JP2002342860A - 車載型防犯装置とそれを用いた防犯システム - Google Patents

車載型防犯装置とそれを用いた防犯システム

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JP2002342860A
JP2002342860A JP2001149093A JP2001149093A JP2002342860A JP 2002342860 A JP2002342860 A JP 2002342860A JP 2001149093 A JP2001149093 A JP 2001149093A JP 2001149093 A JP2001149093 A JP 2001149093A JP 2002342860 A JP2002342860 A JP 2002342860A
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JP
Japan
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vehicle
digital camera
mobile phone
image data
security device
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Application number
JP2001149093A
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English (en)
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Manabu Eguchi
学 江口
Tomoo Aragaki
友穂 新垣
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラ付き携帯電話機を使用する安
価な防犯システムを提供することである。 【解決手段】 防犯システムは、10自動車、11緊急
表示灯、12照明装置、13ドア開閉スイッチ、14緊
急スイッチ、15料金メータ、20携帯電話機、30デ
ジタルカメラ、100車載型防犯装置、200画像管理
サーバ装置、300公衆回線網を具備している。防犯シ
ステムは、デジタルカメラ付き携帯電話機が撮影した顔
写真を画像管理サーバ装置に保存することで、実際に犯
罪が発生した場合、モンタージュ写真として使用できる
有効な証拠を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシーなどに設
置するデジタルカメラ付き携帯電話を用いた車載型防犯
装置と防犯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機にデジタルカメラが装着され
ることにより、安価な設備で公衆電話網を経由してデジ
タル画像を発信できる社会基盤が整備され始めている。
また、携帯電話機に外付けのキーボードを取り付けて、
携帯電話機を外部のキーボードから操作する方法がイン
ターネットのhttp://mobilenews.n
e.jp/news/2000/02/net%/26
com21/0201netc.htmlに公開されて
いる。撮影技術としては、小型デジタルカメラの性能向
上に伴い暗い場所でも撮影が可能となることが期待され
る。
【0003】防犯システムの分野では、携帯電話機とデ
ジタルカメラを使用し公衆電話網を経由して音声および
画像を採取する方法が特開平11−41669号公報に
開示されている。しかし、撮影した顔写真等の肖像権管
理については明確な管理方法が示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされたもので第1の目的は、携帯電話機を使用
することにより既設の社会基盤を使用することで安価な
防犯システムを提供することである。
【0005】第2の目的は、乗客の肖像権を管理・保護
できる防犯システムを提供することである。
【0006】第3の目的は、画像データの送信回数およ
びデータ量を減らすことで通信コストを削減することで
ある。
【0007】なお、この発明で携帯電話機とは、携帯型
無線装置・携帯電話およびPHS等を含むものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の車載型防犯装置では、デジタルカメラ付
き携帯電話機と通信するインターフェース部と、ドア開
閉スイッチの値を入力するトリガ信号入力部と、車内を
照らす照明装置の点灯時間を制御する照明制御手段と、
前記携帯電話機にデジタルカメラのシャッタのオン信号
を出力するシャッタ制御手段と、前記携帯電話機に顔写
真画像データを送信するよう指示する画像データ送信指
示部とを備えている。
【0009】上記構成により、車載型防犯装置は運転手
は、乗客の顔写真を撮影し、外部に送信することができ
る。
【0010】また、請求項2の車載型防犯装置では、デ
ジタルカメラ付き携帯電話機と通信するインターフェー
ス部と、ドア開閉スイッチの値を入力するトリガ信号入
力部と、車内を照らす照明装置の点灯時間を制御する照
明制御手段と、前記携帯電話機にデジタルカメラのシャ
ッタのオン信号を出力するシャッタ制御手段と、前記携
帯電話機に顔写真画像データを送信するよう指示する画
像データ送信指示部と、デジタルカメラの視野内に人が
存在することを検出する人検出手段とを備えている。
【0011】上記構成により、車載型防犯装置は乗客の
顔写真を撮影する確率を高くすることができ、その結
果、撮影回数および外部に送信するデータ量を減らすこ
とができる。
【0012】また、請求項3の車載型防犯装置では、デ
ジタルカメラ付き携帯電話機と通信するインターフェー
ス部と、ドア開閉スイッチの値を入力するトリガ信号入
力部と、車内を照らす照明装置の点灯時間を制御する照
明制御手段と、前記携帯電話機にデジタルカメラのシャ
ッタのオン信号を出力するシャッタ制御手段と、前記携
帯電話機に顔写真画像データを送信するよう指示する画
像データ送信指示部と、デジタルカメラの視野内に人が
存在することを検出する人検出手段と、乗客の顔をデジ
タルカメラの方向に向けさせる視線誘導手段とを備えて
いる。
【0013】上記構成により、車載型防犯装置は乗客が
デジタルカメラの方向を向いたときに顔写真を撮影する
確率を高くすることができ、実際に犯罪が発生した場合
のモンタージュ写真として使用できる有効な証拠を提供
することができる。
【0014】また、請求項4の車載型防犯装置では、デ
ジタルカメラ付き携帯電話機と通信するインターフェー
ス部と、ドア開閉スイッチの値を入力するトリガ信号入
力部と、車内を照らす照明装置の点灯時間を制御する照
明制御手段と、前記携帯電話機にデジタルカメラのシャ
ッタのオン信号を出力するシャッタ制御手段と、前記携
帯電話機に顔写真画像データを送信するよう指示する画
像データ送信指示部と、デジタルカメラの視野内に人が
存在することを検出する人検出手段と、乗客の顔をデジ
タルカメラの方向に向けさせる視線誘導手段と、デジタ
ルカメラの視野内に人が存在しないと判断した場合はデ
ジタルカメラの方向を切替える視野方向切替部とを備え
ている。
【0015】上記構成により、車載型防犯装置は乗客の
着席位置とデジタルカメラの視野内が一致していない場
合にデジタルカメラの方向を変えることにより、乗客の
顔写真を撮影する確率を高くすることができる。
【0016】請求項5の車載型防犯装置は、料金メータ
の賃走開始信号を入力し携帯電話機に顔写真画像データ
を送信するよう指示する画像データ送信指示部を備えて
いる。
【0017】上記構成により、運転手は従来行っている
操作だけで乗客の顔写真を撮影し、外部に送信すること
ができる。
【0018】請求項6の車載型防犯装置は、トリガ信号
入力部のドア閉信号を入力してから予め設定された時間
のあいだ照明装置の電源をONする照明制御手段を備え
ている。
【0019】上記構成により、車載型防犯装置は夜間で
も顔写真を撮影するための照明を確保することができ
る。
【0020】請求項7の車載型防犯装置は、トリガ信号
入力部のドア閉信号を入力してから予め設定されている
時間間隔で予め設定されている回数のシャッタオン信号
を出力するシャッタ制御手段を備えている。
【0021】上記構成により、車載型防犯装置は乗客の
位置および照明等の条件が最適となる時間帯に顔写真を
撮影することができる。
【0022】請求項8の車載型防犯装置は、緊急通報用
の緊急スイッチのON信号を入力し携帯電話機に予め設
定されている緊急送信先に予め設定されている緊急メッ
セージを送信するよう指示する画像データ送信指示部を
備えている。
【0023】上記構成により、車載型防犯装置は実際に
犯罪が発生した場合、従来から設置されている緊急スイ
ッチと連動して、犯罪発生を外部に通知することができ
る。
【0024】請求項9の車載型防犯装置は、料金メータ
の賃走終了信号を入力し携帯電話機に当該乗客の乗車終
了通知電文を送信するよう指示する画像データ送信指示
部を備えている。
【0025】上記構成により、車載型防犯装置は、先に
撮影した顔写真の後処理を開始するよう外部に指示する
ことができ、その指示を受信した外部機器は顔写真の後
処理を開始することができる。
【0026】請求項10の車載型防犯装置は、デジタル
カメラを携帯電話機に内蔵している。
【0027】上記構成により、車載型防犯装置は、例え
ばデジタルカメラと照明装置と外装ケースで構成される
カメラ照明装置を作成し、従来の照明装置が設置されて
いる方法を踏襲してデジタルカメラを取り付けることが
できる。
【0028】請求項11の車載型防犯装置は、デジタル
カメラを携帯電話機の外部に取り付ける。
【0029】上記構成により、車載型防犯装置は、例え
ばデジタルカメラと外装ケースで構成されるカメラ部を
作成し、カメラ部を極力小さくすることで、乗客が顔写
真を撮影されていることに気づかせないようにすること
ができる。
【0030】請求項12の車載型防犯装置は、赤外線セ
ンサーを用いた人検出手段を備えている。
【0031】上記構成により、車載型防犯装置は、例え
ば赤外線センサーとデジタルカメラと外装ケースで構成
されるカメラ人検出部を作成する。車載型防犯装置本体
とカメラ人検出部の2ユニットを車内に設置するだけで
設置作業が完了するので、機器設置時の改造範囲を最小
限にすることができる。
【0032】請求項13の車載型防犯装置は、デジタル
カメラの視野内に設置された発光機能を有するマーカ媒
体であり、乗客の身体が前記マーカ媒体と前記デジタル
カメラの間に入ることにより前記デジタルカメラが前記
マーカ媒体の光を検出できなくなることにより判定する
人検出手段を備えている。
【0033】上記構成により、車載型防犯装置は、例え
ばLEDなどの発光体を後部座席に設置したものをマー
カ媒体として用いることで、製造コストを削減できる。
【0034】請求項14の車載型防犯装置は、発光体を
用いた視線誘導部を備えている。
【0035】上記構成により、車載型防犯装置は、例え
ばLEDなどの発光体を複数設置したものを視線誘導部
として用いることで、製造コストを削減できる。
【0036】請求項15の車載型防犯装置は、携帯電話
機の表示装置を用いた視線誘導部を備えている。
【0037】上記構成により、車載型防犯装置は、携帯
電話機の表示装置を視線誘導部として用いることで、文
字情報・画像を表示することにより防犯システムの目的
や肖像権保護について告知できる。また、実際に犯罪を
企てている人に犯行を思いとどまらせる効果を期待でき
る。
【0038】請求項16の車載型防犯システムは、乗客
の顔写真を撮影するとともに外部との通信を行うデジタ
ルカメラ付き携帯電話機と、自動車と、乗客の顔写真撮
影を制御する車載型防犯装置と、自動車の車内を照らす
照明装置と、後部乗車ドアのドア開閉スイッチと、緊急
スイッチと、料金メータと、前記緊急スイッチと同期し
て緊急状態を外部に知らせる緊急表示灯と、前記車載型
防犯装置から画像データを受信し保存する画像管理サー
バ装置と、公衆電話網とを備えている。
【0039】上記構成により、車載型防犯システムは、
デジタルカメラ付き携帯電話機が撮影した顔写真を画像
管理サーバ装置に保存することで、実際に犯罪が発生し
犯人が車載型防犯装置を破壊した場合でもモンタージュ
写真として使用できる有効な証拠を提供できる。
【0040】請求項17の車載型防犯システムは、車載
型防犯装置から受信できる画像データ群が予め設定した
乗車回数分に制限する画像管理サーバ装置を備えてい
る。
【0041】上記構成により、車載型防犯システムは、
肖像権によって保護されるべき顔写真画像を画像管理サ
ーバ装置に保存する期間を乗客の乗車および降車と同期
させて管理することができる。例えば、乗車回数を1回
に設定した場合、乗車時に顔写真を登録し、降車時に顔
写真を削除することで顔写真を保存する期間を最短にす
ることができる。また、乗車回数を複数回に設定した場
合、顔写真を保存する期間は長くなるが、乗客が偽札を
使用した場合など、犯罪発生をリアルタイムに発見でき
ない時に利用することもできる。
【0042】請求項18の車載型防犯システムは、予め
設定した保存時間の期間だけ画像データを保存する画像
管理サーバ装置を備えている。
【0043】上記構成により、車載型防犯システムは、
肖像権によって保護されるべき顔写真画像を画像管理サ
ーバ装置に保存する期間を絶対時間で管理することがで
きる。例えば、保存時間を降車時から1時間と設定した
場合、乗車時に顔写真を登録し、降車時から1時間経過
した時点で顔写真を削除する。この1時間の間にほかの
乗客が複数存在した場合でも顔写真が保存されているこ
とを保障することができる。
【0044】請求項19の車載型防犯装置は、画像デー
タを予め設定した暗号化手法により暗号化したあと送信
する携帯電話機を備えている。
【0045】上記構成により、車載型防犯システムは、
乗客の顔写真が第三者に窃取された場合でも閲覧あるい
は販売されることを防止することができる。
【0046】請求項20の車載型防犯システムは、顔写
真画像を暗号化した状態で保存し、さらに前記顔写真画
像の復号キーを当該装置内部に保存していない画像管理
サーバ装置を備えている。
【0047】上記構成により、車載型防犯システムは、
肖像権によって保護されるべき顔写真画像をたとえ画像
管理サーバ装置の管理者でも容易に見ることができない
ようにすることができる。実際に犯罪が発生し顔写真画
像を復号化する頻度は、極まれである。復号キーの管理
を専用の装置に委ねることで管理コストを削減すること
ができる。
【0048】請求項21の車載型防犯システムは、警備
保障会社等の防犯システムを専門に扱う業者が管理する
画像管理サーバ装置を備えている。
【0049】上記構成により、車載型防犯システムは、
顔写真の肖像権保護および暗号キー・復号キーの管理な
どタクシー業者では対応が困難な分野の仕事を警備保障
会社等に委託するビジネスモデルを提供できる。この結
果、タクシー業者は配車管理や顧客管理に専念できる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。最初に、車載型防犯装置を説
明する。
【0051】図1は、車載型防犯装置と周辺機器の一構
成図である。
【0052】車載型防犯装置100は、101制御部、
102操作部、103表示部、104照明制御部、10
5メモリ、106インターフェース部、107トリガ信
号入力手段、108シャッタ制御手段、109視線誘導
部、110人検出手段、111視線方向切替部、112
画像データ送信指示部を具備している。さらに、周辺機
器として11緊急表示灯、12照明装置、13ドア開閉
スイッチ、14緊急スイッチ、15料金メータ、20携
帯電話機、30デジタルカメラを具備している。
【0053】制御部101は、車載型防犯装置100を
制御する。操作部102は、メンテナンス時の操作を行
う。表示部103は、車載型防犯装置の動作状態を表示
する。
【0054】照明制御手段104は、トリガ信号入力手
段107が後部乗車ドアのドア開状態を検出したとき、
照明装置を点灯状態とする。その後トリガ信号入力手段
107が後部乗車ドアのドア閉状態を検出した時を起点
として予め設定されている時間(t1)経過するまで照
明装置を点灯させる。
【0055】メモリ105は、車載型防犯装置100の
プログラムのダウンロード先・顔写真画像データの送信
先・緊急発生時の連絡先・緊急発生を通知する緊急メッ
セージ・シャッタ制御情報等を記憶する。
【0056】インターフェース部106は、携帯電話機
20のキーボードインターフェースに接続し制御信号の
送信する。
【0057】トリガ信号入力手段107は、後部乗車ド
アのドア開閉スイッチ13よりドア開閉状態を入力す
る。
【0058】シャッタ制御手段108は、トリガ信号入
力手段107が後部乗車ドアのドア閉状態を検出した時
を起点として予め設定されている時間(ts0、ts
1、・・・tsn:nは正数)に基づきシャッタのオン
信号を出力する。視線誘導部109は、発光体または携
帯電話機の表示装置を使用して、乗客の顔がデジタルカ
メラ30の方向に向くよう誘導する。
【0059】人検出手段110は、赤外線センサーまた
は発光体を用いたマーカ媒体により、デジタルカメラ3
0の視野内に人が存在することを検出する。視野方向切
替部111は、最初に後部座席の歩道側にデジタルカメ
ラ30を向け撮影の準備をする。
【0060】視野方向切替部111は、人検出手段11
0が乗客が後部座席の歩道側に存在しないと判断した場
合にデジタルカメラ30の方向を後部座席に運転手側に
切替える。
【0061】画像データ送信指示部112は、料金メー
タ15の賃走開始信号を入力し携帯電話機20に当該乗
客の顔写真画像データを送信先に送信するよう指示す
る。また、画像データ送信指示部112は、料金メータ
15の賃走終了信号を入力し携帯電話機20に当該乗客
の顔写真画像データを後処理するよう顔写真画像データ
の送信先に送信するよう指示する。さらに、画像データ
送信指示部112は、緊急スイッチのON信号を入力し
携帯電話機20に緊急発生を通知する緊急メッセージを
緊急発生時の連絡先に送信するよう指示する。
【0062】次に、防犯システムについて説明する。
【0063】図2は、防犯システムの一構成図である。
【0064】防犯システムは、10自動車、11緊急表
示灯、12照明装置、13ドア開閉スイッチ、14緊急
スイッチ、15料金メータ、20携帯電話機、30デジ
タルカメラ、100車載型防犯装置、200画像管理サ
ーバ装置、300公衆回線網を具備している。
【0065】自動車10は、車載型防犯装置100を装
備した自動車である。
【0066】緊急表示灯11は、自動車10の屋根上部
に設置されており赤ランプの点灯により緊急事態(強盗
や病気など)が発生したことを外部に知らせる。
【0067】照明装置12は、自動車10車内を照ら
す。照明装置12は、照明制御手段104の電源供給に
より点灯および消灯する。
【0068】ドア開閉スイッチ13は、後部乗車ドアの
開閉状態を検出し、開または閉の2値化データとして出
力する。
【0069】緊急スイッチ14は、緊急表示灯11を点
灯させるときに操作する。
【0070】料金メータ15は、賃走開始/終了スイッ
チを有しており、賃走開始または賃走終了の2値化デー
タとして出力する。
【0071】携帯電話機20は、デジタルカメラ30を
有しており、車載型防犯装置100の制御信号に従い、
車載型防犯装置100用プログラムのダウンロード・2
00画像管理サーバ装置との通信・乗客の顔写真の撮影
・緊急時の連絡等を行う。
【0072】デジタルカメラ30は、乗客の顔写真を撮
影する。
【0073】車載型防犯装置100は、携帯電話機20
を制御する。
【0074】画像管理サーバ装置200は、携帯電話機
20より乗客の顔写真画像データを受信し保存する。ま
た、画像管理サーバ装置200は、顔写真画像データの
保存条件に従い顔写真画像データの保存条件を削除す
る。
【0075】公衆回線網300は、携帯電話機20と画
像管理サーバ装置200間の通信を行う。
【0076】第一の実施例として、請求項1に示す車載
型防犯装置を用いたタクシーの防犯システムについて説
明する。
【0077】図3は、運転手が乗客の乗車時に行う操作
を示すフローチャートである。
【0078】乗客の乗車時、運転手50は、乗客40を
発見し、乗客40が乗車可能な位置に自動車を停止させ
る(S101)。運転手50は、後部乗車ドアを開ける
(S102)。運転手50は、乗客40が車内に乗車し
たことを確認し、ドアを閉める(S103)。運転手5
0は、乗客40から目的地を聞き、自動車を発車させる
(S104)。運転手50は、料金メータ15の賃走開
始/終了スイッチを操作し、賃走状態とする(S10
5)。
【0079】次に、車載型防犯装置と防犯システムがリ
ンクして動作する状況を説明する。
【0080】図4は、請求項1に示す車載型防犯装置の
構成図である。図5は、請求項1に示す車載型防犯装置
を用いた防犯システムの構成図である。
【0081】図6は、請求項1に示す車載型防犯装置を
用いた防犯システムの乗車時におけるタイミングチャー
トである。携帯電話機20は、利用に先立ち車載型防犯
装置100用のプログラムと暗号化キーをダウンロード
しているものとする。また、車載型防犯装置100は、
自動車を一意に識別できるID番号が設定されているも
のとする。本実施例では、ID番号を会社コード+車両
番号とする。
【0082】経過時間t0において、運転手50は、乗
客40を発見し、乗客40が乗車可能な位置に自動車を
停止させる(S101)。
【0083】経過時間t1において、運転手50は、後
部乗車ドアを開ける(S102)。
【0084】ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入力
手段107にドア開信号を出力する。トリガ信号入力手
段107は、ドア開閉スイッチ13のドア開信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に撮影プログラム起動を指示する。携帯電話機20
は、撮影プログラムを起動し、撮影可能な状態とする。
また、トリガ信号入力手段107は、ドア開閉スイッチ
13のドア開信号を入力し、照明制御手段104に照明
装置12を点灯させるよう指示する。照明制御手段10
4は、照明装置12に電源を供給し点灯させる。
【0085】経過時間t2において、運転手50は、乗
客40が車内に乗車したことを確認し、ドアを閉める
(S103)。ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入
力手段107にドア閉信号を出力する。トリガ信号入力
手段107は、ドア開閉スイッチ13のドア閉信号を入
力し、シャッタ制御手段108に撮影開始を指示する。
シャッタ制御手段108は、ドア閉信号を起点として予
め設定されている待ち時間ts0をタイマーにセットす
る。待ち時間ts0経過した時点で1回目の撮影を行う
ようインターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に指示する。シャッタ制御手段108は、次の撮影に
備えて待ち時間ts1をタイマーにセットする。携帯電
話機20は、デジタルカメラ30により撮影を行い、1
回目の画像データを記憶する。また、トリガ信号入力手
段107は、ドア開閉スイッチ13のドア閉信号を入力
し、照明制御手段104にドア閉信号を出力する。照明
制御手段104は、照明装置消灯に備えて待ち時間t1
をタイマーにセットする。
【0086】経過時間t3において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts1経過した時点で2回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0087】シャッタ制御手段108は、次の撮影に備
えて待ち時間ts2をタイマーにセットする。
【0088】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、2回目の画像データを記憶する。
【0089】経過時間t4において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts2経過した時点で3回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0090】シャッタ制御手段108は、次の撮影に備
えて待ち時間ts3をタイマーにセットする。
【0091】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、3回目の画像データを記憶する。
【0092】経過時間t5において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts3経過した時点で4回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0093】シャッタ制御手段108は、次の撮影に備
えて待ち時間ts4をタイマーにセットする。
【0094】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、4回目の画像データを記憶する。
【0095】経過時間t6において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts4経過した時点で5回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0096】シャッタ制御手段108は、次の撮影に備
えて待ち時間ts5をタイマーにセットする。
【0097】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、5回目の画像データを記憶する。
【0098】経過時間t7において、運転手50は、乗
客40から目的地を聞き、自動車を発車させる(S10
4)。シャッタ制御手段108は、待ち時間ts5経過
した時点で6回目の撮影を行うようインターフェース部
106を経由して携帯電話機20に指示する。
【0099】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、6回目の画像データを記憶する。な
お、ここでは撮影回数を6回で説明しているが、携帯電
話機20の記憶容量など諸条件により変化することがあ
る。
【0100】経過時間t8において、運転手50は、料
金メータ15の賃走開始/終了スイッチを操作し、賃走
状態とする(S105)。料金メータ15は、画像デー
タ送信指示部112に賃走信号を出力する。画像データ
送信指示部112は、料金メータ15の賃走信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に画像データを送信するよう指示する。携帯電話機2
0は、暗号化指定のある場合は指定された方法で暗号化
したあと、画像データを画像管理サーバ装置200に送
信する。画像管理サーバ装置200は、画像データを受
信しID番号を検索キーとして一意に検索できる状態で
画像データを保存する。照明制御手段104は、待ち時
間t1が経過したことを検出して照明装置の電源を遮断
し消灯する。
【0101】自動車が賃走となった時点で画像データを
送信することにより、運転手が空車状態で後部乗車ドア
を開閉したときに意味のない画像データを画像管理サー
バ装置200に送信することを防止できる。
【0102】経過時間t9において、画像管理サーバ装
置200は、画像データを保存し保存完了電文を携帯電
話機20に送信する。携帯電話機20は、画像管理サー
バ装置200から保存完了電文を受信する。
【0103】次に、降車時の動作について説明する。
【0104】図7は、運転手が乗客の降車時に行う操作
を示すフローチャートである。
【0105】乗客の降車時、運転手50は、乗客40か
らの停車指示を受け、自動車を停車させる(S20
1)。運転手50は、乗客40から料金を受け取り、精
算する(S202)。運転手50は、ドアを開ける(S
203)。運転手50は、乗客40が車内から降車した
ことを確認し、ドアを閉める(S204)。料金メータ
15の賃走開始/終了スイッチを操作し、空車状態とす
る(S205)。運転手50は、自動車を発車させる
(S206)。
【0106】次に、車載型防犯装置と防犯システムがリ
ンクして動作する状況を説明する。
【0107】図8は、車載型防犯装置を用いたタクシー
防犯システムの降車時におけるタイミングチャートであ
る。
【0108】経過時間t0において、運転手50は、乗
客40からの停車指示を受け、自動車を停車させる(S
201)。
【0109】経過時間t1において、運転手50は、乗
客40から料金を受け取り、精算する(S202)。
【0110】経過時間t2において、運転手50は、ド
アを開ける(S203)。
【0111】経過時間t3において、運転手50は、乗
客40が車内から降車したことを確認し、ドアを閉める
(S204)。
【0112】経過時間t4において、料金メータ15の
賃走開始/終了スイッチを操作し、空車状態とする(S
205)。料金メータ15は、画像データ送信指示部1
12に空車信号を出力する。画像データ送信指示部11
2は、料金メータ15の空車信号を入力し、インターフ
ェース部106を経由して携帯電話機20に空車電文を
送信するよう指示する。携帯電話機20は、空車電文を
画像管理サーバ装置200に送信する。画像管理サーバ
装置200は、空車電文を受信して画像データの後処理
を設定する。
【0113】画像データの後処理は、予め設定されてい
る処理方法に従う。画像管理サーバ装置200は、画像
データを予め設定した乗車回数で管理する場合、例えば
先入先出制御により古い画像データを消去し新しい画像
データを保存する。また、画像管理サーバ装置200
は、画像データを予め設定した保存時間で管理する場合
は、画像データを消去する時刻を設定しておき、消去時
刻に達した古い画像データを消去する。
【0114】経過時間t5において、運転手50は、自
動車を発車させる(S206)。
【0115】画像管理サーバ装置200は、画像データ
の後処理を設定したあと、携帯電話機20に後処理完了
信号を送信する。携帯電話機20は、後処理完了信号を
受信したあと、撮影プログラムを待機中に切替える。
【0116】第二の実施例として、請求項2に示す車載
型防犯装置を用いたタクシーの防犯システムについて説
明する。
【0117】図9は、請求項2に示す車載型防犯装置の
構成図である。図10は、請求項2に示す車載型防犯装
置を用いた防犯システムの構成図である。
【0118】図11は、請求項2に示す車載型防犯装置
を用いた防犯システムの乗車時におけるタイミングチャ
ートである。携帯電話機20は、利用に先立ち車載型防
犯装置100用のプログラムと暗号化キーをダウンロー
ドしているものとする。また、車載型防犯装置100
は、自動車を一意に識別できるID番号が設定されてい
るものとする。本実施例では、ID番号を会社コード+
車両番号とする。
【0119】経過時間t0において、運転手50は、乗
客40を発見し、乗客40が乗車可能な位置に自動車を
停止させる(S101)。
【0120】経過時間t1において、運転手50は、後
部乗車ドアを開ける(S102)。
【0121】ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入力
手段107にドア開信号を出力する。トリガ信号入力手
段107は、ドア開閉スイッチ13のドア開信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に撮影プログラム起動を指示する。携帯電話機20
は、撮影プログラムを起動し、撮影可能な状態とする。
また、トリガ信号入力手段107は、ドア開閉スイッチ
13のドア開信号を入力し、照明制御手段104に照明
装置12を点灯させるよう指示する。照明制御手段10
4は、照明装置12に電源を供給し点灯させる。
【0122】経過時間t2において、運転手50は、乗
客40が車内に乗車したことを確認し、ドアを閉める
(S103)。ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入
力手段107にドア閉信号を出力する。トリガ信号入力
手段107は、ドア開閉スイッチ13のドア閉信号を入
力し、シャッタ制御手段108に撮影開始を指示する。
また、トリガ信号入力手段107は、ドア開閉スイッチ
13のドア閉信号を入力し、照明制御手段104にドア
閉信号を出力する。照明制御手段104は、照明装置消
灯に備えて待ち時間t1をタイマーにセットする。
【0123】経過時間t3において、人検出手段110
は赤外線センサーまたは発光機能を有するマーカ媒体に
より、乗客がデジタルカメラの視野内に存在することを
検出し、人あり信号をシャッタ制御手段108に出力す
る。人検出手段110の機能については後述する。シャ
ッタ制御手段108は、人検出手段110から人あり信
号を入力し、1回目の撮影を行うようインターフェース
部106を経由して携帯電話機20に指示する。シャッ
タ制御手段108は、次の撮影に備えて待ち時間ts1
をタイマーにセットする。携帯電話機20は、デジタル
カメラ30により撮影を行い、1回目の画像データを記
憶する。
【0124】経過時間t4において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts1経過した時点で2回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0125】シャッタ制御手段108は、次の撮影に備
えて待ち時間ts2をタイマーにセットする。
【0126】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、2回目の画像データを記憶する。
【0127】経過時間t5において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts2経過した時点で3回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0128】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、3回目の画像データを記憶する。な
お、ここでは撮影回数を3回で説明しているが、人検出
手段の効果により変化することがある。
【0129】経過時間t7において、運転手50は、乗
客40から目的地を聞き、自動車を発車させる(S10
4)。
【0130】経過時間t8において、運転手50は、料
金メータ15の賃走開始/終了スイッチを操作し、賃走
状態とする(S105)。料金メータ15は、画像デー
タ送信指示部112に賃走信号を出力する。画像データ
送信指示部112は、料金メータ15の賃走信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に画像データを送信するよう指示する。携帯電話機2
0は、暗号化指定のある場合は指定された方法で暗号化
したあと、画像データを画像管理サーバ装置200に送
信する。画像管理サーバ装置200は、画像データを受
信しID番号を検索キーとして一意に検索できる状態で
画像データを保存する。照明制御手段104は、待ち時
間t1が経過したことを検出して照明装置の電源を遮断
し消灯する。
【0131】自動車が賃走となった時点で画像データを
送信することにより、運転手が空車状態で後部乗車ドア
を開閉したときに意味のない画像データを画像管理サー
バ装置200に送信することを防止できる。
【0132】経過時間t9において、画像管理サーバ装
置200は、画像データを保存し保存完了電文を携帯電
話機20に送信する。携帯電話機20は、画像管理サー
バ装置200から保存完了電文を受信する。
【0133】人検出手段110の機能について説明す
る。人検出手段110は、赤外線センサーまたはデジタ
ルカメラの視野内に設置された発光機能を有するマーカ
媒体を使用する。
【0134】最初に赤外線センサーを使用する方法を説
明する。デジタルカメラと赤外線センサーを一体にした
カメラ部を自動車10の車内に設置する。図12は、赤
外線センサーによる画像処理の一例を示す。(a)は、
デジタルカメラが撮影した乗客の顔写真である。赤外線
センサーは、人間の顔の温度を検出したときは1を出力
し、人間の顔の温度未満であれば0を出力するものとす
る。赤外線センサーで撮影した画像が(b)である。
(b)の垂直方向の値を合計した結果が(c)である。
(c)のなかで例えば最大値を示すx座標がデジタルカ
メラの視野の中心から2分の1の範囲にある場合は、人
あり信号を出力する。
【0135】次にマーカ媒体を使用する方法を説明す
る。図13及び図14は、マーカ媒体による画像処理の
一例を示す。図13(a)は、デジタルカメラの視野内
に発光機能を有するマーカ媒体例えばLEDを乗客の顔
の位置に水平に5個設置し、デジタルカメラで撮影した
画像データである。デジタルカメラは、フィルター処理
を行い特定波長の光を検出したとき、1を出力し、特定
波長以外であれば0を出力するものとする。図13
(b)は、フィルター処理したあとの画像データであ
る。図13(b)の垂直方向の値を合計した結果が図1
3(c)である。マーカ媒体の取付位置は、予め携帯電
話機20に記憶されており、決められた位置にマーカ媒
体が存在することでマーカ媒体とデジタルカメラの間に
遮蔽物(乗客の顔)が存在しないと判断する。図14
(a)は、デジタルカメラの視野内に乗客の顔が存在す
る場合の画像データである。図14(b)は、図14
(b)の画像データをフィルター処理したあとの画像デ
ータである。図14(b)の垂直方向の値を合計した結
果が図14(c)である。図14(c)のなかで例えば
デジタルカメラの視野の中心からひとつまたはふたつの
マーカ媒体が存在しない場合は、人あり信号を出力す
る。
【0136】なお、人検出手段110として、圧力セン
サーを後部座席に設置し、乗客が後部座席に着座するこ
とにより、人あり信号を出力することも可能である。
【0137】請求項2に示す車載型防犯装置を用いた防
犯システムの降車時の動作は、請求項1に示す車載型防
犯装置を用いた車載型防犯と同じであるので省略する。
【0138】第三の実施例として、請求項3に示す車載
型防犯装置を用いたタクシーの防犯システムについて説
明する。
【0139】図15は、請求項3に示す車載型防犯装置
の構成図である。図16は、請求項3に示す車載型防犯
装置を用いた防犯システムの構成図である。
【0140】図17は、請求項3に示す車載型防犯装置
を用いた防犯システムの乗車時におけるタイミングチャ
ートである。携帯電話機20は、利用に先立ち車載型防
犯装置100用のプログラムと暗号化キーをダウンロー
ドしているものとする。また、車載型防犯装置100
は、自動車を一意に識別できるID番号が設定されてい
るものとする。本実施例では、ID番号を会社コード+
車両番号とする。
【0141】経過時間t0において、運転手50は、乗
客40を発見し、乗客40が乗車可能な位置に自動車を
停止させる(S101)。
【0142】経過時間t1において、運転手50は、後
部乗車ドアを開ける(S102)。
【0143】ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入力
手段107にドア開信号を出力する。トリガ信号入力手
段107は、ドア開閉スイッチ13のドア開信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に撮影プログラム起動を指示する。携帯電話機20
は、撮影プログラムを起動し、撮影可能な状態とする。
また、トリガ信号入力手段107は、ドア開閉スイッチ
13のドア開信号を入力し、照明制御手段104に照明
装置12を点灯させるよう指示する。照明制御手段10
4は、照明装置12に電源を供給し点灯させる。
【0144】経過時間t2において、運転手50は、乗
客40が車内に乗車したことを確認し、ドアを閉める
(S103)。ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入
力手段107にドア閉信号を出力する。トリガ信号入力
手段107は、ドア開閉スイッチ13のドア閉信号を入
力し、シャッタ制御手段108に撮影開始を指示する。
また、トリガ信号入力手段107は、ドア開閉スイッチ
13のドア閉信号を入力し、照明制御手段104にドア
閉信号を出力する。照明制御手段104は、照明装置消
灯に備えて待ち時間t1をタイマーにセットする。
【0145】視線誘導手段109は、視線誘導を起動す
るとともに終了に備えて待ち時間tiをタイマーにセッ
トする。視線誘導手段109の機能については後述す
る。
【0146】経過時間t3において、人検出手段110
は赤外線センサーまたは発光機能を有するマーカ媒体に
より、乗客がデジタルカメラの視野内に存在することを
検出し、人あり信号をシャッタ制御手段108に出力す
る。シャッタ制御手段108は、人検出手段110から
人あり信号を入力し、1回目の撮影を行うようインター
フェース部106を経由して携帯電話機20に指示す
る。シャッタ制御手段108は、次に撮影に備えて待ち
時間ts1をタイマーにセットする。携帯電話機20
は、デジタルカメラ30により撮影を行い、1回目の画
像データを記憶する。
【0147】経過時間t4において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts1経過した時点で2回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0148】シャッタ制御手段108は、次の撮影に備
えて待ち時間ts2をタイマーにセットする。
【0149】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、2回目の画像データを記憶する。
【0150】経過時間t5において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts2経過した時点で3回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0151】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、3回目の画像データを記憶する。な
お、ここでは撮影回数を3回で説明しているが、人検出
手段の効果により変化することがある。
【0152】経過時間t6において、視線誘導手段10
9は、待ち時間tiが経過したことを検出して終了す
る。
【0153】経過時間t7において、運転手50は、乗
客40から目的地を聞き、自動車を発車させる(S10
4)。
【0154】経過時間t8において、運転手50は、料
金メータ15の賃走開始/終了スイッチを操作し、賃走
状態とする(S105)。料金メータ15は、画像デー
タ送信指示部112に賃走信号を出力する。画像データ
送信指示部112は、料金メータ15の賃走信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に画像データを送信するよう指示する。携帯電話機2
0は、暗号化指定のある場合は指定された方法で暗号化
したあと、画像データを画像管理サーバ装置200に送
信する。画像管理サーバ装置200は、画像データを受
信しID番号を検索キーとして一意に検索できる状態で
画像データを保存する。照明制御手段104は、待ち時
間t1が経過したことを検出して照明装置の電源を遮断
し消灯する。
【0155】自動車が賃走となった時点で画像データを
送信することにより、運転手が空車状態で後部乗車ドア
を開閉したときに意味のない画像データを画像管理サー
バ装置200に送信することを防止できる。
【0156】経過時間t9において、画像管理サーバ装
置200は、画像データを保存し保存完了電文を携帯電
話機20に送信する。携帯電話機20は、画像管理サー
バ装置200から保存完了電文を受信する。
【0157】視線誘導手段109の機能について説明す
る。視線誘導手段109は、LEDなどの発光体または
携帯電話機20の表示装置を使用する。
【0158】最初に発光体を使用する方法を説明する。
デジタルカメラ30と発光体を一体にしたカメラ部を自
動車10の車内に設置する。デジタルカメラ30が携帯
電話機20の外部に取り付けられているタイプでデジタ
ルカメラ30と発光体が一体となったカメラ部を構成す
る。デジタルカメラの近傍に発光体を配置することで乗
客40の視線をデジタルカメラ30の方向に向くように
する。
【0159】デジタルカメラ30が携帯電話機20の内
部に取り付けられているタイプで携帯電話機20とデジ
タルカメラ30が一体となったカメラ部を構成する。携
帯電話機20の表示装置に画像や文字情報を表示するこ
とで乗客40の視線をデジタルカメラ30の方向に向く
ようにする。また、防犯システムの目的・肖像権保護に
ついて乗客40に積極的に告知することができる。
【0160】請求項3に示す車載型防犯装置を用いた防
犯システムの降車時の動作は、請求項1に示す車載型防
犯装置を用いた車載型防犯と同じであるので省略する。
【0161】第四の実施例として、請求項4に示す車載
型防犯装置を用いたタクシーの防犯システムについて説
明する。
【0162】図18は、請求項4に示す車載型防犯装置
の構成図である。図19は、請求項4に示す車載型防犯
装置を用いた防犯システムの構成図である。
【0163】図20は、請求項4に示す車載型防犯装置
を用いた防犯システムの乗車時におけるタイミングチャ
ートである。携帯電話機20は、利用に先立ち車載型防
犯装置100用のプログラムと暗号化キーをダウンロー
ドしているものとする。また、車載型防犯装置100
は、自動車を一意に識別できるID番号が設定されてい
るものとする。本実施例では、ID番号を会社コード+
車両番号とする。
【0164】経過時間t0において、運転手50は、乗
客40を発見し、乗客40が乗車可能な位置に自動車を
停止させる(S101)。
【0165】経過時間t1において、運転手50は、後
部乗車ドアを開ける(S102)。
【0166】ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入力
手段107にドア開信号を出力する。トリガ信号入力手
段107は、ドア開閉スイッチ13のドア開信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に撮影プログラム起動を指示する。携帯電話機20
は、撮影プログラムを起動し、撮影可能な状態とする。
また、トリガ信号入力手段107は、ドア開閉スイッチ
13のドア開信号を入力し、照明制御手段104に照明
装置12を点灯させるよう指示する。照明制御手段10
4は、照明装置12に電源を供給し点灯させる。
【0167】経過時間t2において、運転手50は、乗
客40が車内に乗車したことを確認し、ドアを閉める
(S103)。ドア開閉スイッチ13は、トリガ信号入
力手段107にドア閉信号を出力する。トリガ信号入力
手段107は、ドア開閉スイッチ13のドア閉信号を入
力し、シャッタ制御手段108に撮影開始を指示する。
また、トリガ信号入力手段107は、ドア開閉スイッチ
13のドア閉信号を入力し、照明制御手段104にドア
閉信号を出力する。照明制御手段104は、照明装置消
灯に備えて待ち時間t1をタイマーにセットする。視線
誘導手段109は、視線誘導を起動するとともに終了に
備えて待ち時間tiをタイマーにセットする。視野方向
切替手段111は、デジタルカメラの視野方向を乗客が
存在する確率の高い後部座席の歩道側に向ける。視野方
向切替手段111の機能については後述する。人検出手
段110は、予め設定されている監視時間tdをタイマ
ーにセットし、人検出を開始する。
【0168】経過時間t3において、視野方向切替手段
111は、予め設定されている監視時間tdの間に人検
出手段110が乗客がデジタルカメラの視野内に存在す
ることを検出できない場合、デジタルカメラの視野方向
を後部座席の運転手側に向ける。
【0169】経過時間t4において、人検出手段110
は、乗客がデジタルカメラの視野内に存在することを検
出し、人あり信号をシャッタ制御手段108に出力す
る。シャッタ制御手段108は、人検出手段110から
人あり信号を入力し、1回目の撮影を行うようインター
フェース部106を経由して携帯電話機20に指示す
る。シャッタ制御手段108は、次の撮影に備えて待ち
時間ts1をタイマーにセットする。携帯電話機20
は、デジタルカメラ30により撮影を行い、1回目の画
像データを記憶する。
【0170】経過時間t5において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts1経過した時点で2回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0171】シャッタ制御手段108は、次の撮影に備
えて待ち時間ts2をタイマーにセットする。
【0172】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、2回目の画像データを記憶する。
【0173】経過時間t6において、シャッタ制御手段
108は、待ち時間ts2経過した時点で3回目の撮影
を行うようインターフェース部106を経由して携帯電
話機20に指示する。
【0174】携帯電話機20は、デジタルカメラ30に
より撮影を行い、3回目の画像データを記憶する。な
お、ここでは撮影回数を3回で説明しているが、視野方
向切替手段111の効果により変化することがある。視
線誘導手段109は、待ち時間tiが経過したことを検
出して終了する。視野方向切替手段111は、撮影終了
を受けてデジタルカメラ30の視野方向を後部座席の歩
道側に向ける。
【0175】経過時間t7において、運転手50は、乗
客40から目的地を聞き、自動車を発車させる(S10
4)。
【0176】経過時間t8において、運転手50は、料
金メータ15の賃走開始/終了スイッチを操作し、賃走
状態とする(S105)。料金メータ15は、画像デー
タ送信指示部112に賃走信号を出力する。画像データ
送信指示部112は、料金メータ15の賃走信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に画像データを送信するように指示する。携帯電話機
20は、暗号化指定のある場合は指定された方法で暗号
化したあと、画像データを画像管理サーバ装置200に
送信する。画像管理サーバ装置200は、画像データを
受信しID番号を検索キーとして一意に検索できる状態
で画像データを保存する。照明制御手段104は、待ち
時間t1が経過したことを検出して照明装置の電源を遮
断し消灯する。
【0177】自動車が賃走となった時点で画像データを
送信することにより、運転手が空車状態で後部乗車ドア
を開閉したときに意味のない画像データを画像管理サー
バ装置200に送信することを防止できる。
【0178】経過時間t9において、画像管理サーバ装
置200は、画像データを保存し保存完了電文を携帯電
話機20に送信する。携帯電話機20は、画像管理サー
バ装置200から保存完了電文を受信する。
【0179】視野方向切替手段111の機能について説
明する。視野方向切替手段111は、デジタルカメラ3
0の視野方向が後部座席歩道側と運転席側の間で回転す
る機構となっており、アクチュエータまたはソレノイド
等の駆動装置により方向を切替える。
【0180】請求項4に示す車載型防犯装置を用いた防
犯システムの降車時の動作は、請求項1に示す車載型防
犯装置を用いた車載型防犯と同じであるので省略する。
【0181】次に緊急発生時の動作について説明する。
【0182】図21は、運転手が緊急発生時に行う操作
を示すフローチャートである。
【0183】緊急発生時、運転手50は、緊急事態を察
知し、自動車を停車させる(S301)。運転手50
は、緊急スイッチを操作し、緊急事態を外部に知らせる
(S302)。
【0184】次に、車載型防犯装置と防犯システムがリ
ンクして動作する状況を説明する。
【0185】図22は、請求項1〜4に示す車載型防犯
装置を用いた防犯システムの緊急時におけるタイミング
チャートである。携帯電話機20は、利用に先立ち車載
型防犯装置100用のプログラムをダウンロードしてい
るものとする。また、車載型防犯装置100は、緊急時
の連絡先と自動車を一意に識別できるID番号が設定さ
れているものとする。本実施例では、ID番号を会社コ
ード+車両番号とする。
【0186】経過時間t0において、運転手50は、緊
急事態を察知し、自動車を停車させる(S301)。
【0187】経過時間t1において、運転手50は、緊
急スイッチ14を操作し、緊急事態を外部に知らせる
(S302)。緊急スイッチは、緊急表示灯11を点灯
させ、画像データ送信指示部112に緊急信号を出力す
る。画像データ送信指示部112は、緊急信号を入力
し、インターフェース部106を経由して携帯電話機2
0に緊急プログラム起動を指示する。携帯電話機20
は、緊急プログラムを起動し、予め設定されている緊急
時の連絡先に予め設定されている緊急メッセージを送信
する。
【0188】次に顔写真画像データの暗号化について説
明する。
【0189】公開カギと秘密カギを使用して、顔写真画
像データの暗号化を行う。画像管理サーバ装置200
は、車載型防犯装置100が起動したとき、携帯電話機
20に公開カギを暗号化キーとして配信する。画像管理
サーバ措置200は、暗号化された顔写真画像データを
受信し装置内部に保存する。複合化を行う場合は、画像
管理サーバ装置200から当該顔写真画像データを複合
化専用装置に転送し、複合化専用装置において秘密カギ
を使用して複合化を行う。
【0190】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
車載型防犯装置は、乗客の顔写真を撮影し、外部に送信
することができる。
【0191】請求項2の車載型防犯装置は、乗客の顔写
真を撮影する確率を高くすることができ、その結果、撮
影回数および外部に送信する画像データ量を減らすこと
ができる。
【0192】請求項3の車載型防犯装置は、乗客がデジ
タルカメラの方向を向いたときに顔写真を撮影する確率
を高くすることができ、実際に犯罪が発生した場合のモ
ンタージュ写真として使用できる有効な証拠を提供する
ことができる。
【0193】請求項4の車載型防犯装置は乗客の着席位
置とデジタルカメラの視野内が一致していない場合にデ
ジタルカメラの方向を変えることにより、乗客の顔写真
を撮影する確率を高くすることができる。
【0194】請求項5の車載型防犯装置は、運転手は従
来行っている操作だけで乗客の顔写真を撮影し、外部に
送信することができる。
【0195】請求項6の車載型防犯装置は、顔写真を撮
影している間の照明を確保することができ、乗客の顔写
真を撮影する確率を高くすることができる。
【0196】請求項7の車載型防犯装置は乗客の移動お
よび照明等の条件が最適となる時間帯に複数の顔写真を
撮影することができる。
【0197】請求項8の車載型防犯装置は、実際に犯罪
が発生した場合、従来から設置されている緊急スイッチ
と連動して、犯罪発生を外部に通知することができる。
【0198】請求項9の車載型防犯装置は、先に撮影し
た顔写真の後処理を開始するよう外部に指示することが
でき、その指示を受信した外部機器は顔写真の後処理を
開始することができる。
【0199】請求項10の車載型防犯装置は、車内の照
明装置と一体となった構造物とすることができ、製造コ
ストを削減することができる。
【0200】請求項11の車載型防犯装置は、カメラ部
を携帯電話機から分離し極力小さくすることができ、乗
客が顔写真を撮影されていることに気づかせないように
することができる。
【0201】請求項12の車載型防犯装置は、例えば赤
外線センサーとデジタルカメラが一体となった部を車内
に設置するだけで設置作業が完了するので、機器設置時
の改造範囲を最小限にすることができる。
【0202】請求項13の車載型防犯装置は、例えばL
EDなどの発光体を後部座席部に複数設置したものをマ
ーカ媒体として用いることで、製造コストを削減でき
る。
【0203】請求項14の車載型防犯装置は、例えばL
EDなどの発光体を複数設置したものを視線誘導部とし
て用いることで、製造コストを削減できる。
【0204】請求項15の車載型防犯装置は、携帯電話
機の表示装置を視線誘導部として用いることで、文字情
報・画像を表示することにより防犯システムの目的や肖
像権保護について告知できる。また、実際に犯罪を企て
ている人に犯行を思いとどまらせる効果を期待できる。
【0205】請求項16の防犯システムは、デジタルカ
メラ付き携帯電話機が撮影した顔写真を画像管理サーバ
装置に保存し、実際に犯罪が発生し犯人が車載型防犯装
置を破壊した場合でもモンタージュ写真として使用でき
る有効な証拠を提供できる。
【0206】請求項17の防犯システムは、肖像権によ
って保護されるべき顔写真画像を画像管理サーバ装置に
保存する期間を乗客の乗車および降車と同期させて管理
することができる。
【0207】請求項18の防犯システムは、肖像権によ
って保護されるべき顔写真画像を画像管理サーバ装置に
保存する期間を絶対時間で管理することができる。
【0208】請求項19の車載型防犯装置は、乗客の顔
写真が第三者に窃取された場合でも閲覧あるいは販売さ
れることを防止することができる。
【0209】請求項20の防犯システムは、肖像権によ
って保護されるべき顔写真画像をたとえ画像管理サーバ
装置の管理者でも容易に見ることができないようにする
ことができる。
【0210】また、復号キーの管理を専用の装置に委ね
ることで管理コストを削減することができる。
【0211】請求項21の防犯システムは、顔写真の肖
像権保護および暗号化キー・復号キーの管理などタクシ
ー業者では対応が困難な分野の仕事を警備保障会社等に
委託するビジネスモデルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車載型防犯装置と
周辺機器の一構成図
【図2】同防犯システムの一構成図
【図3】同運転手が乗客の乗車時に行う操作を示すフロ
ーチャート
【図4】同車載型防犯装置の構成図
【図5】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの構成
【図6】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの乗車
時におけるタイミングチャート
【図7】同運転手が乗客の降車時に行う操作を示すフロ
ーチャート
【図8】同車載型防犯装置を用いたタクシー防犯システ
ムの降車時におけるタイミングチャート
【図9】同車載型防犯装置の構成図
【図10】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの構
成図
【図11】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの乗
車時におけるタイミングチャート
【図12】同赤外線センサーによる画像処理を示す図
【図13】同マーカ媒体による画像処理を示す図
【図14】同マーカ媒体による画像処理を示す図
【図15】同車載型防犯装置の構成図
【図16】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの構
成図
【図17】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの乗
車時におけるタイミングチャート
【図18】同車載型防犯装置の構成図
【図19】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの構
成図
【図20】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの乗
車時におけるタイミングチャート
【図21】同運転手が緊急発生時に行う操作を示すフロ
ーチャート
【図22】同車載型防犯装置を用いた防犯システムの緊
急時におけるタイミングチャート
【符号の説明】
11 緊急表示灯 12 照明装置 13 ドア開閉スイッチ 14 緊急スイッチ 15 料金メータ 20 携帯電話機 30 デジタルカメラ 40 乗客 50 運転手 100 車載型防犯装置 101 制御部 102 操作部 103 表示部 104 照明制御手段 105 メモリ 106 インターフェース部 107 トリガ信号入力手段 108 シャッタ制御手段 109 視線誘導部 110 人検出手段 111 視野方向切替部 112 画像データ送信指示部 200 画像管理サーバ装置 300 公衆回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 E Fターム(参考) 5C022 AA01 AC42 AC80 5C054 CD04 CG07 CH04 DA07 FA09 HA18 5C084 AA02 AA14 BB21 DD12 DD41 EE06 FF02 5C087 AA02 AA03 AA10 AA21 AA25 BB21 BB74 DD05 DD13 EE20 FF01 FF04 FF23 GG66 GG70 GG83

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラ付き携帯電話機と通信す
    るインターフェース部と、ドア開閉スイッチの値を入力
    するトリガ信号入力部と、車内を照らす照明装置の点灯
    時間を制御する照明制御手段と、前記携帯電話機にデジ
    タルカメラのシャッタのオン信号を出力するシャッタ制
    御手段と、前記携帯電話機に顔写真画像データを送信す
    るよう指示する画像データ送信指示部とを備えたことを
    特徴とする車載型防犯装置。
  2. 【請求項2】 デジタルカメラ付き携帯電話機と通信す
    るインターフェース部と、ドア開閉スイッチの値を入力
    するトリガ信号入力部と、車内を照らす照明装置の点灯
    時間を制御する照明制御手段と、前記携帯電話機にデジ
    タルカメラのシャッタのオン信号を出力するシャッタ制
    御手段と、前記携帯電話機に顔写真画像データを送信す
    るよう指示する画像データ送信指示部と、デジタルカメ
    ラの視野内に人が存在することを検出する人検出手段と
    を備えたことを特徴とする車載型防犯装置。
  3. 【請求項3】 デジタルカメラ付き携帯電話機と通信す
    るインターフェース部と、ドア開閉スイッチの値を入力
    するトリガ信号入力部と、車内を照らす照明装置の点灯
    時間を制御する照明制御手段と、前記携帯電話機にデジ
    タルカメラのシャッタのオン信号を出力するシャッタ制
    御手段と、前記携帯電話機に顔写真画像データを送信す
    るよう指示する画像データ送信指示部と、デジタルカメ
    ラの視野内に人が存在することを検出する人検出手段
    と、乗客の顔をデジタルカメラの方向に向けさせる視線
    誘導手段とを備えたことを特徴とする車載型防犯装置。
  4. 【請求項4】 デジタルカメラ付き携帯電話機と通信す
    るインターフェース部と、ドア開閉スイッチの値を入力
    するトリガ信号入力部と、車内を照らす照明装置の点灯
    時間を制御する照明制御手段と、前記携帯電話機にデジ
    タルカメラのシャッタのオン信号を出力するシャッタ制
    御手段と、前記携帯電話機に顔写真画像データを送信す
    るよう指示する画像データ送信指示部と、デジタルカメ
    ラの視野内に人が存在することを検出する人検出手段
    と、乗客の顔をデジタルカメラの方向に向けさせる視線
    誘導手段と、デジタルカメラの視野内に人が存在しない
    と判断した場合はデジタルカメラの方向を切替える視野
    方向切替部とを備えたことを特徴とする車載型防犯装
    置。
  5. 【請求項5】 画像データ送信指示部は料金メータの賃
    走開始信号を入力し携帯電話機に顔写真画像データを送
    信するよう指示することを特徴とする請求項1から4い
    ずれかに記載の車載型防犯装置。
  6. 【請求項6】 照明制御手段はトリガ信号入力部のドア
    閉信号を入力してから予め設定された時間のあいだ照明
    装置の電源をONすることを特徴とする請求項1から4
    いずれかに記載の車載型防犯装置。
  7. 【請求項7】 シャッタ制御手段はトリガ信号入力部の
    ドア閉信号を入力してから予め設定されている時間間隔
    で予め設定されている回数のシャッタオン信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の車
    載型防犯装置。
  8. 【請求項8】 画像データ送信指示部は緊急通報用の緊
    急スイッチのON信号を入力し携帯電話機に予め設定さ
    れている緊急送信先に予め設定されている緊急メッセー
    ジを送信するよう指示することを特徴とする請求項1か
    ら4いずれかに記載の車載型防犯装置。
  9. 【請求項9】 画像データ送信指示部は料金メータの賃
    走終了信号を入力し携帯電話機に当該乗客の乗車終了通
    知電文を送信するよう指示することを特徴とする請求項
    1から4いずれかに記載の車載型防犯装置。
  10. 【請求項10】 デジタルカメラが携帯電話機に内蔵さ
    れていることを特徴とする請求項1から4いずれかに記
    載の車載型防犯装置。
  11. 【請求項11】 デジタルカメラが携帯電話機の外部に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1から4い
    ずれかに記載の車載型防犯装置。
  12. 【請求項12】 人検出手段が赤外線センサーであるこ
    とを特徴とする請求項2または3いずれかに記載の車載
    型防犯装置。
  13. 【請求項13】 人検出手段がデジタルカメラの視野内
    に設置された発光機能を有するマーカ媒体であり、乗客
    の身体が前記マーカ媒体と前記デジタルカメラの間に入
    ることにより前記デジタルカメラが前記マーカ媒体の光
    を検出できなくなることにより判定することを特徴とす
    る請求項2または3いずれかに記載の車載型防犯装置。
  14. 【請求項14】 視線誘導部が発光体であり、シャッタ
    制御手段のシャッタオン信号と同期して点灯および点滅
    することを特徴とする請求項3に記載の車載型防犯装
    置。
  15. 【請求項15】 視線誘導部が携帯電話機の表示装置で
    あることを特徴とする請求項3に記載の車載型防犯装
    置。
  16. 【請求項16】 乗客の顔写真を撮影するとともに外部
    との通信を行うデジタルカメラ付き携帯電話機と、自動
    車と、乗客の顔写真撮影を制御する車載型防犯装置と、
    自動車の車内を照らす照明装置と、後部乗車ドアのドア
    開閉スイッチと、緊急スイッチと、料金メータと、前記
    緊急スイッチと同期して緊急状態を外部に知らせる緊急
    表示灯と、前記車載型防犯装置から画像データを受信し
    保存する画像管理サーバ装置と、公衆電話網とを備えた
    ことを特徴とする車載型防犯システム。
  17. 【請求項17】 画像管理サーバ装置は車載型防犯装置
    から受信できる画像データ群が予め設定した乗車回数分
    に制限することを特徴とする請求項16に記載の車載型
    防犯システム。
  18. 【請求項18】 画像管理サーバ装置は予め設定した保
    存期間の期間だけ画像データを保存することを特徴とす
    る請求項16に記載の車載型防犯システム。
  19. 【請求項19】 携帯電話機は画像データを予め設定し
    た暗号化手法により暗号化したあと送信することを特徴
    とする請求項16に記載の車載型防犯装置。
  20. 【請求項20】 画像管理サーバ装置は顔写真画像を暗
    号化した状態で保存し、さらに前記顔写真画像の復号キ
    ーを当該装置内部に保存していないことを特徴とする請
    求項16に記載の車載型防犯システム。
  21. 【請求項21】 画像管理サーバ装置は警備保障会社等
    の防犯システムを専門に扱う業者が管理することを特徴
    とする請求項16に記載の車載型防犯システム。
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