】ここで、レーザ式け書き針23に用いる加
工条件の目安を簡単に説明する。針状材42の先端43
から距離Lbの位置に焦点距離Lfの焦点Fを設定し
た。距離Lbは、例えば0.2〜0.4mmである。ま
た、針状材42の先端43をワークWから距離Lwでけ
離すように設定する。距離Lwは、例えば0〜0.2m
m程度であり、極めて小さく、ワークWの寸法公差など
条件によっては、先端43はワークWに触れる場合もあ
る。
【0019】このように、Z軸方向の各々の位置を決
め、レーザビーム51を集光して形成したスポットでワ
ークWを溶かし、ワークWに穴径が0.4〜0.8mm
程度、深さが0.2〜0.4mm程度の穴を形成する。
【0020】レーザで加工する穴(移動せずに一定の場
合)の大きさは、パワー密度pと照射エネルギー密度E
によってほぼ決まる。ここでは、スポットのパワー密度
pは、例えば8×105〜9×107(W/cm2)で、
パルス幅Pwは、例えば5×10-7〜5×10-6(秒)
であり、このときの照射エネルギー密度Eは、0.4〜
450(J/cm2)になるが、照射エネルギー密度E
は、3〜10(J/cm2)程度を目安に設定する。
【0021】そして、このレーザビーム51で線状に加
工するためにレーザ式け書き針23、ワークWを移動さ
せる。移動の際の送り速度Vは、例えば2〜10(m/
分)程度に設定するが、この送り速度Vによって照射時
間が長くなったり、短くなったりして照射エネルギー密
度Eに変動が生じないように、パルスの周期を予め設定
したプログラムで調整する。
【0022】以上に述べたレーザ式け書き針の作用を次
に説明する。図6(a),(b)は本発明に係るレーザ
式け書き針の第1作用図である。(a)において、レー
ザ式け書き針23をマシニングセンタ10に取り付け
る。具体的には、レーザ式け書き針23はシャンク部3
6を有するので、ホルダ31に取り付けることができる
とともに、マシニングセンタ10に取り付けることがで
きる。その結果、け書き専用機を必要とせず、生産コス
トを削減することができる。
【0023】引き続き、取り付けたレーザ式け書き針2
3の位置を計測する。詳しくは、レーザ式け書き針23
の先端43をマシニングセンタ10のテーブル12に載
せた計測センサ56に当てることで、テーブル12から
先端43までの距離Ltを計測する。その結果、レーザ
式け書き針23は、ワークとの間に距離Lw(図5参
照)を保つことができる。
【0024】(b)において、レーザ式け書き針23で
ワークWにけ書き線57を入れる。具体的には、NCプ
ログラムによってレーザ式け書き針23とワークWとの
間の距離を極めて微小に保ち、針状材42の先端43か
ら集光したレーザビーム51を矢印の如く照射すると
同時に、X軸方向に所定の送り速度Vでテーブル12を
矢印の如く送り、ワークWに所望の幅および深さの溝
58を形成する。その際、レーザビーム51の照射で溶
融状態にある穴から光は周囲に矢印の如く反射する
が、レーザ式け書き針23では、針状材42に、通孔5
2に連通する排煙孔54を設け、通孔52に溜まる煙6
1を排煙孔54を通じて矢印,の如く排出できるよ
うにしたので、レーザ式け書き針23とワークWとの隙
間を極めて微小に保って、先端43から光が漏れるのを
防ぐことができ、高価な遮光対策を設けずにレーザビー
ム51でワークWにけ書き線57を入れることができ
る。従って、生産コストを削減することができる。
【0025】また、針状材42に、通孔52に連通する
排煙孔54を設け、通孔52に溜まる煙61を排煙孔5
4を通じて矢印,の如く排出できるようにしたの
で、通孔52内にワークWを溶かした際の煙61や塵が
滞留するのを防止することができるとともに、通孔52
の詰りを防止することができる。従って、高速でけ書き
線57を書くことができ、け書き作業の効率化を図るこ
とができる。
【0026】さらに、ワークWにレーザ式け書き針23
を切り込ませる必要がないので、先端43の摩耗による
レーザ式け書き針23の交換頻度は小さい。従って、生
産コストを削減することができる。
【0027】その上、ワークWにレーザ式け書き針23
を切り込ませる必要がないので、ワークWにばりが発生
しない、加えて、ワークWにレーザ式け書き針23を切
り込ませる必要がないので、粘土など軟らかいものを用
いたモデルのけ書きにも使用することができる。
【0028】図7(a),(b)は本発明に係るレーザ
式け書き針の第2作用図である。(a)において、レー
ザ式け書き針23でワークWにけ書きを行う。(b)に
おいて、レーザ式け書き針23が二点鎖線に示すように
ワークWの表面に残った突起62に接触すると、針状材
42は脆弱部53から破断する。すなわち、針状材42
に脆弱部53を設け、先端43がワークWに接触するな
どして針状材42の先端43に一定以上の曲げ力Ffが
作用したときに、針状材42を破断させるようにしたの
で、レーザ式け書き針23の損傷を最小限に抑えること
ができる。針状材42が破断した場合には、針状材42
のみを交換するだけでよく、生産コストを削減すること
ができる。
【0029】次に、本発明に係るレーザ式け書き針の別
実施の形態を示す。図8は別実施の形態図であり、上記
図3に示す実施の形態と同様の構成については、同一符
号を付し説明を省略する。レーザ式け書き針23Bは、
光回転継手63を有することを特徴とする。具体的に
は、レーザ式け書き針23Bは、ホルダ31Bに取り付
け可能な光回転継手63と、この光回転継手63に接続
した光ファイバーケーブル27bと、光回転継手63に
嵌合した管状材41と、この管状材41内に通した光フ
ァイバーケーブル27と、管状材41に取り付けた針状
材42と、からなり、光ファイバーケーブル27で導い
たレーザビームを先端43から発射する。
【0030】光回転継手63は、ホルダ31Bとともに
回転するシャンク部材64と、このシャンク部材64に
設けた光ファイバーケーブル27c・・・と、シャンク部
材64の外部に軸受65,65,66を介して設けた静
止可能なケーブル継手部67と、からなる。68は光フ
ァイバーケーブル27c・・・に光ファイバーケーブル2
7を接続するコネクタでる。
【0031】光回転継手63では、ホルダ31Bを矢印
の如く回転させると、シャンク部材64も同時に矢印
,の如く一体的に回転するが、ケーブル継手部67
は静止する。また、ホルダ31Bを矢印の如く回転さ
せると、光ファイバーケーブル27cの入射端面は、断
続的に静止した光ファイバーケーブル27bの出射端面
の前を通過するが、端面同士が対向した際に、レーザビ
ームは光ファイバーケーブル27bから光ファイバーケ
ーブル27cへ伝わるので、レーザビームを伝送するこ
とができる。
【0032】なお、光回転継手63は一例であり、この
構成に限定するものではない。例えば、光ファイバーケ
ーブル27cを別の光伝送媒体に変更してもよく、軸受
を変更してもよい。また、ケーブル継手部67を主軸1
6側に部材で連結してもよい。
【0033】図9は別実施の形態のシャンク部材の分解
斜視図であり、シャンク部材64は、ストレート軸71
にケーブル装着部72を形成し、ケーブル装着部72に
アダプタ73を介してフランジ部材74を取り付け、ボ
ルト75,75で連結する。
【0034】このように構成した図8のレーザ式け書き
針23Bは、レーザ式け書き針23(図6参照)と同じ
効果を発揮するとともに、針状材42を矢印の如く回
転させることで、先端43でワークWの表面に残った微
細な突起62を削ることができ、ワークWとの干渉を防
止することができる。
【0035】図10は変形例図であり、上記図4に示す
実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説
明を省略する。レーザ式け書き針23Cは、針状材42
をキャップ76に交換したことを特徴とする。レーザ式
け書き針23Cでは、管状材41の先端側にキャップ7
6を取り付けたので、焦点距離Lf(図3参照)からは
ずれて接近させた距離Lsの位置でワークWbを溶かし
て加工することができる。すなわち、レーザビーム51
のエネルギー密度を任意に調整することができ、削り量
の加減が容易になり、例えば、試作モデルの表面を直し
たり、仕上げたりすることができる。
【0036】尚、本発明の実施の形態に示した図2のテ
ーパ状のシャンク部32は一例である。図3のホルダ3
1にレーザ式け書き針23を止めねじ36b,36bで
取り付けたが、取り付けの構成は任意である。レーザ式
け書き針23を垂直に使用したが、ワークに対応させて
レーザ式け書き針23を水平にしたり、傾斜させること
も可能である。図1の工作機械は一例である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、レーザ式け書き針の針状材に、通
孔に連通する排煙孔を設け、通孔に溜まる煙を排煙孔を
通じて排出できるようにしたので、ワークを線状に溶か
した際の煙や塵が針状材の通孔に滞留するのを防止する
ことができるとともに、通孔の詰りを防止することがで
きる。従って、高速でけ書き線を入れることができ、け
書き作業の効率化を図ることができる。
【0038】また、針状材に、通孔に連通する排煙孔を
設け、通孔に溜まる煙を排煙孔を通じて排出できるよう
にしたので、レーザ式け書き針とワークとの隙間を極め
て微小に設定することができる。その結果、レーザビー
ムの照射で溶融状態にある穴から反射した光が先端から
漏れるのを防ぐことができ、高価な遮光対策を設けずに
レーザビームでワークにけ書き線を入れることができ
る。従って、生産コストを削減することができる。
【0039】請求項2では、針状材に脆弱部を設け、先
端がワークに接触するなどして針状材の先端に一定以上
の曲げ力が作用したときに、針状材を破断させるように
したので、レーザ式け書き針の損傷を最小限に抑えるこ
とができる。針状材が破断した場合には、針状材のみを
交換するだけでよく、生産コストを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ式け書き針を取り付ける工
作機械の斜視図
【図2】本発明に係るレーザ式け書き針の斜視図
【図3】本発明に係るレーザ式け書き針の断面図
【図4】図3の4部詳細図
【図5】図3の5部詳細図
【図6】本発明に係るレーザ式け書き針の第1作用図
【図7】本発明に係るレーザ式け書き針の第2作用図
【図8】別実施の形態図
【図9】別実施の形態のシャンク部材の分解斜視図
【図10】変形例図
【符号の説明】
23,23B,23C…レーザ式け書き針、42…針状
材、43…針状材の先端、51…レーザビーム、52…
通孔、53…脆弱部、54…排煙孔、57…け書き線、
61…煙、Ff…曲げ力。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針状材の中心に通孔を開け、この通孔に
    レーザビームを通して前記針状材の先端から発射させ、
    このレーザビームでワークにけ書き線を入れるレーザ式
    け書き針において、 前記針状材に、前記通孔に連通する排煙孔を設け、通孔
    に溜まる煙を排煙孔を通じて排出できるようにしたこと
    を特徴とするレーザ式け書き針。
  2. 【請求項2】 前記針状材に脆弱部を設け、先端がワー
    クに接触するなどして針状材の先端に一定以上の曲げ力
    が作用したときに、針状材を破断させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のレーザ式け書き針。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080452A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Hitachi Plant Technologies Ltd 墨位置記録スタンプ
CN107471186A (zh) * 2017-08-11 2017-12-15 爱佩仪中测(成都)精密仪器有限公司 快速更换划线头的划线机

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