JP2002344750A - 画像処理装置、画像処理方法及びデジタルスチルカメラ - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びデジタルスチルカメラ

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JP2002344750A
JP2002344750A JP2001146000A JP2001146000A JP2002344750A JP 2002344750 A JP2002344750 A JP 2002344750A JP 2001146000 A JP2001146000 A JP 2001146000A JP 2001146000 A JP2001146000 A JP 2001146000A JP 2002344750 A JP2002344750 A JP 2002344750A
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Tomoe Nemoto
知恵 根本
Chikada Kimizuka
京田 君塚
Shuji Hayashi
修二 林
Etsuko Rokutanda
悦子 六反田
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データの圧縮処理に際し、その画像データ
に応じて最適な圧縮方法を用いて圧縮処理を行うことに
より、圧縮画像の画質向上を図ることのできる画像処理
装置の提供。 【解決手段】画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる方
法で行う複数の圧縮手段と、上記画像データを上記複数
の圧縮手段のうちの1つにより圧縮処理して得られた圧
縮データに応じて、他の圧縮手段に切り替えて圧縮処理
するか否かを判断する判断手段と、上記判断手段により
切り替えると判断された場合に、他の圧縮手段に切り替
えて上記画像データの圧縮処理をやり直す切替手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを圧縮
処理するための画像処理装置、画像処理方法及び取り込
まれた画像データに対して圧縮処理を行う機能を有する
デジタルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラ等に組み込まれた
CCD等の撮像素子により撮像され生成された多値の画
像データは、非常に多くの情報を含んでいるため、それ
をメモリカード等の外部記憶媒体に蓄積若しくは周辺機
器、例えばコンピュータ端末、プリンタ、携帯端末等に
送信する場合、データ量が膨大となり、処理時間が非常
に長くなってしまう。近年、撮像素子の画素数は益々増
大化し、高画質化する傾向にあり、1枚の画像でもかな
りのデータ量となる場合がある。そこで、一般に、デー
タ蓄積量の低減化及び送信時間の高速化を図るために、
得られた多値の画像データを符号化して圧縮処理を行う
ことでデータ量を大幅に縮小する処理が行われる。
【0003】画像データの圧縮処理は、一般に、周波数
変換→量子化→符号化の手順で行われる。また、このよ
うにして圧縮処理された画像データは、復号化→逆量子
化→逆周波数変換の手順によって伸張処理され、元の画
像が復元される。
【0004】上記圧縮処理における周波数変換にはいく
つかの方式がある。例えば、離散コサイン変換(DCT
変換)やウェーブレット変換である。一般に、同程度の
圧縮率であれば、DCT変換よりウェーブレット変換を
用いたものの方が復元された画像(圧縮画像)は高画質
であることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】低ビットレートでの圧
縮(高圧縮)において、DCT変換を用いて圧縮処理が
なされた圧縮画像は、低周波成分でのブロックノイズや
高周波成分でのモスキートノイズが顕著になり、画像の
劣化が激しい。一方、ウェーブレット変換を用いて圧縮
処理がなされた圧縮画像では、上記DCT変換を用いた
場合に比べ、低ビットレートでの画質が向上するもの
の、逆にぼんやりとした画像となる。
【0006】すなわち、低ビットレートでの圧縮におい
ては、画像の周波数成分に着目した場合、 低周波成分が多い画像: DCT変換:ブロックノイズが発生 ウェーブレット変換:ブロックノイズの発生はない 高周波成分が多い画像: DCT変換:モスキートノイズが発生 ウェーブレット変換:ぼんやりしたメリハリのない画像 ということがいえる。
【0007】画像は、個人の嗜好やその用途にもよる
が、例えば高圧縮な画像を小さなサイズで表示するもの
に関しては、パッと目にはぼんやりした画像より、ノイ
ズがあってもくっきりしたものが好ましい。従って、一
般に周波数変換としては、画像の周波数成分に着目した
場合、高周波成分が多いものについてはDCT変換を用
いて圧縮処理を行い、低周波成分が多いものについては
ウェーブレット変換を用いて圧縮処理を行うことが望ま
しいということになる。
【0008】しかし、従来、デジタルスチルカメラ等の
画像データの圧縮処理を行う画像処理装置を備えた機器
においては、画像の種類、例えば上記のように画像に含
まれる周波数成分の偏りの如何に関わらず、全ての画像
データを画一的に一つの圧縮方法(専らDCT変換を用
いた圧縮方法)によって圧縮処理しているにすぎないた
め、得られた圧縮画像の画質の程度にばらつきが見られ
る問題がある。
【0009】本発明は、このような従来事情に鑑みてな
されたものであり、画像データの圧縮処理に際し、その
画像データに応じて最適な圧縮方法を用いて圧縮処理を
行うことにより、圧縮画像の画質向上を図ることのでき
る画像処理装置を提供することを課題とする。
【0010】また、本発明は、画像データの圧縮処理に
際し、その画像データに応じて最適な圧縮方法を用いて
圧縮処理を行うことにより、圧縮画像の画質向上を図る
ことのできる画像処理方法を提供することを課題とす
る。
【0011】更に、本発明は、撮影した画像から得られ
た画像データに応じて最適な圧縮方法を用いて圧縮処理
を行うことにより、圧縮画像の画質向上を図ることので
きるデジタルスチルカメラを提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる方法で行う複数
の圧縮手段と、上記画像データを上記複数の圧縮手段の
うちの1つにより圧縮処理して得られた圧縮データに応
じて、他の圧縮手段に切り替えて圧縮処理するか否かを
判断する判断手段と、上記判断手段により切り替えると
判断された場合に、他の圧縮手段に切り替えて上記画像
データの圧縮処理をやり直す切替手段と、を有すること
を特徴とする画像処理装置である。
【0013】請求項2記載の発明は、前記判断手段は、
圧縮データの周波数成分の偏りに応じて、前記画像デー
タを他の圧縮手段に切り替えて圧縮処理するか否かを判
断することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置で
ある。
【0014】請求項3記載の発明は、画像データの圧縮
処理をそれぞれ異なる方法で行う複数の圧縮手段と、上
記画像データを圧縮する際の圧縮率を設定する圧縮率設
定手段と、上記圧縮率設定手段によって設定された圧縮
率に応じて、上記画像データを圧縮する圧縮手段を上記
複数の圧縮手段のうちから選択する選択手段と、を有す
ることを特徴とする画像処理装置である。
【0015】請求項4記載の発明は、前記圧縮率設定手
段において設定なしの場合、前記複数の圧縮手段のうち
の予め設定された1つの圧縮手段により圧縮処理するこ
とを特徴とする請求項3記載の画像処理装置である。
【0016】請求項5記載の発明は、画像データの圧縮
処理をそれぞれ異なる方法で行う複数の圧縮手段と、画
像のシャープネス設定を行うシャープネス設定手段と、
上記シャープネス設定手段による設定に応じて、上記画
像データを圧縮する圧縮手段を上記複数の圧縮手段のう
ちから選択する選択手段と、を有することを特徴とする
画像処理装置である。
【0017】請求項6記載の発明は、前記シャープネス
設定手段において設定なしの場合、前記複数の圧縮手段
のうちの予め設定された1つの圧縮手段により圧縮処理
することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置であ
る。
【0018】請求項7記載の発明は、複数の圧縮手段の
うちの1つは離散コサイン変換を用いて圧縮処理を行う
圧縮手段であり、他の1つはウェーブレット変換を用い
て圧縮処理を行う圧縮手段であることを特徴とする請求
項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置である。
【0019】請求項8記載の発明は、画像データの圧縮
処理をそれぞれ異なる方法で行う複数の圧縮手段を備
え、上記画像データを上記複数の圧縮手段のうちの1つ
により圧縮処理する工程と、上記圧縮処理により得られ
た圧縮データに応じて、他の圧縮手段に切り替えて圧縮
処理するか否かを判断する工程と、上記判断により切り
替えると判断された場合に、他の圧縮手段に切り替えて
上記画像データの圧縮処理をやり直す工程と、を有する
ことを特徴とする画像処理方法である。
【0020】請求項9記載の発明は、前記判断は、圧縮
データの周波数成分の偏りに応じて、前記画像データを
他の圧縮手段に切り替えて圧縮処理するか否かを判断す
ることを特徴とする請求項8記載の画像処理方法であ
る。
【0021】請求項10記載の発明は、画像データの圧
縮処理をそれぞれ異なる方法で行う複数の圧縮手段と、
上記画像データを圧縮する際の圧縮率を設定する圧縮率
設定手段とを備え、上記圧縮率設定手段により設定され
た圧縮率に応じて、上記画像データを圧縮する圧縮手段
を上記複数の圧縮手段のうちから選択することを特徴と
する画像処理方法である。
【0022】請求項11記載の発明は、前記圧縮率設定
手段において設定なしの場合、前記複数の圧縮手段のう
ちの予め設定された1つの圧縮手段により圧縮処理を行
うことを特徴とする請求項10記載の画像処理方法であ
る。
【0023】請求項12記載の発明は、画像データの圧
縮処理をそれぞれ異なる方法で行う複数の圧縮手段と、
画像のシャープネス設定を行うシャープネス設定手段と
を備え、上記シャープネス設定手段による設定に応じ
て、上記画像データを圧縮する圧縮手段を上記複数の圧
縮手段のうちから選択することを特徴とする画像処理方
法である。
【0024】請求項13記載の発明は、前記シャープネ
ス設定手段において設定なしの場合、前記複数の圧縮手
段のうちの予め設定された1つの圧縮手段により圧縮処
理することを特徴とする請求項12記載の画像処理方法
である。
【0025】請求項14記載の発明は、複数の圧縮手段
のうちの1つは離散コサイン変換を用いて圧縮処理を行
う圧縮手段であり、他の1つはウェーブレット変換を用
いて圧縮処理を行う圧縮手段であることを特徴とする請
求項8〜13のいずれかに記載の画像処理方法である。
【0026】請求項15記載の発明は、撮影光学系と、
該撮影光学系により結像された光学画像を撮像して画像
データを得る撮像手段と、該撮像手段により取り込まれ
た画像データを圧縮処理する請求項1〜7のいずれかに
記載の画像処理装置と、を有することを特徴とするデジ
タルスチルカメラである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の第1の実施形態に係る画
像処理装置の構成ブロック図である。同図において、1
は画像データの圧縮処理を行う圧縮処理部であり、ここ
ではそれぞれ異なる圧縮方法によって画像データを圧縮
処理する第1圧縮部1A及び第2圧縮部1Bの2つの圧
縮手段を備えている。2は圧縮手段切替部、3は判断
部、4はバッファである。
【0029】まず、例えばCCD等の撮像素子(図示せ
ず)により撮像し、その後A/D変換されることによっ
て得られたデジタルの画像データは、圧縮手段切替部2
に入力される。この圧縮手段切替部2は、入力された画
像データを圧縮処理するべく第1圧縮部1A又は第2圧
縮部1Bのいずれかに切り替えて出力する切替手段であ
る。また、入力された画像データは、同時にバッファ4
にも出力し、該バッファ4に一旦格納しておくようにな
っている。
【0030】図2に第1圧縮部1Aの構成を示す。第1
圧縮部1Aにおける圧縮方法は、画像データを圧縮処理
するための周波数変換方式として、DCT変換を採用し
ている。
【0031】まず、入力された画像データは、DCT変
換部11Aにおいて8×8画素のブロックに分割され
(図3)、各ブロック毎にDCT変換が行われる。この
DCT変換により変換係数が出力される。
【0032】図4は変換係数が出力された1つのブロッ
クを示している。このブロック内で左上隅の係数は直流
成分を表すDC係数であり、残りは交流成分を表すAC
係数である。AC成分の係数が大きいということは、高
周波成分が多く含まれるということを表す。
【0033】この後、係数は量子化部12Aへ出力され
る。量子化部12Aでは、量子化テーブルを用いて係数
位置ごとに異なるステップサイズで線形量子化を行う。
ここで、量子化テーブルの値を大きくすると、符号化情
報量は減少するが、画像は劣化する。
【0034】次に、量子化された係数は符号化部13A
へ出力され、エントロピー符号化(ハフマン符号化)さ
れて、符号化データが生成される。高周波成分が多くな
れば、符号化されたデータは長くなる。この符号化され
たデータが画像の圧縮データとなって出力される。
【0035】図5は第2圧縮部1Bの構成を示す。第2
圧縮部1Bは、画像データを圧縮処理するための周波数
変換方式として、ウェーブレット変換を採用している。
【0036】まず、入力された画像データは、ウェーブ
レット変換部11Bにおいて、離散ウェーブレット変換
が施され、サブバンドと呼ばれる複数の周波数帯域に分
解される。
【0037】この離散ウェーブレット変換は、元画像デ
ータに対し、その水平方向及び垂直方向の順に、図6に
示すように、それぞれローパスフィルタ(LPF)及び
ハイパスフィルタ(HPF)にかけて周波数成分を低周
波成分(L)と高周波成分(H)とに分解すると共に、
データを1/2にダウンサンプリングしていき、図7
(a)に示すようなLL、HL、LH、HHの4つの成
分からなるサブブロックにサブバンド符号化する。
【0038】次いで、生成された4つのサブブロックの
うちのLL成分について上記同様の処理を施すことによ
り、LL成分を更に4つのサブブロックに分割し、図7
(b)に示すようなLLLL、LLHL、LLLH、L
LHH、HL、LH、HHの7つのサブブロックにサブ
バンド符号化する。
【0039】上述のサブバンド符号化により生成された
ウェーブレット変換係数は、LLLL、LLHL、LL
LH、LLHH、HL、LH、HHの順に量子化部12
Bへ送られる。
【0040】なお、画素数の多い画像データ等では、上
記同様の処理を施すことにより、図7(c)に示すよう
に、LLLL成分を更にサブブロックに分割すること
で、より多くの階層構造データを生成することが可能と
なる。
【0041】量子化部12Bでは、各サブバンド毎のウ
ェーブレット変換係数を各サブバンド毎に定められた量
子化ステップで量子化する。この量子化部12Bにおい
て1つのサブバンドにおける全てのウェーブレット変換
係数を量子化した後、その量子化値を係数ビットモデリ
ング部13Bに出力する。
【0042】係数ビットモデリング部13Bでは、量子
化部12Bによって量子化されたウェーブレット変換係
数の量子化データを、図8に示すようなMSB(Most S
ignificant Bit)からLSB(Least Significant Bi
t)への1ビット単位の複数のビットプレーンBP1〜
BPnにビットプレーン化して符号化部14Bに出力す
る。
【0043】符号化部14Bにおいては、各ビットプレ
ーンBP1〜BPn毎にコードブロックと呼ばれる複数
の符号化ブロックに分割し、そのブロック単位に公知の
算術符号化を施して符号化データを生成し、画像の圧縮
データとして出力する。
【0044】本実施形態において、圧縮手段切替部2で
は入力された画像データを、まず圧縮処理部1の第1圧
縮部1Aに出力するように初期設定されており、圧縮手
段切替部2に入力された画像データは、バッファ4への
格納と共に初期設定されている第1圧縮部1Aへ出力さ
れ、第1圧縮部1Aにより上述の通りに圧縮処理が実行
されるようになっている。
【0045】判断部3は、上記初期設定された第1圧縮
部1Aにより生成された圧縮データのデータ量又はデー
タサイズをモニタし、それに応じて第2圧縮部1Bに切
り替えて圧縮処理するか否かを判断する判断手段であ
る。
【0046】次に、かかる画像処理装置による画像処理
方法を図9に示すフロー図を用いて更に説明する。
【0047】圧縮手段切替部2に入力された画像データ
は、予め設定された圧縮処理部1の第1圧縮部1Aに出
力され(S1)、該第1圧縮部1Aにおいて上記の圧縮
処理が実行される(S2)。これにより圧縮データが
生成される(S3)。
【0048】判断部3では、この生成された圧縮データ
に応じて圧縮方法を第2圧縮部1Bに切り替えるか否
かを判断する。具体的には、上記圧縮データに含まれ
る周波数成分には低周波成分が多いか高周波成分が多い
か、といった周波数成分の偏りを判断することによって
圧縮手段の切り替えを行うか否かを判断する。
【0049】例えば、640×480のサイズの圧縮デ
ータの標準サイズが100kbyte程度であるとする。圧
縮データのサイズが60kbyte以下であったならば、そ
の画像は低周波成分の多い画像であるとする。また、デ
ータサイズが150kbyte以上のとき、その画像は高周
波成分の多い画像であると判断する。それ以外は標準的
画像とする。
【0050】この例では60kbyteを閾値として設定し
て圧縮データのサイズを判断することで、60kbyte以
下の低周波画像とそれよりも大きい標準画像及び高周波
画像との判別を行う(S4)。
【0051】この判断部3において、60kbyteよりも
大きい、即ち標準画像又は高周波画像と判断されたとき
(Noの場合)は、圧縮データをそのまま圧縮データ
として出力し(S5)、バッファ4内のデータを消去し
て終了する(S6)。
【0052】一方、判断部3は、データサイズが60kb
yteよりも小さい、即ち低周波画像と判断したとき(S
4においてYesの場合)は、圧縮手段切替部2に圧縮
方法を切り替えるように切替指示を行う(S7)。この
とき、上記圧縮データは消去する。
【0053】次いで、切替指示を受けた圧縮手段切替部
2は、バッファ4から再度画像データを読み出し、圧縮
方法を切り替えて上記画像データを圧縮処理部1の第2
圧縮部1Bへ出力して圧縮処理をやり直す(S8)。画
像データが入力された第2圧縮部1Bでは、前述のウェ
ーブレット変換による周波数変換を行って圧縮処理を実
行し(S9)、圧縮データを生成し、これを圧縮デー
タとして出力する(S10)。
【0054】これによれば、画像データの圧縮処理に際
し、その画像データに応じて、第1圧縮部1Aによる圧
縮方法又は第2圧縮部1Bによる圧縮方法のいずれか最
適な圧縮方法を用いて圧縮処理を行うことができ、圧縮
画像の画質向上を図ることができるようになる。
【0055】なお、以上、DCT変換を用いた第1圧縮
部1Aを初期設定した態様について説明したが、ウェー
ブレット変換を用いた第2圧縮部1Bを初期設定し、最
初にこの第2圧縮部1Bにより圧縮処理を行って圧縮デ
ータを生成し、その圧縮データに応じて判断部3により
第1圧縮部1Aに切り替えるか否かを判断するようにし
てもよい。
【0056】また、以上の説明では、初期設定された圧
縮手段、ここでは第1圧縮部1Aにおいて通常の圧縮処
理を行い、その圧縮処理終了後に、生成された圧縮デー
タに応じて判断部3において圧縮方法を切り替えるか
否かの判断を行うようにしたが、通常の圧縮処理に先立
って予め画像の判断のための処理を行い、それによって
判断用の圧縮データ(予備圧縮データ)を生成するよう
にしてもよい。
【0057】具体的には、DCT変換を用いた第1圧縮
部1Aを初期設定した場合について説明すると、第1圧
縮部1Aに入力された画像データをブロックに分割し、
その中から任意のブロックnについてのみ、DCT変
換、量子化を行い、その量子化された係数(予備圧縮デ
ータ)を、高周波画像となる基準(又は低周波画像とな
る基準)となる係数とそれぞれ比較することで、判断部
3において、圧縮方法を切り替えるか否かを判断する。
例えばこの判断により、切り替えが不要と判断された場
合、第1圧縮部1Aにおいてそのまま通常の圧縮処理を
行い、圧縮データを生成し、出力する。また、切り替え
が必要と判断された場合、第2圧縮部1Bに切り替え
て、画像データを第2圧縮部1Bに出力し、圧縮処理を
今度は通常の処理でやり直し、圧縮データを生成し、出
力する。
【0058】或いは、第1圧縮部1Aに入力された画像
データをブロックに分割し、その任意のブロックnにつ
いてのみ、DCT変換、量子化、符号化を行い、判断部
3において、符号化されたデータ(予備圧縮データ)の
データ長を、高周波画像となる基準(又は低周波画像と
なる基準)のデータの長さと比較を行い、圧縮方法を切
り替えるか否かを判断する。例えばこの判断により、切
り替えが不要と判断された場合、第1圧縮部1Aにおい
てそのまま通常の圧縮処理を行い、圧縮データを生成
し、出力する。また、切り替えが必要と判断された場
合、第2圧縮部1Bに切り替えて、画像データを第2圧
縮部1Bに出力し、圧縮処理を今度は通常の処理でやり
直し、圧縮データを生成し、出力する。
【0059】このようにすれば、第1圧縮部1Aで通常
の圧縮処理を行った後に切り替え指示されることにより
第2圧縮部1Bで再度通常の圧縮処理を行うというよう
に、通常の圧縮処理を2度行う必要がないため、圧縮処
理にかかる時間の短縮化が図れる。
【0060】図10は、本発明の第2の実施形態に係る
画像処理装置の構成ブロック図を示している。図1と同
一構成については同一符号を付し、詳細な説明について
は省略する。
【0061】図10において、5は圧縮手段選択部、6
は圧縮率設定部である。
【0062】圧縮手段選択部5は、入力された画像デー
タを圧縮処理するための圧縮方法を、圧縮処理部1の第
1圧縮部1A又は第2圧縮部1Bのいずれにするかを選
択する選択手段であり、その選択された圧縮手段へ画像
データを出力する。
【0063】また、圧縮率設定部6は、画像データを圧
縮処理する際の圧縮率がユーザー設定等により設定され
る圧縮率設定手段であり、例えば本実施形態に示す画像
処理装置をデジタルスチルカメラに適用した場合には、
カメラ本体に圧縮率設定スイッチを設けておき、ユーザ
ーがそれを操作することで、圧縮率を高・中・低等のよ
うに圧縮率を異ならせた固定パターンのうちから切り替
え選択することで設定することができる。カメラ本体の
背面側等に図11に示すようにLCDモニタ100が設
けられているものでは、圧縮率を、例えば図11(a)
に示すように上記固定パターンを表す文字や、図11
(b)に示すように圧縮率を任意に増減可能とする場合
には図形等でそれぞれモニタ表示し、それをセレクトス
イッチ101によってユーザーが任意に操作することで
設定するようにすることもできる。ユーザーによって設
定された圧縮率の情報は、ユーザー設定用メモリ等に記
憶しておく。
【0064】このようにして圧縮率設定部6によって設
定された圧縮率の情報は、圧縮手段選択部5に送られ
る。圧縮手段選択部5では、その圧縮率の情報に基づい
て画像データを圧縮処理部1の第1圧縮部1A又は第2
圧縮部1Bのいずれによって圧縮処理するかを選択し、
その結果選択された圧縮手段へ上記画像データを出力す
る。
【0065】次に、かかる画像処理装置による画像処理
方法を図12に示すフロー図を用いて更に説明する。
【0066】圧縮率設定部6において圧縮率の設定がな
されると、その情報は圧縮手段選択部5へ送られる(S
11)。圧縮手段選択部5は、圧縮率設定部6によって
設定された圧縮率が低圧縮率か高圧縮率かを判断し(S
12)、その結果、例えば低圧縮とされた場合(Yes
の場合)には、第1圧縮部1Aを選択し、画像データを
第1圧縮部1Aに出力する(S13)。第1圧縮部1A
ではDCT変換を用いて画像データの圧縮処理を実行し
(S14)、圧縮データを生成して出力する(S1
5)。
【0067】一方、圧縮手段選択部5では、圧縮率設定
部6から送られた情報が高圧縮であると判断された場合
(S12においてNoの場合)には、第2圧縮部1Bを
選択し、画像データを第2圧縮部1Bに出力する(S1
6)。第2圧縮部1Bではウェーブレット変換を用いて
画像データの圧縮処理を実行し(S17)、圧縮データ
を生成して出力する(S18)。
【0068】なお、圧縮手段選択部5では、第1圧縮部
1A又は第2圧縮部1Bのいずれかを初期設定として定
めておくことで、設定された圧縮率が、例えば高・中・
低の固定パターンから選択されるものでは、「中」はそ
の初期設定されたいずれかの圧縮手段が選択されるよう
にしている。例えば一般にDCT変換を用いて圧縮する
方が処理時間が短くて済むため、この点を優先させて、
第1圧縮部1Aを初期設定しておき、「中」が設定され
た場合には低圧縮率であるとして第1圧縮部1Aが選択
されるようにしておく。また、設定された圧縮率が、任
意に増減可能な設定のものである場合には、予め基準値
を定めておき、その基準値よりも高いか低いかによって
判断し、それによって圧縮手段を選択するようにしてお
く。
【0069】また、圧縮率設定部6からの情報の送信が
ない場合や圧縮率の設定なしの情報が送られてきた場合
(S11においてNoの場合)には、上記した初期設定
された圧縮手段により圧縮処理を行うようにしている。
ここでは第1圧縮部1Aが初期設定され、S11におい
てNoの場合に第1圧縮部1Aによって圧縮処理を行う
フローを示しているが、第2圧縮部1Bを初期設定する
ようにしてもよい。
【0070】この第2の実施形態によれば、どの圧縮率
を設定しても、画像の劣化の少ない最適な方法で圧縮処
理することができ、また、ユーザーの使い易いものとな
る。
【0071】図13は、本発明の第3の実施形態に係る
画像処理装置の構成ブロック図を示している。図1と同
一構成については同一符号を付し、詳細な説明について
は省略する。
【0072】図13において、7は圧縮手段選択部、8
はシャープネス設定部である。
【0073】圧縮手段選択部7は、入力された画像デー
タを圧縮処理するための圧縮方法を、圧縮処理部1の第
1圧縮部1A又は第2圧縮部1Bのいずれにするかを選
択する選択手段であり、その選択された圧縮手段へ画像
データを出力する。
【0074】また、シャープネス設定部8は、撮影した
画像の鮮鋭性がユーザー設定等により設定されるシャー
プネス設定手段であり、前述した圧縮率設定部6の場合
と同様にして、例えばハード・ノーマル・ソフト等の固
定パターンから、或いはハードとソフトの間を任意に増
減可能として、シャープネス設定スイッチやLCDモニ
タ表示した場合のセレクトスイッチ等をユーザーが任意
に操作することで設定するようにすることができる。
【0075】シャープネス設定部8によって設定された
シャープネスの情報は、圧縮手段選択部7に送られる。
圧縮手段選択部7では、そのシャープネス設定部8から
送られるシャープネスの情報に応じて画像データを圧縮
処理部1の第1圧縮部1A又は第2圧縮部1Bのいずれ
によって圧縮処理するかを選択し、その結果選択された
圧縮手段へ上記画像データを出力する。
【0076】次に、かかる画像処理装置による画像処理
方法を図14に示すフロー図を用いて更に説明する。
【0077】まず、シャープネス設定部8においてシャ
ープネスの設定がなされると、その情報は圧縮手段選択
部7へ送られる(S21)。圧縮手段選択部7は、シャ
ープネス設定部8による設定がハードかソフトかを判断
し(S22)、その結果、ハードとされた場合(Yes
の場合)には、第1圧縮部1Aを選択し、画像データを
第1圧縮部1Aへ出力する(S23)。第1圧縮部1A
ではDCT変換を用いて画像データの圧縮処理を実行し
(S24)、圧縮データを生成して出力する(S2
5)。
【0078】一方、圧縮手段選択部7では、シャープネ
ス設定部8から送られた情報がソフトであると判断され
た場合(S22においてNoの場合)には、第2圧縮部
1Bを選択し、画像データを第2圧縮部1Bに出力する
(S26)。第2圧縮部1Bではウェーブレット変換を
用いて画像データの圧縮処理を実行し(S27)、圧縮
データを生成して出力する(S28)。
【0079】なお、圧縮手段選択部7では、第1圧縮部
1A又は第2圧縮部1Bのいずれかを初期設定として定
めておくことで、設定されたシャープネス度が、例えば
ハード・ノーマル・ソフトの固定パターンから選択され
るものでは、「ノーマル」はその初期設定されたいずれ
かの圧縮手段が選択されるようにしている。例えば一般
にDCT変換を用いて圧縮する方が処理時間が短くて済
むため、この点を優先させて第1圧縮部1Aを初期設定
しておき、「ノーマル」が設定された場合にはハードで
あるとして第1圧縮部1Aが選択されるようにしてお
く。また、設定されたシャープネス度が、任意に増減可
能な設定のものである場合には、予め基準値を定めてお
き、その基準値よりも高いか低いかによって判断し、そ
れによって圧縮手段を選択するようにしておく。
【0080】また、シャープネス設定部8からの情報の
送信がない場合或いはシャープネスの設定なしの情報が
送られてきた場合(S21においてNoの場合)には、
上記の初期設定された圧縮手段により圧縮処理を行うよ
うにしている。ここでも第1圧縮部1Aが初期設定さ
れ、S21においてNoの場合に第1圧縮部1Aによっ
て圧縮処理を行うフローを示しているが、第2圧縮部1
Bを初期設定するようにしてもよい。
【0081】この第3の実施形態によれば、ユーザーの
設定に合わせた最適な圧縮方法を選択することができ
る。
【0082】以上説明した本発明に係る画像処理装置及
びそれによる画像処理方法はそれ単独のものに限らず、
例えば複写機、ファクシミリ及びこれらの複合機、デジ
タルスチルカメラ等の装置や機器に適用することもでき
る。
【0083】図15は、デジタルスチルカメラに適用し
た実施形態の一例をブロック図で示している。
【0084】同図において簡単に説明すると、制御部1
0は、電源スイッチ、各種操作スイッチ等から成るスイ
ッチ入力部11からの入力信号により、撮影記録、再
生、データ送受信等のシーケンスの起動及び制御を行
う。
【0085】スイッチ入力部11からの撮影指示の信号
により、制御部10は撮影光学系であるレンズ群12a
を駆動するレンズドライバ12、シャッタ及び絞り13
aを駆動するシャッタ・絞りドライバ13をそれぞれ制
御することで光学画像を得、撮像素子であるCCD14
の受光面に被写体像を結像させる。
【0086】CCD14は被写体像を光電変換する。光
電変換されたアナログ画像信号は、A/D変換器(CD
S/AGC/AD)15で各画素毎のデジタル画像信号
に変換され、信号処理部16に入力される。なお、CC
D14及びA/D変換器15は、制御部10により制御
されるTG17によってそれぞれ駆動制御される。
【0087】信号処理部16は、各画素毎のデジタル画
像信号の色成分(R、G、B)を輝度色差信号(Y、C
b、Cr)に変換処理した画像データを生成し、圧縮処
理を行うべく次段の圧縮処理部1に出力する。
【0088】圧縮処理部1は第1圧縮部1Aと第2圧縮
部1Bの2つの圧縮手段を備えており、信号処理部16
からの輝度色差信号に変換された画像データは、制御部
10の制御により上記2つの圧縮手段のうちのいずれか
の圧縮手段に入力される。上記圧縮処理部1の第1圧縮
部1A及び第2圧縮部1Bの具体的構成については既に
述べたので、ここでは説明は省略する。
【0089】以上の第1圧縮部1A又は第2圧縮部1B
のいずれかによって圧縮処理されて生成された圧縮デー
タは、制御部10によって制御されるカードドライバ1
8の駆動により、カメラ本体に着脱可能に装着されるメ
モリカードMCに書き込まれる。また、図示しないが、
圧縮データを内蔵メモリやインタフェースを介して外部
の周辺機器、例えばパソコン、プリンタ、携帯端末等に
送信するようにしてもよい。
【0090】なお、制御部10はLCD制御部19を駆
動制御し、信号処理部16から送られる画像信号をLC
Dモニタ20に表示させるようになっている。
【0091】このデジタルスチルカメラにおいて、信号
処理部16に第1の実施形態における圧縮手段切替部2
及びバッファ4を備えると共に、制御部10に判断部3
を備えることにより、前記第1の実施形態に示す画像デ
ータの圧縮処理を実現することができる。
【0092】また、同様に、信号処理部16に第2の実
施形態における圧縮手段選択部5を備えると共に、スイ
ッチ入力部11からの入力操作により設定される圧縮率
設定部6を制御部10に備えることにより、前記第2の
実施形態に示す画像データの圧縮処理を実現することが
できる。
【0093】更に、信号処理部16に第3の実施形態に
おける圧縮手段選択部7を備えると共に、スイッチ入力
部11からの入力操作により設定されるシャープネス設
定部8を制御部10に備えることにより、前記第3の実
施形態に示す画像データの圧縮処理を実現することがで
きる。
【0094】本発明は、以上説明した画像処理装置やデ
ジタルスチルカメラ等のハードウェアに限らず、例えば
複写機、ファクシミリ及びこれらの複合機、デジタルス
チルカメラ等の装置や機器内のCPUやMPUに対し
て、上述した画像処理方法を実現するためのソフトウェ
アのプログラムコードを供給し、それら装置や機器内の
各部を動作させるようにしてもよく、この場合、本発明
は上述した画像データの圧縮処理を実現するためのソフ
トウェアプログラムを格納した記憶媒体の形態とするこ
ともできる。
【0095】このようなプログラムを格納させる記憶媒
体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁
気テープ、不揮発メモリ等を用いることができる。
【0096】なお、本発明において、圧縮手段は第1及
び第2の2つに限らず、3つ以上あってもよい。
【0097】また、圧縮方法も、周波数変換として以上
説明したDCT変換を用いたものとウェーブレット変換
を用いたものとに限らず、生成された圧縮データが本発
明が適用される装置や機器間で認識可能且つ再生可能な
形式に則していれば、どのような圧縮方法でもよいが、
第1圧縮部1AのようにDCT変換を用いたものは、静
止画像の国際標準符号化方式であり、現在最も普及して
いるJPEGのフォーマットに則していれば、周辺機器
との互換性の確保が容易であるために好ましい。また、
第2圧縮部1Bのようにウェーブレット変換を用いたも
のは、2000年末に新たに国際標準化されたJPEG
2000のフォーマットに則していれば、同様に周辺機
器との互換性を容易に確保できるために好ましい。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、画像データの圧縮処理
に際し、その画像データに応じて最適な圧縮方法を用い
て圧縮処理を行うことにより、圧縮画像の画質向上を図
ることのできる画像処理装置を提供することができる。
【0099】また、本発明によれば、画像データの圧縮
処理に際し、その画像データに応じて最適な圧縮方法を
用いて圧縮処理を行うことにより、圧縮画像の画質向上
を図ることのできる画像処理方法を提供することができ
る。
【0100】更に、本発明によれば、撮影した画像から
得られた画像データに応じて最適な圧縮方法を用いて圧
縮処理を行うことにより、圧縮画像の画質向上を図るこ
とのできるデジタルスチルカメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る画像処理装置を示すブロ
ック図
【図2】第1圧縮部の構成を示すブロック図
【図3】ブロックに分割された画像データを示す説明図
【図4】DCT変換により変換係数が出力されたブロッ
クを示す説明図
【図5】第2圧縮部の構成を示すブロック図
【図6】ウェーブレット変換におけるフィルタ構成を示
す説明図
【図7】(a)〜(c)は画像データを複数のサブバン
ドに分解された状態を示す説明図
【図8】画像データをビットプレーン化した状態を示す
説明図
【図9】第1の実施形態に係る画像処理装置の処理フロ
ーを示すフロー図
【図10】第2の実施形態に係る画像処理装置を示すブ
ロック図
【図11】(a)及び(b)は、デジタルスチルカメラ
の背面図
【図12】第2の実施形態に係る画像処理装置の処理フ
ローを示すフロー図
【図13】第3の実施形態に係る画像処理装置を示すブ
ロック図
【図14】第3の実施形態に係る画像処理装置の処理フ
ローを示すフロー図
【図15】デジタルスチルカメラの一例を示すブロック
【符号の説明】
1:圧縮処理部 1A:第1圧縮部 1B:第2圧縮部 2:圧縮手段切替部 3:判断部 4:バッファ 5:圧縮手段選択部 6:圧縮率設定部 7:選択部 8:シャープネス設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六反田 悦子 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB00 AC69 5C059 KK03 KK04 MA00 MA23 MA24 MC11 MC38 ME02 PP01 SS15 TA31 TC02 TD01 TD08 TD12 UA02 5C078 AA04 BA53 BA57 CA02 EA00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる方
    法で行う複数の圧縮手段と、 上記画像データを上記複数の圧縮手段のうちの1つによ
    り圧縮処理して得られた圧縮データに応じて、他の圧縮
    手段に切り替えて圧縮処理するか否かを判断する判断手
    段と、 上記判断手段により切り替えると判断された場合に、他
    の圧縮手段に切り替えて上記画像データの圧縮処理をや
    り直す切替手段と、を有することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】前記判断手段は、圧縮データの周波数成分
    の偏りに応じて、前記画像データを他の圧縮手段に切り
    替えて圧縮処理するか否かを判断することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる方
    法で行う複数の圧縮手段と、 上記画像データを圧縮する際の圧縮率を設定する圧縮率
    設定手段と、 上記圧縮率設定手段によって設定された圧縮率に応じ
    て、上記画像データを圧縮する圧縮手段を上記複数の圧
    縮手段のうちから選択する選択手段と、を有することを
    特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記圧縮率設定手段において設定なしの場
    合、前記複数の圧縮手段のうちの予め設定された1つの
    圧縮手段により圧縮処理することを特徴とする請求項3
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる方
    法で行う複数の圧縮手段と、 画像のシャープネス設定を行うシャープネス設定手段
    と、 上記シャープネス設定手段による設定に応じて、上記画
    像データを圧縮する圧縮手段を上記複数の圧縮手段のう
    ちから選択する選択手段と、を有することを特徴とする
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記シャープネス設定手段において設定な
    しの場合、前記複数の圧縮手段のうちの予め設定された
    1つの圧縮手段により圧縮処理することを特徴とする請
    求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】複数の圧縮手段のうちの1つは離散コサイ
    ン変換を用いて圧縮処理を行う圧縮手段であり、他の1
    つはウェーブレット変換を用いて圧縮処理を行う圧縮手
    段であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる方
    法で行う複数の圧縮手段を備え、 上記画像データを上記複数の圧縮手段のうちの1つによ
    り圧縮処理する工程と、 上記圧縮処理により得られた圧縮データに応じて、他の
    圧縮手段に切り替えて圧縮処理するか否かを判断する工
    程と、 上記判断により切り替えると判断された場合に、他の圧
    縮手段に切り替えて上記画像データの圧縮処理をやり直
    す工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】前記判断は、圧縮データの周波数成分の偏
    りに応じて、前記画像データを他の圧縮手段に切り替え
    て圧縮処理するか否かを判断することを特徴とする請求
    項8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる
    方法で行う複数の圧縮手段と、 上記画像データを圧縮する際の圧縮率を設定する圧縮率
    設定手段とを備え、 上記圧縮率設定手段により設定された圧縮率に応じて、
    上記画像データを圧縮する圧縮手段を上記複数の圧縮手
    段のうちから選択することを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】前記圧縮率設定手段において設定なしの
    場合、前記複数の圧縮手段のうちの予め設定された1つ
    の圧縮手段により圧縮処理を行うことを特徴とする請求
    項10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】画像データの圧縮処理をそれぞれ異なる
    方法で行う複数の圧縮手段と、 画像のシャープネス設定を行うシャープネス設定手段と
    を備え、 上記シャープネス設定手段による設定に応じて、上記画
    像データを圧縮する圧縮手段を上記複数の圧縮手段のう
    ちから選択することを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】前記シャープネス設定手段において設定
    なしの場合、前記複数の圧縮手段のうちの予め設定され
    た1つの圧縮手段により圧縮処理することを特徴とする
    請求項12記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】複数の圧縮手段のうちの1つは離散コサ
    イン変換を用いて圧縮処理を行う圧縮手段であり、他の
    1つはウェーブレット変換を用いて圧縮処理を行う圧縮
    手段であることを特徴とする請求項8〜13のいずれか
    に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】撮影光学系と、 該撮影光学系により結像された光学画像を撮像して画像
    データを得る撮像手段と、 該撮像手段により取り込まれた画像データを圧縮処理す
    る請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置とを有
    することを特徴とするデジタルスチルカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105530515A (zh) * 2014-09-30 2016-04-27 扬智科技股份有限公司 影像压缩方法、影像解压缩方法与影像处理系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105530515A (zh) * 2014-09-30 2016-04-27 扬智科技股份有限公司 影像压缩方法、影像解压缩方法与影像处理系统
CN105530515B (zh) * 2014-09-30 2019-01-01 扬智科技股份有限公司 影像压缩方法、影像解压缩方法与影像处理系统

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