JP2002342130A - ディスクボリュームの管理方法及びその装置 - Google Patents

ディスクボリュームの管理方法及びその装置

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JP2002342130A JP2001146329A JP2001146329A JP2002342130A JP 2002342130 A JP2002342130 A JP 2002342130A JP 2001146329 A JP2001146329 A JP 2001146329A JP 2001146329 A JP2001146329 A JP 2001146329A JP 2002342130 A JP2002342130 A JP 2002342130A
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Yoichi Mizuno
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコンピュータとディスクアレイとを含
む計算機システムにおいて、各ディスクボリュームに対
応して各コンピュータが識別する論理情報とそのディス
クボリュームとを一元的に対応づけて管理する。 【解決手段】 コンピュータ100,110の各々からディス
クボリュームと対応してコンピュータ名、論理デバイス
名などの論理情報をディスクアレイ140へ送信し、ディ
スクアレイ140が指定されたディスクボリュームと対応
して受信した論理情報をボリューム管理表162に登録す
る。ディスクアレイ管理コンソール120からボリューム
管理表162に登録された論理情報を参照する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクボリュー
ムを管理するコンピュータシステムに係わり、特にディ
スクボリュームに関する情報をディスクサブシステム内
で管理する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータでディスクボリュームを認
識し、使用する際に、オペレーティングシステム(O
S)やアプリケーションプログラムは各論理ボリューム
を管理するために様々な情報を生成する。例えばいくつ
かの既存のオペレーティングシステムは、ディスクボリ
ュームに対して「デバイスファイル」を割り当て、各デ
バイスをファイルとして管理する。これによりアプリケ
ーションプログラムは、デバイスファイルにアクセスす
ることにより、ディスクボリュームにアクセスできる。
【0003】このようにあるコンピュータがディスクボ
リュームごとに割り当てた情報を、別のコンピュータか
ら知りたい場合がある。例えば性能チューニングの目的
で、ディスクアレイ管理用コンピュータにおいて、アク
セス負荷の高いボリュームとそのボリュームを使用して
いるコンピュータを調査する場合、まずディスクアレイ
管理プログラムでディスクアレイのアクセス統計情報を
参照し、負荷の高いボリュームをボリューム番号により
特定する。管理者は、ボリューム番号とそのボリューム
を使用しているコンピュータおよびデバイスファイル名
の対応表をあらかじめ作成しておくことにより、負荷の
高いボリュームを使用しているコンピュータとそのデバ
イスファイル名を知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の方法では、ボリ
ューム番号とそれを使用しているコンピュータおよびデ
バイスファイル名の対応表を管理者が作成するため、ボ
リュームとコンピュータとの間に介在するインタフェー
ス、スイッチなどの物理的な接続関係や、各オペレーテ
ィングシステムによるデバイスファイルの割り当て方法
に関する知識が必要である。このような接続関係が複雑
な大規模システムや、異なるオペレーティングシステム
が混在する環境では管理者の負担が大きくなり、対応表
の設定誤りが発生しやすい。
【0005】本発明の目的は、各ディスクボリュームに
対応して各コンピュータが識別する論理情報を、コンピ
ュータから参照可能なようにディスクサブシステム内に
設定する方法及びそのようなディスクサブシステムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、各々独立した
オペレーティングシステムが走行する複数のコンピュー
タとディスクボリュームを制御するディスクサブシステ
ムとを含む計算機システムに関して、各コンピュータが
ディスクボリュームと対応して識別する論理情報とディ
スクボリュームとを一元的に対応づける方法であって、
上記コンピュータの各々からディスクボリュームと対応
して論理情報をディスクサブシステムへ送信し、ディス
クサブシステムによって指定されたディスクボリューム
と対応して受信した論理情報を記憶手段に格納するディ
スクボリューム管理方法を特徴とする。またこのような
論理情報を保持するディスクサブシスムを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本実施形態は、ディスクアレイ管
理用コンピュータから各ディスクボリュームの負荷情報
を参照し、負荷の高いボリュームを使用しているコンピ
ュータ名と、そのコンピュータ上でボリュームに割り当
てられたデバイスファイル名を取得する例である。 (1)システム構成の説明 図1に本実施形態の全体構成を示す。2台のコンピュータ
100, 110が、ファイバチャネルケーブル131, 132, 133
およびファイバチャネル(FC)スイッチ130を介して
ディスクアレイ140のファイバチャネルインタフェース
(FCI/F)141に接続されている。コンピュータ10
0, 110は、それぞれボリューム情報更新プログラム101,
111を実行する。またディスクアレイ管理コンソール12
0はLANケーブル134を介してディスクアレイ140のLANイ
ンタフェース(LANI/F)142に接続されている。
ディスクアレイ管理コンソール120は、ディスクアレイ
管理プログラム121を実行する。
【0008】ディスクアレイ140内には、ディスクコン
トローラ145によって制御される論理的なディスク146,
147, 148があり、それぞれの記憶領域をボリューム150,
151,152としてコンピュータに提供する。メモリ144に
は、CPU143によって実行されるディスクアレイ制御プロ
グラム161があり、ディスクアレイ全体の動作を制御す
る。またディスクアレイ140がボリュームを管理するた
めの情報、およびそのボリュームを認識するコンピュー
タ名とデバイスファイル名を記録するボリューム管理表
162をメモリ144内に持つ。なおディスクアレイ140は、
一般的にはディスク制御装置又はディスクサブシステム
でもよい。
【0009】ボリューム管理表162の構成を図2に示す。
各ボリュームは、ボリューム番号201であらわされ、そ
れぞれのボリュームへのアクセス頻度に応じて負荷情報
202が記録されている。ディスクアレイ140内のプログラ
ムは、各ボリューム150,151,152に対して行われる読み
/書きの回数を計数し、負荷情報202に格納する。高中
低は、このアクセス回数またはアクセス頻度を区分する
情報である。さらにコンピュータから登録される情報を
記録するエントリ(203,204)を持つ。これらのエントリ
は、登録数に応じて増減するリンクリストなどによって
構成できる。各エントリは、そのボリュームに接続する
コンピュータの識別子であるコンピュータ名と与えられ
た論理デバイス名であるデバイスファイル名を格納す
る。デバイスファイルは、各論理ボリュームに1対1に
対応し、各コンピュータのOSが認識するボリュームの
識別名に相当する。図2の例では、ボリューム151がコ
ンピュータ100,110によって共用されることを示してい
る。 (2) コンピュータからの情報の登録・削除 コンピュータ101,111が電源オンされると各々のOSが
立ち上がり、接続されているボリュームにアクセスを試
行してボリューム管理テーブルを作成し、マウント操作
によって各ボリュームにデバイスファイルを割り当て
る。次にボリューム情報更新プログラム101,111が実行
され、ディスクアレイ140にコンピュータ名とディバイ
スファイル名から成るエントリを登録する。ボリューム
情報更新プログラム101,111は、OSの一部又はアプリ
ケーションプログラムであり、コンピュータ稼動中のマ
ウント操作に伴い管理者によって手動で起動される。た
だしデバイスファイルの作成作業の後にボリューム情報
更新プログラム101,111を実行するスクリプトプログラ
ムを用意しておくことにより、デバイスファイル作成と
連動して自動的に実行することも可能である。
【0010】ボリューム情報更新プログラム101,111の
処理について図3のフローチャートで説明する。プログ
ラムを起動すると、まずステップ301でコマンドにより
登録対象のデバイスファイルのリストが入力される。コ
ンピュータ名とデバイスファイル名をディスクアレイ14
0に送るためには、SCSI Mode Selectコマンドを利用す
る。Mode Selectのベンダ固有ページに、コンピュータ
名、デバイスファイル名、およびそれらを登録すること
をディスクアレイに指示するためのコマンドをエントリ
し、対象とするディスクボリュームに発行する(ステッ
プ301)。Mode Selectコマンドを発行するためには、ま
ず登録対象であるディスクボリュームに割り当てられた
デバイスファイルをオープンする(ステップ303)。この
デバイスファイルはMode Selectページにエントリされ
たデバイスファイルと同一である。次にそのデバイスフ
ァイルに対して登録情報を含むMode Selectコマンドを
発行する(ステップ304)。Mode Selectコマンドは、例え
ばioctl()システムコールにより発行する。コマンドを
発行した後にデバイスファイルをクローズする(ステッ
プ305)。この処理(ステップ303から305)を登録する全て
のデバイスファイルについて繰り返す。リスト中の全て
のデバイスファイルについて登録が終わったとき(ステ
ップ302Yes)、プログラムを終了する。
【0011】登録した情報を削除する場合は、削除する
ことをディスクアレイ140に指示するためのコマンドをM
ode Selectコマンドにエントリし、上記と同様に対象デ
ィスクボリュームに発行する。
【0012】図3において、Mode Selectコマンドを発
行する前にそのディスクボリュームがボリューム管理表
162を備えたディスクアレイ140上にあることを確認し、
管理表を持たないディスクアレイや単体ディスクであっ
た場合はただちにステップ305に進むことにより、エラ
ーステータスの受信を避けることもできる。管理表を持
つかどうかは、例えばSCSI Inquiryコマンドで得られる
ディスクアレイの製品番号等により確認できる。 (3) ディスクアレイ内の登録情報管理 コンピュータから情報の登録を指示するMode Selectコ
マンドを受信したディスクアレイ140の処理について図4
のフローチャートで説明する。コマンドを受信すると
(ステップ400)、ディスクアレイ制御プログラム161はベ
ンダ固有ページからコンピュータ名とデバイスファイル
名を取得する(ステップ401)。次に登録対象のディスク
ボリューム、すなわちコマンドの宛て先となっていたデ
ィスクボリュームをボリューム管理表162から探す(ステ
ップ402)。既に登録内容と同じエントリが表中に存在す
るとき(ステップ403)、エラーステータスを返送して終
了する(ステップ405)。もし該当するエントリがなけれ
ば、新たにエントリを作成しコンピュータ名とデバイス
ファイル名を記録する(ステップ404)。図2は、コンピュ
ータ100がボリューム150,151をそれぞれ/dev/rdsk/XXX
X,/dev/rdsk/YYYYのデバイスファイル名で認識し(その
管理下に置き)、コンピュータ110が、ボリューム151,
152を/dev/rhdiskB, /dev/rhdiskAのデバイスファイル
名で認識している状態を表す。
【0013】受信したMode Selectコマンドが情報の削
除を指示するものであれば、上記と同様にボリュームを
ボリューム管理表から探し、該当する情報を削除する。
存在しない情報の削除を指示された場合は、エラーステ
ータスを返す。 (4) 登録情報の参照 ディスクアレイ管理コンソール120上で動作するディス
クアレイ管理プログラム121は、ディスクアレイ140の構
成定義や状態監視を行う。各ディスクボリュームの負荷
情報を表示するためには、管理者がディスクアレイ管理
プログラム121によりLAN経由でディスクアレイ140に対
し、アクセス統計情報を要求する。要求を受信すると、
ディスクアレイ140内のディスクアレイ制御プログラム1
61はボリューム管理表162に記録された情報を返送す
る。これらの情報の送受信は、既存のディスクアレイの
構成定義や状態参照と同様の通信プロトコルにより実現
できる。 (5) 登録情報の整合性 コンピュータの移設等の変更が発生した場合は、以前登
録した情報を事前に削除する必要がある。しかし削除の
し忘れや誤操作により、あるコンピュータに関する登録
情報に不整合が発生した場合は、まずコンピュータに関
する情報をすべて削除し、次にすべてのディスクボリュ
ームについて再登録を行う。あるコンピュータに関する
情報をすべて削除するコマンドを定義しておき、Mode S
electコマンドでそのコマンドとコンピュータ名をディ
スクアレイに送信する。ディスクアレイは、指定された
コンピュータ名を含むエントリをボリューム管理表162
からすべて削除する。これにより任意のタイミングで登
録情報の整合性を保証することができる。 (6)実施形態の効果 ディスクアレイ管理コンソール120上で参照できる従来
のディスクボリュームの情報、すなわちサイズ、冗長
度、ディスクの位置などディスクアレイ140内部の物理
的な情報に加え、コンピュータがボリュームに付加した
論理的な情報(コンピュータ名、デバイスファイル名)を
統合して閲覧できる。これにより負荷の高いディスクボ
リュームを特定することができる。
【0014】本実施形態では、ボリューム管理表162に
記録される情報はコンピュータ名とデバイスファイル名
であったが、コンピュータ上でボリュームをオープンし
たプロセスのID等の他の情報も登録しておくことによ
り、ディスクアレイ管理コンソール上において高負荷の
原因をより詳しく特定することも可能である。
【0015】さらに例えばディスクアレイ140が2つのデ
ィスクボリューム間でデータを同期するミラー機能を備
えている場合に、ボリユーム番号201に対応してミラー
相手ボリュームのボリューム番号を登録しておくことに
より、あるボリュームのミラー相手ボリュームに関する
情報を参照することができる。2つのディスクボリュー
ムをミラー機能利用により使用した後にミラー機能を解
除して別々のボリュームとして使用し、さらにミラー機
能利用に戻るに際して、ミラー相手ボリュームがどのコ
ンピュータのどのようなデバイスファイル名でどのプロ
セスが使用しているかなどの情報を得ることができ、こ
れらの情報に基づいてミラー相手ボリュームが使用済で
あることを検出した後にミラー機能に戻ることができ
る。
【0016】本実施形態において登録情報はLAN経由で
参照したが、登録処理と同様にSCSIコマンド、例えばMo
de Senseコマンドにより参照することも可能である。登
録に関してもMode Selectコマンドに限らずLAN経由で行
うことも可能である。その場合、コンピュータ名・デバ
イスファイル名とともに登録対象のボリューム番号を送
信する必要がある。コンピュータ上でディスクボリュー
ムのボリューム番号を得るためには、例えば標準SCSI I
nquiryコマンドに定義されているdevice identificatio
nページを利用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ディ
スクサブシステム内のディスクボリュームに関する物理
的な情報とともに、それらのディスクボリュームを利用
するコンピュータによって生成される論理的な情報をデ
ィスクサブシステム内で一元的に管理することができ
る。これにより管理者が手動で論理情報を管理すること
なく、ディスクサブシステムに接続する複数のコンピュ
ータ間でそれぞれが生成した論理情報を互いに参照する
ことが可能となり、システムの管理コストおよび論理情
報を利用する管理表の設定誤りを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステム構成図である。
【図2】実施形態のボリューム管理表の構成を示す図で
ある。
【図3】実施形態のコンピュータの情報登録処理のフロ
ーチャートである。
【図4】実施形態のディスクアレイの情報登録処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
100:コンピュータ、101:ボリューム情報更新プログラ
ム、120:ディスクアレイ管理コンソール、121:ディス
クアレイ管理プログラム、140:ディスクアレイ、150,1
51,152:ボリューム、161:ディスクアレイ制御プログ
ラム、162:ボリューム管理表
フロントページの続き (72)発明者 八木沢 育哉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 ▲高▼本 賢一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージ事業部内 (72)発明者 水野 陽一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B082 CA00 FA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々独立したオペレーティングシステムが
    走行する複数のコンピュータとディスクボリュームを制
    御するディスクサブシステムとを含む計算機システムに
    関して、各コンピュータが前記ディスクボリュームと対
    応して識別する論理情報と前記ディスクボリュームとを
    一元的に対応づける方法であって、前記コンピュータの
    各々から前記ディスクボリュームと対応して前記論理情
    報を前記ディスクサブシステムへ送信し、前記ディスク
    サブシステムによって指定されたディスクボリュームと
    対応して受信した前記論理情報を記憶手段に格納するこ
    とを特徴とするディスクボリューム管理方法。
  2. 【請求項2】さらに前記デイスクサブシステムによって
    前記ディスクボリュームと対応して当該ディスクボリュ
    ームのアクセス頻度を表わす情報を格納することを特徴
    とする請求項1記載のディスクボリューム管理方法。
  3. 【請求項3】前記計算機システムはさらに管理コンソー
    ルを有し、前記管理コンソールによって前記デイスクサ
    ブシステムに前記ディスクボリュームと対応して保持さ
    れる前記論理情報を要求し、前記デイスクサブシステム
    によって要求された前記論理情報を前記管理コンソール
    へ送信することを特徴とする請求項1記載のディスクボ
    リューム管理方法。
  4. 【請求項4】各々独立したオペレーティングシステムが
    走行する複数のコンピュータとディスクボリュームを制
    御するディスクアレイとを含む計算機システム中の前記
    ディスクアレイであって、前記ディスクアレイは、前記
    コンピュータの各々から前記ディスクボリュームに対応
    してそのコンピュータが識別する論理情報を受信する手
    段と、指定されたディスクボリュームと対応して受信し
    た前記論理情報を記憶手段に登録する手段とを有するこ
    とを特徴とするディスクアレイ。
  5. 【請求項5】前記論理情報は、前記ディスクボリューム
    に割り当てられる論理デバイス名を含むことを特徴とす
    る請求項4記載のディスクアレイ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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