JP2002341756A - 地域情報マップ作成システム - Google Patents

地域情報マップ作成システム

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JP2002341756A
JP2002341756A JP2001143190A JP2001143190A JP2002341756A JP 2002341756 A JP2002341756 A JP 2002341756A JP 2001143190 A JP2001143190 A JP 2001143190A JP 2001143190 A JP2001143190 A JP 2001143190A JP 2002341756 A JP2002341756 A JP 2002341756A
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JP2001143190A
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English (en)
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Haruji Muramatsu
治司 村松
Hiromoto Oishi
博基 大石
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地域を特定エリアに細分化し、エリア毎に生
活環境調査・更新を行うことができ、生活に密着した環
境マップを地域全体に渡って早期に作成することのでき
る地域情報マップ作成システムを提供すること。 【解決手段】 1つの調査対象エリア内の生活環境情報
を調査するに当たって,調査対象エリアの住宅地図を複
数個に分割切り出してコマエリア4を形成し,各分割切
り出したコマエリア4毎に携帯入力端末機器20を備
え,コマエリア4内にある予め調査対象とする生活環境
情報項目について環境情報と位置情報を調査して、該当
項目の入力を行い,入力したコマエリア4内にある生活
環境情報を演算集計し,集計結果を前記調査対象エリア
の地図上に重畳表示するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活に密着した環
境マップを地域全体で早期に作成することのできる地域
情報マップ作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】全国の各市町村で、地域住民が生活し易
くなり、観光の便にも供することができるように地域全
体の環境等の地域情報マップの作成を行い、地域住民に
公開している。この地域情報マップの作成は、従来、人
手を使って全地域を歩いて全地域の情報収集を図り、地
図上に一括して書き込んで行っている。また、従来、マ
ップ上で、地域情報を検索できるシステムはあるが、デ
ータを更新する場合、地域全体の調査を完了させた後、
地域情報全体を一括更新する方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
にあっては、地域情報マップの作成に多大の時間を要
し、地域が広域に渡る場合は、調査に非常な時間が掛か
っていた。また、地域情報マップの作成に多大の時間を
要するため、情報提供にタイムラグが発生し、地域によ
って情報収集時期にアンバランスが生じてしまうという
問題がある。さらに、地域情報データを更新する場合に
も同様な問題を有している。また、地図に変更・修正が
生じた場合は、地図全体を変更・修正して更新しなけれ
ばならず、変更・修正、更新に時間が掛かり手間取って
いた。したがって、変更・修正、更新を行っている間、
地域住民等に地図データの提供が出来ないという問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、地域を特定エリアに細分
化し、エリア毎に生活環境調査・更新を行うことがで
き、生活に密着した環境マップを地域全体に渡って早期
に作成することのできる地域情報マップ作成システムを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の地域情報マップ作成システム
は、1つの調査対象エリア内の生活環境情報を調査する
に当たって,調査対象エリアの住宅地図を複数個に分割
切り出してコマエリアを形成し,各分割切り出したコマ
エリア毎に携帯入力端末機器を備え,コマエリア内にあ
る予め調査対象とする生活環境情報項目について環境情
報と位置情報を調査して、該当項目の入力を行い,入力
したコマエリア内にある生活環境情報を演算集計し,集
計結果を調査対象エリアの地図上に重畳表示するように
したものである。このように構成することにより、請求
項1に記載の発明によると、地域を特定エリアに細分化
し、エリア毎に生活環境調査・更新を行うことができ、
生活に密着した環境マップを地域全体に渡って早期に作
成することができる。
【0006】上記の目的を達成するために、請求項2に
記載の地域情報マップ作成システムは、コマエリアを、
緯度・経度によりマトリックス状に構成したものであ
る。このように構成することにより、請求項2に記載の
発明によると、各生活環境を調査する行動範囲を細分化
することができ、生活に密着した環境マップを地域全体
に渡って早期に作成することができる。
【0007】上記の目的を達成するために、請求項3に
記載の地域情報マップ作成システムは、生活環境情報項
目を、河川・排水路、河川敷、護岸、道路・道路周辺施
設、公園、有形文化財・史跡、自然・天然記念物、名木
百選、公共施設のいずれかにしたものである。このよう
に構成することにより、請求項3に記載の発明による
と、地域住民が生活する上で充分な生活環境情報を得る
ことができる。
【0008】上記の目的を達成するために、請求項4に
記載の地域情報マップ作成システムは、生活環境情報項
目を、地域住民が生活するための情報を環境エリアで示
したものである。このように構成することにより、請求
項4に記載の発明によると、地域住民が生活する上でエ
リア毎に共通した生活環境情報を得ることができる。
【0009】上記の目的を達成するために、請求項5に
記載の地域情報マップ作成システムは、集計結果の調査
対象エリアの地図上への重畳表示を、特定の情報マーク
で行うようにしたものである。このように構成すること
により、請求項5に記載の発明によると、地域住民が地
図上に表示された生活環境情報が何であるか老若男女を
問わず明確に知ることができる。
【0010】上記の目的を達成するために、請求項6に
記載の地域情報マップ作成システムは、細分化したコマ
エリアの地図を、それぞれ地図情報からなる地図層と、
生活環境情報項目毎に環境情報を示し複数層からなるア
イコン層と、生活環境情報の領域を線で示した図形層と
によって構成し、これら3つの層を重畳することにより
地図データを形成するようにしたものである。このよう
に構成することにより、請求項6に記載の発明による
と、それぞれ層毎に情報を持ち、単にデータ上で重ね合
わせるだけで済むため、後での追加・変更を容易に行う
ことができる。
【0011】上記の目的を達成するために、請求項7に
記載の地域情報マップ作成システムは、アイコン層を形
成する複数層を、河川・排水路、河川敷、護岸、道路・
道路周辺施設、公園、有形文化財・史跡、自然・天然記
念物、名木百選、公共施設のそれぞれに対応する層で構
成したものである。このように構成することにより、請
求項7に記載の発明によると、生活環境情報項目の内の
1つが変更になったようなときに、変更になった生活環
境情報項目を表示する層のデータを差し替えるだけで地
図全体の追加・変更を容易に行うことができ、追加・変
更に手間取ることなく地図データの提供をスムーズに行
うことができる。
【0012】上記の目的を達成するために、請求項8に
記載の地域情報マップ作成システムは、地図層の環境エ
リアの変更・修正に合わせて前記図形層のみを変更・修
正するようにしたものである。
【0013】このように構成することにより、請求項8
に記載の発明によると、地図層の環境エリアに変更・修
正が生じたときに、生活環境情報項目を表示するアイコ
ン層と環境エリアを示す地図層とを別データとしている
ため、地図層の環境エリアの変更・修正に合わせて図形
層のみを変更・修正するだけで地図全体の追加・変更を
容易に行うことができ、追加・変更に手間取ることなく
地図データの提供をスムーズに行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る地域情報マッ
プ作成システムの実施の形態について説明する。図1に
は、地域情報マップ作成システムを実施するためのシス
テム構成が示されている。
【0015】図において、調査員1が所有するモバイル
コンピュータ(具体的には、ペン入力携帯端末)2に
は、調査対象エリア地図3を緯度・経度でマトリックス
状に分割切り出したコマエリア4を画面上に表示可能に
構成されている。この調査対象エリア地図3を緯度・経
度でマトリックス状に分割切り出したコマエリア4は、
本部5の制御機器から送出されたデータを読み込んだも
のである。
【0016】この複数に細分化したコマエリア4は、図
2に示す如く、各コマエリア4のそれぞれが全体の地図
を複数に細分化した地図情報からなる地図層41を有し
ている。この地図層41の上には、生活環境情報項目に
ついて環境情報と位置情報を図5に示す如き特定の情報
マークで表示するため、生活環境情報項目毎に1層を形
成し、生活環境情報項目の数の層からなるアイコン層4
2が設けられている。さらに、このアイコン層42は、
生活環境情報項目毎に、河川・排水路層、河川敷層、護
岸層、道路・道路周辺施設層、公園層、有形文化財・史
跡層、自然・天然記念物層、名木百選層、公共施設層を
有しており、これらの層が別個独立した層を形成してい
る。さらに、これら各層は、例えば、有形文化財・史跡
が増えたり、消滅したりして追加変更があると、有形文
化財・史跡層だけを、公園の領域に変化があると公園層
だけを、というようにそれぞれの層が独立して書換がで
きるようになっている。
【0017】このアイコン層42の上には、生活環境情
報の領域を線で示した図形層43が設けられている。こ
の図形層43は、地図層41の上に生活環境情報の領域
を線で書き表したようになっている。生活環境情報の中
には、公共施設のように点で示すのでは不十分で、ある
広さの領域をもったもの(例えば、公園)があり、この
場合、環境エリアを地図層41の上に線引きして示すの
が最適で、この環境エリアを示すものが、図形層43で
ある。これら地図層41と、アイコン層42と、図形層
43とを重畳することによって生活環境情報を記載した
地図データを作成し、コマエリア4の地域情報マップ4
5が構成されている。
【0018】したがって、コマエリア4を地図層41、
アイコン層42、図形層43のそれぞれの層毎に情報を
持たせ、単に各層のデータを、データ上で重ね合わせる
だけで地図データ45を構成することができるため、後
での追加・変更を容易に行うことができる。また、コマ
エリア4を地図層41、アイコン層42、図形層43の
それぞれの層毎に情報を持たせ、単に各層のデータを、
データ上で重ね合わせるだけで地図データを構成するこ
とができるため、生活環境情報項目の内の1つが変更に
なったようなときに、変更になった生活環境情報項目を
表示する層のデータを差し替えるだけで地図全体の追加
・変更を容易に行うことができ、追加・変更に手間取る
ことなく地図データ45の提供をスムーズに行うことが
できる。さらに、コマエリア4を地図層41、アイコン
層42、図形層43のそれぞれの層毎に情報を持たせ、
単に各層のデータを、データ上で重ね合わせるだけで地
図データを構成することができるため、地図層41の環
境エリアの変更・修正に合わせて図形層のみを変更・修
正するだけで地図全体の追加・変更を容易に行うことが
でき、追加・変更に手間取ることなく地図データ45の
提供をスムーズに行うことができる。
【0019】この本部5は、調査対象エリア地図3をデ
ータとして持っており、この調査対象エリア地図3を細
分化した全調査員が所有するモバイルコンピュータ2に
読み込まれたコマエリア4の地図層41を管理してい
る。また、この本部5は、例えば、各県の市町村、東京
都の23区等の自治体単位でエリア(調査エリア)を有
している。
【0020】モバイルコンピュータ2を構成する携帯入
力端末機器20の構成は、図3に示す如き構成となって
いる。図において、携帯入力端末機器20は、制御CP
U21と、制御CPU21に接続され、この制御CPU
21によって書込、読み出しが制御されるメモリ装置2
2と、本部1の制御装置とのやり取りを行ったり、ペン
入力を行う入出力装置23と、コマエリア4の地図情報
を表示するディスプレィ24とによって構成されてい
る。このディスプレィ24は、入力ペンによって情報マ
ークを地図上に重畳する機能を有している。
【0021】また、本部5は、図4に示す如き構成を有
している。すなわち、本部5は、モバイルコンピュータ
2を構成する携帯入力端末機器20とデータのやり取り
を行ったり、データを集計演算する機能を有する制御装
置50で構成されている。すなわち、制御装置50は、
CPU51を有しており、このCPU51には、メモリ
装置が接続されている。このメモリ装置は、調査エリア
地図データベース54と、分割コマエリアデータベース
55と、生活環境情報調査項目データベース56と、生
活環境情報データベース57と、環境地図データベース
58とを有している。また、このCPU51には、各種
データを入力する入力部(キーボード)52が接続され
ている。さらに、このCPU51には、アンテナ59が
接続されており、このアンテナ59を使ってCPU51
は、携帯入力端末機器20と情報の送受信を行う機能を
有している。
【0022】調査エリア地図データベース54は、本部
5が把握している調査エリアの地図データをデータベー
ス化して収納するもので、本部5が地域住民の生活の向
上を目的として行うことが多いことから、通常は、各県
の市町村、東京都の23区等の自治体単位の地図であ
る。
【0023】分割コマエリアデータベース55は、調査
エリア地図データベース54に格納されている調査エリ
アの地図データを緯度・経度で調査範囲を細分化してマ
トリックス状にした地図データをデータベース化して収
納するもので、1つ1つが調査員による調査領域を示し
ている。この分割コマエリアデータベース55は、調査
領域を細分化した地図情報でデータベース化されてい
る。
【0024】生活環境情報調査項目データベース56
は、調査エリア内の調査対象情報の項目をデータベース
化して収納するもので、この生活環境情報調査項目とし
ては、河川・排水路、河川敷、護岸、道路・道路周辺施
設、公園、有形文化財・史跡、自然・天然記念物、名木
百選、公共施設がある。河川・排水路は、何処に河川・
排水路があり、この河川・排水路の状況がどのようにな
っているか、すなわち、河川・排水路には柵がないと
か、河川・排水路の幅が広い・狭いとかを示すものであ
る。河川敷については、河川の川岸が河川敷になってい
るか否かを示すものである。護岸は、河川に関する情報
で、護岸工事がなされているか否かを示すものである。
道路・道路周辺施設は、道路の施設(歩道、陸橋等)や
道路周辺の施設(ガードレール、標識等)を示すもので
ある。公園は、公園の所在地を示すものである。有形文
化財・史跡は、特に観光地で重要なものとなる。自然・
天然記念物は、その所在地を示し、名木百選、公共施設
も同様である。これらの生活環境情報調査項目には、図
5に示す如き特別の情報マークが設定されており、この
情報マークが地図上に表示されるようになっている。こ
の生活環境情報調査項目に基づく情報マークの地図上の
表示は、図8に示す如く、生活環境そのものを示すエリ
ア表示であっても良い。図8に示す生活環境エリア表示
は、保護すべき生態系が生息するエリア、憩いの場とし
て人気のあるエリア、治安が良くない、苦情が多いエリ
アが示されている。これは、河川・排水路、河川敷、護
岸、道路・道路周辺施設、公園、有形文化財・史跡、自
然・天然記念物、名木百選、公共施設などとは、異質の
ものであるが、地域住民が生活する上には重要な生活環
境情報である。この他、緑(草花、樹木)の多いエリア
等がある。
【0025】生活環境情報データベース57は、調査エ
リア内の調査対象情報の調査結果をデータベース化して
収納するものである。すなわち、この生活環境情報デー
タベース57に格納されるのは、生活環境情報項目につ
いて環境情報と位置情報を特定の情報マークで表示する
ため、生活環境情報項目毎に1層を形成し、生活環境情
報項目の数の層からなるアイコン層42と、公共施設の
ように点で表すことができるものだけではなくある広さ
の領域をもったもの(例えば、公園)が生活環境情報の
中には有り、この場合、点で表わすのでは不十分で線引
きして示すのが最適で、線で環境エリアを表してある図
形層43とである。環境地図データベース58は、生活
環境情報データベース57に収納されている生活環境情
報データを、調査エリア地図データベース54に格納さ
れている調査エリアの地図データに重畳して表示したも
ので、地域住民が生活環境情報調査項目に基づいて各生
活環境を検索するときに画面表示して見るデータであ
る。
【0026】このように構成される地域情報マップ作成
システムを用いて、調査員1の行う生活環境情報調査の
動作を図6のフローチャートで説明する。図において、
調査員1は、ステップ101において、本部5の制御装
置50のアンテナ59から送信する等の手段で本部5の
制御装置50のメモリ装置の分割コマエリアデータベー
ス55に格納されている調査エリアの地図データを緯度
・経度で調査範囲を細分化してマトリックス状にした地
図データの1つのデータを受信し画面表示する。この画
面が図1に図示のコマエリア4である。このステップ1
01においてコマエリア地図(地図層41)の表示を行
うと、ステップ102において、調査員1は、画面表示
された調査コマエリアの地図にしたがった調査を開始す
る。この調査を開始すると、ステップ103において、
調査員1は、調査地域に生活環境情報調査項目か否かの
判定を行いつつ調査を続ける。このステップ103にお
いて調査している箇所が生活環境情報調査項目(河川・
排水路、河川敷、護岸、道路・道路周辺施設、公園、有
形文化財・史跡、自然・天然記念物、名木百選、公共施
設)に該当するまで繰り返しチェックする。
【0027】このステップ103において調査している
箇所が生活環境情報調査項目の何れかに該当すると判定
すると、ステップ104において、調査員1は、生活環
境情報調査項目に該当する箇所が、新しく発生したもの
か否かを判定する。すなわち、調査員1が遭遇した生活
環境情報調査項目に該当する箇所が、従来存在していな
くて(以前のデータになくて)今回初めて生じたもので
あるか否か、本部5の制御装置50のメモリ装置の生活
環境情報データベース57に格納されているデータに履
歴があるか否かを判定する。
【0028】このステップ104において調査員1は、
生活環境情報調査項目に該当する箇所が、新しく発生し
たものでないと判定すると、ステップ105において、
該当箇所に生活環境情報の変化があるか否かを判定す
る。このステップ105において該当箇所に生活環境情
報の変化があると判定すると、ステップ106におい
て、該当箇所の生活環境情報を書き換え、ステップ10
7に移る。そして、このステップ105において該当箇
所に生活環境情報の変化がないと判定すると、ステップ
107に移る。
【0029】また、ステップ104において調査員1
は、生活環境情報調査項目に該当する箇所が、新しく発
生したものであると判定すると、ステップ108におい
て、該当箇所に生活環境情報の地図上の位置に、該当す
る生活環境情報調査項目を示す特定の情報マークを重畳
表示し(データ処理上は、コマエリア4のアイコン層4
2の該当する生活環境情報調査項目データ上に書き込
む)、ステップ107に移る。
【0030】ステップ107において、調査員1は、自
己の分担する画面表示された調査コマエリアの地図の全
域の調査が終了したか否かを判定する。このステップ1
07において自己の分担する画面表示された調査コマエ
リアの地図の全域の調査が終了していないと判定する
と、ステップ103に戻る。また、このステップ107
において自己の分担する画面表示された調査コマエリア
の地図の全域の調査が終了したと判定すると、ステップ
109において、調査員1は、本部5の制御装置50に
対して、調査員1が調査して得られた生活環境情報につ
いて、携帯入力端末機器20のメモリ装置22に記憶し
てある調査データを出力する。
【0031】この地域情報マップ作成システムを用い
て、調査員1の行う生活環境情報調査の本部5側の動作
を図7に図示のフローチャートで説明する。地域情報マ
ップ作成システムを実行するに当たって、本部5は、ス
テップ201において、制御装置50のアンテナ59か
ら送信する等の手段で本部5の制御装置50のメモリ装
置の分割コマエリアデータベース55に格納されている
調査エリアの地図データを緯度・経度で調査範囲を細分
化してマトリックス状にした地図データの1つのデータ
(コマエリア)を調査員1が所有する携帯入力端末機器
20の入出力装置23を介して制御CPU21に送信す
る。このステップ201において調査エリアの地図デー
タ(コマエリア)を携帯入力端末機器20に送信する
と、ステップ202において、本部5は、制御装置50
のアンテナ59から送信する等の手段で本部5の制御装
置50のメモリ装置の生活環境情報調査項目データベー
ス56に格納されている調査エリア地図上に重畳する生
活環境情報の所在を示す情報マークを調査員1が所有す
る携帯入力端末機器20の入出力装置23を介して制御
CPU21に送信する。
【0032】これで、本部5は、調査員1が調査するに
必要なデータの送信を終わる。調査員1の調査が開始さ
れ、調査が進み、調査員1の調査が終了すると、本部5
は、ステップ203において、調査員1が調査して得ら
れた生活環境情報について、携帯入力端末機器20のメ
モリ装置22に記憶してある調査データの読み込みを行
う。そして、ステップ204において、本部5は、この
携帯入力端末機器20から送信されてくる生活環境情報
を制御装置50のメモリ装置の生活環境情報データベー
ス57に格納する。このようにして生活環境情報データ
ベース57に格納された生活環境情報は、ステップ20
5において、集計演算し、調査エリア地図データベース
54に格納されている調査エリアの地図データ全域のデ
ータとして集計する。そして、本部5は、ステップ20
6において、この集計結果に基づいて、調査エリア内の
全ての生活環境情報データを調査対象エリア地図上に重
畳して表示する。この調査エリア内の全ての生活環境情
報データを調査対象エリア地図上に重畳したデータは、
環境地図データとして制御装置50のメモリ装置の環境
地図データベース58に格納される。この制御装置50
のメモリ装置の環境地図データベース58に格納された
環境地図データは、地域住民が生活環境情報調査項目に
基づいて各生活環境を検索するときに画面表示して見る
ことのできるデータである。
【0033】このようにして制御装置50のメモリ装置
の環境地図データベース58に格納された環境地図デー
タは、図9に示す如く、検索地図を表示し、生活環境情
報調査項目について検索したい生活環境情報調査項目を
ダブルクリックすることで、ダブルクリックした生活環
境情報調査項目が地図上に表示される。このようにし
て、地域住民が適宜自分の生活環境を検索することがで
きる。
【0034】このように構成することにより、本実施の
形態によれば、エリア毎に調査を行うので、更新がスピ
ーディー(情報提供の停止がない)で、簡単。また、本
実施の形態によれば、前回のデータを利用しながら変更
点のみを更新するのでスピーディーである。さらに、本
実施の形態によれば、地域施設のメンテナンスが容易
で、地域環境の変化を把握することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。
【0036】請求項1に記載の発明によれば、地域を特
定エリアに細分化し、エリア毎に生活環境調査・更新を
行うことができ、生活に密着した環境マップを地域全体
に渡って早期に作成することができる。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、各生活環
境を調査する行動範囲を細分化することができ、生活に
密着した環境マップを地域全体に渡って早期に作成する
ことができる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、地域住民
が生活する上で充分な生活環境情報を得ることができ
る。
【0039】請求項4に記載の発明によれば、地域住民
が生活する上でエリア毎に共通した生活環境情報を得る
ことができる。
【0040】請求項5に記載の発明によれば、地域住民
が地図上に表示された生活環境情報が何であるか老若男
女を問わず明確に知ることができる。
【0041】請求項6に記載の発明によれば、それぞれ
層毎に情報を持ち、単にデータ上で重ね合わせるだけで
済むため、後での追加・変更を容易に行うことができ
る。
【0042】請求項7に記載の発明によれば、生活環境
情報項目の内の1つが変更になったようなときに、変更
になった生活環境情報項目を表示する層のデータを差し
替えるだけで地図全体の追加・変更を容易に行うことが
でき、追加・変更に手間取ることなく地図データの提供
をスムーズに行うことができる。
【0043】請求項8に記載の発明によれば、地図層の
環境エリアに変更・修正が生じたときに、生活環境情報
項目を表示するアイコン層と環境エリアを示す地図層と
を別データとしているため、地図層の環境エリアの変更
・修正に合わせて図形層のみを変更・修正するだけで地
図全体の追加・変更を容易に行うことができ、追加・変
更に手間取ることなく地図データの提供をスムーズに行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地域情報マップ作成システムを実施するための
システム構成図である。
【図2】図1に図示のコマエリアの詳細構成図である。
【図3】図1に図示の携帯端末機器の構成を示す図であ
る。
【図4】図1に図示の本部の構成を示す図である。
【図5】生活環境情報調査項目を示す特別の情報マーク
を示す図である。
【図6】地域情報マップ作成システムに基づく生活環境
情報調査の携帯端末機器側の動作フローチャートであ
る。
【図7】地域情報マップ作成システムに基づく生活環境
情報調査の本部側の動作フローチャートである。
【図8】生活環境情報調査を生活環境そのものをエリア
表示で示す図である。
【図9】調査エリア地図データ上で生活環境情報調査項
目を検索するための画面を示す図である。
【符号の説明】
1………………………調査員 2………………………モバイルコンピュータ 3………………………調査対象エリア地図 4………………………コマエリア 5………………………本部 20……………………携帯入力端末機器 21……………………制御CPU 22……………………メモリ装置 23……………………入出力装置 24……………………ディスプレィ 41……………………地図層 42……………………アイコン層 43……………………図形層 45……………………地図データ 50……………………制御装置 51……………………CPU 54……………………調査エリア地図データベース 55……………………分割コマエリアデータベース 56……………………生活環境情報調査項目データベー
ス 57……………………生活環境情報データベース 58……………………環境地図データベース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの調査対象エリア内の生活環境情報
    を調査するに当たって,調査対象エリアの住宅地図を複
    数個に分割切り出してコマエリアを形成し,各分割切り
    出したコマエリア毎に携帯入力端末機器を備え,前記コ
    マエリア内にある予め調査対象とする生活環境情報項目
    について環境情報と位置情報を調査して、該当項目の入
    力を行い,入力した前記コマエリア内にある生活環境情
    報を演算集計し,前記集計結果を前記調査対象エリアの
    地図上に重畳表示するようにしたことを特徴とする地域
    情報マップ作成システム。
  2. 【請求項2】 前記コマエリアは、緯度・経度によりマ
    トリックス状に構成したものである請求項1に記載の地
    域情報マップ作成システム。
  3. 【請求項3】 前記生活環境情報項目は、河川・排水
    路、河川敷、護岸、道路・道路周辺施設、公園、有形文
    化財・史跡、自然・天然記念物、名木百選、公共施設の
    いずれかである請求項1又は2に記載の地域情報マップ
    作成システム。
  4. 【請求項4】 前記生活環境情報項目は、地域住民が生
    活するための情報を環境エリアで示したものである請求
    項1又は2に記載の地域情報マップ作成システム。
  5. 【請求項5】 前記集計結果の調査対象エリアの地図上
    への重畳表示は、特定の情報マークで行うようにしたも
    のである請求項1、2、3又は4に記載の地域情報マッ
    プ作成システム。
  6. 【請求項6】 前記細分化したコマエリアの地図は、そ
    れぞれ地図情報からなる地図層と、前記生活環境情報項
    目毎に環境情報を示し複数層からなるアイコン層と、前
    記生活環境情報の領域を線で示した図形層とによって構
    成し、これら3つの層を重畳することにより地図データ
    を形成するようにしたものである請求項1、2、3、4
    又は5に記載の地域情報マップ作成システム。
  7. 【請求項7】 前記アイコン層を形成する複数層は、河
    川・排水路、河川敷、護岸、道路・道路周辺施設、公
    園、有形文化財・史跡、自然・天然記念物、名木百選、
    公共施設のそれぞれに対応する層である請求項6に記載
    の地域情報マップ作成システム。
  8. 【請求項8】 前記地図層の環境エリアに変更・修正が
    生じたときは、前記地図層の環境エリアの変更・修正に
    合わせて前記図形層のみを変更・修正するようにしたも
    のである請求項6又は7に記載の地域情報マップ作成シ
    ステム。
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