JP2002346827A - ジグソーブレードのクランプ装置 - Google Patents
ジグソーブレードのクランプ装置Info
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- JP2002346827A JP2002346827A JP2001157008A JP2001157008A JP2002346827A JP 2002346827 A JP2002346827 A JP 2002346827A JP 2001157008 A JP2001157008 A JP 2001157008A JP 2001157008 A JP2001157008 A JP 2001157008A JP 2002346827 A JP2002346827 A JP 2002346827A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジグソーブレードのクランプ装置の構造を簡
素化する。 【解決手段】 ジグソーのプランジャ(10)の下端に
捩りバネ(13)を介して取り付けられたスリーブ(1
2)と、ブレード(11)の挿入穴(20)が形成さ
れ、ブレードの側縁の突出片(11a)を案内する傾斜
カム面(21)が挿入穴(20)の上側に形成された、
スリーブの下端の端板(19)と、スリーブを捩る前に
ブレードの突出片が挿入穴内に留まるようにブレードの
上端を押え、このブレードがスリーブごと捩りバネの付
勢力に抗して所定角度捩られると突出片が挿入穴を通過
するのを許容し、挿入穴を通過した突出片をスリーブ
(12)が傾斜カム面で押し上げつつ原位置に復帰しよ
うとするのを許容する係合手段(23)を有した係合部
材(14)と、係合部材を端板側に付勢するプランジャ
内に収納された圧縮バネ(15)とを具備する。
素化する。 【解決手段】 ジグソーのプランジャ(10)の下端に
捩りバネ(13)を介して取り付けられたスリーブ(1
2)と、ブレード(11)の挿入穴(20)が形成さ
れ、ブレードの側縁の突出片(11a)を案内する傾斜
カム面(21)が挿入穴(20)の上側に形成された、
スリーブの下端の端板(19)と、スリーブを捩る前に
ブレードの突出片が挿入穴内に留まるようにブレードの
上端を押え、このブレードがスリーブごと捩りバネの付
勢力に抗して所定角度捩られると突出片が挿入穴を通過
するのを許容し、挿入穴を通過した突出片をスリーブ
(12)が傾斜カム面で押し上げつつ原位置に復帰しよ
うとするのを許容する係合手段(23)を有した係合部
材(14)と、係合部材を端板側に付勢するプランジャ
内に収納された圧縮バネ(15)とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジグソーブレード
のクランプ装置に関する。
のクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特表2000−509665は、ジグソ
ーブレードのクランプ装置について開示する。このジグ
ソーブレードのクランプ装置は、図8及び図9に示すよ
うに、ジグソーの動力源により駆動し上下に往復運動す
るプランジャ1の下端に取り付けられるスリーブ2と、
スリーブ2をプランジャ1に対し一方向に捩る捩りバネ
4と、プランジャ1内を回り止め状態で上下に往復動可
能なキーパ3と、キーパ3を常時下方に不勢する圧縮バ
ネ5とを具備する。スリーブ2の下端の端板6にはブレ
ード7とキーパ3が挿入される挿入穴8が形成されてい
る。端板6の上側にはブレード7の両側から突出する突
出片7aの下縁に接する傾斜カム面9が形成されてい
る。
ーブレードのクランプ装置について開示する。このジグ
ソーブレードのクランプ装置は、図8及び図9に示すよ
うに、ジグソーの動力源により駆動し上下に往復運動す
るプランジャ1の下端に取り付けられるスリーブ2と、
スリーブ2をプランジャ1に対し一方向に捩る捩りバネ
4と、プランジャ1内を回り止め状態で上下に往復動可
能なキーパ3と、キーパ3を常時下方に不勢する圧縮バ
ネ5とを具備する。スリーブ2の下端の端板6にはブレ
ード7とキーパ3が挿入される挿入穴8が形成されてい
る。端板6の上側にはブレード7の両側から突出する突
出片7aの下縁に接する傾斜カム面9が形成されてい
る。
【0003】図示しないが、ブレード7を挿入する以前
は、スリーブ2は捩りバネ4の付勢力に抗して捩られた
状態にあり、そのスリーブ2の挿入穴8内にキーパ3の
下端が係合している。そこで、図8及び図9に示すよう
に、ブレード7をプランジャ1に装着するべく、ブレー
ド7の上端をスリーブ2の挿入穴8に挿入すると、キー
パ3がブレード7に押されて挿入穴8から離脱する。そ
して、スリーブ2が捩りバネ4の付勢力により回転し、
傾斜カム面9がブレード7の突出片7aを押し上げ、ブ
レード7の上端は圧縮バネ5の付勢力に抗してキーパ3
を押し上げる。これにより、ブレード7はプランジャ1
に位置決めされ、固定される。
は、スリーブ2は捩りバネ4の付勢力に抗して捩られた
状態にあり、そのスリーブ2の挿入穴8内にキーパ3の
下端が係合している。そこで、図8及び図9に示すよう
に、ブレード7をプランジャ1に装着するべく、ブレー
ド7の上端をスリーブ2の挿入穴8に挿入すると、キー
パ3がブレード7に押されて挿入穴8から離脱する。そ
して、スリーブ2が捩りバネ4の付勢力により回転し、
傾斜カム面9がブレード7の突出片7aを押し上げ、ブ
レード7の上端は圧縮バネ5の付勢力に抗してキーパ3
を押し上げる。これにより、ブレード7はプランジャ1
に位置決めされ、固定される。
【0004】ブレード7をプランジャ1から外すには、
スリーブ2を捩りバネ4の付勢力に抗して回転させ、ブ
レード7の突出片7Aを傾斜カム面9から離脱させれば
よい。ブレード7の離脱と同時にキーパ3の下端3aが
挿入穴8内に侵入し、スリーブ2を捩られたままの状態
に保持する。
スリーブ2を捩りバネ4の付勢力に抗して回転させ、ブ
レード7の突出片7Aを傾斜カム面9から離脱させれば
よい。ブレード7の離脱と同時にキーパ3の下端3aが
挿入穴8内に侵入し、スリーブ2を捩られたままの状態
に保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のジグ
ソーブレードのクランプ装置は、キーパ3をプランジャ
1内に回らないように挿入する必要があるので、部品の
製造工数が増加し、構造が複雑で部品点数も多いという
問題がある。また、スリーブ2はブレード7の挿入前に
おいて捩りバネ4により常時捩られた状態にあるので、
捩りバネ4の耐久性が悪いという問題点もある。
ソーブレードのクランプ装置は、キーパ3をプランジャ
1内に回らないように挿入する必要があるので、部品の
製造工数が増加し、構造が複雑で部品点数も多いという
問題がある。また、スリーブ2はブレード7の挿入前に
おいて捩りバネ4により常時捩られた状態にあるので、
捩りバネ4の耐久性が悪いという問題点もある。
【0006】本発明は、上記諸問題点を解決することが
できるジグソーブレードのクランプ装置を提供すること
を目的とする。
できるジグソーブレードのクランプ装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、ジグソーのプランジャ(1
0)の下端に捩りバネ(13)を介して取り付けられた
スリーブ(12)と、ブレード(11)の挿入穴(2
0)が形成され、ブレード(11)の側縁の突出片(1
1a)を案内する傾斜カム面(21)が挿入穴(20)
の上側に形成された、スリーブ(12)の下端の端板
(19)と、スリーブ(12)を捩る前にブレード(1
1)の突出片(11a)が挿入穴(20)内に留まるよ
うにブレード(11)の上端を押え、このブレード(1
1)がスリーブ(12)ごと捩りバネ(13)の付勢力
に抗して所定角度捩られると突出片(11a)が挿入穴
(20)を通過するのを許容し、挿入穴(20)を通過
した突出片(11a)をスリーブ(12)が傾斜カム面
(21)で押し上げつつ原位置に復帰しようとするのを
許容する係合手段(23)を有した、プランジャ(1
0)内に上下にスライド可能に収納された係合部材(1
4)と、係合部材(14)を端板(19)側に付勢する
プランジャ(10)内に収納された圧縮バネ(15)と
を具備したジグソーブレードのクランプ装置を採用す
る。
め、請求項1に係る発明は、ジグソーのプランジャ(1
0)の下端に捩りバネ(13)を介して取り付けられた
スリーブ(12)と、ブレード(11)の挿入穴(2
0)が形成され、ブレード(11)の側縁の突出片(1
1a)を案内する傾斜カム面(21)が挿入穴(20)
の上側に形成された、スリーブ(12)の下端の端板
(19)と、スリーブ(12)を捩る前にブレード(1
1)の突出片(11a)が挿入穴(20)内に留まるよ
うにブレード(11)の上端を押え、このブレード(1
1)がスリーブ(12)ごと捩りバネ(13)の付勢力
に抗して所定角度捩られると突出片(11a)が挿入穴
(20)を通過するのを許容し、挿入穴(20)を通過
した突出片(11a)をスリーブ(12)が傾斜カム面
(21)で押し上げつつ原位置に復帰しようとするのを
許容する係合手段(23)を有した、プランジャ(1
0)内に上下にスライド可能に収納された係合部材(1
4)と、係合部材(14)を端板(19)側に付勢する
プランジャ(10)内に収納された圧縮バネ(15)と
を具備したジグソーブレードのクランプ装置を採用す
る。
【0008】また、請求項2に係る発明は、係合手段が
係合部材(14)に形成された溝(23)である請求項
1に記載のジグソーブレードのクランプ装置を採用す
る。
係合部材(14)に形成された溝(23)である請求項
1に記載のジグソーブレードのクランプ装置を採用す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0010】図1乃至図7に示すように、このジグソー
ブレードのクランプ装置は、プランジャ10の下端に設
けられる。
ブレードのクランプ装置は、プランジャ10の下端に設
けられる。
【0011】プランジャ10は少なくとも下部が円筒形
に形成されるロッドであり、図示しないジグソーの動力
源により図中上下方向に往復直線運動をするようになっ
ている。ブレード11はこのクランプ装置によりプラン
ジャ10に固定されプランジャ10と共に上下方向に往
復直線運動を行い、ワークを切断する。
に形成されるロッドであり、図示しないジグソーの動力
源により図中上下方向に往復直線運動をするようになっ
ている。ブレード11はこのクランプ装置によりプラン
ジャ10に固定されプランジャ10と共に上下方向に往
復直線運動を行い、ワークを切断する。
【0012】ブレード11は、下部に図示しない鋸歯を
有し、上部に両側縁から突出する突出片11a,11a
を有する(図7参照)。
有し、上部に両側縁から突出する突出片11a,11a
を有する(図7参照)。
【0013】このクランプ装置は、図6と図7とに示す
ように、プランジャ10の下端に取り付けられるスリー
ブ12と、スリーブ12をプランジャ10上で一方向に
捩るように付勢する捩りバネ13と、プランジャ10の
空洞内に挿入される係合部材14と、係合部材14をス
リーブ12側である下方に付勢する圧縮バネ15とを具
備する。
ように、プランジャ10の下端に取り付けられるスリー
ブ12と、スリーブ12をプランジャ10上で一方向に
捩るように付勢する捩りバネ13と、プランジャ10の
空洞内に挿入される係合部材14と、係合部材14をス
リーブ12側である下方に付勢する圧縮バネ15とを具
備する。
【0014】スリーブ12はプランジャ10の下端に回
動可能に被せられ、スリーブ12とプランジャとに捩り
バネ13の両端13a,13bが掛けられることによ
り、プランジャ10上に保持される。捩りバネ13は例
えば捩りコイルスプリングであり、スリーブ12の内周
面とプランジャ10の外周面との隙間に収納されること
により、スリーブ12をプランジャ10の周りの一方向
に付勢する。ブレード11が装着されていない状態で
は、捩りバネ13は弛緩状態にある。
動可能に被せられ、スリーブ12とプランジャとに捩り
バネ13の両端13a,13bが掛けられることによ
り、プランジャ10上に保持される。捩りバネ13は例
えば捩りコイルスプリングであり、スリーブ12の内周
面とプランジャ10の外周面との隙間に収納されること
により、スリーブ12をプランジャ10の周りの一方向
に付勢する。ブレード11が装着されていない状態で
は、捩りバネ13は弛緩状態にある。
【0015】図1乃至図3に示すように、スリーブ12
の上端には一対の突起16,16が形成され、プランジ
ャ10には各突起16,16に対応するようにピン17
が固定されている。これにより、スリーブ12が捩りバ
ネ13の付勢力に抗して一方向に捩られると、突起1
6,16がピン17に当接することでスリーブ12の回
転が停止する。スリーブ12の側壁にはこのスリーブ1
2の捩り操作を行いやすくするための摘み18が設けら
れている。
の上端には一対の突起16,16が形成され、プランジ
ャ10には各突起16,16に対応するようにピン17
が固定されている。これにより、スリーブ12が捩りバ
ネ13の付勢力に抗して一方向に捩られると、突起1
6,16がピン17に当接することでスリーブ12の回
転が停止する。スリーブ12の側壁にはこのスリーブ1
2の捩り操作を行いやすくするための摘み18が設けら
れている。
【0016】図5と図6とに示すように、スリーブ12
の下端には端板19が設けられている。端板19はスリ
ーブ12と当初より一体成形してもよいし、別体で成形
した後スリーブ12に固着するようにしてもよい。端板
19には、図5に示すように、ブレード11の挿入され
る挿入穴20が形成される。挿入穴20はブレード11
の幅よりやや大きい直径の円形穴部20aにブレード1
1の突出片11a,11aの通過し得る切欠穴部20
b,20bを付加したような非円形穴に形成される。図
6と図7とに示すように、端板19における挿入穴20
の上側には、ブレード11の側縁の突出片11a,11
aを案内する傾斜カム面21,21が形成される。傾斜
カム面21,21は各突出片11a,11aに対応して
二組形成される。
の下端には端板19が設けられている。端板19はスリ
ーブ12と当初より一体成形してもよいし、別体で成形
した後スリーブ12に固着するようにしてもよい。端板
19には、図5に示すように、ブレード11の挿入され
る挿入穴20が形成される。挿入穴20はブレード11
の幅よりやや大きい直径の円形穴部20aにブレード1
1の突出片11a,11aの通過し得る切欠穴部20
b,20bを付加したような非円形穴に形成される。図
6と図7とに示すように、端板19における挿入穴20
の上側には、ブレード11の側縁の突出片11a,11
aを案内する傾斜カム面21,21が形成される。傾斜
カム面21,21は各突出片11a,11aに対応して
二組形成される。
【0017】図6と図7とに示すように、係合部材14
は、プランジャ10の空洞内に上下にスライド可能に収
納されるスライダであり、プランジャ10内に収納され
た圧縮バネ15である圧縮コイルスプリングによりスリ
ーブ12の端板19側へと常時付勢される。また、係合
部材14の中央には上下に伸びる長穴22が穿設され、
この長穴22内を上記ピン17が貫通している。係合部
材14はブレード11が装着される前はその長穴22の
上縁がピン17に当たることでプランジャ10の空洞内
の定位置に停止し、また、プランジャ10の空洞内での
回転が規制される。
は、プランジャ10の空洞内に上下にスライド可能に収
納されるスライダであり、プランジャ10内に収納され
た圧縮バネ15である圧縮コイルスプリングによりスリ
ーブ12の端板19側へと常時付勢される。また、係合
部材14の中央には上下に伸びる長穴22が穿設され、
この長穴22内を上記ピン17が貫通している。係合部
材14はブレード11が装着される前はその長穴22の
上縁がピン17に当たることでプランジャ10の空洞内
の定位置に停止し、また、プランジャ10の空洞内での
回転が規制される。
【0018】また、係合部材14の下端にはブレード1
1との係合手段である一本の溝23が形成される。溝2
3はブレード11の突出片11aよりも上側の上端部1
1bが入り込み得る幅及び深さを有し、望ましくはV字
形に形成され、溝23に嵌り込むとブレード11はその
鋸歯が一定の方向を向くようになっている。この溝23
の伸びる方向は、ブレード11の装着前の上記捩りバネ
13が弛緩した状態における端板19の挿入穴20の切
欠穴部20b,20b間を結ぶ直線に略直角な向きとな
る。また、この溝23に対応するようにプランジャ10
の下端にはブレード11の突出片11a,11aが嵌り
込む切欠24,24が形成される。
1との係合手段である一本の溝23が形成される。溝2
3はブレード11の突出片11aよりも上側の上端部1
1bが入り込み得る幅及び深さを有し、望ましくはV字
形に形成され、溝23に嵌り込むとブレード11はその
鋸歯が一定の方向を向くようになっている。この溝23
の伸びる方向は、ブレード11の装着前の上記捩りバネ
13が弛緩した状態における端板19の挿入穴20の切
欠穴部20b,20b間を結ぶ直線に略直角な向きとな
る。また、この溝23に対応するようにプランジャ10
の下端にはブレード11の突出片11a,11aが嵌り
込む切欠24,24が形成される。
【0019】次に、上記構成のクランプ装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0020】ブレード11の上部が端板19の挿入穴2
0からスリーブ12内に挿入されると、ブレード11の
上端部11bが係合部材14の下端14aに当接し、係
合部材14は圧縮バネ15の付勢力に抗してピン17に
当たるまでプランジャ10内を上昇する。また、この状
態ではブレード11の突出片11a,11aが挿入穴2
0内に留まる。
0からスリーブ12内に挿入されると、ブレード11の
上端部11bが係合部材14の下端14aに当接し、係
合部材14は圧縮バネ15の付勢力に抗してピン17に
当たるまでプランジャ10内を上昇する。また、この状
態ではブレード11の突出片11a,11aが挿入穴2
0内に留まる。
【0021】そこで、ブレード11をスリーブ12内に
押し込みつつスリーブ12ごと捩りバネ13の付勢力に
抗して中心軸回りに捩るようにすると、スリーブ12の
突起16がピン17に当接したところで、ブレード11
の上端部11bの幅方向が当接部材14の溝23の伸び
方向に合致し、ブレード11の上端部11bは溝23内
に嵌り込む。これと同時にブレード11の突出片11
a,11aは挿入穴20の通過を許容され、スリーブ1
2は捩り力から解放されて捩りバネ13の復元作用によ
り原位置に復帰しようとする。スリーブ12が原位置に
復帰しようとすると、傾斜カム面21,21がブレード
11の突出片11a,11aの下端に当接し、ブレード
11を上方に押し上げる。ブレード11はその突出片1
1a,11aの上端がプランジャ10の切欠24,24
に嵌り込んで上昇を停止する。また、係合部材14は圧
縮バネ15の弾性作用によりその溝23の底でブレード
11を下方に付勢する。これにより、図6及び図7に示
すように、ブレード11はクランプ装置に位置決めされ
た状態でクランプされる。
押し込みつつスリーブ12ごと捩りバネ13の付勢力に
抗して中心軸回りに捩るようにすると、スリーブ12の
突起16がピン17に当接したところで、ブレード11
の上端部11bの幅方向が当接部材14の溝23の伸び
方向に合致し、ブレード11の上端部11bは溝23内
に嵌り込む。これと同時にブレード11の突出片11
a,11aは挿入穴20の通過を許容され、スリーブ1
2は捩り力から解放されて捩りバネ13の復元作用によ
り原位置に復帰しようとする。スリーブ12が原位置に
復帰しようとすると、傾斜カム面21,21がブレード
11の突出片11a,11aの下端に当接し、ブレード
11を上方に押し上げる。ブレード11はその突出片1
1a,11aの上端がプランジャ10の切欠24,24
に嵌り込んで上昇を停止する。また、係合部材14は圧
縮バネ15の弾性作用によりその溝23の底でブレード
11を下方に付勢する。これにより、図6及び図7に示
すように、ブレード11はクランプ装置に位置決めされ
た状態でクランプされる。
【0022】ブレード11をクランプ装置から外すに
は、摘み18を持ってスリーブ12を捩りバネ13の付
勢力に抗するように捩り、挿入穴20の切欠穴部20
b,20bにブレード11の突出片11a,11aを合
致させる。そこで、ブレード11を挿入穴20外に引き
抜いて、スリーブ12を解放する。スリーブ12は捩り
バネ13が弛緩した状態において回動を停止する。
は、摘み18を持ってスリーブ12を捩りバネ13の付
勢力に抗するように捩り、挿入穴20の切欠穴部20
b,20bにブレード11の突出片11a,11aを合
致させる。そこで、ブレード11を挿入穴20外に引き
抜いて、スリーブ12を解放する。スリーブ12は捩り
バネ13が弛緩した状態において回動を停止する。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ジグソーのプランジャ
の下端に捩りバネを介して取り付けられたスリーブと、
ブレードの挿入穴が形成され、ブレードの側縁の突出片
を案内する傾斜カム面が挿入穴の上側に形成された、ス
リーブの下端の端板と、スリーブを捩る前にブレードの
突出片が挿入穴内に留まるようにブレードの上端を押
え、このブレードがスリーブごと捩りバネの付勢力に抗
して所定角度捩られると突出片が挿入穴を通過するのを
許容し、挿入穴を通過した突出片をスリーブが傾斜カム
面で押し上げつつ原位置に復帰しようとするのを許容す
る係合手段を有した、プランジャ内に上下にスライド可
能に収納された係合部材と、係合部材を端板側に付勢す
るプランジャ内に収納された圧縮バネとを具備したジグ
ソーブレードのクランプ装置であり、従来のようなキー
パを用いることなくブレードを着脱することができる。
従って、クランプ装置の構造を簡素化することができ、
部品の製造工数や部品点数を低減することができる。さ
らに、ブレードを装着しない状態では、捩りバネは常時
解放された状態にあるので捩りバネの耐久性が良い。
の下端に捩りバネを介して取り付けられたスリーブと、
ブレードの挿入穴が形成され、ブレードの側縁の突出片
を案内する傾斜カム面が挿入穴の上側に形成された、ス
リーブの下端の端板と、スリーブを捩る前にブレードの
突出片が挿入穴内に留まるようにブレードの上端を押
え、このブレードがスリーブごと捩りバネの付勢力に抗
して所定角度捩られると突出片が挿入穴を通過するのを
許容し、挿入穴を通過した突出片をスリーブが傾斜カム
面で押し上げつつ原位置に復帰しようとするのを許容す
る係合手段を有した、プランジャ内に上下にスライド可
能に収納された係合部材と、係合部材を端板側に付勢す
るプランジャ内に収納された圧縮バネとを具備したジグ
ソーブレードのクランプ装置であり、従来のようなキー
パを用いることなくブレードを着脱することができる。
従って、クランプ装置の構造を簡素化することができ、
部品の製造工数や部品点数を低減することができる。さ
らに、ブレードを装着しない状態では、捩りバネは常時
解放された状態にあるので捩りバネの耐久性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジグソーブレードのクランプ装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1に示すクランプ装置の正面図である。
【図3】図1に示すクランプ装置の左側面図である。
【図4】図1に示すクランプ装置の平面図である。
【図5】図1に示すクランプ装置の底面図である。
【図6】図2中、VI−VI線矢視断面図である。
【図7】図3中、VII−VII線矢視断面図である。
【図8】従来のクランプ装置の垂直断面図である。
【図9】従来のクランプ装置を図8とは異なる断面で示
す垂直断面図である。
す垂直断面図である。
4…ヘッド本体 10…プランジャ 11…ブレード 11a…突出片 12…スリーブ 13…捩りバネ 15…圧縮バネ 19…端板 20…挿入穴 21…傾斜カム面 23…溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 2/18 F16B 2/18 A Fターム(参考) 3C040 AA12 BB06 LL18 3J022 DA12 DA14 DA15 EA36 EA42 EB12 FB12 FB16 GA06 GA15 GB11
Claims (2)
- 【請求項1】 ジグソーのプランジャの下端に捩りバネ
を介して取り付けられたスリーブと、ブレードの挿入穴
が形成され、ブレードの側縁の突出片を案内する傾斜カ
ム面が挿入穴の上側に形成された、スリーブの下端の端
板と、スリーブを捩る前にブレードの突出片が挿入穴内
に留まるようにブレードの上端を押え、このブレードが
スリーブごと捩りバネの付勢力に抗して所定角度捩られ
ると突出片が挿入穴を通過するのを許容し、挿入穴を通
過した突出片をスリーブが傾斜カム面で押し上げつつ原
位置に復帰しようとするのを許容する係合手段を有し
た、プランジャ内に上下にスライド可能に収納された係
合部材と、係合部材を端板側に付勢するプランジャ内に
収納された圧縮バネとを具備したことを特徴とするジグ
ソーブレードのクランプ装置。 - 【請求項2】 係合手段が係合部材に形成された溝であ
ることを特徴とする請求項1に記載のジグソーブレード
のクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001157008A JP2002346827A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | ジグソーブレードのクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001157008A JP2002346827A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | ジグソーブレードのクランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002346827A true JP2002346827A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19000937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001157008A Pending JP2002346827A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | ジグソーブレードのクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002346827A (ja) |
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- 2001-05-25 JP JP2001157008A patent/JP2002346827A/ja active Pending
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