JP2002343532A - サージアブソーバ - Google Patents

サージアブソーバ

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JP2002343532A
JP2002343532A JP2001142756A JP2001142756A JP2002343532A JP 2002343532 A JP2002343532 A JP 2002343532A JP 2001142756 A JP2001142756 A JP 2001142756A JP 2001142756 A JP2001142756 A JP 2001142756A JP 2002343532 A JP2002343532 A JP 2002343532A
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JP
Japan
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surge
surge absorber
voltage
discharge
length
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001142756A
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English (en)
Inventor
Chikashi Nibu
親志 丹生
Heirin Yo
炳霖 楊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BL KOGYO KK
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
BL KOGYO KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流商用電源に使用しても、発火およびショ
ートがなくて安定したサージ吸収特性を有するサージア
ブソーバを提供することを目的とする。 【解決手段】 電極板とジメット線を接続した一体の電
極間長さlに、セラミック絶縁体を挟み、耐圧ガラスに
て中空状態に封印して、ガラス管内には窒素ガスを用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雷サージ等に代表
されるピーク電圧値の大きいノイズを吸収する為のサー
ジアブソーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、サージ吸収素子としての酸化
バリスターやセラミックの表面を炭素膜で塗布して、こ
れにレーザーカットを行ない、ネオン等の第三類の不活
性ガスをガラス管に封印して、両電極管で放電を行な
う。通常マイクロギャップも放電管等がある。まず酸化
バリスターでするが、この素子は、バリスター電圧をオ
ーバーするサージ電圧が印加されると、バリスター電圧
にてサージ電圧がクリップされ、それ以上の電圧を吸収
する。しかし、この酸化バリスターには、数多くのサー
ジ電圧吸収によって破壊されると両極端子がショート状
態になるという欠点がある。このような破壊時に両極端
子ショート状態になるものを常時交流電圧が印加されて
いる電気機器の一次側に使用する場合は非常に危険であ
る。
【0003】又マイクロギャップ式放電管において、放
電開始電圧をオーバーするサージ電圧が印加されると、
両電極間で放電を行ない、数マイクロ秒後、放電維持電
圧状態になり、この放電維持電圧は数十ボルトである
為、これを常時交流電圧が印加されている電気機器の一
次側に使用する場合は放電状態が継続して発火状態にな
り非常に危険である。
【0004】他の方法として、数mm間隔の並列に並べ
られたピンの両端にて放電させることにより、サージ電
圧を吸収する方法もあるが、この構成ではピン間隔の安
定性がない為、放電開始電圧が異なり、安定したサージ
吸収が望めない。
【0005】本発明に近い例として、ACアダプター等
に使用するトランスのボビンに中空状の空洞を設け、一
対のACプラグの両端に一対の突起状の金属片をつけ
て、空洞内に設置し、この空洞を放電に活用するような
構造の物もあるが、完全な密閉状態の空洞を作る事が困
難であり、又ボビン等の材質は電気部品に使用する関係
上、絶縁物であるプラスティック成型品がほとんどで、
当然ながら可燃性材質であり、空洞内で放電を行なうの
で、常に発火が心配されるので、活電部に使用する場合
には非常な危険性も考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】サージアブソーバを交
流一次側電極に直付で使用する場合、酸化バリスターで
は最終破壊の状態がショートである為、安全性にかけ、
又マイクロギャップ式放電管では放電維持電圧が、商用
交流電圧よりも低い為、放電の継続で発火状態になり、
又、並列のピンでは安定した状態にて放電開始しないの
で、サージ吸収に関してきわめて不安定である。又、ト
ランスのボビン等を活用した、中空状態のサージ吸収器
では、成型品、絶縁物との制約条件で、使用材質がプラ
スチック類である為、放電火花による発火があり、安全
性にも問題がある。
【0007】本発明は、安定したサージ吸収特性及び、
放電開始電圧を有するサージアブソーバを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電極板とジメ
ット線を接続した一体の電極間長さlにセラミック絶縁
体を挟み、長さlを変化する事で、放電電圧の調整を可
能にした。
【0009】又、サージアブソーバが放電時に、外部へ
のアーク火花漏れ防止の為、耐圧ガラスにて中空状態の
封印を行ない、交流実源を印加状態でも、サージ吸収後
の続流防止の為、ガラス管内に窒素ガスを用いた。
【0010】
【発明の実施の形態】このような構造の為、サージ電圧
の吸収電圧値は、長さlの調整で、任意に変更でき、又
電極間に絶縁物であるセラミック絶縁体を挟んでいるの
でショートは考えられず、放電時はこのセラミック絶縁
体の表面上に沿ってアークが放電するので、放電電圧及
び放電の安定性にも寄与し、外部をガラスで中空状態に
密封しているので、アーク放電が外部に漏れる事もな
く、火災の心配もない。又、ガラス管内に窒素ガス使用
であるから、放電維持電圧がアルゴン、ネオン等使用時
のように数十ボルトに低下する事もないので、放電開始
電圧値のみ商用交流電圧の最高値以上に設定しておれ
ば、発火等もない。
【0011】(実施例)以下、本発明の一実施例につい
て図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例におけるサージア
ブソーバの構成を示す図である。図1において、1はセ
ラミック絶縁体、2aおよび2bは電極板、3aおよび
3bはジメット線、4aおよび4bはガラス、5は封印
された窒素ガスを示す。図中Lはセラミック絶縁体の長
さを表し、放電開始電圧を決定する。ジメット線3aお
よび3bを、例えば、図2に示すようなACアダプター
などの電源装置の一次側に接続する。
【0013】図2は本発明の一実施例におけるサージ吸
収器をACアダプターに使用した場合の回路図である。
図2において、7は本実施例のサージアブソーバであ
り、ACアダプターの一対の一次側端子6a,6bの間
に接続されている。8は電源トランス、9は整流器、1
0は平滑コンデンサー、11aおよび11bは二次側の
出力端子である。
【0014】このように接続されたサージ吸収器は、通
常の100V系及び200V系の商用のAC電源では放
電しない。ACアダプターは電源トランス8、整流器
9、コンデンサ10により、交流電圧を直流電圧に変換
する。例えば雷などにより数kVのサージ電圧が入力さ
れた場合は、サージアブソーバのジメット電極部2a,
2b間でセラミック絶縁体1の表面に沿って放電するこ
ととなる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、電極板とジメッ
ト線を接続した一体の電極間長さlに絶縁体を挟み、l
を変化することで任意に放電開始電圧を調整することが
出来る。
【0016】また、サージアブソーバの放電時、外部へ
のアーク火花漏れ防止の為、耐圧ガラスにて中空状態の
封印を行ない、ガラス管内に窒素ガスを使用すること
で、サージ電圧吸収後の続流発生を防止して、商用交流
電源にも安全にて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるサージアブソーバの
構成を示す図
【図2】本発明の一実施例におけるサージアブソーバを
ACアダプターに使用した回路図
【符号の説明】
1 セラミック絶縁体 2a,2b 電極板 3a,3b ジメット線 4a,4b ガラス管 5 窒素ガス 6a,6b 一次側端子 7 サージアブソーバ 8 電源トランス 9 整流器 10 平滑コンデンサ 11a,11b 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楊 炳霖 東京都江東区住吉2−5−6 ビーエル工 業有限会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極板とジメット線を接続した一体の電極
    間長さlにセラミック絶縁体を挟み、lを変化させる事
    で放電開始電圧を調整する事を特徴とするサージアブソ
    ーバ。
  2. 【請求項2】そのサージアブソーバの放電時、外部への
    アーク火花漏れ防止の為、耐圧ガラスにて中空状態の封
    印を行い、交流電源を印加状態でも、サージ電圧吸収後
    の続流防止の為、ガラス管内に窒素ガスを使用した構造
    を特徴とする請求項1記載のサージアブソーバ。
JP2001142756A 2001-05-14 2001-05-14 サージアブソーバ Pending JP2002343532A (ja)

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