JP2002344387A - 光送信器および無線基地局および光伝送装置 - Google Patents

光送信器および無線基地局および光伝送装置

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JP2002344387A
JP2002344387A JP2001143361A JP2001143361A JP2002344387A JP 2002344387 A JP2002344387 A JP 2002344387A JP 2001143361 A JP2001143361 A JP 2001143361A JP 2001143361 A JP2001143361 A JP 2001143361A JP 2002344387 A JP2002344387 A JP 2002344387A
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signals
frequency
modulators
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Satoshi Ikeda
智 池田
Hisaya Sakurai
尚也 桜井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線基地局に効率良く信号を伝送する。この
際に、各無線基地局に局部発振器を用意せずにミリ波帯
の電波を送信することを可能とし、かつ、ミリ波帯の電
気信号を直接光で伝送しない仕組みを用いる。 【解決手段】 第一および第二の光FM信号の中心周波
数間隔が各々の占有周波数帯域幅の合計の半値より大き
くなるようにし、かつ、第三および第四の光FM信号の
中心周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅の合計の半値
より大きくなるようにし、かつ、第一および第二の光F
M信号の中心周波数間隔と、第三および第四の光FM信
号の中心周波数間隔との差が、第一から第四の光FM信
号の占有周波数帯域幅の総和の半分より大きくなるよう
に各光FM信号を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広帯域信号光を利用
した通信に利用する。特に、一つの光送信器の出力光信
号を複数の無線基地局に分配してこの無線基地局から無
線信号として送信するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】大容量データ通信等を行う場合には広帯
域信号を伝送する必要があり、一般的には光ファイバや
同軸ケーブルといった伝送帯域の広い媒体が使用されて
いる。しかし、有線を張ることのできない場所へ伝送す
る必要が生じる場合もあり、この際は広い伝送帯域を確
保できるミリ波帯の利用が検討されている。
【0003】図4および図6は、センタ局から無線基地
局まで信号を伝送する場合の従来例および各部信号スペ
クトル例である。センタ局100では、伝送信号源10
1から出力された信号(a’)を光送信器102で光信
号に変換して送信する。この光信号は、光分配器11
1、光伝送路112等を経て、無線基地局120へ伝送
される。無線基地局120では、光受信器121により
光信号を元の電気信号(a’)へ復元した後、この電気
信号と、局部発振器122から出力される電気信号
(b’)とを、変調器123に入力して高周波電気信号
(c’)に変調した後、無線送信器124からアンテナ
125を経て電波として送信する。
【0004】図5は、図4と同じく無線基地局まで信号
を伝送する場合の従来例で、局部発振器を各無線基地局
に持たない場合の例である。センタ局100では、伝送
信号源101から出力された電気信号(a’)と、局部
発振器103から出力された電気信号(b’)とを、変
調器104に入力して高周波電気信号(c’)に変調し
た後、この高周波電気信号を光送信器102にて光信号
に変換して送出する。この光信号は、光分配器111、
光伝送路112などを経て無線基地局120へ伝送され
る。無線基地局120では、光受信器121により光信
号を前記高周波電気信号(c’)へ復元した後、この電
気信号を無線送信器124およびアンテナ125を経て
電波として送信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に挙げた従来例の
場合は、各無線基地局に局部発振器を用意する必要があ
る。広帯域信号を伝送する場合は広い信号帯域を確保す
る必要があるため、ミリ波帯を用いることが検討されて
いるが、ミリ波帯の局部発振器は高価である他、温湿度
環境の厳しい無線基地局で用いる場合は安定度の確保が
困難である。
【0006】一方、図5に挙げた従来例の場合は局部発
振器をセンタ局にのみ設置すればよく、図4に挙げた従
来例の問題点は解決されている。しかし、ミリ波帯の電
気信号で変調した光信号は、光伝送路中で生じる波長分
散により伝送信号に歪みが生じるため、光伝送路の伝送
距離が制限を受けるという問題がある。
【0007】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、無線基地局に効率良く信号を伝送することが
できる光送信器および無線基地局および光伝送装置を提
供することを目的とする。また、この際に、各無線基地
局に局部発振器を用意せずにミリ波帯の電波を送信する
ことを可能とし、かつ、ミリ波帯の電気信号を直接光で
伝送しない仕組みを用いることにより、光伝送路で生じ
る波長分散の影響を回避することができる光送信器およ
び無線基地局および光伝送装置を提供することを目的と
する。
【0008】これにより、ハードウェアを安価に構成す
るとともに、保守点検の工数を低減させることができる
光送信器および無線基地局および光伝送装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、4つの光周
波数変調器(以下、光FM変調器という)の出力光信号
である4つの光周波数変調信号(以下、光FM信号とい
う)を伝送する。この際、第一および第二の光FM信号
の中心周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅の合計の半
値より大きくなるようにし、かつ、第三および第四の光
FM信号の中心周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅の
合計の半値より大きくなるようにし、かつ、第一および
第二の光FM信号の中心周波数間隔と、第三および第四
の光FM信号の中心周波数間隔との差が、第一から第四
の光FM信号の占有周波数帯域幅の総和の半分より大き
くなるように各光FM信号を配置する。
【0010】第一および第二の光FM信号の中心周波数
間隔と、第三および第四の光FM信号の中心周波数間隔
とを、各々無線基地局から電波として送出する信号の周
波数に設定する。これらの光FM信号を無線基地局内の
受光素子等の光受信器で一括して自乗検波することによ
り得られる電気周波数変調信号(以下、電気FM信号と
いう)から、フィルタを用いて第一および第二の光信号
の差周波数成分と、第三および第四の光FM信号の差周
波数成分とを抜き出し、この電気FM信号をそのまま無
線基地局から送出することにより、ミリ波帯の電気信号
を直接光伝送せず、また、各無線基地局にミリ波帯の局
部発振器を用意することなく伝送することが可能とな
る。
【0011】前記無線基地局から送出された電波を受信
する無線加入者端末内においては、前記二つの差周波数
成分の信号をダイオードのような非線形回路で同時に自
乗検波すれば、一つの電気FM信号を、無線加入者端末
内に局部発振器を用意することなく得られる。この電気
FM信号を復調すれば最大4つの異なるチャネルの伝送
信号が得られる。
【0012】ここで、第一および第二の光信号の変調信
号は共に第一の伝送信号で位相が反転関係となるように
し、また、第三および第四の光FM信号の変調信号は共
に第二の伝送信号で位相関係が反転関係となるように各
変調信号の振幅および位相関係を選択することにより、
光周波数変調器で発生する強度変調成分の相殺および光
周波数変調器の非線形性の緩和を図ることが可能とな
る。
【0013】前記第一および第二の伝送信号は、異なる
占有周波数帯域または送出タイミングの伝送信号であっ
てもよいし、あるいは、同一の伝送信号であってもよ
い。
【0014】前記無線基地局から送出された電波を受信
する無線加入者端末内においては、前記二つの差周波数
成分の信号をダイオードのような非線形回路で同時に自
乗検波すれば、一つの電気FM信号を、無線加入者端末
内に局部発振器を用意することなく得られる。この電気
FM信号を復調すれば第一および第二の伝送信号が得ら
れる。
【0015】すなわち、本発明の第一の観点は光送信器
であって、本発明の特徴とするところは、第一、第二、
第三、第四の光FM変調器と、この第一、第二、第三、
第四の光FM変調器の出力光信号を合波する光合波器と
を備え、前記第一、第二、第三、第四の光FM変調器の
出力光信号の占有周波数帯域は相互に重ならず、前記第
一および第二の光FM変調器の出力光信号の中心周波数
間隔が各々の占有周波数帯域幅の和の半分より大きく、
前記第三および第四の光FM変調器の出力光信号の中心
周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅の和の半分より大
きく、前記第一および第二の光FM変調器の出力光信号
の中心周波数間隔と前記第三および第四の光FM変調器
の出力光信号の中心周波数間隔との差が前記第一、第
二、第三、第四の光FM変調器の出力光信号の占有周波
数帯域幅の総和の半分より大きいところにある。
【0016】前記第一、第二、第三、第四の光FM変調
器には、少なくとも一部の前記光FM変調器に、他と異
なる占有周波数帯域または送出タイミングの変調信号が
入力されるようにすることができる。例えば、前記第
一、第二、第三、第四の光FM変調器に、それぞれ異な
る占有周波数帯域または送出タイミングの変調信号を入
力すれば、四つの異なるチャネルのデータを周波数多重
または時分割多重して伝送することができる。
【0017】前記第一および第二の光FM変調器には、
位相が互いに反転関係にある変調信号がそれぞれ入力さ
れ、前記第三および第四の光FM変調器には、位相が互
いに反転関係にある変調信号がそれぞれ入力されるよう
にすることができる。これにより、前記第一および第二
の光FM変調器の出力光信号および前記第三および第四
の光FM変調器の出力光信号は、互いに逆位相となり、
これらの光FM変調器から出力される不要な強度変調成
分が相殺されて伝送信号の歪みを低減させることができ
る。
【0018】前記第一および第二の光FM変調器に入力
される変調信号と、前記第三および第四の光FM変調器
に入力される変調信号とはその占有周波数帯域または送
出タイミングが異なる変調信号であるようにすることも
できる。これにより、例えば、二つの異なるチャネルの
データを周波数多重または時分割多重して伝送すること
ができる。
【0019】本発明の第二の観点は無線基地局であっ
て、本発明の特徴とするところは、本発明の光送信器の
出力光信号を入力しこれを光電気変換して自乗検波する
手段と、この自乗検波する手段により生成された電気信
号を入力し前記第一および第二の光FM変調器の出力光
信号の中心周波数間隔と前記第三および第四の光FM変
調器の出力光信号の中心周波数間隔とに相応する周波数
値をそれぞれ中心周波数として帯域濾波する手段と、こ
の帯域濾波する手段の出力電気信号を無線信号として送
信する手段とを備えたところにある。
【0020】これにより、ミリ波帯の電気信号を直接光
伝送せず、また、各無線基地局にミリ波帯の局部発振器
を用意することなく伝送することができる。
【0021】また、前記光FM変調器は、4つとして説
明したが、4の倍数個備えても同様に説明することがで
きる。
【0022】本発明の第三の観点は、本発明の光送信器
の出力光信号を入力信号とする本発明の無線基地局を備
えたことを特徴とする光伝送装置である。
【0023】これにより、ハードウェアを安価に構成す
るとともに、保守点検の工数を低減させることができる
光送信器および無線基地局および光伝送装置を実現する
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明実施例の光送信器および無
線基地局および光伝送装置を図1および図2を参照して
説明する。図1は本発明第一実施例の光送信器および無
線基地局および光伝送装置のブロック構成図である。図
2は本発明第二実施例の光送信器および無線基地局およ
び光伝送装置のブロック構成図である。
【0025】本発明の第一の観点は光送信器10であっ
て、本発明の特徴とするところは、図1および図2に示
すように、光FM変調器11、12、13、14と、こ
の光FM変調器11、12、13、14の出力光信号で
ある光FM信号を合波する光合波器15とを備え、光F
M変調器11、12、13、14の出力光信号の占有周
波数帯域は相互に重ならず、光FM変調器11、12の
出力光信号の中心周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅
の和の半分より大きく、光FM変調器13、14の出力
光信号の中心周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅の和
の半分より大きく、光FM変調器11、12の出力光信
号の中心周波数間隔と光FM変調器13、14の出力光
信号の中心周波数間隔との差が光FM変調器11、1
2、13、14の出力光信号の占有周波数帯域幅の総和
の半分より大きいところにある。
【0026】本発明第一実施例の光送信器10の光FM
変調器11、12、13、14には、それぞれ他と異な
る占有周波数帯域または送出タイミングの変調信号を入
力することができる。
【0027】本発明第二実施例の光送信器10は、図2
に示すように、光FM変調器11、12には、位相が互
いに反転関係にある変調信号がそれぞれ入力され、光F
M変調器13、14には、位相が互いに反転関係にある
変調信号がそれぞれ入力される。このときに、光FM変
調器11、12に入力される変調信号と、光FM変調器
13、14に入力される変調信号とはその占有周波数帯
域または送出タイミングが異なる変調信号であってもよ
い。
【0028】本発明の第二の観点は無線基地局30であ
って、本発明の特徴とするところは、図1および図2に
示すように、光送信器10の出力光信号を入力しこれを
光電気変換して自乗検波する受光素子31と、この受光
素子31により生成された電気信号を入力し光FM変調
器11、12の出力光信号の中心周波数間隔と光FM変
調器13、14の出力光信号の中心周波数間隔とに相応
する周波数値をそれぞれ中心周波数として帯域濾波する
帯域通過フィルタ32と、この帯域通過フィルタ32の
出力電気信号を無線信号として送信する終段増幅器33
とを備えたところにある。
【0029】本実施例では、4つの光FM変調器11、
12、13、14を備えた光送信器10の例を説明する
が、光FM変調器は4の倍数個備えても同様に説明する
ことができる。すなわち、光FM変調器を4の倍数個備
えた光送信器は、ここで説明する4つの光FM変調器1
1、12、13、14を備えた光送信器10を複数並列
に備えた構成と等価である。ただし、一つの光合波器1
5に4の倍数個の光FM変調器の出力光信号を入力して
もよい。
【0030】さらに、本発明の第三の観点は、本発明の
光送信器10の出力光信号を入力信号とする本発明の無
線基地局30を備えたことを特徴とする光伝送装置であ
る。
【0031】図3に各部の信号スペクトル例を示す。光
FM変調器11ないし14から出力される光FM信号
(a)ないし(d)は各々の占有周波数帯域が重ならな
いように、各光FM変調器のキャリア光周波数f1ない
しf4を設定する必要がある。また、各光FM信号のキ
ャリア光周波数f1ないしf4および占有周波数帯域幅
ΔfaないしΔfdは以下の関係を満たす必要がある。 (Δfa+Δfb)÷2≦|f2−f1| (Δfc+Δfd)÷2≦|f4−f3| (Δfa+Δfb+Δfc+Δfd)÷2≦||f4−
f3|−|f2−f1|| 無線基地局30内の受光素子31によって伝送された光
信号を自乗検波すると、(f)に示すような各キャリア
光周波数の差周波数を中心とする6つの電気FM信号が
得られる。これらの電気FM信号の内から|f2−f1
|および|f4−f3|を中心とする2つの電気FM信
号のみを帯域通過フィルタ32によって抜き出した後、
この信号を適当なレベルまで増幅してからそのまま無線
信号として送出する。
【0032】前記自乗検波により得られた電気FM信号
は、|f3−f1|、|f3−f2|、|f4−f1|
および|f4−f2|の値が|f2−f1|および|f
4−f3|に比べて十分大きく、かつ、受光素子の応答
周波数帯域を越えている場合は、|f2−f1|および
|f4−f3|を中心とする2つの電気FM信号のみと
なる。
【0033】前記無線信号は無線加入者端末で受信され
た後に、ダイオードのような非線形素子で自乗検波する
と||f4−f3|−|f2−f1||を中心とし、占
有周波数帯域がΔfa+Δfb+Δfc+Δfdの電気
FM信号が得られる。この電気FM信号を復調すると光
送信器10に入力した伝送信号が得られる。
【0034】|f2−f1|および|f4−f3|の値
をミリ波帯の伝送しようとする周波数帯に設定すれば、
無線基地局にミリ波帯の局部発振器を用意する必要が無
くなる。
【0035】図3(a)〜(d)に示すように、光FM
変調器11、12、13、14の出力光信号の占有周波
数帯域をずらす仕組みとしては、光FM変調器11、1
2、13、14に使用するデバイスを中心周波数が所望
する分ずれたものをそれぞれ使用する。また、占有周波
数帯域幅Δfa、Δfb、Δfc、Δfdは、それぞれ
入力端子1〜4から入力される変調信号の周波数および
伝送帯域に依存する。
【0036】図3(g)に示す中心周波数|f2−f1
|の電気信号は、Δfa+Δfbの占有周波数帯域幅を
有しており、入力端子1および2から入力された変調信
号が周波数多重されている。したがって、入力端子1お
よび2に、それぞれ異なる占有周波数帯域または送出タ
イミングの変調信号を入力することにより、中心周波数
|f2−f1|の電気信号からこれら異なる占有周波数
帯域または送出タイミングの信号を分離することができ
る。
【0037】同様に、図3(g)に示す中心周波数|f
4−f3|の電気信号は、Δfc+Δfdの占有周波数
帯域幅を有しており、入力端子3および4から入力され
た変調信号が周波数多重されている。したがって、入力
端子3および4に、それぞれ異なる占有周波数帯域また
は送出タイミングの変調信号を入力することにより、中
心周波数|f4−f3|の電気FM信号からこれら異な
る占有周波数帯域または送出タイミングの信号を分離す
ることができる。
【0038】したがって、本発明第一実施例の光送信器
10は、最大四つの異なる占有周波数帯域または送出タ
イミングの信号を多重することができる。また、本発明
第二実施例の光送信器10は、最大二つの異なる占有周
波数帯域または送出タイミングの信号を多重することが
できる。
【0039】以下では、本発明実施例をさらに詳細に説
明する。
【0040】(第一実施例)本発明第一実施例の光送信
器10および無線基地局30を図1を参照して説明す
る。図1に示す光送信器10においては、入力端子1な
いし4から入力された変調信号である伝送信号を各々光
FM変調器11ないし14にて光FM信号(a)ないし
(d)に変換する。なお、光FM変調器11ないし14
としてはDFBレーザ(Distributed Feedback Laser)等
を用いることができる。
【0041】これら4つの光信号を光合波器15にて合
波した光信号(e)は、光分配器21および光伝送路2
2を経て無線基地局30へ伝送される。無線基地局30
においては、受光素子31にて光信号を自乗検波して電
気FM信号(f)が得られ、この電気FM信号から帯域
通過フィルタ32によって無線信号として出力する周波
数成分のみを有する電気FM信号(g)を抜き出す。こ
の電気FM信号は終段増幅器33によって適当な出力レ
ベルまで増幅された後、アンテナ34から出力される。
【0042】図1に示した構成例では入力端子1ないし
4に別々の伝送信号を入力する形態を示したが、4入力
のうちの一部もしくは全てに同一の伝送信号を入力して
もよい。
【0043】(第二実施例)本発明第二実施例の光送信
器10および無線基地局30を図1を参照して説明す
る。図2に示す光送信器10においては、入力端子1ま
たは2から入力された伝送信号を、電気分配器16また
は17により各々2分配する。ここで、電気分配器16
または17の出力信号は位相関係が逆位相の関係になっ
ている。
【0044】第二実施例の光送信器10では、光FM変
調器11および12から出力される不要な強度変調成分
が逆位相関係にあるため、無線基地局30内の受光素子
31で自乗検波する際に、前記強度変調成分は相殺され
る。光FM変調器13および14から出力される不要な
強度変調成分についても同様である。このようにして、
不要な強度変調成分によって発生する伝送信号の歪みを
低減することが可能である。
【0045】図2に示した第二実施例では入力端子1お
よび2に別々の伝送信号を入力する形態を示したが、同
一の伝送信号を入力してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光伝送装
置は、4つの光信号を同時に伝送することにより、無線
基地局に局部発振器が無くてもミリ波帯電波の送信が可
能となり、また、波長分散による伝送信号の劣化あるい
は伝送距離の制限を回避することが可能となる。
【0047】また、光送信器内の光FM変調器に入力す
る伝送信号の位相を適当なものにすれば、光FM変調器
によって発生する不要な強度変調成分等による信号の歪
みを相殺することが可能である。
【0048】これにより、ハードウェアを安価に構成す
るとともに、保守点検の工数を低減させることができる
光送信器および無線基地局および光伝送装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の光伝送装置のブロック構成
図。
【図2】本発明第二実施例の光伝送装置のブロック構成
図。
【図3】本発明実施例の光伝送装置の各部信号スペクト
ル例を示す図。
【図4】光送信器内に局部発振器を設ける場合の従来例
を示す図。
【図5】無線基地局内に局部発振器を設ける場合の従来
例を示す図。
【図6】従来例の各部信号スペクトル例を示す図。
【符号の説明】
1〜4 入力端子 10 光送信器 11〜14 光周波数変調器 15 光合波器 16、17 電気分配器 21、111 光分配器 22、112 光伝送路 30、120 無線基地局 31 受光素子 32 帯域通過フィルタ 33 終段増幅器 34、125 アンテナ 100 センタ局 101 伝送信号源 102 光送信器 103、122 局部発振器 104、123 変調器 121 光受信器 124 無線送信器 a 光周波数変調器11の出力信号スペクトルの例 b 光周波数変調器12の出力信号スペクトルの例 c 光周波数変調器13の出力信号スペクトルの例 d 光周波数変調器14の出力信号スペクトルの例 e 光合波器15から出力される伝送信号光スペクトル
の例 f 無線基地局にある受光素子の出力信号スペクトルの
例 g 無線基地局にある帯域通過フィルタの出力信号スペ
クトルの例 a’ 伝送信号 b’ 局部発振器出力信号 c’ 変調器出力高周波信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 14/00 14/02 H04Q 7/36 Fターム(参考) 5K002 AA01 AA02 BA05 CA15 DA02 FA01 5K067 AA41 CC02 EE10 EE34 EE37 GG01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一、第二、第三、第四の光周波数変調
    器と、この第一、第二、第三、第四の光周波数変調器の
    出力光信号を合波する光合波器とを備え、 前記第一、第二、第三、第四の光周波数変調器の出力光
    信号の占有周波数帯域は相互に重ならず、 前記第一および第二の光周波数変調器の出力光信号の中
    心周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅の和の半分より
    大きく、 前記第三および第四の光周波数変調器の出力光信号の中
    心周波数間隔が各々の占有周波数帯域幅の和の半分より
    大きく、 前記第一および第二の光周波数変調器の出力光信号の中
    心周波数間隔と前記第三および第四の光周波数変調器の
    出力光信号の中心周波数間隔との差が前記第一、第二、
    第三、第四の光周波数変調器の出力光信号の占有周波数
    帯域幅の総和の半分より大きいことを特徴とする光送信
    器。
  2. 【請求項2】 前記第一、第二、第三、第四の光周波数
    変調器には、少なくとも一部の前記光周波数変調器に、
    他と異なる占有周波数帯域または送出タイミングの変調
    信号が入力される請求項1記載の光送信器。
  3. 【請求項3】 前記第一および第二の光周波数変調器に
    は、位相が互いに反転関係にある変調信号がそれぞれ入
    力され、 前記第三および第四の光周波数変調器には、位相が互い
    に反転関係にある変調信号がそれぞれ入力される請求項
    1記載の光送信器。
  4. 【請求項4】 前記第一および第二の光周波数変調器に
    入力される変調信号と、前記第三および第四の光周波数
    変調器に入力される変調信号とはその占有周波数帯域ま
    たは送出タイミングが異なる変調信号である請求項3記
    載の光送信器。
  5. 【請求項5】 請求項1または3記載の光送信器の出力
    光信号を入力しこれを光電気変換して自乗検波する手段
    と、 この自乗検波する手段により生成された電気信号を入力
    し前記第一および第二の光周波数変調器の出力光信号の
    中心周波数間隔と前記第三および第四の光周波数変調器
    の出力光信号の中心周波数間隔とに相応する周波数値を
    それぞれ中心周波数として帯域濾波する手段と、 この帯域濾波する手段の出力電気信号を無線信号として
    送信する手段とを備えたことを特徴とする無線基地局。
  6. 【請求項6】 前記光周波数変調器を4の倍数備えた請
    求項1または3記載の光送信器。
  7. 【請求項7】 請求項1または3記載の光送信器の出力
    光信号を入力信号とする請求項5記載の無線基地局を備
    えたことを特徴とする光伝送装置。
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